JP2000205725A - 電気冷蔵庫の制御装置および制御方法 - Google Patents

電気冷蔵庫の制御装置および制御方法

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JP2000205725A
JP2000205725A JP11010856A JP1085699A JP2000205725A JP 2000205725 A JP2000205725 A JP 2000205725A JP 11010856 A JP11010856 A JP 11010856A JP 1085699 A JP1085699 A JP 1085699A JP 2000205725 A JP2000205725 A JP 2000205725A
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Tomoyuki Kuroda
智之 黒田
Shuji Sawano
修二 澤野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機又はインバータ部の異常表示と故障診
断結果の表示とを同一個所、できれば冷蔵庫の正面側か
ら確認することができる個所に表示すること。 【解決手段】 圧縮機7またはインバータ部5の異常が
検知されると、インバータ部5のマイクロコンピュータ
51は、その検知された異常内容に応じて、たとえば、
パルス数によって規定されるパターン信号50に変更
し、それを送信部6のホトカプラ63を介して制御部4
のマイクロコンピュータ41に送信し、マイクロコンピ
ュータ41はパターン信号50を受け取り、それを解読
して圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40を取
得するとともに、故障診断を行い、圧縮機7またはイン
バータ部5の異常内容40と故障診断結果49とに基づ
く情報を操作パネル2の表示部21に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気冷蔵庫の制御
装置および制御方法に関し、特に電気冷蔵庫の異常発生
時や故障診断時の処理を行う制御装置および制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5は、それぞれ一般的な電
気冷蔵庫の概略構成を示す模式図および回路構成を示す
制御ブロック図である。電気冷蔵庫(以下、冷蔵庫とす
る)1は、たとえば、その下部に圧縮機11、その背面
側に制御基板12、およびその上部にブザー装置13を
それぞれ有しており、また庫内に自動製氷機14および
操作パネル15を備えている。制御基板12は、冷蔵庫
本体10の背面の蓋を開けると確認され、取り扱われ得
る。一方、操作パネル15は、冷蔵庫本体10の扉16
を開けると確認され、取り扱われ得る。
【0003】操作パネル15は、故障診断の結果および
製氷機テストの結果を表示するための表示部151、庫
内温度を調節するための温度設定部152、および製氷
機テスト処理の開始操作を行うための製氷機テスト入力
部153を備えている。この製氷機テスト入力部153
は、故障診断処理の開始操作を行うための故障診断開始
入力部を兼ねている。
【0004】制御基板12は、制御部17、非絶縁形の
インバータ部18、および制御部17とインバータ部1
8との間で信号の授受を行うための送信部19を備えて
いる。制御部17は、マイクロコンピュータ171、お
よび庫内温度を検出する庫内温度検出部172を備えて
いる。インバータ部18は、マイクロコンピュータ18
1、圧縮機11に電力を供給するインバータ発生部18
2、圧縮機11の運転状態を監視するためにインバータ
発生部182の供給電力を検出する回転数検出部18
3、および圧縮機11に発生した異常の内容を表示する
ための故障表示部184を備えている。
【0005】送信部19は、3個のホトカプラ191,
192,193を備えている。そのうちの2個のホトカ
プラ191,192は、制御部17のマイクロコンピュ
ータ171からインバータ部18のマイクロコンピュー
タ181に運転司令を送信するためのものである。残り
の1個のホトカプラ193は、インバータ部18のマイ
クロコンピュータ181から制御部17のマイクロコン
ピュータ171に、圧縮機11の異常発生を知らせる信
号を送信するためのものである。
【0006】ここで、運転司令とは、圧縮機11の運転
状態を高速、中速、低速または停止の何れに設定または
変更するかを指示する命令のことである。
【0007】ブザー装置13は、ブザー基板131を有
する。マイクロコンピュータ171は、表示部151、
温度設定部152、製氷機テスト入力部153、ブザー
基板131、庫内温度検出部172およびホトカプラ1
91,192,193に接続されている。一方、マイク
ロコンピュータ181は、3個のホトカプラ191,1
92,193、インバータ発生部182、回転数検出部
183および故障表示部184に接続されている。
【0008】つぎに、冷蔵庫1の作用について説明す
る。図6は、冷蔵庫1が正常に動作をしている時の制御
を示すフローチャートである。まず制御部17のマイク
ロコンピュータ171は、庫内温度検出部172により
検出された庫内温度と、ユーザが操作パネル15の温度
設定部152において設定した温度とを比較し(ステッ
プS1)、その比較結果に基づいて圧縮機11を高速運
転、中速運転、低速運転または運転停止の何れのパター
ンで動作させるかを決定する(ステップS2)。
【0009】たとえば、庫内温度が設定温度よりも著し
く高い場合には、圧縮機11の運転パターンを高速運転
とし、庫内温度の方が少し高い場合には中速運転とし、
略同じ温度である場合には低速運転とし、庫内温度が設
定温度よりも低い場合には運転を停止する。
【0010】運転パターンが決定したら、マイクロコン
ピュータ171は、その運転司令を2ビットの信号に符
号化し、送信部19のホトカプラ191,192を介し
てインバータ部18のマイクロコンピュータ181に送
信する(ステップS3)。ホトカプラ191,192
は、光伝達により絶縁を取っている(ホトカプラ193
も同様である)。
【0011】ここまでの制御は、制御部17のマイクロ
コンピュータ171により行われる。これ以降説明する
制御は、インバータ部18のマイクロコンピュータ18
1により行われる。
【0012】インバータ部18において、マイクロコン
ピュータ181は、制御部17のマイクロコンピュータ
171から送られてきた運転司令の信号を受信し、それ
を復号化して運転司令を取得するとともに(ステップS
4)、圧縮機11の現在の状態を回転数検出部183か
ら取得する(ステップS5)。
【0013】圧縮機11が停止している時に運転司令が
高速運転、中速運転および低速運転の何れかである場合
には(ステップS6)、マイクロコンピュータ181
は、起動シーケンスを実行して圧縮機11を起動する
(ステップS7)。回転数検出部183は、圧縮機11
の運転状態を検出し、その検出結果に基づいてマイクロ
コンピュータ181は、インバータ発生部182をフィ
ードバック制御することにより圧縮機11の回転数を補
正し(ステップS8)、処理を終了する。
【0014】ステップS6で、圧縮機11が停止してい
る時に運転司令が停止である場合には、ステップS8へ
進んで圧縮11の回転数がゼロであること、あるいはゼ
ロになったことを確認し、処理を終了する。
【0015】一方、ステップS5で圧縮機11が運転中
であり、かつ運転司令が停止である場合には(ステップ
S9)、マイクロコンピュータ181は、インバータ発
生部182を制御して圧縮機11を停止させ(ステップ
S10)、そしてステップS8へ進んで圧縮11の回転
数がゼロになったことを確認し、処理を終了する。
【0016】ステップS9で、運転司令が高速運転、中
速運転および低速運転の何れかである場合には、ステッ
プS8へ進んで運転司令に対応する運転状態になるよう
に圧縮11の回転数の補正を行い、終了する。
【0017】図7は、冷蔵庫1の故障診断時の制御を示
すフローチャートである。制御部17からの運転司令が
停止から高速運転、中速運転および低速運転の何れかに
切り変わり、停止中の圧縮機11が起動シーケンスに従
って起動された時、回転数検出部183は圧縮機11の
運転状態を検出し、その検出結果に基づいてインバータ
部18のマイクロコンピュータ181は、圧縮機11の
回転数が正常であることを確認する(ステップS1
1)。
【0018】圧縮機11に異常がある場合には、マイク
ロコンピュータ181は、インバータ発生部182を制
御して圧縮機11を直ちに停止させる(ステップS1
2)。そして、マイクロコンピュータ181は、送信部
19のホトカプラ193を制御して制御部17のマイク
ロコンピュータ171に異常発生信号を送信するととも
に、発生した異常内容に対応する表示信号を生成し、そ
れを故障表示部184に送り(ステップS13)、故障
表示部184に異常内容に対応した表示を行わせる(ス
テップ14)。なお異常発生信号は、制御部17に異常
の発生を知らせるだけの単なる2値信号であり、異常内
容までも知らせるものではない。
【0019】ここまでの制御は、インバータ部18のマ
イクロコンピュータ181により行われる。これ以降説
明する制御は、制御部17のマイクロコンピュータ17
1により行われる。
【0020】制御部17において、マクロコンピュータ
171は、マイクロコンピュータ181から送られてき
た異常発生信号を受信すると(ステップS15)、運転
司令を停止に切り替える(ステップS16)。それによ
って圧縮機11は、図6のステップS5,S9,S1
0,S8に従って停止する。
【0021】冷蔵庫1の故障診断は、ユーザ等(修理等
を行う技術者を含む)が操作パネル15の製氷機テスト
入力部153から診断開始を入力した場合に行われる。
圧縮機11が異常停止すると、庫内が冷えなくなるの
で、ユーザ等は故障診断を行う。
【0022】マイクロコンピュータ181は、製氷機テ
スト入力部153から診断開始信号を受け取ると(ステ
ップS17)、庫内温度検出部172および自動製氷機
6に対して故障診断を行う(ステップS18)。異常が
ある場合には(ステップS19)、マイクロコンピュー
タ181は、その異常内容に対応する表示信号を生成
し、それを表示部151に送り、そこで異常内容に対応
した表示を行わせ(ステップ20)、処理を終了する。
【0023】ステップS11で、圧縮機11の回転数が
正常である場合には、上記ステップS12,S13,1
4をスキップする。またステップS15で、制御部17
のマクロコンピュータ171に異常発生信号が送られて
きていない場合には、ステップS17に進み、製氷機テ
スト入力部153から診断開始信号が入力されたか否か
を判断する。診断開始信号が入力されていない場合に
は、処理を終了する。また、ステップS19で故障診断
を行った結果、異常がなかった場合には、処理を終了す
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷蔵庫1では、圧縮機11の異常は故障表示部184に
表示され、それを冷蔵庫本体10の背面側から確認しな
ければならず、一方庫内温度検出部172および自動製
氷機6に対する故障診断結果は庫内に設けられた表示部
151に表示されるので、冷蔵庫1の修理を行う際には
前記2ヶ所の表示部184,151を確認しながら行わ
なければならず、作業性が悪いという欠点がある。
【0025】また、通常冷蔵庫1は、その背面を部屋の
壁面に僅かに隙間をあけて、あるいは隙間をあけずに沿
わせて配置されるので、故障表示部184を確認するに
は、冷蔵庫1を動かす必要があるが、冷蔵庫自体が重い
のに加えて、庫内に収納されている種々の物も比較的重
い物が多いため、移動させるのが重労働であるという欠
点もある。
【0026】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、圧縮機の異常表示や故障診断結果の表示
を同一個所で表示し、できれば冷蔵庫の正面側から確認
することができる電気冷蔵庫の制御装置を得ることを目
的とする。
【0027】また、本発明は、圧縮機の異常表示や故障
診断結果の表示を同一個所で表示するための電気冷蔵庫
の制御方法を得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、圧縮機と、圧縮機または圧縮機に電力を
供給するインバータ部の異常を検知する検知部と、検知
した異常内容に応じたパターン信号を生成する第1の制
御部と、パターン信号を第2の制御部に送信する送信部
と、パターン信号を受け取って圧縮機またはインバータ
部の異常内容を解読するとともに、故障診断を行う第2
の制御部と、解読された異常内容および故障診断結果に
基づく情報を表示する表示部と、を具備する。
【0029】この発明によれば、検知部により圧縮機ま
たはインバータ部の異常が検知されると、第1の制御部
は、その検知された異常内容に応じたパターン信号を生
成し、それを送信部を介して第2の制御部に送信し、一
方パターン信号を受け取った第2の制御部は、圧縮機ま
たはインバータ部の異常内容を解読するとともに、故障
診断を行い、圧縮機またはインバータ部の異常内容と故
障診断結果とに基づく情報を表示部に表示する。
【0030】また、上記目的を達成するため、本発明
は、少なくとも二つの制御部を有する電気冷蔵庫を制御
するにあたり、圧縮機または圧縮機に電力を供給するイ
ンバータ部の異常を検知する工程と、第1の制御部に
て、検知された異常内容に応じたパターン信号を生成す
る工程と、第1の制御部から第2の制御部にパターン信
号を送信する工程と、第2の制御部にて、パターン信号
を受け取って圧縮機またはインバータ部の異常内容を解
読する工程と、第2の制御部にて故障診断を行う工程
と、解読された異常内容および故障診断結果に基づく情
報を表示する工程と、を含む。
【0031】この発明によれば、圧縮機またはインバー
タ部の異常を検知すると、第1の制御部は、その検知さ
れた異常内容に応じたパターン信号を生成し、それを第
2の制御部に送信し、一方第2の制御部は、受け取った
パターン信号を解読して圧縮機またはインバータ部の異
常内容を取得し、また故障診断を行い、圧縮機またはイ
ンバータ部の異常内容と故障診断結果とに基づく情報を
表示部に表示する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にか
かる冷蔵庫について説明する。なお冷蔵庫の概略構成
は、図4に示す一般的な冷蔵庫と同様であるため、説明
を省略する。
【0033】図1は、本発明の実施の形態にかかる冷蔵
庫の回路構成を示す制御ブロック図である。冷蔵庫は、
表示部21と温度設定部22と製氷機テスト入力部23
とを備えた操作パネル2、制御部4とインバータ部5と
送信部6とを備えた制御基板3、圧縮機7、およびブザ
ー基板8を備えている。制御部4は、第2の制御部であ
るマイクロコンピュータ41と庫内温度検出部42とを
備えており、インバータ部5は、第1の制御部であるマ
イクロコンピュータ51とインバータ発生部52と検知
部である回転数検出部53とを備えており、送信部6
は、3個のホトカプラ61,62,63を備えている。
【0034】表示部21は、圧縮機7またはインバータ
部5の異常内容および故障診断結果に基づく情報を表示
し、特に限定しないが、たとえば、冷蔵庫の正面側から
確認することができる位置(庫内でも庫外でもよい)に
設けられている。
【0035】従って、本実施の形態では、表示部21に
おいて圧縮機7またはインバータ部5の異常内容の情報
が表示されるので、従来インバータ部内に設けられてい
た故障表示部(図5参照)は設けられていない。なお表
示部21の他に、インバータ部5内に故障表示部を設け
てもよいのは勿論である。
【0036】マイクロコンピュータ51は、圧縮機7ま
たはインバータ部5に異常が発生すると、その異常内容
に対応したパターン信号50を生成し、ホトカプラ63
に出力する。ホトカプラ63は、マイクロコンピュータ
51からマイクロコンピュータ41にパターン信号50
を送信する。
【0037】マイクロコンピュータ41は、マイクロコ
ンピュータ51から受け取ったパターン信号50を解読
して、圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40を
取得する。またマイクロコンピュータ41は、従来通り
故障診断も行う。そしてマイクロコンピュータ41は、
圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40および故
障診断結果49を表示部21に送信する。
【0038】温度設定部22、製氷機テスト入力部2
3、庫内温度検出部42、インバータ発生部52、回転
数検出部53、制御部4のマイクロコンピュータ41か
らインバータ部5のマイクロコンピュータ51に運転司
令を送信するための2個のホトカプラ61,62、圧縮
機7およびブザー基板8は、それぞれ図5に関連して説
明した従来の温度設定部152、製氷機テスト入力部1
53、庫内温度検出部172、インバータ発生部18
2、回転数検出部183、ホトカプラ191,192、
圧縮機11およびブザー基板131と同様であるので、
説明を省略する。
【0039】つぎに、冷蔵庫の作用について説明する
が、停止中または運転中の圧縮機7を運転または停止さ
せる場合の制御については図6に示す従来の制御と同じ
であるので、説明を省略する。
【0040】図2は、本実施の形態における故障診断時
の制御を示すフローチャートである。制御部4からの運
転司令が停止から高速運転、中速運転および低速運転の
何れかに切り変わり、停止中の圧縮機7が起動シーケン
スに従って起動された時(または所定時間おき、または
常時)、回転数検出部53は圧縮機7の運転状態を検出
する。そして、その検出結果に基づいてインバータ部5
のマイクロコンピュータ51は、インバータ部5の動作
が正常である、すなわち「異常なし」であることを確認
し、それを、異常なしに対応する所定のパルスパターン
の信号、すなわちパターン信号50に変換する。
【0041】また、圧縮機7を起動したにもかかわらず
回転数検出部53が動作しない場合(これを「圧縮機起
動異常」とする)、インバータ出力を実行したにもかか
わらず回転数検出部53に規定の信号が入力されない場
合(これを「インバータ発生部異常」とする)、圧縮機
7の運転中に回転数検出部53で検出された圧縮機7の
回転数が所定の範囲(30rps〜70rps)内に納
まらない場合(これを「圧縮機回転数異常」とする)に
は、マイクロコンピュータ51は、それぞれに対応する
所定のパターン信号50に変換する(ステップS10
1)。
【0042】ここで、図3にパターン信号50の一例を
示す。特に限定しないが、図示例ではパターン信号50
はパルス数で規定されており、たとえば、「異常なし」
の場合にはパルス数がゼロ、すなわちパルスを送信せ
ず、「圧縮機起動異常」の場合にはパルス数が1であ
り、「インバータ発生部異常」の場合にはパルス数が2
であり、「圧縮機回転数異常」の場合にはパルス数が3
である。
【0043】図2に戻り、マイクロコンピュータ51
は、送信部6のホトカプラ63を制御して制御部4のマ
イクロコンピュータ41にパターン信号50を送信する
(ステップS102)。
【0044】ここまでの制御は、インバータ部5のマイ
クロコンピュータ51により行われる。これ以降説明す
る制御は、制御部4のマイクロコンピュータ41により
行われる。
【0045】制御部4において、マクロコンピュータ4
1は、マイクロコンピュータ51から送られてきたパタ
ーン信号50を受信すると(ステップS103)、それ
を解読して圧縮機7またはインバータ部5の故障内容4
0を取得し、それをマイクロコンピュータ41内のラン
ダムアクセスメモリ(RAM)に記憶する(ステップS
104)。なおこのRAMは、図1では省略されてい
る。
【0046】たとえば、図3に示す例によれば、パター
ン信号50の解読により得られる圧縮機7またはインバ
ータ部5の故障内容40は、パターン信号50のパルス
数がゼロの時には「異常なし」、1の時には「圧縮機起
動異常」、2の時には「インバータ発生部異常」、3の
時には「圧縮機回転数異常」である。これらをたとえ
ば、2ビットの2値化信号で表し、「異常なし」を「0
0」、「圧縮機起動異常」を「01」、「インバータ発
生部異常」を「10」、「圧縮機回転数異常」を「1
1」とし、その2ビットの信号をRAMに記憶する。
【0047】そして、ユーザ等が操作パネル2の製氷機
テスト入力部23から診断開始を入力すると、制御部4
のマイクロコンピュータ41は、庫内温度検出部42お
よび自動製氷機に対して故障診断を行い、その結果49
をマイクロコンピュータ41内の前記RAMに記憶する
(ステップS105)。
【0048】続いて、マイクロコンピュータ41は、R
AMに記憶された二つの診断結果、すなわち圧縮機7ま
たはインバータ部5の異常内容40と自動製氷機の故障
診断結果49とに基づき、操作パネル5の表示部21に
表示させるパターンを決定し(ステップS106)、表
示部221を制御して前記二つの診断結果を知らせる内
容を表示させ(ステップS107)、処理を終了する。
またステップS105で、ユーザ等が製氷機テスト入力
部23から診断開始を入力しない場合には、処理を終了
する。
【0049】上記実施の形態によれば、圧縮機起動異
常、インバータ発生部異常または圧縮機回転数異常の何
れかが検知されると、インバータ部5のマイクロコンピ
ュータ51は、その検知された異常内容に応じたパター
ン信号50に変更し、それを送信部6のホトカプラ63
を介して制御部4のマイクロコンピュータ41に送信
し、マイクロコンピュータ41はパターン信号50を受
け取り、それを解読して圧縮機7またはインバータ部5
の異常内容40を取得するとともに、故障診断を行い、
圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40と故障診
断結果49とに基づく情報を操作パネル2の表示部21
に表示するため、圧縮機7またはインバータ部5の異常
内容40の表示と故障診断結果49の表示とを同一の表
示部21に表示することができる。
【0050】そして、上記実施の形態において表示部2
1が冷蔵庫の正面側から確認できる場所にあれば、圧縮
機7またはインバータ部5の異常内容40の表示と故障
診断結果49の表示とを冷蔵庫の正面側から確認するこ
とができる。
【0051】以上において本発明は、パターン信号50
をパルス長で規定してもよい。たとえば、パルス長を
「異常なし」の場合にはゼロ(すなわちパルスを送信し
ない)、「圧縮機起動異常」の場合には1μ秒、「イン
バータ発生部異常」の場合には2μ秒、「圧縮機回転数
異常」の場合には3μ秒としてもよい。
【0052】また、冷蔵庫の電源が投入されたことを検
出し、その電源投入時に圧縮機7やインバータ部5の故
障診断と、自動製氷機の故障診断を自動的に開始し、二
つの診断結果を表示部21に表示するようにしてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明にかかる
制御装置によれば、検知部により圧縮機またはインバー
タ部の異常が検知されると、第1の制御部は、その検知
された異常内容に応じたパターン信号を生成し、それを
送信部を介して第2の制御部に送信し、一方パターン信
号を受け取った第2の制御部は、圧縮機またはインバー
タ部の異常内容を解読するとともに、故障診断を行い、
圧縮機またはインバータ部の異常内容と故障診断結果と
に基づく情報を表示部に表示するため、圧縮機またはイ
ンバータ部の異常表示と故障診断結果の表示とを同一個
所で表示することができる。表示部が冷蔵庫の正面側か
ら確認できる場所にあれば、圧縮機またはインバータ部
の異常表示と故障診断結果の表示とを冷蔵庫の正面側か
ら確認することができる。
【0054】また、本発明にかかる制御方法によれば、
圧縮機またはインバータ部の異常を検知すると、第1の
制御部は、その検知された異常内容に応じたパターン信
号を生成し、それを第2の制御部に送信し、一方第2の
制御部は、受け取ったパターン信号を解読して圧縮機ま
たはインバータ部の異常内容を取得し、また故障診断を
行い、圧縮機またはインバータ部の異常内容と故障診断
結果とに基づく情報を表示部に表示するため、圧縮機ま
たはインバータ部の異常表示と故障診断結果の表示とを
同一個所で表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる冷蔵庫の回路構
成を示す制御ブロック図である。
【図2】 本実施の形態における故障診断時の制御を示
すフローチャートである。
【図3】 本実施の形態におけるパターン信号の一例を
示す図表である。
【図4】 一般的な電気冷蔵庫の概略構成を示す模式図
である。
【図5】 一般的な電気冷蔵庫の回路構成を示す制御ブ
ロック図である。
【図6】 冷蔵庫1が正常に動作をしている時の制御を
示すフローチャートその図である。
【図7】 冷蔵庫1の故障診断時の制御を示すフローチ
ャートその図である。
【符号の説明】
2 操作パネル、21 表示部、4 制御部、41 マ
イクロコンピュータ(第2の制御部)、5 インバータ
部、51 マイクロコンピュータ(第1の制御部)、5
3 回転数検出部(検知部)、6 送信部、7 圧縮
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤野 修二 愛知県名古屋市北区東大曽根町上五丁目 1071番地三菱電機メカトロニクスソフトウ エア株式会社内 (72)発明者 杉本 泰彦 愛知県名古屋市北区東大曽根町上五丁目 1071番地三菱電機メカトロニクスソフトウ エア株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 LA06 LA18 MA02 NA19 PA02 PA03 PA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、 圧縮機または圧縮機に電力を供給するインバータ部の異
    常を検知する検知部と、 検知した異常内容に応じたパターン信号を生成する第1
    の制御部と、 パターン信号を第2の制御部に送信する送信部と、 パターン信号を受け取って圧縮機またはインバータ部の
    異常内容を解読するとともに、故障診断を行う第2の制
    御部と、 解読された異常内容および故障診断結果に基づく情報を
    表示する表示部と、 を具備することを特徴とする電気冷蔵庫の制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも二つの制御部を有する電気冷
    蔵庫を制御するにあたり、 圧縮機または圧縮機に電力を供給するインバータ部の異
    常を検知する工程と、 第1の制御部にて、検知された異常内容に応じたパター
    ン信号を生成する工程と、 第1の制御部から第2の制御部にパターン信号を送信す
    る工程と、 第2の制御部にて、パターン信号を受け取って圧縮機ま
    たはインバータ部の異常内容を解読する工程と、 第2の制御部にて故障診断を行う工程と、 解読された異常内容および故障診断結果に基づく情報を
    表示する工程と、 を含むことを特徴とする電気冷蔵庫の制御方法。
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