JP2000207697A - 車両周辺監視装置 - Google Patents

車両周辺監視装置

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JP2000207697A
JP2000207697A JP11010900A JP1090099A JP2000207697A JP 2000207697 A JP2000207697 A JP 2000207697A JP 11010900 A JP11010900 A JP 11010900A JP 1090099 A JP1090099 A JP 1090099A JP 2000207697 A JP2000207697 A JP 2000207697A
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Japan
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vehicle
lane
distance
traveling
monitoring
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JP11010900A
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English (en)
Inventor
Jiro Tsuchiya
次郎 土屋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】レーダーセンサを用いて、隣接車線の他車両の
相対的な位置関係を精度良く検出できるようにした車両
周辺監視装置を提供する。 【解決手段】複数のレーダーセンサによる監視エリアを
重複するように車両後側方に形成すると共に、監視エリ
アに存在する他車両の当該車両との相対的な位置関係を
各レーダーセンサにて検出される距離に基づいて演算す
る第一の車両監視手段と、いずれか1つのレーダーセン
サの監視エリアに存在する他車両の当該車両との相対的
な位置関係を当該1つのレーダーセンサにて検出される
距離及びその距離の変化に対応した相対速度に基づいて
演算する第二の車両監視手段と、他車両が当該車両から
比較的遠方を走行しているときに第一の車両監視手段を
有効にし、他車両が当該車両の比較的近くを走行ている
ときに第二の車両監視手段を有効にする切換え制御手段
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両周辺監視装置
に係り、詳しくは、車両の後側方を隣接して走行する他
車両を監視する車両周辺監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザレーダーを用いて車両後方
を監視する車両周辺監視装置が提案されている(例え
ば、特開平7−223488参照)。この車両周辺監視
装置では、車両後側方に設定したレーザレーダーの検知
エリア(監視エリア)に他車両が進入すると、その存在
を運転者に知らせるようにしている。これにより、車両
の走行車線を変更する際における運転者の後方を確認す
るための負担を軽減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の走行
車線を変更する場合には、当該車両が走行する車線に隣
接した車線(以下、隣接車線という)を走行する他の車
両の当該車両との相対的な位置関係を知ることが重要で
ある。しかし、上記のようなレーザレーダーのように基
本的に当該車両と後方車両との距離を検出するレーダー
センサを用いた車両周辺監視装置では、特に、他車両が
当該車両に接近した場合に、他車両の大きさが無視でき
なくなって、隣接車線を走行する当該他車両の相対的な
位置関係を精度良く検出することが難しい。
【0004】そこで、本発明の課題は、基本的に他車両
との距離を検出するためのレーダーセンサを用いて、当
該車両の遠方及び近くを走行する隣接車線の他車両の相
対的な位置関係を精度良く検出できるようにした車両周
辺監視装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1に記載されるように、物体との
距離を検出するレーダーセンサを用いて車両後側方の他
車両との相対的位置関係を検出するようにした車両周辺
監視装置において、複数のレーダーセンサによる監視エ
リアを重複するように車両後側方に形成すると共に、重
複する監視エリアに存在する他車両の当該車両との相対
的な位置関係を当該重複する監視エリアを形成する各レ
ーダーセンサにて検出される距離に基づいて演算する第
一の車両監視手段と、複数のレーダーセンサのいずれか
1つのレーダーセンサの監視エリアに存在する他車両の
当該車両との相対的な位置関係を当該1つのレーダーセ
ンサにて検出される距離及びその距離の変化に対応した
相対速度に基づいて演算する第二の車両監視手段と、複
数のレーダーセンサのうちの少なくとも1つのレーダー
センサにて検出される他車両との距離が所定値より大き
いときに上記第一の車両監視手段を有効にし、該距離が
当該所定値より小さいときに上記第二の車両監視手段を
有効にする切換え制御手段とを備えるように構成され
る。
【0006】上記のような車両周辺監視装置では、当該
車両の後側方を走行しているとき、複数のレーダーセン
サのうち少なくとも1つのレーダーセンサにて検出され
る他車両との距離が所定値より大きい場合、第一の車両
監視手段が有効となる。即ち、他車両が当該車両から比
較的遠方となる位置を走行している場合には、第一の車
両監視手段が有効となる。この場合、複数のレーダーセ
ンサそれぞれが当該他車両との距離を検出し、その各距
離に基づいて他車両の当該車両との相対的な位置関係が
演算される。
【0007】複数のレーダーセンサの車両上での相対位
置関係が既知となることから、それらのレーダーセンサ
にて検出される1つの物体(他車両)までの各距離か
ら、当該複数のレーダーセンサが固定される当該車両と
物体までの相対的な位置関係(方向、距離等)が検出で
きる。2つのレーダーセンサを用いる場合には、所謂、
三角測量の手法を用いることができる。
【0008】他車両が当該車両に接近してくると、複数
のレーダーセンサからの検出波の他車両面での反射位置
の相違が、検出距離に大きく影響してくる。このため、
複数のレーダーセンサのうち少なくとも1つのレーダー
センサにて検出される他車両との距離が所定値より小さ
い場合、第二の車両監視手段が有効となる。即ち、他車
両が当該車両から比較的近くの位置を走行している場合
には、第二の車両監視手段が有効となる。この場合、当
該1つのレーダーセンサが他車両との距離を検出し、そ
の距離と距離の変化に対応した相対速度に基づいて他車
両の当該車両との相対的な位置関係が演算される。
【0009】例えば、図18に示すように、車両1の後
側方のそれぞれ異なる位置に他車両2、3、4が走行し
ている場合を想定する。各他車両2、3、4は、進行方
向の当該車両1との相対速度が一定値V0 となる。レー
ダーセンサ5が他車両2との距離R2 を検出する。この
距離R2 の変化に対応した他車両2の相対速度V2 が得
られる。レーダーセンサ5が他車両3との距離R3 を検
出する。この距離R3の変化に対応した他車両3の相対
速度V3 が得られる。更に、レーダーセンサ5が他車両
4との距離R4 を検出する。この距離R4 の変化に対応
した他車両4の相対速度V5 が得られる。
【0010】上記のように、進行方向の相対速度が一定
( V0)であっても、後続の他車両2、3のように進行方
向の位置が異なると、各検出距離R2 、R3 の変化に対
応した相対速度V2 、V3 は異なる。また、進行方向の
相対速度が一定(V0 )であっても、後続の他車両2、
4のように進行方向と垂直な方向の位置が異なると、各
検出距離R2 、R4 の変化に対応した相対速度V2 、V
4 は異なる。
【0011】従って、このような関係から、1つのレー
ダーセンサにて検出される距離及びその距離の変化に対
応した相対速度に基づいて、他車両の当該車両との相対
的な位置関係を検出することができる。上記第一の車両
監視手段と第二の車両監視手段との切換え条件となる所
定距離は、第一の車両監視手段にて得られる相対的な位
置関係の精度が、第二の車両監視手段にて得られる相対
的な位置関係の精度より劣化すると見込まれる距離に設
定することが好ましい。
【0012】車線変更の際に有用な車両周辺の情報を提
供できるという観点から、本発明は、請求項2に記載さ
れるように、上記車両周辺監視装置において、更に、上
記第一の車両監視手段にて得られた他車両の当該車両と
の相対的な位置関係に基づいて他車両が当該車両の走行
する車線に隣接する車線を走行しているか否かを判定す
る第一の走行車線判定手段と、上記第二の車両監視手段
にて得られた他車両の当該車両との相対的な位置関係に
基づいて他車両が当該車両の走行する車線に隣接する車
線を走行しているか否かを判定する第二の走行車線判定
手段と、他車両が当該車両の走行する車線に隣接する車
線を走行していると上記第一または第二の走行車線判定
手段が判定したときに、所定の情報を運転者に対して提
供する情報出力手段を有するように構成することができ
る。
【0013】上記のような車両周辺監視装置では、当該
車両が走行する道路の各車線の形状は既知となることか
ら、他車両の当該車両との相対的な位置関係が検出され
れば、その相対的な位置関係から他車両が当該車両の走
行する車線に隣接する車線を走行しているか否かが判定
できる。他車両が当該車両の走行する車線に隣接する車
線を走行していると判定された場合、所定の情報が運転
者に対して提供される。運転者は、当該所定の情報によ
って隣接する車線に他車両が存在することを知ることが
でき、その情報を参考にして車線変更の運転操作を行う
ことができる。
【0014】後続の他車両が当該車両に接近した状態で
当該車両の隣接車線への移動を未然に防止するという観
点から、本発明は、上記車両周辺監視装置において、更
に、上記第二の車両監視手段にて得られる他車両の当該
車両との相対的な位置関係が所定の位置関係となったか
否かを判定する位置関係判定手段と、運転者が当該車両
の走行する車線を隣接する車線に変更する意思があるか
否かを判定する車線変更意思判定手段と、他車両が当該
車両の走行する車線に隣接する車線を走行していると上
記第二の走行車線判定手段が判定し、他車両の当該車両
との相対的な位置関係が所定の位置関係になったと上記
位置関係判定手段が判定し、かつ、運転者が当該車両の
走行する車線を隣接する車線に変更する意思があると上
記車線変更意思判定手段が判定したときに、運転者に対
して警報情報を提供する警報手段とを有するように構成
することができる。
【0015】このような車両周辺監視装置では、他車両
が当該車両に比較的接近した状態において、他車両が当
該車両の走行する車線に隣接する車線を走行していると
判定され、他車両の当該車両との相対的な位置関係が所
定の位置関係となったと判定され、かつ、運転者が隣接
車線への車線変更の意思があると判定された場合には、
運転者に対して警報情報が提供される。運転者は、この
警報情報によって車線変更を思い止まることができる。
【0016】上記他車両の当該車両との相対的な位置関
係の判定に用いる所定の位置関係は、例えば、車線変更
を行った場合に当該車両と後続の他車両との車間距離が
所定値以下となってしまうという状況に基づいて定めら
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の実施の一形態に係る車両
周辺監視装置を搭載する車両には、例えば、図1に示す
ように、レーダーセンサ(例えば、レーザレーダー)が
設けられている。
【0018】図1において、車両100の後部バンパ上
に4つのレーダーセンサが設置されている。即ち、後部
バンパの右コーナ部に右外レーダーセンサ(RRO)1
2及び右内レーダーセンサ(RRI)14が設置される
と共に、後部バンパの左コーナ部に左外レーダーセンサ
(RLO)14及び左内レーダーセンサ(RLI)18
が設置されている。
【0019】図2に示すように、車両100の右後側方
に、右外レーダーセンサ(RRO)12による監視エリ
アERO及び左内レーダーセンサ( RLI) 18による監
視エリアELIが形成されている。これらの監視エリアE
RO及びELIは、重複する領域を有している。この重複す
る領域が右後側方検出エリアとなる。また、図3に示す
ように、車両の左後側方に、左外レーザーセンサ(RL
O)16による監視エリアELO及び右内レーダーセンサ
(RRI)14による監視エリアERIが形成されてい
る。これらの監視エリアELO及びERIもまた重複する領
域を有している。この重複する領域が左後側方検出エリ
アとなる。
【0020】更に、車両100の近接後方部には、図4
に示すように、右コーナー検出エリアER(1)、ER(2)、
左コーナー検出エリアEL(1)、EL(2)及び後方検出エリ
アEC が形成される。この右コーナ検出エリアER(1)
は、右外レーダーセンサ( RRO) 12の監視エリアE
ROの重複していな領域に対応し、右コーナ検出エリアE
R(2)は、右内レーダーセンサ( RRI) 14の監視エリ
アERIの重複していない領域に対応する。上記左コーナ
検出エリアEL(1)は、左外レーダーセンサ( RLO) 1
6の監視エリアELOの重複していない領域に対応し、左
コーナ検出エリアEL(2)は、左内レーダーセンサ( RL
I) 18の監視エリアELIの重複していない領域に対応
する。また、後方検出エリアEC は、右内レーダーセン
サ(RRI)14の監視エリアERIと左内レーダーセン
サ(RLI)18の監視エリアELIの重複した領域に対
応する。
【0021】車両周辺監視装置は、例えば、図5に示す
ように構成される。図5において、上述した各検出エリ
アを選択すべく、各レーダーセンサ12、14、16、
18からの検出信号がマルチプレクサ20にて選択さ
れ、その選択された検出信号がA/D変換器22にてデ
ジタルデータに変換されて制御ユニット30に供給され
る。また、方向指示器センサ24、ステアリングセンサ
26及び車速センサ28からの各検出信号もまた制御ユ
ニット30に提供される。
【0022】制御ユニット30は、各レーダーセンサ1
2、14、16、18からの検出信号に基づいた検出デ
ータ及び方向指示器センサ24、ステアリングセンサ2
6及び車速センサ28からの各検出信号に基づいて後述
するような監視処理を行う。そして、その監視結果に応
じた表示/警報制御信号が制御ユニット30から表示/
警報出力装置40に供給される。
【0023】表示/警報出力装置40は、制御ユニット
30からの表示/警報制御信号に従って、後方の他車両
や後方障害物に関する情報の表示や警報を行う。この表
示/警報出力装置40は、例えば、図6に示すような表
示パネル400を有している。この表示パネル400
は、車室内の運転者によって視認できる位置に設置され
る。
【0024】表示パネル400は、右後側方の他車両と
の車間距離を表示するための右車間距離表示エリア41
a、同他車両との車間時間を表示するための右車間時間
表示エリア42a、左後側方の他車両との車間距離を表
示するための左車間距離表示エリア41b及び同他車両
との車間時間を表示するための左車間時間表示エリア4
2bを有している。更に、表示パネル400には、右後
側方の隣接車線を走行する車両の有無を表す右表示ラン
プ43a及び左後側方の隣接車線を走行する車両の有無
を表す左表示ランプ43bが設けられている。表示パネ
ル400は、更に、右近接後方コーナ部に障害物が存在
するか否かを表す右後方コーナ表示ランプ44a
(1)、44a(2)、左近接後方コーナ部に障害物が
存在するか否かを表す左後方コーナ表示ランプ44b
(1)、44b(2)及び近接後方部に障害物が存在す
るか否かを表す近接後方表示ランプ45を有している。
【0025】制御ユニット30は、前述した監視処理を
図7に示す手順に従って実行する。図7において、この
監視処理の開始命令を受けると(S010)と、車速セ
ンサ28からの検出信号に基づいて車両100の速度が
所定速度(例えば、時速20キロメートル)より小さい
か否かを判定する(S020)。例えば、当該車両10
0が高速道路を走行している場合で、車両100の速度
が所定速度以上であると判定すると、各レーダーセンサ
12、14、16、18からの検出信号に基づいて対応
する各監視エリア(図2、図3参照)に存在する物体と
の距離R(正確には、各レーダーセンサと物体との距
離)を演算すると共にその検出される距離Rの変化に基
づいて相対速度V(正確には、車両100と共に移動す
る各レーダーセンサとの相対速度)を演算する(S02
1)。なお、監視エリアに物体が存在しない場合は、例
えば、監視エリア外となる所定距離Rout 及び通常では
存在し得ない所定相対速度Vout をセットする。
【0026】このように各監視エリア内の物体との距離
R及び相対速度Vが得られると、それらの距離R、相対
速度V及び検出された車両100の速度に基づいて、そ
の物体が静止物( 路上工作物) であるか否かを判定する
(S030)。その物体が静止物であると判定される
と、上記処理(S020、S021)が繰り返し実行さ
れる。なお、上述のように所定距離Rout 及び所定相対
速度Vout が設定されている場合も、この所定距離Rou
t と所定相対速度Vout の仮想的な物体は、静止物と判
定される。
【0027】当該車両100の後方から他車両が接近し
てくる場合、その他車両が監視エリアERO及びELI(図
2参照)の重複領域(右後側方検出エリア)または、監
視エリアELO及びERI(図3参照)の重複領域(左後側
方検出エリア)に進入すると、対応する監視エリア内で
検出される物体は静止物ではない(他車両)と判定され
る。このように監視エリア内で検出される物体が静止物
でないと判定されると、その静止物ではないと判定され
た物体(他車両)との距離(監視エリアERO内の他車両
との距離Rrro 、監視エリアERI内の他車両との距離R
rri 、監視エリアELO内の他車両との距離Rrlo 、監視
エリアELI内の他車両との距離Rrli )が、所定近距離
Rlow (例えば、15メートル)より小さいか否かが判
定される(S031)。
【0028】ここで、上記距離が所定近距離Rlow 以上
であると判定されると、遠方車両監視処理(JNR1)
が起動される(S040)。この遠方車両監視処理(J
NR1)は、例えば、図8に示す手順に従って実行され
る。図8において、遠方車両監視処理(JNR1)が起
動されると(S200)、右後側方検出エリア( 図2参
照) に進入した他車両を想定して、監視エリアEro及び
ELI内の双方にて検出される他車両との距離Rrro 及び
Rrli が所定遠距離Rup( 例えば、30メートル) 以下
であるか否かが判定される(S210)。この所定遠距
離Rupは、所定の相対速度で近づく後側方他車両との車
間時間が監視が必要な所定時間となる条件に基づいて定
められる。例えば、相対速度が時速50キロメートルの
後側方車両との車間時間が2秒となる条件では、車間距
離が28メートルであり、余裕時間(約0.2秒)を見
込むと、この所定遠距離Rupは30メートルとなる。
【0029】上記各距離Rrro 及びRrli が共に所定遠
距離Rupより大きい場合( 右後側方検出エリアに他車両
が存在しない場合も含む) 、更に、左後側方検出エリア
( 図3参照) に進入した他車両を想定して、監視エリア
ELO及びERI内の双方にて検出される他車両との距離R
rlo 及びRrri が所定遠距離Rup以下となるか否かが判
定される( S220) 。
【0030】上記右後側方検出エリアにて検出される他
車両との距離Rrro 及びRrli または、左後側方検出エ
リアにて検出される他車両との距離Rrlo 及びRrri が
上記所定遠距離Rup以下であると判定されると、当該検
出された他車両との実距離Lが演算される(S23
0)。以下、右後側方検出エリアに他車両が進入した場
合を想定して説明する。
【0031】上記検出された他車両との実距離Lは、レ
ーダーセンサ12及び18からの検出信号に基づいて、
所謂三角測量の手法に従って演算される。即ち、図9に
示すように、レーダーセンサ12(Sn1)からの検出信
号に基づいて演算される他車両Oとの距離Rrro (Rr
)と、レーダーセンサ18(Sn2)からの検出信号に
基づいて演算される他車両Oとの距離Rrli (Rl )
と、各レーダーセンサ12及び18の間隔Wとを用い
て、実距離Lが以下の式に従って演算される(S23
0)。
【0032】L={(Rrro2+Rrli2−W2/2 )/2}
1/2 (m ) この実距離Lは、各レーダーセンサ12及び18を結ぶ
線分の中点から他車両Oまでの距離である。上記のよう
にしてレーダーセンサ12及び18からの検出信号に基
づいて、右後側方検出エリアに進入した他車両との実距
離Lが演算されると、続いて、各レーダーセンサ12及
び18からの検出信号に基づいて演算された他車両との
距離Rrro 、Rrli 、各レーダーセンサ12及び18の
間隔W及び上記実距離Lに基づいて方位角θf が以下の
式に従って演算される(S240)。
【0033】 θf =cos -1[( Rrro2−Rrli2) /2LW] (deg) 次いで、当該車両周辺監視装置を搭載する車両100の
走行軌跡の推定カーブ半径Rが、車速センサ28からの
検出信号に基づいて演算される車速及び車両100に作
用する横Gに基づいて演算される(S241)。なお、
横Gは、Gセンサ( 歪みゲージを利用したもの等) (図
示せず)によって検出される。このように、車両100
の走行軌跡の推定カーブ半径Rが演算されると、その推
定カーブ半径R、後続の他車両との実距離L及び方位角
θfに基づいて、後続の他車両の位置(X1、Y1)が
演算される(S242)。
【0034】この位置は、図10に示すように、車両1
00の走行軌跡のカーブ中心を原点Oとする座標系にて
演算される。即ち、車両100に続く他車両200の位
置(X1、Y1)は、以下の式に従って演算される。 X1=Lcos θf Y1=R+Ltan θf 上記のように後続の他車両200の位置が演算される
と、この他車両200が当該車両100の走行する隣接
車線を走行するか否かの判定が行われる(S250)。
この判定は、図10に示すように、走行軌跡の推定カー
ブ半径Rと、他車両200の原点Oからの距離との差が
車線幅Wrの0.5倍から1.5倍の範囲にあるか否か
によって行われる。即ち、以下の条件が満足されるか否
かが判定される。
【0035】0.5Wr ≦|(X12 +Y12 1/2
R|≦1.5Wr 上記条件が満足される場合、即ち、後続の他車両200
が隣接車線を走行していると判定されると、フラグflag
が「1」にセットされる(S260)。一方、上記条件
が満たされない場合、即ち、後続の他車両200が隣接
車線を走行していない判定されると、フラグflagが
「0」にセットされる(S270)。
【0036】上記のようにして、右後側方検出エリアに
進入した他車両200が所定遠距離Rupより近づいた場
合、その他車両200が隣接車線を走行していれば、フ
ラグflagが「1」の状態となり、また、その他車両20
0が隣接車線を走行していなければ、フラグflagが
「0」の状態となる。なお、上記右後側方検出エリアに
て検出される他車両との距離Rrro 及びRrli 及び、左
後側方検出エリアにて検出される他車両との距離Rrlo
及びRrri が上記所定遠距離Rupより大きい場合(S2
10及びS220でNO)、当該遠方車両監視処理(J
NR1)は、実質的に行われずに終了する(S28
0)。
【0037】図7に戻って、上記遠方車両監視処理(J
NR1)が終了すると、フラグflag判定が行われる(S
060)。ここで、フラグflagが「1」にセットされて
いる場合、即ち、右後側方検出エリア内の他車両が隣接
車線を走行している場合、表示処理(DISP)が起動
される(S070)。一方、フラグflagが「0」にセッ
トされている場合、即ち、右後側方検出エリア内の他車
両が隣接車線を走行していない場合は、以後の表示等の
処理は行われない。
【0038】上記表示処理は、例えば、図11に従って
実行される。図11において、表示処理(DISP)が
起動されると(S500)、後続の他車両との車間時間
Tが演算される(S510)。この車間時間Tは、その
時点で検出される実距離Lと相対速度Vに基づいて以下
の式に従って演算される。 T=L/V そして、表示/警報出力装置40に対して表示制御信号
を出力し、各情報の表示を行う。具体的には、右後側方
検出エリア内で他車両が検出されたことから、表示パネ
ル400(図6参照)の右表示ランプ43aが点灯され
ると共に、右車間距離表示エリア41aに上記検出され
た他車両との実距離Lが表示され、更に、右車間時間表
示エリア42aに上記車間時間Tが表示される。これに
より、運転者は、右側隣接車線の後方Lの位置を走行す
る他車両の存在を認識できると共に、このままの状態
で、その他車両が時間T後に自車両と並走するというこ
とを認識することができる。
【0039】なお、表示パネル400には、相対速度V
を表示するようにしてもよい。また、図7に戻って、上
記のような表示処理(DISP)が終了すると、後述す
るようなフラグflag1 が「1」にセットされている(fl
ag1 =1)か否か、または、上記フラグflagが「1」に
保持された状態(flag=1)で後続車両との車間時間T
が所定時間(例えば、2秒)より小さいか否かが判定さ
れる(S071)。上記フラグflag1 は後続の他車両が
自車両と略並走している状態であるか否かを表すフラグ
である。このフラグflag1 は、他車両が略並走している
状態で「1」にセットされ、そうでない状態で「0」に
リセットされる。
【0040】上記のように、他車両が所定遠距離Rupよ
り近づいても、まだ、後述するような近接車両監視処理
(JNR2)の開始条件にならず、後続車両が非常に高
速で近づいてくるようでなければ、フラグflag1 は
「0」で、かつ、車間時間Tは所定時間以上であると判
定される。その結果、処理はステップS020に戻る。
以後、同様の処理(S020、S021、S030、S
031、S040(JNR1)、S060、S070
(DISP)、S071)が繰り返し実行される。その
過程で、表示/警報出力装置40の表示パネル400の
表示内容(車間距離、車間時間)が更新される。
【0041】上述したような遠方車両監視処理(JNR
1)での所謂三角測量の手法では、他車両が自車両に接
近してくると、当該他車両の大きさが無視できなくな
る。即ち、他車両と自車両との距離が小さくなると、2
つのレーダーセンサからの検出波の他車両での反射位置
の違いが無視できなくなって、各レーダーセンサからの
検出信号に基づいて演算される実距離L及び方位角度θ
f(上記式参照)の精度が劣化する。更に、この実距離
Lと方位角度θfに基づいて行われる他車両が隣接車線
を走行しているか否かの判定の精度も劣化する。
【0042】そこで、上記の処理を実行している過程
で、右後側方検出エリア内の他車両が更に自車両100
に近づき、レーダーセンサ12及び18からの検出信号
に基づいて演算される距離Rrro またはRrli が所定近
距離Rlow (例えば、15メートル)より小さくなると
(図7におけるS031でYES)、近接車両監視処理
(JNR2)が起動される(S050)。この近接車両
監視処理(JNR2)は、例えば、図12に示す手順に
従って実行される。
【0043】図12において、近接車両監視処理が開始
されると(S410)、レーダーセンサ12及び18か
らの検出信号に基づいて演算される距離Rrro 及びRrl
i の双方が所定近距離Rlow より小さいか否かが判定さ
れると共に(S411)、レーダーセンサ16及び14
からの検出信号に基づいて演算される距離Rrlo 及びR
rri の双方が所定近距離Rlow より小さいか否かが判定
される( S412) 。上記各距離Rrro 及びRrli のい
ずれかがまだ所定近距離Rlow より大きく、上記各距離
Rrlo 及びRrri のいずれかがまだ所定近距離Rlow よ
り大きい状態では、上述した後続の他車両との距離R、
相対速度Vの演算、表示等の処理(S020、S02
1、S030、S031、S050(JNR2)、S0
60、S070(DISP)、S071)(図7参照)
が繰り返し実行される。
【0044】この過程で、レーダーセンサ12及び18
からの検出信号に基づいて演算される距離Rrro 及びR
rli の双方が所定近距離Rlow より小さいと判定される
と(S411で、YES)、レーダーセンサ12及び1
8のいずれか一方、例えば、レーダーセンサ12からの
検出信号に基づいて演算される距離Rrro が所定距離(
例えば、15メートル) となる時点で演算された相対速
度V15が取得される(S420)。そして、この相対速
度V15、現時点で演算されている距離R( この場合、R
rro)及び相対速度V(図7におけるステップS021)
を用いて変数Ra が以下の式に従って演算される(S4
30)。
【0045】Ra =(R/V)* V15 この変数Ra は次のような性質を有する。例えば、図1
3に示すように、自車両100が車線L0 を走行し、車
線L0 の隣接する車線L1 を他車両200走行し、更
に、車線L1 に隣接する車線L2 を他車両300が走行
する場合を想定する。この場合、自車両1 00から所定
距離(例えば、15メール)離れた位置での各他車両2
00及び300の相対速度V15は、各他車両200、3
00と自車両100の進行方向の速度差(相対速度)と
略同一であると見なせる。従って、他車両が一定速度差
(V15)で走行している状況においては、各位置で検出
される他車両の相対速度Vと当該他車両の走行速度差
(V15)との関係は、 V=V15・cos θ のように表される。ここで、角度θは、レーダーセンサ
から当該他車両を臨む角度、即ち、走行速度差V15と相
対速度Vとのなす角度である。この関係を上式に代入す
ると、次式が成り立つ。
【0046】R/Ra = cosθ この式から、RとRa との関係は図14に示すようにな
る。即ち、レーダーセンサの位置P0 を一端とした直径
Ra の円周上の点Pに他車両が位置する場合、検出距離
P0 P(=R)と上記直径Ra との間に上記式が成立す
る。従って、このレーダーセンサの位置(自車両の位
置)及びRa で特定される円周上のどの地点に他車両が
存在しても、そのときの検出距離R、相対速度Vから演
算される変数Ra は同じになる。従って、他車両につい
て変数Ra が演算されると、この変数Ra は、自車両1
00のレーダーセンサの位置を一端とした直径Ra の円
周上に他車両が位置するという、自車両100に対する
当該他車両の相対的位置関係を表すことになる。
【0047】このように自車両に対する他車両の相対的
位置関係を表す変数Ra に基づいて後続の当該他車両が
隣接車線を走行しているか否かを以下のようにして判定
することができる。図13に示すように、車線L0 を走
行する車両100の右後端部に設けたレーダーセンサ1
2からの検出信号に基づいて演算される距離R( Rrro)
に基づいて他車両についての変数Ra を演算した場合、
隣接車線L1 を走行する他車両200についての変数R
a は、その検出距離Rに対して例えば、図15の特性Q
1に示すように変化する。また、車線L2を走行する他
車両300についての変数Ra は、検出距離Rに対し
て、例えば、図15の特性Q2に示すように変化する。
なお、図15において、破線で表す曲線は、特性Q1の
変動範囲を表し、二点鎖線で表す曲線は、特性Q2の変
動範囲を表している。
【0048】図15に示すようなしきい値Rath (例え
ば、9.2メートル)を設定すると、検出距離Rが7メ
ートル(R=7m)のときに得られる変数Ra がこのし
きい値Rath より小さいときは、その他車両は、隣接車
線を走行していると判定することができ、また、当該変
数Ra がしきい値Rath より大きいときは、その他車両
が、隣接車線を走行していないと判定することができ
る。
【0049】このことは、図13に示すように、自車両
100の右後側方に形成された変数Ra のしきい値Rat
h で特定される半円が隣接車線L1をカバーすることを
意味する。そして、検出距離Rが所定値(例えば、7メ
ートル)となるときに、その検出距離R及び相対速度V
に基づいて演算される変数Ra が上記しきい値Rathよ
り小さくなる他車両200は、当該しきい値Rath で特
定される半円内側にあり、当該変数Ra が上記しきい値
Rath より大きくなる他車両300は、当該しきい値R
ath で特定される半円の外側にある。
【0050】図12に示す近接車両監視処理(JNR
2)に戻って、上述したような性質となる変数Ra の演
算が終了すると(S430)、レーダーセンサ12及び
18からの検出信号に基づいて、右後側方検出エリアを
走行する他車両が当該右後側方検出エリア外に至ったか
否かが判定される(S431)。この場合、他車両はま
だ右後側方検出エリア内に存在するので、更に、検出距
離Rが所定値(例えば、7メートル)以下となったか否
かが判定される( S432) 。まだ、検出距離Rが所定
値以下とならない場合、更に、後続の他車両との距離
R、相対速度Vの演算、表示、相対速度V15の取得、変
数Ra の演算等の処理(S020、S021、S03
0、S031、S050(JNR2)、S060、S0
70(DISP)、S071、S410、S420、S
430、S431)が繰り返し実行される。
【0051】この過程で、後続の他車両が更に自車両1
00に接近して、レーダーセンサ12の検出信号に基づ
いて演算される距離Rrro (検出距離R)が所定値(例
えば、7メートル)に達する。すると、上記の処理の過
程で、検出距離Rrro が所定値となる場合に演算された
変数Ra (S430)がしきい値Rath より小さいか否
かが判定される(S440)。そして、その変数Ra が
しきい値Rath (例えば、9.2メートル)より小さい
と判定されると(図13に示す他車両200の状態)、
フラグflagが「1」にセットされる(S450)。更
に、この演算された変数Ra が他のしきい値Rath1(例
えば、4メートル)より小さいか否かが判定される(S
470)。まだ、変数Ra が当該しきい値Rath1より小
さくなるほど当該他車両が自車両100に接近していな
い場合には、フラグflag1 が「0」に設定される(S4
62)。
【0052】そして、図7に示すフラグ判定処理(S0
60)において、フラグflagが「1」にセットされてい
ることが判定されると、上述した表示処理(DISP)
が実行される。この表示処理(DISP)は、上述した
ように図11に示す手順にて実行され、表示パネル40
0(図6参照)の右車間距離表示エリア41aには検出
距離Rrro (所定値(例えば、7メートル)以下の値)
が表示され、右車間時間表示エリア42aには車間時間
T(Rrro /V)が表示されると共に、右表示ランプ4
3aが点灯される。そして、フラグflag1 が「0」であ
ることから、演算された車間時間Tが所定時間(例え
ば、2秒)より大きい状況では、以後、上記と同様の処
理(S020、S021、S030、S031、S03
5(JNR2:S411、S420、S430、S43
1、S432、S440、S450、S470、S46
2)、S060、S071)が繰り返し実行される。そ
の過程で、車間距離R及び車間時間Tの表示が順次更新
される。
【0053】運転者は、表示パネル400を見て、右後
側方から近づく他車両が比較的近くに存在することを認
識することができる。上述した処理の過程で、他車両が
更に自車両100に接近し、演算される変数Ra がしき
い値Rath1(例えば、4メートル)より小さなったと判
定されると(図12に示すステップS470で、YE
S)、隣接車線を他車両が並走することを表すフラグfl
ag1 が「1」にセットされる(S480)。
【0054】そして、図7に示すステップS071での
処理において、フラグflag1 が「1」にセットされてい
ることが判定されると、更に、ステアリングセンサ26
からの検出信号に基づいて得られる操舵角strangが所定
のしきい値strang_thより大きいか否かが判定される
(S080)。ここで、運転者が車線変更するためにス
テアリング操作を行い、検出される操舵角strangがしき
い値stang _thより大きくなったと判定されると、並走
する他車両が隣接車線を走行している状況であるので、
警報処理(ALERT)が起動される(S100)。ま
た、ステアリング操作がなされない場合であっても、方
向指示器センサ24からの検出信号に基づいて隣接車線
への方向指示操作が行われたか否かが判定されており
(S090)、このような方向指示操作がなされた場合
も、隣接車線への車線変更の意思があるとして、警報処
理(ALERT)が起動される。
【0055】警報処理(ALERT)は、例えば、図1
6に示す手順に従って実行される。図16において、警
報処理(ALERT)が開始されると(S600)、ス
テアリングセンサ26及び方向指示器センサ24からの
検出信号に基づいて隣接車線への車線変更操作が中断さ
れ、車両100をもとの車線に戻す操作がなされたが否
かが判定される(S610)。そのような操作がなされ
ていないと判定される場合には、制御ユニット30から
表示/警報出力装置40に対して警報信号が供給される
(S640)。そして、表示/警報出力装置40は、こ
の警報信号に基づいてブザー音を発生する。
【0056】車線変更をしようとしていた運転者は、こ
のブザー音を聞いて車線変更操作を中断し、車両100
をもとの車線に戻すためのステアリング操作を行う。ス
テアリングセンサ26及び方向指示器センサ24からの
検出信号に基づいて、制御ユニット30がそのような操
作がなされたことを判別すると(S610で、YE
S)、制御ユニット30から表示/警報出力装置40に
対して警報停止信号が供給される(S630)。その結
果、表示/警報出力装置40は、ブザー音を停止する。
【0057】フラグflag及びflag1 が共に「1」にセッ
トされた状態で、車両100における車線変更のための
操作(ステアリング操作、方向指示器操作)が行われな
い場合、表示処理(DISP)に基づいて表示パネル4
00(図6参照)に、順次更新される車間距離R、車間
時間Tが表示されると共に、右表示ランプ43aが点灯
された状態を維持する。また、上記のように車線変更を
中断した場合も、以後同様に表示パネル400に並走す
る他車両に関するそれらの各情報が表示される。
【0058】上述した処理の過程で実行される近接車両
監視処理(JNR2)のステップS431において、レ
ーダーセンサ12及び18からの検出信号に基づいて、
並走していた他車両が右後側方検出エリアから脱出した
ことが判定されると、上記各フラグflag及びflag1 が共
に「0」にリセットされる(S461)。そして、次の
後続車両が右後側方検出エリアまたは左後側方検出エリ
アに進入するまで、図7に示すステップS020、S0
21、S030での処理を繰り返し実行する。
【0059】隣接車線を走行する他車両が自車両100
と並走する状態に達する前で、フラグflag1 がまだ
「0」に設定される状態であっても、当該他車両の車速
が非常に大きく、フラグflagが「1」にセットされた状
態で演算される車間時間Tが所定時間(例えば、2秒)
より小さいと図7に示すステップS071において判定
された場合には、上記と同様に、警報処理(ALER
T)に係る処理(S080、S090、S100)が実
行される。
【0060】また、上述した近接車両監視処理(JNR
2)のステップS440において、検出距離Rが所定値
(例えば、7メートル)となる場合における変数Ra が
しきい値(例えば、9.2メートル)より大きいと判定
された場合には、当該他車両は、隣接車線を走行してい
ないものとして(図13における他車両300の状
態)、フラグflagが「0」にリセットされる(S46
0)。そして、以後、当該他車両が右後側方検出エリア
から脱出したと判定されるまで(S431で、YE
S)、検出距離Rが所定値(例えば、7メートル)に達
するまでの処理と同様の処理(図7におけるステップS
020、S021、S030、S031、S050(J
RN2:S411、S420、S430、S431、S
440、S460)、S060)が繰り返し実行され
る。
【0061】上述した近接車両監視処理(JNR2)で
は、単一のレーダーセンサ(上記例では、レーダーセン
サ12)からの検出信号から演算される距離R及び該検
出距離Rの変化から演算される相対速度Vに基づいて、
他車両の当該車両100に対する相対的位置関係を表す
変数Ra(図13及び図14参照) が演算される。従っ
て、対象となる他車両が自車両に近くても、遠方車両監
視装置(JNR1)での三角測量の手法に従った距離検
出のように、複数のレーダーセンサからの検出波の反射
位置が異なることに起因して変数Ra の精度が劣化する
ことはない。
【0062】上述した例では、他車両が右後側方検出エ
リア(図2参照)に進入した場合の処理であったが、他
車両が左側方検出エリア(図3参照)に進入した場合に
は、レーダーセンサ16及び14からの検出信号に基づ
いて演算される距離Rrlo 及びRrri に基づいて上述し
たのと同様の手順に従って処理が行われる。この場合、
表示パネル400(図6参照)の左車間距離表示エリア
41bに検出された距離R(演算された実距離L)が、
左車間時間表示エリア42bに演算された車間時間がそ
れぞれ表示されると共に、左表示ランプ43bが点灯さ
れる。
【0063】なお、当該車両周辺監視装置を搭載した車
両100と同じ車線を走行する後続の他車両が当該車両
100に所定近距離R1ow (例えば、15メートル)よ
り近くまで接近したときに、当該車両100を追い越す
ために隣接車線に移動し、当該車両100の右後側方検
出エリアに進入すると、遠方車両監視処理(JNR1)
を行わずに、近接車両監視処理(JNR2)が行われ
る。この近接車両監視処理(JNR2)が起動された後
の処理は、前述したものと同様である。
【0064】また、上述した監視処理(図7参照)のス
テップS020において、自車両100の車速が所定速
度(例えば、時速20キロメートル)より小さいと判定
された場合、駐車支援処理(PARKING)が実行さ
れる。この駐車支援処理(PARKING)は、例え
ば、図17に示す手順に従って実行される。図17にお
いて、駐車支援処理(PARKING)が開始されると
(S700)、レーダーセンサ14(RRI)及び18
(RLI)からの検出信号に基づいて、後方検出エリア
EC (図4参照)に障害物が存在するか否かが判定され
る(S710)。双方のレーダーセンサ14(RRI)
及び18(RLI)からの検出信号が障害物の存在を表
す場合、当該後方検出エリアEC に障害物が存在するこ
とが判定される。このように、後方検出エリアEC に障
害物が存在することが判定されると、更に、それらの検
出信号に基づいてその障害物までの距離が演算される(
三角測量の手法)(S470) 。
【0065】一方、レーダーセンサ14(RRI)及び
18(RLI)からの検出信号のうち少なくとも一方が
障害物の存在を表さない場合、当該後方検出エリアEC
に障害物が存在しないと判定される。この場合、レーダ
ーセンサ12(RRO)及び14(RRI)からの検出
信号に基づいて、右コーナ検出エリアER(1)、ER(2)
(図4参照)に障害物があるか否かが判定される(S7
20)。レーダーセンサ12(RRO)からの検出信号
が障害物の存在を表す場合、外側の右コーナ検出エリア
ER(1)に障害物が存在すると判定される。また、レーダ
ーセンサ14(RRI)からの検出信号が障害物の存在
を表す場合、内側の右コーナ検出エリアER(2)に障害物
が存在すると判定される。右コーナ検出エリアER(1)及
びER(2)の少なくとも一方のエリアで障害物が存在する
と判定されると、対応する検出信号に基づいてその障害
物までの距離が演算される(S750)。
【0066】一方、レーダーセンサ12(RRO)及び
14(RRI)双方からの検出信号が障害物の存在を表
さない場合、右コーナ検出エリアER(1)及びER(2)の双
方に障害物が存在しないと判定される。この場合、更
に、レーダーセンサ16(RLO)及び18(RLI)
からの検出信号に基づいて左コーナ検出エリアEL(1)、
EL(2)(図4参照)に障害物があるか否かが判定される
(S730)。レーダーセンサ16(RLO)からの検
出信号が障害物の存在を表す場合、外側の左コーナ検出
エリアEL(1)に障害物が存在すると判定される。また、
レーダーセンサ18(RLI)からの検出信号が障害物
の存在を表す場合、内側の左コーナ検出エリアEL(2)に
障害物が存在すると判定される。左コーナ検出エリアE
L(1)及びEL(2)の少なくとも一方のエリアで障害物が存
在すると判定されると、対応する検出信号に基づいてそ
の障害物までの距離が演算される(S760)。
【0067】一方、レーダーセンサ16(RLO)及び
18(RLI)双方からの検出信号が障害物の存在を表
さない場合、左コーナ検出エリアEL(1)及びEL(2)の双
方に障害物が存在しないと判定される。この場合、全て
の検出エリアに障害物が存在しないと判定されたので、
車両100の速度を監視しつつ(図7のステップS02
0)、次回の駐車支援処理(PARKING)が実行さ
れる。
【0068】上述した駐車支援処理(PARKING)
の過程で、いずれかの検出エリアに障害物が存在すると
判定されると、制御ユニット30から表示/警報出力装
置40に障害物が存在する検出エリアに対応した表示信
号が供給される(S770)。このような表示信号を受
信した表示/警報出力装置40は、その表示パネル40
0(図6参照)の対応する表示ランプを点灯させる。外
側の右コーナ検出エリアER(1)に障害物が存在する場
合、対応する外側の右後方コーナ表示ランプ44a
(1)が点灯され、内側の右コーナ検出エリアER(2)に
障害物が存在する場合、対応する内側の右後方コーナ表
示ランプ44a(2)が点灯され、外側の左コーナ検出
エリアEL(1)に障害物が存在する場合、対応する外側の
左後方コーナ表示ランプ44b(1)が点灯され、内側
の左コーナ検出エリアEL(2)に障害物が存在する場合、
対応する内側の左後方コーナ表示ランプ44b(2)が
点灯される。更に、後方検出エリアEC に障害物が存在
する場合、対応する近接後方表示ランプ45が点灯され
る。
【0069】また、図6には図示されていないが、表示
パネル400に障害物までの距離を表示するエリアを設
けることができる。この場合、上述した駐車支援処理
(PARKING)にて演算された障害物までの距離が
表示パネル400の当該エリアに表示される。駐車運転
を行っている運転者は、この表示パネル400の表示を
見て、後方の障害物の大まかな位置を知ることができ、
駐車運転操作を容易に行うことができるようになる。
【0070】上記例において、図8におけるステップS
210からS242での処理が第一の車両監視手段に対
応し、図12におけるステップS411からS430で
の処理が第二の車両監視手段に対応し、図7おけるステ
ップS031での処理が切換え制御手段に対応する。ま
た、図8におけるステップS250での処理が第一の走
行車線判定手段に対応し、図12におけるステップS4
40での処理が第二の走行車線判定手段に対応し、図7
におけるステップS070での処理及び表示/警報出力
装置40が情報出力手段に対応する。
【0071】更に、図12におけるステップS470で
の処理が位置関係判定手段に対応し、図7におけるステ
ップS080及びS090の各処理が車線変更意思判定
手段に対応し、図7におけるステップS100での処理
及び表示/警報出力装置40が警報手段に対応する。
【0072】
【発明の効果】以上、説明してきたように、各請求項記
載の本願発明によれば、他車両が当該車両から比較的遠
方を走行している場合には、複数のレーダーセンサでの
検出距離に基づいて他車両の当該車両との相対的な位置
関係が演算され、他車両が当該車両に比較的接近して走
行している場合には、1つのレーダーセンナでの検出距
離及びその距離の変化に対応した相対速度に基づいて他
車両の当該車両との想定的な位置関係が演算さえる。従
って、他車両が当該車両に比較的接近した状態であって
も、複数のレーダーセンサからの検出波の他車両での反
射位置の違いに起因した演算結果の精度劣化を回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の一形態に係る車両周辺監視装置に
おけるレーダーセンサの設置例を示す図である。
【図2】図1に示す2つのレーダーセンサによって車両
右後側方に形成される監視エリアを示す図である。
【図3】図1に示す他の2つのレーダーセンサによって
車両左後側方に形成される監視エリアを示す図である。
【図4】図1に示すレーダーセンサによって車両後方近
傍に形成される障害物の検出エリアを示す図である。
【図5】発明の実施の一形態に係る車両周辺監視装置の
構成例を示すブロック図である。
【図6】車両周辺監視装置における表示/警報出力装置
の表示パネルの構成例を示す図である。
【図7】図5に示す制御ユニットが実行する監視処理の
手順を示すフローチャートである。
【図8】監視処理における遠方車両監視処理の手順を示
すフローチャートである。
【図9】三角測量の原理を示す図である。
【図10】遠方車両監視処理において、後続の他車両が
隣接車線を走行ているか否かを判定するための原理を示
す図である。
【図11】監視処理における表示処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】監視処理における近接車両監視処理の手順を
示すフローチャートである。
【図13】近接車両監視処理において、後続の他車両が
隣接車線を走行しているか否かを判定するための原理を
示す図である。
【図14】近接車両監視処理において演算される変数R
a の性質を説明するための図である。
【図15】近接車両監視処理において演算される変数R
a に基づいて後続の他車両が走行する車線を判定するた
めの原理を示す図である。
【図16】監視処理における警報処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図17】監視処理における駐車支援処理の手順を示す
フローチャートである。
【図18】検出距離に対応した相対速度と相対的な位置
関係について説明する図である。
【符号の説明】
12 レーダーセンサ(RRO) 14 レーダーセンサ(RRI) 16 レーダーセンサ(RLO) 18 レーダーセンサ(RLI) 20 マルチプレクサ 22 A/D変換器 24 方向指示器センサ 26 ステアリングセンサ 28 車速センサ 30 制御ユニット 40 表示/警報出力装置 100 車両 200、300 他車両 400 表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 G01S 13/93 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体との距離を検出するレーダーセンサを
    用いて車両後側方の他車両との相対的位置関係を検出す
    るようにした車両周辺監視装置において、 複数のレーダーセンサによる監視エリアを重複するよう
    に車両後側方に形成すると共に、 重複する監視エリアに存在する他車両の当該車両との相
    対的な位置関係を当該重複する監視エリアを形成する各
    レーダーセンサにて検出される距離に基づいて演算する
    第一の車両監視手段と、 複数のレーダーセンサのいずれか1つのレーダーセンサ
    の監視エリアに存在する他車両の当該車両との相対的な
    位置関係を当該1つのレーダーセンサにて検出される距
    離及びその距離の変化に対応した相対速度に基づいて演
    算する第二の車両監視手段と、 複数のレーダーセンサのうちの少なくとも1つのレーダ
    ーセンサにて検出される他車両との距離が所定値より大
    きいときに上記第一の車両監視手段を有効にし、該距離
    が当該所定値より小さいときに上記第二の車両監視手段
    を有効にする切換え制御手段とを備えた車両周辺監視装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両周辺監視装置におい
    て、 更に、上記第一の車両監視手段にて得られた他車両の当
    該車両との相対的な位置関係に基づいて他車両が当該車
    両の走行する車線に隣接する車線を走行しているか否か
    を判定する第一の走行車線判定手段と、 上記第二の車両監視手段にて得られた他車両の当該車両
    との相対的な位置関係に基づいて他車両が当該車両の走
    行する車線に隣接する車線を走行しているか否かを判定
    する第二の走行車線判定手段と、 他車両が当該車両の走行する車線に隣接する車線を走行
    していると上記第一または第二の走行車線判定手段が判
    定したときに、所定の情報を運転者に対して提供する情
    報出力手段を有する車両周辺監視装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の車両周辺監視装置におい
    て、 更に、上記第二の車両監視手段にて得られる他車両の当
    該車両との相対的な位置関係が所定の位置関係となった
    か否かを判定する位置関係判定手段と、 運転者が当該車両の走行する車線を隣接する車線に変更
    する意思があるか否かを判定する車線変更意思判定手段
    と、 他車両が当該車両の走行する車線に隣接する車線を走行
    していると上記第二の走行車線判定手段が判定し、他車
    両の当該車両との相対的な位置関係が所定の位置関係に
    なったと上記位置関係判定手段が判定し、かつ、運転者
    が当該車両の走行する車線を隣接する車線に変更する意
    思があると上記車線変更意思判定手段が判定したとき
    に、運転者に対して警報情報を提供する警報手段とを有
    する車両周辺監視装置。
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