JP2000232160A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000232160A
JP2000232160A JP11032587A JP3258799A JP2000232160A JP 2000232160 A JP2000232160 A JP 2000232160A JP 11032587 A JP11032587 A JP 11032587A JP 3258799 A JP3258799 A JP 3258799A JP 2000232160 A JP2000232160 A JP 2000232160A
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insulating film
connection hole
semiconductor substrate
semiconductor device
forming
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Ryuichi Kanemura
龍一 金村
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャロートレンチアイソレーション構造の素
子分離を用いた高集積度半導体装置において、接続孔開
口工程のミスアライメントに起因する接合リークを低減
する。 【解決手段】 接続孔11の側面に絶縁材料からなるサ
イドウォール16を形成する。これにより、ミスアライ
メントに起因して接続孔11下部に発生するスリット4
の側面にも、サイドウォール16が形成される。したが
って、スリット4側面に形成される密着層12の膜厚が
薄い場合であっても、後工程の埋め込み金属層13の形
成工程における、金属ハロゲン化物ガスによる半導体基
体1の侵食部の発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、トレンチ構造等の
素子分離を用いた高集積度半導体装置およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の素子分離およびウェル分離
として、従来からLOCOS (LocalOxidation of Sili
con) 法が用いられている。LOCOS法は、耐酸化マ
スクから露出するシリコン基板表面を熱酸化する簡便な
工程により形成される。しかし、バーズビークの発生に
より素子分離領域の面積が拡大し、素子形成領域の面積
の確保が困難となる等、高集積度化には不向きとされて
いる。そこで、半導体基体に溝を形成し、この溝内にC
VD(Chemical Vapor Deposition) 法等で形成した絶縁
膜、例えば酸化シリコン等を埋め込むSTI (Shallow
Trench Isolation) 法が採用され始めている。STIの
製造工程を図8〜図9を参照して説明する。
【0003】図8(a): 半導体基体1上に酸化シリ
コン膜2および窒化シリコン膜3からなる保護膜を形成
する。さらに、この保護膜上に複数のレジストマスク5
を形成する。レジストマスク5の平面形状は、半導体基
体1に形成する各種素子の配置に対応して、開口パター
ン幅に広狭を有するとともに、パターン密度に疎密を有
する。図示の例は、開口幅の狭い素子分離領域と、同じ
く狭い孤立活性領域(素子形成領域)が密に分布してお
り、例えばDRAM (Dynamic Random AccessMemory)
のメモリセル領域等に見られるパターン分布である。
【0004】図8(b): レジストマスク5をエッチ
ングマスクとして保護膜をエッチングし、さらに半導体
基体1をエッチングしてトレンチ6を開口する。この後
レジストマスク5を除去する。レジストマスク5は予め
除去し、パターニングされた保護膜をエッチングマスク
としてトレンチ6をエッチングしてもよい。
【0005】図8(c): トレンチ6内壁および底面
に熱酸化膜(不図示)を形成し、絶縁膜8をバイアスE
CR (Electron Cyclotron Resonance) CVD法等、埋
め込み特性に優れた堆積方法で形成する。絶縁膜8の成
膜厚さは、トレンチ6が埋まり、保護膜表面とほぼ同一
レベルとなる程度とする。この結果、保護膜の窒化シリ
コン膜3上にも不要の絶縁膜8が堆積する。
【0006】図8(d): そこで、CMP (Chemical
mechanical polishing)を施して保護膜上に堆積した不
要の絶縁膜8を除去し、トレンチ6内にのみ絶縁膜8を
残す。窒化シリコン膜3は、CMPにおける研磨ストッ
パとしても機能する。この後、保護膜をウェットエッチ
ング等で除去し、シャロートレンチアイソレーション構
造の原型、すなわち半導体基体1への素子形成工程への
準備段階が終了する。
【0007】この後、半導体基体1表面を熱酸化してイ
オン注入用のスルー酸化膜を形成し、各種ウェルおよび
拡散層を形成する。スルー酸化膜除去後、あらためてゲ
ート絶縁膜を形成し、ゲート電極も形成する(以上いず
れも不図示)。
【0008】以後は、常法による多層配線形成工程に入
る。すなわち、層間絶縁膜形成、接続孔開口、コンタク
トプラグ埋め込みおよび上層の配線層形成等である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、素子分
離領域間から露出する素子形成領域すなわち半導体基体
の面積が狭いため、この半導体基体に臨む接続孔を開口
しコンタクトプラグを埋め込む際に、以下のような不都
合が発生する。
【0010】図8(e): 窒化シリコンからなる下層
層間絶縁膜9および酸化シリコンからなる上層層間絶縁
膜10を形成し、CMP法等で表面を平坦化する。
【0011】図9(f): これら層間絶縁膜上にレジ
ストマスク15を形成し、これをエッチングマスクとし
て接続孔11を開口する。このとき、図示のメモリセル
領域等においては、半導体基体1の露出面と、接続孔1
1の開口幅のサイズが接近し、合わせ余裕(被り余裕)
が少ない。このため、レジストマスク15形成時の露光
合わせずれが発生すると、接続孔11はトレンチ6に埋
め込まれた絶縁膜8の一部にまたがって開口される。こ
のため接続孔11開口のオーバーエッチング工程で、下
層層間絶縁膜9が除去された段階で絶縁膜8がエッチン
グされ、スリット4が発生する。このスリット4の側面
の一部には、半導体基体1が露出した状態である。
【0012】図9(g): レジストマスク15を除去
後、露出した半導体基体1表面の自然酸化膜(不図示)
除去のための前処理を施し、密着層12を形成する。密
着層12は、一例としてTiとTiNとをスパッタリン
グ法により形成する。この後、埋め込み金属層13とし
てブランケットCVD法によりW層を形成し、全面エッ
チバックあるいはCMP法により、密着層12および埋
め込み金属層13を接続孔11内にコンタクトプラグと
して残す。
【0013】このとき、スパッタリング法により形成さ
れた密着層12は、接続孔11底部のスリット4の側面
においては、膜厚が局所的に薄く形成される。このた
め、WのCVD時に原料ガスのWF6 に対してバリア性
が不足し、下地の半導体基体1に浸食部7が形成され
る。
【0014】図9(h): コンタクトプラグ上に上層
の配線層14を形成する。この配線層14は、スパッタ
リング法によりTi/TiN/Al合金/Ti/TiN
の積層導体層を形成し、これをパターニングすることに
より形成する。
【0015】以上の工程を経て製造された半導体装置
は、スリット4が半導体基体1の不純物拡散層(不図
示)より深い領域まで到達し、不純物拡散層とウェルと
の間の接合リークは、接続孔11のアライメントずれが
無い正常の製品に比べて数桁上昇した。またスリット4
が半導体基体の不純物拡散層(不図示)の途中で止まっ
た場合でも、浸食部7は同様に発生し、接合リークはや
はり数桁増大した。
【0016】本発明はかかる従来技術の問題点に鑑み提
案するものである。すなわち本発明の課題は、STI構
造を採用する半導体装置において、半導体基体への接続
孔開口工程の合わせずれに起因する、不純物拡散層とウ
ェル間の接合リークの増大を防止しうる高集積度半導体
装置を提供することである。
【0017】本発明の別の課題は、かかる接合リークが
低減された半導体装置を、安定に供給しうる製造方法を
提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するために提案するものである。すなわち本発明の
半導体装置は、半導体基体上の複数の素子分離領域と、
この複数の素子分離領域間の半導体基体と、全面に形成
された層間絶縁膜と、複数の素子分離領域間の半導体基
体に臨みこの層間絶縁膜に開口された接続孔と、この接
続孔に充填されたコンタクトプラグを具備する半導体装
置であって、この接続孔は、側面に絶縁材料からなるサ
イドウォールを有することを特徴とする。
【0019】本発明の別の半導体装置は、半導体基体上
の複数の素子分離領域と、この複数の素子分離領域間の
半導体基体と、全面に形成された層間絶縁膜と、この複
数の素子分離領域間の半導体基体に臨みこの層間絶縁膜
に開口された接続孔と、この接続孔に充填されたコンタ
クトプラグを具備する半導体装置であって、この素子分
離領域は、第1の絶縁膜と、この第1の絶縁膜と半導体
基体との界面に形成された第2の絶縁膜とを少なくとも
有することを特徴とする。この場合、第2の絶縁膜のエ
ッチングレートは、第1の絶縁膜のエッチングレートよ
り小さいことが望ましい。
【0020】いずれの半導体装置においても、接続孔
は、素子分離領域の一部にわたり開口されている場合に
おいても好ましく適用することができる。
【0021】またいずれの半導体装置においても、素子
分離領域は、トレンチアイソレーション構造である場合
に好ましく適用することができる。
【0022】つぎに本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基体上に複数の素子分離領域を形成する工程と、
全面に層間絶縁膜を形成する工程と、この複数の素子分
離領域間の半導体基体に臨みこの層間絶縁膜に接続孔を
開口する工程と、この接続孔にコンタクトプラグを充填
する工程を具備する半導体装置の製造方法であって、接
続孔を開口する工程の後、全面に絶縁材料からなるサイ
ドウォール形成膜を堆積する工程と、このサイドウォー
ル形成膜をエッチバックして接続孔の側面にサイドウォ
ールを形成する工程をさらに有し、この後、接続孔にコ
ンタクトプラグを充填する工程を施すことを特徴とす
る。
【0023】本発明の別の半導体装置の製造方法は、半
導体基体上に複数の素子分離領域を形成する工程と、全
面に層間絶縁膜を形成する工程と、この複数の素子分離
領域間の半導体基体に臨みこの層間絶縁膜に接続孔を開
口する工程と、この接続孔にコンタクトプラグを充填す
る工程を具備する半導体装置の製造方法であって、接続
孔を開口する工程の後、この接続孔の開口肩部をスパッ
タエッチングし、このスパッタエッチングによるスパッ
タ生成物により、接続孔の側面にサイドウォールを形成
する工程をさらに有し、この後、接続孔にコンタクトプ
ラグを充填する工程を施すことを特徴とする。
【0024】本発明のさらに別の半導体装置の製造方法
は、半導体基体上に複数の素子分離領域を形成する工程
と、全面に層間絶縁膜を形成する工程と、この複数の素
子分離領域間の半導体基体に臨みこの層間絶縁膜に接続
孔を開口する工程と、この接続孔にコンタクトプラグを
充填する工程を具備する半導体装置の製造方法であっ
て、この素子分離領域を形成する工程は、半導体基体と
の界面に第2の絶縁膜を形成する工程と、この第2の絶
縁膜上に第1の絶縁膜を形成する工程とを少なくとも有
することを特徴とする。この場合、第2の絶縁膜のエッ
チングレートは、第1の絶縁膜のエッチングレートより
小さいことが望ましい。
【0025】いずれの半導体装置の製造方法において
も、接続孔を開口する工程は、素子分離領域の一部にわ
たり開口する工程であること、すなわち、ミスアライメ
ントが発生した場合に好ましく適用することができる。
【0026】またいずれの半導体装置の製造方法におい
ても、素子分離領域は、トレンチアイソレーション構造
である場合に好ましく適用することができる。
【0027】〔作用〕本発明の半導体装置によれば、接
続孔底部にスリットが発生した場合においても、このス
リットの側面に、絶縁材料からなるサイドウォールを有
するため、この部分に半導体基体が直接露出することが
ない。このため、後工程のW層のCVD工程において、
このサイドウォールがバリア層の機能をはたし、下地の
半導体基体の侵食、および接合リークが防止される。
【0028】また本発明の別の半導体装置によれば、接
続孔底部にスリットが発生した場合においても、このス
リットの側面に、素子分離領域に埋め込まれた第2の絶
縁膜を有するため、半導体基体が直接露出することがな
い。このため、後工程のW層のCVD工程において、こ
のサイドウォールがバリア層の機能をはたし、下地の半
導体基体の侵食、および接合リークが防止される。
【0029】一方、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、接続孔開口後にサイドウォール形成膜をエッチバ
ックしてサイドウォールを残す工程を付加することによ
り、接続孔底部にスリットが発生した場合においても、
このスリットの側面に、半導体基体が直接露出すること
が防止される。このため、後工程のW層のCVD工程に
おいて、このサイドウォールがバリア層の機能をはた
し、下地の半導体基体が侵食されることがない。接合リ
ークの増大も防止される。
【0030】また、本発明の別の半導体装置の製造方法
によれば、接続孔開口後にこの接続孔肩をスパッタエッ
チングし、このスパッタ生成物によりサイドウォールを
形成する工程を付加することにより、接続孔底部にスリ
ットが発生した場合においても、このスリットの側面
に、半導体基体が直接露出することが防止される。この
ため、後工程のW層のCVD工程において、このサイド
ウォールがバリア層の機能をはたし、下地の半導体基体
が侵食されることがなく、接合リークの増大も防止され
る。
【0031】また、本発明のさらに別の半導体装置の製
造方法によれば、素子分離領域を第1の絶縁膜および第
2の絶縁膜で埋め込むことにより、接続孔底部にスリッ
トが発生した場合においても、このスリットの側面に、
半導体基体が直接露出することが防止される。このた
め、後工程のW層のCVD工程において、この第2の絶
縁膜がバリア層の機能をはたし、下地の半導体基体が侵
食されることがなく、接合リークの増大も防止される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置および
その製造方法の実施形態例につき図面を参照して説明す
る。以下の実施形態例の説明の図面においては、従来例
の図面中の構成要素と同様の構成要素には、同じ参照符
号を付すものとする。また、以下の図面における各部の
寸法の割合は説明のためのものであり、実際の半導体装
置に比例したものではない。
【0033】図1は本発明の半導体装置の要部概略断面
図であり、複数の素子分離領域間の素子形成領域に臨み
開口された接続孔に埋め込まれたコンタクトプラグ部分
を拡大して示す図である。
【0034】すなわち、シリコン等の半導体基体1に
は、複数のトレンチ6が形成されており、このトレンチ
6内にはいずれもSiO2 等からなる絶縁膜8が埋め込
まれており、複数の素子分離領域を構成している。これ
ら複数の素子分離領域間の半導体基体1は素子形成領域
であり、その表面にはゲート絶縁膜、不純物拡散層やウ
ェル等(いずれも不図示)が形成されている。
【0035】これら構造体の上には、全面に窒化シリコ
ンからなる下層層間絶縁膜9および酸化シリコンからな
る上層層間絶縁膜10からなる積層層間絶縁膜が形成さ
れている。この層間絶縁膜はこれら材料以外にも各種材
料であってよく、例えば低誘電率のSiOFやフロロカ
ーボン系ポリマ等を用いてもよい。ただし、後工程のコ
ンタクトプラグ形成や配線層形成のプロセス温度以上の
耐熱性を有する絶縁材料が望ましい。層間絶縁膜は単層
であってもよい。
【0036】この層間絶縁膜には、素子分離領域間の半
導体基体1に臨んで接続孔11が開口されている。図示
の例は、接続孔11開口用のレジストマスク形成時のア
ライメントずれにより、接続孔11は素子分離領域の一
部にわたって開口されている。この結果、接続孔11開
口エッチング時のオーバーエッチング段階において、ト
レンチ6に埋め込まれた絶縁膜8の一部もエッチングさ
れ、この接続孔11の下部にスリット4が不可避的に発
生している。このスリット4の側面の一部には、半導体
基体1が露出している。スリット4の深さは、半導体基
体1に形成された不純物拡散層(不図示)の深さ以上に
及ぶ場合もあり、不純物拡散層の深さ以下の場合もあ
る。
【0037】本発明の半導体装置の特徴的な構成とし
て、接続孔11の側面には絶縁材料からなるサイドウォ
ール16が形成されている。サイドウォール16は、接
続孔11の下部のスリット4の側面にも形成されてい
る。したがって、スリット4の側面に半導体基体1が直
接露出することがない。絶縁材料としては特に限定はな
く、酸化シリコンや窒化シリコン、酸窒化シリコン等を
用いることができる。
【0038】図1(a)の半導体装置のサイドウォール
16は、接続孔11開口後に不図示のサイドウォール形
成膜を全面に堆積し、これをエッチバックすることによ
り形成したものである。
【0039】図1(b)の半導体装置のサイドウォール
16は、接続孔11開口後にこの接続孔11の開口肩部
をスパッタエッチングし、このスパッタ生成物を再付着
させることにより形成したものである。接続孔11の肩
部はスパッタエッチングにより削られ、若干テーパ形状
となっている。かかるテーパ状の接続孔11は、コンタ
クトプラグを埋め込む際の埋め込み特性上、好ましい形
状である。
【0040】接続孔11内には、密着層12および埋め
込み金属層13からなるコンタクトプラグが平坦に埋め
込まれている。密着層12は例えばTi/TiNの積層
からなるが、TiONやTiW、TiSiN等を単層あ
るいは積層で用いることができる。埋め込み金属層13
は例えばWからなるが、Mo等他の高融点金属であって
もよい。本発明の半導体装置は、埋め込み金属層13を
ハロゲン化金属ガスを原料ガスとしたCVD法で堆積す
る場合に好ましく適用することができる。
【0041】コンタクトプラグ上には配線層14が形成
されている。配線層14の材料構成は特に限定はなく、
例えばTi/TiN/Al合金/TiN等、Al合金を
主体とした積層構造を用いることができる。
【0042】図1に示す半導体装置は、第1層目の配線
層14までの構造を示したものであって、この後さらに
層間絶縁膜形成、バイアホール開口、バイアコンタクト
プラグ埋め込み、第2層配線層形成等の諸工程を反復し
て完成されるものである。
【0043】図2は本発明の他の半導体装置の要部を示
す概略断面図である。基本的な構成は図1に示す半導体
装置と同じであり、特徴的な部分のみを説明する。すな
わち、半導体基体1に形成された複数のトレンチ6内に
は、第1の絶縁膜81と、この第1の絶縁膜81と半導
体基体1との界面に形成された第2の絶縁膜82が埋め
込まれている。第2の絶縁膜82のエッチングレート
は、第1の絶縁膜81のエッチングレートより小さい。
このため、接続孔11開口時にミスアライメントにより
その底部にスリット4が発生しても、スリット4の側面
には第2の絶縁膜82が露出し、半導体基体1が直接露
出することがない。
【0044】図2に示す半導体装置は、したがって接続
孔11の側面に新たにサイドウォールを形成する工程は
不要である。その他の構成は図1の半導体装置に準じる
ものであり、重複する説明を省略する。
【0045】
【実施例】以下、本発明の半導体装置の製造方法につ
き、図3〜図7を参照してさらに詳しく説明する。
【0046】〔実施例1〕本実施例は、接続孔側面のサ
イドウォールを、サイドウォール形成膜のエッチバック
により形成した例である。
【0047】図3(a); シリコン等の半導体基体1
を用意し、その表面に熱酸化により酸化シリコン膜2を
10nm程度形成する。さらに減圧CVD(Chemical Va
porDeposition) 法により窒化シリコン膜3を150n
m程度形成する。 減圧CVD条件 SiH2 Cl2 50 sccm NH3 200 sccm N2 200 sccm 圧力 70 Pa 温度 760 ℃ 酸化シリコン膜2および窒化シリコン膜3は、あわせて
保護膜となる。この保護膜は本実施例では2層とした
が、多結晶シリコンや非晶質シリコン等他の材料を組み
合わせた3層以上としてもよい。ただし最上層はエッチ
ングストッパとして機能する材料、またエッチングマス
クとしても機能する材料が選ばれる。また保護膜の最下
層とその上の層とは、エッチング選択比がとれる材料が
選ばれる。
【0048】保護膜上にレジストマスク5を形成する。
レジストマスク5の開口部は、その後の工程で素子分離
領域となる部分であり、レジストマスク5形成部分は素
子形成領域となる部分である。図示の例は、レジストマ
スク5がラインアンドスペース状に密に形成されてお
り、例えばDRAMのメモリセル領域を示す。
【0049】図3(b); レジストマスク5をマスク
として、保護膜をパターニングする。エッチング装置は
市販の平行平板型RIE (Reactive Ion Etching) 装置
を用い、下記条件によった。 CF4 100 sccm Ar 1000 sccm 圧力 133 Pa RFパワー 1000 W 温度 20 ℃ 保護膜のパターニング終了後はレジストマスク5をアッ
シングおよび硫酸過水洗浄により除去する。レジストマ
スク5は除去せずに次工程に進んでもよい。
【0050】つぎにパターニングされた保護膜上層の窒
化シリコン膜3をエッチングマスクとして半導体基体1
をエッチングし、複数のトレンチ6を形成する。エッチ
ング装置は高密度プラズマ発生源を有するものが好まし
く、本実施例ではECR (Electron Cyclotron Resonan
ce) エッチング装置を用い、下記条件によりトレンチエ
ッチングした。トレンチ6の深さは400〜500nm
程度の浅いものである。 Cl2 133 sccm O2 10 sccm 圧力 5.3 Pa ソースパワー 1500 W 基板バイアスパワー 275 W 温度 20 ℃
【0051】図3(c); 形成されたトレンチ6の内
壁を熱酸化して酸化膜(不図示)を10nm程度の厚さ
に形成する。熱酸化は、O2 雰囲気中1000℃で施せ
ばよい。つぎに、絶縁膜8を全面に形成する。成膜装置
は、例えば基板バイアスを印加できる高密度プラズマC
VD装置が好ましい。本実施例では基板バイアス印加型
のECRプラズマCVD装置を用い、下記条件にて絶縁
膜8を形成した。 SiH4 100 sccm O2 300 sccm Ar 200 sccm 圧力 0.13 Pa ソースパワー 2000 W 基板バイアスパワー1500 W 温度 600 ℃ 絶縁膜8の堆積厚さは、トレンチ6を丁度埋め込む厚さ
でよい。この結果、保護膜上にも不要の絶縁膜8が形成
される。
【0052】図3(d); そこで、保護膜上の不要の
絶縁膜8をCMP法により除去する。CMP条件は、下
地の窒化シリコン膜3との選択比がとれる下記条件とす
る。 CMP条件の一例 スラリ シリカ粉末(14重量%)/KOH水溶液 スラリ流量 20 sccm 研磨ヘッド圧力 500 gf/cm2 キャリア回転数 20 rpm プラテン回転数 20 rpm
【0053】この後、窒化シリコン膜3のみを除去す
る。この際には、下地の酸化シリコン膜2や絶縁膜8と
選択比のとれる、熱リン酸によるウェットエッチングを
用いる。ドライエッチングを用いる場合には、等方性の
エッチングが可能なCDE (Chemical Dry Etching) が
好適である。 CDE条件の一例 CF4 60 sccm O2 240 sccm ソースパワー 400 W 圧力 30 Pa 温度 15 ℃
【0054】続けて、酸化シリコン膜2を除去する。こ
の工程は、希フッ酸によるウェットエッチングを用い
る。この後、半導体基体1表面を熱酸化してイオン注入
用のスルー酸化膜を形成し、各種ウェルおよびMOSト
ランジスタのパンチスルー抑止を目的とした埋め込み層
(いずれも不図示)形成、あるいはVth調整のための不
純物イオン注入をおこなう。スルー酸化膜除去後あらた
めてゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極および不純物拡
散層を形成する(以上いずれも不図示)。
【0055】図3(e): 下層層間絶縁膜9として窒
化シリコンを50nm、上層層間絶縁膜10として酸化
シリコンを1000nmの厚さにそれぞれ堆積する。下
層層間絶縁膜9としての窒化シリコンは、後工程の接続
孔開口時のエッチングストッパとなるものであり、例え
ばSiH2 Cl2 とNH3 を原料ガスとする減圧CVD
法により形成する。上層層間絶縁膜10としての酸化シ
リコンは、例えばTEOS (Tetra EthylOrtho Silicat
e) 、TMPO (Tri Methyl Phosphate) およびTEB
(Tri Ethyl Boron)を原料ガスとする常圧CVD法によ
り形成し、この後窒素雰囲気中750℃10分間の熱処
理を施した。
【0056】この熱処理により上層層間絶縁膜10の表
面はかなり平坦化されるが、本実施例ではさらにCMP
法により300nm程度除去し、ほぼ完全に平坦化す
る。 上層層間絶縁膜のCMP条件の一例 スラリ シリカ粉末(14重量%)/KOH水溶液 スラリ流量 20 sccm 研磨ヘッド圧力 500 gf/cm キャリア回転数 20 rpm プラテン回転数 20 rpm
【0057】図4(f): 上層層間絶縁膜10上に接
続孔開口用のレジストマスク15を形成する。レジスト
マスク15の厚さは、上層層間絶縁膜10および下層層
間絶縁膜9をパターニングできる程度以上あればよい。
このレジストマスク15をエッチングマスクとし、複数
の素子分離領域間の半導体基体1表面に臨む接続孔11
を開口する。
【0058】エッチングは平行平板型RIE装置によ
り、次の2段階エッチングによった。1st.step
は対窒化シリコン選択比の高いエッチング条件であり、
2nd.stepは低ダメージのエッチング条件であ
る。 接続孔のエッチング条件の一例 1st.step CO 100 sccm C8 7 sccm Ar 200 sccm RFパワー 1200 W 圧力 5.3 Pa 温度 −30 ℃ 2nd.step CF4 100 sccm Ar 1000 sccm RFパワー 1000 W 圧力 133 Pa 温度 20 ℃
【0059】接続孔11は、その開口径が半導体基体上
一定である場合に限らない。すなわち、拡散層の裏打ち
として用いられる場合や、局所配線用として用いられる
トレンチ形状である場合も含まれる。したがって、すべ
ての接続孔11が完全に開口するまでオーバーエッチン
グが施こされる。また、レジストマスク15を形成する
リソグラフィ工程のアライメントずれにより、接続孔1
1が素子分離領域、すなわちトレンチ6に埋め込まれた
絶縁膜8にまたがり開口される場合もある。
【0060】この場合には、オーバーエッチング工程に
おいて、接続孔11下部に露出した絶縁膜8がエッチン
グされ、この部分にスリット4が発生する。このスリッ
ト4の深さは、接続孔11のエッチング条件に依存し、
量産の半導体装置製造工程においてスリット4の発生を
完全に防止することは困難である。スリット4は、絶縁
膜8直下の半導体基体1に迄は達しないように制御する
ことが望ましい。いずれにしてもスリット4の側面には
半導体基体1が不所望に露出する。この側面には不純物
拡散層やウェル等が形成されている。
【0061】図4(g): この工程は本実施例の特徴
的な工程である。全面にサイドウォール形成膜(不図
示)を30nm程度の膜厚に形成する。サイドウォール
形成膜は、例えば減圧CVD法により酸化シリコンを形
成する。 サイドウォール形成膜の減圧CVD条件の一例 TEOS 50 sccm N2 5 sccm 圧力 80 Pa 温度 720 ℃ このサイドウォール形成膜は、接続孔11下部のスリッ
ト4側面に露出した半導体基体1を被覆し、この部分を
保護することが目的である。したがって、スリット4側
面におけるサイドウォール形成膜の膜厚は10nm以上
30nm以下程度の膜厚となるように形成することが望
ましい。30nmを超えて厚く成膜すると、コンタクト
プラグと不純物拡散層とのコンタクト面積が減少し、コ
ンタクト抵抗増大の原因となる。10nm未満では後工
程のコンタクトプラグ形成工程において、金属ハロゲン
化物ガスの侵食を防止することができない。サイドウォ
ール形成膜の成膜方法は減圧CVD法やプラズマCVD
法等、コンフォーマルに形成される方法が選ばれる。サ
イドウォール形成膜の材料は、絶縁材料であれば特に限
定はなく、酸化シリコンや窒化シリコン、あるいは酸窒
化シリコン等が選ばれる。この後、サイドウォール形成
膜をエッチバックし、接続孔11の側面にサイドウォー
ル16として残す。この工程で、接続孔11底部のスリ
ット4の側面にもサイドウォール16が形成される。 サイドウォール形成膜のエッチバック条件の一例 CHF3 50 sccm RFパワー 500 W 圧力 2.7 Pa 温度 −30 ℃
【0062】図4(h): 接続孔11底部(平坦面)
に露出する半導体基体1表面の自然酸化膜等を除去する
ため、希フッ酸による清浄化処理をおこなう。この後、
密着層12として、Tiを30nm、TiNを50nm
の膜厚に形成する。この成膜工程は、アスペクト比の高
い接続孔11内部にまで成膜種が到達するよう、指向性
のあるスパッタリング法、すなわちコリメータを用いた
コリメートスパッタリングや、ターゲット/サブストレ
ート間の距離をとった遠距離スパッタリング法等を採用
する。密着層12の成膜法は、他にIMP (Ionized Ma
gnetron Plasma) スパッタリング法やCVD法によって
もよい。また密着層12の材料として、TiとTiNの
積層の他にTiONやTiW、TiSiN、あるいはT
aN、TaSiN等の単層あるいは積層を用いてもよ
い。
【0063】本実施例ではターゲット/サブストレート
間の距離を170mmとった遠距離スパッタリング法に
よりTiとTiNの積層により密着層12を成膜した。 密着層の成膜条件の一例 Tiのスパッタリング ターゲット Ti Ar 35 sccm RFパワー 8 kW 圧力 0.52 Pa 温度 300 ℃ TiNのスパッタリング ターゲット Ti Ar 21 sccm N2 42 sccm RFパワー 6 kW 圧力 0.78 Pa 温度 300 ℃
【0064】密着層12成膜後、接続孔11底部の半導
体基体1表面(平坦面)との間にTiSi2 層を形成す
るため、窒素100%の雰囲気中で650℃のRTA
(Rapid Thermal Anneal) を施す。
【0065】この後、埋め込み金属層13としてWをブ
ランケットCVD法により500nmの膜厚に形成し、
接続孔11内を埋め込む。この際、上層層間絶縁膜10
上にもWは堆積するので、このWおよび密着層12を全
面異方性エッチング(エッチバック)により除去する。 埋め込み金属層の成膜条件の一例 WF6 40 sccm H2 400 sccm Ar 2250 sccm 圧力 10.7 kPa 温度 450 ℃ 埋め込み金属層および密着層のエッチバック条件の一例 1st.step SF6 110 sccm Ar 90 sccm He 5 sccm RFパワー 275 W 圧力 45.5 Pa 温度 室温 2nd.step Ar 75 sccm Cl2 5 sccm RFパワー 250 W 圧力 6.5 Pa 温度 室温
【0066】このエッチバック工程により、接続孔11
内に密着層12および埋め込み金属層13からなるコン
タクトプラグが平坦に埋め込まれる。エッチバックは、
CMP法で代替してもよい。
【0067】平坦化された上層層間絶縁膜10およびコ
ンタクトプラグ上に、Ti/TiN/Al−0.5%C
u/Ti/TiNをそれぞれ20/20/500/25
/25nmの膜厚に連続的にスパッタリング成膜する。 Tiのスパッタリング ターゲット Ti Ar 35 sccm RFパワー 2 kW 圧力 0.52 Pa 温度 300 ℃ TiNのスパッタリング ターゲット Ti Ar 21 sccm N2 42 sccm RFパワー 6 kW 圧力 0.78 Pa 温度 300 ℃ Al−0.5%Cuのスパッタリング ターゲット Al−0.5%Cu Ar 65 sccm RFパワー 15 kW 圧力 0.52 Pa 温度 300 ℃ TiNのスパッタリング ターゲット Ti Ar 21 sccm N2 42 sccm RFパワー 6 kW 圧力 0.78 Pa 温度 300 ℃
【0068】不図示のレジストマスクを形成し、Ti/
TiN/Al−0.5%Cu/Ti/TiNの積層をE
CRプラズマエッチング装置により連続的にエッチング
し、配線層14をパターニングする。 配線層のエッチング条件の一例 BCl3 100 sccm Cl2 150 sccm マイクロ波電流 400 mA RFパワー 110 W 圧力 1 Pa 温度 室温 エッチング終了後、レジストマスクをアッシングにより
除去し、有機溶媒洗浄によるアフターコロージョン防止
処理を施す。
【0069】配線層14は、その他の導電材料、例えば
他のAl系合金やWあるいはCuを用いてもよい。また
そのパターニング方法も、不図示の層間絶縁膜に配線溝
を予め形成し、この溝に配線層をCMP法で埋め込むダ
マシン法を採用してもよい。
【0070】この後の工程は説明を省略するが、層間絶
縁膜形成、バイアホール開口、バイアコンタクトプラグ
埋め込み、上層配線層形成等の各工程を経て半導体装置
を完成する。
【0071】本実施例によれば、接続孔11の開口工程
におけるミスアライメントによりスリット4が発生した
にもかかわらず、サイドウォール16の存在により、埋
め込み金属層13成膜工程における侵食部の発生を防止
し、接合リークの少ない高信頼性の半導体装置の製造方
法を提供することが可能である。
【0072】〔実施例2〕本実施例は、接続孔側面のサ
イドウォールを、接続孔の開口肩部のスパッタエッチン
グによるスパッタリング生成物により形成した例であ
る。この工程を図5を参照して説明する。なお本実施例
の前半の工程、すなわち前実施例1において図3(a)
〜図4(f)を参照して説明した工程迄は共通である。
したがって、図4(f)迄の工程の説明は前実施例1の
説明で代用し、重複する説明を省略する。
【0073】図5(a): 前実施例1に準じ、上層層
間絶縁膜10および下層層間絶縁膜9に接続孔11を開
口後、レジストマスク15を除去する。本実施例におい
ても、レジストマスク15のミスアライメントにより接
続孔11の底部にはスリット4が発生している。
【0074】図5(b): この工程は本実施例におけ
る特徴的な工程である。すなわち、平行平板型スパッタ
エッチング装置により、接続孔11の開口肩部をスパッ
タエッチングする。この処理により、接続孔11の開口
肩部はテーパ状にラウンドエッチングされるとともに、
スパッタリング生成物、すなわち酸化シリコン粒子が接
続孔11側面に再堆積し、サイドウォール16を形成す
る。 スパッタエッチング条件の一例 Ar 10 sccm RFパワー 500 W 圧力 133 Pa 温度 20 ℃ スパッタエッチング装置は、平行平板型装置以外にも基
板バイアスを印加できるエッチング装置であれば、いか
なるエッチング装置でもよい。
【0075】サイドウォール16は、接続孔11底部の
スリット4の側面にも形成される。スリット4側面にお
けるサイドウォール16の膜厚は10nm以上30nm
以下程度の膜厚となるように形成することが望ましい。
30nmを超えて厚く成膜すると、接続孔11側面のサ
イドウォール16の膜厚も増え、コンタクトプラグと不
純物拡散層とのコンタクト面積が減少し、コンタクト抵
抗増大の原因となる。10nm未満では後工程のコンタ
クトプラグ形成工程において、金属ハロゲン化物ガスの
侵食を防止することができない。
【0076】図5(c): 密着層12および埋め込み
金属層13の形成工程、配線層14の形成工程等は前実
施例1に準じてよい。
【0077】本実施例によっても、接続孔11の開口工
程におけるミスアライメントによりスリット4が発生し
ても、埋め込み金属層13成膜工程における侵食部の発
生を防止し、接合リークの少ない高信頼性の半導体装置
の製造方法を提供することが可能である。また本実施例
においては接続孔11の開口肩部がテーパ状に形成され
ているので、密着層12および埋め込み金属層13の形
成工程における成膜特性や埋め込み特性を向上すること
ができる。
【0078】〔実施例3〕本実施例は、素子分離領域す
なわちトレンチ内への埋め込み絶縁膜を第1の絶縁膜お
よび第2の絶縁膜の2層で構成し、接続孔底部に発生す
るスリット側面での半導体基体の露出を防止した例であ
る。この工程を図6〜図7を参照して説明する。
【0079】本実施例における初期の工程、すなわち前
実施例1で図3(a)〜図3(b)を参照して説明した
トレンチ6の形成工程迄は前実施例1と同様である。し
たがって、トレンチ6の形成工程迄の重複する説明は省
略する。
【0080】図6(a): トレンチ6開口後、形成さ
れたトレンチ6の内壁を熱酸化して酸化膜(不図示)を
10nm程度の厚さに形成する。熱酸化は、O2 雰囲気
中1000℃で施せばよい。
【0081】図6(b): つぎに本実施例における特
徴的な工程として、まず第2の絶縁膜82を減圧CVD
法等コンフォーマルな成膜形状が得られる堆積法で50
nm程度成膜する。第2の絶縁膜82の材料としては、
後工程の接続孔エッチングで第1の絶縁膜81に発生が
予想されるスリットに備え、第1の絶縁膜81よりエッ
チングレートが小さい材料、例えば窒化シリコンが選ば
れる。第2の絶縁膜82の膜厚は、後工程の第1の絶縁
膜81の埋め込み特性に影響を与えるため、個々の半導
体装置により最適設計が必要であるが、10nm以上1
00nm以下程度の膜厚が選ばれる。10nm未満で
は、さらに後工程の接続孔への埋め込み金属層形成工程
における金属ハロゲン化物に対する侵食防止作用が不足
する。また100nm超では、トレンチ6のアスペクト
比が大きくなり、第1の絶縁膜81埋め込み時の埋め込
み特性に影響を与える。 第2の絶縁膜(Si3 4 )減圧CVD条件の一例 SiH2 Cl2 50 sccm NH3 200 sccm N2 200 sccm 圧力 70 Pa 温度 760 ℃
【0082】この後第1の絶縁膜81を例えば基板バイ
アスを印加できる高密度プラズマCVD装置により、ト
レンチ6が埋め込まれる膜厚に形成する。 第1の絶縁膜(SiO2 )のプラズマCVD条件の一例 SiH4 100 sccm O2 300 sccm Ar 200 sccm 圧力 0.13 Pa ソースパワー 2000 W 基板バイアスパワー1500 W 温度 600 ℃ 第1の絶縁膜81の堆積厚さは、第2の絶縁膜82が形
成されたトレンチ6を丁度埋め込む厚さでよい。この結
果、保護膜部分の上にも不要の第1の絶縁膜81が形成
される。
【0083】図6(c): 保護膜部分上の不要の第1
の絶縁膜81をCMP法により除去する。CMP条件
は、下地の窒化シリコン膜3との選択比がとれる下記条
件とする。 CMP条件の一例 スラリ シリカ粉末(14重量%)/KOH水溶液 スラリ流量 20 sccm 研磨ヘッド圧力 500 gf/cm2 キャリア回転数 20 rpm プラテン回転数 20 rpm
【0084】この後、窒化シリコン膜3のみを除去す
る。この際には、下地の酸化シリコン膜2や第1の絶縁
膜81と選択比のとれる、熱リン酸によるウェットエッ
チングを用いる。ドライエッチングを用いる場合には、
等方性のエッチングが可能なCDE (Chemical Dry Etc
hing) が好適である。 CDE条件の一例 CF4 60 sccm O2 240 sccm ソースパワー 400 W 圧力 30 Pa 温度 15 ℃
【0085】この窒化シリコン膜3の除去工程では、ト
レンチ6の側面にも窒化シリコンからなる第2の絶縁膜
82が露出しているので、この第2の絶縁膜82も50
nm程度エッチングされ、窪み(不図示)が発生する。
第2の絶縁膜82に発生する窪みが不所望に深くならな
いよう、過度のエッチングに注意する。
【0086】この後、酸化シリコン膜2を希フッ酸処理
により除去する。続けて、露出した半導体基体1表面を
熱酸化してイオン注入用のスルー酸化膜を形成し、各種
ウェルおよびMOSトランジスタのパンチスルー抑止を
目的とした埋め込み層(いずれも不図示)形成、あるい
はVth調整のための不純物イオン注入をおこなう。スル
ー酸化膜を同じく希フッ酸によるウェットエッチングに
より除去する。これらウェットエッチング処理により、
トレンチ6内に埋め込まれた第1の絶縁膜81も50n
m程度エッチングされるので、最終的にはトレンチ6内
に埋め込まれた第1の絶縁膜81と第2の絶縁膜82の
表面はほぼ同一面となる。
【0087】スルー酸化膜を除去後、あらためてゲート
絶縁膜を形成し、ゲート電極および不純物拡散層を形成
する(以上いずれも不図示)。
【0088】図7(d): 下層層間絶縁膜9として窒
化シリコンを50nm、上層層間絶縁膜10として酸化
シリコンを1000nmの厚さにそれぞれ堆積する。下
層層間絶縁膜9としての窒化シリコンは、後工程の接続
孔開口時のエッチングストッパとなるものであり、例え
ばSiH2 Cl2 とNH3 を原料ガスとする減圧CVD
法により形成する。上層層間絶縁膜10としての酸化シ
リコンは、例えばTEOS (Tetra EthylOrtho Silicat
e) 、TMPO (Tri Methyl Phosphate) およびTEB
(Tri Ethyl Boron)を原料ガスとする常圧CVD法によ
り形成し、この後窒素雰囲気中750℃10分間の熱処
理を施した。
【0089】この熱処理により上層層間絶縁膜10の表
面はかなり平坦化されるが、本実施例ではさらにCMP
法により300nm程度除去し、ほぼ完全に平坦化す
る。 上層層間絶縁膜のCMP条件の一例 スラリ シリカ粉末(14重量%)/KOH水溶液 スラリ流量 20 sccm 研磨ヘッド圧力 500 gf/cm2 キャリア回転数 20 rpm プラテン回転数 20 rpm
【0090】上層層間絶縁膜10上に接続孔開口用のレ
ジストマスク15を形成する。レジストマスク15の厚
さは、上層層間絶縁膜10および下層層間絶縁膜9をパ
ターニングできる程度以上あればよい。このレジストマ
スク15をエッチングマスクとし、接続孔11を開口す
る。
【0091】エッチングは平行平板型RIE装置によ
り、次の2段階エッチングによった。1st.step
は対窒化シリコン選択比の高いエッチング条件であり、
2nd.stepは低ダメージのエッチング条件であ
る。 接続孔のエッチング条件の一例 1st.step CO 100 sccm C4 8 7 sccm Ar 200 sccm RFパワー 1200 W 圧力 5.3 Pa 温度 −30 ℃ 2nd.step CF4 100 sccm Ar 1000 sccm RFパワー 1000 W 圧力 133 Pa 温度 20 ℃
【0092】接続孔11は、その開口径が半導体基体上
一定である場合に限らない。すなわち、拡散層の裏打ち
として用いられる場合や、局所配線用として用いられる
トレンチ形状である場合も含まれる。したがって、すべ
ての接続孔11が完全に開口するまでオーバーエッチン
グが施こされる。また、レジストマスク15を形成する
リソグラフィ工程のアライメントずれにより、接続孔1
1が素子分離領域、すなわちトレンチ6に埋め込まれた
第1の絶縁膜81にまたがり開口される場合もある。
【0093】この場合には、オーバーエッチング工程に
おいて、接続孔11下部に露出したトレンチ6内の第1
の絶縁膜81がエッチングされ、この部分にスリット4
が発生する。
【0094】本実施例においては、トレンチ6の側面に
窒化シリコンからなる第2の絶縁膜82が形成されてい
るので、たとえスリット4が発生してもその側面に半導
体基体1が直接露出することはない。したがって、スリ
ット4の側面の不純物拡散層やウェル等が露出する虞も
ない。また、本実施例においてはトレンチ6の底部にも
窒化シリコンからなる第2の絶縁膜82が形成されてい
る。したがって、スリット4が深く形成された場合に
も、第2の絶縁膜82がエッチングストッパとなり、ト
レンチ6直下の半導体基体1にスリット4が到達する事
態を回避することができる。
【0095】図7(e)〜図7(f): この後の工
程、すなわち密着層12および埋め込み金属層13の形
成工程、配線層14の形成工程等は前実施例1に準じて
よい。
【0096】本実施例によっても、接続孔11の開口工
程におけるミスアライメントによりスリット4が発生し
ても、埋め込み金属層13成膜工程における侵食部の発
生を防止し、接合リークの少ない高信頼性の半導体装置
の製造方法を提供することが可能である。また本実施例
においてはトレンチ6底部にエッチングストッパが形成
されているため、接続孔11エッチング工程において発
生するスリット4がトレンチ6下部の半導体基体1に迄
達する重大欠陥を防止することも可能である。
【0097】以上、本発明の半導体装置およびその製造
方法につき詳しく説明したが、これらは単なる例示であ
り、各種変更が可能であることは言う迄もない。すなわ
ち、接続孔11に形成するサイドウォール16の形成方
法、その材料等は実施例に限定されない。トレンチ6内
に形成する第1の絶縁膜および第2の絶縁膜の材料の組
合わせや形成方法についても同様である。その他、半導
体基体におけるトレンチパターンのレイアウト等は適宜
変更が可能である。
【0098】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の半導体装置によれば、STI構造を有する半導体装置
において、素子形成領域への接続孔開口工程の合わせず
れに起因する、接合リークの増大を防止しうる高集積度
半導体装置を提供することができる。
【0099】また本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、かかる高集積度半導体装置を、製造プロセスマージ
ンを確保しつつ安定に供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の要部を示す概略断面図で
ある。
【図2】本発明の他の半導体装置の要部を示す概略断面
図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法を示す概略工程
断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法を示す概略工程
断面図であり、図2に続く工程を示す。
【図5】本発明の他の半導体装置の製造方法を示す概略
工程断面図である。
【図6】本発明のさらに他の半導体装置の製造方法を示
す概略工程断面図である。
【図7】本発明のさらに他の半導体装置の製造方法を示
す概略工程断面図であり、図6に続く工程を示す。
【図8】従来の半導体装置の製造方法を示す概略工程断
面図である。
【図9】従来の半導体装置の製造方法を示す概略工程断
面図であり、図8に続く工程を示す。
【符号の説明】
1…半導体基体、2…酸化シリコン膜、3…窒化シリコ
ン膜、4…スリット、5,15…レジストマスク、6…
トレンチ、7…浸食部、8…絶縁膜、81…第1の絶縁
膜、82…第2の絶縁膜、9…下層層間絶縁膜、10…
上層層間絶縁膜、11…接続孔、12…密着層、13…
埋め込み金属層、14…配線層、16…サイドウォール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB14 CC01 DD04 DD08 DD12 DD16 DD17 DD18 DD37 DD45 DD75 DD84 EE09 FF17 FF18 FF22 FF30 GG16 HH20 5F032 AA34 AA44 AA46 AA70 AA77 AA84 CA23 DA03 DA04 DA33 DA53 DA78 5F033 HH09 HH18 HH33 JJ18 JJ19 JJ20 JJ23 JJ32 JJ33 JJ35 KK01 MM08 NN06 NN07 NN32 PP09 PP15 QQ08 QQ09 QQ10 QQ12 QQ13 QQ14 QQ16 QQ21 QQ25 QQ31 QQ34 QQ35 QQ37 QQ48 QQ73 QQ74 QQ82 QQ98 RR04 RR06 SS02 SS04 SS12 SS13 TT02 TT07 VV16 XX15

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体上の複数の素子分離領域と、
    該複数の素子分離領域間の半導体基体と、全面に形成さ
    れた層間絶縁膜と、前記複数の素子分離領域間の半導体
    基体に臨み前記層間絶縁膜に開口された接続孔と、該接
    続孔に充填されたコンタクトプラグを具備する半導体装
    置であって、 前記接続孔は、側面に絶縁材料からなるサイドウォール
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記接続孔は、前記素子分離領域の一部
    にわたり開口されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記素子分離領域は、トレンチアイソレ
    ーション構造であることを特徴とする請求項1または2
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基体上の複数の素子分離領域と、
    該複数の素子分離領域間の半導体基体と、全面に形成さ
    れた層間絶縁膜と、前記複数の素子分離領域間の半導体
    基体に臨み前記層間絶縁膜に開口された接続孔と、該接
    続孔に充填されたコンタクトプラグを具備する半導体装
    置であって、 前記素子分離領域は、第1の絶縁膜と、該第1の絶縁膜
    と前記半導体基体との界面に形成された第2の絶縁膜と
    を少なくとも有することを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記接続孔は、前記素子分離領域の一部
    にわたり開口されていることを特徴とする請求項4記載
    の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記素子分離領域は、トレンチアイソレ
    ーション構造であることを特徴とする請求項4または5
    記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の絶縁膜のエッチングレート
    は、前記第1の絶縁膜のエッチングレートより小さいこ
    とを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体基体上に複数の素子分離領域を形
    成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成する工程と、前
    記複数の素子分離領域間の半導体基体に臨み前記層間絶
    縁膜に接続孔を開口する工程と、該接続孔にコンタクト
    プラグを充填する工程を具備する半導体装置の製造方法
    であって、 前記接続孔を開口する工程の後、全面に絶縁材料からな
    るサイドウォール形成膜を堆積する工程と、 前記サイドウォール形成膜をエッチバックして前記接続
    孔の側面にサイドウォールを形成する工程をさらに有
    し、 この後、前記接続孔にコンタクトプラグを充填する工程
    を施すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基体上に複数の素子分離領域を形
    成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成する工程と、前
    記複数の素子分離領域間の半導体基体に臨み前記層間絶
    縁膜に接続孔を開口する工程と、該接続孔にコンタクト
    プラグを充填する工程を具備する半導体装置の製造方法
    であって、 前記接続孔を開口する工程の後、前記接続孔の開口肩部
    をスパッタエッチングし、該スパッタエッチングによる
    スパッタ生成物により、前記接続孔の側面にサイドウォ
    ールを形成する工程をさらに有し、 この後、前記接続孔にコンタクトプラグを充填する工程
    を施すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基体上に複数の素子分離領域を
    形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記複数の素子分離領域間の半導体基体に臨み前記層間
    絶縁膜に接続孔を開口する工程と、該接続孔にコンタク
    トプラグを充填する工程を具備する半導体装置の製造方
    法であって、 前記素子分離領域を形成する工程は、前記半導体基体と
    の界面に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶
    縁膜上に第1の絶縁膜を形成する工程とを少なくとも有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の絶縁膜のエッチングレート
    は、前記第1の絶縁膜のエッチングレートより小さいこ
    とを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記接続孔を開口する工程は、前記素
    子分離領域の一部にわたり開口する工程であることを特
    徴とする請求項8ないし請求項10いずれか1項記載の
    半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記素子分離領域は、トレンチアイソ
    レーション構造であることを特徴とする請求項8ないし
    請求項10いずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030073996A (ko) * 2002-03-14 2003-09-19 동부전자 주식회사 메탈 라인 제조 방법

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