JP2000221467A - 液晶パネルの輝度むら補正装置 - Google Patents

液晶パネルの輝度むら補正装置

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JP2000221467A
JP2000221467A JP11024029A JP2402999A JP2000221467A JP 2000221467 A JP2000221467 A JP 2000221467A JP 11024029 A JP11024029 A JP 11024029A JP 2402999 A JP2402999 A JP 2402999A JP 2000221467 A JP2000221467 A JP 2000221467A
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liquid crystal
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crystal panel
circuit
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Hiroaki Serita
洋昭 芹田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルの液晶層厚さむら(ギャップむ
ら)に起因する輝度むらの発生を抑えることができる液
晶パネルの輝度むら補正装置を提供すること。 【解決手段】 液晶パネルの液晶層厚さむらに起因する
輝度むらを補正するための補正信号を生成する補正回路
50を設ける。この補正回路50では、液晶パネルの水
平方向の中央ほど振幅が小さくかつ垂直方向の中央ほど
振幅が小さくなるようななだらかな変化の補正用の信号
であって、入力映像信号の振幅レベルの高低に応じて補
正量が変わるようにされた補正信号を発生する。入力映
像信号に対して前記補正回路50からの補正信号を加算
手段51にて加算した後、交流駆動のための信号処理等
を行って液晶パネル部10に供給する。このように、液
晶パネルの入力映像信号に補正信号を重畳する構成とす
ることにより、輝度むらをより高い精度で補正すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの液晶
層厚さむら(ギャップむら)に起因する輝度むらを補正
する液晶パネルの輝度むら補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶を用いた表示装置が普及して
いる。例えば、ポケット液晶テレビジョン受像機、ラッ
プトップ型コンピュータ用ディスプレイ装置及び液晶プ
ロジェクタ等が製品化されている。
【0003】特に、大画面で小型・軽量のディスプレイ
装置の要求に伴い、液晶パネルを用いた液晶プロジェク
タの開発が盛んに行われている。液晶プロジェクタは大
画面化が容易であること等から、高品位テレビジョン用
としても期待されている。液晶プロジェクタでは、周知
のように、液晶パネルをライトバルブとして用いてお
り、光源からの光の透過率を映像信号に応じて変化させ
ることで画像を表示し、この画像を投射レンズ等の光学
系によりスクリーン上に拡大して表示させる。
【0004】ところで、液晶プロジェクタにおいては、
1枚の液晶パネルを使用する単板式と3枚の液晶パネル
を使用する3板式とがある。単板式は構成が簡単であ
り、低コスト化することができる。しかし、単板式にカ
ラーフィルタを採用してカラー化しようとすると、解像
度が劣化してしまう。このため、現在では3板式が主流
となっている。3板式液晶プロジェクタでは、各画素に
薄膜トランジスタ(以下、TFTという)等のスイッチ
ング素子を有するアクティブマトリクス方式の白黒の液
晶パネルを使用している。
【0005】3板式の液晶プロジェクタにおいては、光
源からの光を一度R(赤),G(緑),B(青)の3原
色に分解してから各色用の液晶パネルに入射させ、各色
用の液晶パネルを通過した3原色光を再び合成してカラ
ー画像を形成するように構成されている。
【0006】最近では、パーソナルコンピュータのプレ
ゼンテーションツールとしての液晶データプロジェクタ
が注目されており、このような液晶データプロジェクタ
は、様々な使用環境に適応させることを考慮すると、画
面の明るさや高解像度の点で、上述の3板式による構造
が適している。
【0007】通常、上記液晶データプロジェクタに使用
される液晶パネルにおいては、入力映像信号に基づく映
像を正確に再現するために、入力映像信号について液晶
パネルを駆動するのに必要な電圧まで増幅させたり、液
晶の長寿命化のための交流駆動を行う等の機能を有する
液晶駆動回路が用いられている。
【0008】図14はこのような従来の3板式液晶デー
タプロジェクタに用いられる液晶駆動回路の一例を示す
ブロック図である。
【0009】図14に示すように、液晶データプロジェ
クタは、例えば3つのアクティブマトリックス方式の液
晶パネル部10,20,30を備えている。各液晶パネ
ル部10,20,30はそれぞれ、液晶パネル,水平駆
動部(サンプル・ホールド回路及び水平ドライバ回
路),垂直駆動部(垂直ドライバ回路)を含んでいる。
液晶パネル部10は、赤(R)の画像を形成し、液晶パ
ネル部20は緑(G)の画像を形成し、また液晶パネル
部30は青(B)の画像を形成するものである。液晶パ
ネル部10には、R色の映像信号(以下R信号)が入力
端子11,映像処理回路12及び交播回路13より供給
され、液晶パネル部20には、G色の映像信号(G信
号)が、入力端子21,映像処理回路22及び交播回路
23より供給され、液晶パネル部30には、B色の映像
信号(B信号)が入力端子31,映像処理回路32及び
交播回路33より供給されるようになっており、また、
各色映像信号を表示するのに必要なクロック及び各種タ
イミングパルスがタイミング回路40から供給されるよ
うになっている。
【0010】映像処理回路は12,22,32はそれぞ
れ、R,G,Bの入力映像信号を増幅,ガンマ補正及び
クランプ処理するための回路である。交播回路13,2
3,33はそれぞれ、R,G,Bの映像信号を1ライン
(即ち1水平期間)毎に信号の交流及び直流電圧ともに
極性反転し、液晶の交流駆動を行う。すなわち、基板の
0Vに対して例えば+4Vに保たれた各液晶パネルの画
素共通電極(コモン端子)10a,20a,30aの各
直流レベルE1 ,E2 ,E3 を中心にして各色の映像信
号を極性反転する。これにより、各液晶パネルにおける
各色映像信号による平均直流レベルの変化をキャンセル
して、常に一定の直流レベルで駆動するようにしてい
る。タイミング回路40は、入力端子41から入力され
る水平(H),垂直(V)の同期信号から、交播回路1
3,23,33の切換えパルスfH及び液晶パネル部1
0,20,30を駆動するためのタイミング信号を生成
している。
【0011】ところで、液晶パネルは図15のような構
造をしており、2枚のガラス基板101,102の間に
液晶100を封じ込めている。また、平面的に見ると、
図16のような構造となっている。液晶で構成される画
素と、この画素に水平駆動部からのサンプル・ホールド
画素信号を供給するための電界効果トランジスタ(FE
T)などの薄膜トランジスタ(TFT)と、このTFT
のソースに水平駆動部からのサンプル・ホールドした画
素信号を供給するソース線と、TFTのゲートに垂直駆
動部からの走査信号を供給するゲート線とを含んでい
る。
【0012】ところが、図15に示す液晶構造において
は、液晶層の厚さが一定でないと、輝度むらが生じる。
輝度むらの出方は、図17及び図18のようである。
【0013】図17は、横軸に入力電圧を、縦軸に明る
さ(輝度)をとり、縦軸の入力電圧をコモン電圧とし、
このコモン電圧を最大値として入力電圧を変化した場合
における液晶層の明るさの変化を示してある。ソース線
に同じ入力電圧を供給しても、液晶層の厚さによって明
るさが異なっている。液晶層の厚さが厚いと、明るさは
明るくなり、液晶層の厚さが薄いと、明るさは暗くなっ
ている。これを、ギャップむらによる輝度むらと呼んで
いる。この時、入力信号のレベルによって液晶層の厚い
場合と薄い場合との明るさの差は異なっている。即ち、
入力電圧が高いときの液晶層の厚さの違いによる明るさ
の差L1 と入力電圧が低いときの液晶層の厚さの違いに
よる明るさの差L2 とでは、L1 >L2 の関係がある。
これは、液晶層の厚さが異なると入力電圧の高低に応じ
て明るさの変化の特性も変化することを意味している。
【0014】このような輝度むらを無くすために、一般
的に液晶の厚さを直径とする球形の支柱(パールビーズ
と呼ばれる)を液晶に混ぜて液晶層の厚さを一定にして
いる。しかしながら、このパールビーズは場所を選ばな
いため、画素上にも存在し、このためパールビーズの存
在が見えるという欠点がある。特に、小形の液晶パネル
では、画素(電極)の大きさが20μm×20μm程度で
あり、またパールビーズの直径が5μm程度であるた
め、画素(電極)に対してパールビーズが大きすぎるた
めにパールビーズを省略せざるを得ない。この省略の結
果、液晶パネルには構造的な変形をもたらし、液晶パネ
ルにおいて画面中央ほど出っ張り(又は凹み)易くな
り、図18に示すように画面中央ほど明るい(又は暗
い)輝度むらとして表れるという問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、小形の液
晶パネルでは、支柱(パールビーズ)を省略せざるを得
ないため、液晶パネルの構造的な変形に基づき、輝度む
らを発生するという問題があった。
【0016】そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、液
晶パネルの液晶層厚さむら(ギャップむら)に起因する
輝度むらの発生を抑えることができる液晶パネルの輝度
むら補正装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る液晶パネルの輝度むら補正装置は、入力映像信号に基
づく映像を表示するための液晶パネルと、前記液晶パネ
ルに前記映像を表示するための信号処理及び表示処理を
行うのに必要なタイミング信号を発生するタイミング回
路と、液晶パネルの液晶層厚さむらに起因する輝度むら
を補正する補正信号を生成する回路であって、前記入力
映像信号のレベルに応じて補正量が変わる補正信号を生
成する補正回路と、前記入力映像信号に対して前記補正
信号を加算する加算手段とを具備したものである。
【0018】請求項1の発明によれば、液晶パネルの入
力映像信号に補正信号を重畳する構成として、輝度むら
を補正することができる。
【0019】請求項2記載の発明による液晶パネルの輝
度むら補正装置は、入力映像信号に基づく映像を表示す
るための液晶パネルと、前記液晶パネルに前記映像を表
示するための信号処理及び表示処理を行うのに必要なタ
イミング信号を発生するタイミング回路と、液晶パネル
の液晶層厚さむらに起因する輝度むらを補正する補正信
号を生成する回路であって、前記入力映像信号のレベル
に応じて補正量が変わる補正信号を生成する補正回路
と、前記液晶パネルの画素共通電極に供給する電圧に対
して前記補正信号を加算する加算手段とを具備したもの
である。
【0020】請求項2の発明によれば、液晶パネルの画
素共通電極に供給するコモン電圧に補正信号を重畳する
構成として、輝度むらを補正することができる。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の液晶パネルの輝度むら補正装置において、前記補正
回路は、液晶パネルの水平方向の中央ほど振幅が小さく
かつ垂直方向の中央ほど振幅が小さくなるようななだら
かな変化の補正用の信号、又は、液晶パネルの水平方向
の中央ほど振幅が大きくかつ垂直方向の中央ほど振幅が
大きくなるようななだらかな変化の補正用の信号のいず
れか一方を発生する手段と、前記補正用の信号の振幅を
前記入力映像信号の振幅レベルに応じて変える手段とを
具備したことを特徴とする。
【0022】請求項3の発明によれば、液晶パネルの液
晶層の厚さがパネル中央ほど凸に又は凹に変形している
場合に、液晶パネルの水平方向の中央ほど振幅が小さく
(又は大きく)かつ垂直方向の中央ほど振幅が小さく
(又は大きく)なるようななだらかな変化の補正用の信
号を生成し、しかも該補正用の信号の振幅を前記入力映
像信号の振幅レベルに応じて変えたものを補正信号とし
て出力することにより、液晶パネルがギャップむらによ
り中央ほど凸又は凹に変形している場合の輝度むらをよ
り高い精度で補正することができる。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の液晶パネルの輝度むら補正装置において、前記補正
回路は、水平同期信号を入力し、1水平周期の三角波信
号を発生する第1の三角波発生回路と、前記第1の三角
波発生回路からの三角波信号を入力し、1水平周期のパ
ラボラ波信号を発生する第1のパラボラ波発生回路と、
垂直同期信号を入力し、1垂直周期の三角波信号を発生
する第2の三角波発生回路と、前記第2の三角波発生回
路からの三角波信号を入力し、1垂直周期のパラボラ波
信号を発生する第2のパラボラ波発生回路と、前記第1
のパラボラ波発生回路からの1水平周期のパラボラ波信
号と前記第2のパラボラ波発生回路からの1垂直周期の
パラボラ波信号とを掛け算し、水平及び垂直方向の補正
用の信号を生成する第1の掛算器と、前記入力映像信号
から高域成分を取り除く低域通過フィルタと、前記第1
の掛算器からの補正用の信号の振幅を、前記入力映像信
号の振幅レベルに応じて変えるゲインコントロール手段
とを具備したことを特徴とする。
【0024】請求項4の発明によれば、液晶パネルが中
央ほど凸に又は凹に変形している場合、請求項3の発明
と同様に、ギャップむらに起因した輝度むらを解消する
ことができる。液晶層の厚さが異なると入力電圧の変化
に対して明るさが同じように変化せず実際には入力電圧
に応じて明るさ変化の特性も変化するが、このような場
合でも前記ゲインコントロール手段にて入力電圧の高低
に応じて補正信号の補正量を変える(入力電圧が高い場
合は補正量を多く入力電圧が低い場合は補正量を少なく
する)ことで、前記輝度むらをより高い精度で補正する
ことができる。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項1,3,4
のいずれか1つに記載の液晶パネルの輝度むら補正装置
において、前記加算手段は、前記液晶パネルが1水平期
間毎に極性反転された映像信号で駆動される場合、映像
信号を1水平期間毎に極性反転する信号処理の前の段階
の映像信号に対して前記補正回路からの補正信号を加算
することを特徴とする。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項2,3,4
のいずれか1つに記載の液晶パネルの輝度むら補正装置
において、前記補正回路は、前記液晶パネルが1水平期
間毎に極性反転された映像信号で駆動される場合、前記
補正信号を1水平期間毎に極性反転する手段を有するこ
とを特徴とする。
【0027】請求項5,6によれば、液晶パネルが1水
平期間毎に極性反転された映像信号で駆動される場合、
補正信号の加算点では、補正信号の極性は液晶パネルに
入力される映像信号の極性に従うように構成することが
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の液晶
パネルの輝度むら補正装置のブロック図を示している。
なお、3板式液晶データプロジェクタに用いられる液晶
駆動回路では、図14に示したようにR,G,Bの3つ
の駆動回路系を要するが、R,G,B用の各駆動回路系
は同様な構成となっているため説明簡略化のため、本実
施の形態では、R用の液晶駆動回路系についてのみ説明
する。
【0029】本実施の形態で、図14の従来例と異なる
点は、映像処理回路12と交播回路13との間に加算器
51と補正回路50を設けた構成とし、加算器51の一
方の入力端に供給される映像信号に対して補正回路50
からの補正信号を加算する構成としている。
【0030】入力端子11に入力されるR用映像信号
は、映像処理回路12を経て加算器51の一方の入力端
に供給される。映像処理回路12は、R入力映像信号を
増幅,ガンマ補正及びクランプ処理するための回路であ
る。加算器51のもう一方の入力端には、後述する補正
回路50からの補正信号が供給されるようになってい
る。
【0031】補正回路50は、液晶パネル部10の液晶
パネル厚さむらに起因する輝度むらを補正する補正信号
を生成するための回路であって、液晶パネルの水平方向
の中央ほど振幅が小さくかつ垂直方向に見ると垂直方向
の中央ほど振幅が小さくなるようななだらかに変化する
信号の振幅を、高域成分を取り除いた入力映像信号の振
幅レベルでゲインコントロール(調整)した補正信号を
発生する。補正回路50の構成については後述の図3〜
図7において述べる。
【0032】加算器51では、図2に示すように映像処
理された入力映像信号に対して補正回路50からの補正
信号を加算し、この補正信号を加算した映像信号を交播
回路13に入力するようになっている。
【0033】交播回路13は、R用映像信号を1水平期
間毎に前記補正された映像信号の交流及び直流電圧とも
に極性反転し、液晶の交流駆動を行う。すなわち、基板
の0Vに対して例えば+4Vに保たれた液晶パネルのコ
モン電極10aの直流レベルE1 に対して前記補正され
た映像信号を極性反転する。交播回路13における1水
平期間毎の極性反転はタイミング回路40からの切換パ
ルスfH を用いて行われる。そして、交播回路13から
出力される1水平期間毎に極性反転した映像信号は、液
晶パネル部10に入力される。
【0034】液晶パネル部10は、R用の交播回路13
からの1水平期間毎の極性反転された信号を入力しサン
プル・ホールドするサンプル・ホールド回路と、サンプ
ル・ホールドされた信号を液晶パネルを駆動するのに必
要な電圧まで増幅し、液晶パネルの各画素の信号線(ソ
ース線)に供給する水平ドライバ回路と、R用の映像を
形成する液晶パネルと、液晶パネル内のTFTのゲート
に走査信号を供給する垂直ドライバ回路とで構成されて
おり、この液晶パネル部10には、RGBの3原色信号
の内、Rの映像信号が、R用交播回路13より供給され
るようになっている。また、このR用交播回路13から
の出力信号を表示するのに必要なクロック及びタイミン
グパルスがタイミング回路40から供給されるようにな
っている。
【0035】タイミング回路40は、入力端子41から
入力される水平(H),垂直(V)同期信号から、交播
回路13への切換パルスfH 及び液晶パネル10を駆動
するためのクロック及びタイミングパルス(サンプリン
グクロックや走査パルスを含む)を生成する一方、補正
回路50で生成する補正信号を入力映像信号の映像期間
に対してタイミング合わせするためのタイミング信号を
生成する。
【0036】図3は上記補正回路50の構成例を示すブ
ロック図である。タイミング回路40からの水平同期信
号(HD),垂直同期信号(VD)をそれぞれ入力端子
101,104に入力する。水平同期信号HDは三角波
発生回路102で1水平周期(以下1H)の鋸歯状の三
角波信号に形成された後パラボラ波発生回路103で1
Hのパラボラ波信号に形成される。垂直同期信号VDは
三角波発生回路105で1垂直周期(以下1V)の鋸歯
状の三角波信号に形成された後パラボラ波発生回路10
6で1Vのパラボラ波信号に形成される。1Hのパラボ
ラ波信号と1Vのパラボラ波信号とは掛算器107の2
つの入力端に供給されて両者が掛算されることにより、
液晶パネルの水平方向の中央ほど振幅が小さくかつ垂直
方向の中央ほど振幅が小さくなるようななだらかな変化
の水平及び垂直方向の補正用の信号が生成される。さら
に、この補正用の信号と、入力端子11からの入力映像
信号をローパスフィルタ(LPF)108を通して高域
成分を除いた信号とを、ゲインコントロール手段として
の掛算器109の2つの入力端に供給して両者を掛算す
ることにより、前記掛算器107からの補正用信号の振
幅を、入力映像信号の振幅レベルに応じて調整(ゲイン
コントロール)した補正信号(b) を出力端子110に出
力し、加算器51の一方の入力端に供給することができ
る。
【0037】上記構成で、三角波発生回路102,パラ
ボラ波発生回路103,三角波発生回路105,パラボ
ラ波発生回路106,及び掛算器107は、液晶パネル
の水平方向の中央ほど振幅が小さくかつ垂直方向の中央
ほど振幅が小さくなるようななだらかな変化の水平及び
垂直方向の補正用の信号を発生する手段Aを構成してお
り、LPF108,及び掛算器(ゲインコントロール手
段)109は、前記の水平及び垂直方向の補正用の信号
の振幅を前記入力映像信号の振幅レベルに応じて変えて
補正信号(b) を生成し、加算器51へ供給する手段Bを
構成している。
【0038】なお、LPF108は掛算器109の後段
に配設してもよい。即ち、掛算器107からのなだらか
な変化の補正用の信号と、入力端子11からの入力映像
信号とをそのまま掛算器109で掛け算した後にLPF
108を通して補正信号(b)を得る構成としてもよい。
【0039】このようにして得られた前記補正信号(b)
は、液晶層の厚さの違いによって生じた輝度むら(図1
7参照)に対してこれを補正するために、入力電圧の高
低に応じて補正量が変わるようにゲインコントロールさ
れた補正信号である。つまり、液晶層の厚さの違いによ
って入力電圧の高低に応じて明るさの変化特性が変化し
た場合でも、前記補正信号(b) を用いることによってよ
り高い精度で輝度むらを除去することが可能である。こ
れについて図4及び図5を参照して以下に説明する。
【0040】液晶層の厚みが変化した場合、従来は、図
4に示すように、入力電圧の変化(横軸)に対して明る
さ(縦軸)が同じように変化するものとして輝度むら補
正を行っていた。図4のような明るさの変化特性の場合
は、図3の回路で言えば、三角波発生回路102,パラ
ボラ波発生回路103,三角波発生回路105,パラボ
ラ波発生回路106,及び掛算器107で構成される手
段Aで得られる補正用の信号を加算器51に供給すれ
ば、輝度むらを解消するのに有効であった。
【0041】しかし、実際に各種の測定を行ってみる
と、特性は図5に示すようになっていると判明した。つ
まり、液晶層の厚さが異なると、入力電圧の変化(横
軸)に応じて明るさ(縦軸)の変化の特性も変化するこ
とが分かった。従って、液晶層の厚さの違いによって生
じる輝度むら補正も入力電圧の高低に応じて補正量を変
えることが必要となる。つまり、入力電圧の高い場合は
補正量を多くし、入力電圧が低い場合は補正量を少なく
する。本発明の実施の形態では、上記の手段Aに加え
て、LPF108及び掛算器(ゲインコントロール手
段)109で構成される手段Bを設けて得られる補正信
号を加算器51に供給すれば、液晶層の厚さの違いによ
る図5に示すような特性の輝度むらをも有効に解消する
ことが可能となる。
【0042】図6は上記補正回路における三角波発生回
路102及びパラボラ波発生回路103の構成例を示す
ものであり、図7はその各部における波形を示してい
る。
【0043】図6に示すように、三角波発生回路102
は、トランジスタQ1 ,Q2 、コンデンサC1 及びスイ
ッチSWを含み、Q1 を流れる電流iにてコンデンサC
1 を充電し、スイッチSWのオン時にそれを放電するも
のである(図7(a) に示す波形参照)。スイッチSW
は、タイミング回路40からの同期信号(例えば水平同
期信号HD)に応答してスイッチング動作する。同期信
号はリセット信号(図7(b) に示す波形参照)として使
用され、コンデンサC1 の充電中にリセット信号が供給
されると、スイッチSWがオンとなり、C1 の電荷は放
電する。かくて三角波が生成される。
【0044】同期信号の1周期をT1 とし、同期信号の
パルス期間をT2 とすると、三角波の波高値Vは、V=
i・T1 /C1 で決まる。
【0045】バラボラ波発生回路103は、掛算器を含
み、三角波発生回路102からの三角波信号を2乗する
ものである。三角波発生回路102からの三角波信号
は、コンデンサC2 で直流カットされ、掛算器の2つの
入力端に供給される。三角波はゼロボルト(0)を中心
にして正負方向に同等レベルの波形を呈するから(図7
(c) に示す波形参照)、これを2乗することにより、パ
ラボラ波が発生する(図7(d) に示す波形参照)。この
パラボラ波の中心位置(底部)は、三角波の中心点
(0)と一致している。
【0046】図8は上記交播回路13の構成例を示すも
のである。加算器51からの補正信号を加算した映像信
号は、反転アンプQ1 と正転アンプQ2 とに供給され、
これらの反転アンプQ1 と正転アンプQ2 によって、正
極性,負極性の2種類の映像信号が形成される。形成さ
れたこれら映像信号は、スイッチ手段SWの対応する入
力端a,bに供給される。そして、スイッチ手段SW
は、タイミング回路40から供給される切換信号fH に
基づいて入力端a,bを1水平期間毎にスイッチング
し、これにより出力端cの出力は1水平期間毎に正極
性,負極性に切り換えられた映像信号となる。つまり、
液晶パネル部10の1H極性反転駆動方式に対応した映
像信号が得られることになる。
【0047】次に、上記構成の装置の動作について、図
9を参照しながら説明する。図9において、(a) は入力
端子11の入力映像信号、(b) は補正回路50からの補
正信号、(c) は前記(a) の信号を増幅等した信号に対し
て前記(b) の補正信号を加算した加算出力、(d) は交播
回路13における反転アンプQ1 と正転アンプQ2 によ
ってそれぞれ生成される正極性,負極性の2種類の映像
信号、(e) はタイミング回路40からの1水平期間毎の
切換パルスfH 、(f) は前記(d) のQ1 ,Q2 の2種類
の映像信号を、スイッチ手段SWで前記(e) の切換パル
スfHを用いて切り換えた交播出力、をそれぞれ示して
いる。
【0048】入力映像信号(a) は映像処理回路12で増
幅等の映像処理がなされる。補正回路50では、入力端
子41からの水平,垂直同期信号に基づき1水平期間ご
との補正信号(b) を生成する。加算器51では、映像処
理回路12からの信号と補正信号(b) とを加算した信号
(c) を出力する。交播回路13では、切換パルス(e)を
用いて信号(c) を1水平期間毎に極性反転した映像信号
(f) を生成して、液晶パネル部10に供給する。
【0049】図10は、液晶パネルに生じるギャップむ
らに起因した輝度むらに対応して、これをキャンセルす
るための補正信号の出し方を説明する図である。
【0050】図10において、(a) は液晶パネルにおけ
る液晶層厚さむら(ギャップむら)を示している。ギャ
ップむらの出方は、図では中央ほど出っ張っている。
(或いは、ギャップむらは、中央ほど凹んでいる。)
(b) は前記(a) のギャップむらに起因して画面上に生じ
る輝度むらを示している。画面中央ほど明るくなる。
(或いは、画面中央ほど暗くなる。)(c) は補正回路5
0による補正信号の出し方を示している。画面のほぼ中
央では、図9(b) で示したような補正信号を生成して加
算器51に供給するが、画面の上部及び下部では、輝度
むらがないため特に補正した信号を生成しない。従っ
て、補正回路50としては、液晶パネルの水平方向の中
央ほど振幅が大きく、またこの信号を垂直方向に見ると
垂直方向の中央ほど振幅が大きくなるようななだらかな
変化の補正信号を生成する回路が必要となる。補正信号
の生成は、ギャップむらの形態つまり輝度むらの形態に
できるだけ適合するように生成することにより、輝度む
らをより高い精度でキャンセルすることが可能となる。
【0051】図11は本発明の他の実施の形態の液晶パ
ネルの輝度むら補正装置のブロック図を示している。こ
こでも、R,G,B用の駆動回路系は同様であるので、
R用の駆動回路系のみを示し、G,B用の駆動回路系に
ついては説明を省略する。
【0052】本実施の形態では、輝度むらをコモン電圧
で補正する構成を示しており、図14の従来例に示した
コモン電圧E1 を、補正回路60と交播回路61によっ
て生成した補正信号(f) によって1水平期間毎に補正し
ている。その他の構成は図14と同様である。
【0053】入力端子11に入力されるR用映像信号
は、映像処理回路12を経て交播回路13に供給され
る。映像処理回路12は、R入力映像信号を増幅,ガン
マ補正及びクランプ処理するための回路である。交播回
路13は、Rの映像信号を1水平期間毎に映像信号の交
流及び直流電圧ともに極性反転し、液晶の交流駆動を行
う。すなわち、基板の0Vに対して例えば+4Vに保た
れた液晶パネルの画素共通電極10aの電圧に対し前記
の映像処理された映像信号を極性反転する。交播回路1
3における極性反転はタイミング回路13からの切換パ
ルスfH を用いて行われる。交播回路13からの1水平
期間毎に極性反転した映像信号は、液晶パネル部10に
供給される。
【0054】補正回路60は、図1における補正回路5
0と同様に、図3に示した回路で構成することができ
る。補正回路60は、液晶パネル部10の液晶層厚さむ
らに起因する輝度むらを補正する補正信号を生成するた
めの回路であって、液晶パネルの水平方向の中央ほど振
幅が大きく(又は小さく)かつ垂直方向に見ると垂直方
向の中央ほど振幅が大きく(又は小さく)なるようなな
だらかに変化する水平及び垂直方向の補正用の信号を生
成し、しかも該補正用の信号の振幅を、高域成分を取り
除いた入力映像信号の振幅レベルでゲインコントロール
(調整)することによって補正信号(e) を発生する。補
正回路60では正極性又は負極性の一方の極性の補正信
号を発生するので、この補正信号(e) を映像信号側の交
播回路13による極性反転に対応させるため、補正回路
60の後段に設けた交播回路61で1水平期間毎に補正
信号(e) の極性反転を行う。
【0055】この交播回路61は、前記映像信号側の交
播回路13と同様に構成(図8参照)することができ、
反転アンプと、正転アンプと、これらのアンプを1水平
期間毎に切り換えるスイッチ手段とで構成できる。
【0056】加算器62では、図12に示すように極性
反転された補正信号(f) を直流コモン電圧E1 に対して
加算する。そして、補正信号(f) が加算されたコモン電
圧(g) が液晶パネル部10の画素共通電極(コモン端
子)10aに供給されるようになっている。
【0057】液晶パネル部10は、R用の交播回路13
からの1水平期間毎の極性反転されたR信号を入力しサ
ンプル・ホールドするサンプル・ホールド回路と、サン
プル・ホールドされたR信号を液晶パネルを駆動するの
に必要な電圧まで増幅し、液晶パネルの各画素の信号線
(ソース線)に供給する水平ドライバ回路と、R用の画
像を形成する液晶パネルと、液晶パネル内のTFTのゲ
ートに走査信号を供給する垂直ドライバ回路とで構成さ
れている。従って、この液晶パネル部10には、RGB
の3原色信号の内、Rの映像信号が、交播回路13より
供給される。また、このR用交播回路13からの出力信
号を表示するのに必要なクロック及びタイミングパルス
がタイミング回路40から供給される。
【0058】タイミング回路40は、入力端子41から
入力される水平(H),垂直(V)同期信号から、交播
回路13及び交播回路61への切換パルスfH 及び液晶
パネル部10を駆動するためのクロック及びタイミング
パルスを生成する一方、補正回路60で生成する補正信
号(e) を入力映像信号の映像期間に対してタイミング合
わせするためのタイミング信号を生成する。
【0059】次に、上記構成の装置の動作について、図
13を参照しながら説明する。図13において、(a) は
入力端子11の入力映像信号、(b) は交播回路13にお
ける反転アンプQ1 と正転アンプQ2 によってそれぞれ
生成される正極性,負極性の2種類の映像信号、(c) は
タイミング回路40からの1水平期間ごとの切換パルス
fH 、(d) は交播回路13からの出力、(e) は補正回路
60で生成される補正信号、(f) は前記(e) の補正信号
を交播回路61で1水平期間毎に極性反転した補正信
号、(g) は前記(f) の補正信号を加算器62にて直流電
圧E1 に加算した補正されたコモン電圧、(h) は液晶パ
ネル部10に供給される映像信号(d) とコモン電圧(g)
との関係、をそれぞれ示している。
【0060】入力映像信号(a) は映像処理回路12で増
幅等の映像処理がなされ、交播回路13では切換パルス
fH を用いて映像処理後の信号を1水平期間毎に極性反
転して映像信号(d) として出力され、液晶パネル部10
に供給される。補正回路60では、入力端子41からの
水平,垂直同期信号に基づき1水平期間毎の補正信号
(e) を生成し、これを交播回路61で1水平期間毎に極
性反転する。加算器62では、直流電源からの電圧E1
に対して、交播された補正信号(f) を加算し、その加算
信号(g) をコモン電圧として液晶パネル部10のコモン
電極10aに供給している。
【0061】本実施の形態においても、図10で説明し
たのと同様に、補正信号の生成を、ギャップむらの形態
つまり輝度むらの形態に適合するように生成することに
より、輝度むらをより高い精度でキャンセルすることが
可能となる。
【0062】尚、以上述べた実施の形態では、液晶パネ
ルにおけるギャップむらがパネル中央ほど出っ張ってい
る場合の輝度むら補正について説明したが、本発明はこ
れに限らず、ギャップむらがパネル中央ほど凹んでいる
場合の輝度むら補正に対しても応用できることは勿論で
ある。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、液晶
パネルの液晶層厚さむら(ギャップむら)に起因する輝
度むらの発生を抑えることができる。従って、3板式の
液晶データプロジェクタ等に使用する小形の液晶パネル
に生じやすいギャップむらに起因した輝度むらをより高
い精度で抑えて、高品位の液晶表示映像を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の液晶パネルの輝度むら
補正装置を示すブロック図。
【図2】図1における輝度むら補正方式を説明する波形
図。
【図3】図1における補正回路の構成例を示すブロック
図。
【図4】従来考えられていた、入力電圧の変化に対する
明るさの変化特性を示す図。
【図5】実際の、入力電圧の変化に対する明るさの変化
特性を示す図。
【図6】図3における三角波発生回路及びパラボラ波発
生回路の構成例を示す回路図。
【図7】図6の各部の波形を示す波形図。
【図8】図1における交播回路の構成例を示す図。
【図9】図1の装置の動作を説明する波形図。
【図10】液晶パネルのギャップむらに起因した輝度む
らの一例と、これをキャンセルするための補正信号の出
し方を説明する図。
【図11】本発明の他の実施の形態の液晶パネルの輝度
むら補正装置を示すブロック図。
【図12】図11における輝度むら補正方式を説明する
波形図。
【図13】図11の装置の動作を説明する波形図。
【図14】従来の3板式液晶データプロジェクタに用い
られる液晶駆動回路の一例を示すブロック図。
【図15】液晶パネルの構造を示す断面図。
【図16】図14の液晶パネルを平面的に見た構成図。
【図17】液晶層の厚さによる明るさの違いを示す図。
【図18】輝度むらの出方を示す図。
【符号の説明】
10…液晶パネル部 10a…画素共通電極(コモン端子) 11…映像信号入力端子 13,61…交播回路 40…タイミング回路 41…同期信号入力端子 50,60…補正回路 51,62…加算器(加算手段) 102…1Hの三角波発生回路 103…1Hのパラボラ波発生回路 105…1Vの三角波発生回路 106…1Vのパラボラ波発生回路 107…掛算器 108…ローパスフィルタ(LPF) 109…掛算器(ゲインコントロール手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NA32 NA43 NB27 NC16 NC23 NC34 ND09 NF05 NG02 5C006 AA01 AA16 AA22 AC27 AF46 AF71 BB16 BC12 BF11 BF21 BF25 BF28 BF31 BF37 FA22 5C058 AA06 BA02 BA06 BB09 BB25 5C060 DB03 DB09 EA00 HB00 HB12 HB16 JA19 5C080 AA10 BB05 CC03 DD05 EE28 FF11 JJ02 JJ04 JJ05 JJ06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号に基づく映像を表示するため
    の液晶パネルと、 前記液晶パネルに前記映像を表示するための信号処理及
    び表示処理を行うのに必要なタイミング信号を発生する
    タイミング回路と、 液晶パネルの液晶層厚さむらに起因する輝度むらを補正
    する補正信号を生成する回路であって、前記入力映像信
    号のレベルに応じて補正量が変わる補正信号を生成する
    補正回路と、 前記入力映像信号に対して前記補正信号を加算する加算
    手段とを具備したことを特徴とする液晶パネルの輝度む
    ら補正装置。
  2. 【請求項2】入力映像信号に基づく映像を表示するため
    の液晶パネルと、 前記液晶パネルに前記映像を表示するための信号処理及
    び表示処理を行うのに必要なタイミング信号を発生する
    タイミング回路と、 液晶パネルの液晶層厚さむらに起因する輝度むらを補正
    する補正信号を生成する回路であって、前記入力映像信
    号のレベルに応じて補正量が変わる補正信号を生成する
    補正回路と、 前記液晶パネルの画素共通電極に供給する電圧に対して
    前記補正信号を加算する加算手段とを具備したことを特
    徴とする液晶パネルの輝度むら補正装置。
  3. 【請求項3】前記補正回路は、 液晶パネルの水平方向の中央ほど振幅が小さくかつ垂直
    方向の中央ほど振幅が小さくなるようななだらかな変化
    の補正用の信号、又は、液晶パネルの水平方向の中央ほ
    ど振幅が大きくかつ垂直方向の中央ほど振幅が大きくな
    るようななだらかな変化の補正用の信号のいずれか一方
    を発生する手段と、 前記補正用の信号の振幅を前記入力映像信号の振幅レベ
    ルに応じて変える手段とを具備したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の液晶パネルの輝度むら補正装置。
  4. 【請求項4】前記補正回路は、 水平同期信号を入力し、1水平周期の三角波信号を発生
    する第1の三角波発生回路と、 前記第1の三角波発生回路からの三角波信号を入力し、
    1水平周期のパラボラ波信号を発生する第1のパラボラ
    波発生回路と、 垂直同期信号を入力し、1垂直周期の三角波信号を発生
    する第2の三角波発生回路と、 前記第2の三角波発生回路からの三角波信号を入力し、
    1垂直周期のパラボラ波信号を発生する第2のパラボラ
    波発生回路と、 前記第1のパラボラ波発生回路からの1水平周期のパラ
    ボラ波信号と前記第2のパラボラ波発生回路からの1垂
    直周期のパラボラ波信号とを掛け算し、水平及び垂直方
    向の補正用の信号を生成する第1の掛算器と、 前記入力映像信号から高域成分を取り除く低域通過フィ
    ルタと、 前記第1の掛算器からの補正用の信号の振幅を、前記入
    力映像信号の振幅レベルに応じて変えるゲインコントロ
    ール手段とを具備したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の液晶パネルの輝度むら補正装置。
  5. 【請求項5】前記加算手段は、前記液晶パネルが1水平
    期間毎に極性反転された映像信号で駆動される場合、映
    像信号を1水平期間毎に極性反転する信号処理の前の段
    階の映像信号に対して前記補正回路からの補正信号を加
    算することを特徴とする請求項1,3,4のいずれか1
    つに記載の液晶パネルの輝度むら補正装置。
  6. 【請求項6】前記補正回路は、前記液晶パネルが1水平
    期間毎に極性反転された映像信号で駆動される場合、前
    記補正信号を1水平期間毎に極性反転する手段を有する
    ことを特徴とする請求項2,3,4のいずれか1つに記
    載の液晶パネルの輝度むら補正装置。
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US09/495,290 US6603452B1 (en) 1999-02-01 2000-02-01 Color shading correction device and luminance shading correction device

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002328649A (ja) * 2001-03-02 2002-11-15 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法および表示駆動装置
JP2016180921A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 株式会社Jvcケンウッド 画像処理装置、プロジェクタ、画像処理方法、及びプログラム

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