JP2000232971A - 吸引浸出液採取方法および装置 - Google Patents
吸引浸出液採取方法および装置Info
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- JP2000232971A JP2000232971A JP11076284A JP7628499A JP2000232971A JP 2000232971 A JP2000232971 A JP 2000232971A JP 11076284 A JP11076284 A JP 11076284A JP 7628499 A JP7628499 A JP 7628499A JP 2000232971 A JP2000232971 A JP 2000232971A
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な操作だけで吸引浸出液の採取を短時間
に行うことができる小型の装置を提供する。 【解決手段】 軸９を回転させるモーター７と該軸９に
連動して回転する装着体１１とを内部に保有するハウジ
ング３と脱着可能な外蓋１３とにより構成され、また装
着体１１の先端部１２は凹凸形状をしている。キャップ
１部分を押圧するとモーター７が回転を始めて、それと
連動して軸９および装着体１１の回転が始まる。すると
装着体１１の先端部１２は、外蓋１３の開口部１７の上
端面より突出した表皮部分２３に接触し、回転している
先端部１２の凹凸形状が前記表皮部分２３を削り取り、
さらに装着体１１が後退する際に、内部が減圧され吸引
浸出液が減圧吸引により採取される。
に行うことができる小型の装置を提供する。 【解決手段】 軸９を回転させるモーター７と該軸９に
連動して回転する装着体１１とを内部に保有するハウジ
ング３と脱着可能な外蓋１３とにより構成され、また装
着体１１の先端部１２は凹凸形状をしている。キャップ
１部分を押圧するとモーター７が回転を始めて、それと
連動して軸９および装着体１１の回転が始まる。すると
装着体１１の先端部１２は、外蓋１３の開口部１７の上
端面より突出した表皮部分２３に接触し、回転している
先端部１２の凹凸形状が前記表皮部分２３を削り取り、
さらに装着体１１が後退する際に、内部が減圧され吸引
浸出液が減圧吸引により採取される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚より吸引浸出
液を浸出させる前処理として行う表皮角質層除去を効率
よく行い、吸引浸出液等を簡便に採取することを可能と
する方法および装置に関する。
液を浸出させる前処理として行う表皮角質層除去を効率
よく行い、吸引浸出液等を簡便に採取することを可能と
する方法および装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、人体から採取した血液成分分
析は、臨床検査あるいは生化学分析装置を用いて行われ
ている。特に、糖尿病患者は血糖値のコントロールが必
要なために、血糖値測定を日常的に行っている。現在行
われている手法としては、ランセットなどの穿刺デバイ
スにより皮膚を傷付けて全血を出液させ、電極上に酸化
還元酵素およびメディエータを配して血液と反応させ、
電圧を印加し応答電流値を濃度に換算するバイオセンサ
などが挙げられる。しかし、最近の技術進歩により血液
の代わりに皮膚表面から採取した吸引浸出液を用いる測
定法が提案されている。吸引浸出液は、例えば腕などの
皮膚表面の表皮角質層を除去した部分を減圧吸引などで
得られる微量の検体であり、皮下組織の間質液あるいは
毛細血管壁より減圧濾過された液体であると考えられて
いる。この吸引浸出液は血液よりもタンパク質濃度が低
いため、測定時における電極表面へのタンパク質付着を
軽減することができ、測定精度の向上が図られる特徴が
ある。また、吸引浸出液は経皮的に採取されるため、従
来の血液の採取とは異なり、被験者に与える苦痛の軽減
や病原菌の感染防止の観点からも有利な方法と考えられ
ている。
析は、臨床検査あるいは生化学分析装置を用いて行われ
ている。特に、糖尿病患者は血糖値のコントロールが必
要なために、血糖値測定を日常的に行っている。現在行
われている手法としては、ランセットなどの穿刺デバイ
スにより皮膚を傷付けて全血を出液させ、電極上に酸化
還元酵素およびメディエータを配して血液と反応させ、
電圧を印加し応答電流値を濃度に換算するバイオセンサ
などが挙げられる。しかし、最近の技術進歩により血液
の代わりに皮膚表面から採取した吸引浸出液を用いる測
定法が提案されている。吸引浸出液は、例えば腕などの
皮膚表面の表皮角質層を除去した部分を減圧吸引などで
得られる微量の検体であり、皮下組織の間質液あるいは
毛細血管壁より減圧濾過された液体であると考えられて
いる。この吸引浸出液は血液よりもタンパク質濃度が低
いため、測定時における電極表面へのタンパク質付着を
軽減することができ、測定精度の向上が図られる特徴が
ある。また、吸引浸出液は経皮的に採取されるため、従
来の血液の採取とは異なり、被験者に与える苦痛の軽減
や病原菌の感染防止の観点からも有利な方法と考えられ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記した吸引浸出液採
取の前処理として、表皮角質層の除去がある。この方法
の代表例として粘着剤の粘着力で表皮角質層を除去する
テープストリッピング法が挙げられる。
取の前処理として、表皮角質層の除去がある。この方法
の代表例として粘着剤の粘着力で表皮角質層を除去する
テープストリッピング法が挙げられる。
【０００４】しかし、このテープストリッピング法は粘
着剤を皮膚に張り付けて、その後取り去るという作業を
２０回以上、人によっては４０回以上行う必要がある。
しかも、年齢、性別の他にその日の皮膚の状態によって
もテープストリッピングを行う回数が違うなど、操作を
行う人に経験的な要素を要求するものである。つまり、
初心者にとっては、テープストリッピングを行う回数を
判断できないという問題点がある。また、２０回〜４０
回ものテープストリッピングによる表皮角質層の除去作
業が繰り返されるため、患者の精神的・肉体的負担が大
きいという問題もある。さらに、全く同じ場所をテープ
ストリッピングするのは困難であり、表皮角質層の均一
な除去ができず、ムラが生じてしまうために無駄に表皮
角質層を除去する部分があるという問題もある。
着剤を皮膚に張り付けて、その後取り去るという作業を
２０回以上、人によっては４０回以上行う必要がある。
しかも、年齢、性別の他にその日の皮膚の状態によって
もテープストリッピングを行う回数が違うなど、操作を
行う人に経験的な要素を要求するものである。つまり、
初心者にとっては、テープストリッピングを行う回数を
判断できないという問題点がある。また、２０回〜４０
回ものテープストリッピングによる表皮角質層の除去作
業が繰り返されるため、患者の精神的・肉体的負担が大
きいという問題もある。さらに、全く同じ場所をテープ
ストリッピングするのは困難であり、表皮角質層の均一
な除去ができず、ムラが生じてしまうために無駄に表皮
角質層を除去する部分があるという問題もある。
【０００５】このテープストリッピング法の経験的な要
素および作業による患者の精神的・肉体的負担を軽減す
る目的で、複数の微小な穿刺針を表皮下１００μｍ程度
まで穿刺を行い、複数の開口部を表皮角質層に空け、そ
の後減圧吸引または減圧吸引と皮膚表面振動を組み合わ
せる方法により、吸引浸出液を表面に出液させる、とい
う方法も考えられている。このような方法として、例え
ば特開平１０−０８５２０３がある。
素および作業による患者の精神的・肉体的負担を軽減す
る目的で、複数の微小な穿刺針を表皮下１００μｍ程度
まで穿刺を行い、複数の開口部を表皮角質層に空け、そ
の後減圧吸引または減圧吸引と皮膚表面振動を組み合わ
せる方法により、吸引浸出液を表面に出液させる、とい
う方法も考えられている。このような方法として、例え
ば特開平１０−０８５２０３がある。
【０００６】しかし、この方法では表皮角質層を除去し
ておらず出液の効率はテープストリッピング法の場合よ
りも悪く、出液の効率を上げるために大型の減圧吸引装
置や減圧吸引装置の他に振動装置などが必要となり、コ
ストが大幅にアップするとともに、装置の小型化が難し
いという問題がある。
ておらず出液の効率はテープストリッピング法の場合よ
りも悪く、出液の効率を上げるために大型の減圧吸引装
置や減圧吸引装置の他に振動装置などが必要となり、コ
ストが大幅にアップするとともに、装置の小型化が難し
いという問題がある。
【０００７】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去せしめ、簡便な操作で短時間のうちに表皮角質層を
均一に除去して吸引浸出液を採取する小型の装置を提供
することにある。
除去せしめ、簡便な操作で短時間のうちに表皮角質層を
均一に除去して吸引浸出液を採取する小型の装置を提供
することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、捧状部材の軸
の先端に尖鋭な凹凸形状を有する装着体を配置し、該棒
状部材を動作させることにより、皮膚の表皮角質層を除
去し、続いて吸引する手段によって皮膚より吸引浸出液
を採取する吸引浸出液採取方法である。ここでいう凹凸
形状とは、動作させた状態で皮膚と接触させたときに、
表皮角質層を除去できる形状であり、公知のいかなる技
術も用いることが可能であるが、例えば紙ヤスリなどの
研磨物質を表面に固着しているものや金属ヤスリ、鋸
歯、尖鋭な王冠などの形状が採用される。
の先端に尖鋭な凹凸形状を有する装着体を配置し、該棒
状部材を動作させることにより、皮膚の表皮角質層を除
去し、続いて吸引する手段によって皮膚より吸引浸出液
を採取する吸引浸出液採取方法である。ここでいう凹凸
形状とは、動作させた状態で皮膚と接触させたときに、
表皮角質層を除去できる形状であり、公知のいかなる技
術も用いることが可能であるが、例えば紙ヤスリなどの
研磨物質を表面に固着しているものや金属ヤスリ、鋸
歯、尖鋭な王冠などの形状が採用される。
【０００９】また本発明は、上記動作が棒状部材を軸と
した回転である前記記載の吸引浸出液採取方法である。
このように装着体の凹凸形状部分を回転させて効率よく
表皮角質層を除去することにより、吸引浸出液を採取す
る時間を短縮することが可能となる。
した回転である前記記載の吸引浸出液採取方法である。
このように装着体の凹凸形状部分を回転させて効率よく
表皮角質層を除去することにより、吸引浸出液を採取す
る時間を短縮することが可能となる。
【００１０】本発明は、表皮角質層を除去するための、
前記軸９の先端に尖鋭な凹凸形状を有する装着体１１、
および表皮角質層を除去した皮膚面より吸引浸出液を採
取するための吸引する手段から構成されている吸引浸出
液採取装置である。
前記軸９の先端に尖鋭な凹凸形状を有する装着体１１、
および表皮角質層を除去した皮膚面より吸引浸出液を採
取するための吸引する手段から構成されている吸引浸出
液採取装置である。
【００１１】また本発明は、筒状体のハウジング３内に
軸９を備え、装着体１１の先端部１２の皮膚当接面の形
状より小さい開口部１７を有する脱着可能な外蓋１３
を、ハウジング３の皮膚当接面に沿って装着している構
成にすることで、開口部１７より装置内部へ突出した皮
膚表面だけを効率よく除去できる。
軸９を備え、装着体１１の先端部１２の皮膚当接面の形
状より小さい開口部１７を有する脱着可能な外蓋１３
を、ハウジング３の皮膚当接面に沿って装着している構
成にすることで、開口部１７より装置内部へ突出した皮
膚表面だけを効率よく除去できる。
【００１２】さらに本発明は、前記開口部１７の大きさ
で皮膚の盛り上がりを規制することができる。
で皮膚の盛り上がりを規制することができる。
【００１３】さらに本発明は、装着体１１の皮膚当接面
の最外部が、開口部１７の外側の抵抗部１６に接触した
際に、前記軸を動作させるための手段が、トルク不足に
より前記装着体１１の動作が止まる装置構成にすること
で、表皮角質層を除去したことを検知し、また必要以上
に皮膚内部を深く侵触しない安全機構とすることができ
る。
の最外部が、開口部１７の外側の抵抗部１６に接触した
際に、前記軸を動作させるための手段が、トルク不足に
より前記装着体１１の動作が止まる装置構成にすること
で、表皮角質層を除去したことを検知し、また必要以上
に皮膚内部を深く侵触しない安全機構とすることができ
る。
【００１４】さらに本発明は、前記ハウジング３に減圧
吸引する機構を備えることで、より迅速に吸引浸出液が
得られ、かつ小型の装置にすることが可能となる。
吸引する機構を備えることで、より迅速に吸引浸出液が
得られ、かつ小型の装置にすることが可能となる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照しつつ説明する。図１は表皮角質層除去
装置の縦断面図である。図２は図１のハウジング先端部
の拡大図である。この表皮角質層除去装置は、内部に電
池などを保持するバッテリー２と軸９と該軸９を回転さ
せるモーター７と該軸９に連動して回転する装着体１１
とを内部に保有するハウジング３と脱着可能な外蓋１３
とにより構成される。またこの際モーター７はモーター
容器２２に収納されている。また装着体１１の先端部１
２は紙ヤスリＮｏ．４０を両面テープにて張り合わせて
いる。また、バッテリー２の内部に、開閉可能で電池の
電極を接触させる端子を保持するキャッブ１部分より電
池の挿入が可能である。また、本装置には第１のＯリン
グ８および第２のＯリング１４を備えており、これによ
り内部を気密にできる構成となっている。また、ハウジ
ング３内の第１のＯリング８より皮膚当接面側にありか
つモーター容器２２下端部よりバッテリー２側の位置に
空気抜き穴２４がハウジング３に空けられている。
て、図面を参照しつつ説明する。図１は表皮角質層除去
装置の縦断面図である。図２は図１のハウジング先端部
の拡大図である。この表皮角質層除去装置は、内部に電
池などを保持するバッテリー２と軸９と該軸９を回転さ
せるモーター７と該軸９に連動して回転する装着体１１
とを内部に保有するハウジング３と脱着可能な外蓋１３
とにより構成される。またこの際モーター７はモーター
容器２２に収納されている。また装着体１１の先端部１
２は紙ヤスリＮｏ．４０を両面テープにて張り合わせて
いる。また、バッテリー２の内部に、開閉可能で電池の
電極を接触させる端子を保持するキャッブ１部分より電
池の挿入が可能である。また、本装置には第１のＯリン
グ８および第２のＯリング１４を備えており、これによ
り内部を気密にできる構成となっている。また、ハウジ
ング３内の第１のＯリング８より皮膚当接面側にありか
つモーター容器２２下端部よりバッテリー２側の位置に
空気抜き穴２４がハウジング３に空けられている。
【００１６】以下に表皮角質層の除去方法および吸引浸
出液の採取方法について説明する。軸９に装着体１１を
取り付け、さらに中心に開口部１７のある外蓋１３をハ
ウジング３先端部に装着する。そして電池をキャップ１
より挿入する。さらに、バッテリー２のキャップ１部分
を押圧し、バッテリー２を徐々に押し下げると、まず第
１段階としてバッテリー２の端子５とモーター７のコネ
クター６が接触し、あらかじめ接触しているバッテリー
２のマイナス極１９とモーター７のコネクター１８およ
びバッテリー２のプラス極２１とモーター７のコネクタ
ー２０とを合わせて回路が形成され、モーター７に電流
が流れモーター７が回転を始めて、それと連動して軸９
および装着体１１の回転が始まる。さらにモーター７を
回転させた状態でバッテリー２を押し下げると、バッテ
リー２のプラス極２１とモーター７のコネクター２０が
接触しているため、バッテリー２がモーター７を押し下
げる。それに伴って、軸９および装着体１１も下がる。
装着体１１の先端部１２が第２のＯリング１４がある皮
膚当接面と平行面まで下がった時に、本装置を皮膚当接
面１５に沿って皮膚に押し当てる。さらにバッテリー２
のキャップ１部分への押圧力を強くすると、装着体１１
の先端部１２は、外蓋１３の開口部１７の上端面より突
出した表皮部分２３に接触し、回転している先端部１２
の紙ヤスリが前記表皮部分２３を削り取る。この際、削
り取られる表皮の厚みは、外蓋１３の開口部１７の径に
より決定する。開口部１７の径が大きいと、皮膚が開口
部１７の上端面よりより突出するので、より深く表皮を
削り取る。
出液の採取方法について説明する。軸９に装着体１１を
取り付け、さらに中心に開口部１７のある外蓋１３をハ
ウジング３先端部に装着する。そして電池をキャップ１
より挿入する。さらに、バッテリー２のキャップ１部分
を押圧し、バッテリー２を徐々に押し下げると、まず第
１段階としてバッテリー２の端子５とモーター７のコネ
クター６が接触し、あらかじめ接触しているバッテリー
２のマイナス極１９とモーター７のコネクター１８およ
びバッテリー２のプラス極２１とモーター７のコネクタ
ー２０とを合わせて回路が形成され、モーター７に電流
が流れモーター７が回転を始めて、それと連動して軸９
および装着体１１の回転が始まる。さらにモーター７を
回転させた状態でバッテリー２を押し下げると、バッテ
リー２のプラス極２１とモーター７のコネクター２０が
接触しているため、バッテリー２がモーター７を押し下
げる。それに伴って、軸９および装着体１１も下がる。
装着体１１の先端部１２が第２のＯリング１４がある皮
膚当接面と平行面まで下がった時に、本装置を皮膚当接
面１５に沿って皮膚に押し当てる。さらにバッテリー２
のキャップ１部分への押圧力を強くすると、装着体１１
の先端部１２は、外蓋１３の開口部１７の上端面より突
出した表皮部分２３に接触し、回転している先端部１２
の紙ヤスリが前記表皮部分２３を削り取る。この際、削
り取られる表皮の厚みは、外蓋１３の開口部１７の径に
より決定する。開口部１７の径が大きいと、皮膚が開口
部１７の上端面よりより突出するので、より深く表皮を
削り取る。
【００１７】さらにキャップ１部分を押圧すると、先端
部１２と開口部１７の外側に形成された抵抗部１６とが
接触し、モーター７の回転トルクに不足をきたし徐々に
回転速度が減少し、やがて回転は止まる。その後、徐々
にバッテリー２のキャップ１部分の押圧力を弱めると、
第１のスプリング４及び第２のスプリング１０の反発作
用により、バッテリー２およびモーター７および軸９お
よび装着体１１は初期位置まで自動的にもどり、と同時
にバッテリー２の端子５とモーター７のコネクター６は
離れてモーター７の回転が止まる。
部１２と開口部１７の外側に形成された抵抗部１６とが
接触し、モーター７の回転トルクに不足をきたし徐々に
回転速度が減少し、やがて回転は止まる。その後、徐々
にバッテリー２のキャップ１部分の押圧力を弱めると、
第１のスプリング４及び第２のスプリング１０の反発作
用により、バッテリー２およびモーター７および軸９お
よび装着体１１は初期位置まで自動的にもどり、と同時
にバッテリー２の端子５とモーター７のコネクター６は
離れてモーター７の回転が止まる。
【００１８】さらに、装着体１１が表皮角質層を削り取
る位置から初期位置まで後退する際に、内部が気密にな
っているので内部が減圧され、表皮角質層を除去した部
分から吸引浸出液が減圧吸引により採取される。
る位置から初期位置まで後退する際に、内部が気密にな
っているので内部が減圧され、表皮角質層を除去した部
分から吸引浸出液が減圧吸引により採取される。
【００１９】また、装着体１１が表皮角質層を削り取る
位置から初期位置まで後退した後は、第１のＯリング８
が空気抜け穴２４を越えるので、ハウジング３内部の減
圧状態は解除される。
位置から初期位置まで後退した後は、第１のＯリング８
が空気抜け穴２４を越えるので、ハウジング３内部の減
圧状態は解除される。
【００２０】上記のような装置構成にすると、ハウジン
グ上部のキャップ部を押圧する操作、ハウジングを皮膚
面にあてがう操作、ハウジング上部のキャップ部を弱め
る操作、という単純な作業だけで吸引浸出液の採取を行
うことができる。
グ上部のキャップ部を押圧する操作、ハウジングを皮膚
面にあてがう操作、ハウジング上部のキャップ部を弱め
る操作、という単純な作業だけで吸引浸出液の採取を行
うことができる。
【００２１】なお、装着体先端部として実施例では紙ヤ
スリＮｏ．４０を用いたが、他の紙ヤスリはもちろんの
こと、表面に凹凸があり表皮角質層を除去できるもので
あれば全て使用できる。本実施例で用いた紙ヤスリを使
用すれば、表皮角質層を除去する素材の使い捨てが可能
となり、かつコストも非常に低価格に抑えられる。さら
に、装着体先端部を金属、セラミックあるいは石材など
で作製することで、消耗品のない表皮角質層除去装置と
なり、使用者の日常的なコスト負担を軽減できる。
スリＮｏ．４０を用いたが、他の紙ヤスリはもちろんの
こと、表面に凹凸があり表皮角質層を除去できるもので
あれば全て使用できる。本実施例で用いた紙ヤスリを使
用すれば、表皮角質層を除去する素材の使い捨てが可能
となり、かつコストも非常に低価格に抑えられる。さら
に、装着体先端部を金属、セラミックあるいは石材など
で作製することで、消耗品のない表皮角質層除去装置と
なり、使用者の日常的なコスト負担を軽減できる。
【００２２】また減圧可能な構成としては上記の他に、
外蓋の皮膚への当接面を構成する開口部全体を皮膚に押
し当てた状態でハウジング内部を気密に密閉でき、かつ
適当な減圧手段で該開口部内を減圧できる構成であれば
種々の構成が利用できる。また、この場合の減圧手段
は、ハウジングと一体化して構成されていても、ハウジ
ングと着脱自在に構成されていても良い。
外蓋の皮膚への当接面を構成する開口部全体を皮膚に押
し当てた状態でハウジング内部を気密に密閉でき、かつ
適当な減圧手段で該開口部内を減圧できる構成であれば
種々の構成が利用できる。また、この場合の減圧手段
は、ハウジングと一体化して構成されていても、ハウジ
ングと着脱自在に構成されていても良い。
【００２３】さらに、モーターの回転を制御する抵抗部
付近に伝導度センサを組む込んでその検出信号を利用す
れば、液体の採取完了を検知したり、バイオセンサを組
み込んで採取した液体の化学組成等の分析が可能とな
る。
付近に伝導度センサを組む込んでその検出信号を利用す
れば、液体の採取完了を検知したり、バイオセンサを組
み込んで採取した液体の化学組成等の分析が可能とな
る。
【００２４】
【発明の効果】 このように本発明によれば、簡便な操
作だけで吸引浸出液の採取を短時間に小型の装置で行う
ことができる。
作だけで吸引浸出液の採取を短時間に小型の装置で行う
ことができる。
【図１】本発明の実施の形態による吸引浸出液採取装置
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図２】図１のハウジング先端部の拡大図である。
１ キャップ ２ バッテリー ３ ハウジング ４ 第１のスプリング ５ 端子 ６ コネクター ７ モーター ８ 第１のＯリング ９ 軸 １０ 第２のスプリング １１ 装着体 １２ 先端部 １３ 外蓋 １４ 第２のＯリング １５ 皮膚当接面 １６ 抵抗部 １７ 開口部 １８ 端子 １９ マイナス極 ２０ 端子 ２１ プラス極 ２２ モーター容器 ２３ 表皮部分 ２４ 空気抜け穴
Claims (7)
- 【請求項１】 棒状部材の軸の先端に尖鋭な凹凸形状を
有する装着体を配置し、該棒状部材を動作させることに
より、皮膚の表皮角質層を除去し、続いて吸引する手段
によって皮膚より吸引浸出液を採取することを特徴とす
る吸引浸出液採取方法。 - 【請求項２】 前記動作が棒状部材を軸とした回転であ
ることを特徴とする請求項１に記載の吸引浸出液採取方
法。 - 【請求項３】 表皮角質層を除去するための、前記軸９
の先端に尖鋭な凹凸形状を有する装着体１１、および表
皮角質層を除去した皮膚面より吸引浸出液を採取するた
めの吸引する手段から構成されていることを特徴とする
吸引浸出液採取装置。 - 【請求項４】 筒状体のハウジング３内に軸９を備え、
装着体１１の先端部１２の皮膚当接面の形状より小さい
開口部１７を有する脱着可能な外蓋１３を、ハウジング
３の皮膚当接面に沿って装着していることを特徴とする
請求項３に記載の吸引浸出液採取装置。 - 【請求項５】 前記開口部１７の大きさで皮膚の盛り上
がりを規制し表皮角質層を除去する請求項３ないし請求
項４に記載の吸引浸出液採取装置。 - 【請求項６】 装着体１１の皮膚当接面の最外部が、開
口部１７の外側の抵抗部１６に接触した際に、前記軸９
を動作させるための手段が、トルク不足により前記装着
体１１の動作が止まることを特徴とする請求項３ないし
請求項５に記載の吸引浸出液採取装置。 - 【請求項７】 前記ハウジング３に減圧吸引する機構を
備えたことを特徴とする請求項３ないし請求項６に記載
の吸引浸出液採取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11076284A JP2000232971A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 吸引浸出液採取方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11076284A JP2000232971A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 吸引浸出液採取方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000232971A true JP2000232971A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=13601017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11076284A Pending JP2000232971A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 吸引浸出液採取方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000232971A (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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