JP2000222587A - 直交変換―ドメインブロックマッチングを用いる動き推定 - Google Patents

直交変換―ドメインブロックマッチングを用いる動き推定

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JP2000222587A
JP2000222587A JP2000016921A JP2000016921A JP2000222587A JP 2000222587 A JP2000222587 A JP 2000222587A JP 2000016921 A JP2000016921 A JP 2000016921A JP 2000016921 A JP2000016921 A JP 2000016921A JP 2000222587 A JP2000222587 A JP 2000222587A
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Daniel Q Zhu
キュー. ズ ダニエル
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】1つのビデオイメージフレーム内の動作ブロッ
クを、別のビデオイメージフレーム内のマッチングブロ
ックとマッチさせる。 【解決手段】複数のアダマール変換プロセッサにより、
動作ブロックおよび他のビデオイメージフレームからの
複数のトライアルマッチングブロックを変換する。次
に、変換された動作ブロックと比較され、最小の差分を
有する変換マッチングブロックが判定され、これに対応
するマッチングブロックが、動作ブロックについてのマ
ッチングブロックとして選択される。あるアプリケーシ
ョンでは、1つのフレーム内の比較的大きな動作ブロッ
クを、他のフレーム内の対応する大きなマッチングブロ
ックにマッチさせて、両ブロックとの間の移動変位を判
定し、1つのフレーム内のより小さな動作ブロックが他
のフレーム内のブロックにマッチされる場合に、トライ
アルマッチングブロックの選択を導くために使用され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージブロック
適合方法に関する。本発明は、詳細には、直交変換のド
メイン内で動作する2つのイメージ間で、画素のブロッ
クをマッチングする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】動き推定は基礎的なタイプのデジタルビ
デオ処理である。動き推定は、多くのデジタルビデオア
プリケーションにおいて、例えば、ビデオコーディング
(videocoding)、動き補償型ビデオ規格変換(motion com
pensated video standards conversion)および機械視覚
(machine vision)において見受けられ得る。ビデオコー
ディングの文脈における動作情報は、信号エントロピー
を低減するのに有用であるので、圧縮されたビデオ信号
は帯域幅が制限されたチャネルを介して伝送され得る。
ビデオ規格変換の文脈における動作情報は、動作パス(m
otion path)に沿って信号を補間することにより、変換
器が失われたデータを回復するのを空間的および/また
は時間的に助ける。動作情報は、機械視覚アプリケーシ
ョンにおいて有用であり、ロボットがさまざまな処理ス
テップを介してワークピース(workpiece)を発見または
追尾するのを可能にする。これらの例の各々において、
動き推定は、通常、画素−ドメインブロックマッチング
(BM)技術を用い、マッチング基準(matching criter
ion)は、現在のフレーム内の動作ブロックと検索フレー
ム内のトライアルマッチングブロック(trial matching
block)との間の最小平均二乗誤差(MSE)である。最
小MSEは、より費用効率の高いハードウェアインプリ
メンテーションのために、最小平均絶対値差分(mean ab
solution difference)(MAD)と置き換えられ得る。
【0003】画素−ドメインBM技術は、そのアルゴリ
ズムの単純さのため、および、超大型集積(VSLI)
回路の用いて実行され得るので、これらのアプリケーシ
ョンにより適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら既存の
BM技術は画素−ドメイン比較に基づき、かつ、最良の
マッチは最小エラーインデックス(MAD/MSE)に
基づいて判定されるので、これら既存のBM技術は最適
未満の結果を提供し得る。画素−ドメインMSE(また
は相互相関(cross-correlation))寸法は人によって認
知されるイメージビジュアルエラーと完全に一致しない
ということが、一般的に了解されている。結果的に、動
き推定において現在用いられている誤差寸法は、さらな
る改変を要求する。換言すると、マッチングプロセスの
間、人間の視覚システムの特性を考慮する必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による、第1およ
び第2のイメージを表す画素データを処理して、第1の
イメージ内の画素値からなる動作ブロックに対応する第
2のイメージ内の画素値のマッチングブロックを識別す
る方法は、所定の直交変換動作を用いて画素値からなる
動作ブロックを変換して、変換された動作ブロックを生
成するステップと、第2のイメージから複数のトライア
ルマッチングブロックを選択するステップと、所定の直
交変換動作を用いてトライアルマッチングブロックの各
々を変換して、対応する複数の変換されたマッチングブ
ロックを生成するステップと、変換された動作ブロック
とそれぞれの複数の変換されたマッチングブロックとの
間の差分の複数の寸法を生成するステップと、差分の複
数の寸法のうちの最小寸法である差分の寸法を有する変
換されたマッチングブロックに対応するトライアルマッ
チングブロックを、マッチングブロックとして選択する
ステップとを含み、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0006】所定の変換動作がアダマール変換動作であ
ってもよい。
【0007】変換された動作ブロックとそれぞれの複数
の変換されたマッチングブロックとの間の差分の複数の
寸法を生成するステップは、変換された動作ブロックと
変換されたマッチングブロックの各々との間の平均二乗
誤差(MSE)を計算するステップを含み、マッチング
ブロックを選択するステップは、他のいずれかの変換さ
れたマッチングブロックのMSEよりも小さなMSEを
有する変換されたマッチングブロックに対応するマッチ
ングブロックを選択してもよい。
【0008】変換された動作ブロックとそれぞれの複数
の変換されたマッチングブロックとの間の差分の複数の
寸法を生成するステップは、変換された動作ブロックと
変換されたマッチングブロックの各々との間の平均絶対
値差分(MAD)を計算するステップを含み、マッチン
グブロックを選択するステップは、他のいずれかの変換
されたマッチングブロックのMADよりも小さなMAD
を有する変換されたマッチングブロックに対応するマッ
チングブロックを選択してもよい。
【0009】動作ブロックは、画素値からなる第1の数
の行、つまりM行の画素値、および、画素値からなる第
2の数の行、つまりN行の画素値、を含み、そして、動
作ブロックを変換するステップは、動作ブロックによっ
て、M×Mアダマールマトリクスを乗算して、M×Nマ
トリクスの値を生成するステップと、N×Nアダマール
マトリクスによって、M×Nマトリクスの値を乗算し
て、N×Mブロックの変換されたイメージ値を生成する
ステップとを含んでもよい。
【0010】第1および第2のイメージは、ビデオ信号
からなる第1および第2の連続するフレームであり、か
つ、第1および第2のイメージの差分はフレーム間動作
に対応し、位置に関して動作ブロックに対応する第2の
フレーム内の基準ブロックを識別するステップと、第2
のフレーム内の、基準ブロックと選択されたマッチング
ブロックとの間の移動変位を判定するステップと、移動
変位から動きベクトルを生成するステップとをさらに含
んでもよい。
【0011】本発明による、第1および第2のイメージ
を表す画素データを処理して、第1のイメージ内の画素
値からなる動作ブロックに対応する第2のイメージ内の
画素値のマッチングブロックを識別する方法は、第1の
イメージ内のM×Nブロックの画素値を選択するステッ
プであって、M×Nブロックの画素値は、画素値からな
る動作ブロックを適切な下位セットとして含む、ステッ
プと、所定の直交変換動作を用いてM×Nブロックの画
素値を変換して、変換されたM×Nブロックの画素値を
生成するステップと、第2のイメージから、複数のトラ
イアルM×Nマッチングブロックを選択するステップ
と、所定の変換動作を用いて複数のトライアルM×Nマ
ッチングブロックの各々を変換して、対応する複数の変
換されたM×Nマッチングブロックを生成するステップ
と、変換されたM×Nマッチングブロックとそれぞれの
複数の変換されたM×Nマッチングブロックの各々との
間の差分の、複数の寸法を生成するステップと、差分の
生成された寸法を比較して、差分の最小寸法を識別し、
そして、いずれの変換されたM×Nマッチングブロック
が差分の最小寸法に対応するかを判定するステップと、
M×Nブロックと選択されたM×Nマッチングブロック
との間の移動変位を判定するステップと、所定の直交変
換動作を用いて画素値からなる動作ブロックを変換し
て、変換された動作ブロックを生成するステップと、第
2のイメージから複数のトライアルマッチングブロック
を選択するステップであって、選択されたトライアルマ
ッチングブロックは、判定された移動変位によって動作
ブロックからずらされたトライアルマッチングブロック
の周りに密集させられる、ステップと、所定の直交変換
動作を用いて、画素値からなるトライアルマッチングブ
ロックの各々を変換して、対応する複数の変換されたマ
ッチングブロックを生成するステップと、変換された動
作ブロックとそれぞれの複数の変換されたマッチングブ
ロックの各々との間の差分の複数の寸法を生成するステ
ップと、複数の差分の寸法のうちの他の差分の寸法のい
ずれよりも小さな差分の寸法を有する変換されたマッチ
ングブロックに対応するトライアルマッチングブロック
を、マッチングブロックとして選択するステップとを含
み、そのことにより上記目的が達成される。
【0012】本発明による、第1および第2のイメージ
を表す画素データを処理して、第1のイメージ内の画素
値からなる動作ブロックに対応する第2のイメージ内の
画素値のマッチングブロックを識別する装置は、所定の
直交変換動作を用いて画素値からなる動作ブロックを変
換して、変換された動作ブロックを生成する変換プロセ
ッサと、第2のイメージから、それぞれの複数のトライ
アルマッチングブロックを選択して、そして、所定の直
交変換動作を用いて、画素値のそれぞれのトライアルマ
ッチングブロックを変換して、対応する複数の変換され
たマッチングブロックを生成する、複数のさらなる変換
プロセッサと、変換された動作ブロックとそれぞれの複
数の変換されたマッチングブロックとの間の差分の、複
数の寸法を生成し、そして、差分の寸法のうちの1つを
差分の最小寸法として識別するコンパレータであって、
差分の最小寸法を有する変換されたマッチングブロック
に対応するトライアルマッチングブロックは、画素値の
動作ブロックに対応する画素値のマッチングブロックと
して識別される、コンパレータとを含み、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0013】変換プロセッサおよび複数の変換プロセッ
サの各々は、アダマール変換プロセッサであってもよ
い。
【0014】コンパレータは、変換された動作ブロック
と変換されたマッチングブロックとの間の平均二乗誤差
(MSE)を計算する手段と、他の変換されたブロック
のMSEよりも小さなMSEを有する変換されたマッチ
ングブロックに対応するトライアルマッチングブロック
を、画素値のマッチングブロックとして選択する手段と
を含んでもよい。
【0015】コンパレータは、変換された動作ブロック
と変換されたマッチングブロックとの間の平均絶対値差
分(MAD)を計算する手段と、他の変換されたブロッ
クのMADよりも小さなMADを有する変換されたマッ
チングブロックに対応するトライアルマッチングブロッ
クを、画素値のマッチングブロックとして選択する手段
とを含んでもよい。
【0016】第1および第2のイメージは、ビデオ信号
からなる第1および第2の連続するフレームであり、か
つ、第1および第2のイメージの差分はフレーム間動作
に対応し、位置に関して動作ブロックに対応する第2の
フレーム内の基準ブロックを識別する手段と、第2のフ
レーム内の、基準ブロックと選択されたマッチングブロ
ックとの間の移動変位を判定する手段と、移動変位から
動きベクトルを生成する手段とをさらに含んでもよい。
【0017】コンピュータプログラムを含むキャリヤで
あって、コンピュータプログラムは、コンピュータに以
下のステップを実行させる複数の命令を含み、以下のス
テップは、第1のイメージから画素の動作ブロックを識
別するステップと、所定の直交変換動作を用いて画素値
の動作ブロックを変換して、変換された動作ブロックを
生成するステップと、第2のイメージから複数のトライ
アルマッチングブロックを選択するステップと、所定の
直交変換動作を用いて画素値のトライアルマッチングブ
ロックの各々を変換して、対応する複数の変換されたマ
ッチングブロックを生成するステップと、変換された動
作ブロックとそれぞれの複数の変換されたマッチングブ
ロックとの間の差分の、複数の寸法を生成するステップ
と、複数の差分の寸法のうちの他の差分の寸法のいずれ
よりも小さな差分の寸法を有する変換されたマッチング
ブロックに対応するトライアルマッチングブロックを、
マッチングブロックとして選択するステップとを含み、
そのことにより上記目的が達成される。
【0018】本発明は、人間の視覚特性を考慮に入れた
動き推定技術において実施される。このスキームは、変
換−ドメインブロックマッチング技術を用いて、画素−
ドメインブロックマッチング技術を用いて達成され得る
よりも正確な動きベクトルを達成する。
【0019】本発明のある局面によると、動き推定方法
は、動作ブロック上、および、全てのトライアルマッチ
ングブロック上で変換動作を実行する。次に、この動き
推定方法は、変換された動作ブロックを、変換されたト
ライアルマッチングブロックの各々と比較し、そして、
変換ドメイン内の動作ブロックとの最小の差分を示すト
ライアルマッチングブロックをマッチングブロックとし
て選択する。
【0020】本発明の別の局面によると、変換動作はア
ダマール変換動作である。
【0021】本発明の別の局面によると、上記方法は、
変換された動作ブロックと変換されたトライアルマッチ
ングブロックの各々との間の平均二乗誤差(MSE)を
計算し、そして、最小MSEを有する変換されたトライ
アルマッチングブロックをマッチングブロックとして選
択する。
【0022】本発明の別の局面によると、上記方法は、
変換された動作ブロックと変換されたトライアルマッチ
ングブロックの各々との間の平均絶対値差分(MAD)
を計算し、そして、最小MADを有する変換されたトラ
イアルマッチングブロックをマッチングブロックとして
選択する。
【0023】本発明の更に別の局面によると、上記方法
は、動作ブロックのサイズを変えることを可能にする。
【0024】
【発明の実施の形態】動き推定技術は、ビデオ解析、コ
ーディング、および規格変換において幅広く使用され
る。ビデオコーディングにおいて、イメージエントロピ
ーを低減するために動作情報が使用され、それにより、
イメージを伝送または格納するのに必要なビットの数を
低減する。ビデオ規格変換アプリケーションにおいて、
失われた画素の補間を助けるために、動作情報がしばし
ば用いられる。機械視覚において、イメージの、解析す
る必要のある部分を制限するために、動き推定が使用さ
れ得る。全ての場合で、コード化されたまたは変換され
たイメージは、動き推定の正確さに直接リンクされる。
たとえ現実世界であっても、カメラによって捕捉される
観察可能なデータは、イメージ強度であり、イメージ動
作ではない。オブジェクトおよび観察者の相対的な移動
による、イメージシーケンス内の強度パターンの、知覚
された一時的な移動変位は、イメージ解析における重要
な局面であり、オプティカルフローと呼ばれる。オプテ
ィカルフローは、移動するオブジェクトの空間構成およ
び構造に関する情報を提供する。したがって、特に機械
視覚および規格変換アプリケーションにおいて、イメー
ジシーケンス内のオプティカルフローを推定することに
より、真の動作をモデリングするのが望ましい。
【0025】ブロック型の動き推定技術および動き補償
技術は、ビデオコーディングおよび規格変換のための最
もポピュラーなアプローチに含まれる。ある例示的なブ
ロック型動き推定および補償技術は、DERIVATI
ON AND USE OFMOTION VECTO
R IN A DIFFERENTIAL PULSE
CODE MODULATION SYSTEMとい
うタイトルの、米国特許第5,198,091号に記載
されている。ブロック型動き推定技術に関する教示につ
いて、この文献を本明細書中参考として援用する。H.
261およびMPEG1−2等のデジタルビデオ圧縮の
国際規格では、ブロック型動き推定が採用されてきた。
しかし、これらの規格は、具体的な動き推定方法を特定
していない。ブロック型動き推定はまた、規格変換およ
び機械視覚のための動き補償型フィルタリング(補間)
を含む、複数の他のデジタルビデオアプリケーションに
おいて幅広く使用される。
【0026】ブロック動作モデルは、ビデオイメージが
移動するブロックを含むと仮定している。計算の複雑さ
を低減するために、単純な2−D平行運動の動作がしば
しば仮定される。多くの他のブロック型動き推定アルゴ
リズムのうち、ブロックマッチングは、ハードウェアの
複雑さがより少ないので、実際の動き推定を実現するた
めの、最もポピュラーな方法であると考えられ得る。そ
の結果、VLSIにおいて幅広く使用され、そして、ほ
とんど全てのH.261およびMPEG1−2符復号器
が、動き推定のためにブロックマッチングを使用する。
これらのブロックマッチング技術の多くが、画素ドメイ
ン検索プロシージャを用いて、所定の動作ブロックにつ
いての、最良の動きベクトル推定値(estimate)を識別す
る。
【0027】基本ブロックマッチングアルゴリズムを図
1に示す。ここで、現在のフレーム(基準フレーム)1
00内の画素x(u1,v1)についての移動変位は、
(u1,v1)を中心として配置されたN1×N2動作ブロ
ック102を考慮し、そして、同じサイズの、最適マッ
チングブロック110のロケーションについて、次/前
のフレーム(検索フレーム)104を検索することによ
り、最適マッチングブロックが一旦発見されると、検索
イメージ内の同じ位置を占めるブロック108と相対的
に決定される。検索は通常、計算上の理由から、N1
2M1×N2+2M2領域(検索ウィンドウ)106に制
限される。ブロックマッチングアルゴリズムは、以下の
局面の点で異なり得る。その局面とは、マッチング基準
(matching criteria)(例えば、最小交差相関、最小M
SE、最小MAD)、検索ストラテジー(例えば、3ス
テップ高速検索)、またはブロックサイズの判定(例え
ば、階層的(hierarchical))である。
【0028】複数のトライアルマッチングブロックのう
ちから最適マッチングブロックを見つけるのに使用され
るマッチング基準に焦点をあてる。
【0029】通常、マッチング基準は、最大交差相関お
よび最小MSE等の画素ドメインエラーインデックス寸
法に基づく。ブロックマッチングにおける計算上の要件
を減らすために、最小の平均絶対値差分(MAD)また
は最大マッチング画素カウント(MPC)は、性能を妥
協することを犠牲にして、MSEまたはMADを置換し
得る。最小MSE基準において、MSEは式(1)によ
り定義される。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、
【0032】
【数2】
【0033】は、1組の候補動きベクトル(d1,d2
について、N1×N2ブロックを示す。動きベクトルの推
定値を(d1,d2)の値とすると、式(2)に示すよう
に、MSEは最小になる。
【0034】
【数3】
【0035】ハードウェアにおける平方動作(square op
eration)を効率的に実現するのは困難であるので、式
(3)によって定義され得る最小MAD基準がMSE基
準の代わりに用いられ得る。
【0036】
【数4】
【0037】次に移動変位推定値が式(4)により与え
られる。
【0038】
【数5】
【0039】2フレーム間の差分がフレーム間動作を表
す場合、移動変位は、現在のフレームと検索フレームと
の間で、例えばxおよびy座標軸に沿って、動作ブロッ
クの所定の画素の移動変位を表す命令された対の値とし
て、動きベクトルへと直接変え得る。
【0040】実世界のビデオアプリケーションにおい
て、動き推定スキームの正確度は、どのマッチング基準
が使用されるかに関わらず、観察者によって最終的に判
断される。画素ドメインエラー寸法(例えばMSE、M
AD)は、人間の目によって知覚されるようなイメージ
ビジュアルエラーと完全に矛盾しないわけではないと一
般に理解されている。結果的に、動き推定において現在
使用されているエラー寸法は、人間の視覚システムの特
性を提供するように、さらなる改変を要求する。本発明
は、画素ドメイン内でなく、変換(シーケンス/周波
数)ドメインにおいてブロックマッチングを行うことに
よりこれらの特性を考慮する。知覚されたイメージブロ
ックエラーは、より高い空間周波数成分におけるよりも
むしろ、より低い空間周波数成分において発生した場合
には、より目立つので、シーケンス/周波数ドメイン変
換の使用により、より効果的なブロックマッチングが提
供され得る。通常の画素型ブロックマッチング技術は、
画素ドメイン内のみで動作するので、マッチングの間
に、全ての画素を等しく取り扱う。
【0041】本発明の方法は、まず動作ブロックおよび
トライアルマッチングブロックを直交ドメインに変換
し、次に、例えばMSE/MADマッチング基準を用い
て、係数対係数の比較を行う。従来の画素ドメインブロ
ックマッチングではなく、変換ドメインブロックマッチ
ングを用いることには、複数の利点がある。 (1)より低いオーダーの変換成分は、人間の知覚と一
致するマッチングの結果に影響を及ぼしやすい。 (2)変換ドメインにおける有効ノイズ電力(effective
noise power)が低減される。 (3)イメージが平行運動的な動作(transnational mot
ion)を示すという仮定が覆された場合、動き推定エラー
は、画素ドメインブロックマッチング技術の動き推定エ
ラーよりも小さい。
【0042】イメージブロックをシーケンス/周波数ド
メインに変更し得る、多くの変換がある。フーリエ変換
(FT)、離散コサイン変換(DCT)、およびアダマ
ール変換(HT)は、3つの代表的な方法である。FT
は複素変換であり、DCT動作は実数変換であるので、
ハードウェアインプリメンテーションにおける比較的高
いコストのために、それらは考慮しない。HTは、その
純粋な+1および−1変換カーネルならびに高速変換ア
ルゴリズムの存在のために、上記タスクにより適してい
る。したがって、HT処理の実現には、FTまたはDC
T処理を実現するよりも、より少ないハードウェア論理
で済む。アダマール変換について本発明を説明するが、
本発明は、任意の周波数/シーケンスドメイン変換、ま
たは、信号エネルギが比較的少ない数の成分に圧縮され
る他の直交変換で実施され得ることが想定されている。
さらに、本発明は、変換されたブロックの最小平均絶対
値差分(MAD)を用いて、最適マッチングブロックを
識別するように説明されるが、最大交差相関、最小MS
E、または最大マッチング画素カウント(MPC)等の
他のマッチング寸法が使用され得る。
【0043】アダマールマトリクス、H=(hij)、
は次元n×nの二乗マトリクスとして規定される。ここ
で、 i. 全てのエントリは、±1である。 ii. 任意の2つの別個の行は直交している。つま
り、
【0044】
【数6】
【0045】iii.アダマールマトリクスの順序は、
1、2、4、8、16、...4mであり、ここで、m
=1、2、...である。
【0046】一般性を失うことなく、変換のために通常
使用されるアダマールマトリクスのサブセット、つま
り、ランク2nのシルベスター−アダマールマトリクス
について考える。その機能的な形態は、式(5)によっ
て規定される。
【0047】
【数7】
【0048】ここで、
【0049】
【数8】
【0050】はノネカー積(Knonecker pr
oduct)を示し、かつ、
【0051】
【数9】
【0052】である。したがって、
【0053】
【数10】
【0054】かつ、
【0055】
【数11】
【0056】である。
【0057】2−D二乗アダマール変換は、式(6)に
よって規定される。
【0058】
【数12】
【0059】ここで、HmおよびHnは、それぞれN1×
1(2m×2m)アダマールマトリクスおよびN2×N2
(2n×2n)アダマールマトリクスである。マトリクス
fN12は、N1×N2の次元を有するイメージデータマ
トリクスである。(注:アダマールマトリクスの第3の
特性(third property)と一致する順序で、イメージデー
タマトリクスをアダマール変換することも可能であ
る。) 従来の画素ドメインBMのように、アダマール変換ドメ
インBMは、N1×N2動作ブロックが(u1,v1)を中
心として配置されているとし、かつ、同じサイズの最適
マッチングブロックのロケーションについて次の(また
は前の)フレーム(検索フレーム)を検索することによ
り、現在のフレーム(基準フレーム)内の画素f
(u1,v1)についての移動変位を判定する。検索は、
また、N1+2M1×N2+2M2領域に制限される。基準
フレームおよび検索フレーム内のブロックは、両方と
も、式(7)および(8)に規定されるように、個々に
アダマール変換が行われる。
【0060】
【数13】
【0061】ここで、RはN1×N2のサイズを有する画
素のブロックを示す。
【0062】式(9)に基づいて変換ドメインブロック
差分を計算するためにMAD基準が使用され得る。
【0063】
【数14】
【0064】次に、移動変位推定が、式(10)によっ
て計算され得る。
【0065】
【数15】
【0066】BMについてのマッチング基準は変化する
が、提案された変換ドメインBM(TBM)は、BMア
ルゴリズムファミリーの他の変形例と共に使用し得る。
例えば、TBMは、階層動き推定アルゴリズムにおいて
使用され得る。このアルゴリズムでは、まず、間引かれ
た低解像度のバージョンの現在の画像および検索画像、
および、これらのイメージについて判定されたマッチを
用いて検索を行って、連続的により高い解像度の画像に
ついての検索の精度を上げることにより、マッチングブ
ロックを識別する。あるいは、粗い動きベクトルを見つ
けるために、イメージのフィルタリングおよび間引きを
行うよりも、より大きいブロックサイズの、対応するよ
り高いオーダーのアダマールマトリクスが使用され得、
粗い動きベクトルを1つ以上の精密な動きベクトルに変
換するために、ブロックサイズおよびマトリクスサイズ
が連続的に減少され得る。
【0067】この技術は、J. N. Kimおよび
T. S. Choiの「A Fast Three−
Step Search Algorithm Wit
h Minimum Checking Point
Using UnimodalError Surfa
ce Assumption」(IEEE Tran
s. on Consumer Electronic
s, Aug. 1998, pp 638−648)
という題の文献に開示された3ステップ検索方法等の高
速検索動き推定アルゴリズムで使用され得る。高速検索
動き推定アルゴリズムに関する教示について、この文献
を本明細書中参考として援用する。これらの高速検索技
術を用いて、この技術の各ステップが実行される前に、
現在のフレームからの動作ブロックおよび検索フレーム
からの各トライアルマッチングブロックは変換され得
る。さらに、TBM技術は、イメージの空間周波数コン
テンツに対して、より感度がよいので、回転またはズー
ム等の非平行運動を示すイメージシーケンスに適用可能
である。
【0068】図2は、本発明による、変換ブロックマッ
チングアルゴリズムの実行に使用するのに適した回路の
ブロック図である。図2に示す回路は、現在のフレーム
210からの動作ブロックを、次のフレーム212から
のマッチングブロックへとマッピングする。ブロックマ
ッチングプロセッサ200は、マイクロプロセッサ22
6の制御下で現在のフレーム210からの動作ブロック
を選択するアダマール変換プロセッサ214を含む。
【0069】ブロックマッチングプロセッサ200はま
た、マイクロプロセッサ226の制御下で、次のフレー
ムメモリ212からトライアルマッチングブロックを選
択する、複数のアダマール変換プロセッサ216、21
8、220、および222を含む。マイクロプロセッサ
226は、アダマール変換プロセッサ214〜222を
制御して、全検索アルゴリズムまたは高速検索アルゴリ
ズムに基づいて、現在のフレーム210および次のフレ
ーム212からブロックを選択する。ブロックマッチン
グプロセッサ200が、階層ブロックマッチング技術を
用いるシステムにおいて使用される場合、現在のフレー
ムおよび次のフレームから取ってきた画素のブロックの
サイズは、X方向およびY方向のうちのいずれか一方
向、もしくは、両方向に変化し得、そして、式(7)お
よび(8)を参照して上で説明したように、対応するア
ダマール変換が、取ってきた画素のブロックに適用され
得る。
【0070】変換プロセッサ214〜222によって提
供された画素データの変換されたブロックは、予測ブロ
ック決定プロセッサ224に与えられる。プロセッサ2
24は、例えば、最小MAD基準を、上で式(9)およ
び(10)を参照して説明したように、さまざまな変換
された画素値のブロックに与えて、変換された動作ブロ
ックに対して最小平均二乗絶対値差分を有する変換され
た検索ブロックを選択し得る。
【0071】予測ブロック決定プロセッサ224はま
た、マイクロプロセッサ226からブロック識別信号を
受け取るように結合される。式(10)の基準を満たす
検索ブロックを識別すると、予測ブロック決定プロセッ
サ224によって、動作ブロックとこの検索ブロックと
の間の移動変位が計算され得る。この移動変位は、予測
ブロック決定プロセッサ224によって提供される出力
信号である動きベクトルとして表される。
【0072】図3は、別のブロックマッチングプロセッ
サ200’のブロック図である。このプロセッサは、前
のフレーム310および次のフレーム212の両方にお
いてマッチングブロックを検索することにより、図2に
示すブロックマッチングプロセッサ200を延長する。
図3に示すように、例示的なブロックマッチングプロセ
ッサ200’は、マイクロプロセッサ226’によって
制御されて、前のフレーム310からトライアルマッチ
ングブロックを取って来て、そして、これらのブロック
が予測ブロック決定プロセッサ224’に与えられる前
に変換する、アダマール変換プロセッサ312、31
4、316、および318を含む。図3に示した回路の
残りの部分は、図2に示したものと同じであり、その説
明は省略する。ブロック決定プロセッサ224’は、現
在のフレーム210からの変換された動作ブロックと、
前のフレーム310または次のフレーム212から提供
された、変換されたブロックのいずれかとの間の最小絶
対値差分を計算する。
【0073】図3に示す例示的な実施形態は、次のフレ
ームおよび前のフレームからのトライアルマッチングブ
ロックを並行して処理する。図4は、次のフレームおよ
び前のフレームからのトライアルマッチングブロックが
3つの連続するステップで処理される、本発明の別の実
施形態を示す。図4に示すシステムは、次のフレーム2
12および前のフレーム310からのトライアルマッチ
ングブロックを受け取るように結合されたマルチプレク
サ/ブロック平均プロセッサ410を含む。プロセッサ
410はまた、マイクロプロセッサ226”からの制御
信号を受け取るように結合される。ブロックマッチング
プロセッサ200”は、以下のように動作する。第1の
インターバルにおいて、現在のフレーム210からの動
作ブロックが、アダマール変換プロセッサ214に与え
られ、次に、予測ブロック決定プロセッサ224”に与
えられる。また、このインターバルにおいて、前のフレ
ームからのトライアルマッチングブロックは、マルチプ
レクサ/ブロック平均プロセッサ410を介して、アダ
マール変換プロセッサ216、218、220、および
222それぞれに与えられて、予測ブロック決定プロセ
ッサ224”に与えられる変換されたトライアルマッチ
ングブロックを生成する。
【0074】この第1のインターバルの間に、予測ブロ
ック決定プロセッサ224”は、変換された動作ブロッ
クに対して最小平均絶対値差分を有する、前のフレーム
から変換されたマッチングブロックを選択する。
【0075】第2のタイムインターバルの間に、変換さ
れた動作ブロックが依然予測ブロック決定プロセッサ2
24”に与えられる一方、マイクロプロセッサ226”
は、マルチプレクサ/ブロック平均プロセッサ410を
切り換えて、次のフレーム212からのトライアルマッ
チングブロックを提供する。この第2のタイムインター
バルの間に、次のフレームからのマッチングブロック
は、アダマール変換プロセッサ216、218、22
0、および222によって変換されて、変換されたマッ
チングブロックを生成して、これを予測ブロック決定プ
ロセッサ224”に与える。この第2のタイムインター
バルにおいて、予測ブロック決定プロセッサ224”
は、変換されたマッチングブロックの各々と変換された
動作ブロックとの間の平均絶対値差分に基づいて、次の
フレームからのマッチングブロックのうちの1つを選択
する。
【0076】第3のタイムインターバルにおいて、予測
ブロック決定プロセッサ224”は、マイクロプロセッ
サ226”に、次のフレーム212および前のフレーム
310から選択されたマッチングブロックを知らせる。
マルチプレクサ/ブロック平均プロセッサ410は、次
に、次のフレームおよび前のフレームからの選択された
ブロックを平均化し、そして、平均化されたブロック
を、アダマール変換プロセッサの1つ、例えばプロセッ
サ216、に提供する。この変換ブロックは、予測ブロ
ック決定プロセッサ224”に与えられる。この予測ブ
ロック決定プロセッサ224”が、第3のタイムインタ
ーバルの間に、アダマール変換プロセッサ214によっ
て提供される変換された動作ブロックと、変換プロセッ
サ216によって提供される変換された平均ブロックと
の間の平均絶対値差分を計算する。
【0077】予測ブロック決定プロセッサ224”は、
次に、変換され、平均化されたブロックについての平均
絶対値差分を、次のフレーム212および前のフレーム
310からの変換され、選択されたブロックについての
平均絶対値差分と比較する。最小平均絶対値差分を有す
るブロックは、ブロックマッチングプロセッサ200”
によって与えられる動きベクトルを判定する。変換さ
れ、平均化されたブロックについての平均絶対値差分
を、次のフレームおよび前のフレームからのマッチング
ブロックの平均絶対値差分と比較する際、予測ブロック
決定プロセッサ224”は、次および前のフレームから
のMAD値を格納し得るか、または、変換された平均ブ
ロックを受け取るのと同時に、次および前のフレームか
らの変換されたマッチングブロックを受け取り得る。こ
の例において、変換されたマッチングブロックは、マル
チプレクサ/ブロック平均回路410によって、アダマ
ール変換プロセッサ216、218、220、および2
22のいずれか、例えばプロセッサ218および22
0、にそれぞれルーティングされる。
【0078】図4に示す回路は、例えば、MPEG−2
エンコーダ等のトランスコーティングプロセッサにおい
て使用され、この回路は、順方向予測または逆方向予測
動き補償型符合化技術を用いる。
【0079】図2、図3、および図4に示す例示的なブ
ロックマッチングプロセッサを、次のフレームおよび/
または前のフレームからの4つのトライアルマッチング
ブロックを提供して、現在のフレームからの動作ブロッ
クと比較するように示す。これらの図面は単なる例示的
なものにすぎない。例えば、全検索動き推定技術を用い
て、256個ものトライアルマッチングブロックが、前
のフレームおよび次のフレームから提供され得る。上で
参照した文献で説明されているような、高速検索プロセ
スのために、次のフレームおよび前のフレームの各々
は、3ステッププロセスの各ステップにおいて、8つの
動作ブロックを提供し得る。
【0080】図5は、本発明の実施形態を含むように調
節され、例えばMPEG−2規格に基づいて符合化され
たビデオ信号を生成し得る、従来の動き調節型ビデオエ
ンコーダ回路のブロック図である。図5に示すシステム
において、入力ビデオ信号は、動き補償プロセッサ20
0”に結合されたフレームメモリ212’に与えられ
る。動き補償プロセッサは、フレームメモリにアクセス
して、次のフレームからトライアルマッチングブロック
を得る。本発明の例示的な実施形態におけるフレームメ
モリ212’はまた、フレーム遅延210’に結合され
る。フレームメモリ212’がビデオ情報の1つのフレ
ームを保持する間に、直前のフレームが、フレーム遅延
210’を介して、復号化回路に提供される。フレーム
遅延210’によって提供された出力信号は、動き補償
プロセッサ200”に結合された現在のビデオフレーム
であり、図4を参照して上で説明した動作ブロックを提
供する。動き補償プロセッサ200”はまた、フレーム
遅延310’に結合されて、前のイメージフレームから
トライアルマッチングブロックを受け取る。
【0081】一般的な言葉で言うと、図5に示すエンコ
ーダは、動き補償型プロセッサ200”によって提供さ
れた動き補償型ビデオデータから、フレーム遅延21
0’によって提供された、現在のビデオ情報を減算する
ことにより得られた差分画素値を符号化することにより
動作する。
【0082】本発明の例示的な実施形態において、プロ
セッサ210”によって提供された動き補償型ビデオデ
ータが、減算器510によって現在のビデオデータから
減算される。得られた差分信号は、DCTプロセッサ5
12において、離散コサイン変換(DCT)プロセスが
行われる。プロセッサ512によって提供された変換さ
れた差分信号は、量子化回路514に与えられる。下で
説明するように、DCT符号化された差分信号の量子化
解像度は、バッファ制御プロセッサ526に応答して、
制御される。量子化プロセッサ514の出力信号は、動
き補償プロセッサ200”によって提供された動きベク
トルも受け取る可変長コード化器522に与えられる。
可変長コード化器522は、エントロピーコーディング
を、量子化され、変換された差分コード値、および、動
きベクトルに与えられて、符号化された出力ビデオスト
リームを生成する。符号化されたビデオストリームは、
ビットレートが低減された、トランスポートチャネルの
出力ポートに符号化されたビデオ信号を提供する、先入
れ先出し(FIFO)バッファ524に与えられる。
【0083】ビデオイメージ内の動きの詳細および量に
基づいて、FIFOバッファ524に提供されたビデオ
データは、トランスポートチャネルによってサポートさ
れ得るよりも、より高いレートであり得る。トランスポ
ートチャネル限界に近づくと、FIFOバッファ524
は、バッファ制御回路526に信号を送って、量子化器
514によって与えられた量子化解像度を減少させて、
符号化されたビデオ信号を表すのに用いられるデータの
ボリュームを減少させる。バッファ制御回路526のた
めに、図5に示す符号化プロセッサは、異なるレベルの
詳細および動きを有するイメージシーケンスを、均一な
ビットレートのビデオ信号に、依存的に符号化すること
ができる。
【0084】フレーム遅延回路310’によって提供さ
れたビデオデータの前のフレームは、符号化されたビデ
オ信号から再生成される。本発明の例示的な実施形態に
おいて、逆量子化回路516は、量子化器514によっ
て実行される量子化動作を逆転させ、そして、逆量子化
された、変換された、差分的にコード化されたビデオ信
号を、逆離散コサイン変換プロセッサ518に与える。
プロセッサ518は、プロセッサ512によって実行さ
れるDCT動作を逆転して、復号化された差分ビデオ信
号を合算回路520に提供する。合算回路520は、動
き補償されたビデオデータを復号化された差分ビデオ信
号に与えることにより、現在のフレームからのデータを
再構築する。再構築されたデータは、現在のフレームデ
ータを1フレーム間隔分遅延させるフレーム遅延回路3
10’に与えられて、前のフレームビデオデータを動き
補償プロセッサ200”に提供する。
【0085】図6は、本発明の例示的な実施形態に基づ
いて動きベクトルフィールドを生成するために使用され
得る、高度な並行プロセッサシステムのブロック図であ
る。このプロセッサシステムは、NH時間NVプロセッ
サP0,0〜PNv-1Nh-1を含む。したがって、プロセッ
サシステムは、イメージの各ブロック毎に1つのプロセ
ッサを有し、ここで、イメージは、NH水平ブロック×
NV垂直ブロックまたはNH倍のNVブロックを含む。
【0086】図6に示すように、現在のフィールドに対
応する入力サンプルFk、前のフィールドにおける入力
サンプルFk1、次のフィールドにおける入力サンプル
k+1は、入力/出力(I/O)プロセッサ612に与
えられる。このプロセッサは、制御プロセッサ610の
制御下で、これらのサンプルをマルチポートメモリ61
4に格納する。メモリ614は、例えば、複数のプロセ
ッサP0,Nv-1Nh-1の各々と共存するそれぞれに異な
る部分を有する分散型メモリであり得る。コントローラ
610および複数のプロセッサP0,Nv-1Nh-1は、図
2、図3、および図4を参照して上で説明した方法に基
づいて動作して、2つまたは3つのイメージフィールド
を表すサンプルから、現在のイメージについての動きベ
クトルフィールドを表すサンプルを生成する。
【0087】I/Oプロセッサ612を、3フレームの
データを受け取るように示すが、安定状態の動作では、
データの1つの新たなフレームのみが所定の時間にプロ
セッサ612に与えられてもよい。前に格納されたフレ
ームのうちの2つが、フレームFkに対応する格納され
たデータが、フレームFk+1を表すデータとなり、か
つ、フレームFk-1に対応する格納されたデータが、フ
レームFkを表すデータとなるように、単に再設計され
てもよい。本発明の例示的な実施形態において、各プロ
セッサ、例えばP0,0は、メモリ614の1つのポート
を介して、フレームFkからの画素データのそれぞれ異
なる動作ブロックを得る。プロセッサはまた、メモリポ
ートを介して、フレームFk-1およびフレームFk+1から
トライアルマッチングブロックを得る。
【0088】各プロセッサP0,0〜PNv-1Nh-1は、図
7に示すフローチャートに基づいて動作する。フローチ
ャートの第1のステップであるステップ710は、フレ
ームFkから動作ブロックを取って来て、アダマール変
換を与える。ステップ712は、フレームFk-1および
適宜フレームFk+1から、トライアルマッチングブロッ
クを取って来る。さらに、ステップ712は、可変MI
NMADを大きな値に初期化する。次に、ステップ71
4は、トライアルマッチングブロックの1つを選択し
て、そして、アダマール変換を選択されたブロックに与
える。この動作は、式(8)を参照して上で説明した。
ステップ714はまた、選択された、変換されたマッチ
ングブロックと変換された動作ブロックとの間の平均絶
対値差分(MAD)を計算する。平均絶対値差分の計算
は、式(9)を参照して上で説明した。ステップ716
において、ステップ714において計算されたMADの
値は、MINMADと比較される。MADがMINMA
Dよりも小さい場合、ステップ718が実行され、MA
Dの値を可変MINMADに割り付けて、そして、ステ
ップ714において可変MINMATCHへと処理され
たブロックのブロック識別子(BLOCK ID)を記
録する。ステップ720において、プロセッサは、いく
つかより多くのマッチングブロックを処理する必要があ
るかどうかを判定する。必要がある場合には、制御はス
テップ714に戻って、次のマッチングブロックを選択
する。他のマッチングブロックが処理されない場合に
は、ステップ722が実行されて、式(10)を参照し
て上で説明したように、ブロックMINMATCHにつ
いての動きベクトルを計算する。
【0089】図7に示すフローチャートは、本発明のソ
フトウェアインプリメンテーションを示す。このソフト
ウェアインプリメンテーションは、ディスケット、CD
−ROM、または変調された搬送波等のキャリヤを介し
て搬送される、コンピュータプログラムの形態であり得
る。
【0090】図6に示すプロセッサシステムによって提
供されたこの結果が、フレームFkの各動作ブロックに
ついての動きベクトルを含む動きベクトルフィールドで
ある。式(7)および(8)を参照して上で説明したよ
うに、アダマールマトリクス、つまり、基準ブロックお
よび検索ブロックは、水平および垂直方向の各々に、異
なる数の画素を含み得る。したがって、図6に示すプロ
セッサは、16×16ブロックと同様に、4×4ブロッ
ク上で動作し得る。式(6)によって規定されるアダマ
ール変換動作は、異なるオーダーの2つのアダマールマ
トリクスを用いるので、図6に示すプロセッサはまた、
16×4ブロックまたは8×16ブロック上で動作し得
る。
【0091】図8Aおよび図8Bは、本発明の階層動作
ブロック検索アルゴリズムへの応用を示す。図8Aにお
いて、画素値からなる8×8ブロックを16個含む動作
ブロック140は、32×32アダマールマトリクスを
用いて変換され、そして、前のフレーム104内のマッ
チングブロック150および152もまた、32×32
アダマール変換が行われる。平均絶対値差分は、変換さ
れたブロック150および152の各々について計算さ
れる。ブロック150は、前のフレーム104内に、ブ
ロック140が現在のフレーム100内に有するのと同
じロケーションを有するので、ブロック150とブロッ
ク152との間の移動変位は、ブロック140について
の動きベクトルを規定する。あるいは、動きベクトル
は、32×32ブロックの画素値のローパスフィルタリ
ング、および、フィルタリングされた画素を間引いて、
例えば8×8ブロックの画素値を生成することにより、
32×32ブロックの画素値について計算され得る。3
2×32ブロックの画素値のローパスフィルタリング
は、フィルタリングされたブロックがサブサンプルされ
て8×8ブロックの画素値を生成する場合に、エイリア
シング歪みを低減する働きをする。次に、8×8ブロッ
クの画素値は、アダマール変換を行なわれて、そして同
様のフィルタリングをされ、間引かれ、そして変換され
たトライアルマッチングブロックと比較されて、最適な
マッチを見つける。ローパスフィルタおよび間引き器
は、図示しない。
【0092】図8Aに示すように計算された動きベクト
ルは、MPEG−2規格の下で、4個のマクロブロック
をカバーする。図8Aに開示された方法に追って識別さ
れた動きベクトル160を用いると、単一のマクロブロ
ックについての動きベクトルは、図8Bに示すように生
成され得る。図8Bにおいて、単一のマクロブロック1
70が動作ブロックとして使用される場合、前のフレー
ム104内のマッチングブロックを配置するのに用いら
れる検索領域106’を制限するために、動きベクトル
160が使用され得る。図8Bに示すように、ブロック
172、174、176、178は、トライアルマッチ
ングブロックとして識別され得る。
【0093】このアルゴリズムに基づいて、16×16
アダマール変換マトリクスが、動作ブロック170、な
らびにトライアルマッチングブロック172、174、
176、178の各々に与えられる。次に、変換された
ブロックは、式(9)および(10)を参照して上で説
明した最小平均絶対値差分アルゴリズムを用いて比較さ
れ、検索領域106’内の1つのブロックを動作ブロッ
ク170のマッチングブロックとして選択する。上で説
明したように、画素値の16×16ブロックおよび16
×16アダマール変換を用いる代わりに、アルゴリズム
は、16×16ブロックのフィルタリングおよび間引き
を行って、8×8ブロックを生成し得、そして、8×8
アダマール変換を、動作ブロック、ならびに、1組の、
同様にフィルタリングおよびサブサンプリングされたト
ライアルマッチングブロックの各々に与え得る。
【0094】図8Aおよび図8Bを参照して説明したア
ルゴリズムは、2つの異なるオーダーのアダマール変換
を用いる。図8Aにおいて、オーダー32アダマール変
換が実行される。それに対して、図8Bにおいて、オー
ダー16アダマール変換が実行される。図2〜図5を参
照して上で説明したように、アダマール変換を実行する
のに使用される処理回路は、異なるオーダーのアダマー
ル変換をその処理中に、異なる時間に使用し得る。単一
のシーケンスのイメージが複数のオーダーの変換を使用
し得ることが、さらに想定される。高いオーダーの変換
が、このシーケンスの、イメージからイメージへと著し
く変化しないイメージの大きな領域に使用され得、それ
に対して、より低いオーダーのアダマール変換がより頻
繁に変化するイメージの部分において使用され得る。例
えば、ニュース放送において、バックグラウンドは、比
較的大きなオーダーのアダマール変換を用いて符号化さ
れ得、それに対して、ニュースキャスターの顔は、比較
的低いオーダーのアダマール変換を用いて符号化され
る。
【0095】図8Aおよび図8Bを参照して上で説明し
た動き推定技術において、階層動き推定は、大きなブロ
ックから小さなブロックへと行われる。しかし、階層技
術はまた、小さなブロックから大きなブロックへと進み
得ることが想定される。図9は、例示的な動き推定方法
を示すイメージ図である。ここでは、大きなブロックに
ついての動きベクトルを推測するために、小さなブロッ
クの動きが使用される。図9において、現在のフレーム
100の動作ブロック118は、サブブロック120、
122、124、および126を含む。本発明の例示的
な実施形態において、個々の動きベクトルは、サブブロ
ックの各々について判定される。これを図9の検索フレ
ーム104内に示し、ブロック118’は同じ位置のブ
ロックを表し、動作ブロック118としての検索イメー
ジは現在のイメージ内にある。一旦動きベクトルが判定
されると、動作ブロックのサブブロック120、12
2、および126が、検索イメージ内のブロック130
のサブブロック120’、122’、および126’へ
とマッピングされる。それに対して、サブブロック12
4は、検索ブロック132のサブブロック124’へと
マッピングされる。図1を参照して上で説明した従来の
ブロック動きアルゴリズムでのように、検索領域は、検
索イメージ104の領域106に制限される。動作ブロ
ックのサブブロックのうち、3つのサブブロックがマッ
チングブロック130へとマッピングされるのに対し
て、1つのサブブロックのみがブロック132へとマッ
ピングされるので、ブロック130は、動作ブロック1
18についてのマッチングブロックとして選択される。
【0096】図9に示すブロックマッチング方法におい
て、サブブロック120、122、124、および12
6の各々は、まず、検索フレーム104の検索領域10
6内の全てのサブブロックのように、アダマール変換が
行われる。次に、上で説明したブロックマッチングアル
ゴリズムは、検索イメージ104の検索領域106内
で、サブブロック毎に適用される。
【0097】例示的な実施形態について本発明を説明し
たが、請求の範囲内で、上で概説したように実施され得
ることが想定されている。
【0098】ブロックマッチングシステムは、1つのビ
デオイメージフレーム内の動作ブロックを、別のビデオ
イメージフレーム内のマッチングブロックとマッチさせ
る。このシステムは、動作ブロックおよび他のビデオイ
メージフレームからの複数のトライアルマッチングブロ
ックを変換する、複数のアダマール変換プロセッサを含
む。変換されたマッチングブロックは、次に、変換され
た動作ブロックと比較され、そして、この変換された動
作ブロックに対して最小の差分を有する変換されたマッ
チングブロックが判定される。この判定された、変換さ
れたマッチングブロックに対応するマッチングブロック
は、動作ブロックについてのマッチングブロックとして
選択される。ブロックマッチングシステムは、異なる数
の行および列を有する動作ブロックを変換し得る。ある
アプリケーションにおいて、このシステムは、1つのフ
レーム内の比較的大きな動作ブロックを、他のフレーム
内の対応する大きなマッチングブロックにマッチさせ
て、マッチングブロックと動作ブロックとの間の移動変
位を判定する。この移動変位は、1つのフレーム内のよ
り小さな動作ブロックが他のフレーム内のブロックにマ
ッチされる場合に、トライアルマッチングブロックの選
択を導くために使用される。
【0099】
【発明の効果】本発明によるブロックマッチングシステ
ムは、1つのビデオイメージフレーム内の動作ブロック
を、別のビデオイメージフレーム内のマッチングブロッ
クとマッチさせる。動き推定において誤差寸法が、さら
に改変される。換言すると、マッチングプロセスの間、
人間の視覚システムの特性を考慮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術による、ブロックマッチング技術を
説明するのに有用なマルチフレームイメージ図である。
【図2】本発明による、例示的なブロックマッチングプ
ロセッサのブロック図である。
【図3】本発明による、別の例示的なブロックマッチン
グプロセッサのブロック図である。
【図4】本発明による、さらに別の例示的なブロックマ
ッチングプロセッサのブロック図である。
【図5】図4に示したブロックマッチングプロセッサ等
のブロックマッチングプロセッサを用いるビデオ信号符
号化システムのブロック図である。
【図6】本発明によるブロックマッチング技術を用いて
動きベクトルフィールドを生成する機械視覚システムの
ブロック図である。
【図7】図6に示したプロセッサのうちの1つを示すフ
ローチャートである。
【図8A】本発明による、あるブロックマッチング技術
を説明するのに有用なマルチフレームイメージ図であ
る。
【図8B】本発明による、あるブロックマッチング技術
を説明するのに有用なマルチフレームイメージ図であ
る。
【図9】本発明による、別のブロックマッチング技術を
説明するのに有用なマルチフレームイメージ図である。
【符号の説明】
200 ブロックマッチングプロセッサ 210 現在のフレーム 212 次のフレーム 214、216、218、220、222 アダマール
変換 224 予測ブロック判定 226 マイクロプロセッサ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のイメージを表す画素デ
    ータを処理して、第1のイメージ内の画素値からなる動
    作ブロックに対応する第2のイメージ内の画素値のマッ
    チングブロックを識別する方法であって、該方法は、 所定の直交変換動作を用いて該画素値からなる動作ブロ
    ックを変換して、変換された動作ブロックを生成するス
    テップと、 該第2のイメージから複数のトライアルマッチングブロ
    ックを選択するステップと、 所定の直交変換動作を用いて該トライアルマッチングブ
    ロックの各々を変換して、対応する複数の変換されたマ
    ッチングブロックを生成するステップと、 該変換された動作ブロックと該それぞれの複数の変換さ
    れたマッチングブロックとの間の差分の複数の寸法を生
    成するステップと、 該差分の複数の寸法のうちの最小寸法である該差分の寸
    法を有する該変換されたマッチングブロックに対応する
    該トライアルマッチングブロックを、該マッチングブロ
    ックとして選択するステップと、を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の変換動作がアダマール変換動
    作である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記変換された動作ブロックと前記それ
    ぞれの複数の変換されたマッチングブロックとの間の差
    分の複数の寸法を生成するステップは、該変換された動
    作ブロックと該変換されたマッチングブロックの各々と
    の間の平均二乗誤差(MSE)を計算するステップを含
    み、 該マッチングブロックを選択するステップは、他のいず
    れかの変換されたマッチングブロックのMSEよりも小
    さなMSEを有する該変換されたマッチングブロックに
    対応する該マッチングブロックを選択する、請求項2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記変換された動作ブロックと前記それ
    ぞれの複数の変換されたマッチングブロックとの間の差
    分の複数の寸法を生成するステップは、該変換された動
    作ブロックと該変換されたマッチングブロックの各々と
    の間の平均絶対値差分(MAD)を計算するステップを
    含み、 該マッチングブロックを選択するステップは、他のいず
    れかの変換されたマッチングブロックのMADよりも小
    さなMADを有する該変換されたマッチングブロックに
    対応する該マッチングブロックを選択する、請求項2に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記動作ブロックは、画素値からなる第
    1の数の行、つまりM行の画素値、および、画素値から
    なる第2の数の行、つまりN行の画素値、を含み、そし
    て、 該動作ブロックを変換するステップは、 該動作ブロックによって、M×Mアダマールマトリクス
    を乗算して、M×Nマトリクスの値を生成するステップ
    と、 N×Nアダマールマトリクスによって、該M×Nマトリ
    クスの値を乗算して、N×Mブロックの変換されたイメ
    ージ値を生成するステップと、 を含む、請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のイメージは、ビデ
    オ信号からなる第1および第2の連続するフレームであ
    り、かつ、該第1および第2のイメージの差分はフレー
    ム間動作に対応し、 位置に関して前記動作ブロックに対応する前記第2のフ
    レーム内の基準ブロックを識別するステップと、 該第2のフレーム内の、該基準ブロックと前記選択され
    たマッチングブロックとの間の移動変位を判定するステ
    ップと、 該移動変位から動きベクトルを生成するステップと、を
    さらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 第1および第2のイメージを表す画素デ
    ータを処理して、第1のイメージ内の画素値からなる動
    作ブロックに対応する第2のイメージ内の画素値のマッ
    チングブロックを識別する方法であって、該方法は、 該第1のイメージ内のM×Nブロックの画素値を選択す
    るステップであって、該M×Nブロックの画素値は、画
    素値からなる該動作ブロックを適切な下位セットとして
    含む、ステップと、 所定の直交変換動作を用いて該M×Nブロックの画素値
    を変換して、変換されたM×Nブロックの画素値を生成
    するステップと、 該第2のイメージから、複数のトライアルM×Nマッチ
    ングブロックを選択するステップと、 該所定の変換動作を用いて該複数のトライアルM×Nマ
    ッチングブロックの各々を変換して、対応する複数の変
    換されたM×Nマッチングブロックを生成するステップ
    と、 該変換されたM×Nマッチングブロックと該それぞれの
    複数の変換されたM×Nマッチングブロックの各々との
    間の差分の、複数の寸法を生成するステップと、 差分の該生成された寸法を比較して、差分の最小寸法を
    識別し、そして、いずれの変換されたM×Nマッチング
    ブロックが差分の該最小寸法に対応するかを判定するス
    テップと、 該M×Nブロックと該選択されたM×Nマッチングブロ
    ックとの間の移動変位を判定するステップと、 所定の直交変換動作を用いて画素値からなる該動作ブロ
    ックを変換して、変換された動作ブロックを生成するス
    テップと、 該第2のイメージから複数のトライアルマッチングブロ
    ックを選択するステップであって、該選択されたトライ
    アルマッチングブロックは、該判定された移動変位によ
    って該動作ブロックからずらされたトライアルマッチン
    グブロックの周りに密集させられる、ステップと、 該所定の直交変換動作を用いて、画素値からなる該トラ
    イアルマッチングブロックの各々を変換して、対応する
    複数の変換されたマッチングブロックを生成するステッ
    プと、 該変換された動作ブロックと該それぞれの複数の変換さ
    れたマッチングブロックの各々との間の差分の複数の寸
    法を生成するステップと、 該複数の差分の寸法のうちの他の差分の寸法のいずれよ
    りも小さな差分の寸法を有する該変換されたマッチング
    ブロックに対応する該トライアルマッチングブロック
    を、該マッチングブロックとして選択するステップと、
    を含む方法。
  8. 【請求項8】 第1および第2のイメージを表す画素デ
    ータを処理して、第1のイメージ内の画素値からなる動
    作ブロックに対応する第2のイメージ内の画素値のマッ
    チングブロックを識別する装置であって、該装置は、 所定の直交変換動作を用いて画素値からなる動作ブロッ
    クを変換して、変換された動作ブロックを生成する変換
    プロセッサと、 該第2のイメージから、それぞれの複数のトライアルマ
    ッチングブロックを選択して、そして、該所定の直交変
    換動作を用いて、画素値の該それぞれのトライアルマッ
    チングブロックを変換して、対応する複数の変換された
    マッチングブロックを生成する、複数のさらなる変換プ
    ロセッサと、 該変換された動作ブロックと該それぞれの複数の変換さ
    れたマッチングブロックとの間の差分の、複数の寸法を
    生成し、そして、該差分の寸法のうちの1つを差分の最
    小寸法として識別するコンパレータであって、該差分の
    最小寸法を有する該変換されたマッチングブロックに対
    応する該トライアルマッチングブロックは、画素値の該
    動作ブロックに対応する画素値の該マッチングブロック
    として識別される、コンパレータと、を含む装置。
  9. 【請求項9】 前記変換プロセッサおよび前記複数の変
    換プロセッサの各々は、アダマール変換プロセッサであ
    る、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記コンパレータは、 前記変換された動作ブロックと前記変換されたマッチン
    グブロックとの間の平均二乗誤差(MSE)を計算する
    手段と、 他の変換されたブロックのMSEよりも小さなMSEを
    有する該変換されたマッチングブロックに対応するトラ
    イアルマッチングブロックを、画素値のマッチングブロ
    ックとして選択する手段と、 を含む、請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記コンパレータは、 前記変換された動作ブロックと前記変換されたマッチン
    グブロックとの間の平均絶対値差分(MAD)を計算す
    る手段と、 他の変換されたブロックのMADよりも小さなMADを
    有する該変換されたマッチングブロックに対応するトラ
    イアルマッチングブロックを、画素値のマッチングブロ
    ックとして選択する手段と、を含む、請求項9に記載の
    装置。
  12. 【請求項12】 前記第1および第2のイメージは、ビ
    デオ信号からなる第1および第2の連続するフレームで
    あり、かつ、該第1および第2のイメージの差分はフレ
    ーム間動作に対応し、 位置に関して前記動作ブロックに対応する前記第2のフ
    レーム内の基準ブロックを識別する手段と、 該第2のフレーム内の、該基準ブロックと前記選択され
    たマッチングブロックとの間の移動変位を判定する手段
    と、 該移動変位から動きベクトルを生成する手段と、をさら
    に含む、請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 コンピュータプログラムを含むキャリ
    ヤであって、該コンピュータプログラムは、コンピュー
    タに以下のステップを実行させる複数の命令を含み、該
    以下のステップは、 第1のイメージから画素の動作ブロックを識別するステ
    ップと、 所定の直交変換動作を用いて画素値の該動作ブロックを
    変換して、変換された動作ブロックを生成するステップ
    と、 該第2のイメージから複数のトライアルマッチングブロ
    ックを選択するステップと、 所定の直交変換動作を用いて画素値の該トライアルマッ
    チングブロックの各々を変換して、対応する複数の変換
    されたマッチングブロックを生成するステップと、 該変換された動作ブロックと該それぞれの複数の変換さ
    れたマッチングブロックとの間の差分の、複数の寸法を
    生成するステップと、 該複数の差分の寸法のうちの他の差分の寸法のいずれよ
    りも小さな差分の寸法を有する該変換されたマッチング
    ブロックに対応する該トライアルマッチングブロック
    を、マッチングブロックとして選択するステップと、を
    含む、キャリヤ。
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