JP2000206598A - ストロボ装置及びそれを使用するカメラ - Google Patents

ストロボ装置及びそれを使用するカメラ

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JP2000206598A
JP2000206598A JP11007525A JP752599A JP2000206598A JP 2000206598 A JP2000206598 A JP 2000206598A JP 11007525 A JP11007525 A JP 11007525A JP 752599 A JP752599 A JP 752599A JP 2000206598 A JP2000206598 A JP 2000206598A
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light emitting
diffusion plate
strobe
camera
light
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Hiroshi Terada
洋志 寺田
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エネルギーの効率が良く、且つ焦点距離に応じ
て配光範囲が容易に変更可能で、装置が大型化すること
なく、操作性を良くすること。 【解決手段】このストロボ装置は、発光部A6aと発光
部B6bの2つの発光部を有している。そして、上記発
光部の前面には、移動可能に拡散板が設けられている。
この拡散板は、演算部25、モータ制御部33により制
御されて切換モータ20の駆動に従って、発光部A6a
と発光部B6b間で移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はストロボ装置及び
それを使用するカメラに関し、より詳細には焦点距離に
適した複数の配光を容易に変更可能なストロボ装置及び
それを使用するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、焦点距離に応じてストロボの
配光を変更可能なストロボ装置が開発されている。例え
ば、拡散パネルを等を用いることによって、ある発光部
に対して、その発光部が有する配光の範囲を広げるとい
う技術が知られている。
【0003】例えば、実公昭44−21103号公報に
は、外付けタイプのストロボ装置に於いて、発光部に対
して長手方向に進退自在なパネルを設け、該パネルを用
いて発光部から照射される光線を広げることで広角レン
ズにも対応可能なストロボ装置が開示されている。
【0004】更に、カメラに外付けのストロボ装置に於
いて、拡散パネルをストロボ装置の前面に取付けて、発
光部からの光線を広げるという技術は周知である。
【0005】また、ズームレンズ等を有するカメラの場
合、撮影する範囲が変化するとストロボ装置の配光の範
囲も変化してくる。そのため、発光部を2つ有して、撮
影する範囲、例えば広角側、望遠側の範囲に応じて2つ
の発光部を切換え、配光の範囲を切換えるストロボ装置
も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た実公昭44−21103号公報に記載の技術は、発光
部の横に拡散パネルを使用しない場合の退避スペースを
必要としている。そのため、ストロボ装置自体が大型化
してしまうものであった。
【0007】また、拡散パネルをストロボ装置の前面に
取付けて使用するものでは、拡散パネルの退避スペース
は不要であるが、撮影範囲を変更する毎にいちいち拡散
パネルを着脱しなければならず、操作性の悪いものであ
った。
【0008】更に、2つの発光部を切換えて使用するス
トロボ装置の場合、ズーム比が大きくなるほど不必要な
部分、すなわち撮影範囲外へのストロボ光の照射比率が
大きくなってしまうという課題を有している。この場
合、ズーム比に応じて発光部を増やすことも考えられる
が、発光部が増える分だけストロボ装置自体が大型化す
るという課題を有してしまう。
【0009】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、エネルギーの効率が良く、且つ焦点距離に応じ
て配光範囲が容易に変更可能で、装置が大型化すること
なく、操作性の良いストロボ装置及びそれを使用するカ
メラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、異
なる配光範囲を有する複数のストロボ発光部と、ストロ
ボ発光部の前面から別のストロボ発光部の前面に移動可
能な拡散板と、上記拡散板を移動させる拡散板移動手段
と、を具備したことを特徴とするストロボ装置である。
【0011】またこの発明は、上記ストロボ装置を使用
するカメラであって、上記複数のストロボ発光部の中か
ら発光させるストロボ発光部を決定すると共に、当該ス
トロボ発光部の前面に上記拡散板を移動させるか否かを
決定する決定手段と、を具備したことを特徴とする。
【0012】そして、この発明のストロボ装置にあって
は、複数のストロボ発光部が異なる配光範囲を有してい
る。上記複数のストロボ発光部の前面には、あるストロ
ボ発光部の前面から別のストロボ発光部の前面に移動可
能に拡散板が設けられている。この拡散板は、拡散板移
動手段によって移動されるようになっている。
【0013】またこの発明のカメラにあっては、上記ス
トロボ装置が使用されるもので、決定手段によって上記
複数のストロボ発光部の中から発光させるストロボ発光
部が決定される。また、この決定手段により、発光させ
るストロボ発光部の前面に上記拡散板を移動させるか否
かが決定される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0015】図2は、この発明の一実施の形態に係るレ
ンズ一体型の一眼レフレックスカメラの外観を概略的に
示したもので、(a)は正面図(b)は側面図である。
尚、図2(a)及び(b)の何れも、発光部をポップア
ップさせた状態を示している。
【0016】カメラボディ1のほぼ中央部には、複数の
レンズ群が移動して変倍を行うズームレンズを収納した
鏡胴部2が設けられており、図2(a)に於いて鏡胴部
2の左側には、撮影者がカメラボディ1を把持するため
のグリップ部3が設けられている。また、カメラボディ
1の上部には、ファインダ部4及びポップアップ式のス
トロボ装置5が設けられている。
【0017】上記ファインダ部4は、光学系で、プリズ
ム、クイックリターンミラー等により構成されて、鏡胴
部2より導かれた光束を図示されないファインダに導く
ためのものである。また、ストロボ装置5は、2つの発
光部A6a、発光部B6bを有しており、使用時にカメ
ラボディ1よりポップアップさせる。尚、ストロボ装置
5を使用しない場合は、図示されないが、ファインダ部
4の前方に格納されるようになっている。
【0018】図3は、図2(a)に示されるA−A′線
に沿った断面図である。
【0019】このストロボ装置5は、外部がストロボケ
ース9により覆われているもので、内部に発光部A6a
と発光部B6bの2つの発光部を有して成る。ストロボ
ケース9内には、キセノン(Xe)管A10a及びキセ
ノン(Xe)管B10bと、これらキセノン管A10a
及びキセノン管B10bからの光線を反射するリフレク
タA11a及びリフレクタB11bが設けられている。
この場合、リフレクタA11a及びリフレクタB11b
の形状は楕円形式の反射面を有するものとするが、これ
に限られるものではない。
【0020】また、上記キセノン管A10a及びキセノ
ン管B10bの前方(図3に於いて左側)には、カバー
パネルA13a及びカバーパネルB13bが配置されて
いる。
【0021】そして、上記リフレクタA11a及びリフ
レクタB11bとカバーパネルA13a及びカバーパネ
ルB13bの間には、図示矢印C1 、C2 方向に移動自
在な拡散板14が設けられている。図3(a)は、拡散
板14が発光部A6a側に配置された例であり、図3
(b)は拡散板14が発光部B6b側に配置された例を
示している。
【0022】図4は、上記ストロボ装置5の配光の概念
図であり、(a)はカメラの上下(垂直)方向のストロ
ボ発光を示した図、(b)はカメラの左右(水平)方向
のストロボ配光を示した図である。
【0023】図4(a)に於いて、リフレクタA11a
による単体配光は、最も光量が多いが配光の角度も最も
急であることがわかる。そして、リフレクタA11aの
前面に拡散板14が配置された場合の配光は、リフレク
タA11a単体の配光に比べて光量のピークは下がるも
のの、配光の角度は広がっていることがわかる。
【0024】また、リフレクタB11bの単体による配
光は、前面に拡散板14が配置された場合のリフレクタ
A11aの配光よりも光量のピークが下がり、配光の角
度は広がっている。更に、前面に拡散板14が配置され
た場合のリフレクタB11bによる配光は、リフレクタ
B11b単体による配光よりも光量のピークが下がっ
り、配光角度が広がっている。
【0025】つまり、リフレクタと拡散板の組合わせに
よって、その光量と配光角度が4段階に分かれることが
わかる。
【0026】図4(b)に於いても、図4(a)と同様
に、リフレクタと拡散板の組合わせによって、その光量
と配光角度が4段階に分かれる。
【0027】このように、拡散板の拡散効果によって、
リフレクタA、リフレクタB共に、拡散板が付加された
場合には、カメラの上下、左右の全方向に配光が広が
る。
【0028】図5は、上述した発光部と撮影可能な範囲
の関係を示した図である。この場合、焦点距離が24〜
120mmのズームレンズが搭載された例について、各
発光部の状態がカバーする焦点距離の範囲を示してい
る。
【0029】また、図6は全ズーム域に於けるズーム状
態と使用する発光部との関係を示した図である。この場
合、図示斜線部が使用する範囲を表している。
【0030】図4及び図5に於いて、リフレクタB11
bと拡散板14とを組合わせた、最も配光範囲が広くな
るものを焦点距離f=24mmに対応させる。次いで、
2番目に配光範囲の広いリフレクタB11b単体のもの
をf=45mmに対応させる。更に、3番目に配光範囲
の広いリフレクタA11aと拡散板14とを組合わせた
ものをf=70mmに対応させ、4つの中で最も配光範
囲の狭いリフレクタA11a単体のものをf=100m
mに対応させる。
【0031】これより、図6に示されるように、ワイド
(WIDE)端(f=24mm)からテレ(TELE)
端(f=120mm)までの範囲を4つに分けて、上記
発光部のそれぞれの配光範囲を対応させることによっ
て、有効にエネルギーを使用することができる。
【0032】図7は、上述した拡散板14の駆動機構の
要部を示した斜視図であり、(a)はリフレクタA11
aの前方に拡散板14が配置された例を示した図、
(b)はリフレクタB11bの前方に拡散板14が配置
された例を示した図である。
【0033】拡散板14は、ガイドシャフト17に摺動
自在に外嵌された支持部16に一体的に取付けられてい
る。この支持部16の側面にはラック18が形成されて
おり、切換モータ20に装着されたピニオン19と噛合
するようになっている。また、支持部16の側面の一部
には、ガイドピン21が設けられている。このガイドピ
ン21は、図示されない固定部材と嵌合することによっ
て、支持部16がガイドシャフト17の軸と直交する方
向への回転を抑止している。
【0034】そして、拡散板14は、図8に示されるよ
うに駆動されてリフレクタ間を移動する。
【0035】すなわち、切換モータ20の回転駆動によ
りピニオン19が図示矢印D1 方向に回転されると、こ
のピニオン19とラック18が噛合しているので支持部
16が図示矢印C1 方向に摺動される。これにより、図
8(a)に示されるように、ラック18の上面が構造部
材に設けられたストッパ面23aに当接して停止するま
で支持部16は上昇する。したがって、支持部16に一
体的に取付けられた拡散板14も上昇し、図7(a)に
示されるように、リフレクタA11aの前面に配置され
る。
【0036】一方、切換モータ20の回転駆動によりピ
ニオン19が図示矢印D2 方向に回転されると、このピ
ニオン19とラック18が噛合しているので支持部16
が図示矢印C2 方向に摺動される。これにより、図8
(b)に示されるように、ラック18の下面が構造部材
に設けられたストッパ面23bに当接して停止するまで
支持部16が下降する。したがって、支持部16に一体
的に取付けられた拡散板14も下降し、図7(b)に示
されるように、リフレクタB11bの前面に配置され
る。
【0037】図1は、本実施の形態に於けるカメラの要
部の電気的構成を示すブロック図である。
【0038】図1に於いて、演算部25は、CPU等に
より構成されて、内部または外部に構成された図示され
ないメモリに記憶された動作プログラムに従って、当該
カメラ全体を制御するものである。
【0039】この演算部25には、ズームレンズの操作
を行うためのズームスイッチ(SW)26と、このカメ
ラがどのズーム状態にあるのかを検出するためのズーム
状態検出部27と、オートフォーカスにより移動される
レンズの状態を検出するフォーカス状態検出部28と、
フィルムの給送状態を検出するためのフィルム検出部2
9と、カメラの光学系のミラー、シャッタの状態を検出
するミラー、シヤッタ検出部30と、カメラのレリーズ
操作を行うためのレリーズスイッチ(SW)31とが接
続されている。
【0040】また、上記演算部25には、上述した2つ
の発光部A6a及び発光部B6bが、発光制御部32を
介して接続されている。更に、演算部25には、上述し
た拡散板14の配置を切換えるための切換モータ20
と、鏡胴部2内のズームレンズを駆動するためのズーム
モータ34と、撮影レンズを合焦位置に移動させるため
のフォーカスモータ35と、上記切換モータ20、ズー
ムモータ34及びフォーカスモータ35以外のカメラボ
ディ側の動作(例えば、ミラー、シャッタチャージ、フ
ィルム給送等)を行うシーケンスモータ36とが、モー
タ制御部33を介して接続される。
【0041】次に、図9のフローチャートを参照して、
本実施の形態の動作について説明する。
【0042】いま、撮影者がカメラの焦点距離をズーム
釦等により変更すると、その焦点距離に応じてストロボ
装置の発光部が選択される。
【0043】すなわち、ステップS1に於いて、ズーム
スイッチ26が操作されたことが検出される。ここで、
ズームアップ側にズームスイッチ26が操作された場合
はステップS2に移行し、ズームダウン側に操作された
場合はステップS6に移行する。
【0044】ステップS2では、ズームスイッチ26の
操作による現在のズームレンズの位置が確認され、テレ
端に達したか否かが判断される。ここで、ズームレンズ
がテレ端に達したならば本ルーチンを抜ける。一方、テ
レ端に達していなければ、ステップS3に移行して、ズ
ームモータ34の正転(ズームアップ方向)が続けられ
る。また、ステップS4にて、ズームモータ34の回転
量がカウントされる。
【0045】そして、ステップS5に於いて、ズームス
イッチ26によるズームアップが終了したか否かが判断
される。ここで、ズームアップが終了したならばステッ
プS10へ、まだズームアップが続けられているならば
上記ステップS2へ戻り、上述したステップS2〜S5
の処理が繰返される。
【0046】一方、ステップS6では、現在のズームレ
ンズの位置が確認され、ワイド端に達したか否かが判断
される。ここで、ズームレンズがワイド端に達したなら
ば本ルーチンを抜ける。一方、ワイド端に達していなけ
れば、ステップS7に移行して、ズームモータ34の逆
転(ズームダウン方向)が続けられる。また、ステップ
S8にて、ズームモータ34の回転量がカウントされ
る。
【0047】そして、ステップS9に於いて、ズームス
イッチ26によるズームダウンが終了したか否かが判断
される。ここで、ズームダウンが終了したならばステッ
プS10へ、まだズームダウンが続けられているならば
上記ステップS6へ戻り、上述したステップS6〜S9
の処理が繰返される。
【0048】次に、ステップS10に於いて、ズーム位
置の確認、すなわち焦点距離の確認が行われる。先ず、
このステップS10にて、焦点距離が70mm以上であ
るか否かが判断される。これは、図5及び図6に示され
るように、使用される発光部がリフレクタA11a側で
あるか否か、ということである。ここで、f=70mm
未満であればステップS11へ、f=70mm以上であ
ればステップS12へ移行する。
【0049】ステップS12では、焦点距離が100m
m以上であるか否かが判断される。これは、リフレクタ
A11aの前面に拡散板14が配置された状態で使用さ
れるのか否か、ということである。ここで、f=100
mm未満であればステップS16へ、f=100mm以
上であればステップS13へ移行する。
【0050】また、ステップS11では、同様に、焦点
距離が45mm以上であるか否かが判断される。これ
は、使用されるリフレクタがリフレクタB11bで、且
つ該リフレクタB11bの前面に拡散板14が配置され
るのか否か、ということである。ここで、f=45mm
未満であればステップS13へ、f=45mm以上であ
ればステップS16へ移行する。
【0051】ステップS13では、拡散板14の位置が
確認される。すなわち、このステップS13にて拡散板
14がリフレクタB11b側に存在していれば、本ルー
チンを抜ける。
【0052】また、上記ステップS13にて拡散板14
がリフレクタB11b側でない、すなわちリフレクタA
11a側であれば、ステップS14に移行して拡散板1
4をリフレクタB11b側へ移動させるべく、切換モー
タ20が逆転される。次いで、ステップS15にて、所
定量回転されて支持部16の一方の面がストッパ面に当
接して切換モータ20が停止された後、本ルーチンを抜
ける。
【0053】ステップS16では、拡散板14の位置が
確認される。すなわち、このステップS16にて拡散板
14がリフレクタB11b側に存在していれば、ステッ
プS17に移行して、拡散板14をリフレクタA11a
側に移動させるべく、切換モータ20が正転される。次
いで、ステップS18にて、所定量回転されて支持部1
6の上面がストッパ面23aに当接して切換モータ20
が停止される。これにより、拡散板14はリフレクタA
11a側に移動される。この後、本ルーチンを抜ける。
【0054】更に、上記ステップS16にて拡散板14
がリフレクタB11b側でない、すなわちリフレクタA
11aに存在していれば、本ルーチンを抜ける。
【0055】こうして、ある焦点距離に対して発光部が
4つの状態で準備され、撮影者のレリーズ操作によって
上述した4つの状態の中から適切な配光となる状態が選
択されて発光される。
【0056】また、上述した拡散板は、ホログラフを応
用した拡散角が任意に制御可能なシートで構成しても良
い。
【0057】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成を得ることができる。
【0058】(1) 第1の焦点距離に対応した第1の
配光範囲を有する第1のストロボ発光部と、上記第1の
焦点距離よりも短い第2の焦点距離に対応した第2の配
光範囲を有する第2のストロボ発光部と、上記第1若し
くは第2のストロボ発光部の前面に移動可能な拡散板
と、撮影光学系の焦点距離を検出する検出手段と、上記
拡散板を移動させる拡散板移動手段と、上記拡散板を上
記第1若しくは第2のストロボ発光部前面に移動させる
ために、検出された焦点距離に基いて上記拡散板移動手
段を制御する拡散板制御手段と、を具備したことを特徴
とするカメラ。
【0059】(2) 上記拡散板が上記ストロボ発光部
の前面に移動させられた際の配光は、上記拡散板がない
ときの配光よりも広角側をカバーすることを特徴とする
上記(1)に記載のカメラ。
【0060】(3) 異なる配光範囲を有する複数のス
トロボ発光部と、上記ストロボ発光部からの発光を拡散
させる拡散板と、上記拡散板を移動させる拡散板移動手
段と、上記複数のストロボ発光部の1つのストロボ発光
部前面に上記拡散板を移動させる拡散板制御手段と、を
具備したことを特徴とするカメラ。
【0061】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、エネル
ギーの効率が良く、且つ焦点距離に応じて配光範囲が容
易に変更可能で、装置が大型化することなく、操作性の
良いストロボ装置及びそれを使用するカメラを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に於けるカメラの要部
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施の形態に係るレンズ一体型の
一眼レフレックスカメラの外観を概略的に示したもの
で、(a)は正面図(b)は側面図である。
【図3】図2(a)に示されるA−A′線に沿った断面
図である。
【図4】ストロボ装置5の配光の概念図であり、(a)
はカメラの上下(垂直)方向のストロボ発光を示した
図、(b)はカメラの左右(水平)方向のストロボは以
降を示した図である。
【図5】発光部と撮影可能な範囲の関係を示した図であ
る。
【図6】全ズーム域に於けるズーム状態と使用する発光
部との関係を示した図である。
【図7】拡散板14の駆動機構の要部を示した斜視図で
あり、(a)はリフレクタA11aの前方に拡散板14
が配置された例を示した図、(b)はリフレクタB11
bの前方に拡散板14が配置された例を示した図であ
る。
【図8】拡散板14の駆動機構を説明するもので、
(a)は支持部16の上面がストッパ面23aに当接し
た状態を示した図、(b)は支持部16の下面がストッ
パ面23bに当接した状態を示した図である。
【図9】この発明の一実施の形態に於ける発光部選択の
動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラボディ、 2 鏡胴部、 3 グリップ部、 4 ファインダ部、 5 ストロボ装置、 6a 発光部A、 6b 発光部B、 9 ストロボケース、 10a キセノン(Xe)管A、 10b キセノン(Xe)管B、 11a リフレクタA、 11b リフレクタB、 13a カバーパネルA、 13b カバーパネルB、 14 拡散板、 16 支持部、 17 ガイドシャフト、 18 ラック、 19 ピニオン、 20 切換モータ、 21 ガイドピン、 23a、23b ストッパ面、 25 演算部、 26 ズームスイッチ(SW)、 27 ズーム状態検出部、 28 フォーカス状態検出部、 29 フィルム検出部、 30 ミラー、シヤッタ検出部、 31 レリーズスイッチ(SW)、 32 発光制御部、 33 モータ制御部、 34 ズームモータ、 35 フォーカスモータ、 36 シーケンスモータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる配光範囲を有する複数のストロボ
    発光部と、 ストロボ発光部の前面から別のストロボ発光部の前面に
    移動可能な拡散板と、 上記拡散板を移動させる拡散板移動手段と、 を具備したことを特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 上記ストロボ装置を使用するカメラであ
    って、 上記複数のストロボ発光部の中から発光させるストロボ
    発光部を決定すると共に、当該ストロボ発光部の前面に
    上記拡散板を移動させるか否かを決定する決定手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1に記範のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記決定手段は、カメラの焦点距離に基
    いてストロボ発光部に対する拡散板の位置及び発光させ
    るストロボ発光部を決定することを特徴とする請求項2
    に記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8233080B2 (en) 2008-05-19 2012-07-31 Nikon Corporation Electronic flash apparatus adjusting a light distribution field angle and camera provided with the same

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US8233080B2 (en) 2008-05-19 2012-07-31 Nikon Corporation Electronic flash apparatus adjusting a light distribution field angle and camera provided with the same

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