JP2000209457A - 情報送信装置及び情報送信方法 - Google Patents

情報送信装置及び情報送信方法

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JP2000209457A JP572899A JP572899A JP2000209457A JP 2000209457 A JP2000209457 A JP 2000209457A JP 572899 A JP572899 A JP 572899A JP 572899 A JP572899 A JP 572899A JP 2000209457 A JP2000209457 A JP 2000209457A
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克巳 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル衛星放送において放送されている番
組をケーブルテレビ網に低コストで配信する。 【解決手段】QPSK復調回路421は、デジタル衛星
放送信号をQPSK復調し、誤り訂正回路422に出力
する。誤り訂正回路422は、復調された信号を誤り訂
正し、ネットワーク情報(NIT)変換回路423に出力
する。NIT変換回路423は、復調した信号から抽出
されるネットワーク情報に含まれるバージョン情報が更
新されたことを検出して、上記ネットワーク情報を再送
出するネットワークに適合するケーブル用のネットワー
ク情報に変換し、上記復調した信号のネットワーク情報
を上記ケーブル用のネットワーク情報に置き換えてQA
M変調回路424に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デジタル
衛星放送の信号をケーブルテレビ網を介して再配信する
情報送信装置及び情報送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばケーブルテレビ事業者
が、衛星を介して供給されるデジタル多チャネル放送番
組を受信し、自ら有するネットワークを利用して各家庭
に配信する等、任意のネットワークで放送されているデ
ジタル放送番組を他のネットワークで配信サービスする
ことが行われている。
【0003】衛星ネットワークにおいてサービスされて
いるデジタル多チャンネルサービスをケーブルネットワ
ーク (ケーブルテレビ施設や共聴施設)内で変調変換方
式により再送出する変調変換再送出システムでは、衛星
事業者によるデジタル多チャンネル放送を、ケーブル局
や共聴施設の操守設備において受信し、トランスポート
ストリーム(TS: Transport Stream)の状態に戻し、再び
ケーブル用の変調方式によってケーブルテレビのRF周
波数に変換し、再送出することで、ケーブルネットワー
ク内でデジタル多チャンネルサービスを実現している。
【0004】この場合、TS中に多重されているプログ
ラム仕様情報(PSI: Program Specific Information)と
呼ばれる選局に関わる情報の一部であり、主に伝送路に
関する物理的な情報を持つネットワーク情報(NIT: Netw
ork Information Table)は、衛星とケーブルとで異なる
ために、ケーブル用のネットワーク情報に置き換える必
要がある。さらに、NIT中には、周波数情報などの物
理情報の他に、伝送されるチャンネルに含まれるは番組
に関する情報(サービスID)も含まれている。そして、
ケーブルテレビの伝送路に接続されるセット・トップ・
ボックス (宅内受信装置) は、NITを検出し、それに
含まれる番組情報に基づいて所定の番組を受信するよう
に構成される。
【0005】セット・トップ・ボックスで番組やサービ
スを正常に表示するためには、再送出において衛星系の
全番組をサービスする場合には上記サービスIDはその
ままとなるが、特定のトランスポンダのみを再送出する
場合には、再送しないトランスポンダに含まれる番国の
サービスIDはNIT中から削除しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、任意のネッ
トワークで放送されているデジタル放送番組を他のネッ
トワークで配信サービスする場合、上述のように各ネッ
トワークに対応するデジタル放送データのNIT内に記
述されている内容は重要な意味を持つので、各ネットワ
ークのそれぞれの物理的な情報や送信されるサービス情
報などの対応関係に誤りがあると、適正な配信サービス
を行うことができなくなってしまう。
【0007】したがって、ケーブルサービス事業者は、
衛星事業者がデジタル放送データのNITを変更する時
間を知っていないと、上記NITの変更に対応すること
ができない。
【0008】また、通常、デジタル放送データのNIT
の変更は定期的に行われるが、何らかの理由で通常と異
なるタイミングでNITが変更された場合には、上記N
ITの変更に即座に対応することができないおそれがあ
る。
【0009】なお、NIT中には、更新状況を示すバー
ジョン番号が記述されており、NITの内容が変更され
る等の場合、このバージョン番号の値が1つ増加する。
なお、現状のデジタル衛星放送の運用では、NITの内
容変更の有無に拘わらず1日に一回バイジョン更新が行
われている。
【0010】ケーブルネットワーク内への再送出では、
再送出する内容に変更がある場合は勿論であるが、変更
がない場合においても衛星系の番組構成の変更等のよう
にNIT内容に変更が生じる可能性があるので、衛星系
の変更時刻に合わせてNITの書換え処理を行う必要が
ある。
【0011】上記衛星系のNITの変更時刻に合わせて
NITの書換え処理を行うためには、管理者又は、タイ
マーなどを用いて自動運転処理を行う必要があり、管理
上の手間、装置の複雑化の要因となる。
【0012】複数の衛星からのサービスを再送出する場
合には、NITの変更に対応するための処理がさらに複
雑になる。
【0013】また、共聴施設のように基本的に管理者が
いない場合には、NITの変更に対応するための処理を
行うこと困難となる。
【0014】そこで、本発明の目的は、このような従来
の問題点に鑑み、デジタル放送データのNITの変更に
対応する処理を自動的に行うことができるようにした情
報送信装置及び情報送信方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報送信装
置は、デジタル衛星放送信号を受信する受信手段と、上
記受信手段が受信した信号を復調する復調手段と、上記
復調手段が復調した信号のネットワーク情報を抽出する
ネットワーク情報抽出手段と、上記ネットワーク情報抽
出手段により抽出したネットワーク情報に含まれるバー
ジョン情報を監視しており、上記バージョン情報が更新
されたときに、上記ネットワーク情報抽出手段により抽
出したネットワーク情報を再送出するネットワークに適
合するネットワーク情報に変換するネットワーク情報変
換手段と、上記ネットワーク情報変換手段により変換し
たネットワーク情報をケーブル用の情報として、上記復
調手段が復調した信号のネットワーク情報を上記ケーブ
ル用の情報に置き換えるネットワーク情報置換手段と、
上記復調手段により復調され上記ネットワーク情報置換
手段によりネットワーク情報がケーブル伝送用の情報に
置き換えられた信号を変調する変調手段とを備えること
を特徴とする。
【0016】本発明に係る情報送信装置において、上記
ネットワーク情報変換手段は、例えば、上記ネットワー
ク情報抽出手段により抽出したネットワーク情報に含ま
れるバージョン情報を順次記憶し、前回記憶したバージ
ョン情報と今回記憶するバージョン情報を比較すること
により、バージョン情報の更新されたことを検出する。
【0017】また、本発明に係る情報送信方法は、デジ
タル衛星放送信号を受信する受信ステップと、上記受信
ステップで受信した信号を復調する復調ステップと、上
記復調ステップで復調した信号のネットワーク情報を抽
出するネットワーク情報抽出ステップと、上記ネットワ
ーク情報抽出ステップで抽出されたネットワーク情報に
含まれるバージョン情報が更新されたときに、上記ネッ
トワーク情報抽出ステップで抽出されたネットワーク情
報を再送出するネットワークに適合するネットワーク情
報に変換するネットワーク情報変換ステップと、上記ネ
ットワーク情報変換ステップで変換したネットワーク情
報をケーブル用の情報として、上記復調ステップで復調
された信号のネットワーク情報を上記ケーブル用の情報
に置き換えるネットワーク情報置換ステップと、上記復
調ステップで復調され上記ネットワーク情報置換ステッ
プでネットワーク情報がケーブル伝送用の情報に置き換
えられた信号を変調する変調ステップとを含むことを特
徴とする。
【0018】本発明に係る情報送信方法において、上記
ネットワーク情報変換ステップでは、例えば、上記ネッ
トワーク情報抽出ステップで抽出されたネットワーク情
報に含まれるバージョン情報を順次記憶しておき、前回
記憶したバージョン情報と今回記憶するバージョン情報
を比較することにより、バージョン情報の更新されたこ
とを検出する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば図1に示すよう
な構成のケーブル伝送システムに適用される。
【0020】なお、本明細書においてシステムの用語
は、複数の装置、手段などにより構成される全体的な装
置を意味するものである。
【0021】このケーブル伝送システムは、衛星放送サ
ービス事業者1から通信衛星2を介して送信されてくる
デジタル放送信号等をケーブルテレビ局3が受信して、
ケーブルテレビ局3からケーブルテレビ網4を介して視
聴者宅5の受信機6に配信するようになっている。
【0022】このケーブル伝送システムにおいて、衛星
放送サービス事業者1の送信部11は、番組供給事業者
から供給されたMPEG圧縮されている番組情報にスクラン
ブルを施して、電子番組案内情報(EPG:Electoric Prog
ram Guide)、及び視聴者管理情報等のサービス情報とと
もに多重化し、直線偏波のCS波として通信衛星2に向
けて送信する。また、視聴者管理部12は、視聴者にI
Cカード60を発行する。視聴者管理部12の鍵管理部
13は、ICカード60に対応した視聴可能な番組を管
理する。さらに、視聴情報処理部14は、視聴者宅5の
受信機6から通知された視聴情報に基づいて視聴料を計
算し、ケーブルテレビ局3の顧客管理部35に通知す
る。
【0023】ケーブルテレビ局3は、通信衛星2から送
られてくるCS波をCSアンテナ31により受信し、地
上波を用いたテレビジョン放送の電波を地上波アンテナ
32により受信し、放送衛星(図示せず)から送られてく
る衛星放送の電波 (以下、BS波と記述する) をBSア
ンテナ33により受信して、配信部34により、入力さ
れたCS波とアナログ放送波(地上波及びBS波)を混合
し、その混合波をケーブルテレビ網4を介して視聴者宅
5の受信機6に配信する。また、顧客管理部35は、衛
星放送サービス事業者1の視聴情報処理部14からの視
聴料情報に基づいて、視聴者に視聴料の請求を行う。
【0024】そして、視聴者宅5の受信機6は、入力さ
れた混合波から所定の番組情報を抽出し、テレビジョン
受像機7に出力する。テレビジョン受像機7は、入力さ
れた番組情報を表示する。
【0025】ここで、通信衛星2より送られてくるデジ
タル放送信号について説明する。この実施の形態におい
て、このデジタル放送信号は、DVB(Digital Video B
roadcasting) システムに対応したものである。図2の
(B)はDVBシステムにおけるデジタル放送データのフ
レーム構成を示しており、8個のMPEG2トランスポ
ートパケット(図2の(A)参照)で1フレームが構成され
ている。この場合、パケット内の同期バイト(=47H)
を用い、8パケットに1回同期バイトを反転(=B8H)
させてフレーム同期を得る構成となっている。なお、各
MPEG2トランスポートパケット(MPEG2TSパ
ケット)には、リードソロモン(204,188) による
誤り訂正符号が付加される。図2の(B)に示すデジタル
放送データがQPSK(Quadrature Phase Shift Keyin
g) 変調され、その後にSHF帯に周波数変換されて通
信衛星2より送信されてくるデジタル放送信号となる。
【0026】図3は、MPEG2トランスポートパケッ
トのパケット構成を示しており、188バイトのうち先
頭の4バイトはパケットヘッダを構成している。パケッ
トヘッダには該当パケットの個別ストリーム(データ
列)の属性を示すパケット識別子(PID: Packet Identif
ication)が配されている。MPEG2トランスポートパ
ケットのペイロード(データ部)には、周知のように図4
にパケット構成を示すPES(Packetized Elementary S
tream)パケットが再分割されて配されるとともに、さら
にMPEG2システムの中で規定されているプログラム
仕様情報(PSI: Program Specific Information)として
のプログラム・アソシエーション・テーブル(PAT: Prog
ram Association Table)、プログラム・マップ・テーブ
ル(PMT: Program Map Table)、ネットワーク・インフォ
メーション・テーブル(NIT: Network Information Tabl
e)等のテーブル類もセクション形式によって配される。
【0027】ここで、PSIは簡便な選局操作及びプロ
グラム選択を実現するために必要な情報である。PAT
は各プログラム番号(16ビット)毎に、そのプログラ
ムを構成するパケットの情報を伝送するPMTのPID
を示すものであり、図5はPATのテーブル構造を示し
ている。PAT自体のPIDとしては、固定的にPID
=“0x0000”が割り当てられる。
【0028】主な内容について説明する。テーブルID
は、テーブルの種別を示すものであって、PATでは
“0x00”(16進表記)である。TS ID は、スト
リーム(多重化された符号化データ)を識別するものであ
って、衛星の場合はトランスポンダに相当する。バージ
ョン番号は、テーブルの内容が更新される都度加算され
る。カレント・ネクスト・インジケータは、新旧バージ
ョンを同時に伝送する際の識別に用いられる。プログラ
ム番号は、個々のチャネルを識別するものである。ネッ
トワークPIDは、プログラム番号が“0x0000”
の場合に、NITのPIDを示すものである。プログラ
ム・マップPIDは、PMTのPIDを示すものであ
る。
【0029】また、PMTは、各プログラム番号毎に、
そのプログラムを構成する映像、音声、付加データ等の
ストリームが伝送されるパケットのPIDを示すもので
ある。PMT自体のPIDは、上述したようにPATで
指定される。図6は、PMTのテーブル構造を示してい
る。PATと重複しない主な内容について説明する。テ
ーブルIDは、テーブルの種別を示すものであって、P
MTでは“0x02”である。PCR PID は復号す
る際の基準となるクロック(PCR: Program Clock Refere
nce) が含まれるパケットのPIDを示すものである。
ストリーム・タイプは、映像、音声、付加データ等、ス
トリームで伝送される信号の種類を示すものである。
【0030】また、NITは、伝送路に関する物理的な
情報、すなわち衛星においては衛星の軌道、偏波、トラ
ンスポンダ毎の周波数等を示すものである。NIT自体
のPIDは、上述したようにPATで指定される。図7
は、NITのテーブル構造を示している。PAT、PM
Tと重複しない主な内容について説明する。テーブルI
Dは、テーブルの種別を示すものであって、当該ネット
ワークが“0x40”、他のネットワークが“0x4
1”である。ネットワークIDは、ネットワークを識別
するものである。衛星の場合は個々の衛星に相当する。
【0031】変調変換方式によって衛星デジタル多チャ
ンネル放送信号をケーブルテレビにて再送出する場合に
は、上記NITが書き換えられる。ここで、NIT中に
含まれ、書換えが必要となるディスクリプタについて説
明する。
【0032】まず、衛星系のNIT中にあるサテライト
・デリバリー・システム・ディスクリプタを説明する。
このディスクリプタは、TS(トランスポート・ストリ
ーム)ディスクリプタ長に従って繰り返されるディスク
リプタの1番目として使用するものであって、TS I
Dと一対になる。
【0033】図8は、サテライト・デリバリー・システ
ム・ディスクリプタの構造を示している。ディスクリプ
タ・タグは、DVBで規定されており、ディスクリプタ
の種別を示すものである。このディスクリプタでは、
“0x43”となる。周波数は、ストリーム(ここでは
トランスポンダ)毎の伝送周波数を示すものである。軌
道/西経・東経フラグ/偏波は、衛星の軌道、偏波を示
すものである。変調/シンボル・レート/内側誤り訂正
符号化率は、伝送方式に関する仕様を示すものである。
【0034】ケーブルテレビ局での再送出時には、上記
サテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタが
図9に示すようにケーブル・デリバリー・ディスクリプ
タに置き換えられる。ディスクリプタでは、“0x4
4”となる。周波数は、再送出されるケーブルテレビで
の物理チャンネル毎の伝送周波数を示している。変調/
シンボル・レート/内側誤り訂正符号化率は、伝送方式
に関する仕様を示すものである。このディスクリプタ
は、全長が衛星用とケーブル用とで同じあり、単純に置
き換えることができる。
【0035】次に、サービス・リスト・ディスクリプタ
を説明する。このディスクリプタは、TSディスクリプ
タ長に従って繰り返されるディスクリプタの2番目以降
として使用するものであって、当該ストリーム(ここで
はトランスポンダ)に多重されたサービス(チャネル)の
IDを示すものである。すなわち、一つのTSIDに複
数のサービス・リスト・ディスクリプタが附属する。
【0036】図10は、サービス・リスト・ディスクリ
プタの構造を示している。ディスクリプタ・タグは、D
VBで規定されており、ディスクリプタの種別を示すも
のである。このディスクリプタでは、“0x41”とな
る。サービスIDは、サービスを識別するものである。
通常、サービスは視聴者が選局するチャネルと一致す
る。サービスタイプは、映像、音声、データ等、サービ
スの内容を示すものである。
【0037】ケーブルテレビ局での再送出時には、衛星
からの全トランスポンダ分の番組をケーブル内でサービ
スする場合には、このディスクリプタの情報はそのまま
となるが、特定のトランスポンダの信号のみをサービス
する場合には再送出しないトランスポンダに含まれる番
組のサービスIDを削除する。この場合、削除されて減
った分の情報にはダミーデータを付加して、サービス・
リスト・ディスクリプタの全長を衛星系と同じにするこ
とによって、単純に置き換えることができる。
【0038】また、PSIテーブルの伝送は、セクショ
ン(Section) と呼ばれる形式によってセグメント化され
ることがMPEG2システムによって規定されている。
例えば、NITは4kバイト毎にセクション化され、そ
れぞれのセクションは、図7に示す形式によって構成さ
れる。複数のセクションに分けられたNITは、セクシ
ョン番号によって関連付けられる。全セクション数はテ
ーブル中に最終セクション番号として記述されており、
セクション番号と最終セクション番号が一致するまでが
一連のNITデータとなっている。
【0039】次に、図1に示したケーブル伝送システム
におけるケーブルテレビ局3の配信部34の具体的な構
成例について、図11を参照して説明する。
【0040】この図11に示す構成の配信部34におい
て、信号分配器41は、CSアンテナ31を介して入力
されたCS波をチャンネル毎のTS(Transport Stream)
に分割し、それぞれを変調変換装置42−1乃至42−
N(Nは、CS波に含まれるチャンネル数である)に出
力する。なお、上述したチャンネルとは、地上波におけ
るチャンネル(放送局)とは異なり、1つのトランスポン
ダにより多重化された複数の番組が含まれる1つの伝搬
波のことである。図12は、信号分配器41に入力され
る前のCS波の状態の一例を示している。すなわち、C
S波のH偏波には、TS1、TS3、及びTS5が含ま
れ、CS波のV偏波には、TS2、TS4、及びTS6
が含まれていることを示している。
【0041】変調変換装置42は、入力されたTSをケ
ーブルテレビの1つのチャンネル分の信号(QAM信号)
に変換し、信号混合器45に出力する。
【0042】地上波再送出装置43は、地上波受信アン
テナ32を介して受信した地上波を、RF変換して信号
混合器45に出力し、衛星信号再送出装置44は、BS
アンテナ33が受信したBS波を、RF変換して信号混
合器45に出力する。
【0043】図13は、変調変換装置42の具体的な構
成例を示している。この図13に示す構成の変調変換装
置42において、QPSK復調回路421は、入力され
たTSをQPSK復調して誤り訂正回路422に出力す
る。誤り訂正回路422は、入力された信号を誤り訂正
し、誤り訂正済みのTSをネットワーク情報(NIT: Netw
ork Information Table) 変換回路423に出力する。
【0044】NIT変換回路423は、CS波用のNI
T (CS波の全チャンネルに共通の情報であり、チャン
ネル(伝搬波)に含まれる番組の情報を示している。受信
機において希望する番組を受信する際に必要となる。)
を、ケーブルテレビ用のNITに置き換えてQAM変調
回路424に出力する。
【0045】QAM変調回路424は、入力された信号
をQAM変調し、周波数変換回路425に出力する。周
波数変換回路425は、入力された信号の周波数を所定
の値に変換して信号混合器45に出力する。
【0046】信号混合器45は、変調変換装置42−1
乃至42−N、地上波再送出装置43及び衛星信号再送
出装置44、それぞれから入力されたQAM変調されて
いる信号を、例えば図14に示すように混合し、増幅器
46に出力する。増幅器46は、入力された混合波を増
幅し、ケーブルテレビ網4を介して受信機6に供給す
る。
【0047】ここで、上記NIT変換回路423の具体
的な構成例について図15ないし図24を参照して説明
する。
【0048】NIT変換回路423は、図15に示すよ
うに、制御装置431によりインタフェース432を介
して制御されるNIT抽出部440及びNIT再挿入部
450を備え、上記誤り訂正回路422から順次出力さ
れる誤り訂正済みのTSがNIT抽出部440とNIT
再挿入部450に供給されるようになっている。
【0049】上記NIT抽出部440は、上記TSが供
給されるNIT検出回路441と、このNIT検出回路
441によりTS中から検出されたNITを一時的に記
憶するメモリ442からなる。
【0050】上記NIT抽出部440の具体的な構成例
を図16に示してあるように、NIT検出回路441
は、制御部443によりにより制御されるNIT・PI
Dフィルタ444と、このNIT・PIDフィルタ44
4により検出されたNITを上記メモリ442に出力す
るNITパケット出力回路445と、上記NIT・PI
Dフィルタ444により検出されたNITに含まれてい
るバージョン番号を抽出するバージョン番号抽出回路4
46と、このバージョン番号抽出回路446により抽出
されたバージョン番号が直接及び遅延回路447を介し
て供給される比較回路448と、この比較回路448に
よる比較出力を上記制御部443に供給するORゲート
回路449を備えてなる。上記NIT検出回路441の
制御部443には、制御装置431からの論理「H」の
検出開始信号startが上記ORゲート回路449を介し
て供給されるようになっている。また、上記NIT検出
回路441における比較回路448は、上記バージョン
番号抽出回路446により抽出されるバージョン番号に
ついて、上記遅延回路447を介して順次供給される前
回上記バージョン番号抽出回路446により抽出された
バージョン番号と上記バージョン番号抽出回路446か
ら直接供給される今回検出されたバージョン番号とを比
較し、バージョン番号が不一致すなわちバージョン番号
が更新された場合に、論理「H」の比較出力をNIT抽
出要求信号として上記ORゲート回路449を介して上
記制御部443に供給する。さらに、上記メモリ442
は、FIFO(First In First Out)メモリからなり、上
記制御装置431によりインターフェース432を介し
てデータの書き込み及び読み出しが制御される。
【0051】ここで、複数の衛星によりサービスが行わ
れている場合には、TS中に当該TSに関するNITa
と他の衛星によって伝送されているTSに関わるNIT
oの複数のNITを持つことになり、これらはテーブル
IDによって識別することができる。上記NIT抽出部
440では、上記NIT検出回路441においてNIT
aとNIToの両方に対してNIT検出が行われ、検出
した順に上記FIFOメモリ442に書き込まれてい
く。上記FIFOメモリ442への書き込みはTSと同
期した書き込みクロックwrite_clk を使用して行われ、
上記NIT検出回路441によるINTの検出と上記F
IFOメモリ442への書き込み処理はリアルタイムに
行われるようになっている。
【0052】このNIT抽出部440は、図17のフロ
ーチャートに示す手順に従って、NITの抽出処理を行
う。
【0053】すなわち、このNIT抽出部440は、制
御装置431からの論理「H」の検出開始信号start 、
又は、上記比較回路448からの論理「H」の比較出力
すなわちNIT抽出要求信号を上記ORゲート回路44
9を介して上記制御部443が受け付けることによりN
IT抽出動作状態になり、PID (=”0x001
0”) を参照することでTSパケット毎にNITの検出
動作を行う。
【0054】制御部443は、TSパケットをNI・P
IDフィルタ444に取り込み (ステップS1) 、NI
TのPIDを判定し(ステップS2)、NITのPIDが
検出されると、NITの先頭データであるか否かを判定
して(ステップS3)、NITのPIDが検出されたパケ
ットにテーブルIDを含む場合には、自ネットワークの
テーブル又は他ネットワークのテーブルであるかをテー
ブルID (自ネットワーク”0x40”、他ネットワー
ク”0x41”) を参照することで確認して (ステップ
S4) 、上記NIT・PIDフィルタ444により検出
されたNITをNITパケット出力回路445から出力
し、検出開始後、最初に受信したテーブルの先頭データ
より(つまりテーブルID)からFIFOメモリ442に
書き込んでいく(ステップS5,S6)。
【0055】さらに、制御部443は、自ネットワーク
のNITa、他ネットワークのNIToの両方のNIT
を抽出したか否かを判定し(ステップS7)、抽出が終了
していない場合にはステップS1に戻ることにより、T
Sパケットの188バイト毎に上記NITを抽出処理を
繰り返し行う(ステップS8)。
【0056】そして、制御部443は、自ネットワーク
のNITa、他ネットワークのNIToの両方のNIT
を一通り検出し、FIFOメモリ442に書き込み後、
制御装置に抽出の終了を通知し、一連の検出動作を終了
する。書き込み終了後、FIFOには図18に示すよう
にNITデータが保持されることになる。
【0057】また、上記NIT再挿入部450は、図1
9に具体的な構成例を示してあるように、上記制御装置
431からインターフェース432を介してケーブル用
のNITデータが送られてくるメモリ部451と、上記
TSが供給されるNIT置換回452からなり、ケーブ
ル用のNITデータをメモリ部451に記憶しておき、
衛星系から送られてくるTSのNITをケーブル用のN
ITデータにNIT置換回路452により順次置き換え
る。
【0058】上記メモリ部451は、上記制御装置43
1からインターフェース432を介してケーブル用のN
ITデータが送られてくるFIFOメモリ453と、こ
のFIFOメモリ453からケーブル用のNITデータ
を引き出して記憶しておく2個のSRAM454A,4
54Bと、SRAM454A,454Bのアドレスを生
成するアドレスカウンタ455からなる。このメモリ部
451は、上記制御装置431によりインターフェース
432を介してFIFOメモリ453へのデータの書き
込み及び読み出しが制御されるようになっており、上記
制御装置431からインターフェース432を介して送
られてくるケーブル用のNITデータをFIFOメモリ
453に保持しておき、このFIFOメモリ453から
ケーブル用のNITデータを引き出してSRAM454
A又はSRAM454Bに記憶しておいて、衛星系から
TSのNITがNIT置換回路452に繰り返し送られ
てくるたびに、ケーブル用のNITデータをSRAM4
54A又はSRAM454Bから上記NIT置換回路4
52に送り出す。
【0059】上記NIT置換回路452は、上記TSが
供給されるNITパケット検出回路456と、このNI
Tパケット検出回路456の検出出力が供給される制御
部457と、この制御部457により切替え制御される
RAM切替回路458と、上記NITパケット検出回路
456の検出出力により切替え制御されるNIT切替回
路459からなる。
【0060】このNIT再挿入部450における上記メ
モリ部451の2個のSRAM454A,454Bは、
上記NIT置換回路452の制御部457によってデー
タの書き込み及び読み出しが制御されるようになってお
り、NITの書換えのたびに交互に使用される。すなわ
ち、上記NIT置換回路452の制御部457は、例え
ば、一方のSRAM454Aに書き込まれたデータを上
記NIT置換回路452に出力している間、他方のSR
AM454Bを出力オフの状態にしておき、最新のケー
ブル用のNITデータをFIFOメモリ454Aを介し
てSRAM454Bに書き込む。そして、SRAM45
4Bへの最新のケーブル用のNITデータの書き込みを
終了すると、SRAM454Bを出力オンの状態にし
て、上記NIT置換回路452にNITデータを出力で
きるようにするとともに、上記SRAM454Aを出力
オフの状態にして次の書換えまで待機させておく。この
FIFOメモリ453からSRAM454A,454B
へデータの転送して書き込むNITデータの書換え処理
は、TSに同期したクロックでリアルタイムに行われ
る。
【0061】ここで、上記FIFOメモリ453には、
上記制御装置431によりインターフェース432を介
してケーブル用のNITデータが自ネットワークのNI
Ta、他ネットワークのNIToの順に書き込まれる。
これにより、自ネットワークのNITaと他ネットワー
クのNIToが、図20に示すように、FIFOメモリ
453に格納される。
【0062】そして、上記NIT置換回路452は、上
記制御装置431から転送開始信号startを制御部45
7が受け付けると、FIFOメモリ453からSRAM
454A又はSRAM454BへNITデータを転送す
る。転送操作は、自ネットワークのNITaから始め、
NITaのデータをSRAMにすべて書き込んだ後に、
他ネットワークのNIToのデータをSRAMのNIT
aの格納場所と異なる格納場所に書き込んでいく。SR
AM454A,454Bに対するNITデータの書き込
みの例を図21に示す。
【0063】このNIT置換回路452において、FI
FOメモリ453からSRAM454A,454Bへの
NITデータの転送処理は、図22のフローチャートに
示す手順に従って行われる。
【0064】すなわち、上記NIT置換回路452で
は、制御部457によりTSパケット毎にRAM切替回
路458を切替え制御して、TSパケットに対応して例
えば一方のSRAM454Aを選択している状態で(ス
テップS11)、上記NITパケット検出回路456に
より検出されたNITパケットが自ネットワークのNI
Taパケットであるか否かを判定し(ステップS12)、
NITaパケットであるときには、制御部457にメモ
リ部451への書き込み許可を出すとともにアドレスカ
ウンタ455をスタートさせ(ステップS13)、アドレ
スカウンタ455によりアドレスを生成させて(ステッ
プS14)、FIFOメモリ453から他方のSRAM
454Bに自ネットワークのNITaデータを転送して
書き込む(ステップS15) 。
【0065】そして、SRAM454Bへの自ネットワ
ークのNITaデータの書き込みを終了したとき(ステ
ップS16)、あるいは、上記ステップS12において
上記NITパケット検出回路456により検出されたN
ITパケットが自ネットワークのNITaパケットでな
いときには、上記NITパケット検出回路456により
検出されたNITパケットが他ネットワークのNITo
パケットであるか否かを判定し(ステップS17)、NI
Toパケットでないときには、ステップS11に戻っ
て、上記NITパケット検出回路456により自ネット
ワークのNITaパケットあるいは他ネットワークのN
IToパケットが検出されるのを待機し、NIToパケ
ットであるときには、制御部457にメモリ部451へ
の書き込み許可を出すとともにアドレスカウンタ455
をスタートさせ(ステップS18)、アドレスカウンタ4
55によりアドレスを生成させて(ステップS19)、S
RAM454Bに他ネットワークのNIToデータを書
き込む(ステップS20)。
【0066】SRAM454Bへの他ネットワークのN
IToデータの書き込みを終了すると(ステップS2
1)、1つのTSパケットについて処理を終了したか否
かを判定し(ステップS22)、1つのTSパケットに対
する処理が終了していないときにはステップS11に戻
り、1つのTSパケットに対する処理を終了したときに
は、制御装置に終了を通知し、他方のSRAM454B
を選択するようにRAM切替回路458を制御して(ス
テップS23)、FIFOメモリ453からSRAM4
54BへのNITデータの転送処理を終了する。
【0067】このようにして、新たに書き換えられたN
ITデータを格納したSRAM454Bを使用状態に
し、これまで使用していたSRAM454Aを次回のN
IT書換えのために待機状態にしておく。
【0068】また、このNIT置換回路452では、上
述のようにしてFIFOメモリ453から他方のSRA
M454BへのNITデータの転送処理を行いながら、
一方のSRAM454Aに記憶されているNITデータ
を用いて、衛星系から送られてくるTSのNITをケー
ブル用のNITデータに置き換える置換処理を図23の
フローチャートに示す手順に従って行う。
【0069】すなわち、上記NIT置換回路452で
は、上記NITパケット検出回路456により検出され
たNITパケットが自ネットワークのNITaパケット
であるか否かを判定し(ステップS31)、NITaパケ
ットであるときには、メモリ部451からの読み出し許
可を出すとともにアドレスカウンタ455をスタートさ
せ(ステップS32)、アドレスカウンタ455によりア
ドレスを生成させて (ステップS33) 、SRAM45
4Aから自ネットワークのNITaデータを読み出して
RAM切替回路458を介してNIT切替回路457に
供給する(ステップS34) 。
【0070】上記NIT切替回路457は、上記NIT
パケット検出回路456からの検出出力によりNITパ
ケットの期間だけ、上記誤り訂正回路422側から上記
RAM切替回路458側に切り替えられる。これによ
り、衛星系から送られてきたTSのNITパケットの内
容をケーブル用のNITaデータに置き換える (ステッ
プS35) 。
【0071】そして、SRAM454Aからの自ネット
ワークのNITaデータの読み出しを終了したとき(ス
テップS36)、あるいは、上記ステップ1において上
記NITパケット検出回路456により検出されたNI
Tパケットが自ネットワークのNITaパケットでない
ときには、上記NITパケット検出回路456により検
出されたNITパケットが他ネットワークのNIToパ
ケットであるか否かを判定し(ステップS37)、NIT
oパケットでないときには、ステップS1に戻って、上
記NITパケット検出回路456により自ネットワーク
のNITaパケットあるいは他ネットワークのNITo
パケットが検出されるのを待機し、NIToパケットで
あるときには、メモリ部451からの読み出し許可を出
すとともにアドレスカウンタ455をスタートさせ(ス
テップS38)、アドレスカウンタ455によりアドレ
スを生成させて(ステップS39)、SRAM454Aか
ら他ネットワークのNIToデータを読み出す(ステッ
プS40)。
【0072】上記SRAM454Aからの他ネットワー
クのNIToデータの読み出しを終了すると(ステップ
S41)、ステップS31に戻って、上記NITパケッ
ト検出回路456により次の自ネットワークのNITa
パケットあるいは他ネットワークのNIToパケットが
検出されるのを待機する。
【0073】このような構成のNIT変換回路423に
おいて、上記NIT抽出部440によりFIFOメモリ
442に取り込まれた衛星系のNITデータは、インタ
ーフェース432を介して制御装置431に送られる。
制御装置431は、ソフトウエア処理により上記衛星系
のNITを元に戻してケーブル伝送に合ったNITを生
成する。そして、ケーブル用に変換されたNITデータ
が、上記制御装置431からインターフェース432を
介して上記NIT置換部450のFIFOメモリ453
に供給される。この実施の形態におけるNIT置換部4
50では、NITa,NIToの順でFIFOメモリ4
53にデータが書き込まれる。
【0074】このような構成のNIT変換回路423で
は、図24のフローチャートに示す手順に従って、NI
T処理を行う。
【0075】すなわち、先ず、バージョン番号を付け替
え(ステップS51)、必要に応じてネットワークIDも
付け替える(ステップS52)。
【0076】そして、衛星ネットワークからのTSの処
理ループに入って (ステップS53) 、衛星ネットワー
クからのストリーム(ここではトランスポンダ)がケーブ
ルネットワークに再送するトランスポンダであるか否か
を判定する (ステップS54) 。 再送するトランスポ
ンダであるときには、サービス・リスト・ディスクリプ
タ(Service_list_descriptor) であることを確認して
(ステップS55)、再送サービスであるか否かを判定す
る(ステップS56)。
【0077】再送サービスでないときには、サービスI
Dやサービスタイプを削除する。すなわち、再送出して
いるストリーム中のサービスをしない番組の情報 (サー
ビスID) やサービスタイプを削除する(ステップS5
7)。
【0078】再送サービスであるとき、又は、上記サー
ビスIDやサービスタイプを削除下後に、ディスクリプ
タ長を確認して(ステップS58)、サービス・リスト・
ディスクリプタ(Service_list_descriptor) 長の付け替
え、スタッフィング・ディスクリプタ(Stuff_descripto
r)を挿入し(ステップS59)、さらに、サテライト・
デリバリー・ディスクリプタ(Sattelite_delivery_desc
riptor) をケーブル・デリバリー・ディスクリプタ(Cab
le_delivery_descriptor) に置き換える (ステップS6
0) 。
【0079】このように、NITの書換え処理におい
て、例えば衛星ネットワークからのストリーム(ここで
はトランスポンダ)をケーブルネットワークに再送する
場合は、少なくともサテライト・デリバリー・ディスク
リプタ(Sattelite_delivery_descriptor)をケーブル・
デリバリー・ディスクリプタ(Cable_delivery_descript
or)に置き換えることで、周波数情報の整合をとる。こ
のことは、ケーブル用の受信機で受信動作を可能にする
めに最小限必要な処理である。また、ケーブルネットワ
ークに再送出されないストリーム(ここではトランスポ
ンダ)に関する情報、再送出しているストリーム中のサ
ービスをしない番組の情報(サービスID)を削除し、ダ
ミーデータ等で目減りしたデータ分を埋め合わせる。さ
らに必要に応じてNIT中のセクション長、ディスクリ
プタ長などのデータ長に関する部分を、NITバージョ
ン番号、ビット誤り指標などの整合をとる。
【0080】なお、ダミーデータは、受信機において不
良動作を起こさないような取決めを行う必要がある。例
えば、スタッフィング・テーブルID,スタッフィング
・ディスクリプタ・タグなどを取り決めて、送信機の仕
様として取り決めておき、そのようなテーブルIDやデ
ィスクリプタ・タグが伝送されてきた場合には、受信機
側で無視するようにすればよい。
【0081】また、再送するトランスポンダでないとき
には、サービス・リスト・ディスクリプタ(Service_lis
t_descriptor) とサテライト・デリバリー・ディスクリ
プタ(Sattelite_delivery_descriptor) をスタッフィン
グ・ディスクリプタ(Stuff_descriptor)に置き換える
(ステップS61)。
【0082】上記再送するトランスポンダに対する処理
(ステップS55〜S60)、又は、再送しないトランス
ポンダに対する処理(ステップS61)を行うたびに、T
Sのループ長を確認して、ステップS53に戻って、ス
テップS53〜S62の処理をTSのループ長に亘って
繰り返し(ステップS62)、その後にCRC32を付け
替えて(ステップS63)、NITの書換え処理を終了す
る。
【0083】同様にして、他ネットワークに関するネッ
トワーク情報を書き換えることができる。例えば、2つ
の衛星によりサービスが行われている場合に、片方のサ
ービスしかケーブルネットワーク内に再送出しないとき
には他ネットワークのNIToのセクションはスタッフ
ィング・テーブルIDを利用してダミーデータ化してし
まう。両衛星ネットワークのNITaをそれぞれケーブ
ルネットワーク内でのサービス状況に合わせた書換えを
行い、同時にNITaと整合をとってNIToを書き換
える。
【0084】次に、図1に示したケーブル伝送システム
における受信機6の具体的な構成例について、図25を
参照して説明する。
【0085】この図25示した構成の受信機6におい
て、ケーブルフロントエンド部61の受信チューナ62
は、混合波から所定の番組を含むTSを抽出し、QAM
復調回路63に出力する。QAM復調回路63は、入力
されたTSをQAM復調して誤り訂正回路64に出力す
る。誤り訂正回路64は、入力されたTSの誤り情報を
訂正し、トランスポート部65に出力する。トランスポ
ート部65のデスクランブラ66は、TSに施されてい
るスクランブルを、衛星放送サービス事業者1が発行し
たICカード60に記録されているデスクランブル情報
を用いて復号(デスクランブル)し、デマルチプレクサ
67に出力する。
【0086】デマルチプレクサ67は、複数の番組情報
が多重化されたTSから所定の番組情報を抽出してMP
EGデコード部68に供給する。MPEGデコード部6
8は、入力された番組情報をMPEG伸張して映像信号
と音声信号を生成し、テレビジョン受像機7に出力す
る。
【0087】ホストプロセッサ69は、視聴者の選局操
作に基づいて、受信機6全体を制御するとともに、受信
した有料番組の情報(番組視聴情報)をICカード60に
記録する。また、ホストプロセッサ69は、ICカード
60に記録されているデスクランブル情報を読み出して
デスクランブラ66に供給する。さらに、ホストプロセ
ッサ69は、通信部70を制御して、定期的にICカー
ド60に記録されている番組視聴情報を公衆電話回線を
介して衛星放送サービス業者1の視聴情報処理部14に
通知する。
【0088】次に、ケーブルテレビ局3における配信部
34による情報配信処理について、図26のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0089】ステップS71において、CSアンテナ3
1は、通信衛星2を介してCS波を受信して配信部34
に出力する。地上波アンテナ32は、地上波を受信して
配信部34に出力する。BSアンテナ33は、放送衛星
を介してBS波を受信し、配信部34に出力する。
【0090】ステップS72において、信号分配器41
は、CS波を1つのトランスポンダに対応するTS毎に
分割し、それぞれを変調変換装置42−1乃至42−N
に出力する。地上波再送出装置43は、入力された地上
波をRF変換して信号混合器45に出力する。衛星信号
再送出装置44は、入力されたBS波をRF変換して信
号混合器45に出力する。
【0091】ステップS73において、変調変換装置4
2のQPSK復調回路421は、入力されたTSをQP
SK復調し、誤り訂正回路422に出力する。
【0092】ステップS74において、誤り訂正回路4
22は、入力された信号の誤り訂正を行いNIT変換回
路423に出力する。
【0093】ステップS75において、NIT変換回路
423は、CS波用のNITを、ケーブルテレビ用のN
ITに置き換えてQAM変調回路424に出力する。
【0094】ステップS76において、QAM変調回路
424は、入力された信号をQAM変調し、周波数変換
回路425に出力する。
【0095】ステップS77において、周波数変換回路
425は、入力された信号の周波数をケーブルテレビ網
4において伝送可能な所定の値に変換し、信号混合器4
5に出力する。
【0096】ステップS78において、信号混合器45
は、変調変換装置42−1乃至42−N、地上波再送出
装置43及び衛星信号再送出装置44、それぞれから入
力されたQAM変調されている信号を混合して増幅器4
6に出力する。
【0097】ステップS79において、増幅器46は、
入力された混合波を増幅し、ケーブルテレビ網4を介し
て受信機6に配信する。
【0098】次に、受信機6の番組受信処理について、
図27のフローチャートを参照して説明する。
【0099】ステップS81において、ケーブルフロン
トエンド部61の受信チューナ62は、視聴者が選択し
た番組(CS波に含まれる番組)を含むTSを混合波から
抽出し、QAM復調回路63に出力する。
【0100】ステップS82において、QAM復調回路
63は、入力されたTSをQAM復調して誤り訂正回路
64に出力する。
【0101】ステップS83において、誤り訂正回路6
4は、入力されたTSの誤り情報を訂正し、トランスポ
ート部65に出力する。
【0102】ステップS84において、トランスポート
部65のデスクランブラ66は、TSに施されているス
クランブルを、衛星放送サービス事業者1が発行したI
Cカード60に記録されているデスクランブル情報を用
いて復号し、デマルチプレクサ67に出力する。
【0103】ステップS85において、デマルチプレク
サ67は、TSを多重分離し、視聴者が選択した番組の
情報を抽出してMPEGデコード部68に供給する。
【0104】ステップS86において、MPEGデコー
ド部68は、入力された番組情報をMPEG伸張して映
像信号と音声信号を生成し、テレビジョン受像機7に出
力する。テレビジョン受像機7は、入力された映像信号
と音声信号を再生する。
【0105】ステップS87において、ホストプロセッ
サ69は、受信した番組が有料(ペイパービュー)番組
である場合、その情報(番組視聴情報)をICカード6
0に記録する。通信部70は、定期的にICカード60
に記録されている番組視聴情報を公衆電話回線及び視聴
情報処理部14を介して顧客管理部35に通知する。
【0106】なお、視聴者が地上波、又はBS波で送信
された番組を選択した場合、その番組情報は多重化され
ておらず、MPEG圧縮も施されていないので、ステッ
プS85における多重分離と、ステップS86における
MPEG伸張は行われない。
【0107】すなわち、このような構成のケーブル伝送
システムでは、通信衛星2を介して送信されてくるデジ
タル放送信号等をケーブルテレビ局3が受信して、ケー
ブルテレビ局3からケーブルテレビ網4を介して視聴者
宅5の受信機6に配信するに当たり、上記ケーブルテレ
ビ局3の変調変換装置42において、QPSK復調回路
421によりデジタル衛星放送信号のTSをQPSK復
調した信号について、NIT変換回路423により上記
復調した信号のネットワーク情報をケーブル用のネット
ワーク情報に置き換えて、QAM変調回路424から周
波数変換回路425を介してケーブルテレビ網4に再送
出する。上記NIT変換回路423では、上記復調した
信号から抽出されるネットワーク情報に含まれるバージ
ョン情報が更新されたことを検出して、上記ネットワー
ク情報を再送出するネットワークに適合するケーブル用
のネットワーク情報に変換することにより、上記復調し
た信号のネットワーク情報を上記ケーブル用のネットワ
ーク情報に置き換えることができる。
【0108】ここで、制御装置をオンボードのマイクロ
コンピュータとし、一定の処理が可能なようにソフトウ
エアを組み込むことで、抽出から、書き換え、再挿入ま
での変換処理をすべて自動的に行うことができ、これに
より、例えば、マンション共聴用送出装置等においてネ
ットワーク情報の書き換え処理を自動的に行うことがで
きる。
【0109】また、高速処理が可能なマイクロコンピュ
ータやDSPなどを用いることによって、上述の実施の
形態におけるハードウエア構成と同等な機能をソフトウ
エアで実現することも可能である。
【0110】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、デジタ
ル衛星放送信号を復調し、復調した信号から抽出される
ネットワーク情報に含まれるバージョン情報が更新され
たことを検出して、上記ネットワーク情報を再送出する
ネットワークに適合するケーブル用のネットワーク情報
に変換して、上記復調した信号のネットワーク情報を上
記ケーブル用のネットワーク情報に置き換えることによ
り、デジタル放送データのNITの変更に対応する処理
を自動的に行うことができる。
【0111】すなわち、本発明によれば、衛星事業者が
NITを変更する時刻を知らなくても、衛星系からのネ
ットワーク情報に含まれるバージョン情報を常時又は適
当な時間間間隔で監視し、衛星系のバージョン情報が更
新されたときに、衛星系の変更に合わせて、自動的にネ
ットワーク情報の書き換え処理を行うことができ、常駐
の管理者やタイマーなどを必要とすることなく、管理上
の手間、装置の複雑化の回避することができる。また、
基本的に管理者がいない共聴施設においてもNITの変
更に対応するための処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したケーブル伝送システムの構成
を示す概念図である。
【図2】MPEG2トランスポートパケットとDVBシ
ステムのフレーム構成を示す図である。
【図3】MPEG2トランスポートパケットのパケット
構造を示す図である。
【図4】PESパケットのパケット構造を示す図であ
る。
【図5】プログラム・アソシエーション・テーブル(P
AT)のテーブル構造を示す図である。
【図6】プログラム・マップ・テーブル(PMT)のテー
ブル構造を示す図である。
【図7】ネットワーク・インフォメーション・テーブル
(NIT)のテーブル構造を示す図である。
【図8】NITにおけるサテライト・デリバリー・シス
テム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図9】NITにおけるCATV・デリバリー・システ
ム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図10】NITにおけるサービス・リスト・ディスク
リプタの構造を示す図である。
【図11】上記ケーブル伝送システムにおけるケーブル
テレビ局の配信部の構成例を示すブロック図である。
【図12】CS波の直線偏波を説明する図である。
【図13】上記配信部における変調変換装置の構成例を
示すブロック図である。
【図14】混合波を説明する図である。
【図15】上記変調変換装置におけるNIT変換回路の
構成例を示すブロック図である。
【図16】上記NIT変換回路におけるNIT抽出部の
構成例を示すブロック図である。
【図17】上記NIT抽出部によるNIT抽出処理を説
明するフローチャートである。
【図18】上記NIT抽出部におけるFIFOメモリへ
の書き込み例を示す図である。
【図19】上記NIT変換回路におけるNIT置換部の
構成例を示すブロック図である。
【図20】上記NIT置換部におけるFIFOメモリへ
の書き込み例を示す図である。
【図21】上記NIT置換部におけるSRAMへの書き
込み例を示す図である。
【図22】上記NIT置換部におけるFIFOメモリか
らSRAMへのデータ転送処理を説明するフローチャー
トである。
【図23】上記NIT置換部におけるNIT置換回路に
よるNIT置き換え処理を説明するフローチャートであ
る。
【図24】上記NIT置換部におけるNIT置き換え処
理を説明するフローチャートである。
【図25】上記ケーブル伝送システムにおける受信機の
構成例を示すブロック図である。
【図26】上記配信部による情報配信処理を説明するフ
ローチャートである。
【図27】上記受信機による番組受信処理を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 衛星放送サービス事業者、2 通信衛星、3 ケー
ブルテレビ局、4 ケーブルテレビ網、6 受信機、7
テレビジョン受像機、11 送信部、12視聴者管理
部、13 鍵管理部、14 視聴情報処理部、34 配
信部、35顧客管理部、41 信号分配器、 42 変
調変換装置、45 信号混合器、421 QPSK復調
回路、422 誤り訂正回路、423 NIT変換回
路、424 QAM変調回路、425 周波数変換回
路、431 制御装置、432インタフェース、440
NIT抽出部、441 NIT検出回路、442,4
51 メモリ、443 制御部、444 NIT・PI
Dフィルタ、445 NITパケット出力回路、446
バージョン番号抽出回路、447 遅延回路、448
比較回路、449 ORゲート回路、450 NIT
再挿入部、452NIT置換回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月12日(2000.1.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ケーブルテレビ局3は、通信衛星2から送
られてくるCS波をCSアンテナ31により受信し、ア
ナログ波を用いたテレビジョン放送の電波を地上波アン
テナ32により受信し、放送衛星(図示せず)から送られ
てくる衛星放送の電波 (以下、BS波と記述する) をB
Sアンテナ33により受信して、配信部34により、入
力されたCS波とアナログ放送波(地上波及びBS波)を
混合し、その混合波をケーブルテレビ網4を介して視聴
者宅5の受信機6に配信する。また、顧客管理部35
は、センター局1の視聴情報処理部14からの視聴料情
報に基づいて、視聴者に視聴料の請求を行う。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】この図11に示す構成の配信部34におい
て、信号分配器41は、CSアンテナ31を介して入力
されたCS波を変調変換装置42−1乃至42−N(N
は、CS波に含まれるチャンネル数である)に分配す
る。なお、上述したチャンネルとは、アナログ放送波に
おけるチャンネル(放送局)とは異なり、1つのトランス
ポンダにより多重化された複数の番組が含まれる1つの
伝搬波のことである。図12は、信号分配器41に入力
される前のCS波の状態の一例を示している。すなわ
ち、CS波のH偏波には、TS1、TS3、及びTS5
が含まれ、CS波のV偏波には、TS2、TS4、及び
TS6が含まれていることを示している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】地上波再送出装置43は、地上波受信アン
テナ32を介して受信したアナログ放送波を、RF変換
して信号混合器45に出力し、衛星信号再送出装置44
は、BSアンテナ33が受信したBS波を、RF変換し
て信号混合器45に出力する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】図13は、変調変換装置42の具体的な構
成例を示している。この図13に示す構成の変調変換装
置42において、QPSK復調回路421は、入力され
たCS波をQPSK復調して誤り訂正回路422に出力
する。誤り訂正回路422は、入力された信号を誤り訂
正し、誤り訂正済みのTSをネットワーク情報(NIT:Net
work Information Table) 変換回路423に出力する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】信号混合器45は、変調変換装置42−1
乃至42−N、地上波再送出装置43及び衛星信号再送
出装置44、それぞれから入力された信号を、例えば図
14に示すように混合し、増幅器46に出力する。増幅
器46は、入力された混合波を増幅し、ケーブルテレビ
網4を介して受信機6に供給する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】ここで、複数の衛星によりサービスが行わ
れている場合には、TS中に当該TSに関するNITa
と他の衛星によって伝送されているTSに関わるNIT
oの複数のNITを持つことになり、これらはテーブル
IDによって識別することができる。上記NIT抽出部
440では、上記NIT検出回路441においてNIT
aとNIToの両方に対してNIT検出が行われ、検出
した順に上記FIFOメモリ442に書き込まれてい
く。上記FIFOメモリ442への書き込みはTSと同
期した書き込みクロックwrite_clk を使用して行われ、
上記NIT検出回路441によるNITの検出と上記F
IFOメモリ442への書き込み処理はリアルタイムに
行われるようになっている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】制御部443は、TSパケットをNIT・
PIDフィルタ444に取り込み(ステップS1) 、N
ITのPIDを判定し(ステップS2)、NITのPID
が検出されると、NITの先頭データであるか否かを判
定して(ステップS3)、NITのPIDが検出されたパ
ケットにテーブルIDを含む場合には、自ネットワーク
のテーブル又は他ネットワークのテーブルであるかをテ
ーブルID (自ネットワーク”0x40”、他ネットワ
ーク”0x41”) を参照することで確認して(ステッ
プS4) 、上記NIT・PIDフィルタ444により検
出されたNITをNITパケット出力回路445から出
力し、検出開始後、最初に受信したテーブルの先頭デー
タより(つまりテーブルID)からFIFOメモリ442
に書き込んでいく(ステップS5,S6)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】すなわち、上記NIT置換回路452で
は、制御部457によりRAM切替回路458を切替え
制御して、TSパケットに対応して例えば一方のSRA
M454Aを選択している状態で(ステップS11)、上
記NITパケット検出回路456により検出されたNI
Tパケットが自ネットワークのNITaパケットである
か否かを判定し(ステップS12)、NITaパケットで
あるときには、制御部457にメモリ部451への書き
込み許可を出すとともにアドレスカウンタ455をスタ
ートさせ(ステップS13)、アドレスカウンタ455に
よりアドレスを生成させて(ステップS14)、FIFO
メモリ453から他方のSRAM454Bに自ネットワ
ークのNITaデータを転送して書き込む (ステップS
15) 。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】SRAM454Bへの他ネットワークの1
パケット分のNIToデータの書き込みを終了すると
(ステップS21)、NIToパケットの全データについ
て処理を終了したか否かを判定し(ステップS22)、N
IToパケットの全データに対する処理が終了していな
いときにはステップS11に戻り、NITaパケット及
びNIToパケットの両データに対する処理を終了した
ときには、制御装置に終了を通知し、他方のSRAM4
54Bを選択するようにRAM切替回路458を制御し
て(ステップS23)、FIFOメモリ453からSRA
M454BへのNITデータの転送処理を終了する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】上記NIT切替回路457は、上記NIT
パケット検出回路456からの検出出力によりNITデ
ータの期間だけ、上記誤り訂正回路422側から上記R
AM切替回路458側に切り替えられる。これにより、
衛星系から送られてきたTSのNITデータの内容をケ
ーブル用のNITaデータに置き換える (ステップS3
5) 。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】このような構成のNIT変換回路423に
おいて、上記NIT抽出部440によりFIFOメモリ
442に取り込まれた衛星系のNITデータは、インタ
ーフェース432を介して制御装置431に送られる。
制御装置431は、ソフトウエア処理により上記衛星系
のNITからケーブル伝送に合ったNITを生成する。
そして、ケーブル用に変換されたNITデータが、上記
制御装置431からインターフェース432を介して上
記NIT置換部450のFIFOメモリ453に供給さ
れる。この実施の形態におけるNIT置換部450で
は、NITa,NIToの順でFIFOメモリ453に
データが書き込まれる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】この図25に示した構成の受信機6におい
て、ケーブルフロントエンド部61の受信チューナ62
は、混合波から所定の番組を含むTSを抽出し、QAM
復調回路63に出力する。QAM復調回路63は、入力
されたTSをQAM復調して誤り訂正回路64に出力す
る。誤り訂正回路64は、入力されたTSの誤り情報を
訂正し、トランスポート部65に出力する。トランスポ
ート部65のデスクランブラ66は、TSに施されてい
るスクランブルを、衛星放送サービス事業者1が発行し
たICカード60に記録されているデスクランブル情報
を用いて復号(デスクランブル)し、デマルチプレクサ
67に出力する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正内容】
【0089】ステップS71において、CSアンテナ3
1は、通信衛星2を介してCS波を受信して配信部34
に出力する。地上波アンテナ32は、アナログ放送波を
受信して配信部34に出力する。BSアンテナ33は、
放送衛星を介してBS波を受信し、配信部34に出力す
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】ステップS72において、信号分配器41
は、CS波を変調変換装置42−1乃至42−Nに分配
する。地上波再送出装置43は、入力されたアナログ放
送波をRF変換して信号混合器45に出力する。衛星信
号再送出装置44は、入力されたBS波をRF変換して
信号混合器45に出力する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】ステップS73において、変調変換装置4
2のQPSK復調回路421は、入力されたCS波をQ
PSK復調し、誤り訂正回路422に出力する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】ステップS74において、誤り訂正回路4
22は、入力された信号の誤り訂正を行い、誤り訂正済
みのTSをNIT変換回路423に出力する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】ステップS78において、信号混合器45
は、変調変換装置42−1乃至42−N、地上波再送出
装置43及び衛星信号再送出装置44、それぞれから入
力された信号を混合して増幅器46に出力する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル衛星放送信号を受信する受信手
    段と、 上記受信手段が受信した信号を復調する復調手段と、 上記復調手段が復調した信号のネットワーク情報を抽出
    するネットワーク情報抽出手段と、 上記ネットワーク情報抽出手段により抽出したネットワ
    ーク情報に含まれるバージョン情報を監視しており、上
    記バージョン情報が更新されたときに、上記ネットワー
    ク情報抽出手段により抽出したネットワーク情報を再送
    出するネットワークに適合するネットワーク情報に変換
    するネットワーク情報変換手段と、 上記ネットワーク情報変換手段により変換したネットワ
    ーク情報をケーブル用の情報として、上記復調手段が復
    調した信号のネットワーク情報を上記ケーブル用の情報
    に置き換えるネットワーク情報置換手段と、 上記復調手段により復調され上記ネットワーク情報置換
    手段によりネットワーク情報がケーブル伝送用の情報に
    置き換えられた信号を変調する変調手段とを備えること
    を特徴とする情報送信装置。
  2. 【請求項2】 上記ネットワーク情報変換手段は、上記
    ネットワーク情報抽出手段により抽出したネットワーク
    情報に含まれるバージョン情報を順次記憶し、前回記憶
    したバージョン情報と今回記憶するバージョン情報を比
    較することにより、バージョン情報の更新されたことを
    検出することを特徴とする請求項1記載の情報送信装
    置。
  3. 【請求項3】 デジタル衛星放送信号を受信する受信ス
    テップと、 上記受信ステップで受信した信号を復調する復調ステッ
    プと、 上記復調ステップで復調した信号のネットワーク情報を
    抽出するネットワーク情報抽出ステップと、 上記ネットワーク情報抽出ステップで抽出されたネット
    ワーク情報に含まれるバージョン情報が更新されたとき
    に、上記ネットワーク情報抽出ステップで抽出されたネ
    ットワーク情報を再送出するネットワークに適合するネ
    ットワーク情報に変換するネットワーク情報変換ステッ
    プと、 上記ネットワーク情報変換ステップで変換したネットワ
    ーク情報をケーブル用の情報として、上記復調ステップ
    で復調された信号のネットワーク情報を上記ケーブル用
    の情報に置き換えるネットワーク情報置換ステップと、 上記復調ステップで復調され上記ネットワーク情報置換
    ステップでネットワーク情報がケーブル伝送用の情報に
    置き換えられた信号を変調する変調ステップとを含むこ
    とを特徴とする情報送信方法。
  4. 【請求項4】 上記ネットワーク情報変換ステップで
    は、上記ネットワーク情報抽出ステップで抽出されたネ
    ットワーク情報に含まれるバージョン情報を順次記憶し
    ておき、前回記憶したバージョン情報と今回記憶するバ
    ージョン情報を比較することにより、バージョン情報の
    更新されたことを検出することを特徴とする請求項3記
    載の情報送信方法。
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US7751500B2 (en) 2004-08-06 2010-07-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of selecting demodulation scheme and digital broadcast receiver using the same

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