JP2000227949A - Icカード用非接触型アダプタ装置 - Google Patents

Icカード用非接触型アダプタ装置

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JP2000227949A
JP2000227949A JP11029595A JP2959599A JP2000227949A JP 2000227949 A JP2000227949 A JP 2000227949A JP 11029595 A JP11029595 A JP 11029595A JP 2959599 A JP2959599 A JP 2959599A JP 2000227949 A JP2000227949 A JP 2000227949A
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Makoto Kondo
近藤  誠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の接触型又は非接触型のICカードの情
報を、異なった特定の非接触型ICカードの非接触型の
情報入出力端末装置に対応させる。 【解決手段】 ICカード用非接触型アダプタ装置は、
接触型又は非接触型ICカード10,20を着脱可能な
ホルダ部3と、ホルダ部3に対して着脱可能なアダプタ
部1とから成る。接触型ICカード10は端子17を有
し、非接触型ICカード20はトランシーバ25とアン
テナ26を有する。アダプタ部1は、制御手段4、トラ
ンシーバ5、内部アンテナ6、電気的接点7、電源部
8、外部アンテナ9を有する。電気的接点7は端子17
と接触する。内部アンテナ6はアンテナ26と電磁的に
結合する。外部アンテナ9は非接触型の情報入出力端末
装置と電磁的に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触型又は非接触
型のICカードを、別の種類の非接触型の情報入出力端
末装置に対応させるための、ICカード用非接触型アダ
プタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理技術はめざましい発展を
遂げており、このような状況の下では、個人の識別のた
め、また、いくらかの情報の記憶保持のために、磁気ス
トライプカードやICカードを用いるのは大変手軽で便
利である。このICカードは、磁気ストライプカードよ
りも高価ではあるが、保持する情報量や情報の機密性に
優れており、今後は、電子マネー、電子商取引等の分野
における利用がさらに拡大するものと考えられる。
【0003】ICカードの活用形態としては、磁気スト
ライプカードとの複合機能を兼ね備えるものや、電気的
な接触端子を有していて、この接触端子を介して、情報
処理入出力端末装置と必要な情報の交換をするもの、あ
るいは電磁的な結合により、情報処理入出力端末装置と
必要な情報の交換をするもの等、様々な形態が考えられ
ている。
【0004】このICカードの一例として、接触型のI
Cカードを図8に示している。同図において、接触型の
ICカード10は、CPU及び記憶素子からなる制御部
14と、制御部14を駆動する電力を供給する電池18
と、接触型の情報入出力端末装置(図示せず)との情報
の通信経路となる端子17とを備えている。制御部14
は電池18及び端子17と電気的に接続されており、こ
れら各部品は、構造体12により保持されると共に電気
的機械的ストレスから保護されている。
【0005】ICカード10が、情報入出力端末装置に
装着されると、端子17を介して通信経路が確立され
る。この時、ICカード10は、図6に示すICカード
データ送受信手順に従って、適切な情報形態で、ホスト
端末装置となる接触型の情報入出力端末装置から、IC
カード10の識別データを求めるID要求(1)を受け
る。ICカード10の制御部14に組み込まれたプログ
ラムは、受けたID要求(1)に対する応答として識別
データを送信(6)する。この送信データをホスト端末
装置のシステム側で認証して相互に情報の保護を行い、
適正と判定された時に、ホスト端末装置のシステムはI
Cカード10のデータ読み出しを要求するデータ要求
(7)、又はICカード10にデータを書き込む書き込
み要求(11)をする。ICカード10の制御部14
は、受けた各要求に応じて、記憶素子のデータを読み出
して送信(10)したり、又はシステムから受信したデ
ータを記憶素子に書き込んで、書き込んだ結果を送信
(12)したりする。
【0006】非接触型のICカードを図9に示す。同図
において、接触型のICカード10(図8)と同一部材
には同一番号を付している。非接触型のICカード20
は、CPU及び記憶素子からなる制御部14と、制御部
14を駆動する電力を供給する電池18と、電磁的に結
合された非接触型の情報入出力端末装置(図示せず)と
の情報の通信経路となるアンテナ26と、アンテナ26
を介し電磁信号を送受信するための搬送波発信回路、高
周波同調回路及びデータ変調復調回路(図示せず)から
なるトランシーバ25と、これらの各部品を保持する共
に電気的機械的ストレスから保護するための構造体12
とから構成されている。
【0007】制御部14は、プログラムにより前述した
制御部14(図8)と同様な制御をし、図6に示すIC
カードデータ送受信手順に従って、非接触型の情報入出
力端末装置を有するホストとなるシステムに対して、前
述した接触型のICカード10(図8)の場合と同様な
方法で、情報を送受信する。
【0008】図10に、接触型及び非接触型の情報送受
信手段を備えた接触・非接触共用型のICカード30を
示す。同図において、前述した非接触型のICカード2
0(図9)と同一部材には同一番号を付している。IC
カード30は、接触型のICカード10(図8)の構成
に、非接触型のICカード20(図9)の構成を加えた
ような構成であり、その動作は接触型のICカード10
(図8)と同様である。
【0009】図11に、電源がなく、非接触型及び接触
型の情報送受信手段を備えた受動型の接触・非接触共用
型のICカード40を示す。同図において、接触・非接
触共用型のICカード30(図10)と同一部材には同
一番号を付している。ICカード40は、図10のIC
カード30の構成から電源18を取り除いた構成を有し
ている。ICカード40の動作は、ICカード30(図
10)と同様であるが、ICカード40が接触型の情報
入出力端末装置(図示せず)に接続された時は、端子1
7からの給電によって動作し、非接触型の情報入出力端
末装置(図示せず)に電磁的に結合された時は、アンテ
ナ26に誘導された電力によって動作する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の種々の型のICカードに対応する情報入出力端末装
置は高価であって、システムの更新を行うことも容易で
はない。例えば、大きなシステムであれば、利用者のた
めに頒布した専用のICカードを回収し、新しいシステ
ムに適合するICカードに置き換えるためには、ある程
度の準備期間も必要になり、この準備期間においても、
システムの平行運転を行えば運用コストもかさみ、大き
な負担になるという問題点があった。また、情報を置き
換えるためとはいえ、ICカードを変更することには、
機密の情報が漏洩する心配が生じるという問題点があっ
た。
【0011】そこで、本発明の目的は、特定の接触型又
は非接触型の情報入出力端末装置に対応する特定の接触
型又は非接触型のICカードの情報を、異なる特定の非
接触型の情報入出力端末装置に対応させるための、IC
カード用非接触型アダプタ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に係る発明では、接触型のICカードを着脱
可能としたホルダ部と、このホルダ部に装着されたIC
カードを、非接触型の情報入出力端末装置に対して通信
可能にするアダプタ部と、を備えている。請求項2に係
る発明では、非接触型のICカードを着脱可能としたホ
ルダ部と、このホルダ部に装着されたICカードを、前
記非接触型と異なるアクセス方法の非接触型の情報入出
力端末装置に対して通信可能にするアダプタ部と、を備
えている。請求項3に係る発明では、接触型のICカー
ド及び非接触型のICカードのどちらも着脱可能とした
ホルダ部と、このホルダ部に装着された前記ICカード
を、前記非接触型と異なるアクセス方法の非接触型の情
報入出力端末装置に対して通信可能にするアダプタ部
と、を備えている。
【0013】例えば、本発明に係るICカード用非接触
型アダプタ装置は、次のような構成にすることができ
る。特定の情報入出力端末装置に対応する、接触型、非
接触型の何れか、又はその両方のICカードを構造的に
着脱可能なホルダ部と、前記ICカードを非接触型の情
報入出力端末装置に対応させるためのアダプタ部とから
なるICカード用非接触型アダプタ装置であって、前記
アダプタ部は、前記接触型のICカードを前記ホルダ部
に装着した際に、当該ICカードの電気的情報送受信の
ための接触端子と電気的に接触可能な電気的接点と、前
記非接触型のICカードを前記ホルダ部に装着した際
に、当該ICカードの電磁界的情報送受信のためのアン
テナと相対する位置に設けられ、このアンテナと電磁的
に結合可能な内部アンテナと、前記非接触型の情報入出
力端末装置と電磁的結合が可能な外部アンテナと、この
外部アンテナを駆動するための高周波同調回路、データ
変調復調回路及びデータ送信高周波増幅器を有するトラ
ンシーバと、前記ホルダ部に装着された前記接触型又は
非接触型のICカードに応じて、前記電気的接点又は前
記内部アンテナと前記トランシーバとを介し、個別番号
の識別、システムの認証、ICカードから情報入出力端
末装置への情報の転送、情報入出力端末装置からICカ
ードへの情報の転送、情報の要求方法と手順の変換等、
の機能を有するCPU及び記憶素子を備えた制御手段
と、前記トランシーバ及び前記制御手段の回路動作のた
めの電源と、これら各部品が組み込まれ、各部品を電気
的機械的ストレスから保護する構造体と、から成る構成
とした。
【0014】本発明の構成により、特定の接触型の情報
入出力端末装置に対応するICカードを、ホルダ部に装
着することにより、アダプタ部の電気的接点を介して、
非接触型の情報入出力端末装置に対応させることができ
る。また、特定の非接触型の情報入出力端末装置に対応
するICカードを、ホルダ部に装着することにより、ア
ダプタ部の内部アンテナ及びトランシーバを介して、異
なったアクセス方法の非接触型の情報入出力端末装置に
対応させることができる。
【0015】したがって、従来より利用していたICカ
ードだけではなく、それとは異なった種類のICカード
であっても、従来利用していた特定の非接触型の情報入
出力端末装置に対応させることができる。また、従来よ
り利用していたICカードで、従来利用していた特定の
非接触型の情報入出力端末装置とは別の、非接触型の情
報入出力端末装置に対応させることができるため、シス
テムの利用者は、従来から利用している特定のICカー
ドを更新することなく、継続して利用することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0017】図1乃至図5は、本発明に係るICカード
用非接触型アダプタ装置の第一実施形態を示す。図1
は、ICカード用非接触型アダプタ装置と接触型ICカ
ードとの位置関係を示すブロック図である。図2は、I
Cカード用非接触型アダプタ装置と非接触型ICカード
との位置関係を示すブロック図である。図3は、ICカ
ード用非接触型アダプタ装置の外観の一例を示す斜視図
である。図4は、ICカードとICカード用非接触型ア
ダプタ装置と非接触型の情報入出力端末装置との情報送
受信手順を示す説明図である。図5は、ICカード用非
接触型アダプタ装置のICカードに対する制御の概要を
示すフローチャートである。
【0018】本実施形態のICカード用非接触アダプタ
装置は、図1及び図2に示すように、接触型のICカー
ド10又は非接触型のICカード20を構造的に着脱可
能なホルダ部3(二点鎖線で示す)と、ホルダ部3に併
設されたアダプタ部1とから成っている。ホルダ部3は
電磁界を遮断する性質の材料から形成されている。
【0019】ホルダ部3に着脱可能なICカードは、特
定の情報入出力端末装置(図示せず)に対応する、接触
型のICカード10、非接触型のICカード20の何れ
か、又はその両方である。アダプタ部1は、異なった複
数種類の非接触型の情報入出力端末装置に対応できる機
能を有している。
【0020】接触型のICカード10は、制御部14
と、端子17と、電池18と、これらを保持すると共に
電気的機械的ストレスから保護するための構造体12と
から構成されている。制御部14は、CPUとRAMや
ROMの記憶素子とを有しており、制御部14を駆動す
るための電力を供給する電池18と電気的に接続されて
いる。端子17は、接触型の情報入出力端末装置との情
報の通信経路となる。
【0021】非接触型のICカード20は、制御部14
と、トランシーバ25と、アンテナ26と、電池18
と、これらを保持すると共に電気的機械的ストレスから
保護するための構造体12とから構成されている。アン
テナ26は、電磁的に結合された非接触型の情報入出力
端末装置(図示せず)との情報の通信経路となる。トラ
ンシーバ25は、アンテナ26を介して電磁信号を送受
信するための搬送波発信回路、高周波同調回路及びデー
タ変調復調回路(図示せず)を有している。
【0022】アダプタ部1は、制御手段4、トランシー
バ5、内部アンテナ6、電気的接点7、電源8、外部ア
ンテナ9等を備えており、これらは電気的機械的ストレ
スから保護する構造体2に組み込まれている。電気的接
点7は、接触型のICカード10の電気的情報送受信の
ための端子17と接触可能な位置に設けられている。内
部アンテナ6は、非接触のICカード20の電磁界的な
情報送受信のためのアンテナ26に対して電磁的に結合
可能な位置に設けられている。トランシーバ5は、外部
アンテナ9の駆動用に、信号を送受信するための搬送波
発信回路、高周波同調回路及びデータ変調復調回路(図
示せず)を有し、外部アンテナ9に接続されている。外
部アンテナ9は、電磁的に遮蔽されたホルダ部3の外部
に存在する異なった種類(アクセス方法)の非接触型の
情報入出力端末装置(図示せず)に対して、電磁的な結
合が可能である。
【0023】制御手段4は、CPUと、ROM及びRA
Mと呼ばれる記憶素子とを備えており、これらを包括し
た機能を有している。CPUは、ホルダ部3に装着され
たICカードに応じ、それが接触型のICカード10で
あれば電気的接点7を介し、非接触型のICカード20
であれば内部アンテナ6及びトランシーバ5を介して、
個別番号の識別を行う機能を有している。さらに、CP
Uは、システムの認証、ICカードから情報入出力端末
装置への情報の転送、情報入出力端末装置からICカー
ドへの情報の転送、情報の要求方法と手順の変換、等の
機能を有しており、これらを機能させる各プログラムを
前記記憶素子に保持している。
【0024】この記憶素子は、さらに、ホルダ部3に装
着される複数の種類のICカードに適合する複数の手順
情報と、アダプタ部1が通信する複数の非接触型の情報
入出力端末装置に適合する複数の手順情報とを保持して
いる。この複数の種類のICカードに適合する複数の手
順情報には、ICカードの個別番号の識別やシステムの
認証機能を複数のICカードに対応し認識できる複数の
プログラムが含まれる。
【0025】電源8は、アダプタ部1の回路動作のため
のものであり、既存の電池、又は商用電源を回路動作の
ための電力に変換する安定化電源が用いられている。
【0026】次に、アダプタ部1の動作を接触式のIC
カード10をホルダ部3に装着した場合について、図
1、図4及び図5を参照して説明する。
【0027】接触型のICカード10がホルダ部3に装
着されると、ICカード10はアダプタ部1に対して位
置決めされる。それと共に、ICカード10の端子17
と、アダプタ部1の電気的接点7とが物理的に接触し
て、電気的な情報送受信のための接続が成される。
【0028】この時、制御手段4は、電気的接点7へ接
続されたICカード10の種別を識別するために、図4
に示すように、アダプタ部1の「送信」からICカード
10の「受信」に種別認識信号(1)を送る。この種別
認識信号(1)の形式、又はこれに付随するアダプタ部
1の識別記号が、ICカード10において情報保護機能
に支障がないと判定されると、情報の送受信は可能とな
る。この時、ICカード10は、その機能により、「送
信」からアダプタ部1の「受信」に種別応答(2)をす
る。
【0029】アダプタ部1の制御手段4は、この種別応
答信号の形式と、接触型のICカード10に通常含まれ
るICカードの個別識別記号とを判定して、ICカード
10の種別を認識する(図5のステップSS1)。制御
手段4は、ICカード10の種別を認識した時、ICカ
ード10と送受信するための送受信手順を適正と判断
し、ホルダ部3に装着されたICカード10との送受信
モードを適合化する(SS2)。「送受信モードを適合
化する」とは、通信速度、通信ビットのパリティ、スト
ップビット、フロー制御を合致させることと、情報の順
番を置き換え、情報にヘッダーを付加すること等が含ま
れる。
【0030】前述した装着されたICカードの種別認識
ステップ(SS1)において、アダプタ部1が不適切な
送受信モードの通信形式で種別認識信号(1)を送信し
た時は、ICカード10は当然、種別応答信号(2)を
返さない。そこで、アダプタ部1が別の通信形式の種別
認識信号(1)を送信することにより、送受信モードの
整合が図られる。
【0031】制御手段4は、通信形式が整合され、IC
カード10から、種別応答信号(2)を受信した時、種
別応答信号の形式とICカードの個別識別記号とによっ
て、情報の順番を置き換えるか、情報にヘッダーを付加
する設定を内部的に行う(SS2)。この状態は、機能
的にICカード10を携帯する状態と同等である。
【0032】制御手段4は、ホストID要求信号(3)
の形式又はこれに付随するホストシステムの識別記号に
よって、ホストシステムの種別を認識した時、ホストシ
ステムと送受信するための送受信手順を適正と判断し、
アダプタ部1とホストシステムとの送受信モードを適合
化する(SS3)。「外部送受信モードを適合化する」
とは、搬送波の周波数、変調方法、通信速度、通信ビッ
トのパリティ、ストップビット、フロー制御を合致させ
ることと、情報の順番を置き換え、情報にヘッダーを付
加すること等が含まれる。
【0033】アダプタ部1の送受信モードの通信形式が
不適切なとき、ホストID要求信号(3)を受信できな
いので、アダプタ部1は、周波数と変調方法を変えて、
ホストID要求信号(3)を受信しようとする。これに
より、送受信モードの整合が図られる。アダプタ部1が
ホストID要求信号(3)を受信した時は、ホストID
要求信号の形式と、これに付随するホストシステムの識
別記号とによって、情報の順番を置き換えるか、情報に
ヘッダーを付加する設定を内部的に行う(SS3)。
【0034】制御手段4は、ホストID要求信号(3)
を受信すると、ICカード10に適合する情報形式に変
換することによりホスト要求転送信号(4)として、I
Cカード10に出力する。アダプタ部1の電気的接点7
とICカード10の端子17を介して、ICカード10
がホスト要求転送信号(4)を受信すると、ICカード
10において、情報保護機能の判定が行われる。この情
報保護機能に支障がないと判定されて、情報の送受信が
可能となった時、ICカード10は、その機能により、
ICカード10の「送信」からアダプタ部1の「受信」
にカード応答信号(5)を送信する。
【0035】制御手段4は、このカード応答信号(5)
を、送受信モードに適合するように変換して、応答情報
やICカードの個別識別記号に応じて、ヘッダー情報を
付加して、トランシーバ5を介し、送受信モードに適合
する変調をし、非接触型の情報入出力端末装置に適合す
る周波数で、外部アンテナ9を介し、カード応答転送
(6)を非接触型の情報入出力端末装置に送信する(S
S4)。ホストシステムは、非接触型の情報入出力端末
装置を介し、カード応答転送(6)を受信した時、その
情報の形式とヘッダー情報を参照する。この情報の形式
とヘッダー情報の参照において、ICカード10が正規
登録されたものであると認証されると、受信したカード
情報に基づいて、システムに蓄積された情報を利用すべ
くサービスに応じて処理する。その利用情報をICカー
ド10から読み取るために、ホスト情報要求(7)を非
接触型の情報入出力端末装置を介して送出する。
【0036】制御手段4は、ホスト情報要求信号(7)
を受信すると、ICカード10に適合する情報形式に変
換してホスト情報要求転送信号(8)とし、これをIC
カード10に出力する。アダプタ部1の電気的接点7と
ICカード10の端子17とを介して、ICカード10
がホスト情報要求転送信号(8)を受信すると、ICカ
ード10において情報保護機能に支障がないと判定され
る。ここで、情報が送受信可能である時、ICカード1
0はその機能により、カード応答信号(9)を送信す
る。
【0037】制御手段4は、このカード応答信号(9)
を、送受信モードに適合するように変換して、応答情報
やICカード10の個別識別記号に応じてヘッダー情報
を付加する。このカード応答信号(9)をトランシーバ
5を介し、送受信モードに適合する変調をし、非接触型
の情報入出力端末装置に適合する周波数で、外部アンテ
ナ9を介し、カード応答転送信号(10)として非接触
型の情報入出力端末装置に送信する(SS5)。ホスト
システムは、非接触型の情報入出力端末装置を介してカ
ード応答転送信号(10)を受信した時の、その情報の
形式とヘッダー情報とを参照する。この情報の形式とヘ
ッダー情報との参照によって、ICカード10が正規登
録されたものであると認証されたとき、受信したカード
情報に基づいて、システムに蓄積された情報を利用すべ
くサービスに応じて処理する。その結果を、ICカード
10に書き込むために、ホスト書込み要求(11)を非
接触型の情報入出力端末装置を介して送出する。
【0038】制御手段4は、ホスト書込み要求信号(1
1)を受信すると、ICカード10に適合する情報形式
に変換してホスト書込み要求転送信号(12)とし、こ
れをICカード10に出力する。ICカード10がホス
ト書込み要求転送信号(12)を受信すると、ICカー
ド10において情報保護機能に支障がないと判定され
る。ここで、情報が送受信可能である時、ICカード1
0はその機能により、カード応答信号(13)を送信す
る。
【0039】制御手段4は、このカード応答信号(1
3)を、送受信モードに適合するように変換して、応答
情報やICカード10の個別識別記号に応じてヘッダー
情報を付加して、トランシーバ5から外部アンテナ9を
介して、カード応答転送信号(14)を非接触型の情報
入出力端末装置に送信する(SS5)。ホストシステム
は、非接触型の情報入出力端末装置を介し、カード応答
転送(14)を受信した時の情報の形式とヘッダー情報
を参照する。この参照において、正規登録されたもので
あると認証された時、受信したカード情報に基づいて、
システムに蓄積された情報を利用すべくサービスに応じ
て処理する。
【0040】以上の通信手順が実行されることによっ
て、図6に示す、アダプタ部1を用いない場合の、従来
の接触型のICカード10と非接触型の情報入出力端末
装置との情報交換の通信手順が実行されたことと同等な
ものとなり、情報交換の安全性や信頼性、利便性を得る
ことができる。以上の手順で、ホストシステムからサー
ビスを提供され、サービスを受けるべきホストシステム
の非接触型の情報入出力端末装置の電磁波を送受信可能
な領域から出るまでに、サービスの提供が完了する。利
用者によってICカード10が抜き取られた時、アダプ
タ部1の制御手段4は、内部に設定されたICカード1
0との送受信モードを解除することにより、不要な電力
消費を抑制するために、内部を構成する回路の消費電力
を削減する(SS6)。
【0041】尚、図4の通信手順と、図6の通信手順と
を比較すると、図4の通信手順は、アダプタ部1を介し
て通信しているために、接触型のICカード10と非接
触型の情報入出力端末装置との間で、それぞれの送信か
ら受信までの応答時間にいくらかの時間を要する。しか
し、それぞれの送受信データにヘッダー情報を付加し
て、それぞれの識別を可能としているので、一定の時間
内に応答があれば、応答を認識できる。つまり、接触型
のICカード10と非接触型の情報入出力端末装置との
間の情報交換に支障はない。
【0042】このように、特定の接触型の情報入出力端
末装置に対応する接触型のICカード10をホルダ部3
に装着することにより、アダプタ部1を介して別の非接
触型の情報入出力端末装置と通信することができ、接触
型のICカード10の情報を、この非接触型の情報入出
力端末装置に対応させることができる。また、ICカー
ド用非接触型アダプタ装置のトランシーバ5のデータ送
信高周波増幅器により、電磁波の送信電力を増幅するこ
とができるため、非常に微弱な送信電力を有する近隣型
の非接触型ICカードを装着しても、別の広域型で非接
触型の情報入出力端末装置に接続することができる。
【0043】次に、非接触型のICカード20をホルダ
部3に装着した場合について図2、図4、図5を参照し
て説明する。ICカード20をホルダ部3に装着するこ
とにより、ICカード20はアダプタ部1に対して位置
決めされる。これにより、ICカード20の電磁界的な
情報送受信のためのアンテナ26は、これに相対して位
置するアダプタ部1の内部アンテナ6と電磁的に結合す
る。つまり、アダプタ部1は、電気的な情報送受信のた
めに非接触型のICカード20と電磁的に接続される。
【0044】ホルダ部3は、図示しない金属の電磁遮蔽
板を備えており、ICカード20のアンテナ26とアダ
プタ部1の内部アンテナ6との送受信信号は、アダプタ
部1の外部アンテナ6には干渉しないようになってい
る。非接触型のICカード20がホルダ部3に装着され
てアダプタ部1に接続された時の制御の概要は、図4及
び図5に示す上述した通信手順と同様である。ICカー
ド20の場合、内部アンテナ6及びトランシーバ5を介
して、個別番号の識別、システムの認証、等を行う。
【0045】制御手段4は、電気的接点7への接続が検
出されない時、挿入されたICカードは非接触型のIC
カード20であると判定し、図4に示すように、トラン
シーバ5を介して、内部アンテナ6から、ICカード2
0のアンテナ26へ、ICカード20の種別識別のため
の種別認識信号(1)を送る。このために制御手段4
は、トランシーバ5の搬送波発振回路を制御して特定の
周波数を発振し、種別認識信号(1)を特定の変調方式
で変調して、微弱な高周波増幅器を介して内部アンテナ
6に出力する。
【0046】この種別認識信号(1)の形式又はこれに
付随するアダプタ部1の識別記号が、装着された非接触
型のICカード20において、情報保護機能に支障がな
いと判定され、情報を送受信可能である時、ICカード
20は、その機能により、ICカード20の(送信)か
らアダプタ部1の(受信)に種別応答(2)をする。ト
ランシーバ5は、内部アンテナ6に受信された電磁波信
号を、特定の周波数の高周波同調回路で検出し、特定の
復調方式で復調し、種別応答(2)を制御手段4へ送
る。
【0047】制御手段4は、この種別応答信号の周波数
と、復調したときの変調方式と、非接触型のICカード
20に通常含まれるICカードの個別識別記号とを判定
し、図5に示すように、装着されたICカードの種別を
認識する(SS1)。
【0048】制御手段4は、ICカード20の種別を認
識した時、ICカード20と送受信するための送受信手
順を適正と判断し、ICカード20との送受信モードを
適合化する(SS2)。この「送受信モードを適合化す
る」とは、内部アンテナ6に対する搬送波の周波数、デ
ータの変調方法、通信速度、通信ビットのパリティ、ス
トップビット、フロー制御を合致させることと、情報の
順番の置き換えや、情報にヘッダーを付加すること、等
が含まれる。
【0049】前述のICカード種別認識ステップ(SS
1)において、アダプタ部1が不適切な送受信モードの
通信形式で種別認識信号(1)を送信した時は、ICカ
ード20は、当然、種別応答信号(2)を返さないの
で、アダプタ部1は別の通信形式の種別認識信号(1)
を送信する。これにより、送受信モードの整合が図られ
る。
【0050】制御手段4は、通信形式が整合され、IC
カード20から種別応答信号(2)を受信した時、種別
応答信号の形式と、ICカードの個別識別記号とによっ
て、情報の順番を置き換えるか、情報にヘッダーを付加
する設定を内部的に行う(SS2)。この状態は、機能
的に非接触型のICカード20を単独に携帯する状態と
同等である。
【0051】アダプタ部1が、この状態で、サービスを
受けるべきホストシステムの非接触型の情報入出力端末
装置の、電磁波を送受信可能な領域に入った時、非接触
型の情報入出力端末装置は、定期的にホストID要求信
号(3)を送出している。そのため、アダプタ部1は、
外部アンテナ9でこれを受信し、トランシーバ5で搬送
して同調し、データを復調して、制御手段4に送出す
る。
【0052】アダプタ部1の制御手段4は、ホストID
要求信号(3)の形式、又はこれに付随するホストシス
テムの識別信号とによって、ホストシステムの種別を認
識した時、これと送受信するための送受信手順を適正と
判断し、アダプタ部1とホストシステム送受信モードを
適合化する(SS3)。「外部送受信モードを適合化す
る」とは、搬送波の周波数、変調方法、通信速度、通信
ビットパリティ、ストップビット、フロー制御を合致さ
せることと、情報の順番の置き換えや、情報にヘッダー
を付加すること、等が含まれる。
【0053】アダプタ部1の送受信モードの通信形式が
不適切な時は、ホストID要求信号(3)を受信できな
いので、アダプタ部1は、周波数と変調方法を変え、ホ
ストID要求信号(3)を受信しようとする。これによ
り、送受信モードの整合が図られる。アダプタ部1がホ
ストID要求信号(3)を受信した時、ホストID要求
信号の形式と、これに付随するホストシステムの識別記
号とによって、情報にヘッダーを付加する処理が内部的
に行われる(SS3)。
【0054】以下、ホストシステムの非接触型の情報入
出力端末装置と交信し、装着されたICカード20の認
証を行って情報交換をし、サービスの提供を受けるため
の情報通信の手順と、制御手段4の動作とは、前述の接
触型のICカード10を装着した場合と同じである(S
S4、SS5)ので、説明を省略する。
【0055】尚、アダプタ部1のトランシーバ5は、図
1、図2において、一つの機能ブロックとして表現して
いるが、内部アンテナ6用と外部アンテナ9用に、それ
ぞれ独立した送受信機能を有している。このため、トラ
ンシーバ5は、装着された非接触型のICカード20に
対して内部アンテナ6を使って交信する時と、前記ホス
トシステムの非接触型の情報入出力端末装置に対して外
部アンテナ9を使って交信する時とで、回路の一部は共
用して、時分割的に切り替えて使う回路構成にすること
もできる。
【0056】このように、特定の非接触型の情報入出力
端末装置に対応する非接触型のICカード20を、アダ
プタ部1を装着したホルダ部3に挿入(装着)すること
により、アダプタ部1を介して別の非接触型の情報入出
力端末装置と通信することができ、ICカード20の情
報を、この非接触型の情報入出力端末装置に対応させる
ことができる。
【0057】したがって、従来より使用しているホスト
システムを更新するような場合でも、利用者は、従来の
ICカードをホルダ部3に装着することにより、継続し
て使用することができる。この場合、現実の適用におい
ては、利用者は、従来のICカードを継続して利用して
いる間に、速やかに新規のシステムに対応する非接触型
のICカードに置き換えるようにすることが望ましい。
【0058】また、前述の如く、アダプタ部1の制御部
2の記憶素子には、複数の種類のICカードに適合する
複数の手順情報や、複数の非接触型の入出力端末装置に
適合する複数の手順情報が保持されている。そのため、
この手順をプログラムで実行することにより、利用者
は、複数の非接触型の情報入出力端末装置に対応する複
数のICカードの中から何れかをホルダ部3に装着し
て、複数の非接触型の情報入出力端末装置の中から、対
応する何れかを利用することができる。
【0059】図7は、本発明に係るICカード用非接触
型アダプタ装置の第二実施形態を示す。以下、図7を参
照して説明する。本実施形態は、図1及び図2に示した
第一実施形態のアダプタ部1と略同様の構成であって、
同一部材には同一番号を付しており、その部分の説明は
省略する。異なっているのは、アダプタ部1の内部アン
テナ6の代わりに、アダプタ部50において、磁気コイ
ルから成る磁気ヘッド100を配設した点である。
【0060】磁気ヘッド100は、同図に示すように、
ホルダ部3に磁気ストライプ付きICカード60が挿入
された場合、その磁気的情報を読み取るためのもので、
磁気ストライプ19に相対する位置に設けられている。
この磁気ヘッド100は、トランシーバ5に接続される
と共に、このトランシーバ5には、磁気情報読み出し増
幅器とデータ復調器が付加的に配備されている。
【0061】アダプタ部50の動作の概要について説明
する。図6に示すように、磁気ストライプ付き接触型の
ICカード60がホルダ部3に装着された場合、磁気ス
トライプ19は、アダプタ部50の磁気ヘッド100に
相対するように位置決めされる。この時、磁気ヘッド1
00は、磁気的に記録された信号を磁気ストライプ19
から検出し、この検出信号がトランシーバ5に入力され
る。トランシーバ5では、入力された検出信号から磁気
情報を増幅し、データを復調して、磁気ストライプ19
に記録された情報として、制御手段4に送出する。この
情報が、装着されたICカード60の識別記号である場
合、サービスを提供する図示しないホストシステムの非
接触型の情報入出力端末装置の要求に応じて、同入出力
端末装置に送出するために、アダプタ部50の制御手段
4は、RAM等の内部の記憶素子にこの情報を一時的に
保管する。それ以降の動作は、図1〜図5に示す第一実
施形態で説明したものと同様であるため、説明を省略す
る。
【0062】尚、アダプタ部50のトランシーバ5は、
図7において、一つの機能ブロックとして表現している
が、内部アンテナ6用と外部アンテナ9用とに、それぞ
れ独立した送受信機能を有すると共に、磁気情報の読み
出し機能をも兼ね備えている。このため、トランシーバ
5は、装着された非接触型ICカード20と内部アンテ
ナ6を使って交信する時と、前記ホストシステムの非接
触型の情報入出力端末装置と外部アンテナ9を使って交
信する時と、磁気情報の読み出し機能が作動する磁気ス
トライプ付き接触型のICカード60が装着された時と
で、回路の一部は共用して、時分割的に切り替えて使う
回路構成にすることもできる。
【0063】このように、アダプタ部50の磁気ヘッド
100が、磁気ストライプ付き接触型ICカード60の
磁気ストライプ19の磁気ストライプ情報を読み出すの
で、磁気ストライプ19に個別識別記号が記録されてい
る時、ホストシステムのサービス機能に支障が無けれ
ば、磁気ストライプ情報だけで非接触型の情報入出力端
末装置を介して、サービスを利用することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明に係るICカード用非接触型アダ
プタ装置によれば、接触型若しくは非接触型の何れか、
又はその両方のICカードを着脱可能なホルダ部と、ホ
ルダ部に装着されたICカードを非接触型の情報入出力
端末装置に対応させるためのアダプタ部とから成ること
により、特定の接触型の情報入出力端末装置に対応する
接触型ICカードの情報、又は特定の非接触型の情報入
出力端末装置に対応する非接触型ICカードの情報を、
別の非接触型の情報入出力端末装置に対応させることが
できる。
【0065】したがって、ホストシステムを新たなシス
テムに置き換える場合でも、非接触型の情報入出力端末
装置を用いれば、ICカード用非接触型アダプタ装置を
利用することで、利用者が従来から持っているICカー
ドを、接触型又は非接触型に関わらず継続して用いるこ
とができるため、システムの平行運転をする必要もなく
なる。
【0066】このように、ホストシステムを更新する場
合、利用者は、従来のICカードに加えて、新規のシス
テムに対応する非接触ICカードを新たに作成する必要
がないため、この新規の作成に伴う利用者の情報の漏洩
の心配を無くすことができる。
【0067】また、アダプタ部の制御手段のICカード
に関する手順情報の機能により、利用者の識別記号を示
すICカードの情報の保護機能が低位である時、高位の
情報保護手順に変換することができる。
【0068】アダプタ部のトランシーバの電磁波の送信
電力を増幅させるならば、非常に微弱な送信電力を有す
る近隣型の非接触型ICカードを装着しても、別の広域
型で非接触型の情報入出力端末装置に対応させることが
できる。
【0069】さらに、アダプタ部の制御手段に、複数の
種類のICカードに適合する複数の手順情報と、複数の
非接触型の入出力端末装置に適合する複数の手順情報を
備えることにより、利用者は、複数のシステムに対応す
る複数のICカードの中から何れかをホルダ部に装着し
て、複数の非接触型の情報入出力端末装置の中から、対
応する何れかを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るICカード用非接
触型アダプタ装置と接触型のICカードの位置関係を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係るICカード用非接
触型アダプタ装置と非接触型のICカードの位置関係を
示すブロック図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係るICカード用非接
触型アダプタ装置の外観の一例を示す斜視図である。
【図4】ICカードと本発明に係るICカード用非接触
型アダプタ装置と非接触型の情報入出力端末装置との送
受信手順を示す説明図である。
【図5】本発明に係るICカード用非接触型アダプタ装
置のICカードに対する制御の概要を示すフローチャー
トである。
【図6】ICカードと非接触型の情報入出力端末装置の
送受信手順を示す説明図である。
【図7】本発明の第二実施形態に係るICカード用非接
触型アダプタ装置と磁気ストライプを有する非接触型の
ICカードの位置関係を示すブロック図である。
【図8】接触型のICカードを示す構成図である。
【図9】非接触型のICカードを示す構成図である。
【図10】接触・非接触共用型のICカードを示す構成
図である。
【図11】受動型の接触・非接触共用型のICカードを
示す構成図である。
【符号の説明】
1,50 アダプタ部 2 構造体 3 ホルダ部 4 制御手段 5 トランシーバ 6 内部アンテナ 7 電気的接点 8 電源 9 外部アンテナ 10 接触型のICカード 20 非接触型のICカード 60 磁気ストライプ付き接触型のICカード 100 磁気ヘッド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触型のICカードを着脱可能としたホ
    ルダ部と、 このホルダ部に装着された前記ICカードを、非接触型
    の情報入出力端末装置に対して通信可能にするアダプタ
    部と、 を備えたICカード用非接触型アダプタ装置。
  2. 【請求項2】 非接触型のICカードを着脱可能とした
    ホルダ部と、 このホルダ部に装着された前記ICカードを、前記非接
    触型と異なるアクセス方法の非接触型の情報入出力端末
    装置に対して通信可能にするアダプタ部と、 を備えたICカード用非接触型アダプタ装置。
  3. 【請求項3】 接触型のICカード及び非接触型のIC
    カードのどちらも着脱可能としたホルダ部と、 このホルダ部に装着された前記ICカードを、前記非接
    触型と異なるアクセス方法の非接触型の情報入出力端末
    装置に対して通信可能にするアダプタ部と、 を備えたICカード用非接触型アダプタ装置。
  4. 【請求項4】 前記アダプタ部は、 前記ICカードが前記ホルダ部に装着されたときに、当
    該ICカードの情報入出力用端子に電気的に接触する電
    気的接点と、 前記情報入出力端末装置に対して送受信する外部アンテ
    ナと、 この外部アンテナを駆動するトランシーバと、 このトランシーバ、前記電気的接点及び前記外部アンテ
    ナを介して、前記ICカードと前記情報入出力端末装置
    との間で情報を転送する機能を有する制御手段と、 この制御手段及び前記トランシーバに電力を供給する電
    源と、 を備えた請求項1記載のICカード用非接触アダプタ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記アダプタ部は、 前記ICカードが前記ホルダ部に装着されたときに、当
    該ICカードの情報入出力用アンテナに対して送受信す
    る内部アンテナと、 前記情報入出力端末装置に対して送受信する外部アンテ
    ナと、 この外部アンテナを駆動するトランシーバと、 このトランシーバ、前記内部アンテナ及び前記外部アン
    テナを介して、前記ICカードと前記情報入出力端末装
    置との間で情報を転送する機能を有する制御手段と、 この制御手段及び前記トランシーバに電力を供給する電
    源と、 を備えた請求項2記載のICカード用非接触アダプタ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記アダプタ部は、 前記接触型のICカードが前記ホルダ部に装着されたと
    きに、当該ICカードの情報入出力用端子に電気的に接
    触する電気的接点と、 前記非接触型のICカードが前記ホルダ部に装着された
    ときに、当該ICカードの情報入出力用アンテナに対し
    て送受信する内部アンテナと、 前記情報入出力端末装置に対して送受信する外部アンテ
    ナと、 この外部アンテナを駆動するトランシーバと、 このトランシーバ、前記電気的接点、前記内部アンテナ
    及び前記外部アンテナを介して、前記ICカードと前記
    情報入出力端末装置との間で情報を転送する機能を有す
    る制御手段と、 この制御手段及び前記トランシーバに電力を供給する電
    源と、 を備えた請求項3記載のICカード用非接触アダプタ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ICカードは、磁気ストライプを有
    するものであり、 前記内部アンテナは、前記磁気ストライプの磁気情報を
    検出可能な磁気コイルからなる磁気ヘッドである、 請求項5又は6記載のICカード用非接触アダプタ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記ICカードの種類
    に応じた複数のアクセス方法に適合する複数の手順情報
    を備えている、 請求項4,5,6又は7記載のICカード用非接触アダ
    プタ装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記情報入出力端末装
    置の種類に応じた複数のアクセス方法に適合する複数の
    手順情報を備えている、 請求項4,5,6,7又は8記載のICカード用非接触
    アダプタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002086811A1 (fr) * 2001-04-17 2002-10-31 Smart Card Co., Ltd. Module composite a circuit integre (ic)
JP2012068728A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Dainippon Printing Co Ltd カードアダプタ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002086811A1 (fr) * 2001-04-17 2002-10-31 Smart Card Co., Ltd. Module composite a circuit integre (ic)
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