JP2000231354A - 遠隔水槽鑑賞システム、遠隔鳥籠鑑賞システム、及び、カメラ付きディスプレー - Google Patents

遠隔水槽鑑賞システム、遠隔鳥籠鑑賞システム、及び、カメラ付きディスプレー

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JP2000231354A
JP2000231354A JP11250904A JP25090499A JP2000231354A JP 2000231354 A JP2000231354 A JP 2000231354A JP 11250904 A JP11250904 A JP 11250904A JP 25090499 A JP25090499 A JP 25090499A JP 2000231354 A JP2000231354 A JP 2000231354A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水槽の中の魚や鳥籠の中の鳥を臨場感を持って
鑑賞できるシステムを提供する。 【構成】鑑賞魚を収容した水槽・鳥籠と、この水槽・鳥
籠の中を撮像するための撮像手段と、この撮像手段から
の映像を、ほぼリアルタイムに、送信するための映像送
信手段と、遠隔のユーザーの居る場所に備えられたユー
ザー側ディスプレーであって、前記映像送信手段により
送信された前記撮像手段からの映像を、ほぼリアルタイ
ムに、表示するためのユーザー側ディスプレーと、を含
むことを特徴とする遠隔水槽・鳥籠鑑賞システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザーが遠隔の地に
ある水槽や鳥籠を鑑賞することができる遠隔水槽鑑賞シ
ステム、遠隔鳥籠鑑賞システム、及び、これらのシステ
ムに適用するのに適したカメラ付きディスプレー、に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、企業、病院、ホテルなど公衆
が利用する施設のロビーのインテリアとして、「バーチ
ャル水槽」が利用されている。これは、「実際の水槽」
の替わりに、「壁掛け型などの薄型ディスプレー」を使
用して、ハイビジョン映像技術などにより、あたかも本
物の魚が泳いでいるかのような映像を表示させるもので
ある。餌をやるなどの飼育の手間がかからず、しかも、
熱帯魚などの珍しい魚を鑑賞できるとあって、安らぎを
演出する小道具として人気である。また、この「バーチ
ャル水槽」は、野生の動物や鳥をむやみにペットとして
飼育することに批判的な風潮が高まる中、自然保護の姿
勢を何気なくアピールできる点でも、企業側のメリット
があると言われている(以上、1998年12月4日付
け日本経済新聞の記事「女性かわらばん バーチャル水
槽は合理的?」より引用)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
「バーチャル水槽」は、あくまで、過去に撮像した魚の
映像を再生しているだけなので、これを鑑賞するユーザ
ーからは、「臨場感」が無く「物足りなさ」が残る。本
発明はこのような従来技術の問題点を解決するものであ
り、水槽の中の魚や鳥籠の中の鳥を臨場感を持って鑑賞
できるシステム、及びこのシステムに適用するのに適し
たカメラ付きディスプレーを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】1.ディスプレーと、こ
のディスプレーの周辺の位置に、互いに離れて配置され
た2つ以上のカメラと、これらの2つ以上のカメラから
の映像に基づいて、「前記ディスプレーのほぼ中心の位
置から撮像した場合の映像とほぼ同じ映像」を合成又は
生成する合成又は生成手段と、を備えたカメラ付きディ
スプレー。 2.鑑賞魚を収容した水槽と、この水槽の中を撮像する
ための水槽撮像手段と、この水槽撮像手段からの映像
を、ほぼリアルタイムに、送信するための水槽映像送信
手段と、遠隔のユーザーの居る場所に備えられたユーザ
ー側ディスプレーであって、前記水槽映像送信手段によ
り送信された前記水槽撮像手段からの映像を、ほぼリア
ルタイムに、表示するためのユーザー側ディスプレー
と、を含むことを特徴とする遠隔水槽鑑賞システム。 3.2において、さらに、前記ユーザー側ディスプレー
の近傍に備えられ、ユーザーを撮像するためのユーザー
撮像手段と、このユーザー撮像手段からの映像を、ほぼ
リアルタイムに、送信するユーザー映像送信手段と、前
記水槽の中から見える位置に配置され、前記ユーザー映
像送信手段からのユーザー映像を、ほぼリアルタイム
に、表示するためのディスプレーと、を備えた遠隔水槽
鑑賞システム。 4.3において、さらに、ユーザーが前記ユーザー側デ
ィスプレーに近づいたことを感知するセンサを備え、前
記ユーザー映像送信手段は、このセンサがユーザーが近
づいたことを感知したときに、前記ユーザー映像を送信
するものである、ことを特徴とする遠隔水槽鑑賞システ
ム。 5.鳥を収容した鳥籠と、この鳥籠の中を撮像するため
の鳥籠撮像手段と、この鳥籠撮像手段からの映像を、ほ
ぼリアルタイムに、送信するための鳥籠映像送信手段
と、遠隔のユーザーの居る場所に備えられたユーザー側
ディスプレーであって、前記鳥籠映像送信手段により送
信された前記鳥籠撮像手段からの映像を、ほぼリアルタ
イムに、表示するためのユーザー側ディスプレーと、を
含むことを特徴とする遠隔鳥籠鑑賞システム。 6.5において、さらに、前記ユーザー側ディスプレー
の近傍に備えられ、ユーザーを撮像するためのユーザー
撮像手段と、このユーザー撮像手段からの映像を、ほぼ
リアルタイムに、送信するユーザー映像送信手段と、前
記鳥籠の中から見える位置に配置され、前記ユーザー映
像送信手段からのユーザー映像を、ほぼリアルタイム
に、表示するためのディスプレーと、を備えた遠隔鳥籠
鑑賞システム。 7.6において、さらに、ユーザーが前記ユーザー側デ
ィスプレーに近づいたことを感知するセンサを備え、前
記ユーザー映像送信手段は、このセンサがユーザーが近
づいたことを感知したときに、前記ユーザー映像を送信
するものである、ことを特徴とする遠隔鳥籠鑑賞システ
ム。 8.6又は7において、さらに、前記鳥籠の中の鳥の声
を収集するための鳥籠用マイクと、この鳥籠用マイクか
らの音声データを、ほぼリアルタイムに、送信するため
の鳥籠音声データ送信手段と、前記ユーザー側ディスプ
レーの近傍に備えられ、前記鳥籠音声データ送信手段か
らの鳥籠音声データを、ほぼリアルタイムに、出力する
ための鳥籠音声出力手段と、を備えたことを特徴とする
遠隔鳥籠鑑賞システム。 9.6、7又は8において、さらに、前記ユーザー側デ
ィスプレーの近傍に備えられ、ユーザーが発した音声を
収集するためのユーザー側マイクと、このユーザー側マ
イクからのユーザー音声データを、ほぼリアルタイム
に、送信するためのユーザー音声データ送信手段と、前
記鳥籠の中の鳥に聞こえるような位置に配置され、前記
ユーザー音声データ送信手段からのユーザー音声を、ほ
ぼリアルタイムに、出力するためのユーザー音声出力手
段と、を備えたことを特徴とする遠隔鳥籠鑑賞システ
ム。
【0005】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は、本発明の実
施形態1による遠隔水槽鑑賞システムの水槽側の装置を
示すものである。図1(a)は水槽の正面図、同(b)
は水槽の平面図、同(c)は水槽の側面図である。図1
において、1は水槽で、水槽1の中には複数の魚2が泳
いでいる。また3はこの水槽1の中から見えるような位
置に配置された液晶ディスプレー(LCD)、4はこの
ディスプレー3の周囲の4つの辺のほぼ中央にそれぞれ
配置され、水槽1の中を撮像するためのCCD(電荷結
合素子)カメラである。図2は、実施形態1のユーザー
側の装置を示すものである。図2において、5は液晶デ
ィスプレー(LCD)、6はこのディスプレー5の4方
の辺のほぼ中央にそれぞれ配置されたCCDカメラ、7
は前記ディスプレーの上方に備えられた人体感知センサ
(例えば赤外線・遠赤外線などを使用して人体が近づい
たことを感知するもの)である。
【0006】図3は前述した図1の水槽側の装置と図2
のユーザー側の装置の電気的な構成を示す図である。図
3において、Aで囲んだ部分は水槽1側の装置である。
11は前記4つのカメラ4からの映像に基づいて前記デ
ィスプレー3のほぼ中央の位置から水槽1の中を見たと
きの映像とほぼ同じ映像をほぼリアルタイムに合成又は
生成するための画像合成又は生成部、12はこの画像合
成又は生成部11からの合成又は生成画像データを、ネ
ットワークを介して、ほぼリアムタイムに送信したりネ
ットワークを介して所定のデータを受信するための送受
信部である。また、13はインターネットなどのネット
ワークである。また、図3において、Bで囲んだ部分は
水槽1とは遠隔にあるユーザー側の装置である。14は
前記の水槽1側の送受信部12からの合成又は生成画像
データを受信したり所定のデータをネットワークを介し
て送信するための送受信部、15はこの送受信部14で
受信した前記合成又は生成画像データを前記LCD5に
表示させるための表示制御部である。また、図3におい
て、16は、前記センサ7からの人体感知信号を受け
て、4つのカメラ6を作動させるカメラ制御部である。
また、17は、4つのカメラ6からのそれぞれの映像に
基づいて、ほぼリアルタイムに、あたかも「前記LCD
5のほぼ中央の位置から写したユーザーの映像とほぼ同
じ映像」を合成又は生成する映像合成又は生成部であ
る。この映像合成又は生成部17からのユーザー合成又
は生成映像データは、前記送受信部14から、ネットワ
ーク13を介して、水槽1側の水槽1側の送受信部12
に、ほぼリアルタイムに、送られる。そして、このユー
ザー合成又は生成映像データは、送受信部12から表示
制御部18に送られ、ほぼリアルタイムに、LCD3に
表示される。
【0007】以上により、本実施形態1では、水槽1の
中の映像(前記4つのカメラ4からの4つの映像に基づ
いて、「前記LCD3のほぼ中央の位置から水槽1の中
を見たときの映像」とほぼ同じ内容となるように合成又
は生成された映像)が、ネットワーク13を介して、ほ
ぼリアルタイムに、遠隔のユーザー側のLCD5に表示
される。よって、ユーザーは、遠隔の水槽1の中のほぼ
リアルタイムの状況をそのまま鑑賞することができるの
で、大変興趣深いものとなる。また、本実施形態1で
は、前記LCD5に表示された水槽1の中の映像を見て
いるユーザーの顔やその動作が、ユーザー側のLCD5
の周囲に備えられた4つのカメラ6により撮像され、こ
れらの4つのカメラ6からの映像に基づいて、「LCD
5のほぼ中央の位置から見えるユーザーの顔及びその動
作の映像とほぼ同じ内容の映像」が合成又は生成され、
その合成又は生成映像データが、ほぼリアルタイムに、
水槽1側のLCD3に映し出される。よって、ユーザー
が、水槽1の中の様子がほぼリアルタイムに映し出され
ているユーザー側LCD5の表示画面に対して、例えば
顔を近づけたり指先を魚の映像に対して近づけたりする
動作を行うと、その動作の映像(しかも、前記の4つの
カメラ6からのそれぞれの映像に基づいて、「前記ユー
ザー側LCD5のほぼ中央の位置からユーザーを撮像し
たのと同様の映像」に合成又は生成された映像)が、ほ
ぼリアルタイムに、水槽1内の魚から見えるように、前
記LCD3により表示される。よって、前記のユーザー
の例えば顔を近づけたり指先を魚の映像に対して近づけ
たりする動作がそのまま、ほぼリアルタイムに、前記L
CD3を介して、水槽1内の魚に示される。このとき、
魚は、ユーザーの前記顔を近づけたり指先を魚の映像に
対して近づけたりする動作に反応にて所定の動作(例え
ば「びっくりしたような動作や逃げるような動作」)を
行うが、その魚の動作は、また、ほぼリアルタイムに、
ユーザー側LCD5に映し出される。よって、互いに遠
隔のユーザーと水槽1内の魚とが、ほぼリアルタイムに
「やり取り」する(いわば「コミュニケーション」す
る)ことができるので、一層、興趣深く、臨場感のある
水槽の鑑賞が可能になる。
【0008】実施形態2.図4は、他の実施形態2を示
すものである。この実施形態2では、水槽1側のLCD
3aとこのLCD3aの周囲の4つのカメラ4aとは、
水槽1を構成するガラス板の外側に付着するように外付
けされている。
【0009】実施形態3.図5は、他の実施形態3を示
すものである。この実施形態3では、水槽1側のLCD
3b(防水構造)とこのLCD3bの周囲の4つのカメ
ラ4b(防水カメラ)とは、水槽1の内側の水の中に浸
けられた状態で、備えられている。
【0010】実施形態4.図6は、本発明の他の実施形
態4による遠隔鳥籠鑑賞システムの鳥籠側の装置を示す
ものである。図6において、図1と同様の部分について
は同一の符号を付して説明を省略する。図6において、
21は鳥籠、22は鳥籠の中の鳥である。また23は、
LCD3及び4つのカメラ4の近傍に備えられ、鳥籠2
1の中の鳥22の鳴き声を収集するためのマイクであ
る。また、24は、前記LCD3の周辺に備えられ、所
定の音声や音響を発生させるためのスピーカである。ま
た、図7は本実施形態4のユーザー側の装置を示す図で
ある。図7において、図1と同様の部分については同一
の符号を付して説明を省略する。図7において、25
は、4つのカメラ6の近傍に配置され、ユーザーが発す
る音声や音響を収集するマイクである。また、26は、
LCD5の近傍に配置され、遠隔の鳥籠21内の鳥22
から発せられた鳴き声などを、ほぼリアルタイムに発生
するためのスピーカである。
【0011】図8は、本実施形態4の電気的な構成を示
すものである。図8において、Cで囲んだ部分は鳥籠2
1側の装置を示し、Dで囲んだ部分は遠隔のユーザー側
の装置を示す。本実施形態4では、鳥籠21の中を撮像
するカメラ4からの映像は、CPU(中央処理装置)2
7により「LCD3のほぼ中央から鳥籠21の中を見た
映像とほぼ同じ映像」に合成又は生成されて、ほぼリア
ルタイムに、送受信部29からネットワーク30を介し
て、ユーザー側に送信される。ユーザー側では、この合
成又は生成映像は、送受信部30、CPU31により、
ほぼリアルタイムに、LCD5により表示される。ま
た、鳥籠21の中の鳥22が発した鳴き声のデータも、
鳥籠21の近傍のマイク23により収集され、ほぼリア
ルタイムに、CPU27、送受信部28、及びネットワ
ーク29を介して、ユーザー側に送信される。そして、
ユーザー側では、送受信部30、CPU31を介して、
ほぼリアルタイムに、この鳴き声データがスピーカ26
から出力される。他方、ユーザー側では、ユーザーの顔
や動作は、4つのカメラ6でそれぞれ撮像され、これら
の4つのカメラ6による映像は、CPU31により「前
記LCD5のほぼ中心の位置からユーザーを見たときの
映像とほぼ同じ内容の映像」に合成又は生成されて、そ
の合成又は生成された映像が、ほぼリアルタイムに、送
受信部30、ネットワーク29を介して、鳥籠21側に
送信される。また、ユーザーがLCD5の近傍で発した
音声や音響も、マイク25で拾われて、CPU31、送
受信部30、ネットワーク29を介して、ほぼリアルタ
イムに、鳥籠21側に送信される。鳥籠21側では、前
記の送信された合成又は生成映像及び音声等を、送受信
部28、CPU27を介して、ほぼリアルタイムに、L
CD3及びスピーカ24から出力する。
【0012】なお、図8のユーザー側の装置Dにおい
て、7は人体感知センサである。このセンサ7は、LC
D5の近くに備えられ、ユーザーがLCD5の近くに近
づいたとき、そのことを検知して、CPU31に所定の
信号を出力する。CPU31は、このセンサ7からの信
号を受けたとき、前記カメラ6及びマイク25を作動さ
せて、ユーザーの映像を撮像し且つユーザーが発した音
声・音響を収集する(ユーザーがLCD5に近づかない
とき、すなわち、前記センサ7がユーザーの接近を感知
しないときは、CPU31は、電力消費量削減のため及
びユーザーのプライバシー保護(ユーザーの映像や音声
が常時前記鳥籠21の周辺で出力されるのはユーザーの
プライバシー保護に反する)のため、前記カメラ6及び
マイク25の作動を停止させておく)。
【0013】以上により、本実施形態4では、鳥籠21
内の鳥22の様子の映像や鳥22が発した鳴き声のデー
タなどが、ほぼリアルタイムにユーザー側に送信される
と共に、ユーザー側の映像や音声・音響が、ほぼリアル
タイムに、鳥籠21内の鳥22に見えたり聞こえたりす
るように、送信される。よって、互いに遠隔に居る鳥2
2とユーザーとの間でのリアタイムの「やり取り」
(「コミュニケーション」)が可能になり、ユーザーに
とって、大変興趣深く臨場感の強いものとなる。
【0014】(本発明の範囲)以上、本発明の実施形態
について説明してきたが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、様々な変更が可能である。例えば、次のとお
りである。 (1)前記の各実施形態では、LCD3,5の四方の各
辺のほぼ中央にそれぞれCCDカメラ4,6(計4個の
カメラ)を備え、これの4つのカメラからのそれぞれの
映像に基づいて、「前記LCD3のほぼ真ん中=中心の
位置から、水槽1や鳥籠21の中を見たときの映像」や
「前記LCD5のほぼ真ん中=中心の位置から、ユーザ
ーの顔や身体の動作の中を見たときの映像」とほぼ同じ
内容の映像を合成又は生成するようにしているが、本発
明では、これに限らず、例えば、2つのカメラからの映
像に基づいて前記のような映像を合成又は生成するよう
にしてもよいし、3つのカメラからの映像に基づいて前
記のような映像を合成又は生成するようにしてもよい。 (2)遠隔の魚や鳥をリアルタイムで表示しているディ
スプレイの近傍に備えられた「人体感知センサ(赤外線
センサなど)又はカメラ」などにより、「ディスプレイ
の近くに人体(ユーザー)が近づいたこと」が感知され
たときに、自動的に又はユーザーの操作により、「双方
向モード」に移行させて、ユーザーのリアルタイムの映
像(ユーザー側のディスプレイの近傍のカメラで撮像し
たユーザーの映像)を、遠隔の水槽や鳥籠の側にリアル
タイムに送信して、遠隔の水槽や鳥籠の表面又はその近
傍に備えたディスプレイにリアルタイムに表示させるよ
うにしてもよい。この場合は、ユーザーのリアルタイム
の姿・映像が、遠隔の魚や鳥の近くのディスプレイに表
示されて、遠隔の魚や鳥が「遠隔のユーザーのリアルタ
イムの姿・映像」を認識するようになる。したがって、
遠隔の魚や鳥が「遠隔のユーザーの姿・映像」を「自分
の飼い主」として認識するようになり、「ユーザーにな
つく」ようになることが期待できる。 (3)本発明では、遠隔の一つの水槽や鳥籠の中の魚や
鳥のリアルタイムの映像を互いに遠隔に居る複数のユー
ザーが「共用」すること、つまり、遠隔の一つの水槽や
鳥籠の中の魚や鳥のリアルタイムの映像をリアルタイム
に遠隔の複数のユーザーに送信して各ユーザーの近傍の
ディスプレイに表示させること、も可能である。この場
合は、上記(2)の「双方向モード」は、複数のユーザ
ーの中で先に双方向モードの利用を希望した者が優先す
るという先着順などのルールで複数のユーザー間の利害
調整を行うことができる。 (4)本発明において、水槽や鳥籠の魚や鳥の映像を提
供する主体としては、例えば、ペットショップや水族館
などが有力である。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の遠隔水
槽鑑賞システムによれば、遠隔にある水槽の中の様子
を、ほぼリアムタイムに、遠隔のユーザーが画面を介し
て鑑賞できるので、大変興趣深く臨場感のある魚の鑑賞
が、「飼育」の手間なしに、可能になる。特に、ユーザ
ー側の顔や身体動作の映像を、ほぼリアルタイムに、水
槽の中の魚が見えるように送信するときは、互いに遠隔
のユーザーと魚との間で、ほぼリアルタイムの双方向の
コミュニケーションが可能になる。また、前記のユーザ
ーの姿を撮像する撮像手段及び映像データ送信手段は、
ユーザーが前記水槽の中の様子を映し出しているディス
プレーに近づいたときだけ(人体検知センサがユーザー
の接近を感知したときだけ)作動させる(それ以外のと
きは、撮像手段及び撮像手段により撮像した映像の送信
は行わない)ようにすることにより、消費電力の節減や
ユーザーのプライバシー保護に資することができる。ま
た、本発明の遠隔鳥籠鑑賞システムによれば、遠隔にあ
る鳥籠の中の様子や音声を、ほぼリアムタイムに、遠隔
のユーザーが画面やスピーカを介して鑑賞できるので、
大変興趣深く臨場感のある鳥の鑑賞が、「飼育」の手間
なしに、可能になる。特に、ユーザー側の顔や身体動作
の映像や音声を、ほぼリアルタイムに、鳥籠の中の鳥が
見たり聞いたりできるように送信するときは、互いに遠
隔のユーザーと鳥との間で、ほぼリアルタイムの双方向
のコミュニケーションが可能になる。また、前記のユー
ザーの姿を撮像する撮像手段及び映像データ送信手段
は、ユーザーが前記鳥籠の中の様子を映し出しているデ
ィスプレーに近づいたときだけ(人体検知センサがユー
ザーの接近を感知したときだけ)作動させる(それ以外
のときは、撮像手段及び撮像手段により撮像した映像の
送信は行わない)ようにすることにより、消費電力の節
減やユーザーのプライバシー保護に資することができ
る。
【0016】さらに、本発明による「カメラ付きディス
プレー」によれば、ディスプレーの周辺に備えた複数の
カメラからの映像に基づいて、前記ディスプレーのほぼ
中心部=ほぼ中央の位置からユーザーなどを見たときの
映像とほぼ同じ内容の映像を合成又は生成することがで
きる。よって、この「カメラ付きディスプレー」を前記
の遠隔水槽鑑賞システムや遠隔鳥籠鑑賞システムに適用
すれば、ディスプレーを見ているユーザーの姿を、その
ユーザーが覗き込んでいるディスプレーのほぼ中心(中
央)から見たときの映像とほぼ同じ内容の映像を合成又
は生成できるので、その合成又は生成した映像を、遠隔
の水槽の中の魚や鳥籠の中の鳥に見えるように表示すれ
ば、互いに遠隔の地に居るユーザーと魚や鳥との間で、
臨場感のある双方向のやり取り・コミュニケーションが
可能になる。また、本発明の「カメラ付きディスプレ
ー」を人間同士のテレビ会話やテレビ会議に適用すると
きは、お互いの目線を合わせた状態の映像や、お互いに
見詰め合う状態の映像を生成することが可能になり、よ
り臨場感の増すテレビ会話やテレビ会議が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の水槽側の装置を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施形態1のユーザー側の装置を示す
図である。
【図3】本発明の実施形態1電気的な構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施形態2の水槽側の装置を示す図で
ある。
【図5】本発明の実施形態3の水槽側の装置を示す図で
ある。
【図6】本発明の実施形態4の鳥籠側の装置を示す図で
ある。
【図7】本発明の実施形態4のユーザー側の装置を示す
図である。
【図8】本発明の実施形態4の電気的な構成を示す図で
ある。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレーと、 このディスプレーの周辺の位置に、互いに離れて配置さ
    れた2つ以上のカメラと、 これらの2つ以上のカメラからの映像に基づいて、「前
    記ディスプレーのほぼ中心の位置から撮像した場合の映
    像とほぼ同じ映像」を合成又は生成する合成又は生成手
    段と、を備えたカメラ付きディスプレー。
  2. 【請求項2】 鑑賞魚を収容した水槽と、 この水槽の中を撮像するための水槽撮像手段と、 この水槽撮像手段からの映像を、ほぼリアルタイムに、
    送信するための水槽映像送信手段と、 遠隔のユーザーの居る場所に備えられたユーザー側ディ
    スプレーであって、前記水槽映像送信手段により送信さ
    れた前記水槽撮像手段からの映像を、ほぼリアルタイム
    に、表示するためのユーザー側ディスプレーと、を含む
    ことを特徴とする遠隔水槽鑑賞システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに、 前記ユーザー側ディスプレーの近傍に備えられ、ユーザ
    ーを撮像するためのユーザー撮像手段と、 このユーザー撮像手段からの映像を、ほぼリアルタイム
    に、送信するユーザー映像送信手段と、 前記水槽の中から見える位置に配置され、前記ユーザー
    映像送信手段からのユーザー映像を、ほぼリアルタイム
    に、表示するためのディスプレーと、を備えた遠隔水槽
    鑑賞システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、さらに、 ユーザーが前記ユーザー側ディスプレーに近づいたこと
    を感知するセンサを備え、 前記ユーザー映像送信手段は、このセンサがユーザーが
    近づいたことを感知したときに、前記ユーザー映像を送
    信するものである、ことを特徴とする遠隔水槽鑑賞シス
    テム。
  5. 【請求項5】 鳥を収容した鳥籠と、 この鳥籠の中を撮像するための鳥籠撮像手段と、 この鳥籠撮像手段からの映像を、ほぼリアルタイムに、
    送信するための鳥籠映像送信手段と、 遠隔のユーザーの居る場所に備えられたユーザー側ディ
    スプレーであって、前記鳥籠映像送信手段により送信さ
    れた前記鳥籠撮像手段からの映像を、ほぼリアルタイム
    に、表示するためのユーザー側ディスプレーと、を含む
    ことを特徴とする遠隔鳥籠鑑賞システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、さらに、 前記ユーザー側ディスプレーの近傍に備えられ、ユーザ
    ーを撮像するためのユーザー撮像手段と、 このユーザー撮像手段からの映像を、ほぼリアルタイム
    に、送信するユーザー映像送信手段と、 前記鳥籠の中から見える位置に配置され、前記ユーザー
    映像送信手段からのユーザー映像を、ほぼリアルタイム
    に、表示するためのディスプレーと、を備えた遠隔鳥籠
    鑑賞システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、さらに、 ユーザーが前記ユーザー側ディスプレーに近づいたこと
    を感知するセンサを備え、 前記ユーザー映像送信手段は、このセンサがユーザーが
    近づいたことを感知したときに、前記ユーザー映像を送
    信するものである、ことを特徴とする遠隔鳥籠鑑賞シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、さらに、 前記鳥籠の中の鳥の声を収集するための鳥籠用マイク
    と、 この鳥籠用マイクからの音声データを、ほぼリアルタイ
    ムに、送信するための鳥籠音声データ送信手段と、 前記ユーザー側ディスプレーの近傍に備えられ、前記鳥
    籠音声データ送信手段からの鳥籠音声データを、ほぼリ
    アルタイムに、出力するための鳥籠音声出力手段と、を
    備えたことを特徴とする遠隔鳥籠鑑賞システム。
  9. 【請求項9】 請求項6、7又は8において、さらに、 前記ユーザー側ディスプレーの近傍に備えられ、ユーザ
    ーが発した音声を収集するためのユーザー側マイクと、 このユーザー側マイクからのユーザー音声データを、ほ
    ぼリアルタイムに、送信するためのユーザー音声データ
    送信手段と、 前記鳥籠の中の鳥に聞こえるような位置に配置され、前
    記ユーザー音声データ送信手段からのユーザー音声を、
    ほぼリアルタイムに、出力するためのユーザー音声出力
    手段と、を備えたことを特徴とする遠隔鳥籠鑑賞システ
    ム。 【0001】
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