JP2000218574A - ツーリングの保持構造 - Google Patents
ツーリングの保持構造Info
- Publication number
- JP2000218574A JP2000218574A JP11025267A JP2526799A JP2000218574A JP 2000218574 A JP2000218574 A JP 2000218574A JP 11025267 A JP11025267 A JP 11025267A JP 2526799 A JP2526799 A JP 2526799A JP 2000218574 A JP2000218574 A JP 2000218574A
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- JP
- Japan
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- tooling
- tool holder
- tool
- pull stud
- groove
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ツーリングの出し入れが容易で尚且つ安定し
た保持が可能なツーリングの保持構造を提供すること。 【解決手段】 吊下げ部材1の正面側端面に、抜け防止
手段を備えた複数の切り欠き溝2を並設し、この切り欠
き溝2にツールホルダ4後部のプルスタッド3を引っ掛
けるとともに、ツールホルダフランジ部外周の係止溝5
を揺れ止め金具9にて保持し複数のツーリング8を逆さ
まに並べて吊り下げることを特徴とする。
た保持が可能なツーリングの保持構造を提供すること。 【解決手段】 吊下げ部材1の正面側端面に、抜け防止
手段を備えた複数の切り欠き溝2を並設し、この切り欠
き溝2にツールホルダ4後部のプルスタッド3を引っ掛
けるとともに、ツールホルダフランジ部外周の係止溝5
を揺れ止め金具9にて保持し複数のツーリング8を逆さ
まに並べて吊り下げることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマシニングセンタで
使用するツーリングを手際良く整理、保管するためのツ
ーリングラック及びワゴンに用いるツーリングの保持構
造に関するものである。
使用するツーリングを手際良く整理、保管するためのツ
ーリングラック及びワゴンに用いるツーリングの保持構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタには多数の工具を収納
するツールマガジンと、工程の移行に伴って必要な工具
を割り出して自動的に主軸に装着する工具を交換する自
動工具交換装置(通称ATC)が備わっているが、多種
多様な加工を必要とする現場ではツールマガジンに収ま
り切らないツーリング(ツールホルダに工具を装着した
もの)を多数抱えている場合がある。これまでこうした
ツーリングの整理、保管には主に図6に示すようなワゴ
ンが使用されており、そのツーリングの保持構造は切削
工具を上に向けてツールホルダのテーパーシャンク部を
穴30に差し入れて起立した状態で保持する構造であっ
た。
するツールマガジンと、工程の移行に伴って必要な工具
を割り出して自動的に主軸に装着する工具を交換する自
動工具交換装置(通称ATC)が備わっているが、多種
多様な加工を必要とする現場ではツールマガジンに収ま
り切らないツーリング(ツールホルダに工具を装着した
もの)を多数抱えている場合がある。これまでこうした
ツーリングの整理、保管には主に図6に示すようなワゴ
ンが使用されており、そのツーリングの保持構造は切削
工具を上に向けてツールホルダのテーパーシャンク部を
穴30に差し入れて起立した状態で保持する構造であっ
た。
【0003】ところで、上記従来のワゴンはあまり使い
勝手のよいものではなかった。というのも同ワゴンから
ツーリングを手で抜き取った時点では、ツールが上を向
いた状態でフランジ部を片手で掴む形になるが、その状
態からマシニングセンタの主軸に直接ツ−リングを手で
差し入れるといった作業に移るためには、もう片方の手
を使って必ず逆向きに持ち替えなければならなかった。
ツールホルダは精度良く加工された鉄の塊であって重く
高価なものであり、落さないように慎重に取り扱わなけ
ればならず、大変わずらわしいものであった。
勝手のよいものではなかった。というのも同ワゴンから
ツーリングを手で抜き取った時点では、ツールが上を向
いた状態でフランジ部を片手で掴む形になるが、その状
態からマシニングセンタの主軸に直接ツ−リングを手で
差し入れるといった作業に移るためには、もう片方の手
を使って必ず逆向きに持ち替えなければならなかった。
ツールホルダは精度良く加工された鉄の塊であって重く
高価なものであり、落さないように慎重に取り扱わなけ
ればならず、大変わずらわしいものであった。
【0004】また上記のワゴンではドリルやリーマ等、
鋭利なツールが何本も突き出ている状態となり、ツーリ
ングを出し入れする際、不注意から手指がツールに触れ
て怪我をしたり、レンチ等をぶつけてツールを破損して
しまう恐れもあった。
鋭利なツールが何本も突き出ている状態となり、ツーリ
ングを出し入れする際、不注意から手指がツールに触れ
て怪我をしたり、レンチ等をぶつけてツールを破損して
しまう恐れもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上に述べて
きた不都合を解消し、ツーリングの出し入れが容易で尚
且つ安定した保持が可能なツーリングの保持構造を提供
することを目的とする。
きた不都合を解消し、ツーリングの出し入れが容易で尚
且つ安定した保持が可能なツーリングの保持構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに本発明によるツーリングの保持構造は、吊下げ部材
の正面側端面に、抜け防止手段を備えた複数の切り欠き
溝を並設し、この切り欠き溝にツールホルダ後部のプル
スタッドを引っ掛けて、複数のツーリングを逆さまに並
べて吊り下げることを特徴とする。
めに本発明によるツーリングの保持構造は、吊下げ部材
の正面側端面に、抜け防止手段を備えた複数の切り欠き
溝を並設し、この切り欠き溝にツールホルダ後部のプル
スタッドを引っ掛けて、複数のツーリングを逆さまに並
べて吊り下げることを特徴とする。
【0007】プルスタッドはツーリングをマシニングセ
ンタの主軸に取り付ける際に、後方より引っ張り込んで
主軸とツーリングとを密着固定するためのものであるか
ら、プルスタッドを溝に引っ掛けて吊り下げてもツーリ
ングに何等悪い影響を与えることはない。主軸に取り付
けた時の同軸度を左右するテーパーシャンク部で保持す
るよりむしろ理にかなっているとさえ言える。
ンタの主軸に取り付ける際に、後方より引っ張り込んで
主軸とツーリングとを密着固定するためのものであるか
ら、プルスタッドを溝に引っ掛けて吊り下げてもツーリ
ングに何等悪い影響を与えることはない。主軸に取り付
けた時の同軸度を左右するテーパーシャンク部で保持す
るよりむしろ理にかなっているとさえ言える。
【0008】ツーリングを単に吊り下げただけでは揺動
してどこかにぶつかって破損したり、最悪の場合落下す
る心配があるが、適切な抜け防止手段を講ずることによ
って、ツーリングを安定状態で保持でき、落下を確実に
防ぐことができる。具体的な抜け防止手段の例として
は、切り欠き溝の奥側末端部分にプルスタッドの掴み部
に嵌合する陥没部を設ける、あるいは切り欠き溝の入り
口より奥側にかけて斜め下側に傾斜させるといったこと
が考えられる。こうすればツーリングの自重によってプ
ルスタッドの掴み部が切り欠き溝の奥側末端部分に移動
不能な状態に位置決めされ、ツーリングの落下を防ぐこ
とができる。
してどこかにぶつかって破損したり、最悪の場合落下す
る心配があるが、適切な抜け防止手段を講ずることによ
って、ツーリングを安定状態で保持でき、落下を確実に
防ぐことができる。具体的な抜け防止手段の例として
は、切り欠き溝の奥側末端部分にプルスタッドの掴み部
に嵌合する陥没部を設ける、あるいは切り欠き溝の入り
口より奥側にかけて斜め下側に傾斜させるといったこと
が考えられる。こうすればツーリングの自重によってプ
ルスタッドの掴み部が切り欠き溝の奥側末端部分に移動
不能な状態に位置決めされ、ツーリングの落下を防ぐこ
とができる。
【0009】ツールホルダのフランジ部外周にはATC
アームの挾持部としてV溝が設けてあるが、以上に述べ
た構成に加えて、揺れを抑える手段として請求項2に記
載の発明のように、弾力性を持つ部材を成形してなる円
環の一部(約3分の1程度)を切り離した形の揺れ止め
金具を設けて、ツーリングを吊り下げる際に前記V溝を
この揺れ止め金具に嵌め込むことによってツーリングの
揺れを確実に抑えることができ、より安全な保持構造と
なる。
アームの挾持部としてV溝が設けてあるが、以上に述べ
た構成に加えて、揺れを抑える手段として請求項2に記
載の発明のように、弾力性を持つ部材を成形してなる円
環の一部(約3分の1程度)を切り離した形の揺れ止め
金具を設けて、ツーリングを吊り下げる際に前記V溝を
この揺れ止め金具に嵌め込むことによってツーリングの
揺れを確実に抑えることができ、より安全な保持構造と
なる。
【0010】全体的な構成としては、箱形のワゴンに前
記の切り欠き溝を並設した棒状の吊下げ部材数本を、ワ
ゴンの左右縦枠の間に適当な間隔を空けて水平に渡し
て、2段なり3段なりの収容スペースを持った収納棚を
形成することもできるし、あるいは吊下げ部材として円
形のテーブルを用い、このテーブルの外周縁に放射状に
前記切り欠き溝を多数設け、丈夫な脚より立設したパイ
プの上端にこのテーブルを回転可能な状態で軸支するこ
とによって、必要なツーリングを即座に取り出し得るツ
ーリングラックを形成することができる。
記の切り欠き溝を並設した棒状の吊下げ部材数本を、ワ
ゴンの左右縦枠の間に適当な間隔を空けて水平に渡し
て、2段なり3段なりの収容スペースを持った収納棚を
形成することもできるし、あるいは吊下げ部材として円
形のテーブルを用い、このテーブルの外周縁に放射状に
前記切り欠き溝を多数設け、丈夫な脚より立設したパイ
プの上端にこのテーブルを回転可能な状態で軸支するこ
とによって、必要なツーリングを即座に取り出し得るツ
ーリングラックを形成することができる。
【0011】ツールホルダのテーパシャンク部は前にも
述べた通り、主軸と密着し同軸度等加工精度に直接影響
を与える部分であり、錆びると都合が悪いので防錆スプ
レーを吹き付ける等の手入れを要するが、ボール紙や樹
脂の薄片をツールホルダと同じテーパーを有し頂点付近
を切除した円錐形に成形し、内面側に油分を染み込ませ
た紙や布を貼り付けたものを製作し、これをツールホル
ダのテーパシャンク部に被せることで優れた防錆効果が
得られる。
述べた通り、主軸と密着し同軸度等加工精度に直接影響
を与える部分であり、錆びると都合が悪いので防錆スプ
レーを吹き付ける等の手入れを要するが、ボール紙や樹
脂の薄片をツールホルダと同じテーパーを有し頂点付近
を切除した円錐形に成形し、内面側に油分を染み込ませ
た紙や布を貼り付けたものを製作し、これをツールホル
ダのテーパシャンク部に被せることで優れた防錆効果が
得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明のツーリングワゴンに
おけるツーリングの保持構造を表わしたものである。ツ
ーリング8の保持はプルスタッド3の掴み部を切り欠き
溝2に引っ掛けることと、V溝5を揺れ止め金具9に嵌
め込むことからなる。ツーリング8はツールホルダ4と
その後方に螺合されるプルスタッド3、及びアダプタ6
とツール7から構成され、ツールホルダ4とプルスタッ
ド3の形状はMAS規格によってBT50,BT45,
BT40の3種類に統一されている。よって以下に述べ
るツーリングの保持に関する要素の寸法は、対象とする
ツーリングの型番毎に3種類に決定される。切り欠き溝
2は吊下げ部材1の正面側端面より後方に向かって設け
てあり、溝幅はプルスタッド3のストレート部の径より
僅かに大きく、溝の入り口には面取りが施されている。
溝の奥側末端部にはプルスタッド3の掴み部の径より僅
かに大きなザグリ穴10が掘ってあり、このザグリ穴の
内面にはプルスタッドを傷付けるのを防ぐために樹脂製
の保護パッドが圧着してある。
基づいて説明する。図1は本発明のツーリングワゴンに
おけるツーリングの保持構造を表わしたものである。ツ
ーリング8の保持はプルスタッド3の掴み部を切り欠き
溝2に引っ掛けることと、V溝5を揺れ止め金具9に嵌
め込むことからなる。ツーリング8はツールホルダ4と
その後方に螺合されるプルスタッド3、及びアダプタ6
とツール7から構成され、ツールホルダ4とプルスタッ
ド3の形状はMAS規格によってBT50,BT45,
BT40の3種類に統一されている。よって以下に述べ
るツーリングの保持に関する要素の寸法は、対象とする
ツーリングの型番毎に3種類に決定される。切り欠き溝
2は吊下げ部材1の正面側端面より後方に向かって設け
てあり、溝幅はプルスタッド3のストレート部の径より
僅かに大きく、溝の入り口には面取りが施されている。
溝の奥側末端部にはプルスタッド3の掴み部の径より僅
かに大きなザグリ穴10が掘ってあり、このザグリ穴の
内面にはプルスタッドを傷付けるのを防ぐために樹脂製
の保護パッドが圧着してある。
【0013】また上記と異なる実施例として図2(イ)
に示すような形で、上記のザグリ穴10の代わりに連続
する帯状の溝11を設けても良いし、図2(ロ)に示す
ように切り欠き溝2の入り口側が奥側よりも高くなるよ
うに吊下げ部材1の前側の縁を折り曲げても良い。
に示すような形で、上記のザグリ穴10の代わりに連続
する帯状の溝11を設けても良いし、図2(ロ)に示す
ように切り欠き溝2の入り口側が奥側よりも高くなるよ
うに吊下げ部材1の前側の縁を折り曲げても良い。
【0014】揺れ止め金具9は弾力性をもった樹脂を円
環の一部を切り離した形に一体的に成形したものであ
り、吊下げ部材1の下方に、円の中心が前述のザグリ穴
10の中心と一致するような位置に保持されている。ツ
ーリング8の重量を支えるのはあくまでも、吊下げ部材
1であって揺れ止め金具9は文字通りツーリングの横揺
れを防ぐための補助的な手段である。よって揺れ止め金
具9は頑丈に固定するよりも、上下方向に多少動けるく
らいの方がツーリング8を引っ掛ける際に楽に引っ掛け
ることができる。図1の例では揺れ止め金具9の根元部
分を水平方向に通した平行ピン11で軸支することによ
って、揺れ止め金具9が上下に若干、揺動するようにな
っている。また揺れ止め金具9は図3に示すように、1
mm程度の厚みの板バネ12を所定の曲率に丸めたもの
の両端と反対側の根元部分の3カ所に、樹脂製の支持片
13を挿着したものであっても良い。
環の一部を切り離した形に一体的に成形したものであ
り、吊下げ部材1の下方に、円の中心が前述のザグリ穴
10の中心と一致するような位置に保持されている。ツ
ーリング8の重量を支えるのはあくまでも、吊下げ部材
1であって揺れ止め金具9は文字通りツーリングの横揺
れを防ぐための補助的な手段である。よって揺れ止め金
具9は頑丈に固定するよりも、上下方向に多少動けるく
らいの方がツーリング8を引っ掛ける際に楽に引っ掛け
ることができる。図1の例では揺れ止め金具9の根元部
分を水平方向に通した平行ピン11で軸支することによ
って、揺れ止め金具9が上下に若干、揺動するようにな
っている。また揺れ止め金具9は図3に示すように、1
mm程度の厚みの板バネ12を所定の曲率に丸めたもの
の両端と反対側の根元部分の3カ所に、樹脂製の支持片
13を挿着したものであっても良い。
【0015】ツールカバー14はツールホルダ4のテー
パシャンク部の周壁に沿う形に成形した樹脂の薄片から
なる外壁15と、その内面に張り付けられる防錆油を含
ませた油紙16とから構成され、このツールカバー14
をツールホルダ4のテーパーシャンク部に被せておけば
同部が錆びるのを防ぐことができる。
パシャンク部の周壁に沿う形に成形した樹脂の薄片から
なる外壁15と、その内面に張り付けられる防錆油を含
ませた油紙16とから構成され、このツールカバー14
をツールホルダ4のテーパーシャンク部に被せておけば
同部が錆びるのを防ぐことができる。
【0016】図4は本発明による保持構造を適用したツ
ーリングワゴンの全体的な構成の一例を表したものであ
る。鉄製の角パイプを溶接して長方形の枠組み17を形
成し、これをキャスター18を備えたベース19上に立
設してある。左右縦枠の間には図1に示したような切り
欠き溝2を等間隔に設けた吊下げ部材1と揺れ止め金具
9を取り付けた補助ステー20が水平に架設されてい
る。この吊下げ部材1と補助ステー20が組となってツ
ーリング8の収容部が構成され、図4に示した例では一
列当たり4本のツーリングを横並びに吊下げることがで
き、これを上下3段に設けてあり、都合12本のツーリ
ングが保持できるようになっている。
ーリングワゴンの全体的な構成の一例を表したものであ
る。鉄製の角パイプを溶接して長方形の枠組み17を形
成し、これをキャスター18を備えたベース19上に立
設してある。左右縦枠の間には図1に示したような切り
欠き溝2を等間隔に設けた吊下げ部材1と揺れ止め金具
9を取り付けた補助ステー20が水平に架設されてい
る。この吊下げ部材1と補助ステー20が組となってツ
ーリング8の収容部が構成され、図4に示した例では一
列当たり4本のツーリングを横並びに吊下げることがで
き、これを上下3段に設けてあり、都合12本のツーリ
ングが保持できるようになっている。
【0017】図5は別の実施形態を表すものであり、回
転可能な円形のテーブル21の周縁に設けた放射状の切
り欠き溝2にツーリング8を吊下げるものである。テー
ブル21は直径600mm程度の円板状に形作ったもの
であり、外周縁には30度刻みで切り欠き溝2が設けて
ある。テーブルの中心部にはセンターブッシュ22を嵌
め込んでネジで固定されている。センターブシュ22は
下面より中ぐりがしてあって、そこに鋳物でできた円形
の脚23の中心より鉛直に立設した支持パイプ24の上
端が挿入されている。揺れ止め金具9は、テーブルに設
けた切り欠き溝2の下方位置にテーブル21より垂下さ
せた連結ステー25の先端に根元部分を支持されてい
る。この形態のツーリングラックはキャスターを備えて
移動可能とするより、脚をアンカーボルトで固定する等
してマシニングセンタの傍に常設する使い方が適してい
る。
転可能な円形のテーブル21の周縁に設けた放射状の切
り欠き溝2にツーリング8を吊下げるものである。テー
ブル21は直径600mm程度の円板状に形作ったもの
であり、外周縁には30度刻みで切り欠き溝2が設けて
ある。テーブルの中心部にはセンターブッシュ22を嵌
め込んでネジで固定されている。センターブシュ22は
下面より中ぐりがしてあって、そこに鋳物でできた円形
の脚23の中心より鉛直に立設した支持パイプ24の上
端が挿入されている。揺れ止め金具9は、テーブルに設
けた切り欠き溝2の下方位置にテーブル21より垂下さ
せた連結ステー25の先端に根元部分を支持されてい
る。この形態のツーリングラックはキャスターを備えて
移動可能とするより、脚をアンカーボルトで固定する等
してマシニングセンタの傍に常設する使い方が適してい
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によるツーリングの保持構造は、
従来のものと大きく異なりツールを下にしてツーリング
を吊下げることを特徴とし、このことから以下のような
際立った効果が得られる。まずツーリングを出し入れす
る際に手が周囲のツールに触れて怪我をしたり、レンチ
等の工具をぶつけたりしてツールを破損する危険性が小
さくなる。またツーリングをワゴンから取り出して、次
の作業に移る過程でツーリングを逆向きに持ち替えなく
てよいので、ツーリング周りの仕事の流れが良くなり作
業能率が向上する。
従来のものと大きく異なりツールを下にしてツーリング
を吊下げることを特徴とし、このことから以下のような
際立った効果が得られる。まずツーリングを出し入れす
る際に手が周囲のツールに触れて怪我をしたり、レンチ
等の工具をぶつけたりしてツールを破損する危険性が小
さくなる。またツーリングをワゴンから取り出して、次
の作業に移る過程でツーリングを逆向きに持ち替えなく
てよいので、ツーリング周りの仕事の流れが良くなり作
業能率が向上する。
【0019】また請求項2に記載の発明によれば、揺れ
止め金具によってツーリングの横揺れが抑えられている
ので、ワゴンを移動させたり地震に見舞われた時にあっ
ても、ツーリングの揺動及び落下を防ぐことができる。
止め金具によってツーリングの横揺れが抑えられている
ので、ワゴンを移動させたり地震に見舞われた時にあっ
ても、ツーリングの揺動及び落下を防ぐことができる。
【図1】本発明におけるツーリングの保持構造を表す斜
視図である。
視図である。
【図2】(イ)(ロ)抜け防止手段の実施形態を表す斜
視図である。
視図である。
【図3】揺れ止め金具の実施形態を表す斜視図である。
【図4】(イ)(ロ)本発明によるツーリングワゴンの
実施形態を表す正面図と右側面図である。
実施形態を表す正面図と右側面図である。
【図5】(イ)(ロ)本発明によるツーリングラックの
実施形態を表す上面図と縦断面図である。
実施形態を表す上面図と縦断面図である。
【図6】従来のツーリングワゴンの一例を表す斜視図で
ある。
ある。
1 吊下げ部材 2 切り欠き溝 3 プルスタッド 4 ツールホルダ 5 V溝(係止溝) 8 ツーリング 9 揺れ止め金具
Claims (2)
- 【請求項1】 吊下げ部材(1)の正面側端面に、抜け
防止手段を備えた複数の切り欠き溝(2)を並設し、こ
の切り欠き溝(2)にツールホルダ(4)後部のプルス
タッド(3)を引っ掛けて、複数のツーリング(8)を
逆さまに並べて吊り下げることを特徴とするツーリング
の保持構造。 - 【請求項2】 吊下げ部材(1)の正面側端面に、抜け
防止手段を備えた複数の切り欠き溝(2)を並設し、こ
の切り欠き溝(2)にツールホルダ(4)後部のプルス
タッド(3)を引っ掛けるとともに、ツールホルダフラ
ンジ部外周の係止溝(5)を揺れ止め金具(9)にて保
持し、複数のツーリング(8)を逆さまに並べて吊り下
げることを特徴とするツーリングの保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025267A JP2000218574A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | ツーリングの保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025267A JP2000218574A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | ツーリングの保持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000218574A true JP2000218574A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12161263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11025267A Pending JP2000218574A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | ツーリングの保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000218574A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10253338B3 (de) * | 2002-11-14 | 2004-06-03 | Baumgärtner, Hans Peter | Aufbewahrungssystem für Werkzeugträger |
JP2009226516A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Howa Mach Ltd | 工具ホルダ運搬台車 |
CN102649268A (zh) * | 2012-04-28 | 2012-08-29 | 苏州金牛精密机械有限公司 | 回转工装放置架 |
DE202015103952U1 (de) * | 2015-07-28 | 2016-11-02 | Schunk Gmbh & Co. Kg Spann- Und Greiftechnik | Vorrichtung zur Aufbewahrung von Werkzeugen |
KR101965673B1 (ko) * | 2018-11-02 | 2019-04-03 | (주)누리시스템 | 기판 이송용 회전 롤러의 접지장치 조립용 지그 |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP11025267A patent/JP2000218574A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10253338B3 (de) * | 2002-11-14 | 2004-06-03 | Baumgärtner, Hans Peter | Aufbewahrungssystem für Werkzeugträger |
JP2009226516A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Howa Mach Ltd | 工具ホルダ運搬台車 |
CN102649268A (zh) * | 2012-04-28 | 2012-08-29 | 苏州金牛精密机械有限公司 | 回转工装放置架 |
DE202015103952U1 (de) * | 2015-07-28 | 2016-11-02 | Schunk Gmbh & Co. Kg Spann- Und Greiftechnik | Vorrichtung zur Aufbewahrung von Werkzeugen |
KR101965673B1 (ko) * | 2018-11-02 | 2019-04-03 | (주)누리시스템 | 기판 이송용 회전 롤러의 접지장치 조립용 지그 |
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