JP2000208571A - デバイス試験方法及び装置並びに測定用カ―ド - Google Patents

デバイス試験方法及び装置並びに測定用カ―ド

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JP2000208571A JP11009346A JP934699A JP2000208571A JP 2000208571 A JP2000208571 A JP 2000208571A JP 11009346 A JP11009346 A JP 11009346A JP 934699 A JP934699 A JP 934699A JP 2000208571 A JP2000208571 A JP 2000208571A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエーハ状態のICチップに対して電波の送
信特性や受信特性を測定することができるデバイス試験
方法及び装置並びに測定用カードを提供する。 【解決手段】デバイス試験装置10に、アナログ信号発
生器12とアナログ信号解析器14とが設けられ、更
に、送信器20と受信器22とが設けられている。送信
器20と受信器22にはコネクタ24を介して測定用ア
ンテナ26が接続されている。プローブカード30に
は、ICチップの測定パッドに接触する触針32と、I
Cチップに接続するためのIC用アンテナ34が設けら
れている。被測定デバイスについてアナログ信号のテス
トを行う場合には、切換スイッチ36、38を、触針3
2が同軸ケーブル16、18に接続されるように切り換
える。被測定デバイスについて電波の送受信のテストを
行う場合には、触針32が測定用アンテナ26に接続さ
れるように切換スイッチ36、38を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定デバイスを
試験するデバイス試験方法及び装置並びに測定用カー
ド、特に非接触型のICカード用ICのようにアンテナ
に接続して使用される被測定デバイスに適した被測定デ
バイスを試験するデバイス試験方法及び装置並びに測定
用カードに関する。
【0002】
【従来の技術】IC(半導体集積回路)の特性を試験す
るデバイス試験装置では、組み立て工程におけるロスを
最小限に抑えるため、ウエーハ状態のICに対して測定
することが広く行われている。プローブカードの触針を
ICチップのパッドに接触させ、プローブカードに接続
された信号発生器や波形解析装置を用いて、ICチップ
の電気的特性を試験している。
【0003】近年、非接触型のICカードが、現在主流
の磁気カードに代わる次世代のカードとして注目を集め
ている。非接触型のICカードは、ICカード内にアン
テナを埋め込み、このアンテナを介してICカード読み
取り装置と交信し、ICカード内の記憶素子にデータの
読み書きを行う。
【0004】このようなICカード用のICについて
も、従来のデバイス試験装置を用い、プローブカードの
触針にウエーハ状態のICチップのパッドに接触させて
試験を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デバイス試験装置では、通常のICとしての試験は行え
るものの、ICカード用のICにより発生する電波の電
界強度等の送信特性や電波を受信する際の感度等の受信
特性をテストすることができなかった。これら送信特性
や受信特性については、製品として完成したICカード
として実際に動作させてテストするしかできなかった。
【0006】本発明の目的は、ウエーハ状態のICチッ
プに対して電波の送信特性や受信特性を測定することが
できるデバイス試験方法及び装置並びに測定用カードを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被測定デバ
イスを試験するデバイス試験装置であって、前記被測定
デバイスに接続される第1のアンテナを有し、前記被測
定デバイスに前記第1のアンテナを接続した状態で試験
することを特徴とするデバイス試験装置によって達成さ
れる。
【0008】上述したデバイス試験装置において、前記
第1のアンテナとの間で電波を送受信する第2のアンテ
ナを更に有するようにしてもよい。
【0009】上述したデバイス試験装置において、前記
被測定デバイスの電極に接続する触針が配置された測定
用カードを有し、前記第1のアンテナは、前記測定用カ
ードに搭載されているようにしてもよい。
【0010】上述したデバイス試験装置において、前記
測定用カードの前記第1のアンテナ近傍に、電波吸収材
を設けるようにしてもよい。
【0011】上述するデバイス試験装置において、前記
第1のアンテナ及び/又は前記第2のアンテナ近傍に電
波吸収材を設けるようにしてもよい。
【0012】上述したデバイス試験装置において、複数
の測定回路と、前記測定回路毎に設けられた、複数組の
前記第1のアンテナと前記第2のアンテナと、前記第1
のアンテナと前記第2のアンテナを組毎に遮蔽する遮蔽
手段とを有するようにしてもよい。
【0013】上述したデバイス試験装置において、複数
の被測定デバイスに接続される複数の第1のアンテナ
と、前記複数の第1のアンテナとの間で電波を送受信す
る第2のアンテナと、前記第2のアンテナに設けられた
測定回路とを有し、前記複数の第1のアンテナによる送
信時期をずらすことにより前記複数の被測定デバイスを
試験するようにしてもよい。
【0014】上述したデバイス試験装置において、前記
被測定デバイスに接続される前記第1のアンテナと、前
記第2のアンテナとの間の電波の送受信の試験を行う第
1の試験回路と、前記被測定デバイスの電気的試験を行
う第2の試験回路と、前記測定用デバイスの電極に接続
する触針を、前記第1の試験回路と前記第2の試験回路
に切り換えて接続する切換接続手段とを有するようにし
てもよい。
【0015】上記目的は、被測定デバイスの電極に接続
するための複数の触針と、前記触針に接続されたアンテ
ナとを有する測定用カードによって達成される。
【0016】上述した測定用カードにおいて、前記アン
テナ近傍に設けられた電波吸収材を更に有するようにし
てもよい。
【0017】上記目的は、被測定デバイスを試験するデ
バイス試験方法であって、前記被測定デバイスに第1の
アンテナを接続した状態で試験することを特徴とするデ
バイス試験方法によって達成される。
【0018】上述したデバイス試験方法において、第2
のアンテナにより前記第1のアンテナとの間で電波を送
受信して試験するようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態によるデバイス試験装置を図面を用いて説明す
る。図1はICカードの具体例を示す図であり、図2は
本実施形態によるデバイス試験装置の概要を示すブロッ
ク図であり、図3は本実施形態によるデバイス試験装置
の詳細を示すブロック図である。
【0020】まず、ICカードについて説明する。IC
カードには接触型端子を有する接触型ICカードと、接
触型端子の代わりにアンテナを有する非接触型ICカー
ドと、これら接触型と非接触型の両方の機能を有するコ
ンビネーション型ICカードがある。非接触型ICカー
ドの具体例を図1に示す。ICカード1は、プラスチッ
ク製のベース基板2にIC3とアンテナ4とが埋め込ま
れている。非接触型ICカードでは、アンテナ4により
信号の送受信を行うと共に、電源もアンテナ4を介して
供給される。本実施形態によるデバイス試験装置は、I
Cカードとして組み込む前のICをウエーハ状態で電波
の送受信特性も検査する。
【0021】次に、本実施形態のデバイス試験装置の概
要について図2を用いて説明する。
【0022】デバイス試験装置10内には、図2に示す
ように、デバイステスト用のアナログ信号を発生するた
めのアナログ信号発生器12と、デバイスからのアナロ
グ信号を解析するためのアナログ信号解析器14とが設
けられている。これらアナログ信号発生器12とアナロ
グ信号解析器14により、従来のデバイス試験装置10
と同様なテストが可能である。アナログ信号発生器12
とアナログ信号解析器14からは信号入出力用の同軸ケ
ーブル16、18が設けられている。
【0023】デバイス試験装置10内には、更に、電波
を送信するための送信器20と、電波を受信するための
受信器22とが設けられている。送信器20と受信器2
2にはコネクタ24を介して測定用アンテナ26が接続
されている。
【0024】プローブカード30には、被測定デバイス
であるウエーハ100のICチップの測定パッドに接触
する触針32と、ICチップに接続するためのIC用ア
ンテナ34が設けられている。触針32を、測定用アン
テナ26に接続するか、同軸ケーブル16、18に接続
するかを切り換えるために、切換スイッチ36、38が
設けられている。
【0025】被測定デバイスについてアナログ信号のテ
ストを行う場合には、切換スイッチ36、38を、触針
32が同軸ケーブル16、18に接続されるように切り
換える。被測定デバイスについて電波の送受信のテスト
を行う場合には、触針32が測定用アンテナ26に接続
されるように切換スイッチ36、38を切り換える。
【0026】次に、本実施形態のデバイス試験装置10
の詳細について図3及び図4を用いて説明する。
【0027】デバイス用電源40は被測定デバイスに必
要な電源を供給する。直流測定器42は被測定デバイス
の所定箇所における直流電流や直流電圧等の静的な電気
的特性を測定する。常時、デバイス用電源40からプロ
ーブカード30を介して被測定デバイスに電源が供給さ
れ、直流測定器42により被測定デバイスの直流電流や
直流電圧等が測定される。
【0028】タイミング発生器44は、クロック信号に
同期して、被測定デバイスに印加するタイミングを決定
するタイミング信号を発生する。テストパターン発生器
46は、テストのための様々なパターンの論理信号を発
生する。パターンは具体的には、図2に示すように、一
連の1、0の数値列である。波形整形器48は、タイミ
ング発生器からのタイミング信号に同期して、テストパ
ターン発生器46からのテストパターンに基づいたテス
ト波形を整形する。入力電圧基準器50は、後述するド
ライバに必要な基準電圧レベルを発生する。
【0029】信号印加器(ドライバ)52は、入力電圧
基準器50からの基準電圧レベルに応じた波形整形器4
8からのテスト波形を、同軸ケーブル16を介して、プ
ローブカード30に印加する。テスト波形は触針32に
より被測定デバイス100に印加される。
【0030】被測定デバイス100の出力信号は、触針
32により同軸ケーブル18を介して検出される。出力
信号の電圧値は、信号比較器(コンパレータ)54によ
り、出力電圧基準器56から発生した基準電圧と比較さ
れる。論理比較器58は、信号比較器54からの論理出
力と、テストパターン発生器46からの期待値とを比較
して、その比較結果を出力する。不良解析器60は、論
理比較器58の比較結果を解析し、被測定デバイス10
0が良品であるか不良品であるかを記憶する。その記憶
結果に基づいて、被測定デバイス100の不良ICを、
その後の組立行程においてリジェクトして、最終製品と
して製造しないようにする。
【0031】テスタコントローラ62は、デバイス試験
装置内の各測定器をバスラインを介して制御する。テス
タコントローラ62はワークステーション64に接続さ
れている。ワークステーション64によりテストプログ
ラムが実行される。
【0032】プローブカード30は、図4に示すよう
に、プラスチック製の基板31上に放射状の配線33が
形成されている。配線33の内側端部はそれぞれ触針3
2に接続されている。更に、基板31上にはループ状の
アンテナ34が形成されている。このアンテナ34の端
部はそれぞれ触針32に接続されている。
【0033】次に、本実施形態のデバイス試験装置10
を用いてウエーハ状態の被測定デバイスを測定する方法
について説明する。
【0034】被測定デバイスであるウエーハ100をX
Yテーブル(図示せず)に載置して固定する。XYテー
ブルを制御して、プローブカード30の触針32が、測
定すべきICチップの所定の測定パッドに接触する位置
になるようにウエーハ100を移動する。
【0035】通常の電気的動作試験の場合には、切換ス
イッチ36、38を、触針32が同軸ケーブル16、1
8に接続するように切り換える。波形整形器48からの
テスト波形を信号印加器52により同軸ケーブル16、
触針32を介してICチップの所定の入力パッドに印加
する。ICチップの所定の出力パッドからの出力信号
は、触針32、同軸ケーブル18を介して信号比較器5
4により基準電圧と比較され、論理比較器58によりテ
ストパターン発生器46からのテストパターンと比較さ
れ、その比較結果に基づいて不良解析器60により良品
であるか否かを判断する。
【0036】電波の送信特性や受信特性の測定試験の場
合には、切換スイッチ36、38を、触針32がIC用
アンテナ34に接続するように切り換える。波形整形器
48からのテスト波形に基づく電波を信号送信器20に
より測定用アンテナ26から出力する。測定用アンテナ
26からの電波はIC用アンテナ34で受信され、触針
32を介してICチップの所定の入力パッドに印加され
る。
【0037】ICチップの所定の出力パッドからの出力
信号は、触針32を介してIC用アンテナ34に印加さ
れ、IC用アンテナ34から電波が出力される。IC用
アンテナ34からの電波は測定用アンテナ26で受信さ
れる。信号受信器22による受信信号は、論理比較器5
8によりテストパターン発生器46からのテストパター
ンと比較され、その比較結果に基づいて不良解析器60
により良品であるか否かを判断する。
【0038】このように本実施形態によれば、ウエーハ
状態のICチップに対して電波の送信特性や受信特性を
測定することができる。
【0039】上記実施形態では、プローブカード30上
にIC用アンテナ34を直接形成したが、図5に示すよ
うに、IC用アンテナ34による反射電波の影響を抑え
るため、基板31上にフェライト等の電波吸収材層35
を形成し、その電波吸収材層35上にIC用アンテナ3
4を形成するようにしてもよい。
【0040】また、図6に示すように、測定用アンテナ
26とIC用アンテナ34とをフェライト等の電波吸収
材のシールドボックス70により取り囲むようにしても
よい。これにより測定用アンテナ26とIC用アンテナ
34による反射電波の影響を抑えるようにしてもよい。
【0041】また、プローブカード30上のIC用アン
テナ34のパターン形状としては、図7に示すような様
々なパターン形状が可能である。
【0042】例えば、図7(a)に示すように四角形状
のループアンテナ34でもよいし、図7(b)に示すよ
うに渦巻き形状のループアンテナ34でもよい。
【0043】また、図7(c)に示すように基板31上
に左右に開いた2本の線状パターンのダイポールアンテ
ナ34でもよい。また、図7(d)に示すように基板3
1上に垂直に立っている垂直アンテナ34でもよい。
【0044】また、図7(e)に示すように、磁性体等
のコア34aの周囲にコイルを巻回したバーアンテナ3
4でもよい。また、図7(f)に示すように、コア34
bにコイルを巻回したトランス型アンテナ34でもよ
い。
【0045】また、図7(g)に示すように、図7
(c)に示すダイポールアンテナ34を部分的にコイル
形状としてアンテナ長を実質的に短くしてもよい。ま
た、図7(h)に示すように、図7(d)に示す垂直ア
ンテナ34を部分的にコイル形状としてアンテナ長を実
質的に短くしてもよい。
【0046】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よるデバイス試験装置を図面を用いて説明する。図8は
本実施形態のデバイス試験装置を示すブロック図であ
り、図9は本実施形態のデバイス試験装置の他の例を示
す図であり、図10は本実施形態のデバイス試験装置に
よる試験方法の説明図である。
【0047】上述した第1実施形態のデバイス試験装置
では一度の測定でひとつのICチップしか測定できな
い。ウエーハ状態のICチップの配置を考慮して、プロ
ーブカード30に触針32を設けるようにすれば、一度
に複数個のICチップを同時に試験することができる。
【0048】図9に示すデバイス試験装置では、プロー
ブカード30に2個のICチップを同時に試験すること
ができるように触針32を設けている。一方のICチッ
プに対して、IC用アンテナ34A、測定用アンテナ2
6Aが設けられている。これらIC用アンテナ34Aと
測定用アンテナ26Aは、フェライト等の電波吸収材の
シールドボックス70Aにより取り囲まれている。測定
用アンテナ26Aにはコネクタ24Aを介して信号送信
器20Aと信号受信器22Aが設けられている。
【0049】他方のICチップに対して、IC用アンテ
ナ34B(図示せず)、測定用アンテナ26B(図示せ
ず)が設けられている。これらIC用アンテナ34Bと
測定用アンテナ26Bは、フェライト等の電波吸収材の
シールドボックス70Bにより取り囲まれている。測定
用アンテナ26Bにはコネクタ24Bを介して信号送信
器20Bと信号受信器22Bが設けられている。
【0050】被測定デバイスを試験する際には、被測定
デバイスが載置されたXYテーブル(図示せず)を制御
して、プローブカード30の触針32が、測定すべき2
つのICチップの所定の測定パッドに接触する位置にな
るようにウエーハ100を移動する。電波の送信特性や
受信特性の測定試験の場合には、テスト波形に基づく電
波を各信号送信器20A、20Bにより測定用アンテナ
26A、26Bから出力する。測定用アンテナ26A、
26Bからの電波はIC用アンテナ34A、34Bで受
信され、触針32を介してICチップの所定の入力パッ
ドに印加される。ICチップの所定の出力パッドからの
出力信号は、触針32を介してIC用アンテナ34A、
34Bに印加され、IC用アンテナ34A、34Bから
電波が出力される。IC用アンテナ34A、34Bから
の電波はそれぞれ測定用アンテナ26A、26Bで受信
される。信号受信器22A、22Bによる受信信号はテ
ストパターンと比較され、その比較結果に基づいて良品
であるか否かを判断する。
【0051】測定用アンテナ26AとIC用アンテナ3
4A、測定用アンテナ26BとIC用アンテナ34B
は、それぞれシールドボックス70A、70Bによりシ
ールドされているので、同時にデバイス試験を行ったと
してクロストークを起こすことなく正しく試験をするこ
とができる。
【0052】上記実施形態では、測定するICチップ毎
に測定用アンテナとIC用アンテナをそれぞれ設けた
が、図9に示すように、共通の測定用アンテナ26を設
け、IC用アンテナ34A、34Bを測定するICチッ
プの数だけ設けるようにしてもよい。この場合には、シ
ールドボックスによりシールドすることができないの
で、同時に試験をしようとするとクロストークにより正
しい試験ができない。
【0053】そこで、本実施形態では、2つのIC用ア
ンテナ34A、34Bによる送信時期をずらすことによ
り複数個のICチップの測定を行う。図10に示すよう
に、まず、デバイス試験装置からのデータを測定用アン
テナ26を駆動して、IC用アンテナ34A、34Bを
介して各ICチップへ送信する。その後、一方のICチ
ップからのデータをIC用アンテナ34Aを駆動して、
測定用アンテナ26を介してデバイス試験装置へ送信す
る。続いて、他方のICチップからのデータをIC用ア
ンテナ34Bを駆動して、測定用アンテナ26を介して
デバイス試験装置へ送信する。
【0054】このように測定時間をずらすことにより、
アンテナ間のクロストークによる影響を排除することが
できる。
【0055】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0056】上記実施形態によるデバイス試験装置は、
従来の磁気カードに代わるICカードに用いられるIC
を試験することを説明したが、カード形でなくてもアン
テナを用いたあらゆるデバイス用のICの試験にも適用
可能である。
【0057】例えば、図11に示すように、物流産業に
おいては、商品名や送り先等を記憶した荷物識別用タグ
110を作成する。荷物識別用タグ110にはアンテナ
112とIC114が設けられている。この荷物識別用
タグ110を商品に貼付する。ベルトコンベヤ上を流れ
てきた商品に貼付してある荷物識別用タグ110から所
定のデータを読み出し、商品の仕分け等を行う。
【0058】例えば、図12に示すように、アパレル業
界においては、ハンガーラック120に多数の服を吊し
て、そのハンガーラック120を基本として管理するこ
とが可能となる。ハンガーラック120にハンガーラッ
クコントローラ122を設けると共に、各商品にタグ1
24を設ける。これにより様々な処理が可能である。例
えば、定期的に交信するようにすれば、在庫管理や防犯
等のために用いることができる。
【0059】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ウエーハ
状態のICチップに対して電波の送信特性や受信特性を
測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置
によって試験されるICカードの一例を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置
の概要を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置
の詳細を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置
のプローブカードを示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置
のプローブカードの他の例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置
の遮蔽手段を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置
に設けられるアンテナの具体例を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態によるデバイス試験装置
を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態によるデバイス試験装置
の他の例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態によるデバイス試験装
置の他の例による試験方法の説明図である。
【図11】本発明によるデバイス試験装置の被測定デバ
イスの他の具体例を示す図である。
【図12】本発明によるデバイス試験装置の被測定デバ
イスの更に他の具体例を示す図である。
【符号の説明】
10…デバイス試験装置 12…アナログ信号発生器 14…アナログ信号解析器 16、18…同軸ケーブル 20…送信器 22…受信器 24…コネクタ 26…測定用アンテナ 30…プローブカード 31…基板 32…触針 33…配線 34…IC用アンテナ 35…電波吸収材 36,38…切換スイッチ 40…デバイス用電源 42…直流測定器 44…タイミング発生器 46…テストパターン発生器 48…波形整形器 50…入力電圧基準器 52…信号印加器(ドライバ) 54…信号比較器(コンパレータ) 56…出力電圧基準器 58…論理比較器 60…不良解析器 62…テスタコントローラ 64…ワークステーション 70…シールドボックス 100…ウエーハ 110…荷物識別用タグ 112…アンテナ 114…IC 120…ハンガーラック 122…ハンガーラックコントローラ 124…タグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G011 AA17 AE03 2G032 AA00 AB01 AF02 AF07 AK01 4M106 AA01 AA02 AB20 BA09 BA14 CA70 DD03 DD10 DD23 DJ01 DJ18 DJ38

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定デバイスを試験するデバイス試験
    装置であって、 前記被測定デバイスに接続される第1のアンテナを有
    し、 前記被測定デバイスに前記第1のアンテナを接続した状
    態で試験することを特徴とするデバイス試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデバイス試験装置におい
    て、 前記第1のアンテナとの間で電波を送受信する第2のア
    ンテナを更に有することを特徴とするデバイス試験装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のデバイス試験装置
    において、 前記被測定デバイスの電極に接続する触針が配置された
    測定用カードを有し、 前記第1のアンテナは、前記測定用カードに搭載されて
    いることを特徴とするデバイス試験装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデバイス試験装置におい
    て、 前記測定用カードの前記第1のアンテナ近傍に、電波吸
    収材を設けたことを特徴とするデバイス試験装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    デバイス試験装置において、 前記第1のアンテナ及び/又は前記第2のアンテナ近傍
    に電波吸収材を設けたことを特徴とするデバイス試験装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    デバイス試験装置において、 複数の測定回路と、 前記測定回路毎に設けられた、複数組の前記第1のアン
    テナと前記第2のアンテナと、 前記第1のアンテナと前記第2のアンテナを組毎に遮蔽
    する遮蔽手段とを有することを特徴とするデバイス試験
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    デバイス試験装置において、 複数の被測定デバイスに接続される複数の第1のアンテ
    ナと、 前記複数の第1のアンテナとの間で電波を送受信する第
    2のアンテナと、 前記第2のアンテナに設けられた測定回路とを有し、 前記複数の第1のアンテナによる送信時期をずらすこと
    により前記複数の被測定デバイスを試験することを特徴
    とするデバイス試験装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    デバイス試験装置において、 前記被測定デバイスに接続される前記第1のアンテナ
    と、前記第2のアンテナとの間の電波の送受信の試験を
    行う第1の試験回路と、 前記被測定デバイスの電気的試験を行う第2の試験回路
    と、 前記測定用デバイスの電極に接続する触針を、前記第1
    の試験回路と前記第2の試験回路に切り換えて接続する
    切換接続手段とを有することを特徴とするデバイス試験
    装置。
  9. 【請求項9】 被測定デバイスの電極に接続するための
    複数の触針と、 前記触針に接続されたアンテナとを有する測定用カー
    ド。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の測定用カードにおい
    て、 前記アンテナ近傍に設けられた電波吸収材を更に有する
    ことを特徴とする測定用カード。
  11. 【請求項11】 被測定デバイスを試験するデバイス試
    験方法であって、 前記被測定デバイスに第1のアンテナを接続した状態で
    試験することを特徴とするデバイス試験方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のデバイス試験方法に
    おいて、 第2のアンテナにより前記第1のアンテナとの間で電波
    を送受信して試験することを特徴とするデバイス試験方
    法。
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