JP2000215634A - ディスクカ―トリッジ - Google Patents

ディスクカ―トリッジ

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JP2000215634A
JP2000215634A JP11014246A JP1424699A JP2000215634A JP 2000215634 A JP2000215634 A JP 2000215634A JP 11014246 A JP11014246 A JP 11014246A JP 1424699 A JP1424699 A JP 1424699A JP 2000215634 A JP2000215634 A JP 2000215634A
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隆夫 榎本
Yasushi Kojima
靖 小島
Takaya Kamimura
隆哉 上村
Makoto Takahashi
誠 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易であり、然もカートリッジ本体の
内部に異物が侵入する虞れのないディスクカートリッジ
を提供する。 【解決手段】 本発明に係るディスクカートリッジ2
は、扁平な直方体状のカートリッジ本体20にディスク状
信号記録媒体を回転可能に収容してなり、カートリッジ
本体20には、信号記録媒体の信号面を露出させるための
窓を開閉するシャッター3が摺動可能に取り付けられ、
該シャッター3はトーションバネ4によって閉じ方向に
付勢されている。カートリッジ本体20には、トーション
バネ4をカートリッジ本体20の内部に組み込むための開
口24が開設され、該開口24は、蓋部材5によって塞がれ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、磁気
ディスク、光磁気ディスク等のディスク状信号記録媒体
を収容したディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスクを対
象として光学的に信号の記録、再生を行なう光学式ディ
スクプレーヤにおいては、図11に示す如く、扁平な直
方体状のカートリッジ本体(90)にディスク(91)を収納し
てなるディスクカートリッジ(9)が用いられており、デ
ィスクプレーヤのキャビネット(1)に開設されたカート
リッジ挿入口(11)から装置内へディスクカートリッジ
(9)を装填することによって、信号の記録及び再生が可
能となる。
【0003】図9(a)(b)はディスクカートリッジ(9)
の具体的構造を表わしており(特開平5-198121号[G11B2
3/03])、カートリッジ本体(90)には、ディスク(91)の
信号面を露出させるための窓(100)が開設されると共
に、該窓(100)を開閉するシャッター(92)が摺動可能に
取り付けられている。カートリッジ本体(90)の内部に
は、シャッター(92)の摺動方向に伸びる側端面(9a)に沿
って、シャッター(92)を閉じ位置にロックするためのロ
ック部材(93)が配置されている。該ロック部材(93)は、
基端部を中心として弾性変位可能であって、その先端部
には、係合凹部(95)が形成されている。又、ロック部材
(93)の先端部には、後述の如くロックを解除する際に機
能すべき斜面(99)が形成されている。
【0004】一方、シャッター(92)には、カートリッジ
本体(90)の側端面(9a)との摺接部に、ロック部材(93)の
係合凹部(95)と係合可能な係合片(96)が突設されてい
る。又、シャッター(92)には、バネ係止片(98)が突設さ
れ、該バネ係止片(98)とカートリッジ本体(90)の間にト
ーションバネ(94)が介在して、シャッター(92)を閉じ方
向に付勢している。
【0005】通常、ディスクカートリッジ(9)において
は、ロック部材(93)の係合凹部(95)とシャッター(92)の
係合片(96)とが互いに係合して、シャッター(92)は閉じ
位置にロックされている。光学式ディスクプレーヤのキ
ャビネットに開設されたカートリッジ挿入口からディス
クカートリッジ(9)を装置奥部へ挿入すると、図9(a)
中に矢印Aで示すディスクカートリッジ(9)の前進移動
に伴って、装置奥部に配設されているロック解除片(97)
が矢印Aとは逆方向に相対移動して、図示の如くカート
リッジ本体(90)内に侵入し、ロック部材(93)に摺接し
て、ロック部材(93)を弾性変位させる。
【0006】この結果、ロック部材(93)の係合凹部(95)
がシャッター(92)の係合片(96)から離脱し、シャッター
(92)のロックが解除される。そして、更にディスクカー
トリッジ(9)が前進移動し、装置奥方の記録再生位置に
到達する過程で、ロック解除片(97)が同図(b)に示す様
にトーションバネ(94)の弾性に抗してシャッター(92)を
押し開くのである。この状態で、カートリッジ本体(90)
の窓(100)を通して、信号の記録又は再生が行なわれ
る。
【0007】その後、ディスクカートリッジ(9)のエジ
ェクト動作においては、ディスクカートリッジ(9)の後
退移動に伴って、ロック解除片(97)が矢印A方向に相対
移動し、シャッター(92)の閉じ方向の移動を許容する。
従って、シャッター(92)はトーションバネ(94)に付勢さ
れて、図9(a)の如く閉じることになる。又、シャッタ
ー(92)が閉じる過程で、ロック解除片(97)がロック部材
(93)の斜面(99)に摺接し、ロック部材(93)をロック解除
方向に弾性変位させる。この結果、図9(a)に示すシャ
ッター(92)の閉じ位置では、ロック部材(93)の係合凹部
(95)とシャッター(92)の係合片(96)とが、非係合状態で
互いに対向することになる。そして、更にディスクカー
トリッジ(9)が後退移動し、カートリッジ挿入口から引
き抜かれることによって、ロック解除片(97)がロック部
材(93)から離脱する。この結果、ロック部材(93)が弾性
復帰して、ロック部材(93)の係合凹部(95)とシャッター
(92)の係合片(96)とが互いに係合し、シャッター(92)が
閉じ位置でロックされることになる。
【0008】尚、近年のディスクプレーヤに対する小型
化の要求に応じ、ディスクカートリッジにおいては、デ
ィスクの高記録密度化と小径化が図られており、これに
伴って、図9(b)に示すカートリッジ本体(90)の側端面
(9a)とディスク(91)の外周縁の間の距離Sは、出来るだ
け小さく設計する必要が生じている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクカ
ートリッジ(9)は、ディスク収容空間への異物の侵入を
防止するために、カートリッジ本体(90)に窓(100)が開
設されている点を除き、周囲を略密閉した構造を有する
と共に、その内部には、ディスク収容空間を包囲してリ
ブ(図10の(90d))が突設されている。カートリッジ本
体(90)は具体的には、図10に示す如く一対のケース半
体(90a)(90b)を超音波接合により一体化して構成されて
おり、ディスクカートリッジ(9)の組立においては、一
対のケース半体(90a)(90b)の内部にディスクなどの構成
部材を組み込んだ後、両ケース半体(90a)(90b)を互いに
接合し、最後にシャッター(92)を取り付ける工程が採用
されている。
【0010】しかしながら、トーションバネ(94)は一方
の先端部をシャッター(92)のバネ係止片(92a)に係止す
る必要があるため、一対のケース半体(90a)(90b)の接合
前に組み込んでおくことは困難であり、接合後のカート
リッジ本体(90)にシャッター(92)を取り付けた後、カー
トリッジ本体(90)の内部に組み込むことが、工程上、有
利である。この場合、カートリッジ本体(90)には、図1
0に示す如くトーションバネ(94)を挿入するために開口
(90c)を開設する必要が生じる。
【0011】ところが、カートリッジ本体(90)に開口(9
0c)が形成されることによって、該開口(90c)からトーシ
ョンバネ(94)の収容空間に異物が侵入する虞れが生じ
る。異物が侵入すると、トーションバネ(94)の弾性変位
が阻害されて、シャッター(92)の開閉に支障を来たす問
題がある。
【0012】そこで本発明の目的は、組立が容易であ
り、然もカートリッジ本体の内部に異物が侵入する虞れ
のないディスクカートリッジを提供することである。
【0013】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るディスクカー
トリッジは、扁平な直方体状のカートリッジ本体(20)に
ディスク状信号記録媒体を回転可能に収容してなり、カ
ートリッジ本体(20)には、信号記録媒体の信号面を露出
させるための少なくとも1つの窓が開設されると共に、
該窓を開閉するシャッター(3)が摺動可能に取り付けら
れ、該シャッター(3)はバネ部材によって閉じ方向に付
勢されている。カートリッジ本体(20)には、バネ部材を
カートリッジ本体(20)の内部に組み込むための開口(24)
が開設され、該開口(24)は、蓋部材によって塞がれてい
る。
【0014】上記本発明のディスクカートリッジにおい
ては、カートリッジ本体(20)に、バネ部材をカートリッ
ジ本体(20)の内部に組み込むための開口(24)が開設され
ているので、カートリッジ本体(20)を組み立てて、シャ
ッター(3)を取り付けた後、該開口(24)を通してバネ部
材を組み込むことが出来る。そして最後に、カートリッ
ジ本体(20)に蓋部材を取り付けて、開口(24)を塞ぐ。従
って、ディスクカートリッジの組立工程は簡易であり、
組立後に開口(24)から異物が侵入する虞れはない。
【0015】具体的には、蓋部材(5)は、開口(24)の形
状に応じた帯板状に形成することが可能である。又、該
蓋部材(5)には、バネ部材の一方の先端部を係止するべ
くシャッター(3)に突設されたバネ係止片(31)との干渉
を回避するためのスリット(51)を開設すれば、シャッタ
ーの開閉は支障なく行なわれる。
【0016】更に具体的構成において、カートリッジ本
体(20)には、開口(24)が開設された側壁とは直交する側
壁に、前記蓋部材を挿入する挿入口(25)が開設されると
共に、該挿入口(25)の奥部には、蓋部材を所定位置に保
持する保持機構が設けられている。該具体的構成によれ
ば、カートリッジ本体(20)の挿入口(25)から蓋部材(5)
を挿入することによって、蓋部材(5)を所定位置に取り
付け、カートリッジ本体(20)の開口(24)を塞ぐことが出
来る。従って、少ない部品点数で蓋部材(5)の取付けを
行なうことが可能である。
【0017】又、他の具体的構成において、カートリッ
ジ本体(20)には、前記バネ部材となるバネ板部(63)と前
記蓋部材となる蓋部(7)とを一体に具えた板バネ部材
(6)が取り付けられ、蓋部(7)は、開口(24)の形状に応
じた帯板状に形成されている。該具体的構成によれば、
バネ部材と蓋部材とが一体化されているので、更に部品
点数の削減を図ることが出来る。ここで、板バネ部材
(6)の蓋部(7)に、バネ部材の一方の先端部を係止する
べくシャッター(3)に突設されたバネ係止片(31)との干
渉を回避するためのスリット(72)を開設すれば、シャッ
ターの開閉は支障なく行なわれる。
【0018】更に具体的構成において、板バネ部材(6)
は、カートリッジ本体(20)の開口(24)から挿入可能な形
状に形成され、カートリッジ本体(20)には、板バネ部材
(6)を所定位置に保持する保持機構が設けられている。
該具体的構成によれば、少ない部品点数で板バネ部材
(6)の取付けを行なうことが出来る。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジによ
れば、カートリッジ本体に開設された開口からバネ部材
を組み込むことが出来るので、ディスクカートリッジの
組立が容易であり、然も、バネ部材の組み込み後に前記
開口は蓋部材によって塞がれるので、カートリッジ本体
の内部に異物が侵入する虞れはない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図11に示す如き
ディスクカートリッジに実施した形態につき、図面に沿
って具体的に説明する。尚、シャッターを閉じ位置にロ
ックするロック部材等、従来のディスクカートリッジと
同一の構成については説明を省略する。
【0021】第1実施例 図1及び図2に示す如く、本実施例のディスクカートリ
ッジ(2)は、樹脂製の一対のケース半体(21)(22)を超音
波接合によって一体化してなる扁平なカートリッジ本体
(20)を具え、該カートリッジ本体(20)には板金製のシャ
ッター(3)が摺動可能に取り付けられている。又、カー
トリッジ本体(20)の内部には、シャッター(3)を閉じ方
向に付勢するトーションバネ(4)が組み込まれており、
コイルバネ部(43)から伸びる第1先端部(41)は、シャッ
ター(3)に突設されたバネ係止片(31)の凹部(32)に係止
される一方、コイルバネ部(43)から伸びる第2先端部(4
2)はカートリッジ本体(20)の内壁に係止されている。
【0022】シャッター(3)が摺接するカートリッジ本
体(20)の側壁には、ディスクカートリッジ(2)の組立工
程においてトーションバネ(4)をカートリッジ本体(20)
内に挿入するための開口(24)が開設されており、該開口
(24)は、帯板状の蓋部材(5)によって塞がれている。蓋
部材(5)には、シャッター(3)の開閉に伴って移動する
バネ係止片(31)との干渉を回避するためのスリット(51)
が、長手方向に開設されている。又、カートリッジ本体
(20)の前記側壁とは直交する側壁には、開口(24)を塞ぐ
所定位置まで蓋部材(5)を挿入するための挿入口(25)が
開設されている。
【0023】更に、カートリッジ本体(20)には、図3に
示す如く蓋部材(5)の挿入移動を案内するための一対の
案内溝(26)(26)が凹設され、挿入口(25)から奥方へ伸び
ており、蓋部材(5)は、図1に示す如く前記所定位置に
達した状態にて、その両側部が案内溝(26)内面に超音波
接合され、所定位置に固定される。又、カートリッジ本
体(20)には、図4に示す如く挿入口(25)の下方位置に、
トーションバネ(4)の第2先端部(42)を係止するための
凸部(27)が形成されている。
【0024】上記ディスクカートリッジ(2)の組立工程
においては、トーションバネ(4)以外の全ての構成部材
を収容した状態で一対のケース半体(21)(22)を超音波接
合によって一体化し、更にシャッター(3)を取り付けた
後、カートリッジ本体(20)の開口(24)からトーションバ
ネ(4)を挿入して、第1先端部(41)をシャッター(3)の
バネ係止片(31)の凹部(32)に係止する一方、第2先端部
(42)をカートリッジ本体(20)の前記凸部(27)に係止する
(図1)。そして最後に、カートリッジ本体(20)の挿入口
(25)から蓋部材(5)を挿入し、開口(24)を塞いだ位置に
て該蓋部材(5)を超音波溶接によってカートリッジ本体
(20)に固定する(図2)。
【0025】上記ディスクカートリッジ(2)によれば、
カートリッジ本体(20)に開口(24)が開設されているの
で、トーションバネ(4)の組み込みが容易であり、然
も、トーションバネ(4)の組込み後に開口(24)は蓋部材
(5)によって塞がれるので、トーションバネ(4)の収容
空間に異物が侵入する虞れはない。尚、蓋部材(5)には
スリット(51)が開設されているが、該スリット(51)はバ
ネ係止片(31)を通過させるだけの極めて狭い幅を有する
に過ぎないので、トーションバネ(4)の弾性変位に支障
を来たすこととなる異物の侵入は阻止され、問題はな
い。
【0026】又、上記ディスクカートリッジ(2)によれ
ば、蓋部材(5)を固定するためにビスなどの部品は不要
であるので、部品点数が少なく、蓋部材(5)の取付けに
多くの工数は不要である。
【0027】第2実施例 図5及び図6に示す如く、本実施例のディスクカートリ
ッジ(2)においては、一対のケース半体(21)(22)からな
るカートリッジ本体(20)の内部に板バネ部材(6)が組み
込まれている。板バネ部材(6)は、カートリッジ本体(2
0)の開口(24)の幅よりも僅かに小さな幅を有するバネ板
材を図示の如く折り曲げることによって、V字状を呈す
るバネ板部(63)と、帯板状の蓋部(7)とを一体に形成し
たものであって、バネ板部(63)がシャッター(3)を閉じ
方向に付勢するバネ部材を構成し、蓋部(7)がカートリ
ッジ本体(20)の開口(24)を塞ぐ蓋部材を構成している。
【0028】板バネ部材(6)のバネ板部(63)の先端部(6
1)はシャッター(3)のバネ係止片(31)の凹部(32)に係止
される一方、板バネ部材(6)の折曲部(62)はカートリッ
ジ本体(20)の内壁に係止されている。
【0029】シャッター(3)が摺接するカートリッジ本
体(20)の側壁には、ディスクカートリッジ(2)の組立工
程においてトーションバネ(4)をカートリッジ本体(20)
内に挿入するための開口(24)が開設されており、該開口
(24)は、板バネ部材(6)の蓋部(7)によって塞がれてい
る。板バネ部材(6)の蓋部(7)には、シャッター(3)の
開閉に伴って移動するバネ係止片(31)との干渉を回避す
るためのスリット(72)が長手方向に開設されている。
【0030】カートリッジ本体(20)には、図6及び図7
に示す如く、開口(24)に向けて突出して、板バネ部材
(6)の蓋部(7)の両側部を上下から保持する一対の突片
(28)(29)が、複数箇所に形成されている。又、カートリ
ッジ本体(20)の内壁には、図8に示す如く板バネ部材
(6)の折曲部(62)を係止するための凹部(23)が形成され
ている。一方、板バネ部材(6)の蓋部(7)の両側部に
は、図6に示す如くカートリッジ本体(20)の上方の突片
(28)と対応する複数箇所に、突片(28)が通過可能な切欠
き(71)が凹設されている。
【0031】板バネ部材(6)をカートリッジ本体(20)に
組み付ける際には、先ず、板バネ部材(6)のバネ板部(6
3)をカートリッジ本体(20)の内部へ挿入して、バネ板部
(63)の先端部(61)をシャッター(3)のバネ係止片(31)の
凹部(32)に係止する。そして、板バネ部材(6)の蓋部
(7)の各切欠き(71)の位置をカートリッジ本体(20)の各
突片(28)の位置に合致させることによって、板バネ部材
(6)の蓋部(7)を一対の突片(28)(29)に挟まれた高さ位
置まで落とし込み、この状態で板バネ部材(6)をスライ
ドさせて、板バネ部材(6)の折曲部(62)を図8に示す凹
部(23)へ係合させる。この結果、板バネ部材(6)は図5
に示す如くカートリッジ本体(20)の開口(24)を塞いだ所
定位置に保持されることになる。その後、板バネ部材
(6)の蓋部(7)は、必要に応じて、その両側部がカート
リッジ本体(20)の内面に超音波接合される。
【0032】上記ディスクカートリッジ(2)によれば、
カートリッジ本体(20)に開口(24)が開設されているの
で、板バネ部材(6)の組み込みが容易であり、然も、板
バネ部材(6)の組込み後に開口(24)は蓋部(7)によって
塞がれるので、板バネ部材(6)の収容空間に異物が侵入
する虞れはない。又、上記ディスクカートリッジ(2)に
よれば、シャッター(3)を付勢するためのバネ板部(63)
と開口(24)を塞ぐ蓋部(7)とが一体の板バネ部材(6)に
よって形成されており、然も、蓋部材(5)を固定するた
めにビスなどの部品は不要であるので、部品点数が少な
く、少ない工数で板バネ部材(6)を取り付けことが出来
る。
【0033】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、図1に示す蓋部材(5)を図
5に示す保持機構によってカートリッジ本体(20)に保持
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの第1実施
例の要部を示す斜視図である。
【図2】第1実施例において、蓋部材をカートリッジ本
体の内部へ挿入する工程を示す斜視図である。
【図3】第1実施例において、カートリッジ本体に設け
られた保持機構を示す一部破断背面図である。
【図4】第1実施例において、カートリッジ本体に形成
されたトーションバネの係止部を表わす断面図である。
【図5】本発明に係るディスクカートリッジの第2実施
例の要部を示す斜視図である。
【図6】第2実施例において、板バネ部材をカートリッ
ジ本体の内部に組み付ける工程を示す斜視図である。
【図7】第2実施例において、カートリッジ本体に設け
られた保持機構を示す一部破断背面図である。
【図8】第2実施例において、カートリッジ本体に形成
された板バネ部材の係止部を表わす断面図である。
【図9】従来のディスクカートリッジにおいて、シャッ
ターが閉じた状態(a)と開いた状態(b)を示す側面図で
ある。
【図10】カートリッジ本体に開口を開設したディスク
カートリッジの要部を示す斜視図である。
【図11】ディスクプレーヤのキャビネットにディスク
カートリッジを装填する様子を表わす斜視図である。
【符号の説明】
(2) ディスクカートリッジ (20) カートリッジ本体 (21) ケース半体 (22) ケース半体 (24) 開口 (25) 挿入口 (26) 案内溝 (3) シャッター (31) バネ係止片 (4) トーションバネ (5) 蓋部材 (51) スリット (6) 板バネ部材 (63) バネ板部 (7) 蓋部 (71) 切欠き (72) スリット (28) 突片 突片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 靖 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 上村 隆哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高橋 誠 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平な直方体状のカートリッジ本体(20)
    にディスク状信号記録媒体を回転可能に収容してなり、
    カートリッジ本体(20)には、信号記録媒体の信号面を露
    出させるための少なくとも1つの窓が開設されると共
    に、該窓を開閉するシャッター(3)が摺動可能に取り付
    けられ、該シャッター(3)はバネ部材によって閉じ方向
    に付勢されているディスクカートリッジにおいて、カー
    トリッジ本体(20)には、バネ部材をカートリッジ本体(2
    0)の内部に組み込むための開口(24)が開設され、該開口
    (24)は、蓋部材によって塞がれていることを特徴とする
    ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 蓋部材(5)は、開口(24)の形状に応じた
    帯板状に形成されている請求項1に記載のディスクカー
    トリッジ。
  3. 【請求項3】 蓋部材(5)には、バネ部材の一方の先端
    部を係止するべくシャッター(3)に突設されたバネ係止
    片(31)との干渉を回避するためのスリット(51)が開設さ
    れている請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 カートリッジ本体(20)には、開口(24)が
    開設された側壁とは直交する側壁に、前記蓋部材を挿入
    する挿入口(25)が開設されると共に、該挿入口(25)の奥
    部には、蓋部材を所定位置に保持する保持機構が設けら
    れている請求項2又は請求項3に記載のディスクカート
    リッジ。
  5. 【請求項5】 カートリッジ本体(20)には、前記バネ部
    材となるバネ板部(63)と前記蓋部材となる蓋部(7)とを
    一体に具えた板バネ部材(6)が取り付けられ、蓋部(7)
    は、開口(24)の形状に応じた帯板状に形成されている請
    求項1に記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 板バネ部材(6)の蓋部(7)には、バネ部
    材の一方の先端部を係止するべくシャッター(3)に突設
    されたバネ係止片(31)との干渉を回避するためのスリッ
    ト(72)が開設されている請求項5に記載のディスクカー
    トリッジ。
  7. 【請求項7】 板バネ部材(6)は、カートリッジ本体(2
    0)の開口(24)から挿入可能な形状に形成され、カートリ
    ッジ本体(20)には、板バネ部材(6)を所定位置に保持す
    る保持機構が設けられている請求項5又は請求項6に記
    載のディスクカートリッジ。
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