JP2000209674A - 車両とホ―ム間における双方向交換情報利用方法 - Google Patents

車両とホ―ム間における双方向交換情報利用方法

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JP2000209674A
JP2000209674A JP11006957A JP695799A JP2000209674A JP 2000209674 A JP2000209674 A JP 2000209674A JP 11006957 A JP11006957 A JP 11006957A JP 695799 A JP695799 A JP 695799A JP 2000209674 A JP2000209674 A JP 2000209674A
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JP
Japan
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vehicle
home
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monitoring
control
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JP11006957A
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Akihiro Yoshida
明弘 吉田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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  • Alarm Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 「安全」、「快適」、「便利」をキーワード
とした情報利用環境を構築し得る車両とホーム間におけ
る双方向交換情報利用方法を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 車両からホームを監視する情報利用を行
うにあたり、車両側は、ホーム側に存在する監視対象の
なかから、車両側での監視を要求する監視要求対象を選
択し、選択した監視要求対象の状態に係る監視要求対象
状態情報の返信を要求する旨の返信要求信号をホーム側
宛に送信し、ホーム側は、車両側から送信されてきた返
信要求信号を受信し、受信した返信要求に該当する監視
要求対象の状態に係る監視要求対象状態情報を収集し、
収集した監視要求対象状態情報を車両側宛に返信し、車
両側は、ホーム側から返信されてきた監視要求対象状態
情報を受信し、受信した監視要求対象状態情報に基づい
て、選択した監視要求対象の状態を車両側から遠隔的に
監視する情報利用を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両とホーム間に
おいて双方向に交換した情報を所望の用途に利用する際
に用いられる車両とホーム間における双方向交換情報利
用方法に係り、特に、「安全」、「快適」、「便利」を
キーワードとした情報利用環境を構築し得る車両とホー
ム間における双方向交換情報利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両において、例
えば、車速、前車との車間距離などの車両の走行状態に
関する情報や、ナビゲーション装置から取得した交通情
報などを初めとする種々の情報を収集するとともに、収
集した情報を車両の安全運行等の用途に利用する技術が
一般に知られている。
【0003】一方、住宅等のホームにおいて、例えば、
玄関ドア鍵の施錠状態、ホームの各所に設けられた複数
の窓の開閉状態、又はガス漏れや火災の発生有無等を常
時監視し、この監視結果に係る種々の情報を収集すると
ともに、収集した情報をホームセキュリティ等の用途に
利用する技術が一般に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の情報利用技術にあっては、車両側又はホーム側
で個別に収集した情報をそれぞれの用途に独立して利用
することは可能であるが、各自で収集した情報を相互に
利用しあうことは全く考慮されることなく不可能であっ
たために、例えば、家族で車両に乗ってホームから離れ
る事態を想定した場合、留守宅に残してきた犬猫等のペ
ットの状態、照明等の家電機器の稼働状態、さらには玄
関ドア鍵の施錠状態を知りたい、又は留守宅に来訪者が
やってきたときに車両側からこれに応対したいなどの種
々の要望を生じるが、これらの要望に応えることはでき
ないと言う解決すべき課題を内在していた。
【0005】そこで、上述した要望を満足することが可
能な新規な技術の開発が熱望されていたのである。
【0006】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、車両とホーム間において双方向に交換した
情報を、車両からホームを監視・制御する機能、ホーム
から車両を監視・制御する機能、ホームから車両への通
報・通話機能、及び車両からホームへの通報機能の4大
機能の実現に利用することにより、「安全」、「快
適」、「便利」をキーワードとした情報利用環境を構築
し得る車両とホーム間における双方向交換情報利用方法
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、車両とホーム間において双方向
に交換した情報を所望の用途に利用する際に用いられる
車両とホーム間における双方向交換情報利用方法であっ
て、車両からホームを監視する情報利用を行うにあた
り、車両側は、ホーム側に存在する監視対象のなかか
ら、車両側での監視を要求する監視要求対象を選択し、
当該選択した監視要求対象の状態に係る監視要求対象状
態情報の返信を要求する旨の返信要求信号をホーム側宛
に送信し、ホーム側は、前記車両側から送信されてきた
返信要求信号を受信し、当該受信した返信要求に該当す
る監視要求対象の状態に係る監視要求対象状態情報を収
集し、当該収集した監視要求対象状態情報を前記車両側
宛に返信し、車両側は、前記ホーム側から返信されてき
た監視要求対象状態情報を受信し、当該受信した監視要
求対象状態情報に基づいて、前記選択した監視要求対象
の状態を車両側から遠隔的に監視する情報利用を行うこ
とを要旨とする。
【0008】請求項1の発明によれば、車両からホーム
を監視する情報利用を行うにあたり、まず、車両側は、
ホーム側に存在する監視対象のなかから、車両側での監
視を要求する監視要求対象を選択し、選択した監視要求
対象の状態に係る監視要求対象状態情報の返信を要求す
る旨の返信要求信号をホーム側宛に送信する。
【0009】これを受けて、ホーム側は、車両側から送
信されてきた返信要求信号を受信し、受信した返信要求
に該当する監視要求対象の状態に係る監視要求対象状態
情報を収集し、収集した監視要求対象状態情報を車両側
宛に返信する。
【0010】そして、車両側は、ホーム側から返信され
てきた監視要求対象状態情報を受信し、受信した監視要
求対象状態情報に基づいて、選択した監視要求対象の状
態を車両側から遠隔的に監視する情報利用を行う。
【0011】このように、請求項1の発明によれば、車
両とホーム間において双方向に交換した情報を、車両か
らホームを監視する用途に利用可能となる結果として、
「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報
利用環境を構築することができる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記ホーム側に
存在する監視対象は、玄関ドア鍵の施錠状態、ホームの
各所に設けられた開閉部材の開閉状態若しくは開閉回
数、公共サービス使用量の経時変化、各種家電機器の稼
働状態、又はホーム内外の様子のうち、少なくとも1つ
を含むことを要旨とする。
【0013】請求項2の発明によれば、ホーム側に存在
する監視対象は、玄関ドア鍵の施錠状態、ホームの各所
に設けられた開閉部材の開閉状態若しくは開閉回数、公
共サービス使用量の経時変化、各種家電機器の稼働状
態、又はホーム内外の様子のうち、少なくとも1つを含
むものとされるので、したがって、車両とホーム間にお
いて双方向に交換した情報を、ホーム側に存在する、玄
関ドア鍵の施錠状態、ホームの各所に設けられた開閉部
材の開閉状態若しくは開閉回数、公共サービス使用量の
経時変化、各種家電機器の稼働状態、又はホーム内外の
様子のうち、少なくとも1つの監視対象を車両から監視
する用途に利用可能となる結果として、「安全」、「快
適」、「便利」をキーワードとした情報利用環境を構築
することができる。
【0014】さらに、請求項3の発明は、車両とホーム
間において双方向に交換した情報を所望の用途に利用す
る際に用いられる車両とホーム間における双方向交換情
報利用方法であって、車両からホームを制御する情報利
用を行うにあたり、車両側は、ホーム側に存在する制御
対象のなかから、車両側からの制御を要求する制御要求
対象を選択し、当該選択した制御要求対象に与える制御
内容に係る制御内容情報をホーム側宛に送信し、ホーム
側は、前記車両側から送信されてきた制御内容情報を受
信し、当該受信した制御内容情報に従う制御内容を制御
要求対象に与えることにより、前記選択した制御要求対
象を車両側から遠隔的に制御する情報利用を行うことを
要旨とする。
【0015】請求項3の発明によれば、車両からホーム
を制御する情報利用を行うにあたり、まず、車両側は、
ホーム側に存在する制御対象のなかから、車両側からの
制御を要求する制御要求対象を選択し、選択した制御要
求対象に与える制御内容に係る制御内容情報をホーム側
宛に送信する。
【0016】これを受けて、ホーム側は、車両側から送
信されてきた制御内容情報を受信し、受信した制御内容
情報に従う制御内容を制御要求対象に与えることによ
り、選択した制御要求対象を車両側から遠隔的に制御す
る情報利用を行う。
【0017】このように、請求項3の発明によれば、車
両とホーム間において双方向に交換した情報を、車両か
らホームを制御する用途に利用可能となる結果として、
「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報
利用環境を構築することができる。
【0018】さらにまた、請求項4の発明は、前記ホー
ム側に存在する制御対象は、玄関ドア鍵の施錠状態、公
共サービスの使用可否状態、又は各種家電機器の稼働状
態のうち、少なくとも1つを含むことを要旨とする。
【0019】請求項4の発明によれば、ホーム側に存在
する制御対象は、玄関ドア鍵の施錠状態、公共サービス
の使用可否状態、又は各種家電機器の稼働状態のうち、
少なくとも1つを含むものとされるので、したがって、
車両とホーム間において双方向に交換した情報を、ホー
ム側に存在する、玄関ドア鍵の施錠状態、公共サービス
の使用可否状態、又は各種家電機器の稼働状態のうち、
少なくとも1つの制御対象を車両から制御する用途に利
用可能となる結果として、「安全」、「快適」、「便
利」をキーワードとした情報利用環境を構築することが
できる。
【0020】また、請求項5の発明は、前記各種家電機
器の稼働状態は、照明の点滅状態、エアコンの稼働状
態、風呂給湯装置の稼働状態、又は給餌装置のうち、少
なくとも1つを含むことを要旨とする。
【0021】請求項5の発明によれば、各種家電機器の
稼働状態は、照明の点滅状態、エアコンの稼働状態、風
呂給湯装置の稼働状態、又は給餌装置のうち、少なくと
も1つを含むものとされるので、したがって、車両とホ
ーム間において双方向に交換した情報を、ホーム側に存
在する、照明の点滅状態、エアコンの稼働状態、風呂給
湯装置の稼働状態、又は給餌装置のうち、少なくとも1
つの家電機器の稼働状態を含む制御対象を車両から制御
する用途に利用可能となる結果として、「安全」、「快
適」、「便利」をキーワードとした情報利用環境を構築
することができる。
【0022】さらに、請求項6の発明は、車両とホーム
間において双方向に交換した情報を所望の用途に利用す
る際に用いられる車両とホーム間における双方向交換情
報利用方法であって、ホームから車両を監視する情報利
用を行うにあたり、ホーム側は、車両側に存在する監視
対象のなかから、ホーム側からの監視を要求する監視要
求対象を選択し、当該選択した監視要求対象の状態に係
る監視要求対象状態情報の返信を要求する旨の返信要求
信号を車両側宛に送信し、車両側は、前記ホーム側から
送信されてきた返信要求信号を受信し、当該受信した返
信要求に該当する監視要求対象の状態に係る監視要求対
象状態情報を収集し、当該収集した監視要求対象状態情
報を前記ホーム側宛に返信し、ホーム側は、前記車両側
から返信されてきた監視要求対象状態情報を受信し、当
該受信した監視要求対象状態情報に基づいて、前記選択
した監視要求対象の状態をホーム側から遠隔的に監視す
る情報利用を行うことを要旨とする。
【0023】請求項6の発明によれば、ホームから車両
を監視する情報利用を行うにあたり、まず、ホーム側
は、車両側に存在する監視対象のなかから、ホーム側か
らの監視を要求する監視要求対象を選択し、選択した監
視要求対象の状態に係る監視要求対象状態情報の返信を
要求する旨の返信要求信号を車両側宛に送信する。
【0024】これを受けて、車両側は、ホーム側から送
信されてきた返信要求信号を受信し、受信した返信要求
に該当する監視要求対象の状態に係る監視要求対象状態
情報を収集し、収集した監視要求対象状態情報をホーム
側宛に返信する。
【0025】そして、ホーム側は、車両側から返信され
てきた監視要求対象状態情報を受信し、受信した監視要
求対象状態情報に基づいて、選択した監視要求対象の状
態をホーム側から遠隔的に監視する情報利用を行う。
【0026】このように、請求項6の発明によれば、車
両とホーム間において双方向に交換した情報を、ホーム
から車両を監視する用途に利用可能となる結果として、
「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報
利用環境を構築することができる。
【0027】しかも、請求項7の発明は、前記車両側に
存在する監視対象は、車両の各所に設けられた開閉部材
の開閉状態若しくは施錠状態、車両内外の様子、又は車
両に搭載された各種電気負荷の稼働状態のうち、少なく
とも1つを含むことを要旨とする。
【0028】請求項7の発明によれば、車両とホーム間
において双方向に交換した情報を、車両側に存在する、
車両の各所に設けられた開閉部材の開閉状態若しくは施
錠状態、車両内外の様子、又は車両に搭載された各種電
気負荷の稼働状態のうち、少なくとも1つの監視対象を
ホームから監視する用途に利用可能となる結果として、
「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報
利用環境を構築することができる。
【0029】また、請求項8の発明は、前記車両の各所
に設けられた開閉部材は、各種ドア類、各種ウインドウ
類、トランクリッド、テールゲート、又はサンルーフの
うち、少なくとも1つを含むことを要旨とする。
【0030】請求項8の発明によれば、車両とホーム間
において双方向に交換した情報を、車両側に存在する、
各種ドア類、各種ウインドウ類、トランクリッド、テー
ルゲート、又はサンルーフのうち、少なくとも1つの開
閉部材の開閉状態若しくは施錠状態を含む監視対象をホ
ームから監視する用途に利用可能となる結果として、
「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報
利用環境を構築することができる。
【0031】さらに、請求項9の発明は、車両とホーム
間において双方向に交換した情報を所望の用途に利用す
る際に用いられる車両とホーム間における双方向交換情
報利用方法であって、ホームから車両を制御する情報利
用を行うにあたり、ホーム側は、車両側に存在する制御
対象のなかから、ホーム側からの制御を要求する制御要
求対象を選択し、当該選択した制御要求対象に与える制
御内容に係る制御内容情報を車両側宛に送信し、車両側
は、前記ホーム側から送信されてきた制御内容情報を受
信し、当該受信した制御内容情報に従う制御内容を制御
要求対象に与えることにより、前記選択した制御要求対
象をホーム側から遠隔的に制御する情報利用を行うこと
を要旨とする。
【0032】請求項9の発明によれば、ホームから車両
を制御する情報利用を行うにあたり、まず、ホーム側
は、車両側に存在する制御対象のなかから、ホーム側か
らの制御を要求する制御要求対象を選択し、選択した制
御要求対象に与える制御内容に係る制御内容情報を車両
側宛に送信する。
【0033】これを受けて、車両側は、ホーム側から送
信されてきた制御内容情報を受信し、受信した制御内容
情報に従う制御内容を制御要求対象に与えることによ
り、選択した制御要求対象をホーム側から遠隔的に制御
する情報利用を行う。
【0034】このように、請求項9の発明によれば、車
両とホーム間において双方向に交換した情報を、ホーム
から車両を制御する用途に利用可能となる結果として、
「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報
利用環境を構築することができる。
【0035】しかも、請求項10の発明は、前記車両側
に存在する制御対象は、車両の各所に設けられた開閉部
材の開閉状態若しくは施錠状態、又は車両に搭載された
各種電気負荷の稼働状態のうち、少なくとも1つを含む
ことを要旨とする。
【0036】請求項10の発明によれば、車両側に存在
する制御対象は、車両の各所に設けられた開閉部材の開
閉状態若しくは施錠状態、又は車両に搭載された各種電
気負荷の稼働状態のうち、少なくとも1つを含むものと
されるので、したがって、車両とホーム間において双方
向に交換した情報を、車両側に存在する、車両の各所に
設けられた開閉部材の開閉状態若しくは施錠状態、又は
車両に搭載された各種電気負荷の稼働状態のうち、少な
くとも1つを含む制御対象をホームから制御する用途に
利用可能となる結果として、「安全」、「快適」、「便
利」をキーワードとした情報利用環境を構築することが
できる。
【0037】また、請求項11の発明は、前記車両の各
所に設けられた開閉部材は、各種ドア類、各種ウインド
ウ類、トランクリッド、テールゲート、又はサンルーフ
のうち、少なくとも1つを含むことを要旨とする。
【0038】請求項11の発明によれば、車両の各所に
設けられた開閉部材は、各種ドア類、各種ウインドウ
類、トランクリッド、テールゲート、又はサンルーフの
うち、少なくとも1つを含むものとされるので、したが
って、車両とホーム間において双方向に交換した情報
を、車両側に存在する、各種ドア類、各種ウインドウ
類、トランクリッド、テールゲート、又はサンルーフの
うち、少なくとも1つの開閉部材の開閉状態若しくは施
錠状態を含む制御対象をホームから制御する用途に利用
可能となる結果として、「安全」、「快適」、「便利」
をキーワードとした情報利用環境を構築することができ
る。
【0039】さらに、請求項12の発明は、車両とホー
ム間において双方向に交換した情報を所望の用途に利用
する際に用いられる車両とホーム間における双方向交換
情報利用方法であって、ホームから車両へ通報する情報
利用を行うにあたり、ホーム側は、ホーム側に存在する
監視対象の状態を常時監視し、当該監視の結果、緊急な
通報を要する緊急事態が発生したとき、当該緊急事態発
生内容を含む緊急事態発生信号を車両側宛に送信し、車
両側は、前記ホーム側から送信されてきた緊急事態発生
信号を受信し、当該受信した緊急事態発生信号に含まれ
る緊急事態発生内容を報知することにより、ホームから
車両へ緊急事態発生の旨を通報する情報利用を行うこと
を要旨とする。
【0040】請求項12の発明によれば、ホームから車
両へ通報する情報利用を行うにあたり、まず、ホーム側
は、ホーム側に存在する監視対象の状態を常時監視し、
この監視の結果、緊急な通報を要する緊急事態が発生し
たとき、緊急事態発生内容を含む緊急事態発生信号を車
両側宛に送信する。
【0041】これを受けて、車両側は、ホーム側から送
信されてきた緊急事態発生信号を受信し、受信した緊急
事態発生信号に含まれる緊急事態発生内容を報知するこ
とにより、ホームから車両へ緊急事態発生の旨を通報す
る情報利用を行う。
【0042】このように、請求項12の発明によれば、
車両とホーム間において双方向に交換した情報を、ホー
ムから車両へ緊急事態発生を通報する用途に利用可能と
なる結果として、「安全」、「快適」、「便利」をキー
ワードとした情報利用環境を構築することができる。
【0043】さらにまた、請求項13の発明は、前記緊
急な通報を要する緊急事態は、ホームへの来訪者の訪
問、ホームでのガス漏れ発生、ホームでの火災発生、又
はホームでの防犯事態発生のうち、少なくとも1つを含
むことを要旨とする。
【0044】請求項13の発明によれば、緊急な通報を
要する緊急事態は、ホームへの来訪者の訪問、ホームで
のガス漏れ発生、ホームでの火災発生、又はホームでの
防犯事態発生のうち、少なくとも1つを含むものとされ
るので、したがって、車両とホーム間において双方向に
交換した情報を、ホームへの来訪者の訪問、ホームでの
ガス漏れ発生、ホームでの火災発生、又はホームでの防
犯事態発生のうち、少なくとも1つの緊急事態発生をホ
ームから車両へ通報する用途に利用可能となる結果とし
て、「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした
情報利用環境を構築することができる。
【0045】しかも、請求項14の発明は、車両とホー
ム間において双方向に交換した情報を所望の用途に利用
する際に用いられる車両とホーム間における双方向交換
情報利用方法であって、車両からホームへ通報する情報
利用を行うにあたり、車両側は、車両側に存在する監視
対象の状態を常時監視し、当該監視の結果、緊急な通報
を要する緊急事態が発生したとき、当該緊急事態発生内
容を含む緊急事態発生信号をホーム側宛に送信し、ホー
ム側は、前記車両側から送信されてきた緊急事態発生信
号を受信し、当該受信した緊急事態発生信号に含まれる
緊急事態発生内容を報知することにより、車両からホー
ムへ緊急事態発生の旨を通報する情報利用を行うことを
要旨とする。
【0046】請求項14の発明によれば、車両からホー
ムへ通報する情報利用を行うにあたり、まず、車両側
は、車両側に存在する監視対象の状態を常時監視し、こ
の監視の結果、緊急な通報を要する緊急事態が発生した
とき、緊急事態発生内容を含む緊急事態発生信号をホー
ム側宛に送信する。
【0047】これを受けて、ホーム側は、車両側から送
信されてきた緊急事態発生信号を受信し、受信した緊急
事態発生信号に含まれる緊急事態発生内容を報知するこ
とにより、車両からホームへ緊急事態発生の旨を通報す
る情報利用を行う。
【0048】このように、請求項14の発明によれば、
車両とホーム間において双方向に交換した情報を、車両
からホームへ緊急事態発生を通報する用途に利用可能と
なる結果として、「安全」、「快適」、「便利」をキー
ワードとした情報利用環境を構築することができる。
【0049】そして、請求項15の発明は、前記緊急な
通報を要する緊急事態は、車両の事故遭遇、車両での急
病人の発生、又は車両での防盗事態発生のうち、少なく
とも1つを含むことを要旨とする。
【0050】請求項15の発明によれば、緊急な通報を
要する緊急事態は、車両の事故遭遇、車両での急病人の
発生、又は車両での防盗事態発生のうち、少なくとも1
つを含むものとされるので、したがって、車両とホーム
間において双方向に交換した情報を、車両の事故遭遇、
車両での急病人の発生、又は車両での防盗事態発生のう
ち、少なくとも1つの緊急事態発生を車両からホームへ
通報する用途に利用可能となる結果として、「安全」、
「快適」、「便利」をキーワードとした情報利用環境を
構築することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る車両とホー
ム間における双方向交換情報利用方法の複数の実施形態
について、図に基づいて詳細に説明する。
【0052】初めに、本発明に係る双方向交換情報利用
方法を具現化する双方向交換情報利用システムの概略構
成について、図1及び図3を参照して説明する。
【0053】図1には、本発明に係る双方向交換情報利
用方法を具現化する双方向交換情報利用システムの機能
ブロック構成図が示される一方、図3には、本双方向交
換情報利用システムにおいて車両からホームを監視・制
御する際に用いられる情報画面の一例が示されている。
【0054】図1に示すように、双方向交換情報利用シ
ステム101は、車両側に搭載される車両側ネットワー
クシステム11と、ホーム側に設置されるホーム側ネッ
トワークシステム51と、を含んで構成されている。
【0055】車両側ネットワークシステム11は、例え
ば、ドア・ウインドウ等の開閉部材の開閉状態に関する
開閉状態情報、ドア・トランクリッド等の開閉部材の施
錠状態に関する施錠状態情報、ヘッドライトやルームラ
ンプ等の各種電気負荷の稼働状態に関する稼働状態情
報、車速・前車との車間距離などの車両の走行状態に関
する走行状態情報、ナビゲーション装置から取得した交
通関連情報、盗難防止装置から取得した防犯関連情報な
どを初めとする車両側情報、及びホーム側から取得した
ホーム側情報を統合化した情報収集を行う情報収集機能
と、情報収集機能を発揮することで得られた種々の情報
を、「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした
各種サービス提供の用途に利用する情報利用機能と、を
有しており、車載ネットワーク12と、車載通信装置1
3と、車載サーバ15と、車載インターホン17と、ナ
ビゲーション装置19と、盗難防止装置21と、車載ヘ
ッドユニット(以下、「車載H/U」と言う。)23
と、ドアスイッチ(以下、「ドアSW」と言う。)25
と、パワードアロック27と、パワーウインドウ29
と、マルチスイッチ(以下、「マルチSW」と言う。)
31と、車載マイク33と、車載スピーカ35と、車載
ディスプレイ37と、車内外監視カメラ39と、などを
含んで構成されている。
【0056】車載ネットワーク12は、例えば、光ファ
イバケーブルなどの適宜の伝送媒体を用いて構成され、
車載サーバ15、ナビゲーション装置19、盗難防止装
置21、及び車載H/U23の各ノード間における双方
向の情報交換を媒介する情報交換媒介機能を有してい
る。
【0057】車載通信装置13は、例えば無線LAN
(Local Erea Network)等の伝送媒体を介して、ホーム
側との間で双方向に種々の情報を交換する機能を有して
いる。
【0058】車載サーバ15は、車両側で収集した情
報、及びホーム側から取得した情報を統合化して処理す
る情報処理機能と、情報処理機能を発揮することで得ら
れたデータに基づいて、各種車載機器の駆動制御又は電
力制御を行う機器制御機能を有している。
【0059】車載インターホン17は、ホーム側からの
インターホン通話要求に応対する機能を有している。
【0060】ナビゲーション装置19は、自律航法及び
/又は衛星航法の手法を用いて自車位置を求める機能
と、自車位置に伴って、交通渋滞情報や駐車場空き情報
などを地図上に表示する機能と、目的地に至る経路を表
示又は報知することで自車両を目的地まで案内誘導する
機能と、などを有している。
【0061】盗難防止装置21は、車両が警戒状態にあ
るときに盗人が自車両に対して悪さを働こうとしたと
き、これを検知して警報を発する機能を有している。
【0062】車載H/U23は、ドアSW25等の各種
センサ類や、パワードアロック27等の各種アクチュエ
ータ類に対するインターフェース機能と、各種車載機器
の駆動制御又は電力制御を行う機器制御機能と、を有し
ている。
【0063】ドアSW25は、運転席ドア・助手席ドア
・後部席ドア・トランクリッド・テールゲート・サンル
ーフ等の開閉部材の開閉状態を検出出力する機能を有し
ている。
【0064】パワードアロック27は、運転席ドア・助
手席ドア・後部席ドア・トランクリッド・テールゲート
等の開閉部材の施錠状態を変位させる駆動制御機能を有
している。
【0065】パワーウインドウ29は、運転席ドアウイ
ンドウ・助手席ドアウインドウ・後部席ドアウインドウ
・サンルーフ等の開閉部材の開閉状態を変位させる駆動
制御機能を有している。
【0066】マルチSW31は、例えば車両のダッシュ
パネル等に設けられ、車両における各種制御要素の指示
操作入力、ホームにおける各種制御要素の指示操作入
力、又は各種設定入力などを行う際に使用される。マル
チSW31の実施態様として、タッチパネル式の車載デ
ィスプレイ37を採用することができ、本例では、この
実施態様のマルチSW31を採用した例を挙げて説明す
る。
【0067】車載マイク33は、車両の乗員が発する音
声を入力する機能を有している。
【0068】車載スピーカ35は、車両の乗員に対して
音声を出力する機能を有している。
【0069】なお、車載マイク33、及び車載スピーカ
35の各々は、車載インターホン17に内蔵されてい
る。
【0070】車載ディスプレイ37は、例えば車両のダ
ッシュパネル等に設けられ、双方向交換情報利用システ
ム101で用いられる例えば図3に示すような各種の情
報、ホーム側から送られる各種の情報、又は種々の通報
情報などを初めとする各種情報表示を行う際に使用され
る。
【0071】車内外監視カメラ39は、車両の内外にそ
れぞれ設けられ、車両の内部及び外部の画像を各々撮像
する機能を有して構成されている。
【0072】一方、ホーム側ネットワークシステム51
は、例えば、玄関ドア鍵の施錠状態、ホームの各所に設
けられた複数の窓の開閉状態、玄関ドアや各室ドアの開
閉状態、水道・ガス・電力等の使用量の経時変化、照明
・エアコン・風呂給湯装置等の各種家電機器の稼働状
態、ガス漏れ・火災・盗難等の緊急通報事態発生状態、
及び来訪者・幼児や老人等の要介護者・犬猫等のペット
の状態などを常時監視し、この監視結果に係る種々のホ
ーム側情報、及び車両側から取得した車両側情報を統合
化した情報収集を行う情報収集機能と、情報収集機能を
発揮することで得られた種々の情報を、「安全」、「快
適」、「便利」をキーワードとした各種サービス提供の
用途に利用する情報利用機能と、を有しており、ホーム
ネットワーク52と、ホーム通信装置53と、ハブ(H
UB)55と、ホームサーバ57と、来訪者監視カメラ
59と、要介護者監視カメラ61と、ペット監視カメラ
62と、ホームヘッドユニット(以下、「ホームH/
U」と言う。)63と、ホームインターホン65と、玄
関ドアスイッチ(以下、「玄関ドアSW」と言う。)6
7と、防犯センサ69と、介護室ドアスイッチ(以下、
「介護室ドアSW」と言う。)71と、水道メータ73
と、火災報知器75と、ペット給餌装置76と、ガス漏
れ検知器77と、ガス遮断機79と、照明機器81と、
エアコン機器83と、風呂給湯装置85と、玄関ドア鍵
施解錠装置87と、などを含んで構成されている。
【0073】ホームネットワーク52は、例えば、IE
EE1394・100BASE−T・イーサネット・無
線LANなどの適宜の伝送媒体を用いて構成され、ホー
ムサーバ57とホームH/U63の各ノード間における
双方向の情報交換を媒介する情報交換媒介機能を有して
いる。
【0074】ホーム通信装置53は、例えば無線LAN
(Local Erea Network)等の伝送媒体を介して、ホーム
側との間で双方向に種々の情報を交換する機能を有して
いる。
【0075】HUB55は、次述する各監視カメラ5
9,61,62から取り込んだ画像を増幅して中継する
機能を有している。なお、HUB55と各監視カメラ5
9,61,62とを結ぶケーブルとしては、例えば10
BASE−Tや100BASE−T等のケーブルが使用
される。
【0076】ホームサーバ57は、ホーム側で収集した
情報と、車両側から取得した情報とを統合化して処理す
る情報処理機能と、情報処理機能を発揮することで得ら
れたデータの基づいて、各種家電機器の駆動制御又は電
力制御を行う機器制御機能を有している。
【0077】来訪者監視カメラ59は、玄関に設置さ
れ、ホームの玄関にやってきた来訪者等を撮像する機能
を有している。
【0078】要介護者監視カメラ61は、要介護者が主
として生活する介護室内に設けられ、要介護者の画像を
撮像する機能を有している。
【0079】ペット監視カメラ62は、犬猫等のペット
が主として生活する場所を見渡せる位置に設けられ、ペ
ットの画像を撮像する機能を有している。
【0080】ホームH/U63は、ホームインターホン
65を含む各種機器・玄関ドアSW67等の各種センサ
類に対するインターフェース機能と、各種家電機器の駆
動制御又は電力制御を行う機器制御機能と、を有してい
る。
【0081】ホームインターホン65は、少なくとも玄
関とリビングルーム等とにそれぞれ設置されており、玄
関側インターホンに備えられた呼出ボタンが来訪者によ
って押された場合において、その動作モードが在宅モー
ドにあるときにはルーム側インターホンに来訪者の画像
・音声を表示・通報する一方、その動作モードが留守番
モードにあるときには車載インターホン17に来訪者の
画像・音声を表示・通報する機能を有している。
【0082】玄関ドアSW67は、玄関ドアの開閉状況
を検出出力する機能を有している。
【0083】防犯センサ69は、ホームを安全に維持す
るホームセキュリティシステムの動作モードが警戒モー
ドにある場合に、例えば、玄関ドア・各室ドア・ホーム
の各所に設置される窓などの開閉部材が開放されたと
き、ホームが危険な状態にさらされたとみなして防犯信
号を出力する機能を有している。
【0084】介護室ドアSW71は、当日における介護
室ドアの開閉状況を検出して記憶保持するとともに、こ
れを出力する機能を有している。
【0085】水道メータ73は、上水道使用量の経時変
化を検出して記憶保持するとともに、これを出力する機
能を有している。
【0086】火災報知器75は、例えば台所や各室等の
天井部分に設けられ、火災の発生有無を検出出力する機
能を有している。
【0087】ペット給餌装置76は、車両側からの給餌
指令に応答して、犬猫等のペットに水や餌を与える機能
を有している。
【0088】ガス漏れ検知器77は、例えば台所等のガ
ス機器設置場所付近に設けられ、ガス漏れの発生有無を
検出出力する機能を有している。
【0089】ガス遮断機79は、ガス漏れ検知器77か
ら又は車両側からのガス遮断指令に応答して、ガス弁を
遮断する機能を有している。
【0090】照明機器81、又はエアコン機器83の各
々は、車両側からの各種指令に応答して、その点灯/消
灯、又はそのオン/オフが行われるように構成されてい
る。
【0091】風呂給湯装置85は、車両側からの給湯指
令に応答して、湯船に所定量のお湯を供給するか、又は
湯船に所定量の水を供給後に風呂を沸かす機能を有して
いる。
【0092】そして、玄関ドア鍵施解錠装置87は、車
両側からの施解錠指令に応答して、玄関ドア鍵の施解錠
を行う機能を有して構成されている。
【0093】次に、双方向交換情報利用システム101
の動作説明に先立って、本システム101が発揮する概
略機能について図2を参照して説明する。
【0094】図2には、本発明に係る双方向交換情報利
用方法を用いて実現される概略機能が分類表示されてい
る。
【0095】同図に示すように、本発明に係る双方向交
換情報利用方法を用いて実現される機能としては、大き
く分けて、車両からホームをモニタ&コントロール(以
下、「監視・制御」と言い換える)する機能と、ホーム
から車両を監視・制御する機能と、ホームから車両への
メッセージング(以下、「通報・通話」と言い換える)
機能と、車両からホームへの通報機能と、の4つの大分
類機能が存在するが、各大分類機能の概略について以下
に順次説明する。
【0096】第1に、車両からホームを監視・制御する
機能は、さらに、家電機器類を制御する「家電くん」機
能と、ペットの世話を行う「動物くん」機能と、要介護
者を監視する「見守りくん」機能と、の3つの中分類機
能を含んでいる。
【0097】「家電くん」機能は、さらに、ホームを留
守にするときに使用する「お出かけ」機能と、ホームに
帰宅したときに使用する「お帰り」機能と、の2つの小
分類機能を含んでいる。
【0098】「お出かけ」機能に属する項目としては、
玄関の戸締まりをする、ガス弁を遮断する、照明を消
す、エアコンを消す、等を挙げることができる。
【0099】一方、「お帰り」機能に属する項目として
は、玄関の鍵を開ける、照明をつける、エアコンをつけ
る、風呂を沸かす、等を挙げることができる。
【0100】次に、「動物くん」機能に属する項目とし
ては、ペットを監視する、ペットに給餌する、等を挙げ
ることができる。
【0101】次に、「見守りくん」機能に属する項目と
しては、ドアモニタとして、介護室ドアの開閉回数を監
視する、水道モニタとして、水道水使用量の経時変化、
つまり水道使用状況を監視する、及びカメラモニタとし
て、要介護者を監視する、等を挙げることができる。
【0102】第2に、ホームから車両を監視・制御する
機能は、さらに、パワーウィンドウを監視・制御する機
能と、ドアロックの施解錠を監視・制御する機能と、ド
アの開閉状態を監視する機能と、の3つの中分類機能を
含んでいる。なお、車両側の監視・制御対象としては、
上述した例に限定されることなく、例えば、ヘッドライ
トやルームランプ等の灯火類を含む各種車載電気負荷の
稼働状態を加えることができる。
【0103】パワーウィンドウを監視・制御する機能に
属する項目としては、ウインドウの開閉状態を監視す
る、ウインドウの開閉状態を制御する、等を挙げること
ができる。
【0104】一方、ドアロックの施錠状態を監視・制御
する機能に属する項目としては、ドアロックの施錠状態
を監視する、ドアロックの施錠状態を制御する、等を挙
げることができる。
【0105】第3に、ホームから車両への通報・通話機
能は、さらに、留守番インターホン機能と、緊急通報機
能と、の2つの中分類機能を含んでいる。
【0106】留守番インターホン機能に属する項目とし
ては、留守宅に来訪者がやってきたとき、この旨をホー
ムから車両へ知らせる、来訪者と乗員との間で通話を行
う、等を挙げることができる。
【0107】緊急通報機能に属する項目としては、ガス
漏れを知らせる、火災の発生を知らせる、防犯情報を知
らせる、等を挙げることができる。
【0108】第4に、車両からホームへの通報機能とし
ては、ナビゲーション装置19で得られた自車両の現在
位置を知らせる、盗難防止装置21で得られた防盗情報
を知らせる、事故・急病人の発生を知らせる、等を挙げ
ることができる。
【0109】次に、上述した第1の車両からホームを監
視・制御する機能について、図4乃至図8、並びに図1
6乃至図18を参照してさらに詳細に説明する。
【0110】図4乃至図8には、車両からホームを監視
・制御する際における一連の操作・動作を表すフローチ
ャート図が示される一方、図16乃至図18には、車両
からホームを監視・制御する際において、車両側とホー
ム側が連携して実行する一連の操作・動作を表すシーケ
ンス図が示されている。
【0111】図4に示すように、ステップS1におい
て、「ホームタグ」のトップメニュー画面に、「家電く
ん」、「動物くん」、及び「見守りくん」を選択項目と
して表示する。
【0112】ステップS12において、「家電くん」が
操作入力されるとステップS13へ進む一方、「家電く
ん」が操作入力されないときにはステップS17へ進
む。
【0113】ステップS13において、「家電くん」の
下位に属するサブメニュー画面に、「お出かけ」、及び
「お帰り」を選択項目として表示する。
【0114】ステップS14において、図示しない「戻
る」が操作入力されるとステップS11へ戻り以下の処
理を繰り返す一方、「戻る」が操作入力されないときに
はステップS15へ進む。
【0115】ステップS15において、「お出かけ」が
操作入力されると図5に示すステップS21へ進む一
方、「お出かけ」が操作入力されないときにはステップ
S16へ進む。
【0116】ステップS16において、「お帰り」が操
作入力されると図6に示すステップS31へ進む一方、
「お出かけ」、又は「お帰り」のうちいずれも操作入力
されないときにはステップS13の「家電くん」サブメ
ニュー画面において操作入力を待つ。
【0117】一方、ステップS17において、「動物く
ん」が操作入力されると図7に示すステップS41へ進
む一方、「動物くん」が操作入力されないときにはステ
ップS18へ進む。
【0118】ステップS18において、「見守りくん」
が操作入力されるとステップS191へ進む一方、「家
電くん」、「動物くん」、又は「見守りくん」のうちい
ずれも操作入力されないときにはステップS11の「ホ
ームタグ」トップメニュー画面において操作入力を待
つ。
【0119】ステップS19において、「見守りくん」
の下位に属するサブメニュー画面に、「ドアモニタ」、
「水道モニタ」、及び「カメラモニタ」を選択項目とし
て表示する。
【0120】ステップS20において、「戻る」が操作
入力されるとステップS11へ戻り以下の処理を繰り返
す一方、「戻る」が操作入力されないときには図8に示
すステップS48へ進む。
【0121】図5に示すように、ステップS21におい
て、「お出かけ」の下位に属するサブメニュー画面に、
「戸締まり」、「ガス」、「照明」、及び「エアコン」
を選択項目として表示する。
【0122】ステップS22において、「戻る」が操作
入力されるとステップS21の「お出かけ」サブメニュ
ー画面へ戻り以下の処理を繰り返す一方、「戻る」が操
作入力されないときにはステップS23へ進む。
【0123】ステップS23において、「戸締まり」が
操作入力されるとステップS24へ進む一方、「戸締ま
り」が操作入力されないときにはステップS25へ進
む。
【0124】ステップS24において、「戸締まり」の
下位に属するテキスト表示画面上に、「『戸締まり』を
しました」とのメッセージを表示するとともに、「とじ
まりをしました」との音声ガイダンスを発する。このと
き、ホーム側の玄関ドア鍵施解錠装置87は、図16に
示すように、車両側からの施錠指令に係る操作情報に応
答して、玄関ドア鍵の施錠を行う。
【0125】ステップS25において、「ガス」が操作
入力されるとステップS26へ進む一方、「ガス」が操
作入力されないときにはステップS27へ進む。
【0126】ステップS26において、「ガス」の下位
に属するテキスト表示画面上に、「『ガス』を遮断しま
した」とのメッセージを表示するとともに、「がすをし
ゃだんしました」との音声ガイダンスを発する。このと
き、ホーム側のガス遮断機79は、図16に示すよう
に、車両側からのガス遮断指令に係る操作情報に応答し
て、ガス弁を遮断する。
【0127】ステップS27において、「照明」が操作
入力されるとステップS28へ進む一方、「照明」が操
作入力されないときにはステップS29へ進む。
【0128】ステップS28において、「照明」の下位
に属するテキスト表示画面上に、「『照明』を消しまし
た」とのメッセージを表示するとともに、「しょうめい
をけしました」との音声ガイダンスを発する。このと
き、ホーム側のホームH/U63は、図16に示すよう
に、車両側からの消灯指令に係る操作情報に応答して、
照明機器81を消灯する。
【0129】ステップS29において、「エアコン」が
操作入力されるとステップS30へ進む一方、「戸締ま
り」、「ガス」、「照明」、又は「エアコン」のうちい
ずれも操作入力されないときにはステップS21の「お
出かけ」サブメニュー画面において操作入力を待つ。
【0130】ステップS30において、「エアコン」の
下位に属するテキスト表示画面上に、「『エアコン』を
切りました」とのメッセージを表示するとともに、「え
あこんをきりました」との音声ガイダンスを発する。こ
のとき、ホーム側のホームH/U63は、図16に示す
ように、車両側からの稼働制御指令に係る操作情報に応
答して、エアコン機器83の稼働を停止する。
【0131】なお、上述したステップS24,S26,
S28,S30の各処理終了後に、図示しない「実
行」、又は「戻る」が操作入力されるか、又は所定時
間、例えば10秒間が経過したときには、ステップS2
1の「お出かけ」サブメニュー画面へ戻り以下の処理を
繰り返す。
【0132】図6に示すように、ステップS31におい
て、「お帰り」の下位に属するサブメニュー画面に、
「玄関」、「照明」、「エアコン」、及び「風呂」を選
択項目として表示する。
【0133】ステップS32において、「戻る」が操作
入力されるとステップS31の「お帰り」サブメニュー
画面へ戻り以下の処理を繰り返す一方、「戻る」が操作
入力されないときにはステップS33へ進む。
【0134】ステップS33において、「玄関」が操作
入力されるとステップS34へ進む一方、「玄関」が操
作入力されないときにはステップS35へ進む。
【0135】ステップS34において、「玄関」の下位
に属するテキスト表示画面上に、「『玄関』の鍵を開け
ました」とのメッセージを表示するとともに、「げんか
んのかぎをあけました」との音声ガイダンスを発する。
このとき、ホーム側の玄関ドア鍵施解錠装置87は、図
16に示すように、車両側からの解錠指令に係る操作情
報に応答して、玄関ドア鍵の解錠を行う。
【0136】ステップS35において、「照明」が操作
入力されるとステップS36へ進む一方、「照明」が操
作入力されないときにはステップS37へ進む。
【0137】ステップS36において、「照明」の下位
に属するテキスト表示画面上に、「『照明』をつけまし
た」とのメッセージを表示するとともに、「しょうめい
をつけました」との音声ガイダンスを発する。このと
き、ホーム側のホームH/U63は、図16に示すよう
に、車両側からの点灯指令に係る操作情報に応答して、
照明機器81を点灯する。
【0138】ステップS37において、「エアコン」が
操作入力されるとステップS38へ進む一方、「エアコ
ン」が操作入力されないときにはステップS39へ進
む。
【0139】ステップS38において、「エアコン」の
下位に属するテキスト表示画面上に、「『エアコン』を
つけました」とのメッセージを表示するとともに、「え
あこんをつけました」との音声ガイダンスを発する。こ
のとき、ホーム側のホームH/U63は、図16に示す
ように、車両側からの稼働制御指令に係る操作情報に応
答して、エアコン機器83の稼働を開始する。
【0140】ステップS39において、「風呂」が操作
入力されるとステップS40へ進む一方、「玄関」、
「照明」、「エアコン」、又は「風呂」のうちいずれも
操作入力されないときにはステップS31の「お帰り」
サブメニュー画面において操作入力を待つ。
【0141】ステップS40において、「風呂」の下位
に属するテキスト表示画面上に、「『風呂』にお湯を入
れました」とのメッセージを表示するとともに、「ふろ
におゆをいれました」との音声ガイダンスを発する。こ
のとき、ホーム側の風呂給湯装置85は、図16に示す
ように、車両側からの給湯指令に係る操作情報に応答し
て、湯船に所定量のお湯を供給する。
【0142】なお、上述したステップS34,S36,
S38,S40の各処理終了後に、図示しない「実
行」、又は「戻る」が操作入力されるか、又は所定時
間、例えば10秒間が経過したときには、ステップS3
1の「お帰り」サブメニュー画面へ戻り以下の処理を繰
り返す。
【0143】図7に示すように、ステップS41におい
て、「動物くん」の下位に属するサブメニュー画面に、
「モニタ」、及び「えさやり」を選択項目として表示す
る。
【0144】ステップS42において、「モニタ」が操
作入力されるとステップS43へ進む一方、「モニタ」
が操作入力されないときにはステップS45へ進む。
【0145】ステップS43において、「モニタ」の下
位に属する画像表示画面上に、犬猫等のペットの画像を
表示するとともに、「どうぶつのがぞうをひょうじして
います」との音声ガイダンスを発する。このとき、ホー
ム側のペット監視カメラ62は、図17に示すように、
車両側からの撮像指令に係る操作情報に応答して、ペッ
トの画像を撮像するとともに、撮像した画像を所定時間
毎に車両側へ転送する。
【0146】ステップS44において、「戻る」が操作
入力されるとステップS41の「動物くん」サブメニュ
ー画面へ戻り以下の処理を繰り返す一方、「戻る」が操
作入力されないときにはステップS43の「モニタ」の
下位に属する画像表示画面上において操作入力を待つ。
【0147】ステップS45において、「えさやり」が
操作入力されるとステップS46へ進む一方、「えさや
り」が操作入力されないときにはステップS47へ進
む。
【0148】ステップS46において、「えさやり」の
下位に属するテキスト表示画面上に、「『動物』に餌を
やりました」とのメッセージを表示するとともに、「ど
うぶつにえさをやりました」との音声ガイダンスを発す
る。このとき、ホーム側のペット給餌装置76は、図1
7に示すように、車両側からの給餌指令に応答して、犬
猫等のペットに水や餌を与える。
【0149】なお、上述したステップS46の処理終了
後に、「実行」が操作入力されるか、又は所定時間、例
えば10秒間が経過したときには、ステップS41の
「動物くん」サブメニュー画面へ戻り以下の処理を繰り
返す。
【0150】ステップS47において、「戻る」が操作
入力されるとステップS41の「動物くん」サブメニュ
ー画面へ戻り以下の処理を繰り返す一方、「戻る」が操
作入力されず、かつ「モニタ」、又は「えさやり」のう
ちいずれも操作入力されないときには、ステップS41
の「動物くん」サブメニュー画面において操作入力を待
つ。
【0151】図8に示すように、ステップS48におい
て、「見守りくん」の下位に属する「ドアモニタ」、
「水道モニタ」、及び「カメラモニタ」のうち、「ドア
モニタ」が操作入力されるとステップS49へ進む一
方、「ドアモニタ」が操作入力されないときにはステッ
プS51へ進む。
【0152】ステップS49において、「ドアモニタ」
の下位に属するテキスト表示画面上に、本日の介護室ド
ア開閉回数、及び最後にドアが開けられてからの経過時
間を表示するとともに、「どあのかいへいじょうきょう
をひょうじしています」との音声ガイダンスを発する。
このとき、ホーム側の介護室ドアSW71は、図18に
示すように、車両側からの介護室ドア開閉回数返信指令
に応答して、当日における介護室ドアの開閉状況を車両
側へ転送する。
【0153】ステップS50において、「戻る」が操作
入力されると図4に示すステップS19の「見守りく
ん」サブメニュー画面へ戻り以下の処理を繰り返す一
方、「戻る」が操作入力されないときにはステップS4
9の「ドアモニタ」の下位に属するテキスト表示画面上
において操作入力を待つ。
【0154】ステップS51において、「水道モニタ」
が操作入力されるとステップS52へ進む一方、「水道
モニタ」が操作入力されないときにはステップS54へ
進む。
【0155】ステップS52において、「水道モニタ」
の下位に属する線図表示画面上に、当日の上水道使用量
の経時変化を線図表示するとともに、「すいどうのしよ
うじょうきょうをひょうじしています」との音声ガイダ
ンスを発する。このとき、水道メータ73は、図18に
示すように、車両側からの水道使用状況返信指令に応答
して、当日における上水道使用量の経時変化を車両側へ
転送する。
【0156】ステップS53において、「戻る」が操作
入力されると図4に示すステップS19の「見守りく
ん」サブメニュー画面へ戻り以下の処理を繰り返す一
方、「戻る」が操作入力されないときにはステップS5
2の「水道モニタ」の下位に属する線図表示画面上にお
いて操作入力を待つ。
【0157】ステップS54において、「カメラモニ
タ」が操作入力されるとステップS55へ進む一方、
「ドアモニタ」、「水道モニタ」、又は「カメラモニ
タ」のうちいずれも操作入力されないときには図4に示
すステップS19の「見守りくん」サブメニュー画面に
おいて操作入力を待つ。
【0158】ステップS55において、「カメラモニ
タ」の下位に属する画像表示画面上に、ホーム側におけ
る介護室内の画像を表示するとともに、「ほーむないの
かめらがぞうをひょうじしています」との音声ガイダン
スを発する。このとき、ホーム側の要介護者監視カメラ
61は、図18に示すように、車両側からの撮像指令に
係る操作情報に応答して、ホーム側における介護室内の
画像を撮像するとともに、撮像した画像を所定時間毎に
車両側へ転送する。
【0159】ステップS56において、「戻る」が操作
入力されると図4に示すステップS19の「見守りく
ん」サブメニュー画面へ戻り以下の処理を繰り返す一
方、「戻る」が操作入力されないときにはステップS5
6の「カメラモニタ」の下位に属する画像表示画面上に
おいて操作入力を待つ。
【0160】次に、上述した第2のホームから車両を監
視・制御する機能について、図9乃至図11、並びに図
19を参照してさらに詳細に説明する。
【0161】図9乃至図11には、ホームから車両を監
視・制御する際における一連の操作・動作を表すフロー
チャート図が示される一方、図19には、ホームから車
両を監視・制御する際において、車両側とホーム側が連
携して実行する一連の操作・動作を表すシーケンス図が
示されている。
【0162】まず、ホームから車両のウインドウの開閉
状態を監視・制御する際における一連の操作・動作につ
いて説明する。なお、ホームから車両のウインドウの開
閉状態を監視・制御するにあたり、特定のウインドウ、
例えば運転席ドアウインドウを指定してその開閉状態を
監視・制御することが可能であるが、本例では、特定の
ウインドウを指定するための指示操作を省略し、全ての
ウインドウに共通の操作・動作部分について説明する。
【0163】図9に示すように、ステップS61におい
て、ホームサーバ57は、車両側のパワーウインドウ2
9で検知されたウインドウの開閉状態を取得し、取得し
たウインドウの開閉状態を参照して、ウインドウが開放
状態にあるときにはステップS62へ進む一方、ウイン
ドウが閉止状態にあるときにはステップS67へ進む。
【0164】ステップS62において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、ウインドウが開放状態にある
旨を表示するとともに、ウインドウの開閉状態を制御す
る際に用いられるウインドウ制御ボタンの画像を表示す
る。
【0165】ステップS63において、ウインドウを閉
じるため、マウスカーソルをウインドウ制御ボタン上に
おける閉止位置にあわせてマウスの左ボタンをクリック
する。
【0166】ステップS64において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、「実行」と「キャンセル」の
各ボタンに併せて、「パワーウィンドウ付近の安全を確
認後、実行ボタンを押して下さい」とのメッセージを表
示する。このとき、上述した表示に併せて、車内外監視
カメラ39で撮像した車両の内部及び外部の画像を表示
することができる。
【0167】ステップS64で「キャンセル」ボタンが
操作入力されると、ステップS62のウインドウ開放状
態表示画面上に戻り以下の処理を繰り返す一方、ステッ
プS64で「実行」ボタンが操作入力されると、ステッ
プS65において、ホームサーバ57は、その表示画面
上に、「停止」ボタンに併せて、「ウィンドウを閉めて
います。緊急停止するには停止ボタンを押して下さ
い。」とのメッセージを表示する。このとき、上述した
表示に併せて、車内外監視カメラ39で撮像した車両の
内部及び外部の画像を表示することもできる。このウイ
ンドウ閉止指示操作が行われたとき、図19に示すよう
に、ホームサーバ57は、ウインドウ閉止に係る機器制
御信号を車載サーバ15宛に送信する一方、車載サーバ
15は、ウインドウ閉止に係る機器制御信号をパワーウ
ィンドウ29へ転送し、これを受けてパワーウィンドウ
29は、ウインドウを閉止方向へ駆動制御する。
【0168】ステップS65で「停止」ボタンが操作入
力されると、ステップS62のウインドウ開放状態表示
画面上に戻り以下の処理を繰り返す一方、ステップS6
5で「停止」ボタンが操作入力されないときには、ステ
ップS66において、ホームサーバ57は、その表示画
面上に、ウインドウが閉止状態にある旨を表示する。な
お、車載サーバ15は、ウインドウの開閉状態変位デー
タを、ポーリング・セレクティング方式を採用すること
で一定周期毎に監視し、この監視により得られたウイン
ドウ開閉状態変位データをホームサーバ57へ即時に転
送することにより、リアルタイムでのウインドウ開閉状
態監視を実現している。したがって、ウインドウが開放
状態から閉止状態に移行した旨を、その表示内容により
リアルタイムで確認することができる。
【0169】一方、ステップS67において、ホームサ
ーバ57は、その表示画面上に、ウインドウが閉止状態
にある旨を表示するとともに、ウインドウ制御ボタンの
画像を表示する。
【0170】ステップS68において、ウインドウを開
くため、マウスカーソルをウインドウ制御ボタン上にお
ける開放位置にあわせてマウスの左ボタンをクリックす
る。このウインドウ開放指示操作が行われたとき、図1
9に示すように、ホームサーバ57は、ウインドウ開放
に係る機器制御信号を車載サーバ15宛に送信する一
方、車載サーバ15は、ウインドウ開放に係る機器制御
信号をパワーウィンドウ29へ転送し、これを受けてパ
ワーウィンドウ29は、ウインドウを開放方向へ駆動制
御する。
【0171】ステップS69において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、ウインドウが開放状態にある
旨を表示する。したがって、ウインドウが閉止状態から
開放状態に移行した旨を、その表示内容によりリアルタ
イムで確認することができる。
【0172】次に、ホームから車両のドアロックの施錠
状態を監視・制御する際における一連の操作・動作につ
いて説明する。なお、ホームから車両のドアロックの施
錠状態を監視・制御するにあたり、特定のドアロック、
例えば運転席ドアロックを指定してその施錠状態を監視
・制御することが可能であるが、本例では、特定のドア
ロックを指定するための指示操作を省略し、全てのドア
ロックに共通の操作・動作部分について説明する。
【0173】図10に示すように、ステップS71にお
いて、ホームサーバ57は、車両側のパワードアロック
27で検知されたドアロックの施錠状態を取得し、取得
したドアロックの施錠状態を参照して、ドアロックが施
錠状態にあるときにはステップS72へ進む一方、ドア
ロックが解錠状態にあるときにはステップS75へ進
む。
【0174】ステップS72において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、ドアロックが施錠状態にある
旨を表示するとともに、ドアロックの施錠状態を制御す
る際に用いられるドアロック制御ボタンの画像を表示す
る。
【0175】ステップS73において、ドアロックを解
錠するため、マウスカーソルをドアロック制御ボタン上
における解錠位置にあわせてマウスの左ボタンをクリッ
クする。このドアロック解錠指示操作が行われたとき、
図19に示すように、ホームサーバ57は、ドアロック
解錠に係る機器制御信号を車載サーバ15宛に送信する
一方、車載サーバ15は、ドアロック解錠に係る機器制
御信号をパワードアロック27へ転送し、これを受けて
パワードアロック27は、ドアロックを解錠方向へ駆動
制御する。
【0176】ステップS74において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、ドアロックが解錠状態にある
旨を表示する。なお、車載サーバ15は、ドアロックの
施錠状態変位データを、ポーリング・セレクティング方
式を採用することで一定周期毎に監視し、この監視によ
り得られたドアロック施錠状態変位データをホームサー
バ57へ即時に転送することにより、リアルタイムでの
ドアロック施錠状態監視を実現している。したがって、
ドアロックが施錠状態から解錠状態に移行した旨を、そ
の表示内容によりリアルタイムで確認することができ
る。
【0177】一方、ステップS75において、ホームサ
ーバ57は、その表示画面上に、ドアロックが解錠状態
にある旨を表示するとともに、ドアロック制御ボタンの
画像を表示する。
【0178】ステップS76において、ドアロックを施
錠するため、マウスカーソルをドアロック制御ボタン上
における施錠位置にあわせてマウスの左ボタンをクリッ
クする。このドアロック施錠指示操作が行われたとき、
図19に示すように、ホームサーバ57は、ドアロック
施錠に係る機器制御信号を車載サーバ15宛に送信する
一方、車載サーバ15は、ドアロック施錠に係る機器制
御信号をパワードアロック27へ転送し、これを受けて
パワードアロック27は、ドアロックを施錠方向へ駆動
制御する。
【0179】ステップS77において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、ドアロックが施錠状態にある
旨を表示する。したがって、ドアロックが解錠状態から
施錠状態に移行した旨を、その表示内容によりリアルタ
イムで確認することができる。
【0180】次に、ホームから車両のウインドウの開閉
状態・ドアロックの施錠状態・ドアの開閉状態を含む各
部の状態を遠隔的に監視する際における一連の操作・動
作について、図11を参照して説明する。
【0181】まず、ホームから車両のウインドウの開閉
状態を遠隔的に監視するにあたり、ホームサーバ57
は、車両側のパワーウインドウ29で検知されたウイン
ドウの開閉状態を取得し、取得したウインドウの開閉状
態を参照して、ウインドウが開放状態にあるときにはス
テップS81へ進む一方、ウインドウが閉止状態にある
ときにはステップS82へ進む。
【0182】ステップS81において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、ウインドウが開放状態にある
旨を表示するとともに、ウインドウ制御ボタンの画像を
表示する。
【0183】一方、ステップS82において、ホームサ
ーバ57は、その表示画面上に、ウインドウが閉止状態
にある旨を表示するとともに、ウインドウ制御ボタンの
画像を表示する。
【0184】また、ホームから車両のドアロックの施錠
状態を遠隔的に監視するにあたり、ホームサーバ57
は、車両側のパワードアロック27で検知されたドアロ
ックの施錠状態を取得し、取得したドアロックの施錠状
態を参照して、ドアロックが施錠状態にあるときにはス
テップS83へ進む一方、ドアロックが解錠状態にある
ときにはステップS84へ進む。
【0185】ステップS83において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、ドアロックが解錠状態にある
旨を表示するとともに、ドアロック制御ボタンの画像を
表示する。
【0186】一方、ステップS84において、ホームサ
ーバ57は、その表示画面上に、ドアロックが施錠状態
にある旨を表示するとともに、ドアロック制御ボタンの
画像を表示する。
【0187】また、ホームから車両のドアの開閉状態を
遠隔的に監視するにあたり、ホームサーバ57は、車両
側のドアSW25で検知されたドアの開閉状態を取得
し、取得したドアの開閉状態を参照して、ドアが開放状
態にあるときにはステップS85へ進む一方、ドアが閉
止状態にあるときにはステップS86へ進む。
【0188】ステップS85において、ホームサーバ5
7は、その表示画面上に、ドアが開放状態にある旨を表
示する。
【0189】一方、ステップS86において、ホームサ
ーバ57は、その表示画面上に、ドアが閉止状態にある
旨を表示する。
【0190】なお、ホームから車両のウインドウの開閉
状態・ドアロックの施錠状態・ドアの開閉状態を含む車
両各部の状態を遠隔的に監視する際に、車載サーバ15
は、車両各部の状態変位データを、ポーリング・セレク
ティング方式を採用することで一定周期毎に監視し、こ
の監視により得られた車両各部の状態変位データをホー
ムサーバ57へ即時に転送することにより、リアルタイ
ムでの車両各部の状態監視を実現している。したがっ
て、車両各部の状態が変位した旨を、その表示内容によ
りリアルタイムで確認することができる。
【0191】次に、上述した第3のホームから車両への
通報・通話機能について、図12乃至図15、並びに図
20乃至図22を参照してさらに詳細に説明する。
【0192】図12乃至図15には、ホームから車両へ
通報・通話を行う際における一連の操作・動作を表すフ
ローチャート図が示される一方、図20乃至図22に
は、ホームから車両へ通報・通話を行う際において、車
両側とホーム側が連携して実行する一連の操作・動作を
表すシーケンス図が示されている。
【0193】まず、ホームから車両への通報・通話機能
のうち、留守番インターホン機能について、図12、並
びに図20乃至図21を参照して詳細に説明する。
【0194】図12又は図20に示すように、ステップ
S91において、ホームインターホン65が留守番モー
ドにあるときに留守宅を訪問した来訪者が呼出ボタンを
押すと、この旨をホームサーバ57乃至車載サーバ15
等を介して車載インターホン17へ転送し、これを受け
て車載インターホン17は、チャイム音を鳴動すること
で車両の乗員に対して来訪通報を行う。なお、この来訪
通報は、チャイム音以外にも、例えば、運転席シートに
内蔵されたバイブレータによる振動、又はにおいなど、
車両のドライバの視覚を除く感覚に訴えることで実行さ
れる。
【0195】ステップS93において、来訪者からイン
ターホン呼出を着信した時点の状態を維持して、所定時
間、例えば5秒間待機する。この待機時間を設けた趣旨
は、もしも待機時間をおくことなく来訪者の画像を即時
に表示した場合には、走行車両のドライバの視線が瞬間
的にその画像に吸引されるおそれがあるからである。つ
まり、待機時間を設けることで上記事態の発生を未然に
防止することにより、車両の安全走行を担保する役割を
果たす。
【0196】ステップS94において、車載H/U23
は、車載ディスプレイ37の表示画面を、「ホームタ
グ」のトップメニュー画面に切り替えて、このトップメ
ニュー画面上に、ホーム側における玄関付近に存在する
来訪者の画像、及び「自宅に来訪者が来ました。応対ボ
タンを押して下さい。」との文字メッセージを表示する
とともに、「じたくにらいほうしゃがきました。おうた
いするばあいは、おうたいぼたんをおしてください。」
との音声ガイダンスを発する。このとき、ホーム側の来
訪者監視カメラ59は、図20に示すように、車両側か
らの撮像指令に係る操作情報に応答して、ホーム側にお
ける来訪者の画像を撮像するとともに、撮像した画像を
所定時間毎に車両側へ転送する。なお、ステップS94
における画面切り替えは、車載サーバ15から車載H/
U23宛にセレクトコマンドを送信することで実現され
る。また、この画面切り替えは、その他の情報表示が使
用中であるか否かにかかわらず強制割り込みの手法を用
いて実行される。
【0197】ステップS95において、ドライバ又は乗
員が所定時間、例えば10秒以内に車載インターホン1
7の応対ボタンを押さないときには強制割り込み以前の
画面に復帰する一方、所定時間以内に応対ボタンを押し
たときにはステップS96へ進む。
【0198】ステップS96において、図20に示すよ
うに、車載サーバ15は、応対ボタン押下を車載H/U
23を介して車載サーバ15へ送信する。これを受けて
車載サーバ15は、インターホンONコマンドを車載H
/U23宛に返信する。車載H/U23は、車載インタ
ーホン17の動作モードを、インターホンを介して来訪
者の画像を視ながら通話可能な状態に切り替える。これ
により、「ホームタグ」の下位に属する表示画面上に、
ホーム側における玄関付近に存在する来訪者の画像、及
び「ただいま通話中です」とのメッセージを表示する。
このとき、ホーム側の来訪者監視カメラ59は、図20
に示すように、車両側からの撮像指令に係る操作情報に
応答して、ホーム側における来訪者の画像を撮像すると
ともに、撮像した画像を所定時間、例えば3秒毎に更新
して車両側へ転送する。
【0199】ステップS97において、図12又は図2
0に示すように、通話開始から所定時間、例えば3分間
が経過するか、又は応対ボタンが再度押下されるとステ
ップS98へ進む一方、上記以外の場合はステップS9
6へ戻り以下の処理を繰り返す。
【0200】ステップS98において、図20に示すよ
うに、車載サーバ15は、インターホンOFFコマンド
を車載H/U23宛に送信する。車載H/U23は、車
載インターホン17の動作モードを通常モードに切り替
える。これにより、「ホームタグ」の下位に属する表示
画面上に、「通話が終了しました」との文字メッセージ
を表示するとともに、「つうわがしゅりょうしました」
との音声ガイダンスを発する。
【0201】ステップS99において、通話終了から所
定時間、例えば5秒間が経過すると強制割り込み以前の
画面に復帰する一方、上記以外の場合にはステップS9
8へ戻り以下の処理を繰り返す。
【0202】次に、留守番インターホン機能の例外動作
について、図21を参照して説明する。
【0203】上述したステップS96の通話中にドライ
バ又は乗員が、「ホームタグ」からその他のタグ例えば
「ナビタグ」に切り替えた場合には、車載H/U23
は、ホームタグ終了コマンドを車載サーバ15宛に送信
し、これを受けて車載サーバ15は、車載インターホン
17の動作を終了させる。これにより、ステップS96
の通話は強制的に終了する。
【0204】一方、ホーム側に来訪者が存在しないにも
かかわらずドライバが応対ボタンを押下した場合には、
車載インターホン17は、応対ボタン押下の旨を車載H
/U23を介して車載サーバ15へ送信するが、このと
き、車載サーバ15は、ホームインターホン65の呼出
ボタンが押下されていないことから応対は不要とみなし
て、ドライバによる応対ボタン押下を無視する。
【0205】次に、ホームから車両への通報・通話機能
のうち、ガス漏れ緊急通報機能について、図13、並び
に図22を参照して説明する。
【0206】図13に示すように、ステップS101に
おいて、ガス漏れ検知器77からのガス漏れ信号を受け
て、ホームサーバ57は、ガス漏れが発生した旨を車載
サーバ15へ転送し、これを受けて車載サーバ15は、
図22に示すように、ガス漏れ発生に係る緊急通報コマ
ンドを車載H/U23宛に送信するとともに、チャイム
音を鳴動することで車両の乗員に対してガス漏れ発生通
報を行う。
【0207】ステップS102において、車載サーバ1
5は、現在のタグ画面が「ホームタグ」であるか否かを
判断し、「ホームタグ」であるときにはステップS10
3へ進む一方、「ホームタグ」ではないときにはステッ
プS104へ進む。このとき、車載サーバ15は、図2
2に示すように、現在のタグ画面が「ホームタグ」であ
るか否かにかかわらず「ホームタグ」を点滅することに
より、「ホームタグ」への注意を喚起し、又は「ホーム
タグ」へのタグの切り替えを促す。
【0208】ステップS103において、所定時間、例
えば5秒間「ホームタグ」のトップメニュー画面を表示
したままの状態で待機する。この待機時間を設けた趣旨
は、もしも待機時間をおくことなく通報内容を即時に表
示した場合には、走行車両のドライバの視線が瞬間的に
その画像に吸引されるおそれがあるからである。つま
り、待機時間を設けることで上記事態の発生を未然に防
止することにより、車両の安全走行を担保する役割を果
たす。
【0209】一方、ステップS104において、車載サ
ーバ15は、「ホームタグ」が選択されたか否かを判断
し、「ホームタグ」が選択されたときにはステップS1
05へ進み、「ホームタグ」が選択されるまで本処理を
繰り返す。なお、上述したステップS104の処理内容
に代えて、例えば、車載H/U23は、その他の情報表
示が使用中であるか否かにかかわらず強制割り込みの手
法を用いて、車載ディスプレイ37の表示画面上に、
「ホームタグ」のトップメニュー画面を表示するように
表示画面を強制的に切り替える形態を採用することもで
きる。この場合には、表示画面の強制切り替え後に、上
述したステップS103の処理を行う。
【0210】ステップS105において、「ホームタ
グ」の下位に属する表示画面上に、「1999年XX月
XX日 XX時XX分 !! 自宅でガス漏れが発生し
ました。ガス弁を遮断し、ガス会社へ通報しました。」
との文字メッセージを表示するとともに、「じたくでが
すもれがはっせいしました。がすべんをしゃだんし、が
すがいしゃへつうほうしました。」との音声ガイダンス
を発する。このとき、上述した文字メッセージに併せ
て、「実行キーを押して下さい。」との文字メッセージ
を表示する。
【0211】ステップS106において、乗員が通報内
容を確認した旨の意志表示となる実行キーが押されると
ステップS107へ進み、実行キーが押されるまでステ
ップS105の処理を繰り返す。
【0212】ステップS107において、「きんきゅう
つうほうないようのかくにんがかんりょうしました」と
の音声ガイダンスを発するとともに、通常の「ホームタ
グ」画面へ戻る。
【0213】次に、ホームから車両への通報・通話機能
のうち、火災緊急通報機能について、図14、並びに図
22を参照して説明する。
【0214】図14に示すように、ステップS111に
おいて、火災報知器75からの火災緊急通報信号を受け
て、ホームサーバ57は、火災が発生した旨を車載サー
バ15へ転送し、これを受けて車載サーバ15は、図2
2に示すように、火災発生に係る緊急通報コマンドを車
載H/U23宛に送信するとともに、チャイム音を鳴動
することで車両の乗員に対して火災発生通報を行う。
【0215】ステップS112において、車載サーバ1
5は、現在のタグ画面が「ホームタグ」であるか否かを
判断し、「ホームタグ」であるときにはステップS11
3へ進む一方、「ホームタグ」ではないときにはステッ
プS114へ進む。このとき、車載サーバ15は、図2
2に示すように、現在のタグ画面が「ホームタグ」であ
るか否かにかかわらず「ホームタグ」を点滅することに
より、「ホームタグ」への注意を喚起し、又は「ホーム
タグ」へのタグの切り替えを促す。
【0216】ステップS113において、所定時間、例
えば5秒間「ホームタグ」のトップメニュー画面を表示
したままの状態で待機する。この待機時間を設けた趣旨
は、もしも待機時間をおくことなく通報内容を即時に表
示した場合には、走行車両のドライバの視線が瞬間的に
その画像に吸引されるおそれがあるからである。つま
り、待機時間を設けることで上記事態の発生を未然に防
止することにより、車両の安全走行を担保する役割を果
たす。
【0217】一方、ステップS114において、車載サ
ーバ15は、「ホームタグ」が選択されたか否かを判断
し、「ホームタグ」が選択されたときにはステップS1
05へ進み、「ホームタグ」が選択されるまで本処理を
繰り返す。なお、上述したステップS114の処理内容
に代えて、例えば、車載H/U23は、その他の情報表
示が使用中であるか否かにかかわらず強制割り込みの手
法を用いて、車載ディスプレイ37の表示画面上に、
「ホームタグ」のトップメニュー画面を表示するように
表示画面を強制的に切り替える形態を採用することもで
きる。この場合には、表示画面の強制切り替え後に、上
述したステップS113の処理を行う。
【0218】ステップS115において、「ホームタ
グ」の下位に属する表示画面上に、「1999年XX月
XX日 XX時XX分 !! 自宅で火災が発生しまし
た。ガス弁を遮断し、消防署へ通報しました。」との文
字メッセージを表示するとともに、「じたくでかさいが
はっせいしました。がすべんをしゃだんし、しょうぼう
しょへつうほうしました。」との音声ガイダンスを発す
る。このとき、上述した文字メッセージに併せて、「実
行キーを押して下さい。」との文字メッセージを表示す
る。
【0219】ステップS116において、乗員が通報内
容を確認した旨の意志表示となる実行キーが押されると
ステップS107へ進み、実行キーが押されるまでステ
ップS105の処理を繰り返す。
【0220】ステップS117において、「きんきゅう
つうほうないようのかくにんがかんりょうしました」と
の音声ガイダンスを発するとともに、通常の「ホームタ
グ」画面へ戻る。
【0221】次に、ホームから車両への通報・通話機能
のうち、防犯緊急通報機能について、図15、並びに図
22を参照して説明する。
【0222】図15に示すように、ステップS121に
おいて、防犯センサ69からの防犯信号を受けて、ホー
ムサーバ57は、ホームが危険な状態にさらされている
旨を車載サーバ15へ転送し、これを受けて車載サーバ
15は、図22に示すように、防犯事態発生に係る緊急
通報コマンドを車載H/U23宛に送信するとともに、
チャイム音を鳴動することで車両の乗員に対して防犯事
態発生通報を行う。
【0223】ステップS122において、車載サーバ1
5は、現在のタグ画面が「ホームタグ」であるか否かを
判断し、「ホームタグ」であるときにはステップS12
3へ進む一方、「ホームタグ」ではないときにはステッ
プS124へ進む。このとき、車載サーバ15は、図2
2に示すように、現在のタグ画面が「ホームタグ」であ
るか否かにかかわらず「ホームタグ」を点滅することに
より、「ホームタグ」への注意を喚起し、又は「ホーム
タグ」へのタグの切り替えを促す。
【0224】ステップS123において、所定時間、例
えば5秒間「ホームタグ」のトップメニュー画面を表示
したままの状態で待機する。この待機時間を設けた趣旨
は、もしも待機時間をおくことなく通報内容を即時に表
示した場合には、走行車両のドライバの視線が瞬間的に
その画像に吸引されるおそれがあるからである。つま
り、待機時間を設けることで上記事態の発生を未然に防
止することにより、車両の安全走行を担保する役割を果
たす。
【0225】一方、ステップS124において、車載サ
ーバ15は、「ホームタグ」が選択されたか否かを判断
し、「ホームタグ」が選択されたときにはステップS1
25へ進み、「ホームタグ」が選択されるまで本処理を
繰り返す。なお、上述したステップS124の処理内容
に代えて、例えば、車載H/U23は、その他の情報表
示が使用中であるか否かにかかわらず強制割り込みの手
法を用いて、車載ディスプレイ37の表示画面上に、
「ホームタグ」のトップメニュー画面を表示するように
表示画面を強制的に切り替える形態を採用することもで
きる。この場合には、表示画面の強制切り替え後に、上
述したステップS123の処理を行う。
【0226】ステップS125において、「ホームタ
グ」の下位に属する表示画面上に、「1999年XX月
XX日 XX時XX分 !! 自宅で防犯センサが作動
しました。防犯ランプを点灯し、セキュリティセンター
へ通報しました。」との文字メッセージを表示するとと
もに、「じたくでぼうはんせんさがさどうしました。ぼ
うはんらんぷをてんとうし、せきゅりてぃせんたーへつ
うほうしました。」との音声ガイダンスを発する。この
とき、上述した文字メッセージに併せて、「実行キーを
押して下さい。」との文字メッセージを表示する。
【0227】ステップS126において、乗員が通報内
容を確認した旨の意志表示となる実行キーが押されると
ステップS127へ進み、実行キーが押されるまでステ
ップS125の処理を繰り返す。
【0228】ステップS127において、「きんきゅう
つうほうないようのかくにんがかんりょうしました」と
の音声ガイダンスを発するとともに、通常の「ホームタ
グ」画面へ戻る。
【0229】次に、上述した第4の車両からホームへの
通報機能について説明する。
【0230】まず、車両からホームへの通報機能のう
ち、自車位置通報機能について説明すると、車載サーバ
15は、ナビゲーション装置19で得られた自車両の現
在位置を表す自車位置情報をホームサーバ57宛に送信
し、これを受けてホームサーバ57は、その表示画面上
に、地図上における車両の現在位置を表示する。これに
より、ホームで留守番をしている家人は、車両の現在位
置をリアルタイムで確認することができる。
【0231】次に、車両からホームへの通報機能のう
ち、防盗情報通報機能について説明すると、車載サーバ
15は、盗難防止装置21で得られた防盗情報をホーム
サーバ57宛に送信し、これを受けてホームサーバ57
は、その表示画面上に、例えば、「盗難防止装置が作動
しました。ヘッドランプが点滅しています。クラクショ
ンが鳴っています。車両を確認して下さい。」などの文
字メッセージを表示する。これにより、ホームにいる家
人は、車両が盗難にさらされている旨をリアルタイムで
確認することができ、ホームから離れた場所に駐車場が
存在する場合であっても、車両を盗人の手から保護する
ことができる。
【0232】次に、車両からホームへの通報機能のう
ち、緊急事態情報通報機能について説明すると、車載サ
ーバ15は、事故・急病人の発生等の緊急事態情報をホ
ームサーバ57宛に送信し、これを受けてホームサーバ
57は、その表示画面上に、例えば、「車両で事故が発
生しました。けが人がいます。」などの文字メッセージ
を表示する。これにより、ホームにいる家人は、車両が
事故・又は急病人の発生にさらされている旨をリアルタ
イムで確認することができ、ホームから離れた場所で車
両が事故に遭遇した場合であっても、警察署への連絡、
救急車の手配、けが人の血液型・抗生剤アレルギーの有
無・既往症等の個別情報を担当医師へ伝える、又は即座
にかけつけるなどの適切な処理を行うことができる。
【0233】なお、本発明は、上述した実施形態の例に
限定されることなく、請求の範囲内において適宜に変更
された形態で実施することができることは言うまでもな
い。
【0234】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車両とホーム
間において双方向に交換した情報を、車両からホームを
監視する用途に利用可能となる結果として、「安全」、
「快適」、「便利」をキーワードとした情報利用環境を
構築することができる。
【0235】また、請求項2の発明によれば、車両とホ
ーム間において双方向に交換した情報を、ホーム側に存
在する、玄関ドア鍵の施錠状態、ホームの各所に設けら
れた開閉部材の開閉状態若しくは開閉回数、公共サービ
ス使用量の経時変化、各種家電機器の稼働状態、又はホ
ーム内外の様子のうち、少なくとも1つの監視対象を車
両から監視する用途に利用可能となる結果として、「安
全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報利用
環境を構築することができる。
【0236】さらに、請求項3の発明によれば、車両と
ホーム間において双方向に交換した情報を、車両からホ
ームを制御する用途に利用可能となる結果として、「安
全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報利用
環境を構築することができる。
【0237】さらにまた、請求項4の発明によれば、車
両とホーム間において双方向に交換した情報を、ホーム
側に存在する、玄関ドア鍵の施錠状態、公共サービスの
使用可否状態、又は各種家電機器の稼働状態のうち、少
なくとも1つの制御対象を車両から制御する用途に利用
可能となる結果として、「安全」、「快適」、「便利」
をキーワードとした情報利用環境を構築することができ
る。
【0238】また、請求項5の発明によれば、車両とホ
ーム間において双方向に交換した情報を、ホーム側に存
在する、照明の点滅状態、エアコンの稼働状態、風呂給
湯装置の稼働状態、又は給餌装置のうち、少なくとも1
つの家電機器の稼働状態を含む制御対象を車両から制御
する用途に利用可能となる結果として、「安全」、「快
適」、「便利」をキーワードとした情報利用環境を構築
することができる。
【0239】さらに、請求項6の発明によれば、車両と
ホーム間において双方向に交換した情報を、ホームから
車両を監視する用途に利用可能となる結果として、「安
全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報利用
環境を構築することができる。
【0240】しかも、請求項7の発明によれば、車両と
ホーム間において双方向に交換した情報を、車両側に存
在する、車両の各所に設けられた開閉部材の開閉状態若
しくは施錠状態、車両内外の様子、又は車両に搭載され
た各種電気負荷の稼働状態のうち、少なくとも1つの監
視対象をホームから監視する用途に利用可能となる結果
として、「安全」、「快適」、「便利」をキーワードと
した情報利用環境を構築することができる。
【0241】また、請求項8の発明によれば、車両とホ
ーム間において双方向に交換した情報を、車両側に存在
する、各種ドア類、各種ウインドウ類、トランクリッ
ド、テールゲート、又はサンルーフのうち、少なくとも
1つの開閉部材の開閉状態若しくは施錠状態を含む監視
対象をホームから監視する用途に利用可能となる結果と
して、「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとし
た情報利用環境を構築することができる。
【0242】さらに、請求項9の発明によれば、車両と
ホーム間において双方向に交換した情報を、ホームから
車両を制御する用途に利用可能となる結果として、「安
全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報利用
環境を構築することができる。
【0243】しかも、請求項10の発明によれば、車両
とホーム間において双方向に交換した情報を、車両側に
存在する、車両の各所に設けられた開閉部材の開閉状態
若しくは施錠状態、又は車両に搭載された各種電気負荷
の稼働状態のうち、少なくとも1つを含む制御対象をホ
ームから制御する用途に利用可能となる結果として、
「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報
利用環境を構築することができる。
【0244】また、請求項11の発明によれば、車両と
ホーム間において双方向に交換した情報を、車両側に存
在する、各種ドア類、各種ウインドウ類、トランクリッ
ド、テールゲート、又はサンルーフのうち、少なくとも
1つの開閉部材の開閉状態若しくは施錠状態を含む制御
対象をホームから制御する用途に利用可能となる結果と
して、「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとし
た情報利用環境を構築することができる。
【0245】さらに、請求項12の発明によれば、車両
とホーム間において双方向に交換した情報を、ホームか
ら車両へ緊急事態発生を通報する用途に利用可能となる
結果として、「安全」、「快適」、「便利」をキーワー
ドとした情報利用環境を構築することができる。
【0246】さらにまた、請求項13の発明によれば、
車両とホーム間において双方向に交換した情報を、ホー
ムへの来訪者の訪問、ホームでのガス漏れ発生、ホーム
での火災発生、又はホームでの防犯事態発生のうち、少
なくとも1つの緊急事態発生をホームから車両へ通報す
る用途に利用可能となる結果として、「安全」、「快
適」、「便利」をキーワードとした情報利用環境を構築
することができる。
【0247】しかも、請求項14の発明によれば、車両
とホーム間において双方向に交換した情報を、車両から
ホームへ緊急事態発生を通報する用途に利用可能となる
結果として、「安全」、「快適」、「便利」をキーワー
ドとした情報利用環境を構築することができる。
【0248】そして、請求項15の発明によれば、車両
とホーム間において双方向に交換した情報を、車両の事
故遭遇、車両での急病人の発生、又は車両での防盗事態
発生のうち、少なくとも1つの緊急事態発生を車両から
ホームへ通報する用途に利用可能となる結果として、
「安全」、「快適」、「便利」をキーワードとした情報
利用環境を構築することができるというきわめて優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る双方向交換情報利用方法
を具現化する双方向交換情報利用システムの機能ブロッ
ク構成図である。
【図2】図2は、本発明に係る双方向交換情報利用方法
を用いて実現される概略機能の分類表示図である。
【図3】図3は、双方向交換情報利用システムにおいて
車両からホームを監視・制御する際に用いられる情報画
面の一例である。
【図4】図4は、車両からホームを監視・制御する際に
おける一連の操作・動作を表すフローチャート図であ
る。
【図5】図5は、車両からホームを監視・制御する際に
おける一連の操作・動作を表すフローチャート図であ
る。
【図6】図6は、車両からホームを監視・制御する際に
おける一連の操作・動作を表すフローチャート図であ
る。
【図7】図7は、車両からホームを監視・制御する際に
おける一連の操作・動作を表すフローチャート図であ
る。
【図8】図8は、車両からホームを監視・制御する際に
おける一連の操作・動作を表すフローチャート図であ
る。
【図9】図9は、ホームから車両を監視・制御する際に
おける一連の操作・動作を表すフローチャート図であ
る。
【図10】図10は、ホームから車両を監視・制御する
際における一連の操作・動作を表すフローチャート図で
ある。
【図11】図11は、ホームから車両を監視・制御する
際における一連の操作・動作を表すフローチャート図で
ある。
【図12】図12は、ホームから車両へ通報・通話を行
う際における一連の操作・動作を表すフローチャート図
である。
【図13】図13は、ホームから車両へ通報・通話を行
う際における一連の操作・動作を表すフローチャート図
である。
【図14】図14は、ホームから車両へ通報・通話を行
う際における一連の操作・動作を表すフローチャート図
である。
【図15】図15は、ホームから車両へ通報・通話を行
う際における一連の操作・動作を表すフローチャート図
である。
【図16】図16は、車両からホームを監視・制御する
際において、車両側とホーム側が連携して実行する一連
の操作・動作を表すシーケンス図である。
【図17】図17は、車両からホームを監視・制御する
際において、車両側とホーム側が連携して実行する一連
の操作・動作を表すシーケンス図である。
【図18】図18は、車両からホームを監視・制御する
際において、車両側とホーム側が連携して実行する一連
の操作・動作を表すシーケンス図である。
【図19】図19は、ホームから車両を監視・制御する
際において、車両側とホーム側が連携して実行する一連
の操作・動作を表すシーケンス図である。
【図20】図20は、ホームから車両へ通報・通話を行
う際において、車両側とホーム側が連携して実行する一
連の操作・動作を表すシーケンス図である。
【図21】図21は、ホームから車両へ通報・通話を行
う際において、車両側とホーム側が連携して実行する一
連の操作・動作を表すシーケンス図である。
【図22】図22は、ホームから車両へ通報・通話を行
う際において、車両側とホーム側が連携して実行する一
連の操作・動作を表すシーケンス図である。
【符号の説明】
11 車両側ネットワークシステム 12 車載ネットワーク 13 車載通信装置 15 車載サーバ 17 車載インターホン 19 ナビゲーション装置 21 盗難防止装置 23 車載ヘッドユニット(車載H/U) 25 ドアスイッチ(ドアSW) 27 パワードアロック 29 パワーウインドウ 31 マルチスイッチ(マルチSW) 33 車載マイク 35 車載スピーカ 37 車載ディスプレイ 39 車内外監視カメラ 51 ホーム側ネットワークシステム 52 ホームネットワーク 53 ホーム通信装置 55 ハブ(HUB) 57 ホームサーバ 59 来訪者監視カメラ 61 要介護者監視カメラ 62 ペット監視カメラ 63 ホームヘッドユニット(ホームH/U) 65 ホームインターホン 67 玄関ドアスイッチ(玄関ドアSW) 69 防犯センサ 71 介護室ドアスイッチ(介護室ドアSW) 73 水道メータ 75 火災報知器 76 ペット給餌装置 77 ガス漏れ検知器 79 ガス遮断機 81 照明機器 83 エアコン機器 85 風呂給湯装置 87 玄関ドア鍵施解錠装置 101 双方向交換情報利用システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/10 G08B 25/10 Z H04M 9/00 H04M 9/00 D

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両とホーム間において双方向に交換し
    た情報を所望の用途に利用する際に用いられる車両とホ
    ーム間における双方向交換情報利用方法であって、 車両からホームを監視する情報利用を行うにあたり、 車両側は、 ホーム側に存在する監視対象のなかから、車両側での監
    視を要求する監視要求対象を選択し、 当該選択した監視要求対象の状態に係る監視要求対象状
    態情報の返信を要求する旨の返信要求信号をホーム側宛
    に送信し、 ホーム側は、 前記車両側から送信されてきた返信要求信号を受信し、 当該受信した返信要求に該当する監視要求対象の状態に
    係る監視要求対象状態情報を収集し、 当該収集した監視要求対象状態情報を前記車両側宛に返
    信し、 車両側は、 前記ホーム側から返信されてきた監視要求対象状態情報
    を受信し、 当該受信した監視要求対象状態情報に基づいて、前記選
    択した監視要求対象の状態を車両側から遠隔的に監視す
    る情報利用を行うことを特徴とする双方向交換情報利用
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ホーム側に存在する監視対象は、 玄関ドア鍵の施錠状態、ホームの各所に設けられた開閉
    部材の開閉状態若しくは開閉回数、公共サービス使用量
    の経時変化、各種家電機器の稼働状態、又はホーム内外
    の様子のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする
    請求項1に記載の双方向交換情報利用方法。
  3. 【請求項3】 車両とホーム間において双方向に交換し
    た情報を所望の用途に利用する際に用いられる車両とホ
    ーム間における双方向交換情報利用方法であって、 車両からホームを制御する情報利用を行うにあたり、 車両側は、 ホーム側に存在する制御対象のなかから、車両側からの
    制御を要求する制御要求対象を選択し、 当該選択した制御要求対象に与える制御内容に係る制御
    内容情報をホーム側宛に送信し、 ホーム側は、 前記車両側から送信されてきた制御内容情報を受信し、 当該受信した制御内容情報に従う制御内容を制御要求対
    象に与えることにより、前記選択した制御要求対象を車
    両側から遠隔的に制御する情報利用を行うことを特徴と
    する双方向交換情報利用方法。
  4. 【請求項4】 前記ホーム側に存在する制御対象は、 玄関ドア鍵の施錠状態、公共サービスの使用可否状態、
    又は各種家電機器の稼働状態のうち、少なくとも1つを
    含むことを特徴とする請求項3に記載の双方向交換情報
    利用方法。
  5. 【請求項5】 前記各種家電機器の稼働状態は、 照明の点滅状態、エアコンの稼働状態、風呂給湯装置の
    稼働状態、又は給餌装置のうち、少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の双方向交換情報利用
    方法。
  6. 【請求項6】 車両とホーム間において双方向に交換し
    た情報を所望の用途に利用する際に用いられる車両とホ
    ーム間における双方向交換情報利用方法であって、 ホームから車両を監視する情報利用を行うにあたり、 ホーム側は、 車両側に存在する監視対象のなかから、ホーム側からの
    監視を要求する監視要求対象を選択し、 当該選択した監視要求対象の状態に係る監視要求対象状
    態情報の返信を要求する旨の返信要求信号を車両側宛に
    送信し、 車両側は、 前記ホーム側から送信されてきた返信要求信号を受信
    し、 当該受信した返信要求に該当する監視要求対象の状態に
    係る監視要求対象状態情報を収集し、 当該収集した監視要求対象状態情報を前記ホーム側宛に
    返信し、 ホーム側は、 前記車両側から返信されてきた監視要求対象状態情報を
    受信し、 当該受信した監視要求対象状態情報に基づいて、前記選
    択した監視要求対象の状態をホーム側から遠隔的に監視
    する情報利用を行うことを特徴とする双方向交換情報利
    用方法。
  7. 【請求項7】 前記車両側に存在する監視対象は、 車両の各所に設けられた開閉部材の開閉状態若しくは施
    錠状態、車両内外の様子、又は車両に搭載された各種電
    気負荷の稼働状態のうち、少なくとも1つを含むことを
    特徴とする請求項6に記載の双方向交換情報利用方法。
  8. 【請求項8】 前記車両の各所に設けられた開閉部材
    は、 各種ドア類、各種ウインドウ類、トランクリッド、テー
    ルゲート、又はサンルーフのうち、少なくとも1つを含
    むことを特徴とする請求項7に記載の双方向交換情報利
    用方法。
  9. 【請求項9】 車両とホーム間において双方向に交換し
    た情報を所望の用途に利用する際に用いられる車両とホ
    ーム間における双方向交換情報利用方法であって、 ホームから車両を制御する情報利用を行うにあたり、 ホーム側は、 車両側に存在する制御対象のなかから、ホーム側からの
    制御を要求する制御要求対象を選択し、 当該選択した制御要求対象に与える制御内容に係る制御
    内容情報を車両側宛に送信し、 車両側は、 前記ホーム側から送信されてきた制御内容情報を受信
    し、 当該受信した制御内容情報に従う制御内容を制御要求対
    象に与えることにより、前記選択した制御要求対象をホ
    ーム側から遠隔的に制御する情報利用を行うことを特徴
    とする双方向交換情報利用方法。
  10. 【請求項10】 前記車両側に存在する制御対象は、 車両の各所に設けられた開閉部材の開閉状態若しくは施
    錠状態、又は車両に搭載された各種電気負荷の稼働状態
    のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項
    9に記載の双方向交換情報利用方法。
  11. 【請求項11】 前記車両の各所に設けられた開閉部材
    は、 各種ドア類、各種ウインドウ類、トランクリッド、テー
    ルゲート、又はサンルーフのうち、少なくとも1つを含
    むことを特徴とする請求項10に記載の双方向交換情報
    利用方法。
  12. 【請求項12】 車両とホーム間において双方向に交換
    した情報を所望の用途に利用する際に用いられる車両と
    ホーム間における双方向交換情報利用方法であって、 ホームから車両へ通報する情報利用を行うにあたり、 ホーム側は、 ホーム側に存在する監視対象の状態を常時監視し、 当該監視の結果、緊急な通報を要する緊急事態が発生し
    たとき、当該緊急事態発生内容を含む緊急事態発生信号
    を車両側宛に送信し、 車両側は、 前記ホーム側から送信されてきた緊急事態発生信号を受
    信し、 当該受信した緊急事態発生信号に含まれる緊急事態発生
    内容を報知することにより、ホームから車両へ緊急事態
    発生の旨を通報する情報利用を行うことを特徴とする双
    方向交換情報利用方法。
  13. 【請求項13】 前記緊急な通報を要する緊急事態は、 ホームへの来訪者の訪問、ホームでのガス漏れ発生、ホ
    ームでの火災発生、又はホームでの防犯事態発生のう
    ち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12
    に記載の双方向交換情報利用方法。
  14. 【請求項14】 車両とホーム間において双方向に交換
    した情報を所望の用途に利用する際に用いられる車両と
    ホーム間における双方向交換情報利用方法であって、 車両からホームへ通報する情報利用を行うにあたり、 車両側は、 車両側に存在する監視対象の状態を常時監視し、 当該監視の結果、緊急な通報を要する緊急事態が発生し
    たとき、当該緊急事態発生内容を含む緊急事態発生信号
    をホーム側宛に送信し、 ホーム側は、 前記車両側から送信されてきた緊急事態発生信号を受信
    し、 当該受信した緊急事態発生信号に含まれる緊急事態発生
    内容を報知することにより、車両からホームへ緊急事態
    発生の旨を通報する情報利用を行うことを特徴とする双
    方向交換情報利用方法。
  15. 【請求項15】 前記緊急な通報を要する緊急事態は、 車両の事故遭遇、車両での急病人の発生、又は車両での
    防盗事態発生のうち、少なくとも1つを含むことを特徴
    とする請求項14に記載の双方向交換情報利用方法。
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