JP2000216705A - スペクトラム拡散通信システムにおいて使用される受信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信システムにおいて使用される受信装置

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JP2000216705A
JP2000216705A JP1302799A JP1302799A JP2000216705A JP 2000216705 A JP2000216705 A JP 2000216705A JP 1302799 A JP1302799 A JP 1302799A JP 1302799 A JP1302799 A JP 1302799A JP 2000216705 A JP2000216705 A JP 2000216705A
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data
phase
spread
signal
bits
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JP1302799A
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Hiroyuki Inuzuka
浩之 犬塚
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトラム拡散通信システムにおいて使用
される受信装置の小型化および低消費電力化を図る。 【解決手段】 QPSK変調された受信信号に互いに直
交するcos 波およびsin波を乗積することによりIフェ
ーズ信号およびQフェース信号が得られる。Iフェーズ
信号およびQフェース信号は、それぞれA/D変換器1
12−1および112−2により複数ビットのデジタル
データに変換される。差動復号部21は、A/D変換器
112−1および112−2の出力の変化に対応する2
ビットのデータエレメントを生成する。相関部22−1
および22−2は、差動復号部21から出力される各デ
ータエレメントを順番に格納してゆき、拡散符号を乗積
することにより相関をモニタする。同期検出部23は、
相関部22−1および22−2の出力に基づいて同期タ
イミングを検出して伝送データを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
通信システム及びその受信装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信は、近年、移動体
通信システムや無線LANなどの分野において広く普及
してきている。スペクトラム拡散通信では、拡散符号を
用いて伝送すべきデータのスペクトルが拡散されるの
で、干渉の影響を受けにくい。また、スペクトラム拡散
通信は、受信装置において送信装置で使用された拡散符
号と同じ符号を使用した場合にのみデータを再生できる
方式なので、秘話通信に適している。
【0003】送信装置から受信装置へ信号を伝送する際
には、一般に、変調が必要である。スペクトラム拡散通
信システムにおいては、PSK(位相シフトキーイン
グ)またはFSK(周波数シフトキーイング)が適して
いる。
【0004】図10及び図11は、既存のスペクトラム
拡散通信システムの送信装置および受信装置のブロック
図である。この通信システムは、差動符号を使用し、ま
た、変調方式としてQPSK(4相PSK)を利用す
る。
【0005】送信装置100は、伝送すべきデータを2
ビットずつ拡散符号化して無線網に送出する。すなわ
ち、シリアル/パラレル変換器101は、伝送すべきデ
ータを2ビットパラレルデータに変換する。差動符号化
部102は、シリアル/パラレル変換器101から与え
られる2ビットパラレルデータの変化に対応した位相を
表す信号を出力する。具体的には、差動符号化部102
は、図12(a) に示す対応関係に従い、あるタイミング
で入力した2ビットデータに対応する位相シフトによっ
て決定される位相を表す信号を出力する。位相を表す情
報は、例えば、位相平面上のコサイン成分を表す信号と
サイン成分を表す信号である。以下では、これらの信号
を、便宜上、それぞれIフェーズ信号およびQフェーズ
信号と呼ぶことにする。
【0006】拡散部103−1および103−2は、そ
れぞれ差動符号化部102により生成されたIフェーズ
信号およびQフェーズ信号を拡散する。具体的には、I
フェーズ信号およびQフェーズ信号に対して同一の拡散
符号(例えば、PN符号)を乗積する。このことによ
り、伝送すべき信号のスペクトルが拡散される。
【0007】拡散部103−1により拡散されたIフェ
ーズ信号および103−2により拡散されたQフェーズ
信号には、それぞれcos 波およびそれに直交するsin 波
が乗積される。これらのcos 波およびsin 波は、発振器
104により生成される。そして、これらの信号が合成
されて無線網へ送出される。即ち、搬送波は、拡散され
たIフェーズ信号およびQフェーズ信号により変調され
て出力される。
【0008】受信装置110は、無線網から受信した信
号から2ビットデータを再生する。受信信号は、まず、
互いに直交するcos 波およびsin 波が乗積される。これ
らのcos 波およびsin 波は、発振器104と同じ発振周
波数を持った発振器111により生成される。これによ
り、受信信号の周波数がベースバンド付近に変換され
る。なお、cos 波およびsin 波が乗積された受信信号
を、それぞれ拡散Iフェーズ信号および拡散Qフェーズ
信号と呼ぶことにする。拡散Iフェーズ信号および拡散
Qフェーズ信号は、拡散復号されたときにそれぞれ受信
信号の位相のコサイン成分およびサイン成分を表す信号
であり、アナログデータである。従って、1組の拡散I
フェーズ信号および拡散Qフェーズ信号は、拡散復号さ
れたときに受信信号の位相を表すことになる。なお、
「拡散復号」は、「逆拡散」または「再拡散」ともい
う。
【0009】拡散Iフェーズ信号および拡散Qフェーズ
信号は、それぞれローパスフィルタにより高周波成分が
除去された後にA/D変換器112−1および112−
2に与えられる。A/D変換器112−1および112
−2は、それぞれ拡散Iフェーズ信号および拡散Qフェ
ーズ信号としてのアナログデータをデジタルデータに変
換する。このデジタルデータは、それぞれ複数ビット
(例えば、4ビット)のデータである。
【0010】相関部113−1および113−2は、そ
れぞれA/D変換器112−1および112−2により
生成されるデジタルデータと、送信装置100において
使用された拡散符号と同じ符号との相関をモニタし、そ
の結果を同期検出部114に通知する。同期検出部11
4は、相関部113−1および113−2からの通知に
基づいて同期タイミングを検出し、その同期タイミング
における相関部113−1および113−2による1組
の相関値データを差動復号部115に与える。この1組
の相関値データは、受信信号の位相を表す。
【0011】差動復号部115は、同期検出部114か
ら与えられる1組の相関値データの変化に対応したデー
タを生成して出力する。具体的には、差動復号部115
は、図12(b) に示す対応関係に従い、あるタイミング
で入力した相関値データによって表される位相とその直
前に入力した相関値データによって表される位相との差
分に対応した2ビットデータを出力する。なお、差動符
号化部104および差動復号部115は、互いに対応す
る変換動作を行う。
【0012】このように、図10に示す送信装置および
図11に示す受信装置を備えるスペクトラム拡散通信シ
ステムでは、伝送すべきデータは、QPSKを利用して
2ビットずつ拡散されて伝送される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、受信装置1
10において、A/D変換器112−1および112−
2の出力は、それぞれ複数ビットのデータであるので、
相関部113−1および113−2の規模が大きくなっ
てしまう。
【0014】図13は、既存のスペクトラム拡散通信シ
ステムの受信装置に設けられる相関部の構成図である。
ここでは、A/D変換器112−1および112−2
は、それぞれ入力されたアナログデータを4ビットのデ
ジタルデータに変換するものとする。なお、相関部11
3−1及び113−2は互いに同じ構成なので、以下、
相関部113−1または113−2のうちの任意の1つ
を「相関部113」と呼ぶ。また、相関部113に対応
するA/D変換器を「A/D変換器112」と呼ぶ。
【0015】相関部113は、A/D変換器112の出
力データのビット数と同じ数のシフトレジスタを有す
る。ここでは、A/D変換器112が入力アナログデー
タを4ビットのデジタルデータに変換するので、相関部
113は4本のシフトレジスタ(シフトレジスタ121
−1〜121−4)を有する。シフトレジスタ121−
1〜121−4の段数は、それぞれ拡散符号のチップ数
と同じ又はその整数倍である。そして、シフトレジスタ
121−1〜121−4には、それぞれA/D変換器1
12の出力データが並列に格納される。
【0016】拡散符号格納レジスタ122には、送信装
置100で使用された拡散符号と同じ符号が格納されて
いる。乗積回路123は、シフトレジスタ121−1〜
121−4に新たなデータエレメントが入力される毎
に、シフトレジスタ121−1〜121−4に保持され
ている各データ列と、拡散符号格納レジスタ122に格
納されている拡散符号とを乗積することによりその相関
を調べる。なお、図13においては、各シフトレジスタ
121−1〜121−4の最後段に保持されているデー
タと拡散符号の末尾のデータエレメントとを乗積するた
めの排他的NOR回路のみが描かれているが、実際に
は、各シフトレジスタ121−1〜121−4の各段に
対して同様の排他的NOR回路が設けられている。そし
て、乗積回路123は、各段の排他的NOR回路の演算
結果の和を相関値データとして出力する。
【0017】このようにして生成される相関値データ
は、同期検出部114に通知される。そして、同期検出
部114は、その通知に基づいて同期タイミングを検出
し、その同期タイミングにおける相関部113−1およ
び113−2による1組の相関値データを差動復号部1
15に与える。この同期タイミングにおける1組の相関
値データは、受信信号の位相を表し、差動復号部115
は、上述したように、その位相情報に従って2ビットデ
ータを再生する。
【0018】上記構成において、シフトレジスタ121
−1〜121−4は、たとえば、それぞれ拡散符号のチ
ップ数と同じ数のフリップフロップ回路を接続すること
によって構成される。ここで、拡散符号のデータ長は、
例えば、数10〜数100チップである。したがって、
相関回路113は、数100個〜数1000個のフリッ
プフロップを備えることになる。また、それに伴って排
他的NOR回路の数も増加する。
【0019】このように、既存の通信システムでは、上
記方法に従ってデータを伝送する場合、相関回路113
の規模が大きくなっていた。この結果、受信装置の小型
化を図ることが難しく、また、その消費電力も大きくな
っていた。
【0020】また、受信装置に対する低コスト化の要望
が強いが、既存の構成では、低コスト化と低エラー率の
実現との両立が困難であった。以下、この問題点につい
て説明する。
【0021】上記構成の通信システムにおいて、受信信
号からデータを正しく再生するためには、送信装置10
0に設けられる発振器104の発振周波数と、受信装置
110に設けられる発振器111の発振周波数とが一致
していることが望ましい。このため、一般には、受信装
置110ではVCO(Voltage Control Oscillator)等
を使用し、受信信号から搬送波を再生する方法が実施さ
れている。ところが、このVCOは高価である。従っ
て、受信装置の低コスト化を図るための一手法として、
受信装置内でローカルに生成した周期波を用いて受信信
号の周波数変換を行う構成が提案されている。
【0022】しかしながら、この構成では、送信装置1
00に設けられる発振器104の発振周波数と、受信装
置110に設けられる発振器111の発振周波数とは完
全には一致しないので、その周波数差に起因したエラー
が発生する可能性がある。以下、送信装置と受信装置と
の間での周波数差(搬送波オフセット)に起因して発生
するエラーについて図14を参照しながら説明する。
【0023】たとえば、あるタイミングにおいて伝送す
べきデータが「10」であったとすると、送信装置10
0は、図12(a) に示した対応関係に従い、搬送波の位
相を「+π/2」シフトさせる。ここで、搬送波の位相
を位相平面上の信号点で表すとすると、上記位相シフト
は、図14(a) に示すように、信号点Aから信号点Bへ
の移動(回転)として表される。ここで、信号点Aはあ
る期間(期間D1 )内における搬送波の位相を表し、信
号点Bは期間D1 に続く期間(期間D2 )内における搬
送波の位相を表している。そして、受信装置110は、
受信信号においてこの位相変化(位相シフト)を検出す
ると、図12(b) に示した対応関係に従い、「+π/
2」に対応するデータとして「10」を出力する。この
場合、伝送データが正しく再生されている。
【0024】ところが、送信装置100と受信装置11
0との間で発振器の周波数が互いに異なると、受信装置
110において検出される搬送波の位相は、その周波数
差に応じて変化してしまう。このため、受信装置110
において検出される位相シフトは、送信装置100にお
いて生成された位相シフトとは異なってしまう。例え
ば、送信装置100において生成された位相シフトが
「+π/2」であった場合には、受信装置110では、
その位相シフトは、本来であれば、信号点Aから信号点
Bへの変化として検出されるが、上記周波数差が存在す
ると、図14(b) に示すように、受信装置110におい
て信号点Aから信号点Eへの変化として検出されてしま
う。ここで、QPSKでは信号点が4つなので、実際に
検出された信号点Eは、信号点A〜Dの中で最も近接す
る信号点であるものとみなされる。図14(b) に示す例
では、信号点Eは、信号点Cに最も近接している。従っ
て、この場合、受信装置110は、信号点Aから信号点
Cへの位相シフトがあったものとみなす。すなわち、受
信装置110は、「位相シフト=+π」を検出してしま
う。
【0025】「位相シフト=+π」が検出されると、受
信装置110は、図12(b) に示した対応関係に従い
「11」を出力する。このように、送信装置100は
「10」を送出したにもかかわらず、受信装置110
は、「11」を出力してしまう。すなわち、エラーが発
生する。このように、既存の通信システムにおいて、受
信装置の低コスト化を図ろうとすると、伝送エラーが発
生しやすかった。
【0026】本発明は、上記問題を解決するものであ
る。すなわち、本発明の課題は、スペクトラム拡散通信
システムにおいて使用される受信装置の小型化および低
消費電力化を図ることである。また、本発明の他の課題
は、その受信装置の低コスト化を実現しながら、伝送エ
ラーの発生を抑えることである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の受信装置は、ス
ペクトラム拡散通信システムにおいて使用され、拡散符
号を用いて拡散されたNビットの伝送すべきデータによ
り変調された信号を受信する。そして、本発明の受信装
置は、受信信号から得られる互いに直交する第1および
第2の信号をそれぞれ複数ビットのデジタルデータに変
換する第1および第2のA/D変換器と、上記第1およ
び第2のA/D変換器の出力に対応するN個のデータエ
レメントを生成する生成手段と、それぞれ上記生成手段
により生成されるN個のデータエレメントの中の対応す
るデータエレメントを順番に格納し、それぞれ格納され
ているデータエレメント列と送信装置において使用され
た拡散符号との相関をモニタするN個の相関手段と、上
記N個の相関手段によるモニタ結果に従ってNビットの
データを再生する再生手段とを有する。
【0028】このように、本発明の受信装置は、A/D
変換器を用いて受信信号から複数ビットのデジタルデー
タを得てそのデジタルデータから伝送データを再生する
構成において、拡散処理を行う相関手段の前段に復号処
理を行う生成手段を設けたので、拡散データから伝送デ
ータを再生するためには、生成手段により生成されるデ
ータエレメントの数だけ相関手段を設ければよい。この
ため、各A/D変換器の出力ビットのそれぞれに対応す
る相関手段を設ける必要はなく、相関手段の数あるいは
相関手段の規模が小さくなる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。本実施形態では、差動符
号が使用され、また、変調方式としてQPSK(4相P
SK)が利用されるものとする。
【0030】図1は、本実施形態のスペクトラム拡散通
信システムの送信装置10のブロック図である。図1に
おいて使用する符号のうち、図10で使用されたものは
同じ回路を表す。すなわち、シリアル/パラレル変換器
101は、伝送すべきデータを2ビットパラレルデータ
に変換する。また、搬送波は、発振器104により生成
される。
【0031】拡散符号化部11−1および11−2は、
それぞれシリアル/パラレル変換器101により生成さ
れた2ビットパラレルデータの各々に対して互いに同一
の拡散符号(例えば、PN符号)を乗積する。このこと
により、伝送すべき信号のスペクトルが拡散される。
【0032】差動符号化部12は、拡散符号化部11−
1および11−2から与えられる拡散されたデータに対
応した位相を表す信号を出力する。具体的には、差動符
号化部12は、図12(a) に示す対応関係に従い、ある
タイミングで入力した1組のデータエレメントに対応す
る位相シフトによって決定される位相指示信号を出力す
る。ここで、位相は、一般に、位相平面上の信号点とし
て表される。そして、この信号点は、位相平面における
コサイン成分とサイン成分とに分解することができる。
従って、差動符号化部12により生成される位相指示信
号は、拡散されたデータに対応する位相シフトによって
決定される位相のコサイン成分を表す信号およびサイン
成分を表す信号である。以下では、これらの信号を、便
宜上、それぞれIフェーズ信号およびQフェーズ信号と
呼ぶことにする。即ち、位相指示信号は、Iフェーズ信
号およびQフェーズ信号から構成される。
【0033】差動符号化部12により生成されたIフェ
ーズ信号及びQフェーズ信号には、それぞれcos 波およ
びそれに直交するsin 波が乗積される。これらのcos 波
およびsin 波は、発振器104により生成される。そし
て、これらの信号が合成されて無線網へ送出される。す
なわち、搬送波は、Iフェーズ信号およびQフェーズ信
号により変調されて出力される。
【0034】図2は、送信装置10の動作例を示す図で
ある。拡散符号化部11−1および11−2は、それぞ
れ入力データに対して互いに同一の拡散符号を乗積す
る。ここでは、説明を簡単にするために、拡散符号のチ
ップ数=10としているが、実際には、数10〜数10
0チップのものを用いる。
【0035】差動符号化部12は、拡散符号化部11−
1及び11−2から与えられるデータに対応する位相シ
フトによって決まる位相を表す信号を出力する。例え
ば、図2に示すように、拡散符号化部11−1及び11
−2から与えられる各第1のデータエレメントが(0,
1)のときには、「位相シフト=+3π/2」が得られ
る。この場合、差動符号化部12は、前回の位相指示信
号に「+3π/2」を加算した位相を表す信号(Iフェ
ーズ信号およびQフェーズ信号)を出力する。従って、
この場合、搬送波の位相は、図3に示すように、時刻T
1 において「+3π/2」だけシフトされる。
【0036】同様に、各第2のデータエレメントが
(0,1)であるので、「位相シフト=+3π/2」が
得られ、搬送波の位相は、時刻T2 において「+3π/
2」だけシフトされる。
【0037】続いて、拡散符号化部11−1および11
−2から与えられる各第3のデータエレメントが(1,
0)のときには、「位相シフト=+π/2」が得られ
る。この場合、差動符号化部12は、前回の位相指示信
号に「+π/2」を加算した位相を表す信号(Iフェー
ズ信号およびQフェーズ信号)を出力する。従って、こ
の場合、搬送波の位相は、図3に示すように、時刻T3
において「+π/2」だけシフトされる。以降、同様
に、搬送波の位相は、拡散データに応じて変化すること
になる。
【0038】このように、従来の送信装置100は、伝
送すべきデータの変化に応じて搬送波の位相を変調して
いたが、本実施形態の送信装置10は、拡散符号を用い
て伝送すべきデータを拡散し、その拡散されたデータの
変化に応じて搬送波の位相を変調する。
【0039】次に、上記構成の送信装置10により生成
された信号を受信する受信装置について説明する。な
お、この受信装置は、低コスト化を実現するために、受
信信号から搬送波を再生する機能を備えておらず、送信
装置において生成される搬送波とほぼ同じ周波数を生成
する発振器を設けた構成を導入している。
【0040】図4は、本実施形態のスペクトラム拡散通
信システムの受信装置20のブロック図である。図4に
おいて使用する符号のうち、図11で使用されたものは
同じ回路を表す。
【0041】発振器111は、送信装置10において生
成される搬送波とほぼ同じ周波数の搬送波(周期波)を
送信装置10とは独立に生成する。そして、受信信号に
この発振器111により生成された搬送波が乗積され
る。これにより、受信信号の周波数がベースバンド付近
に変換される。
【0042】受信信号には、実際には、上記搬送波から
得られるcos 波およびsin 波が乗積される。ここで、こ
れらのcos 波およびsin 波が乗積された受信信号を、そ
れぞれIフェーズ信号およびQフェーズ信号と呼ぶこと
にする。Iフェーズ信号およびQフェーズ信号は、それ
ぞれ受信信号の位相のコサイン成分およびサイン成分を
表す信号であり、アナログデータである。従って、1組
のIフェーズ信号およびQフェーズ信号は、復号された
ときに受信信号の位相を表すことになる。
【0043】Iフェーズ信号およびQフェーズ信号は、
それぞれローパスフィルタにより高周波成分が除去され
た後にA/D変換器112−1および112−2に与え
られる。A/D変換器112−1および112−2は、
それぞれIフェーズ信号およびQフェーズ信号としての
アナログデータをデジタルデータに変換する。このデジ
タルデータは、複数ビット(例えば、4ビット)のデー
タである。
【0044】差動復号部21は、A/D変換器112−
1および112−2から与えられる1組のデジタルデー
タに対応したデータを出力する。具体的には、差動復号
部21は、図12(b) に示す対応関係に従い、あるタイ
ミングで入力した1組のデジタルデータによって表され
る位相とその直前に入力した1組のデジタルデータによ
って表される位相との差に対応した1組のデータエレメ
ントを出力する。尚、送信装置10に設けられた差動符
号化部12およびこの差動復号部21は、互いに対応す
る変換動作を行う。
【0045】一例を示す。ここでは、A/D変換器11
2−1および112−2の出力が4ビットであり、その
最上位ビットが正/負を表すものとする。また、残りの
3ビットは数値を表し、その最大値である「111」が
位相平面上での「1」を表すように正規化されているも
のとする。
【0046】時刻T1 におけるA/D変換器112−1
および112−2の出力が、それぞれ「1101」およ
び「1101」であり、時刻T2 (時刻T1 の次のタイ
ミング)における出力がそれぞれ「0101」および
「1101」であったものとする。ここで、1組のIフ
ェーズ信号およびQフェーズ信号は受信信号の位相を表
すので、時刻T1 におけるA/D変換器112−1及び
112−2の出力は、位相平面においては、図5に示す
ように、(+0.7,+0.7)に配置される。一方、時刻T2
におけるA/D変換器112−1及び112−2の出力
は、位相平面においては、(-0.7,+0.7)に配置され
る。したがって、この場合、時刻T1 から時刻T2 に移
る際に、搬送波の位相が「+π/2」だけシフトしたこ
とが検出される。
【0047】差動復号部21は、位相シフトを検出する
と、図12(b) に示す対応関係に従い、その位相シフト
に対応する1組のデータエレメントを出力する。たとえ
ば、A/D変換器112−1及び112−2の出力の変
化から「位相シフト=+π/2」が得られているものと
すると、「位相シフト=+π/2」は、図12(b) に示
す対応関係に従い、「データ=10」に変換される差動
復号部21により生成される1組のデータエレメント
は、1エレメントずつ分離されて相関部22−1および
22−2に与えられる。例えば、差動復号部21が「1
0」を生成した場合には、相関部22−1および22−
2にそれぞれ「1」および「0」が与えられる。
【0048】相関部22−1および22−2は、それぞ
れシフトレジスタを用いて差動復号部21から出力され
るデータエレメントを順番に格納する。そして、相関部
22−1および22−2は、それぞれ新たなデータエレ
メントが入力されるごとに、各シフトレジスタに格納さ
れたデータ列と送信装置10において使用された拡散符
号と同じ符号との相関をモニタし、その結果を同期検出
部23に通知する。
【0049】図6は、相関部22のブロック図である。
なお、相関部22−1または22−2は互いに同じ構成
であり、相関部22−1または22−2のうちの任意の
1つを「相関部22」と呼ぶことにする。
【0050】相関部22は、拡散符号のチップ数と同じ
段数のシフトレジスタ31を有し、差動復号部21から
出力されるデータエレメントを順番に格納する。拡散符
号格納レジスタ122には、送信装置10において使用
された拡散符号と同じ符号が格納されている。乗積回路
32は、排他的NOR回路を有し、シフトレジスタ31
に新たなデータエレメントが入力される毎に、シフトレ
ジスタ31に保持されているデータ列と拡散符号格納レ
ジスタ122に格納されている拡散符号とを乗積する。
加算部33は、各排他的NOR回路の演算結果の和を相
関値データとして出力する。そして、相関部22は、相
関値データを生成する毎に、そのデータを同期検出部2
3に通知する。
【0051】このように、相関部22−1および22−
2は、それぞれ1本のシフトレジスタを有する構成であ
り、その回路規模は小さい。すなわち、従来の相関部
は、図13に示したように、A/D変換器112の出力
のビット数と同じ数のシフトレジスタを備える構成であ
ったのに対し、本実施形態の相関部は、1本のシフトレ
ジスタを有する構成である。
【0052】ここで、図13に示した従来の構成と本実
施形態の構成とを比較する。従来の構成では、相関回路
113は、4本のシフトレジスタを備えていた。従っ
て、たとえば、A/D変換器112の出力を4ビット、
拡散符号のデータ長を128チップとすると、相関回路
113は、512個のフリップフロップを備えることに
なる。一方、本実施形態では、相関回路22は、シフト
レジスタを1本だけ備える構成である。従って、相関回
路22は、上記の例の場合、128個のフリップフロッ
プを備えることになる。このように、本実施形態の構成
は、従来の構成と比べて、シフトレジスタ(および乗積
回路のための回路)の規模が約1/4に減少されてい
る。この結果、本実施形態の受信装置は、その回路規模
が小さくなると共に、消費電力も小さくなる。
【0053】図4に戻る。同期検出部23は、相関部2
2−1および22−2からの通知に基づいて同期タイミ
ングを検出する。同期タイミングは、例えば、1シンボ
ル区間内における相関値データのピークタイミング、ま
たは相関値データが予め決められた閾値を越えたタイミ
ングとして検出される。そして、同期検出部23は、そ
の同期タイミングにおける相関部22−1および22−
2から得られる各相関値データに基づいてそれぞれ
「0」または「1」を決定する。このようにして決定さ
れたデータが、2ビットの再生データである。
【0054】このように、本実施形態の通信システム
は、送信装置において伝送すべきデータを拡散した後に
差動符号化し、受信装置において受信信号を差動復号し
た後に拡散復号する構成なので、拡散復号のための相関
回路の構成が簡単になり、その回路規模が小さくなると
共に、消費電力も小さくなる。
【0055】また、本実施形態の通信システムでは、上
記構成を導入したことにより、送信装置と受信装置との
間での周波数差(搬送波オフセット)に起因して発生す
るエラーが低下する。以下、図10および図11に示し
た従来のシステムと比較しながら本実施形態のシステム
のメリットを説明する。
【0056】受信信号の位相シフトを復号する処理は、
基本的には、従来のシステムおよび本実施形態のシステ
ムにおいて共通である。すなわち、図12(b) に示す対
応関係に従って「位相シフト」が「データ」に変換され
る。ただし、従来の通信システムは、2ビットの伝送す
べきデータを1つの信号点に配置する構成なので、受信
装置において受信信号の位相を検出する間隔は、伝送デ
ータの「シンボル」に相当する時間である。これに対し
て、本実施形態の通信システムは、2ビットの伝送すべ
きデータをそれぞれ拡散した後の各チップに対応する1
組のデータエレメントを1つの信号点に配置する構成な
ので、受信装置において受信信号の位相を検出する間隔
は、拡散符号の「チップ」に相当する時間である。ここ
で、伝送すべきデータは数10〜数100チップの拡散
符号によって拡散されることを考慮すると、本実施形態
の受信装置において受信信号の位相を検出する間隔は、
従来の受信装置における間隔と比較して蝪かに短くな
る。具体的には、拡散符号のチップ数をCとすると、1
/Cになる。
【0057】ここで、送信装置および受信装置によりそ
れぞれ生成される搬送波の周波数が互いに異なるときに
は、その周波数差によって発生する位相回転は、時間経
過に従って大きくなる。したがって、本実施形態のシス
テムでは、受信装置において受信信号の位相を検出する
間隔が短いので、位相シフトを検出する際の位相回転に
よる影響が小さい。すなわち、本実施形態の受信装置で
は、本来の位相に近い位相が検出される。ここで、「本
来の位相」とは、送信装置および受信装置によりそれぞ
れ生成される搬送波の周波数が互いに同じであったなら
ば得られるであろう位相をいう。この結果、受信信号を
正しく再生できる可能性が高くなる。特に、データ伝送
レートが低い通信システムにおいては、受信装置におい
て受信信号の位相を検出する間隔が長くなるので、拡散
符号のチップ毎に位相シフトを検出する本発明の構成を
導入することのメリットは大きい。
【0058】このように、本実施形態の通信システムで
は、シンボル(一度に伝送されるデータの単位)毎では
なく、チップ毎に差動符号/差動復号が行われるので、
送信装置および受信装置によりそれぞれ生成される搬送
波の周波数が互いに異なる場合であっても、その周波数
差に起因するエラーの発生が抑えられる。この結果、受
信搬送波から周波数を検出する機能を受信装置に設ける
必要がなくなるので、受信装置の低コスト化が実現され
る。
【0059】なお、上記実施例では、信号の変調方式と
してQPSKを採用しているが、本発明は、この変調方
式に限定されるものではない。たとえば、本発明は、M
相PSKを採用した通信システムにも適用できる。
【0060】図7および図8は、変調方式として8相P
SKを利用する通信システムに本発明を適用した場合の
送信装置および受信装置のブロック図である。8相PS
Kでは、伝送すべきデータは、3ビット毎に分割され
て、1つの信号点に割り当てられる。したがって、使用
される符号は、図9に示すように、8値となる。
【0061】8相PSKを利用する場合であっても、伝
送すべきデータは拡散された後に差動符号化され、ま
た、受信信号は差動復号された後に拡散復号される。し
たがって、8相PSKを利用する通信システムにおいて
も、QPSKを利用する通信システムと同様な効果が期
待される。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、受信装置の相関回路の
規模が小さくなるので、受信装置自体の規模が小さくな
り、また、その消費電力も小さくなる。さらに、送信装
置および受信装置が独立して搬送波を生成する通信シス
テムにおいて、それら搬送波の周波数差に起因するエラ
ーが抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のスペクトラム拡散通信システムに
おいて使用される送信装置のブロック図である。
【図2】送信装置の動作例を示す図である。
【図3】送信装置の出力の例を示す図である。
【図4】本実施形態のスペクトラム拡散通信システムに
おいて使用される受信装置のブロック図である。
【図5】差動復号部の動作を説明する図である。
【図6】相関部のブロック図である。
【図7】8相PSKを利用する通信システムにおいて使
用される送信装置のブロック図である。
【図8】8相PSKを利用する通信システムにおいて使
用される受信装置のブロック図である。
【図9】8相PSKにおける符号を説明する図である。
【図10】既存のスペクトラム拡散通信システムの送信
装置のブロック図である。
【図11】既存のスペクトラム拡散通信システムの受信
装置のブロック図である。
【図12】(a) は、差動符号化動作を説明する図、(b)
は、差動復号動作を説明する図である。
【図13】既存のスペクトラム拡散通信システムの受信
装置に設けられる相関部の構成図である。
【図14】送信装置と受信装置との間での周波数差に起
因して発生するエラーについて説明する図である。
【符号の説明】
10 送信装置 11−1、11−2 拡散部 12 差動符号化部 20 受信装置 21 差動復号部 22−1、22−2 相関部 23 同期検出部 31 シフトレジスタ 32 乗積回路 104、111 発振器 112−1、112−2 A/D変換器 122 拡散符号格納レジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散符号を用いて拡散されたNビットの
    伝送すべきデータにより変調された信号を受信するため
    のスペクトラム拡散通信システムにおける受信装置であ
    って、 受信信号から得られる互いに直交する第1および第2の
    信号をそれぞれ複数ビットのデジタルデータに変換する
    第1および第2のA/D変換器と、 上記第1および第2のA/D変換器の出力に対応するN
    個のデータエレメントを生成する生成手段と、 それぞれ上記生成手段により生成されるN個のデータエ
    レメントの中の対応するデータエレメントを順番に格納
    し、それぞれ格納されているデータエレメント列と送信
    装置において使用された拡散符号との相関をモニタする
    N個の相関手段と、 上記N個の相関手段によるモニタ結果に従ってNビット
    のデータを再生する再生手段と、 を有する受信装置。
  2. 【請求項2】 上記変調方式が2N 相PSK変調である
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 上記生成手段において、上記第1および
    第2のA/D変換器の出力の変化に対応するN個のデー
    タエレメントを生成する差動復号処理が実行される請求
    項1に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 上記N個の相関手段は、それぞれ上記拡
    散符号のチップ数と同じ又はその整数倍の段数のシフト
    レジスタを有し、上記生成手段により生成されるN個の
    データエレメントの中の対応するデータエレメントがそ
    のシフトレジスタに順番に格納される請求項1に記載の
    受信装置。
  5. 【請求項5】 伝送すべきデータをNビット毎に伝送す
    るスペクトラム拡散通信システムであって、 送信装置が、 それぞれNビットの伝送すべきデータの中の対応するビ
    ットを順番に格納し、それぞれ格納されたデータ列に拡
    散符号を乗積するN個の拡散手段と、 上記N個の拡散手段により拡散されたN個の拡散データ
    列の変化に対応する位相シフト量を求め、その位相シフ
    ト量に基づいて位相指示信号を生成する差動符号化手段
    と、 上記差動符号化手段により生成された位相指示信号に従
    って搬送波を変調する変調手段とを有し、 受信装置が、 上記搬送波の周波数と略同一の周波数の周期波を生成す
    る発振器と、 その発振器により生成される周期波を用いて受信信号か
    ら互いに直交する第1および第2の信号を生成する変換
    回路と、 それら第1および第2の信号をそれぞれ複数ビットのデ
    ジタルデータに変換する第1および第2のA/D変換器
    と、 上記第1および第2のA/D変換器の出力の変化に基づ
    いて位相シフト量を求め、その位相シフト量に対応する
    N個のデータエレメントを生成する差動復号手段と、 それぞれ上記差動復号手段により生成されるN個のデー
    タエレメントの中の対応するデータエレメントを順番に
    格納し、それぞれ格納されているデータエレメント列と
    上記送信装置において使用された拡散符号との相関をモ
    ニタするN個の相関手段と、 上記N個の相関手段によるモニタ結果に従ってNビット
    の伝送データを再生する再生手段と、 を有するスペクトラム拡散通信システム。
  6. 【請求項6】 伝送すべきデータをNビット毎に伝送す
    るスペクトラム拡散通信システムであって、 送信装置に、 上記Nビットのデータを並列に拡散するN個の拡散回路
    と、 それらN個の拡散回路により拡散されたN個のデータエ
    レメント列を差動符号化して出力する符号化回路と、を
    設け受信装置に、 受信信号をA/D変換することにより得られる複数ビッ
    トのデジタルデータを差動復号してN個のデータ列を生
    成する復号回路と、 その復号回路により生成されたN個のデータ列を逆拡散
    することにより上記Nビットのデータを再生する再生回
    路と、を設けたスペクトラム拡散通信システム。
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