JP2000231423A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
ズを小形化することにある。 【解決手段】演算装置と、複数のメモリモジュールと、
演算装置から送られる信号に基づいて複数の前記メモリ
モジュールを選択する選択信号を出力する選択回路とを
有する情報処理装置であって、メモリモジュールは、基
板の一方の面に配置された複数の第1のメモリと、基板
の他方の面に配置された複数の第2のメモリとを有し、
第1のメモリから上位ビットのデータが、第2のメモリ
から下位ビットのデータが出力される。
Description
関し、特に宇宙用に最適な超小型計算機の構成に関す
る。
に使用されるようになって、その小型軽量化が求められ
るようになってきている。特に宇宙で使用するコンピュ
ータには、打ち上げコストの低減,ペイロード(有償貨
物重量)の増加のために、より一層の小型軽量化が必要
である。
家他「耐放射線性16ビットマイクロプロセッサLSI
の開発」第32回宇宙科学技術連合講演会予稿集、pp.
10−411)の写真1等に示すように高信頼で耐環境
性のある単一チップを単一パッケージに入れたディスク
リート(個別)部品で構成されていた。また、耐放射線
性特に宇宙線によるビット反転(SEU:Single Event
Upset)の発生を防ぐために、地上用よりもセルサイズ
を大きくしなければならず、元々チップサイズが大きい
ためにピン数増加によるパッケージサイズの増大もさほ
ど問題とならなかった。
ベアーチップを搭載するいわゆるマルチチップ搭載技術
が研究されている。従来は、文献2(日経マイクロデバ
イス、1989年12月号、pp.32−40)の図3
のようにダイボンディングパッドの外側にボンディング
パッドに接続する配線導体を引き出していた。
しては、文献3(土村他「フォールトトレラント水晶発
振用ICの試作とその評価」第24回FTC研究会資
料)等に見られるように誤りや故障を検出する検査部と
被検査部とを同一のチップに納めて小形化することが広
く行われている。特にASIC(Application Specifie
dIC)の普及にともなって、通常のMPUをコアにしてA
SIC技術によりMPUの検査回路を付加する試みが採
られている。
献1等に示されている個別部品で構成する方式は、コン
ピュータの小型軽量化について考慮がされていなかっ
た。
されている特願平2−7022 号では、フォールトトレラン
ス(耐故障性)技術により、セルサイズの小さなLSI
すなわち、高集積LSIを用いた耐環境性コンピュータ
を提供している。従って、宇宙用コンピュータのチップ
サイズを大幅に小さくでき、従来さほど問題とならなか
ったピン数増加によるパッケージサイズの増大が、宇宙
用コンピュータを小型軽量化する上でのあい路となって
きている。小さなパッケージから多くのピンを引き出せ
るPGA(Pin Grid Array)は、目視検査が困難であ
り、ピンの熱伸縮により発生する機械的ストレスを逃が
せないことから宇宙での使用は適当でないため、パッケ
ージサイズの増大を覚悟の上で、他のタイプのパッケー
ジ(QFP,DIP等)を使用せざるをえない。以上の
ような点は、地上においても程度の差こそあれ問題とな
っている。本発明の目的の1つはピン数増加によるパッ
ケージサイズの増大をなくすことにある。
の外側にボンディングパッドに接続する配線導体を引き
出す方法は、配線密度の均等化について考慮されておら
ず、最外層、特にダイボンディングパッド周辺の配線密
度が極めて高くなっている。そのために効率的な配線が
できず、最外層の配線密度があい路となり、パッケージ
サイズを十分に小さくすることができなかった。特に多
層配線板では、上下の配線層を結ぶビアホール(Via Ho
le)が多くの面積を占めるために、最外層、特にダイボ
ンディングパッド周辺では、多くのビアホールが多くの
面積を占めてしまうことになる。本発明の他の目的は、
最外層、特にダイボンディングパッド周辺への配線密度
の集中を緩和し、パッケージサイズを小形化することに
ある。また、先に述べたようにビアホールは多くの面積
を占めるために、配線層間のビアホールによる接続箇所
が多いと配線に必要な配線基板の大きさが増大し、それ
にともなってパッケージサイズも大きなものとなる。配
線層間の接続箇所を減らし、パッケージサイズを小形化
することも本発明の目的の1つである。
同一のチップに納める方法は、チップ全体にわたる障害
や故障について考慮がされておらず、検査部と被検査部
とが同時に故障した場合に、異常を検出できない畏れが
ある。異常の検出漏れの少ない、検査機能付き電子機器
の小型軽量化も本発明の1つである。更にプログラム開
発の容易な超小型電子機器を提供することも本発明の目
的の一つである。
に本発明では、以下のような手段を取る。
ッケージサイズの増大を解消するために本発明では、バ
ス線で接続する半導体チップを全て配線基板上にベアチ
ップ実装し、ベアチップと配線基板の間をワイヤボンデ
ィングにより接続する。
により限界があるため、現在製造可能な大きさの配線基
板では、従来の方法ではバス線で接続する半導体チップ
を全て配線基板上にベアチップ実装することは不可能で
あった。そこで、限られた大きさの配線基板上に多くの
ベアチップを実装する為に以下のような手段を採る。 <配線密度の均等化>多層配線板の最外層のダイボンデ
ィングランド近くの配線密度集中を避けるために本発明
では、最外層の配線導体の上面に絶縁層と部分形成し、
その上面にダイボンディングランドを形成することによ
り、ダイボンディングランドの下にもワイヤボンディン
グパッドからの引出線およびビアホールを形成する。
所を削減するために本発明では、データバスを構成する
データ信号線を2つのグループに分け、配線基板の片方
の面には一方のグループの信号線に接続する記憶素子を
実装し、もう片方の面には、もう一方のグループの信号
線に接続する記憶素子を実装する。
い、検査機能付き超小型電子機器を実現するために本発
明では、検査部と被検査部とを異なるチップの中に構成
し、それぞれのチップを配線基板上にベアチップ実装
し、ベアチップと配線基板の間をワイヤボンディングに
より接続する。
発を容易化するために本発明では、パッケージ内のRO
Mなどの記憶素子に接続する信号線はパッケージ外へも
引き出し、開発用に機器では、パッケージ内のROMの
実装,ワイヤボンディングはせずにパッケージの外部に
接続したROMで動作させる。プログラム開発が終了し
た後には、実際に使用する機器では、パッケージ内のR
OMで動作させる。
代表される電子機器は、通常複数の半導体チップが多く
の信号線からなるバスで結ばれていることが多い。従っ
て、従来のような個別部品による構成では、バスに接続
する信号線がパッケージの内外を結んでいるために、膨
大な数のピンが必要となる。本発明では、バスに接続し
ている全ての半導体チップを単一のパッケージにまとめ
ているので、パッケージの内外を結ぶ信号線が大幅に減
少する。
ボンディングパッドの上(外側)の層にダイボンディン
グランドを設けているので、ワイヤボンディングパッド
から引き出した配線導体をダイボンディングランドの内
側の層にも形成しているので、ワイヤボンディングパッ
ド部分の面積をワイヤボンディングパッドからの配線引
き出し、更に内側の層へのビアホール形成に利用するこ
とができ、ワイヤボンディングパッド付近の配線密度の
集中を緩和することができる。従って、各配線層の配線
密度を均等化し、面積を有効に使用することができる。
essing Unit)に接続するデータ線はMPUの品種により
4,8,16,32,64ビット幅などがある。一方、
ROM(Read Only Memory)やRAM (Random Access Me
mory) 等の記憶素子に接続するデータ線は品種により
1,4,8ビット幅などがある。つまり、多くの場合に
は記憶素子のデータ幅はMPUのデータ幅よりも狭い。
従って、図14に示すようにMPU101からのデータバス1
00には、複数のRAM102−1〜102−NやROM103−1
〜103−N等の記憶素子がビットスライスして接続さ
れる。
にデータ線をグループ分けして、同一のグループのデー
タ線に接続する記憶素子は配線基板の同一の面に実装す
ることにより、配線層間の接続(ビアホール)箇所を減
らし、ビアホールが占める面積を削減するために、配線
基板の大きさを小さくすることができる。
くはトランジスタ(ゲート)単位で発生するものである
が、障害の範囲が素子(チップ)全体に波及するような
故障もある。この様なチップ全体に波及する故障は、被
検査部と検査部とを同一チップ収納した電子機器では、
検出することができず、検査部を付加した意義が薄れる
ことになる。
ケージからなる個別チップで構成していては、検査用の
信号線をパッケージ間に設けなければならず、電子機器
の大きさが大きくなってしまう。
別チップに分け、同一の配線基板上にベアーチップ実装
し、ワイヤボンディングにより配線基板とベアーチップ
を接続して単一パッケージとする。このことにより、チ
ップ全体に波及する故障の検出漏れを無くし、しかも小
型軽量な電子機器を提供する。
格納した記憶素子(ROM)を他の半導体素子と同様に
同一の配線基板上にベアーチップ実装し、同一パッケー
ジ内に内蔵すれば電子機器を大幅に小型軽量化できる。
しかし、ROMをパッケージ内に内蔵してしまうとプロ
グラミング、およびその消去のために工夫を要する。EE
PROM(ElectricallyErasable Programable ROM)を使
用すれば、容易にプログラミング、およびその消去が可
能であり、UVEPROM(Ultra-Violet Erasable Programabl
e ROM) を使用する場合でもパッケージに消去用の紫
外線を透過する窓をつけておけばプログラミング、およ
びその消去は可能である。
機器にEPROMを使用する場合には、書き込んだ宇宙
線でデータが消去されることもある。また、電子の熱運
動により書き込んだデータが時間と共に消去されるため
に何十年という長期間に渡って使用される電子機器には
EPROMすることができない。従ってこれらの用途に
は、マスクROMもしくはヒューズROMを使用しなけ
ればならない。
グラムを修正し、書きなおすことが必要なため、マスク
ROMもしくはヒューズROMを使用していては効率的
なプログラム開発ができない。
ROMもしくはヒューズROMを内蔵すると共に、RO
Mへの接続線をパッケージ外部にも引き出し、パッケー
ジ外部のROMでも動作を可能にしている。従って、開
発用にはパッケージ内のROMにワイヤボンディングを施
さないようにし、外部にプログラミング、およびその消
去の容易なEPROMを接続すれば、本番用と同一の配
線パターンの配線基板を用いて、プログラムを開発する
ことができる。
説明する。
成の一例である。本実施例では、MPU101,RAM102,ROM1
03,FPU(Floating-point Proccessing Unit) 10
4,DMAC(Direct Memory Access Controller)10
5,インタフェース回路106が配線基板(パッケージ)
10の内部でバス100により接続されている。本実施
例で特に注目すべき点は、バス100が配線基板(パッ
ケージ)10の外側に引き出されておらず、外部とのイ
ンタフェース線150のみが配線基板(パッケージ)1
0の外側に引き出されている点である。従来は図13に
示すように配線基板(パッケージ)10の外側にバス1
00が引き出されているためにピン数の増加にともなっ
てパッケージの寸法が大きくなっていた。しかし、本実
施例ではバス100に接続する半導体チップは全て配線
基板(パッケージ)10上に実装している。本実施例に
よれば、配線基板(パッケージ)10の外にバス100
が引き出していないので、内外を接続する信号線を大幅
に減らすことができる。従って、配線基板(パッケー
ジ)10の内外の信号線を結ぶピンの数を削減すること
ができ、ピンの数が配線基板(パッケージ)10の小型
軽量化を妨げることをなくしている。
ィング部の断面図である。配線基板10の外側(上)に
ワイヤボンディングパッド11およびこれより引き出し
た配線導体14の外側(上)に絶縁層16を部分形成
し、絶縁層16の外側(上)にダイボンディングランド1
5を形成し、半導体チップ20をダイボンディングし、
半導体チップ20上のワイヤボンディングパッド21と
配線基板10上のワイヤボンディングパッド11の間を
ボンディングワイヤ30で接続する。本実施例によれ
ば、図3に示すようにダイボンディングランド15の周
囲のビアホール13だけでなくダイボンディングランド
15の内側にもビアホール13′を形成することができ
る。従って従来利用されていなかった最外層のダイボン
ディングランド15の下の部分も本実施例によれば、配
線領域やビアホール領域として活用することができ、配
線基板で半導体チップの占める面積に比べた配線やビア
ホール領域の占める面積を著しく低減することができ
る。
の信号線をビットごとに100−1,100−2の2つ
にグループ分けして、データバス100−1に接続する
RAM102−1〜102−k,ROM103−1〜103−kをB
面に、データバス100−2に接続するRAM102−(k+
1)〜102−N,ROM103−(k+1)〜103−Nを
A面に実装した実施例である。本実施例によれば、A面
B面間のデータバスの接続が不要で、広い面積を占める
ベアホールの数を少なくすることができる。従って、配
線基板の半導体チップの占める面積に比べた配線やビア
ホール領域の占める面積を著しく低減することができ、
電子機器を小型軽量化することができる。
に接続するデータバス100が32ビット幅で、RO
M,RAMに接続するデータバスが8ビット幅である場
合の実施例である。データバス100を構成するデータ
線D0〜D31のうちD0〜D15をデータバス100
−1に、D16〜D31をデータバス100−2にそれ
ぞれグループ分けする。データバス100−1の内D0
〜D7をRAM102−1およびROM103−1に接続しD8〜D
15をRAM102−2およびROM103−2に接続している。ま
た、データバス100−2の内D15〜D23をRAM102
−3およびROM103−3に接続しD24〜D31をRAM102
−4およびROM103−4に接続している。本実施例によれ
ば、図4に示す実施例と同様に電子機器を小型軽量化す
ることができる。
配線基板10上にベアチップ実装した実施例である。MP
U101と検査回路111はそれぞれ別個のベアチップで、
配線基板10にワイヤボンディングにより接続されてい
る。なお簡単のため、図中ボンディングワイヤは省略し
てある。検査回路111としては種々な方式が従来から
提案されている。
MPU101の暴走とみなしてMPU101をリセットするウォッチ
ドッグタイマ。
(図中では図示しない)を有し、該参照用MPUの出力信
号とMPU101の出力信号とを比較し、不一致が見られた場
合に該参照用MPUまたはMPU101の異常とみなす方式。
ケージとする方法では、パッケージの数,配線の数が増
え、電子機器の寸法が大きなものとなる。また、最近採
られている、MPU101と検査回路111とを同一チップと
する方法では、チップ全体にわたる故障が発生した場合
には、検査回路111も機能しなくなるために、故障を
完全に検出することができない。
の数が増えることなく、チップ全体にわたる故障も検出
することができる検査回路111付きMPU101を提供する
ことができる。従って、小型軽量かつ高信頼の電子機器
を提供することができる。
回路112とを別チップとし、配線基板10上にベアチ
ップ実装した実施例である。RAM102と誤り訂正符号符号
化復号化回路112はそれぞれ別個のベアチップで、配
線基板10にワイヤボンディングにより接続されてい
る。なお簡単のため、図中ボンディングワイヤは省略し
てある。
タに誤り検出訂正用の冗長ビットを付加し、符号間のハ
ミング距離を4以上にすることにより誤りの検出,訂正
を可能にしている。符号間のハミング距離を4とした場
合には1ビット誤りの訂正が可能で、2ビット誤りは検
出のみが可能であるのでSECDED (Single-ErrorCrrectio
n, Double-Error Detection)コードと呼ばれている。例
えば、16ビットのデータについてSECDEDを実現するた
めには6ビットの検出訂正用の冗長ビットを付加すれば
よい。なお、本発明の目的は誤り訂正符号を提供するこ
とではないので、誤り訂正符号についての詳しい説明は
省略する。
回路112とを別パッケージとする方法では、パッケー
ジの数,配線の数が増え、電子機器の寸法が大きなもの
となる。また、最近採られている、RAM102と誤り訂正符
号符号化復号化回路112とを同一チップとする方法で
は、チップ全体にわたる故障が発生した場合には、誤り
訂正符号符号化復号化回路112も機能しなくなるため
に、故障を完全に検出することができない。
の数が増えることなく、チップ全体にわたる故障も検出
することができる誤り訂正符号符号化復号化回路112
付きRAM102を提供することができる。従って、小型軽量
かつ高信頼の電子機器を提供することができる。
のROMでも外側に接続したROMでも動作できるよう
にした実施例である。配線基板(パッケージ)10の内
部ではMPU101にRAM102,ROM103がバス100に接続して
いる。また、アドレスデコーダ107によりRAM102,RO
M103選択信号CS#が生成されている。図中ではアクテ
ィブローの信号には信号線名の上に線をつけているが、
本明細書中では記述の都合上信号線名のあとに「#」記
号をつけて記述する。アドレスデコーダ107はバス1
00に出力されているアドレス信号のうち上位側ビット
をデコードし、アドレス信号がRAM102またはROM103のア
ドレスを示している場合には、RAM102またはROM103へそ
れぞれの選択信号CS#を出力する。RAM102またはROM1
03では、選択信号CS#がアクティブな場合には下位側
ビットに従って所定のアドレスのデータをリードまたは
ライトする。
08を配線基板(パッケージ)10の外側へも出力して
いる。従って、配線基板(パッケージ)10内のROM103
の換わりに配線基板(パッケージ)10の外側のROM10
3′を用いて動作することが可能である。また、ROM10
3′へ接続するアドレス線はアドレスバスの信号のうち
の一部である下位側ビットで済むので、配線基板(パッ
ケージ)10の外側への引出線の増加も抑えられる。プ
ログラム開発のためには配線基板(パッケージ)10内の
ROM103は実装せずに、配線基板(パッケージ)10の外
側のROM103′にプログラムを書き込めば良いので、プロ
グラムのROMへの書き込み,消去が容易にでき、効率
的なプログラム開発が可能である。また、プログラム開
発後の実機には配線基板(パッケージ)10内のROM103
としてマスクROMやヒューズROMを使用すれば、RO
M103内部のデータの消去の畏れが無く、長期間の使用に
耐える電子機器を提供することができる。
る。配線基板10上にMPU101,RAM102,ROM103,FPU10
4,DMAC105 ,ゲートアレイ110をベアチップ搭載し
ている。RAM102,ROM103はメモリ容量,ビット幅に応じ
て複数のチップから構成されているが、図中では簡単の
ためにまとめて1つとして表している。ゲートアレイ1
10内部には、MPUの暴走を検出するウォッチドッグ
タイマ等からなる検査回路111,RAM102のデータ反転
を訂正する誤り訂正符号符号化復号化回路112,アド
レスデコーダ107,外部とのインタフェース回路10
6などが内蔵されている。(ゲートアレイ110内部の
これらの回路は図示していない。)この様にMPU101の周
辺回路をゲートアレイ化することによりチップ数を大幅
に削減することができる。
化復号化回路112をそれぞれMPU101,RAM102とは別個
のチップであるゲートアレイ110に収納しているため
に、チップ全体に及ぶ故障の検出もれを防止することが
できる。
ものを使用することができるが、ここでは、GMICRO/2
00(H32/200)シリーズの使用を想定して図示
している。従って、各種制御信号線の名称は、GMICRO/
200(H32/200)シリーズの仕様に従って示し
ている。本発明は特定の製品シリーズのみにより実施さ
れるものではないので、本発明に特に関連のない信号名
については説明を省略するが、詳細は、文献(「H32
/200ハードウェアマニュアル」、(株)日立製作所)
等に記載されている。なお、アドレス,データ線等のビ
ット位置はビッグエンディアン表示となっているので、
上位ビットの方が小さい数字で表している。例えば、ア
ドレス線のA0は最上位ビットを表し、A29は最下位
ビットを表している。
部に引き出されているバス信号線はアドレス線A13〜
A29,データ線D0〜D31,アドレスストローブAS
1#,AS2#,バイトコントロール信号BC0#〜B
C2#,リードライト切り換え信号R/W#,データ転
送終了信号DC#のみとなっている。従ってバス信号線
の一部しか配線基板(パッケージ)10外部に引き出し
ていないのでパッケージの外側に付くピン数を減らすこ
とができ、パッケージサイズを小さくすることができ
る。さらに配線基板(パッケージ)10外部のROM等
を使用しないようにすれば、これらのバス信号線を全く
引き出さなくとも済むようになり、大幅にピン数を削減
することができる。
レスデコーダ107はアドレス線A0〜A12に基づき
ROM選択信号ROCS#108,RAM選択信号RACE0
#〜RACE3#,外部素子選択信号XCS#を生成す
る。
CS#108は配線基板(パッケージ)10内部のROM1
03に接続しているとともに配線基板(パッケージ)10
の外部に引き出されている。本実施例によれば、配線基
板(パッケージ)10内のROM103の換わりに配線基板
(パッケージ)10の外側に図示しないROM103′を接続
して動作することが可能である。また、ROM103′へ接続
するアドレス線はアドレスバスの信号のうちの一部であ
る下位側ビットのA13〜A29で済むので、配線基板
(パッケージ)10の外側への引出線の増加も抑えられ
る。プログラム開発のためには配線基板(パッケージ)
10内のROM103は実装せずに、配線基板(パッケージ)
10の外側のROM103′にプログラムを書き込めば良いの
で、プログラムのROMへの書き込み,消去が容易にで
き、効率的なプログラム開発が可能である。また、プロ
グラム開発後の実機には配線基板(パッケージ)10内
のROM103としてマスクROMやヒューズROMを使用す
れば、ROM103内部のデータの消去の畏れが無く、長期間
の使用に耐える電子機器を提供することができる。RA
M選択信号RACE0#〜RACE3#のうちRACE
0#〜RACE1# は配線基板(パッケージ)10内部のRAM
102に接続され、RACE2#〜RACE3#は配線基板(パ
ッケージ)10外部に引き出されている。本実施例によ
れば、配線基板(パッケージ)10外部に引き出された
RACE2#〜RACE3#,バイトコントロール信号
BC0#〜BC2#,リードライト切り換え信号R/W
#,アドレス線A13〜A29、およびデータ線D0〜
D31を図示しない配線基板(パッケージ)10外部の
RAM102′に接続すれば、RAM102にRAM102′を加えて記憶
容量を増やすことができる。
ッケージ)10外部に引き出されており、図示しない外
部素子に外部素子選択信号XCS#,バイトコントロー
ル信号BC0#〜BC2#,リードライト切り換え信号
R/W#,アドレスストローブAS1#,AS2#,デ
ータ転送終了信号DC#,アドレス線A13〜A29、
およびデータ線D0〜D31を接続すれば外部素子を使
用することが可能となりシステムの拡張性を向上させる
ことができる。
102′,外部素子を接続しない場合にはRAM選択信
号RACE2#〜RACE3#,外部素子選択信号XC
S#,バイトコントロール信号BC0#〜BC2#,リ
ードライト切り換え信号R/W#,アドレスストローブ
AS1#,AS2#,データ転送終了信号DC#,アド
レス線A13〜A29、およびデータ線D0〜D31を
配線基板(パッケージ)10外部に引き出さなくとも良い
ので、大幅にピン数を削減することができる。ゲートア
レイ110内部にはこの他に、外部とのインタフェース
回路106を組み込むことも可能である。信号線MIL
−1553Bは、MIL−1553Bと呼ばれる通信規
格の通信のための信号線である。また、信号線CELLCOMC
NTR は配線基板(パッケージ)10からなる複数のコン
ピュータユニット間を結ぶ通信路である。必要な数の配
線基板(パッケージ)10を用意し、通信線CELLCOMCNTR
同士を接続すれば、マルチプロセッサシステムあるい
は、フォールトトレランスのための多重化コンピュータ
システムの構築が容易に可能である。
例の配線基板10への実装方法である。図10に示す面
にはMPU101,FPU104,ROM103−1,103−2,RAM102−
1,102−2が搭載されている。この面には図5に示
すようにバス100−1に属すデータ線に接続する記憶
素子、ROM103−1,103−2,RAM102−1,102−
2が搭載されている。
0,ROM103−3,103−4,RAM102−3,102−4
が搭載されている。この面には図5に示すようにバス1
00−2に属すデータ線に接続する記憶素子、ROM103−
3,103−4,RAM102−3,102−4が搭載されて
いる。本実施例によれば、配線層間のビアホールの数を
減らすことができるので、配線基板10の大きさを小さ
くすることができる。また、チップサイズが大きく、入
出力信号線数の多いLSI,MPU101,FPU104,DMAC105
,ゲートアレイ110を両面に分けることにより、発
熱,配線の片面への集中が避けられる。なお、宇宙用な
どの信頼性の要求される用途には、熱抵抗,化学的安定
性などの点から配線基板10にはセラミック基板が適し
ている。
である。MPU101等のベアチップを両面に搭載したセラミ
ック製の配線基板10の両面にセラミック製のキャップ
50をつけて気密封止する。気密封止したキャップ50
の内部は真空または窒素やヘリウムなどの不活性ガスを
封入する。特にヘリウムを封入した場合には封止部の気
密性検査の際にリークチェッカとしても利用できる。本
発明のように複数のチップを単一パッケージに納めよう
とすると、パッケージの大きさが大きくなりキャップ5
0内部の気体の体積も大きくなる。従って、セラミック
製の配線基板10の両面にセラミック製のキャップ50
をつけてはんだにより気密封止する場合、はんだづけ後
の冷却時に内外圧力差により溶融したはんだがキャップ
50内部に引き込まれたり外部に飛び出したりする。そ
のためにキャップ50に通気穴51をあけておき、気密
封止し、不活性気体を封入した後にふた52等で、通気
穴51を塞げば、大きなパッケージでも溶融したはんだ
がキャップ50内部に引き込まれたり外部に飛び出した
りすることを防止できる。
一のパッケージ内に実装することができるうえ、パッケ
ージから外部に引き出す信号線を減少させることができ
るのでパッケージのサイズを小さくすることができ、小
型軽量な電子機器を実現することができる。
グパッド、13…ビアホール、15…ダイボンディング
ランド、20…半導体チップ、21…半導体チップ上の
ワイヤボンディングパッド、30…ボンディングワイ
ヤ、100…バス、101…MPU、102…RAM、
103…ROM。
Claims (10)
- 【請求項1】演算装置と、 複数のメモリモジュールと、 前記演算装置から送られる信号に基づいて複数の前記メ
モリモジュールを選択する選択信号を出力する選択回路
とを有する情報処理装置であって、 前記メモリモジュールは、基板の一方の面に配置された
複数の第1のメモリと、基板の他方の面に配置された複
数の第2のメモリとを有し、前記第1のメモリから上位
ビットのデータが、前記第2のメモリから下位ビットの
データが出力される情報処理装置。 - 【請求項2】請求項1の情報処理装置において、 前記第1,第2のメモリはRAMである情報処理装置。
- 【請求項3】請求項1の情報処理装置において、 前記選択回路は、前記演算装置から出力されたアドレス
信号を入力し、前記入力されたアドレス信号に基づいて
選択信号を出力する情報処理装置。 - 【請求項4】nビット(nは整数)のデータを出力する
演算装置と、 基板の一方の面に複数の第1のメモリが配置され、基板
の他方の面に複数の第2のメモリが配置され、複数の前
記第1のメモリはmビット(mは整数)のデータを記憶
し、複数の前記第2のメモリは(n−m)ビットのデー
タを記憶するメモリモジュールと、 前記演算装置と前記メモリモジュールとの間でnビット
のデータを送る複数の信号線とを有する情報処理装置。 - 【請求項5】請求項4の情報処理装置において、 前記第1,第2のメモリはRAMである情報処理装置。
- 【請求項6】nビット(nは整数)のデータ幅を有する
演算装置と、 基板の一方の面に複数の第1のメモリが配置され、基板
の他方の面に複数の第2のメモリが配置され、複数の前
記第1のメモリと複数の前記第2のメモリとを合わせて
nビットのデータ幅を有するメモリモジュールと、 前記演算装置と前記メモリモジュールとをnビットのデ
ータ幅で接続するデータ線と、 前記演算装置から出力された信号に基づいて複数の前記
第1,第2のメモリからデータを書き込むメモリを選択
する選択回路とを有する情報処理装置。 - 【請求項7】請求項6の情報処理装置において、 前記半導体モジュールのそれぞれの前記第1,第2のメ
モリはバイト単位でデータ書き込み及び読み出しが可能
な情報処理装置。 - 【請求項8】nビット(nは整数)のデータ幅を有する
演算装置と、 mビットのデータを転送する第1の信号線と、(n−
m)ビットのデータを転送する第2の信号線と、上記第
1の信号線と接続され基板の一方の面に配置された複数
の第1のメモリ及び第2のメモリと、前記第2の信号線
と接続され基板の他方の面に配置された複数の第3のメ
モリ及び第4のメモリとを有するメモリモジュールと、 前記演算装置と前記メモリモジュールとの間でnビット
のデータを転送する第3の信号線とを有する情報処理装
置。 - 【請求項9】nビット(nは整数)のデータ及びアドレ
スを出力する演算装置と、 mビットのデータを転送する第1の信号線と、(n−
m)ビットのデータを転送する第2の信号線と、上記第
1の信号線と接続され基板の一方の面に配置された複数
の第1のメモリ及び第2のメモリと、前記第2の信号線
と接続され基板の他方の面に配置された複数の第3のメ
モリ及び第4のメモリとを有するメモリモジュールと、 前記演算装置から出力されたアドレスに基づいて複数の
前記第1のメモリ及び複数の前記第3のメモリ又は複数
の前記第2のメモリ及び複数の前記第4のメモリのいず
れかを選択する選択回路と、 前記演算装置と前記メモリモジュールとの間でnビット
のデータを転送する第3の信号線とを有する情報処理装
置。 - 【請求項10】請求項9の情報処理装置において、 前記選択回路は、前記演算装置から出力されたアドレス
信号に基づいて複数の前記第1,第2,第3,第4のメ
モリのいずれか1つのメモリを選択する情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32921799A JP3345381B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32921799A JP3345381B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 情報処理装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04681398A Division JP3283815B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 半導体集積回路モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000231423A true JP2000231423A (ja) | 2000-08-22 |
JP3345381B2 JP3345381B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=18218971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32921799A Expired - Lifetime JP3345381B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3345381B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002366506A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-20 | Hitachi Ltd | データ処理システム、半導体集積回路装置及び信号授受方法 |
-
1999
- 1999-11-19 JP JP32921799A patent/JP3345381B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002366506A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-20 | Hitachi Ltd | データ処理システム、半導体集積回路装置及び信号授受方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP3345381B2 (ja) | 2002-11-18 |
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