JP2000227272A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

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JP2000227272A
JP2000227272A JP11024928A JP2492899A JP2000227272A JP 2000227272 A JP2000227272 A JP 2000227272A JP 11024928 A JP11024928 A JP 11024928A JP 2492899 A JP2492899 A JP 2492899A JP 2000227272 A JP2000227272 A JP 2000227272A
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JP
Japan
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heat insulating
peltier element
insulating panel
storage
charger
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JP11024928A
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English (en)
Inventor
Katsumi Maekawa
勝美 前川
Yutaka Ishii
裕 石井
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力コストをかけることなく、しかも簡単な
構造で、例えば結露防止等を行なうことができる貯蔵庫
を提供することにある。 【解決手段】 外板11と内板13との間に断熱材15
を充填して形成された断熱パネル4を備えた貯蔵庫にお
いて、一面が外板11に接し、他面が内板13に接して
庫内と庫外の温度差で起電力を発生させるペルチエ素子
17を設け、前記断熱パネル4に結露防止ヒータ21を
設け、この結露防止ヒータ21に前記ペルチエ素子17
を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱パネルを有す
る貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、外板と内板との間に断熱材を充
填して形成された断熱パネルを備えた例えば冷蔵庫、冷
凍庫などの貯蔵庫が知られている。この種のものでは、
外気温度が高くなると、外気中の飽和水蒸気(空気中の
水分)が多くなり、貯蔵庫の外表面では庫内側からの吸
熱によって冷却されて、結露が発生するという問題があ
る。これを防止するために、従来、断熱パネルに、結露
防止ヒータや冷凍回路の凝縮熱を利用した結露防止手段
が取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、例えば結露防止ヒータを利用した場合、当該
ヒータの使用電力が商用電源などから供給されるため、
電力コストがかかるという問題がある。また、貯蔵庫の
うち扉などに結露防止ヒータを利用した場合、電源配線
をヒンジの中を通して接続しなければならず、電線の引
き回しが長くなり、生産性が低下するという問題があ
る。また、断熱パネルに冷凍回路の凝縮熱を利用した結
露防止手段を利用した場合にも、凝縮配管(ワイヤーコ
ンデンサ)を引き回ししなければならず、構造が複雑化
するという問題がある。
【0004】そこで本発明の目的は、上述した従来技術
が有する課題を解消し、電力コストをかけることなく、
しかも簡単な構造で、例えば結露防止等を行なうことが
できる貯蔵庫を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外板と内板との間に断熱材を充填して形成された断熱パ
ネルを備えた貯蔵庫において、一面が外板に接し、他面
が内板に接して庫内と庫外の温度差で起電力を発生させ
るペルチエ素子を設けたことを特徴とする。
【0006】請求項1記載の発明では、ペルチエ素子の
一面が外板に接し、他面が内板に接するように設けたこ
とで、ペルチエ素子の表面上に温度差が生じ、ペルチエ
効果によって起電力が発生する。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記断熱パネルに結露防止ヒータを設け、
この結露防止ヒータに前記ペルチエ素子を接続したこと
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、ペルチエ効果に
よって発生した起電力を、結露防止ヒータの電力として
利用する事ができ、電力コストを削減できる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記断熱パネルに前記ペルチエ素子に接続
された充電器を設け、この充電器に貯蔵庫の庫内灯など
の照明器を接続したことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明では、ペルチエ効果に
よって発生した起電力を充電器に充電することができ、
この電力を、庫内灯等の照明器の電力として利用するこ
とができ、電力コストを削減できる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記断熱パネルに前記ペルチエ素子に接続
された充電器と、表示部を有するコントロールパネルと
を設け、前記充電器に前記表示部を接続したことを特徴
とする。
【0012】請求項4記載の発明では、充電器に充電さ
れる電力を、コントロールパネルの表示部の電力として
利用することができ、電力コストを削減できる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載の発明において、前記ペルチエ素子を複数設け、これ
らを接続したことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明では、ペルチエ素子を
複数設け、接続することによって、高出力電力を得るこ
とができる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5記
載の発明において、前記断熱パネルが貯蔵庫の扉である
ことを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明では、電力が、ペルチ
エ素子から給電されるので、商用電源からの電源配線
を、扉のヒンジの中を通して接続する必要がなく、電線
の引き回しが短くなり、生産性が向上する。
【0017】請求項7記載の発明は、前記断熱パネルの
外板と前記ペルチエ素子の一面間、及び/又は前記断熱
パネルの内板と前記ペルチエ素子の他面間に伝熱板を介
装したことを特徴とする請求項7記載の発明では、伝熱
板を介装することによって、外部からの熱を効率よくペ
ルチエ素子に伝熱することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1及び図2において、1は冷却貯蔵庫を
示す。この冷却貯蔵庫1は断熱箱体3を有し、この断熱
箱体3の上部には機械室5が設けられている。この機械
室5には、冷凍装置9が設けられ、この冷凍装置9は、
図示しない圧縮機、凝縮器、減圧装置、冷却器等によっ
て構成されている。この冷凍装置9の冷却器によって庫
内が冷却されている。
【0020】断熱箱体3は断熱パネル4で構成されてい
る。図3は断熱パネル4を示し、この断熱パネル4は、
外板11と内板13とを有し、この外板11と内板13
との間には断熱材15が充填されており、この断熱材1
5の中にペルチエ素子17が埋設されている。
【0021】このペルチエ素子17の一面17bは内板
13の内面に当接し、ペルチエ素子17の他面17aに
は伝熱性に優れる伝熱板19が当接し、この伝熱板19
は、外板11の内面に当接している。この伝熱板19は
断熱パネル4の断熱効果を損ねることなく、外板11か
ら伝熱する外部からの熱をペルチエ素子17に効率よく
伝熱している。
【0022】断熱箱体3には、図1に示すように、4枚
の断熱扉7が設けられている。この断熱扉7は、前述し
た断熱箱体3とほぼ同じ構造になっており、断熱材15
の中に、コントロールパネル用の充電器27bが埋設さ
れ、外板11にコントロールパネル25の表示部26が
設けられている。
【0023】21は結露防止用のヒータ、31は断熱扉
7が開いたことを検知するスイッチである。
【0024】このペルチエ素子17は、図4に示すよう
に、P型半導体とN型半導体とを向かい合わせて交互に
導電体で接続し、この導電体に接続した金属16aと1
6bとで形成されている。内板13の内面に当接する面
17bは吸熱面であり、伝熱板19に当接する面17a
は放熱面である。このペルチエ素子17では、これらの
面17aと17bとの間に温度差が生じると起電力が発
生する。
【0025】ペルチエ素子17には図5〜図7に示すよ
うに配線29a〜29cが接続されており、この配線2
9a〜29cは、結露防止ヒータ21と庫内灯23とコ
ントロールパネル25と庫内灯用の充電器27aとコン
トロールパネル用の充電器27bとに接続されている。
この実施の形態では、複数のペルチエ素子17を直列に
接続して、個々のペルチエ素子から発生する微小の起電
力を合計して高出力電力を得ている。
【0026】次に、この冷却貯蔵庫1の運転動作を説明
する。
【0027】冷凍装置9の運転を開始すると庫内は冷却
される。例えば、外気温が25℃であった場合、庫内の
温度が0℃に達すると、25℃の温度差が発生し、庫内
側からの吸熱で冷却され、外板11の表面に温度低下し
た部分が生じ、この部分で外気中の飽和水蒸気(空気中
の水分)が結露し始める。
【0028】また、ペルチエ素子17の両面17a、1
7bの25℃の温度差で、ペルチエ素子17に起電力が
発生する。この起電力は、図5の回路に示すように結露
防止ヒータ21に給電され、結露防止ヒータ21の運転
が開始され、外板11の表面温度を上昇させて結露を防
止する。
【0029】この結露防止ヒータ21の使用電力は、ペ
ルチエ素子17から供給されるため、商用電源などに依
存せず、電力コストを削減することができ、扉7にあっ
ては、商用電源からの電源配線をヒンジの中を通して接
続する必要がなく、電線の引き回しが短くなり、生産性
が向上する。
【0030】また、この起電力は、図6の回路に示すよ
うに充電器27aに充電される。この充電器27aは庫
内灯23に接続されている。扉7が開いたとき、スイッ
チ31が検知し、庫内灯23が点灯する。
【0031】また、この起電力は、図7の回路に示すよ
うに充電器27bに充電される。この充電器27bはコ
ントロールパネル25の表示部26に接続されており、
常時、庫内温度などを表示する。
【0032】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではないことは
明らかである。例えば、この実施の形態では、開閉体は
断熱扉7を用いたが、断熱タイプの引出し扉であっても
よい。この実施の形態では、冷却貯蔵庫について説明し
たが、これに限定されず、例えば、温蔵庫等にも適用が
可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ペルチエ素子
の一面が外板に接し、他面が内板に接するように設けた
ことで、ペルチエ素子の表面上に温度差が生じ、ペルチ
エ効果によって起電力を発生させることができる。
【0034】請求項2記載の発明では、ペルチエ効果に
よって発生した起電力を、結露防止ヒータの電力として
利用する事ができ、電力コストを削減できる。
【0035】請求項3記載の発明では、ペルチエ効果に
よって発生した起電力を充電器に充電することができ、
この電力を、庫内灯等の照明器の電力として利用するこ
とができ、電力コストを削減できる。
【0036】請求項4記載の発明では、充電器に充電さ
れる電力を、コントロールパネルの表示部の電力として
利用することができ、電力コストを削減できる。
【0037】請求項5記載の発明では、ペルチエ素子を
複数設け、接続することによって、高出力電力を得るこ
とができる。
【0038】請求項6記載の発明では、電力が、ペルチ
エ素子から給電されるので、商用電源からの電源配線
を、扉のヒンジの中を通して接続する必要がなく、電線
の引き回しが短くなり、生産性が向上する。
【0039】請求項7記載の発明では、伝熱板を介装す
ることによって、外部からの熱を効率よくペルチエ素子
に伝熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態を示す冷却貯蔵庫の
正面図である。
【図2】図1における冷却貯蔵庫の側面図である。
【図3】断熱パネルの断面図である。
【図4】ペルチエ素子の斜視図である。
【図5】ペルチエ素子と結露防止ヒータとの回路図であ
る。
【図6】ペルチエ素子と充電器と庫内灯との回路図であ
る。
【図7】ペルチエ素子と充電器とコントロールパネルの
表示部との回路図である。
【符号の説明】
1 冷却貯蔵庫 3 断熱箱体 5 機械室 7 断熱扉 9 冷凍装置 11 外板 13 内板 15 断熱材 17 ペルチエ素子 19 伝熱板 21 結露防止ヒータ 23 庫内灯 25 コントロールパネル 26 表示部 27a、27b 充電器 29a〜29c 配線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外板と内板との間に断熱材を充填して形
    成された断熱パネルを備えた貯蔵庫において、 一面が外板に接し、他面が内板に接して庫内と庫外の温
    度差で起電力を発生させるペルチエ素子を設けたことを
    特徴とする貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記断熱パネルに結露防止ヒータを設
    け、この結露防止ヒータに前記ペルチエ素子を接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記断熱パネルに前記ペルチエ素子に接
    続された充電器を設け、この充電器に貯蔵庫の庫内灯な
    どの照明器を接続したことを特徴とする請求項1または
    2記載の貯蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記断熱パネルに前記ペルチエ素子に接
    続された充電器と、表示部を有するコントロールパネル
    とを設け、前記充電器に前記表示部を接続したことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の貯蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記ペルチエ素子を複数設け、これらを
    接続したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    1記載の貯蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記断熱パネルが貯蔵庫の扉であること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1記載の貯蔵
    庫。
  7. 【請求項7】 前記断熱パネルの外板と前記ペルチエ素
    子の一面間、及び/又は前記断熱パネルの内板と前記ペ
    ルチエ素子の他面間に伝熱板を介装したことを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれか1記載の貯蔵庫。
JP11024928A 1999-02-02 1999-02-02 貯蔵庫 Pending JP2000227272A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016161231A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
JP2017026169A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 シャープ株式会社 家電機器及び冷蔵庫
JP2019143968A (ja) * 2019-06-05 2019-08-29 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

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