JP3755012B2 - デバイス試験システム及び方法並びに測定用カード - Google Patents

デバイス試験システム及び方法並びに測定用カード Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定デバイスを試験するデバイス試験システム及び方法並びに測定用カード、特に非接触型のICカード用ICのようにアンテナに接続して使用される被測定デバイスに適した被測定デバイスを試験するデバイス試験システム及び方法並びに測定用カードに関する。
【0002】
【従来の技術】
IC(半導体集積回路)の特性を試験するデバイス試験装置では、組み立て工程におけるロスを最小限に抑えるため、ウエーハ状態のICに対して測定することが広く行われている。プローブカードの触針をICチップのパッドに接触させ、プローブカードに接続された信号発生器や波形解析装置を用いて、ICチップの電気的特性を試験している。
【0003】
近年、非接触型のICカードが、現在主流の磁気カードに代わる次世代のカードとして注目を集めている。非接触型のICカードは、ICカード内にアンテナを埋め込み、このアンテナを介してICカード読み取り装置と交信し、ICカード内の記憶素子にデータの読み書きを行う。
【0004】
このようなICカード用のICについても、従来のデバイス試験装置を用い、プローブカードの触針にウエーハ状態のICチップのパッドに接触させて試験を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデバイス試験装置では、通常のICとしての試験は行えるものの、ICカード用のICにより発生する電波の電界強度等の送信特性や電波を受信する際の感度等の受信特性をテストすることができなかった。これら送信特性や受信特性については、製品として完成したICカードとして実際に動作させてテストするしかできなかった。
【0006】
本発明の目的は、ウエーハ状態のICチップに対して電波の送信特性や受信特性を測定することができるデバイス試験システム及び方法並びに測定用カードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、アンテナが設けられる予定の被測定デバイスを試験するデバイス試験システムであって、前記被測定デバイスを試験するデバイス試験装置と、前記デバイス試験装置に設けられた測定回路と、前記被測定デバイスの電極に接続するための触針が配置された測定用カードと、前記測定用カードと前記デバイス試験装置とを電気的に接続するための同軸ケーブルと、前記測定用カードの前記触針に接続され第1のアンテナと、前記測定回路に接続され、前記第1のアンテナとの間で電波を送受信する第2のアンテナと、前記触針を、前記第1のアンテナに接続するか、前記同軸ケーブルに接続するかを切り換える切換スイッチとを有し、前記切換スイッチにより、前記触針を前記第1のアンテナに接続することにより、前記被測定デバイスに前記第1のアンテナを接続した状態で試験することを特徴とするデバイス試験システムによって達成される。
【0009】
上述したデバイス試験システムにおいて、前記第1のアンテナは、前記測定用カードに搭載されているようにしてもよい。
【0010】
上述したデバイス試験システムにおいて、前記第1のアンテナの近傍及び前記第2のアンテナの近傍のいずれか一方或いは両者に、電波吸収材を設けるようにしてもよい。
【0011】
上述するデバイス試験システムにおいて、前記測定用カードの前記第1のアンテナ近傍に、電波吸収材を設けるようにしてもよい。
【0012】
上述したデバイス試験システムにおいて、前記デバイス試験装置に、複数の前記測定回路が設けられ、前記測定回路毎に設けられた、複数組の前記第1のアンテナと前記第2のアンテナと、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナを組毎に遮蔽する遮蔽手段とを有するようにしてもよい。
【0013】
上述したデバイス試験システムにおいて、複数の被測定デバイスに接続される複数の第1のアンテナと、前記測定回路に接続され、前記複数の第1のアンテナとの間で電波を送受信する第2のアンテナとを有し前記測定回路は、前記複数の第1のアンテナによる送信時期をずらすことにより前記複数の被測定デバイスを試験するようにしてもよい。
【0014】
上述したデバイス試験システムにおいて、前記測定回路は、前記被測定デバイスに接続される前記第1のアンテナと、前記第2のアンテナとの間の電波の送受信の試験を行う第1の試験回路と、前記被測定デバイスの電気的試験を行う第2の試験回路とを有するようにしてもよい。
【0015】
上記目的は、アンテナが設けられる予定の被測定デバイスを試験するデバイス試験システムにおいて、前記被測定デバイスを試験するデバイス試験装置同軸ケーブルを介して電気的に接続される測定用カードであって、前記被測定デバイスの電極に接続するための触針を有し、前記触針に接続されアンテナが搭載され、前記触針を、前記アンテナに電気的に接続するか、前記デバイス試験装置に電気的に接続する同軸ケーブルに電気的に接続するかが、切換スイッチにより切り換えられることを特徴とする測定用カードによって達成される。
【0016】
上述した測定用カードにおいて、前記アンテナ近傍に設けられた電波吸収材を更に有するようにしてもよい。
【0017】
上記目的は、アンテナが設けられる予定の被測定デバイスを試験するデバイス試験方法であって、前記被測定デバイスを試験するデバイス試験装置と、前記デバイス試験装置に設けられた測定回路と、前記被測定デバイスの電極に接続するための触針が配置された測定用カードと、前記測定用カードと前記デバイス試験装置とを電気的に接続するための同軸ケーブルと、前記測定用カードの前記触針に接続され第1のアンテナと、前記測定回路に接続され、前記第1のアンテナとの間で電波を送受信する第2のアンテナと、前記触針を、前記第1のアンテナに接続するか、前記ケーブルに接続するかを切り換える切換スイッチとを有するデバイス試験システムを用い、前記切換スイッチにより、前記触針を前記第1のアンテナに接続することにより、前記被測定デバイスに前記第1のアンテナを接続した状態で試験することを特徴とするデバイス試験方法によって達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置を図面を用いて説明する。図1はICカードの具体例を示す図であり、図2は本実施形態によるデバイス試験装置の概要を示すブロック図であり、図3は本実施形態によるデバイス試験装置の詳細を示すブロック図である。
【0020】
まず、ICカードについて説明する。ICカードには接触型端子を有する接触型ICカードと、接触型端子の代わりにアンテナを有する非接触型ICカードと、これら接触型と非接触型の両方の機能を有するコンビネーション型ICカードがある。非接触型ICカードの具体例を図1に示す。ICカード1は、プラスチック製のベース基板2にIC3とアンテナ4とが埋め込まれている。非接触型ICカードでは、アンテナ4により信号の送受信を行うと共に、電源もアンテナ4を介して供給される。本実施形態によるデバイス試験装置は、ICカードとして組み込む前のICをウエーハ状態で電波の送受信特性も検査する。
【0021】
次に、本実施形態のデバイス試験装置の概要について図2を用いて説明する。
【0022】
デバイス試験装置10内には、図2に示すように、デバイステスト用のアナログ信号を発生するためのアナログ信号発生器12と、デバイスからのアナログ信号を解析するためのアナログ信号解析器14とが設けられている。これらアナログ信号発生器12とアナログ信号解析器14により、従来のデバイス試験装置10と同様なテストが可能である。アナログ信号発生器12とアナログ信号解析器14からは信号入出力用の同軸ケーブル16、18が設けられている。
【0023】
デバイス試験装置10内には、更に、電波を送信するための送信器20と、電波を受信するための受信器22とが設けられている。送信器20と受信器22にはコネクタ24を介して測定用アンテナ26が接続されている。
【0024】
プローブカード30には、被測定デバイスであるウエーハ100のICチップの測定パッドに接触する触針32と、ICチップに接続するためのIC用アンテナ34が設けられている。触針32を、測定用アンテナ26に接続するか、同軸ケーブル16、18に接続するかを切り換えるために、切換スイッチ36、38が設けられている。
【0025】
被測定デバイスについてアナログ信号のテストを行う場合には、切換スイッチ36、38を、触針32が同軸ケーブル16、18に接続されるように切り換える。被測定デバイスについて電波の送受信のテストを行う場合には、触針32が測定用アンテナ26に接続されるように切換スイッチ36、38を切り換える。
【0026】
次に、本実施形態のデバイス試験装置10の詳細について図3及び図4を用いて説明する。
【0027】
デバイス用電源40は被測定デバイスに必要な電源を供給する。直流測定器42は被測定デバイスの所定箇所における直流電流や直流電圧等の静的な電気的特性を測定する。常時、デバイス用電源40からプローブカード30を介して被測定デバイスに電源が供給され、直流測定器42により被測定デバイスの直流電流や直流電圧等が測定される。
【0028】
タイミング発生器44は、クロック信号に同期して、被測定デバイスに印加するタイミングを決定するタイミング信号を発生する。テストパターン発生器46は、テストのための様々なパターンの論理信号を発生する。パターンは具体的には、図2に示すように、一連の1、0の数値列である。波形整形器48は、タイミング発生器からのタイミング信号に同期して、テストパターン発生器46からのテストパターンに基づいたテスト波形を整形する。入力電圧基準器50は、後述するドライバに必要な基準電圧レベルを発生する。
【0029】
信号印加器(ドライバ)52は、入力電圧基準器50からの基準電圧レベルに応じた波形整形器48からのテスト波形を、同軸ケーブル16を介して、プローブカード30に印加する。テスト波形は触針32により被測定デバイス100に印加される。
【0030】
被測定デバイス100の出力信号は、触針32により同軸ケーブル18を介して検出される。出力信号の電圧値は、信号比較器(コンパレータ)54により、出力電圧基準器56から発生した基準電圧と比較される。論理比較器58は、信号比較器54からの論理出力と、テストパターン発生器46からの期待値とを比較して、その比較結果を出力する。不良解析器60は、論理比較器58の比較結果を解析し、被測定デバイス100が良品であるか不良品であるかを記憶する。その記憶結果に基づいて、被測定デバイス100の不良ICを、その後の組立行程においてリジェクトして、最終製品として製造しないようにする。
【0031】
テスタコントローラ62は、デバイス試験装置内の各測定器をバスラインを介して制御する。テスタコントローラ62はワークステーション64に接続されている。ワークステーション64によりテストプログラムが実行される。
【0032】
プローブカード30は、図4に示すように、プラスチック製の基板31上に放射状の配線33が形成されている。配線33の内側端部はそれぞれ触針32に接続されている。更に、基板31上にはループ状のアンテナ34が形成されている。このアンテナ34の端部はそれぞれ触針32に接続されている。
【0033】
次に、本実施形態のデバイス試験装置10を用いてウエーハ状態の被測定デバイスを測定する方法について説明する。
【0034】
被測定デバイスであるウエーハ100をXYテーブル(図示せず)に載置して固定する。XYテーブルを制御して、プローブカード30の触針32が、測定すべきICチップの所定の測定パッドに接触する位置になるようにウエーハ100を移動する。
【0035】
通常の電気的動作試験の場合には、切換スイッチ36、38を、触針32が同軸ケーブル16、18に接続するように切り換える。波形整形器48からのテスト波形を信号印加器52により同軸ケーブル16、触針32を介してICチップの所定の入力パッドに印加する。ICチップの所定の出力パッドからの出力信号は、触針32、同軸ケーブル18を介して信号比較器54により基準電圧と比較され、論理比較器58によりテストパターン発生器46からのテストパターンと比較され、その比較結果に基づいて不良解析器60により良品であるか否かを判断する。
【0036】
電波の送信特性や受信特性の測定試験の場合には、切換スイッチ36、38を、触針32がIC用アンテナ34に接続するように切り換える。波形整形器48からのテスト波形に基づく電波を信号送信器20により測定用アンテナ26から出力する。測定用アンテナ26からの電波はIC用アンテナ34で受信され、触針32を介してICチップの所定の入力パッドに印加される。
【0037】
ICチップの所定の出力パッドからの出力信号は、触針32を介してIC用アンテナ34に印加され、IC用アンテナ34から電波が出力される。IC用アンテナ34からの電波は測定用アンテナ26で受信される。信号受信器22による受信信号は、論理比較器58によりテストパターン発生器46からのテストパターンと比較され、その比較結果に基づいて不良解析器60により良品であるか否かを判断する。
【0038】
このように本実施形態によれば、ウエーハ状態のICチップに対して電波の送信特性や受信特性を測定することができる。
【0039】
上記実施形態では、プローブカード30上にIC用アンテナ34を直接形成したが、図5に示すように、IC用アンテナ34による反射電波の影響を抑えるため、基板31上にフェライト等の電波吸収材層35を形成し、その電波吸収材層35上にIC用アンテナ34を形成するようにしてもよい。
【0040】
また、図6に示すように、測定用アンテナ26とIC用アンテナ34とをフェライト等の電波吸収材のシールドボックス70により取り囲むようにしてもよい。これにより測定用アンテナ26とIC用アンテナ34による反射電波の影響を抑えるようにしてもよい。
【0041】
また、プローブカード30上のIC用アンテナ34のパターン形状としては、図7に示すような様々なパターン形状が可能である。
【0042】
例えば、図7(a)に示すように四角形状のループアンテナ34でもよいし、図7(b)に示すように渦巻き形状のループアンテナ34でもよい。
【0043】
また、図7(c)に示すように基板31上に左右に開いた2本の線状パターンのダイポールアンテナ34でもよい。また、図7(d)に示すように基板31上に垂直に立っている垂直アンテナ34でもよい。
【0044】
また、図7(e)に示すように、磁性体等のコア34aの周囲にコイルを巻回したバーアンテナ34でもよい。また、図7(f)に示すように、コア34bにコイルを巻回したトランス型アンテナ34でもよい。
【0045】
また、図7(g)に示すように、図7(c)に示すダイポールアンテナ34を部分的にコイル形状としてアンテナ長を実質的に短くしてもよい。また、図7(h)に示すように、図7(d)に示す垂直アンテナ34を部分的にコイル形状としてアンテナ長を実質的に短くしてもよい。
【0046】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態によるデバイス試験装置を図面を用いて説明する。図8は本実施形態のデバイス試験装置を示すブロック図であり、図9は本実施形態のデバイス試験装置の他の例を示す図であり、図10は本実施形態のデバイス試験装置による試験方法の説明図である。
【0047】
上述した第1実施形態のデバイス試験装置では一度の測定でひとつのICチップしか測定できない。ウエーハ状態のICチップの配置を考慮して、プローブカード30に触針32を設けるようにすれば、一度に複数個のICチップを同時に試験することができる。
【0048】
図8に示すデバイス試験装置では、プローブカード30に2個のICチップを同時に試験することができるように触針32を設けている。一方のICチップに対して、IC用アンテナ34A、測定用アンテナ26Aが設けられている。これらIC用アンテナ34Aと測定用アンテナ26Aは、フェライト等の電波吸収材のシールドボックス70Aにより取り囲まれている。測定用アンテナ26Aにはコネクタ24Aを介して信号送信器20Aと信号受信器22Aが設けられている。
【0049】
他方のICチップに対して、IC用アンテナ34B(図示せず)、測定用アンテナ26B(図示せず)が設けられている。これらIC用アンテナ34Bと測定用アンテナ26Bは、フェライト等の電波吸収材のシールドボックス70Bにより取り囲まれている。測定用アンテナ26Bにはコネクタ24Bを介して信号送信器20Bと信号受信器22Bが設けられている。
【0050】
被測定デバイスを試験する際には、被測定デバイスが載置されたXYテーブル(図示せず)を制御して、プローブカード30の触針32が、測定すべき2つのICチップの所定の測定パッドに接触する位置になるようにウエーハ100を移動する。電波の送信特性や受信特性の測定試験の場合には、テスト波形に基づく電波を各信号送信器20A、20Bにより測定用アンテナ26A、26Bから出力する。測定用アンテナ26A、26Bからの電波はIC用アンテナ34A、34Bで受信され、触針32を介してICチップの所定の入力パッドに印加される。ICチップの所定の出力パッドからの出力信号は、触針32を介してIC用アンテナ34A、34Bに印加され、IC用アンテナ34A、34Bから電波が出力される。IC用アンテナ34A、34Bからの電波はそれぞれ測定用アンテナ26A、26Bで受信される。信号受信器22A、22Bによる受信信号はテストパターンと比較され、その比較結果に基づいて良品であるか否かを判断する。
【0051】
測定用アンテナ26AとIC用アンテナ34A、測定用アンテナ26BとIC用アンテナ34Bは、それぞれシールドボックス70A、70Bによりシールドされているので、同時にデバイス試験を行ったとしてクロストークを起こすことなく正しく試験をすることができる。
【0052】
上記実施形態では、測定するICチップ毎に測定用アンテナとIC用アンテナをそれぞれ設けたが、図9に示すように、共通の測定用アンテナ26を設け、IC用アンテナ34A、34Bを測定するICチップの数だけ設けるようにしてもよい。この場合には、シールドボックスによりシールドすることができないので、同時に試験をしようとするとクロストークにより正しい試験ができない。
【0053】
そこで、本実施形態では、2つのIC用アンテナ34A、34Bによる送信時期をずらすことにより複数個のICチップの測定を行う。図10に示すように、まず、デバイス試験装置からのデータを測定用アンテナ26を駆動して、IC用アンテナ34A、34Bを介して各ICチップへ送信する。その後、一方のICチップからのデータをIC用アンテナ34Aを駆動して、測定用アンテナ26を介してデバイス試験装置へ送信する。続いて、他方のICチップからのデータをIC用アンテナ34Bを駆動して、測定用アンテナ26を介してデバイス試験装置へ送信する。
【0054】
このように測定時間をずらすことにより、アンテナ間のクロストークによる影響を排除することができる。
【0055】
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
【0056】
上記実施形態によるデバイス試験装置は、従来の磁気カードに代わるICカードに用いられるICを試験することを説明したが、カード形でなくてもアンテナを用いたあらゆるデバイス用のICの試験にも適用可能である。
【0057】
例えば、図11に示すように、物流産業においては、商品名や送り先等を記憶した荷物識別用タグ110を作成する。荷物識別用タグ110にはアンテナ112とIC114が設けられている。この荷物識別用タグ110を商品に貼付する。ベルトコンベヤ上を流れてきた商品に貼付してある荷物識別用タグ110から所定のデータを読み出し、商品の仕分け等を行う。
【0058】
例えば、図12に示すように、アパレル業界においては、ハンガーラック120に多数の服を吊して、そのハンガーラック120を基本として管理することが可能となる。ハンガーラック120にハンガーラックコントローラ122を設けると共に、各商品にタグ124を設ける。これにより様々な処理が可能である。例えば、定期的に交信するようにすれば、在庫管理や防犯等のために用いることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、ウエーハ状態のICチップに対して電波の送信特性や受信特性を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置によって試験されるICカードの一例を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置の概要を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置の詳細を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置のプローブカードを示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置のプローブカードの他の例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置の遮蔽手段を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態によるデバイス試験装置に設けられるアンテナの具体例を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態によるデバイス試験装置を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態によるデバイス試験装置の他の例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態によるデバイス試験装置の他の例による試験方法の説明図である。
【図11】本発明によるデバイス試験装置の被測定デバイスの他の具体例を示す図である。
【図12】本発明によるデバイス試験装置の被測定デバイスの更に他の具体例を示す図である。
【符号の説明】
10…デバイス試験装置
12…アナログ信号発生器
14…アナログ信号解析器
16、18…同軸ケーブル
20…送信器
22…受信器
24…コネクタ
26…測定用アンテナ
30…プローブカード
31…基板
32…触針
33…配線
34…IC用アンテナ
35…電波吸収材
36,38…切換スイッチ
40…デバイス用電源
42…直流測定器
44…タイミング発生器
46…テストパターン発生器
48…波形整形器
50…入力電圧基準器
52…信号印加器(ドライバ)
54…信号比較器(コンパレータ)
56…出力電圧基準器
58…論理比較器
60…不良解析器
62…テスタコントローラ
64…ワークステーション
70…シールドボックス
100…ウエーハ
110…荷物識別用タグ
112…アンテナ
114…IC
120…ハンガーラック
122…ハンガーラックコントローラ
124…タグ

Claims (10)

  1. アンテナが設けられる予定の被測定デバイスを試験するデバイス試験システムであって、
    前記被測定デバイスを試験するデバイス試験装置と、
    前記デバイス試験装置に設けられた測定回路と、
    前記被測定デバイスの電極に接続するための触針が配置された測定用カードと、
    前記測定用カードと前記デバイス試験装置とを電気的に接続するための同軸ケーブルと、
    前記測定用カードの前記触針に接続され第1のアンテナと、
    前記測定回路に接続され、前記第1のアンテナとの間で電波を送受信する第2のアンテナと、
    前記触針を、前記第1のアンテナに接続するか、前記同軸ケーブルに接続するかを切り換える切換スイッチとを有し、
    前記切換スイッチにより、前記触針を前記第1のアンテナに接続することにより、前記被測定デバイスに前記第1のアンテナを接続した状態で試験することを特徴とするデバイス試験システム
  2. 請求項1記載のデバイス試験システムにおいて、
    前記第1のアンテナは、前記測定用カードに搭載されている
    ことを特徴とするデバイス試験システム
  3. 請求項1又は2記載のデバイス試験システムにおいて、
    前記第1のアンテナの近傍及び前記第2のアンテナの近傍のいずれか一方或いは両者に、電波吸収材を設けた
    ことを特徴とするデバイス試験システム
  4. 請求項2記載のデバイス試験システムにおいて、
    前記測定用カードの前記第1のアンテナ近傍に、電波吸収材を設けた
    ことを特徴とするデバイス試験システム
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデバイス試験システムにおいて、
    前記デバイス試験装置に、複数の前記測定回路が設けられ
    前記測定回路毎に設けられた、複数組の前記第1のアンテナと前記第2のアンテナと、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナを組毎に遮蔽する遮蔽手段とを有する
    ことを特徴とするデバイス試験システム
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のデバイス試験システムにおいて、
    複数の被測定デバイスに接続される複数の第1のアンテナと、
    前記測定回路に接続され、前記複数の第1のアンテナとの間で電波を送受信する第2のアンテナとを有し
    前記測定回路は、前記複数の第1のアンテナによる送信時期をずらすことにより前記複数の被測定デバイスを試験することを特徴とするデバイス試験システム
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデバイス試験システムにおいて、
    前記測定回路は、
    前記被測定デバイスに接続される前記第1のアンテナと、前記第2のアンテナとの間の電波の送受信の試験を行う第1の試験回路と、
    前記被測定デバイスの電気的試験を行う第2の試験回路とを有する
    ことを特徴とするデバイス試験システム
  8. アンテナが設けられる予定の被測定デバイスを試験するデバイス試験システムにおいて、前記被測定デバイスを試験するデバイス試験装置同軸ケーブルを介して電気的に接続される測定用カードであって、
    前記被測定デバイスの電極に接続するための触針を有し、
    前記触針に接続されアンテナが搭載され
    前記触針を、前記アンテナに電気的に接続するか、前記デバイス試験装置に電気的に接続する同軸ケーブルに電気的に接続するかが、切換スイッチにより切り換えられる
    ことを特徴とする測定用カード。
  9. 請求項8記載の測定用カードにおいて、
    前記アンテナ近傍に設けられた電波吸収材を更に有することを特徴とする測定用カード。
  10. アンテナが設けられる予定の被測定デバイスを試験するデバイス試験方法であって、
    前記被測定デバイスを試験するデバイス試験装置と、前記デバイス試験装置に設けられた測定回路と、前記被測定デバイスの電極に接続するための触針が配置された測定用カードと、前記測定用カードと前記デバイス試験装置とを電気的に接続するための同軸ケーブルと、前記測定用カードの前記触針に接続され第1のアンテナと、前記測定回路に接続され、前記第1のアンテナとの間で電波を送受信する第2のアンテナと、前記触針を、前記第1のアンテナに接続するか、前記ケーブルに接続するかを切り換える切換スイッチとを有するデバイス試験システムを用い、前記切換スイッチにより、前記触針を前記第1のアンテナに接続することにより、前記被測定デバイスに前記第1のアンテナを接続した状態で試験することを特徴とするデバイス試験方法。
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