JP2000209273A - ディジタルデ―タ放送信号中継装置 - Google Patents

ディジタルデ―タ放送信号中継装置

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JP2000209273A JP1146099A JP1146099A JP2000209273A JP 2000209273 A JP2000209273 A JP 2000209273A JP 1146099 A JP1146099 A JP 1146099A JP 1146099 A JP1146099 A JP 1146099A JP 2000209273 A JP2000209273 A JP 2000209273A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】受信者のデ−タ受信待ち時間を短縮し,受信者
に誤ったデ−タを配信しないディジタルデ−タ放送信号
中継装置を提供する。 【解決手段】ディジタルデ−タ放送信号中継装置10は
出力の高速パケット多重信号140が入力パケット多重
信号130と比べてN倍の情報レ−トをもつ記憶回路5
0を有し,記憶回路50は入力パケット多重信号をM×
188バイトの固定長パケット群単位で蓄積を行い,蓄
積されたパケット群を用いて高速パケット多重信号を生
成して高速パケット多重信号として出力する。またディ
ジタル復調回路30及び誤り訂正復号回路40は受信デ
−タの異常を検知し,それぞれ入力信号レベル低下通知
信号150及び誤り発生通知信号160を制御回路60
へ送る。それを受けて制御回路60は蓄積動作の中止を
求める蓄積中止命令信号170を記憶回路50へ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ディジタルデ−タ
放送信号の中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年CS(通信衛星)による衛星ディジ
タル放送サ−ビスが開始され,映像配信サ−ビスだけで
なく,ディジタルデ−タの配信(デ−タ放送)サ−ビス
も開始されている。CSディジタルデ−タ放送サ−ビス
については,例えば1997年9月,日経コミュニケ−
ション,第253号,92〜113頁,あるいは199
8年2月,松下テクニカルジャ−ナル,第44巻,第1
号に詳しく記載されている。またBS(放送衛星)−4
後発機によるディジタル放送サ−ビス,及び地上波ディ
ジタル放送サ−ビスも2000年を目処にサ−ビス開始
が検討されている。したがって,今後ますますディジタ
ルデ−タ放送サ−ビスが増えることが予想される。
【0003】また衛星ディジタル放送信号の中継装置と
しては,CATVや光アクセスシステム等の局舎におい
てディジタル放送信号を受信し,有線網のインタフェ−
スに信号を変換し,各加入者に配信する装置が開発され
ている。光アクセスシステムにおける中継装置について
は,例えば土門らによる「GTTHのおけるディジタル
衛星放送信号の収用法の検討」,1997年9月,電子
情報通信学会総合大会予稿,B−8−58,444頁に
詳しく記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】衛星ディジタルデ−タ
放送番組も映像番組と同様の多重方式で多重されてお
り,容量の大きなデ−タを受信する場合には,待ち時間
が非常に長いという問題がある。例えば30Mbpsの
衛星回線を50番組で共有している場合,1番組当たり
の回線容量は600kbpsになる。この場合20MB
の電子化された新聞の受信には最低5分以上待ち時間を
要する。また衛星ディジタルデ−タ放送は単方向の下り
回線のみを用いてデ−タを伝送しており,再送制御機能
がないため,受信側で受信デ−タが誤った場合には,デ
−タを正しく読みとれない。特に強い降雨等によって無
線回線が完全に途絶することがあり,この場合は全くデ
−タが受信できないという事態が発生する。
【0005】本発明の目的は,ディジタルデ−タ放送受
信者のデ−タ受信待ち時間を短縮可能なディジタルデ−
タ放送信号中継装置を実現することにある。
【0006】本発明の他の目的は,無線回線が途絶した
場合でも,受信者にデ−タを配信することが可能なディ
ジタルデ−タ放送信号中継装置を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明のディジタル
デ−タ放送信号中継装置は,デジタルデ−タ放送システ
ムにおけるパケット多重信号を受信し,該パケット多重
信号を一時的に蓄積した後にこれを高速パケット多重信
号として出力するデジタルデ−タ放送信号中継装置であ
って,前記パケット多重信号は固定長のパケットをパケ
ット多重した信号であり,そのパケットをM個(Mは自
然数)まとめてパケット群として蓄積し,蓄積されたパ
ケット群を前記パケット多重信号の情報レ−トのN倍
(Nは自然数)の情報レ−トで読み出して高速パケット
多重信号として出力する記憶回路を有することを特徴と
する。
【0008】第2の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,無線周波数多重放送信号を受信する放送信号
受信回路と,該放送信号受信回路から出力されるデ−タ
放送搬送波信号を復調するディジタル復調回路と,該デ
ィジタル復調回路から出力されるディジタル情報信号の
誤り訂正復号を行う誤り訂正復号回路と,該誤り訂正復
号回路から出力されるパケット多重信号を蓄積する前記
記憶回路を有することを特徴とする。
【0009】第3の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,第1の発明及び第2の発明のディジタルデ−
タ放送信号中継装置において,前記記憶回路は前記パケ
ット群をN個以上同時に蓄積可能な記憶容量を有し,該
記憶回路において、新規に入力されたパケット群は該記
憶回路に蓄積されているパケット群のうちの最も早い時
刻に蓄積されたパケット群を上書きして蓄積され,該記
憶回路からは蓄積された時刻の早い順にパケット群が読
み出され、前記高速パケット多重信号として出力される
ことを特徴とする。
【0010】第4の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,第1の発明及び第2の発明のディジタルデ−
タ放送信号中継装置において,前記記憶回路は前記パケ
ット群を1つ以上同時に蓄積可能な記憶容量を有し,該
記憶回路において、新規に入力されたパケット群は該記
憶回路に蓄積されているパケット群のうちの最も早い時
刻に蓄積されたパケット群を上書きして蓄積され,該記
憶回路からは蓄積された時刻の最も早いパケット群が繰
り返し読み出され、前記高速パケット多重信号として出
力されることを特徴とする。
【0011】第5の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,第2の発明のディジタルデ−タ放送信号中継
装置において,前記記憶回路に対して、新規に入力され
たパケット群によって既に蓄積されているパケット群を
上書きすることを中止させる蓄積中止命令信号を送る制
御回路を有することを特徴とする。
【0012】第6の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,第5の発明のディジタルデ−タ放送信号中継
装置において,前記ディジタル復調回路は、前記デ−タ
放送搬送波信号の信号レベルがある一定のしきい値より
下回った場合に前記制御回路に入力信号レベル低下通知
信号を送ることを特徴とする。
【0013】第7の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,第5の発明のディジタルデ−タ放送信号中継
装置において,前記誤り訂正復号回路は、前記ディジタ
ル情報信号を誤り訂正復号した後のパケット多重信号が
誤りを含む場合に前記制御回路に誤り発生通知信号を送
ることを特徴とする。
【0014】第8の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,第5〜7のいずれかの発明のディジタルデ−
タ放送信号中継装置において,前記記憶回路は、前記制
御回路から蓄積中止命令信号を受信した場合,前記パケ
ット多重信号の中から符号誤りを含むパケットを除外し
たM個のパケットをまとめてパケット群として蓄積する
ことを特徴とする。
【0015】第9の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,第5〜7のいずれかの発明のディジタルデ−
タ放送信号中継装置において,前記記憶回路は、前記制
御回路から蓄積中止命令信号を受信した場合,前記パケ
ット多重信号の中から符号誤りを含むパケットおよびそ
れ以前に受信したパケットを廃棄し、符号誤りを含むパ
ケットの次から連続したM個のパケットをまとめてパケ
ット群として蓄積することを特徴とする。
【0016】次に、本発明の作用を説明する。
【0017】第1の発明及び第2の発明のディジタルデ
−タ放送信号中継装置は,入力信号の情報レ−トに比べ
てN倍の情報レ−トで,記憶回路に蓄積されたパケット
群を出力する。その結果,従来方式と比べて受信者はN
倍のデ−タ量を受信できるため,必要とするデ−タが記
憶回路に蓄積されていた場合には,受信者の待ち時間の
短縮を可能にする。
【0018】第3の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,N個以上のパケット群を同時に蓄積してお
り,新規受信したパケット群によってこのうち最も早い
時刻に蓄積されたパケット群を更新する。そして蓄積さ
れているパケット群のうち蓄積された時刻の早いパケッ
ト群から順に高速パケット多重信号として出力する。そ
の結果,大容量なデ−タに対しても受信者の待ち時間の
短縮を可能にする。
【0019】第4の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,1つ以上のパケット群を蓄積しており,新規
受信したパケット群によって蓄積されているパケット群
を上書きする。そしてこの記憶回路内のパケット群をN
回繰り返し送出することで高速パケット多重信号として
出力する。その結果,大容量デ−タに対しても受信者の
待ち時間の短縮を可能とし,しかも第3の発明に比べて
記憶回路の構成を簡素化できる。
【0020】第5の発明のディジタルデ−タ放送信号中
継装置は,記憶回路において,蓄積されているパケット
群を新規パケット群によって上書きすることを一時中断
させることのできる制御回路を有する。その結果,新規
パケット群が誤りを含んでいる場合,これが記憶回路に
蓄積されるのを防ぐことができる。
【0021】第6の発明では,ディジタルデ−タ放送信
号中継装置内の復調回路において受信信号レベルを検知
できる。その結果,悪天候等により無線伝送路の伝送特
性が劣化していることを制御回路に通知することがで
き,再生不可能なデ−タの蓄積を阻止することを可能に
する。
【0022】第7の発明では,ディジタルデ−タ放送信
号中継装置内の誤り訂正復号回路において誤りを含むパ
ケットを検知できる。その結果,どのパケットが誤りを
含んでいるか制御回路に通知することができ,誤ったデ
−タの蓄積を阻止することを可能にする。
【0023】第8の発明では,記憶回路が蓄積中止命令
信号を受けた場合,記憶回路はパケット群のうち誤った
パケットを除外して蓄積を行う。その結果,受信者には
常に正しいデ−タのみを配信することを可能にする。
【0024】第9の発明では,記憶回路が蓄積中止命令
信号を受けた場合,記憶回路はパケット群の蓄積動作を
中止し,それ以前に受信したパケットを一旦廃棄し,蓄
積中止命令信号に該当するパケットの次のパケットから
再度蓄積を開始する。その結果,受信者には常に正しい
デ−タのみを配信することを可能にし,断片的なデ−タ
の蓄積を阻止することを可能にする。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例につ
いてのディジタルデ−タ放送信号中継装置の構成を示
す。
【0026】本実施例のディジタルデ−タ放送中継装置
は,通信衛星から送られてくる無線周波数多重信号を受
信し,この中に含まれるパケット多重信号を一旦蓄積
し,5倍の転送レ−トの高速パケット多重信号として出
力する。高速パケット多重信号はCATV網や光アクセ
ス網等の有線網を介してユ−ザに送られる。これにより
受信者は従来と比べて5倍のデ−タを受信できるため,
記憶回路に所望のデ−タが蓄積されている場合には,受
信待ち時間が平均約1/5に短縮できる。
【0027】本実施例のディジタルデ−タ放送信号中継
装置10において,入力された無線周波数多重放送信号
100をチューナ(放送信号受信回路)20で受信し,
所望のディジタルデ−タ放送番組の抽出を行い,デ−タ
放送搬送波信号110として出力する。ここでの無線周
波数多重信号100は2GHz帯に27MHz帯域幅の
衛星ディジタルデ−タ放送信号が5チャネル,30MH
zの周波数間隔で周波数多重された信号である。さらに
ここでのデ−タ放送搬送波信号110は,ディジタル情
報信号120によってQPSK(Quadrature
PhaseShift Keying)変調されてい
る。 ディジタル復調回路30は入力されたデ−タ放送
搬送波信号110の復調を行い,ディジタル情報信号1
20を出力する。ディジタル情報信号120はリ−ドソ
ロモン符号化方式(204,188)及びパンクチャド
符号化方式(3/4)によって誤り訂正が施されており,
その情報レ−トは42.192Mbpsである。誤り訂
正復号回路40は入力されたディジタル情報信号120
の誤り訂正復号を行い,パケット多重信号130を記憶
回路50に出力する。ここでのパケット多重信号130
とは188バイト固定長のトランスポ−トストリ−ムパ
ケット(TSパケット)をトランスポ−トストリ−ム多
重(TS多重)したものであり,その情報レ−トは2
9.162Mbpsである。このパケット多重信号13
0には,2つの番組(番組A,番組B)が多重されてい
る。
【0028】図2は本発明の第1の実施例における記憶
回路50の構成を示す。また図3は本発明の第1の実施
例における各部の信号を示す。
【0029】図2に示されるように,記憶回路50では
入力されたパケット多重信号130は一旦バッファ26
0に溜められる。本実施例においてバッファ260は7
5.2MBの容量をもっており,4×105個のパケッ
トを一時的に溜め込み,これをパケット群220として
まとめて記憶媒体200に送り込む。記憶媒体200は
75.2MBの容量を有しており,バッファ260から新
規に送られてきたパケット群220によってそれまで蓄
積されていたパケット群を上書きする。この記憶媒体2
00に蓄積されたパケット群220は,クロック発生器
290から送られるクロック信号280に応じて繰り返
し読み出され,高速パケット多重信号140として出力
される。本実施例のクロック信号280の周波数は,記
憶回路に入力するパケット多重信号の情報レ−トの5倍
である145.81MHzに設定されている。したがっ
て,記憶媒体200に蓄積されたパケット群220は,
新たに更新されるまでに5回繰り返し読み出されること
になる。すなわち図3に示されるように,記憶回路50
から出力される高速パケット多重信号140には,パケ
ット群220に対応する高速パケット群240が5回繰
り返して多重されることになる。本実施例においてパケ
ット多重信号130に収容されている番組Aは,ゲ−ム
プログラムであり,2×105個のパケットで1つのフ
ァイルを構成している。上に述べたようにパケット多重
信号130には番組Aと番組Bのパケットが交互にパケ
ット多重されており,パケット多重信号130の情報レ
−トは29.162Mbpsである。したがって,従来
のディジタルデ−タ放送システムで番組Aのゲ−ムプロ
グラムファイルを受信するには約20秒かかることにな
る。これに対して本実施例ではパケット多重信号130
を記憶回路50に蓄積し,5倍の速度の高速パケット多
重信号140として出力している。したがって,番組A
のゲ−ムプログラムファイルは従来の1/5の4秒で受
信することができる。
【0030】図4は本発明の第2の実施例についての記
憶回路50の構成を示す。また図5に本発明の第2の実
施例における各部の信号を示す。
【0031】前述の第1の実施例では記憶媒体がパケッ
ト群を1つ記憶したのに対して,本実施例の記憶媒体は
パケット群を記憶する記憶領域を5つ有する。すなわち
本実施例の記憶回路50は,入力された番組A及び番組B
を含むパケット多重信号130をバッファ260に溜
め,これを4×105個の固定長パケット群220とし
てスイッチ270へ送る。記憶媒体200は5つの記憶
領域230〜234を有し,それぞれにはパケット群2
21〜225が蓄積されている。このうちパケット群2
25が最も早い時刻に蓄積されたものである。スイッチ
270では経路を切り替えて,新規に入力されたパケッ
ト群220を記憶領域234に送り込み,これによって
パケット群225は新規パケット群220に書き換えら
れる。このようにして記憶領域230〜234に蓄積さ
れたパケット群220〜224は,スイッチ271で順
番に切り替えられて高速パケット多重信号140として
記憶回路50から出力される。したがって,図5に示さ
れるように高速パケット多重信号140にはパケット群
220〜224にそれぞれ対応する高速パケット群24
0〜244が順番に多重されることになる。
【0032】パケット多重信号に収容されている番号B
が8×105個のパケットで1つのファイルを構成して
いる場合,従来のディジタルデ−タ放送システムではこ
れを受信するのに約1分20秒かかる。これに対して本
実施例の場合,この番組Bのファイルは例えば高速パケ
ット群240〜244に含まれることになる。この場
合,従来の1/5の約16秒で番組Bのファイルを受信
することができる。
【0033】図6は本発明の第3の実施例についてのデ
ィジタルデ−タ放送信号中継装置の構成を示す。また図
7は本実施例における記憶回路50の構成を示す。
【0034】本実施例のディジタルデ−タ放送信号中継
装置は制御回路を有し,記憶回路の蓄積動作の制御を行
う。すなわち本実施例のディジタル復調回路30は,入
力されたデ−タ放送搬送波信号110の信号レベルをあ
らかじめ決められたしきい値と比較し,信号レベルがし
きい値より小さい値であれば,制御回路80へ入力信号
レベル低下通知信号170を送る。また誤り訂正復号回
路40は出力するパケット多重信号130が誤りを含ん
でいれば,制御回路60へ誤り発生通知信号160を送
る。制御回路60は,ディジタル復調回路30から信号
レベル低下通知信号150を受けるか,あるいは誤り訂
正復号回路40から誤り発生通知信号160を受けた場
合,蓄積中止命令信号170を記憶回路50へ出力す
る。
【0035】図7に示すように,本実施例の記憶回路5
0はバッファ260の入力部分にゲ−ト300を有す
る。ゲ−ト300は通常開いており,パケット多重信号
130をそのまま通す。しかし制御回路60から蓄積中
止命令信号170が送られてきた場合,ゲ−ト300は
OFFになり,その結果誤りを含んだパケットはバッフ
ァ260に蓄積されることなく廃棄される。これにより
誤ったデ−タが記憶回路に蓄積されることを防ぐことが
できる。
【0036】図8は本発明の第4の実施例についての記
憶回路の構成を示す。
【0037】前述の第3の実施例では誤りを含んだパケ
ットのみを廃棄していたのに対して,本実施例の記憶回
路では,バッファに溜まっているパケットを一旦すべて
廃棄する。すなわち本実施例のバッファ260は制御回
路80からの蓄積中止命令信号170を受信した場合,
その時点で受信した誤りを含んだパケットを含め,既に
蓄積しているパケットをすべて廃棄し,新たにパケット
の蓄積をやりなおす。
【0038】なお,バッファ260がパケットの蓄積を
やりなおしている間,記憶媒体200の書き換えは行わ
れず,既に記憶媒体に蓄積されているパケット群220
を高速パケット多重信号140として繰り返し出力され
る。したがって本実施例によると,悪天候等によって連
続的にデ−タが誤った場合,あるいはデ−タの伝送がし
ばらく中断した場合でも,デ−タ放送を継続して行うこ
とができる。
【0039】以上,本発明の4つの実施例を説明した
が,本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
く,本発明の範囲内で程々の変形が可能なことはいうま
でもない。例えば4つの実施例では,無線周波数多重信
号として2GHz帯を用いたが,他の周波数帯を適用す
ることも可能である。またディジタル変調方式としてQ
PSK方式を用いたが,他のディジタル変調方式を適用
することも可能であり,誤り訂正符号方式としてリ−ド
ソロモン符号化方式及びパンクチャド符号化方式を用い
たが,BCH符号化方式や畳み込み符号化方式等の他の
符号化方式を適用することも可能である。さらに無線周
波数多重信号を入力として用いたが,地上回線等からパ
ケット多重信号を直接入力された場合でも適用可能であ
る。今回高速パケット多重信号の情報レ−トとして入力
情報レ−トの5倍に当たる145.81Mbpsを用い
たが,20倍に当たる583.24Mbpsを適用する
ことも可能である。また記憶容量が75.2MBの記憶
領域を1個及び5個用いたが,37.6MBの記憶領域
を20個のように記憶容量と記憶領域の数は任意に設定
することができる。
【0040】
【発明の効果】第1の効果は,ディジタルデ−タ放送シ
ステムにおける受信者の待ち時間を短縮できるというこ
とである。その理由は,ディジタルデ−タ放送信号中継
装置がデ−タを一旦蓄積し,入力信号の情報レ−トより
大きい情報レ−トで出力するため,受信者は従来と比べ
て高速に受信できるためである。
【0041】第2の効果は,受信者に常に正しいデ−タ
を配信できることである。その理由は,ディジタルデ−
タ放送信号中継装置が蓄積動作を制御する制御回路を有
するため,誤ったデ−タを記憶回路に書き込まないため
である。
【0042】第3の効果は,悪天候等により放送信号が
途絶した場合でも,ディジタルデ−タ放送サ−ビスを引
き続き提供できることである。その理由は,ディジタル
デ−タ放送信号中継装置において放送信号を受信できな
い場合には,蓄積されたデ−タを繰り返し受信者に配信
するためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施例を説明するため
のディジタルデ−タ放送信号中継装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明するための記憶回
路の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例を説明するための各部の
信号である。
【図4】本発明の第2の実施例を説明するための記憶回
路の構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例を説明するための各部の
信号である。
【図6】本発明の第3及び第4の実施例を説明するため
のディジタルデ−タ放送信号中継装置の構成図である。
【図7】本発明の第3実施例を説明するための記憶回路
の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施例を説明するための記憶回
路の構成図である。
【符号の説明】
10:ディジタルデ−タ放送信号中継装置 20:チューナ 30:ディジタル復調回路 40:誤り訂正復号回路 50:記憶回路 60:制御回路 100:無線周波数多重放送信号 110:デ−タ放送搬送波信号 120:ディジタル情報信号 130:パケット多重信号 140:高速パケット多重信号 150:入力信号レベル低下通知信号 160:誤り発生通知信号 170:蓄積中止命令信号 200:記憶媒体 210: パケット 220〜226: パケット群 230〜234:記憶領域 240〜244:高速パケット群 260:バッファ 270,271:スイッチ 280:クロック信号 290:クロック発生器 300:ゲ−ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA01 AA14 BB05 DD01 DD04 EE05 KK32 PP04 PP17 QQ02 SS24 5K030 GA01 GA18 HA08 HB29 JL02 JT03 KA06 KA13 LA01 LB14 LD07 5K072 AA23 AA24 BB14 BB22 BB27 CC05 CC15 CC35 DD05 EE05 EE24 FF10 FF27 GG14 GG37 GG43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルデ−タ放送システムにおけるパケ
    ット多重信号を受信し,該パケット多重信号を一時的に
    蓄積した後にこれを高速パケット多重信号として出力す
    るデジタルデ−タ放送信号中継装置であって,前記パケ
    ット多重信号は固定長のパケットをパケット多重した信
    号であり,そのパケットをM個(Mは自然数)まとめて
    パケット群として蓄積し,蓄積されたパケット群を前記
    パケット多重信号の情報レ−トのN倍(Nは自然数)の
    情報レ−トで読み出して高速パケット多重信号として出
    力する記憶回路を有することを特徴とするデジタルデ−
    タ放送信号中継装置。
  2. 【請求項2】無線周波数多重放送信号を受信する放送信
    号受信回路と,該放送信号受信回路から出力されるデ−
    タ放送搬送波信号を復調するディジタル復調回路と,該
    ディジタル復調回路から出力されるディジタル情報信号
    の誤り訂正復号を行う誤り訂正復号回路と,該誤り訂正
    復号回路から出力されるパケット多重信号を蓄積する前
    記記憶回路を有することを特徴とする請求項1記載のデ
    ィジタルデ−タ放送信号中継装置。
  3. 【請求項3】前記記憶回路は前記パケット群をN個以上
    同時に蓄積可能な記憶容量を有し,該記憶回路におい
    て、新規に入力されたパケット群は該記憶回路に蓄積さ
    れているパケット群のうちの最も早い時刻に蓄積された
    パケット群を上書きして蓄積され,該記憶回路からは蓄
    積された時刻の早い順にパケット群が読み出され、前記
    高速パケット多重信号として出力されることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のディジタルデ−タ放送
    信号中継装置。
  4. 【請求項4】前記記憶回路は前記パケット群を1つ以上
    同時に蓄積可能な記憶容量を有し,該記憶回路におい
    て、新規に入力されたパケット群は該記憶回路に蓄積さ
    れているパケット群のうちの最も早い時刻に蓄積された
    パケット群を上書きして蓄積され,該記憶回路からは蓄
    積された時刻の最も早いパケット群が繰り返し読み出さ
    れ、前記高速パケット多重信号として出力されることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のディジタルデ
    −タ放送信号中継装置。
  5. 【請求項5】前記記憶回路に対して、新規に入力された
    パケット群によって既に蓄積されているパケット群を上
    書きすることを中止させる蓄積中止命令信号を送る制御
    回路を有することを特徴とする請求項2記載のディジタ
    ルデ−タ放送信号中継装置。
  6. 【請求項6】前記ディジタル復調回路は、前記デ−タ放
    送搬送波信号の信号レベルがある一定のしきい値より下
    回った場合に前記制御回路に入力信号レベル低下通知信
    号を送ることを特徴とする請求項5記載のディジタルデ
    −タ放送信号中継装置。
  7. 【請求項7】前記誤り訂正復号回路は、前記ディジタル
    情報信号を誤り訂正復号した後のパケット多重信号が誤
    りを含む場合に前記制御回路に誤り発生通知信号を送る
    ことを特徴とする請求項5記載のディジタルデ−タ放送
    信号中継装置。
  8. 【請求項8】前記記憶回路は、前記制御回路から蓄積中
    止命令信号を受信した場合,前記パケット多重信号の中
    から符号誤りを含むパケットを除外したM個のパケット
    をまとめてパケット群として蓄積することを特徴とする
    請求項5〜7のいずれかに記載のディジタルデ−タ放送
    信号中継装置。
  9. 【請求項9】前記記憶回路は、前記制御回路から蓄積中
    止命令信号を受信した場合,前記パケット多重信号の中
    から符号誤りを含むパケットおよびそれ以前に受信した
    パケットを廃棄し、符号誤りを含むパケットの次から連
    続したM個のパケットをまとめてパケット群として蓄積
    することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の
    ディジタルデ−タ放送信号中継装置。
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