JP2000216887A - 個人情報提供ネットワ―ク、個人情報提供方法、および独立情報提供方法 - Google Patents

個人情報提供ネットワ―ク、個人情報提供方法、および独立情報提供方法

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JP2000216887A JP11014998A JP1499899A JP2000216887A JP 2000216887 A JP2000216887 A JP 2000216887A JP 11014998 A JP11014998 A JP 11014998A JP 1499899 A JP1499899 A JP 1499899A JP 2000216887 A JP2000216887 A JP 2000216887A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末(あるいはその使用者)に対応した
情報を格納したデータベースを用いて依頼に応じた情報
を提供するとともに、データの安全性および完全性を確
保しつつ、特定の装置および回線にかかる負担を軽減す
る。 【解決手段】 個々に識別可能な複数の移動機MSを動
的に接続可能な複数の基地局BSと移動機MSの使用者
に関する個人情報を格納した加入者データベースUDB
との間に複数の位置管理装置PPMを設ける。各位置管
理装置PPMは、少なくとも1つの基地局BSを配下に
有し、配下の基地局BSと移動機MSとの接続関係を検
出し、この接続関係に基づいて、配下の基地局BSに接
続中の移動機MSに対応した個人情報を加入者データベ
ースUDBから抽出して一時格納し、当該移動機MSの
個人情報の提供が要求された場合には、一時格納した個
人情報を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末あるいは
その使用者に対応した情報を格納したデータベースを用
いて依頼に応じた情報を提供する個人情報提供ネットワ
ーク、個人情報提供方法、および独立情報提供方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等を介した情報提
供サービスの分野では、利用者に関連したデータである
個人情報に適合した情報を当該利用者へ提供するサービ
スが開発・提供されつつある。この種の情報提供サービ
スでは、利用者は、情報提供事業者(Information Prov
ider:IP)側で個人情報に適合すると判断された情報
のみを取得することになり、この判断が適切であれば必
要かつ十分な情報のみを取得することができる。情報提
供サービスによって提供される情報量は右肩上がりに増
加しており、近年では膨大な情報の中から必要な情報を
探し出すための労力が増大していることから、この種の
情報提供サービスが果たす役割は日々大きくなってきて
いる。
【0003】利用者の個人情報に適合した情報を当該利
用者へ提供するために、IPでは全利用者の個人情報を
データベース化して管理しており、利用者へ情報を提供
する際にこのデータベースを検索して当該利用者の個人
情報を抽出する。この個人情報は極めて基本的かつ重要
なデータであり、データの矛盾や紛失などの過誤は許さ
れないのが普通であることから、その管理は、管理セン
タにおいて1つのデータベースを用いて集中的に行われ
るのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、利用者
の数が膨大になると、個人情報のデータベースが肥大化
し、極めて高速かつ高価な処理装置により当該データベ
ースを管理しないと、管理センタの検索速度等のパフォ
ーマンスが低下してしまう。具体的には、数百万人規模
であれば管理センタの設備にかかるコストを比較的に低
く抑制することができるが、数千万人規模となると、そ
の設備コストは著しく増大してしまう。
【0005】また、利用者数に比例して管理センタと周
囲のネットワークとの間のトラヒックが増大するという
問題もある。また、近年、個人情報を用いた多種多様な
アプリケーションが開発されてきており、利用者が増加
せずとも管理センタへのアクセスが増加することが予想
される。したがって、管理センタと周囲のネットワーク
との間に高速かつ高価な通信回線および通信設備を導入
して行かざるを得ない。
【0006】もちろん、個人情報のデータベースをクラ
イアント/サーバ方式で分散管理するようにすれば、上
述の不都合の軽減を期待できる。しかしながら、分散管
理は集中管理に比較してデータの安全性および完全性の
程度において劣る傾向があり、個人情報や金融データの
ような重要データの管理には不向きと言わざるを得な
い。また、上記不都合の軽減の程度もケース毎に異な
り、場合によっては同じ設備コストでも集中管理の方が
高速に処理を行うことができる可能性がある。
【0007】本発明は上述した事情に鑑みて為されたも
のであり、通信端末(あるいはその使用者)に対応した
情報を格納したデータベースを用いて依頼に応じた情報
を提供するとともに、データの安全性および完全性を確
保しつつ、特定の装置および回線にかかる負担を軽減す
ることができる個人情報提供ネットワーク、個人情報提
供方法、独立情報提供方法を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の個人情報提供ネットワーク
は、個々に識別可能な複数の通信端末を動的に接続可能
な複数の接続ノードと前記通信端末の使用者に関する個
人情報を格納したデータベースを用いて依頼に応じた抽
出処理を行う特定ノードとを接続して構成され、前記通
信端末の使用者に関する前記個人情報の提供の要求に応
じて該個人情報を提供する個人情報提供ネットワークで
あって、前記複数の接続ノードと前記通信端末との接続
関係を検出する接続関係検出手段と、各々が少なくとも
1つの接続ノードに対応して設けられた複数の一時格納
手段と、前記接続関係検出手段により検出された前記接
続関係に基づいて、新たに接続された前記通信端末に対
応した前記個人情報の抽出処理を前記特定ノードへ依頼
し、該依頼に応じて前記特定ノードにより抽出された前
記個人情報を該接続ノードに対応した前記一時格納手段
に格納させる先読みキャッシング手段と、前記通信端末
の使用者に関する前記個人情報の提供の要求に応じて、
該通信端末が接続された前記接続ノードに対応した前記
一時格納手段から該個人情報を読み出して提供する代替
提供手段とを具備することを特徴としている。この構成
によれば、ネットワークに接続している通信端末の使用
者に関する個人情報は、該通信端末が接続している接続
ノードに対応した一時格納手段に格納され、該個人情報
の提供の要求に応じて該一時格納手段から該個人情報が
読み出されて提供される。したがって、特定ノードにか
かる負荷の軽減および特定ノードと周囲のノードとの間
のトラヒックの低減を実現することができる。
【0009】さらに、上記構成に加えて、請求項2に記
載の個人情報提供ネットワークは、前記先読みキャッシ
ング手段は、前記接続関係検出手段により検出された前
記接続関係に基づいて、前記通信端末が接続している接
続ノードが旧接続ノードから新接続ノードへ変更された
と判断すると、旧接続ノードに対応した一時格納手段と
新接続ノードに対応した一時格納手段とが異なる場合に
は、前者の一時格納手段から該個人情報を読み出して後
者の一時格納手段へ格納することを特徴としている。こ
の構成によれば、通信端末が接続ノードを切り換えた場
合に特定ノードにアクセスする必要がなく、上記負荷の
軽減および上記トラヒックの低減をさらに推し進めるこ
とができる。
【0010】また、請求項1に記載の構成に加えて、請
求項3に記載の個人情報提供ネットワークは、前記先読
みキャッシング手段は、前記接続関係検出手段により検
出された前記接続関係に基づいて、前記通信端末と前記
複数の接続ノードとの全ての接続が解除されたと判断す
ると、前記複数の一時格納手段に格納された該通信端末
に対応した前記抽出結果を破棄することを特徴としてい
る。この構成によれば、通信端末とネットワークとの接
続が切断されると、該通信端末に対応して一時格納手段
に格納された個人情報が破棄されるため、該通信端末が
再接続した場合に個人情報の矛盾が発生することを回避
することができる。
【0011】さらに、上記各態様において、請求項4に
記載の個人情報提供ネットワークは、移動通信網を用い
て構成され、前記接続関係検出手段は前記移動通信網に
おける前記通信端末の位置登録機能により実現されるこ
とを特徴としている。この構成によれば、既存の機能を
流用することができるため、容易に個人情報提供ネット
ワークを構築することができる。
【0012】また、前述の課題を解決するために、請求
項5に記載の個人情報提供方法は、個々に識別可能な複
数の通信端末を動的に接続可能な複数の接続ノードと前
記通信端末の使用者に関する個人情報を格納したデータ
ベースを用いて依頼に応じた抽出処理を行う特定ノード
とを接続してなるネットワークを用いて前記通信端末の
使用者に関する前記個人情報の提供の要求に応じて該個
人情報を提供する個人情報提供方法であって、前記複数
の接続ノードと前記通信端末との接続関係を検出する接
続関係検出ステップと、前記接続関係検出手段により検
出された前記接続関係に基づいて、前記複数の接続ノー
ドのいずれかに新たに接続された前記通信端末に対応し
た前記個人情報の抽出処理を前記特定ノードへ依頼する
抽出依頼ステップと、前記抽出依頼ステップでの前記依
頼に応じて前記特定ノードにより抽出された前記個人情
報を該通信端末が接続された前記接続ノードに対応した
領域に配置する配置ステップと、前記通信端末の使用者
に関する前記個人情報の提供の要求に応じて、前記配置
ステップにおいて該通信端末が接続された前記接続ノー
ドに対応した領域に配置された該個人情報を読み出して
提供する代替提供ステップとを有することを特徴として
いる。この態様によれば、ネットワークに接続している
通信端末の使用者に関する個人情報は、該通信端末が接
続している接続ノードに対応した領域に配置され、該個
人情報の提供の要求に応じて該ネットワーク上の位置か
ら該個人情報が読み出されて提供される。したがって、
特定ノードにかかる負荷の軽減および特定ノードと周囲
のノードとの間のトラヒックの低減を実現することがで
きる。
【0013】また、前述の課題を解決するために、請求
項6に記載の独立情報提供方法は、個々に識別可能な複
数の通信端末を動的に接続可能な複数の接続ノードと前
記各通信端末に互いに独立して設定された独立情報を格
納したデータベースを用いて依頼に応じた抽出処理を行
う特定ノードとを接続してなるネットワークを用いて前
記通信端末の前記独立情報の提供の要求に応じて該独立
情報を提供する独立情報提供方法であって、前記複数の
接続ノードと前記通信端末との接続関係を検出する接続
関係検出ステップと、前記接続関係検出手段により検出
された前記接続関係に基づいて、前記複数の接続ノード
のいずれかに新たに接続された前記通信端末に対応した
前記独立情報の抽出処理を前記特定ノードへ依頼する抽
出依頼ステップと、前記抽出依頼ステップでの前記依頼
に応じて前記特定ノードにより抽出された前記独立情報
を該通信端末が接続された前記接続ノードに対応した領
域に配置する配置ステップと、前記通信端末に設定され
た前記独立情報の提供の要求に応じて、前記配置ステッ
プにおいて該通信端末が接続された前記接続ノードに対
応した領域に配置された該独立情報を読み出して提供す
る代替提供ステップとを有することを特徴としている。
この態様によれば、ネットワークに接続している通信端
末に設定された独立情報は、該通信端末が接続している
接続ノードに対応した領域に配置され、該独立情報の提
供の要求に応じて該領域から該独立情報が読み出されて
提供される。したがって、特定ノードにかかる負荷の軽
減および特定ノードと周囲のノードとの間のトラヒック
の低減を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。この実施形態は、本発明を
移動パケット通信網に適用したシステムとして構成した
ものである。なお、本発明は、かかる実施形態に限定さ
れず、その技術思想の範囲内で種々の変更が可能であ
る。
【0015】A:実施形態の構成 A−1:システムの全体構成 図1は本発明の一実施形態による個人情報提供ネットワ
ークを用いた情報提供システムを示すブロック図であ
る。同図において、MSは、移動パケット通信網MPN
のパケット通信サービスを受ける移動機である。この移
動機MSは、この図に示す移動パケット通信網MPNに
接続されるほか、図示しない移動電話網にも接続されて
おり、移動電話のサービスを受けることも可能である。
移動機MSは、ユーザが音声通話を行うための音声入出
力部、後述する基地局BS11〜BSmnとの無線通信
を行う無線部、液晶パネル等で構成された情報表示部、
数字入力、文字入力等の情報入力操作が行われる操作部
等を備えるほか、これら各部を制御するマイクロコンピ
ュータを内蔵している。また、移動機MSは、文書デー
タ閲覧用のソフトウェア(いわゆるブラウザ)を搭載し
ており、インフォメーション・プロバイダ(以下、IP
と略す)から移動パケット通信網MPNを介し供給され
るHTML(Hyper TextMarkup Language)形式のデー
タ(以下、HTMLデータという)に基づいて対話画面
を表示させる。
【0016】また、移動パケット通信網MPNは、基地
局BS11〜BSmn、位置管理装置PPM1〜PPM
m、移動パケットゲートウェイM−PGW、ゲートウェ
イサーバGWS、加入者データベースUDB、およびこ
れらを接続する通信回線によって構成されている。以
後、任意の1つの基地局および位置管理装置をそれぞれ
基地局BS、位置管理装置PPMと記す。
【0017】基地局BSは、地上を例えば半径500m
等の範囲で分割した所定間隔で配置されており、各々が
形成する無線ゾーンに在圏した移動機MSとの間で無線
通信を行う。位置管理装置PPMは、複数の基地局BS
を収容するパケット加入者交換局に備えられたコンピュ
ータシステムであり、移動機MSからのパケット交換要
求を受け付けるとともに、移動パケット通信網MPN内
におけるパケット交換を中継する。また、詳しくは後述
するが、位置管理装置PPMは、自装置が収容した基地
局がカバーするエリアに在圏する移動機MS(および在
圏した移動機MS)の使用者に関する個人情報を一時格
納する機能(以後、キャッシング機能)を備えている。
【0018】移動パケットゲートウェイM−PGWは、
移動パケット通信網MPNとインターネットINET等
の他のネットワークとを相互接続するための移動パケッ
ト関門中継交換局に備えられたコンピュータシステムで
あり、ネットワーク間で異なる通信プロトコルの変換を
行う。具体的には、移動パケット通信網MPNが従う移
動パケット通信網用の伝送プロトコルと、インターネッ
トINET等の他のネットワークが従うTCP/IPと
の相互変換を行う。
【0019】ゲートウェイサーバGWSは、上記移動パ
ケット関門中継交換局に備えられたコンピュータシステ
ムであり、移動パケットゲートウェイM−PGWと外部
のネットワークとの間に設けられている。ゲートウェイ
サーバGWSは、移動機MSのユーザ間、移動機MSの
ユーザとインターネットINET等の他のネットワーク
のユーザの間、もしくは移動機MSのユーザとIPサー
バWの間で電子メールや各種データの授受を仲介する。
また、ゲートウェイサーバGWSは、IPサーバWおよ
び加入者データベースUDBと連携して、情報配信サー
ビス等の各種アプリケーションに関する制御を行う。
【0020】加入者データベースUDBは、移動パケッ
ト通信網MPNの加入者に関する個人情報からなる加入
者登録情報ファイルおよび情報提供事業者であるIPの
登録情報からなるIP登録情報ファイルを保持してい
る。図2は、この加入者データベースUDBの内容を例
示するデータフォーマット図である。同図に示すよう
に、加入者登録情報ファイルには、移動パケット通信網
MPNの加入者(すなわち移動機MSのユーザ)ごと
に、移動機MSの電話番号、氏名、性別、生年月日、住
所等の各加入者の属性を示す属性データや、趣味や嗜好
などを示すデータ等の個人情報が蓄積されている。ま
た、IP登録情報ファイルには、この移動パケット通信
網MPNの事業者との間でゲートウェイサービスを受け
る契約をしているIPごとに、その事業者名、ネットワ
ーク上の絶対的なアドレス(例えばインターネットの場
合、WWW(World Wide Web)上の情報資源を特定するU
RL(Uniform Resource Locator)。本実施形態ではUR
Lをネットワーク上の絶対的なアドレスとして説明す
る。)等が蓄積されている。
【0021】IPサーバWは、IPが運用するサーバシ
ステムであり、ユーザに提供すべき情報をHTMLデー
タの形式でネットワークへ送出する。このIPサーバW
には、インターネットINETを介してゲートウェイサ
ーバGWSに接続されるものや、専用線を介してゲート
ウェイサーバGWSに接続されるもののほか、ゲートウ
ェイサーバGWS内部に設けられ、移動パケット通信網
MPNの事業者自身が提供するものもある。
【0022】A−2:位置管理装置PPMのキャッシン
グ機能 ここで、前述した位置管理装置PPMのキャッシング機
能について説明する。なお、信号や情報の伝達経路は図
1に示した通りであることから、それらの詳細な中継過
程については説明を省略する。図3は位置管理装置PP
Mにおけるキャッシング機能を実現するための構成を示
す図であり、CSDは接続状態検出手段(接続関係検出
手段)、ACは先読みキャッシング手段、TSは一時格
納手段、SOは代替提供手段である。
【0023】接続状態検出手段CSDは位置管理装置P
PM配下の移動機MSからの信号に基づいて位置管理装
置PPM配下の各基地局BSに対する移動機MSの接続
状態を検出する。接続状態検出手段CSDにより検出さ
れる接続状態は、移動パケット通信網MPNの圏外から
圏内への移動時にあっては接続している基地局(以後、
現接続基地局)の識別情報、圏内から圏外への移動時に
あっては接続していた基地局(以後、旧接続基地局)の
識別情報、基地局の切替時にあっては現接続基地局およ
び旧接続基地局の両識別情報を含む。例えば、図1にお
いて、圏外の移動機MSが位置管理装置PPM1配下の
基地局BS11によりカバーされるエリアへ移動してき
た時には、当該位置管理装置PPM1の接続状態検出手
段CSDは、当該移動機MSについて、現接続基地局B
S11の識別情報を含む接続状態を検出結果として出力
する。なお、本実施形態では、上記検出処理に並行し
て、あるいは上記検出結果に基づいて移動機MSの位置
登録処理が行われるが、その処理内容は一般的な移動通
信網における移動機の位置登録処理と同様であることか
ら、ここでは詳細な説明を省略する。なお、他の位置管
理方法として、GPS(Global Positioning System)
やDGPS(Differential GPS)を用いた方法を採用し
てもよい。すなわち、移動機MSにGPSレシーバ等を
搭載し、移動機MS側で検出した自身の位置情報(緯
度、経度など)を適切なタイミングで位置管理装置PP
Mあるいは更に上位に位置する移動パケットゲートウェ
イM−PGWへ伝えるようにしてもよい。この場合に
は、例えば、携帯電話機能を備えていないコンピュータ
にGPSを搭載することで、当該コンピュータは、公衆
電話機経由でのアクセスであっても、上記移動機MSと
同等のサービスを享受することができる。もちろん、移
動機MSにGPSレシーバ等を搭載し、上記位置情報を
利用して移動機MSの位置登録処理を行うようにしても
よいことは言うまでもない。
【0024】先読みキャッシング手段ACは、接続状態
検出手段CSDにより検出された接続状態に基づいて、
アクセスが予想される情報のみを加入者データベースU
DBおよび他の位置管理装置PPMの先読みキャッシン
グ手段ACのいずれかから取得する機能と、アクセスさ
れないことが明確な情報を他の位置管理装置PPMの先
読みキャッシング手段ACへ渡す機能を備えている。
【0025】一時格納手段TSは、RAM(Random Acc
ess Memory)等の、格納したデータを高速に読み出し可
能な記憶メディアを備えている。先読みキャッシング手
段ACは、取得した情報を一時格納手段TSに格納する
機能を備えている。代替提供手段SOは移動機MSから
のサービス要求に基づいて一時格納手段TSから該当す
る情報を抽出し、この情報を含めたサービス要求をIP
サーバWへ送る。
【0026】次に、上記キャッシング機能を用いて位置
管理装置PPMにより行われる処理について、場合分け
して説明する。 エリア内への進入検出時の処理 図4は位置管理装置PPMのエリア内に移動機MSが進
入してきた時に当該位置管理装置PPMにおいて行われ
る処理を示すフローチャートである。この図に示すよう
に、接続状態検出手段CSDが移動機MSの接続状態を
検出し、検出された接続状態が当該位置管理装置PPM
のエリア内への移動機MSの進入を意味する場合、すな
わち当該接続状態が現接続基地局の識別情報を含む場
合、当該検出結果に基づいて、先読みキャッシング手段
ACが、当該移動機MSが他の位置管理装置PPM配下
のエリアから移動してきたか否かを判定する(ステップ
S101)。この判定は、当該接続状態に旧接続基地局
の識別情報が含まれているか否かを調べることで実現さ
れる。ステップS101の判定結果が「YES」の場
合、すなわち移動機MSが他の位置管理装置PPM配下
のエリアから移動してきた場合には、先読みキャッシン
グ手段ACは、旧接続基地局を配下に持つ位置管理装置
PPMから当該移動機MSに対応した個人情報を取得
し、一時格納手段TSに格納する(ステップS10
2)。なお、位置管理装置PPM1〜PPMmと配下の
基地局BS11〜BSmnとの対応関係は移動パケット
通信網MPN内で予め設定されており、各先読みキャッ
シング手段ACから把握可能である。
【0027】ここで、一時格納手段TSにおける個人情
報の格納テーブルの形式例を図5に示す。この例では、
移動機MSの識別情報と現接続基地局の識別情報とを対
応付けた位置管理テーブルに個人情報を付加して格納テ
ーブルを構成している。逆に、ステップS101の判定
結果が「NO」の場合、すなわち圏外に存在していた移
動機MSが当該位置管理装置PPMのエリア内に移動し
てきた場合には、先読みキャッシング手段ACは、移動
機MSの識別情報に対応した個人情報を加入者データベ
ースUDBから抽出する旨の抽出指示をゲートウェイサ
ーバGWSへ送信する(ステップS103)。先読みキ
ャッシング手段ACは、上記抽出指示に応じてゲートウ
ェイサーバGWSから送信されてきた個人情報を受信
し、受信した個人情報を、格納テーブルにおいて当該移
動機MSの識別情報を有するレコードの所定のフィール
ドに格納する(ステップS104)。
【0028】サービス要求受信時の処理 図6は位置管理装置PPM配下のエリア内に存在する移
動機MSからのサービス要求を受信した時に当該位置管
理装置PPMにおいて行われる処理を示すフローチャー
トである。この図に示すように、移動機MSからのサー
ビス要求を受信すると、先読みキャッシング手段AC
は、当該サービス要求に個人情報の添付要求が含まれて
いるか否かを判定する(ステップS201)。「個人情
報の添付要求」とは個人情報を添付した上でサービス要
求を要求先へ伝達する旨の要求であり、例えば、各加入
者が自身に特化された情報を取得したい場合には、移動
機MSからは上記添付要求を含んだサービス要求が送信
される。
【0029】サービス要求に添付要求が含まれている場
合、先読みキャッシング手段ACは当該サービス要求の
発信元の移動機MSの識別情報に対応した個人情報を格
納テーブルから抽出する(ステップS202)。次に、
先読みキャッシング手段ACは、当該サービス要求から
添付要求を削除し(ステップS203)、当該サービス
要求にステップS202で抽出された個人情報を添付し
た後に(ステップS204)、当該サービス要求を要求
先へ送信する(ステップS205)。なお、ステップS
201の判定結果が「NO」の場合、すなわちサービス
要求に添付要求が含まれていない場合には、先読みキャ
ッシング手段ACは当該サービス要求を要求先へスルー
出力する(ステップS205)。
【0030】エリア外への移動検出時の処理 図7は位置管理装置PPM配下のエリア内に存在してい
た移動機MSが当該エリア外へ移動する時に当該位置管
理装置PPMにおいて行われる処理を示すフローチャー
トである。この図に示すように、接続状態検出手段CS
Dが移動機MSの接続状態を検出し、検出された接続状
態が当該位置管理装置PPMのエリア外への移動機MS
の移動を意味する場合、先読みキャッシング手段AC
が、当該移動機MSが他の位置管理装置PPMのエリア
へ移動していったか否かを判定する(ステップS30
1)。この判定は、接続状態検出手段CSDにより検出
された接続状態に、現接続基地局の識別情報が含まれて
いるか否かを調べることで実現される。
【0031】ステップS301の判定結果が「NO」の
場合、すなわち当該移動機MSが圏外へ移動していった
場合には、移動機MSの位置登録処理により、格納テー
ブルから当該移動機MSの識別情報を有するレコードが
削除される(ステップS302)。逆に、ステップS3
01の判定結果が「YES」の場合、すなわち当該移動
機MSが他の位置管理装置PPMのエリアへ移動してい
った場合には、当該移動機MSの識別情報を有するレコ
ードが削除される前に、先読みキャッシング手段ACは
移動先の位置管理装置PPMへ当該移動機MSに対応し
た個人情報を送信する(ステップS303)。
【0032】B:実施形態の動作 次に、上記構成からなる実施形態の動作について図1を
参照して説明する。 B−1:前提 ここでは、本実施形態が提供するサービスは、移動機M
Sのユーザに対してIPからユーザに応じた情報を配信
するサービスであるものとする。IPとユーザとの間に
は予め情報提供に関する契約が結ばれていてもよいし、
結ばれていなくてもよい。なお、契約の締結処理をゲー
トウェイサーバGWS経由で行うようにしてもよいし、
契約を必要としないIPであれば上記締結処理を省略す
るようにしてもよい。ただし、ユーザへの情報配信に必
要な通信に関する情報以外の情報(すなわち個人情報)
については加入者データベースUDBに格納されてお
り、IPには登録されていないものとする。
【0033】B−2:動作 まず、移動機MSを携帯した加入者が圏外から基地局B
S11のエリアに移動してくると、位置管理装置PPM
1において、図4のステップS101,S103,S1
04の処理が行われ、当該移動機MSに対応した個人情
報が位置管理装置PPM1に格納される。このような状
況下での加入者に対する情報配信は図8に示す流れの処
理となる。
【0034】同図に示すように、情報配信を要求する使
用者に操作された移動機MSは、まず、位置管理装置P
PMに対してパケット登録を行う(ステップS1)。こ
のパケット登録とは、移動機MSが移動パケット通信網
MPSとの間でパケット交換を可能とするために予め行
う登録手続きである。このパケット登録が完了すると、
移動機MSは、移動パケット通信網MPNに対して回線
接続要求信号を送信する(ステップS2)。この回線接
続要求信号は、位置管理装置PPMを介してゲートウェ
イサーバGWSに送られる(ステップS3)。一方、ゲ
ートウェイサーバGWSは、回線接続が可能な場合、回
線接続応答信号を位置管理装置PPMを介して移動機M
Sへ返送する(ステップS4,S5)。これにより、移
動機MSとゲートウェイサーバGWSの間でパケット交
換が可能となる。
【0035】次いで、移動機MSは、所望のIPサーバ
WのURLを指定してサービス要求を送信する(ステッ
プS6)。このサービス要求は、位置管理装置PPMを
中継してゲートウェイサーバGWSへ送信される(ステ
ップS7)。ゲートウェイサーバGWSは、これを受け
て、指定されたURLのIPサーバWとの間でリンクを
設定する(ステップS8)。なお、移動機MSから位置
管理装置PPMへのサービス要求には個人情報の添付要
求が含まれており、位置管理装置PPMにおいては図6
のステップS201〜S205の処理が行われる。これ
により、当該移動機MSに対応した個人情報を含んだサ
ービス要求が位置管理装置PPMからIPサーバWへ送
信される。
【0036】上記サービス要求に対して、IPサーバW
は、上記個人情報に応じたHTMLデータを移動機MS
へ送信する(ステップS9)。具体的には、当該HTM
Lデータは、ゲートウェイサーバGWSを中継して位置
管理装置PPMへ転送される(ステップS10)。さら
に位置管理装置PPMでは、受信したHTMLデータを
移動機MSへ転送する(ステップS11)。移動機MS
は、配信されてきたHTMLデータをそのブラウザによ
って解釈し情報表示部に当該HTMLデータで表される
情報を表示する。
【0037】こうして移動機MSに対するデータの配信
が完了すると、移動機MSは、データ受信の確認応答信
号を送信する(ステップS12)。位置管理装置PPM
は、この確認応答信号をゲートウェイサーバGWSへ転
送し、送達通知を行う(ステップS13)。一方、IP
サーバWが移動機MSに対するデータ配信を完了する
と、ゲートウェイサーバGWSとIPサーバWの間のリ
ンクは解放される(ステップS14)。
【0038】次に、移動機MSを携帯した加入者が基地
局BS11のエリアから基地局BS21のエリアに移動
してくると、位置管理装置PPM1において図7のステ
ップS301,S303,S302の処理が行われると
ともに、位置管理装置PPM2において図4のステップ
S101,S102の処理が行われる。すなわち、移動
機MSの個人情報は、移動機MSの移動に伴って位置管
理装置PPM1から位置管理装置PPM2へ移動する。
【0039】また、移動機MSを携帯した加入者が基地
局BS21のエリアから圏外へ移動すると、位置管理装
置PPM2において図7のステップS301,S302
の処理が行われ、位置管理装置PPM2内の格納テーブ
ルにおける、当該移動機MSに対応したレコードが削除
される。なお、移動機MSがいずれかの基地局BSに接
続された状態で、加入者データベースUDB中の当該移
動機MSに対応した個人情報が更新された場合には、当
該移動機MSについて図4のステップS103,S10
4の処理が行われ、対応する位置管理装置PPM内の格
納テーブルも即座に更新される。
【0040】C:補足 以上説明したように、本実施形態によれば、移動機MS
が在圏中に当該移動機MSの個人情報を得るために加入
者データベースUDBがアクセスされる回数は1回だけ
となり、移動機MSが個人情報の添付要求を伴うサービ
ス要求を頻繁に発する場合にも、加入者データベースU
DBにかかる負荷、ならびにゲートウェイサーバGWS
と加入者データベースUDBとの間のトラヒックを低減
することができる。
【0041】また、個人情報の複製を格納するノードを
位置管理装置PPMとし、移動パケット通信網MPNに
おける移動機MSの位置登録処理に使用される格納テー
ブルを拡張して個人情報を格納するようにしたので、移
動パケット通信網MPNにおける位置登録のための情報
と個人情報とを透過的に取り扱うことができるという利
点がある。例えば、格納テーブルにおけるレコードの追
加・削除については既存の位置登録処理の範囲内で実現
可能であり、また、位置管理装置PPMにおいて、圏内
から圏外へ移動した移動機MSに対応したレコードを削
除することで、当該移動機MSに対応した個人情報を検
索して削除する手間を省くこともできる。
【0042】さらに、移動機MSが在圏を開始した時
点、および加入者データベースUDBの個人情報が更新
された時点で位置管理装置PPM中の当該移動機MSに
対する個人情報を更新するようにし、かつ、圏外に移動
した移動機MSに対する個人情報を位置管理装置PPM
から削除するようにしたため、移動パケット通信網MP
Nにおいて個人情報に矛盾が生じることはない。
【0043】既述のように、本発明は、上述した実施形
態に限られるものではない。本発明の技術思想の範囲
で、例えば以下のような種々の変更等が可能である。 (1)移動機MSの位置、すなわち接続する基地局BS
の変更を契機としてサービス要求を発する旨の指示を当
該移動機MSの個人情報として登録しておき、移動機M
Sの位置の変更時に、位置管理装置PPMから当該個人
情報および移動機MSの位置情報を含んだサービス要求
をIPサーバW側へ送信するようにしてもよい。
【0044】(2)実施形態では、在圏中の移動機MS
が複数の位置管理装置PPMを跨いで移動した場合に当
該移動機MSの個人情報を位置管理装置PPM間で送受
するようにしたが、これに限定されるものではない。例
えば、複数の位置管理装置PPMを跨いだ移動機MSの
移動(ハンドオーバ)の発生頻度が低ければ、当該移動
機MSに対応した個人情報を、移動元の位置管理装置P
PMにおいては削除し、移動先の位置管理装置PPMに
おいては加入者データベースUDBから新たに取得する
ようにしてもよい。
【0045】(3)実施形態では、プル型の情報配信サ
ービスに適用した例を示したが、本発明はプッシュ型の
情報配信サービスにも適用可能である。ただし、複数の
移動機MSへプッシュ型の情報配信を行う場合には、送
信側から対応する各位置管理装置PPMへ、受信側の全
移動機MSに対応した情報が送信され、各位置管理装置
PPMから受信側の各移動機MSへ、各移動機MSに対
応した個人情報に応じた情報が抽出されて送信されるこ
とになる。
【0046】(4)実施形態では、情報配信サービスに
適用した例を示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。すなわち、個人情報に基づいて変わるものは
ネットワークを介して配信される情報に限定されず、本
発明は、例えば、個人情報に応じてダイレクトメールの
文面を変えたり、無償配布する化粧品のサンプルの種類
を変えたりするサービスにも適用可能である。
【0047】(5)本発明はパケット交換以外の方式で
データ通信を行う移動通信網に適用可能であることはも
とより、例えばISDN(Integrated Services Digita
l Network)やLAN(Local Area Network)のよう
に、有線であっても通信端末(例えばコンピュータ)と
ネットワーク側の接続ノード(例えばネットワークアダ
プタ)との対応関係をネットワーク側で把握可能な任意
の通信網に適用可能である。
【0048】(6)実施形態では、個人情報の複製を位
置管理装置PPMに格納するようにしたが、これに限ら
ず、ゲートウェイサーバGWSと各基地局との間の領域
に存在する任意のノード(例えば各基地局)に格納する
ようにしてもよい。図9は、実施形態の変形例を示すブ
ロック図であり、この図に示すシステムにおいては、基
地局BSに前述の格納テーブルに相当するテーブルが配
置されている。当該テーブルは例えば図10に示す構成
を有しており、少なくとも移動機MSの識別情報と当該
移動機MSに対応した個人情報とを対応付けたレコード
から構成されている。なお、位置登録のための情報は当
該テーブルとは別に位置管理装置PPMに格納されてい
るため、移動機MSの移動に伴う当該テーブルの操作
は、位置登録処理とは別に行われる。また、移動機MS
のハンドオーバ時には、当該テーブルにおけるレコード
の追加/削除の操作が必ず行われる。
【0049】ただし、ゲートウェイサーバGWSと各基
地局との間の領域に存在するノードであっても、ゲート
ウェイサーバGWSおよび移動パケットゲートウェイM
−PGWは移動パケット通信網においてそれぞれ1つし
か存在しないため、キャッシングによるアクセスの分散
効果を得ることはできない。したがって、所望の効果を
得るためには、上記領域間で所定の領域(例えば地域)
毎に分散配置された複数のノードを個人情報のキャッシ
ングのためのノードとすることが好ましい。なお、移動
機MS自身に個人情報を格納しておくことも考えられる
が、本発明では、個人情報には加入者当人が変更・参照
すべきでない情報(例えば、決済に関する信用情報)が
含まれることも想定しており、このような個人情報を加
入者の管理下にある移動機MSに格納することは情報の
正当性および機密性を保つ観点から好ましくない。
【0050】(7)実施形態では、移動機MSの使用者
に関する個人情報を提供するサービスに適用した例を示
したが、本発明は移動機MS毎に独立して設定される任
意の情報を提供するサービスに適用可能である。
【0051】(8)実施形態では、ゲートウェイサーバ
GWSを介してIPサーバWにアクセスする例を示した
が、IPサーバWを移動パケット通信網MPN内に設け
てもよい。また、情報資源のアドレスを、URL以外の
ネットワーク上の絶対的なアドレスを用いて指定するよ
うにしてもよい。もちろん、IPサーバから配信される
データの形式もHTMLに限らず、その他の形式を採用
してもよい。さらに、実施形態のネットワーク構成は一
例に過ぎず、勿論本発明はかかる構成に限定されない。
例えば、ゲートウェイサーバGWSを、加入者データベ
ースUDBとのやりとりを受け持つノードとその他の機
能を受け持つノードとに分けて構成する等、複数のノー
ドで機能分担させるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報の安全性および完全性を確保しつつ、特定ノードに
かかる負荷の軽減および特定ノードと周囲のノードとの
間のトラヒックの低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による個人情報提供ネッ
トワークを用いた情報提供システムを示すブロック図で
ある。
【図2】 同実施形態にかかる加入者データベースUD
Bの内容を示すデータフォーマット図である。
【図3】 同実施形態にかかる位置管理装置PPMにお
けるキャッシング機能を実現するための構成を示す図で
ある。
【図4】 同実施形態にかかる位置管理装置PPMのエ
リア内に移動機MSが進入してきた時に当該位置管理装
置PPMにおいて行われる処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】 同実施形態にかかる一時格納手段TSにおけ
る個人情報の格納テーブルの形式例を示す図である。
【図6】 同実施形態にかかる位置管理装置PPM配下
のエリア内に存在する移動機MSからのサービス要求を
受信した時に当該位置管理装置PPMにおいて行われる
処理を示すフローチャートである。
【図7】 同実施形態にかかる位置管理装置PPM配下
のエリア内に存在していた移動機MSが当該エリア外へ
移動する時に当該位置管理装置PPMにおいて行われる
処理を示すフローチャートである。
【図8】 同実施形態における情報配信処理の流れを示
す図である。
【図9】 同実施形態の変形例を示すブロック図であ
る。
【図10】 同変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
BS 基地局 GWS ゲートウェイサーバ INET インターネット MS 移動機 MPN 移動パケット通信網 PPM 位置管理装置 UDB 加入者データベース W IPサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 11/20 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々に識別可能な複数の通信端末を動的
    に接続可能な複数の接続ノードと前記通信端末の使用者
    に関する個人情報を格納したデータベースを用いて依頼
    に応じた抽出処理を行う特定ノードとを接続して構成さ
    れ、前記通信端末の使用者に関する前記個人情報の提供
    の要求に応じて該個人情報を提供する個人情報提供ネッ
    トワークであって、 前記複数の接続ノードと前記通信端末との接続関係を検
    出する接続関係検出手段と、 各々が少なくとも1つの接続ノードに対応して設けられ
    た複数の一時格納手段と、 前記接続関係検出手段により検出された前記接続関係に
    基づいて、新たに接続された前記通信端末に対応した前
    記個人情報の抽出処理を前記特定ノードへ依頼し、該依
    頼に応じて前記特定ノードにより抽出された前記個人情
    報を該接続ノードに対応した前記一時格納手段に格納さ
    せる先読みキャッシング手段と、 前記通信端末の使用者に関する前記個人情報の提供の要
    求に応じて、該通信端末が接続された前記接続ノードに
    対応した前記一時格納手段から該個人情報を読み出して
    提供する代替提供手段とを具備することを特徴とする個
    人情報提供ネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記先読みキャッシング手段は、前記接
    続関係検出手段により検出された前記接続関係に基づい
    て、前記通信端末が接続している接続ノードが旧接続ノ
    ードから新接続ノードへ変更されたと判断すると、旧接
    続ノードに対応した一時格納手段と新接続ノードに対応
    した一時格納手段とが異なる場合には、前者の一時格納
    手段から該個人情報を読み出して後者の一時格納手段へ
    格納することを特徴とする請求項1に記載の個人情報提
    供ネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記先読みキャッシング手段は、前記接
    続関係検出手段により検出された前記接続関係に基づい
    て、前記通信端末と前記複数の接続ノードとの全ての接
    続が解除されたと判断すると、前記複数の一時格納手段
    に格納された該通信端末に対応した前記抽出結果を破棄
    することを特徴とする請求項1に記載の個人情報提供ネ
    ットワーク。
  4. 【請求項4】 移動通信網を用いて構成され、前記接続
    関係検出手段は前記移動通信網における前記通信端末の
    位置登録機能により実現されることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の個人情報提供ネットワー
    ク。
  5. 【請求項5】 個々に識別可能な複数の通信端末を動的
    に接続可能な複数の接続ノードと前記通信端末の使用者
    に関する個人情報を格納したデータベースを用いて依頼
    に応じた抽出処理を行う特定ノードとを接続してなるネ
    ットワークを用いて前記通信端末の使用者に関する前記
    個人情報の提供の要求に応じて該個人情報を提供する個
    人情報提供方法であって、 前記複数の接続ノードと前記通信端末との接続関係を検
    出する接続関係検出ステップと、 前記接続関係検出手段により検出された前記接続関係に
    基づいて、前記複数の接続ノードのいずれかに新たに接
    続された前記通信端末に対応した前記個人情報の抽出処
    理を前記特定ノードへ依頼する抽出依頼ステップと、 前記抽出依頼ステップでの前記依頼に応じて前記特定ノ
    ードにより抽出された前記個人情報を該通信端末が接続
    された前記接続ノードに対応した領域に配置する配置ス
    テップと、 前記通信端末の使用者に関する前記個人情報の提供の要
    求に応じて、前記配置ステップにおいて該通信端末が接
    続された前記接続ノードに対応した領域に配置された該
    個人情報を読み出して提供する代替提供ステップとを有
    することを特徴とする個人情報提供方法。
  6. 【請求項6】 個々に識別可能な複数の通信端末を動的
    に接続可能な複数の接続ノードと前記各通信端末に互い
    に独立して設定された独立情報を格納したデータベース
    を用いて依頼に応じた抽出処理を行う特定ノードとを接
    続してなるネットワークを用いて前記通信端末の前記独
    立情報の提供の要求に応じて該独立情報を提供する独立
    情報提供方法であって、 前記複数の接続ノードと前記通信端末との接続関係を検
    出する接続関係検出ステップと、 前記接続関係検出手段により検出された前記接続関係に
    基づいて、前記複数の接続ノードのいずれかに新たに接
    続された前記通信端末に対応した前記独立情報の抽出処
    理を前記特定ノードへ依頼する抽出依頼ステップと、 前記抽出依頼ステップでの前記依頼に応じて前記特定ノ
    ードにより抽出された前記独立情報を該通信端末が接続
    された前記接続ノードに対応した領域に配置する配置ス
    テップと、 前記通信端末に設定された前記独立情報の提供の要求に
    応じて、前記配置ステップにおいて該通信端末が接続さ
    れた前記接続ノードに対応した領域に配置された該独立
    情報を読み出して提供する代替提供ステップとを有する
    ことを特徴とする独立情報提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002077402A (ja) * 2000-09-04 2002-03-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信サービスネットワークシステム、このネットワークシステムに使用する通信システム並びにサービスプロバイダシステム、通信サービスネットワークシステムのサービス方法、このネットワークシステムに使用する通信システムのサービス方法並びにサービスプロバイダシステムのサービス方法
US7170898B2 (en) 2000-11-24 2007-01-30 Ntt Docomo, Inc. Relay apparatus

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JP2002077402A (ja) * 2000-09-04 2002-03-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信サービスネットワークシステム、このネットワークシステムに使用する通信システム並びにサービスプロバイダシステム、通信サービスネットワークシステムのサービス方法、このネットワークシステムに使用する通信システムのサービス方法並びにサービスプロバイダシステムのサービス方法
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