JP2000211717A - ガイド軸受 - Google Patents

ガイド軸受

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JP2000211717A
JP2000211717A JP11011660A JP1166099A JP2000211717A JP 2000211717 A JP2000211717 A JP 2000211717A JP 11011660 A JP11011660 A JP 11011660A JP 1166099 A JP1166099 A JP 1166099A JP 2000211717 A JP2000211717 A JP 2000211717A
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JP
Japan
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ball
base
recessed part
rotating
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP11011660A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
小野  浩
Kazuyoshi Yamakawa
和芳 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガイド軸受において、無潤滑状態での動作円滑
性、耐摩耗性ならびに耐荷重性の改善。 【解決手段】半球状の凹部5aを有するベース1と、ベ
ース1の凹部5aにその開口側から突出した状態で非分
離に収納される自転ボール2と、凹部5aの内面と自転
ボール2との間に転動しうる状態に介在される複数の転
動ボール3とを備え、かつ、自転ボール2あるいは転動
ボール3の少なくともいずれか一方が、セラミックス材
で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体を滑らせて搬
送する搬送路などの上面に設置されるガイド軸受に関す
る。
【0002】
【従来の技術】物体を直線的に滑らせて搬送する搬送路
には、円筒形ローラを用いたガイド軸受が用いられる
が、例えば搬送路が直角に屈曲している場合には、方向
転換する必要のある屈曲部分に、搬送方向を規制しない
ようなガイド軸受を配置するのが好ましい。
【0003】このようなガイド軸受として、本願出願人
は、例えば半球状の凹部を有するベースと、ベースの凹
部にその開口側から突出した状態で非分離に収納される
自転ボールと、凹部の内面とガイドボールとの間に転動
しうる状態に介在される複数の転動ボールとを備えた構
成を考えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ガイド
軸受では、現状においてそのすべての構成要素を金属材
で形成するようにしているので、自転ボールの動きを円
滑にする目的から、転動ボールやベースの凹部内面に対
して、適宜のオイルやグリースなどの潤滑剤を塗布すれ
ばよいが、その場合、この潤滑剤が自転ボールに対して
付着するために、この自転ボールから、それに対して直
接触れる搬送対象の物体に付着することになり、物体を
汚す原因になる。
【0005】この他、自転ボールに対する負荷荷重が大
となるような状況では、自転ボール、転動ボールならび
にベースの凹部内面が損傷しやすくなるなど、耐久性が
低下する。
【0006】このような事情に鑑み、本発明は、ガイド
軸受において、無潤滑状態での動作円滑性、耐摩耗性な
らびに耐荷重性を改善できるようにすることを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
ガイド軸受は、半球状の凹部を有するベースと、ベース
の凹部にその開口側から突出した状態で非分離に収納さ
れる自転ボールと、凹部の内面と自転ボールとの間に転
動しうる状態に介在される複数の転動ボールとを備え、
かつ、前記自転ボールあるいは転動ボールの少なくとも
いずれか一方が、セラミックス材で形成されている。
【0008】請求項2の発明にかかるガイド軸受は、上
記請求項1のベースの凹部内面あるいは転動ボールの少
なくともいずれか一方に、固体潤滑膜がコーティングさ
れている。
【0009】このような本発明では、オイルやグリース
などの潤滑剤を使用しなくても自転ボールや転動ボール
の動作円滑性ならびに耐摩耗性が高められるようになる
とともに、高負荷荷重となる状況での使用における耐久
性が高められるようになるので、高温、清浄、真空環境
などでの使用が可能になる。
【0010】また、凹部内面や転動ボールに対して固体
潤滑膜をコーティングすれば、オイルやグリースなどを
用いる従来例のような汚れの不具合を回避できて、動作
円滑性、耐摩耗性が一層高められる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0012】図1ないし図3は本発明の一実施形態を示
している。図1は、ガイド軸受の平面図、図2は、図1
の(2)−(2)線断面の矢視図、図3は、転動ボール
の動きを説明する平面模式図である。
【0013】図中、Aはガイド軸受の全体を示してい
る。このガイド軸受Aは、ベース1、自転ボール2、複
数の転動ボール3とから構成されている。
【0014】ベース1は、半球形状の凹部5aを有する
台座5と、台座5の凹部開口側にねじ(符号省略)によ
り結合される蓋6との2つの部品で構成されている。な
お、蓋6は、その中央位置に円形の貫通孔6aが設けら
れている。この貫通孔6aは、下面側から上面側へ向か
う全長のうち下半分の領域が円筒形に形成されているも
のの、残り上半分の領域は外方へ向けて漸次縮径されて
いる。この貫通孔6aの円筒形部分の直径寸法は、自転
ボール2の直径よりも大径に、また、縮径部分の最小直
径寸法は、自転ボール2よりも小径にそれぞれ設定され
ている。
【0015】自転ボール2は、ベース1の凹部5aにそ
の開口側から突出する状態で収納され、蓋6の縮径部分
により凹部5aからの抜け出しが阻止される。
【0016】転動ボール3は、ベース1の凹部5aの内
面と自転ボール2との間に転動しうる状態に介在され、
蓋6の貫通孔6aの周囲面により凹部5aからの抜け出
しが阻止される。この転動ボール3は、図3に示すよう
に、自転ボール2の動きに応じて凹部5a内で任意方向
に転動することになるが、図3の矢印で示すように、凹
部5aの底部側に戻るようになっている。
【0017】そして、ベース1の台座5および蓋6は、
金属材で、自転ボール2および転動ボール3は、セラミ
ックス材で形成される。ここで、金属材としては、JI
S規格SUJ2、SUS440C、SUS303などが
挙げられる。また、セラミックス材としては、窒化けい
素(Si34)を主体とし、焼結助剤として、イットリ
ア(Y23)およびアルミナ(Al23)、その他、適
宜、窒化アルミ(AlN)、酸化チタン(TiO2)、
スピネル(MgAl24)を用いたセラミックスの他、
アルミナ(Al23)や炭化けい素(SiC)、ジルコ
ニア(ZrO2)、窒化アルミ(AlN)などが挙げら
れる。具体的には、イットリア(Y23)を1.5〜
5.5wt%、窒化アルミ(AlN)を1〜2wt%、
アルミナ(Al23)を2〜4.5wt%、酸化チタン
(TiO2)を0.5〜1.0wt%とし、残りを窒化
けい素(Si34)とするセラミックス材が好ましい。
【0018】また、ベース1の凹部5a内面には、固体
潤滑膜7がコーティングされる。この固体潤滑膜7とし
ては、ふっ素系合成樹脂(PTFE:ポリテトラフルオ
ロエチレン)や二硫化モリブデンなどが挙げられる。
【0019】以上説明した実施形態のガイド軸受Aで
は、自転ボール2ならびに転動ボール3をセラミックス
としているから、オイルやグリースなどの潤滑剤を使用
しなくても自転ボール2と転動ボール3の動作円滑性な
らびに耐摩耗性が高められるようになるとともに、高負
荷荷重となる状況での使用における耐久性が高められる
ようになる。さらに、上記実施形態では、ベース1の凹
部5a内面に固体潤滑膜7をコーティングしているか
ら、オイルやグリースを用いていた従来例のように自転
ボール2の接触相手を汚すことがなくなるとともに、自
転ボール2、転動ボール3ならびにベース1の耐摩耗性
がさらに向上することになる。
【0020】上述した実施形態のガイド軸受Aは、例え
ば図4に示すように、搬送途中の複数箇所がほぼ直角に
屈曲する搬送路Bの全域(あるいは屈曲部分のみ)に例
えばマトリクス状に設置される。このようなガイド軸受
Aを設置した搬送路Bでは、ガイド軸受Aの自転ボール
2の自転方向が360度どの方向にも制約されないの
で、搬送する物体Cが搬送路Bの屈曲部分を通過すると
きに、無理なく安定に搬送されるようになる。このよう
な搬送路Bを例えば半導体製造装置の搬送系などとする
場合でも、ガイド軸受Aが耐摩耗性に優れていて塵埃発
生が少ないので有利である。この場合には、固体潤滑膜
7について、優れた低発塵性を発揮するPTFEを用い
るのが好ましい。この他、上記ガイド軸受Aは、搬送路
の案内だけでなく、車輪代わりのキャスターなどしても
使用することができる。
【0021】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものでなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0022】(1)上記実施形態では、自転ボール2と
転動ボール3の両方をセラミックスで形成した例を挙げ
ているが、いずれか一方のみをセラミックスとした形態
も本発明に含む。
【0023】(2)上記実施形態では、ベース1を台座
5と蓋6の2つの部品で構成した例を挙げているが、単
一部品によって形成することができる。
【0024】(3)上記実施形態では、ベース1の凹部
5a内面のみに固体潤滑膜7を形成した例を挙げている
が、転動ボール3の表面のみに固体潤滑膜7をコーティ
ングするようにしてもよいし、あるいは凹部5aと転動
ボール3の両方に固体潤滑膜7をコーティングしてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】本発明のガイド軸受は、オイルやグリー
スを使用しない無潤滑状態での動作円滑性、耐摩耗性な
らびに耐久性が優れているから、オイルやグリースなど
を使用できない高温、清浄、真空環境や高負荷荷重条件
でも長期間にわたって好適に使用できるようになる。ま
た、転動ボールや凹部内面に固体潤滑膜をコーティング
すれば、オイルやグリースなどを用いる従来例のような
汚れの不具合回避はもちろんのこと、動作円滑性、耐摩
耗性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のガイド軸受の平面図
【図2】図1の(2)−(2)線断面の矢視図
【図3】図1のガイド軸受の転動ボールの動きを説明す
る平面模式図
【図4】図1のガイド軸受の使用例を簡単に示す斜視図
【符号の説明】
A ガイド軸受 1 ベース 2 自転ボール 3 転動ボール 5 ベースの台座 6 ベースの蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F033 BA02 BB01 BC01 EA06 GA06 GC04 GC08 GD01 3J101 AA02 AA34 AA44 AA53 AA54 AA61 AA62 AA71 BA02 BA10 BA77 EA41 EA53 EA78 FA31 FA60 GA43 3J104 AA14 AA23 AA32 AA67 AA69 AA76 BA41 DA06 DA20 EA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半球形状の凹部を有するベースと、ベース
    の凹部にその開口側から突出した状態で非分離に収納さ
    れる自転ボールと、凹部の内面と自転ボールとの間に転
    動しうる状態に介在される複数の転動ボールとを備え、 かつ、前記自転ボールあるいは転動ボールの少なくとも
    いずれか一方が、セラミックス材で形成されている、こ
    とを特徴とするガイド軸受。
  2. 【請求項2】請求項1のガイド軸受において、 前記ベースの凹部内面あるいは転動ボールの少なくとも
    いずれか一方に、固体潤滑膜がコーティングされてい
    る、ことを特徴とするガイド軸受。
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