JP2000221408A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JP2000221408A
JP2000221408A JP11024930A JP2493099A JP2000221408A JP 2000221408 A JP2000221408 A JP 2000221408A JP 11024930 A JP11024930 A JP 11024930A JP 2493099 A JP2493099 A JP 2493099A JP 2000221408 A JP2000221408 A JP 2000221408A
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revolver
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cover
microscope
objective
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Akira Watanabe
章 渡辺
Hironori Utsuki
裕徳 宇津木
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、対物レンズの盗難、紛失を防止で
きるとともに、有害光に対する安全性も確保できるレボ
ルバを有する顕微鏡を提供する。 【解決手段】複数の対物レンズ6を装着したレボルバ4
のレボルバ皿部403にネジ14を介して固定された筒
状のカバー13により、レボルバ皿部403にねじ込み
式で装着される全ての対物レンズ6の側面外周を囲むよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の対物レンズ
を装着するとともに、これら対物レンズを選択的に光路
上に挿入するためのレボルバを備えた顕微鏡に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、顕微鏡は、複数の対物レンズを
装着したレボルバを有しており、このようなレボルバを
手動または電動により回転させることで、対物レンズを
選択的に観察(照明)光路上に挿入し、所望の拡大像を
得られるようにしている。
【0003】そして、このようなレボルバへの対物レン
ズの取付けは、対物レンズに一体に設けられた外径20
〜30mmで、長さ5mm程度のネジ部を、手作業によ
りレボルバ本体にねじ込むのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような対物レンズ
の取付けによれば、特殊な工具などを一切使用せずに、
対物レンズの着脱、交換ができるので、便利である。
【0005】ところが、この反面で、 1)誰にでも対物レンズの着脱を簡単にできるので、紛
失、盗難のおそれがある。
【0006】2)対物レンズを簡単に取り外せること
は、対物レンズを取り外した後のレボルバの空穴から、
対物レンズの透過率分の損失がない光量が漏れ出るおそ
れがある。つまり、レーザを用いた装置(例えば、オー
トフォーカスやレーザスキャニング顕微鏡、顕微鏡と組
合わせたレーザ加工装置など)では、外部に漏れる出力
が各種規格により規定され、特に、レーザ出力は、強い
程装置の性能は安定するものの人体に悪影響が懸念され
るため、厳しく規格化されている。このため、装置製造
者は、外部に漏れる有害光を極力減らすため、対物レン
ズを取付けた状態で、対物レンズの透過率の損失分を考
慮した上で出力値を決定しているが、上述するように対
物レンズを簡単に取り外せることは、対物レンズを取り
外した後のレボルバの空穴から対物レンズの透過率分の
損失がない有害光が漏れ出すこととなり、危険を招くこ
とがある。
【0007】このことは、紫外線を用いた蛍光顕微鏡や
紫外線顕微鏡、有害な赤外光を含む顕微鏡についても同
様である。
【0008】そこで、(1)の問題点を解決する方法と
して、対物レンズの着脱に工具を用いることが考えられ
るが、標準化されている取付け(ねじ)以外に余計な機
構が付加されることになるため、顕微鏡全体にとってコ
スト的に不利になる。
【0009】また、特公昭61−24968号公報に開
示されるように対物レンズの外周に筒体を取付けること
により、工具なしでは対物レンズを着脱できないように
したものもあるが、標準化された対物レンズに筒体を取
付けるための溝などを形成する必要があり、汎用的でな
いばかりか、特別に溝を形成するためのコストがかかっ
てしまう。
【0010】また、(2)の問題点を解決する方法とし
て、対物レンズが取り外されると同時にレーザ出力を停
止したり、あるいはシャッタを閉じるなどの、いわゆる
インターロック機構を設けることが考えられる。例え
ば、特開平6−250458号公報には、通常の電気的
なスイッチによるインターロック機構とともに、レーザ
光がカバーの外に漏れ出さないようにするシャッタ機構
が開示されている。ところが、このようなものは、標準
的な顕微鏡やレーザ発振器に付加されるシャッタ機構、
電気回路、センサなどが大掛かりなものとなり、コスト
的に不利になる。また、危険防止を必要としない通常の
顕微鏡に使用した場合には、さらにコストを押し上げる
ことになる。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、対物レンズの盗難、紛失を防止できるとともに、有
害光に対する安全性も確保できるレボルバを有する顕微
鏡を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の対物レンズを装着するとともに、回転動作により
前記対物レンズを選択的に光路上に挿入可能にするレボ
ルバと、少なくとも前記複数の対物レンズの側面外周を
囲むように設けられたカバーとにより構成している。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記カバーは、前記複数の対物レンズを装
着する前記レボルバの回転部側に設けられることを特徴
としている。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記カバーは、前記複数の対物レンズを装
着する前記レボルバの固定部側に設けられることを特徴
としている。
【0015】この結果、本発明によれば、レボルバに装
着された複数の対物レンズの側面外周を囲むようにカバ
ーを設けることにより、顕微鏡の操作者が対物レンズに
手を触れることができなくなる。従って、対物レンズの
レボルバへの装着方法が従前のままでも個々の対物レン
ズの不用意な取外しを防止することができ、また、対物
レンズの不用意な取外しを防止することにより、有害な
光線が外部に漏れ出すようなおそれも防止できる。な
お、カバーにより人の手指が対物レンズに触れないよう
にすれば、対物レンズの取外しは確実に不可能になる
が、指一本で触れても複数の指で同時に対物レンズをつ
かむことができない程度にカバーすることで、対物レン
ズの取外しを実質的に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1(a)(b)
は、本発明が適用されるレーザを用いたオートフォーカ
ス装置を有する顕微鏡の概略構成を示している。図にお
いて、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1には、図示
しない標本を載置するステージ2を有するとともに、こ
のステージ2に対応させて観察光学系3を構成するレボ
ルバ4および鏡筒5を配置している。
【0018】レボルバ4は、複数の対物レンズ6を有す
るもので、その回転動作により、これら対物レンズ6の
うち所望するものを観察光軸上に位置させることができ
るようになっている。
【0019】また、顕微鏡本体1内部には、光源7を有
している。そして、この光源7からの照明光を顕微鏡本
体1内部の照明光学系を通し、ハーフミラー8で反射さ
せ、対物レンズ6を透過してステージ2上の標本を照明
し、標本からの反射光を対物レンズ6および鏡筒5を有
する観察光学系3により拡大像として観察可能にしてい
る。
【0020】さらに、顕微鏡本体1内部には、オートフ
ォーカス装置を構成するレーザ発振器9、ハーフミラー
10、11および検出器12を有し、レーザ発振器9か
らのレーザ光をハーフミラー10、11で反射させ、対
物レンズ6を介してステージ2上の標本を照明し、標本
からの反射光を対物レンズ6を介してハーフミラー11
を反射させ、さらにハーフミラー10を透過させて検出
器12により検出し、この反射光の検出結果から顕微鏡
フォーカスを実行するようにしている。
【0021】この場合、レーザ発振器9から出力される
レーザ光は、上述したように人体への危険を生じる可能
性があるため、各種安全性が厳しく制限されており、顕
微鏡本体1全体から放射されるレーザ光に対して各種の
減衰策が取られている。例えば、鏡筒5により観察され
る像に対してはレーザ波長域をカットするためのフィル
タ(バンドパス、ローパス、ハイパスなど)を挿入した
り、レーザ光が通過する光学系全体の透過率を考慮して
レーザ出力を観察者に危険を及ぼさない程度の強さにす
るなどが考えられている。
【0022】図2(a)(b)は、このような顕微鏡に
用いられるレボルバ4の概略構成を示すものである。図
において、401はレボルバ本体で、このレボルバ本体
401は、取付け部402を有し、この取付け部402
により顕微鏡本体1に取付け可能にしている。また、レ
ボルバ本体401は、所定角度傾斜した傾斜面を有し、
この傾斜面にレボルバ皿部403を、軸404を中心に
回転可能に設けている。このレボルバ皿部403上に
は、軸404を中心にした円周方向に沿って複数の対物
レンズ6を着脱可能に設けていて、レボルバ皿部403
周面に設けられた回し環405によりレボルバ皿部40
3全体を、軸404を中心に回転することにより、所望
の対物レンズ6を観察光軸406上に位置させることが
できるようになっている。また、対物レンズ6は、図2
(c)に示すように、基端部に対物レンズ外径より、や
や小さい径のネジ部601を有し、このネジ部601を
レボルバ皿部403の図示しない穴部にねじ込むように
している。
【0023】この場合、対物レンズ6のレボルバ皿部4
03への取付けを、規格化されたネジ部601のねじ込
みにより行なうと、対物レンズ6の着脱が誰でも簡単に
できるため、盗難や紛失を招き易いとともに、通常は、
レボルバ皿部403上の全てのレボルバ穴(図示せず)
に対物レンズ6が取付けられているものが、仮に、この
うちの一つが製造者の意に反して外されると、対物レン
ズ6での透過率分の損失のないレーザ光が対物レンズ6
を取り外した空穴からそのまま外部に漏れ出し、対物レ
ンズ6の透過率による損失を見込んで設定された出力が
安全規格に違反することになるばかりか、仮に、鏡面の
ような光反射率の標本表面より反射されると、この時の
反射光が観察者の目に入ることがあると、危険を生じる
ことにもなる。ちなみに、レボルバ4や鏡筒5のよう
に、必要以上のレーザ光が通過する部位は、全て顕微鏡
本体1に対して工具によって着脱するようになってい
る。
【0024】これらのことを考慮して、第1の実施の形
態のレボルバ4では、レボルバ皿部403に設けられた
回し環405にカバー13取付けている。このカバー1
3は、レボルバ皿部403上に装着される全ての対物レ
ンズ6の側面外周を囲むような筒状をなすもので、基端
部を複数のネジ14により回し環405周面に固定さ
れ、レボルバ皿部403とともに、軸404を中心に回
転可能になっている。この場合、回し環405にカバー
13を固定するためのネジ14は、六角ドライバーなど
の工具により締め込まれるものである。
【0025】このような構成とすると、対物レンズ6を
装着したレボルバ4にネジ14により固定された筒状の
カバー13により、レボルバ皿部403にねじ込み式で
装着される全ての対物レンズ6の側面外周が囲まれるよ
うになるので、顕微鏡の操作者が対物レンズ6に手を触
れることができなくなる。従って、対物レンズ6のレボ
ルバ4への装着方法が従前のままでも、個々の対物レン
ズ6の取外しを簡単にできなくなり、不用意な対物レン
ズ6の盗難や紛失を確実に防止することができる。
【0026】また、レボルバ4に固定されたカバー13
は、ドライバなどの工具を使用しない限り取り外すこと
ができないので、対物レンズ6の意に反した取外しを防
止できる。このことは、レーザ光の出力を対物レンズ6
の透過率による損失を見込んだ設定にしても、不用意に
観察者に対し有害な光線が外部に漏れるようなことがな
くなり、有害光に対する安全性も確保することができ
る。
【0027】さらに、カバー13は、レボルバ皿部40
3の回し環405周面に固定されているので、回し環4
05の代わりにカバー13を持って対物レンズ6の切換
えを行なうことができるようになり、操作性の向上が得
られる。また、対物レンズ6に手を触れることができな
いので、レボルバ操作時に対物レンズ6をつかんで操作
したり、誤って対物レンズ6に外力を加えたりすること
がなくなるので、対物レンズ6を外力から保護して精度
を維持できるという効果も得られる。
【0028】さらにまた、カバー13を透明な樹脂など
で構成すれば、対物レンズ6の表示や標本付近の目視確
認も容易になり、カバー13を取付けていないと同様な
視認性を維持した環境を確保できる。
【0029】(第2の実施の形態)図3(a)(b)
は、本発明の第2の実施の形態に用いられるレボルバの
概略構成を示すもので、図2と同一部分には、同符号を
付している。
【0030】この場合、レボルバ4のレボルバ皿部40
3の回し環405周面に固定されるカバー13は、レボ
ルバ皿部403上に装着される全ての対物レンズ6の側
面外周を囲むような筒状をなすとともに、先端開口周縁
部に沿ってカバー13の中心方向に僅かに延出される突
出部13aを形成している。この場合、突出部13a
は、レボルバ皿部403に装着される対物レンズ6先端
との距離をL2になるようにしている。
【0031】その他は、図2と同様である。
【0032】このような構成とすると、対物レンズ6の
レボルバ皿部403への取付けネジ部601のネジ長を
L1とし、対物レンズ6を取り外すのにネジ長L1分だ
けネジを回して緩めなければならないものとすると、レ
ボルバ皿部403に装着される対物レンズ6先端とカバ
ー13の突出部13aまでの距離L2との関係をL2>
L1としておけば、カバー13を取付けた状態では、無
理に対物レンズ6のネジを緩めて外そうとしても、対物
レンズ6先端がカバー13に衝突して、物理的に取外し
を不可能にできる。
【0033】従って、このようにすれば、無理してカバ
ー13内に指を入れても対物レンズ6を取り外すことが
できないので、第1の実施の形態で述べた効果をさらに
確実なものにできる。
【0034】勿論、レボルバ4の操作性や視認性などの
効果も第1の実施の形態で述べたと同様期待できる。
【0035】(第3の実施の形態)図4(a)(b)
は、本発明の第3の実施の形態に用いられるレボルバの
概略構成を示すもので、図2と同一部分には、同符号を
付している。
【0036】この場合、レボルバ4のレボルバ皿部40
3の回し環405周面に固定されるカバー13は、レボ
ルバ皿部403上に装着される全ての対物レンズ6の側
面外周を囲むような筒状をなすとともに、先端開口周縁
部に沿ってカバー13の中心方向に各対物レンズ6を覆
う位置まで延出される突出部13bを形成している。こ
の場合、突出部13bは、各対物レンズ6に対応する位
置に、対物レンズ6の最大外径よりも小さい径を有する
穴部13cを形成している。
【0037】その他は、図2と同様である。
【0038】このような構成とすれば、レボルバ4のレ
ボルバ皿部403に装着される対物レンズ6は、穴部1
3cを形成した突出部13bを有するカバー13で囲ま
れるので、各対物レンズ6は、完全に取り外し不可能に
することができる。
【0039】従って、このようにしても、第1および第
2の実施の形態と同様な効果に加え、さらにレボルバ4
の回転によるレボルバ4からの発塵をカバー13で受け
止め、他への影響を防止できる効果が期待できる。
【0040】なお、図面より明らかなように対物レンズ
6の先端部は、細くなっているのが一般的なので、カバ
ー13の高さ寸法を対物レンズ6より短くして、各対物
レンズ6の先端をカバー13の突出部13bの対応する
穴部13cより突き出すようにもできる。
【0041】(第4の実施の形態)上述した第1乃至第
3の実施の形態では、手動により操作されるレボルバに
適用する例を述べたが、この第4の実施の形態では、電
動操作される電動レボルバを適用する例を述べている。
【0042】図5(a)(b)は、電動レボルバを有す
る顕微鏡の概略構成を示すもので、図1と同一部分に
は、同符号を付している。
【0043】顕微鏡本体1には、電動レボルバ21を設
けている。この電動レボルバ21は、顕微鏡本体1の前
面に配置されたスイッチ22の操作により電動により回
転動作され、対物レンズ6の観察光路上への切換えを可
能にしている。
【0044】電動レボルバ21には、カバー23を取付
けている。このカバー23は、図6(a)(b)に示す
ように両端開口部の径を異ならした筒状をなすもので、
このうち径の大きな開口部を電動レボルバ21側への取
付け部23aに形成し、この取付け部23aの開口周縁
部に沿って複数のネジ穴23bを形成している。
【0045】そして、このようなカバー23の取付け部
23aを電動レボルバ21の固定部21aに対しネジ穴
23bよりネジ24をドライバなどの工具を用いてねじ
込むことで固定し、全ての対物レンズ6の側面外周を囲
むようにしている。この場合、電動レボルバ21の固定
部21a側に固定されるカバー23は、それ自身回転す
ることなく、カバー23内で電動レボルバ21の回転部
とともに対物レンズ6が回転するようになる。
【0046】なお、この実施の形態でのカバー23は、
図6に示すように一部に切り欠き部23cを有している
が、この切り欠き部23cは、電動レボルバ21に取付
ける際の顕微鏡本体1に対する逃げ形状であり、電動レ
ボルバ21の後方を開口している。このようにしても、
カバー23の顕微鏡本体1との隙間を、指が入らない程
度にしておけば、何等問題ない。
【0047】従って、このようにすれば、電動レボルバ
21についてもカバー23を取付けることにより、不用
意な対物レンズ6の取外しを防止することができ、上述
したと同様な効果を期待できる。
【0048】なお、カバー23の形状は、第2および第
3の実施の形態で述べたように、先端開口周縁部に沿っ
て中心方向に延出される突出部を形成するようにしても
よい。また、カバー23の取付け部23aを電動レボル
バ21の回転部側に取付け、電動レボルバ21による対
物レンズ6の切換え時に回転可能にすることもできる。
【0049】(第5の実施の形態)第5の実施の形態
は、第4の実施の形態と同様に電動レボルバを適用した
ものである。
【0050】図7(a)(b)は、電動レボルバを有す
る顕微鏡の概略構成を示すもので、図5と同一部分に
は、同符号を付している。
【0051】この場合、電動レボルバ21には、カバー
31を取付けている。このカバー31は、図8(a)
(b)(c)に示すように両端開口部の径を異ならした
筒状をなすもので、このうち径の大きな開口部を電動レ
ボルバ21側への取付け部31aに形成し、この取付け
部31aの開口周縁部に沿って複数のネジ穴31bを形
成するとともに、ひさし状に張り出した矩形状のシール
ド板32を一体に形成している。このシールド板32
は、透明または半透明の樹脂などの材質で構成されるも
のである。
【0052】そして、このようなカバー31の取付け部
31aを電動レボルバ21の固定部21aに対しネジ穴
31bよりネジ33をドライバなどの工具を用いてねじ
込むことで固定し、全ての対物レンズ6の側面外周を囲
むようにするとともに、シールド板32を顕微鏡本体1
前方に突出して配置するようにしている。この場合、電
動レボルバ21の固定部21aに固定されるカバー31
は、それ自身回転することなく、カバー31内で電動レ
ボルバ21の回転部とともに対物レンズ6が回転するよ
うになる。
【0053】このような構成とすれば、電動レボルバ2
1にカバー31を取付けた状態で、顕微鏡本体1前方に
突出して透明または半透明のシールド板32が設けられ
るので、観察者に対し視認性を保ちつつ、観察者の息
や、上方から落下される塵から標本を守る役目を果たす
ことができる。また、仮に、対物レンズ6からレーザ光
などが図示破線矢印34に沿って観察者側に向かうこと
があっても、シールド板32が介在されるので、このシ
ールド板32(およびカバー31全体)にレーザ波長が
透過しないような材質(可視光は通すものが望ましい)
のものを用いれば、さらに安全性を高めることもでき
る。
【0054】従って、このようにすれば、カバー31に
より不用意な対物レンズ6の取外しを防止できととも
に、シールド板32の存在による息除け、塵除け、危険
レーザ波長のカットなどの機能を一体で構成できるよう
になるので、それぞれを個々に設けるよりもコストダウ
ンを実現することができる。
【0055】図9(a)(b)は、第5の実施の形態の
変形例を示すもので、カバー31に一体に形成されるシ
ールド板32は、楕円状に形成したもので、このような
シールド板32を用いても、第5の実施の形態と同様な
効果を期待できる。
【0056】なお、上述では、レーザ光について述べた
が、特殊な波長域の光線(紫外線、赤外線)、波長に関
わらず大光量の直視防止に対して適応可能である。ま
た、特殊波長に対しては、カバー31またはシールド板
32の材料の波長カットの特性選択を行なえばよく、大
光量に対しては、材質を減光フィルタなどの光学素子で
カバー31を構成すればよい。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、標
準化されている対物レンズのレボルバへの取付け方法は
そのままで、対物レンズの盗難や紛失を確実に防止する
ことができるとともに、不用意に有害な光線が外部に漏
れるようなことがなくなり、有害光に対する安全性も確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態に用いられるレボルバの概略
構成を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に用いられるレボル
バの概略構成を示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に用いられるレボル
バの概略構成を示す図。
【図5】本発明の第4の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図6】第4の実施の形態に用いられるカバーの概略構
成を示す図。
【図7】本発明の第5の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図8】第5の実施の形態に用いられるカバーの概略構
成を示す図。
【図9】第5の実施の形態の変形例の概略構成を示す
図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体 2…ステージ 3…観察光学系 4…レボルバ 401…レボルバ本体 402…取付け部 403…レボルバ皿部 404…軸 405…回し環 406…観察光軸 5…鏡筒 6…対物レンズ 601…ネジ部 7…光源 8…ハーフミラー 9…レーザ発振器 10…ハーフミラー 10.11…ハーフミラー 11…ハーフミラー 12…検出器 13…カバー 13a…突出部 13b…突出部 13c…穴部 14…ネジ 21…電動レボルバ 21a…固定部 22…スイッチ 23…カバー 23a…取付け部 23b…ネジ穴 23c…欠き部 24…ネジ 31…カバー 31a…取付け部 31b…ネジ穴 32…シールド板 33…ネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の対物レンズを装着するとともに、
    回転動作により前記対物レンズを選択的に光路上に挿入
    可能にするレボルバと、 少なくとも前記複数の対物レンズの側面外周を囲むよう
    に設けられたカバーとを具備したことを特徴とする顕微
    鏡。
  2. 【請求項2】 前記カバーは、前記複数の対物レンズを
    装着する前記レボルバの回転部側に設けられることを特
    徴とする請求項1記載の顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記カバーは、前記複数の対物レンズを
    装着する前記レボルバの固定部側に設けられることを特
    徴とする請求項1記載の顕微鏡。
JP11024930A 1999-02-02 1999-02-02 顕微鏡 Withdrawn JP2000221408A (ja)

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