JP2000232319A - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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JP2000232319A
JP2000232319A JP11070655A JP7065599A JP2000232319A JP 2000232319 A JP2000232319 A JP 2000232319A JP 11070655 A JP11070655 A JP 11070655A JP 7065599 A JP7065599 A JP 7065599A JP 2000232319 A JP2000232319 A JP 2000232319A
Authority
JP
Japan
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antenna
conductor
insulator
outer conductor
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP11070655A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Futaboshi
明登 二星
Takayoshi Kanda
隆義 神田
Nobuyoshi Matsuda
信義 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP11070655A priority Critical patent/JP2000232319A/ja
Publication of JP2000232319A publication Critical patent/JP2000232319A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小エリアのみをカバーすることのできるア
ンテナを得る。 【解決手段】 内部導体12と、内部導体12の外周に
設けられた絶縁体13と、絶縁体13の外周に設けら
れ、長さ方向に連続する複数の環状突起14aを有する
外部導体14と、環状突起14aに形成され、外部導体
14から絶縁体13が露出する複数のスロット15とを
備えたアンテナ11とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナに関し、特
に、微小エリアで無線通信を行う際に使用されるアンテ
ナに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁波を空間に放射したり空間から電磁
波を吸収することにより情報の送受信を行うアンテナ
は、電磁波の波長や使用目的などにより、種々の形式の
ものが知られている。
【0003】そして、無線通信という利便性から、アン
テナには広いエリアをカバーするものが求められる。し
たがって、アンテナには、数メートル離れた程度までの
微小エリアのみを限定的にカバーするという配慮がなさ
れていないものが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、所定の施設
(たとえば、公共施設、病院、ビル名など)の存在を音
声等で報知する電磁波を発信するアンテナをその施設に
設置しておき、受信機を携行した目の不自由な人が当該
施設に接近したときに、アンテナからの電磁波を受信機
で受信することによりその施設の存在を認識できるよう
にするという場合を想定してみる。このとき、アンテナ
の通信エリアが広いと、つまりアンテナが微小エリアの
みをカバーしていないと、目的の施設に接近していなく
ても受信機から当該施設の存在が案内されてしまうとい
う不都合が発生する。
【0005】また、電磁波の影響で誤作動するおそれの
ある電子機器を設置する場合、アンテナの通信エリアが
広いと、アンテナから放射される電磁波を避けて当該電
子機器を設置することが困難になる。
【0006】そこで、本発明は、微小エリアのみを限定
的にカバーすることのできるアンテナを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るアンテナは、内部導体と、内部導体の
外周に設けられた絶縁体と、前記絶縁体の外周に設けら
れた外部導体とを有し、前記外部導体の長さ方向には、
該外部導体から前記絶縁体が露出する複数のスロットを
設けたことを特徴とする。
【0008】このような発明によれば、外部導体の長さ
方向にスロットが形成されているので、微小エリアのみ
を限定的にカバーすることのできるアンテナが得られ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付
図面において同一の部材には同一の符号を付しており、
また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実
施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態として
のものであり、本発明がその実施の形態に限定されるも
のではない。
【0010】図1は本発明の一実施の形態であるアンテ
ナの内部構造を示す一部裁断要部説明図、図2は図1の
アンテナにおけるII−II線に沿った切断断面図、図
3、図4および図5は図1のアンテナの結合損失を測定
する説明図である。
【0011】図1および図2に示すように、本実施の形
態のアンテナ11は、たとえばストレートの銅管または
リング状あるいは螺旋状の波付銅管や銅線などの導電性
金属からなる内部導体12と、該内部導体12の外周に
設けられたたとえば高発泡ポリエチレンなどの絶縁体1
3と、該絶縁体13の外周に設けられたリング状の波付
銅管よりなる外部導体14とから構成されている。
【0012】前記外部導体14は長さ方向に連続する複
数のリング状の環状突起14aが形成されている。そし
て、図2に示すように、この環状突起14aには、外部
導体14から絶縁体13が露出するスロット15が複数
形成されている。なお、外部導体14の外周には、たと
えばポリエチレン保護被覆を設けてもよい。
【0013】なお、本実施の形態においては、スロット
15は環状突起14aの径方向における相互に反対とな
る位置の2箇所に形成されているが、1箇所あるいは3
箇所以上に形成してもよい。また、本実施の形態のアン
テナ11では、リング状の波付銅管を外部導体14とし
て用いているが、螺旋状につながった突起を有する螺旋
状の波付銅管、あるいは波付など有さない平滑円筒状銅
管等の導電性金属管を外部導体として用いるものであっ
てもよい。
【0014】本実施の形態のアンテナ11によれば、こ
のアンテナ11からの表面波により無線通信が行われ
る。そして、外部導体14の環状突起14aから絶縁体
13が露出するスロット15が形成されているので、当
該アンテナ11からの表面波により、数メートル離れた
程度までの微小エリアのみが限定的にカバーされる。
【0015】このようなアンテナ11は、絶縁体13の
一部を外部導体14で被覆しないようにして、つまりス
ロット15が形成されるようにして外部導体14を絶縁
体13の外周に成形して製造することができる。また、
径方向外方に向かって内部導体12、絶縁体13および
外部導体14を形成しておき、絶縁体13が露出するス
ロット15を外部導体14の環状突起14aに後加工で
形成することにより製造することができる。
【0016】次に、上記のアンテナ11の結合損失特性
の測定について図3〜図5と表1を用いて説明する。な
お、図3〜図5において、共通の部材には共通の符号が
付されている。
【0017】各図において、11は本発明のアンテナ
で、その一端にはコネクタを介して信号発生器2が接続
されており、他端にはコネクタを介して標準抵抗体が接
続されている。そして、アンテナ11が例えば全長L
=510mmの場合、アンテナ11の標準抵抗体を接続
する端部からL=55mm離れた位置から距離L
205mmにわたって前記スロット15が径方向の相互
に反対となる位置に2箇所設けられている。
【0018】スロット15は略楕円形で、その短径は
1.0〜1.3mm、長径は3.5〜4.0mmとされ
ている。因みに、この例で用いられたアンテナ11の外
部導体14の外径は6.5mm、内部導体の外径は1.
9mm、環状突起のピッチは2.1mmである。
【0019】また、各図において、3は、アンテナ11
からD=1.5m上方に離れた場所で、以下に述べるよ
うに移動する標準ダイポールアンテナ、4は、該標準ダ
イポールアンテナ3の受信電圧を測定する電測計を示
す。
【0020】なお、図3〜図5で、アンテナ11と標準
ダイポールアンテナ3、電測計4の大小関係は、実際の
大小関係を示すものではない。すなわち、いずれもアン
テナ11を強調して大きく図示されている。
【0021】後述する表1において、アンテナの方向が
直角とは、前記標準ダイポールアンテナ3の移動方向
(図3の矢印R−R方向)に対してアンテナ11が1.
5m下方に離れて直交して位置することを示し、また、
アンテナの方向が平行とは、標準ダイポールアンテナ3
の移動方向(図4の矢印P−P方向)に対してアンテナ
11が1.5m下方に離れて平行して位置することを示
し、更にアンテナの方向が垂直とは、標準ダイポールア
ンテナ3の移動方向(図5の矢印Q−Q方向、またはこ
れに直角な方向)に対してアンテナ11が1.5m下方
に離れて垂直に位置することを示している。
【0022】また、表1において、スロットの方向が上
下とは、アンテナ11のL部分に位置するスロット1
5が上下面(図4および図5でB、または/およびその
反対面)に位置する場合を示し、スロットの方向が左右
とは、アンテナ11のLに位置するスロット15が前
後面(図4および図5でC、または/およびその反対
面)に位置する場合を示している。
【0023】なお、上記の標準ダイポールアンテナ3の
移動距離は10m程度である。
【0024】上記に基づいて計測したアンテナ11の結
合損失Lの最小値および最大値を表1にそれぞれ示
す。
【0025】
【表1】
【0026】一般にアンテナの結合損失(L)は次式
で定義される。
【0027】L=−20logV/V(dB)
【0028】ここで、Vは信号発生器2への入力電
圧、Vは標準ダイポールアンテナ3の受信電圧をそれ
ぞれ示す。
【0029】本発明のアンテナは、表1に示す結合損失
値から距離に対して表面波の減衰が大きなことを利用し
ており、微少エリアアンテナとして有効なことが判る。
【0030】なお、本発明のアンテナは、上記の実施の
形態に限定されるのではなく、外部導体の外径が5〜5
0mmにおいても同等の効果を奏する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果を奏することができる。
【0032】(1).外部導体に絶縁体が露出するスロ
ットが形成されているので、微小エリアのみを限定的に
カバーすることのできるアンテナを得ることが可能にな
る。
【0033】(2).本発明のアンテナでは微小エリア
のみがカバーされるので、所定の施設の存在を報知する
電磁波を発信するアンテナとしてこのアンテナを当該施
設に設置しておけば、受信機でアンテナからの電磁波を
受信してその施設の存在を案内することが可能になる。
【0034】(3).また、本発明のアンテナでは微小
エリアのみがカバーされるので、このアンテナから放射
された電磁波の影響を受けない場所に電子機器を設置す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるアンテナの内部構
造を示す一部裁断要部説明図である。
【図2】図1のアンテナにおけるII−II線に沿った
切断面図である。
【図3】図1のアンテナの結合損失を測定する一例を示
す説明図である。
【図4】図1のアンテナの結合損失を測定する他の一例
を示す説明図である。
【図5】図1のアンテナの結合損失を測定するさらに他
の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 アンテナ 12 内部導体 13 絶縁体 14 外部導体 14a 環状突起 15 スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 信義 福井県福井市白方町37字石塚割6−1 三 菱電線工業株式会社福井製作所内 Fターム(参考) 5J045 AA21 DA15 EA01 FA01 HA06 LA01 MA03 NA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部導体と、 前記内部導体の外周に設けられた絶縁体と、 前記絶縁体の外周に設けられた外部導体とを有し、 前記外部導体の長さ方向には、該外部導体から前記絶縁
    体が露出する複数のスロットを設けたことを特徴とする
    アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記外部導体は、平滑円筒状であること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記外部導体は、長さ方向に連続する複
    数の環状突起または螺旋状突起を有し、前記スロットが
    前記環状突起または前記螺旋状突起に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記スロットは、前記外部導体の径方向
    の一または複数の位置に形成されていることを特徴とす
    る請求項1、2または3記載のアンテナ。
JP11070655A 1999-02-10 1999-02-10 アンテナ Pending JP2000232319A (ja)

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