JP2000215944A - 補機用コネクタ - Google Patents
補機用コネクタInfo
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Abstract
実に結合させることができる補機用コネクタを提供す
る。 【解決手段】 メスコネクタはハウジング2と、このハ
ウジングを移動可能の設けるガイドと、このガイドに設
けられた第1の円柱状突起41と、ハウジング2に設け
られた第2の円柱状突起とを有し、オスコネクタはレバ
ー10と、ハレバー10を設けるハウジング12とを有
し、レバー10に形成されたレバー溝10bに第1の円
柱状突起41及び第2の円柱状突起42を誘導しながら
ハウジング2とハウジング12とを結合させる。このと
き、第2の円柱状突起42はレバー溝10bからハウジ
ング12に向けて力を受けるので、両ハウジングはロッ
クされる。また、凹部10eが形成されているので、コ
ネクタ結合方向の誤差が吸収される。
Description
る補機とワイヤハーネスとの接続に使用される補機用コ
ネクタに関し、特に、オスコネクタとメスコネクタとを
容易且つ確実に結合させることができる補機用コネクタ
に関する。
ルメントパネルに装備されている。図9(a)及び
(b)は従来のオーディオのインストゥルメントパネル
への取付方法を工程順に示す模式図である。
(a)に示すように、端末としてメスコネクタ51が接
続されたインストゥルメントパネルハーネス52をイン
ストゥルメントパネル53に設けられた開口部の裏側か
ら表側に引き出す。次に、オーディオ54の裏側に設け
られているオスコネクタ55とメスコネクタ51とを手
作業により結合させる。その後、図9(b)に示すよう
に、インストゥルメントパネル53にオーディオ54を
固定する。
54をインストゥルメントパネル53に取り付けた場
合、メスコネクタ51とオスコネクタ55とを結合させ
る工程及びオーディオ54をインストゥルメントパネル
53に固定する工程の2工程が必要であるため、作業効
率が悪い。また、取付後には、ハーネス52の余長によ
る弛みが存在するので、走行中に異音が発生する。異音
を防止するために、一般に発砲ウレタン等からなる異音
吸収材をハーネスに巻く方法が採られているが、この場
合、ハーネスの大型化によりコストが上昇する。更に、
ハーネス52の余長によりハーネス52のコスト及び重
量が不必要に増加している。更にまた、オーディオ54
をインストゥルメントパネル53に固定する際にハーネ
ス52の余長部分がこれらの間にかみ込まれる虞があ
り、信頼性が低い。また、インストゥルメントパネル5
3内にハーネス52の余長のための空間を設ける必要が
あるため、インストゥルメントパネル53の設計自由度
が制限されている。
善することができる取付方法が検討されている。図10
は従来の取付方法を示す模式図である。
ンストゥルメントパネル63の裏側の所定の位置には、
インストゥルメントパネルハーネス62に端末として接
続されたメスコネクタ61が固定されている。なお、メ
スコネクタ61のオスコネクタ65と接続される部分は
インストゥルメントパネル63の表側に向けられてい
る。また、インストゥルメントパネル63に取り付けら
れるオーディオ64の裏側には、メスコネクタ61に結
合されるオスコネクタ65が設けられている。
ントパネル63に取り付ける際には、インストゥルメン
トパネル63の開口部にオーディオ64をオスコネクタ
65側から挿入する。メスコネクタ61にオスコネクタ
65が当接した後、更にオーディオ64を押し込むこと
により、オスコネクタ65とメスコネクタ61とが結合
されると同時に、オーディオ64をインストゥルメント
パネル63に固定することができる。
た場合、必ずオスコネクタ65とメスコネクタ61との
間に位置ずれが生じるため、その取付作業は困難であっ
た。
間の位置ずれをコネクタ自身で解消することができるコ
ネクタが提案されている(特開平9−274974号公
報)。この公報に記載されたコネクタにおいては、イン
ストゥルメントパネル等のパネルに、取り付けられるオ
スコネクタ又はメスコネクタのハウジングが挿入可能な
貫通孔が設けられている。そして、このハウジングが板
バネを利用してパネルに取り付けられている。このハウ
ジングのパネルとの連結部は適宜撓み可能となってい
る。
スコネクタにおいては、対をなすメスコネクタ又はオス
コネクタと結合される際に位置ずれが生じていても、ハ
ウジングの連結部が撓み可能であるので、そのコネクタ
自身が位置ずれを吸収することができる。
らハーネスに接続されたハウジングを貫通孔を通してパ
ネルの表側まで引き出す。次いで、板バネを利用してパ
ネルに固定している。
の位置ずれとして、上述のコネクタの結合方向と直交す
る方向の誤差によるものだけではなく、コネクタ結合方
向の誤差がある。図11(a)乃至(c)はコネクタ結
合方向の誤差を示す図であって、(a)は+の誤差があ
る状態を示す模式図、(b)は誤差がない状態を示す模
式図、(c)は−の誤差がある状態を示す模式図であ
る。
寸法誤差、メスコネクタ側の車体への取付公差、及び車
体の寸法公差等により必然的に生じる。図11(b)に
示すように、結合方向の誤差がない場合は、オスコネク
タ75とメスコネクタ71とは完全に結合されると共
に、オーディオ74はその所定の突き当て部がインスト
ゥルメントパネル73に突き当てられて設置される。し
かしながら、図11(a)に示すように、オスコネクタ
75とメスコネクタ71との相対距離に+の誤差
(t2)がある場合、オスコネクタ75のオス端子76
と、メスコネクタ71のメス端子(図示せず)とが接触
せず、両コネクタは接続されない。一方、図11(c)
に示すように、オスコネクタ75とメスコネクタ71と
の距離に−の誤差(t1)がある場合、オスコネクタ7
5のオス端子76と、メスコネクタ71のメス端子とは
接触するが、オーディオ74の所定の突き当て部がイン
ストゥルメントパネル73に突き当たらない。このた
め、オーディオを車体に正常に取り付けることができな
い。このように補機用コネクタにおいては、コネクタ結
合方向の誤差についても考慮する必要がある。
タは補機を取り付けるとコネクタ同士の結合が終了し、
補機を取り外せばコネクタが離脱する必要があるため、
アーム式のハウジングロック機構は取り入れられないこ
とが普通である。
特開平9−274974号公報に記載されたコネクタに
は、その取付工程に種々の問題点がある。例えば、ハウ
ジングの取付の際に、貫通孔を通してハウジングをパネ
ルの表側に引き出した後、その貫通方向とは逆方向にハ
ウジングを戻して固定する必要があり、組付けの作業効
率が低い。また、ハウジングが通過できる程度に貫通孔
がパネルに穿設されている必要があるので、パネルの設
計自由度が低い。
に固定しているが、位置ずれの修正のために板バネが湾
曲した場合に、ハウジングの接合部とパネルとの間に摩
擦が生じるため、バネの設計が困難である。最悪の場合
には、位置ずれの修正機能(調芯機能)が作用しない虞
がある。この場合には、オスコネクタとメスコネクタと
の結合が不確実なものとなってしまう。
れていないため、車両走行中の振動及び衝撃が端子嵌合
部に伝わるため、端子の接触信頼性が低い。
より発生する結合方向の誤差を吸収することができない
ので、オスコネクタとメスコネクタとの結合が不完全と
なり、信頼性が低いという問題点がある。
のであって、オスコネクタとメスコネクタとを容易且つ
確実に結合させることができる補機用コネクタを提供す
ることを目的とする。
クタは、メスコネクタ及びオスコネクタから構成され補
機とワイヤハーネスとの接続に使用される補機用コネク
タにおいて、前記メスコネクタは、メスコネクタ用ハウ
ジングと、このメスコネクタ用ハウジング内に設けられ
前記ワイヤハーネスに接続されるメスコネクタ用端子
と、前記メスコネクタ用ハウジングが前記オスコネクタ
との結合方向に移動可能に設けられたメスコネクタ用ガ
イドと、このメスコネクタ用ガイドの側面に配設され前
記結合方向に垂直な方向の力に対して弾性を示す複数の
弾性部材と、前記メスコネクタ用ガイドに設けられた複
数の第1の突起と、前記メスコネクタ用ハウジングに設
けられた複数の第2の突起と、を有し、前記オスコネク
タは、オスコネクタ用ハウジングと、このオスコネクタ
用ハウジング内に設けられ前記メスコネクタ用端子及び
前記補機内の回路に接続されるオスコネクタ用端子と、
前記第1の突起及び第2の突起を誘導する誘導溝を有し
前記誘導溝の内部で前記第1の突起を作用点とし前記第
2の突起を力点として前記メスコネクタ用ハウジングを
前記オスコネクタとの結合方向に移動させて両ハウジン
グを接続させると共に前記誘導溝における前記力点に対
応する部分において前記第2の突起が前記オスコネクタ
との結合方向に移動可能な複数のレバーと、を有するこ
とを特徴とする。
記オスコネクタとの結合方向に延びる案内突出部を備え
ており、前記オスコネクタは前記オスコネクタ用ハウジ
ングに設けられ前記オスコネクタ用端子が前記メスコネ
クタ用端子に接続されたときに前記案内突出部が嵌合さ
れる案内溝と、前記案内突出部を前記案内溝に案内する
案内手段とが設けられていると好ましい。
コネクタ及びメスコネクタから構成され補機とワイヤハ
ーネスとの接続に使用される補機用コネクタにおいて、
前記オスコネクタは、オスコネクタ用ハウジングと、こ
のオスコネクタ用ハウジング内に設けられ前記ワイヤハ
ーネスに接続されるオスコネクタ用端子と、前記オスコ
ネクタ用ハウジングが前記メスコネクタとの結合方向に
移動可能に設けられたオスコネクタ用ガイドと、このオ
スコネクタ用ガイドの側面に配設され前記結合方向に垂
直な方向の力に対して弾性を示す複数の弾性部材と、前
記オスコネクタ用ガイドに設けられた複数の第1の突起
と、前記オスコネクタ用ハウジングに設けられた複数の
第2の突起と、を有し、前記メスコネクタは、メスコネ
クタ用ハウジングと、このメスコネクタ用ハウジング内
に設けられ前記オスコネクタ用端子及び前記補機内の回
路に接続されるメスコネクタ用端子と、前記第1の突起
及び第2の突起を誘導する誘導溝を有し前記誘導溝の内
部で前記第1の突起を作用点とし前記第2の突起を力点
として前記オスコネクタ用ハウジングを前記メスコネク
タとの結合方向に移動させて両ハウジングを接続させる
と共に前記誘導溝における前記力点に対応する部分にお
いて前記第2の突起が前記メスコネクタとの結合方向に
移動可能な複数のレバーと、を有することを特徴とす
る。
記メスコネクタとの結合方向に延びる案内突出部を備え
ており、前記メスコネクタは前記オスコネクタ用ハウジ
ングに設けられ前記メスコネクタ用端子が前記オスコネ
クタ用端子に接続されたときに前記案内突出部が嵌合さ
れる案内溝と、前記案内突出部を前記案内溝に案内する
案内手段とが設けられていると好ましい。
部材とメスコネクタ及びメスコネクタ側の部材とが全て
入れ替わっていてもよい。
突起を作用点とし第2の突起を力点としてメスコネクタ
用ハウジングをオスコネクタとの結合方向に移動させて
両ハウジングを接続させると共に誘導溝における力点に
対応する部分において第2の突起がオスコネクタとの結
合方向に移動可能になっているため、メスコネクタとオ
スコネクタとの間の結合方向の誤差を吸収することがで
きると共にメスコネクタとオスコネクタとをロックする
ことができる。このため、コネクタの結合信頼性を向上
させることができると共に、振動等による端子同士の接
触信頼性を向上させることができる。
クタ用ガイドの側面にメスコネクタとオスコネクタとの
結合方向に垂直な方向の力に対して弾性を示す複数の弾
性部材が設けられていると、結合の際にメスコネクタと
オスコネクタとの間に位置ずれがあっても、弾性部材の
弾性変形により位置ずれが解消される。また、例えば、
インストゥルメントパネル等にその裏側から直接取り付
けることが可能であるので、取付作業の効率が高い。更
に、位置ずれの解消の際にインストゥルメントパネル等
との摩擦が生じないので、調芯作用が確実に機能する。
向に垂直な全ての方向の力に対して少なくとも1の弾性
部材が弾性を示すように配設されていることが望まし
い。少なくとも1の弾性部材が弾性を示すように複数の
弾性部材を配設することにより、メスコネクタとオスコ
ネクタとの間の位置ずれを解消することができる範囲が
広がる。
用コネクタについて、添付の図面を参照して具体的に説
明する。図1は本発明の実施例に係る補機用コネクタを
示す模式図であり、図2は本実施例におけるバネ片のイ
ンストゥルメントパネル隔壁への取付状態を示す模式図
である。また、図3は本発明の実施例に係るコネクタを
示す斜視図であり、図4は本発明の実施例に係るコネク
タにおけるハウジングロックの動作を示す模式的断面図
である。
ウジング2内には、インストゥルメントパネルハーネス
(図示せず)が圧着された複数個のメスコネクタ用端子
(図示せず)が設けられている。ハウジング2には、メ
スコネクタ1と対をなすオスコネクタ11が接続される
側に開口部(図示せず)が穿設されている。また、2個
のハウジング2が設けられたメスコネクタ用ガイド3を
有する。
部分より外側に突出する鍔部6が設けられている。ま
た、メスコネクタ用ガイド3には、ハウジング2の開口
部側をメスコネクタ1の正面としたときの上側面、下側
面、左側面及び右側面の夫々と鍔部6との屈曲部にその
側面に垂直な力に対して弾性を示すリング状の板バネか
らなるバネ片5が設けられている。バネ片5には、イン
ストゥルメントパネル隔壁21の壁面に掛止される掛止
部5aが鍔部6との間隔がインストゥルメントパネル隔
壁21の厚さより大きくなるようにして設けられてい
る。なお、掛止部5aのメスコネクタ1正面側には、裏
面に向かうに連れて広がる斜面5bが形成されている。
は、メスコネクタ1の正面側に開口部を有する断面正方
形の筒状の案内突出部7が形成されており、その内部に
メスコネクタ用端子と同一の方向に延びるアンテナ用プ
ラグ8が配設されている。また、案内突出部7と左側面
及び右側面との間に開口部4が設けられており、この開
口部4内にハウジング2がオスコネクタとの結合方向に
移動可能に配置されている。
面及び下面の両端部の正面側には4個の第1の円柱状部
材41が設けられ、同様に、ハウジング2の上面及び下
面の正面寄りの端部には4個の円柱状部材42が設けら
れている。
インストゥルメントパネル隔壁21に設けられたメスコ
ネクタ用孔の裏側からインストゥルメントパネル隔壁2
1に取り付けられる。この際、先ず、バネ片5の斜面5
bがインストゥルメントパネル隔壁21に当接する。更
に、メスコネクタ1をメスコネクタ用孔に押し込むとバ
ネ片5が弾性変形する。そして、斜面5aの端部を過ぎ
たところで、バネ片5の形状が復元される。このとき、
バネ片5の外側面にメスコネクタ用孔の縁が当接すると
共に、掛止部5aがインストゥルメントパネル隔壁21
の壁面に掛止されるようになる。なお、このとき、鍔部
6とインストゥルメントパネル隔壁21とは、接触しな
い。
11のハウジング12内にメスコネクタ用端子に接続さ
れる複数個のオスコネクタ用端子13が設けられてい
る。ハウジング12には、メスコネクタ1が接続される
側に開口部が穿設されている。そして、オスコネクタ用
端子13がメスコネクタに接続されたときに案内突出部
7が嵌合される案内溝14がハウジング12の中央部に
形成されている。更に、案内溝14の内部には、アンテ
ナ用プラグ8が接続されるアンテナ用ジャック15が設
けられている。なお、案内溝14の開口端周囲には内側
に傾斜する斜面16が案内手段として形成されている。
クタ11にはハウジング12の上面及び下面に支点10
aを配置して支点10aの反対側が連結された略U形状
のレバー10が左右対称に1対設けられている。レバー
10の断面には選択的に第1の円柱状突起及び第2の円
柱状突起42より幅の広いレバー溝10bが形成され、
このレバー溝10bには第1の円柱状部材41に対応す
る開口部10c及び第2の円柱状部材42に対応する切
り欠き部10dが形成されている。レバー溝10bの最
深部にはハウジング2に向けて凹んだ凹部10eが形成
されている。このレバー10により、第1の円柱状突起
41を開口部10cからレバー溝10b内に誘導し、第
2の円柱状突起42を切り欠き部10dからレバー溝1
0b内に誘導することができるようになっている。ま
た、ハウジング12にはハウジング2と結合する場合に
第2の円柱状突起42が干渉しないための溝42aが形
成されている。
おいては、オーディオ22内部の基板に形成された回路
にオスコネクタ用端子13が接続される。
スコネクタ11からなる本実施例の補機用コネクタの作
用について説明する。図5は本発明の実施例に係る補機
用コネクタにおける調芯作用を示す模式図であり、図6
は本実施例におけるバネ片の動作を示す模式図である。
また、図7は本発明の実施例に係る補機用コネクタにお
ける結合方向の誤差の吸収作用を示す模式図であり、図
8はインストゥルメントパネル及びオーディオを示す模
式図である。
ンストゥルメントパネル隔壁21に取り付ける際に、図
1に示すように、オスコネクタ11とメスコネクタ1と
の間に位置ずれが生じている場合、案内突出部7は案内
溝14に直接は挿入されず、案内突出部7の先端部が斜
面16に当接することになる。その後、オーディオ22
を更にインストゥルメントパネル隔壁21に押し込む
と、図5及び6に示すように、オスコネクタ11が寄っ
ている側のバネ片5が撓み始めると共に、案内突出部7
の先端部が斜面16に沿って案内溝14に近づき始め
る。この動作により、位置ずれが吸収されていく。
4まで到達すると、バネ片5はそれ以上は撓まず、調芯
動作が終了する。
柱状突起41及び第2の円柱状突起42を夫々開口部1
0c及び切り欠き部10dからレバー溝10b内に案内
しながらハウジング12をハウジング2に近づける。
子13がハウジング2のメス端子が設けられた開口部に
入り始めると、徐々にハウジング2が奥へ向かい移動す
ると共に、支点10aと力点である第2の円柱状突起4
2との相対距離が近づき、レバー10が支点1aを中心
に回転する。
ジングが完全に結合すると、オス端子とメス端子とが電
気的に接続される。このとき、レバー溝10bにより第
2の円柱状突起42がハウジング12の方向に押される
ため、オス及びメスの両ハウジングが相互にロックされ
た状態になる。
に、コネクタ結合方向の誤差tが生じた場合において
も、凹部10eにより第2の円柱状突起42の位置がコ
ネクタ結合方向にずれて、このずれを吸収することがで
きる。なお、両コネクタを離脱させる場合には、接続さ
せる場合の逆の順番で、自動的にロック機構を解除する
ことができる。
に、オーディオ22を押し込むに連れて案内突出部7が
案内溝14に嵌挿される。同時に、アンテナ用プラグ8
とアンテナ用ジャック15とが接続され、メスコネクタ
用端子とオスコネクタ用端子13とが接続される。
補正を行わなくても、オーディオ22のインストゥルメ
ントパネル隔壁21への取付作業を極めて容易に行うこ
とができる。また、バネ片5が撓むことによりメスコネ
クタ1が取り付け方向に垂直な方向に移動するが、鍔部
6とインストゥルメントパネル隔壁21とは接触しない
ので、バネ片5の設計が容易であると共に、調芯作用が
確実に機能する。
0eにより第2の円柱状突起42、即ち、ハウジング2
がコネクタ結合方向に移動することができるので、メス
コネクタ1とオスコネクタ11との間の嵌合深さ方向の
誤差を吸収することができると共に、レバーによりメス
コネクタとオスコネクタとをロックすることができるの
で、コネクタの結合信頼性を向上させることができると
共に、振動等による端子同士の接触信頼性を向上させる
ことができる。
して、両コネクタを接続させたり離脱させることができ
るため、そのときの結合力及び離脱力を低減させること
ができる。このため、例えば、コネクタが多極化した場
合、その端子結合力により大きな荷重がメスコネクタ側
の取付部に掛かることにより取り付け部が破損したり、
嵌合作業の途中でそれ以上嵌合をすること不能になるこ
とを防止することができるため、コネクタの結合信頼性
を向上させると共に、作業性を向上させることができ
る。同様に、オーディオ機器を車体から引き抜く際に離
脱力が小さいので、その作業性を向上させることができ
る。
でなく、メータ及びパワーウィンド用のスイッチ等にも
適用可能である。
部7がメスコネクタ用ガイド3に設けられ、案内溝14
及び斜面16(案内手段)がオスコネクタ11用のハウ
ジング12に設けられているが、案内溝及び案内手段が
メスコネクタ用ガイドに設けられ、案内突出部がオスコ
ネクタ用のハウジングに設けられていてもよい。
り付けられるコネクタがオスコネクタであって、オーデ
ィオ等の補機内の回路に接続されるコネクタがメスコネ
クタであってもよい。この場合にも、案内溝及び案内手
段と案内突出部とは、どちらのコネクタに設けられてい
てもよい。
けられ、第1及び第2の円柱状突起がメスコネクタに設
けられているが、レバーがメスコネクタに設けられ、第
1及び第2の円柱状突起がオスコネクタに設けられてい
てもよい。また、レバーはハウジングの上面及び下面に
限らず、ハウジングの側面に設けられていてもよい。
誘導溝の内部で第1の突起を作用点とし第2の突起を力
点としてメスコネクタ用ハウジングをオスコネクタとの
結合方向に移動させて両ハウジングを接続させると共に
誘導溝における力点に対応する部分において第2の突起
がオスコネクタとの結合方向に移動可能になっているた
め、メスコネクタとオスコネクタとの間の結合方向の誤
差を吸収することができると共にメスコネクタとオスコ
ネクタとをロックすることができる。このため、コネク
タの結合信頼性を向上させることができると共に、振動
等による端子同士の接触信頼性を向上させることができ
る。
クタ用ガイドの側面にメスコネクタとオスコネクタとの
結合方向に垂直な方向の力に対して弾性を示す複数の弾
性部材を設けているので、結合の際にメスコネクタとオ
スコネクタとの間に位置ずれがあっても、弾性部材の弾
性変形により位置ずれを解消することができる。従っ
て、オスコネクタとメスコネクタとを容易に結合させる
ことができる。また、ハーネスの余長が不要であるの
で、取付工程の信頼性を向上させることができると共
に、ハーネス自体の軽量化及び低コスト化が可能とな
り、インストゥルメントパネル内部の設計自由度を向上
させることができる。
はオスコネクタをインストゥルメントパネル隔壁にその
裏側から直接取り付けることが可能となるので、その作
業効率を向上させることができる。更にまた、位置ずれ
を解消させる際にインストゥルメントパネル隔壁との摩
擦は生じないので、弾性部材の設計が容易である。
式図である。
パネル隔壁への取付状態を示す模式図である。
ある。
ングロックの作用を示す模式的断面図である。
調芯作用を示す模式図である。
ある。
嵌合方向の誤差の吸収作用を示す模式図である。
す模式図である。
トゥルメントパネルへの取付方法を工程順に示す模式図
である。
を示す図であって、(a)は+の誤差がある状態を示す
模式図、(b)は誤差がない状態を示す模式図、(c)
は−の誤差がある状態を示す模式図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 メスコネクタ及びオスコネクタから構成
され補機とワイヤハーネスとの接続に使用される補機用
コネクタにおいて、前記メスコネクタは、メスコネクタ
用ハウジングと、このメスコネクタ用ハウジング内に設
けられ前記ワイヤハーネスに接続されるメスコネクタ用
端子と、前記メスコネクタ用ハウジングが前記オスコネ
クタとの結合方向に移動可能に設けられたメスコネクタ
用ガイドと、このメスコネクタ用ガイドの側面に配設さ
れ前記結合方向に垂直な方向の力に対して弾性を示す複
数の弾性部材と、前記メスコネクタ用ガイドに設けられ
た複数の第1の突起と、前記メスコネクタ用ハウジング
に設けられた複数の第2の突起と、を有し、前記オスコ
ネクタは、オスコネクタ用ハウジングと、このオスコネ
クタ用ハウジング内に設けられ前記メスコネクタ用端子
及び前記補機内の回路に接続されるオスコネクタ用端子
と、前記第1の突起及び第2の突起を誘導する誘導溝を
有し前記誘導溝の内部で前記第1の突起を作用点とし前
記第2の突起を力点として前記メスコネクタ用ハウジン
グを前記オスコネクタとの結合方向に移動させて両ハウ
ジングを接続させると共に前記誘導溝における前記力点
に対応する部分において前記第2の突起が前記オスコネ
クタとの結合方向に移動可能な複数のレバーと、を有す
ることを特徴とする補機用コネクタ。 - 【請求項2】 前記メスコネクタ用ガイドは前記オスコ
ネクタとの結合方向に延びる案内突出部を備えており、
前記オスコネクタは前記オスコネクタ用ハウジングに設
けられ前記オスコネクタ用端子が前記メスコネクタ用端
子に接続されたときに前記案内突出部が嵌合される案内
溝と、前記案内突出部を前記案内溝に案内する案内手段
と、を有することを特徴とする請求項1に記載の補機用
コネクタ。 - 【請求項3】 オスコネクタ及びメスコネクタから構成
され補機とワイヤハーネスとの接続に使用される補機用
コネクタにおいて、前記オスコネクタは、オスコネクタ
用ハウジングと、このオスコネクタ用ハウジング内に設
けられ前記ワイヤハーネスに接続されるオスコネクタ用
端子と、前記オスコネクタ用ハウジングが前記メスコネ
クタとの結合方向に移動可能に設けられたオスコネクタ
用ガイドと、このオスコネクタ用ガイドの側面に配設さ
れ前記結合方向に垂直な方向の力に対して弾性を示す複
数の弾性部材と、前記オスコネクタ用ガイドに設けられ
た複数の第1の突起と、前記オスコネクタ用ハウジング
に設けられた複数の第2の突起と、を有し、前記メスコ
ネクタは、メスコネクタ用ハウジングと、このメスコネ
クタ用ハウジング内に設けられ前記オスコネクタ用端子
及び前記補機内の回路に接続されるメスコネクタ用端子
と、前記第1の突起及び第2の突起を誘導する誘導溝を
有し前記誘導溝の内部で前記第1の突起を作用点とし前
記第2の突起を力点として前記オスコネクタ用ハウジン
グを前記メスコネクタとの結合方向に移動させて両ハウ
ジングを接続させると共に前記誘導溝における前記力点
に対応する部分において前記第2の突起が前記メスコネ
クタとの結合方向に移動可能な複数のレバーと、を有す
ることを特徴とする補機用コネクタ。 - 【請求項4】 前記オスコネクタ用ガイドは前記メスコ
ネクタとの結合方向に延びる案内突出部を備えており、
前記メスコネクタは前記オスコネクタ用ハウジングに設
けられ前記メスコネクタ用端子が前記オスコネクタ用端
子に接続されたときに前記案内突出部が嵌合される案内
溝と、前記案内突出部を前記案内溝に案内する案内手段
と、を有することを特徴とする請求項3に記載の補機用
コネクタ。 - 【請求項5】 オスコネクタ及びメスコネクタから構成
され補機とワイヤハーネスとの接続に使用される補機用
コネクタにおいて、前記メスコネクタは、メスコネクタ
用ハウジングと、このメスコネクタ用ハウジング内に設
けられ前記オスコネクタ用端子及び前記ワイヤハーネス
に接続されるメスコネクタ用端子と、前記メスコネクタ
用ハウジングが前記オスコネクタとの結合方向に移動可
能に設けられたメスコネクタ用ガイドと、このメスコネ
クタ用ガイドの側面に配設され前記結合方向に垂直な方
向の力に対して弾性を示す複数の弾性部材と、前記メス
コネクタ用ガイドに設けられた複数の第1の突起と、前
記メスコネクタ用ハウジングに設けられた複数の第2の
突起と、を有し、前記オスコネクタは、オスコネクタ用
ハウジングと、このオスコネクタ用ハウジング内に設け
られ前記補機内の回路に接続されるオスコネクタ用端子
と、前記第1の突起及び第2の突起を誘導する誘導溝を
有し前記誘導溝の内部で前記第1の突起を作用点とし前
記第2の突起を力点として前記メスコネクタ用ハウジン
グを前記オスコネクタとの結合方向に移動させて両ハウ
ジングを接続させると共に前記誘導溝における前記力点
に対応する部分において前記第2の突起が前記オスコネ
クタとの結合方向に移動可能な複数のレバーと、を有す
ることを特徴とする補機用コネクタ。 - 【請求項6】 前記オスコネクタ用ハウジングは前記メ
スコネクタとの結合方向に延びる案内突出部を備えてお
り、前記メスコネクタは前記オスコネクタ用端子が前記
メスコネクタ用端子に接続されたときに前記案内突出部
が嵌合される案内溝と、前記案内突出部を前記案内溝に
案内する案内手段と、を有することを特徴とする請求項
5に記載の補機用コネクタ。 - 【請求項7】 メスコネクタ及びオスコネクタから構成
され補機とワイヤハーネスとの接続に使用される補機用
コネクタにおいて、前記オスコネクタは、オスコネクタ
用ハウジングと、このオスコネクタ用ハウジング内に設
けられ前記メスコネクタ用端子及び前記ワイヤハーネス
に接続されるオスコネクタ用端子と、前記オスコネクタ
用ハウジングが前記メススコネクタとの結合方向に移動
可能に設けられたオスコネクタ用ガイドと、このオスコ
ネクタ用ガイドの側面に配設され前記結合方向に垂直な
方向の力に対して弾性を示す複数の弾性部材と、前記オ
スコネクタ用ガイドに設けられた複数の第1の突起と、
前記オスコネクタ用ハウジングに設けられた複数の第2
の突起と、を有し、前記メスコネクタは、メスコネクタ
用ハウジングと、このメスコネクタ用ハウジング内に設
けられ前記補機内の回路に接続されるメスコネクタ用端
子と、前記第1の突起及び第2の突起を誘導する誘導溝
を有し前記誘導溝の内部で前記第1の突起を作用点とし
前記第2の突起を力点として前記オスコネクタ用ハウジ
ングを前記メスコネクタとの結合方向に移動させて両ハ
ウジングを接続させると共に前記誘導溝における前記力
点に対応する部分において前記第2の突起が前記メスコ
ネクタとの結合方向に移動可能な複数のレバーと、を有
することを特徴とする補機用コネクタ。 - 【請求項8】 前記メスコネクタ用ハウジングは前記オ
スコネクタとの結合方向に延びる案内突出部を備えてお
り、前記オスコネクタは前記メスコネクタ用端子が前記
オスコネクタ用端子に接続されたときに前記案内突出部
が嵌合される案内溝と、前記案内突出部を前記案内溝に
案内する案内手段と、を有することを特徴とする請求項
7に記載の補機用コネクタ。 - 【請求項9】 複数の前記弾性部材は、前記結合方向に
垂直な全ての方向の力に対して少なくとも1の弾性部材
が弾性を示すように配設されていることを特徴とする請
求項1乃至8のいずれか1項に記載の補機用コネクタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP01458099A JP4009031B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 補機用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01458099A JP4009031B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 補機用コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000215944A true JP2000215944A (ja) | 2000-08-04 |
JP4009031B2 JP4009031B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=11865114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01458099A Expired - Fee Related JP4009031B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 補機用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4009031B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1701413A1 (en) | 2005-03-07 | 2006-09-13 | Fujikura Ltd. | Self-aligning connector |
US7252525B2 (en) | 2005-04-20 | 2007-08-07 | Fujikura Ltd. | Nestled connector coupling structure |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP01458099A patent/JP4009031B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1701413A1 (en) | 2005-03-07 | 2006-09-13 | Fujikura Ltd. | Self-aligning connector |
JP2006244969A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Fujikura Ltd | 自動調芯用コネクタ |
US7390207B2 (en) | 2005-03-07 | 2008-06-24 | Fujikura Ltd. | Self-aligning connector |
JP4547282B2 (ja) * | 2005-03-07 | 2010-09-22 | 株式会社フジクラ | 自動調芯用コネクタ |
KR101234175B1 (ko) | 2005-03-07 | 2013-02-18 | 가부시키가이샤후지쿠라 | 자체 정렬 연결구 |
US7252525B2 (en) | 2005-04-20 | 2007-08-07 | Fujikura Ltd. | Nestled connector coupling structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4009031B2 (ja) | 2007-11-14 |
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