JP2000232911A - ヘアーアイロン - Google Patents

ヘアーアイロン

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JP2000232911A
JP2000232911A JP11036564A JP3656499A JP2000232911A JP 2000232911 A JP2000232911 A JP 2000232911A JP 11036564 A JP11036564 A JP 11036564A JP 3656499 A JP3656499 A JP 3656499A JP 2000232911 A JP2000232911 A JP 2000232911A
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JP
Japan
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lever
hair
plate
hair iron
heater
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JP11036564A
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Masataka Okumoto
雅隆 奥本
Satoshi Ogawa
聡 小川
Atsuo Niwa
篤夫 丹羽
Yasushi Takeda
靖史 武田
Kazuki Fujii
一樹 藤井
Katsumi Kanayama
勝美 金山
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Milbon Co Ltd
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Milbon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショートヘアのネープや耳の周辺などの細か
い部分の毛髪のストレーナ処理などを容易にできる器具
を提供する。 【解決手段】 それぞれ先端側に電熱ヒータHを収容
し、後端近辺の支点部5同士で回動自在に連結され、か
つバネにより先端側が互いに離れるように付勢された第
1レバー1および第2レバー2を備えると共に、各レバ
ー1、2の中央部に位置する握り部4の前端から先端側
に延びて、ヒータHを収容するプレート部6の上面に連
続する指置き部11を有するヘアーアイロン。指置き部
11とプレート部6の間にスリット12が形成されてい
る。そのため、指置き部11に熱が伝わりにくい。それ
により熱さを感じずに先端側をしっかりと握ることがで
きるので、細かな作業も安心してできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘアーアイロンに関
する。さらに詳しくは、毛髪に対して加熱・加圧による
プレス操作を行うために使用するヘアーアイロンで、と
くに小型に設計されたミニアイロンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪にストレートパーマを施術す
る際には、パーマ第1液を毛髪に塗付した後、毛髪をパ
ネルと呼ばれるプラスチック板に乗せてコーム(櫛)の
背でしごきながら引きそろえるか、あるいはコームのみ
で引きそろえる。この操作は一般にストレーナー操作と
呼ばれており、毛髪を引きそろえることによって毛髪の
キューティクルを毛先まで均一に整え、毛髪の表面を艶
のある滑らかな面に仕上げることを目的とするものであ
る。しかしながらパネルを使用する場合は、毛髪が多大
な損傷を受ける。また、コームのみによる場合はキュー
ティクルを均一に整えることができず、確実性に欠ける
問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は先に、上記
パネルを用いる場合よりも毛髪にやさしく、かつコーム
を用いる場合よりも確実に毛髪にストレーナ操作などを
行うことができるペンチタイプのヘアーアイロンを開発
し、特許出願している(特願平10−182800
号)。このものは髪の量が多い場合やロングヘアの場合
でも使い勝手がよい利点がある。しかし中間部に支点が
あり、後部に力点があるので、ショートヘアのネープ
(バック)部分や耳の周辺などの細かい部分については
いくらか扱いにくい。他方、後端近辺に支点があるピン
セットタイプのヘアーアイロンも従来より知られてい
る。このものはヒータが設けられている先端部が熱くな
るため、中間部(力点)を押圧することになるが、実際
に毛髪を挟む先端部(作用点)から遠いため、細かな作
業がしにくい。本発明は、先端に近い部分を安心して摘
むことができ、それにより細かな作業を確実に行なうこ
とができるヘアーアイロンを提供することを課題として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のヘアーアイロン
は、(A)先端側に位置し、電熱ヒータを備えたプレー
ト部と、中央部に位置する握り部と、後端近辺に位置す
る支点部とを有する第1レバーと、(B)先端側に位置
し、電熱ヒータを備え、第1レバーのプレート部に対向
するプレート部と、中央部に位置する握り部と、後端近
辺に位置する支点部とを有し、その支点部が第1レバー
の支点部と回動自在に連結されている第2レバーとを備
えると共に、(C)前記プレート部の表面側に、断熱用
の空間を介して指置き部が設けられていることを特徴と
している。
【0005】前記指置き部は、その先端部がプレート部
の表面に連続し、後端部が握り部に連続している板状な
いし棒状の要素によって構成するのが好ましい。また、
第1レバーと第2レバーの間に、第1レバーのプレート
部と第2レバーのプレート部とが離れる方向に付勢する
バネを備えているものが好ましい。
【0006】
【作用および発明の効果】本発明のヘアーアイロンは、
手のひらなどで第1レバーと第2レバーの握り部を握
り、親指と人差し指で指置き部を摘むと、支点部を中心
として、和ハサミないしピンセットを操作する要領でプ
レート部同士を閉じることができる。またヒーターに通
電すると、プレート部の温度が上昇する。したがって毛
髪のいくらかの束を片手で取り分けて、他方の手にもっ
たヘアーアイロンのプレート部同士の間に毛髪を挟み込
むことにより、毛髪の温度を上昇させ、平坦に加圧する
ことができる。またその状態で軽く毛髪をしごくことに
より、ストレーナー操作などを施すことができる。
【0007】このように本発明のヘアーアイロンは、加
熱しながらストレーナー処理ができるので、パーマ第1
液の濃度が低くてもしっかりしたストレーナー処理を行
うことができる。そのため前記パネルによる強いしごき
処理を行う場合よりも毛髪にやさしく、すなわち毛髪を
損傷することなく、かつ、コームによる場合よりも確実
にストレーナー処理を行うことができる。さらに支点部
が後端近辺にあるので、コンパクトに構成することがで
きる。
【0008】またプレート部の表面側に、プレート部と
の間に断熱用の空間を介して指置き部が設けられている
ので、プレート部の熱が指置き部に伝わりにくい。その
ため、熱さを気にせずにしっかりと指で閉じることがで
きる。そして実際に毛髪を挟むプレート部の近くを指で
摘んで操作をすることができるので、ショートヘアのネ
ープや耳の周辺などの細かい部分に対しても、扱いやす
い。
【0009】前記指置き部を、その先端部がプレート部
の表面に連続し、後端部が握り部に連続している板状な
いし棒状の要素によって構成する場合は、指置き部、プ
レート部および握り部を一体に成形しやすい。しかも指
置き部はその両端が支持されるので、曲げ剛性が高い。
さらに指置き部の表面積が大きいので、冷却効果が高
い。また第1レバーと第2レバーを、プレート部同士が
離れる方向に付勢するバネを備えているヘアーアイロン
では、握り部ないし指置き部に加える力の強弱だけでプ
レート部を開閉することができ、プレス圧の調整も容易
である。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
のヘアーアイロンの実施の形態を説明する。図1は本発
明のヘアーアイロンの一実施形態を示す斜視図、図2a
および図2bはそれぞれそのヘアーアイロンの平面図お
よび側面図、図3はそのヘアーアイロンの組立前の状態
を示す斜視図、図4aは図2bのIVa-IVa線断面図、
図4bは図2bのIVb-IVb線断面図、図4cは図2b
のIVc-IVc線断面図、図5aは図2bのVa-Va 線断面
図、図5bは図2aのVb-Vb線断面図である。
【0011】図1および図2に示すヘアーアイロンA
は、第1レバー1と、その第1レバーと後部同士で回動
自在に結合されている第2レバー2とを備えている。第
1レバー1は、その前後方向の中央部に位置する握り部
4と、後部に位置する支点部5と、先端部に位置するプ
レート部6とを有する。本実施形態では、第2レバー2
は第1レバー1と同一の形態を有する。そのため、以
下、基本的に第1レバー1を中心として説明する。なお
符号Hはヒータであり、図2bの符号SWはヒータHへ
の通電の入り切りをするためのスイッチであり、符号L
はヒータHのオンオフを示すインジケータ用のランプで
ある。
【0012】図3に示すように、本実施形態では第1レ
バー1のボディは左右に2分割した中空の半体1a、1
bとして耐熱性の合成樹脂などから成形され、半体同士
を合わせて接合することにより、第2レバー2で示すよ
うな1個の中空のボディとなる。本実施形態では、第1
レバー1の右側の半体1aと第2レバー2の左側の半体
2aとが同じで、第1レバーの左側の半体1bと第2レ
バー2の右側の半体2bとが同じである。
【0013】プレート部6は扁平な直方体状の形態を有
し、その内面側(第2レバー2と対向する側)には矩形
状の凹所7が設けられ、その凹所7内に面状のヒーター
Hを収容したプレート8が、表面が露出する状態で収容
される。プレート8は金属薄板製である。図4aおよび
図4bに示すように、凹所7の側壁には凹溝7aが形成
されており、プレート8の側面の突条8aと嵌合して外
れにくいようにしている。ヒーターHの上面とプレート
部6の上壁9との間には、隙間10が形成されている。
そのためヒータHおよびプレート8は、第1レバー1に
対し、側縁部のみで接している。そのため第1レバー1
には熱が伝わりにくい。
【0014】前記握り部4はプレート部6よりも幅が狭
く、高さがいくらか高い。そして図2bに明瞭に示すよ
うに、握り部4の前端近辺からプレート部6の中央部に
向かって板状の指置き部11が延び出ている。指置き部
11の上面は握り部4の上面と面一にしており、プレー
ト部6と指置き部11の間に、左右に貫通するスリット
12が設けられている(図4b参照)。スリット12は
指置き部11の先端近辺から握り部4の途中まで連続し
ている。したがって指置き部11は、先端13のみでプ
レート部6と連続している。このスリット12は、プレ
ート部6から指置き部11に熱が伝わりにくくするため
のものである。なお指置き部11の先端13をプレート
部6から離すように構成し、指置き部11をいわば片持
ち梁の形態としてもよい。またスリット12に断熱性が
高い発泡樹脂を充填してもよく、請求項1にいう「空
間」とは、そのような場合も含む。またスリット12は
側方に開口していなくてもよい。その場合、指置き部1
1内の空間(スリット)は、プレート部6の内部と板に
よって仕切られた独立した断熱用の空間となる。
【0015】図4cに示すように、握り部4も中空にさ
れており、その側面の下部には、下方に向かうにつれて
幅が狭くなるテーパー面14が形成されている。これら
のテーパー面14は、第1レバー1と第2レバー2を閉
じるときに、握り部4を把持している手のひらの肉を挟
みにくくするための逃げである。なお図4cの想像線S
Wは前述のスイッチである。
【0016】第1レバー1の支点部5は、図3に示すよ
うに、右側の半体1aに設けられた有底の半円筒状の軸
受け部16と、左側の半体1bに設けた半円筒状の軸部
17とを備えている。軸受け部16の中心角は、180
度よりもレバーの開き角度(たとえば13度)の半分の
角度(たとえば6.5度)だけ小さい角度(たとえば1
73.5度)にしている。なお軸部17は、軸受け部1
6内で所定の角度だけ回動できればよいから、第2レバ
ー2の右側の半体2bに見られるように、左右の円弧状
の部材のみで構成し、上部壁は所定角度分だけ切り欠か
れている(図5b参照)。この切り欠き17aは図5b
のようにヒータ用のコードHcおよびランプ用のコード
Lcを通すために利用される。軸部17の底板には、バ
ネ軸18を嵌合させる円筒状のボス19が突設されてい
る(図5a、図5b参照)。バネ軸18は隙間を介して
同心状に配置される一対の軸部材18a、18bと、両
者の周囲を囲むように配置され、かつ、両端がそれらの
軸部材18a、18bに係止されたネジリコイルバネ1
8cとから構成されている。軸部材18a、18bの表
面には、軸方向に延びる係止溝20が形成され、前記ボ
ス19の内面には、その係止溝20と嵌合する係止突条
21が設けられている(図5b参照)。
【0017】第1レバー1の支点部5よりも後方にある
後部22の内壁(第2レバーと対向する側の壁)22a
は、握り部4に対して前述の開き角度の半分の角度で傾
斜しており、そのためその後部22の内壁22a同士が
ストッパになる。また後端の壁22bには、電源コード
用の開口部23が形成されている。さらに後部22の上
面壁22cは、後方に行くに従って上がるように傾斜し
ている。この傾斜は使用者がヘアーアイロンAを握った
ときに滑り落ちるのを防止するための滑り止めとして機
能する。
【0018】図1に示すように、第1レバー1および第
2レバー2のプレート部6、6、指置き部11および握
り部4の前側の部分には、フロッキー処理(植毛加工)
を行って、肌に当たったときに感ずる熱を緩和するよう
にしている。フロッキー処理は、樹脂の表面をナフサで
溶かし、ナイロンパイル繊維を垂直に立たせるように植
毛するなどにより行うことができる。さらにプレート
8、8の表面(当接面)側にはテフロン加工などの摩擦
を低減する表面処理を行うことにより、毛髪の滑りをよ
くしている。またテフロン加工を行うことにより、非粘
着性、耐熱性、耐食性を向上させることができる。
【0019】つぎに上記のヘアーアイロンAの組立手順
の一例を説明する。まずバネ軸18の一方の軸部材18
aを第1レバー1の左側の半体1bのボス19に嵌合さ
せる。そのとき係止突条21を係止溝20に嵌入する。
つぎに第2レバー2の右側の半体2bを第1レバー1の
左側1bに対して回動軸心Sまわりに180度回転させ
た状態で、係止突条21と係止溝20を合わせながら、
ボス19にバネ軸18の他方の軸部材18bを嵌合させ
る。ついでネジリコイルバネ18cの付勢力に抗しなが
ら、第2レバー2の右側の半体2bを第1レバー1の半
体1bに合わせるように180度回動させる。ついでそ
れぞれの半体1b、2bに対し、残りの半体1a、2a
を結合させる。そのとき、各軸部17に軸受け部16を
被せるようにして位置合わせする。それにより第1レバ
ー1および第2レバー2がそれぞれ一体となる。
【0020】ヒータHおよびプレート8は、上記の組み
立て作業の前にあらかじめ、あるいは半体同士を合わせ
るときに、それぞれ片側の半体のプレート部6に挿入し
ておく。第1レバー1のヒータHのコードHcは、スイ
ッチSWの出力端子に接続しておき、スイッチSWの入
力端子から後部の開口部23から外部に出る。第2レバ
ー2のヒータHのコードHcは、図5bに示すように、
軸部17とボス19の隙間24を通って第1レバー1内
のスイッチSWの出力端子に連結されている。また第2
レバー2の後部の開口部23には、前述のインジケータ
用のランプLが取り付けられ、そのコードLcも軸部1
6とボス19の隙間24を通ってスイッチSWの出力端
子に並列接続されている。なお第2レバー2にはスイッ
チを設けないので、スイッチ用の開口は塞ぎ部材で塞い
でいる。
【0021】前述のランプLは発光ダイオードなどから
構成され、ヒータHに通電している時に常時点灯するモ
ードと、一定時間ごと、たとえば1秒ごとに点灯(ある
いは消灯)する点滅モードとを切り換えることができる
ようにしている。後者のモードに切り換えた場合、使用
者は、一束の毛髪にプレス処理をしている時間を容易に
計ることができる。また前述の電源コードの先端にはプ
ラグが連結され、途中に温度調節ダイヤルを備えたコン
トローラが設けられている。またヒーターH自体、ある
いはその近辺に温度検出センサを設け、コントローラに
設けた温度調節ダイヤルおよび温度制御回路により、ヒ
ーターHに流れる電流(あるいは電圧)を制御し、その
温度を温度調節ダイヤルで設定した温度に維持するよう
に構成している。温度調節ダイヤルはたとえば60〜1
80℃の範囲で任意の温度に設定できるボリュームダイ
ヤルである。なお、使用頻度が高い温度については、ク
リック感と共に一時的に係止させるデテント機構を設
け、ダイヤルが勝手にずれないようにしている。前述の
ランプLの点滅制御回路なども、そのコントローラに収
容している。
【0022】上記のようにして組み立てたヘアーアイロ
ンAでは、第1レバー1と第2レバー2とがそれぞれ一
体となっている。そして各半体1b、2bの軸部17が
軸受け部16の内面と摺接するので、レバー1、2同士
が回動中心Sまわりに回動自在である。そのため握り部
4を握って指置き部11を親指と人差し指で摘むと、プ
レート8、8同士が当接する(図2bの想像線参照)。
あらかじめスイッチSWを入れておくと、ヒータHの温
度が上昇する。したがってプレート8、8同士の間に毛
髪を挟み込み、毛髪を適度な温度に加熱しながら加圧す
るプレス処理を行うことができる。またネジリコイルバ
ネ18cの付勢力でプレート8同士が離れるように付勢
されているので、握る力を緩めると加圧力が弱くなり、
さらにプレート8同士が離れる。そのとき後部22の内
壁22a同士が当接した状態で止まる。
【0023】このヘアーアイロンAは小型であるので、
片手で楽に操作することができる。そのため、たとえば
左手でスライスした毛髪の束をプレート8、8の間に挟
み込み、握り部4を保持しながら親指と人差し指で指置
き部4を掴む力を微妙に加減するなどにより、ショート
カットのネープや耳の周辺などの細かな部分でも、比較
的楽にプレス処理を行うことができる。その場合、指置
き部11とプレート部6の間にスリット12があるの
で、指置き部11には熱が伝わりにくく、安心して操作
することができる。加圧時間はランプLの点滅により、
たとえば数秒間を容易に計ることができる。毛髪を軽く
挟み付けた状態で毛先にむかってスライドさせることに
より、ストレーナー操作を行うこともできる。そのとき
のスライスの幅は1〜3cm程度が適当である。ヘアー
アイロンAをスライドさせるときは、左手で毛髪を把持
し、軽く下側に引っ張ってテンションをかけるのが好ま
しい。
【0024】上記のヘアーアイロンAでは、一対のプレ
ート8の間に毛髪を挟んで加熱加圧するので、部分的な
癖毛なども容易に修正することができる。また第1レバ
ー1と第2レバー2の両方のプレート部6、6にそれぞ
れヒーターHを収容しているので、挟み込んだ毛髪の束
の上下両面を一度に、かつ均一にプレスすることができ
る。またプレート部6、6同士がバネ軸18の付勢力に
より開くので、加圧力の調整が容易である。さらにヘア
ーアイロンAのプレート部6の表面(ヒーターHおよび
プレート8が入っている面の反対の外側の面)および側
面にはフロッキー処理が行われているので、誤ってプレ
ート部6、6の表面や側面が肌に当たっても、それほど
熱く感じない。
【0025】上記の実施形態では、第1レバー1と第2
レバー2の形状を同一にしているので、金型の製造・管
理コストを削減できる利点がある。しかし別個の形態と
することもできる。また前述の実施形態では第1レバー
1の支点部5と第2レバーの支点部5をいわば入れ子状
に組み合わせているので、一旦組み立てると外部に軸端
などが露出せず、外観がスマートである。しかし通常の
ハサミのように、両者を単に重ねて回転軸で止めるよう
にしてもよい。またバネ軸18を省略し、指などでプレ
ート部同士を開くようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のヘアーアイロンの一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】 図2aおよび図2bはそれぞれそのヘアーア
イロンの平面図および側面図である。
【図3】 そのヘアーアイロンの組立前の状態を示す斜
視図である。
【図4】 図4aは図2bのIVa-IVa線断面図、図4bは
図2bのIVb-IVb線断面図、図4cは図2bのIVc-IVc線
断面図である。
【図5】 図5aは図2bのVa-Va 線断面図、図5bは
図2aのVb-Vb線断面図である。
【符号の説明】
A ヘアーアイロン 1 第1レバー 2 第2レバー 4 握り部 5 支点部 6 プレート部 7 凹所 H ヒーター SW スイッチ 8 プレート 11 指置き部 12 スリット 16 軸受け部 17 軸部 18 バネ軸 18c ネジリコイルバネ L ランプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月11日(1999.6.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】ヒータHおよびプレート8は、上記の組み
立て作業の前にあらかじめ、あるいは半体同士を合わせ
るときに、それぞれ片側の半体のプレート部6に挿入し
ておく。第1レバー1のヒータHのコードHcは、スイ
ッチSWの出力端子に接続しておき、スイッチSWの入
力端子から後部の開口部23から外部に出る。第2レバ
ー2のヒータHのコードHcは、図5bに示すように、
軸部17とボス19の隙間24を通って第1レバー1内
のスイッチSWの出力端子に連結されている。また第2
レバー2の後部の開口部23には、前述のインジケータ
用のランプLが取り付けられ、そのコードLcも軸部1
7とボス19の隙間24を通ってスイッチSWの出力端
子に並列接続されている。なお第2レバー2にはスイッ
チを設けないので、スイッチ用の開口は塞ぎ部材で塞い
でいる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】このヘアーアイロンAは小型であるので、
片手で楽に操作することができる。そのため、たとえば
左手でスライスした毛髪の束をプレート8、8の間に挟
み込み、握り部4を保持しながら親指と人差し指で指置
き部11を掴む力を微妙に加減するなどにより、ショー
トカットのネープや耳の周辺などの細かな部分でも、比
較的楽にプレス処理を行うことができる。その場合、指
置き部11とプレート部6の間にスリット12があるの
で、指置き部11には熱が伝わりにくく、安心して操作
することができる。加圧時間はランプLの点滅により、
たとえば数秒間を容易に計ることができる。毛髪を軽く
挟み付けた状態で毛先にむかってスライドさせることに
より、ストレーナー操作を行うこともできる。そのとき
のスライスの幅は1〜3cm程度が適当である。ヘアー
アイロンAをスライドさせるときは、左手で毛髪を把持
し、軽く下側に引っ張ってテンションをかけるのが好ま
しい。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A45D 1/28 A45D 1/28 C (72)発明者 丹羽 篤夫 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 武田 靖史 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 藤井 一樹 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 金山 勝美 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)先端側に位置し、電熱ヒータを備
    えたプレート部と、中央部に位置する握り部と、後端近
    辺に位置する支点部とを有する第1レバーと、(B)先
    端側に位置し、電熱ヒータを備え、第1レバーのプレー
    ト部に対向するプレート部と、中央部に位置する握り部
    と、後端近辺に位置する支点部とを有し、その支点部が
    第1レバーの支点部と回動自在に連結される第2レバー
    とを備えると共に、(C)前記プレート部の表面側に、
    断熱用の空間を介して指置き部が設けられているヘアー
    アイロン。
  2. 【請求項2】 前記指置き部が、その先端部がプレート
    部の表面に連続し、後端部が握り部に連続している板状
    ないし棒状の要素である請求項1記載のヘアーアイロ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記第1レバーと第2レバーの間に、第
    1レバーのプレート部と第2レバーのプレート部とが離
    れる方向に付勢するバネを備えている請求項1記載のヘ
    アーアイロン。
JP11036564A 1998-06-29 1999-02-15 ヘアーアイロン Withdrawn JP2000232911A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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