JP2000218085A

JP2000218085A - 洗濯機

Info

Publication number: JP2000218085A
Application number: JP11023885A
Authority: JP
Inventors: Sukehito Ozeki; 祐仁尾関; Harumi Takeuchi; 晴美竹内; Suikou Murakami; 穂幸村上; Masakatsu Morishige; 正克森重; Akito Shimamoto; 明人島本
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1999-02-01
Filing date: 1999-02-01
Publication date: 2000-08-08

Abstract

(57)【要約】【課題】少ない部品点数にて、洗い、すすぎ、脱水
等の工程の運転条件を設定することができる洗濯機を提
供する。【解決手段】洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、予
約工程を所定の順序で順次選択する１つのセレクトキー
２と、セレクトキー２で選択された工程の運転条件を設
定する１つのセットキー３と、セレクトキー２で選択さ
れた工程における、セットキー３で設定された運転条件
のみを、表示する１つの運転条件表示部４と、運転条件
に基づいて工程を実行する制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、全自動洗濯機、ド
ラム式洗濯機等の洗濯機に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
洗濯機においては、使用者が自分の好みに応じて洗い、
すすぎ、脱水、予約の各工程の運転条件（時間や回数）
を設定できる構成として、洗いキー、すすぎキー、脱水
キー、予約キーが各々設けられているとともに、各キー
に対応して各々運転条件表示部が設けられている。各運
転条件表示部は各キーにより設定される各工程の運転条
件を表示する。従って、各工程に対応して各々キー及び
運転条件表示部が必要であり、部品点数が多いという問
題があった。

【０００３】あるいは、各工程の運転条件を１つの運転
条件表示部で兼用して表示できる洗濯機もあるが、キー
は各工程ごとに必要であり、依然として部品点数多いと
いう問題があった。

【０００４】本発明は、少ない部品点数にて、洗い、す
すぎ、脱水等の工程の運転条件を設定できる洗濯機を提
供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１の洗濯
機は、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を自動的に実行
する洗濯機において、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程
を所定の順序で順次選択する１つのセレクトキーと、こ
のセレクトキーで選択された工程の運転条件を設定する
１つのセットキーと、前記セレクトキーで選択された工
程における、前記セットキーで設定された運転条件のみ
を、表示する１つの運転条件表示部と、前記運転条件に
基づいて工程を実行する制御部とを備えたことを特徴と
する。

【０００６】請求項２の洗濯機は、予約工程、洗い工
程、すすぎ工程、脱水工程を自動的に実行する洗濯機に
おいて、予約工程、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を
所定の順序で順次選択する１つのセレクトキーと、この
セレクトキーで選択された工程の運転条件を設定する１
つのセットキーと、前記セレクトキーで選択された工程
における、前記セットキーで設定された運転条件のみ
を、表示する１つの運転条件表示部と、前記運転条件に
基づいて工程を実行する制御部とを備えたことを特徴と
する。

【０００７】更に、請求項３の洗濯機は、請求項１また
は２の構成に加え、運転条件が設定された工程を表示す
る工程表示部を有することを特徴とする。

【０００８】更に、請求項４の洗濯機は、請求項１また
は２の構成に加え、前記セレクトキーは各工程を繰り返
し選択することができるとともに、既に運転条件が設定
されている工程を前記セレクトキーにより選択し前記セ
ットキーを操作することにより、運転条件を修正するこ
とができることを特徴とする。

【０００９】更に、請求項５の洗濯機は、請求項４の構
成に加え、既に運転条件が設定されている工程を前記セ
レクトキーにより選択し前記セットキーを操作して運転
条件をクリアすると、当該工程が取り消されることを特
徴とする。

【００１０】更に、請求項６の洗濯機は、請求項１また
は２の構成に加え、運転条件に基づいて工程実行を開始
すると、前記運転条件表示部は残り時間を表示すること
を特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１は予約工程、洗い工程、すす
ぎ工程、脱水工程を適宜自動的に実行することができる
本発明全自動洗濯機の操作部の正面を示す。操作部１
は、使用者が自分の好みに応じて予約、洗い、すすぎ、
脱水の各工程の運転条件（時間や回数）を設定するため
のものである。尚、全自動洗濯機は前記操作部１以外
に、予め組み込まれた運転コースを選択するキーを含む
別の操作部（図示しない）も有する。

【００１２】操作部１において、セレクトキー２は、洗
い工程、すすぎ工程、脱水工程、予約工程をこの順序
（所定の順序）で順次選択するもので、このセレクトキ
ーは１つだけある。セットキー３は、セレクトキー２で
選択された工程の運転条件を設定するもので、このセッ
トキーも１つだけある。運転条件表示部４は、セレクト
キー２で選択された工程における、セットキー３で設定
された運転条件のみを、表示するものでこの運転条件表
示部も１つだけある。工程表示部５は予約、洗い、すす
ぎ、脱水の各工程毎に設けられたもので、ＬＥＤからな
る。

【００１３】図２は本発明全自動洗濯機のブロック回路
を示す。マイクロコンピュータからなる制御部６は、前
記操作部１からのキー操作情報（運転条件）に基づい
て、操作部１の運転条件表示部４及び工程表示部５の表
示を制御するとともに負荷部７を駆動制御する。負荷部
７はパルセータや洗濯兼脱水槽を駆動するモータ、給水
弁、排水弁（いずれも図示しない）等を駆動制御し、工
程を実行する。

【００１４】前記セレクトキー２を押す毎に、工程表示
部５は次のように切り替わる。

【００１５】セレクトキー２で工程が選択されて当該工程に係る工程
表示部５が点滅しているときに、前記セットキー３によ
り、当該工程の運転条件（時間や回数・種類）を設定、
変更（修正）する。

【００１６】セットキー３による運転条件設定中、運転
条件が設定されている工程に対応する工程表示部５は点
滅する。設定終了後、この工程表示部５は点灯する。ま
た、運転開始後、運転中の工程に係る工程表示部５は点
滅する。工程運転終了後、当該工程表示部５は消灯す
る。

【００１７】セットキー３による運転条件（時間や回
数）の設定中、運転条件表示部４はその運転条件を表示
する。運転開始後、運転条件表示部４は残り時間を表示
する。

【００１８】セレクトキー２で洗い工程を選択し洗いの
工程表示部５を点滅させたとき、セットキー３を押す毎
に洗い時間が１分刻みで設定・変更できる。

【００１９】セレクトキー２ですすぎ工程を選択しすす
ぎの工程表示部５を点滅させたとき、セットキー３を押
す毎にすすぎ種類・回数が次のように設定・変更でき
る。

【００２０】セレクトキー２で脱水工程を選択し脱水の工程表示部５
を点滅させたとき、セットキー３を押す毎に脱水時間が
１分刻みで設定・変更できる。

【００２１】セレクトキー２で予約工程を選択し予約の
工程表示部５を点滅させたとき、セットキー３を押す毎
に予約時間が１時間刻みで設定・変更できる。

【００２２】［設定例１］お好みで「洗い１４分」のみ
を設定する場合について、図３を参照しながら説明す
る。（１）セレクトキー２を１回押す。すると、洗いの工程
表示部５が点滅する。運転条件表示部５は消灯状態であ
る。（図３（ａ））（２）次にセットキー３を１回押す。すると、運転条件
表示部４に標準の洗い時間「１２」が表示される。（図
３（ｂ））（３）次にセットキー３を２回押す。すると、運転条件
表示部に「１４」が表示される。この状態で運転を開始すべくスタートキーを押せば、洗
い時間１４分の、洗いのみのお好み運転が開始される。

【００２３】［設定例２］お好みで「注水すすぎ２回」
のみを設定する場合について、図４を参照しながら説明
する。（１）セレクトキー２を１回押す。すると、洗いの工程
表示部５が点滅する。運転条件表示部５は消灯状態であ
る。（図４（ａ））（２）次にセレクトキー２を１回押す。すると、すすぎ
の工程表示部５が点滅する。運転条件表示部５は消灯状
態である。（図４（ｂ））（３）次にセットキー３を１回押す。すると、運転条件
表示部４に標準のすすぎ回数「２」が表示される。（図
４（ｃ））（４）次に、セットキー３を１回押す。すると、運転条
件表示部４にすすぎ回数「２」と「注水有り」が表示さ
れる。（図４（ｄ））この状態で運転を開始すべくスタートキーを押せば、注
水すすぎ２回のお好み運転が開始される。

【００２４】［設定例３］お好みで「脱水３分」のみを
設定する場合について、図５を参照しながら説明する。（１）セレクトキー２を１回押す。すると、洗いの工程
表示部５が点滅する。運転条件表示部５は消灯状態であ
る。（図５（ａ））（２）次にセレクトキー２を２回押す。すると、脱水の
工程表示部５が点滅する。運転条件表示部５は消灯状態
である。（図５（ｂ））（３）次にセットキー３を１回押す。すると、運転条件
表示部４に標準の脱水時間「８」が表示される。（図５
（ｃ））（４）次に、セットキー３を６回押す。すると、運転条
件表示部４に脱水時間「３」が表示される。（図５
（ｄ））表示は「８」→「９」→「１０」→「０」→「１」→
「２」→「３」と切り替わる。この状態で運転を開始す
べくスタートキーを押せば、脱水３分のお好み運転が開
始される。

【００２５】［設定例４］お好みで「洗い５分＋注水す
すぎ１回＋脱水３分」を設定する場合について、図６を
参照しながら説明する。（１）設定例１と同様の方法で洗い時間５分を設定す
る。（図６（ａ））（２）次にセレクトキー２を１回押す。すると、洗いの
工程表示部５は点灯に替わり、すすぎの工程表示部５が
点滅する。運転条件表示部５は消灯状態である。（図６
（ｂ））（３）次に設定例２と同様方法ですすぎ回数・種類を設
定する。（図６（ｃ））（４）次にセレクトキー２を１回押す。すると、すすぎ
の工程表示部５は点灯に替わり、脱水の工程表示部５が
点滅する。（図６（ｄ））（５）次に設定例３と同様方法で脱水時間３分を設定す
る。（図６（ｅ））この状態で運転を開始すべくスタートキーを押せば、
「洗い５分＋注水すすぎ１回＋脱水３分」のお好み運転
が開始される。

【００２６】［設定例５］設定例４のお好み運転を「予
約運転８時間後」として設定する場合について、図７を
参照しながら説明する。（１）設定例４の（５）で脱水時間設定後、セレクトキ
ー２を１回押す。すると、脱水の工程表示部は点灯に替
わり、予約の工程表示部５が点滅する。運転条件表示部
５は消灯状態である。（図７（ａ））（２）次にセットキー３を１回押す。すると、運転条件
表示部４に予約時間６時間（初期値）が表示される。
（図７（ｂ））（３）次にセットキー３を２回押す。すると、運転条件
表示部４に「８」が表示される。

【００２７】表示は「６」→「７」→「８」と切り替わ
る。（図７（ｃ））この状態で運転を開始すべくスタートキーを押せば、
「洗い５分＋注水すすぎ１回＋脱水３分」で「予約時間
８時間」のお好み運転が開始される。

【００２８】［設定例６］各設定例においてセレクトキ
ー２を押す毎に、洗いの工程表示部、すすぎの工程表示
部、脱水の工程表示部、予約の工程表示部がこの順で繰
り返し点滅し、粗い工程、すすぎ工程、脱水工程、予約
工程が繰り返し選択される。そして、選択された工程に
おいては、セットキー３を操作することにより、既に設
定されている運転条件を修正（変更）することができ
る。また、このように繰り返し選択された工程におい
て、セットキー３を操作することにより運転条件をクリ
アすると、当該工程を取り消すことができる。

【００２９】

【発明の効果】本発明の洗濯機によれば、洗い工程、す
すぎ工程、脱水工程（、及び予約工程）を所定の順序で
順次選択する１つのセレクトキーと、このセレクトキー
で選択された工程の運転条件を設定する１つのセットキ
ーと、前記セレクトキーで選択された工程における、前
記セットキーで設定された運転条件のみを、表示する１
つの運転条件表示部と、前記運転条件に基づいて工程を
実行する制御部とを備えたため、少ない部品点数にて、
洗い、すすぎ、脱水等の工程の運転条件を設定すること
ができる。

【００３０】更に、運転条件が設定された工程を表示す
る工程表示部を有するから、運転条件を設定した工程を
容易に認識することができ、使い勝手が良い。

【００３１】更に、セレクトキーは各工程を繰り返し選
択することができるとともに、既に運転条件が設定され
ている工程を前記セレクトキーにより選択し前記セット
キーを操作することにより、運転条件を修正することが
できる。また、既に運転条件が設定されている工程を前
記セレクトキーにより選択し前記セットキーを操作して
運転条件をクリアすると、当該工程が取り消される。こ
れにより、使用者は運転条件を自由且つ極め細かく設定
・修正することができる。

【００３２】更に、運転条件に基づいて工程実行を開始
すると、運転条件表示部は残り時間を表示するから、運
転条件表示部を有効活用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示す全自動洗濯機の操作
部の正面図である。

【図２】同洗濯機のブロック回路図である。

【図３】設定例１における表示状態を示す図である。

【図４】設定例２における表示状態を示す図である。

【図５】設定例３における表示状態を示す図である。

【図６】設定例４における表示状態を示す図である。

【図７】設定例５における表示状態を示す図である。

【符号の説明】

１操作部２セレクトキー３セットキー４運転条件表示部５工程表示部６制御部７負荷部

フロントページの続き (72)発明者村上穂幸大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内 (72)発明者森重正克大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内 (72)発明者島本明人大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内Ｆターム(参考） 3B155 AA01 AA03 AA06 BB05 CA02 CB06 JA12 JB04 JB16 JB22 JB23 JC02 JC06 JC12 MA03 MA09 MA10

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を自動
的に実行する洗濯機において、洗い工程、すすぎ工程、
脱水工程を所定の順序で順次選択する１つのセレクトキ
ーと、このセレクトキーで選択された工程の運転条件を
設定する１つのセットキーと、前記セレクトキーで選択
された工程における、前記セットキーで設定された運転
条件のみを、表示する１つの運転条件表示部と、前記運
転条件に基づいて工程を実行する制御部とを備えたこと
を特徴とする洗濯機。
【請求項２】予約工程、洗い工程、すすぎ工程、脱水
工程を自動的に実行する洗濯機において、予約工程、洗
い工程、すすぎ工程、脱水工程を所定の順序で順次選択
する１つのセレクトキーと、このセレクトキーで選択さ
れた工程の運転条件を設定する１つのセットキーと、前
記セレクトキーで選択された工程における、前記セット
キーで設定された運転条件のみを、表示する１つの運転
条件表示部と、前記運転条件に基づいて工程を実行する
制御部とを備えたことを特徴とする洗濯機。
【請求項３】運転条件が設定された工程を表示する工
程表示部を有することを特徴とする請求項１または２に
記載の洗濯機。
【請求項４】前記セレクトキーは各工程を繰り返し選
択することができるとともに、既に運転条件が設定され
ている工程を前記セレクトキーにより選択し前記セット
キーを操作することにより、運転条件を修正することが
できることを特徴とする請求項１または２に記載の洗濯
機。
【請求項５】既に運転条件が設定されている工程を前
記セレクトキーにより選択し前記セットキーを操作して
運転条件をクリアすると、当該工程が取り消されること
を特徴とする請求項４に記載の洗濯機。
【請求項６】運転条件に基づいて工程実行を開始する
と、前記運転条件表示部は残り時間を表示することを特
徴とする請求項１または２に記載の洗濯機。