JP2000235298A - 近接帯電による画像形成装置 - Google Patents

近接帯電による画像形成装置

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JP2000235298A
JP2000235298A JP11037667A JP3766799A JP2000235298A JP 2000235298 A JP2000235298 A JP 2000235298A JP 11037667 A JP11037667 A JP 11037667A JP 3766799 A JP3766799 A JP 3766799A JP 2000235298 A JP2000235298 A JP 2000235298A
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voltage
frequency
charging
toner
photoreceptor
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JP11037667A
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English (en)
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Koji Ishigaki
垣 好 司 石
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体を帯電する接触帯電ロ−ラの、DC電
圧に重畳するAC電圧の周波数の、帯電制御効果を利用
して画像形成品質を安定化する。 【解決手段】 クリ−ニングのときには帯電ロ−ラのA
C電圧の周波数を1KHzと低く設定して、除電効果を
得ると共に、共振音を避ける。画像形成のための感光体
荷電のときには、AC電圧の周波数の調整によって、帯
電電位を調整し画像品質を高く安定化する。現像剤中の
トナ−濃度が低いと、AC周波数を下げて感光体へのト
ナ−付着量の増加をはかる。感光体の使用劣化によって
地汚れが増えるときには、画像形成回数が増えるに従が
いAC周波数を上げて感光体へのトナ−付着量の低下を
はかる。このようにAC周波数を定める帯電電源を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば接触帯電ロ
−ラなどの、感光体に接触又は極く接近してそれを帯電
する帯電手段にて感光体を荷電し、荷電面を露光して静
電潜像を形成し、静電潜像を現像して感光体上に顕像を
形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DCコロナ放電器にて荷電した感光体に
露光により静電潜像を形成し、この潜像をトナ−で顕像
化した後、ACコロナ放電器にて顕像を除電してから記
録紙に転写する、高圧コロナ放電を用いる複写機が、特
開平9−179358号公報に開示されている。
【0003】コロナ放電器の場合は、数KVの高い放電
電圧が必要であるが、感光体に接触又は極く接近してそ
れを帯電する帯電ロ−ラ又は帯電ベルトを用いる、いわ
ゆる接触帯電の場合には、数百ボルトの低い帯電電圧を
印加すればよい。特開昭63−149668号公報に
は、接触帯電ロ−ラを用いて1KV未満の帯電電圧にて
感光体を帯電する場合、感光体上に班点状の帯電ムラが
生ずるので、これを防止するために、直電電圧DCに交
流電圧ACを重畳した脈流電圧を接触帯電ロ−ラに印加
することを提案している。これにより、均一に帯電する
ことが可能となる、と説明されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】感光体に接触して感光
体を帯電させる帯電ロ−ラ又は帯電ベルトは、DC負帯
電が一般的である。AC,DCの重畳は、AC成分は感
光体の除電効果を、DC成分は帯電効果を上げる。
【0005】しかしながら、AC周波数帯域によって、
AC成分の効果が異なる。図7に、交流電圧ACの周波
数と感光体の帯電電位の関係の一例を示す。これは、D
C印加電圧:−700Vと、AC電圧:1.8KV(V
pp:ピ−ク間電圧 peak to peak Voltage)とを重畳した
場合である。
【0006】画像形成用の帯電電位は−500V以下
(絶対値で言えば500V以上)であり、AC電圧の周
波数1.5KHz〜2.0KHzの範囲では、AC電圧
の周波数に比例する帯電電位が得られる。すなわち、帯
電効果が周波数とリニアな関係である。
【0007】AC電圧の周波数が略2.0KHz以上の
範囲では、帯電電位はAC電圧の周波数とは無関係とな
り、DC印加電圧=帯電電圧(帯電電位)となる。
【0008】AC電圧による除電効果は、約0.6kH
zで現われ始めて約1kHzで飽和し、AC電圧対応の
除電効果が安定して得られるのは、約1KHz〜2KH
zの範囲である。
【0009】本発明は、DC電圧に重畳するAC電圧の
周波数の上述の効果を利用して、画像形成の品質を安定
化することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】DC帯電を目的とする画
像形成動作時、すなわち静電潜像を形成するための感光
体の均一荷電のときは、1.5KHz〜2.0KHzの
範囲の高い周波数を、ウオーミングアップ等の動作時、
すなわち画像形成(静電潜像の形成)ではなく感光体お
よび転写ロ−ラ又は転写ベルトのクリ−ニング(その表
面の汚染物を感光体に逆転写して感光体のクリ−ニング
装置にて回収)のときは、1KHz程度の低い周波数を
使用でき、AC高圧波形発生による装置の共振音を低く
できる。
【0011】画像形成動作時の使用に適した1.5KH
z〜2.0KHzの範囲においては、周波数によりDC
帯電量が異なるので、AC電圧の周波数を、画像形成時
のDC帯電量補正手段に用いる事ができる。例えば、ト
ナー無し状態等の、トナー付着が通常動作時よりも少な
くなる可能性がある場合には、帯電AC周波数を低くし
て、トナー付着が促進される方向に帯電電位を補正し、
安定した画像を提供することができる。また、経時によ
り感光体感度の変化が生じ、トナー付着が通常動作時よ
りも多くなったり、少なくなる可能性がある場合には、
それを抑制(補償)する方向に帯電電位を変更するよう
に、AC電圧の周波数を変更して、トナー付着量を安定
させ、安定した高品質の画像を提供することができる。 (1)そこで本発明は、感光体(1)に対して接触又は極
く接近した状態でAC電圧とDC電圧が重量印加される
帯電手段(2)を具備する、近接帯電による画像形成装置
において、画像形成のための感光体帯電のときと、それ
以外のときに、前記AC電圧のAC周波数を、帯電手段
の使用目的毎に定める周波数設定手段(60,30)、を備え
る。なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面
に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対応事項
を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0012】これによれば、周波数設定手段(60,30)に
て、例えばウォーミングアップ時はAC電圧の周波数を
1KHzと低く設定して、AC電圧による除電効果を得
ると共に、AC高圧波形発生による装置の共振音を低く
できる。一般的に可聴領域で2KHz付近の音は、強く
聞こえるため、装置の起動時、ウオームアップ時には低
い周波数としておくことにより、複写機以外の用途(F
AX,プリンタ)等でのランダムな起動,ウオームアッ
プでも、騒音レベルを抑制する事ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(2)感光体(1)に対して接触又
は極く接近した状態でAC電圧とDC電圧が重量印加さ
れる帯電手段(2)を具備する、近接帯電による画像形成
装置において、現像のトナ−が少ないときには、現像で
感光体上に現われる顕像の濃度不足を補う方向に前記A
C電圧のAC周波数を変更する周波数設定手段(60,3
0)、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【0014】これによれば、トナー無し状態等の、トナ
ー付着が通常動作時よりも少なくなる可能性がある場合
には、周波数設定手段(60,30)にて帯電AC周波数を低
くして、トナー付着が促進される方向(周波数低方向)
に補正し、安定した画像を得ることができる。従来に比
べて、操作量が正確に出力できるため、制御装置の負担
が少なく安定した品質の画像出力が可能となる。例えば
従来は、PWM方式でDC電圧を調整するが、そのDut
yおよび波高値が出力に影響し、S/Nが悪く、緩やか
な補正の分解能に制約が多かった。 (3)感光体(1)に対して接触又は極く接近した状態で
AC電圧とDC電圧が重量印加される帯電手段(2)、お
よび、画像形成動作回数を記憶する記憶手段(67)、を具
備する、近接帯電による画像形成装置において、前記記
憶手段(67)の画像形成動作回数(不揮発枚数)が多いと、
それによる現像特性の変化を補償する方向に前記AC電
圧のAC周波数を変更する周波数設定手段(60,30)、を
備えることを特徴とする画像形成装置。
【0015】これによれば、経時により感光体感度の変
化が生じ、トナー付着が通常動作時とは異なる(増え
る)ようになる場合には、感光体感度の変化の指標とな
る画像形成動作回数(不揮発枚数)に対応して周波数設定
手段(60,30)が、帯電AC周波数を(高く)変更する。
これにより感光体に対するトナー付着量が安定し、安定
した品質の画像を得ることができる。
【0016】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0017】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の画像形成機構の
主要部を示す。1はアルミニウム等の導電性基体層とそ
の外周面に形成した光導電層を基本構成層とする中空筒
型の感光体である。2はこの感光体1に接して感光体面
を所定の極性および電位(図7)に帯電する帯電ロ−ラ
である。
【0018】帯電ローラ2は、中心芯金とその外周に形
成した導電層とさらにその外周に形成した抵抗層とから
なる。帯電ロ−ラ2で帯電された感光体面に、露光装置
8がレ−ザ露光によって静電潜像を形成する。感光体面
の、転写紙に転写すべき領域(画像領域)の外は、イレ
−サ(発光素子群)9が露光し、これによりトナ−非着
レベルの電位となる。画像領域の静電潜像には現像器1
0でトナ−が与えられ、これにより静電潜像上にトナ−
像(顕像)が現われる。
【0019】感光体1上に作像された上述のトナー像
は、該トナ−像の移動に同期するように転写ロ−ラ11
上に送り込まれる転写紙に転写される。すなわち、転写
ロ−ラ11の裏面にはトナーを転写紙に吸着する電位が
与えられ、これによりトナ−像が転写紙に移る。転写後
の感光体面はクリーニング装置13のクリ−ニングブレ
−ドで拭われ、これにより、感光体面に残留したトナ−
が除去される。感光体面はさらに除電ランプ14の光照
射を受けて除電されて、帯電ロ−ラ2に向かう。
【0020】現像装置10には、トナーが充填されてい
るトナーボトル16が装着されており、モータ駆動によ
り、トナーボトルが回転駆動されるとその中のトナ−が
現像装置10内に流下する。現像装置10では、感光体
に対面するマグローラによりトナーが摩擦帯電される。
現像装置10には、トナーボトル内のトナーの有無を検
出するためのトナーエンドセンサ(Tセンサ)18が配
置されており、これにより、トナーボトル内のトナーの
有無を検出する。
【0021】帯電ローラ2にAC電圧を印加する事は、
帯電のための負帯電,感光体上のトナーを転写紙に転写
する事を目的とした正出力および転写紙分離のためのA
C出力の影響を受けた感光体面を除電する事を目的とし
ている。この際の感光体面はトナーの付着程度,転写/
分離出力の状態により異なるが、AC周波数0.9KH
z以上、Vpp 1.5KV以上であれば、完全に除電効
果が得られる。帯電ローラ2にAC電圧とDC電圧を重
畳印加する事は、前記除電後に感光体を負帯電させる目
的がある。AC電圧の印加により、感光体表面が活性化
されると、DC印加電圧=感光体帯電電圧(帯電電位)
となる。しかしながら、AC周波数が低い場合、感光体
の表面層の活性化が不十分となり、DC印加電圧>感光
体帯電電圧(帯電電位)となる。これは帯電ローラ2
(内層:エピクロルヒドリンゴム表層:エピクロルヒド
リンゴム+ルミフロン+シリカ分散)の場合、一般的で
あるDC印加のみで感光体を帯電させる場合には、印加
電圧+700V前後(温度条件によるが)の印加が必要
となってしまう。
【0022】図7が特性データであり、DC印加電圧:
−700V、AC印加電圧:Vpp1.8KVとしてい
る。この特性は、 1:除電効果が得られる周波数 約1KHz〜2KHz
までの期間, 2:帯電効果が周波数とリニアな関係となる、1.5K
Hz〜2.0KHzの期間、および、 3:DC印加電圧=帯電電圧(帯電電位)となる、約
2.0KHz以上期間、 に分けることができる。なお、AC電圧の周波数 1K
Hz〜2KHz は、可聴周波数帯であり、少なからず
装置外部にこのAC周波数に共振してしまう部品等か
ら”音”が発生する。この音は、測定法、官能的にも周
波数が上昇するほど大きなレベルとなる。
【0023】画像形成動作以外の動作(画像形成動作の
前処理,後処理)には、上記2:,3:のレベルの周波
数は必要ないため、発生音からも、上記1:のレベルの
AC出力とし、画像形成動作に移行する際に、上記
2:,3:等に切り替えても良い。
【0024】また、トナー検出手段より、トナー量が少
ないと判断される場合には、トナー付着量が減少する傾
向にあるため、通常では上記3:の条件で画像形成して
いた際には、上記2:に切り換える。これにより、帯電
電位を低下することが可能となり、これにより露光部電
位も低下するため、トナー付着量を増加することが可能
となる。
【0025】また、トナー検出手段より、トナー量が少
ないと判断される場合においても、画像部のトナー付着
量がトナー無し状態により低下するまでは、相当数の画
像形成動作を行い、更にトナーが低減してからの場合が
多い。この際は、画像形成枚数等を不揮発データに記憶
しておき、段階的にAC周波数を低下させていくとトナ
ー付着量を画像形成条件で補う事が可能となる。
【0026】また、帯電ローラ2は、動作により、表面
がトナー等の汚れに放電特性と劣化させる場合がある。
その際には、動作回数/枚数に応じて周波数を上昇させ
れば、電位低下による画像地肌の汚れが防止できる。
【0027】図2に、図1に示す画像形成機構の制御系
の概略構成を示す。まず、CPU60,RAM61,R
OM62,EEPROM67(不揮発メモリ),入出力ポート
バッファアンプ63,64等からなるマイクロコンピュ
ータを用いた制御部が設けられており、CPU60のT
×D,R×D,CP2端子間でシリアル通信することに
より、ADF80および露光装置8を制御する。このシ
リアル通信は、PC2の出力がHレベルの時は露光装置
8と前記制御部とが交信を行い、PC2の出力がLレベ
ルの時はADF80と前記制御部とが交信を行うように
構成されている。ここで、ADF80のマイクロコンピ
ュータは、複写機の制御部から送信されてくるデータに
より、原稿の給排紙処理及びジャム検知を行う。一方、
露光装置8のマイクロコンピュータは、前記制御部から
送信されてくるデータにより、レ−ザ走査機構およびレ
−ザドライバを駆動制御する。なお、CPU60に用紙
選別手段や用紙再利用手段や不良印刷防止手段や搬送再
開手段等がファームウェアなどで形成されている。
【0028】なお、感光体ドラム1の回転に同期して、
その微小角度の回転につき1パルスの同期パルスをパル
ス発生器65が発生し、前記制御部は、ここでは、同期
パルス発生器65が発生するパルスのカウント値に基づ
いて、転写紙の給紙制御,原稿給紙制御および画像形成
処理(特にタイミング制御)を行なう。該同期パルス
は、パルス発生器65が、感光体ドラム1の回転に同期
して発生してCPU60に与える。CPU60は、1パ
ルスの到来毎に割込処理を実行して到来パルス数をカウ
ントアップし、カウント値をタイミングテ−ブル(カウ
ント値対イベントの関係をメモリしたテ−ブル)のカウ
ント値と対比して、テ−ブルの1つのカウント値に合致
していると、該カウント値に宛てられているイベント
(画像形成要素のオン/オフ)を実行する。
【0029】図3に、帯電ロ−ラ2および転写ロ−ラ1
1に給電する帯電電源回路の構成の概要を示す。高圧電
源である帯電電源回路30を制御するドライバは、I/
O制御板より、電源,信号線で接続されており、DC出
力は、I/OからのPWM信号により、高圧発生用FE
T(トランジスタ)を駆動する方式が一般的である。項
示は省略したが、従来と同様に、定電圧,定電流の制御
により異なるが、高圧出力のフィ−ドバックのためにそ
れを分圧してADコンバ−タの入力レンジに合わせ、そ
の帰還値に応じて、PWMのONデューティを変更し
て、狙いの値となるようにしている。AC出力は、AC
電圧を平滑/増減する部分は高圧電源側で、周波数につ
いては、CPU等でのタイマー出力を高圧電源の原発振
として使用するのが、最も安価であり、タイマー出力周
波数を変更することにより、高圧AC出力の周波数が変
更できる構成となっている。
【0030】感光体1への過度のAC印加は、その周波
数,波高値により、感光体表面への異物の(フィルム
状)の付着を発生させやすい。そのため、必要以上の高
い周波数の印加は、感光体寿命上も好ましくない。また
従来のように、画像濃度の補正処理をDC出力でのみ実
施すると、直流高圧発生回路の高圧トランス,FET等
が負荷範囲が大きくなるため容量アップ,コストアップ
となりやすい。分圧出力をCPUがADコンバ−タによ
り判断補正するため、信号のSN、外来ノイズに対して
のマージンが少なかった。本実施例ではこれをAC電源
回路の周波数の調整によって補償している。
【0031】図4に、CPU60の制御動作の概要を示
す。電源が投入されるとCPU60は、内部レジスタ,
カウンタ,タイマ等を待機状態の値に設定し、機構ユニ
ットに対する入,出力ポ−トには、待機時の信号レベル
を設定する(ステップ1)。以下、カッコ内には、「ス
テップ」という語を省略してステップ番号のみを表記す
る。初期化(1)を終えるとCPU60は、機構ユニッ
トの状態を読み込み、異常(画像形成を開始しえない状
態)の有無をチェックして(2,3)、異常がある場合
それを操作ボ−ド66に表示する(4)。
【0032】異常がないと、前準備(クリ−ニング)の
ために本体駆動モ−タの駆動を開始し(5)、前準備時
間を定めるタイマTaをスタ−トし(6)、定着器のヒ
−タに通電を開始する(7)。次に、転写ローラ11の
汚れを取るために、転写ロ−ラ11に負極性のDC電圧
を印加し、帯電ロ−ラ2に印加するAC電圧の周波数は
1KHzは低周波として、装置からの”音”および感光
体表面の異物付着等に有利な条件とし、感光体の除電の
みを実施する(8,9)。そして現像装置内のトナ−の
摩擦帯電のために、現像クラッチをオン(接)にして、
現像剤を撹拌する(10)。そしてタイマTaのタイム
オ−バを待つ(11)。この間、転写ロ−ラ11の異物
がロ−ラ11から感光体1に移り、クリ−ニング装置1
3で感光体1から除去される。すなわち前準備の間に、
転写ロ−ラ11および感光体1がクリ−ニングされる。
【0033】タイマTaがタイオム−バすると、転写ロ
−ラ11への電圧印加を終了し(12)、現像クラッチ
をOFF(断)にし(13)、そして帯電ロ−ラ2への
電圧印加を終了して(14)、定着温度が設定値Hcに
達したかをチェックする(15)。設定値Hcに達する
と、定着温度制御を、立上げ制御から定温制御に切換え
る(16)。そして、「処理1」17で、感光体1に関
する画像形成回数(不揮発枚数)に対応するAC周波数
を、レジスタFacに書込む。そして操作ボ−ド入力を読
取る(18)。「処理1」17の内容は、図5を参照し
て後述する。
【0034】入力読取(18)では、操作ボ−ド66に
オペレ−タ操作があるとそれを読込む。ここで記録枚数
入力,記録倍率入力,記録濃度入力等々、入力があった
ものをレジスタに書込む。なお、レジスタとは、CPU
60の内部メモリ又はRAM61又はEEPROM67に割り
当てているメモリ領域である。
【0035】スタ−ト入力があると、その旨を操作ボ−
ド66に表示して、CPU60は、「処理2」20で、
現像器内トナ−残量(トナ−ボトル16がトナ−無しに
なってからの画像形成回数ECO:トナ−残量の略逆
数)対応のAC周波数をレジスタFacに書込み、次い
で、1画像形成(一枚の画像記録)のための、帯電,露
光,イレ−ス,給紙,現像,転写等の開始,終了タイミ
ングを、すでに入力されている記録モ−ド(入力がない
ときには標準モ−ド、入力がないパラメ−タについては
標準値)に対応して、タイミングテ−ブルに設定して1
コピ−サイクル(1画像形成処理)を実行し(21)、
記録済枚数カウンタ(レジスタ)およびEEPROM67に割
り当てている不揮発枚数を1カウントアップする(2
2)。なお、ボトル16がトナ−無しになってからの、
画像形成回数ECOのカウントアップは、図6の「処理
2」20の中で行ない、これを書込むレジスタECO
も、EEPROM67に割り当てている。
【0036】この1コピ−サイクル(21)の中で、C
PU60は、帯電(帯電ロ−ラ2による),露光,現像
および転写のプロセス制御を実行し、帯電ロ−ラ2によ
る帯電プロセスでは、帯電ロ−ラ2に印加するAC電圧
の周波数を、レジスタFacに書込んだ値とする。
【0037】設定枚数分のコピ−サイクルを繰返すと、
エンドサイクルを設定する(23,24)。エンドサイ
クルは、転写クリ−ニングと同様に、転写ロ−ラ11に
負極性のDC電圧を印加し、帯電ロ−ラ2に印加するA
C電圧の周波数は1KHzとするものである。エンドサ
イクルを設定すると、「処理1」17に進む。再度のコ
ピ−スタ−トの入力がなく、エンドサイクル時間が経過
すると、エンドサイクルを停止する。すなわち、ロ−ラ
2,11への電圧印加を停止し、感光体の駆動を停止
し、クリ−ニング13も停止する。
【0038】ここで、「処理1」17は、設定枚数の連
続コピ−の終了毎に、すなわち、オペレ−タの1回のコ
ピ−スタ−ト入力につき1回の割合で、実行される点、
これに対して、「処理2」20は、1画像形成(1コピ
−サイクル)につき1回実行される点に、注意された
い。
【0039】図5を参照して「処理1」17の内容を説
明する。これに進むとCPU60は、EEPROM67に割り
当てている不揮発枚数に対応するAC周波数を、レジス
タFacに書込む。不揮発枚数は、ステップ22で1イン
クレメントされ、感光体1が交換されたときに0に初期
化されるので、感光体1に関する画像形成回数を表わ
す。この不揮発枚数が3000未満であると、AC周波
数を指定するレジスタFacに、周波数1.5KHzを書
込む(31,32)。不揮発枚数が3000以上600
0未満であると、AC周波数を指定するレジスタFac
に、周波数1.6KHzを書込む(33,34)。不揮
発枚数が6000以上10000未満であると、AC周
波数を指定するレジスタFacに、周波数1.7KHzを
書込む(35,36)。不揮発枚数が10000以上1
5000未満であると、AC周波数を指定するレジスタ
Facに、周波数1.8KHzを書込む(37,38)。
不揮発枚数が15000以上であると、AC周波数を指
定するレジスタFacに、周波数2.0KHzを書込む
(39)。
【0040】経時(不揮発枚数の増大)により感光体感
度の変化が生じ、トナー付着が通常動作時とは増えて、
地汚れを生ずるが、この実施例では、画像形成のために
感光体1を帯電ロ−ラ2で荷電する1コピ−サイクル
(21)で、帯電ロ−ラ2に印加されるACの周波数
が、レジスタFacが指定する値となるので、すなわち、
感光体感度の変化の指標となる画像形成動作回数(不揮
発枚数)に対応して、帯電AC周波数が高く設定される
ので、トナー付着量が抑制されて安定し、安定した品質
の画像が得られる。
【0041】図6を参照して「処理2」20の内容を説
明する。これに進むとCPU60は、トナ−エンドセン
サ18が、トナ−なしを検知しているか否かをチェック
して(41)、トナ−有りを検知していると、EEPROM6
7に割り当てているレジスタECOを初期化する(4
3)。すなわちレジスタECOのデ−タを0を表わすも
のとする。トナ−エンドセンサ18がトナ−無しを検知
していると、レジスタECOのデ−タを1インクレメン
トする(42)。「処理2」20が、1回の画像形成毎
に実行されるので、トナ−エンドセンサ18がトナ−無
しを検知しているときのレジスタECOのデ−タは、ト
ナ−ボトル16が、トナ−ありからトナ−無しに変わっ
てからの、画像形成回数を表わし、現像装置10におけ
るトナ−不足量を意味する。
【0042】トナ−有りのときには、レジスタFacのデ
−タは変更されないので、1コピ−サイクル(21)
で、帯電ロ−ラ2に印加されるACの周波数は、「処理
1」17で定められた、感光体1に関する画像形成回数
に対応する値となる。ところが、トナ−無しになって、
レジスタECOのデ−タが1以上50未満のときには、
レジスタFacのデ−タが1.8KHzに書替えられ、5
0以上200未満のときには1.7KHzに書替えら
れ、200以上400未満のときには1.6KHzに、
400以上500未満のときには1.5KHzに書替え
られる。500以上では、図4に示す「異常報知」4に
進み、画像形成を行なわない。
【0043】レジスタECOのデ−タが1以上500未
満であるときには、上記のようにレジスタFacのデ−タ
が設定され、画像形成のために感光体1を帯電ロ−ラ2
で荷電する1コピ−サイクル(21)で、帯電ロ−ラ2
に印加されるACの周波数が、レジスタFacが指定する
値となるので、すなわち、トナ−不足量が大きいほど低
い周波数に、帯電ロ−ラ2のAC周波数が定められて帯
電電位(の絶対値)が下げられて現像ポテンシャルが大
きくなるので、感光体に対するトナ−付着量が増えて、
現像装置10内のトナ−量の不足による記録濃度低下が
補償されて安定し、安定した品質の画像が得られる。
【0044】トナーエンドセンサ18がトナー有り検知
から無し検知に切換わっても、現像器内トナー残量によ
り、直ちに濃度低下となる場合は少ない。したがって本
実施例では、トナー無し検知状態での画像形成回数をカ
ウントするエンドカウンタECOを設け、このカウント
値により、トナー無し検知状態の初期ではAC周波数の
補正量を少なく、トナー無し検知状態で所定枚数の画像
形成をした後は、補正量を大きくしている。これによ
り、過補正を防止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機構概要を示すブロック
図である。
【図2】 図1に示すプリンタの電気系システム構成を
示すブロック図である。
【図3】 図2に示す帯電電源回路30の構成の概要を
示す電気回路図である。
【図4】 図1に示すCPU60の画像形成制御の概要
を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図4に示す「処理1」17の内容を示すフロ
−チャ−トである。
【図6】 図4に示す「処理2」20の内容を示すフロ
−チャ−トである。
【図7】 図1に示す帯電ロ−ラ2の、感光体1に対す
る荷電特性を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体に対して接触又は極く接近した状態
    でAC電圧とDC電圧が重量印加される帯電手段を具備
    する、近接帯電による画像形成装置において、 画像形成のための感光体帯電のときと、それ以外のとき
    に、前記AC電圧のAC周波数を、帯電手段の使用目的
    毎に定める周波数設定手段、を備えることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体に対して接触又は極く接近した状態
    でAC電圧とDC電圧が重量印加される帯電手段を具備
    する、近接帯電による画像形成装置において、 現像のトナ−が少ないときには、現像で感光体上に現わ
    れる顕像の濃度不足を補う方向に前記AC電圧のAC周
    波数を変更する周波数設定手段、を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】感光体に対して接触又は極く接近した状態
    でAC電圧とDC電圧が重量印加される帯電手段、およ
    び、画像形成動作回数を記憶する記憶手段、を具備す
    る、近接帯電による画像形成装置において、 前記記憶手段の画像形成動作回数が多いと、それによる
    現像特性の変化を補償する方向に前記AC電圧のAC周
    波数を変更する周波数設定手段、を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
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