JP2000222548A - Pcカード - Google Patents

Pcカード

Info

Publication number
JP2000222548A
JP2000222548A JP11025381A JP2538199A JP2000222548A JP 2000222548 A JP2000222548 A JP 2000222548A JP 11025381 A JP11025381 A JP 11025381A JP 2538199 A JP2538199 A JP 2538199A JP 2000222548 A JP2000222548 A JP 2000222548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
card
shield
circuit board
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11025381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3745914B2 (ja
Inventor
Kazunori Niki
一範 仁木
Kiyoshi Sato
清 佐藤
Kiyoshi Tashiro
清 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Honda Tsushin Kogyo Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP02538199A priority Critical patent/JP3745914B2/ja
Publication of JP2000222548A publication Critical patent/JP2000222548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3745914B2 publication Critical patent/JP3745914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立後の機械的強度および電磁遮蔽効果を確
保したうえで安価に製造できるPCカードを提供する。 【解決手段】 PCカード100はフレーム250と、
フレーム250に嵌合する上下カバー260,270と
からなるシールドケース210を有し、フレーム250
に形成した外周溝256に上下カバー260,270の
外周に形成したコの字形折り曲げ部264,274の先
端を嵌め込むようにしたので、フレームへの上下カバー
取付時に樹脂製のフレームのように加熱嵌合の必要がな
く、コの字形折り曲げ部264,274の先端を外周溝
256に手の力だけで嵌め込むことができ、また、組立
後は容易に外れないようにフレーム250と上下カバー
260,270を嵌着させておくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、例
えばノート型パソコンやデスクトップ型パソコン等のI
Cカード用スロットに着脱自在に組み込まれて使用され
る「PC Card Standard」に準拠した無線通信用のPC
カードに関する。
【0002】
【従来の技術】PCカードは、米国のPCMCIA(Pe
rsonal Computer Memory Card International Ass
ociation)と日本電子工業振興協会(JEIDA)が共同で
規格化した「PC Card Standard」に準拠したクレジッ
トカード・サイズのICカードで、ほとんどのノート型
パソコンのICカード用スロットがPCカードに対応し
ており、またデスクトップ型でもPCカードに対応した
機種がある。従来のモデム通信やLAN等では配線の煩
わしさがあり、近年、これらの端末機器にPCカードを
着脱自在に組み込んでモデム通信やLAN(Local Are
a Network)等を無線通信で行うことが現実となってき
ている。このPCカードには「PC CardStandard」に準
拠したクレジットカード・サイズのカード本体のほかに
無線通信を行うためのアンテナが必要で、幅および厚さ
がカード本体と略同一寸法で長さがカード本体の三分の
一弱の寸法の平面視矩形のコンパクトなケースにアンテ
ナを収納しカード本体に着脱自在に装着可能としたアン
テナ部を構成したものが知られている。また、PCカー
ドによる無線通信において、電波の反射伝播によるマル
チパスフェージングの影響を軽減して高品質の受信を実
現する技術としてダイバーシチを使うのはIEEE80
2.11でも指定されており、このためアンテナ部にア
ンテナを2個内臓し、カード本体への装着はカード本体
およびアンテナ部に含まれる同軸コネクタで行われるの
が知られている。カード本体には一般的には、同軸コネ
クタのほかに回路基板、シールドケースおよびパソコン
に接続される68ピンコネクタ等で構成されている。シ
ールドケースは一般的には、上下カバーとフレームとで
構成され、上下カバーは金属で形成されているが、フレ
ームは回路基板、上下カバーおよびコネクタ等を物理的
に保持するために切り欠き部や凹凸部を形成しなければ
ならず形状が複雑になるため樹脂成形品に金属メッキし
たものが使用され、上下カバーはこのフレームに加熱嵌
合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の無線
通信用のPCカードは、上述したようにフレームには、
回路基板、上下カバーおよびコネクタ等を物理的に保持
する切り欠き部や凹凸部を形成しなければならず形状が
複雑になるため樹脂成形品に金属メッキしたものが使用
されており、樹脂成形後にフレームのメッキ作業が必要
となり、また、シールドケース組立時には、上下カバー
をフレームに加熱嵌合する必要があり、製造コストがア
ップし、組立後の機械的強度および電磁遮蔽効果を確保
したうえで安価に製造するのが難しかった。また、一旦
組立てしまうとケースを開けることが難しかった。従っ
て、本発明は上記の問題点を解決するためになされたも
ので、上記の標準化された規格に準拠した物理的形状の
範囲内で組立後の機械的強度および電磁遮蔽効果を確保
したうえで安価に製造できるPCカードを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)本発明のPCカー
ドは、金属製のフレームと、このフレームに嵌合する金
属製の上下カバーとからなるシールドケースを有するP
Cカードであって、前記フレームに形成した外周溝に前
記上下カバーの外周に形成したコの字形折り曲げ部の先
端を嵌合している。 (2)本発明のPCカードは、(1)項において前記フ
レームがダイカスト製である。 (3)本発明のPCカードは、(1)項において前記フ
レームは四隅に厚さ方向に貫通穴が形成され、前記上下
カバーが前記貫通穴に嵌合する嵌合爪を有している。 (4)本発明のPCカードは、(1)項において前記シ
ールドケース内には回路基板が収納され、この回路基板
の両面を幅方向両端面から把持して回路基板のアースパ
ターンに接触するとともに前記フレームの内面に接触す
るシールド触子を有する。 (5)本発明のPCカードは、(4)項において前記シ
ールド触子は平面視が長尺略矩形で側面視がコの字形で
ある。 (6)本発明のPCカードは、(5)項において前記シ
ールド触子は対抗する内面の少なくとも一面に形成した
複数の突起により前記アースパターンに接触する。 (7)本発明のPCカードは、(5)項において前記シ
ールド触子の長手方向両端に形成した脚部を前記基板の
両側端に形成した切り欠き部に挿入して前記基板に対し
前記シールド触子の位置を固定している。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に基づき1実施例
の無線LAN用に適用されるPCカード100を図1乃
至図9を参照して説明する。先ず、PCカード100に
よる無線LANの利用形態としてインフラ接続型ネット
ワークの例を図8、図9に示す。図8において、1はノ
ート型パソコン2にPCカード100を搭載した無線端
末で、複数台の無線端末1を1台のアクセスポイント3
に無線で接続して無線LAN10を構成するとともに、
そのアクセスポイント3にホストコンピュータ、デスク
トップ型パソコン、プリンタ等からなる既存の有線LA
N20を有線で接続して、無線LAN10と有線LAN
20との相互接続を可能としたネットワーク構成として
いる。また、図9において、4はLANの集線装置であ
るHUBで、このHUB4に複数台のアクセスポイント
3を有線で接続し、各アクセスポイント3に複数台の無
線端末1を無線で接続してアクセスポイント3毎に無線
LAN10を構成して無線LAN10間の相互接続を可
能とするとともに、そのHUB4に有線LAN20を有
線で接続して、無線LAN10と有線LAN20との相
互接続を可能としたネットワーク構成としている。図
8、図9に示した無線LAN10は、無線周波数帯とし
て現在使用が認められている2.4GHz帯が用いら
れ、信号伝送方式として米国電子電気技術者協会の無線
LANの規格(IEEE802.11)に準拠したスペ
クトラム拡散方式で、例えば、1Mbpsあるいは2Mbpsの
伝送速度で無線通信を行い、無線端末1の受信時にはダ
イバーシチーを行うことができる。
【0006】PCカード100は図1に示すように、カ
ード本体200とアンテナ部300とで構成され、カー
ド本体200の先端はノート型パソコン2のICカード
用スロット5の奥に設けられた「PC Card Standard」
に従うコネクタ(図示せず)に、カード本体200の後
端はアンテナ部300のコネクタ(図示せず)に、カー
ド本体200の先後端のコネクタ(図示せず)でそれぞ
れ着脱自在に接続される構造となっている。PCカード
100がICカード用スロット5に装着されたとき、カ
ード本体200はその後端がわずかに見えるだけで、殆
どはパソコン内部に隠れ、アンテナ部300は全体がパ
ソコンから外にでた状態となっている。
【0007】次に、カード本体200およびアンテナ部
300の外から見た外観構成を図2を参照して説明す
る。カード本体200は、「PC Card Standard」のT
YPEIIに準拠する外観形状を有し、回路基板(図示せ
ず)を収納するシールドケース210と、カード本体2
00の先端側に配置されノート型パソコン2の68ピン
プラグコネクタとカード本体200の回路基板とに接続
される68ピンジャックコネクタ220と、カード本体
200の後端側に配置されカード本体200の回路基板
とアンテナ部300とに接続される同軸ジャックコネク
タ230と、カード本体200の後端側の図示で右方に
配置され送受信の動作状態を視覚的に見るための半透明
樹脂製の表示窓240とで構成されている。シールドケ
ース210はダイカスト製のフレーム250と、フレー
ム250に嵌着させるステンレス製の上カバー260お
よび下カバー270とを有し、フレーム250の後端の
左右両端にはアンテナ部300装着用のピン穴251が
設けられている。アンテナ部300は、アンテナ回路基
板(図示せず)を収納する樹脂ケース310と、カード
本体200の同軸ジャックコネクタ230とアンテナ回
路基板とに接続される同軸プラグコネクタ320とで構
成されている。樹脂ケース310は裏面が開口したケー
ス本体330と、ケース本体330の開口の蓋部340
とを有している。ケース本体330には、カード本体2
00側の左右両端に配置されピン穴251に挿入可能と
したガイドピン331が一体成形で形成されている。ケ
ース本体330はカード本体200側の側面から表面の
内部所定位置にかけて表示窓240に対応する図示で右
方位置に傾斜切り欠き部332を設けている。尚、コネ
クタ230,320はダイバーシチーを行うためにそれ
ぞれ2個設けている。
【0008】次に、カード本体200を図3乃至図5を
参照して更に詳しく説明する。尚、断らない場合は図3
を参照して説明する。カード本体200の構成は、図2
で外観構成を示したシールドケース210、コネクタ2
20、コネクタ230、および表示窓240以外にシー
ルドケース210に収納される回路基板280を構成要
素としている。フレーム250は、先端側をコネクタ2
20の配置のためオープンにしたフレーム構造とし、そ
の先端側より所定位置内部側で回路基板280の支持す
るバー252を両側枠に橋渡ししている。フレーム25
0の後端側には、両側から内側のフレーム幅の略三分の
一の位置に左右方向中央2個所にコネクタ230を嵌め
込む切り欠き部253を設け、コネクタ230,230
間より右方位置に切り欠き部254を設けて表示窓24
0を嵌め込んでいる。フレーム250の四隅に上下カバ
ーケース260,270を嵌着させるための貫通穴25
5と、フレーム250の四隅を除く外側上下方向中央に
沿って上下カバーケース260,270を嵌合させるた
めの外周溝256とを設けている。
【0009】上カバー260の後端側には、切り欠き部
253,254に対応する位置に切り欠き部261,2
62を設けている。上カバー260の四隅にはフレーム
250の四隅の穴255に対応する位置に貫通穴255
に嵌合させるための嵌合爪263と、上カバー260の
外周にはフレーム250の外周溝256に対応する位置
に外周溝256に嵌着させるためのコの字型折り曲げ部
264を設けている。下カバー270も同様に、切り欠
き部253に対応する位置に切り欠き部271と、フレ
ーム250の四隅の貫通穴255に対応する位置に嵌合
爪273と、フレーム250の外周溝256に対応する
位置にコの字型折り曲げ部274とを設けている。これ
らの上下カバー260,270はステンレス鋼板を打ち
抜き、嵌合爪263,273およびコの字型折り曲げ部
264,274となる所定位置を折り曲げ成形して形成
している。シールドケース210が組み立てられ、フレ
ーム250の外周溝256に上下カバー260,270
のコの字型折り曲げ部264,274が嵌着されている
状態は図4を参照すればよく理解できる。
【0010】、回路基板280には、先端側にコネクタ
220が搭載され、後端側のフレーム250の切り欠き
部253に対応する位置に設けた切り欠き部281にコ
ネクタ230が嵌め込まれている(図では嵌め込まれる
前の状態を示している)。コネクタ230は図5に示す
ように表面に金メッキされた黄銅のシェル231と、シ
ェル231を貫通する丸穴にテフロンの絶縁体232を
介して同軸に埋め込んだベリリウム銅の中心コンタクト
233とからなり、シェル231の両側面には切り欠き
部281に嵌め込むためのガイド溝234を設けてい
る。また、回路基板280の両側端には、回路基板のア
ースパターン(図示せず)がシールドケースと接触する
ように回路基板280の両面を挟持してアースパターン
に接触するとともにフレーム250の内面に接触するシ
ールド触子282を辺に沿う所定長さ寸法で配置してい
る。このシールド触子282の両端の脚部283は回路
基板280の後端角および前後端間所定位置に形成した
切り欠き部284,285に挿入され両端に沿うシール
ド触子282の挟持位置を固定している。このシールド
触子282は図4に示すように三面からなるコの字形状
で対抗する両面の内側に設けた突起部286の少なくと
も片側でアースパターンに接触し、残りの非対向面でフ
レーム250の内面に接触するようにしている。回路基
板280の後端側には表示窓240に対応する位置に送
信用および受信用の2個のLED287を搭載してい
る。尚、表示窓240を後端側中央、すなわちコネクタ
230間に配置することも考えられるが、コネクタ23
0間近辺にはダイバーシチーを行うときの切り替えスイ
ッチ用IC(図示せず)を搭載しており、LEDもコネ
クタ230間に配置すると配線の引き回しが複雑となる
ため、本実施例のほうが好ましい。回路基板280には
以上の構成のほかに図示しないが無線通信用送受信回路
やインターフェース回路等を形成し、コネクタ220と
コネクタ230間に接続している。フレーム250の後
端側の内側には図示しないが、回路基板280を挿入保
持するとともに上下カバー260,270の少なくとも
一方に接触する保持接触片を嵌め込んでいる。
【0011】次に、アンテナ部300を説明する。アン
テナ部300の構成は、図2で外観構成を示した樹脂ケ
ース310およびコネクタ320以外に樹脂ケース31
0に収納した図6に示すアンテナ回路基板350を構成
要素としている。アンテナ回路基板350には、カード
本体200側でフレーム250の切り欠き部253,2
53に対応する位置に設けた切り欠き部351,351
にコネクタ320,320が嵌め込まれている(図では
嵌め込まれる前の状態を示している)。コネクタ320
は図7に示すように表面に金メッキされた黄銅のシェル
321と、シェル321を貫通する丸穴にテフロンの絶
縁体322を介して同軸に埋め込んだベリリウム銅の中
心コンタクト323とを有し、シェル321の両側面に
は切り欠き部351に嵌め込むためのガイド溝324を
設けている。アンテナ回路基板350上には図示しない
アースパターンおよび2個のアンテナパターンが形成さ
れている。アースパターンはコネクタ320のシェル3
21に、アンテナパターンはコネクタ320の中心コン
タクト323に半田付けされる。
【0012】以上説明したように、本実施例では、 (1)カード本体200のアンテナ部装着側端部に送受
信の動作状態を視覚的に見るための表示窓240を配置
し、アンテナ部300のカード本体装着側端部の表示窓
240に対応する位置に表示窓240の視野角を広げる
傾斜切り欠き部332を設けたので、PCカード100
の使用時、カード本体200にアンテナ部300を装着
してパソコン2のICカード用スロット5に挿入したと
き、カード本体200は殆どがパソコン2内に隠れるが
カード本体200のアンテナ部装着側端部の表示窓24
0はアンテナ部300に設けた傾斜切り欠き部332を
介して見通すことができ、わざわざアンテナ部に表示窓
を設けなくて済み、アンテナ部に表示窓を設けた場合に
アンテナ部内部に必要な導光板を設ける必要がなく、安
価に受信状態の動作状態を表示することができる。 (2)PCカード100はダイバーシチー受信するため
に、カード本体200とアンテナ部300間をカード本
体200に含まれる2個の同軸ジャックコネクタ23
0,230とアンテナ部に含まれる2個の同軸プラグコ
ネクタ320,320とで接続可能とし、表示窓240
を同軸ジャックコネクタ230,230間よりカード本
体200の幅方向外側に配置したので、回路基板280
上でダイバーシチー切り替え用ICが配置される同軸ジ
ャックコネクタ230,230間に表示窓を配置するよ
り配線の引き回しが簡単となる。 (3)PCカード100はフレーム250と、フレーム
250に嵌合する上下カバー260,270とからなる
シールドケース210を有し、フレーム250に形成し
た外周溝256に上下カバー260,270の外周に形
成したコの字形折り曲げ部264,274の先端を嵌め
込むようにしたので、フレームへの上下カバー取付時に
樹脂製のフレームのように加熱嵌合の必要がなく、コの
字形折り曲げ部264,274の先端を外周溝256に
手の力だけで嵌め込むことができ、また、組立後は容易
に外れないようにフレーム250と上下カバー260,
270を嵌着させておくことができる。 (4)フレーム250はダイカスト製であり、金属であ
りながら回路基板、上下カバーおよびコネクタ等を物理
的に保持するための複雑な形状の切り欠き部や凹凸部を
容易に形成でき、ケース210全体の電磁遮蔽を確保す
ることができる。また、フレーム250にメッキ処理す
る場合でも、樹脂製のフレームに電磁遮蔽を確保するた
めの金属をメッキ処理するのに比べて作業が簡単であ
る。 (5)フレーム250の四隅に厚さ方向に形成した貫通
穴255に上下カバーの四隅に形成した嵌合爪263を
挿入してフレーム250と上下カバー260,270と
の水平方向のズレを規制しているので、(3)項の外周
溝256へのコの字形折り曲げ部264,274の嵌め
込みと相俟って、特に水平方向に対するシールドケース
210の機械的強度をさらに向上させることができる。 (6)シールドケース210内には回路基板280が収
納され、この回路基板280の両面を幅方向両端面から
把持して回路基板280に形成されたアースパターンに
接触するとともにフレーム250の内面に接触するシー
ルド触子282を有しているので、回路基板280のア
ースパターンとシールドケース210が半田付けするこ
となく電気的に接続され、容易な組立で電磁遮蔽するこ
とができる。 (7)シールド触子282は具体的には平面視が長尺略
矩形で側面視がコの字形にしており、回路基板280に
挿し込むだけで回路基板280の両面を把持でき、半田
付けすることなく回路基板への取付が容易である。 (8)シールド触子282はアースパターンとの接触を
複数の突起部286で行うことによりアースパターンと
シールド触子282の接触力が強くできる。 (9)シールド触子282は長手方向両端の脚部283
を回路基板280の後端角および前後端間所定位置に形
成した切り欠き部284,285に挿入するようにした
のでアースパターンへのシールド触子282の接触位置
をしっかりと固定できる。 (10)カード本体200およびアンテナ部300はそ
れぞれ、回路基板280,350に形成した切り欠き部
281,351を同軸コネクタ230,320の側端面
に形成したガイド溝234,324に嵌め込むようにし
たので回路基板280,350に同軸コネクタ230,
320を半田付けで取り付けるとき治具を使わずに固定
でき容易に作業できる。 (11)同軸コネクタ230,320はシェル231,
321と、シェル231,321内の丸穴に絶縁体23
2,322を介して同軸に配置した中心コンタクト23
3,323とを有し、ガイド溝234,324はシェル
231,321の両側端に設けることにより回路基板2
80,350への固定を容易にしている。
【0013】
【発明の効果】本発明に係わるPCカードによれば、
(1)フレームに形成した外周溝に上下カバーの外周に
形成したコの字形折り曲げ部の先端を嵌め込むようにし
たので、シールドケースの組立が容易で、また組立後も
フレームから上下カバーが容易に外れず、また、(2)
フレームはダイカスト製で構成しているので複雑な形状
の切り欠き部や凹凸部を容易に形成でき、ケース全体の
電磁遮蔽を確保することができ、さらに(3)フレーム
の四隅の貫通穴に上下カバーの四隅の嵌合爪を挿入する
構成とすることにより、特に水平方向に対するシールド
ケースの機械的強度をさらに向上させることができる。
また、(4)シールドケース内の回路基板のアースパタ
ーンに接触するとともにフレームの内面に接触するシー
ルド触子により容易な組立で電磁遮蔽することができ、
具体的には、(5)シールド触子は平面視が長尺略矩形
で側面視がコの字形にすることにより、回路基板に挿し
込むだけで回路基板の両面を把持でき、半田付けするこ
となく回路基板への取付が容易となり、さらに、(6)
シールド触子はアースパターンとの接触を複数の突起部
で行うことによりアースパターンとシールド触子の接触
力が強くでき、さらに、(7)シールド触子は長手方向
両端の脚部を回路基板の幅方向両端の切り欠き部に挿入
する構成とすることによりアースパターンへのシールド
触子の接触位置を固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例であるPCカードの構成と
ノートパソコンへの挿入を示す概略図。
【図2】 図1に示すPCカードの外観を示す斜視図。
【図3】 図1に示すPCカードのカード本体の分解斜
視図。
【図4】 図3に示すカード本体のA−A断面図。
【図5】 図3に示すカード本体を構成する回路基板と
コネクタの斜視図。
【図6】 図1に示すPCカードのアンテナ部を構成す
るアンテナ基板とコネクタの平面図
【図7】 図6に示すアンテナ基板とコネクタの斜視
図。
【図8】 図1に示すPCカードによる無線LANの第
1の利用形態を示すネットワーク図。
【図9】 図1に示すPCカードによる無線LANの第
2の利用形態を示すネットワーク図。
【符号の説明】
100 PCカード 210 シールドケース 250 フレーム 255 嵌合穴 256 外周溝 260 上カバー 263 嵌合爪 264 コの字型折り曲げ部 270 下カバー 273 嵌合爪 274 コの字型折り曲げ部 280 回路基板 282 シールド触子 283 脚部 284 角切り欠き部 285 シールド触子用切り欠き部 286 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 清 東京都目黒区目黒本町6丁目18番12号 本 多通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5B035 AA04 AA07 BB09 CA01 CA11 5E321 AA02 AA14 CC03 GG05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製のフレームと、このフレームに嵌合
    する金属製の上下カバーとからなるシールドケースを有
    するPCカードであって、前記フレームに形成した外周
    溝に前記上下カバーの外周に形成したコの字形折り曲げ
    部の先端を嵌合したPCカード。
  2. 【請求項2】前記フレームがダイカスト製である請求項
    1記載のPCカード。
  3. 【請求項3】前記フレームは四隅に厚さ方向に貫通穴が
    形成され、前記上下カバーが前記貫通穴に嵌合する嵌合
    爪を有した請求項1記載のPCカード
  4. 【請求項4】前記シールドケース内には回路基板が収納
    され、この回路基板の両面を幅方向両端面から把持して
    回路基板のアースパターンに接触するとともに前記フレ
    ームの内面に接触するシールド触子を有する請求項1記
    載のPCカード
  5. 【請求項5】前記シールド触子は平面視が長尺略矩形で
    側面視がコの字形である請求項4記載のPCカード。
  6. 【請求項6】前記シールド触子は対抗する内面の少なく
    とも一面に形成した複数の突起により前記アースパター
    ンに接触する請求項5記載のPCカード。
  7. 【請求項7】前記シールド触子の長手方向両端に形成し
    た脚部を前記基板の両側端に形成した切り欠き部に挿入
    して前記基板に対し前記シールド触子の位置を固定した
    請求項5記載のPCカード。
JP02538199A 1999-02-02 1999-02-02 Pcカード Expired - Fee Related JP3745914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02538199A JP3745914B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 Pcカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02538199A JP3745914B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 Pcカード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000222548A true JP2000222548A (ja) 2000-08-11
JP3745914B2 JP3745914B2 (ja) 2006-02-15

Family

ID=12164293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02538199A Expired - Fee Related JP3745914B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 Pcカード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3745914B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3745914B2 (ja) 2006-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9948041B2 (en) Electrical receptacle connector for providing grounding and reducing electromagnetic interference
US9935401B2 (en) Electrical receptacle connector
JP4461597B2 (ja) 無線カードモジュール
US7018237B2 (en) Electrical connector with improved shielding device
US7744418B2 (en) Upright electrical connector
KR100366413B1 (ko) 커넥터 및 그 장착구조
JPH11103209A (ja) 電波受信装置
EP1630902A2 (en) An electrical connector and a shield member for flat cables.
JP2001345150A (ja) 電気コネクタ
TWI247498B (en) Connector unit
EP3293826A1 (en) Antenna feeder configured for feeding an antenna integrated within an electronic device
EP2432080B1 (en) Usb interface device and terminal device
KR101396690B1 (ko) 전기 커넥터 및 전기 커넥터 조립체
US20020149522A1 (en) Antenna assembly
US6183294B1 (en) Electrical connector
EP3293825A1 (en) Device with cavity-backed antenna array integrated in a metal casing
JP3705566B2 (ja) Pcカード
JP3745914B2 (ja) Pcカード
JP2000223225A (ja) 同軸コネクタ
JPH11261274A (ja) カード型回路装置
US7061435B2 (en) Monopole antenna assembly
TWM408843U (en) Electrical connector
TW201021299A (en) Dual card connector
JP2004014353A (ja) ダイバーシティ受信機用コネクタユニット
CN217589398U (zh) 一种天线结构及tws耳机

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees