JP2000234942A - エンコーダ及びエンコーダ調整装置並びにエンコーダ調整システム - Google Patents

エンコーダ及びエンコーダ調整装置並びにエンコーダ調整システム

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JP2000234942A
JP2000234942A JP11037179A JP3717999A JP2000234942A JP 2000234942 A JP2000234942 A JP 2000234942A JP 11037179 A JP11037179 A JP 11037179A JP 3717999 A JP3717999 A JP 3717999A JP 2000234942 A JP2000234942 A JP 2000234942A
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encoder
output
duty ratio
pulse wave
circuit
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JP11037179A
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Yoshihiro Endo
義広 遠藤
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Koyo Electronics Industries Co Ltd
Original Assignee
Koyo Electronics Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンコーダの出力信号のレベルの調整作業の
自動化を行い、生産性の向上と信頼性の高いエンコーダ
を得ること。 【解決手段】 回転治具4によって回転させられ、受光
素子2の複数相の各出力信号線から出力信号を出力する
エンコーダ本体5と、エンコーダ本体の各相の出力信号
をそれぞれ増幅する増幅回路6と、エンコーダ本体の受
光素子の各相の各出力信号線或いは各増幅回路にそれぞ
れ接続され、直列に接続された複数の抵抗アレイ10と
外部電気信号により各抵抗アレイの抵抗値を活かすか短
絡状態にする複数の半導体スイッチ11で構成された可
変抵抗アレイ9と、各増幅回路の出力側に接続され、増
幅された出力信号を取り込み、パルス波を形成する比較
回路7と、各比較回路から出力されるパルス波を出力イ
ンタフェイス8を介して出力し、コンタクトピン22が
接続可能な出力端子12と、コンタクトピン24が接続
可能で、各可変抵抗アレイの半導体スイッチにそれぞれ
外部電気信号を送る入力端子14とを備えて構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投光部である発光
素子と受光部である受光素子との間に回転スリット板及
び固定スリット板を介在させたエンコーダ及びエンコー
ダ調整装置並びにエンコーダ調整システムに関し、特に
エンコーダの出力信号のレベルを自動調整できるように
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリエンコーダは投光部であるLE
D等の発光素子と受光部であるフォトダイオード、フォ
トトランジスタ等の受光素子との間に回転スリット板及
び固定スリット板を構成し、回転スリット板が回転する
ことにより、回転スリット板及び固定スリット板にそれ
ぞれ形成されているスリットに同期した明暗の光が発生
し、それを受光素子が受光して光電変換し、更に増幅回
路で増幅することによりロータリエンコーダの出力信号
としてエンコーダパルスを外部へ送出している。この回
転スリット板及び固定スリット板の各スリットは、通常
は明(開口部)が50%、暗が50%の割合になってお
り、このため、回転スリット板の回転に従って、完全明
及び完全暗を繰り返して、受光素子の出力は完全明と完
全暗との間で変化する疑似正弦波形又は疑似三角波形と
なっている。
【0003】しかしながら、ロータリエンコーダの受光
素子からの電気信号は製造誤差及び組立誤差のため、S
/Nの低い信号となる場合がある。そこで、ロータリエ
ンコーダの出力信号のレベル調整が必要となり、従来は
ロータリエンコーダの出力信号のレベル調整を、ロータ
リエンコーダの出力信号の波形を作業者がオシロスコー
プ等のモニターを見ながら受光素子の出力レベル或いは
増幅回路の増幅度合いを可変抵抗をドライバ等を使って
摺動させ、抵抗値を可変することにより、ロータリエン
コーダの出力信号のレベルを一定のしきい値以上となる
ように調整する。このとき、波形のデューティ比も調整
され、適正になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のロータリエンコーダの出力信号のレベル調
整では、オシロスコープ等のモニタで波形をみて摺動可
変抵抗をドライバ等を使って摺動させ、抵抗値を可変す
ることにより、ロータリエンコーダの出力信号のレベル
を一定のしきい値以上となるように調整するため、モニ
ターの見間違いによるミスが発生したり、調整の自動化
に対しては複雑な機構がいるなどの問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、エンコーダの出力信号のレベ
ルの調整作業の自動化を行い、生産性の向上と信頼性の
高いエンコーダを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
エンコーダは、回転治具によって回転させられ、受光素
子の複数相の各出力信号を出力するエンコーダ本体と、
エンコーダ本体の各相の出力信号をそれぞれ増幅する増
幅回路と、エンコーダ本体の受光素子の各相の各出力側
或いは各増幅回路にそれぞれ接続され、直列に接続され
た複数の抵抗アレイと外部電気信号により各抵抗アレイ
の抵抗値を活かすか短絡状態にする複数の半導体スイッ
チで構成された可変抵抗アレイと、各増幅回路の出力側
に接続され、増幅された出力信号を取り込み、パルス波
を形成する比較回路と、各比較回路から出力されるパル
ス波を出力インタフェイスを介して出力し、コンタクト
ピンが接続可能な出力端子と、コンタクトピンが接続可
能で、各可変抵抗アレイの半導体スイッチにそれぞれ外
部電気信号を送る入力端子とを備えている。
【0007】本発明の請求項2に係るエンコーダ調整装
置は、エンコーダの出力端子に接続されるコンタクトピ
ンを有する調整用入力端子を介してパルス波を取り込
み、そのパルス波のデューティ比を検出するデューティ
比検出回路と、デューティ比検出回路が検出したデュー
ティ比と規格デューティ比とを比較し、その差分を求め
る規格値差分回路と、規格値比較回路が求めた差分に基
づき、エンコーダから出力されるパルス波のデューティ
比が規格デューティ比と一致するよう可変抵抗アレイの
抵抗値を可変する外部電気信号を、エンコーダの入力端
子に接続されるコンタクトピンを有する調整用出力端子
に送る調整制御回路とを備えている。
【0008】本発明の請求項3に係るエンコーダ調整シ
ステムは、エンコーダから出力されるパルス波のデュー
ティ比を調整するエンコーダ調整システムであって、エ
ンコーダ及びエンコーダ調整装置を具備し、上記エンコ
ーダは回転治具によって回転させられ、受光素子の複数
相の各出力信号を出力するエンコーダ本体と、エンコー
ダ本体の各相の出力信号をそれぞれ増幅する増幅回路
と、エンコーダ本体の受光素子の各相の各出力側或いは
各増幅回路にそれぞれ接続され、直列に接続された複数
の抵抗アレイと外部電気信号により各抵抗アレイの抵抗
値を活かすか短絡状態にする複数の半導体スイッチで構
成された可変抵抗アレイと、各増幅回路の出力側に接続
され、増幅された出力信号を取り込み、パルス波を形成
する比較回路と、各比較回路から出力されるパルス波を
出力インタフェイスを介して出力し、コンタクトピンが
接続可能な出力端子と、コンタクトピンが接続可能で、
各可変抵抗アレイの半導体スイッチにそれぞれ外部電気
信号を送る入力端子とを備え、上記エンコーダ調整装置
はエンコーダの出力端子に接続されるコンタクトピンを
有する調整用入力端子を介してパルス波を取り込み、そ
のパルス波のデューティ比を検出するデューティ比検出
回路と、デューティ比検出回路が検出したデューティ比
と規格デューティ比とを比較し、その差分を求める規格
値差分回路と、規格値比較回路が求めた差分に基づき、
エンコーダから出力されるパルス波のデューティ比が規
格デューティ比と一致するよう可変抵抗アレイの抵抗値
を可変する外部電気信号を、エンコーダの入力端子に接
続されるコンタクトピンを有する調整用出力端子に送る
調整制御回路とを備えたものである。
【0009】本発明の請求項1のエンコーダにおいて
は、回転治具により回転させられるエンコーダ本体の受
光素子の各相の各出力側或いは各増幅回路にそれぞれ接
続され、直列に接続された複数の抵抗アレイと外部電気
信号により各抵抗アレイの抵抗値を活かすか短絡状態に
する複数の半導体スイッチで構成された可変抵抗アレイ
を備えているから、エンコーダ調整装置がエンコーダか
ら出力されるパルス波のデューティ比が規格デューティ
比と一致するようにした可変抵抗アレイの抵抗値を可変
する外部電気信号を、エンコーダの半導体スイッチに送
ることにより、エンコーダから出力されるパルス波のデ
ューティ比が自動調整されることとなる。
【0010】本発明の請求項2のエンコーダ調整装置に
おいては、エンコーダの出力端子に接続されるコンタク
トピンを有する調整用入力端子を介してパルス波を取り
込み、そのパルス波のデューティ比を検出するデューテ
ィ比検出回路と、デューティ比検出回路が検出したデュ
ーティ比と規格デューティ比とを比較し、その差分を求
める規格値差分回路と、規格値比較回路が求めた差分に
基づき、エンコーダから出力されるパルス波のデューテ
ィ比が規格デューティ比と一致するよう可変抵抗アレイ
の抵抗値を可変する外部電気信号を、エンコーダの入力
端子に接続されるコンタクトピンを有する調整用出力端
子に送る調整制御回路とを備えているから、その調整用
入力端子に接続されているコンタクトピン及び調整用出
力端子に接続されているコンタクトピンをエンコーダの
出力端子及び入力端子に差し込んでエンコーダとエンコ
ーダ調整装置を接続し、エンコーダに取り付けた回転治
具を回転することにより、調整制御回路がエンコーダか
ら出力されるパルス波のデューティ比が規格デューティ
比と一致するようにした可変抵抗アレイの抵抗値を可変
する外部電気信号を、エンコーダの半導体スイッチに送
ることにより、エンコーダから出力されるパルス波のデ
ューティ比が自動調整されることとなる。
【0011】本発明の請求項3のエンコーダシステムに
おいては、上記エンコーダと上記エンコーダ調整装置と
を組み合わせて使用することにより、エンコーダの出力
信号のデューティ比の自動調整化が容易に実現され、生
産性の向上と信頼性の高いエンコーダを得ることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施形態1に係るエンコーダ調整システムの構成を示すブ
ロック図である。図において、1は発光ダイオードの発
光素子、2は発光素子1の光を受光するフォトダイオー
ドの受光素子、3a、3bは発光素子1と受光素子2と
の間に介在する固定スリット板及び回転スリット板であ
る。固定スリット板3aには円周方向に沿ってA、B、
Z相信号に対応したスリット(開口部)が設けられてお
り、そのスリット幅はその周期に対して50%に設定さ
れている。回転スリット板3bには固定スリット板3の
スリットに対向して設けられており、そのスリット幅は
その周期に対して50%に設定されている。4は回転ス
リット板3bを回転させる回転治具である。発光素子1
と受光素子2と固定スリット板3aと回転スリット板3
bとでエンコーダ本体5が構成されている。
【0013】6はA、B、Z相信号に対応して設けら
れ、受光素子2の各相の出力信号を増幅する増幅回路、
7は増幅回路6の出力側に接続され、増幅された三角波
の出力信号を取り込み、一定レベルとの信号を重畳させ
てパルス波を形成する比較回路、8は比較回路7の出力
側に接続された出力インタフェイス、9は受光素子2の
各相の各出力信号線にそれぞれ接続されたIC回路の可
変抵抗アレイで、直列に接続された複数の抵抗アレイ1
0と外部電気信号により各抵抗アレイ10の抵抗値を活
かすか短絡状態にする複数の半導体スイッチ11で構成
されている。
【0014】12は出力インタフェイス8の出力側に接
続され、後述のコンタクトピンが接続可能な出力端子
で、1相毎に1つ設けられている。13は可変抵抗アレ
イ9の複数の半導体スイッチ11をそれぞれオン、オフ
させる外部電気信号を受け取るスイッチ制御端子で、C
S端子とU/D端子とINC端子とからなる。14はス
イッチ制御端子13に接続され、後述のコンタクトピン
が接続可能な入力端子で、1相毎に3つ設けられてい
る。この実施の形態1では、発光素子1〜入力端子14
でエンコーダ16が構成されている。
【0015】20はエンコーダ16から出力されるパル
ス波のデューティ比を調整するためのエンコーダ調整装
置、21はエンコーダ調整装置20におけるエンコーダ
16の各相に対応して設けられた調整用入力端子で、1
つのコンタクトピン22を有している。23はエンコー
ダ調整装置20におけるエンコーダの各相に対応して設
けられた調整用出力端子で、3つのコンタクトピン24
を有している。26はデューティ比検出回路で、エンコ
ーダの出力端子12からコンタクトピン22及び調整用
入力端子21を介してエンコーダ16からのパルス波を
取り込み、そのパルス波のデューティ比を検出するもの
である。
【0016】27はデューティ比検出回路26が検出し
たデューティ比と例えば50%の規格デューティ比とを
比較し、その差分を求める規格値差分回路、28は調整
制御回路で、規格値差分回路27が求めた差分に基づ
き、エンコーダ16から出力されるパルス波のデューテ
ィ比が規格デューティ比と一致するようにした抵抗アレ
イ10の抵抗値を可変する外部電気信号を、エンコーダ
16の入力端子14にコンタクトピン24を介して送る
ものである。本発明の実施の形態1のエンコーダから出
力されるパルス波のデューティ比を調整するエンコーダ
調整システムはエンコーダ及びエンコーダ調整装置で構
成されている。
【0017】次に、本発明の実施の形態1のエンコーダ
調整システムの動作について説明する。エンコーダ16
から出力される出力信号であるパルス波のデューティ比
を調整する場合、まずエンコーダ16の各相の出力端子
12と入力端子14にエンコーダ調整装置20の調整用
入力端子21に接続されているコンタクトピン22を接
続すると共に調整用出力端子23に接続されているコン
タクトピン24を接続する。次に、エンコーダ本体5に
電源を投入し、更に回転治具4を駆動させると、受光素
子2は三角波の出力信号を増幅回路6に出力し、増幅回
路6ではその出力信号を増幅して比較回路7に出力す
る。比較回路7では、増幅された三角波の出力信号に一
定レベルの信号を重畳させてパルス波を形成し、出力端
子12に出力する。
【0018】エンコーダ調整装置20では、エンコーダ
16のパルス波がその出力端子12からコンタクトピン
22及び調整用入力端子21を介してデューティ比検出
回路26に入力される。デューティ比検出回路26では
エンコーダ16のパルス波からデューティ比を検出し、
検出したデューティ比を規格値差分回路27に出力す
る。規格値差分回路27はデューティ比検出回路26が
検出したデューティ比と規格デューティ比とを比較し、
その差分を求める。調整制御回路28では、規格値比較
回路27が求めた差分に基づき、エンコーダ16の出力
端子12から出力されるパルス波のデューティ比が規格
デューティ比と一致するようにした可変抵抗アレイ9の
抵抗値を可変する外部電気信号を、半導体スイッチ11
にスイッチ制御端子13を介して接続されている入力端
子14に接続されたコンタクトピンに24送る。
【0019】そうすると、可変抵抗アレイ9では、その
外部電気信号が入力端子14に接続されているスイッチ
制御端子13であるCS端子とU/D端子とINC端子
に入力され、適宜の半導体スイッチ11がオンさせら
れ、適宜の抵抗アレイ10が活かされて可変抵抗アレイ
9の抵抗値が可変されることによって受光素子2の出力
レベルが調整されることにより、エンコーダ16の出力
端子12から出力されるパルス波のデューティ比が規格
デューティ比と一致するように調整される。
【0020】このように、エンコーダ16の入力端子1
2及び出力端子14にエンコーダ調整装置20の調整用
出力端子21に接続されているコンタクトピン22及び
調整用出力端子23に接続されているコンタクトピン2
4を差し込んでエンコーダ16とエンコーダ調整装置2
0を接続し、エンコーダ16に取り付けた回転治具4を
回転することにより、エンコーダ16の出力信号のデュ
ーティ比の自動調整化が容易に実現され、生産性の向上
と信頼性の高いエンコーダが得られた。
【0021】実施の形態2.図2は本発明の実施形態2
に係るエンコーダ調整システムの構成を示すブロック図
である。図において、本発明の実施の形態1と同様の構
成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。
本発明の実施の形態2は、実施の形態1がエンコーダ1
6の出力信号のデューティ比の自動調整を受光素子2の
出力レベルを調整することにより行っていたのに対し、
エンコーダ16の出力信号のデューティ比の自動調整を
増幅回路6の増幅率を変えることにより行うようにした
ものである。従って、可変抵抗アレイ9は各増幅回路6
にそれぞれ接続されており、他の構成は実施の形態1と
同様である。
【0022】次に、本発明の実施の形態2のエンコーダ
調整システムの動作について実施の形態1と相違する点
について説明する。調整制御回路28では、規格値比較
回路27が求めた差分に基づき、エンコーダ16の出力
端子12から出力されるパルス波のデューティ比が規格
デューティ比と一致するようにした可変抵抗アレイ9の
抵抗値を可変する外部電気信号を、半導体スイッチ11
にスイッチ制御端子13を介して接続されている入力端
子14に接続されたコンタクトピン24に送る。
【0023】そうすると、可変抵抗アレイ9では、その
外部電気信号が入力端子14に接続されているスイッチ
制御端子13であるCS端子とU/D端子とINC端子
に入力され、適宜の半導体スイッチ11がオンさせら
れ、適宜の抵抗アレイ10が活かされて可変抵抗アレイ
9の抵抗値が可変されることによって増幅回路6の増幅
率が調整されることにより、エンコーダ16の出力端子
12から出力されるパルス波はそのデューティ比が規格
デューティ比と一致するように調整される。この実施の
形態2の場合も、エンコーダ16の入力端子12及び出
力端子14にエンコーダ調整装置20の調整用入力端子
21に接続されているコンタクトピン22及び調整用出
力端子23に接続されているコンタクトピン24を差し
込んでエンコーダ16とエンコーダ調整装置20を接続
し、エンコーダ16に取り付けた回転治具4を回転する
ことにより、エンコーダ16の出力信号のデューティ比
の自動調整化が容易に実現され、生産性の向上と信頼性
の高いエンコーダが得られた。
【0024】なお、上記実施の形態1、2ではいずれも
比較回路7は各相の三角波の出力信号と一定レベルの信
号を重畳してパルス波を形成するようにしているが、三
角波の出力信号とその180度の反転データとを組み合
わせてパルス波を形成する方法を取るものであってよい
ことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1のエンコ
ーダによれば、回転治具により回転させられるエンコー
ダ本体の受光素子の各相の各出力側或いは各増幅回路に
それぞれ接続され、直列に接続された複数の抵抗アレイ
と外部電気信号により各抵抗アレイの抵抗値を活かすか
短絡状態にする複数の半導体スイッチで構成された可変
抵抗アレイを備えているので、エンコーダ調整装置がエ
ンコーダから出力されるパルス波のデューティ比が規格
デューティ比と一致するようようにした可変抵抗アレイ
の抵抗値を可変する外部電気信号を、可変抵抗アレイの
半導体スイッチに送ることにより、エンコーダから出力
されるパルス波のデューティ比が自動調整されるという
効果がある。
【0026】本発明の請求項2のエンコーダ調整装置に
よれば、エンコーダの出力端子に接続されるコンタクト
ピンを有する調整用入力端子を介してパルス波を取り込
み、そのパルス波のデューティ比を検出するデューティ
比検出回路と、デューティ比検出回路が検出したデュー
ティ比と規格デューティ比とを比較し、その差分を求め
る規格値差分回路と、規格値比較回路が求めた差分に基
づき、エンコーダから出力されるパルス波のデューティ
比が規格デューティ比と一致するよう可変抵抗アレイの
抵抗値を可変する外部電気信号を、エンコーダの入力端
子に接続されるコンタクトピンを有する調整用出力端子
に送る調整制御回路とを備えているので、その調整用入
力端子に接続されているコンタクトピン及び調整用出力
端子に接続されているコンタクトピンをエンコーダの出
力端子及び入力端子に差し込んでエンコーダとエンコー
ダ調整装置を接続し、エンコーダに取り付けた回転治具
を回転することにより、調整制御回路がエンコーダから
出力されるパルス波のデューティ比が規格デューティ比
と一致するようにした可変抵抗アレイの抵抗値を可変す
る外部電気信号を、エンコーダの半導体スイッチに送る
ことにより、エンコーダから出力されるパルス波のデュ
ーティ比が自動調整されるという効果がある。
【0027】本発明の請求項3のエンコーダシステムに
よれば、上記エンコーダと上記エンコーダ調整装置とを
組み合わせて使用することにより、エンコーダの出力信
号のデューティ比の自動調整化が容易に実現され、生産
性の向上と信頼性の高いエンコーダを得ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るエンコーダ調整シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態2に係るエンコーダ調整シス
テムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2 受光素子 4 回転治具 5 エンコーダ本体 6 増幅回路 7 比較回路 8 出力インタフェイス 9 可変抵抗アレイ 10 抵抗アレイ 11 半導体スイッチ 12 出力端子 14 入力端子 20 エンコーダ調整装置 21 調整用入力端子 22 コンタクトピン 23 調整用出力端子 24 コンタクトピン 26 デューティ比検出回路 27 規格値差分回路 28 調整制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転治具によって回転させられ、受光素
    子の複数相の各出力信号を出力するエンコーダ本体と、 エンコーダ本体の各相の出力信号をそれぞれ増幅する増
    幅回路と、 エンコーダ本体の受光素子の各相の各出力側或いは各増
    幅回路にそれぞれ接続され、直列に接続された複数の抵
    抗アレイと外部電気信号により各抵抗アレイの抵抗値を
    活かすか短絡状態にする複数の半導体スイッチで構成さ
    れた可変抵抗アレイと、 各増幅回路の出力側に接続され、増幅された出力信号を
    取り込み、パルス波を形成する比較回路と、 各比較回路から出力されるパルス波を出力インタフェイ
    スを介して出力し、コンタクトピンが接続可能な出力端
    子と、 コンタクトピンが接続可能で、各可変抵抗アレイの半導
    体スイッチにそれぞれ外部電気信号を送る入力端子とを
    備えたことを特徴とするエンコーダ。
  2. 【請求項2】 エンコーダの出力端子に接続されるコン
    タクトピンを有する調整用入力端子を介してパルス波を
    取り込み、そのパルス波のデューティ比を検出するデュ
    ーティ比検出回路と、 デューティ比検出回路が検出したデューティ比と規格デ
    ューティ比とを比較し、その差分を求める規格値差分回
    路と、 規格値比較回路が求めた差分に基づき、エンコーダから
    出力されるパルス波のデューティ比が規格デューティ比
    と一致するよう可変抵抗アレイの抵抗値を可変する外部
    電気信号を、エンコーダの入力端子に接続されるコンタ
    クトピンを有する調整用出力端子に送る調整制御回路と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ調整装置。
  3. 【請求項3】 エンコーダから出力されるパルス波のデ
    ューティ比を調整するエンコーダ調整システムであっ
    て、エンコーダ及びエンコーダ調整装置を具備し、 上記エンコーダは回転治具によって回転させられ、受光
    素子の複数相の各出力信号を出力するエンコーダ本体
    と、エンコーダ本体の各相の出力信号をそれぞれ増幅す
    る増幅回路と、エンコーダ本体の受光素子の各相の各出
    力信号線或いは各増幅回路にそれぞれ接続され、直列に
    接続された複数の抵抗アレイと外部電気信号により各抵
    抗アレイの抵抗値を活かすか短絡状態にする複数の半導
    体スイッチで構成された可変抵抗アレイと、各増幅回路
    の出力側に接続され、増幅された出力信号を取り込み、
    パルス波を形成する比較回路と、各比較回路から出力さ
    れるパルス波を出力インタフェイスを介して出力し、コ
    ンタクトピンが接続可能な出力端子と、コンタクトピン
    が接続可能で、各可変抵抗アレイの半導体スイッチにそ
    れぞれ外部電気信号を送る入力端子とを備え、 上記エンコーダ調整装置はエンコーダの出力端子に接続
    されるコンタクトピンを有する調整用入力端子を介して
    パルス波を取り込み、そのパルス波のデューティ比を検
    出するデューティ比検出回路と、デューティ比検出回路
    が検出したデューティ比と規格デューティ比とを比較
    し、その差分を求める規格値差分回路と、規格値比較回
    路が求めた差分に基づき、エンコーダから出力されるパ
    ルス波のデューティ比が規格デューティ比と一致するよ
    う可変抵抗アレイの抵抗値を可変する外部電気信号を、
    エンコーダの入力端子に接続されるコンタクトピンを有
    する調整用出力端子に送る調整制御回路とを備えたこと
    を特徴とするエンコーダ調整システム。
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