JP2000234899A - 国際射撃競技用高性能光線銃の電子標的装置 - Google Patents

国際射撃競技用高性能光線銃の電子標的装置

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JP2000234899A
JP2000234899A JP11038077A JP3807799A JP2000234899A JP 2000234899 A JP2000234899 A JP 2000234899A JP 11038077 A JP11038077 A JP 11038077A JP 3807799 A JP3807799 A JP 3807799A JP 2000234899 A JP2000234899 A JP 2000234899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光線銃の標的装置は、構造が極めて簡
単で、命中成績の表示も粗略であったから、すべて遊戯
用で、競技用には使用出来ず、勿論国際競技には使うこ
とが出来なかった。これを大幅に改善して、オリンピク
の射撃競技用としても採用可能にしようということが本
発明の課題である。 【解決手段】 本発明は多数の新技術を消化適用して新
しい標的装置の構成要素としたもので、それらの主なも
のは、微細なCCDリニアイメ−ジ受光センサ、シフト
レジタ、マイクロプロセッサ、偏向フィルタ、受光感度
の自動調整機構等であり、従来技術に比し大幅に進歩さ
せた光線銃の標的装置である。これら多くの新技術要件
の応用により、従来の約100倍の精度で、命中成績を
検出し表示することが、世界で初めて可能となり、正確
で安全な、光線銃の国際射撃競技用標的装置が、ここに
開発された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、国際射撃競技用高
性能光線銃の電子標的装置に関するものである。具体的
には、今までに存在した遊戯用の光線銃の電子標的装置
の構造を大幅に、改造し進歩させることにより、精度を
10ないし100倍に上げて、例えばオリンピックの種
目としての射撃競技用、換言すれば、国際的な射撃競技
にも使用可能とするため、電子技術により、その精度を
画期的に高度のものとして、国際スポ−ツ社会に提供す
るための発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明のような高精度の光線銃の
電子標的装置は皆無であったから、国際的射撃の競技に
使えるものは全く存在しなかった。即ち精度の低い遊戯
用のものばかりであった。
【0003】第1の従来技術は、レ−ザライフル、レ−
ザピストル等の光線銃の標的装置として、アナログ的作
動機構及びその付加的機械手段から成るものが、殆どで
あった。これは幅がやや広い短冊形の光電変換素子を標
的面の中頃に十文字に設け、光線銃発射により、光の散
乱によりできた円錐形ビ−ムが標的に当り、前記短冊形
の十文字に当る。しかしてレ−ザが当った面積に電圧パ
ルスを発生させ、また中心と反対側に逆の電圧を発生さ
せ、中心からの距離による電圧の差をアナログ的に表現
することにより、命中成績をあらわすと言うものであ
る。
【0004】第2の従来技術は、光線銃の標的装置にお
いて、液晶表示装置と、弾着を検出して電気信号に変換
する手段と、その出力を液晶表示装置に与えて駆動させ
る手段とを備えた光線銃の標的装置であり、受光センサ
としてホトダイオ−ドが1個だけ設けられている構成で
ある。
【0005】第3の従来技術は、光ビ−ムシュ−テイン
グ装置と称されるもので、光線銃も含めた光ビ−ム射撃
装置全体を対象としたもので、光ビ−ムの照射をアナロ
グに検出し、所謂A−D−A変換を行ない、別の場所に
設置されたCRT上に着弾点を表示するものが存在して
いる。
【0006】第4の従来技術は、標的表面に設けた縦軸
及び横軸上に複数、約5個の受光センサ、ホトダイオ−
ドを設けて光線銃弾を受光し、中央点から縦軸及び横軸
にそれぞれ5分割された着弾点中心を検出する標的装置
であって、縦軸線、横軸線各10等分して、得点を点数
表示手段にあらわすものが存在した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実弾を用いた国際射撃
競技は、オリンピック種目として第1回アテネ大会以来
実施され、第26回アトランタ大会(1996年)ま
で、陸上競技種目に次いで参加国数の多い重要種目とし
て続いており、2000年のシドニ−でも開催されるこ
とが決定している。このような重要種目であるライフル
射撃競技であっても実弾射撃では、日本国内において
は、誰でも自由に銃を所持することは、銃砲刀剣類所持
等取締法(略称;銃刀法)により出来ない。そこで、銃
刀法に触れない光線銃によるビ−ムライフル等射撃が広
く普及してきた。一方、国際的に見ても実弾射撃では危
険であることに違いなく、環境の安全に問題がある。従
って、出来れば射撃競技のようなものは、成績が近似す
るものであれば環境の安全の見地から光線銃で行なわれ
るほうが望ましいといえる。
【0008】ところが、従来の光線銃は、前記のような
ものがあるけれども、以下説明するように、いずれも簡
単なものばかりである。第1の従来技術では、光線銃の
光線が当った面積に比例して、電圧が発生し、サ−ボモ
−タの作動により、中心位置着弾点が表示されるので、
光線弾発射から点数表示まで3〜5秒と比較的長時間を
必要とする。また、サ−ボモ−タで機械的に位置決めし
ているので、機構が複雑かつ大型となり過ぎる。かつま
た、アナログ方式では微調整がきかないので、円形ビ−
ムの中心の検出精度が悪い。従って、点数表示の精度も
低いなど、多くの欠点があった。
【0009】第2の従来技術では、前述のように簡単な
液晶表示であるから、単に標的装置に着弾したか否かを
表示するだけのもので、座表も組み込まれておらず、着
弾点の正確な位置は表示されず、中心部から外れた場合
には全く表示されないから、遊戯具としても、プレイヤ
−に興味を持たせないという欠点がある。
【0010】第3の従来技術は、光ビ−ムシュ−テイン
グ装置で、銃と標的装置の両方を発明の対象にしている
が、標的はアナログ方式であるから、精度が低い上に、
制御回路中でA−D−A変換を行なっているために、2
重に精度が低くなるなどの欠点がある。
【0011】第4の従来技術は、中央点から縦軸及び横
軸に夫々5分割された受光センサカら着弾中心を検出す
る程度のものであるから、各ホトダイオ−ドは単体素子
で、例えば5ミリ位と粗いピッチで配置されているの
で、中心点から夫々10等分位では、射手のレベルが向
上し、満点近い選手が続出すると、少くとも競技用とし
ては、最早不適になるという問題点が生じている。
【0012】以上により、従来技術によるものは、遊戯
用具としては使えるが、厳密な成績比較をする必要のあ
る射撃競技用、特に各国の代表選手によって競われるオ
リンピックを含む国際射撃競技用には不充分である。即
ち、従来の10点領域、1点単位表示では、各国代表選
手の成績順位の判定は全く困難である。そこで最近、U
IT(国際射撃連合)は新ル−ル改正により、10点以
上のみを0.1きざみとし10.9までとした。一方、
環境の安全の見地から、精度が高ければ、ビ−ムライフ
ル射撃もUITによって認められ、将来は実弾射撃に取
って変わる可能性もある。従って、採点の単位を細密正
確にして表示できる、高精度の標的装置の出現が、この
数年来期待されている。本発明はまさにこの久しき要望
に応えて創始されたものであり、これが発明の目的であ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に与えられた課題
を解決するために、従来にない多くの新規手段により構
成された本発明の手段は次の通りである。その第1の特
徴は、光線銃の標的表面に前記光線銃の光線を感知する
機能を有するCCDリニアイメ−ジ受光センサとシフト
レジスタを、標的中心部と、該標的中心部を通る縦軸及
び横軸上に夫々1[mm]当り10個以上線設し、かつ
前記標的表面内の円周に沿って発光素子を周設した標的
板と、前記CCDリニアイメ−ジ受光センサからの信号
に応答して、着弾中心点と前記標的の中心との距離から
得られた点数を演算し、その出力を精密に制御するマイ
クロプロセッサを内蔵することによりパ−ソナルコンピ
ユ−タ送信デ−タを出力し得る演算制御手段と、前記着
弾点に応じた得点を表示する手段とを有する国際射撃競
技用高性能光線銃の電子標的装置である。第2には前記
CCDリニアイメ−ジ受光センサが感光部を夫々−10
0から+100までに細分化し、1素子のサイズを7な
いし10[μm]とすることにより量子化し線状に配列
して精密に演算し10.99までの着弾及び得点表示を
可能としたものである国際射撃競技用高性能光線銃の電
子標的装置であることである。第3には前記シフトレジ
タが、前記光線銃からの光束により並列に入力した受光
信号を直列の信号に変換することにより、累積光量ない
しは得点累計を精密に算出し、出力する機能を有する国
際射撃競技用高性能光線銃の電子標的装置であることで
ある。第4には、前記の演算制御手段が、前記の光線銃
により発射された光線が前記の縦軸及び横軸と中心部を
含む標的平面に円形に当る場合に、前記縦軸及び横軸上
に、10[cm]当り1000ないし1300個のCC
Dリニアイメ−ジ受光センサを直線的に配置してあり、
かつ光線銃の光ビ−ムが入光する以前に入る不要な光成
分を、常時消去するサイクル回路を設けてあり、更に、
受光感度の自動調整機能を有し、格段に精度を高めるこ
とにより、演算制御する機能を有するものであることで
ある。第5には、更にその演算制御手段が、前記CCD
リニアイメ−ジ受光センサの縦横軸の中心から、着弾円
内の長さの差分を縦横軸毎に取り、排他的論理ゲ−トを
使用することにより精密に演算し、両者の差分より、着
弾円の中心点と点数を高精度に表示するものであること
である。
【0014】更に、本発明の構成要素中の従来技術にな
い多くの新規事項を次に特記する。 1)従来と異り、微細なCCDリニアイメ−ジ受光セン
サを用いたことにより、縦軸、横軸のデ−タは−100
から+100まで細分化していること。2)前記UIT
では最近の制度改正で0〜9点は1点刻みで、10.O
から10.9まで0.1刻みで、射撃成績を表示するこ
ととしたが、本発明では、更に0.00〜10.99ま
でと、将来を考慮し、従来の100倍の精度で検出し、
射撃成績の表示が出来るようにしたこと。3)シフトレ
ジスタを用い、一層精度が上がるようにしたこと。4)
制御手段中にマイクロプロセッサを内臓させて制御精度
を向上させたこと。5)受光面のCCDリニアイメ−ジ
受光センサのレンズ面に偏向フィルタを付けたことによ
り、受光時の輪郭を矯正し正確にしたこと。6)受光感
度の自動調整、即ちCCDリニアイメ−ジ受光センサか
らの受光信号の基準電圧を標的面の明るさに応じて自動
調整する機能を持たせたこと、等々である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一般的作用について説明
する。先ず光線銃が標的に向けて発射されると、標的板
の着弾輪郭円内に光が当る。この円内の縦軸及び横軸の
CCDリニアイメ−ジ受光センサが受光の範囲となり、
この受光センサからラインセンサ駆動信号発生器に信号
が入力され、同器より、シフト信号(SH),クランプ
信号の(CP),転送クロック信号(EO)が発せら
れ、光線ビ−ム着弾検知信号によりカウンタゲ−トを開
き、その信号は排他的論理ゲ−トを通過し縦軸横軸それ
ぞれに光が当った分の夫々の差分をカウンタで計数す
る。この差分から制御手段によりプログラム処理しパ−
ソナルコンピュ−タ送信デ−タを出力し得点表示器は競
技用は専用得点表示器を使用し練習にはパソコンを得点
表示器に使用する。
【0016】
【実施例】本発明の1実施例について、図面を参照して
説明する。図1は光線銃から発射される光ビ−ムの着弾
位置検出センサのユニットの1例であり、標的の中心を
通り直交するラインセンサNS,EWと、着弾検知のた
め中心に設けたCセンサと、着弾例として光線銃の着弾
輪郭Aと、該輪郭円の着弾の中心Bを図示している。各
ラインセンサは、微細なCCDリニアイメ−ジ受光セン
サを直線上に、配列したものである。光ビ−ムが着弾し
た円形範囲内のラインセンサは黒く塗り潰して表示され
ている。CCDリニアイメ−ジ受光センサそのものにつ
いてはブロック図により図2に表示し、本図の下方より
光線が当るものとすれば、例えば1[mm]当り10個
のホトセンサを配置され高密度に所謂量子化されてお
り、本実施例としては1ラインに1000個の素子が集
積されているものである。次に光束が標的に当ると、図
3に表わされる順序で先ず中央センサにC−INから入
力され、ラインセンサ駆動信号発生器が作動し、SH;
シフト信号とCCDリニアイメ−ジ受光センサの内部処
理で出力バッファ内の不要の電荷を消去するためRS;
リセット信号が発せられ、その後電荷基準を一定に揃え
ておくためCPクランプ信号が作動し、次にEO;転送
クロック信号が発生し制御手段が作動する。換言すれ
ば、前記SH、CP、RS、EOはCCDリニアイメ−
ジ受光センサを駆動する内部信号で、図4に示される矢
印の動作により受光したホトダイオ−ドの信号が出力バ
ッファ内に移動し、シリアルにシフトされてカウンタに
出力される。この出力がカウンタに入力されるとGC;
ゲ−トカウンタは光線ビ−ム着弾検知でカウンタゲ−ト
を開く。各カウンタの作動は図5に示すような態様で作
動し、ゲ−トYGとカウンタYCからなるY軸カウンタ
においてYGは排他論理によるN−OUTとS−OUT
の差分をYCのアップ/ダウンカウンタで、Y軸中心
(y=YOからYN)を得る。XGとXCからなるX軸
カウンタにおいてXGは排他論理によるN−OUTとS
−OUTの差分をXCのアップ/ダウンカウンタでX軸
中心(x=XOからXN)を得る。y,xは共にN+1
ビットの2進数であり、図1に示す着弾の中心Bを指
す。
【0017】そこで図5に示すY軸カウンタからの出
力;Y0,Y1・・・YN並にX軸カウンタからの出
力;X0,X1・・・XNは、図6に示す中央制御手段
としてのCPU;マイクロプロセッサに入力され、ここ
で標的中央のCセンサによって割り込み信号を受ける。
入力情報として差分yとxをうけてプログラム処理さ
れ、パ−ソナルコンピュ−タ送信デ−タを出力する。こ
こでホトラインセンサを駆動する信号のタイミングを図
7により説明する。SH:シフト信号はホトトランジス
タが受光した電子信号をCCDアナログシフトゲ−トレ
ジスタに並列に転送する。RS;リセット信号,CP;
クランプ信号はシリアルな出力信号回路の各量子化ビッ
ト検出用リセット及びクロック信号である。EO;転送
クロック信号はレジスタのシフト信号である。また、O
UT信号の前半は受光部分の出力信号で後半は光線銃か
らの光の当らない暗光部分、即ち非受光信号部を示して
いる。更に図8は標的装置のタイミング全体を示す図で
あり、前記SHサイクルは前記図7に示すRS,CP,
EOと共に駆動される。例えば100[m.sec]周
期で常時駆動し、光線銃ビ−ム以外のノイズ的受光信号
を記号のsh−clとして排出する。C中央センサが光
を感知するとシステム動作がsh−1で割り込み前述の
動作が行なわれる。Y軸カウンタ,X軸カウンタUP/
DOUNは差分デ−タ(y,x)検出タイミングを示し
ている。前記4本のCCDリニアイメ−ジ受光センサか
ら出力されるパルス信号幅の例を図9に示す。縦軸につ
いてはN−S=645−232=413となり差分Yを
得る。また横軸については、E−W=673−256=
417として差分Xを得る。ここで排他的論理ゲ−トの
作用を述べる。図9の説明で取り上げた様に高精度の差
分を得る為の処理で、入力デ−タのデ−タ量に比例した
排他的論理ゲ−トを使用することにより、出力信号も高
精度の結果が得られる。
【0018】次に得点成績計算の原理について述べる。
標的にある得点範囲が基準となる。CCDリニアイメ−
ジ受光センサの配置を標的中心から一定の距離を決めて
設置する。これにより標的に受光した光束の中心は各C
CDリニアイメ−ジ受光センサからの出力信号を処理し
X軸,Y軸の差分デ−タにより、標的中心からホトダイ
オ−ドの1番始めからの距離の絶対値で表わした出力の
差分により検出できる。この出力の差分は、例えば、受
光したホトダイオ−ドの数×ホトダイオ−ドの大きさ
(例えば7[μm])により表わすことができる。この
デ−タと標的の得点範囲に照し合わせると受光した光束
の中心点の位置が検出出来、これを得点表示器に導き入
力すれば、直ちに得点が高精度に、0.01点単位で1
0.99まで表示される。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、多数の
新規な事項により構成されているので、従来技術とは全
く異なる、特別顕著な効果を有する。1)光線銃の標的
装置は、従来技術では、すべて遊戯用で構造が簡単で、
得点精度も低く、競技用としてはいずれも不充分であっ
たところ、本発明の光線銃標的装置は受光センサを高精
度のものを用いた構造とし、その他多くの新規技術事項
をにより構成したので、従来の約100倍の精度で、射
撃成績の表示が可能となった。2)本発明ではμ単位の
ホトセンサを線状に構成し、更に、シフトトランジス
タ、マイクロプロセッサ、偏向フィルタ、受光感度の自
動調整機能等、従来秘術にない構成要素を使用したので
格段に高度の検出機能を有することとなり、全得点領域
を0.01単位で検出可能とした等の顕著な効果を奏す
る。3)本発明により、非常に高性能な光線銃の標的装
置が出現したので、光線銃がオリンピックなどの国際射
撃競技大会に使用される可能性と、世界的要望である環
境保護の観点から、シミレ−ションとして実弾射撃競技
に取って替わり得る可能性があるという、更に大きな効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ビ−ムの着弾位置検出センサのユニットの1
例。
【図2】CCDリニアイメ−ジ受光センサの機能説明
図。
【図3】ラインセンサ駆動信号発生器の機能説明図。
【図4】SH、CP、RS、EOの各信号の作用説明
図。
【図5】各カウンタの作動説明図。
【図6】CPUマイクロプロセッサ入出力説明図。
【図7】ホトラインセンサを駆動するタイミングの説明
図。
【図8】標的装置のタイミング全体を示す図
【図9】CCDリニアイメ−ジ受光センサから出力され
るパルス信号幅の例。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線銃から発射された光線束の着弾点を
    光センサにより検出し表示する光線銃の電子標的装置に
    おいて、標的表面に前記光線銃の光線を感知する機能を
    有するCCDリニアイメ−ジ受光センサとシフトレジス
    タを、標的中心部と、該標的中心部を通る縦軸及び横軸
    上に夫々1[mm]当り10個以上線設し、かつ前記標
    的表面内の円周に沿って発光素子を周設した標的板と、
    前記CCDリニアイメ−ジ受光センサからの信号に応答
    して、着弾中心点と前記標的の中心との距離から得られ
    た点数を演算し、その出力を精密に制御するマイクロプ
    ロセッサを内蔵することによりパ−ソナルコンピユ−タ
    送信デ−タを出力し得る演算制御手段と、前記着弾点に
    応じた得点を表示する手段とを有することを特徴とする
    国際射撃競技用高性能光線銃の電子標的装置。
  2. 【請求項2】 前記CCDリニアイメ−ジ受光センサが
    感光部を夫々−100から+100までに細分化し、1
    素子のサイズを7ないし10[μm]とすることにより
    量子化し線状に配列して精密に演算し10.99までの
    着弾及び得点表示を可能としたものである請求項1に記
    載の国際射撃競技用高性能光線銃の電子標的装置。
  3. 【請求項3】 前記シフトレジタは、前記光線銃からの
    光束により並列に入力した受光信号を直列の信号に変換
    することにより、累積光量ないしは得点累計をを精密に
    算出し、出力する機能を有するものである請求項1に記
    載の国際射撃競技用高性能光線銃の電子標的装置。
  4. 【請求項4】 前記演算制御手段は、前記光線銃により
    発射された光線が前記縦軸及び横軸と中心部を含む標的
    平面に円形に当る場合に、前記縦軸及び横軸上に、10
    [cm]当り1000ないし1300個のCCDリニア
    イメ−ジ受光センサを直線的に配置してあり、かつ光線
    銃の光ビ−ムが入光する以前に入る不要な光成分を、常
    時消去するサイクル回路を設けてあり、更に、受光感度
    の自動調整機能を有し、格段に精度を高めることによ
    り、演算制御するものである請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の国際射撃競技用高性能光線銃の電子標的装
    置。
  5. 【請求項5】 前記演算制御手段は、前記CCDリニア
    イメ−ジ受光センサの縦横軸の中心から、着弾円内の長
    さの差分を縦横軸毎に取り、排他的論理ゲ−トを使用す
    ることにより精密に演算し、両者の差分より、着弾円の
    中心点と点数を高精度に表示するものである請求項1な
    いし4のいずれかに記載の国際射撃競技用高性能光線銃
    の電子標的装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006051242A1 (de) * 2006-08-09 2008-02-14 Ewald Weigt Präzisionstechnik GmbH Zielbox, Übungsschießanlage mit Gewehr
WO2014135926A1 (en) * 2013-03-06 2014-09-12 Manpat Rajesh Target scoring system and method

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