JP2000214442A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000214442A
JP2000214442A JP1156299A JP1156299A JP2000214442A JP 2000214442 A JP2000214442 A JP 2000214442A JP 1156299 A JP1156299 A JP 1156299A JP 1156299 A JP1156299 A JP 1156299A JP 2000214442 A JP2000214442 A JP 2000214442A
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JP
Japan
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liquid crystal
substrates
crystal display
substrate
display device
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JP1156299A
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English (en)
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Koshiro Mori
幸四郎 森
Takenobu Asakawa
武信 浅川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板間に一定粒径の粒子または一定高さの柱
を介在させて一定間隙を保持することにより、基板の撓
みによる基板の割れやカケを防止でき、軽量化、薄型化
に適した液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示用の上下一対の基板10と11
との間に一定粒径の粒子または一定高さの柱を介在させ
て、基板10と11とが一定間隙を保持して貼り合わさ
れ、この間隙に液晶を充填して封止する前又は封止した
後のいずれかの工程で、基板10,11の少なくとも一
方の基板表面が研磨されている。このことにより、研磨
時の押圧による基板の撓みを防止することができる。こ
のため、基板の割れやカケの発生を低減でき、基板の軽
量化、薄型化に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワープロ、パソコ
ン等に搭載される液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のワープロ、パソコン製品に搭載さ
れる液晶表示装置では、移動に便利なように、薄型化、
軽量化が要求されている。液晶表示装置の軽量化、薄型
化を図る方法として表示装置に使用する基板を薄くする
方法がある。
【0003】従来は基板材料として、主としてガラスが
使用され、ガラス板厚は1.1mm、又は0.7mmの
ものが多く使用されている。このため、液晶表示装置を
形成する工程は、これら板厚に対応した設備条件、製造
条件になっている。
【0004】液晶表示装置を製作する工程は、アレイ工
程、セル工程、実装工程、及びモジュール工程に大きく
分類できる。アレイ工程とは2枚の基板の内、一方の基
板上にTFT(薄膜トランジスタ)をマトリクス状に画
素数分形成する工程である。セル工程とは、この一方の
アレイを形成した基板と他方の基板(カラーフィルタ基
板)とを一定の間隙を保持して貼り合わせ、液晶を注入
し封口後に偏光板を貼る工程である。実装工程とは、セ
ル工程で形成したパネルに駆動用のLSIを実装する工
程である。モジュール工程とは、バックライトを搭載し
全体をハウジングする工程である。
【0005】最近採用されている標準的なセル工程で
は、具体的には工程順に、基板洗浄工程、配向膜形成工
程、ラビング工程、シール材塗布工程、スペーサ散布工
程、基板貼り合わせ工程、個片分断工程、液晶注入封口
工程、及び偏光板貼り付け工程を備えている。
【0006】液晶表示装置を製造する最近の製造ライン
は、基板サイズが550×650mm以上のものを製造
する装置であり、低コスト化、生産性向上のために、基
板サイズはさらに大版化の傾向にある。また、550×
650mmサイズの基板では、板厚が1.1mm又は
0.7mmの基板を使用して、2枚の基板を貼り合わせ
る工程までを一貫して製造した後に個片に分割する工法
が採用されている。550×650mmサイズの基板を
使用した場合は、分割することにより通称12型サイズ
が6面得られる。
【0007】また、2枚の基板を貼り合わせた後に基板
表面を研磨する従来の製造方法の一例が、特開平5−6
1011号公報に提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の液晶表示装置の製造方法では、設備及び製
造条件が、基板の板厚が1.1mm又は0.7mmに対
応したものであるため、板厚が0.7mmより小さいガ
ラス、例えば0.5mmの場合は、基板の加熱工程(例
えば配向膜塗布工程後の硬化用の加熱工程やシール材塗
布後の硬化用の加熱工程)で撓みが大きくなり、基板を
挿入する治具との熱膨張の差によりガラス基板のカケや
割れが発生するという問題があった。
【0009】さらに、特に洗浄工程から基板貼り合わせ
工程における基板搬送の際に、基板の両端を支持して搬
送するためより大きな撓みが発生し、搬送トラブルを起
こすという問題があった。
【0010】また、図4の断面図に示したように、上下
の基板41と42とを貼り合わせ、両端をシール樹脂4
2で封止した場合、この貼り合わせ後の基板表面の研磨
によって応力を受けるために、本図に示したように基板
41に撓みが発生し、基板全面に亘って間隙が一定に保
持できないという問題があった。
【0011】本発明の液晶表示装置は、前記のような従
来の問題を解決するものであり、基板間に一定粒径の粒
子または一定高さの柱を介在させて一定間隙を保持する
ことにより、基板の撓みによる基板の割れやカケを防止
でき、軽量化、薄型化に適した液晶表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の液晶表示装置は、液晶表示用の上下一対の
基板間に一定粒径の粒子または一定高さの柱を介在させ
て、前記上下一対の基板は一定間隙を保持して貼り合わ
され、前記間隙に液晶を充填して封止する前又は封止し
た後のいずれかの工程で、前記上下一対の基板の少なく
とも一方の基板表面が研磨されていることを特徴とす
る。前記のような液晶表示装置によれば、基板間に一定
粒径の粒子または一定高さの柱を介在させて一定間隙を
保持することにより、基板の撓みによる基板の割れやカ
ケを防止できるので、基板の搬送トラブルを防止でき、
かつ軽量化、薄型化に適している。
【0013】前記液晶表示装置においては、前記研磨後
に、前記上下一対の基板を複数の個片に分割することに
より、液晶表示装置の1個分に相当する上下一対の液晶
表示用基板が形成されていることが好ましい。前記のよ
うな液晶表示装置によれば、研磨時に基板間には一定粒
径の粒子または一定高さの柱が介在しているので、基板
の撓みによる基板の割れやカケを防止できる。
【0014】また、前記上下一対の基板が一定間隙を保
持して貼り合わされた後、前記研磨前に、前記上下一対
の基板を複数の個片に分割することにより、液晶表示装
置の1個分に相当する上下一対の基板が形成されている
ことが好ましい。前記のような液晶表示装置によれば、
研磨時に基板間には一定粒径の粒子または一定高さの柱
が介在しているので、基板の撓みによる基板の割れやカ
ケを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図3は、本実施
形態の液晶表示装置に係る一実施形態の断面図を示して
いる。図3(a)に示したものは、両端がシール樹脂3
2で封止され、基板30と31との間に一定粒径の粒子
33を介在させることによって、基板30と31との間
は一定の間隙で保持されている。図3(b)に示したも
のは、両端がシール樹脂32で封止され、基板30と3
1との間に一定高さの柱34を介在させることによっ
て、基板30,31間は一定の間隙で保持されている。
【0016】図3(a)に示したように、例えば5μm
の一定粒径の粒子33を介在させる方法として、スペー
サ(一定粒径の粒子)分散方法により一方の基板上に単
位面積当たり一定の粒子数の粒子33を分散させる方法
がある。また、図3(b)に示したように、一定高さの
柱34を介在させる方法として、アクリル系感光樹脂を
使用してフォトリソ工程により一定の高さを持つ柱34
を一方の基板上に形成処理する方法がある。
【0017】図1は、図3に示した液晶表示装置の製造
工程を示す斜視図である。図1に示した状態は、図3に
示したように基板間に粒子または柱をすでに介在させた
状態である。2枚の大版サイズの大版基板10,11に
12型サイズ基板12〜17(計6面)が配置されてい
る。寸法Aは例えば650mm、寸法Bは例えば550
mmである。各基板の板厚は0.7〜1.1mmの範囲
で、図1に示した板厚18は1.4〜2.2mmの範囲
である。
【0018】大版基板10と11とを貼り合わせた後
に、液晶注入用の各注入口19を一旦エポキシ樹脂等で
仮封止する。このように、仮封止するのは、基板研磨時
に研磨加工部に水を使用する必要があり、この水が各注
入口19から各パネル12〜17の間隙に入り込まない
ようにするためである。
【0019】この仮封止後、2枚の大版基板10、11
の少なくとも一方の基板表面を研磨する。このガラス研
磨は、通常ガラス単板を研磨する方法を用いる。研磨量
は板厚が0.7mm又は1.1mmの基板を使用した場
合には、0.3〜0.5mmの範囲で研磨可能である。
大版基板10と11との間には、粒径粒子又は柱が介在
しているので、研磨時の押圧による基板の撓みを防止す
ることができる。このため、基板の割れやカケの発生を
低減できる。同様に、加熱工程や搬送の際等における基
板の撓みも防止できる。このため、基板の軽量化、薄型
化に適している。
【0020】研磨後に、各基板12〜17を個片に分割
する。12型サイズの各個片は、半導体装置1個分に相
当する。この分割は、ダイヤモンドやSiC等を使用し
た通常のガラス板スクライブ工程で基板を割断する方法
により可能である。分割後に注入口19の仮封止を除去
し、液晶を間隙に充填した後に注入口19をエポキシ樹
脂等で本封止する。この本封止後は、従来の工程と同様
にして処理可能である。
【0021】なお、前記実施形態では、研磨後に液晶を
注入する方法を説明したが、基板10と11とを貼り合
わせた後に各注入口19から液晶を注入し、各注入口1
9を本封止した後に、基板10、11の少なくとも一方
の基板を研磨してもよい。この場合であっても、研磨時
に基板間には一定粒径の粒子または一定高さの柱が介在
しているので、基板の撓みによる基板の割れやカケを防
止できる。
【0022】(実施の形態2)図2は、図3に示した液
晶表示装置の別の製造工程を示す斜視図である。本実施
形態2では、2枚の大版サイズの大版基板10と11と
を貼り合わせた後、まず個片に分割する。大版基板10
と11との間には、あらかじめ粒径粒子又は柱を介在さ
せている。この分割は実施形態1と同様の方法で行な
い、例えばそれぞれが半導体装置1個分に相当する12
型サイズの個片に分割する。図2は、この分割後の状態
を示しており、20,21は、分割後に個片となった基
板である。
【0023】この分割後に、一旦注入口29を仮封止し
て、2枚の基板20、21の少なくとも一方の基板表面
を研磨する。基板20と21との間には、粒径粒子33
又は柱34が介在しているので、前記実施形態1と同様
に研磨時の押圧による基板の撓みを防止することができ
る。
【0024】次に、注入口29の仮封止を除去し、液晶
を間隙に充填した後に注入口29を本封止する。本実施
形態において、封止材料、研磨量及び研磨は実施形態1
と同様である。
【0025】なお、研磨後に液晶を注入する方法を説明
したが、液晶注入口29から液晶を注入し、注入口29
を本封止した後に、基板20,21の少なくとも一方を
研磨してもよい
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基板間
に一定粒径の粒子または一定高さの柱を介在させて一定
間隙を保持することにより、基板表面の研磨工程、基板
の加熱工程、搬送の際等における基板の撓みによる基板
の割れやカケを防止でき、軽量化、薄型化に適してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の実施形態1に係る製造
工程を示す斜視図
【図2】本発明の液晶表示装置の実施形態2に係る製造
工程を示す斜視図
【図3】本発明の液晶表示装置に係る一実施形態の断面
【図4】従来の液晶表示装置の一例に係る断面図
【符号の説明】
10,11 大版基板 12,13,14,15,16,17 12型サイズ基
板 18 板厚 19,29 注入口 20,21,30,31 基板 33 粒子 34 柱
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA02 FA10 FA19 FA26 HA01 HA02 MA20 2H089 KA10 LA07 LA09 NA09 NA14 NA24 NA55 QA11 QA12 TA01 2H090 JB02 LA02 5C094 AA15 AA42 AA43 AA46 BA03 BA43 CA19 DA12 EC03 GB10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示用の上下一対の基板間に一定粒
    径の粒子または一定高さの柱を介在させて、前記上下一
    対の基板は一定間隙を保持して貼り合わされ、前記間隙
    に液晶を充填して封止する前又は封止した後のいずれか
    の工程で、前記上下一対の基板の少なくとも一方の基板
    表面が研磨されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記研磨後に、前記上下一対の基板を複
    数の個片に分割することにより、液晶表示装置の1個分
    に相当する上下一対の基板が形成されている請求項1に
    記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記上下一対の基板が一定間隙を保持し
    て貼り合わされた後、前記研磨前に、前記上下一対の基
    板を複数の個片に分割することにより、液晶表示装置の
    1個分に相当する上下一対の基板が形成されている請求
    項1に記載の液晶表示装置。
JP1156299A 1999-01-20 1999-01-20 液晶表示装置 Withdrawn JP2000214442A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005119307A (ja) * 2003-10-18 2005-05-12 Schott Ag 基板用の加工接合体
US7806744B2 (en) 2002-12-26 2010-10-05 Sharp Kabushiki Kaisha Display panel and method for fabricating the same

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US7806744B2 (en) 2002-12-26 2010-10-05 Sharp Kabushiki Kaisha Display panel and method for fabricating the same
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