JP2000221173A - 接着面の非破壊検査法およびその装置 - Google Patents

接着面の非破壊検査法およびその装置

Info

Publication number
JP2000221173A
JP2000221173A JP11020669A JP2066999A JP2000221173A JP 2000221173 A JP2000221173 A JP 2000221173A JP 11020669 A JP11020669 A JP 11020669A JP 2066999 A JP2066999 A JP 2066999A JP 2000221173 A JP2000221173 A JP 2000221173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflected wave
ultrasonic
waveform pattern
destructive inspection
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11020669A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kawachi
武 川地
Osao Hori
長生 堀
Akiko Okuda
章子 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP11020669A priority Critical patent/JP2000221173A/ja
Publication of JP2000221173A publication Critical patent/JP2000221173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波を用いて接着界面層に空気層が存在す
るかどうかを検査することにより、製品を破壊すること
なく、かつ、簡単に接着の良否を判定する。 【解決手段】 第1部材10に接着したシート状の第2
部材12の表面より超音波を入射し、この入射した超音
波の反射波を画像として取り込み、この画像によって表
示される反射波の波形パターンから接着界面層14に存
在する空気層Aの有無を判断し、これによって接着性を
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状部材の接
着面の良否を超音波を用いて判定する非破壊検査法およ
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高層煙突や高層橋脚に用いられるRC造
の筒状構造物を構築する手段にスリップフォーム工法が
ある。このスリップフォーム工法は、対向配置された1
対の型枠間にコンクリートを打設するとともに、この型
枠をコンクリートに対して相対的に上方に移動させて脱
型し、更にその上部にコンクリートを打設するという動
作を繰り返すことで、連続した筒状構造物を構築しつつ
型枠の盛り替え作業を省力化できるようになっている。
【0003】かかるスリップフォーム工法では型枠を相
対移動させるためには、コンクリートに対する縁切り性
を良好にする必要があり、特開平9−100625号公
報に開示されるように、型枠の内面に凝結遅延物質とバ
インダーとからなる塗布膜を固着形成する技術が提案さ
れる。また、これ以外にも縁切り性の富む滑性シートを
貼り合わせることが提案されている。
【0004】ところで、滑性シートの接着作業時には接
着材の塗布量,加熱温度,加熱時間および圧着力等の管
理が行われるが、この接着部分に不良個所が存在する
と、工事開始後に滑性シートに膨れや剥がれが発生して
しまう。このため、滑性シートの接着状態を予め検査す
る必要があるが、この検査には通常は接着力試験によっ
て行われる。この接着力試験は滑性シートに剥がれ方向
の荷重を付加して、その時の耐荷重を測定するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
着力試験は破壊検査であるため、どうしても検査を行っ
た製品は使い物にならなくなり、このため全製品に対し
て検査を行うことができず、多くても製品総数の1パー
セント程度しか検査できない。また、検査にあたって製
品を検査機にセットして滑性シートに剥離荷重かけると
いう困難な作業を伴うため、1回の試験に要する時間が
長くかかってしまうという課題があった。
【0006】ところで、上記滑性シートの接着不良の原
因の一つとして、接着界面層に空気を巻き込んでしまう
ことが挙げられる。つまり、接着界面層に存在する空気
層によって滑性シートの密着性が悪化してしまうことが
判明した。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、超音波を用いて接着界面層に空気層
が存在するかどうかを検査することにより、製品を破壊
することなく、かつ、簡単に接着の良否を判定すること
ができる接着面の非破壊検査法およびその装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示す接着面の非破壊検査法にあ
っては、第1部材とこれに接着した第2部材のいずれか
一方の表面より超音波を入射し、この入射した超音波の
反射波を画像として取り込み、この画像によって表示さ
れる反射波の波形パターンから上記接着界面層に存在す
る空気層の有無を判断し、これによって接着性を判定す
る。
【0009】この際用いられる本発明の請求項3に示す
接着面の非破壊検査装置は、第1部材および第2部材の
いずれか一方から他方に向かって超音波を発信するとと
もに、該超音波の反射波を受信する超音波測定器と、該
超音波測定器で測定された反射波を画像処理して波形パ
ターンに変換し表示する画像処理手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】この非破壊検査法およびその装置では、第
1部材と第2部材との接着面の状態は、接着界面層に空
気層が存在するかどうかが超音波測定器から入射した超
音波の反射波によって異なることとなり、この反射波を
画像処理手段で画像処理することで得られる波形パター
ンから空気層を容易に判断することができる。つまり、
空気層が存在する場合は接着不良、空気層が存在しない
場合は接着良として簡単かつ正確に判断できる。このた
め、接着面の検査は超音波を入射してこれの反射波を画
像処理手段に入力するという簡単な操作であるため、検
査を簡単かつ短時間のうちに行うことができ、かつ、検
査した製品は破壊されることがないため、全ての製品に
対して検査が可能となって各製品の安全性を確保でき
る。また、検査は画像に変換した波形パターンによって
判断できるため、検査に特別な技術を要することなく、
熟練の無い検査員でも容易かつ確実に判断することがで
きる。
【0011】また、本発明の請求項2に示す接着面の非
破壊検査法にあっては、上記反射波の波形パターンは、
接着界面層の反射度値から算出される反射率の正負によ
って山部および谷部として表示することが望ましい。
【0012】この非破壊検査法にあっては、反射波の波
形パターンは接着界面層の反射度値から山部および谷部
として表示されることにより、これら山部および谷部を
確認することにより一目瞭然で空気層が有るか無いかを
判断できるため、接着面の良否をより迅速かつ正確に検
査することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図6は本発明の
接着面の非破壊検査法およびその装置の一実施形態を示
し、図1は非破壊検査法およびその装置の基本構成を示
す概略構成図、図2は本発明の非破壊検査法が用いられ
るスリップフォーム工法の型枠構造を示す要部構成図、
図3は接着不良個所の反射波を画像に取り込んだ波形パ
ターンの一例を示すグラフ、図4は接着良好個所の反射
波を画像に取り込んだ波形パターンの一例を示すグラ
フ、図5はテストピースの接着力と接着性判定結果を示
す偏差グラフ、図6は実際の製品の接着力と接着性判定
結果を示す偏差グラフである。
【0014】本実施形態の接着面の非破壊検査装置は、
第1部材10および第2部材12のいずれか一方から他
方に向かって超音波を発信するとともに、該超音波の反
射波を受信する超音波測定器を構成する後述の発信子5
0、受信子52、超音波発信手段54、並びに超音波受
信手段56と、該超音波測定器で測定された反射波を画
像処理して波形パターンに変換し表示する、後述する画
像生成手段58および画像表示手段60とからなる画像
処理手段とを備えて構成される。
【0015】また本実施形態の接着面の非破壊検査法
は、第1部材10に接着したシート状の第2部材12の
表面より超音波を入射し、この入射した超音波の反射波
を画像として取り込み、この画像によって表示される反
射波の波形パターンから上記接着界面層14に存在する
空気層Aの有無を判断し、これによって接着性を判定す
る。このとき、上記反射波の波形パターンは、接着界面
層14の反射度値から算出される反射率の正負によって
山部および谷部として表示するものである。
【0016】本実施形態では検査される対象物として
は、図2に示すようにスリップフォーム工法の型枠22
が用いられる。即ち、この型枠22の内側面にはコンク
リートCとの縁切り性を高めるために、肉厚が1mm程
度のテフロンなどの滑性に優れる樹脂製シート42が接
着材を介して貼り付けられており、この樹脂製シート4
2の接着状態が本実施形態の非破壊検査法によって検査
されるようになっている。
【0017】即ち、上記型枠22が用いられるスリップ
フォーム工法の型枠装置は、作業床梁の下部に懸垂支持
される支持ヨーク12と、支持ヨーク12の下部に懸垂
固定される下部支保工14とを備える。
【0018】支持ヨーク12は、上部作業床梁10の直
下に移動可能に平行配置されるヨーク梁16と、ヨーク
梁16の下方に平行配置され、かつ、上面に足場板18
aが設置される下部床梁18と、ヨーク梁16と各下部
床梁18間を連結するヨーク支柱20と、両下部床梁1
8の下部対向端に対向配置される上記型枠22と、各下
部床梁18の外側に立設され、かつ、紙面と直交する方
向に手摺り24が配置される支持ステーとを備えて概略
構成される。
【0019】支持ヨーク12は、ヨーク梁16の上部に
突出し、かつ、各支柱20にそれぞれブレース20aに
より連結された支持材28を介して作業床梁10の下部
に沿って移動可能に懸垂支持されている。ヨーク支柱2
0間には、連結ビーム30が水平に配置され、この連結
ビーム30の略中央部分に反力ジャッキ32が固定され
ている。
【0020】反力ジャッキ32は、型枠22に打設され
たコンクリートCの中央を貫通して建て込まれるととも
に、コンクリートCの上部に突出する反力用ロッド34
に挿通されて、このロッド34に沿って型枠装置全体を
上昇させるようになっている。また、型枠22は、上下
を連結ビーム30および下部床梁18に傾斜状に連結さ
れた支持フレーム36および支柱20の下部に一体に垂
設された支持フレーム38の内側に移動調整装置40を
介して勾配変化可能に配置されている。
【0021】かかる型枠装置では、コンクリートCの打
設後、十分に強度が発現するまでの間上昇を停止して、
ロッド34の周囲に図外の縦筋や横筋の配筋作業が行わ
れる。そして、配筋が完了した後、上部作業床梁10と
ともに支持ヨーク12および下部支保工14を全体的に
一打設量分だけ上昇させることで、上記コンクリートC
を残した状態で型枠22が上方に移動して、次のコンク
リートの打設準備作業が完了する。このとき、型枠22
内面に接着された樹脂製シート42の滑性によりコンク
リートCとの縁切り性が高められて、コンクリートC表
面に引っ掻き傷や脱落箇所を生ずることなく滑らかに型
枠22が上昇される。
【0022】上記型枠22はこれの製作段階で、樹脂製
シート42を接着した後に図1に示したように非破壊検
査が行われることになる。即ち、本実施形態ではこの非
破壊検査は、第1部材としての型枠22と第2部材とし
ての樹脂製シート42との接着性を検査するようになっ
ている。この非破壊検査は超音波を用いて検査され、ま
ず、樹脂製シート42の表面に、超音波を発信する発信
子50とこれから発信された超音波の反射波を受信する
受信子52とを押し当てる。発信子50には、超音波発
信手段54から超音波がパルス信号として入力され、発
信子50から樹脂製シート42内に超音波が一定周期で
入射される。
【0023】発信子50から入射された超音波は、その
一部が接着界面層14で反射され、この反射波を受信子
52で捉えて超音波受信手段56に出力され、これから
画像生成手段58に出力される。画像生成手段58は入
力された反射波を画像処理して画像表示手段60に波形
パターン62を表示するようになっている。また、画像
生成手段58は、反射波に接着界面層14の反射度値を
算入して波形パターン62を求めるようになっており、
この波形パターン62は反射度値から算出される反射率
の正負によって山部および谷部として表示される。この
とき、波形パターン62は超音波の反射波の強度ではな
く、接着界面層14に空気層Aの有無によって反射波の
パターンが異なる現象が生じ、このことによって接着の
良否を判断するようになっている。
【0024】図3は接着不良の場合の波形パターン62
を示し、樹脂製シート42と鋼製の型枠22との接着界
面層14に空気層Aが存在するために、超音波の反射は
下地となる鋼製の型枠22ではなく空気層Aで起こる。
このため、波形パターン62には山部62aのピークP
が最初に見られ、次に谷部62bが見られる。そして、
樹脂製シート42を通過した後の超音波の波形は、空気
層Aの存在により型枠22と樹脂製シート42との間で
超音波の反響が起こらないため、平坦(図中→で示す部
分)となる。
【0025】図4は接着良好の場合の波形パターン62
を示し、樹脂製シート42に密着して型枠22が存在
し、空気層Aが存在しないため超音波の反射が下地の型
枠22で起こる。このため、谷部62bが最小に見ら
れ、次に山部62aのピークPが見られる。そして、樹
脂製シート42を通過した後の超音波の波形は、空気層
Aが存在しないため下地の型枠22の素地の表面粗さ
(目粗し)の影響を受けて反響し、波形パターン62は
平滑ではなく波打つような様子(図中→で示す部分)と
なる。
【0026】つまり、接着状態の不良と良好との違い
は、→で示す部分の平滑性と波打ち性との差としても現
れるが、最も顕著な違いとして山部62aと谷部62b
との前後関係がある。これは反射度値(インピーダン
ス)から算出される反射率が正となるか負となるかによ
る。このような波形パターン62の違いは、反射度値が
物質固有の値を取ることに起因すると考えられる。ここ
で、空気層Aの反射度値は0.0004であるのに対
し、鋼は4.5となる。
【0027】「実施例1」鋼板に厚み1mm程度の樹脂
製シートを圧着条件を代えて貼付したテストピースパネ
ルについて、超音波による接着性非破壊検査を行った。
同一接着剤を使用し、圧着条件は、強、弱、無しの3種
類とし、各テストピースパネルについて10×15(c
m)の範囲内を任意に9箇所選び、超音波を入射して接
着性判定を行った。その結果、圧着強は検査した9箇所
全てが図4(接着良:○)の波形パターン62、圧着弱
は9箇所中7箇所が図3(接着悪:×)の波形パターン
62、また、圧着無しは9箇所全てが図3(接着悪:
×)の波形パターン62を示した。これらのテストピー
スパネルについて、樹脂製シートと鋼板との引張り接着
力を試験した結果を図5に示す。これにより、接着不良
と判定されたテストピースパネルは接着力が低く、接着
良好と判定されたテストピースパネルの1/2から1/
4程度であった。このように、超音波による非破壊検査
によって接着力を推定評価することが可能である。
【0028】「実施例2」実際に納品されたスリップフ
ォーム工法の型枠22について、超音波による接着性の
非破壊検査を行った。次に、接着性が悪いと判定した領
域と、接着性が良好と判定した領域に付いてそれぞれ接
着力試験を行った。その結果を図6に示すと、接着性が
悪いと判定した領域の接着力が、接着性良好と判定した
領域の約1/2程度と低くなる。
【0029】以上説明したように本実施形態の接着面の
非破壊検査法はスリップフォーム工法の型枠22に用い
たもので、型枠22とこれの内面に貼り付けられる樹脂
製シート42との接着状態は、超音波の反射波を画像と
して取り込んだ波形パターン62から判断するようにな
っている。つまり、接着状態は接着界面層14に空気層
Aが存在するかどうかで接着の良否を判断するもので、
この空気層Aの有無は波形パターン62に現れる山部6
2aと谷部62bの前後関係で理解される。
【0030】つまり、この非破壊検査法およびその装置
にあっては、反射波の波形パターン62は接着界面層1
4の反射度値から山部62aおよび谷部62bとして表
示されることにより、これら山部62aおよび谷部62
bの前後関係を確認することにより一目瞭然で空気層が
有るか無いかを判断できる。このため、接着面の検査は
超音波測定器の発信子50から超音波を入射してこれの
反射波を画像処理手段の画像生成手段58に入力すると
いう簡単な操作にして、検査を短時間のうちに正確に行
うことができ、かつ、検査した製品は破壊されることが
ないため、全ての製品に対して検査が可能となって各製
品の安全性を確保できる。また、検査は画像として取り
込んだ波形パターン62によって判断できるため、検査
に特別な技術を要することなく、熟練の無い検査員でも
容易かつ確実に判断することができる。
【0031】ところで、本実施形態では型枠22の内面
に貼り付けた樹脂製シート42を例にとって、これの接
着状態を非破壊検査する場合を説明したが、これに限る
ことなくシート状の部材を他の部材に貼り付けたもので
あれば本発明を適用して、両部材間の接着状態を非破壊
検査することができる。
【0032】また上記実施形態では、樹脂製シート42
側から超音波を入射するようにしたが、当該シート42
が張り付けられる相手の部材側から超音波を入射するよ
うにしてもよいことはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1お
よび3に示す接着面の非破壊検査法およびその装置にあ
っては、第1部材と第2部材との接着界面層に空気層が
存在するかどうかで、両者間の接着状態を判断するもの
で、第1部材および第2部材のいずれか一方の表面より
入射した超音波の反射波を画像処理手段で画像処理する
ことで得られる波形パターンから空気層の有無を判定す
るようにしたので、接着性の判断を簡単かつ迅速に、し
かも正確に検査することができる。また、検査した製品
は破壊されることがないため、全ての製品に対して検査
が可能となって各製品の安全性を確保できるとともに、
検査は画像に取り込んだ波形パターンによって判断でき
るため、検査に特別な技術を要することなく、熟練の無
い検査員でも容易かつ確実に判断することができる。
【0034】また、本発明の請求項2に示す接着面の非
破壊検査法にあっては、反射波の波形パターンを、接着
界面層の反射度値から算出される反射率の正負によって
山部および谷部として表示するようにしたので、これら
山部および谷部を確認することにより一目瞭然で空気層
が有るか無いかを判断できるため、接着面の良否をより
迅速かつ正確に検査することができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着面の非破壊検査法およびその装置
の基本構成を示す概略構成図である。
【図2】本発明の非破壊検査法が用いられるスリップフ
ォーム工法の型枠構造を示す要部構成図である。
【図3】本発明の非破壊検査法にあって接着不良個所の
反射波を画像に取り込んだ波形パターンの一例を示すグ
ラフである。
【図4】本発明の非破壊検査法にあって接着良好個所の
反射波を画像に取り込んだ波形パターンの一例を示すグ
ラフである。
【図5】本発明の非破壊検査法にあってテストピースの
接着力と接着性判定結果を示す偏差グラフである。
【図6】本発明の非破壊検査法にあって実際の製品の接
着力と接着性判定結果を示す偏差グラフである。
【符号の説明】
10 第1部材 12 第2部材 14 接着界面層 22 型枠(第1部材) 42 樹脂製シート(第2部材) 50 発信子 52 受信子 54 超音波発信手段 56 超音波受信手段 58 画像生成手段 60 画像表示手段 62 波形パターン A 空気層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 章子 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 Fターム(参考) 2G047 AA10 AB07 BA03 BC00 EA09 EA10 GG23 GH06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材に第2部材を一体に接着してな
    る接着面の非破壊検査法において、 第1部材および第2部材のいずれか一方の表面より超音
    波を入射し、この入射した超音波の反射波を画像として
    取り込み、この画像によって表示される反射波の波形パ
    ターンから接着界面層に存在する空気層の有無を判断
    し、これによって接着性を判定することを特徴とする接
    着面の非破壊検査法。
  2. 【請求項2】 上記反射波の波形パターンは、接着界面
    層の反射度値から算出される反射率の正負によって山部
    および谷部として表示することを特徴とする請求項1に
    記載の接着面の非破壊検査法。
  3. 【請求項3】 第1部材に第2部材を一体に接着してな
    る接着面の非破壊検査装置において、 第1部材および第2部材のいずれか一方から他方に向か
    って超音波を発信するとともに、該超音波の反射波を受
    信する超音波測定器と、該超音波測定器で測定された反
    射波を画像処理して波形パターンに変換し表示する画像
    処理手段とを備えたことを特徴とする接着面の非破壊検
    査装置。
JP11020669A 1999-01-28 1999-01-28 接着面の非破壊検査法およびその装置 Pending JP2000221173A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11020669A JP2000221173A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 接着面の非破壊検査法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11020669A JP2000221173A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 接着面の非破壊検査法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000221173A true JP2000221173A (ja) 2000-08-11

Family

ID=12033621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11020669A Pending JP2000221173A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 接着面の非破壊検査法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000221173A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004040293A1 (en) * 2002-10-31 2004-05-13 Martin Lehmann Method and apparatus for manufacturing and ultrasonic testing of bonding region of sealed foodstuff containers
DE102009060106A1 (de) 2009-12-17 2011-06-22 Salzgitter Mannesmann Line Pipe GmbH, 57074 Verfahren zur Prüfung von Verbindungen metallischer Werkstücke mit Kunststoffmassen auf Hohlräume mittels Ultraschall
KR101328515B1 (ko) 2012-08-20 2013-11-13 (주)제이스코리아 강재 거푸집과 콘크리트의 결합구조물의 검사방법 및 장치
WO2015018116A1 (zh) * 2013-08-07 2015-02-12 国家电网公司 一种钢管混凝土粘结状态超声波检测的方法
JP2017138180A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 デュプロ精工株式会社 折畳接着装置、接着状態検出方法及び折畳接着方法
AU2015373364B2 (en) * 2014-12-30 2020-11-26 Technip France Method of checking a flexible line and associated installation
CN114450138A (zh) * 2020-05-20 2022-05-06 株式会社Lg新能源 用于超声波检查的系统和方法
WO2022119721A1 (en) * 2020-12-01 2022-06-09 Verifi Technologies, Llc System and method for evaluating defects in a material

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004040293A1 (en) * 2002-10-31 2004-05-13 Martin Lehmann Method and apparatus for manufacturing and ultrasonic testing of bonding region of sealed foodstuff containers
US6804873B2 (en) 2002-10-31 2004-10-19 Martin Lehmann Method for manufacturing containers and apparatus
CN100412544C (zh) * 2002-10-31 2008-08-20 马丁·莱曼 制造填充容器的方法及用于检验填充容器的装置
EP1970703A1 (en) * 2002-10-31 2008-09-17 Martin Lehmann Method and apparatus for manufacturing and ultrasonic testing of sealed containers
US9535040B2 (en) 2009-12-17 2017-01-03 Salzgitter Mannesmann Line Pipe Gmbh Method for testing connections of metal workpieces to plastic compounds for cavities by means of ultrasound
WO2011072638A1 (de) 2009-12-17 2011-06-23 Salzgitter Mannesmann Line Pipe Gmbh Verfahren zur prüfung von verbindungen metallischer werkstücke mit kunststoffmassen auf hohlräume mittels ultraschall
DE102009060106A1 (de) 2009-12-17 2011-06-22 Salzgitter Mannesmann Line Pipe GmbH, 57074 Verfahren zur Prüfung von Verbindungen metallischer Werkstücke mit Kunststoffmassen auf Hohlräume mittels Ultraschall
KR101328515B1 (ko) 2012-08-20 2013-11-13 (주)제이스코리아 강재 거푸집과 콘크리트의 결합구조물의 검사방법 및 장치
WO2015018116A1 (zh) * 2013-08-07 2015-02-12 国家电网公司 一种钢管混凝土粘结状态超声波检测的方法
AU2015373364B2 (en) * 2014-12-30 2020-11-26 Technip France Method of checking a flexible line and associated installation
EP3241020B1 (fr) * 2014-12-30 2021-03-24 Technip N-Power Procédé de contrôle d'une ligne flexible et installation associée
JP2017138180A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 デュプロ精工株式会社 折畳接着装置、接着状態検出方法及び折畳接着方法
CN114450138A (zh) * 2020-05-20 2022-05-06 株式会社Lg新能源 用于超声波检查的系统和方法
JP2022548610A (ja) * 2020-05-20 2022-11-21 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 超音波検査システムおよび方法
JP7438600B2 (ja) 2020-05-20 2024-02-27 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 超音波検査システムおよび方法
WO2022119721A1 (en) * 2020-12-01 2022-06-09 Verifi Technologies, Llc System and method for evaluating defects in a material

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Soleimanpour et al. Locating delaminations in laminated composite beams using nonlinear guided waves
US10953608B2 (en) Structural health monitoring of curved composite structures using ultrasonic guided waves
US5841034A (en) Bonded joint analysis
Neuenschwander et al. Application of air-coupled ultrasonics for the characterization of polymer and polymer-matrix composite samples
JP4244334B2 (ja) 超音波材料評価装置
Schabowicz et al. A nondestructive methodology for the testing of fibre cement boards by means of a non-contact ultrasound scanner
JP2000221173A (ja) 接着面の非破壊検査法およびその装置
Campione et al. Bond characterization of monolithic and layered glass panels and ultrasonic tests to control glued surfaces
Li et al. Linear and nonlinear guided wave based debonding monitoring in CFRP-reinforced steel structures
Lau One dimensional predictive model of interfacial stiffness in FRP-bonded concrete system using acoustic-laser technique
KR101942792B1 (ko) 강재의 품질 평가 방법 및 품질 평가 장치
CN114646687A (zh) 基于超声临界折射纵波的碳纤维复合板材表层应力检测方法
Clay et al. Comparison of diagnostic techniques to measure damage growth in a stiffened composite panel
Carrino et al. An innovative method based on nonlinear Lamb waves for locating disbonds in Single-Lap joints
Silitonga et al. Evaluation of laminated glass adhesion strength based on Lamb waves through the observation of the Schoch effect
JP4587535B2 (ja) 複合構造物の剥離検知方法および検知装置
Djordjevic Remote non-contact ultrasonic testing of composite materials
JPS63175762A (ja) 超音波による接着状態検査方法
JP2018179751A (ja) 超音波検査方法及び超音波検査装置
Adams Testing of bonded joints
JP2002168841A (ja) 複合板界面における剥離検査装置
Helsel NDT to characterize 3D printed concrete interlayer bonds
JPH0862090A (ja) 積層構造体検査装置
JPH10246722A (ja) プラスチック管融着接合部の検査方法
Hung et al. Shearography for rapid nondestructive evaluation of bonded composite structures

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309