JP2000208424A - 処理装置とその方法 - Google Patents

処理装置とその方法

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JP2000208424A
JP2000208424A JP11005114A JP511499A JP2000208424A JP 2000208424 A JP2000208424 A JP 2000208424A JP 11005114 A JP11005114 A JP 11005114A JP 511499 A JP511499 A JP 511499A JP 2000208424 A JP2000208424 A JP 2000208424A
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electrode
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gas
wafer
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Hiroshi Nishimura
博司 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜処理で、ダスト発生の少ない電極を用い
て、被処理体であるウエハ上へ処理ガスを高精度で均一
性の高い供給を行う。 【解決手段】 電極21に孔設された各ガス供給孔27
a、27b、27c……は、それぞれ電極21の中心か
ら外側に向かって傾斜して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体装
置等の製造に用いるプラズマCVD(Chemical
Vaper Deposition)、熱CVD、プ
ラズマエッチング等の薄膜処理装置とその処理方法で、
特に、半導体ウエハ等の被処理体表面への処理ガス供給
の高精度化及び高均一化を可能とし、かつ、ダスト発生
を極力抑え、被処理体表面ヘのダスト付着を減少させた
電極を用いた薄膜処理装置と薄膜処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造プロセスでは、金属薄
膜や絶縁膜の形成に、プラズマCVD(Chemica
l Vapor Deposition)装置や熱CV
D装置等の化学気相成長法を用いた薄膜処理装置、プラ
ズマエッチング・アッシング装置等の薄膜処理装置が用
いられている。
【0003】これらの薄膜処理装置では、原料ガスとし
て、モノシラン(SiH)ガス、TEOS(Tetr
a Ethyl Ortho Silicate)ガ
ス、有機金属化合物のガス等を用い、これらの原料ガス
を反応室内に供給しウエハW上に絶縁膜や金属膜等の薄
膜や配線等の形成を行っている。
【0004】一般に、プラズマCVD装置では、反応室
内に載置されたウエハWと対向する位置に、高周波を印
加する上部電極が設置されている。この上部電極につい
て図面を参照して説明すると、図5(a)は上部電極の
表面の模式図で、図5(b)は上部電極の側断面の模式
図であり、上部電極41には原料ガスを反応室内に供給
するためのガス供給孔42a、42b、42c……が高
密度で広範囲に配列して孔設されている。図中では、ガ
ス供給孔42a、42b、42c……は均等に孔設され
ているが、このガス供給孔42a、42b、42c……
の配列を、例えば上部電極41の中心から周辺にかけ
て、中心部は疎に周辺部は密になるように調整して、ウ
エハWの表面でガス濃度が均一になるように形成するこ
とが行なわれている。
【0005】図6は、ガス供給孔42a、42b、42
c……の断面拡大図で、ガス供給孔42a、42b、4
2c……は段差孔に形成されており、ガスの入口43側
(図6で上方側)が径大でガスの出口44側が径小に形
成されている。すなわち、上部ザグリ孔45と下部貫通
孔46からなるガス供給孔42a、42b、42c……
は、上部電極41の表面47に対して鉛直方向に開口し
ており、そのため、図7(a)に断面図を、図7(b)
に平面図を示すように、ガス供給孔42a、42b、4
2c……を出たガス流れは、直下のウエハWに対してほ
ぼ垂直流れとして噴出し衝突する。その際に、ガス供給
孔42a、42b、42c……や上部電極41の表面4
7で発生したパーティクルは、ウエハWに向かうガスの
垂直流れに乗って輸送され、ウエハWの表面に衝突後、
矢印で示す方向のようにウエハWの表面上に沿ってウエ
ハWの外側に向かって流れていく。
【0006】この場合、ガス供給孔42a、42b、4
2c……を出たガスは、ウエハWの表面に衝突した際
に、その流速が急速に遅くなるため、ウエハWの表面に
パーティクルが付着し易い状態となり、そのためウエハ
Wの表面にダストの付着が多くなる。
【0007】また、ガス供給孔42a、42b、42c
……の出口44は上部電極41の表面47に対して鉛直
に開口しているため、出口44の付近に堆積する堆積膜
はコーナの角の部分で剥がれ易く、パーティクルの発生
源にもなっている。
【0008】これらの構成により、図示しない反応室内
で成膜時には、上部電極41に高周波を印加してプラズ
マを形成し、かつ、ガス供給孔42a、42b、42c
……から処理ガスを供給することで、ウエハW上に薄膜
を形成している。
【0009】また、熱CVD装置では、前述のプラズマ
CVD装置と同様に、反応室内のウエハWと対向する位
置に同様の電極を設け、さらに、ウエハWの下部に図示
しない加熱機構が設けられている。薄膜処理時には、こ
の電極に高周波を印加せずに、ウエハWを加熱機構で加
熱し、電極部のガス供給孔42a、42b、42c……
から供給された原料ガスの熱分解により薄膜を形成して
いる。
【0010】これらの薄膜処理装置では、形成される膜
の膜厚均一性、組成比や膜応力などの膜特性の均一性
は、熱CVDにおいては、処理ガスの供給状態や基板温
度均一性に、プラズマCVDにおいては、処理ガスの供
給状態やプラズマの均一性に、それぞれ大きく依存す
る。
【0011】そのため、一般に、処理ガスを均一に供給
するため、前述の電極(上部電極41)にガス供給孔4
2a、42b、42c……を設け、かつ、ガス供給孔4
2a、42b、42c……を、例えば電極の表面で中心
部は疎に、周辺部は密となるように配列するなど、ガス
供給孔42a、42b、42c……の配列に工夫を行っ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のように
ウエハに対向する電極にウエハの表面に対して垂直方向
のガス供給孔が設けられた薄膜処理装置では、膜厚の均
一性や膜特性の均一性に優れるという利点がある一方、
以下の大きな問題点が存在する。
【0013】第1の問題点は、前述のガス供給孔の配列
は、使用する処理ガスや堆積条件により最適に配置する
必要があり、実際の電極を製作する際の孔加工の制約や
成膜特性上の制約から、孔径はφ=直径0.5mmから
φ=1.0mm程度、孔間隔の最小間隔は2mmから
1.0mm程度の範囲となり、配列の工夫だけでは調整
幅が狭く、処理条件を満足できない場合が生じる。
【0014】第2の問題点は、電極がウエハの真上に位
置するため、ダストの発生が多くなる。特に、電極やガ
ス供給孔で生成したパーティクルやガス供給孔の付近に
堆積した堆積物の剥がれで生じたパーティクルが、落下
したりガス流れによって輸送されて、直下に対向するウ
エハに付着し易い。
【0015】本発明は、これらの事情にもとづいてなさ
れたもので、その目的は、ダスト発生が少ない電極を用
いて、被処理体であるウエハの表面への処理ガスを高精
度で高均一に供給することを可能とした薄膜処理装置と
薄膜処理方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、被処理体を支持する支持部を備えた処理室
と、この処理室内の前記被処理体と対抗する位置に設け
られ、供給された処理ガスを拡散して前記処理室に供給
する複数のガス供給孔が配列して孔設された電極を具備
する処理装置において、前記電極に孔設された前記ガス
供給孔は、前記処理室に供給された処理ガスが前記被処
理体に対して渦巻き状の流れを形成するように形成され
ていることを特徴とする処理装置である。
【0017】また請求項2の発明による手段によれば、
前記電極に孔設された前記ガス供給孔の処理ガス供給側
の面に形成された開口に対して、前記被処理体の対向面
に形成された開口は径方向外側、かつ、周方向にずれて
設けられていることを特徴とする処理装置である。
【0018】また請求項3の発明による手段によれば、
前記電極の板厚は、前記電極の中心から外側に向かっ
て、徐々に薄くなるように設けられていることを特徴と
する処理装置である。
【0019】また請求項4の発明による手段によれば、
前記電極に孔設された前記ガス供給孔のうち、前記電極
の中心部に設けられた前記ガス供給孔の孔径は、外周側
に設けられた前記ガス供給孔の孔径より大であることを
特徴とする処理装置である。
【0020】また請求項5の発明による手段によれば、
前記電極に孔設された前記ガス供給孔は、前記電極の中
心部で密に、前記電極の外周部で粗に設けられているこ
とを特徴とする処理装置である。
【0021】また請求項6の発明による手段によれば、
前記電極に孔設された前記ガス供給孔の前記被処理体の
対向面側は、面取り処理が施されていることを特徴とす
る処理装置である。
【0022】また請求項7の発明による手段によれば、
被処理体を処理室内に搬入する工程と、前記処理室内に
複数のガス供給孔が孔設された電極を介して処理ガスを
渦巻き状に供給する工程と、供給された処理ガスを反応
させて前記被処理体を処理する工程とを有すことを特徴
とする処理方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態をプラズ
マ処理装置に適用した場合を図面を参照して説明する。
【0024】図1はプラズマ処理装置の概略断面図であ
る。このプラズマ処理装置の処理室1は、アルミニウム
等の材質で気密構造で電気的に接地され、底部にはセラ
ミック等の絶縁板2を介して支持台3が設けられてい
る。この絶縁板2は、処理室1と支持台3とを電気的に
絶縁している。
【0025】支持台3の内部には、冷却ジャケットなど
の冷却室4が設けられ、この冷却室4には、支持台3を
所望の温度に冷却するための冷媒が循環可能なように、
冷媒を導入する冷媒導入管5と冷媒を排出する冷媒排出
管6が接続されている。
【0026】支持台3の上面には、アルミニウム等の材
質からなる下部電極7が着脱可能に設けられている。こ
の下部電極7の上面には、被処理体である、例えば半導
体のウエハWをクーロン力により吸着保持する静電チャ
ック8が設けられている。この静電チャック8は、例え
ば電解箔銅からなる導電層8aを両側から、例えばポリ
イミドフイルムやセラミックからなる絶縁層8bで挟ん
で接着剤により接着された構成となっている。導電層8
aには、供給リード線9を介して処理室1の外部に設け
られた直流電源10が接続され、この直流電源10によ
り導電層8aに静電チャック用の直流電圧を印加する
と、分極によるクーロン力よってウエハWは静電チヤツ
ク8上に吸着保持される。そして、下部電極7には、処
理室1の外部に設けられている高周波電源1lからの、
例えば周波数13.56MHzの高周波電力が、マッチ
ング回路12、ブロッキングコンデンサ13をそれぞれ
介して、電力供給線14によって供給される。
【0027】支持台3および下部電極7には、冷却室4
の温度をウエハWに伝達する伝熱媒体、例えば不活性ガ
スのへリウムガスを伝熱ガス供給源15から供給するた
めの伝熱ガス供給路16が設けられている。この伝熱ガ
ス供給路16は、下部電極7の内部に設けられた伝熱ガ
ス分散室17を介して、下部電極7および静電チャック
8内を貫通して多数設けられた伝熱ガス流出路18に通
じている。すなわち、伝熱ガス供給源15からの伝熱ガ
スは、伝熱ガス供給路16を通り、一旦、伝熱ガス分散
室17に入り、その後、伝熱ガス流出路18にそれぞれ
分岐し、静電チャック8表面上に設けられた伝熱ガス吹
き出し口19より静電チャック8の上面に載置されたウ
エハWの裏面に供給される構成となっている。そして、
このようにウエハWの裏面に供給される伝熱ガスは、下
部電極7の熱を効率良くウエハWに伝達する。
【0028】すなわち、処理室1の内部が真空雰囲気で
あっても、ウエハWに支持台3の熱を伝達することがで
きる。また、より効率よく支持台3の熱をウエハWに伝
達するためには、支持台3と下部電極7との間の間隙に
上記と同様に伝達ガスを供給することが望ましい。
【0029】また、下部電極7の上端周縁部には、ウエ
ハを囲むようにして環状のフォーカスリング20が設け
られている。このフォーカスリング20は、絶縁材料も
しくは導電性材料、例えばSiCやCなどから選択して
設けられ、プラズマ領域を調整するために用いられる。
【0030】一方、処理室1の内部の上方には、この処
理室1とは電気的に絶縁されている、図2に断面側面図
を示すような上部電極21が配設されている。この上部
電極21の内部には処理ガス拡散室22が形成され、こ
の処理ガス拡散室22の中央部には、ゲートバルプ23
を介してガス供給管24が接続されている。そして、こ
のガス供給管24は、ガス供給源25に接続されてお
り、このガス供給源25とゲートバルプ23の間には、
マスフローコントローラ26が設けられ所望の流量の所
定の処理ガスを処理ガス拡散室22に供給できるように
なっている。
【0031】上部電極21の下側には、処理ガス拡散室
22内から処理ガスを処理室内に導入するためのガス供
給孔27a、27b、27c……が形成されている。
【0032】このガス供給孔は、図3(a)及び(b)
に示すように、処理ガス拡散室22側(図中上面側)の
開口に対してウエハWへの対向側(図中下面側)の開口
が径方向外側で、かつ、周方向にずれている。つまり、
ガス供給孔27a、27b、27c……が所定方向に傾
斜して設けられている。
【0033】従って、この同方向に傾斜したガス供給孔
27a、27b、27c……を通過したガス流れは、図
4(a)に側面図を、(b)に平面図を示すように、直
下のウエハWに対して渦巻き状になり、かつ、ウエハW
の中心から外側へ向かう流れが形成される。従って、こ
のガス流はウエハWに流れの方向に対して垂直には衝突
しない。そのため、ガス供給孔27a、27b、27c
……を出たガスの流速を極力減速されずにすむ。
【0034】また、ガス供給孔27a、27b、27c
……の出口31や上部電極21の表面32で発生したパ
ーティクルは、形成された渦巻き状のガス流れに沿っ
て、ウエハW上から速やかに排出される。また、従来の
方法に比べ、ウエハWの表面に直接向うガス流れの成分
は少ないため、ウエハWにガス流れによって輸送される
パーティクル量は従来方法より少なくなる。
【0035】また、上部電極21は、図3に示したよう
に、ガス供給孔27a、27b、27c……のウエハW
対向面側の開口は、面取り加工が施され、R形状又はC
形状であるので、出口31のコーナ部の角が従来方法よ
り緩くなり、この出口31付近に堆積する堆積膜が剥が
れにくい構造となっている。そのため、この部分でのパ
ーティクルの発生は少なくなる。
【0036】また、上部電極21は、図3(a)の
、d、dに示すように、板厚が図示したよう
に、上部電極21中心から周辺に向かって、階段状の段
差で薄く形成されている。この段差は、それぞれ0.1
mm程度である。なお、段差は3段階ではなくてもよ
く、また、段差の代りにスロープで形成してもよい。
【0037】また、ガス供給孔27a、27b、27c
……の直径は、例えば中心付近がφ=1.0mm、中間
領域がφ=0.8mm、周辺領域がφ=0.6mmのよ
うに周辺部にいくに従って小さく形成されている。
【0038】一般に、直径r、長さl、の孔を通過する
ガス量Qは、孔前後の差圧をPとすると、Q∝P×r
/lで表現できる。したがって、上部電極21の単位面
積あたりのD;ガス供給量は、単位面積あたりのガス供
給孔27a、27b、27c……の総面積(孔個数)の
他に、一つのガス供給孔27a、27b、27c……の
直径と長さにも依存することになる。したがって、従来
技術では、ガス供給孔27a、27b、27c……の配
列のみを変化させて、単位面積あたりのガス供給孔27
a、27b、27c……の総面積を変化させることによ
ってガスの供給量を制御していたが、本実施の形態で
は、ガス供給孔27a、27b、27c……の配列の他
に、ガス供給孔27a、27b、27c……の長さと直
径を上部電極21の中心部と周辺部で変えることで、ガ
ス供給孔27a、27b、27c……を通過するガス
量、すなわちガスの供給量を制御している。これによ
り、より高精度に広範囲にわたってガスの供給量を調整
することが可能となる。
【0039】図3及び図4(a)は、ガス供給孔27
a、27b、27c……の直径を変えずに、ガス供給孔
27a、27b、27c……の長さのみを変えた場合を
図示している。
【0040】上述の各実施の形態の構成によれば、プラ
ズマ処理装置にの処理において、膜厚均一性や膜特性の
均一性に優れ、かつ、ウエハWにパーティクルの付着が
従来の構造の電極に比較して低減されることを確認でき
た。
【0041】なお、上述の実施の形態では、ガス供給孔
27a、27b、27c……の孔径を中心部から周辺部
にいくに従って小さくするように変化させたが、ガス供
給孔27a、27b、27c……の孔径は変化させず
に、ガス供給孔27a、27b、27c……の配列によ
る調整を行うこともできる。すなわち、この場合は単位
面積あたりの孔数を変化させるもので、例えば、中心付
近は、直径φ=0.8mmのガス供給孔27a、27
b、27c……を5個/100mmの割合で配列し、
中間領域では直径φ=0.8mmのガス供給孔27a、
27b、27c……を7.5個/100mmの割合で
配列し、周辺領域では直径φ=0.8mmのガス供給孔
27a、27b、27c……を10個/100mm
割合で配列する。
【0042】また、単位面積あたりのガス供給孔27
a、27b、27c……の数を変える配列としては、以
下の方法でも可能である。すなわち、(a)ガス供給孔
27a、27b、27c……を格子状に配列し、格子の
大きさを変える、(b)格子の面心にも配置し、格子の
大きさと面心のガス供給孔27a、27b、27c……
の有無で変える、(c)格子状でなく中心から所定の半
径の円によって、ガス供給孔27a、27b、27c…
…をその円周上に配置する。そして中心領域ではこの円
を5個、中間領域では10個、周辺領域では15個おき
にガス供給孔27a、27b、27c……を円周上に配
置する等である。
【0043】さらに別の形態としては、等間隔の同心円
上に、その円周上にあるガス供給孔27a、27b、2
7c……の数を変えることでもよい、すなわち、前述の
格子状でなく正三角形を考え、ガス供給孔27a、27
b、27c……をその頂点に配置し、正三角形の大きさ
を変える等により行うことができる。
【0044】上述の構成によれば、ウエハWに対向する
ように設置された上部電極21のガス供給孔27a、2
7b、27c……から処理ガスを供給する際に、ガス供
給孔27a、27b、27c……がウエハWに対して所
定の角度を形成しているため、ウエハWの表面でガス流
れが渦巻き状になり、かつ、ガス流速が減速されずにウ
エハWから外側へ向かう流れとなるため、発生したパー
ティクルがウエハWに対して速やかに排出される。その
結果、ウエハWの表面へのダスト付着の少ないガス供給
が可能となった。
【0045】また、ガス供給孔27a、27b、27c
……の出口31がR加工等の面取り加工が施こされてい
るので、上部電極21の表面に堆積する堆積膜がガス供
給孔27a、27b、27c……のコーナー部で剥がれ
にくく、上部電極21からのパーティクルの発生が少な
くなった。
【0046】さらに、ガス供給孔27a、27b、27
c……の配列調整とガス供給孔27a、27b、27c
……の長さの調整を同時に行うことで、ガス供給孔27
a、27b、27c……の配列調整のみによる従来の方
法より広範囲に処理ガスの流量を制御することが可能と
なった。
【0047】
【発明の効果】本発明により、半導体製造における薄膜
処理装置と処理方法において、高精度で高均一な堆積特
性が得られ、かつ、ダスト発生が少なくウエハ上へのダ
スト付着が軽減された。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマ処理装置の概略断面図。
【図2】本発明の上部電極の断面側面図。
【図3】本発明の上部電極のガス供給孔の説明図で、
(a)はその断面図、(b)はその平面模式図。
【図4】本発明の上部電極のガス供給孔を通過したガス
流れの説明図で、(a)はその側断面図、(b)はその
平面図。
【図5】(a)は従来の上部電極の表面の模式図、
(b)は従来の上部電極の側断面の模式図。
【図6】従来のガス供給孔の拡大した側断面図。
【図7】従来の上部電極のガス供給孔を通過したガス流
れの説明図で、(a)はその側断面図、(b)はその平
面図。
【符号の説明】
1…処理室、7…下部電極、21、41…上部電極、2
7a、27b、27c…ガス供給孔、W…ウエハ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を支持する支持部を備えた処理
    室と、この処理室内の前記被処理体と対抗する位置に設
    けられ、供給された処理ガスを拡散して前記処理室に供
    給する複数のガス供給孔が配列して孔設された電極を具
    備する処理装置において、 前記電極に孔設された前記ガス供給孔は、前記処理室に
    供給された処理ガスが前記被処理体に対して渦巻き状の
    流れを形成するように形成されていることを特徴とする
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記電極に孔設された前記ガス供給孔の
    処理ガス供給側の面に形成された開口に対して、前記被
    処理体の対向面に形成された開口は径方向外側、かつ、
    周方向にずれて設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記電極の板厚は、前記電極の中心から
    外側に向かって、徐々に薄くなるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電極に孔設された前記ガス供給孔の
    うち、前記電極の中心部に設けられた前記ガス供給孔の
    孔径は、外周側に設けられた前記ガス供給孔の孔径より
    大であることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記電極に孔設された前記ガス供給孔
    は、前記電極の中心部で密に、前記電極の外周部で粗に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記電極に孔設された前記ガス供給孔の
    前記被処理体の対向面側は、面取り処理が施されている
    ことを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  7. 【請求項7】 被処理体を処理室内に搬入する工程と、
    前記処理室内に複数のガス供給孔が孔設された電極を介
    して処理ガスを渦巻き状に供給する工程と、供給された
    処理ガスを反応させて前記被処理体を処理する工程とを
    有すことを特徴とする処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100550342B1 (ko) * 2004-02-24 2006-02-08 삼성전자주식회사 가스 산포 방법, 및 샤워 헤드, 및 샤워 헤드를 구비하는반도체 기판 가공 장치
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