JP2000234992A - 汚泥濃度水分測定装置 - Google Patents

汚泥濃度水分測定装置

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JP2000234992A
JP2000234992A JP11313589A JP31358999A JP2000234992A JP 2000234992 A JP2000234992 A JP 2000234992A JP 11313589 A JP11313589 A JP 11313589A JP 31358999 A JP31358999 A JP 31358999A JP 2000234992 A JP2000234992 A JP 2000234992A
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holder
drying
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JP11313589A
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Kozo Kimura
耕三 木村
Yasuhiro Oi
康裕 大井
Satoru Horioka
悟 堀岡
Toshiaki Aoki
利明 青木
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Nikkiso Co Ltd
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプル皿を繰り返し使用でき、測定時間を
短縮する。 【解決手段】 モータ4に接続した縦方向の回転駆動軸
3と、回転駆動軸に対して回動不能であるが、上下動可
能な状態で回転駆動軸に設けられた昇降基部6と、昇降
基部に取り付けた2本のアーム9と、各アームの先端に
設けられ、底部を下方に突出した状態でサンプル皿を下
から支持可能な皿ホルダ7と、昇降基部を上下動する昇
降機構と、を備え、回転駆動軸の回転により皿ホルダが
描く軌跡上に、皿洗浄ステージと、洗浄皿乾燥ステージ
と、サンプル供給ステージと、加熱乾燥重量測定ステー
ジとを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば下水処理場
で汚泥の濃度や汚泥の水分を測定する汚泥濃度水分測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の汚泥濃度水分測定装置には、汚泥
サンプル(以下、単にサンプルまたは試料という。)を
入れるサンプル皿を繰り返し使用する皿再利用タイプ
と、測定の度に新たなサンプル皿を使用するディスポー
ザブルタイプとがある。
【0003】皿洗浄タイプの装置では、表面にフッ素樹
脂加工等の付着防止処理を施したサンプル皿を使用し、
サンプル供給ステージでサンプル皿内にサンプルを投入
し、次の加熱乾燥重量測定ステージでサンプル皿内のサ
ンプルを加熱乾燥しながら重量を測定し、測定が終了す
ると、サンプル皿内で板状に乾燥したサンプルを剥して
捨てる。そして、このサンプル皿を再度サンプル供給ス
テージにセットして繰り返し使用する。
【0004】一方、ディスポーザブルタイプの装置で
は、例えばアルミニウムコイル材からサンプル皿を打ち
抜き成型する皿成型ステージを設け、このステージの後
にサンプル供給ステージ、加熱乾燥重量測定ステージを
設け、測定が終了したサンプル皿はそのまま廃棄処分と
する。
【0005】上記したいずれのタイプにおいても各ステ
ージを直線状に配置し、搬送機構によりサンプル皿を順
次各ステージに搬送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスポーザブ
ルタイプの汚泥濃度水分測定装置は、測定する度にサン
プル皿を廃棄処分するので、ゴミ問題、省資源、自然保
護の観点から好ましくない。また、皿再利用タイプの汚
泥濃度水分測定装置は、測定が終了したサンプル皿をそ
のまま再度使用するので、前回の乾燥サンプルを剥した
後に若干のサンプルが残ることがあり、高い測定精度を
期待することができない。そして、測定精度を高めるた
めに、測定が終了したサンプル皿を洗浄してから再度使
用することが考えられるが、単に測定後のサンプル皿を
洗浄することにすると、少なくとも洗浄に要する時間と
洗浄したサンプル皿を乾燥する時間が加わるので、1回
の測定に要する時間が長くなってしまい、測定効率が低
下してしまう。また、従来の装置は、いずれも各ステー
ジを直線状に配置するので、装置が大型化してしまい、
広い設置スペースを必要とする。
【0007】そこで本発明の目的は、サンプル皿を繰り
返し使用することができ、しかも短時間で効率良く測定
できる汚泥濃度水分測定装置を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、駆動源に接続した縦方向の回転駆動軸と、この回転
駆動軸に対して回動不能であるが、上下動可能な状態で
回転駆動軸に設けられた昇降基部と、この昇降基部に、
放射状に取り付けられた複数本のアームと、各アームの
先端に設けられ、底部を下方に突出した状態でサンプル
皿を下から支持可能な皿ホルダと、上記昇降基部を上下
動する昇降機構と、を備え、回転駆動軸の回転により皿
ホルダが描く軌跡上に、少なくとも皿洗浄ステージと、
洗浄皿乾燥ステージと、サンプル供給ステージと、加熱
乾燥重量測定ステージと、を配置したことを特徴とする
汚泥濃度水分測定装置である。
【0009】請求項2に記載のものは、一の皿ホルダが
洗浄皿乾燥ステージに位置する状態で他の皿ホルダが加
熱乾燥重量測定ステージに位置するように前記アームを
配置したことを特徴とする請求項1に記載の汚泥濃度水
分測定装置である。
【0010】請求項3に記載のものは、回転駆動軸を挟
んで対向する位置に洗浄皿乾燥ステージと加熱乾燥重量
測定ステージを配置したことを特徴とする請求項2に記
載の汚泥濃度水分測定装置である。
【0011】請求項4に記載のものは、前記皿ホルダ
が、サンプル皿の鍔部を載置可能な環状部材で構成され
ていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
載の汚泥濃度水分測定装置である。
【0012】請求項5に記載のものは、前記軌跡上に、
サンプル皿内のサンプルを拡散させるサンプル拡散ステ
ージを配置したことを特徴とする請求項1から4のいず
れかに記載の汚泥濃度水分測定装置である。
【0013】請求項6に記載のものは、前記昇降機構
が、回転駆動軸に遊嵌され、上面に昇降基部を回動自在
な状態で載せる昇降基部支持部材と、この昇降基部支持
部材を上下動する昇降駆動源とから構成されていること
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の汚泥濃
度水分測定装置である。
【0014】請求項7に記載のものは、前記加熱乾燥重
量測定ステージが、天秤機構の少なくとも上部を囲う状
態で設けられた天秤カバーと、該天秤カバー内に、上下
を区画するように設けられた区画部材と、天秤カバー内
に、区画部材よりも高い位置に環状に設けられたシール
材と、皿ホルダをシール材上に降ろした状態でシール材
の内側でサンプル皿を支持する皿支持部と、区画部材の
開口部内を貫通し、上記皿支持部上に載せられたサンプ
ル皿の重さを天秤機構に伝える重量伝達軸と、からなる
気流防止機構を備えたことを特徴とする請求項1から6
のいずれかに記載の汚泥濃度水分測定装置である。
【0015】請求項8に記載のものは、上記区画部材
を、間に間隔を開けて設けた複数の板材から構成し、3
本の重量伝達軸を各板材の開口部内に貫通させ、最上の
板材の上方に突出する各重量伝達軸の上端を皿支持部と
したことを特徴とする請求項7に記載の汚泥濃度水分測
定装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は汚泥濃度水分測定装置1の
正面図、図2はその左側面図、図3はその右側面図、図
4は背面図、図5は各ステージの配置を示す平面図であ
る。
【0017】汚泥濃度水分測定装置1は、フレーム2に
パネルを張った筺体内のほぼ中央に、フレーム2に設け
た軸受3′により上部と下部を支持した状態で回転駆動
軸3を縦方向に設け、この回転駆動軸3の上部に駆動源
としてパルスモータ4を接続するとともに、回転駆動軸
3の回転位置を検出する位置検出機構5を設け、回転駆
動軸3の途中に昇降基部6を設け、先端に皿ホルダ7を
有する2本のアーム9の基端を昇降基部6に取り付け、
昇降基部6の下方に昇降基部6を上下動する昇降機構1
0を設け、回転駆動軸3の回転により皿ホルダ7が描く
軌跡上に、図5に示すように、皿洗浄ステージST1、
洗浄皿乾燥ステージST2、サンプル供給ステージST
3、サンプル拡散ステージST4、加熱乾燥重量測定ス
テージST5を配置してある。なお、各機構は、筺体内
の上部に設けた制御装置(図示せず)の制御の下で作動
する。
【0018】昇降基部6は、回転駆動軸3に対して回動
不能であるが、上下動可能であり、本実施形態では、短
尺な円筒体の内周面と回転駆動軸3の外周面との間にス
プライン機構を設けてある。具体的には、回転駆動軸3
に軸方向のキー溝を形成し、このキー溝内をスライド可
能なキーを円筒体の内周面に設けてある。したがって、
この昇降基部6は、昇降高さに拘らず回転駆動軸3と共
回りし、後述する昇降機構10の作動により上下動する
ことができる。
【0019】この昇降基部6に取り付けるアーム9は、
先端に皿ホルダ7を固定した棒材であり、本実施形態で
は皿ホルダ7を傾動可能とするために基端を昇降基部6
に対して回動可能な状態で取り付けてある。そして、本
実施形態では、2本のアーム9を180°位相を変え
て、すなわち昇降基部6を挟んで対向する反対側に取り
付ける。なお、アーム9を回動可能な状態で昇降基部6
に取り付けるには、昇降基部6の側面に開設した軸穴内
にアーム9の基端を遊嵌し、この基端にピン等の抜け防
止を設ければよい。
【0020】皿ホルダ7は、図6(b)に示すように、
サンプル皿11の鍔部12を載せる載置面13を起立面
14の内側に向けて形成した断面略L字状の環状部材で
あり、起立面14の内径をサンプル皿11の鍔部12の
外径よりも少し大きく設定し、載置面13の内周縁に囲
まれた穴15の内径をサンプル皿11の窪部の最大外径
よりも少し大きく設定し、上記穴内にサンプル皿11の
窪部を落とし込んで底部16が下方に突出した状態で保
持できるように構成してある。
【0021】本実施形態では、図6(c)に示すよう
に、載置面13上に摩擦係数が大きな滑べり止め材とし
てシリコンゴム層19を形成し、穴15の開口縁から載
置面13の内周縁にかけて摩擦係数の小さな滑べり材と
して断面L字状のプラスチック層20を形成し、このプ
ラスチック層20にサンプル皿11の窪部が接触して円
滑に上下動できるように構成してある。なお、このプラ
スチック層20の上面は、前記シリコンゴム層19の表
面よりも低くして、載置面13にサンプル皿11の鍔部
12を載置した状態で、鍔部12の下面がシリコンゴム
層19の表面に確実に接触して、後述する皿洗浄の際に
おけるサンプル皿11の共回りを防止する。
【0022】サンプル皿11は、試料皿あるいは計量皿
とも言い、ステンレス板等の耐熱性板材を浅い円形皿状
体にプレス成型し、表面に界面活性剤を主体とする親水
性層を形成(親水化処理)したもので、図6(b)に示
すように、平らな底部16の縁から緩やかな傾斜面21
を起立し、傾斜面21の傾斜上端部分に垂直部22を形
成して鍔部12の内周縁に連続させてある。なお、垂直
部22の上下長さは、皿ホルダ7のプラスチック層20
の上下寸法よりも少し長く設定する。
【0023】この様な構成からなるサンプル皿11を皿
ホルダ7の穴15内にセットすると、前記したように、
鍔部12が皿ホルダ7の載置面13上に載って、底部1
6が下方に突出した状態で支持され、この状態で皿ホル
ダ7が所定量だけ下降してサンプル皿11の底部16
が、例えば天秤機構23の測定テーブル24上に載る
と、鍔部12が載置面13から離れるので、サンプル皿
11の重さが天秤機構23の測定テーブル24に作用し
て重量を測定できる。そして、この状態で皿ホルダ7を
上昇すると、鍔部12が載置面13に載って上昇し、底
部16が測定テーブル24から離れる。この様に、皿ホ
ルダ7の穴15とサンプル皿11の窪部とは相対的に上
下動するが、穴15の内周面に摩擦係数の小さなプラス
チック層20を添設してあるので、引っ掛かりを防止し
て円滑にサンプル皿11を天秤機構23等に載せたり、
持ち上げたりすることができる。
【0024】次に、皿ホルダ7を上下動させる昇降機構
10について説明する。本実施形態における昇降機構1
0は、上面に昇降基部6を回動自在な状態で載せる昇降
基部支持部材25を回転駆動軸3に遊嵌した状態で設
け、この昇降基部支持部材25の下方に2本のエアシリ
ンダ26を昇降駆動源として設け、上向きに設けたエア
シリンダ26の先端を昇降基部支持部材25の下面に接
続してある。昇降基部支持部材25は、中心の貫通穴内
に回転駆動軸3を貫通した肉厚な円筒体であり、上面に
はベアリング(図示せず)を設け、昇降基部6が円滑に
回動できるように構成してある。
【0025】この様な構成からなる昇降機構10におい
ては、エアシリンダ26のロッドを縮めた状態では昇降
基部支持部材25が自重により下降した状態を維持し、
エアシリンダ26のロッドを伸ばして昇降基部支持部材
25を上昇すると、昇降基部支持部材25上の昇降基部
6が上昇し、これによりアーム9の先端の皿ホルダ7が
サンプル皿11と共に上昇する。そして、この上昇状態
でパルスモータ4を作動して回転駆動軸3を回転する
と、昇降基部6が回転駆動軸3と共回りするので、皿ホ
ルダ7がサンプル皿11と共に回転する。したがって、
回転駆動軸3の回転角度を適宜設定すると、皿ホルダ7
が描く回転軌跡上に配置した各ステージST1〜ST5
にサンプル皿11を搬送することができる。
【0026】本実施形態では、図5に示すように、汚泥
濃度水分測定装置1の正面側に加熱乾燥重量測定ステー
ジST5を配置し、この加熱乾燥重量測定ステージST
5から90°左回りした位置にサンプル供給ステージS
T3を配置し、このサンプル供給ステージST3からさ
らに90°左回りした位置、すなわち回転駆動軸3を挟
んで加熱乾燥重量測定ステージST5とは反対側に洗浄
皿乾燥ステージST2を配置し、このステージから90
°左回りした位置、すなわちサンプル供給ステージST
3の反対側に皿洗浄ステージST1を配置する。また、
サンプル供給ステージST3から45°左回りした位置
にサンプル拡散ステージST4を配置する。
【0027】次に、各ステージについて説明するが、ま
ず、皿洗浄ステージST1について説明する。この皿洗
浄ステージST1は、測定に使用するサンプル皿11を
予め洗浄して前回のサンプルを確実に除去するためのス
テージであり、本実施形態では、サンプル皿11を傾け
た状態で、上方に設けた皿洗浄機構により洗浄できるよ
うに構成してある。
【0028】サンプル皿11を傾ける機構の一部とし
て、皿ホルダ7のアーム9が昇降基部6に対して回動可
能な状態で取り付けられていることは既に説明したが、
このアーム9には、図7に示すように、ストッパ30の
作用により一方向に自由に揺動して他方向に揺動しない
ワンウエイ係止片31が下向きに軸着されており、皿洗
浄ステージST1には、図2に示すように、ワンウエイ
係止片31に係止する係止突起32が下方、例えば昇降
基部支持部材25から固定された状態で起立している。
したがって、アーム9が昇降基部6と共に回転(図7
(b)中、左側に移動)してワンウエイ係止片31が係
止突起32に係止すると、ワンウエイ係止片31が係止
突起32に引っ掛かってアーム9の進行に伴ってアーム
9がその軸線を中心にして回動し、これにより皿ホルダ
7が傾動する。そして、アーム9が皿洗浄ステージST
1で停止すると、皿ホルダ7が十分な角度まで傾斜す
る。皿ホルダ7が傾斜しても、サンプル皿11の窪部が
皿ホルダ7の穴15内に嵌合しているので、皿ホルダ7
から外れて落下することはない。そして、皿ホルダ7が
回動して皿洗浄ステージST1から外れると、アーム9
に接続したスプリング33の付勢力により皿ホルダ7が
水平な状態に復帰する。
【0029】皿洗浄機構は、図8および図9に示すよう
に、弾性を有する十字形のヘラ40を先端に設けた洗浄
部41と、この洗浄部41を回転駆動するモータ42
と、洗浄部41が回転中心線の方向に移動可能な状態で
モータ42の出力軸側と洗浄部41との間を接続し、洗
浄部41を先端側に付勢するコイルスプリング43を設
けた付勢ジョイント部44と、皿ホルダ7により保持し
たサンプル皿11内に水などの洗浄液を供給する洗浄液
供給ノズル45とからなり、図2に示すように、モータ
47の駆動により回動する腕部材46の先端部分に取り
付けられている。そして、腕部材46の回動により皿洗
浄機構が下降し、これによりヘラ40が傾いたサンプル
皿11の内表面に圧接し、洗浄液供給ノズル45からサ
ンプル皿11内に洗浄液を供給しながら洗浄部41のヘ
ラ40を圧接状態で回転すると、サンプル皿11の内表
面に付着したサンプル50等を洗浄除去することができ
る。なお、前記したように、皿ホルダ7の載置面13に
シリコンゴム層19を形成してあるので、ヘラ40がサ
ンプル皿11の内表面に圧接した状態で回転しても、サ
ンプル皿11がシリコンゴム層19との摩擦力によって
抑えられ、共回りすることはない。
【0030】この傾斜状態でサンプル皿11を洗浄する
と、サンプル皿11に付着していたサンプル50や汚れ
などが洗浄液と共にサンプル皿11から流出する。この
様にしてサンプル皿11の洗浄が終了すると、腕部材4
6が戻り回動して皿洗浄機構が上方に退避し、回転駆動
軸3が回転することによりワンウエイ係止片31が係止
突起32から外れて皿ホルダ7がスプリング33の付勢
力により水平状態に復帰し、この状態で次の洗浄皿乾燥
ステージST2に搬送される。なお、スプリング33の
付勢力により復帰するアーム9は、ストッパ(図示せ
ず)の作用により皿ホルダ7が水平となる位置で停止す
る。
【0031】洗浄皿乾燥ステージST2は、皿洗浄ステ
ージST1で洗浄して濡れたサンプル皿11を乾燥させ
るためのステージであり、皿ホルダ7が通過する軌跡の
上方に設けたヒータ51により加熱し、またエアーを吹
き付けることにより効率良く短時間で乾燥し、乾燥した
サンプル皿11にエアーを吹き付けて冷却する。
【0032】本実施形態におけるヒータ51は、回転駆
動軸3に遊嵌した昇降基部6上に環状の支持基部52を
遊嵌し、この支持基部52に基端を固定したアーム9の
先端に、発熱源としてセラミックヒータを設け、フレー
ム2側に固定したフード53により上記セラミックヒー
タを囲い、このフード53内にエアー吹き出しノズル
(図示せず)を臨ませた構成を採り、昇降基部6の上下
動に伴ってセラミックヒータがフード53内で上下動し
てサンプル皿11との間隔を一定に保持するが、支持基
部52が回転駆動軸3に遊嵌されているので、洗浄皿乾
燥ステージST2の所定位置で停止している。なお、昇
降基部6と支持基部52との間にはベアリングが介在す
るので、昇降基部6上に支持基部52が載っていても昇
降基部6は円滑に回転する。
【0033】前記ヒータ51の下方の洗浄皿乾燥ステー
ジST2には、図10に示すように、下方から3本の支
持柱55を皿支持部として立設し、三角形に配置した支
持柱55の間から上方に向けて、また、斜め上方から支
持柱55の上端近傍に向けてエアー吹き出しノズル56
a,56bをそれぞれ設けてある。この洗浄皿乾燥ステ
ージST2に皿ホルダ7が停止して下降すると、サンプ
ル皿11が支持柱55上に載って三点支持され、これに
より皿ホルダ7とサンプル皿11との間、特に載置面1
3と鍔部12との間に隙間ができる。この状態でヒータ
51の加熱、および、エアー吹き出しノズル56a,5
6bからのエアーの吹き付けによりサンプル皿11に付
着した洗浄液を蒸発させて乾燥し、乾燥が終了するとヒ
ータ51を停止する。したがって、皿洗浄ステージST
1で洗浄して濡れたサンプル皿11を短時間で効率良く
乾燥することができるとともに、温度上昇したサンプル
皿11を効率良く冷却することができる。なお、本実施
形態では、サンプル皿11を支持柱55上に載せて皿ホ
ルダ7とサンプル皿11との接触部分を離隔しているの
で、サンプル皿11と皿ホルダ7間に付着している水も
短時間で効率良く確実に乾燥することができる。そし
て、乾燥したサンプル皿11は、次のサンプル供給ステ
ージST3に搬送される。
【0034】サンプル供給ステージST3は、サンプル
皿11内に汚泥サンプル(試料)を投入するステージで
あり、本実施形態では図1および図4に示すように、皿
ホルダ7が通過する軌跡の上方にサンプル供給ノズル5
4を下方に向けて設けてある。皿ホルダ7がこのサンプ
ル供給ステージST3に停止すると、サンプル供給弁
(図示せず)が開いてサンプル供給ノズル54からサン
プルが噴出して、サンプル皿11内に所定量の汚泥がサ
ンプルとして投入される。そして、サンプルの投入が終
了すると、このサンプル皿11は次のサンプル拡散ステ
ージST4に搬送される。なお、サンプル供給ノズル5
4は、サンプルの投入が終了する度に、近傍に別途設け
た洗浄ノズル(図示せず)からの水によって洗浄され
る。
【0035】サンプル拡散ステージST4は、サンプル
皿11上に投入されたサンプルを拡散機構により均一な
厚さに拡散するためのステージであり、サンプルを均一
な厚さに拡散することにより、次のステージでの乾燥の
均一化を図って乾燥時間を短縮化を図ると共に、測定精
度を高めることを目的とする。
【0036】拡散機構は、本実施形態では図11および
図12に示すように、サンプル皿11を載せるターンテ
ーブル60と、このターンテーブル60を回転駆動する
モータ61と、モータ61の回転力をターンテーブル6
0に伝達する遊星歯車機構62とから構成され、ターン
テーブル60を自転しながら公転させることができ、こ
れによりサンプル皿11上のサンプルを公転と自転の遠
心力により均一に拡散する。
【0037】具体的に説明すると、遊星歯車機構62の
中心に配置した太陽歯車63の軸63′の下端に上記パ
ルスモータ61の出力軸を接続し、太陽歯車63に噛合
するとともにフレーム2側に設けた内歯車64の内歯に
噛合した遊星歯車65の内その1つの軸65′を上方に
延出して当該軸65′の上端にターンテーブル60を取
り付ける。上記内歯車64は、フレーム2側に固定して
回転しない状態で取り付けられている。また、遊星歯車
65は、その上方と下方に配置した円盤状の第1保持部
材66aと第2保持部材66bとに設けた軸受によって
回転自在な状態で保持されており、ターンテーブル60
を取り付ける軸65′だけが第1保持部材66aを貫通
している。
【0038】また、この第1保持部材66aと第2保持
部材66bとは、図11(a)に示すように、遊星歯車
65から外れた位置においてピン状の連結部材67によ
り上下が三箇所連結されて一体化され、図12に示すよ
うに、第1保持部材66aの中心に下向きに設けた軸
を、太陽歯車63の軸63′の上端に設けてある軸受に
回転自在な状態で嵌合することにより、太陽歯車63の
回転に対して独立して回転できる状態で支えられてい
る。
【0039】この様な遊星歯車機構62においては、パ
ルスモータ61を作動して出力軸を回転することにより
太陽歯車63を回転すると、この太陽歯車63に噛合し
ている遊星歯車65が太陽歯車63の回転に伴って自転
し、また、外側の内歯車64に噛合しているので自転し
ながら太陽歯車63の周りを公転する。したがって、上
記遊星歯車65の運動により、遊星歯車65の軸65′
の上端に取り付けたターンテーブル60が太陽歯車63
の軸63′を中心にしてその周囲を自転しながら公転す
る。
【0040】ターンテーブル60が自転しながら公転す
ると、サンプル皿11上のサンプルの各部には、自転に
よる遠心力と公転による遠心力とが合成された力が作用
し、しかもこの力は自転と公転により方向と強さが連続
的に変化する。したがって、サンプル皿11上のサンプ
ルは、多方向に流動して満遍なく拡散する。そして、サ
ンプルにはその全体に遠心力が作用するので、短時間で
サンプル皿11上の全面に均一に拡散する。
【0041】なお、ターンテーブル60上にサンプル皿
11を載せるには皿ホルダ7を下降するが、この皿ホル
ダ7を所定量だけ下降する途中で、下方に突出している
サンプル皿11の底部16がターンテーブル60上に載
り、この状態からさらに下降するので、サンプル皿11
の鍔部12が皿ホルダ7の載置面13から離れるととも
に、サンプル皿11の傾斜面21と皿ホルダ7の穴15
の内周縁との間隔が拡大される。したがって、ターンテ
ーブル60が自転しながら公転しても、サンプル皿11
は皿ホルダ7に当たることなく自転しながら公転するこ
とができ、これによりサンプルが均一に拡散される。
【0042】この様にしてサンプルの拡散が終了する
と、皿ホルダ7が上昇するので、サンプル皿11の鍔部
12が載置面13に持ち上げられて底部16がターンテ
ーブル60から浮き上がり、この状態で次の加熱乾燥重
量測定ステージST5に搬送される。
【0043】加熱乾燥重量測定ステージST5は、ヒー
タ70によりサンプル皿11内のサンプルを加熱乾燥し
ながら天秤機構23により重量の変化を測定することは
勿論のこと、空のサンプル皿11の重量も測定するステ
ージである。
【0044】天秤機構23は、測定テーブル24上に載
せられた物の重量を電気的に測定するものであり、変化
する重量データを逐次制御装置に送出することができ
る。そして、本実施形態における天秤機構23では、図
13に示すように、風の影響を受けないようにするため
に気流防止機構を備える。この気流防護機構80は、天
秤機構23の少なくとも上部を囲う状態で設けられた天
秤カバーと、該天秤カバー内に、上下に区画して遮蔽す
るように設けられた区画部材と、天秤カバー内に、区画
部材よりも高い位置に環状に設けられたシール材と、皿
ホルダ7をシール材上に降ろした状態でシール材の内側
でサンプル皿を支持する皿支持部と、区画部材の開口部
内を貫通し、上記皿支持部上に載せられたサンプル皿の
重さを天秤機構に伝える重量伝達軸とが主要な構成部材
である。
【0045】具体的には、天秤機構23の上部を含めて
測定テーブル24の周囲を筒状の天秤カバー73で囲
い、この天秤カバー73内に、区画部材として板材74
をほぼ水平に設けることによりサンプル皿11を収容す
る上空間と天秤機構23の上部を収容する下空間とに区
画して遮蔽し、上記板材74上にシリコンスポンジ等か
らなる耐熱性弾性シール材75を環状に設け、皿支持部
として設けた測定テーブル24の軸81を板材74の開
口部82内に貫通させる。この様な気流防護機構80を
設けると、空調機からの気流が天秤カバー73によって
遮られて測定テーブル24とサンプル皿11への影響を
抑制することができることは勿論のこと、下降した皿ホ
ルダ7の下面がシール材75の上面に接触して皿ホルダ
7と天秤カバー73との間の隙間をなくすことができる
ので、サンプル皿11と測定テーブル24に対して、加
熱による上昇気流が影響を与えないようにすることがで
きる。なお、測定テーブル24の軸81は、板材74に
開設した開口部82内を開口縁に接触することなく貫通
する。また、シール材75は、前記実施形態では板材7
4の上面に固定したが、天秤カバー73の内周面に、内
側に突出する状態で環状に固定してもよい。
【0046】本実施形態におけるヒータ70は、前記洗
浄皿乾燥ステージST2のヒータ51と同様に、回転駆
動軸3に遊嵌した支持基部52に基端を固定したアーム
9の先端に、発熱源としてセラミックヒータを設け、こ
のセラミックヒータをフレーム2側に固定したフード7
1で囲い、フード71の上方に送風機72を設け、この
送風機72によりフード71内から水蒸気を含んだ空気
を上方に緩やかに排気できるように構成してある。な
お、このヒータも昇降基部6の上下動に伴ってフード7
1内で上下動し、サンプル皿11との間隔を一定に保持
する。
【0047】この加熱乾燥重量測定ステージST5に皿
ホルダ7が停止し、この皿ホルダ7が下降するとサンプ
ル皿11の底部16が測定テーブル24上に接触し、皿
ホルダ7を十分に下降すると、サンプル皿11の鍔部1
2が皿ホルダ7の載置面13から離脱する。したがっ
て、サンプル皿11とサンプルの重さだけが測定テーブ
ル24に作用し、また、皿ホルダ7の下面がシール材7
5の上面に接触して停止する。この状態でヒータ71に
より加熱すると、サンプルに含まれていた水分が次第に
蒸発してサンプルが次第に軽くなり、この重量の変化を
天秤機構23からの重量データに基づいて制御装置で監
視することができる。そして、重量データが安定して重
量の変化がなくなったことを検知すると、これで十分に
乾燥したと制御装置が判断し、重量変化した分を当該サ
ンプル内の水分重量として、汚泥濃度、水分濃度を算出
することができる。なお、本実施形態では皿ホルダ7の
下面をシール材75に押し当てて皿ホルダ7と天秤カバ
ー73の間の隙間をなくしているので、加熱乾燥による
上昇気流が測定テーブル24やサンプル皿11に影響を
及ぼすことが殆どなくなる。したがって、気流による測
定誤差をなくして高い精度で測定することができる。
【0048】この様にして測定が終了すると、皿ホルダ
7が上昇するので、サンプル皿11の鍔部12が載置面
13に持ち上げられて底部16が測定テーブル24から
浮き上がり、この状態で皿洗浄ステージST1に搬送さ
れる。
【0049】各ステージで行なう処理は前記した通りで
あり、各ステージの開始から終了までに要する時間は処
理の内容により異なるが、洗浄皿乾燥ステージST2と
加熱乾燥重量測定ステージST5は、他のステージでの
処理時間よりも長時間を必要とする。そこで、本実施形
態では、長時間を要する洗浄皿乾燥ステージST2と加
熱乾燥重量測定ステージST5を、回転駆動軸3を中心
にして対向する位置に配置し、この2つのステージにサ
ンプル皿11を同時に停止させ、両方の処理を同時に行
なうことにより、全体の測定に要する時間の短縮を図っ
ている。このために、回転駆動軸3を中心にして2つの
皿ホルダ7を設け、すなわち2つのサンプル皿11を同
時に使用して、2つのステージでの処理を同時に行なえ
るように構成してある。
【0050】次に、2つのサンプル皿11を使用して2
つのステージでの処理を同時に行なう汚泥濃度水分測定
装置1の作用について説明する。なお、各皿ホルダ7に
はそれぞれサンプル皿11を載せておく。まず、電源を
投入すると、制御装置が初期洗浄モードを選択し、制御
装置からの信号に基づいてエアシリンダ26が昇降基部
6を上昇するとともに、パルスモータ4が回転駆動軸3
を左回転して一方(第1)の皿ホルダ7を皿洗浄ステー
ジST1に停止し、当該皿ホルダ7が保持しているサン
プル皿11の洗浄を行なう。
【0051】洗浄が終了したならば、回転駆動軸3が9
0°右回転して、前記第1の皿ホルダ7を洗浄皿乾燥ス
テージST2に停止し、当該皿ホルダ7が保持している
濡れたサンプル皿11の乾燥を行ない、乾燥が終了する
と、エアーを吹き付けて熱したサンプル皿11を冷却す
る。そして、この冷却が終了したならば、スタンバイモ
ードに移行し、測定モードの開始を待つ。
【0052】手動により、あるいは自動で制御装置に測
定開始信号が入ると測定モードに移行する。
【0053】測定モードに移行すると、回転駆動軸3が
180°左回転して前記皿ホルダ7を加熱乾燥重量測定
ステージST5で停止し、皿ホルダ7を下降して、サン
プル皿11を天秤機構23の測定テーブル24上に載
せ、空の状態におけるサンプル皿11の重量を測定す
る。この測定が終了すると、昇降基部6が上昇して皿ホ
ルダ7が測定テーブル24からサンプル皿11を持ち上
げ、その後、回転駆動軸3が90°左回転してサンプル
供給ステージST3で停止する。
【0054】空重量の測定が終了したサンプル皿11が
サンプル供給ステージST3に停止すると、制御装置か
らの信号によりサンプル供給弁が開いてサンプル供給ノ
ズル54から所定量のサンプルがサンプル皿11内に投
入される。
【0055】この様にして、第1の皿ホルダ7がサンプ
ル供給ステージST3に停止すると、他方(第2)の皿
ホルダ7が皿洗浄ステージST1に停止するので、第1
のサンプル皿11へのサンプルの供給を行なうと同時進
行で第2のサンプル皿11の洗浄を行なう。
【0056】第1のサンプル皿11へのサンプルの投入
が終了すると、回転駆動軸3が90°右回転し、投入し
たサンプルの重量を測定し、その後、回転駆動軸3が1
35°左回転して拡散ステージで停止する。停止したな
らば、昇降基部6が下降して第1のサンプル皿11をタ
ーンテーブル60上に降ろし、サンプル皿11内のサン
プルを均一な厚さに拡散する。なお、第1のサンプル皿
11が拡散ステージに停止すると、第2のサンプル皿1
1は、皿洗浄ステージST1と加熱乾燥重量測定ステー
ジST5との中間に停止するので、何等の処理も行なわ
ない。
【0057】サンプルの拡散が終了したならば、昇降基
部6が上昇して皿ホルダ7がターンテーブル60上のサ
ンプル皿11を持ち上げ、回転駆動軸3が135°右回
転して当該第1のサンプル皿11を再び加熱乾燥重量測
定ステージST5に搬送するとともに、第2のサンプル
皿11を洗浄皿乾燥ステージST2に搬送し、停止する
と昇降基部6が下降する。
【0058】昇降基部6が下降すると、第1のサンプル
皿11が天秤機構23の測定テーブル24上に降ろされ
るとともにヒータ70が下降するので、このヒータ70
で加熱乾燥しながら天秤機構23により重量の変化を測
定することができる。また、昇降基部6が下降すると、
第2の皿ホルダ7も同時に下降し、前記したように、洗
浄皿乾燥ステージST2にはサンプル皿11の底部16
を支える支持柱55があるので、第2のサンプル皿11
は、支持柱55上に載った状態で、同時に下降してきた
ヒータ51により加熱乾燥され、乾燥が終了するとエア
ー吹き出しノズルからのエアー吹き付けによって冷却さ
れる。
【0059】この様に、本実施形態では、加熱乾燥重量
測定ステージST5と洗浄皿乾燥ステージST2との2
つのステージで、合計2つのサンプル皿11の処理が同
時進行で処理される。したがって、加熱乾燥という他の
ステージでの処理に比較して長い時間を要する2種類の
処理を同時進行することで、総合的な所要時間の短縮を
図ることができる。
【0060】第1のサンプル皿11の加熱乾燥重量測定
処理と第2のサンプル皿11の乾燥冷却処理が終了した
ならば、昇降機部が上昇して各皿ホルダ7がそれぞれサ
ンプル皿11を持ち上げ、回転駆動軸3が180°回転
して、第2のサンプル皿11を加熱乾燥重量測定ステー
ジST5に搬送し、第1のサンプル皿11の場合と同様
に、第2のサンプル皿11の空状態における重量を測定
する。なお、第2のサンプル皿11が加熱乾燥重量測定
ステージST5に搬送されると、反対側の第1のサンプ
ル皿11が洗浄皿乾燥ステージST2に搬送されるが、
測定が終了した後は第1のサンプル皿11を乾燥する必
要はないので、第2のサンプル皿11と共に上下動する
だけで、実際の乾燥、冷却処理は行われない。
【0061】第2のサンプル皿11の空重量測定が終了
すると、第1のサンプル皿11の場合と同様に、回転駆
動軸3が90°左回転して、第2のサンプル皿11をサ
ンプル供給ステージST3に搬送し、この第2のサンプ
ル皿11上にサンプルを投入する。そして、第2のサン
プル皿11がサンプル供給ステージST3に搬送される
と、反対側の第1のサンプル皿11が皿洗浄ステージS
T1に搬送される。したがって、第2のサンプル皿11
へのサンプル投入と第1のサンプル皿11の洗浄処理と
を並行して処理することができる。
【0062】第2のサンプル皿11へのサンプル投入と
第1のサンプル皿11の洗浄が終了すると、回転駆動軸
3が90°右回転し、新たに投入したサンプルの重量を
測定し、その後、回転駆動軸3が135°左回転して第
2のサンプル皿11を拡散ステージに搬送して、前記第
1のサンプル皿11の場合と同様に、第2のサンプル皿
11内のサンプルを均一な厚さに拡散する。この状態
で、第1のサンプル皿11に対しては何等の処理も行わ
ない。
【0063】第2のサンプル皿11の拡散処理が終了す
ると、昇降基部6が上昇して第2の皿ホルダ7がターン
テーブル60上の第2のサンプル皿11を持ち上げ、回
転駆動軸3が135°右回転して当該第2のサンプル皿
11を加熱乾燥重量測定ステージST5に搬送するとと
もに、第1のサンプル皿11を洗浄皿乾燥ステージST
2に搬送する。そして、昇降基部6が下降すると、第2
のサンプル皿11の加熱乾燥重量測定処理が行われ、こ
れに並行して第1のサンプル皿11の乾燥、冷却処理が
行われる。
【0064】この様に、本実施形態では、2つのサンプ
ル皿11を使用して、2つの異なる工程を並行して行う
ことができる。したがって、サンプル皿11の洗浄工
程、洗浄皿の加熱乾燥、冷却工程を行うことによりサン
プル皿11の再利用を行っても、処理時間の短縮化を図
ることができ、特に、比較的長い時間を要するサンプル
の加熱乾燥重量測定工程と洗浄したサンプル皿11の加
熱乾燥、冷却工程とを同時に行うことができるので、時
間の短縮化を合理的に為し得る。
【0065】なお、前記した実施形態においては、昇降
基部6を挟んで2つの皿ホルダ7を180°位相を変え
て設ける(即ち、反対側に設ける)ことにより2つのサ
ンプル皿11を使用するとともに、回転駆動軸3を挟ん
で対向する位置に洗浄皿乾燥ステージST2と加熱乾燥
重量測定ステージST5を配置して、サンプルの加熱乾
燥重量測定工程と洗浄したサンプル皿11の加熱乾燥・
冷却工程とを同時に行うように構成したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、昇降基部6から3本以上
のアーム9を放射状に取り付けて、各アーム9に皿ホル
ダ7を設けてもよい。
【0066】また、加熱乾燥重量測定ステージの天秤機
構23は、前記実施形態に限らないが、できるだけ高い
精度で測定できることが望ましい。例えば、図14に示
す天秤機構23の他の実施形態では、1本軸の測定テー
ブル24に代えて、三角形に配置した3本の測定柱76
を重量伝達軸として設け、また、区画部材は、間にスペ
ーサ77を介在して空隙を設けた状態で第1板材74a
と第2板材74bとの二重構造とし、測定柱76を第
1,第2板材74a,74bの各開口部82内に貫通
し、測定柱76の尖った上端を皿支持部として機能さ
せ、3つの尖端でサンプル皿11を3点支持できるよう
に構成してある。この様な構成からなる天秤機構23に
おいては、3本の測定柱76上にサンプル皿11を載せ
るので、1本軸の測定テーブル24に比較してサンプル
皿11を安定した状態で支えることができる。また、区
画部材を二重構造にしたので断熱効果を期待できる。さ
らに、二重構造でしかも測定柱76の上端部分が貫通す
る開口部82′の小径化を図って、気流が上昇し難くな
るように構成したので、前記断熱効果と相俟って、上昇
気流の発生を抑制することができる。したがって、気流
の影響を一層受け難くし、測定精度を向上することがで
きる。なお、区画部材は、二重構造に限らず複数構造で
あればよく、スペーサ77の代り、或いはスペーサ77
を兼ねて発泡プラスチックを介在させてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、駆動源に
接続した縦方向の回転駆動軸と、この回転駆動軸に対し
て回動不能であるが、上下動可能な状態で回転駆動軸に
設けられた昇降基部と、この昇降基部に、放射状に取り
付けられた複数本のアームと、各アームの先端に設けら
れ、底部を下方に突出した状態でサンプル皿を下から支
持可能な皿ホルダと、上記昇降基部を上下動する昇降機
構と、を備え、回転駆動軸の回転により皿ホルダが描く
軌跡上に、少なくとも皿洗浄ステージと、洗浄皿乾燥ス
テージと、サンプル供給ステージと、加熱乾燥重量測定
ステージと、を配置したので、サンプル皿の再度の使用
を可能にすることができ、しかも複数のサンプル皿を使
用しても、複数のステージで同時進行で処理できるの
で、測定作業に要する時間の短縮化を図ることができ
る。
【0068】また、皿ホルダがサンプル皿の底部を下方
に突出した状態で保持するので、皿ホルダを昇降するだ
けで、測定テーブル等の上に載せたり、持ち上げたりす
ることができる。すなわち、皿ホルダを降ろすだけでサ
ンプル皿を所定の場所に置くことができ、別途、皿ホル
ダから取り出す操作が不要であり、また、搬送する際に
は皿ホルダを上昇して回転駆動軸を回転するだけでよ
い。したがって、各ステージにおけるサンプル皿の載
置、取り出し、搬送を簡単に行うことができる。
【0069】請求項2の発明によれば、一の皿ホルダが
洗浄皿乾燥ステージに位置する状態で他の皿ホルダが加
熱乾燥重量測定ステージに位置するように前記アームを
配置したので、他のステージでの処理よりも比較的長い
時間を要する乾燥処理を同時に進行することができる。
したがって、複数のサンプル皿を再使用する測定であっ
ても、測定時間を合理的、且つ確実に短縮することがで
きる。
【0070】請求項3の発明によれば、回転駆動軸を挟
んで対向する位置に洗浄皿乾燥ステージと加熱乾燥重量
測定ステージを配置したので、測定に要する時間を短縮
できるばかりでなく、皿ホルダを含んだアームのバラン
スをとり易い。
【0071】請求項4の発明によれば、皿ホルダが、サ
ンプル皿の鍔部を載置可能な環状部材で構成されている
ので、サンプル皿を安定した状態で保持することができ
る。
【0072】請求項5の発明によれば、皿ホルダの軌跡
上に、サンプル皿内のサンプルを拡散させるサンプル拡
散ステージを配置したので、サンプル皿内のサンプルを
均一な厚さに拡散することができ、これにより、均一な
加熱により均一な乾燥が期待できる。したがって、測定
精度を向上することができ、また、加熱時間の短縮化を
図ることができる。
【0073】請求項6の発明によれば、昇降機構が、回
転駆動軸に遊嵌され、上面に昇降基部を回動自在な状態
で載せる昇降基部支持部材と、この昇降基部支持部材を
上下動する昇降駆動源とから構成されているので、昇降
基部を安定して上下動差せることができる。したがっ
て、アームの先端に設けた皿ホルダにセットしたサンプ
ル皿の上下動も安定し、サンプル皿内のサンプルがこぼ
れ出たりする不都合を解消することができる。
【0074】請求項7の発明によれば、前記加熱乾燥重
量測定ステージには、天秤機構の少なくとも上部を囲う
状態で設けられた天秤カバーと、該天秤カバー内に、上
下を区画するように設けられた区画部材と、天秤カバー
内に、区画部材よりも高い位置に環状に設けられたシー
ル材と、皿ホルダをシール材上に降ろした状態でシール
材の内側でサンプル皿を支持する皿支持部と、区画部材
の開口部内を貫通し、上記皿支持部上に載せられたサン
プル皿の重さを天秤機構に伝える重量伝達軸とからなる
気流防止機構を備えたので、加熱乾燥重量測定のときに
皿ホルダの下面をシール材に押し当てて皿ホルダと天秤
カバーの間の隙間をなくすことができる。したがって、
加熱乾燥による上昇気流が皿支持部とサンプル皿に影響
を及ぼすことが殆どなくなる。このため、上昇気流によ
る測定誤差をなくして高い精度で測定することができ
る。
【0075】請求項8の発明によれば、上記区画部材
を、間に空隙を開けて設けた複数の板材から構成し、3
本の重量伝達軸を各板材の開口部内に貫通させ、最上の
板材の上方に突出する各重量伝達軸の上端を皿支持部と
したので、区画部材による断熱効果を期待できる。ま
た、区画部材が積層構造なので、各板材の開口部に気流
が上昇し難くなる。したがって、前記断熱効果と相俟っ
て、上昇気流の発生を抑制することができ、このため、
気流の影響を一層受け難くし、測定精度を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】汚泥濃度水分測定装置の要部の正面図である。
【図2】汚泥濃度水分測定装置の要部の左側面図であ
る。
【図3】汚泥濃度水分測定装置の要部の右側面図であ
る。
【図4】汚泥濃度水分測定装置の要部の背面図である。
【図5】汚泥濃度水分測定装置の各ステージを示す要部
の平面図である。
【図6】(a)は皿ホルダの平面図、(b)はその正面
図、(c)はその断面図である。
【図7】皿ホルダを傾動する構成を示す説明図であり、
(a)は皿ホルダが水平状態を示す説明図、(b)は皿
ホルダが傾斜した状態を示す説明図である。
【図8】皿洗浄機構の正面図である。
【図9】皿洗浄機構の断面図である。
【図10】洗浄皿乾燥ステージにおける乾燥状態を示す
皿ホルダ等の側面図である。
【図11】(a)は遊星歯車機構の平面図、(b)は拡
散機構の正面図である。
【図12】拡散機構の概略構成を示す説明図である。
【図13】加熱乾燥重量測定ステージにおける乾燥状態
を示す天秤機構等の一部を断面とした正面図である。
【図14】加熱乾燥重量測定ステージにおける天秤機構
の他の実施形態の一部を断面とした正面図である。
【符号の説明】
1 汚泥濃度水分測定装置 2 フレーム 3 回転駆動軸 3′ 軸受 4 パルスモータ 5 位置検出機構 6 昇降基部 7 皿ホルダ 9 アーム 10 昇降機構 11 サンプル皿 12 サンプル皿の鍔部 13 皿ホルダの載置面 14 皿ホルダの起立面 15 皿ホルダの穴 16 サンプル皿の底部 19 シリコンゴム層 20 プラスチック層 21 サンプル皿の傾斜面 22 サンプル皿の垂直部 23 天秤機構 24 測定テーブル 25 昇降基部支持部材 26 エアシリンダ 30 ストッパ 31 ワンウエイ係止片 32 係止突起 33 スプリング 40 ヘラ 41 洗浄部 42 モータ 43 コイルスプリング 44 付勢ジョイント部 45 洗浄液供給ノズル 46 腕部材 47 モータ 50 サンプル 51 洗浄皿乾燥ステージのヒータ 52 支持基部 53 フード 54 サンプル供給ノズル 55 皿支持部材としての支持柱 56 エアー吹き出しノズル 60 ターンテーブル 61 モータ 62 遊星歯車機構 63 太陽歯車 64 内歯車 65 遊星歯車 66 保持部材 67 連結部材 70 加熱乾燥重量測定ステージのヒータ 71 フード 72 送風機 73 天秤カバー 74 水平板 75 シール材 76 測定柱 77 スペーサ 80 気流防護機構 81 軸 82 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 康裕 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 堀岡 悟 東京都東村山市野口町2丁目16番地2 日 機装株式会社東村山製作所内 (72)発明者 青木 利明 東京都東村山市野口町2丁目16番地2 日 機装株式会社東村山製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源に接続した縦方向の回転駆動軸
    と、 この回転駆動軸に対して回動不能であるが、上下動可能
    な状態で回転駆動軸に設けられた昇降基部と、 この昇降基部に、放射状に取り付けられた複数本のアー
    ムと、 各アームの先端に設けられ、底部を下方に突出した状態
    でサンプル皿を下から支持可能な皿ホルダと、 上記昇降基部を上下動する昇降機構と、 を備え、回転駆動軸の回転により皿ホルダが描く軌跡上
    に、少なくとも皿洗浄ステージと、洗浄皿乾燥ステージ
    と、サンプル供給ステージと、加熱乾燥重量測定ステー
    ジと、を配置したことを特徴とする汚泥濃度水分測定装
    置。
  2. 【請求項2】 一の皿ホルダが洗浄皿乾燥ステージに位
    置する状態で他の皿ホルダが加熱乾燥重量測定ステージ
    に位置するように前記アームを配置したことを特徴とす
    る請求項1に記載の汚泥濃度水分測定装置。
  3. 【請求項3】 回転駆動軸を挟んで対向する位置に洗浄
    皿乾燥ステージと加熱乾燥重量測定ステージを配置した
    ことを特徴とする請求項2に記載の汚泥濃度水分測定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記皿ホルダが、サンプル皿の鍔部を載
    置可能な環状部材で構成されていることを特徴とする請
    求項1から3のいずれかに記載の汚泥濃度水分測定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記軌跡上に、サンプル皿内のサンプル
    を拡散させるサンプル拡散ステージを配置したことを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載の汚泥濃度水
    分測定装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降機構が、回転駆動軸に遊嵌さ
    れ、上面に昇降基部を回動自在な状態で載せる昇降基部
    支持部材と、この昇降基部支持部材を上下動する昇降駆
    動源とから構成されていることを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれかに記載の汚泥濃度水分測定装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱乾燥重量測定ステージには、 天秤機構の少なくとも上部を囲う状態で設けられた天秤
    カバーと、 該天秤カバー内に、上下を区画するように設けられた区
    画部材と、 天秤カバー内に、区画部材よりも高い位置に環状に設け
    られたシール材と、 皿ホルダをシール材上に降ろした状態でシール材の内側
    でサンプル皿を支持する皿支持部と、 区画部材の開口部内を貫通し、上記皿支持部上に載せら
    れたサンプル皿の重さを天秤機構に伝える重量伝達軸
    と、からなる気流防止機構を備えたことを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載の汚泥濃度水分測定装
    置。
  8. 【請求項8】 上記区画部材を、間に空隙を開けて設け
    た複数の板材から構成し、3本の重量伝達軸を各板材の
    開口部内に貫通させ、最上の板材の上方に突出する各重
    量伝達軸の上端を皿支持部としたことを特徴とする請求
    項7に記載の汚泥濃度水分測定装置。
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