JP2000224634A - 無線選択呼出受信機とそのビット同期制御方法 - Google Patents

無線選択呼出受信機とそのビット同期制御方法

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JP2000224634A
JP2000224634A JP2644599A JP2644599A JP2000224634A JP 2000224634 A JP2000224634 A JP 2000224634A JP 2644599 A JP2644599 A JP 2644599A JP 2644599 A JP2644599 A JP 2644599A JP 2000224634 A JP2000224634 A JP 2000224634A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼出受信メッセージを正確に受信するためビ
ット同期のスピードを上げることを課題とする。 【解決手段】 メッセージを受信する無線選択呼出受信
機において、基地局からの無線信号を受信するアンテナ
と、その無線信号を復調する受信部と、この復調した復
調信号をデコードし、ビット同期の頻度数を変更できる
デコーダ部と、前記デコードされた信号を複数回受信す
る中で、初回受信においてメッセージの復元ができない
場合に2回目以降の受信メッセージを復元する制御部
と、受信識別子を記憶するID−ROMと、前記制御部
からの報知命令をドライブする報知制御部と、前記報知
命令を出力する報知部とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線選択呼出受信
機のビット同期制御方法に関し、メッーセージを確実に
取得する無線選択呼出受信機及びそのビット同期制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線選択呼出受信機は、「ポケッ
トベル」とか、「ページャ」と呼ばれて親しまれてお
り、小ゾーン毎に異なった周波数で選択呼出信号を基地
局から送信する方式で、携帯型の無線選択呼出受信機
は、呼出の基地局からの選択呼出信号の送信周波数がわ
からないため、受信周波数を頻繁に切り換えて送信周波
数を探す掃引処理が必要である。
【0003】この無線選択呼出システムの周波数使用方
法としては、例えば東京であれば、東京都都内に複数の
基地局があり、東京都全部をカバーしており、この複数
の基地局の周波数は全部同じである。一方、一つの基地
局のサービスエリアは半径およそ5〜10kmである。
このため、無線選択呼出受信機は基地局からの距離に応
じて、同じ周波数で位相の異なる信号を受信する可能性
がある。例えば、銀座に位置して銀座の基地局と、八王
子の基地局の信号を同時に受信する可能性がある。因み
に、神奈川や埼玉では、別の周波数で送信しているた
め、位相の影響はない。
【0004】一方、先行技術として、この無線選択呼出
受信機の消費電力を削減するために、特許掲載公報第2
503946号によれば、複数の周波数チャネルの各々
を1度ずつ同期信号を検出するまで掃引し、無線選択呼
出受信機の電源投入直後に、掃引を複数回実行し、その
結果同期信号を検出できなかったときには、無線部の動
作を所定時間停止して、掃引と停止を単位掃引パターン
として繰り返し、同期信号を検出したときに無線部の受
信周波数を同期信号を検出した周波数チャネルにロック
することが記載されている。また、同期信号の検出は一
度だけのことが記載されている。
【0005】つぎに、上記同期信号の検出及びその同期
信号に続くメッセージを検出するための一例について説
明する。無線選択呼出受信機のビット同期は、受信した
データの変化点とクロックの立ち上がりを一致させるよ
うに動作する。
【0006】図8を用いて、まずビット同期動作につい
て説明する。図8(a)はビット同期動作前に、データ
の変化点がクロックの“Hi”区間にある場合の修正動
作を表している。この場合のビット同期は、クロックの
“Lo”区間を、あらかじめ定めた時間延ばすことで修
正を行い、データの立ち上げ又は立ち下げの変化点とク
ロックの立ち上がりが一致するまで修正を繰り返す。次
に、図8(b)はビット同期動作前に、データの変化点
がクロックの“Lo”区間にある場合の修正動作を表し
ている。この場合のビット同期は、クロックの“Hi”
区間を、あらかじめ定めた時間延ばすことで修正を行
い、データの変化点とクロックの立ち上がりが一致する
まで修正を繰り返す。
【0007】ただし、図8の例ではビット同期修正頻度
が各クロックの修正矢印に示すように、毎ビットの例を
表しているが、設定によっては、数ビット置きの修正も
可能である。また、この修正頻度と、前記“あらかじめ
定められた時間”を変えることでビット同期スピードが
決まる。
【0008】無線選択呼出システムでは、同一呼出信号
を複数の基地局から送信し、広域のサービスエリアをカ
バーしている。また、一般に、受信機が遠方局の電波を
受信した場合、その基地局から受信機までの距離に応じ
た伝搬遅延時間が生じる。この時、同じ信号を含んだ近
傍局の電波を受信すると、地形や受信状態によって、受
信機内で両局から受信したデータが入れ替わり、瞬間的
に位相が進んだ、あるいは遅れたように見える状態とな
る。この結果、受信機のビット同期が不安定になる現象
が見られ、これを解決するためには、どちらの局の電波
を受信しても、その信号に素早くビット同期を取り直
す、ビット同期のスピードが必要になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、普段からビッ
ト同期のスピードを早くしてしまうと、弱電界地域等の
電波が安定しない場所で、ビット同期がノイズに反応
し、本来の向きとは逆に修正してしまうという問題が生
じる。
【0010】本発明では、このような問題点を解決すべ
く、通常はビット同期のスピードを必要以上に早く設定
せず、複数位相存在による影響(ビット同期ずれ)の可
能性がある時だけ、ビット同期のスピードをあげるもの
である。このビット同期スピード切替には、同一呼出信
号を複数回送信しているシステムを利用し、1回目の受
信でメッセージの復元に失敗した場合は、2回目の受信
でビット同期のスピードを変更する方法をとる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、メッセージを
受信する無線選択呼出受信機において、基地局からの無
線信号を受信するアンテナと、その無線信号を復調する
受信部と、この復調した復調信号をデコードし受信メッ
セージのビット同期頻度を制御されるデコーダ部と、前
記デコードされた信号を複数回受信する中で、初回受信
において前記受信メッセージの復元ができない場合に2
回目以降の前記受信メッセージを復元する制御部と、受
信識別子を記憶する識別記憶手段(ID−ROM)と、
前記制御部からの報知命令をドライブする報知制御部
と、前記報知命令を出力する報知部とを備えたことを特
徴とする。
【0012】また、上記無線選択呼出受信機において、
前記デコーダ部は前記制御部によりビット同期頻度を選
択されるビット同期頻度制御部を備え、前記初回受信に
おいてメッセージの復元ができない場合に前記ビット同
期頻度を設定された前記ビット同期頻度と異なる前記ビ
ット同期頻度を選択することを特徴とする。
【0013】また、上記無線選択呼出受信機において、
前記デコーダ部は前記制御部によりビット同期修正量を
選択されるビット同期修正量制御部を備え、前記初回受
信においてメッセージの復元ができない場合に前記ビッ
ト同期修正量を設定された前記ビット同期修正量と異な
る前記ビット同期修正量を選択することを特徴とする。
また、本発明は、複数回同一メッセージを受信する受
信機のビット同期制御方法において、受信部に接続され
たデコーダ部で復調信号をデコードし、前記デコードさ
れた信号を複数回受信して前記メッセージを復元し、初
回受信においてメッセージの復元ができない場合に前記
デコーダ部のビット同期頻度を変更し、2回目受信の前
記メッセージを復元し、前記初回受信においてメッセー
ジと前記2回目受信の前記メッセージとを比較すること
を特徴とする。
【0014】また、本発明は、複数回同一メッセージを
受信する受信機のビット同期制御方法において、受信部
に接続されたデコーダ部で復調信号をデコードし、前記
デコードされた信号を複数回受信して前記メッセージを
復元し、初回受信においてメッセージの復元ができない
場合に前記デコーダ部のビット同期修正量を変更し、2
回目受信の前記メッセージを復元し、前記初回受信にお
いてメッセージと前記2回目受信の前記メッセージとを
比較し、一致しない場合には前記ビット同期修正量を元
の前記ビット同期修正量に変更することを特徴とする。
【0015】また、本発明による無線選択呼出受信機の
ビット同期制御方法では、1回の呼出に対して同じ呼出
信号を複数回送信するシステムにおいて、初回信号受信
時にメッセージが正確に復元できなかった場合、2回目
の受信ではビット同期のスピードを変更して受信させる
ことを特徴とする。
【0016】これにより、同一呼出信号が複数局から到
来する位置に受信機がある場合の、複数位相存在の影響
(ビット同期ずれ)を少なくできる。
【0017】また、本発明による無線選択呼出受信機
は、図1を参照して説明すれば、基地局からの無線信号
を、アンテナ101で受け、受信部102で復調し、デ
コーダ部103で復調信号をデコードする。制御部10
5は、複数回受信する中で、初回受信においてメッセー
ジの復元ができない場合、2回目以降の受信メッセージ
を利用して正しく復元できるまで、報知制御部106に
報知命令を出すのを保留する。この時、制御部105は
初回受信終了後にビット同期頻度を確認し、頻度が低く
設定されている場合は、2回目の受信においてビット同
期頻度制御部108を動作させ、頻度を高くする。逆に
頻度が高く設定されていた場合は、2回目の受信におい
てビット同期頻度制御部108を動作させ、頻度を低く
する。さらに、2回目でもメッセージが正しく復元でき
なかった場合、3回目の受信において再びビット同期頻
度制御部108を動作させ、頻度を1回目と同じ状態に
戻す。以降受信する度にこの動作を繰り返す。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】[第1の実施形態] (本実施形態の構成)図1を参照すると、アンテナ10
1、受信部102、デコーダ部103、識別記憶手段
(ID−ROM)104については一般的な無線選択呼
出受信機と同じ構成であるため、説明を省略する。
【0020】つぎに、図1に示す制御部105とその接
続関係を以下に説明する。制御部105は、電池寿命を
長くするため、受信部102の電源を制御し、基地局か
ら自己の呼出信号が送出される時だけ受信動作させる。
【0021】制御部105は、呼出番号照合と、メッセ
ージの復元を行い、正常であれば受信機携帯者に呼出が
あった事を知らせるため、報知制御部106を使って報
知部107を駆動する。
【0022】また、制御部105は、デコーダ103か
らの信号で、メッセージの復元ができなかった場合、報
知動作を保留すると同時に、ビット同期頻度制御部10
8を通じてビット同期の頻度を変更する。このビット同
期の頻度とは、いわば修正するパルス数というもので、
デコーダ103内のクロックに対応して複数クロック毎
にサンプリングして復調しているときに、その複数クロ
ックのクロック数を変更することによりビット同期の頻
度数を変更する。
【0023】(本実施形態の動作)次に、本第1の実施
形態の動作について図を参照して説明する。本発明は、
呼出信号を送出する基地局で、1回の呼出に対して同じ
呼出信号を複数回送信することで、受信率を補償してい
るシステムに対して有効となる。
【0024】ここで、第1の実施形態については説明を
簡単にするため、送信回数を2回に限定して説明する。
【0025】図2は、送信回数2回の時に、1回目送信
信号と2回目送信信号の送信タイミングを表す1例であ
る。
【0026】基地局は、0から127まである全128
フレームを繰り返し送出するが、受信機はあらかじめ指
定されたフレームと受信サイクルに従ったフレームの
み、受信動作を行う。2回送出される信号は、必ず受信
するフレームに対して連続で送られる。
【0027】図1において、図2の呼出信号(202、
203)を受信する場合の信号の流れについて説明す
る。
【0028】1回目信号(202)はアンテナ101に
よって、そのアンテナ利得に応じた量だけ受信部102
に送られる。受信部102では、信号を復調できる電圧
まで増幅し、復調後デコーダ部103に復調信号を送
る。デコーダ部103はこの復調信号をデコードし、制
御部105に送出する。ここで、制御部105はID−
ROM104内に格納されている特定の自己IDの呼出
番号と、デコーダ部103から送られてきた呼出信号を
照合し、この照合で一致した場合は続けて送られるメッ
セージの復元を行い、照合で一致しない場合は受信情報
を廃棄すると同時に、ビット同期頻度制御部108を通
じてビット同期頻度を変更する。
【0029】次に、メッセージの復元が正確にできた場
合、制御部105は報知制御部106を通じて報知部1
07を駆動し、受信機携帯者に呼出があったことを報知
する。この呼出報知は液晶ディスプレイ等の表示器や、
スピーカ等の音声出力部や、振動により報知する振動器
等の報知部によって報知する。
【0030】しかし、メッセージの復元が正確にできな
かった場合、報知命令を保留して、2回目の受信を待つ
と同時に、ビット同期頻度制御部108を通じてビット
同期頻度を変更する。
【0031】2回目信号(203)受信時、1回目で報
知動作を行っていた場合、2回目の信号は制御部105
によって廃棄される。1回目に報知保留となっていた場
合、メッセージ復元動作まで行い、1回目および2回目
の合成で正確に復元できると、報知制御部106を通じ
て報知部107を駆動する。復元できなかった場合は1
回目、2回目のメッセージともに廃棄する。この時、同
時にビット同期頻度制御部108を通じてビット同期頻
度を変更する。
【0032】次に、図3と、図4のフローチャートを用
いて2回送信時の詳細動作を説明する。図3は、2回送
信時の1回目受信時の動作を示している。
【0033】受信機が2回送信のうち、1回目信号を受
信すると(301)、制御部105はID−ROM10
4内に格納されている自己の呼出番号と受信したデータ
の比較を行い(302)、一致しない場合(302の
N)は呼出がなかったとして、報知無し(304)とす
る。自己の呼出番号と受信したデータが一致した場合
(302のY)は、メッセージの復元を行い(30
3)、全て復元できた場合(303のY)は報知動作を
行う(305)。
【0034】しかし、一部でも復元できなかった場合は
(303のN)、2回目の受信を待つことになるが(3
09)、その前にビット同期頻度制御部108を通じ
て、ビット同期頻度を確認する(306)。この時ビッ
ト同期頻度がA(Aは整数)ビット毎になっている場合
(306のY)、制御部105はビット同期頻度制御部
108を通じて、ビット同期頻度をB(Bは整数A<
B)ビット毎に変更する(307)。逆にビット同期頻
度がBビット毎になっている場合(306のN)、制御
部105はビット同期頻度制御部108を通じて、ビッ
ト同期頻度をAビット毎に変更する(308)。
【0035】図3によれば、ビット同期頻度制御部10
8によるビット同期頻度をA,Bの2つとして、いずれ
かにより正確な同期信号とメッセージ検出を行う例を示
し、ハードウェア構成上の簡略化、ソフトウェア的には
検出の高速性に効果的である。しかし、複数種類のビッ
ト同期頻度を備えておけば、そのビット同期頻度をビッ
ト数を増加する方向順に、又は減少する順に変化するこ
ともできる。
【0036】つぎに、図4は、2回送信時の2回目受信
時の動作を示している。
【0037】受信機が2回送信のうち、2回目信号を受
信すると(401)、制御部105はID−ROM10
4内に格納されている自己の呼出番号と受信したデータ
の比較を行い(402)、一致しない場合(402の
N)は受信に失敗したと判断して、受信メッセージを廃
棄し(405)、報知無しとする(406)。ステップ
406以降の動作については後述する。
【0038】自己の呼出番号IDと受信したデータが一
致した場合は(402のY)、メッセージの復元を行い
(403)、1回目と2回目を合わせて、全て復元でき
た場合は(403のY)、報知動作を行う(404)。
しかし、一部でも復元できなかった場合は(403の
N)、受信メッセージを廃棄し(405)、報知無しと
する(406)。この後、制御部105は、ビット同期
頻度制御部108を通じて、ビット同期頻度を確認し
(407)、ビット同期頻度がAビット毎になっている
場合は(407のY)、ビット同期頻度制御部108を
通じて、ビット同期頻度をBビット毎に変更する(40
8)。逆にビット同期頻度がBビット毎になっている場
合は(407のN)、ビット同期頻度制御部108を通
じて、ビット同期頻度をAビット毎に変更する(40
9)。
【0039】本発明の第1の実施形態では、送信回数2
回の場合について説明したが、送信回数に制限は無い。
送信回数を増やす場合は、最後の2回にだけ本発明を適
用するか、あるいは最終送信回数目を除く全ての送信回
数に図3を適用し、最後の送信回数目に図4を適用すれ
ば良い。または、複数回の送信回数に対して、最初から
そのメッセージにエラーが発生しなくなるまで連続的に
上記実施形態を動作させ、一致した場合にはその後の受
信メッセージを廃棄する方法としてもよい。
【0040】また、ビット同期のスピードを変更する手
段として、ビット同期頻度を例にしたが、図5に示すよ
うに、図1のビット同期頻度制御部108をビット同期
修正量制御部508として、1度に同期信号のビット数
を修正する量を可変にして実現しても良い。たとえば、
通常1回で同期信号の1ビットに対して1/10ビット
分修正するところを、3/10ビット(3倍)に変更す
ることができる。
【0041】また、ビット同期頻度制御部108のビッ
ト同期頻度をA,Bの2種類としたので、ビット同期修
正量制御部508のビット同期修正量をA,Bの2種類
として、ハードウェアの構成上の簡易性や、ソフトウェ
アのプログラムの容易性やどちらにするかの判断量によ
るメモリ量の縮小性に寄与することができる。または、
2種類以上の複数種類のビット同期頻度やビット同期修
正量とした場合においても、いずれのビット同期頻度を
選択するか、又はいずれのビット同期修正量を選択する
かは、より正確に高速に確実なメッセージを検出するこ
とを主眼に選択する。例えば、1回目のメッセージのビ
ットエラー率(BER)が高い場合にはビット同期頻度
を最大の頻度数に設定したり、ビット同期修正量を最小
のビット修正とする選択を行う。
【0042】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。第
2の実施形態でも、やはり説明を簡単にするため、送信
回数を2回に限定して説明する。
【0043】図5は、第2の実施形態のブロック構成を
示している。図1との違いは、ビット同期頻度制御部1
08をビット同期修正量制御部508に置き換えた所で
ある。この部分は特に第1の実施形態から変える必要は
無いが、ビット同期修正量変更方法について説明するた
め、あえて変える。図5において、本選択呼出受信機は
アンテナ501と、受信部502と、ビット同期修正量
制御部508を備えたデコーダ部503と、ID−RO
M504と、制御部505と、報知制御部506と、報
知部507とからなり、各部の構成は図1に示した選択
呼出受信機とビット同期修正量制御部508を除いて同
様なので、重複する説明を省略する。
【0044】図6、図7を用いて2回送信時の詳細動作
を説明する。図6は、2回送信時の1回目受信時の動作
を示している。
【0045】本選択呼出受信機が、基地局からの2回送
信のうち、1回目信号を受信すると(601)、制御部
505はID−ROM504内に格納されている自己の
呼出番号IDと受信したデータの比較を行い(60
2)、一致しない場合(602のN)は呼出がなかった
として、報知無しとする(604)。自己の呼出番号I
Dと受信したデータが一致した場合は(602のY)、
メッセージの復元を行い(603)、全て復元できた場
合は(603のY)、報知動作を行う(605)。
【0046】しかし、一部でも復元できなかった場合は
(603のN)、2回目の受信を待つことになるが(6
07)、その前にビット同期修正量制御部508を通じ
て、ビット同期修正量を例えば1/10ビットから3/
10ビットに変更する(606)。
【0047】つぎに、図7は、2回送信時の2回目受信
時の動作を示している。本選択呼出受信機が基地局から
の2回送信のうち、2回目信号を受信すると(70
1)、制御部505はID−ROM504内に格納され
ている自己の呼出番号IDと受信したデータの比較を行
い(702)、一致しない場合は(702のN)、受信
に失敗したと判断して、受信メッセージを廃棄し(70
5)、報知無しとする(706)。この後、制御部50
5はビット同期修正量制御部508を通じて、ビット同
期修正量を1/10ビットに戻す(707)。
【0048】つぎに、自己の呼出番号と受信したデータ
が一致した場合は(702のY)、メッセージの復元を
行い(703)、1回目と2回目を合わせて、メッセー
ジを全て復元できた場合は(703のY)、報知動作を
行う(704)。この後、制御部505はビット同期修
正量制御部508を通じて、ビット同期修正量を1/1
0ビットに戻す(707)。一方、一部でも復元できな
かった場合は(703のN)、受信メッセージを廃棄し
(705)、報知無しとする(706)。この後、制御
部505はビット同期修正量制御部508を通じて、ビ
ット同期修正量を1/10ビットに戻す(707)。
【0049】上記実施形態によれば、ビット同期修正量
制御部508によって、ビット同期修正量を例えば1/
10,3/10として説明して、制御部505の制御手
段の簡易性を高め、構成上の選択速度を高めることを示
したが、このビット同期修正量を複数個設定して、基地
局からの受信信号レベルやビットエラー度に応じて適切
なビット同期修正量を選択するようにしてもよい。
【0050】また、上記各実施形態では、無線選択呼出
受信機について説明したが、携帯電話やPHS(Person
al Handyphone System)による選択呼出のメッセージ呼
出の機能に適用してもよく、選択呼出受信の機能を有す
れば、いわゆるポケットベルやページャに限定する必要
はないものである。
【0051】また、本発明による無線選択呼出受信機に
よるビット同期頻度数の選択やビット同期修正量の選択
は、メッセージ受信ばかりでなく、データ受信の場合に
も適用でき、しかも2回同一データ送受信に限らず、1
回だけのデータ送受信の場合においても、データ送受信
の1回目は信頼性に欠けるが、同一電波環境による受信
機のビット同期頻度数の選択やビット同期修正量の選択
を適切に行うことで、2回目または、1回目の途中から
でも同期信号を正確に復号して、正確なデータ受信を検
出することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、第1の効果として、無
線選択呼出受信機が、複数局から到来する同一呼出信号
を受信できる位置にある場合の、複数位相存在の影響
(ビット同期ずれ)を少なくできることである。これ
は、ビット同期のスピードを上げることにより、ビット
同期の追従性が良くなるためである。
【0053】また、第2の効果として、前記第1の効果
を得ると同時に、受信機が、弱電界地域等ビット同期の
安定しない場所にある時の、過剰なビット同期変動を防
げることである。これは、ビット同期のスピードを可変
として、常にスピードが早くなることを防いでいるため
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による選択呼出受信機の構成
ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態による選択呼出受信機の動作
説明図である。
【図3】本発明の実施形態による選択呼出受信機の動作
フローチャートである。
【図4】本発明の実施形態による選択呼出受信機の動作
フローチャートである。
【図5】本発明の実施形態による選択呼出受信機の構成
ブロック図である。
【図6】本発明の実施形態による選択呼出受信機の動作
フローチャートである。
【図7】本発明の実施形態による選択呼出受信機の動作
フローチャートである。
【図8】従来のビット同期の動作説明図である。
【符号の説明】
101,501 アンテナ 102,502 受信部 103,503 デコーダ部 104,504 ID−ROM 105,505 制御部 106,506 報知制御部 107,507 報知部 108 ビット同期頻度制御部 508 ビット同期修正量制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月22日(1999.11.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、メッセージを
受信する無線選択呼出受信機において、基地局からの無
線信号を受信するアンテナと、その無線信号を復調する
受信部と、この復調した復調信号をデコードし受信メッ
セージのビット同期頻度を制御されるデコーダ部と、前
記デコードされた信号を複数回受信する中で、初回受信
において前記受信メッセージの復元ができない場合に2
回目以降の前記受信メッセージを復元する制御部と、自
己の受信識別子を記憶する識別記憶手段(ID−RO
M)と、前記制御部からの報知命令をドライブする報知
制御部と、前記報知命令を出力する報知部とを備え、前
記デコーダ部は前記制御部によりビット同期頻度を選択
されるビット同期頻度制御部を備え、前記初回受信にお
いてメッセージの復元が正確にできない場合に前記ビッ
ト同期頻度を設定された前記ビット同期頻度と異なる前
記ビット同期頻度を選択することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、上記無線選択呼出受信機において、
前記デコーダ部は、前記ビット同期頻度制御部に代え
て、前記制御部によりビット同期修正量を選択されるビ
ット同期修正量制御部を備え、前記初回受信においてメ
ッセージの復元が正確にできない場合に前記ビット同期
修正量を設定された前記ビット同期修正量と異なる前記
ビット同期修正量を選択することを特徴とする。また、
本発明は、複数回同一メッセージを受信する受信機のビ
ット同期制御方法において、受信部に接続されたデコー
ダ部で復調信号をデコードし、前記デコードされた信号
を複数回受信して前記メッセージを復元し、初回受信に
おいてメッセージの復元が正確にできない場合に前記デ
コーダ部でデコードされた信号のビット同期頻度を変
更して2回目受信時にビット同期をとり、2回目受信の
前記メッセージを復元し、前記初回受信におけるメッセ
ージと前記2回目受信の前記メッセージとを比較し、一
致しない場合には前記ビット同期頻度数を元の前記ビッ
ト同期頻度数に変更することを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、本発明は、複数回同一メッセージを
受信する受信機のビット同期制御方法において、受信部
に接続されたデコーダ部で復調信号をデコードし、前記
デコードされた信号を複数回受信して前記メッセージを
復元し、初回受信においてメッセージの復元が正確に
きない場合に前記デコーダ部のビット同期修正量を変更
し、2回目受信の前記メッセージを復元し、前記初回受
信におけるメッセージと前記2回目受信の前記メッセー
ジとを比較し、一致しない場合には前記ビット同期修正
量を元の前記ビット同期修正量に変更することを特徴と
する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】削除

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージを受信する無線選択呼出受信
    機において、 基地局からの無線信号を受信するアンテナと、その無線
    信号を復調する受信部と、この復調した復調信号をデコ
    ードし受信メッセージのビット同期頻度を制御されるデ
    コーダ部と、前記デコードされた信号を複数回受信する
    中で、初回受信において前記受信メッセージの復元がで
    きない場合に2回目以降の前記受信メッセージを復元す
    る制御部と、受信識別子を記憶する識別記憶手段(ID
    −ROM)と、前記制御部からの報知命令をドライブす
    る報知制御部と、前記報知命令を出力する報知部とを備
    えたことを特徴とする無線選択呼出受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線選択呼出受信機に
    おいて、前記デコーダ部は前記制御部によりビット同期
    頻度を選択されるビット同期頻度制御部を備え、前記初
    回受信においてメッセージの復元ができない場合に前記
    ビット同期頻度を設定された前記ビット同期頻度と異な
    る前記ビット同期頻度を選択することを特徴とする無線
    選択呼出受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の無線選択呼出受信機に
    おいて、前記デコーダ部は前記制御部によりビット同期
    修正量を選択されるビット同期修正量制御部を備え、前
    記初回受信においてメッセージの復元ができない場合に
    前記ビット同期修正量を設定された前記ビット同期修正
    量と異なる前記ビット同期修正量を選択することを特徴
    とする無線選択呼出受信機。
  4. 【請求項4】 複数回同一メッセージを受信する受信機
    のビット同期制御方法において、受信部に接続されたデ
    コーダ部で復調信号をデコードし、前記デコードされた
    信号を複数回受信して前記メッセージを復元し、初回受
    信においてメッセージの復元ができない場合に前記デコ
    ーダ部のビット同期頻度を変更し、2回目受信の前記メ
    ッセージを復元し、前記初回受信においてメッセージと
    前記2回目受信の前記メッセージとを比較することを特
    徴とする受信機のビット同期制御方法。
  5. 【請求項5】 複数回同一メッセージを受信する受信機
    のビット同期制御方法において、受信部に接続されたデ
    コーダ部で復調信号をデコードし、前記デコードされた
    信号を複数回受信して前記メッセージを復元し、初回受
    信においてメッセージの復元ができない場合に前記デコ
    ーダ部のビット同期修正量を変更し、2回目受信の前記
    メッセージを復元し、前記初回受信においてメッセージ
    と前記2回目受信の前記メッセージとを比較し、一致し
    ない場合には前記ビット同期修正量を元の前記ビット同
    期修正量に変更することを特徴とする受信機のビット同
    期制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153030A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Kenwood Corp 受信機、制御方法及びプログラム
JP2012151879A (ja) * 2012-03-12 2012-08-09 Jvc Kenwood Corp 受信機、制御方法及びプログラム

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