JP2000215304A - 2次元ならびに3次元ctシステム - Google Patents

2次元ならびに3次元ctシステム

Info

Publication number
JP2000215304A
JP2000215304A JP11324847A JP32484799A JP2000215304A JP 2000215304 A JP2000215304 A JP 2000215304A JP 11324847 A JP11324847 A JP 11324847A JP 32484799 A JP32484799 A JP 32484799A JP 2000215304 A JP2000215304 A JP 2000215304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
dimensional
value
projection
coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11324847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3768371B2 (ja
Inventor
Norio Tayama
典男 田山
Masahiro Daibo
真洋 大坊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Corp filed Critical Japan Science and Technology Corp
Priority to JP32484799A priority Critical patent/JP3768371B2/ja
Publication of JP2000215304A publication Critical patent/JP2000215304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3768371B2 publication Critical patent/JP3768371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再構成画像の質を保持しつつ、安価にして高
速処理が可能な2次元並びに3次元CTシステムを提供
する。 【解決手段】 観測対象物体Sに対してX線のような透
過性の平行ビームを適切な方向から透過することによ
り、各層毎にどの画素でも画素領域におけるビームの透
過状態が均一になるようにして投影データを検出する投
影データ取得手段1と、全領域を小さな部分空間に分
け、部分空間を透過する各ビームに対して各係数値を予
め準備しておき各ビーム投影値と各係数値との積和計算
を行うことによって中心画素の画素値を算出し、同様に
して広い領域の画素値を積和計算だけで繰り返し算出す
る部分再構成計算手段2と、標本化モデルと特異値分解
による手段10又は部分再構成影響関数による手段11
を用いて、部分空間を透過する各ビームに対する再構成
係数値を算出するという部分再構成係数作成手段3と、
表示手段14とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、観測対象物体の
内部を非破壊的に画像化する2次元並びに3次元CT
(コンピュータを使う断層撮影法:Computeri
zed Tomography)システムに関するもの
である。詳しくは、この発明は、工業分野の電子部品や
機械部品やモールド部品等の内部不良、多層プリント基
板のスルーホールや半田づけの不良、プラスチックやセ
ラミックスの内部欠陥、ゴム内部の異物、溶接部分の検
査、アルミ製品内部の気泡、組立て時点での部品欠損、
箱詰めの際の梱包不良、ケーブルやワイヤー等の内部切
断、粘体や金属の連続押出し加工や鋳造の工程でのボイ
ド欠損、管中を流れる液体中や粉体中の気泡や空洞の不
具合等を、工場の生産ラインで少数方向の投影値から連
続的に高速に内部検査するCTシステム、並びに農林水
産分野の食品(肉、貝、魚、果物等)内部の異物検査や
腐食検査、農産物等の品質評価等を少数方向の投影値か
ら連続的に高速に行うCTシステム、並びに広域な海中
3次元温度分布の可視化計測、磁界分布や電界分布の可
視化計測、地下埋設物探査、地下資源や埋蔵物の探査等
を少数方向の投影値から連続的に高速に行うCTシステ
ム、並びに入国出国時の携帯品の内部検査や入場ゲート
の危険物所持内部検査等を少数方向の投影値から連続的
に高速に行うCTシステム等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の商用CT装置は、医療用として開
発されたものであり、その再構成原理は、ほとんどFB
P法によるものである。この方法は、投影方向を400
〜1000程度必要としており、1度以下の間隔で投影
を行うので、高精度の回転装置が必要となる。投影デー
タ数も沢山必要としており、1枚の2次元画像を得るの
に膨大な計算を実行する必要があり、高速な大型演算装
置を用いている。
【0003】一方で、従来の産業用CT装置は、医療用
CT装置を元にしたものがほとんどである。従って、上
記した従来のFBP法によるCT装置であることから高
精度の回転装置や高速な大型演算装置を用いており、装
置が高価で検査コストが高くなる。また投影方向が多い
ので投影時間が長くなり、計算量が膨大なので画像再構
成の時間が長くなり、所要時間が長くなってしまう。そ
のために、安価な製品を生産ライン上で実時間で連続的
に内部検査を行うことは、困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のFBP法による産業用CT装置は、不良箇所の解析な
どの高画質が要求される高価な用途には適合している。
しかし、安価で高速性が求められる用途には不向きであ
った。
【0005】詳細に述べると、従来のFBP法によるC
T装置では、再構成される画像において画素と画素の間
での濃度値関係は無いとしているので、原理的に良い画
像を得るには非常に多くの方向からの大量の投影データ
が必要になる。従って、投影方向を少数に制限すること
は困難であり、画質を良くするために高精度の回転装置
が必要になる。また投影データが多くなれば計算量が膨
大になるので、大型の演算装置が必要になる。そのた
め、CT装置が高価になりCT装置の応用範囲が制限さ
れていた。また、投影方向が多いので投影時間もかか
り、計算時間もかかるので、生産ライン上の観測対象物
体を実時間で連続的に内部検査することは困難であっ
た。
【0006】さらに、海洋、地中、大気中、原子力発
電、加速器、燃焼炉等のような、観測対象物体の領域が
非常に広く、投影方向がごく少数に限定されるという特
殊環境における内部観測では、投影データが少ないの
で、再構成の画像が劣化し、良いCT画像を得ることが
できなかった。
【0007】このように従来のFBP法によるCT装置
は、多方向から大量の投影データが必要であり、計算量
が膨大であることが原因となって検査コストがかかるの
で、電子部品や機械部品等の大量に生産される安価な製
品の内部検査には、不向きであった。また特殊環境にお
ける内部観測にも、不向きであった。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、投影
方向が少数であっても再構成画像が劣化しないようにす
ること、再構成の際、計算量を少なくすること、投
影時間や計算時間を短くして即時に再構成できるように
すること、再構成の領域を広くできるようにするこ
と、装置が簡単であり適当な価格にすること、であ
る。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
に、再構成画像の質を保持しつつ、安価にして高速処理
が可能な2次元並びに3次元CTシステムを提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のCTシステムにおける構成要件(手段)を
以下に示す。 (1) 観測対象物体に、標本化定理が成立する標本化
物体モデルを設定する。この物体モデルは、再構成画像
において画素と画素との間の濃度値関係を与えるもの
で、少数方向からの少数投影データにおいても、再構成
画像が劣化せず良好に再構成を行うために必要である。 (2) 再構成の計算方法としては、予め多くの計算を
しておいて、投影データから再構成をする時には少ない
計算で済むように工夫をしている。つまり、観測対象の
物体モデルと、透過性ビームのビーム数やビーム間隔や
方向からなる投影方法を決め、1本のビームについて1
つの線形方程式を立て、全方向からの全投影データに対
する連立線形方程式を得る。これらを行列の形で表現し
て、これを「物体投影モデル行列」と呼ぶ。この行列を
前もって特異値分解して一般逆行列を計算して格納して
おく。このように構成することにより、一般逆行列の定
数行列に投影値列ベクトルを掛算するだけで、画像を再
構成することができる。
【0011】次に、広い領域を画像再構成するために、
全領域を小さな部分空間を考えて、各部分空間毎に再構
成できるように工夫をしている。つまり、上記の特異値
分解の手法だけでは、投影データ数が多くなると線形方
程式の独立性が悪くなるので広い領域を再構成すること
は困難であったが、以下の2方法を合体することにより
上記特異値分解の手法を抜本的に改善している。 (3) それは「部分再構成の定理」と呼ぶ新しい定理
に基づいている。予め各部分空間毎に特異値分解を行っ
てその部分空間における一般逆行列を計算し格納してお
く。再構成時に、各部分空間毎にその一般逆行列の定数
行列に部分空間を透過しているビームの投影値列ベクト
ルを掛算するならば、部分空間毎の画素値を再構成でき
る、と言うことが上記の定理から分かっているので、同
様に計算を繰返すことによって、全領域において画素値
を再構成できる。
【0012】以下に「部分再構成の定理」を示すと、
「観測対象空間において、全領域での特異値分解による
一般逆行列は、各部分空間での特異値分解による一般逆
行列を用いて、近似的に算出できる」ということであ
る。 (4) 画素領域を通り抜ける各方向からの多数のビー
ムの透過状態がどの画素においても均一になるようにす
るならば、各画素を中心とする部分空間において画素値
を再構成する時の計算方法が同じになるので、各ビーム
投影値に積和計算する係数値の組を同一にすることがで
きるということである。そうすれば、組織的な美しい繰
返し計算構造になり、VLSI向き処理構造になる。そ
こで、画素領域を通り抜けるビームの透過状態を均一に
なるようにするために、以下の第1〜第7実施例のよう
な特別な2次元または3次元の投影データ取得機構を考
案した。これらでは、同じ層においてはどの画素におい
てもビームの透過状態が均一になっている。
【0013】上記した構成要件〔(1)標本化モデル、
(2)特異値分解、(3)部分再構成、(4)ビーム透
過状態の均一化〕を組み合わせることにより、少数方
向の投影データから、少ない計算量で、高速に、
広い領域を、簡単で安価な装置により、画像再構成す
ることが可能になり、前記5つの課題を解決することが
できた。なお、係数値を作成する方法として、標本化モ
デルと特異値分解による手段の代わりに、等価的に部分
再構成影響係数関数Gから係数値を作成することもでき
る。
【0014】本発明は、上記目的を達成するために、 〔1〕観測対象物体を少数方向から透過した投影データ
を用いて計算により物体内部を再構成して表示する2次
元ならびに3次元CTシステムにおいて、観測対象物体
に対してX線のような電磁波や粒子線、超音波等の透過
性の平行状ビームを透過する際に、前記観測対象物体の
各層毎にどの画素位置にあっても、その画素を中心とす
る部分空間においてその部分空間を透過している各ビー
ムの透過状態が均一になるように常に適切な方向から透
過して投影データを検出する投影データ取得手段と、各
層毎に各画素位置において、その画素を中心とする部分
空間を透過している各ビームに対して予め各係数値を算
出しておき、計測された各ビームの投影値と各係数値と
の積和計算を行うことによってその画素における画素値
を計算して、同様にして広い領域で各画素における画素
値を積和計算だけで繰り返し計算する部分再構成計算手
段と、前記部分再構成計算手段で用いる各係数値を予め
算出しておくために、観測対象物体に標本化モデルを設
定して各ビームに対して線形方程式を立て、各層毎に各
画素においてその画素を中心とする部分空間を透過して
いる各方向からの各ビームに対してその連立線形方程式
を作りその行列を特異値分解することにより、その部分
空間を透過している各ビームがその中心画素にどの程度
影響を与えるかを示す係数値を算出する部分再構成係数
作成手段と、前記部分再構成計算手段で計算された2次
元または3次元画像を画像表示する表示手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0015】〔2〕観測対象物体を少数方向から透過し
た投影データを用いて計算により物体内部を再構成して
表示する2次元ならびに3次元CTシステムにおいて、
観測対象物体に対してX線のような電磁波や粒子線、超
音波等の透過性の平行状ビームを透過する際に、前記観
測対象物体の各層毎にどの画素位置にあってもその画素
を中心とする部分空間においてその部分空間を透過して
いる各ビームの透過状態が均一になるように常に適切な
方向から透過して投影データを検出する投影データ取得
手段と、各層毎に各画素位置において、その画素を中心
とする部分空間を透過している各ビームに対して予め各
係数値を算出しておき、計測された各ビームの投影値と
各係数値との積和計算を行うことによってその画素にお
ける画素値を計算して、同様にして広い領域で各画素に
おける画素値を積和計算だけで繰り返し計算する部分再
構成計算手段と、前記部分再構成計算手段で用いる各係
数値を予め算出しておくために、偽像を消去するための
適当なフィルター関数(部分再構成影響関数と呼ぶ)を
用いて、各層毎に各画素においてその画素を中心とする
部分空間を透過している各方向からの各ビームに対して
そのビームと中心画素との位置関係をそのフィルター関
数に代入することによってそのビームが中心画素にどの
程度影響を与えるかを示す係数値を算出する部分再構成
係数作成手段と、前記部分再構成計算手段で計算された
2次元または3次元画像を画像表示する表示手段とを備
えたことを特徴とする。
【0016】〔3〕上記〔1〕又は〔2〕記載の2次元
ならびに3次元CTシステムにおいて、前記部分再構成
計算手段は、更に、各層毎に各画素ではその画素を中心
とする部分空間において各ビームの透過状態が均一にな
る性質を持たせることにより、各層毎に各画素での部分
再構成の計算を同じ形にし、ASIC(特定用途向けI
C:Application Specific In
tegrated Circuit)やDSP(ディジ
タル信号処理に特化したプロセッサ:Digital
Signal Processor)、FPGA(Fi
eld Programmable Gate Arr
ay: 大規模PLD)等の集積回路を用いてパイプラ
イン処理や超並列処理等の種々の並列処理機構により並
列に動作実行する処理形態を採ることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の2次元ならびに3
次元CTシステムの構成図である。
【0018】本発明のCTシステムの構成は、図1のよ
うに、観測対象物体Sを透過するためのビームを発生さ
せるX線発生源4と、透過したビームを検出し投影値を
計測する投影値検出手段5と、前記観測対象物体Sと透
過する前記ビームとの相対的位置関係を変化させる移動
手段6と、投影値を取込む投影値取込み手段7と、その
信号を対数変換する対数変換手段8と、その信号を格納
しておく投影値格納手段9とからなる投影データ取得手
段1と、前記の観測対象物体Sを部分空間に分けて、各
部分空間において標本化モデルと特異値分解による手段
10または部分再構成影響関数による手段11とからな
る部分再構成係数作成手段3と、前記部分再構成係数作
成手段3を用いて予め部分再構成係数を作成し、それを
部分再構成係数格納手段12に格納して置き、前記投影
値格納手段9に格納されている投影値の組と前記部分再
構成係数格納手段12に格納されている係数値の組とで
積和計算を実行する積和計算手段13からなる部分再構
成計算手段2と、前記積和計算手段13で計算された2
次元または3次元画像を表示する表示手段14とから構
成されることを特徴とするものである。
【0019】そして、X線発生源4は、観測対象物体S
の内部を透過するためのビームを発生するように働く。
投影値検出手段5は、X線発生源4から発生して観測対
象物体Sを透過したビームを受け、投影値を検出するよ
うに働く。
【0020】移動手段6は、観測対象物体Sと透過する
ビームと投影値検出手段5との間で相対的な位置関係を
変えながら、種々の方向からの投影値が得られるように
働く。
【0021】また、投影値取込み手段7は、投影値検出
手段5の信号を取込んで、投影値の積算平均化等の画像
処理をするように働き、対数変換手段8は、投影値取込
み手段7の信号を対数変換して出力するように働く。
【0022】投影値格納手段9は、対数変換された信号
を格納しておき、必要な時に格納部の中から必要な投影
値を選び出して積和計算手段13へ送り出すように働
く。
【0023】標本化モデルと特異値分解による手段10
は、観測対象物体S空間において標本化モデルを設定
し、各投影方向からのビームについて方程式を立て、部
分空間を通るビームに関する連立線形方程式を行列で表
現して、特異値分解を行って一般逆行列を求めて、中心
の画素値に各ビームがどの程度影響するのかを示す係数
値を算出するように働く。
【0024】部分再構成影響係数関数による手段11
は、部分空間を通るビームが中心の画素値にどの程度影
響するのかを示す係数値を、部分再構成影響関数Gにお
いて前記ビームと画素中心点との位置関係を代入するこ
とによって算出するように働く。
【0025】部分再構成係数格納手段12は、前記標本
化モデルと特異値分解による手段10または部分再構成
影響係数関数による手段11からなる部分再構成係数作
成手段3からの係数値を格納するように働く。
【0026】積和計算手段13は、投影値格納手段9か
ら送出された投影値の組と部分再構成係数格納手段12
から送出された係数値の組との間で、積和の計算を高速
に実行するように働く。
【0027】表示手段14は、再構成された2次元また
は3次元画像を高速に表示するように働く。
【0028】以下、本発明の各実施例について説明す
る。
【0029】まず、本発明の第1実施例について説明す
る。
【0030】図2は本発明の第1実施例を示す3次元C
Tシステムの模式図である。
【0031】この3次元CTシステムは、図2に示すよ
うに、投影値検出装置(図1における投影値検出手段に
対応しており、ステージを兼ねている)100上に固定
するように観測対象物体101をセットし、その観測対
象物体101の上方に配置されるX線発生源102から
X線をあてる。その際、X線発生源102は、投影値検
出装置100に対して45度斜め方向にセットし、かつ
観測対象物体101がセットされる投影値検出装置10
0の中心の垂直線103を中心として、円を描くように
X線発生源102を回転させる。つまり、X線発生源1
02を円軌道を回転させながら、観測対象物体101に
対する各投影方向からの投影値を固定の投影値検出装置
100で測定する。この観測対象物体101の空間で
は、詳細は後述するが、図9に示すように、観測対象物
体101の3次元画像105の水平面の各層106にお
いて、各画素領域107におけるビームの透過状態が均
一になることが分かる。また、ここでは、画素領域10
7は、画素108を中心とする部分空間を表しており、
9×9(81個)の画素を有している。
【0032】このように、この実施例によれば、X線発
生源を動かすのみで、観測対象物体は動かす必要がな
い。また、再構成終了後に観測対象物体を移動させるこ
とにより平板状のものであれば相当大きな物体でも対象
にできる。
【0033】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0034】図3は本発明の第2実施例を示す3次元C
Tシステムの模式図である。
【0035】この3次元CTシステムは、図3に示すよ
うに、X線発生源102を固定して、投影値検出装置1
00上に観測対象物体101を固定してセットし、投影
値検出装置100に対して斜め45度方向から観測対象
物体101にX線発生源102からのX線を透過し観測
対象物体101と投影値検出装置100とを一体とし
て、観測対象物体101のX線の透過点104を中心と
して投影値検出装置100を回転させて、観測対象物体
101に対する各投影方向からの投影値を測定する。こ
の観測対象物体101空間では、図9に示すように、観
測対象物体101に対応する3次元画像105の水平面
の各層106において、各画素領域107におけるビー
ムの透過状態が均一になることが分かる。
【0036】このように、この実施例によれば、投影値
検出装置と観測対象物体を一体で回転させ、X線発生源
を固定しておくことができる。
【0037】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0038】図4は本発明の第3実施例を示す3次元C
Tシステムの模式図である。
【0039】この3次元CTシステムは、図4に示すよ
うに、X線発生源102を真上に固定して、垂直方向か
らX線を投影値検出装置100上に固定してセットされ
た観測対象物体101に対して透過する。その際、観測
対象物体101がセットされている。投影値検出装置1
00の平面を種々の方向に傾斜させて、投影値を測定す
る。例えば、投影値検出装置100の平面からの垂線が
円錐の面をなぞるように投影値検出装置100の平面を
傾斜させる。この投影値検出装置100の平面は傾斜す
るだけであり、回転してはいないことに留意する。図9
に示すように、3次元画像105の水平面の各層106
において、各画素領域107におけるビームの透過状態
が均一になることが分かる。
【0040】なお、上記各実施例においては、X線発生
源は投影値検出装置とは45度の傾斜を持たせるように
説明したが、45度に限定されるものではなく、観測対
象物体の形状などに対応して、種々の角度を複数個選定
することができる。
【0041】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0042】図5は本発明の第4実施例を示す3次元C
Tシステムの模式図である。
【0043】この3次元CTシステムは、図5に示すよ
うに、投影値検出装置100上に固定してセットされた
観測対象物体101に対して、X線発生源102を斜め
の各方向からX線を透過して各投影方向からの投影値を
固定された投影値検出装置100で測定する。次に、観
測対象物体100と共に投影値検出装置100を中心1
04の垂線を軸として回転させて、同様に各方向からX
線を透過して投影値検出装置100で測定する。この観
測対象物体101空間では、図9に示すように、観測対
象物体101に対応する3次元画像105の水平面の各
層106において、各画素領域107におけるビームの
透過状態が均一になることが分かる。
【0044】なお、この実施例では、X線発生源102
が投影値検出装置100の中心104を通る垂線を軸と
して一定の円弧運動をしながら、観測対象物体101と
共に投影値検出装置100の方を回転させている。この
類似の実施例として、X線発生源102の円弧運動を投
影値検出装置100の中心104の垂線を軸として回転
させることで、観測対象物体101と投影値検出装置1
00を固定することができる。
【0045】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0046】図6は本発明の第5実施例を示す3次元C
Tシステムの模式図である。
【0047】この3次元CTシステムは、図6に示すよ
うに、X線発生源102を真上に固定して、垂直方向か
らX線を投影値検出装置100上に固定してセットされ
た観測対象物体101に対して透過する。その際、観測
対象物体101がセットされている投影値検出装置10
0の平面を観測対象物体101のX線の透過点104を
中心として左右に傾斜させながら各方向からX線を透過
して投影値を計測する。次に、中心104の垂線を軸と
して回転させ、同様にして投影値検出装置100の平面
を左右に傾斜させながら種々の方向からX線を透過して
投影値を測定する。この観測対象物体101空間では、
図9に示すように、観測対象物体101に対応する3次
元画像105の水平面の各層106において、各画素領
域107におけるビームの透過状態が均一になることが
分かる。
【0048】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。
【0049】図7は本発明の第6実施例を示す2次元C
Tシステムの模式図である。
【0050】この2次元CTシステムは、図7に示すよ
うに、投影値検出装置100上に固定してセットされた
観測対象物体101に対して、X線発生源102を斜め
の各方向からX線を透過して各投影方向からの投影値を
固定された1次元の投影値検出装置100で測定する。
この観測対象物体101空間では、詳細は後述するが、
図10に示すように、2次元画像110の水平線の各層
111において、各画素領域112におけるビームの透
過状態が均一になることが分かる。
【0051】このように、この実施例によれば、X線発
生源102からのX線の観測対象物体101の透過点1
04を中心にして円弧状に動かすのみで、観測対象物体
101を動かす必要がない。
【0052】また、再構成終了後に観測対象物体を移動
させることにより帯状の長いものであれば相当大きな物
体も対象にできる。
【0053】次に、本発明の第7実施例について説明す
る。
【0054】図8は本発明の第7実施例を示す2次元C
Tシステムの模式図である。
【0055】この2次元CTシステムは、図8に示すよ
うに、X線発生源102を真上に固定して、垂直方向か
ら投影値検出装置100上に固定してセットされた観測
対象物体101に対してX線を透過する。その際、1次
元の投影値検出装置100をX線の透過点104を中心
として左右に傾斜させながら種々の方向からX線を透過
して投影値を測定する。
【0056】このように、この実施例によれば、1次元
の投影値検出装置100は傾斜するだけで回転してはい
ない。図10のように、2次元画像110の水平線の各
層111において、各画素領域112におけるビームの
透過状態が均一になることが分かる。
【0057】次に、本発明の第8実施例について説明す
る。
【0058】この実施例は、3次元CTシステムの再構
成計算を、組織的な美しい繰返し計算構造にして、VL
SI向きの処理構造にする。図9に示すように、3次元
画像105を2次元画像106が水平に重なったものと
考える。ここで、水平面の2次元画像106を「層」と
呼ぶ。前記第1実施例や第2実施例、第3実施例、第4
実施例、第5実施例における3次元画像再構成では、こ
の各層106においてはどの画素位置にあっても画素領
域107を通り抜けるビームの透過状態が全く均一にな
ることに留意されたい。従って、同じ層106において
は、ある画素108を中心とする画素領域107(部分
空間)におけるビームの透過状態がどの画素位置におい
ても同じになっており、同一の係数値の組を利用して良
いことが明らかになる。ここで、部分空間のサイズとし
ては、例えば、9×9でも良い画像が得られる。
【0059】次に、本発明の第9実施例について説明す
る。
【0060】この実施例は、2次元CTシステムの再構
成計算を、組織的な美しい繰返し計算構造にして、VL
SI向きの処理構造にする。図10に示すように、2次
元画像110を1次元画像111が水平に重なったもの
と考える。ここで、水平線の1次元画像111を「層」
と呼ぶ。第6実施例や第7実施例における2次元画像の
再構成では、この各層111においてはどの画素位置に
あっても画素領域112を通り抜けるビームの透過状態
が全く均一になることに留意されたい。
【0061】従って、同じ層111においては、ある画
素を中心とする部分空間におけるビームの透過状態がど
の画素位置においても同じになっており、同一の係数値
の組を利用して良いことが明らかになる。
【0062】次に、本発明の第10実施例について説明
する。
【0063】この実施例は、偽像を消去するための適当
なフィルター関数(部分再構成影響係数関数と呼ぶ)G
を使用して3次元CTシステムの係数値の組を作成する
ものである。
【0064】例えば、部分空間を9×9の正方領域(図
9参照)として、中心の画素108の画素値を再構成す
る場合には、各投影方向毎に透過性の平行状ビームが画
素領域107の各画素に1本づつ入射している。部分空
間には9×9=81で81本のビームが投影方向毎に入
射している。例えば、式(1)のフィルター関数Gを用
いて、8 1本の各ビームに対して係数値を算出する方法
を説明する。部分空間の中心画素108の中心点とその
ビームとの位置関係をそのフィルター関数Gに代入する
ことにより、そのビームの投影値が中心画素値の再構成
にどの程度影響を与えるかを示す係数値Gを算出するこ
とができる。
【0065】 G(x,y,z) = 5/{1−16(x2 +y2 +z2 )} …(1) このようにして、81本のビームに対して係数値を算出
する。ここで、3次元画像再構成領域をL×M×Nで深
さ方向にN層になっているとすると、同じ層である水平
面L×Mにおいては係数値の組はどの画素位置にあって
も同一である。
【0066】従って、全領域を再構成するためには、係
数値の組が層毎に異なっているだけであるので、N組の
係数値の組を作成するだけで良く、3次元画像再構成で
も計算の仕組が大変簡単であることが分かる。
【0067】以上、本発明のCTシステムによれば、次
のような利点を有する。
【0068】3次元画像(または2次元画像)の各層で
は、どの画素においても各ビームに対して掛ける係数値
の組が同じであるので、組織的な繰返し構造になり、超
大規模集積回路VLSIの処理に適している。特に、同
じ層では用いる係数値の組が一組だけで良いので、VL
SIの入力出力データが大変少なくなり、ほとんどがV
LSI内部の計算処理となるので、VLSIによる効率
の良い超高速大量処理が実現可能であり、大型の3次元
画像を高速に再構成することが可能になる。
【0069】これまでは、全領域に対して特異値分解に
基づき一般逆行列を計算していたので、再構成画像の分
解能を上げるには方程式の数が大幅に増えて、独立性が
悪くなり計算限界を越えてしまうので、適用範囲が制限
されていた。
【0070】この発明では、狭い部分空間において部分
再構成ができるので、これを繰返し用いることにより、
大型の画像にも対しても適用することが可能になり適用
範囲が拡大した。
【0071】この発明では、画素再構成の計算方法が、
狭い部分空間を透過する各ビームの投影値に対して各係
数値を積和計算するだけでよく、1画素当りの計算量が
少なくなり、計算のために大容量メモリが必要ではな
く、投影値のデータ量も少ないので、各種並列処理ハー
ドウェアによる超高速処理が可能になり、従って、大型
の画像を対象にすることができ、計算コストを安価にす
ることが可能になる。
【0072】従来のCTシステムでは、精密な回転装置
が必要であったが、本発明のCTシステムでは、少数方
向からの投影値検出手段で済むので、ベルトコンベア上
で極めて簡単な回転機構を利用することができ、投影ス
キャナーの機構部を安価にすることが可能である。
【0073】投影値のデータ量が少なくて良いので計測
時間が短くなり、また再構成の計算量が少ないので計算
時間が短くなる。超高速であり、装置が安価で検査コス
トが安くなることから、安価な部品や食品等を生産ライ
ン上で実時間で連続的に全数内部検査することができる
ようになる。
【0074】投影方向が少ないのでX線の被爆量が少な
くなり、観測対象物体に悪影響を与えることを防ぐこと
ができる。
【0075】投影方向が極めて限定される原子炉や加速
器の内部計測、海洋の3次元温度分布計測、地中探査、
大気中観測、エンジン室の燃焼可視化等の、特殊な環境
においても、画質の良いCT画像を得ることが可能にな
り、さらに、これらの分野に種々の凡用的な画像計測が
適用可能になる、等の種々の効果を奏する。
【0076】従来のCTシステムでは、観測対象物体の
大きさが制限されており、X線源と投影値検出手段の間
の距離より小さくなければならなかった。しかし、本発
明のCTシステムでは、観測対象が平板状に大きな物体
であっても、第1実施例の投影データ取得手段の下では
機構的に物体を移動させることが可能であるので、移動
して再構成を繰返す手法により対応が可能になり、平板
状の大きさ制限が除かれた。
【0077】従って、入国出国時の危険物所持検査にお
いて大きな手荷物の3次元内部検査もベルトコンベア上
で連続的に行うことが可能になる。
【0078】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。
【0079】(A)再構成画像の質を保持しつつ、安価
にして高速処理が可能な2次元ならびに3次元CTシス
テムを構築することができる。
【0080】より詳細に述べると、 (B)投影方向が少数であっても再構成画像が劣化する
ことなく、2次元ならびに3次元の断層撮影を行うこと
ができる。
【0081】(C)再構成の際、計算量を少なくするこ
とでできる。
【0082】(D)投影時間や計算時間を短くして即時
に再構成できるようにすることができる。
【0083】(E)再構成の領域を広くすることができ
る。
【0084】(F)装置が簡単であり低い価格にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2次元ならびに3次元CTシステムの
構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す3次元CTシステム
の模式図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す3次元CTシステム
の模式図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す3次元CTシステム
の模式図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す3次元CTシステム
の模式図である。
【図6】本発明の第5実施例を示す3次元CTシステム
の模式図である。
【図7】本発明の第6実施例を示す2次元CTシステム
の模式図である。
【図8】本発明の第7実施例を示す2次元CTシステム
の模式図である。
【図9】本発明の第1、第2、第3、第4または第5実
施例の3次元部分再構成計算手段を示す要部図である。
【図10】本発明の第6または第7実施例の2次元部分
再構成計算手段を示す要部図である。
【符号の説明】
S,101 観測対象物体 1 投影データ取得手段 2 部分再構成計算手段 3 部分再構成係数作成手段 4,102 X線発生源 5 投影値検出手段 6 移動手段 7 取込み手段 8 対数変換手段 9 投影値格納手段 10 標本化モデルと特異値分解による手段 11 部分再構成影響係数関数による手段 12 部分再構成係数格納手段 13 積和計算手段 14 表示手段 100 投影値検出装置 105 3次元画像 106 3次元画像の水平面の各層 107 画素領域 108 中心画素 110 2次元画像 111 1次元画像

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観測対象物体を少数方向から透過した投影
    データを用いて計算により物体内部を再構成して表示す
    る2次元ならびに3次元CTシステムにおいて、 観測対象物体に対してX線のような電磁波や粒子線、超
    音波等の透過性の平行状ビームを透過する際に、前記観
    測対象物体の各層毎にどの画素位置にあっても、その画
    素を中心とする部分空間においてその部分空間を透過し
    ている各ビームの透過状態が均一になるように常に適切
    な方向から透過して投影データを検出する投影データ取
    得手段と、 各層毎に各画素位置において、その画素を中心とする部
    分空間を透過している各ビームに対して予め各係数値を
    算出しておき、計測された各ビームの投影値と各係数値
    との積和計算を行うことによってその画素における画素
    値を計算して、同様にして広い領域で各画素における画
    素値を積和計算だけで繰り返し計算する部分再構成計算
    手段と、 前記部分再構成計算手段で用いる各係数値を予め算出し
    ておくために、観測対象物体に標本化モデルを設定して
    各ビームに対して線形方程式を立て、各層毎に各画素に
    おいてその画素を中心とする部分空間を透過している各
    方向からの各ビームに対してその連立線形方程式を作り
    その行列を特異値分解することにより、その部分空間を
    透過している各ビームがその中心画素にどの程度影響を
    与えるかを示す係数値を算出する部分再構成係数作成手
    段と、 前記部分再構成計算手段で計算された2次元または3次
    元画像を画像表示する表示手段とを備えたことを特徴と
    する2次元ならびに3次元CTシステム。
  2. 【請求項2】観測対象物体を少数方向から透過した投影
    データを用いて計算により物体内部を再構成して表示す
    る2次元ならびに3次元CTシステムにおいて、 観測対象物体に対してX線のような電磁波や粒子線、超
    音波等の透過性の平行状ビームを透過する際に、前記観
    測対象物体の各層毎にどの画素位置にあってもその画素
    を中心とする部分空間においてその部分空間を透過して
    いる各ビームの透過状態が均一になるように常に適切な
    方向から透過して投影データを検出する投影データ取得
    手段と、 各層毎に各画素位置において、その画素を中心とする部
    分空間を透過している各ビームに対して予め各係数値を
    算出しておき、計測された各ビームの投影値と各係数値
    との積和計算を行うことによってその画素における画素
    値を計算して、同様にして広い領域で各画素における画
    素値を積和計算だけで繰り返し計算する部分再構成計算
    手段と、 前記部分再構成計算手段で用いる各係数値を予め算出し
    ておくために、偽像を消去するための適当なフィルター
    関数を用いて、各層毎に各画素においてその画素を中心
    とする部分空間を透過している各方向からの各ビームに
    対してそのビームと中心画素との位置関係をそのフィル
    ター関数に代入することによってそのビームが中心画素
    にどの程度影響を与えるかを示す係数値を算出する部分
    再構成係数作成手段と、 前記部分再構成計算手段で計算された2次元または3次
    元画像を画像表示する表示手段とを備えたことを特徴と
    する2次元ならびに3次元CTシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の2次元ならびに3
    次元CTシステムにおいて、前記部分再構成計算手段
    は、更に、各層毎に各画素ではその画素を中心とする部
    分空間において各ビームの透過状態が均一になる性質を
    持たせることにより、各層毎に各画素での部分再構成の
    計算を同じ形にし、ASICやDSP、FPGA等の集
    積回路を用いてパイプライン処理や超並列処理等の種々
    の並列処理機構により並列に動作実行する処理形態を採
    ることを特徴とする2次元ならびに3次元CTシステ
    ム。
JP32484799A 1998-11-16 1999-11-16 Ctシステム Expired - Fee Related JP3768371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32484799A JP3768371B2 (ja) 1998-11-16 1999-11-16 Ctシステム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-366014 1998-11-16
JP36601498 1998-11-16
JP32484799A JP3768371B2 (ja) 1998-11-16 1999-11-16 Ctシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000215304A true JP2000215304A (ja) 2000-08-04
JP3768371B2 JP3768371B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=26571636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32484799A Expired - Fee Related JP3768371B2 (ja) 1998-11-16 1999-11-16 Ctシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3768371B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487148B1 (ko) * 2001-07-06 2005-05-04 삼성전자주식회사 엑스선 촬영장치의 단층영상 복원방법
JP2006017714A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 General Electric Co <Ge> Ct計測を使用する境界推定のためのシステム及び方法
JP2009536321A (ja) * 2006-05-08 2009-10-08 清華大学 多視角荷物セキュリティ検査方法
JP2010136958A (ja) * 2008-12-13 2010-06-24 Univ Of Tokushima Ct装置、ct装置における画像再構成方法、及び電子回路部品
US7885381B2 (en) 2007-04-26 2011-02-08 Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. Method for inspecting pipes, and radiographic non-destructive inspection apparatus
CN102706908A (zh) * 2012-05-30 2012-10-03 浙江大学 水果内部品质快速检测模型的建模方法
JP2012528319A (ja) * 2009-05-26 2012-11-12 クロメック リミテッド 容器内の物質の識別方法
JP2012531279A (ja) * 2009-06-29 2012-12-10 ヘルムホルツ・ツェントルム・ミュンヒェン・ドイチェス・フォルシュンクスツェントルム・フューア・ゲズントハイト・ウント・ウムベルト(ゲーエムベーハー) 吸収マップを定量的に抽出するための熱音響撮像
CN105302024A (zh) * 2015-11-13 2016-02-03 苏州扬佛自动化设备有限公司 一种智能波峰焊控制电路

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487148B1 (ko) * 2001-07-06 2005-05-04 삼성전자주식회사 엑스선 촬영장치의 단층영상 복원방법
JP2006017714A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 General Electric Co <Ge> Ct計測を使用する境界推定のためのシステム及び方法
JP2009536321A (ja) * 2006-05-08 2009-10-08 清華大学 多視角荷物セキュリティ検査方法
US7885381B2 (en) 2007-04-26 2011-02-08 Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. Method for inspecting pipes, and radiographic non-destructive inspection apparatus
JP2010136958A (ja) * 2008-12-13 2010-06-24 Univ Of Tokushima Ct装置、ct装置における画像再構成方法、及び電子回路部品
JP2012528319A (ja) * 2009-05-26 2012-11-12 クロメック リミテッド 容器内の物質の識別方法
US9116100B2 (en) 2009-05-26 2015-08-25 Kromek Limited Method for the identification of materials in a container
JP2012531279A (ja) * 2009-06-29 2012-12-10 ヘルムホルツ・ツェントルム・ミュンヒェン・ドイチェス・フォルシュンクスツェントルム・フューア・ゲズントハイト・ウント・ウムベルト(ゲーエムベーハー) 吸収マップを定量的に抽出するための熱音響撮像
CN102706908A (zh) * 2012-05-30 2012-10-03 浙江大学 水果内部品质快速检测模型的建模方法
CN105302024A (zh) * 2015-11-13 2016-02-03 苏州扬佛自动化设备有限公司 一种智能波峰焊控制电路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3768371B2 (ja) 2006-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5340600B2 (ja) ラドンデータから(n+1)次元イメージ関数を再構成する方法および装置
JP3285881B2 (ja) リアル・タイム広帯域円筒型ホログラフ監視システム
Rossmann Point spread-function, line spread-function, and modulation transfer function: tools for the study of imaging systems
US20070116177A1 (en) Imaging system
JP2021500571A (ja) 複数の製造物体のインライン寸法制御のための方法及び設備
GB2220830A (en) Non-destructive evaluation imaging
EP2399242A1 (en) System and method for geometric modeling using multiple data acquisition means
JP3768371B2 (ja) Ctシステム
Thompson et al. Introduction to industrial X-ray computed tomography
CN105051487A (zh) 使用选择性成像测量物体的方法和设备
CN106228601A (zh) 基于小波变换的多尺度锥束ct图像快速三维重建方法
CN115828642A (zh) 基于Unity的GPU加速X射线数字成像仿真方法
US11222435B2 (en) Determining rotation axis from x-ray radiographs
EP3239706A1 (en) Apparatus and method for inspecting an object using ultrasonic waves in the field of material testing
Maisl et al. Computed laminography for x-ray inspection of lightweight constructions
US10096148B1 (en) Portable x-ray computed tomography
Ladas et al. Application of an ART algorithm in an experimental study of ultrasonic diffraction tomography
Njiki et al. Total focusing method for non destructive evaluation: Toward real-time imaging systems
Yang et al. Automatic measurement of rotation center for laminography scanning system without dedicated phantoms
CN104777329B (zh) 一种用于粒子图像测速三维粒子场重构的线性规划算法
Hussung et al. Aspects of signal processing for multistatic terahertz imaging systems
Simon et al. Quality control of light metal castings by 3D computed tomography
JP2936391B2 (ja) Ct装置
JP2007139620A (ja) 広角コーンビームct装置、画像再構成法及びプログラム
Sinha Development of three dimensional neutron tomography system and its applications

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees