JP2000217393A - 交流電動機の可変速駆動システム - Google Patents
交流電動機の可変速駆動システムInfo
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Abstract
システム効率の向上を可能にした可変速駆動システムを
提供する。 【解決手段】 可変電圧、可変周波数の交流電圧を出力
するインバータ20の交流出力側に、インバータ20に
より駆動され、かつインバータ20と同相数の交流電動
機30の巻線300の一端を接続し、これらの電動機巻
線300の他端を一括接続して中性点300cを構成す
る。半導体スイッチ素子とダイオードとを逆並列接続し
たスイッチアームユニット10a,10bを直列接続し
てなる半導体スイッチアーム10を直流電源1の両端に
接続し、半導体スイッチアーム10の通流極性を、直流
電源1の正極側から通流する方向とし、スイッチアーム
ユニット10a,10bの相互接続点100cと前記中
性点300cとを接続し、インバータ20の直流入力側
の一端と直流電源1の一端とを接続する。
Description
よって駆動される交流電動機の可変速駆動システムに関
し、特に電気自動車に適用して好適な可変速駆動システ
ムに関する。
電気自動車を例にとって説明する。図17は、電池を電
源とする公知の電気自動車の電気システムを示してい
る。図において、1は直流電源(主電池)、2は車両駆
動用交流電動機3を駆動するインバータ、4は減速機、
5はデフギア、6は車輪をそれぞれ示す。また、7は補
機電動機であり、エアコン、パワステアリング、各種ポ
ンプ等を駆動するものであるが、ここでは代表して1台
のみを示してある。8は補機電動機7を駆動するインバ
ータである。この例では、インバータ2及び電動機3の
相数が3の場合で示してある。
引力、走行抵抗等の代表的な特性について示したもので
ある。速度0からV1までは定トルク運転域、V1から
Vmaxまでが定出力域である。定トルク運転域では、イ
ンバータ出力電圧を速度に比例して増大させ、定出力運
転域では、インバータ出力電圧を一定とする。なお、イ
ンバータ入力電圧は全域にわたり一定である。従来の電
気システムでは、電気システム効率(インバータと電動
機との合成効率)の最大値域(最高効率範囲)は、図示
の通り中速、中出力域となっている。一方、平坦路走行
時の車両走行抵抗は、図示のように低・中出力域では最
大牽引力の1/5以下になっている。また、通常の運転
域(常用運転範囲)においても、図示のように車両走行
抵抗は最大牽引力の数分の1以下となっている。
(パルス幅変調)制御のVVVF(可変電圧・可変周波
数)運転を行っているため、インバータのスイッチング
に伴う損失がインバータと電動機に発生し、電気システ
ム効率を下げることとなる。この定トルク運転域におけ
る効率を向上させるため、図19に示すように、定トル
ク運転域でもインバータの入力電圧を可変とし、インバ
ータを1パルス運転するPAM(パルス振幅変調)運転
が提案されている。図19の例では、モードIが1パル
スでPAM運転の定トルク運転域であり、モードIIが1
パルスで出力電圧一定運転の定出力運転域である。定ト
ルク運転域では、インバータの出力電圧は速度に比例し
て増加するので、インバータ入力電圧も速度に比例して
増加させる。このようにインバータ入力電圧を可変とす
るため、インバータ入力側にチョッパを挿入する。
るための回路構成例である。ここで、図17と同一の構
成要素は同一番号を付してある。図20において、9は
電流2象限昇降圧チョッパであり、このチョッパ9の出
力側に三相電圧形インバータ等のインバータ2が接続さ
れている。
この図21において、91〜94はスイッチアームユニ
ットであり、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジ
スタ)からなる半導体スイッチ素子91a,92a,9
3a,94aとダイオード91b,92b,93b,9
4bとを各々逆並列接続して構成されている。95は電
流平滑リアクトル、96,97は電圧平滑コンデンサで
ある。チョッパ9は、直流電源1側から見て電流2象限
の降圧チョッパであり、その制御方法及び動作は公知で
あるため、説明を省略する。
の大きさ、重量、価格である。このチョッパ9は電動機
駆動用インバータ2とほぼ同じ容量のものが必要となる
ので、その小形・軽量化、価格低減が大きな課題とな
る。中でも、チョッパ9の電流平滑リアクトル95はイ
ンバータ2と同程度の電流定格が必要であり、その小形
・軽量化、価格低減が特に大きな課題となっている。こ
の点に鑑み、チョッパの電流リアクトルを必要としない
零相インバータ方式が、本出願人による特願平9−34
5014号として提案されている。
り、図20と同一構成要素は同一番号を付してある。図
22において、2aはインバータ、3aは交流電動機、
21aはインバータ2aの入力コンデンサである。ここ
ではインバータ2a及び電動機3aが3相の場合で示し
てある。電動機3aの巻線3a1の各一端はインバータ
2aに接続され、他端は全巻線を一括接続して中性点3
0cを構成する。この中性点30cとインバータ2aの
入力側の一端(図ではN側)との間に直流電源1aを接
続する。
零電圧ベクトルモードで動作させ、電動機3aの巻線3
a1をリアクトルとして使用することで、インバータ2
aの半導体スイッチ素子をチョッパスイッチとして使用
し、入力コンデンサ21aとインバータ2aとの間で等
価的なチョッパを構成するものである。
圧Vd、インバータ入力電圧Vi、電動機誘起電圧尖頭値
Vmとの間に次の関係がある。 Vi≧Vd+Vm/√3 Vi/√3≧Vd≧0
行うためには、低速域においてインバータ入力電圧Vi
を0〜Vdまで可変できることが必要である。上述した
図22の方式では、インバータ入力電圧ViをVd以下に
制御することは不可能であるため、低速域ではPAM制
御を実現できないことが大きな問題点となっている。そ
こで本発明は、低速域におけるPAM制御を可能にし、
電気システム効率の向上を可能にした可変速駆動システ
ムを提供しようとするものである。
相モード(零電圧ベクトルモード)を利用すれば、交流
電動機巻線の中性点からインバータの直流入力側へ電力
を変換できることに着目したものであり、スイッチアー
ムユニットを2個直列接続して構成した半導体スイッチ
アームを直流電源に並列接続し、スイッチアームユニッ
トの相互接続点と電動機巻線の中性点とを接続すると共
に、インバータの入力電圧を直流電源電圧に対して昇降
圧制御可能とし、しかも、電流2象限動作させるように
したものである。また、本発明では、インバータや前記
半導体スイッチアームを構成する半導体スイッチ素子を
モノポーラ形またはモノポーラ形とバイポーラ形とのハ
イブリッド形素子とすることにより、低出力運転域にお
ける効率向上を図っている。更に、本発明では、インバ
ータや半導体スイッチアーム等の半導体スイッチ部を収
納したコンバータユニットを車両駆動用交流電動機に直
接取り付けることにより、駆動システムを一体構造にし
た可変速駆動システムを提供する。
態を説明する。まず、図1は第1実施形態の回路構成を
示しており、請求項1,2の発明の実施形態に相当す
る。図1において、10は半導体スイッチアームであ
り、P側スイッチアームユニット10aとN側スイッチ
アームユニット10bとを直列接続して構成されてい
る。各スイッチアームユニット10a,10bは、半導
体スイッチ素子101a,101bとこれらに逆並列接
続されるダイオード102a,102bとからなってい
る。
源1に接続され、各スイッチアームユニット10a,1
0bの相互接続点100cと交流電動機30の巻線30
0の中性点300cとが接続線10dによって接続され
ている。10cは半導体スイッチアーム10に並列接続
された平滑コンデンサである。また、図17と同様に7
は補機電動機、8はインバータである。更に、20は電
動機30を駆動するための三相電圧形インバータ等のイ
ンバータであり、図20におけるインバータ2に相当す
る。20aはインバータの入力コンデンサである。図1
では、インバータ20、電動機30共に3相の場合で示
してある。
0とは交流接続線300xによって接続されている。ま
た、前記半導体スイッチアーム10、コンデンサ10
c、インバータ20及びコンデンサ20aはコンバータ
ユニット100を構成しており、このコンバータユニッ
ト100と直流電源1とは直流接続線1b,1cによっ
て接続されている。
Vd、インバータ入力電圧Viの関係を、図1、図2を用
いて説明する。まず、図1における中性点300cの、
直流電源1の負極側Nに対する電位について考察する
と、図1の回路構成において、中性点300cの電位
は、PWM制御運転では図2の(a)、1パルス運転で
は図2の(b)のようになる。ここで問題になるのは、
中性点300cの電位がVd以上になると、半導体スイ
ッチアーム10のP側ダイオード102aが導通して制
御不能になってしまう。従って本実施形態では、いかな
る場合でも中性点300cの電位がVd以上にならない
ようにする必要がある。このため、インバータ入力電圧
Vi,インバータ出力電圧Vo(線間電圧実効値)、直流
電源電圧Vdの関係を、次のようにする。 Vo≦1.51/2VdVo≦1.51/2Vi
参照しつつ説明する。まず、力行運転(電力が直流電源
1から電動機30に向かう方向の運転)時の降圧制御
( インバータ入力電圧Vi<直流電源電圧Vdの場合の
制御)について説明する。図3は、図1のインバータ2
0の3相のうち1相について示したものであり、この図
を用いてインバータ1相分の動作を説明する。他の2相
も同様の動作、制御となる。なお、図3において、20
1u,202xはインバータ20の半導体スイッチ素
子、203u,204xはこれらに逆並列接続されたダ
イオード、300uは電動機30の1相分の巻線、30
1uは1相分の誘起電圧である。
いる時、スイッチ素子101bをオフし、スイッチ素子
101aをスイッチング制御することにより、直流電源
1からの電力を制御し、インバータ20の入力電圧Vi
を目標値に制御する。ダイオード203uが導通してい
るので、スイッチ素子101aをオンすると電流は経路
aを流れ、オフすると経路bを流れる。このチョッピン
グ回路は、通常の降圧チョッパ回路と全く同じとなる。
ら直流電源1に向かう方向の運転)時の降圧制御につい
て、図4を参照しつつ説明する。図4も、図3と同様に
インバータ20を1相分のみ示してある。図4では、ス
イッチ素子201uがオンしている時、スイッチ素子1
01bをスイッチング制御することによりインバータ2
0からの電力を制御して、インバータ20の入力電圧V
iを目標値に制御する。スイッチ素子201uがオンし
ているので、スイッチ素子101bをオンすると電流は
経路cを流れ、オフすると経路dを流れる。このチョッ
ピング回路は、通常の昇圧チョッパ回路と全く同じとな
る。
の場合の制御)について、図5を参照しつつ説明する。
この図5もインバータ20の1相分を示している。スイ
ッチ素子202xがオンしている時にスイッチ素子10
1aをオンすると、図5の経路eで直流電源1が電動機
巻線300uを介して短絡される。スイッチ素子202
xがオフすると、電動機巻線300uの直流電流は図の
経路fでダイオード203uを介して流れ、インバータ
20の入力コンデンサ20aを充電する。このときの電
流値の調整は、スイッチ素子101aのオン時間調整に
より行う。スイッチ素子101aのオン後、電動機巻線
電流が規定値以上になった時にスイッチ素子101aを
オフすると、電流は細線で示した経路gを流れ、巻線電
流は減少する。つまり、スイッチ素子101aのオン時
間制御により、巻線電流すなわちインバータ20への入
力電力を調整する。
て、図6を参照しつつ説明する。スイッチ素子201u
がオンすると、接続点100cの電位はVd,Viと電動
機誘起電圧尖頭値Vmとの差電圧となり、接続点100
cの電位がVdより大きければ、電流は図示の経路hを
流れ、次第に増加していく。また、接続点100cの電
位がVdより小さければ、電流は減少していく。ここ
で、必要に応じてスイッチ素子101bをオンすれば、
電流を増大させることができる。スイッチ素子201u
がオフすると、スイッチ素子101bがオフしていれ
ば、電流は経路iで流れるので、直流電源1への電力回
生により電流は減少する。電流が規定値に達したら、ス
イッチ素子101bをオンすると電流は経路jを流れ、
ほぼ一定値に保たれる。
であり、図1と同一構成要素は同一番号を付してある。
図7の実施形態は、インバータ入力電圧が直流電源電圧
と同じで良い場合の回路方式である。この実施形態は、
図1の回路構成に対して、インバータ20の正極側端子
20dと半導体スイッチアーム10の正極側端子10e
とを回路開閉器90を介して接続線10f1,10f2
により接続したものである。
はインバータ入力電圧Viの1/2であるので、Vi≦2
Vdであれば、半導体スイッチアーム10のスイッチ素
子をオンしない限り、中性点300cを通って接続線1
0dには電流は流れない。半導体スイッチアーム10の
スイッチ素子をオフして、回路開閉器90を“閉”にす
ることにより、図17においてVi=Vdとなる回路構成
と同様になる。
構成であり、図7と同一構成要素は同一番号を付してあ
る。図8の回路構成も、図7と同じくインバータ入力電
圧が直流電源電圧と同じで良い場合の回路方式である。
この実施形態では、図7の回路構成に対して更に、接続
線10dを機械的に確実に切り離すために接続線10d
1,10d2に二分し、この中間に回路開閉器91を挿
入したものである。図8において、回路開閉器90を
“閉”にして回路開閉器91を“開”にすれば、図17
の回路構成と同じになる。
であり、図7、図8の回路開閉器90,91を、サイリ
スタ900a,900bを逆並列接続してなる半導体ス
イッチ回路により構成したものである。また、図10は
本発明の第5実施形態の回路構成図であり、図7、図8
の回路開閉器90,91を、GTOサイリスタ901
a,901bを逆並列接続してなる半導体スイッチ回路
により構成したものである。更に、図11は本発明の第
6実施形態の回路構成図であり、図7、図8の回路開閉
器90,91を、スイッチ回路903,905の逆直列
接続回路により構成し、各スイッチ回路903,905
を、トランジスタ902aとダイオード902bとの逆
並列接続回路、同904aと904bとの逆並列接続回
路によりそれぞれ構成したものである。
てIGBTを用いているが、MOSFETを用いれば、
半導体スイッチ部の損失が低減し、効率を向上させるこ
とができる。図12は、トランジスタの電圧−電流特性
を示したもので、AがIGBTの特性、BがMOSFE
Tの特性である。MOSFETでは所定の電圧範囲では
電流がゼロであるため、損失を低減させることができ
る。また、図13は図12に示した特性のMOSFET
及びIGBTを用いた場合のインバータの出力−効率特
性の一例であり、Aが半導体スイッチ素子としてMOS
FETを用いた場合の特性、BがIGBTを用いた場合
の特性である。同図から、半導体スイッチ素子をMOS
FET等のモノポーラ形素子にすると、低出力域で効率
が向上することが分かる。
導体スイッチの回路構成であり、請求項17に記載した
発明の実施形態に相当する。図14の半導体スイッチ2
01u’は、図3のインバータ20の半導体スイッチ素
子201uに相当するもので、MOSFET 201u
1とIGBT 201u2とを並列接続したハイブリッ
ド形となっており、これらにダイオード203uを逆並
列接続して構成されている。図3のインバータ20の他
の半導体スイッチ素子101a,101b,202xも
同様なスイッチ構成とする。
u’及びMOSFET,IGBTの電流−電圧特性であ
る。図15におけるCが半導体スイッチ201u’の電
流−電圧特性であり、MOSFETの特性AとIGBT
の特性Cを合成した特性となっている。すなわち、電流
がI0より小さい領域ではMOSFETの特性Aとな
り、電流がI0より大きい領域ではIGBTの特性Bと
なる。これにより、図14のハイブリッド形の半導体ス
イッチを使用したインバータの効率は、図13に示した
特性AとBの間の特性となる。
ること、あるいはハイブリッド形とすることは、インバ
ータ30に限らずスイッチアームユニット10a,10
bにも適用可能であり、更に、回路開閉器90,91を
トランジスタによって構成する場合にも適用可能であ
る。
成を示している。図16において、図1と同一構成要素
は同一番号を付してある。図16は、コンバータユニッ
ト100を電動機30に直接取り付けた場合の基本構成
であり、電動機30の固定手段や冷却系については省略
してある。図16において、30gは回転子、30bは
出力軸、30cは固定子、30dはフレーム、30e
1,30e2は軸受である。
構成要素であるインバータ20、コンデンサ20a、半
導体スイッチアーム10、コンデンサ10cを、共通取
付台100aを介して電動機30のフレーム30dに取
り付ける。100bはコンバータユニットカバーであ
る。インバータ20と電動機30とを接続する交流接続
線300xは、フレーム30dの貫通孔30fを通して
電動機巻線300と接続する。同図からわかるように、
交流接続線300xはコンバータユニットカバー100
bの内部で接続されるため、外部の気中にさらされるこ
とはない。
駆動システムに適用した場合につき説明したが、本発明
は、直流電源を動力源とする交流電動機を駆動する各種
の可変速駆動システムに適用することができる。また、
各実施形態では直流電源として二次電池を使用した場合
を示しているが、他の直流電源、すなわち、 (1)燃料電池 (2)電気二重層キャパシタ電池 (3)車載エンジン発電機と整流器とによる直流電源 (4)上記(1)〜(3)の電源の組み合わせ を適用できることは勿論である。
の巻線の中性点を半導体スイッチ素子を介して直流電源
に接続し、また、インバータの零電圧ベクトル出力動作
を利用してインバータをチョッパとして動作させるもの
であり、インバータの入力電圧を直流電源電圧に対し昇
降圧制御することにより、以下のような利点を有する。 (1)低速域においてインバータのPAM制御が可能に
なるため、PWM制御方式に比べて電動機の損失が大幅
に低減され、低速域におけるシステム効率が向上する。
特に、電池を電源とする電気自動車等においては、この
低速域における効率向上は非常に効果が大きい。 (2)図20、図21に示したような従来のチョッパ方
式に比べて、チョッパのスイッチアームおよびチョッパ
用リアクトルを省略することができる。 (3)インバータの入力電圧を可変にすることができ
る。 (4)システム機器の小形・軽量化、低価格化が可能に
なる。 (5)インバータを最適な電圧値で動作させることがで
きるのでシステム効率が向上する。 (6)半導体スイッチ素子をモノポーラ形またはモノポ
ーラ形とバイポーラ形のハイブリッド形とすれば、低出
力域でのインバータの効率が大幅に向上する。 (7)半導体スイッチ部の構成を一体化し、電動機に直
接取り付ける構成とすることにより、駆動システムの小
形・軽量化が図れる。 (8)コンバータユニットを電動機に直接取り付けるこ
とにより、インバータと電動機との間の交流接続線をフ
レーム等の金属体により覆って気中にさらされない構造
とすることができる。これにより、交流接続線から気中
に放射される電磁ノイズが大幅に低減する。特に、電気
自動車等へ適用した場合にこの効果は非常に大きい。 以上の点から、本発明を電気自動車に適用した場合の効
果は非常に大きく、電気自動車の普及・発展に大きく貢
献することができる。
る。
ある。
る。
ある。
る。
性図である。
成図である。
る。
である。
ム構成図である。
る。
ム構成図である。
10f2 接続線 7 補機電動機 8,20 インバータ 10 半導体スイッチアーム 10a,10b スイッチアームユニット 10c,20a コンデンサ 10e,20d 正極側端子 100 コンバータユニット 100a 共通取付台 100b コンバータユニットカバー 100c 接続点 101a,101b,201u,201u’,202x
半導体スイッチ素子 102a,102b,203u,204x,902b,
904b ダイオード 201u1 MOSFET 201u2 IGBT 30 交流電動機 30a,300c 中性点 30b 出力軸 30c 固定子 30d フレーム 30e1,30e2 軸受 30f 貫通孔 30g 回転子 300,300u 電動機巻線 301u 誘起電圧 300x 交流接続線 90,91 回路開閉器 900a,900b サイリスタ 901a,901b GTOサイリスタ 902a,904a トランジスタ 903,905 半導体スイッチ回路
Claims (20)
- 【請求項1】 可変電圧、可変周波数の交流電圧を出力
するインバータの交流出力側に、前記インバータにより
駆動され、かつ前記インバータと同相数の交流電動機の
巻線の一端を接続し、これらの電動機巻線の他端を一括
接続して中性点を構成すると共に、 半導体スイッチ素子とダイオードとを逆並列接続したス
イッチアームユニットを直列接続してなる半導体スイッ
チアームを直流電源の両端に接続し、前記半導体スイッ
チアームの通流極性を、前記直流電源の正極側から通流
する方向とし、 前記スイッチアームユニットの相互接続点と前記中性点
とを接続し、前記インバータの直流入力側の一端と前記
直流電源の一端とを接続したことを特徴とする交流電動
機の可変速駆動システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の交流電動機の可変速駆動
システムにおいて、 前記インバータの入力電圧を、前記直流電源電圧に対し
て可変とすることを特徴とする交流電動機の可変速駆動
システム。 - 【請求項3】 可変電圧、可変周波数の交流電圧を出力
するインバータの交流出力側に、前記インバータにより
駆動され、かつ前記インバータと同相数の交流電動機の
巻線の一端を接続し、これらの電動機巻線の他端を一括
接続して中性点を構成すると共に、 半導体スイッチ素子とダイオードとを逆並列接続したス
イッチアームユニットを直列接続してなる半導体スイッ
チアームを直流電源の両端に接続し、前記半導体スイッ
チアームの通流極性は、前記直流電源の正極側から通流
する方向とし、 前記スイッチアームユニットの相互接続点と前記中性点
とを接続し、前記インバータの直流入力側の一端と前記
直流電源の一端とを接続すると共に、 前記半導体スイッチアームの正極側と前記インバータの
直流入力端子の正極側とを回路開閉器を介して接続する
ことを特徴とする交流電動機の可変速駆動システム。 - 【請求項4】 請求項3記載の交流電動機の可変速駆動
システムにおいて、 前記回路開閉器を“閉”にして、前記インバータの入力
電圧と前記直流電源電圧とが等しくなるようにしたこと
を特徴とする交流電動機の可変速駆動システム。 - 【請求項5】 可変電圧、可変周波数の交流電圧を出力
するインバータの交流出力側に、前記インバータにより
駆動され、かつ前記インバータと同相数の交流電動機の
巻線の一端を接続し、これらの電動機巻線の他端を一括
接続して中性点を構成すると共に、 半導体スイッチ素子とダイオードとを逆並列接続したス
イッチアームユニットを直列接続してなる半導体スイッ
チアームを直流電源の両端に接続し、前記半導体スイッ
チアームの通流極性は、前記直流電源の正極側から通流
する方向とし、 前記スイッチアームユニットの相互接続点と前記中性点
とを第1の回路開閉器を介して接続し、前記インバータ
の直流入力側の一端と前記直流電源の一端とを接続する
と共に、 前記半導体スイッチアームの正極側と前記インバータの
直流入力端子の正極側とを第2の回路開閉器を介して接
続したことを特徴とする交流電動機の可変速駆動システ
ム。 - 【請求項6】 請求項5記載の交流電動機の可変速駆動
システムにおいて、 前記第1の回路開閉器を“開”、前記第2の回路開閉器
を“閉”にして、前記インバータの入力電圧と前記直流
電源電圧とが等しくなるようにしたことを特徴とする交
流電動機の可変速駆動システム。 - 【請求項7】 請求項3,4,5または6記載の交流電
動機の可変速駆動システムにおいて、 前記回路開閉器を半導体スイッチ回路により構成したこ
とを特徴とする交流電動機の可変速駆動システム。 - 【請求項8】 請求項7記載の交流電動機の可変速駆動
システムにおいて、 前記半導体スイッチ回路を、サイリスタを逆並列接続し
て構成したことを特徴とする交流電動機の可変速駆動シ
ステム。 - 【請求項9】 請求項7記載の交流電動機の可変速駆動
システムにおいて、 前記半導体スイッチ回路を、GTOサイリスタを逆並列
接続して構成したことを特徴とする交流電動機の可変速
駆動システム。 - 【請求項10】 請求項7記載の交流電動機の可変速駆
動システムにおいて、 前記半導体スイッチ回路を、トランジスタとダイオード
とを逆並列接続して構成してなる半導体スイッチ回路を
逆直列接続して構成したことを特徴とする交流電動機の
可変速駆動システム。 - 【請求項11】 請求項1〜10の何れか1項に記載さ
れた交流電動機の可変速駆動システムにおいて、 前記直流電源が二次電池であることを特徴とする交流電
動機の可変速駆動システム。 - 【請求項12】 請求項1〜10の何れか1項に記載さ
れた交流電動機の可変速駆動システムにおいて、 前記直流電源が燃料電池であることを特徴とする交流電
動機の可変速駆動システム。 - 【請求項13】 請求項1〜10の何れか1項に記載さ
れた交流電動機の可変速駆動システムにおいて、 前記直流電源が電気二重層キャパシタ電池であることを
特徴とする交流電動機の可変速駆動システム。 - 【請求項14】 請求項1〜10の何れか1項に記載さ
れた交流電動機の可変速駆動システムにおいて、 前記直流電源が、エンジン発電機と整流器とからなる電
源であることを特徴とする交流電動機の可変速駆動シス
テム。 - 【請求項15】 請求項1〜14の何れか1項に記載さ
れた交流電動機の可変速駆動システムにおいて、 前記インバータ入力電圧Vi、インバータ出力電圧(線
間電圧実効値)Vo、前記直流電源の電圧Vdの関係が以
下の式により表されることを特徴とする交流電動機の可
変速駆動システム。 Vo≦1.51/2Vd Vo≦1.51/2Vi - 【請求項16】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
10,11,12,13,14,15または16記載の
交流電動機の可変速駆動システムにおいて、 前記インバータ、前記スイッチアームユニット、前記回
路開閉器を構成する半導体スイッチ素子をモノポーラ形
半導体スイッチ素子としたことを特徴とする交流電動機
の可変速駆動システム。 - 【請求項17】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
10,11,12,13,14,15または16記載の
交流電動機の可変速駆動システムにおいて、 前記インバータ、前記スイッチアームユニット、前記回
路開閉器を構成する半導体スイッチを、モノポーラ形半
導体スイッチ素子とバイポーラ形半導体スイッチ素子と
を並列接続したハイブリッド形半導体スイッチとしたこ
とを特徴とする交流電動機の可変速駆動システム。 - 【請求項18】 請求項16または17記載の交流電動
機の可変速駆動システムにおいて、 モノポーラ形半導体スイッチ素子がMOSFETである
ことを特徴とする交流電動機の可変速駆動システム。 - 【請求項19】 請求項17記載の交流電動機の可変速
駆動システムにおいて、 バイポーラ形半導体スイッチ素子がIGBTであること
を特徴とする交流電動機の可変速駆動システム。 - 【請求項20】 請求項1〜19の何れか1項に記載さ
れた交流電動機の可変速駆動システムにおいて、 前記インバータ、前記半導体スイッチングアーム、前記
交流電動機を一体構造としたことを特徴とする交流電動
機の可変速駆動システム。
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1999
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