JP2000216732A - 集光器 - Google Patents

集光器

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JP2000216732A
JP2000216732A JP11012589A JP1258999A JP2000216732A JP 2000216732 A JP2000216732 A JP 2000216732A JP 11012589 A JP11012589 A JP 11012589A JP 1258999 A JP1258999 A JP 1258999A JP 2000216732 A JP2000216732 A JP 2000216732A
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JP11012589A
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English (en)
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Hisashi Sawada
寿史 澤田
Yasushi Inoue
靖 井上
Atsushi Tsunoda
角田  敦
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S23/00Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/44Heat exchange systems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分角錐形または部分円錐形の集光器本体を
有する集光器において、入射面に入射する光束を効率よ
く出射面に集光することができ、なお且つ集光器の長さ
に対して入射面を広くとることができ、これによって小
形で効率的な集光を可能とする。 【解決手段】 集光器は、透光性を有する集光器本体1
1と、この集光器本体11の一端に形成された光が入射
する入射面12と、この入射面12と対向して集光器本
体11の他端に形成された光が出射する出射面13と、
前記集光器本体11の側面または周面に形成され、前記
入射面12から出射面13にいくに従って対向間隔が狭
まるようなテーパが形成され、前記入射面12側から出
射面13側に集光器本体11内を伝搬する光を反射する
反射面14とを有する。前記反射面14のテーパ角β、
集光器本体11の入射面12と出射面13との距離l、
入射面12の幅i及び出射面13の幅oで表されるα=
2l・tanβ/(i+o)を、0.7〜1.3とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間を光伝送媒体
とする光情報通信の分野において使用される集光器であ
って、光入射面側に入射する光束をより狭い範囲に収束
して出射面側から出射する集光器に関する。例えば、光
学レンズに代えて、光センサ等に光を収束して入射させ
るのに使用することができる集光器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、或る程度の範囲を伝搬す
る光束をより狭い範囲に収束して光センサ等に入射する
ための集光器としては、光学レンズが使用されていた。
光学レンズを使用した集光器には、単体のレンズを使用
した単レンズ形と複数のレンズを使用した複合レンズ形
とがある。単レンズ形の集光器において、通常の使い方
において、広い範囲の光束を集光するためには、レンズ
口径を大きくする必要があり、高屈折率のレンズを使用
した場合でも、その焦点距離が或る程度大きくなってし
まう。そのため、視野角が狭くなるという課題がある。
【0003】他方、複合レンズ形の集光器は、光束を複
数のレンズを用いて収束するため、口径の大きなレンズ
を使用しても焦点距離を短くすることができ、或る程度
の視野角を確保することができる。しかし、光軸に沿っ
て複数のレンズを配置する必要があるため、寸法、重量
共に大きくなり、コストもかかるという課題がある。
【0004】そこで、部分角錐形または部分円錐形の集
光器が提案されている(特開平7−261028号公
報)。この集光器は、対向する入射面と出射面とを有
し、その間にテーパ状の反射面を設けた透明な無空の集
光器本体からなるものである。入射面から集光器本体に
入射した光束の一部を反射面で反射し、出射面に集光す
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】光通信の分野で
は、集光器の集光効率を高めればより微弱な信号を受信
することができる。また、集光器の集光効率を高めるこ
とにより、光センサの受光面積を小さくすることがで
き、その分だけ機器の小型化やコストの低減が可能とな
る。さらに、今後の光通信分野における情報量の増大に
対応するには、高速伝送化が必要である。このため、フ
ォトダイオード等の光センサの受光面積を小さく抑える
ことにより、電気的容量Cを小さく抑え、高速の光信号
を受信できるようにすることが不可欠となる。
【0006】また、オーディオ−ビジュアル機器用リモ
ートコントローラや移動体を対象とした光空間通信方式
においては、広い角度から伝搬してくる光を効率よく集
光し、光センサの受光面に集めることが求められてい
る。本発明は、このような従来の集光器に要望される課
題に鑑み、前記のような部分角錐形または部分円錐形の
集光器本体を有する集光器において、指向性が比較的広
く、入射面に入射する光束を効率よく出射面に集光する
ことができ、なお且つ集光器の長さに対して入射面を広
くとることができ、これによって小形で効率的な集光が
可能な集光器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、前記の部分角錐形または部分円錐形の
集光器において、集光器本体11の光軸に対して入射角
θ=0degで入射面12に入射した光の一部が、テー
パを有する反射面14で1回反射された後、その全ての
光または大半の光が出射面13に入射し、そこから集光
器本体1の外部で出射できる形状としたものである。こ
れにより、集光器本体11の入射面12に入射した光を
効率よく出射面13に集光できるようにしたものであ
る。しかも、集光器本体11の長さlに対して入射面1
2の幅iを広くとることができるようにし、入射面12
の面積を大きくとることができる集光器本体11の形状
を採用したものである。
【0008】集光器は、透光性を有する集光器本体11
と、この集光器本体11の一端に形成された光が入射す
る入射面12と、この入射面12と対向して集光器本体
11の他端に形成された光が出射する出射面13と、前
記集光器本体11の側面または周面に形成され、前記入
射面12から出射面13にいくに従って対向間隔が狭ま
るようなテーパが形成され、前記入射面12側から出射
面13側に集光器本体11内を伝搬する光を反射する反
射面14とを有する。本発明では、このような集光器に
おいて、前記反射面14のテーパ角β、集光器本体11
の入射面12と出射面13との距離(集光器本体11の
長さ)l、入射面12の幅i及び出射面13の幅oで表
されるα=2l・tanβ/(i+o)を、0.7〜
1.3となるようにしたものである。ここで、tan
(β/2)=(i−o)/2lである。
【0009】このような集光器では、後述するように、
α=2l・tanβ/(i+o)が1以下のとき、すな
わちtanβ≦(i+o)/2lのとき、集光器本体1
1の光軸に対して入射角θ=0degで入射面12に入
射した全ての光は、直接出射面13に到達するか、また
は反射面14で1回反射された後に出射面13に到達す
る。換言すると、光軸に対して入射角0degで入射面
12に入射した光の全てが、直接または反射面14で1
回反射して出射面13に到達する。すなわち、集光器本
体11の光軸に対して入射角θ=0degで入射面12
に入射した全ての光を出射面13に集光することができ
る。しかし一方で、tanβが(i+o)/2lに対し
て小さくなり、αが0.7未満となると、集光器本体1
1の長さlに対する入射面12の幅iが極端に小さくな
り、集光器本体11の大きさの割に入射面12の面積を
広くとれないので、入射光量を多くすることができな
い。
【0010】他方、α=2l・tanβ/(i+o)が
1を越えると、集光器本体11の長さlに対する入射面
12の幅iを大きくすることができ、入射光量を多くす
ることができる。しかしこの場合、集光器本体11の光
軸に対して入射角θ=0degで入射面12に入射した
光のうち、反射面14で反射された光の一部は、出射面
13に到達しない。すなわち、集光器本体11の光軸に
対して入射角θ=0degで入射面12に入射した光の
一部が2回反射する必要が生じ、2回目の反射時に光が
集光器本体11の外部に透過したり、反射面14で集光
器本体11の内側に反射しても、出射面13で反射して
出射面13から出射できなくなる。その結果、α=2l
・tanβ/(i+o)がより大きくなると集光効率が
極端に悪くなり、特にα=2l・tanβ/(i+o)
が1.3を越えると、集光効率は極端に悪くなる。
【0011】従って、α=2l・tanβ/(i+o)
を0.7〜1.3とすることにより、入射面12の入射
光量を大きくすることができ、なお且つ入射面12に入
射した光を効率よく出射面13に集光することができ
る。但し、集光器本体11の出射面13を受光素子と密
着させ、両者の間隙を集光器本体11と同様の屈折率の
媒質で満たせば、入射面12が大きい方が受光強度が大
きくなる傾向がある。それでも、0.7≦α≦1.3の
範囲を越えるものは集光効率がよくない。
【0012】例えばこの集光器本体11は、その光軸の
出射面13側の延長線上に仮想の頂点を有する部分角錐
体や部分円錐体からなる。入射面12と出射面13と
は、互いに平行な平坦面からなるのが一般的であるが、
入射面12は凸状の曲面となっていたり、或いは多面体
による凸状の複合面となっていてもよい。特に入射面1
2を凸状とすると、集光器本体11に凸レンズとしての
機能も併せ持たせることができ、より効率的な集光が可
能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1に本発明による集光器の一実施形態を示す。この集
光器は、直四角錐形を中心軸と直交する平面で切断した
形状を有する部分角錐形の集光器本体11を有する。こ
の角錐形の集光器本体11の底面に当たる部分が入射面
12、頂点側の切断された平面に当たる部分が出射面1
3となっている。集光器本体11は利用する光の周波数
帯域において透明であって、且つ屈折率の高いものがよ
い。一般的には光学プラスチック、光学ガラス等からな
るが、赤外線領域のように比較的波長が長い周波数帯域
で使用する場合には、シリコンが使用されることもあ
る。
【0014】入射面12と出射面13は何れも正方形で
あって、互いに平行に対向しており、それらの中心を結
ぶ中心線が光軸(図1において図示せず)となってい
る。この光軸は入射面12と出射面13に対して垂直で
ある。これら入射面12と出射面13の縦横の寸法をそ
れぞれi、oとし、入射面12と出射面13との距離を
lとする。
【0015】集光器本体11の4つの側面は、入射面1
2から出射面13にいくに従って、対向する側面の間隔
が狭まるようなテーパが形成されている。このテーパを
有する集光器本体11の4つの側面は反射面14であ
り、前記入射面12から集光器本体11内に入射した光
をその内側に反射する。この反射面14は、空気等の集
光器が使用される周囲環境の絶対屈折率に対して集光器
本体11の絶対屈折率が大きく、全反射の臨界角が比較
的小さい場合は、反射面14に反射膜を形成する必要は
ない。しかし、全反射の臨界角が大きい場合は、反射面
14に反射率の高い銀やアルミニウム等の金属膜を形成
するのが効果的である。
【0016】図2に示すように、この集光器本体11の
出射面13と同じ形状の断面を有する光軸回りの角柱部
分をa部分とし、その周囲の部分をb部分とする。図3
(a)に示すように、集光器本体11の中心軸に対して
入射角0degで入射面12に入射した光のうち、前記
a部分に入射した光は、そのまま出射面13に到達す
る。他方、図3(b)に示すように、集光器本体11の
中心軸に対して入射角0degで入射面12に入射した
光のうち、前記b部分に入射した光は、反射面14で反
射される。
【0017】ここで、図3(b)に示すように、入射面
12の縁に入射角0degで入射した光が反射面14で
1回反射された後、その光が出射面13に到達する条件
について考察する。図3(b)において、反射面14の
テーパ角をβとすると、図3(b)において一点鎖線で
示す光軸に対して入射面12と出射面13の縁を結ぶ対
角線がなす角もβとなる。いま入射面12の縁に入射角
0degで入射した光がその縁において反射面14で反
射された後、前記対角線に沿って出射面13の他方の縁
に到達する条件は、ltanβ=o+(i−o)/2=
(i+o)/2である。すなわち、tanβ=(i+
o)/2lという条件となる。
【0018】このことから、集光器本体11の中心軸に
対して入射角θ=0degで入射面12の前記b部分に
入射した光の全てが、反射面14で1回反射されたの
ち、出射面に到達するには、tanβ≦(i+o)/2
lという条件、すなわちα=2l・tanβ/(i+
o)≦1という条件が必要となる。この条件を満たす限
り、入射面12の縁に入射角0degで入射した全ての
光は、必ず反射面14で1回反射された後、出射面に到
達することになる。従って、このような集光器では、理
論的には入射面12に入射した全ての光を出射面13に
集光することができる。
【0019】しかし今、lとoを一定としたとき、ta
nβと(i+o)/2lとの比、すなわちα=2l・t
anβ/(i+o)が1より小さいと、その分だけ集光
器本体11の長さlに対する入射面12の幅iを相当大
きくする必要がある。この場合実際には、集光器本体1
1の大きさの割に入射面12の面積を広くとれず、その
ため逆に入射面12に入射する入射光量を大きくするこ
とができないという弊害が生じる。特に、α=2l・t
anβ/(i+o)が0.7未満となると、その弊害が
顕著となる。他方、tanβと(i+o)/2lとの
比、すなわちα=2l・tanβ/(i+o)が1を越
えると、集光器本体11の長さlに対する入射面12の
幅iをより大きくすることができ、入射光量を多くする
ことができる。
【0020】また、iとoがほぼ同じ場合、tanβは
tanθに近くなり、(i+o)/2l≒i/l≒o/
lより小さくなる。この場合、指向性と集光効率が比較
的悪くなる。すなわち、αを1より小さくしやすい。他
方、iがoより十分大きい場合、βはπ/2に比較的近
くなり、tanβは1より大きくなる。そして、(i+
o)/2l≒i/2lも1より大きくなるため、iを2
lより十分大きくする。すなわち、αを1より大きくし
やすい。
【0021】しかしこの場合、集光器本体11の光軸に
対して入射角θ=0degで入射面12に入射した光の
うち、反射面14で反射された光の一部は、出射面13
に到達しなくなる。すなわち、入射面12に入射した光
の全てを出射面13に集光できなくなり、その分だけ集
光効率が悪くなる。これらの点をシュミレーションによ
り考察した結果、α=2l・tanβ/(i+o)が
0.7〜1.3の範囲が最適であることが確認された。
このような集光器では、入射面12の幅を或る程度大き
くとることができ、なお且つ集光器本体11内での集光
を効率良く行うことができる。
【0022】図4と図5は、入射面12と出射面13と
の距離l及び出射面13の幅oが一定で、入射面12の
幅iが異なる7種類の集光器本体11を使用した集光器
の入射面12への光の入射角と集光倍率との関係を示し
たグラフである。図4は、出射面13と受光素子との間
に媒質として空気が介在する場合であり、図5は、出射
面13と受光素子との間が集光器本体11と同じ屈折率
の媒質で満たされている場合である。ここで使用されて
いる集光器本体11のβ、tanβ、(i+o)/2l
及びα=2l・tanβ/(i+o)の値を表1に示し
た。
【0023】
【表1】
【0024】図4と図5に示す受光器における集光器本
体11のα=2l・tanβ/(i+o)は、0.57
〜1.42である。図5に示した場合を含めると、入射
角に対する受光強度は、特にα=0.92〜1.16の
集光器本体11を使用したものが優れている。図4と図
5から明らかな通り、とりわけα=1.05〜1.16
の集光器本体11を使用したものが、比較的高い集光倍
率が得られていることが分かる。
【0025】集光器本体11は、その光軸回りでの特性
が対称性を有する点で、入射面12と出射面13とは光
軸に垂直で、光軸を含む断面は光軸について線対称であ
ることが好ましい。しかし、集光器本体11の入射面1
2と出射面13は、光軸に対して垂直でなくてもよく、
また光軸を含む断面は光軸にについて線対称でなくても
よい。集光器本体11は、無駄の無い形状という点で、
その入射面12と出射面13は相似であることが好まし
い。しかし、入射面12と出射面13は必ずしも相似で
ある必要はなく、例えば入射面が八角形で出射面が正方
形であってもよい。入射面12と出射面13は、六角形
等の多角形であってもよい。
【0026】図6〜図10は、本発明による集光器に使
用される集光器本体11の各種の形状を示した図であ
る。図6に示した集光器本体11は、前記図1〜図3に
示した集光器本体11において、入射面12に部分円筒
形の曲面を形成した例である。例えば、この入射面12
の曲面の曲率半径rはiの1/2である。この集光器本
体11のi−l−o寸法及びテーパ角βで表されるα=
2l・tanβ/(i+o)は、前述の通り0.7〜
1.3の範囲にある。例えば、集光器本体11のi−l
−o寸法は、図4や図5で示した集光器本体11と同じ
寸法を有する。
【0027】図7に示した集光器本体11は、前記図1
〜図3に示した集光器本体11において、入射面12に
45゜の面取りを施し、縦横の寸法がi’の正方形の平
面を形成した例である。例えば、i’はiの1/3であ
る。この集光器本体11のi−l−o寸法及びテーパ角
βで表されるα=2l・tanβ/(i+o)は、前述
の通り0.7〜1.3の範囲にある。例えば、集光器本
体11のi−l−o寸法は、図4や図5で示した集光器
本体11と同じ寸法を有する。
【0028】図8に示した集光器本体11は、入射面1
2及び出射面13を円形とした部分円錐形を呈するもの
である。入射面12と出射面13は平行であり、直円錐
形を中心軸と垂直な面で切断したような形状を有する。
ここで、入射面12及び出射面13の幅iとoは、それ
らの直径となる。この集光器本体11のi−l−o寸法
及びテーパ角βで表されるα=2l・tanβ/(i+
o)は、前述の通り0.7〜1.3の範囲にある。例え
ば、集光器本体11のi−l−o寸法は、図4や図5で
示した集光器本体11と同じ寸法を有する。
【0029】図9に示した集光器本体11は、図8に示
した集光器本体11において、入射面12に部分球形の
曲面を形成した例である。例えば、この入射面12の曲
面の曲率半径rはiの1/2である。それ以外は、図8
に示した集光器本体11と同じ構成を有する。すなわ
ち、この集光器本体11のi−l−o寸法及びテーパ角
βで表されるα=2l・tanβ/(i+o)は、前述
の通り0.7〜1.3の範囲にある。例えば、集光器本
体11のi−l−o寸法は、図4や図5で示した集光器
本体11と同じ寸法を有する。
【0030】図6や図9に示す集光器本体11のよう
に、入射面12に曲面状の凸面を形成した場合、或いは
図7に示す集光器本体11のように、入射面12に多面
体の複合面からなる凸面を形成した場合、集光器本体1
1は凸レンズとしての機能も併せ持つことになる。すな
わち、集光器本体11の入射面12であって、法線が光
軸と平行でない位置に入射した光は光軸側に屈折する。
このため、入射面12に入射した光が反射面14で反射
することなく出射面13に到達する前記のa部分(図2
参照)を実質的に広くとれることになる。
【0031】図10に示した集光器本体11は、図1に
示した集光器本体11の一方向の幅を狭くし、i<
i’、o<o’とした例である。辺を短くしたi’、
o’の方向では、入射面12から入射した光が出射面1
3に達するまでに反射面14で数回反射する光路が増え
るので、この方向の半値指向角が広くなった場合の集光
倍率は、図1に示した集光器本体11より悪くなる。し
かし、一方向の指向性が広く、他方向の指向性が狭くて
もよい場合、集光器本体11を薄くすることができる。
この場合、縦方向の指向性、集光効率を良くするため
に、入射面12や出射面13は図示のように長方形であ
ることが好ましいが、扁平した六角形や八角形等の多角
形や楕円、長円等でもよい。
【0032】なお、これらの図に示した集光器本体11
において、入射面12と出射面13の距離(集光器本体
11の長さ)lは、凸面が無い平面と仮定した位置から
出射面13までの寸法を示している。換言すると、凸面
は集光器本体11の入射面12側に凸レンズを付加した
ものとし、前記lの寸法は、この凸レンズが無いと仮定
した集光器本体11の長さを示している。なお、製造の
上の都合により、入射面12の一つの辺の角を落とし、
その部分だけ平坦にすることがある。この場合、角を落
とさないと仮定したときの形状を前述のような形状とす
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明による集光
器では、部分角錐形または部分円錐形の集光器におい
て、入射面に入射する光束を効率よく出射面に集光する
ことができ、なお且つ集光器の長さに対して入射面を広
くとることができ、これによって効率的な集光が可能と
なる。より具体的には、次のような効果が得られる。
【0034】本発明による集光器は集光効率が良いた
め、この集光器を用いた受光装置は、遠方からのより微
弱な光信号を受光することができる。発光側の出力を小
さくすることができるので、光通信系統の全体的な消費
電力を小さくすることが可能となる。半導体受光素子の
受光面積を小さくすることができ、その分コストを下げ
ることができる。高速伝送に対応することもできる。入
射面12の面積が同じならば、薄型の集光器とすること
ができる。出射面13を平坦とすることができるため、
偏向フィルタ等の光学フィルタの実装にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す集光器の斜視図であ
る。
【図2】同実施形態による集光器の側面図である。
【図3】同実施形態による集光原理を示す集光器の側面
図である。
【図4】本発明による集光器の一例を使用した入射光の
入射角と集光倍率との関係を示すグラフである。
【図5】本発明による集光器の一例を使用した入射光の
入射角と集光倍率との関係を示すグラフである。
【図6】本発明による集光器に使用される集光器本体の
形状の一例を示す斜視図である。
【図7】本発明による集光器に使用される集光器本体の
形状の他の例を示す斜視図である。
【図8】本発明による集光器に使用される集光器本体の
形状の他の例を示す斜視図である。
【図9】本発明による集光器に使用される集光器本体の
形状の他の例を示す斜視図である。
【図10】本発明による集光器に使用される集光器本体
の形状の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 集光器本体 12 入射面 13 出射面 14 反射面 i 入射面の幅 l 集光器本体の光軸に沿った長さ o 出射面の幅 β 反射面のテーパ角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 敦 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA03 BA12 CA12 5K002 AA03 AA07 BA31 FA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を有する集光器本体(11)と、
    この集光器本体(11)の一端に形成された光が入射す
    る入射面(12)と、この入射面(12)と対向して集
    光器本体(11)の他端に形成された光が出射する出射
    面(13)と、前記集光器本体(11)の側面または周
    面に形成され、前記入射面(12)から出射面(13)
    にいくに従って対向間隔が狭まるようなテーパが形成さ
    れ、前記入射面(12)側から出射面(13)側に集光
    器本体(11)内を伝搬する一部の光を反射する反射面
    (14)とを有する集光器において、前記反射面(1
    4)のテーパ角β、集光器本体(11)の入射面(1
    2)と出射面(13)との距離l、入射面(12)の幅
    i及び出射面(13)の幅oで表されるα=2l・ta
    nβ/(i+o)を0.7〜1.3としたことを特徴と
    する集光器。
  2. 【請求項2】 集光器本体(11)がその光軸の出射面
    (13)側の延長線上に仮想の頂点を有する部分角錐体
    からなることを特徴とする請求項1に記載の集光器。
  3. 【請求項3】 集光器本体(11)がその光軸の出射面
    (13)側の延長線上に仮想の頂点を有する部分円錐体
    からなることを特徴とする請求項1に記載の集光器。
  4. 【請求項4】 入射面(12)と出射面(13)とが互
    いに平行な平坦面からなることを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の集光器。
  5. 【請求項5】 入射面(12)が凸状の曲面となってい
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の集光
    器。
  6. 【請求項6】 入射面(12)が多面体による凸状の複
    合面となっていることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の集光器。
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