JP2000210631A - タンク内清掃機 - Google Patents

タンク内清掃機

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JP2000210631A
JP2000210631A JP11017377A JP1737799A JP2000210631A JP 2000210631 A JP2000210631 A JP 2000210631A JP 11017377 A JP11017377 A JP 11017377A JP 1737799 A JP1737799 A JP 1737799A JP 2000210631 A JP2000210631 A JP 2000210631A
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movable
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Takayuki Shidara
孝幸 設楽
Shigeo Yamamoto
茂男 山本
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SHINKO KAKO SANGYO KK
SHITARA SEISAKUSHO KK
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SHINKO KAKO SANGYO KK
SHITARA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラッジの掻き集めを広範囲に効率よく行え
て清掃効率が高いとともに、清掃効果も高いタンク内清
掃機を提供する。 【解決手段】 タンク底部上を移動できる移動機枠1A
に、下周部に開口部7を形成した回収樋2を装架し、こ
の回収樋内に、その開口部から入り込む残留物を吸引部
13へ搬送するスクリューコンベア8を装着する。この
スクリューコンベア8をエアーモータ9にて回転させな
がら、洗浄液ノズル10から開口部7付近に向けて洗浄
液を噴射し、洗浄液と共に開口部7から回収樋2内に入
り込んだスラッジを、スクリューコンベア8にて吸引部
13へ搬送して掻き集め、この吸引部13を通じて吸引
排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油タンク等のタ
ンクの底部に残っている残留物(スラッジ)を掻き集め
て吸引するタンク内清掃機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタンク内清掃機として、
特開平8−243519号公報に開示されているよう
に、羽根車で掻き取ったスラッジを、ベルマウスを先端
に有する吸込管で吸い込むもの、特開平10−1185
97号公報に開示されているように、かき寄せ板でかき
寄せたスラッジを吸引口から吸い込むものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような羽
根車やかき寄せ板によるスラッジの掻き集めでは、掻き
集め範囲が小さく、清掃効率が悪いという欠点がある。
【0004】本発明の目的は、スラッジの掻き集めを広
範囲に効率よく行えて清掃効率が高いとともに、清掃効
果も高いタンク内清掃機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるタンク内清
掃機は、タンク底部上を移動できる移動機枠に、下周部
に開口部を形成した回収樋を装架し、この回収樋内に、
その開口部から入り込む残留物を吸引部へ搬送するスク
リューコンベアを装着し、該スクリューコンベアを回転
駆動するコンベア駆動用モータと、開口部付近に洗浄液
を噴射する洗浄液ノズルとを回収樋の外側に搭載したこ
とを特徴とする。
【0006】回収樋は、移動機枠に対して直線移動式、
つまり移動機枠に設けられたレールに沿って水平移動可
能に装架しても、また旋回式、つまり移動機枠に水平旋
回可能に装架してもよい。更に、回収樋を移動機枠に装
架しないで、回収樋自体をタンク底部上で移動できるよ
うに、回収樋にキャスタを取り付けた簡易な構造にして
もよい。
【0007】旋回式の場合、吸引部を回収樋の旋回中心
部に設け、螺旋羽根の螺旋方向が互いに逆向きの一対の
スクリューコンベアを、吸引部の両側に配置して互いに
連結すると、スラッジを効率よく掻き集めることができ
る。
【0008】移動機枠を折り畳み可能とすると、本タン
ク内清掃機をタンク内で組み立てることができる。
【0009】コンベア駆動用モータとしては、安全性を
考慮してエアーモータがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。
【0011】図1〜図4は、移動機枠1Aに対して回収
樋2がレール3に沿って水平移動できる直線移動式の実
施例である。移動機枠1Aは、鋼材をボルト・ナットや
連結金具を用いて折り畳み可能に枠組みしたもので、脚
部1aの下端に取り付けたキャスタ4によりタンク底部
上を自在に移動可能となっている。
【0012】移動機枠1Aには、2本のレール3が平行
に水平架設されている。回収樋2は、図3に示すよう
に、これらレール3に摺動自在に嵌装された円筒形スラ
イダ5から鋼材6を用いて垂設されている。
【0013】回収樋2は、レール3とは直交する方向に
長くなっている。回収樋2の上面は、水平な天板部2a
で全長にわたり閉じ、また両端も端板2bにて閉じてい
るが、断面U形の下周部の片側には横長の開口部7が形
成されている。
【0014】回収樋2内には、スクリューコンベア8
が、回収樋2の両側の端板2b間に軸支して回転可能に
装着されている。このスクリューコンベア8は、回収樋
2上に搭載されたコンベア駆動用エアーモータ9の回転
を、回収樋2の外側においてチェーン又はベルトを介し
て伝達されるようになっている。
【0015】また、回収樋2の外側には、A重油等の洗
浄液を開口部7付近に向かって噴射する複数の洗浄液ノ
ズル10(図3)が、開口部7に長さ方向に間隔をおい
てブラケット11にて架設されている。
【0016】回収樋2内の両端部は、その端板2bと隔
壁板12との間に空間を形成することにより、スラッジ
を吸引上昇させる吸引部13となっている。吸引部13
は、ホース等により図示しないポンプに連結されてい
る。
【0017】このような構成において、洗浄液ノズル1
0から回収樋2の開口部7付近に向けて洗浄液を噴射し
ながら、スクリューコンベア8を回転させると、洗浄液
と共に開口部7から回収樋2内に入り込んだスラッジ
は、スクリューコンベア8にて一方側の吸引部13へと
搬送されて掻き集められて、この吸引部13を通じて吸
引排出されるので、開口部7の長さ範囲内を同時に清掃
できる。スクリューコンベア8を逆方向に回転させる
と、反対側の吸引部13へ向かって搬送されて掻き集め
られ、同様に吸引排出される。
【0018】このようにして清掃しながら、回収樋2を
レール3に沿って移動させれば、開口部7の長さ分の清
掃範囲をそのまま平行に拡張させることができ、更に移
動機枠1Aを移動させれば更に広範囲に清掃できる。
【0019】次に、図5〜図7は、移動機枠1Bに対し
て回収樋2が水平旋回できる旋回式の実施例である。こ
の場合の移動機枠1Bは、2つの機枠を十字状に交差さ
せて組み合わせてあり、その交差部に軸受けした旋回軸
14により回収樋2を水平旋回可能に装架している。吸
引部13は、回収樋2内において旋回中心部に一つだけ
形成されている。
【0020】また、回収樋2内には、螺旋羽根の螺旋方
向が互いに逆向き(搬送方向が逆向き)の一対のスクリ
ューコンベア8A・8Bが、吸引部13の両側に配置し
て互いに連結され、エアーモータ9にて同時に回転され
るようになっている。回収樋2の開口部7は、両側のス
クリューコンベア8A・8Bにわたる長さとなってい
る。
【0021】この旋回式の場合には、洗浄液と共に開口
部7から回収樋2内に入り込んだスラッジは、一対のス
クリューコンベア8A・8Bにて同時に互いに反対方向
に搬送されて中心の吸引部13へ向かってその両側から
掻き集められ、この吸引部13を通じて吸引排出される
ので、掻き集めを一層効率よく行える。
【0022】このようにして清掃しながら、回収樋2を
水平旋回させれば、開口部7の長さ分の清掃範囲をその
まま旋回させて拡張することができ、更に移動機枠1B
を移動させれば更に広範囲に清掃できる。
【0023】次に、図8〜図10は、移動機枠を用いな
いで、回収樋2自体をタンク底部上で移動できるように
した実施例で、回収樋2の両端に突設したブラケット1
5・16にキャスタ4を垂設したものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のタンク内清
掃機によれば、洗浄液ノズルから回収樋の開口部付近に
向けて洗浄液を噴射しながら、回収樋内のスクリューコ
ンベアを回転させることにより、洗浄液と共に開口部か
ら回収樋内に入り込んだスラッジを、スクリューコンベ
アにて吸引部へと搬送して掻き集め、吸引部を通じて吸
引排出するので、従来の羽根車やかき寄せ板によるもの
に比べ、スラッジの掻き集めを広範囲に効率よく行える
ので、清掃効率が高い。
【0025】また、洗浄液ノズルから回収樋の開口部付
近に向けて洗浄液を噴射しながら、スクリューコンベア
で掻き集めるので清掃効果も高い。
【0026】移動機枠に対して回収樋がレールに沿って
水平移動できる直線移動式の場合には、回収樋の開口部
の長さ分の清掃範囲をそのまま平行に拡張させることが
でき、更に移動機枠を移動させれば更に広範囲に清掃で
きる。
【0027】移動機枠に対して回収樋が水平旋回できる
旋回式の場合には、回収樋を水平旋回させれば、開口部
の長さ分の清掃範囲をそのまま旋回させて拡張すること
ができ、更に移動機枠を移動させれば更に広範囲に清掃
できる。
【0028】回収樋を移動機枠に装架しないで、回収樋
自体をタンク底部上で移動できるように、回収樋にキャ
スタを取り付ければ、簡易な構造で安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動機枠に対して回収樋がレールに沿って水平
移動できる直線移動式とした本発明の実施例の平面図で
ある。
【図2】直線移動式における回収樋の軸線方向に沿った
断面図である。
【図3】回収樋の軸線とは直交する方向の拡大断面図で
ある。
【図4】回収樋の軸線方向に沿った一部分の拡大断面図
である。
【図5】移動機枠に対して回収樋が水平旋回できる旋回
式とした本発明の実施例の平面図である。
【図6】旋回式における回収樋の軸線方向に沿った断面
図である。
【図7】旋回式における一部分の拡大断面図である。
【図8】回収樋自体をタンク底部上で移動できる簡易移
動式とした本発明の実施例の平面図である。
【図9】簡易移動式における回収樋の軸線方向に沿った
断面図である。
【図10】簡易移動式の側面図である。
【符号の説明】
1A 移動機枠 2 回収樋 3 レール 4 キャスタ 7 開口部 8 スクリューコンベア 9 エアーモータ 10 洗浄液ノズル 13 吸引部 1B 移動機枠 8A・8B スクリューコンベア 14 旋回軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA33 AB54 BB22 BB33 BB54 BB71 BB89

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク底部の残留物を掻き集めて吸引する
    タンク内清掃機において、タンク底部上を移動できる移
    動機枠に、下周部に開口部を形成した回収樋を装架し、
    この回収樋内に、その開口部から入り込む残留物を吸引
    部へ搬送するスクリューコンベアを装着し、該スクリュ
    ーコンベアを回転駆動するコンベア駆動用モータと、開
    口部付近に洗浄液を噴射する洗浄液ノズルとを回収樋の
    外側に搭載したことを特徴とするタンク内清掃機。
  2. 【請求項2】回収樋を、移動機枠に設けられたレールに
    沿って水平移動可能に装架したことを特徴とする請求項
    1記載のタンク内清掃機。
  3. 【請求項3】回収樋を、移動機枠に水平旋回可能に装架
    したことを特徴とする請求項1記載のタンク内清掃機。
  4. 【請求項4】吸引部を回収樋の旋回中心部に設け、螺旋
    羽根の螺旋方向が互いに逆向きの一対のスクリューコン
    ベアを、吸引部の両側に配置して互いに連結したことを
    特徴とする請求項3記載のタンク内清掃機。
  5. 【請求項5】移動機枠を折り畳み可能としたことを特徴
    とする請求項1、2、3又は4記載のタンク内清掃機。
  6. 【請求項6】タンク底部の残留物を掻き集めて吸引する
    タンク内清掃機において、下周部に開口部を形成した回
    収樋に、タンク底部上で移動できるようにキャスタを取
    り付け、この回収樋内に、その開口部から入り込む残留
    物を吸引部へ搬送するスクリューコンベアを装着し、該
    スクリューコンベアを回転駆動するコンベア駆動用モー
    タと、開口部付近に洗浄液を噴射する洗浄液ノズルとを
    回収樋の外側に搭載したことを特徴とするタンク内清掃
    機。
  7. 【請求項7】コンベア駆動用モータがエアーモータであ
    る請求項1、2、3、4、5又は6記載のタンク内清掃
    機。
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