JP2000224248A - ディジタル無線通信方式 - Google Patents
ディジタル無線通信方式Info
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Abstract
に応じてパイロットシンボルを挿入間隔を変化させるこ
とで、高感度な受信が可能となるように、通信状況に対
して柔軟な対処が可能なディジタル無線通信方式の提供
を目的とする。 【解決手段】 8値以上の多値変調方式のなかに、既知
パイロットシンボルまたはPSK変調シンボルを挿入す
る方式において、既知パイロットシンボルまたはPSK
変調シンボルの挿入間隔を通信状況に合わせて変化さ
せ、既知パイロットシンボルまたはPSK変調シンボル
の同相−直交平面における信号点配置を、挿入間隔に合
わせて信号点301あるいは302のように変化させる
ディジタル無線通信方式とすることで、伝送路の状況や
必要とするデータ伝送速度に応じたシステムを提供する
ことを可能とした。
Description
ルを用いて無線通信を行うディジタル無線通信方式に関
する。
ジタル無線通信方式に関するものとして特開平1−19
6924に記載されている技術が知られている。これは
図9のようなフレーム構成からなり、送信部においてデ
ータシンボルNシンボル毎に既知のパイロットシンボル
を1シンボル挿入するものである。受信部ではそのパイ
ロットシンボルを利用して、周波数オフセットおよび振
幅歪み量を推定し、復調する。
フェージングによる伝送路の変動が起こるが、特に陸上
移動通信においては伝送路の変動は一様ではない。伝送
路の変動が激しい場合、データ復調の誤りを防ぐために
パイロットシンボルの挿入間隔を短くとる必要があり、
逆に伝送路の変動が緩やかな場合、パイロットシンボル
の挿入間隔を長くとれる。従来の方法では、パイロット
シンボルの挿入間隔がデータシンボルNシンボル毎に1
シンボルと固定であるため、データの復調の誤りを少な
くすることを優先した場合、パイロットシンボルを挿入
する割合を大きくしなければならず、この場合データ伝
送効率が悪い。逆に、データ伝送効率をよくすることを
優先した場合、パイロットシンボルの挿入する割合が小
さくなり、これによりデータの復調の誤りが多くなる。
などの通信状況に合わせて、パイロットシンボルの挿入
間隔を変化させ、また、パイロットシンボルの挿入間隔
により同相−直交平面におけるパイロットシンボルの信
号点配置を変化させることで、データの伝送効率向上と
データの品質向上のために柔軟な対処が可能な通信方式
を提供することを目的とする。
に本発明は、8値以上の多値変調方式のなかに、既知パ
イロットシンボルまたはPSK変調シンボルを挿入する
方式において、既知パイロットシンボルまたはPSK変
調シンボルの挿入間隔を通信状況に合わせ変化させ、既
知パイロットシンボルまたはPSK変調シンボルの同相
−直交平面における信号点配置を挿入間隔に合わせて変
化させるディジタル無線通信方式としたものであり、こ
れにより、伝送路の変動が激しくなった場合や送信デー
タの復調誤りを少なくしたい場合には既知パイロットシ
ンボルまたはPSK変調シンボルの挿入間隔を短くする
ことでデータの復調誤りを少なくし、伝送路の変動が緩
やかになった場合やデータの伝送効率を上げたい場合に
は既知パイロットシンボルまたはPSK変調シンボルの
挿入間隔を長くすることでデータ伝送効率を上げること
ができ、さらに、既知パイロットシンボルまたはPSK
変調シンボルの同相−直交平面における信号点配置を挿
入間隔に合わせて変化させることで、既知パイロットシ
ンボルまたはPSK変調シンボルの同相−直交平面にお
ける信号点配置を一定にしたシステムに比べて高感度の
受信システムが可能となり、通信状況に対して柔軟な対
処が可能となる。
は、8値以上の多値変調方式のなかに、既知パイロット
シンボルを挿入する方式において、既知パイロットシン
ボルの挿入間隔を通信状況に合わせ変化させ、既知パイ
ロットシンボルの同相−直交平面における信号点配置を
挿入間隔に合わせて変化させるディジタル無線通信方式
としたものであり、これにより、伝送路の変動が激しく
なった場合や送信データの復調誤りを少なくしたい場合
には既知パイロットシンボルの挿入間隔を短くすること
でデータの復調誤りを少なくし、伝送路の変動が緩やか
になった場合やデータの伝送効率を上げたい場合には既
知パイロットシンボルの挿入間隔を長くすることでデー
タ伝送効率を上げることができ、さらに、既知パイロッ
トシンボルの同相−直交平面における信号点配置を挿入
間隔に合わせて変化させることで、既知パイロットシン
ボルの同相−直交平面における信号点配置を一定にした
システムに比べ、高感度の受信が行えるという作用を有
する。
求項1記載のディジタル無線通信方式において、既知パ
イロットシンボルの信号点を同相−直交平面において同
相軸または直交軸上に配置したディジタル無線通信方式
とするのが、好適である。
変調方式のなかに、位相変調(PSK:Phase Shift Ke
ying)方式を挿入する方式において、PSK変調シンボ
ルの挿入間隔を通信状況に合わせ変化させ、PSK変調
シンボルの同相−直交平面における信号点配置を挿入間
隔に合わせて変化させるディジタル無線通信方式とした
ものであり、これにより、伝送路の変動が激しくなった
場合や送信データの復調誤りを少なくしたい場合には既
知パイロットシンボルの挿入間隔を短くすることでデー
タの復調誤りを少なくし、伝送路の変動が緩やかになっ
た場合やデータの伝送効率を上げたい場合には既知パイ
ロットシンボルの挿入間隔を長くすることでデータ伝送
効率を上げることができ、さらに、既知パイロットシン
ボルの同相−直交平面における信号点配置を挿入間隔に
合わせて変化させることで、既知パイロットシンボルの
同相−直交平面における信号点配置を一定にしたシステ
ムに比べ、高感度の受信が行えるという作用を有する。
項3記載のディジタル無線通信方式において、挿入する
PSK変調シンボルを二値位相(BPSK:Binary Pha
se Shift Keying )変調シンボルとするディジタル無線
通信方式としても、同様の作用を呈する。
求項4記載のディジタル無線通信方式において、BPS
K変調シンボルの信号点を同相−直交平面において同相
軸または直交軸上に配置するディジタル無線通信方式と
するのが、好適である。
項3記載のディジタル無線通信方式において、挿入する
PSK変調シンボルを直交位相(QPSK:Quadrature
Phase Shift Keying )変調シンボルとするディジタル
無線通信方式としても、同様の作用を呈する。
求項6記載のディジタル無線通信方式において、QPS
K変調シンボルの信号点を同相−直交平面において同相
軸および直交軸上に配置するディジタル無線通信方式と
するのが、好適である。
値以上の多値変調方式を8値以上の多値直交振幅変調
(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)方式と
した請求項1から7のいずれかに記載のディジタル無線
通信方式としても、同様の作用を呈する。
以上の多値QAM方式を64QAM方式とした請求項8
記載のディジタル無線通信方式としても、同様の作用を
呈する。
8値以上の多値QAM方式を32QAM方式とした請求
項8記載のディジタル無線通信方式としても、同様の作
用を呈する。
8値以上の多値QAM方式を16QAM方式とした請求
項8記載のディジタル無線通信方式としても、同様の作
用を呈する。
号、フレーム構成制御信号を入力とし、請求項1から1
1のいずれかに記載のディジタル無線通信方式を用いて
生成した直交ベースバンド信号の同相成分と直交成分を
出力する直交ベースバンド変調部を具備する無線通信シ
ステムの送信装置としたものであり、これにより、伝送
路の変動が激しくなった場合や送信データの復調誤りを
少なくしたい場合には既知パイロットシンボルまたはP
SK変調シンボルの挿入間隔を短くすることでデータの
復調誤りを少なくし、伝送路の変動が緩やかになった場
合やデータの伝送効率を上げたい場合には挿入間隔を長
くすることでデータ伝送効率を上げることができ、さら
に、既知パイロットシンボルまたはPSK変調シンボル
の同相−直交平面における信号点配置を挿入間隔に合わ
せて変化させることで、既知パイロットシンボルまたは
PSK変調シンボルの同相−直交平面における信号点配
置を一定にしたシステムに比べ、受信側で高感度の受信
が行えるという作用を有する。
ンド信号の同相成分と直交成分およびフレーム構成制御
信号を入力とし、請求項1から11のいずれかに記載の
ディジタル無線通信方式による復調を行うことで生成し
たディジタル信号を出力する復調部を具備する無線通信
システムの受信装置としたものであり、これにより、伝
送路の変動が激しくなった場合や送信データの復調誤り
を少なくしたい場合には既知パイロットシンボルまたは
PSK変調シンボルの挿入間隔を短くすることでデータ
の復調誤りを少なくし、伝送路の変動が緩やかになった
場合やデータの伝送効率を上げたい場合には挿入間隔を
長くすることでデータ伝送効率を上げることができ、さ
らに、既知パイロットシンボルまたはPSK変調シンボ
ルの同相−直交平面における信号点配置を挿入間隔に合
わせて変化させることで、既知パイロットシンボルまた
はPSK変調シンボルの同相−直交平面における信号点
配置を一定にしたシステムに比べ、高感度の受信が行え
るという作用を有する。
載の送信装置と請求項13記載の受信装置とを備えた無
線通信システムとしたものであり、これにより、伝送路
の変動が激しくなった場合や送信データの復調誤りを少
なくしたい場合には既知パイロットシンボルまたはPS
K変調シンボルの挿入間隔を短くすることでデータの復
調誤りを少なくし、伝送路の変動が緩やかになった場合
やデータの伝送効率を上げたい場合には挿入間隔を長く
することでデータ伝送効率を上げることができ、さら
に、既知パイロットシンボルまたはPSK変調シンボル
の同相−直交平面における信号点配置を挿入間隔に合わ
せて変化させることで、既知パイロットシンボルまたは
PSK変調シンボルの同相−直交平面における信号点配
置を一定にしたシステムに比べ、受信側で高感度の受信
が行える通信システムを構築できるという作用を有す
る。
ら図9を用いて説明する。
おける無線通信システムの構成概念図を示しており、図
1において、(a)は送信系、(b)は受信系である。
図1において、101は送信ディジタル信号、102は
伝送路情報、103は要求データ伝送速度情報、104
は送信系直交ベースバンド変調部、105は直交ベース
バンド信号の同相成分、106は直交ベースバンド信号
の直交成分、107は送信無線部、108は送信信号、
109は送信系アンテナ、110は受信系アンテナ、1
11は受信無線部、112は受信系直交ベースバンド信
号の同相成分、113は受信系直交ベースバンド信号の
直交成分、114は伝送路歪み推定部、115は伝送路
歪み量推定値、116は準同期検波部、117は受信デ
ィジタル信号である。
と既知パイロットシンボルのフレーム構成を2段階に切
り替えるときのフレーム構成の一例を示した図である。
パイロットシンボルの信号点配置の一例を示しており、
301は、図2(a)のフレーム構成のときの既知パイ
ロットシンボルの信号点を示しており、302は、図2
(b)のフレーム構成のときの既知パイロットシンボル
の信号点を示している。
同相I−直交Q平面における信号点配置および既知パイ
ロットシンボルの信号点配置を示しており、401は8
値以上の多値QAM変調シンボルの信号点、402は既
知パイロットシンボルの信号点である。
多値変調方式のなかに、既知パイロットシンボルを挿入
する方式において、既知パイロットシンボルの挿入間隔
を通信状況に合わせ変化させ、既知パイロットシンボル
の同相−直交平面における信号点配置を挿入間隔に合わ
せて変化させるディジタル無線通信方式について説明す
る。
ィジタル信号101、伝送路情報102および要求デー
タ伝送速度情報103は、直交ベースバンド部104に
入力され、伝送路情報102および要求データ伝送速度
情報103に基づいて、フレーム構成を決定し、直交ベ
ースバンド信号の同相成分105および直交ベースバン
ド信号の直交成分106を出力する。そして、直交ベー
スバンド信号の同相成分105および直交ベースバンド
信号の直交成分106は送信無線部107に入力され、
送信無線部107は送信信号108を出力し、送信系ア
ンテナ109から電波が出力される。
線部111は受信系アンテナ110で受信した信号を入
力とし、受信直交ベースバンド信号の同相成分112お
よび受信直交ベースバンド信号の直交成分113を出力
する。伝送路歪み推定部114は、直交ベースバンド信
号の同相成分112および直交ベースバンド信号の直交
成分113を入力とし、伝送路歪み量115を出力す
る。準同期検波部116は、直交ベースバンド信号の同
相成分112および直交ベースバンド信号の直交成分1
13を入力とし、伝送路歪み量115に基づいて、準同
期検波を行い受信ディジタル信号117を出力する。
速度に基づいて2段階にフレームを切り替えるときの既
知パイロットシンボルと8値以上の多値直交変調シンボ
ルのフレーム構成の一例を示したものである。このとき
N<Mとする。
パイロットシンボルの信号点配置を示しており、301
は図2(a)のフレーム構成をとったときの既知パイロ
ットシンボルの信号点で、フレーム構成が(a)のとき
既知パイロットシンボルの信号点を301に配置するこ
とで、最も高感度の受信特性が得られる。302は図2
(b)のフレーム構成をとったときの既知パイロットシ
ンボルの信号点で、フレーム構成が(b)のとき既知パ
イロットシンボルの信号点を302に配置することで、
最も高感度の受信特性が得られる。
路の変動が激しいという情報のとき、または、要求デー
タ伝送速度情報103が、他の通信局からデータ伝送速
度の向上を要求されていない情報のとき、図2(a)の
フレーム構成とし、既知パイロットシンボルの信号点配
置は図3の301とする。伝送路情報102が、伝送路
の変動が緩やかという情報のとき、または、要求データ
伝送速度情報103が、他の通信局からデータ伝送速度
の向上を要求されている情報のとき、図2(b)のフレ
ーム構成とし、既知パイロットシンボルの信号点配置は
図3の302とする。
の要求に応じて2段階のフレーム構成をとり、フレーム
構成に応じて同相I−直交Q平面における既知パイロッ
トシンボルの信号点の信号点配置を変え、既知パイロッ
トシンボルの信号点配置を変えることで、フレーム構成
を変えても既知パイロットシンボルの信号点配置を変化
させないシステムに比べ、高感度の受信が行えるシステ
ムを構成できる。
階で切り替える方法で説明したが、フレーム構成および
切り替える段数はこれに限ったものではない。
以上の多値QAM方式の信号点配置を示しており、40
1は8値以上の多値QAM方式の信号点を示している。
8値以上の多値QAM方式の信号点401のうちA、
B、C、Dは同相I−直交Q平面において、原点からの
距離が最も大きくその値をrQAMとする。そして、40
2は既知パイロットシンボルの信号点を示しており軸上
に配置したものである。このとき、原点からの既知パイ
ロットシンボルの信号点の距離をrPILOTとすると、送
信系のパワーアンプに負担をかけずにrPILOTをrQAMよ
り大きくすることが可能となる。
を同相I−直交Q平面において、同相I軸上に配置した
が、直交Q軸上でも同様である。
て、8値以上の多値QAM方式で説明したが、変調方式
が64QAM方式、32QAM方式、16QAM方式に
おいても同様である。
以上の多値変調方式のなかに、既知パイロットシンボル
を挿入する方式において、既知パイロットシンボルの挿
入間隔を通信状況に合わせ変化させ、既知パイロットシ
ンボルの同相−直交平面における信号点配置を挿入間隔
に合わせて変化させるディジタル無線通信方式としたも
のであり、これにより、伝送路の変動が激しくなった場
合や送信データの復調誤りを少なくしたい場合には既知
パイロットシンボルの挿入間隔を短くすることでデータ
の復調誤りを少なくし、伝送路の変動が緩やかになった
場合やデータの伝送効率を上げたい場合には既知パイロ
ットシンボルの挿入間隔を長くすることでデータ伝送効
率を上げることができ、さらに、既知パイロットシンボ
ルの同相−直交平面における信号点配置を挿入間隔に合
わせて変化させることで、既知パイロットシンボルの同
相−直交平面における信号点配置を一定にしたシステム
に比べて高感度の受信を行うことができ、データの伝送
効率向上とデータの品質向上のために柔軟な対処が可能
となるという効果を有する。
おける無線通信システムの構成概念図示しており、図1
において、(a)は送信系、(b)は受信系である。図
1において、101は送信ディジタル信号、102は伝
送路情報、103は要求データ伝送速度情報、104は
送信系直交ベースバンド変調部、105は直交ベースバ
ンド信号の同相成分、106は直交ベースバンド信号の
直交成分、107は送信無線部、108は送信信号、1
09は送信系アンテナ、110は受信系アンテナ、11
1は受信無線部、112は受信系直交ベースバンド信号
の同相成分、113は受信系直交ベースバンド信号の直
交成分、114は伝送路歪み推定部、115は伝送路歪
み量推定値、116は準同期検波部、117は受信ディ
ジタル信号である。
とPSK変調シンボルのフレーム構成を2段階に切り替
えるときのフレーム構成の一例を示した図である。
K変調の一例である8PSK変調シンボルの信号点配置
の一例を示しており、601は、図5(a)のフレーム
構成のときの8PSK変調シンボルの信号点を示してお
り、602は、図5(b)のフレーム構成のときの8P
SK変調シンボルの信号点を示している。
同相I−直交Q平面における信号点配置を示しており、
401は8値以上の多値QAM変調シンボルの信号点で
ある。
SK変調方式の信号点配置を示しており、701はBP
SK変調方式の信号点である。
SK変調方式の信号点配置を示しており、801はQP
SK変調方式の信号点である。
び図8を用いて、8値以上の多値変調方式のなかに、P
SK変調シンボルを挿入する方式において、PSK変調
シンボルの挿入間隔を通信状況に合わせ変化させ、PS
K変調シンボルの同相−直交平面における信号点配置を
挿入間隔に合わせて変化させるディジタル無線通信方式
について説明する。
については、(実施の形態1)と同様なので、省略す
る。
速度に基づいて2段階にフレームを切り替えるときのP
SK変調シンボルと8値以上の多値直交変調シンボルの
フレーム構成の一例を示したものである。このときN<
Mとする。
K変調の一例である8PSK変調シンボルの信号点配置
を示しており、601は図5(a)のフレーム構成をと
ったときの8PSK変調シンボルの信号点で、フレーム
構成が(a)のとき8PSK変調シンボルの信号点を6
01に配置することで、最も高感度の受信特性が得られ
る。602は図5(b)のフレーム構成をとったときの
8PSK変調シンボルの信号点で、フレーム構成が
(b)のとき8PSK変調シンボルの信号点を602に
配置することで、最も高感度の受信特性が得られる。
路の変動が激しいという情報のとき、または、要求デー
タ伝送速度情報103が、他の通信局からデータ伝送速
度の向上を要求されていない情報のとき、図5(a)の
フレーム構成とし、8PSK変調シンボルの信号点配置
は図6の601とする。伝送路情報102が、伝送路の
変動が緩やかという情報のとき、または、要求データ伝
送速度情報103が、他の通信局からデータ伝送速度の
向上を要求されている情報のとき、図5(b)のフレー
ム構成とし、8PSK変調シンボルの信号点配置は図6
の602とする。
の要求に応じて2段階のフレーム構成をとり、フレーム
構成に応じて同相I−直交Q平面における8PSK変調
シンボルの信号点の信号点配置を変え、8PSK変調シ
ンボルの信号点配置を変えることで、フレーム構成を変
えても8PSK変調シンボルの信号点配置を変化させな
いシステムに比べ、高感度の受信が行えるシステムを構
成できる。
PSK変調方式で説明したが、これに限ったものではな
い。また、図5のようにフレーム構成を2段階で切り替
える方法で説明したが、フレーム構成および切り替える
段数はこれに限ったものではない。
以上の多値QAM方式の信号点配置を示しており、40
1は8値以上の多値QAM方式の信号点を示している。
8値以上の多値QAM方式の信号点401のうちA、
B、C、Dは同相I−直交Q平面において、原点からの
距離が最も大きくその値をrQAMとする。
I軸上に配置したBPSK変調方式の信号点配置を示し
ており、701は同相I軸上に配置したBPSK変調方
式の信号点を示しており、このとき、原点からBPSK
変調方式の信号点の距離をr BPSKとすると、送信系のパ
ワーアンプに負担をかけずにrBPSKをrQAM より大きく
することが可能となる。
I−直交Q平面において、同相軸I上に配置したが、直
交Q軸上でも同様である。
いて同相Iおよび直交Q軸上に配置したQPSK変調方
式の信号点を示しており、このとき、原点から、QPS
K変調方式の信号点の距離をrQPSKとすると、送信系の
パワーアンプに負担をかけずにrQPSKをrQAM より大き
くすることが可能となる。
て、8値以上の多値QAM方式で説明したが、変調方式
が64QAM方式、32QAM方式、16QAM方式に
おいても同様である。
以上の多値変調方式のなかに、PSK変調シンボルを挿
入する方式において、PSK変調シンボルの挿入間隔を
通信状況に合わせ変化させ、PSK変調シンボルの同相
−直交平面における信号点配置を挿入間隔に合わせて変
化させるディジタル無線通信方式としたものであり、こ
れにより、伝送路の変動が激しくなった場合や送信デー
タの復調誤りを少なくしたい場合にはPSK変調シンボ
ルの挿入間隔を短くすることでデータの復調誤りを少な
くし、伝送路の変動が緩やかになった場合やデータの伝
送効率を上げたい場合にはPSK変調シンボルの挿入間
隔を長くすることでデータ伝送効率を上げることがで
き、さらに、PSK変調シンボルの同相−直交平面にお
ける信号点配置を挿入間隔に合わせて変化させること
で、PSK変調シンボルの同相−直交平面における信号
点配置を一定にしたシステムに比べて高感度の受信を行
うことができ、データの伝送効率向上とデータの品質向
上のために柔軟な対処が可能となるという効果を有す
る。
変調方式のなかに、既知パイロットシンボルまたはPS
K変調シンボルを挿入する方式において、既知パイロッ
トシンボルまたはPSK変調シンボルの挿入間隔を通信
状況に合わせ変化させ、既知パイロットシンボルまたは
PSK変調シンボルの同相−直交平面における信号点配
置を挿入間隔に合わせて変化させるディジタル無線通信
方式としたものであり、これにより、伝送路の変動が激
しくなった場合や送信データの復調誤りを少なくしたい
場合には既知パイロットシンボルまたはPSK変調シン
ボルの挿入間隔を短くすることでデータの復調誤りを少
なくし、伝送路の変動が緩やかになった場合やデータの
伝送効率を上げたい場合には既知パイロットシンボルま
たはPSK変調シンボルの挿入間隔を長くすることでデ
ータ伝送効率を上げることができ、さらに、既知パイロ
ットシンボルまたはPSK変調シンボルの同相−直交平
面における信号点配置を挿入間隔に合わせて変化させる
ことで、既知パイロットシンボルまたはPSK変調シン
ボルの同相−直交平面における信号点配置を一定にした
システムに比べて高感度の受信システムが可能となり、
通信状況に対して柔軟な対処が可能になるという有利な
効果が得られる。
の構成概念図
フレーム構成の一例を示す概念図
既知パイロットシンボルの同相I−直交Q平面における
信号点配置図
面における8値以上の多値QAM方式の信号点および信
号点を軸上に配置した既知パイロットシンボルの信号点
配置図
フレーム構成の一例を示す概念図
8PSK変調シンボルの同相I−直交Q平面における信
号点配置図
面において信号点を軸上に配置したBPSK変調方式の
信号点配置図
面において信号点を軸上に配置したQPSK変調方式の
信号点配置図
示す概念図
ルの信号点 601 8PSK変調の信号点 602 8PSK変調の信号点 701 信号点を軸上に配置したBPSK変調方式の信
号点 801 信号点を軸上に配置したQPSK変調方式の信
号点
Claims (14)
- 【請求項1】 8値以上の多値変調方式のなかに、既知
パイロットシンボルを挿入する方式において、既知パイ
ロットシンボルの挿入間隔を通信状況に合わせ変化さ
せ、既知パイロットシンボルの同相−直交平面における
信号点配置を挿入間隔に合わせて変化させるディジタル
無線通信方式。 - 【請求項2】 請求項1記載のディジタル無線通信方式
において、既知パイロットシンボルの信号点を同相−直
交平面において同相軸または直交軸上に配置したディジ
タル無線通信方式。 - 【請求項3】 8値以上の多値変調方式のなかに、位相
変調(PSK:PhaseShift Keying)方式を挿入する方
式において、PSK変調シンボルの挿入間隔を通信状況
に合わせ変化させ、PSK変調シンボルの同相−直交平
面における信号点配置を挿入間隔に合わせて変化させる
ディジタル無線通信方式。 - 【請求項4】 請求項3記載のディジタル無線通信方式
において、挿入するPSK変調シンボルを二値位相(B
PSK:Binary Phase Shift Keying)変調シンボルと
するディジタル無線通信方式。 - 【請求項5】 請求項4記載のディジタル無線通信方式
において、BPSK変調シンボルの信号点を同相−直交
平面において同相軸または直交軸上に配置するディジタ
ル無線通信方式。 - 【請求項6】 請求項3記載のディジタル無線通信方式
において、挿入するPSK変調シンボルを直交位相(Q
PSK:Quadrature Phase Shift Keying)変調シンボ
ルとするディジタル無線通信方式。 - 【請求項7】 請求項6記載のディジタル無線通信方式
において、QPSK変調シンボルの信号点を同相−直交
平面において同相軸および直交軸上に配置するディジタ
ル無線通信方式。 - 【請求項8】 8値以上の多値変調方式を8値以上の多
値直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modul
ation)方式とした請求項1から7のいずれかに記載の
ディジタル無線通信方式。 - 【請求項9】 8値以上の多値QAM方式を64QAM
方式とした請求項8記載のディジタル無線通信方式。 - 【請求項10】 8値以上の多値QAM方式を32QA
M方式とした請求項8記載のディジタル無線通信方式。 - 【請求項11】 8値以上の多値QAM方式を16QA
M方式とした請求項8記載のディジタル無線通信方式。 - 【請求項12】 ディジタル信号、フレーム構成制御信
号を入力とし、請求項1から11のいずれかに記載のデ
ィジタル無線通信方式を用いて生成した直交ベースバン
ド信号の同相成分と直交成分を出力する直交ベースバン
ド変調部を具備する無線通信システムの送信装置。 - 【請求項13】 直交ベースバンド信号の同相成分と直
交成分およびフレーム構成制御信号を入力とし、請求項
1から11のいずれかに記載のディジタル無線通信方式
による復調を行うことで生成したディジタル信号を出力
する復調部を具備する無線通信システムの受信装置。 - 【請求項14】 請求項12記載の送信装置と請求項1
3記載の受信装置とを備えた無線通信システム。
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