JP2000229464A - 処理分散型送受信機構を持つ印刷装置開発評価システム - Google Patents

処理分散型送受信機構を持つ印刷装置開発評価システム

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JP2000229464A
JP2000229464A JP11034487A JP3448799A JP2000229464A JP 2000229464 A JP2000229464 A JP 2000229464A JP 11034487 A JP11034487 A JP 11034487A JP 3448799 A JP3448799 A JP 3448799A JP 2000229464 A JP2000229464 A JP 2000229464A
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JP11034487A
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Suko Takara
崇江 多嘉良
Koichi Sekine
浩一 関根
Hiromitsu Nishimura
宏光 西村
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、処理分散型送受信機構を持つ印
刷開発評価システムに関し、複数の者が1台の印刷装置
を占有することなく並行して開発または評価する環境を
提供することを課題とする。 【解決手段】 ネットワークを介して接続された印刷装
置と評価装置とから構成され、印刷装置及び評価装置が
印刷データを受信するインタフェース制御部と、受信し
た印刷データの解析を行うデータ処理部と、解析された
印刷データをビットマップデータに展開する描画処理部
と、ビットマップデータを用紙に印刷するための制御を
する印刷制御部とからなる4つの機能ブロックを備え、
各機能ブロックがそれぞれ他の機能ブロックと通信を行
うための送信部及び受信部を備え、開発または評価する
印刷装置の機能項目に対応して使用すべき印刷装置の機
能ブロック及び評価装置の機能ブロックとが設定される
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
介して接続された印刷装置に関し、特に、印刷装置の各
機能ブロック単位に処理を分散し、複数の開発担当者が
1台の印刷装置を利用して開発または評価することので
きる環境を提供する処理分散型の送受信機構を持つ印刷
装置開発評価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】印刷装置は、ケーブルあるいは通信回線
を経由してサーバ、ホストコンピュータあるいはパソコ
ン等に接続され、これらの機器から送信されてくるデー
タを印刷するものであるが、主として、次のような機能
ブロックに分割できる。図13に従来の印刷装置を機能
ブロックに分割した構成図を示す。
【0003】図13において、印刷装置1は、サーバ2
等から送信されたデータを受信する「インタフェース制
御部10」、受信されたデータからデータの判別、描画
に必要な情報の抽出等を行う「データ処理部20」、判
別されたデータを印刷するためのビットマップデータに
展開する「描画処理部30」、ビットマップデータを実
際に用紙に印刷するように機構を制御する「印刷制御部
40」とから構成される。
【0004】サーバ2等から送信されてきたデータは、
これらの各機能ブロックによって必要な処理を受けなが
ら、用紙に印刷される。これらの4つの機能ブロック
は、一般的に別々のモジュール化されたソフトウェアで
構成され、それぞれの処理に必要なデータを他の機能ブ
ロックから得、あるいは他の機能ブロックにデータを引
き渡すことによって全体として印刷処理を実行する。
【0005】従来は、ある機能ブロックのソフトウェア
を改良あるいは変更する場合には、そのソフトウェア開
発者が1台のプリンタ装置を占有してその機能ブロック
のソフトウェァのみを入れかえ、他の機能ブロックのソ
フトウェアはそのままにして、開発や評価を行ってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に印刷装
置の機能の追加・変更を行う場合、上記のような4つの
機能ブロックのうち1つの機能ブロックのソフトウェア
のみを入れかえる場合は少なく、いくつかの機能ブロッ
クのソフトウェアの変更をしなければならないことが多
い。
【0007】たとえば、4つの機能ブロックをすべて変
更しなければならない場合は、それぞれの機能ブロック
のソフトウェアの開発や評価のために、別々に、4台の
印刷装置を用意しなければならない。また、開発や評価
のために用いる印刷装置が1台しかない場合には、1つ
の機能ブロックの開発や評価の時にその印刷装置が独占
使用され、他の機能ブロックの開発や評価ができないた
め、印刷装置全体としては、開発作業や評価作業の効率
が非常に悪い。
【0008】さらに、低速の印刷装置の評価の場合に、
データ容量の大きなイメージデータの印刷のテストをす
る際には、各機能ブロックの評価をした結果を印刷する
のに実際の印刷と同様に非常に時間がかかり、評価作業
効率が悪い。
【0009】この発明は、以上のような事情を考慮して
なされたものであり、印刷装置の機能ブロックの開発や
評価を行う場合に、ネットワークを介して接続された開
発用または評価用の端末装置に、印刷装置の機能ブロッ
クの処理を一部分散させ、複数の担当者が1台の印刷装
置を共有して各機能ブロックの開発や評価を並行してで
きるようにし、印刷装置の開発作業や評価作業効率を改
善することのできる処理分散型送受信機構を持つ印刷装
置開発評価システムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、ネットワー
クを介して接続された印刷装置と評価装置とから構成さ
れ、印刷装置及び評価装置が印刷データを受信するイン
タフェース制御部と、受信した印刷データの解析を行う
データ処理部と、解析された印刷データをビットマップ
データに展開する描画処理部と、ビットマップデータを
用紙に印刷するための制御をする印刷制御部とからなる
4つの機能ブロックを備え、各機能ブロックがそれぞれ
他の機能ブロックと通信を行うための送信部及び受信部
を備え、開発または評価する印刷装置の機能項目に対応
して使用すべき印刷装置の機能ブロック及び評価装置の
機能ブロックとが設定されることを特徴とする処理分散
型送受信機構を持つ印刷装置開発評価システムを提供す
るものである。これによれば、複数の担当者が1台の印
刷装置を共有してそれぞれの担当の開発または評価を行
うことができ、印刷装置全体としての開発作業や評価作
業の効率の改善ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明において、開発・評価の
対象となる印刷装置は、ページプリンタ、ドットインパ
クトプリンタ、インクジェットプリンタなど種々のプリ
ンタが該当する。評価装置は、汎用ホストコンピュー
タ、パソコン、ワークステーションなどのいわゆるコン
ピュータ装置を用いることができる。
【0012】印刷装置及び評価装置の4つの機能ブロッ
ク(インタフェース処理部、データ処理部、描画処理
部、印刷制御部)は、主としてそれぞれの機能を実行す
るソフトウェアによって実現される。ただし、インタフ
ェース制御部は、LANとの接続を可能とするコネクタ
などのハードウェアによって実現される部分も含む。
【0013】さらに、印刷装置及び評価装置は、これら
のソフトウェアを実行するために必要なハードウェアを
備える。例えば、CPU、ROM、RAM、I/Oイン
タフェース、LANインタフェース、タイマーなどのハ
ードウェアを備える。なお、各機能ブロックのソフトウ
ェアは、RAM、ROMあるいはハードディスクに格納
される。LANには各種のネットワークが利用されてい
るが、例えば、10BASE−Tや10BASE−5な
どのイーサネットを用いることができ、ネットワークプ
ロトコルとしては、既存のTCP/IPなどを用いるこ
とができる。
【0014】各機能ブロックの送信部及び受信部は、こ
のTCP/IPなどのネットワークプロトコルに対応し
て通信処理を実行する部分であり、既存のソフトウェア
によって実現できる。開発または評価に使用すべき機能
ブロックの設定は、印刷装置とは異なるLANに接続さ
れた外部端末から設定情報を印刷装置に送信することに
よって行うこともできるが、担当者によって印刷装置自
体の設定操作によってすることもできる。設定情報は、
開発または評価に使用すべき印刷装置の機能ブロック及
び評価装置の機能ブロックを表わす情報であり、印刷装
置のRAMなどのメモリに記憶される。
【0015】また、この発明は、ネットワークを介して
接続された印刷装置と評価装置とから構成され、印刷装
置及び評価装置が印刷データを受信するインタフェース
制御部と、受信した印刷データの解析を行うデータ処理
部と、解析された印刷データをビットマップデータに展
開する描画処理部と、ビットマップデータを用紙に印刷
するための制御をする印刷制御部とからなる4つの機能
ブロックを備え、各機能ブロックがそれぞれ他の機能ブ
ロックと通信を行うための送信部及び受信部を備え、あ
る機能ブロックの送信部から他の機能ブロックの受信部
へ所定のデータを送信する場合に、使用する機能ブロッ
クを識別する識別情報をそのデータに付加することを特
徴とする処理分散型送受信機構を持つ印刷装置開発評価
システムシステムを提供するものである。ここで、識別
情報とは、数字や意味付けられた記号などが用いられ、
印刷装置と評価装置を区別するためには、IPアドレス
やMACアドレスを用いることができる。これによって
も、複数の担当者が1台の印刷装置を共有してそれぞれ
の担当の開発または評価を行うことができ、開発または
評価効率の改善ができる。
【0016】さらに、この発明は、前記評価装置が、前
記印刷装置の描画処理部から送信されたビットマップデ
ータと、前記評価装置の描画処理部から送信されたビッ
トマップデータとを比較する比較・結果表示処理部を備
え、印刷装置のインタフェース制御部、データ処理部及
び描画処理部、評価装置の描画処理部及び比較・結果表
示処理部とが開発または評価に使用すべき機能ブロック
として設定された場合に、前記印刷装置のデータ処理部
によって解析された印刷データが、データ処理部の送信
部から印刷装置及び評価装置の描画処理部へ送信される
ことを特徴とする処理分散型送受信機構を持つ印刷装置
開発評価システムを提供するものである。これにより、
ビットマップデータの比較作業の時間の短縮化と見落と
しの防止ができる。
【0017】また、印刷装置のインタフェース制御部、
評価装置のデータ処理部及び描画処理部とが開発または
評価に使用すべき機能ブロックとして設定され、前記イ
ンタフェース制御部によって受信された印刷データが、
インタフェース制御部の送信部から評価装置のデータ処
理部へ送信されるようにしてもよい。これによれば、通
常の印刷処理と開発作業または評価作業とを並行して行
うことができる。
【0018】また、前記評価装置のインタフェース制御
部、データ処理部及び描画処理部、印刷装置の印刷制御
部とが使用すべき機能ブロックとして設定され、ビット
マップデータが前記評価装置の描画処理部の送信部から
前記印刷装置の印刷制御部へ送信されるようにしてもよ
い。これによれば、開発作業中または評価作業中の用紙
への印刷処理の高速化ができ、作業効率の改善ができ
る。
【0019】また、印刷データを高速に印刷可能な印刷
制御部を持つ高速印刷装置をさらに備え、この高速印刷
装置がネットワークを介して前記印刷装置に接続され、
印刷装置のインタフェース制御部、データ処理部及び描
画処理部、高速印刷装置の印刷制御部とが使用すべき機
能ブロックとして設定され、印刷装置の描画処理部によ
って作成されたビットマップデータが、描画処理部の送
信部から高速印刷装置の印刷制御部へ送信されるように
してもよい。これによれば、開発作業中または評価作業
中の用紙への印刷処理の高速化ができ、作業効率の改善
ができる。
【0020】また、前記評価装置がビットマップデータ
を保存する記憶部を備え、印刷装置の描画処理部が使用
すべき機能ブロックとして設定されている場合に、印刷
装置の描画処理部によって作成されたビットマップデー
タが印刷装置の描画処理部から評価装置の記憶部へ送信
されるようにしてもよい。これによれば、以後の印刷時
にビットマップデータの再利用が可能となる。
【0021】以下、図面に示す実施の形態に基づいてこ
の発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定
されるものではない。図1に、この発明の分散処理型の
送受信機構を持つ印刷装置開発評価システムの一実施例
の構成図を示す。以下に示す実施例では、印刷装置1の
各機能ブロック(10,20,30,40)のデバッグ
処理を示すが、これに限るものではなく、この発明の分
散処理型の送受信機構を持つ印刷装置開発評価システム
はネットワークに接続された他の通信機器の機能ブロッ
クのデバッグにも応用できる。
【0022】印刷装置1は、図13の従来の構成図に示
したものと同様に、4つの機能ブロック(インタフェー
ス制御部は10、データ処理部20、描画処理部30、
印刷制御部40)から構成されるものとする。サーバ2
は、印刷データを保存するワークステーションあるいは
パソコン等の通信端末であり、LAN5を介して、印刷
データを印刷装置1に送信するものである。印刷装置
1、サーバ2、デバッグ装置3は、LAN5に接続され
るため、それぞれ独自のIPアドレスが付与される。
【0023】デバッグ装置3は、印刷装置1の機能ブロ
ックのうち、一部の機能ブロックを分担する装置であ
り、LAN5を介して印刷装置1及びサーバ2と接続さ
れる。デバッグ装置には、パソコン、あるいは高速な処
理を要求される場合にはワークステーションが利用され
る。デバッグ装置3は、1台でもよいが、デバッグする
機能ブロックの数や、デバッグ項目に応じて複数台用い
てもよい。デバッグ装置3も、印刷装置1と同様に4つ
の機能ブロックから構成される。
【0024】新しい描画処理部31のデバッグを行う場
合には、この新しい描画処理部31をデバッグ装置3内
に置き、印刷装置1のデータ処理部20での処理後のデ
ータをデバッグ装置3の描画処理部31に転送し、この
描画処理部31での処理後のデータを印刷装置1へ戻し
て印刷装置1の印刷制御部40へ与える。このようにす
れば、描画処理部30以外の機能ブロックは既存のもの
を利用して新しい描画処理部31のデバッグが可能とな
る。
【0025】また、デバッグ装置3と印刷装置1の各機
能ブロック間でLAN5を介した通信を行うために、印
刷装置及びデバッグ装置の各機能ブロックごとに、デー
タの送信部及び受信部を設ける。
【0026】図2に、この発明の印刷装置の詳細構成図
を示す。各機能ブロックの送信部は、デバッグ装置ある
いは他の機能ブロックの受信部へデータを送信するもの
であり、受信部はデバッグ装置あるいは他の機能ブロッ
クの送信部から送信されたデータを受信するものであ
る。また、機能ブロックの識別のために、印刷装置1の
各機能ブロックとデバッグ装置3の各機能ブロックに識
別番号を付与する。ここでは、インタフェース制御部1
0に“0001”、データ処理部20に“0002”、
描画処理部30に“0004”、印刷制御部40に“0
008”を付与するものとする。
【0027】デバッグ装置3及び印刷装置1に付与され
るネットワークのIPアドレスと、上記の識別番号によ
って各機能ブロックが特定される。以下の説明におい
て、印刷装置1のIPアドレスを121.012.01
2.012とし、デバッグ装置3のIPアドレスを15
1.015.015.015とする。たとえば、印刷装
置1のデータ処理部20からデバッグ装置3の描画処理
部へ印刷データを送信する場合には、データ処理部20
の送信部において、あて先情報として印刷装置のIPア
ドレスと描画処理部の識別番号を印刷データに付加す
る。デバッグ装置3の描画処理部は、受信された前記あ
て先情報を解析して自己へ送られたデータであることを
認識してこの印刷データを取り込み描画処理を実行す
る。
【0028】まず、図2をもとに、この発明における通
常の印刷処理について説明する。図2の印刷装置1のイ
ンタフェース制御部10は、サーバ2やデバッグ装置3
からLAN5上に送信されたデータを取り込む。取り込
んだデータが印刷装置1へ送られたデータである場合に
は、その取り込んだデータ内容に応じた処理を実行す
る。インタフェース制御部10には、デバッグ装置3や
データ処理部20へデータを送信する送信部を備える。
【0029】たとえば、その取り込んだデータが、印刷
装置1の状態確認要求である場合には、印刷装置1の状
態(アイドル状態、印刷中、データ待状態など)を確認
して、所定の手順にてサーバ2等へ確認した状態情報を
返信する。
【0030】また、取り込んだデータが、印刷装置1の
設定要求である場合には、その設定要求の内容に基づい
て印刷装置の設定を行う。設定要求の内容としては、用
紙、文字サイズなどいわゆる書式設定やこの発明のデバ
ッグ環境(デバッグで使用する機能ブロック)の初期設
定などがある。デバッグ環境の初期設定については後述
する。
【0031】また、取り込んだデータが印刷データを含
む印刷要求である場合には、インタフェース制御部10
の送信部からデータ処理部20の受信部へ、印刷データ
と共に前記したようなIPアドレス、データ処理部20
の識別番号が送信される。このときの付加するIPアド
レスは、通常印刷を行うときは印刷装置自体のIPアド
レスが使用されるが、デバッグ時においてデバッグ装置
3のデータ処理部を利用する場合には、デバッグ装置の
IPアドレスが使用される。
【0032】図2のデータ処理部20は、インタフェー
ス制御部10から送られてきた印刷データを、制御コー
ド、文字コード、イメージデータ、グラフデータ、オー
バレイデータ等に判別して、描画処理部30の処理に必
要な情報を作成する部分である。
【0033】データ処理部20は、図2に示すように、
送信部と受信部を備える。送信部は、印刷装置1あるい
はデバッグ装置3の描画処理部へデータを送信する部分
であり、受信部は、印刷装置1のインタフェース制御部
10あるいはデバッグ装置3などの外部装置からのデー
タを受信する部分である。データ処理部20で判別され
たデータと作成された情報は、描画処理部30の受信部
に送信される。このとき、印刷装置1のIPアドレス及
び描画処理部30の識別番号も同時に送信される。
【0034】図2の描画処理部30は、印刷データを印
刷するためのビットマップデータに展開する部分であ
る。描画処理部30も、送信部と受信部を備える。送信
部は、印刷装置1あるいはデバッグ装置3の印刷制御部
40へ、ビットマップデータを送信する部分であり、受
信部は、印刷装置1のデータ処理部20あるいはデバッ
グ装置3などの外部装置からのデータを受信する部分で
ある。展開されたビットマップデータを送信する場合、
その送信先のIPアドレス及び識別番号が付与される。
【0035】図2の印刷制御部40は、ビットマップデ
ータを実際に印刷するために印刷機構を動作させる部分
である。印刷制御部40は、受信部を備える。この受信
部は、印刷装置1の描画処理部30またはデバッグ装置
3などの外部装置からのデータを受信する部分である。
【0036】印刷装置1が印刷データを含む印刷要求を
受信した場合には、印刷データはインタフェース制御部
10の送信部からデータ処理部20の受信部、データ処
理部20の送信部から描画処理部30の受信部へと引き
渡され、描画処理部30でビットマップデータに変換さ
れた後、描画処理部30の送信部から印刷制御部40の
受信部へ引き渡され、用紙に印刷される。
【0037】次に、印刷装置の機能ブロック(10,2
0,30,40)のデバッグを行う場合の実施例につい
て説明する。まず、この発明のデバッグ装置の構成につ
いて説明する。デバッグ装置は、ワークステーションや
パソコンが用いられ、この内部に、印刷装置の各機能ブ
ロックをシミュレーションする部分が設けられる。
【0038】図3に、この発明のデバッグ装置の構成図
を示す。デバッグ装置3は、図3に示すように、図2に
示したデバッグの対象であるプリンタ装置1と同じ機能
ブロック(11,21,31,41)を備える。ただ
し、デバッグ装置3では、あるデバッグに行われると
き、すべての機能ブロックが利用されるとは限らない。
【0039】たとえば、描画処理部のみを新しいものに
置きかえる場合には、デバッグ装置の描画処理部31に
この新しい描画処理部が配置されてデバッグに利用され
るが、他の機能ブロック(インタフェース制御部11、
データ処理部21、印刷制御部41)は利用されない。
すなわち、デバッグする機能項目によって、デバッグ装
置の利用される機能ブロックが異なる。また、各機能ブ
ロック(11,21,31,41)には、印刷装置1と
同様に送信部及び受信部がそれぞれ設けられる。
【0040】さらに、図3に示すようにデバッグ装置3
には、比較・結果表示処理部51を設けるものとする。
比較・結果表示処理部51は、後述するように、2つの
ビットマップデータの比較及び一致したかどうかの判断
結果を表示するものである。
【0041】ある機能ブロックのデバッグ時に、印刷装
置のどの機能ブロックを使い、デバッグ装置のどの機能
ブロックを使うかの選択は、次のような初期設定あるい
は各機能ブロック間の通信でよってあて先情報を含んだ
データの転送を行うことにより実現できる。
【0042】以下、使用する機能ブロックを設定する初
期設定について説明する。初期設定は、実際にデバッグ
を開始する前に、次のような設定情報をデバッグ装置3
から印刷装置1へ転送することにより行う。転送された
設定情報は、印刷装置内の所定のメモリの中に格納され
る。設定情報とは、デバッグに使用される4つの機能ブ
ロックの使用/未使用を示す情報である。設定情報は、
たとえば、「印刷装置のインタフェース制御部=使
用」、「印刷装置のデータ処理部=使用」、「印刷装置
の描画処理部=使用」、「デバッグ装置の描画処理部=
使用」、「印刷装置の印刷制御部=未使用」、「デバッ
グ装置の比較・結果表示部=使用」という意味内容を表
わすデータである。
【0043】このような設定情報が実際に印刷装置のメ
モリに記憶されるときには、所定の意味付けがされた符
号あるいは数字を用いればよい。1つのネットワーク上
において印刷装置1とデバッグ装置3のIPアドレスは
異なるので、設定情報としては、4つの機能ブロッグご
とにデバッグに使用する装置のIPアドレスを記憶する
ようにしてもよい。印刷装置1とデバッグ装置3の同じ
機能ブロックが使用されることもあり、また、デバッグ
装置3も2以上存在する場合もあるので、IPアドレス
の他、同じ機能ブロックが使用される数(設定数と呼
ぶ)も記憶するようにしてもよい。
【0044】図4に、この設定情報の一実施例の説明図
を示す。例えば、インタフェース制御部のIPアドレス
が「121.012.012.012」となっているの
は、インタフェース制御部10としては印刷装置のもの
が使用されていることを示している。また、描画処理部
の設定数が2となっているのは、2つの描画処理部を使
用することを示している。すなわち、この実施例では印
刷装置(121.012.012.012)の描画処理
部と、デバッグ装置(151.015.015.01
5)の描画処理部の両方を使用することを示している。
【0045】さらに、図4において、比較・結果表示部
が「ON」となっているのはこの初期設定によりデバッ
グ装置の比較・結果表示部51を使用することを示して
おり、ビットマップ保存が「OFF」となっているのは
デバッグのために展開されたビットマップデータは保存
しないことを示している。
【0046】図5に、この発明の印刷装置の初期設定の
フローチャートを示す。印刷装置1がデバッグ装置3か
らの設定情報を受信すると、図4のような形式で設定情
報が印刷装置1のメモリ内に格納される。その後、デバ
ッグ時には印刷装置1の各機能ブロックは、この設定情
報に基づいて動作することになる。たとえば、図4に示
すように、「印刷装置の描画処理部=使用」かつ「デバ
ッグ装置の描画処理部=使用」である場合には、印刷装
置1のデータ処理部20は、ここで処理した後のデータ
を、印刷装置1の描画処理部30及びデバッグ装置3の
描画処理部31へ転送するように動作する。
【0047】また、使用する機能ブロックの選択をあて
先情報を含んだデータの転送によって行う場合には、図
6に示すようなヘッダー情報をこのデータに付加すれば
よい。図6は、この発明のヘッダー情報の一実施例の説
明図である。図6において、1つの機能ブロックの情報
は、その機能ブロックの識別番号、設定数、及び設定さ
れる個数分だけのIPアドレスとから構成される。ここ
で、デバッグ開始前にした初期設定により、予めメモリ
に格納された設定情報をもとに、ヘッダー情報を作るこ
とができる。
【0048】そして、ある機能ブロックの送信部が印刷
データあるいはビットマップデータ等を他の機能ブロッ
クへ送信する際に、このヘッダー情報を印刷データに付
加してからLAN5上に送信すればよい。LAN5上に
送信されたデータがある機能ブロックの受信部によって
受信された場合、このヘッダー情報を確認することによ
りその機能ブロック自身が使用されると判断した場合に
のみ、送信されたデータの内容を取り込むようにする。
以上が、この発明のデバッグ装置及びこれに関連する処
理についての実施例の説明である。
【0049】以下に、この発明の送受信機構システムの
デバッグ処理の実施例のいくつかを説明する。 第1実施例:ここでは、描画処理部30を更新する場合
のデバッグについて説明する。図7に、この発明の第1
実施例の構成図を示す。ここでは、デバッグ装置3は1
台用いるものとし、このデバッグ装置3内部に備えられ
た更新後の描画処理部31と、比較・結果表示処理部5
1とを利用する。描画処理部31には、印刷装置1の描
画処理部30に備えたのと同様の送信部と受信部を設
け、比較・結果表示処理部51には、描画処理部30,
31から送信されるビットマップデータを受信するため
の受信部を設ける。
【0050】図7において、データ処理部20によって
描画に必要な情報が印刷データに付加された後、印刷デ
ータはデータ処理部20の送信部から2つの描画処理部
30、31へ送信される。印刷データは、2つの描画処
理部30,31のそれぞれでビットマップ展開され、そ
れぞれの送信部からビットマップデータが比較・結果表
示処理部51へ送信される。比較・結果表示処理部51
は、2つのビットマップデータを比較し、同一か否か判
断し、両ビットマップデータが同一か異なるかを示す結
果表示を行う。
【0051】このように、デバッグ装置3の描画処理部
31に、更新後の描画処理部のモジュールを格納し、印
刷装置1の描画処理部30に更新前の描画処理部のモジ
ュールを格納し、比較・結果表示処理部51において比
較・表示を行わせているので、目視による比較のときに
生じていた相違点の見落としが防止でき、比較作業の時
間の短縮化を図ることができる。
【0052】第2実施例 図8に、この発明の第2実施例の構成図を示す。これ
は、データ処理部の更新時のデバッグを行う場合の構成
であり、デバッグ担当者は、デバッグ装置3のデータ処
理部31と描画処理部41を用いて、デバッグを行う。
すなわち、サーバ2から印刷装置1に送信された印刷デ
ータは、印刷装置1のインタフェース制御部10の送信
部からデバッグ装置3のデータ処理部21の受信部へ転
送され、さらにデータ処理部21の送信部から描画処理
部31へ送られる。
【0053】また、デバッグ担当者がデバッグ装置3で
データ処理部のデバッグを行っているときに、他の作業
者は印刷装置1のデータ処理部20,描画処理部30,
及び印刷制御部40を利用してランニング作業を行い、
必要なデータの印刷をすることができる。すなわち、デ
バッグ作業をする者とランニング作業をする者は、どち
らも印刷装置を占有することなく、それぞれの作業を同
時に並行して実行することができる。また、1つの印刷
装置を共有して、通常の文書、イメージなどの印刷処理
と、デバッグ作業とを並行して行うことができる。
【0054】第3実施例 図9に、この発明の第3実施例の構成図を示す。これ
は、サーバ2及び印刷装置1が接続されたネットワーク
に、デバッグ装置のかわりに、高速の印刷装置9を接続
したものである。高速の印刷装置9は、印刷装置1と同
様に4つの機能ブロック(12,22,32,42)を
持つが、印刷制御部42が印刷装置1よりも高速印刷処
理できるものとし、他の機能ブロックは印刷装置1と同
じものを用いるものとする。
【0055】印刷装置1の機能ブロックのデバッグの際
に、用紙への印刷を高速に行いたい場合があるが、図9
の構成は、この場合に有効な構成である。印刷制御部の
みが高速印刷装置9を用い、他の機能ブロックはすべて
印刷装置1を用いる。このとき、サーバ2から送信する
印刷データに、どちらの機能ブロックを使用するかを示
すヘッダー情報を付加して印刷装置1へ送信する。
【0056】すなわち、「インタフェース制御部は印刷
装置1を使用」,「データ処理部は印刷装置1を使
用」,「描画処理部は印刷装置1を使用」及び「印刷制
御部は高速印刷装置9を使用」を示すヘッダー情報を付
加して印刷装置1へ送信すればよい。ここで、前記した
図4と同様に、印刷装置1と高速印刷装置9とはIPア
ドレスで区別され、各機能ブロックは識別番号によって
区別される。
【0057】このようなヘッダー情報が付加された印刷
データは、印刷装置1のインタフェース制御部10,デ
ータ処理部20,描画処理部30を通過してビットマッ
プデータに展開された後、高速印刷装置9の印刷制御部
42へ転送されて高速印刷される。これによれば、印刷
装置1のデバッグの際の用紙への印刷処理の高速化がで
きる。
【0058】また、描画処理部30のデバッグを行わな
いときであって、データの印刷を高速に行いたいとき
は、高速印刷装置9の描画処理部32及び印刷制御部4
2の2つの機能ブロックを用いてもよい。さらに、図9
のシステムに多数のデバッグ装置が接続されている場合
は、ヘッダー情報の中の印刷制御部に関するデータを必
要に応じて印刷装置1又は高速印刷装置9に使い分ける
ことによって、用紙への印刷を2つの印刷装置(1、
9)に分散させることができる。
【0059】第4実施例 図10に、この発明の第4実施例の構成図を示す。これ
は、デバッグ対象の印刷装置1の印刷制御部40のみを
使用し、他の機能ブロックはすべてデバッグ装置3のも
のを使用する実施例である。これは、他のデバッグ担当
者がデバッグ対象の印刷装置1のデータ処理部20ある
いは描画処理部30を現在独占してデバッグしている場
合に、並行してデバッグ装置3で他の機能ブロックをデ
バッグするのに有効な構成である。
【0060】図10の構成においてデバッグ装置3での
デバッグのためにはサーバ2からインタフェース制御部
11,データ処理部21及び描画処理部31については
デバッグ装置3を選択する情報,印刷制御部40につい
ては印刷装置1を選択する情報をヘッダー情報として付
加した印刷データを、LAN5上に送信すればよい。こ
れによれば、印刷制御部のみデバッグ対象である印刷装
置を用いて、複数のデバッグ担当者が各自のデバッグを
並行して行うことが可能となる。
【0061】第5実施例 図11に、この発明の第5実施例の構成図を示す。これ
は、デバッグ対象の印刷装置1の機能ブロックは用いず
に、デバッグ装置3のインタフェース制御部11及びデ
ータ処理部21とを用い、高速印刷装置9の描画処理部
32及び印刷制御部42とを用いてデバッグする構成で
ある。
【0062】サーバ2からは、インタフェース制御部1
1とデータ処理部21についてはデバッグ装置3を使用
し、描画処理部32と印刷制御部42については高速印
刷装置9を使用するものとするヘッダー情報を付加した
印刷データを、LAN5上に送信すればよい。この構成
によれば、デバッグ対象の印刷装置1を用いることな
く、ビットマップデータの展開及び印刷を高速に行うこ
とができるので、デバッグ装置でのデバッグ及び用紙へ
の印刷処理の高速化が可能である。
【0063】第6実施例 図12に、この発明の第6実施例の構成図を示す。これ
は、印刷装置1で作成したビットマップデータを、ワー
クステーション8などの外部端末装置の記憶装置(ハー
ドディスクやMOなど)に、文書ファイルやオーバレイ
ファイルとして保存する構成を示している。ここで保存
された文書ファイルやオーバレイファイルは、デバッグ
対象の印刷装置で作られたビットマップデータであるの
で、ワークステーション8内で印刷データに逆変換して
サーバ2に引き渡すことにより、以後のデバッグ時にデ
ータの再利用が可能となる。
【0064】図12において、ワークステーション8に
は、ビットマップデータを保存する記憶装置81及び描
画処理部とは逆の処理を行う逆変換処理部82を設け、
さらに、印刷装置1の描画処理部30から送信されてき
たビットマップデータを記憶装置81に保存できるよう
にするために記憶装置81を疑似的に印刷制御部として
機能させる。
【0065】この構成を利用するためには、サーバ2か
ら送信する印刷データに、インタフェース制御部10,
データ処理部20,及び描画処理部30については印刷
装置1を使用し、印刷制御部40についてはワークステ
ーション8を使用することを示すヘッダー情報を付加す
ればよい。また、印刷装置1とワークステーション8と
は異なるIPアドレスが与えられ、ワークステーション
8の記憶装置81には印刷装置1の印刷制御部と同じ識
別番号“0008”が付与される。
【0066】従来オーバレイデータの印刷やイメージデ
ータの印刷では、使用するプリンタドライバソフトが異
なると互換性がなく正常に印刷されない場合が多かった
が、この構成によれば、再利用されるデータはビットマ
ップデータであるので、サーバ等で利用されるプリンタ
ドライバソフトが更新されて互換性がない場合でも、互
換性を保持したオーバレイ印刷やイメージデータの印刷
が可能となる。
【0067】以上の実施例においては、印刷装置のデバ
ッグ処理について説明してきたが、この発明の対象は印
刷装置のデバッグ処理に限られるものではない。たとえ
ば、印刷装置の機能開発や機能評価、その他ネットワー
クに接続された周辺機器の機能開発や機能評価にこの発
明を適用することができる。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、印刷装置の各機能ブ
ロックごとにネットワークに対する送信部及び受信部を
備え、使用すべき印刷装置の機能ブロックと評価装置の
機能ブロックとが設定されるので、開発または評価対象
である印刷装置が1台である場合でも、ネットワークを
介して複数の担当者がこの1台の印刷装置を共有してそ
れぞれ担当の開発または評価を行うことができ、印刷装
置全体としての開発または評価効率の改善ができる。
【0069】また、印刷装置による通常の文書,イメー
ジ等の印刷処理と、この印刷装置の機能ブロックの開発
または評価とを並行して行うことができる。さらに、初
期設定あるいは機能ブロック間に流れるデータに設定デ
ータを付加することにより、評価装置と印刷装置におけ
る機能ブロックのうち、開発または評価に使用する機能
ブロックを選択しているので、種々の開発または評価を
並行して行うことができ、印刷装置全体として開発作業
または評価作業の時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の処理分散型の送受信機構を持つ印刷
装置開発評価システムの一実施例の構成図である。
【図2】この発明の印刷装置の一実施例の詳細構成図で
ある。
【図3】この発明のデバッグ装置の一実施例の構成図で
ある。
【図4】この発明の機能ブロックの設定情報の説明図で
ある。
【図5】この発明の印刷装置の初期設定のフローチャー
トである。
【図6】この発明のヘッダー情報の一実施例の説明図で
ある。
【図7】この発明の第1実施例の構成図である。
【図8】この発明の第2実施例の構成図である。
【図9】この発明の第3実施例の構成図である。
【図10】この発明の第4実施例の構成図である。
【図11】この発明の第5実施例の構成図である。
【図12】この発明の第6実施例の構成図である。
【図13】従来の印刷装置の機能ブロックの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 サーバ 3 デバッグ装置 5 LAN 10 インタフェース制御部 11 インタフェース制御部 12 インタフェース制御部 20 データ処理部 21 データ処理部 22 データ処理部 30 描画処理部 31 描画処理部 32 描画処理部 40 印刷制御部 41 印刷制御部 42 印刷制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 浩一 兵庫県加東郡社町佐保35番 富士通周辺機 株式会社内 (72)発明者 西村 宏光 兵庫県加東郡社町佐保35番 富士通周辺機 株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ01 AQ05 KK04 KK13 KK15 KK28 KK35 5B021 AA01 AA02 BB00 EE01 NN23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された印刷装
    置と評価装置とから構成され、印刷装置及び評価装置が
    印刷データを受信するインタフェース制御部と、受信し
    た印刷データの解析を行うデータ処理部と、解析された
    印刷データをビットマップデータに展開する描画処理部
    と、ビットマップデータを用紙に印刷するための制御を
    する印刷制御部とからなる4つの機能ブロックを備え、
    各機能ブロックがそれぞれ他の機能ブロックと通信を行
    うための送信部及び受信部を備え、開発または評価する
    印刷装置の機能項目に対応して使用すべき印刷装置の機
    能ブロック及び評価装置の機能ブロックとが設定される
    ことを特徴とする処理分散型送受信機構を持つ印刷装置
    開発評価システム。
  2. 【請求項2】 前記評価装置が、前記印刷装置の描画処
    理部から送信されたビットマップデータと、前記評価装
    置の描画処理部から送信されたビットマップデータとを
    比較する比較・結果表示処理部を備え、 前記印刷装置のインタフェース制御部、データ処理部及
    び描画処理部、評価装置の描画処理部及び比較・結果表
    示処理部とが使用すべき機能ブロックとして設定された
    場合に、前記印刷装置のデータ処理部によって解析され
    た印刷データが、データ処理部の送信部から印刷装置及
    び評価装置の描画処理部へ送信されることを特徴とする
    請求項1記載の処理分散型送受信機構を持つ印刷装置開
    発評価システム。
  3. 【請求項3】 印刷装置のインタフェース制御部、評価
    装置のデータ処理部及び描画処理部とが使用すべき機能
    ブロックとして設定され、前記インタフェース制御部に
    よって受信された印刷データが、インタフェース制御部
    の送信部から評価装置のデータ処理部へ送信されること
    を特徴とする請求項1記載の処理分散型送受信機構を持
    つ印刷装置開発評価システム。
  4. 【請求項4】 評価装置のインタフェース制御部、デー
    タ処理部及び描画処理部、印刷装置の印刷制御部とが使
    用すべき機能ブロックとして設定され、ビットマップデ
    ータが前記評価装置の描画処理部の送信部から前記印刷
    装置の印刷制御部へ送信されることを特徴とする請求項
    1記載の処理分散型送受信機構を持つ印刷装置開発評価
    システム。
  5. 【請求項5】 印刷データを高速に印刷可能な印刷制御
    部を持つ高速印刷装置をさらに備え、この高速印刷装置
    がネットワークを介して前記印刷装置に接続され、印刷
    装置のインタフェース制御部、データ処理部及び描画処
    理部、高速印刷装置の印刷制御部とが使用すべき機能ブ
    ロックとして設定され、印刷装置の描画処理部によって
    作成されたビットマップデータが、描画処理部の送信部
    から高速印刷装置の印刷制御部へ送信されることを特徴
    とする請求項1記載の処理分散型送受信機構を持つ印刷
    装置開発評価システム。
  6. 【請求項6】 前記評価装置がビットマップデータを保
    存する記憶部を備え、印刷装置の描画処理部が使用すべ
    き機能ブロックとして設定されている場合に、印刷装置
    の描画処理部によって作成されたビットマップデータ
    が、印刷装置の描画処理部から評価装置の記憶部へ送信
    されること及び記憶されたデータを再利用することを特
    徴とする請求項1記載の処理分散型送受信機構を持つ印
    刷装置開発評価システム。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して接続された印刷装
    置と評価装置とから構成され、印刷装置及び評価装置が
    印刷データを受信するインタフェース制御部と、受信し
    た印刷データの解析を行うデータ処理部と、解析された
    印刷データをビットマップデータに展開する描画処理部
    と、ビットマップデータを用紙に印刷するための制御を
    する印刷制御部とからなる4つの機能ブロックを備え、
    各機能ブロックがそれぞれ他の機能ブロックと通信を行
    うための送信部及び受信部を備え、ある機能ブロックの
    送信部から他の機能ブロックの受信部へ所定のデータを
    送信する場合に、使用する機能ブロックを識別する識別
    情報をそのデータに付加することを特徴とする処理分散
    型送受信機構を持つ印刷装置開発評価システム。
JP11034487A 1999-02-12 1999-02-12 処理分散型送受信機構を持つ印刷装置開発評価システム Withdrawn JP2000229464A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009104582A (ja) * 2007-10-03 2009-05-14 Ricoh Co Ltd 印刷システムおよび印刷制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009104582A (ja) * 2007-10-03 2009-05-14 Ricoh Co Ltd 印刷システムおよび印刷制御方法

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