JPH04233528A - 配光可変ストロボ装置 - Google Patents

配光可変ストロボ装置

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JPH04233528A
JPH04233528A JP40924090A JP40924090A JPH04233528A JP H04233528 A JPH04233528 A JP H04233528A JP 40924090 A JP40924090 A JP 40924090A JP 40924090 A JP40924090 A JP 40924090A JP H04233528 A JPH04233528 A JP H04233528A
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light
light emitting
strobe
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Hiroshi Terada
洋志 寺田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配光可変ストロボ装置、
詳しくはストロボ装置の配光特性を可変することのでき
る配光可変ストロボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体照度があるレベルより
低い場合にストロボ装置を使用することが行われている
が、通常カメラ側より被写体に対して照射されるストロ
ボ配光は、撮影画角内にて均一な特性となるように設計
されている。そこで、従来のストロボ装置の配光特性を
以下に説明する。
【0003】図25は、従来より用いられているストロ
ボ装置における画面の長辺方向の配光特性で、横軸が撮
影レンズの光軸方向からの左右の角度を、縦軸がストロ
ボからの発光量を、それぞれ表わしている。なお、この
図25は、通常のフルサイズフィルムカメラ用の撮影レ
ンズの焦点距離40mmに対応したもので、画角内の片
側約25度迄均一な配光特性を有している。
【0004】さて、実際のストロボ撮影においては、主
要被写体が画角内に異なった距離で複数存在すると、ス
トロボ配光パターンが撮影画角内で均一になっているの
で、該被写体中の1点しか適正に露出することができな
かった。
【0005】そこで、より自然体に近い状態を得ること
が必要な場合には、複数のストロボを使用して多灯発光
したり、あるいはバウンス撮影を行ったりしていた。
【0006】この他に、一灯のストロボで、被写体のタ
イプによって画角内の配光を変化させるようにする手段
が、実公昭59−28416号や特公昭61−1902
1号に開示されている。これらの手段は、均一なパター
ンを有する発光体の前部に、ストロボ光透過範囲の一部
分に影響可能な液晶板等を配設するとともに、レリーズ
操作がされたら本発光の前に画面内に赤外光を投射して
近距離に被写体があるか否かを判断し、ある場合は液晶
を駆動してその部分のストロボ光を低下させることによ
り、配光を可変するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数のスト
ロボを使用したり、バウンス撮影を行うようにした上記
手段では、ストロボ発光装置の大型化や、複雑化を招く
ばかりでなく、撮影者が各被写体に最適なセッティング
を模索せねばならず、高度な熟練を必要とするから、一
部の熟練者にのみ可能で、一般のユーザが使いこなすの
は難しかった。
【0008】また、発光部の前部に配設された液晶部材
により配光を可変するようにした上記実公昭59−28
416号等に開示されている手段では、ストロボ装置と
は直接関連のない液晶部材や液晶制御装置を設ける必要
があった。更にこの手段では、液晶等により有効光線を
遮蔽することで配光特性を変化させているので、拡散お
よび発熱による損失が極めて大きく、所望の配光特性を
得られたとしても、ストロボからの発光量が大きく低下
してしまうという欠点も有していた。
【0009】その上、発光部は点光源ではないので、前
面を一部分遮蔽しても全体の配光への影響は小さく、配
光パターンの可変範囲は極めて限定されたものになって
しまう。
【0010】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、ストロボ内蔵カメラもしくはストロボ外付カメラに
おけるストロボ装置の配光パターンを、簡単な構成で変
化させることができる配光可変ストロボ装置を提供する
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の配光
可変ストロボ装置は、ストロボ内蔵式カメラもしくはカ
メラに取付け可能なストロボ装置において、撮影画角内
においてフル発光時に不均一な配光特性を有する第1の
発光部と、撮影画角内において上記第1の発光部の配光
特性と中心軸に対して略線対称となる不均一な配光特性
を有する第2の発光部と、上記第1,第2の発光部の発
光量をそれぞれ独立して制御可能な制御回路と、を具備
したことを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】以下、図示の実施例により本発明を説明する
。先ず、本発明の実施例を説明するのに先立って、本発
明に係る配光可変ストロボ装置の基本概念を説明すると
、発光量を独立に制御することのできる発光部を少なく
とも2個設け、それぞれの発光部の配光特性を、撮影画
角内の中心軸に対して略線対称な不均一な配光が得られ
るように、更に両発光部を同一光量で発光させた場合に
は画角内でほぼ均一な配光が得られるように、それぞれ
の発光部を設置したものである。
【0013】これを図4〜8により詳述すると、それぞ
れのストロボ発光部単独での配光特性は、図4(A),
(B) にそれぞれ示すように、撮影画角の一端で略最
大光量に、他端で最小光量に、それぞれなるよう設定さ
れており、且つ光軸すなわち図中の0度において、図4
(A)と図4(B)とが線対称となるようになっている
。但し、この配光パターンは説明上便宜的に三角形状で
示したが、実際には図5に示すようになるのは勿論であ
る。
【0014】次に、配光特性を変化させる場合について
図6,7を用いて説明すると、各ストロボ発光部は、前
述したように不均一な配光特性を有しているため、両ス
トロボの発光量を適宜制御すれば、図6に示すように左
側に重点をおいた配光パターンや、図7に示すように右
側に重点をおいた配光パターンを、それぞれ得ることが
できる。そして、上記配光パターンにおける左右の重点
度は、発光量比率を無段階に制御することにより、無段
階に設定することができる。
【0015】以上により、被写体に適した配光パターン
を簡便に得ることが可能になる。更に、各ストロボをそ
れぞれ最大光量で発光させれば、トータルの光量および
配光としては、図8に示すようになる。
【0016】以上が本発明の基本概念である。本発明は
、ストロボ内蔵カメラでも、カメラにストロボ装置を外
付けした場合でも、何れにも適用可能であるが、以下の
実施例の説明においてはストロボ内蔵カメラに本発明を
適用した例で説明する。
【0017】図9は、本発明の第1実施例を示す配光可
変ストロボ装置が内蔵されたカメラの斜視図で、レリー
ズ釦18を押下すると、測距、測光、露光、巻上が全自
動で行われるズームカメラで、それぞれの動作は既知の
技術により行われる。
【0018】ストロボ部10は本発明のポイントで、2
組の発光部を有している。このストロボ部10を、図に
おけるAA′矢視方向に断面とした際の内部構成を図1
に、また内部斜視図を図2に、それぞれ示す。
【0019】図1,2においてストロボパネル21側が
被写体側であり、内部には第1の反射傘22と第1の発
光管23からなる第1の発光部と、これらを概ね反転さ
せた関係にある第2の反射傘24と第2の発光管25か
らなる第2の発光部とが併設されている。
【0020】上記第1,第2の反射傘22,24の形状
は、一般的な楕円傘の一端に傘の深さと同一長程度の平
面部22a,24aをそれぞれ設けた形状で、これら各
平面部22a,24aの位置が線対称なので、前記図5
に示すような配光パターンが得られる。この配光パター
ンを概念的に表わすと、図3(A),(B) にそれぞ
れ示すようになり、両者は撮影光軸に対し概ね対称な関
係になる。なお、第1,第2の反射傘22,24や、第
1,第2の発光管23,25等は、不図示の部材により
、内部部材に固定,接続されていることはいうまでもな
い。
【0021】上記発光部の構成を要約すると、発光部を
形成する反射傘と発光管において、発光管の径方向にお
ける反射板の断面形状は概ね半楕円形状であり、その一
端にのみ楕円部の深さとほぼ等しい直線部を連続して有
する形状とし、2つの同一形状の反射板を対向させて配
設したものである。
【0022】また、上記発光部による配光パターンを要
約すると、撮影画面の長手方向に対して不均一性を有す
るものである。
【0023】図9に戻って、符号11は撮影レンズ、1
2,13は測距用のAF投光部とAF受光部、14はフ
ァインダー、17はズーミングをするためのズーム釦で
ある。また、15は後記図14で説明する配光パターン
を表示するための表示部で、切換部16を押下すること
により、イメージシーン15a,15b,15cが切換
えられるようになっている。
【0024】図10は、本実施例の回路構成を示すブロ
ック構成図で、第1の発光管23には、発光用のトリガ
トランスを有する第1のトリガ回路31と、発光エネル
ギ蓄積用の第1のメインコンデンサ32が、それぞれ接
続されている。また、第2の発光管25には、同様に第
2のトリガ回路33と第2のメインコンデンサ34がそ
れぞれ接続されている。
【0025】両リトガ回路31,33には、両発光管2
3,25の発光量を制御するトリガ信号制御回路35が
接続され、この制御回路35により両発光管23,25
の光量比率が制御されるようになっている。
【0026】このように構成された本実施例の動作を説
明すると、切換部16を押下しなければ標準的な配光パ
ターンで動作する。即ち、図11(A),(B) に示
すような複数の被写体2a,2b,…,2eがカメラ1
から略同一距離d1上にある場合には、レリーズ釦を押
下するだけで全体が適正露出となった写真が得られる。
【0027】しかし、図12(A),(B) に示すよ
うに、順次距離d1,d2,…,d5の異なる被写体2
f,2g,…,2jや、図13(A),(B) に示す
ように距離d2の背景2mと距離d1の人物2k,2d
のような被写体では、通常合焦している被写体のみが適
正露出になってしまう。
【0028】これを避けるため、本実施例では3種類の
配光パターンを設けている。即ち、撮影者が図12(A
),(B) や図13(A),(B) のようなシーン
を撮影する場合には、上記図9における切換部16を押
下することにより、図9,14に示す表示部15上で1
5aもしくは15cのイメージシーンを選択できるよう
に設定されている。
【0029】イメージシーン15aが選択されると、上
記図10におけるトリガ信号制御回路35が、予め決定
されている発光比率で発光制御を行う。即ち、レリーズ
釦が押下されると、第2の発光管25はほぼフル光量で
、また第1の発光管23はその数分の1の光量で、それ
ぞれ発光し、これによって前記図6に示したような配光
パターンが両発光管23,25のトータルとして得られ
る。同様に、イメージシーン15c,15bが選択され
ると、前記図7,図8に示したような配光パターンがそ
れぞれ得られる。
【0030】換言すれば、各発光部の光量の組み合わせ
を、操作部材である切換部16により少なくとも3通り
切換可能である。
【0031】上述したようにこの第1実施例によれば、
被写体に適した配光モードを選定するだけで、異なる距
離に位置する背景や複数の人物も適正に近い露出でスト
ロボ撮影することができる。
【0032】次に、本発明の第1実施例の応用例を図1
5〜18により説明する。上記実施例は、撮影画角が固
定されたカメラに本発明を適用した例であったが、この
応用はズームレンズ使用のカメラに本発明を適用したも
ので、ズーミング動作に連動してストロボ装置の配光特
性が変化すると共に、第1,第2の発光部の発光量をそ
れぞれ独立して制御することにより、主要被写体が画角
内の異なった距離に複数存在する場合にも、最適な配光
パターンを得るようになっている。そして、この応用例
においては、上記第1実施例と同じ構成部材には同じ符
号を付してその説明を省略する。
【0033】一般に、撮影レンズの焦点距離の変化に対
応してストロボの配光パターンを変化させるには、スト
ロボ発光部と、この前面に配設されたレンズやフレネル
レンズとの距離を相対的に変化させている。本応用例で
は、フレネルレンズを形成するストロボパネル221に
対し、不図示の連動部材により撮影レンズの変化に合わ
せて、発光部を移動させるように構成されており、図1
5がワイド相当状態、図17がテレ相当状態である。
【0034】図13において、第1の発光部を形成する
第1の発光管23と第1の反射傘22、および第2の発
光部を形成する第2の発光管25と第2の反射傘24は
、それぞれ独立にストロボ台226に固定されている。
【0035】また、ストロボパネル221は、内側にの
みフレネル形状を有する凸レンズ系である。そして、第
1,第2の発光管23,25には前記図10に示すトリ
ガ回路が接続されている。
【0036】このように構成された本応用例において、
図15に示すワイド状態にして両発光管23,25をフ
ル発光させると、図16に示す均一な配光パターンが得
られる。この図16にも示すように、それぞれの発光管
23,25が光軸に対し概ね対称な配光特性を有するこ
とは上記第1実施例と同じである。従って、この状態で
一方の発光管の発光エネルギを制御すれば、ワイド画角
に相当した不均一配光を得ることができる。
【0037】撮影レンズを使用者がテレ側にしようとし
た場合、前記図9に示すズーム釦17を操作すれば、撮
影ンズ系は不図示のズーム駆動系によりテレ側へ移動す
る。すると、ストロボ系も不図示の連動部材により移動
を行うので、ストロボパネル221とストロボ台226
の距離が順次変化し、テレ状態では図17に示す位置関
係となる。
【0038】この状態で両発光管23,25をフル発光
させると、図18に示すように、フレネルレンズの集光
効果により、配光の角度は狭いものの光量の大きい均一
配光を得ることができる。そして、一方の発光管の発光
量を制御することにより不均一配光を得られることは、
上記ワイド状態と全く同じである。
【0039】以上述べたように、本応用例によれば、ズ
ームレンズ使用のカメラに対しても、効率よく本発明を
適用することができる。
【0040】図19は、上記第1実施例における変形例
を示す第1,第2の発光部の要部断面図で、この変形例
が上記実施例と異なる点は、第1,第2の反射傘を一体
化したことで、この1つの反射傘52の中に2つの発光
管53,55が保持されている。ここで、反射傘52に
対し、第1の発光管53、第2の発光管55はそれぞれ
不図示の部材により反射傘52に接触しないよう保持さ
れている。他の構成は上記第1実施例と同等である。
【0041】上記変形例の構成を要約すると、発光部を
形成する反射板の底部を、同一形状の概ね半楕円を結像
面と平行な方向に併設、合成した形状となし、それぞれ
の楕円部の焦点近傍に発光管を配設したものである。
【0042】このように構成されたこの変形例において
、均一な配光、不均一な配光を得る方法は、上記第1実
施例と同じであるが、通常反射傘は導電部材により形成
されるため、上記構成に示したように、第1,第2の発
光管53,55と反射傘52を非接触とすることにより
、両発光管53,55の発光量を独立して制御すること
ができる。
【0043】上記変形例によれば、反射傘を一体化して
いるので、構成を簡略化できると共に、組立性も向上す
る。
【0044】次に、本発明の第2実施例を示す配光可変
ストロボ装置を図20〜23により説明する。上記第1
実施例並びにその応用例、変形例では、第1,第2の発
光部に撮影画角内での不均一な発光特性を付与する際、
2つの反射傘の曲面形状を変えていたのに対し、この第
2実施例では2つの反射傘の曲面形状は同一とし、反射
傘に対する発光管の相対位置を変えることにより行って
いる。そして、この第2実施例においては、上記第1実
施例と同じ構成部材には同じ符号を付して、その説明を
省略する。
【0045】この第2実施例の配光可変ストロボ装置が
内蔵されたカメラの斜視図を示す図20において、スト
ロボ部110以外は、上記第1実施例における図9と全
く同等の機能を有する。このストロボ部110の2つの
発光部は、図21の要部斜視図のようになっていて、そ
の断面BB′矢視図が図22に示されている。
【0046】図21に示すように、本実施例では、第1
の反射傘122と第2の反射傘124が上下方向に配設
されており、2つの反射傘122,124の曲面部形状
は同一である。
【0047】それぞれの反射傘122,124は、内部
に第1の発光管123、第2の発光管125を有するが
、反射傘に密着しておらず、図22に示すように、撮影
光軸に対し直交ではなく傾斜している。そして、上記第
1の反射傘122と第1の発光管123とで第1の発光
部が、また、第2の反射傘124と第2の発光管125
とで第2の発光部が、それぞれ形成されている。
【0048】そして、図22には第2の発光管125の
傾斜を示したが、図示しない第1の発光管123は、第
2の発光管125と光軸に対し反対方向へ同一角度傾斜
して配設されている。
【0049】また、両発光管123,125には、上記
第1実施例における図10に示すトリガ回路と同じ回路
が接続されている。
【0050】この第2実施例の構成を要約すると、それ
ぞれの発光部を形成する発光管の径方向断面形状が概ね
半楕円な反射板において、内包される発光管は一端が反
射板の底面付近に固着され、他端が間口付近に固着され
ており、且つ一方の発光部は同一構成の他方の発光部を
180度回転した関係に配設されたものである。
【0051】次に、このように構成された本実施例の動
作を説明すると、反射傘内部で傾斜した第1,第2の発
光管123,125を発光させたときの配光パターンは
、図23に示すように、第1の発光管123のフル発光
時曲線L1に、また第2の発光管125のフル発光時曲
線L2に、それぞれ示すような中心軸0に関して略線対
称の不均一配光特性が得られ、これらは上記第1実施例
と同じになる。そこで、両発光管123,125を共に
フル発光させた場合には図23の曲線L3に示すような
均一な配光パターンが得られ、何れか一方の発光管の発
光量を制御した場合には不均一な配光パターンを得るこ
とができる。
【0052】上記第2実施例によれば、2つの反射傘1
23,125の曲面形状は同一で、反射傘内部の発光管
を傾斜させることにより不均一な配光特性を得るように
したので、ストロボ部の奥行き寸法を小さくすることが
でき、且つ装置全体を小型化することが可能になる。
【0053】以上4種類の実例を説明したが、勿論本発
明はこれらに限定されたものではなく、例えば表示部1
5におけるイメージシーンの切換を上記図14に示す選
択方式ではなく、ダイヤルによる無段階式とすることも
可能である。
【0054】更に、配光パターンも両発光部が同一の光
量を発生したときに均一な配光特性になるのではなく、
前記図4,5における破線L3〜L5や、図24におけ
る破線L6,L7にそれぞれ示すように、中心部を若干
凹つまり中心部の発光量より周辺部の発光量を大きくし
、撮影レンズの周辺光量不足を補い、結像面の濃度が均
一となるように設定することも可能である。
【0055】換言すれば、各発光部の光量が同一なとき
、撮影画角内の配光パターンが凹形状を有し、撮影レン
ズを通過した後の結像面光量が均一となるよう、第1,
第2の発光部を配設したものである。
【0056】また、上記各実施例では、本発明をストロ
ボ内蔵カメラに適用した例で説明したが、ストロボ装置
を外付けしたカメラにおける外付ストロボにも本発明を
適用可能なこと勿論である。
【0057】以上述べたように本実施例によれば、互い
に不均一な配光特性を有する2つの発光部に、同一エネ
ルギーを入力したときのみ均一配光が得られるよう配設
したので、一部分の光束を遮蔽する手段や拡散する手段
を何ら設けることなく、発光部のエネルギー比率を制御
することのみで、偏ったピークを持った配光パターンを
得ることができる。
【0058】従って、撮影状況に合わせ、被写体距離の
異なる複数の被写体を適正露出とする撮影が、エネルギ
ー損失も少なく容易に実現可能になる。また、配光のパ
ターンは撮影者により随時切換可能なため、主要な被写
体側の配光のみを強調するスポット照明的な撮影を行う
こともできる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、スト
ロボ発光部に第1,第2の発光部を設け、第2の発光部
の不均一な配光特性を第1の発光部の不均一な配光特性
と中心軸に対して略線対称となるように設定したので、
配光可変ストロボ装置からの配光パターンを、第1,第
2の発光部の発光量比率を変えるだけの簡単な構成で可
変できるという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す配光可変ストロボ装
置におけるストロボ部の要部断面図。
【図2】上記図1におけるストロボ発光部の斜視図。
【図3】上記図1における各発光部の配光パターンを示
す線図。
【図4】ストロボ発光部単独での配光特性を説明上便宜
的に示す線図。
【図5】図4における実際の配光特性を示す線図。
【図6】両ストロボ発光部の発光量を左側ストロボに重
点に置いた配光パターンの線図。
【図7】両ストロボ発光部の発光量を右側ストロボに重
点に置いた配光パターンの線図。
【図8】各ストロボ装置を最大光量で発光させたときの
トータル光量を示す線図。
【図9】本発明の第1実施例を示す配光可変ストロボ装
置が内蔵されたカメラの斜視図。
【図10】この第1実施例における回路構成を示すブロ
ック構成図。
【図11】複数の被写体が同一距離にあるときの構図。
【図12】複数の被写体が異なる距離にあるときの構図
【図13】複数の被写体が異なる距離にあるときの構図
【図14】上記図9における表示部上のイメージシーン
を示す図。
【図15】上記第1実施例の応用例におけるワイド位置
でのストロボ発光部の要部断面図。
【図16】上記図15における配光特性を示す線図。
【図17】上記応用例におけるテレ位置でのストロボ発
光部の要部断面図。
【図18】上記図17における配光特性を示す線図。
【図19】上記第1実施例の変形例におけるストロボ発
光部の要部断面図。
【図20】本発明の第2実施例を示す配光可変ストロボ
装置が内蔵されたカメラの斜視図。
【図21】上記図20におけるストロボ発光部の斜視図
【図22】上記図21における断面BB′矢視図。
【図23】上記図21における配光特性を示す図。
【図24】撮影レンズを通過した後の結像面光量が均一
になるように、撮影画角内の配光特性を凹形状にしたと
きの配光パターンを示す図。
【図25】従来のストロボ装置における画面の長辺方向
の配光特性を示す線図。
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストロボ内蔵式カメラもしくはカメラに取
    付け可能なストロボ装置において、撮影画角内において
    フル発光時に不均一な配光特性を有する第1の発光部と
    、撮影画角内において上記第1の発光部の配光特性と中
    心軸に対して略線対称となる不均一な配光特性を有する
    第2の発光部と、上記第1,第2の発光部の発光量をそ
    れぞれ独立して制御可能な制御回路と、を具備したこと
    を特徴とする配光可変ストロボ装置。
JP40924090A 1990-12-28 1990-12-28 配光可変ストロボ装置 Expired - Fee Related JP2970878B2 (ja)

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