JP2000212063A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2000212063A
JP2000212063A JP11011668A JP1166899A JP2000212063A JP 2000212063 A JP2000212063 A JP 2000212063A JP 11011668 A JP11011668 A JP 11011668A JP 1166899 A JP1166899 A JP 1166899A JP 2000212063 A JP2000212063 A JP 2000212063A
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JP
Japan
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cleaning agent
crude drug
rhizome
powder
weight
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Inventor
Minoru Shirono
実 白野
Fumihito Karakida
文仁 唐木田
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Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた洗浄力および良好な起泡力を有し,且
つ皮膚に対し穏和であり,洗浄時または洗浄後における
優れた感触を有するボディー用,洗顔用,洗髪用,手洗
い用などの用途に適する生薬末を必須成分とした粉末状
または顆粒状洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 粉末状または顆粒状洗浄剤に,生薬末を
配合することを特徴とする洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた洗浄力および良
好な起泡力を有し、且つ皮膚に対し穏和であり、洗浄時
または洗浄後における優れた感触を有するボディー用、
洗顔用、洗髪用、手洗い用などの用途に適する生薬末を
必須成分とした粉末状または顆粒状洗浄剤組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に顔面及び身体用洗浄剤は基本性能
として洗浄作用があるが、その洗浄作用によって発生す
る皮膚への刺激、きしみ感、つっぱり感、かさつき感等
の問題がある。この解決策として従来では洗浄剤に多価
アルコール、水溶性高分子、流動パラフィン、エステル
油等のエモリエント剤を適宜配合することにより、前記
問題点を補っていた。
【0003】また、洗浄剤の剤型として固形(石鹸
等)、クリーム状(洗顔フォーム等)、液状(シャンプ
ー等)、顆粒状および粉末状のものが挙げられるが、そ
の中でも顆粒状および粉末状のものは他の剤型に比べ、
成分や配合量などで、製剤を安定化させるための制約を
受けにくいという長所がある。この長所を生かし、特に
製剤安定化が比較的困難な、弱酸性洗浄剤を製剤化する
ときに広く使用されている。また、水分をほとんど含ま
ない為、水系で不安定な有用成分(パパイン等の酵素
等)も容易に配合できる点、軽量で持ち運びが便利な点
なども、顆粒状および粉末状洗浄剤の長所として挙げら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉末状
および顆粒状の洗浄剤にエモリエント剤を配合すること
により、水への溶解性、泡立ち、泡質、洗浄力の低下を
引き起こしてしまう欠点があるため、この点についての
改善が望まれていた。また一方で、生薬および植物の抽
出物を洗浄剤に利用する例も見られるが、その場合,前
記問題点を補う為には抽出物の配合量が多くなってしま
うこと、抽出溶媒によって抽出物中の有用成分が限定さ
れてしまい充分な効果が得られないこと、さらに粉末状
および顆粒状の洗浄剤に配合する場合には、エキス末の
形にする必要があることから、かなりのコストアップに
なってしまうこと、エキス末状にすることが困難な生薬
(粘液物を多く含むもの等)は使用できないこと等の欠
点があり、前記問題点を補うのは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、粉末状ま
たは顆粒状洗浄剤組成物において、良好な洗浄力を維持
し、且つ皮膚に対し穏和であり、洗浄時または洗浄後に
おける優れた感触を有する洗浄剤を開発するために、鋭
意研究を重ねた結果、生薬末の一種または二種以上を、
粉末状および顆粒状洗浄剤に配合することにより、エモ
リエント剤を配合する際の欠点であった水への溶解性、
泡立ち、泡質、洗浄力の低下、また、生薬および植物の
抽出物を配合する際の前述の欠点などの問題点を悉く改
善させることに成功し、本発明の洗浄剤組成物を得るに
至った。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、粉末状または
顆粒状の洗浄剤に生薬末を含むことを特徴とする洗浄剤
組成物を提供することである。本発明に使用する生薬末
は、生薬であるサンシシ、オウバク、シャゼンシ、ク
ズ、サンザシ、ブクリョウ、コウブシ、タクシャ、ヨク
イニン、キョウニン、トウニン、トウキ、センキュウ、
チンピ、ビャクシ、ビャクジュツ、ソウジュツ、ゴミ
シ、サンソウニン等が挙げられる。
【0007】生薬末としては、前記生薬の全形生薬をそ
れぞれ小片もしくは小塊に切断もしくは破砕したもの、
または粗切、中切もしくは細切した切断生薬、全形生薬
または切断生薬を粗末、中末または粉末とした粉末生薬
であれば何でもよく、洗浄剤の粒径および形に応じて、
自由な粒径および形にすることができる。また、生薬末
の製造方法にもなんら制約は受けない。
【0008】この生薬末の配合量は洗浄剤組成物の0.
0001〜30重量%、好ましくは0.01〜10重量
%、特に好ましくは0.05〜5重量%である。0.0
001重量%を下回ると生薬末による効果が得られず、
30重量%を越えて配合すると洗浄力の低下を引き起こ
すため、それぞれ好ましくない。洗浄剤成分と生薬末の
平均粒径比は1:100〜100:1であればよく、好
ましくは、1:10〜10:1である。この範囲を逸脱
すると、製剤中での生薬末の分散状態に偏りが生じるた
め好ましくない。また、生薬末の平均粒子径は、20〜
2000μmであることが望ましい。
【0009】また、本発明の生薬末以外の成分は通常洗
浄料に使用される界面活性剤、エモリエント剤、防腐
剤、香料、その他各種添加剤等を任意に配合できる。界
面活性剤としては、アニオン系界面活性剤である脂肪酸
塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキルエーテル硫酸
塩、N−アシルアミノ酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオ
キシアルキルエーテルリン酸塩、N−アシルメチルタウ
リン塩、アルキルスルホコハク酸塩等、ノニオン系界面
活性剤である脂肪酸アミド、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアミン等、両性界面活性剤
である酢酸ベタイン、イミダゾリニウムベタイン、レシ
チン等が挙げられる。
【0010】エモリエント剤としては、グリセリン、プ
ロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の
多価アルコール、ソルビット、マンニット等の糖アルコ
ール、ポリエチレングリコール、キサンタンガム、ポリ
アクリル酸塩、ヒアルロン酸塩等の水溶性高分子、流動
パラフィン、スクワラン等の炭化水素、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル等のエステル油、脂肪
酸、シリコーン油および動植物油などの油性成分、尿
素、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸塩が挙げら
れる。
【0011】防腐剤としてはパラベン類、安息香酸塩等
が挙げられる。また、添加剤として各種ビタミン類、キ
レート剤、着色剤、動植物エキス等の化粧品に常用され
る成分を本発明の効果を損なわない質的、量的範囲で配
合することが可能である。本発明の洗浄剤組成物は粉末
状または顆粒状の組成物であるが、その製造方法は特に
限定されることはなく、顆粒状の場合には原料の状態に
より、押し出し造粒、流動層造粒、混合造粒等の公知の
方法から適宜選択することができる。
【0012】また、本洗浄剤組成物は体の使用部位は問
わず、顔面をはじめ身体、頭髪に利用できる。
【0013】
【実施例】次に本発明について、実施例を挙げ、さらに
説明する。これらは本発明を何等限定するものではな
い。
【0014】また、本発明の洗浄剤組成物の優秀さを確
認するため、実施例1〜3および以下に示す比較例1〜
3について10名のパネラーにより、(1)水への溶か
し易さ(2)泡立ちの良さ(3)汚れ落ち(4)泡切れ
(5)つっぱり感のなさ(6)きしみ感のなさ(7)使
用意向についての官能検査を行った。結果を表1に示
す。尚、評価はパネラーの評価点の平均値を示した。 (評価点) 5:非常によい 4:よい 3:どちらともいえない 2:悪い 1:非常に悪い
【0015】また、(7)使用意向のみ次の評価点で検
査を行い、表1には5段階評価の平均点を以下の記号に
置き換えて表示した。 (評価点) 5:ぜひ使用したい 4:使用したい 3:どちらともいえない 2:あまり使用したくない 1:使用したくない (記号) ◎:平均点4点以上 ○:平均点3点以上4点未満 △:平均点2点以上3点未満 ×:平均点2点未満 実施例1 (処方) N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 60重量% コーンスターチ 20重量% タルク 17重量% ヨクイニン末 3重量% 合計 100重量% (製法)〜を混合し、製品とする。 実施例2 (処方) C12-18 脂肪酸カリウム塩混合物 60重量% コーンスターチ 20重量% タルク 17重量% ブクリョウ末 3重量% 合計 100重量% (製法)〜を混合し、顆粒状にし、製品とする。 実施例3 (処方) N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 60重量% コーンスターチ 20重量% タルク 14重量% スクワラン 3重量% ヨクイニン末 3重量% 合計 100重量% (製法)〜を混合し、製品とする。 比較例1 (処方) N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 60重量% コーンスターチ 20重量% タルク 20重量% 合計 100重量% (製法)〜を混合し、製品とする。 比較例2 (処方) C12-18 脂肪酸カリウム塩混合物 60重量% コーンスターチ 20重量% タルク 20重量% 合計 100重量% (製法)〜を混合し、顆粒状にし、製品とする。 比較例3 (処方) N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 60重量% コーンスターチ 20重量% タルク 17重量% スクワラン 3重量% 合計 100重量% (製法)〜を混合し、製品とする。
【0016】
【表1】
【0017】表1の結果より明らかなように、本発明の
洗浄剤組成物は比較例の洗浄剤組成物と比べ、水への溶
解性、泡立ち、汚れ落ち、泡切れは同等かそれ以上であ
り、なおかつ、つっぱり感、きしみ感等は明らかに改善
されており、洗浄剤として非常に優れたものであった。
また、ヨクイニン末、ブクリョウ末以外の生薬末につい
ても同様の結果が得られた。
【0018】
【発明の効果】本発明により得られる洗浄剤組成物は、
良好な洗浄力を維持し、且つ皮膚に対し穏和であり、洗
浄時または洗浄後における優れた感触を有する洗浄剤組
成物である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末状または顆粒状の洗浄剤に生薬末を
    含むことを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 サンシシ、オウバク、シャゼンシ、ク
    ズ、サンザシ、ブクリョウ、コウブシ、タクシャ、ヨク
    イニン、キョウニン、トウニン、トウキ、センキュウ、
    チンピ、ビャクシ、ビャクジュツ、ソウジュツ、ゴミ
    シ、サンソウニンの一種または二種以上より選ばれる生
    薬末を含むことを特徴とする請求項1記載の洗浄剤組成
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010103094A (ko) * 2001-09-24 2001-11-23 최영범 오미자 엑기스 함유 비누 및 그 제조방법
KR100741824B1 (ko) * 2006-03-02 2007-07-23 (주)스피어테크 각질 제거 및 여드름에 효과 있는 크렌징 그레뉼 조성물 및제조방법
JP2014513163A (ja) * 2011-03-16 2014-05-29 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 気泡固形セッケン

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