JP2000205513A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2000205513A
JP2000205513A JP11007041A JP704199A JP2000205513A JP 2000205513 A JP2000205513 A JP 2000205513A JP 11007041 A JP11007041 A JP 11007041A JP 704199 A JP704199 A JP 704199A JP 2000205513 A JP2000205513 A JP 2000205513A
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JP
Japan
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combustion
primary
air
secondary air
primary air
Prior art date
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Pending
Application number
JP11007041A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okada
弘 岡田
Seiji Kawaguchi
清司 川口
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼筒2内に旋回流を発生させて排気エミッ
ションを低減させる技術が知られているが、燃焼量が大
きい場合は大きな火炎を生じさせる必要があり、燃焼筒
2を大型化する必要があった。 【解決手段】 制御手段13によって、1次エアポンプ
4と2次エアポンプ10とを独立制御可能に設け、燃焼
量が低い場合における1次空気と2次空気の割合より
も、燃焼量が高い場合における1次空気と2次空気の割
合のほうが、2次空気供給量の割合を大きくする。これ
によって、燃焼量が大きい場合でも、火炎形成に空間を
必要とする1次火炎を小さくできる。そして、気化燃料
の2次燃焼は比較的小さな空間で燃焼可能であるため、
結果的に燃焼筒2を小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体燃料を燃焼さ
せる燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気エミッション(HC、CO)を低減
させる技術として、特開平10−220711号公報に
開示された技術が知られている。この技術は、燃焼筒内
に燃焼空気による旋回流を生じさせるもので、噴霧燃料
と燃焼空気の混合性を向上させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に開
示される技術では、燃焼量が大きい場合でも排気エミッ
ションを低減させようとすると、大きな燃焼筒内で大き
な火炎を生じさせる必要があり、結果的に燃焼装置が大
型化する不具合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、燃焼量が大きい場合であっても小
型化が可能な燃焼装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1の手段〕燃焼
量が大きい場合でも、比較的少ない1次空気で1次燃焼
を行う。これによって、空間を必要とする火炎が小さく
形成される。そして、1次燃焼で燃焼しなかった燃料
は、気化した状態になる。この気化燃料による燃焼は、
火炎形状を必要としないため、比較的小さい空間内で燃
焼できる。このように、燃焼量が大きい場合に2次空気
量の割合を高めることによって、燃焼部の空間を小さく
でき、結果的に燃焼装置を小型化できる。
【0006】〔請求項2、3の手段〕1次空気の旋回流
(1次燃焼の旋回流)に対して2次空気がぶつかること
により、未燃焼の燃料と2次空気の混合性が向上し、排
気エミッションを低減できる。
【0007】〔請求項4の手段〕1次空気供給部と2次
空気供給部とが、多数の貫通孔を備えるプレートで仕切
られたことにより、1次火炎がプレートの下流側に形成
され、燃料噴射弁が配置される1次空気供給部側の温度
の上昇を抑えることができる。このように、1次空気供
給部側の温度の上昇が抑えられるため、燃焼による高い
温度から燃料噴射弁を保護することができ、燃料噴射弁
の耐久性を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、2つの実
施例と変形例を用いて説明する。 〔第1実施例〕燃焼装置の概略を図1を用いて説明す
る。この実施例に示す燃焼装置は、自動車部品を加熱し
て暖機の促進を行うもので、軽油を燃焼するように設け
られている。
【0009】この燃焼装置は、燃料タンク1Aから燃料
ポンプ1Bによって高圧供給された液体燃料を噴霧する
電磁式燃料噴射弁(以下、インジェクタ1)を備え、こ
のインジェクタ1より噴霧された燃料の燃焼を行うもの
である。このインジェクタ1は、中心軸からある角度
(30〜50度)を持って燃料を噴射できる複数の噴射
孔を備える。このインジェクタ1から噴射された燃料が
到達する部分にスパーク部3Aが配置されるように、ス
パークプラグ3が燃焼筒2の側壁に固定されている。
【0010】1次エアポンプ4(1次空気供給手段に相
当する)に接続する燃焼空気導入口5を設けたフランジ
6は、半容器体である燃焼筒2の開口縁と衝合し、フラ
ンジ6の燃焼空気導入口5の中心部にはインジェクタ1
が固定されている。この実施例におけるインジェクタ1
は、図2に示す周知構造のものを採用している。また、
燃焼空気導入口5には、1次空気を旋回供給し、噴霧燃
料と1次空気の混合性を向上させる手段を採用してい
る。この1次空気旋回手段は、図3、図4に示すよう
に、フランジ6の燃焼空気導入口5に取り付けたスワー
ル発生リング7で、このリング7には、旋回空気発生用
の斜め孔7Aが複数貫通形成されている。なお、燃焼空
気導入口5は燃焼空気供給路8を介して1次エアポンプ
4に接続されるもので、インジェクタ1はOリング9に
よってシール接続されている。
【0011】2次エアポンプ10(2次空気供給手段に
相当する)に接続する2次空気導入管11(2次空気吹
込手段に相当する)は、燃焼筒2の下流側の側壁に複数
取り付けられるものであり、図5に示すように燃焼筒2
の下流側(2次燃焼部)の中心部に向けて2次空気を吹
き出すものである。また、図6に示すように、2次空気
導入管11によって、燃焼筒2の下流側(2次燃焼部)
へ2次空気を旋回供給するように設けても良い。この場
合の旋回流は1次空気の旋回方向とは逆に発生するよう
に設けられる。
【0012】燃焼筒2の底面部には、燃焼ガスを自動車
の暖機部品へ供給するための燃焼ガス吹出管12が固定
されている。
【0013】インジェクタ1、スパークプラグ3、1次
エアポンプ4、2次エアポンプ10は、制御手段13に
よって制御される。この制御手段13は、燃料噴射を開
始して着火後燃焼が安定するまでの燃焼開始初期は低燃
焼量とし、燃焼安定後に高燃焼量とするとともに、図7
に示すように、燃焼量の低い場合における1次空気と2
次空気の供給割合よりも、燃焼量が高い場合における1
次空気と2次空気の供給割合のほうが、2次空気の供給
量の割合を大きく設定するように設けられている。
【0014】具体的な一例を示すと、図7に示すよう
に、燃焼量が低の時に1次空気量:2次空気量=10L/
min :10L/min に設定し、燃焼量が中の時に1次空気
量:2次空気量=25L/min :45L/min に設定し、燃
焼量が高の時に1次空気量:2次空気量=25L/min :
75L/min に設定されるものである。燃焼開始初期にお
ける制御手段13によるインジェクタ1、スパークプラ
グ3、1次エアポンプ4、2次エアポンプ10の制御を
図7のタイムチャートに示す。そしてこの時の制御フロ
ーチャートを図9に示す。なお、図8では燃焼が安定化
して燃焼量を増加させる際に、徐々に燃焼量を増加させ
る例を示す。
【0015】次に作動を説明する。図示しない運転スイ
ッチがONされると、制御手段13はインジェクタ1、ス
パークプラグ3、1次エアポンプ4、2次エアポンプ1
0を作動させ、最大燃焼能力よりも小さい能力に相当す
る燃料噴射量、燃焼空気量を供給する。設定された時間
が経過した後に、燃焼能力を最大能力まで瞬間的、ある
いは徐々に上げてゆく。この燃焼開始初期における燃料
供給量の小さい場合における1次空気と2次空気の供給
割合よりも、燃焼量が高い場合における1次空気と2次
空気の供給割合のほうが、2次空気の供給量の割合が大
きく設定される。運転スイッチがOFF されると、制御手
段13はインジェクタ1、スパークプラグ3を停止させ
るとともに、設定時間経過後に1次エアポンプ4、2次
エアポンプ10も停止させる。ただし、スパークプラグ
3は、運転スイッチをONしてから所定時間経過後に停止
するように設けても良い(図8参照)。
【0016】この第1実施例は、燃焼量が大きい場合で
も、比較的少ない1次空気で1次燃焼を行う。これによ
って、空間を必要とする火炎が小さく形成される。そし
て、1次燃焼で燃焼しなかった燃料は、気化した状態に
なる。この気化燃料による燃焼は、火炎形状を必要とし
ないため、比較的小さい空間内で燃焼できる。このよう
に、燃焼量が大きい場合に2次空気量の割合を高めるこ
とによって、燃焼部の空間を小さくでき、結果的に燃焼
装置を小型化できる。また、1次空気の旋回流(1次燃
焼の旋回流)に対して2次空気がぶつかることにより、
未燃焼の燃料と2次空気の混合性が向上し、排気エミッ
ションを低減できる。
【0017】〔第2実施例〕この第2実施例は、図10
に示すように、1次空気が供給される1次空気供給部2
Aと、2次空気が供給される2次空気供給部2Bとを、
多数の貫通孔14Aが形成されたプレート14によって
仕切ったものである。このように、1次空気供給部2A
と2次空気供給部2Bとを、多数の貫通孔14Aを備え
るプレート14で仕切ることにより、燃焼負荷率が高く
てもクリーン燃焼が可能になるとともに、1次火炎がプ
レート14の下流側に形成され、インジェクタ1側の温
度の上昇を抑えることができる。このように、インジェ
クタ1側の温度の上昇が抑えられるため、燃焼による高
い温度からインジェクタ1を保護でき、耐久性を高める
ことができる。なお、図10中における実線火炎はプレ
ート14を配置した際の火炎を示し、破線火炎は1次空
気のみによって燃焼を行う場合の火炎を示す。
【0018】〔変形例〕上記の実施例では、本発明を自
動車部品の暖機に用いた例を示すが、液体燃料を燃焼さ
せる全ての燃焼装置に本発明を適用しても良い。スパー
クプラグに代わってグロープラグを用いても良い。ま
た、燃料としては、軽油の他に、灯油、メタノール類を
用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃焼装置の概略図である(第1実施例)。
【図2】インジェクタの断面図である(第1実施例)。
【図3】スワール発生手段の概略断面図である(第1実
施例)。
【図4】スワール発生リングの平面および断面図である
(第1実施例)。
【図5】2次空気導入管の取付状態を示す燃焼筒の断面
図である(第1実施例)。
【図6】2次空気導入管の取付状態を示す燃焼筒の側面
および断面図である(第1実施例)。
【図7】燃焼開始時のタイムチャートである(第1実施
例)。
【図8】燃焼開始時のタイムチャートである(第1実施
例)。
【図9】燃焼開始時の制御を示すフローチャートである
(第1実施例)。
【図10】燃焼装置の概略図である(第2実施例)。
【符号の説明】
1 インジェクタ(燃料噴射弁) 2A 1次空気供給部 2B 2次空気供給部 4 1次エアポンプ(1次空気供給手段) 7 スワール発生リング(1次空気旋回手段) 10 2次エアポンプ(2次空気供給手段) 11 2次空気導入管(2次空気吹込手段) 13 制御手段 14 プレート 14A 貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料噴射弁から噴射された液体燃料と、1
    次空気供給手段から供給された1次空気とにより1次燃
    焼を行うとともに、この1次燃焼部の下流側において2
    次空気供給手段から供給された2次空気により2次燃焼
    を行う燃焼装置において、 燃焼量の低い場合における1次空気と2次空気の供給割
    合よりも、燃焼量が高い場合における1次空気と2次空
    気の供給割合のほうが、2次空気の供給量の割合を大き
    く設定する制御手段を用いたことを特徴とする燃焼装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1の燃焼装置において、 前記1次空気供給手段は、前記1次燃焼部へ1次空気を
    旋回供給する1次空気旋回手段を備えるとともに、 前記2次空気供給手段は、2次燃焼部の中央部分に向け
    て2次空気を吹き込む2次空気吹込手段を備えることを
    特徴とする燃焼装置。
  3. 【請求項3】請求項1の燃焼装置において、 前記1次空気供給手段は、前記1次燃焼部へ1次空気を
    旋回供給する1次空気旋回手段を備えるとともに、 前記2次空気供給手段は、2次燃焼部へ2次空気を旋回
    供給する2次空気旋回手段を備え、この2次空気旋回手
    段による旋回流は1次空気の旋回方向とは逆に発生する
    ように設けられたことを特徴とする燃焼装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの燃焼
    装置において、 1次空気が供給される1次空気供給部と、2次空気が供
    給される2次空気供給部とが、多数の貫通孔が形成され
    たプレートによって仕切られたことを特徴とする燃焼装
    置。
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