JP2000215477A - 光学ピックアップの2軸アクチュエ―タ - Google Patents
光学ピックアップの2軸アクチュエ―タInfo
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- JP2000215477A JP2000215477A JP11010015A JP1001599A JP2000215477A JP 2000215477 A JP2000215477 A JP 2000215477A JP 11010015 A JP11010015 A JP 11010015A JP 1001599 A JP1001599 A JP 1001599A JP 2000215477 A JP2000215477 A JP 2000215477A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弾性支持部材の、ヨーイングモード等の高次
変形モードによる数kHzの振動を抑制することがで
き、安定して、高密度の情報の記録・再生を行うことが
できる、簡単な構成の光学ピックアップの2軸アクチュ
エータを提供すること。 【解決手段】 対物レンズ1が固定されたレンズホルダ
2の両側面に、2対の弾性支持部材7の一端部が支持基
板4を介して固定され、他端部は固定基板10に固定さ
れている。固定基板10はダンパボックス9に、ダンパ
ボックス9はアクチュエータベース5にそれぞれ固定さ
れている。弾性支持部材7のフォーカス方向に直交する
平面内での形状は、弓状に湾曲した正弦波の一波長分の
形状で、その側面方向から見た形状は直線状である。2
対の弾性支持部材7は、アクチュエータベース5に対し
て平行になるように配置されている。このダンパボック
ス9には2組の弾性支持部材7が貫通する2つの穴部9
aが形成され、内部にダンパ材11が充填されている。
変形モードによる数kHzの振動を抑制することがで
き、安定して、高密度の情報の記録・再生を行うことが
できる、簡単な構成の光学ピックアップの2軸アクチュ
エータを提供すること。 【解決手段】 対物レンズ1が固定されたレンズホルダ
2の両側面に、2対の弾性支持部材7の一端部が支持基
板4を介して固定され、他端部は固定基板10に固定さ
れている。固定基板10はダンパボックス9に、ダンパ
ボックス9はアクチュエータベース5にそれぞれ固定さ
れている。弾性支持部材7のフォーカス方向に直交する
平面内での形状は、弓状に湾曲した正弦波の一波長分の
形状で、その側面方向から見た形状は直線状である。2
対の弾性支持部材7は、アクチュエータベース5に対し
て平行になるように配置されている。このダンパボック
ス9には2組の弾性支持部材7が貫通する2つの穴部9
aが形成され、内部にダンパ材11が充填されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)やCD−ROM、光磁気ディスク等の記録媒
体を用いて情報の記録や再生を行う光学記録再生装置に
関し、特に、記録媒体に光を収束させる対物レンズを搭
載した光学ピックアップの2軸アクチュエータに関する
ものである。
ク(CD)やCD−ROM、光磁気ディスク等の記録媒
体を用いて情報の記録や再生を行う光学記録再生装置に
関し、特に、記録媒体に光を収束させる対物レンズを搭
載した光学ピックアップの2軸アクチュエータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、収束させた光ビームを記録媒体
上に合焦させて情報を記録し、この記録媒体からの戻り
光を検出することにより情報の再生を行う光学記録再生
装置においては、光を収束させるための対物レンズを搭
載した光学ピックアップが用いられている。この光学ピ
ックアップは、2軸アクチュエータにより駆動される。
上に合焦させて情報を記録し、この記録媒体からの戻り
光を検出することにより情報の再生を行う光学記録再生
装置においては、光を収束させるための対物レンズを搭
載した光学ピックアップが用いられている。この光学ピ
ックアップは、2軸アクチュエータにより駆動される。
【0003】この2軸アクチュエータは、図6に示すよ
うな構成を有している。同図において、対物レンズ1が
接着固定されたレンズホルダ2の両側面に、それぞれ2
本の弾性支持部材12の一端部が支持基板4を介して固
定され、その他端部は、ダンパボックス9を介してアク
チュエータベース5に配設された固定基板10に固定さ
れている。この構成により、レンズホルダ2は、アクチ
ュエータベース5に対して浮いた状態とされている。
うな構成を有している。同図において、対物レンズ1が
接着固定されたレンズホルダ2の両側面に、それぞれ2
本の弾性支持部材12の一端部が支持基板4を介して固
定され、その他端部は、ダンパボックス9を介してアク
チュエータベース5に配設された固定基板10に固定さ
れている。この構成により、レンズホルダ2は、アクチ
ュエータベース5に対して浮いた状態とされている。
【0004】各弾性支持部材12の一端部は支持基板4
に固定され、支持基板4はレンズホルダ2に固定されて
いる。弾性支持部材12は、細い棒状であって、その断
面形状は例えば円形である。レンズホルダ2の両側で対
になっている2組の弾性支持部材12は、それぞれアク
チュエータベース5に対して平行になるように配置さ
れ、弾性支持部材12の中心線が、レンズホルダ2側の
固定端と固定基板10の固定端を結ぶ直線と一致するよ
うに配置されている。
に固定され、支持基板4はレンズホルダ2に固定されて
いる。弾性支持部材12は、細い棒状であって、その断
面形状は例えば円形である。レンズホルダ2の両側で対
になっている2組の弾性支持部材12は、それぞれアク
チュエータベース5に対して平行になるように配置さ
れ、弾性支持部材12の中心線が、レンズホルダ2側の
固定端と固定基板10の固定端を結ぶ直線と一致するよ
うに配置されている。
【0005】ダンパボックス9は、アクチュエータベー
ス5に固定され、固定基板10は、ダンパボックス9が
レンズホルダ2側に位置するように、ダンパボックス9
に固定されている。ダンパボックス9には、2本の弾性
支持部材12が貫通するための穴となる穴部9aが、各
弾性支持部材12に対応する位置に形成されている。こ
の穴部9aには、弾性支持部材12を弾性的に支持する
ためのダンパ材11が充填されている。
ス5に固定され、固定基板10は、ダンパボックス9が
レンズホルダ2側に位置するように、ダンパボックス9
に固定されている。ダンパボックス9には、2本の弾性
支持部材12が貫通するための穴となる穴部9aが、各
弾性支持部材12に対応する位置に形成されている。こ
の穴部9aには、弾性支持部材12を弾性的に支持する
ためのダンパ材11が充填されている。
【0006】レンズホルダ2には、その中央部にヨーク
穴部2aが設けられ、このヨーク穴部2aの中央部に、
ヨーク穴部2aを2分割する形で、フォーカシングコイ
ルとトラッキングコイルが一体となったFTコイル3が
固定されている。
穴部2aが設けられ、このヨーク穴部2aの中央部に、
ヨーク穴部2aを2分割する形で、フォーカシングコイ
ルとトラッキングコイルが一体となったFTコイル3が
固定されている。
【0007】一方、アクチュエータベース5側には、ア
クチュエータベース5と一体的に形成されたヨーク部5
a,5bが設けられ、このヨーク部5a,5bに磁石6
a,6bが接着固定されている。このヨーク部5a,5
bは、アクチュエータベース5に対して垂直方向に設け
られている。これらヨーク部5a,5b及び磁石6a,
6bがレンズホルダ2のヨーク穴部2a内に位置するよ
うに、且つ、FTコイル3の一部が、磁石6a,6bか
ら成る磁気回路の磁気ギャップの中に位置するように、
各部材が配置されている。
クチュエータベース5と一体的に形成されたヨーク部5
a,5bが設けられ、このヨーク部5a,5bに磁石6
a,6bが接着固定されている。このヨーク部5a,5
bは、アクチュエータベース5に対して垂直方向に設け
られている。これらヨーク部5a,5b及び磁石6a,
6bがレンズホルダ2のヨーク穴部2a内に位置するよ
うに、且つ、FTコイル3の一部が、磁石6a,6bか
ら成る磁気回路の磁気ギャップの中に位置するように、
各部材が配置されている。
【0008】上記構成において、FTコイル3に電力が
供給されると、磁石6a,6bにより受ける磁界と相ま
って、これに電磁力が作用し、レンズホルダ2が駆動さ
れる。このFTコイル3に流れる電流の方向と大きさを
制御することにより、レンズホルダ2の対物レンズ1を
フォーカシング方向Fc、及びトラッキングTr方向に
に変位させる。対物レンズ1を、フォーカシング方向F
cに変位させてレーザ光を光スポットとして集光させ、
且つ、トラッキング方向Trに変位させて光ピットのト
ラックに追従させるようにする。
供給されると、磁石6a,6bにより受ける磁界と相ま
って、これに電磁力が作用し、レンズホルダ2が駆動さ
れる。このFTコイル3に流れる電流の方向と大きさを
制御することにより、レンズホルダ2の対物レンズ1を
フォーカシング方向Fc、及びトラッキングTr方向に
に変位させる。対物レンズ1を、フォーカシング方向F
cに変位させてレーザ光を光スポットとして集光させ、
且つ、トラッキング方向Trに変位させて光ピットのト
ラックに追従させるようにする。
【0009】この時、対物レンズ1やFTコイル3等を
有するレンズホルダー2の質量と、4本の弾性支持部材
12の弾性係数とから決定される共振周波数における振
動は、穴部9aに充填されているダンパ材11により、
ある程度抑制することができる。
有するレンズホルダー2の質量と、4本の弾性支持部材
12の弾性係数とから決定される共振周波数における振
動は、穴部9aに充填されているダンパ材11により、
ある程度抑制することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記光学ピックアップの2軸アクチュエータにおいて
は、図7のトラッキング方向の伝達特性図に示すよう
に、弾性支持部材12の高次の変形モード、特に、トラ
ッキング系の2次共振であるヨーイングモードの周波数
では、伝達特性上、大きな共振ピークpと位相廻りqを
起こし、制御上発振してしまって制御不能となり、情報
の記録・再生が不可能となってしまう。この時の、弾性
支持部材12の高次の変形モードによる不要な振動は、
穴部9aに充填されているダンパ材11では抑制するこ
とができないという問題点があった。
上記光学ピックアップの2軸アクチュエータにおいて
は、図7のトラッキング方向の伝達特性図に示すよう
に、弾性支持部材12の高次の変形モード、特に、トラ
ッキング系の2次共振であるヨーイングモードの周波数
では、伝達特性上、大きな共振ピークpと位相廻りqを
起こし、制御上発振してしまって制御不能となり、情報
の記録・再生が不可能となってしまう。この時の、弾性
支持部材12の高次の変形モードによる不要な振動は、
穴部9aに充填されているダンパ材11では抑制するこ
とができないという問題点があった。
【0011】これは、可動部であるレンズホルダー2の
質量と、弾性支持部材12の弾性係数から決定される共
振周波数は、数10Hzであるのに対して、弾性支持部
材12の高次変形モードによる振動は数kHzであり、
この高い周波数を抑制するのに、ダンパ材11の特性だ
けでは対応できないためである。
質量と、弾性支持部材12の弾性係数から決定される共
振周波数は、数10Hzであるのに対して、弾性支持部
材12の高次変形モードによる振動は数kHzであり、
この高い周波数を抑制するのに、ダンパ材11の特性だ
けでは対応できないためである。
【0012】
【発明の目的】本発明は、上記従来の実情に鑑み案出さ
れたもので、弾性支持部材の、ヨーイングモード等の高
次変形モードによる数kHzの振動を抑制することがで
き、安定して、高密度の情報の記録・再生を行うことが
できる、簡単な構成の光学ピックアップの2軸アクチュ
エータを提供することを目的としている。
れたもので、弾性支持部材の、ヨーイングモード等の高
次変形モードによる数kHzの振動を抑制することがで
き、安定して、高密度の情報の記録・再生を行うことが
できる、簡単な構成の光学ピックアップの2軸アクチュ
エータを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明では、対物レンズを支持するレンズホルダと、
このレンズホルダに一端が固定され固定部に他端が固定
されるとともに当該固定部に対して当該レンズホルダを
移動可能に支持する線状の複数の弾性支持部材と、レン
ズホルダを固定部に対してフォーカス方向及びトラッキ
ング方向に移動させる駆動手段とを備えた光学ピックア
ップの2軸アクチュエータにおいて、弾性支持部材は、
滑らかに湾曲した形状であるとともに、歪み応力が与え
られていない状態で固定されている構成とした。
に本発明では、対物レンズを支持するレンズホルダと、
このレンズホルダに一端が固定され固定部に他端が固定
されるとともに当該固定部に対して当該レンズホルダを
移動可能に支持する線状の複数の弾性支持部材と、レン
ズホルダを固定部に対してフォーカス方向及びトラッキ
ング方向に移動させる駆動手段とを備えた光学ピックア
ップの2軸アクチュエータにおいて、弾性支持部材は、
滑らかに湾曲した形状であるとともに、歪み応力が与え
られていない状態で固定されている構成とした。
【0014】この構成により、弾性支持部材の長手方向
の剛性が低下して、トラッキング方向の振動が吸収され
易くなるため、高次変形モードによる数kHzの高周波
数、特に、トラッキング系の2次共振であるヨーイング
モードの周波数が低下させられる。この周波数の低下し
た振動は、ダンパ材により、さらに抑制される。
の剛性が低下して、トラッキング方向の振動が吸収され
易くなるため、高次変形モードによる数kHzの高周波
数、特に、トラッキング系の2次共振であるヨーイング
モードの周波数が低下させられる。この周波数の低下し
た振動は、ダンパ材により、さらに抑制される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す
光学ピックアップの2軸アクチュエータの斜視図、図2
は図1の光学ピックアップの2軸アクチュエータを示す
平面図、図3は本発明の実施の形態を示す弾性支持部材
の平面図、図4は本実施の形態のトラック方向の伝達特
性を示すボード線図である。尚、従来技術と同一部材に
は同一番号を付している。
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す
光学ピックアップの2軸アクチュエータの斜視図、図2
は図1の光学ピックアップの2軸アクチュエータを示す
平面図、図3は本発明の実施の形態を示す弾性支持部材
の平面図、図4は本実施の形態のトラック方向の伝達特
性を示すボード線図である。尚、従来技術と同一部材に
は同一番号を付している。
【0016】図1及び図2に示すように、レンズホルダ
2の両側面に、2対の弾性支持部材である弾性支持部材
7の一端部が支持基板4を介して固定されている。この
2対の弾性支持部材7の他端部は、ダンパボックス9を
介してアクチュエータベース5に配設された固定基板1
0に固定されている。これにより、レンズホルダ2は、
アクチュエータベース5に対して浮いた状態となるよう
に設置されている。レンズホルダ2には、対物レンズ1
が接着固定されている。各弾性支持部材7の一端部は支
持基板4に固定され、支持基板4はレンズホルダ2の両
側面に固定されている。
2の両側面に、2対の弾性支持部材である弾性支持部材
7の一端部が支持基板4を介して固定されている。この
2対の弾性支持部材7の他端部は、ダンパボックス9を
介してアクチュエータベース5に配設された固定基板1
0に固定されている。これにより、レンズホルダ2は、
アクチュエータベース5に対して浮いた状態となるよう
に設置されている。レンズホルダ2には、対物レンズ1
が接着固定されている。各弾性支持部材7の一端部は支
持基板4に固定され、支持基板4はレンズホルダ2の両
側面に固定されている。
【0017】弾性支持部材7は、細い角棒状であって、
その断面形状は矩形である。図1において、弾性支持部
材7を矢印A方向(上方向)から見た形状、即ち、フォ
ーカス方向Fcに直交する平面内での形状は、図2の弾
性支持部材7を拡大した図3に示すように、全体が弓状
に湾曲している。詳述すると、弾性支持部材7は、フォ
ーカス方向Fcに直交する平面内において、中心線(一
点鎖線で示す)が弓状に湾曲しており、それが正弦波の
一波長分の形状とされている。弾性支持部材7のこの形
状は、対になったレンズホルダ2の反対側面の弾性支持
部材7、即ち、他方の弾性支持部材7と対称になるよう
に形成されている。このように、弾性支持部材7の中心
線は、レンズホルダ2側の固定端7aと固定基板10の
固定端7bを結ぶ直線(2点鎖線で示す)と一致しては
いない。
その断面形状は矩形である。図1において、弾性支持部
材7を矢印A方向(上方向)から見た形状、即ち、フォ
ーカス方向Fcに直交する平面内での形状は、図2の弾
性支持部材7を拡大した図3に示すように、全体が弓状
に湾曲している。詳述すると、弾性支持部材7は、フォ
ーカス方向Fcに直交する平面内において、中心線(一
点鎖線で示す)が弓状に湾曲しており、それが正弦波の
一波長分の形状とされている。弾性支持部材7のこの形
状は、対になったレンズホルダ2の反対側面の弾性支持
部材7、即ち、他方の弾性支持部材7と対称になるよう
に形成されている。このように、弾性支持部材7の中心
線は、レンズホルダ2側の固定端7aと固定基板10の
固定端7bを結ぶ直線(2点鎖線で示す)と一致しては
いない。
【0018】図2において、弾性支持部材7を矢印B方
向(側面方向)から見た形状は、直線状である。2本づ
つ組になっている弾性支持部材7は、それぞれアクチュ
エータベース5に対して平行になるように配置されてい
る。この弾性支持部材7は、エッチング等により簡単に
製作することができる。
向(側面方向)から見た形状は、直線状である。2本づ
つ組になっている弾性支持部材7は、それぞれアクチュ
エータベース5に対して平行になるように配置されてい
る。この弾性支持部材7は、エッチング等により簡単に
製作することができる。
【0019】ダンパボックス9は、アクチュエータベー
ス5に固定されている。このダンパボックス9には、2
本組の各弾性支持部材7が貫通するための穴となる穴部
9aが、それぞれ対応する位置に形成されている。2対
の弾性支持部材7によって連結された固定基板10とレ
ンズホルダ2との間にダンパボックス9が位置するよう
に、ダンパボックス9の穴部9aを弾性支持部材7が貫
通した状態で、ダンパボックス9の固定基板10側の面
に固定基板10が固定されている。この穴部9aには、
弾性支持部材7を弾性的に支持するためのダンパ材11
が充填されている。この固定基板10、ダンパボックス
9、アクチュエータベース5により固定部が構成されて
いる。
ス5に固定されている。このダンパボックス9には、2
本組の各弾性支持部材7が貫通するための穴となる穴部
9aが、それぞれ対応する位置に形成されている。2対
の弾性支持部材7によって連結された固定基板10とレ
ンズホルダ2との間にダンパボックス9が位置するよう
に、ダンパボックス9の穴部9aを弾性支持部材7が貫
通した状態で、ダンパボックス9の固定基板10側の面
に固定基板10が固定されている。この穴部9aには、
弾性支持部材7を弾性的に支持するためのダンパ材11
が充填されている。この固定基板10、ダンパボックス
9、アクチュエータベース5により固定部が構成されて
いる。
【0020】レンズホルダ2には、その中央部に、対物
レンズ1と隣接して、ヨーク穴部2aが形成されてい
る。このヨーク穴部2aの中央部に、フォーカシングコ
イルとトラッキングコイルが一体となったFTコイル3
が固定されている。
レンズ1と隣接して、ヨーク穴部2aが形成されてい
る。このヨーク穴部2aの中央部に、フォーカシングコ
イルとトラッキングコイルが一体となったFTコイル3
が固定されている。
【0021】一方、アクチュエータベース5側には、ア
クチュエータベース5と一体的に形成されたヨーク部5
a,5bが、同ベース5に対して垂直方向に設けられて
いる。このヨーク部5a,5bに磁石6a,6bが固定
されている。このヨーク部5a,5b及び磁石6a,6
b、及びレンズホルダ2は、レンズホルダ2のヨーク穴
部2a内に、ヨーク部5a,5b及び磁石6a,6b
が、内側面に接触することなく、その隙間が対称となる
ように、且つ、FTコイル3の一部が、磁石6a,6b
から成る磁気回路の磁気ギャップの中に位置するように
配置されている。このヨーク穴部2a、FTコイル3、
ヨーク部5a,5b、磁石6a,6bにより駆動手段が
構成されている。
クチュエータベース5と一体的に形成されたヨーク部5
a,5bが、同ベース5に対して垂直方向に設けられて
いる。このヨーク部5a,5bに磁石6a,6bが固定
されている。このヨーク部5a,5b及び磁石6a,6
b、及びレンズホルダ2は、レンズホルダ2のヨーク穴
部2a内に、ヨーク部5a,5b及び磁石6a,6b
が、内側面に接触することなく、その隙間が対称となる
ように、且つ、FTコイル3の一部が、磁石6a,6b
から成る磁気回路の磁気ギャップの中に位置するように
配置されている。このヨーク穴部2a、FTコイル3、
ヨーク部5a,5b、磁石6a,6bにより駆動手段が
構成されている。
【0022】尚、弾性支持部材7は、支持基板4や固定
基板10に対して、弾性支持部材7自体の歪みを補正す
る形で固定されているのではなく、歪み応力を与えられ
ず、製造時の形状のまま固定されている。この弾性支持
部材7の固定時の状態が、前述の如く、ヨーク部5a,
5bや磁石6a,6bとの隙間が対称となり、レンズホ
ルダ2のフォーカス方向及びトラッキング方向に対する
中立位置となるようにされている。
基板10に対して、弾性支持部材7自体の歪みを補正す
る形で固定されているのではなく、歪み応力を与えられ
ず、製造時の形状のまま固定されている。この弾性支持
部材7の固定時の状態が、前述の如く、ヨーク部5a,
5bや磁石6a,6bとの隙間が対称となり、レンズホ
ルダ2のフォーカス方向及びトラッキング方向に対する
中立位置となるようにされている。
【0023】上記構成において、外部から、FTコイル
3に駆動電圧を供給することによりFTコイル3に発生
する磁界が、ヨーク部5a,5b、及び磁石6a,6b
による磁界と相互に作用して、FTコイル3を取り付け
たレンズホルダ2が駆動される。このFTコイル3に流
れる電流の方向と大きさを制御することにより、図1に
示すように、レンズホルダ2の対物レンズ1をフォーカ
シング方向Fcに変位させて、レーザ光を光ディスク
(図示しない)上に光スポットとして集光させる。同様
にして、レンズホルダ2をトラッキング方向Trに変位
させて、前記光ディスク上の光ピットのトラックに追従
させるようにする。このようにして、レンズホルダ2の
対物レンズ1は、そのフォーカス方向Fc、及びトラッ
キング方向Trに適宜移動する。
3に駆動電圧を供給することによりFTコイル3に発生
する磁界が、ヨーク部5a,5b、及び磁石6a,6b
による磁界と相互に作用して、FTコイル3を取り付け
たレンズホルダ2が駆動される。このFTコイル3に流
れる電流の方向と大きさを制御することにより、図1に
示すように、レンズホルダ2の対物レンズ1をフォーカ
シング方向Fcに変位させて、レーザ光を光ディスク
(図示しない)上に光スポットとして集光させる。同様
にして、レンズホルダ2をトラッキング方向Trに変位
させて、前記光ディスク上の光ピットのトラックに追従
させるようにする。このようにして、レンズホルダ2の
対物レンズ1は、そのフォーカス方向Fc、及びトラッ
キング方向Trに適宜移動する。
【0024】電力の供給を停止すると、湾曲した弾性支
持部材7の弾性的な復元力によって、レンズホルダ2が
元の位置に戻る。この位置は、レンズホルダ2のフォー
カス方向Fc、及びトラッキング方向Trに対する中立
位置である。
持部材7の弾性的な復元力によって、レンズホルダ2が
元の位置に戻る。この位置は、レンズホルダ2のフォー
カス方向Fc、及びトラッキング方向Trに対する中立
位置である。
【0025】このレンズホルダー2の駆動の際、レンズ
ホルダー2はそれぞれの移動方向に振動しようとする。
これは、レンズホルダー2全体の質量と、4本の弾性支
持部材7の弾性係数とから決定される数10Hzの共振
周波数における振動であり、この振動は、穴部69aに
充填されたダンパ材11の減衰作用により、ある程度抑
制される。
ホルダー2はそれぞれの移動方向に振動しようとする。
これは、レンズホルダー2全体の質量と、4本の弾性支
持部材7の弾性係数とから決定される数10Hzの共振
周波数における振動であり、この振動は、穴部69aに
充填されたダンパ材11の減衰作用により、ある程度抑
制される。
【0026】これに加えて生じる、弾性支持部材7の高
次の変形モード、特に、トラッキング系の2次共振であ
るヨーイングモードによる数kHzの振動は、弾性支持
部材7の形状によって、その周波数を低下させることが
できる。これは、図3に示したように、弾性支持部材7
は、弓状に湾曲した正弦波の一波長分の形状であるた
め、弾性支持部材7の長手方向(2点鎖線方向)の剛性
が低下しているという理由による。この剛性の低下した
弾性支持部材7が、高次の変形モードによる高周波数の
振動を、ある程度吸収するので、結果として、周波数は
低下する。
次の変形モード、特に、トラッキング系の2次共振であ
るヨーイングモードによる数kHzの振動は、弾性支持
部材7の形状によって、その周波数を低下させることが
できる。これは、図3に示したように、弾性支持部材7
は、弓状に湾曲した正弦波の一波長分の形状であるた
め、弾性支持部材7の長手方向(2点鎖線方向)の剛性
が低下しているという理由による。この剛性の低下した
弾性支持部材7が、高次の変形モードによる高周波数の
振動を、ある程度吸収するので、結果として、周波数は
低下する。
【0027】周波数の低下した高次の変形モードによる
振動は、ダンパ材11の作用により、さらに抑制される
が、ダンパ材11を、弾性支持部材7の固定端である固
定基板10に隣接する位置に設けているので、振動がよ
り効果的に抑制される。
振動は、ダンパ材11の作用により、さらに抑制される
が、ダンパ材11を、弾性支持部材7の固定端である固
定基板10に隣接する位置に設けているので、振動がよ
り効果的に抑制される。
【0028】これにより、図4に示すように、従来例の
図7で見られた、トラッキング方向Trの伝達特性上数
kHzでの大きな共振ピークp、位相廻りqは無くなる
ため、発振して制御不能になるのを回避することができ
る。
図7で見られた、トラッキング方向Trの伝達特性上数
kHzでの大きな共振ピークp、位相廻りqは無くなる
ため、発振して制御不能になるのを回避することができ
る。
【0029】また、弾性支持部材7は、前述の如く、支
持基板4や固定基板10に歪み応力のない状態で取り付
けられているので、レンズホルダ2はヨーク部5a,5
bや磁石6a,6bに対して、平衡の取れた位置に無理
なく配置されている。この構成により、レンズホルダ2
を駆動状態にした時に、レンズホルダ2がヨーク部5
a,5bや磁石6a,6bと接触したり、その駆動可能
距離が非対称になったり、対物レンズが傾いて対物レン
ズチルトが発生する等の不具合を防止することができ、
安定し平衡の取れた駆動が可能である。
持基板4や固定基板10に歪み応力のない状態で取り付
けられているので、レンズホルダ2はヨーク部5a,5
bや磁石6a,6bに対して、平衡の取れた位置に無理
なく配置されている。この構成により、レンズホルダ2
を駆動状態にした時に、レンズホルダ2がヨーク部5
a,5bや磁石6a,6bと接触したり、その駆動可能
距離が非対称になったり、対物レンズが傾いて対物レン
ズチルトが発生する等の不具合を防止することができ、
安定し平衡の取れた駆動が可能である。
【0030】次に、本発明の他の実施の形態について、
図5を参照して説明する。
図5を参照して説明する。
【0031】この実施の形態は、上記実施の形態と略同
様であり、同一の2軸アクチェータに関するものであ
る。異なっている点は、弾性支持部材7の形状である。
上記実施の形態においては、弾性支持部材7のフォーカ
ス方向に直交する平面内での形状は、図3に示したよう
に、正弦波の一波長分の形状であったが、図5[1]に
示す例では、弾性支持部材71を正弦波の1/2波長分
の形状にしている。この形状であっても、弾性支持部材
71の長手方向の剛性が低下するので、同様の効果を期
待することができる。
様であり、同一の2軸アクチェータに関するものであ
る。異なっている点は、弾性支持部材7の形状である。
上記実施の形態においては、弾性支持部材7のフォーカ
ス方向に直交する平面内での形状は、図3に示したよう
に、正弦波の一波長分の形状であったが、図5[1]に
示す例では、弾性支持部材71を正弦波の1/2波長分
の形状にしている。この形状であっても、弾性支持部材
71の長手方向の剛性が低下するので、同様の効果を期
待することができる。
【0032】要するに、対になった弾性支持部材の各中
心線が、レンズホルダ2側の固定端と固定基板10の固
定端を結ぶ直線と一致しない形状で、弾性支持部材の前
記フォーカス方向に直交する平面内において、対称とな
るように弓状に湾曲した形状であること、且つ、最小限
のスペースで実現可能であって、弾性支持部材の長手方
向の剛性を低下させるような形状であれば、他の適当な
形状でも良い。
心線が、レンズホルダ2側の固定端と固定基板10の固
定端を結ぶ直線と一致しない形状で、弾性支持部材の前
記フォーカス方向に直交する平面内において、対称とな
るように弓状に湾曲した形状であること、且つ、最小限
のスペースで実現可能であって、弾性支持部材の長手方
向の剛性を低下させるような形状であれば、他の適当な
形状でも良い。
【0033】また、図1に示した上記実施の形態では、
弾性支持部材7の長手方向に直交する平面に平行な断面
は矩形で、その断面積は長手方向においてで一定であっ
たが、図5[2],[3]に示すように、その断面積
が、連続的に変化する形状にしても良い。
弾性支持部材7の長手方向に直交する平面に平行な断面
は矩形で、その断面積は長手方向においてで一定であっ
たが、図5[2],[3]に示すように、その断面積
が、連続的に変化する形状にしても良い。
【0034】例えば、図5[2]に示す弾性支持部材7
2は、その長手方向に直交する平面に平行な断面形状が
矩形で、フォーカス方向に直交する平面に平行な面72
aを有している。この面72aの片方の長辺72bは直
線状で、他方の長辺72cは曲率を有する円弧状に形成
されている。したがって、その中心線(一点鎖線)は、
正弦波の1/2波長分の形状であって、非常にゆるやか
に湾曲している。
2は、その長手方向に直交する平面に平行な断面形状が
矩形で、フォーカス方向に直交する平面に平行な面72
aを有している。この面72aの片方の長辺72bは直
線状で、他方の長辺72cは曲率を有する円弧状に形成
されている。したがって、その中心線(一点鎖線)は、
正弦波の1/2波長分の形状であって、非常にゆるやか
に湾曲している。
【0035】この面72aの短手方向の幅は、両端部が
最大幅d2で、中央部に向かって徐々に細くなり、中央
部が最も細い幅d1となる形状である。言い換えると、
弾性支持部材72の長手方向に直交する平面に平行な断
面の断面積は、両端部が最大で、中央部に向かって徐々
に小さくなり、中央部が最小となる。
最大幅d2で、中央部に向かって徐々に細くなり、中央
部が最も細い幅d1となる形状である。言い換えると、
弾性支持部材72の長手方向に直交する平面に平行な断
面の断面積は、両端部が最大で、中央部に向かって徐々
に小さくなり、中央部が最小となる。
【0036】また、図5[3]に示す弾性支持部材73
は、図5[2]の弾性支持部材72全体を曲率をつけて
円弧状に曲げたような形状であって、フォーカス方向に
直交する平面に平行な面73aは、曲率半径の異なる2
つ円弧を長辺に持つ形状である。その中心線(一点鎖
線)は、正弦波の1/2波長分の形状であって、ゆるや
かに湾曲している。
は、図5[2]の弾性支持部材72全体を曲率をつけて
円弧状に曲げたような形状であって、フォーカス方向に
直交する平面に平行な面73aは、曲率半径の異なる2
つ円弧を長辺に持つ形状である。その中心線(一点鎖
線)は、正弦波の1/2波長分の形状であって、ゆるや
かに湾曲している。
【0037】この面73aの短手方向の幅は、両端部が
最大幅d2で、中央部に向かって徐々に細くなり、中央
部が最も細い幅d1となる形状である。言い換えると、
弾性支持部材73の前記断面積は、両端部が最大で、中
央部に向かって徐々に小さくなり、中央部が最小とな
る。
最大幅d2で、中央部に向かって徐々に細くなり、中央
部が最も細い幅d1となる形状である。言い換えると、
弾性支持部材73の前記断面積は、両端部が最大で、中
央部に向かって徐々に小さくなり、中央部が最小とな
る。
【0038】尚、上記図5[2],[3]の実施の形態
における、弾性支持部材72,73の前記断面形状は、
矩形に限らず、前記断面積が同様の条件を満たしている
ならば、他の形状であっても良い。
における、弾性支持部材72,73の前記断面形状は、
矩形に限らず、前記断面積が同様の条件を満たしている
ならば、他の形状であっても良い。
【0039】これらの実施の形態においても、弾性支持
部材72,73の長手方向の剛性を低下させることがで
きるため、高次の変形モードによる高周波数の振動があ
る程度吸収され、周波数は低下する。
部材72,73の長手方向の剛性を低下させることがで
きるため、高次の変形モードによる高周波数の振動があ
る程度吸収され、周波数は低下する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、対物レンズを支持
するレンズホルダと、このレンズホルダに一端が固定さ
れ固定部に他端が固定されるとともに当該固定部に対し
て当該レンズホルダを移動可能に支持する線状の複数の
弾性支持部材と、レンズホルダを固定部に対してフォー
カス方向及びトラッキング方向に移動させる駆動手段と
を備えた2軸アクチュエータにおいて、弾性支持部材
は、滑らかに湾曲した形状であるとともに、歪み応力が
与えられていない状態で固定されているので、この湾曲
部によりトラッキング方向の振動が吸収され、高次変形
モード、特に、トラッキング系の2次共振であるヨーイ
ングモードに起因する数kHzの周波数を低下させるこ
とができる。この周波数の低下した振動を、さらにダン
パ材によって抑制することができる。
するレンズホルダと、このレンズホルダに一端が固定さ
れ固定部に他端が固定されるとともに当該固定部に対し
て当該レンズホルダを移動可能に支持する線状の複数の
弾性支持部材と、レンズホルダを固定部に対してフォー
カス方向及びトラッキング方向に移動させる駆動手段と
を備えた2軸アクチュエータにおいて、弾性支持部材
は、滑らかに湾曲した形状であるとともに、歪み応力が
与えられていない状態で固定されているので、この湾曲
部によりトラッキング方向の振動が吸収され、高次変形
モード、特に、トラッキング系の2次共振であるヨーイ
ングモードに起因する数kHzの周波数を低下させるこ
とができる。この周波数の低下した振動を、さらにダン
パ材によって抑制することができる。
【0041】したがって、従来のように、共振ピークや
位相廻りのために制御上で発振してしまって制御不能と
なるのを防止することができ、安定した制御が可能とな
る。牽いては、高密度の情報を、安定して記録・再生す
ることができる。
位相廻りのために制御上で発振してしまって制御不能と
なるのを防止することができ、安定した制御が可能とな
る。牽いては、高密度の情報を、安定して記録・再生す
ることができる。
【0042】また、弾性支持部材は、固定部やレンズホ
ルダに対して、歪み応力を与えられずに固定されている
ので、レンズホルダが、駆動手段であるヨーク部や磁石
と接触したり、その駆動可能距離が非対称になったり、
対物レンズが傾いて対物レンズチルトが発生する等の不
具合を防止することができ、安定して、平衡の取れた駆
動が可能となる。
ルダに対して、歪み応力を与えられずに固定されている
ので、レンズホルダが、駆動手段であるヨーク部や磁石
と接触したり、その駆動可能距離が非対称になったり、
対物レンズが傾いて対物レンズチルトが発生する等の不
具合を防止することができ、安定して、平衡の取れた駆
動が可能となる。
【0043】しかも、弾性支持部材は、滑らかに湾曲し
ていることから、屈曲部がない。そのため、屈曲部に応
力が集中することによる劣化を防止できる。
ていることから、屈曲部がない。そのため、屈曲部に応
力が集中することによる劣化を防止できる。
【図1】本発明に係る2軸アクチュエータの一実施形態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1の2軸アクチュエータを示す平面図であ
る。
る。
【図3】図1の2軸アクチュエータにおける弾性支持部
材を示す平面図である。
材を示す平面図である。
【図4】図1の2軸アクチュエータにおけるトラッキン
グ方向の伝達特性を示すボード線図である。
グ方向の伝達特性を示すボード線図である。
【図5】本発明に係る2軸アクチュエータの他の実施形
態における弾性支持部材を示す平面図であり、図5
[1]が第一例、図5[2]が第二例、図5[3]が第
三例である。
態における弾性支持部材を示す平面図であり、図5
[1]が第一例、図5[2]が第二例、図5[3]が第
三例である。
【図6】従来の2軸アクチュエータを示す斜視図であ
る。
る。
【図7】図6の2軸アクチュエータにおけるトラッキン
グ方向の伝達特性を示すボード線図である。
グ方向の伝達特性を示すボード線図である。
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 2a ヨーク穴部 3 FTコイル 5 アクチュエータベース 5a,5b ヨーク部 6a,6b 磁石 7 弾性支持部材 9 ダンパボックス 9a 穴部 10 固定基板 11 ダンパ材
Claims (6)
- 【請求項1】 対物レンズを支持するレンズホルダと、 このレンズホルダに一端が固定され固定部に他端が固定
されるとともに当該固定部に対して当該レンズホルダを
移動可能に支持する線状の複数の弾性支持部材と、 前記レンズホルダを前記固定部に対してフォーカス方向
及びトラッキング方向に移動させる駆動手段と、 を備えた光学ピックアップの2軸アクチュエータにおい
て、 前記弾性支持部材は、滑らかに湾曲した形状であるとと
もに、歪み応力が与えられていない状態で固定されてい
る、 ことを特徴とする光学ピックアップの2軸アクチュエー
タ。 - 【請求項2】 前記弾性支持部材は、前記レンズホルダ
を中心にして対称な少なくとも一対からなる、請求項1
の光学ピックアップの2軸アクチュエータ。 - 【請求項3】 前記固定部の前記弾性支持部材を固定す
る部分に、当該弾性支持部材の振動を減衰させるダンパ
材が設けられている、請求項1又は2記載の光学ピック
アップの2軸アクチュエータ。 - 【請求項4】 前記弾性支持部材の形状が正弦波の一波
長分である、請求項1、2又は3記載の光学ピックアッ
プの2軸アクチュエータ。 - 【請求項5】 前記弾性支持部材の形状が正弦波の1/
2波長分である、請求項1、2又は3記載の光学ピック
アップの2軸アクチュエータ。 - 【請求項6】 前記弾性支持部材の長手方向に直交する
当該弾性支持部材の断面積は、端部が最大で、中央部に
向かって徐々に小さくなり、中央部が最小となる、請求
項1、2又は3記載の光学ピックアップの2軸アクチュ
エータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11010015A JP2000215477A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 光学ピックアップの2軸アクチュエ―タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11010015A JP2000215477A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 光学ピックアップの2軸アクチュエ―タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000215477A true JP2000215477A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11738580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11010015A Pending JP2000215477A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 光学ピックアップの2軸アクチュエ―タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000215477A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6377407B1 (en) | 1998-04-02 | 2002-04-23 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Optical scanning device having an improved response characteristic |
-
1999
- 1999-01-19 JP JP11010015A patent/JP2000215477A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6377407B1 (en) | 1998-04-02 | 2002-04-23 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Optical scanning device having an improved response characteristic |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000810 |