JP2000207358A - オンライン業務処理システム - Google Patents

オンライン業務処理システム

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JP2000207358A
JP2000207358A JP11011481A JP1148199A JP2000207358A JP 2000207358 A JP2000207358 A JP 2000207358A JP 11011481 A JP11011481 A JP 11011481A JP 1148199 A JP1148199 A JP 1148199A JP 2000207358 A JP2000207358 A JP 2000207358A
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JP11011481A
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English (en)
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Yutaka Yoshikawa
吉川  裕
Shoichiro Yoshioka
正壱郎 吉岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のオンライン業務処理システムを変更する
ことなく、外部からその状態遷移を制御して新たな業務
処理システムを実現する際に、その応答性を向上させる
こと。 【解決手段】クライアントプログラムからの指示があっ
た際に、先に非同期的に実行した結果があればそれを返
すことで、クライアントに対する応答性能を向上させ
る。さらに、非同期的に状態遷移を実行した結果を、ク
ライアント向けのデータ形式に変換して蓄積しておくこ
とで、さらに応答性能を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信手段を介して
ホスト計算機(汎用計算機、メインフレーム計算機とも
呼ばれる)にアクセスして業務処理を行なうオンライン
業務処理システムに関し、特に従来通信手段を介してホ
スト計算機に接続してオンライン業務画面を表示してい
たホスト端末装置に代えて、他の画面表示においても利
用可能なより汎用的な表示手段を接続することで、オン
ライン業務画面のみならず他の画面表示もこの単一の表
示手段をもって表示可能とするオンライン業務処理シス
テムに関する。
【0002】さらに本発明の望ましい態様によれば、イ
ンタネット上のWWW(WorldWide Webの
略)に用いられるWWWブラウザとホスト計算機とを通
信手段を介して接続することで、このWWWブラウザに
オンライン業務画面を表示可能とするオンライン業務処
理システムに関する。
【0003】
【従来の技術】上記ホスト計算機に接続して用いる端末
エミュレータプログラムに見られる従来技術では、マク
ロの定義のためにはマクロ言語を用いてキー操作などを
指示するマクロプログラムをユーザが書かなければなら
なかった。これは、キー操作を自動化するものであっ
た。
【0004】ホスト計算機上で動作するオンライン業務
プログラムの処理結果をブラウザに表示する従来のシス
テムでは、このサーバ計算機に、ホスト計算機上のオン
ライン業務プログラムからのデータをWWWブラウザ向
けのデータにデータ形式の変換をするプログラムを設け
ることで、WWWブラウザ上にオンライン業務プログラ
ムの画面表示を行なう。このデータ形式の変換処理は、
ホスト端末装置での表示を行なうためのデータの入力に
対して同期的に実行されるものであった。
【0005】このような機能を持つ製品の一つに米国A
pertus Technologies Incor
porated社のEnterprise/Acces
s:Web Editionという製品があり、インタ
ネット上に「http://www.apertus.
com/approds/elecomm/eawem
ain.htm」に開示されている。
【0006】また、First Class誌,Mar
ch/April,1994,Vol.IV,Issu
eIIのp.10,p.20に掲載されたWRAPPI
NGLEGACY APPLICATIONSによれ
ば、端末インタフェースを介在して古いアプリケーショ
ンを制御するという概念が開示されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記ホスト計算機に接
続して用いる端末エミュレータプログラムに見られる従
来技術では、マクロの定義のためにはマクロ言語を用い
てキー操作などを指示するマクロプログラムをユーザが
書かなければならなかった。
【0008】ホスト計算機からホスト端末装置向けのデ
ータを取得し、次にこのデータ形式を解析し、ブラウザ
向けのデータ形式に変換する従来のオンライン業務シス
テムでは、ホスト計算機がオンライン業務プログラムの
出力データをホスト端末装置向けのデータに変換し、第
二の計算機がこれをさらにブラウザ向けのデータ形式に
変換していた。従って、変換処理が少くとも2回必要で
あり、対話的にオンライン業務画面を取得するのに時間
がかかる、という課題があった。
【0009】また、First Class誌の記事に
見られる上記従来技術では、ホスト計算機と他の計算機
とで互いに情報をやりとりする方法が示されていたが、
この方法は従来の端末エミュレータなどに見られるもの
と同じであり、しかも具体的なプログラムを作成する装
置ないし方法は開示されていなかった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、従来の業務処理システム
を変更することなく、外部からその状態遷移を制御する
ことで、従来の業務処理システムを利用して新たな業務
処理システムを実現可能とすることにある。特に、クラ
イアントからの入力と非同期に状態遷移を実行すること
で、クライアントからみた応答時間を短縮するオンライ
ン業務処理システムを提供することにある。
【0011】さらに、従来の業務処理システムを変更す
ることなく、これを利用して新たな業務処理システムを
実現し、その業務処理画面をインタネット上のWWW
(World Wide Webの略)に用いられるWW
Wブラウザ上に表示することを可能とすることにある。
【0012】さらに、操作性の向上や豊かな表現力を用
いた分かりやすい表示を行なうため、GUIの利用、あ
るいは画面の表示内容や座標などの画面構成の変更、さ
らには従来1画面であったものを複数画面に分割、など
による従来のオンライン業務処理画面の変更を、従来の
オンライン業務プログラムを変更したり追加のプログラ
ム記述を行なったりすることなく達成することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】ホスト計算機(151)
と、通信手段と、ディスプレイないしテレビを備えかつ
グラフィックス表示機能を有するクライアント計算機
(153)と、前記ホスト計算機と前記クライアント計
算機とを接続するサーバ計算機(152)とを有するオ
ンライン業務処理システムであって、前記ホスト計算機
は業務処理プログラム(109)を有し、前記クライア
ント計算機は前記業務処理プログラムへ処理の指示を出
し、該業務処理プログラムの処理結果を受け取るクライ
アントプログラム(108)を有し、前記サーバ計算機
は、前記ホスト計算機との通信を制御する通信制御手段
(107)と、前記クライアント計算機との通信を制御
する通信制御手段(106)と、該ホスト計算機のデー
タ形式と該クライアント計算機のデータ形式とを相互に
変換するデータ形式変換手段(105)と、遷移と、遷
移前の該業務処理プログラムの状態と、遷移後の該業務
処理プログラムの状態と、該業務処理プログラムに対し
て状態の遷移を引き起こさせるための操作と、該遷移を
該クライアントプログラムの指示と非同期に実行できる
か否かを示すフラグとの対応を示す状態遷移表(10
3)と、該クライアントプログラムと該業務処理プログ
ラムとの間の通信の識別子と、該クライアントプログラ
ムの状態と、該業務処理プログラムの状態と、該クライ
アントプログラムの指示と非同期に実行した該業務処理
プログラムの単数または複数の状態との対応を示す状態
管理表(104)と、該クライアントプログラムの指示
と非同期に実行した該業務処理プログラムの処理結果を
管理する非同期実行結果管理手段(101)と、前記非
同期に実行した該業務処理プログラムの処理結果を格納
する非同期実行結果記憶領域(102)とを有し、該状
態管理表を参照して該クライアントプログラムの状態と
該業務処理プログラムの状態とが対応関係にあるかを識
別するステップ(201)と、該クライアントプログラ
ムの状態と該業務処理プログラムの状態とが対応関係に
ある場合に該状態遷移表に従って該業務処理プログラム
の状態を遷移させるステップ(206)と、該クライア
ントプログラムの状態と該業務処理プログラムの状態と
が対応関係にない場合に該クライアントプログラムが次
に遷移する状態に対応する該業務処理プログラムの状態
が、該状態管理表の非同期に実行した該業務処理プログ
ラムの状態に存在するかを識別するステップ(202)
と、該業務処理プログラムの非同期実行結果を取得する
ステップ(203)と、状態管理表をクライアントプロ
グラムおよび業務処理プログラムの遷移後の状態に更新
するステップと(205)を有し、さらに、状態管理表
のクライアントプログラムおよび業務処理プログラムの
状態を更新した後、状態遷移表から該クライアントプロ
グラムの指示と非同期に該業務処理プログラムの状態を
遷移できるかを識別するステップ(302)と、該業務
処理プログラムの非同期実行結果を記憶するのに十分な
領域が前記非同期実行結果記憶領域に存在するかを識別
するステップ(303)と、該クライアントプログラム
の指示と非同期に該業務処理プログラムの状態を遷移さ
せ、その実行結果を非同期実行結果記憶領域に格納する
ステップ(305)とを有し、該業務処理プログラムの
非同期遷移を繰り返す状態遷移手段を有することを特徴
とするオンライン業務処理システムによって達成され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0015】先ず最初に、本発明の概要を図1、図5、
図6を参照して説明する。
【0016】図1は本発明にかかるオンライン業務処理
システムの構成を示すブロック図である。図1におい
て、151はホスト計算機である。ホスト計算機は汎用
計算機、あるいはメインフレーム計算機とも呼ばれる
が、以下、ホスト計算機と呼ぶ。109はホスト計算機
で動作しているオンライン業務プログラムである。例え
ば列車の座席予約、銀行預金の出納など様々な業務処理
を実現している。153はクライアント計算機である。
108はオンライン業務プログラムを利用するクライア
ントプログラムであり、ホスト計算機に従来接続してい
た端末に代わるものである。
【0017】クライアントプログラムは、汎用的なユー
ザインタフェースを提供するブラウザや、利用者が作成
した業務プログラムなどである。152はサーバ計算機
である。サーバ計算機はクライアント計算機内のクライ
アントプログラムとホスト計算機内のオンライン業務プ
ログラムを接続し、オンライン業務プログラムをクライ
アントプログラムからの指示に従って制御する。サーバ
計算機内の全て、または一部の機能をホスト計算機上で
実現することも可能であるが、以下の記述では全ての機
能はサーバ計算機内にあるとして説明している。
【0018】108は本発明にかかるオンライン業務シ
ステムにおける状態遷移方法に基づく状態制御手段、1
01は前記状態遷移方法に基づき非同期に状態遷移を実
行した際の処理結果を管理する非同期実行結果管理手
段、102は非同期に状態遷移を実行した際の処理結果
を記憶するための実行結果記憶領域、103はある状態
から他のある状態の遷移に必要な操作および非同期に遷
移が可能かを示す状態遷移表、104はクライアントプ
ログラムおよびオンライン業務プログラムの状態を記憶
し、実行した非同期な状態遷移を記憶する状態管理表で
ある。
【0019】105はデータ形式変換手段で、オンライ
ン業務プログラム向けのデータ形式とクライアントプロ
グラム向けのデータ形式とを相互に変換する。106は
サーバ計算機とクライアント計算機との通信を管理する
通信制御手段、107はホスト計算機とサーバ計算機と
の通信を管理する通信制御手段である。110はホスト
の状態遷移にエラーが発生したときに、回復処理を実行
するエラー回復処理手段である。
【0020】図5は状態遷移表103の一例である。図
5において501は遷移を示す。また501は状態遷移
表103のキーであり、501の値が定まれば一つの行
のデータを特定できる。502は遷移を行なう前の状態
である。503は遷移を行なった後の状態である。50
4はオンライン業務プログラム109に所望の遷移を引
き起こさせるために実行する操作である。505は所望
の遷移がクライアントプログラム108の指示と非同期
に実行できるかを示す。非同期遷移505が「可」の場
合は非同期遷移を実行し、非同期実行結果管理手段10
1を利用して処理結果を実行結果記憶領域102に記憶
することができる。
【0021】非同期遷移505が「不可」の場合は、所
望の状態遷移はクライアントプログラム108の指示が
あった場合にのみ実行できる。すなわち、クライアント
の指示と同期的に実行される。非同期遷移505が「ク
リア」の場合は、該状態遷移はクライアントからの指示
と同期的に実行される。さらに、該遷移実行時までに該
通信セッションにおいて実行され、実行結果記憶領域1
02に格納された非同期遷移の処理結果は、該遷移実行
時に非同期実行結果管理手段101によって消去され
る。一つの状態に対して、非同期遷移が可能な遷移は最
大で一遷移であるとする。
【0022】また、図5の状態遷移表103において状
態「1−k」の形式で表される遷移は、非同期遷移が可
能な状態であることを示している。例えば、状態「1−
n」の「n」は状態「1−1」から遷移してn番目の状
態であることを示しており、状態「1−k」における
「k」は、2以上(n−1)以下の数値を、状態「1−
m」における「m」は1以上n以下の数値を表してい
る。
【0023】図6は状態管理表104の一例である。図
6において601はセッションIDを示す。セッション
IDはクライアントプログラムとオンライン業務プログ
ラムとの通信セッションを一意に識別するためのキーで
ある。クライアントの状態602は現在のクライアント
プログラムの状態を示す。また、ホストの状態603は
現在のオンライン業務プログラムを示す。実行した非同
期遷移604は、現在までにその通信セッションで実行
した、オンライン業務プログラムの非同期遷移を示して
いる。
【0024】図7〜図10は、本発明におけるオンライ
ン処理システムにおいて非同期遷移を実行した一例であ
る。
【0025】オンライン業務プログラムは一般に複数の
画面から構成され、端末からの入力に従って、ある画面
から別のある画面に遷移する。従って、オンライン業務
プログラムの状態は、オンライン業務プログラムの端末
画面に相当すると考えることができる。この際、一つの
画面を一つの状態として考えることもできるし、ある一
連の画面をまとめて一つの状態として考えることもでき
る。また、状態と画面の対応関係を維持する方法には、
画面に含まれる識別子を利用して対応づける方法などが
知られており、ここでは説明を省略する。
【0026】以下の説明では、ホスト計算機の業務プロ
グラムが出力する一つのオンライン画面をホストの一状
態として考える。複数のオンライン画面を一状態として
考えても同様に議論できる。
【0027】図7は、クライアントの指示に従って、ホ
ストの状態を遷移させる様子を模式的に示した図であ
る。図7において、例えば、状態761は検索キーを入
力するための画面、状態762〜状態764は検索結果
の出力画面、状態765は検索キーの入力画面であると
考えることができる。クライアントプログラムに汎用的
なブラウザを利用しているとすると、状態751は状態
761に対応するブラウザの検索キー入力画面であり、
同様にして状態752〜状態754はブラウザの検索結
果出力画面、状態755はブラウザの検索キーの入力画
面である。
【0028】クライアント701からのデータ711が
サーバ702へ入力されると、サーバはデータ形式変換
手段105によりホスト向けにデータ形式を変換し、状
態遷移制御手段100によって状態遷移を実行する。こ
こではホストの状態が検索結果の出力画面である状態7
72へと遷移する。検索結果713はサーバを経由して
データ形式変換を行われた後にクライアント701に表
示される。サーバは、クライアントからの入力に対応し
てホストの状態を遷移させ、その処理結果をクライアン
トへ戻すという一連の処理を繰り返す。
【0029】本発明においては、以上に説明した状態遷
移をクライアントの指示とは非同期に実行することを可
能にする。以下に、本発明を利用してクライアントの指
示と非同期にホストの状態遷移を実行した例を説明す
る。図8は、クライアント701からの入力に従ってサ
ーバがホストの状態遷移を実行し、ホストは「1−1
h」と呼ぶ状態772に遷移し、クライアントは「1−
1c」と呼ぶ状態に遷移した直後を示している。
【0030】オンライン業務プログラムにおける処理結
果の出力画面は、一度に端末に表示できる行数の制限か
ら、複数の画面にわたって処理結果が出力されることが
ある。このような場合に、本発明はクライアント701
からの指示を待たずにサーバ702が自動的にホスト7
03の状態遷移を実行し、処理結果を蓄積することで、
クライアントからの指示に対する応答時間を短縮する。
【0031】図9は、クライアントからの指示と非同期
にサーバ702がホスト703の状態遷移を実行し、処
理結果を蓄積している様子を示している。図10は、ク
ライアント701からの指示により、サーバ702が先
に状態遷移を実行した処理結果をクライアント701へ
戻す様子を示している。図11は、クライアント701
の指示により、再びホスト703の状態遷移を実行する
様子を示している。
【0032】以下、図1〜図6を用いて本発明の第一の
実施例を詳細に説明する。
【0033】第一の実施例は、クライアントからの指示
と非同期に、状態遷移表に従って状態遷移制御手段10
0がホストの状態遷移を実行するオンライン業務システ
ムである。
【0034】図2は、本発明にかかるオンライン業務シ
ステムにおける状態遷移制御手段100のメインルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。また、図3
は、状態遷移制御手段100がクライアントの指示と非
同期にホスト計算機151内のオンライン業務プログラ
ム109の状態遷移を実行する処理のフローチャートで
ある。図2、図3のフローチャートに基いて図1の各部
の動作を説明する。なお、フローチャート中において
は、ホストをH、クライアントをCと記述している。
【0035】図1において、クライアントプログラム1
08より入力されたデータは通信制御手段106を介し
て、サーバ計算機に渡される。状態遷移制御手段100
は、状態管理表104に基づいて、現在のクライアント
の状態および現在のホストの状態を識別し、クライアン
トの状態とホストの状態とが対応関係にあるかを判定す
る(ステップ201)。
【0036】クライアントの状態とホストの状態とが対
応関係にある場合は、ホストの状態遷移は同期的に実行
される(ステップ206)。この状態遷移処理は、クラ
イアントからの入力データをデータ形式変換手段105
によって変換し、状態遷移表103に定義された状態遷
移を引き起こす操作を通信制御手段107を介して実行
するという処理である。
【0037】クライアントの状態とホストの状態とが異
なる場合は、状態管理表104を利用して、クライアン
トが次に遷移する状態に対応するホストの状態への非同
期遷移を実行したかを判定する。クライアントが次に遷
移する状態に対応するホストの状態に非同期遷移してい
ない場合は、ホストの状態遷移で異常が発生しており、
別に定義されたエラー処理を実行する(ステップ20
7)。このエラー処理では、ホストの状態を初期状態に
戻す処理などが実行される。
【0038】クライアントが次に遷移する状態に対応す
るホストの状態に非同期遷移していた場合は、その処理
結果は実行結果記憶領域102に存在する。従って、状
態遷移制御手段100はその処理結果を非同期実行結果
管理手段101によって取得する(ステップ203)。
【0039】状態遷移制御手段100は処理結果をデー
タ形式変換手段105によってクライアント向けに変換
し(ステップ204)、状態管理表104のクライアン
トの状態を更新する(ステップ205)。そして、クラ
イアント向けに変換された処理結果を通信制御手段10
6を介して、クライアントに出力する。
【0040】ステップ206のホストの状態遷移処理を
実行した場合は、その処理結果をステップ204のデー
タ形式変換処理によりクライアント向けにデータ形式を
変換し、ステップ205において状態管理表のクライア
ントとホストの状態を更新する。そして、クライアント
向けに変換された処理結果を通信制御手段106を介し
て、クライアントに出力する。ステップ206の処理を
する場合は、ステップ204のデータ形式変換処理を実
行する一方で、同時にクライアントと非同期にホストの
状態遷移を実行する。
【0041】次に、図3を用いて、状態遷移制御手段1
00がクライアントの指示と非同期にホストの状態遷移
を実行する処理を説明する。
【0042】まず、現在のホストの状態に対して、図5
に示す状態遷移表103から非同期遷移情報を取得し
(ステップ301)、非同期遷移が可能な遷移を検索す
る(ステップ302)。ある状態から非同期遷移が可能
な遷移は最大で一つであるので、非同期遷移が可能な場
合には遷移を一意に定めることができる。
【0043】非同期遷移が可能な遷移がある場合には、
非同期実行結果管理手段101によって、非同期遷移を
実行した際の処理結果を格納する領域102に空きが存
在するかを調べる(ステップ303)。空き領域が存在
する場合は、状態遷移表103に従って非同期遷移を実
行する(ステップ304)。そして、実行結果記憶領域
102に記憶する(ステップ305)。このときに、非
同期実行結果管理手段101は使用している領域の大き
さを記憶する。
【0044】遷移実行後、状態管理表104を更新し
(ステップ306)、非同期遷移の終了指示があれば処
理を終了し(ステップ306)、非同期遷移の終了指示
がなければ非同期状態遷移処理を繰り返す(ステップ3
07)。
【0045】また、状態遷移制御手段がホストの非同期
状態遷移処理を実行中に、当該通信セッションにおいて
クライアントから図5の遷移「9」で示すような別の遷
移の指示があった場合は、実行中の非同期状態遷移処理
を終了し、状態遷移表103に従ってクライアントの現
在の状態に対応する状態にホストを遷移させてから、ク
ライアントからの指示があった遷移を実行する。
【0046】以上に述べた第一の実施例では、クライア
ントからの指示と非同期にホストの状態遷移を実行す
る。この処理を実現にすることで、先に説明した図7〜
図10で示した状態遷移が可能になる。
【0047】オンライン業務プログラムが、端末に表示
できる行数の制限からその処理結果を複数の一連の画面
に分けて出力する例はよくある。このような場合に、こ
れまではユーザからの指示に従って、一連の画面を取得
していた。また、一連の画面遷移を自動的に実行する方
法もあるが、その場合は処理結果の画面数が多い場合に
応答性が悪くなり、ユーザが対話的に操作するのには向
いていなかった。本発明では、ユーザからの指示によっ
て次画面を取得するのではなく、予め次画面を取得して
おくことで、ユーザに対する応答性が向上し、使い勝手
を良くしている。
【0048】以下、図1、図4を用いて本発明の第二の
実施例を詳細に説明する。
【0049】第二の実施例は、本発明の非同期状態遷移
処理を行なう際のエラー回復処理である。図4に示すフ
ローチャートに基づいて、サーバ計算機132でのエラ
ー回復処理手段110の動作を詳細に説明する。
【0050】ステップ401では、エラー回復処理を実
行する通信セッションにおいて、現在ホストの非同期遷
移を実行中であるかを調べる。これは、例えば、非同期
遷移実行中には予め定められた記憶領域に非同期遷移が
実行中であることを示すフラグを設定することで、容易
に識別可能である。
【0051】ステップ402は、その通信セッションに
おいて、ホストの状態を初期状態に戻し、状態管理表1
04を更新する処理である。ホストの状態を初期状態に
戻す操作手順は、予め定義表などに記述しておくもの
で、本発明における非同期の状態遷移を実行する場合に
限ったものではなく、良く知られてたものである。
【0052】ステップ403は、その通信セッションに
おいて非同期に遷移した結果を、非同期実行結果管理手
段101によって、実行結果記憶領域102から消去す
る。このステップにより、実行結果記憶領域102がエ
ラーにより使われることのない実行結果に占有されるこ
とがなくなり、記憶領域を有効に利用することができ
る。さらに、その通信セッションについて状態管理表1
04の、実行した非同期遷移604を消去する。通信セ
ッション自体を終了する場合は、その通信セッションに
関する情報を全て消去する。
【0053】ステップ404は、その通信セッションに
おいて、現在ホストで実行中の非同期遷移の処理を終了
させる処理である。非同期遷移処理に対して終了を指示
すると、ステップ306により処理は終了する。
【0054】以下、図1、図2、図3、図12、図13
を用いて本発明の第三の実施例を詳細に説明する。
【0055】第三の実施例は、状態遷移制御手段100
が非同期状態遷移処理を実行し処理結果を取得したとき
に、さらにデータ形式変換を実行し、実行結果記憶領域
に記憶する処理である。図12、図13のフローチャー
トに基づいて動作を説明する。
【0056】図12において、クライアントと同期的に
ホストを状態遷移させる、ステップ1201、ステップ
1206、ステップ1205、ステップ1204を順次
実行する処理は、第一の実施例において説明した図2の
フローチャートにおけるステップ701、ステップ70
6、ステップ705、ステップ704を順次実行する処
理と同じである。従って、この処理の説明は省略する。
【0057】ステップ1203は、第一の実施例におけ
る図2のフローチャートのステップ703に対応する
が、ステップ1203ではクライアント向けにデータ形
式が変換してある出力結果を取得する。第一の実施例で
は、クライアント向けにデータ形式を変換する処理はス
テップ205にて実行している。
【0058】次に図13に基づいて、状態遷移制御手段
100が非同期状態遷移を実行したときに、さらにデー
タ形式の変換処理を行なう動作を説明する。基本的な処
理フローは、第一の実施例で説明した非同期状態遷移処
理と同じである。第三の実施例で異なる点は、ステップ
1304を実行した後に、直ちにデータ形式を変換する
処理1309を実行する点である。そして変換処理結果
をステップ1305は実行結果記憶領域102に格納す
る。
【0059】以上に記述したように予め変換しておいた
結果を状態遷移制御手段100が取得して、クライアン
トへ返すことで、変換処理にかかる時間を削減し、クラ
イアントに対する応答時間を短縮している。
【0060】
【発明の効果】本発明の第一の実施例によれば、状態遷
移制御手段がホスト計算機上のオンライン業務プログラ
ムの状態をクライアントからの指示とは非同期に遷移さ
せ、その処理結果をサーバ計算機に保持させ、さらにク
ライアントからの指示によってサーバに格納されている
処理結果を取得し、クライアント向けにデータ形式を変
換してクライアントに送ることで、クライアントに対す
る応答性能を向上させて使い勝手を良くすることができ
る。
【0061】本発明の第二の実施例によれば、第一の実
施例で述べた非同期の遷移を実行した後でホストの状態
遷移に異常が発生した場合に、状態遷移制御手段が非同
期実行結果管理手段に非同期に遷移を実行した処理結果
を消去させることで、異常により使用されない実行結果
が記憶領域を占有することがなくなる。
【0062】本発明の第三の実施例によれば、第一の実
施例で述べた非同期の遷移を実行したときに、同時にク
ライアント向けにデータ形式を変換し、その変換結果を
サーバ計算機に格納しておき、クラアントの指示があれ
ばこの結果をクライアントへ送ることで、変換処理にか
かる処理時間を短縮してクライアントに対する応答性能
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるオンライン業務処理システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかるオンライン業務処理システムの
処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明にかかるオンライン業務処理システムに
おける非同期状態遷移の処理手順を示すフローチャート
である。
【図4】本発明にかかるオンライン業務処理システムに
おけるエラー処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】状態遷移表103の一例を示す図である。
【図6】状態管理表104の一例を示す図である。
【図7】オンライン業務プログラム109とクライアン
トプログラム108の同期的な状態遷移の一例を示す図
である。
【図8】オンライン業務プログラム109とクライアン
トプログラム108の非同期的な状態遷移の一例を示す
図である。
【図9】オンライン業務プログラム109とクライアン
トプログラム108の非同期的な状態遷移の一例を示す
図である。
【図10】オンライン業務プログラム109とクライア
ントプログラム108の非同期的な状態遷移の一例を示
す図である。
【図11】オンライン業務プログラム109とクライア
ントプログラム108の非同期的な状態遷移の一例を示
す図である。
【図12】本発明にかかるオンライン業務処理システム
の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明にかかるオンライン業務処理システム
における非同期状態遷移の処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
100…状態遷移制御手段、101…非同期実行結果記
憶手段、102…実行結果記憶領域、103…状態遷移
表、104…状態管理表、105…データ形式変換手
段、106…通信制御手段、107…通信制御手段、1
08…クライアントプログラム、109…オンライン業
務プログラム、151…ホスト計算機、152…サーバ
計算機、153…クライアント計算機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B085 AC03 BA06 BG07 CA01 5B089 GA01 GA11 GA21 GB04 JA14 KA05 KC15 KC17 KC51 KG10 KH05 ME12 ME14 5B098 AA10 GA01 GC16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト計算機と、通信手段と、ディスプレ
    イないしテレビを備えかつグラフィックス表示機能を有
    するクライアント計算機と、前記ホスト計算機と前記ク
    ライアント計算機とを接続するサーバ計算機とを有する
    オンライン業務処理システムであって、前記ホスト計算
    機は業務処理プログラムを有し、前記クライアント計算
    機は前記業務処理プログラムへ処理の指示を出し、該業
    務処理プログラムの処理結果を受け取るクライアントプ
    ログラムを有し、前記サーバ計算機は、前記ホスト計算
    機との通信を制御する通信制御手段と、前記クライアン
    ト計算機との通信を制御する通信制御手段と、該ホスト
    計算機のデータ形式と該クライアント計算機のデータ形
    式とを相互に変換するデータ形式変換手段と、遷移と、
    遷移前の該業務処理プログラムの状態と、遷移後の該業
    務処理プログラムの状態と、該業務処理プログラムに対
    して状態の遷移を引き起こさせるための操作と、該遷移
    を該クライアントプログラムの指示と非同期に実行でき
    るか否かを示すフラグとの対応を示す状態遷移表と、該
    クライアントプログラムと該業務処理プログラムとの間
    の通信の識別子と、該クライアントプログラムの状態
    と、該業務処理プログラムの状態と、該クライアントプ
    ログラムの指示と非同期に実行した該業務処理プログラ
    ムの単数または複数の状態との対応を示す状態管理表
    と、該クライアントプログラムの指示と非同期に実行し
    た該業務処理プログラムの処理結果を管理する非同期実
    行結果管理手段と、前記非同期に実行した該業務処理プ
    ログラムの処理結果を格納する非同期実行結果記憶領域
    とを有し、該状態管理表を参照して該クライアントプロ
    グラムの状態と該業務処理プログラムの状態とが対応関
    係にあるかを識別するステップと、該クライアントプロ
    グラムの状態と該業務処理プログラムの状態とが対応関
    係にある場合に該状態遷移表に従って該業務処理プログ
    ラムの状態を遷移させるステップと、該クライアントプ
    ログラムの状態と該業務処理プログラムの状態とが対応
    関係にない場合に該クライアントプログラムが次に遷移
    する状態に対応する該業務処理プログラムの状態が、該
    状態管理表の非同期に実行した該業務処理プログラムの
    状態に存在するかを識別するステップと、該業務処理プ
    ログラムの非同期実行結果を取得するステップと、状態
    管理表をクライアントプログラムおよび業務処理プログ
    ラムの遷移後の状態に更新するステップとを有し、さら
    に、状態管理表のクライアントプログラムおよび業務処
    理プログラムの状態を更新した後、状態遷移表から該ク
    ライアントプログラムの指示と非同期に該業務処理プロ
    グラムの状態を遷移できるかを識別するステップと、該
    業務処理プログラムの非同期実行結果を記憶するのに十
    分な領域が前記非同期実行結果記憶領域に存在するかを
    識別するステップと、該クライアントプログラムの指示
    と非同期に該業務処理プログラムの状態を遷移させ、そ
    の実行結果を非同期実行結果記憶領域に格納するステッ
    プとを有し、該業務処理プログラムの非同期の遷移を繰
    り返す状態遷移手段を有することを特徴とするオンライ
    ン業務処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のオンライン業務処理システ
    ムであって、前記サーバ計算機は、エラー発生時にホス
    トの状態を初期化するステップと、該通信セッション中
    に実行中の前記非同期状態遷移処理を終了させるステッ
    プと、さらに該通信セッション中に実行した前記業務処
    理プログラムの非同期実行結果を消去するステップを有
    するエラー回復処理手段を有することを特徴とするオン
    ライン業務処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のオンライン業務処理システ
    ムであって、前記サーバ計算機は、前記業務処理プログ
    ラムの非同期実行結果を取得した際に、さらに前記デー
    タ形式変換手段によって、該結果のデータ形式を変換し
    た上で前記非同期実行結果記憶領域に格納するステップ
    を有する状態遷移手段を有することを特徴とするオンラ
    イン業務処理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016038693A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 富士通株式会社 情報処理装置、制御プログラム及び制御方法

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