JP2000205490A - 給脂システム及び給脂システムの制御方法 - Google Patents

給脂システム及び給脂システムの制御方法

Info

Publication number
JP2000205490A
JP2000205490A JP11010036A JP1003699A JP2000205490A JP 2000205490 A JP2000205490 A JP 2000205490A JP 11010036 A JP11010036 A JP 11010036A JP 1003699 A JP1003699 A JP 1003699A JP 2000205490 A JP2000205490 A JP 2000205490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
greasing
grease
vehicle
cumulative
remaining amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11010036A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Hosokawa
清 細川
Kazunori Ryu
一則 龍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP11010036A priority Critical patent/JP2000205490A/ja
Publication of JP2000205490A publication Critical patent/JP2000205490A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの手間を軽減し、給脂を確実かつ最適
に行わせ、給脂システムの構築を容易とする。 【解決手段】 車両の予め定めた所定箇所にグリスを供
給する給脂システムにおいて、前記所定箇所に対してグ
リスを供給する給脂動作を行う給脂手段101と、算出
した前記車両の累積走行距離が予め定めた所定の基準走
行距離に達し、あるいは、算出した前記車両の累積走行
時間が予め定めた所定の基準走行時間に達した場合に前
記給脂手段101に前記給脂動作を行わせるとともに、
前記累積走行距離及び前記累積走行時間の値をリセット
する給脂制御手段102と、を備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は給脂システム及び給
脂システムの制御方法に係り、特にトラックなどの車両
のミッションや車軸などにグリスを供給するための給脂
システム及び給脂システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の摺動部にはグリスを給脂する必要
があり、従来の車両においてはグリスを圧送するために
グリス供給ポンプが用いられていた。このグリス供給ポ
ンプの駆動は、ユーザがグリス量不足を知らせるための
ウォーニングランプにより車両の状態をみて、給脂の必
要があるか否かを判断し、マニュアルで行うようにされ
ていた。
【0003】[1] 第1従来例 図8に第1従来例の給脂システムの概要構成ブロック図
を示す。給脂システム100、大別すると、ユーザが給
脂を指示するとともに、給脂時に後述の給脂装置が作動
していることを示す作動ランプ101を備えたグリスタ
スイッチ部102と、図示しないグリス供給ポンプを有
しグリスを車両のミッションや車軸などに給脂するため
の給脂装置103と、グリス量が不足していることをユ
ーザに通知すべく、車両のメータパネルに設けられたメ
ータウォーニングランプ104と、を備えて構成されて
いる。
【0004】次に動作を説明する。図示しないセンサに
よりグリス量が不足していることが検出されると、車両
のメータパネルに設けられたメータウォーニングランプ
104がグリス量が不足していることをユーザに通知す
べく点灯する。これによりユーザがグリスタスイッチ部
102を動作させると、給脂装置103は、図示しない
グリス供給ポンプによりグリスを車両のミッションや車
軸などに給脂することとなる。そして給脂装置103の
グリス供給ポンプが作動し、グリスが各部に供給されて
いることをユーザに知らせるべく作動ランプ101を点
灯させることとなっていた。
【0005】しかしながら、上記第1従来例において
は、グリスの供給はユーザの判断に任されており、ユー
ザがメータウォーニングランプ104の点灯を見落とし
たり、点灯していてることを認識してもユーザが給脂忘
れをしてしまって、給脂されない可能性があった。
【0006】[2] 第2従来例 これを解決すべく、実開昭62−86498号公報に
は、エンジンメインスイッチがオフになったことを検知
し、燃料噴射ポンプのエンジンストップレバーを操作す
るソレノイドに一定時間通電してエンジンの運転を停止
させるタイマを装着した車両において、このソレノイド
の駆動信号により一定時間駆動させるグリス供給ポンプ
を装備し、エンジンストップソレノイドの駆動と同時に
グリス供給ポンプを動作させ、グリスを各部へ供給する
給脂システムが提案されている。そしてこの構成によれ
ば、給脂(グリスアップ)が車両の運転終了時に必ず行
われる旨が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
62−86498号公報記載の給脂システムにおいて
は、車両の運転終了時には給脂が必ず行われてしまうた
め、運転開始と運転終了との間の間隔が短かい場合に
は、グリスの供給過剰となってしまうという問題点があ
った。
【0008】そこで、本発明の目的は、ユーザの手間を
軽減し、給脂を確実かつ最適に行うことができるととも
に、給脂システムの構築が容易な給脂システム及び給脂
システムの制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に示すよ
うに、車両の予め定めた所定箇所にグリスを供給する給
脂システムにおいて、前記所定箇所に対してグリスを供
給する給脂動作を行う給脂手段101と、算出した前記
車両の累積走行距離が予め定めた所定の基準走行距離に
達し、あるいは、算出した前記車両の累積走行時間が予
め定めた所定の基準走行時間に達した場合に前記給脂手
段に前記給脂動作を行わせるとともに、前記累積走行距
離及び前記累積走行時間の値をリセットする給脂制御手
段102と、を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項1記載の発明によれば、給脂制御手
段102は、算出した車両の累積走行距離が予め定めた
所定の基準走行距離に達し、あるいは、算出した車両の
累積走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に達した
場合に給脂手段101により車両の所定箇所に給脂を行
うとともに、累積走行距離及び累積走行時間の値をリセ
ットする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記給脂制御手段102は、前記車両の走
行距離を検出して累積し、累積走行距離を算出する累積
走行距離算出手段103と、前記車両の走行時間を検出
して累積し、累積走行時間を算出する累積走行時間算出
手段104と、を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、給脂制御手段102の累積走
行距離算出手段103は、車両の走行距離を検出して累
積し、累積走行距離を算出する。また、累積走行時間算
出手段104は、車両の走行時間を検出して累積し、累
積走行時間を算出する。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記累積走行距離算出手段103は、前記
車両の走行速度に比例したパルス数を有する車速パルス
が入力され、前記車速パルスの数をカウントすることに
より前記車両の走行距離を検出する走行距離検出手段1
05を備えたことを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の作用に加えて、累積走行距離算出手段103
の走行距離検出手段105は、車両の走行速度に比例し
たパルス数を有する車速パルスが入力され、車速パルス
の数をカウントすることにより車両の走行距離を検出す
る。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記累積走行時間算出手段104
は、前記車両の走行速度に比例したパルス数を有する車
速パルスが入力され、前記車速パルスが入力されている
時間を計測することにより前記車両の走行時間を検出す
る走行時間検出手段106を備えたことを特徴としてい
る。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の発明の作用に加えて、累積走行時間算出手段
104の走行時間検出手段106は、車両の走行速度に
比例したパルス数を有する車速パルスが入力され、車速
パルスが入力されている時間を計測することにより車両
の走行時間を検出する。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載の発明において、当該車両における前記グリ
ス残量を検出するグリス残量検出手段107と、前記検
出したグリス残量が予め定めた基準グリス残量未満とな
ったか否かを判別するグリス残量判別手段108と、前
記グリス残量が前記基準グリス残量未満となった場合に
その旨をユーザに告知するためのグリス不足告知手段1
09と、を備えたことを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、3又は4記載の発明の作用に加えて、グリス残量検
出手段107は、当該車両における前記グリス残量を検
出する。グリス残量判別手段108は、検出したグリス
残量が予め定めた基準グリス残量未満となったか否かを
判別する。これらによりグリス不足告知手段109は、
グリス残量が前記基準グリス残量未満となった場合にそ
の旨をユーザに告知する。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記グリス不足告知手段109は、前記グ
リス残量が前記基準グリス残量未満となった場合の告知
態様とは異なる告知態様で前記給脂手段101が動作中
である旨をユーザに告知することを特徴としている。請
求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の作用
に加えて、グリス不足告知手段109は、グリス残量が
基準グリス残量未満となった場合の告知態様とは異なる
告知態様で給脂手段101が動作中である旨をユーザに
告知する。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記グリス不足告知手段は、グリス残量判
別手段108と制御線を介して接続されていることを特
徴としている。請求項7記載の発明によれば、請求項5
記載の発明の作用に加えて、グリス不足告知手段は、制
御線を介して通知されたグリス残量判別手段108の判
別結果に基づいてグリス不足告知を行う。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6又は7記載の発明において、前記給脂手
段101をユーザが手動で動作させるための給脂指示手
段110を備えたことを特徴としている。請求項8記載
の発明によれば、請求項1、2、3、4、5、6又は7
記載の発明の作用に加えて、ユーザは給脂指示手段11
0を介して給脂手段101を手動で動作させる。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、前記給脂手段101は前記給脂指示手段1
10と制御線を介して接続されていることを特徴として
いる。請求項9記載の発明によれば、請求項8記載の発
明の作用に加えて、給脂手段101は制御線を介して入
力された給脂指示手段110からの指示に基づいて給脂
を行う。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9記載の発明において、前
記給脂制御手段102と前記給脂手段101とは、制御
線を介して接続され、前記給脂制御手段102は前記制
御線を介して前記給脂手段101を制御することを特徴
としている。請求項10記載の発明によれば、請求項
1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の発明の作
用に加えて、給脂制御手段102は制御線を介して給脂
手段101を制御する。
【0024】請求項11記載の発明は、車両の予め定め
た所定箇所にグリスを供給する給脂システムの制御方法
において、算出した前記車両の累積走行距離が予め定め
た所定の基準走行距離に達し、あるいは、算出した前記
車両の累積走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に
達した場合に前記所定箇所に給脂を行うとともに、前記
累積走行距離及び前記累積走行時間の値をリセットする
給脂制御工程を備えたことを特徴としている。
【0025】請求項11記載の発明によれば、給脂制御
工程は、算出した車両の累積走行距離が予め定めた所定
の基準走行距離に達し、あるいは、算出した車両の累積
走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に達した場合
に車両の所定箇所に給脂を行うとともに、累積走行距離
及び累積走行時間の値をリセットする。
【0026】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、前記給脂制御工程は、前記車両の走行
距離を検出して累積し、累積走行距離を算出する累積走
行距離算出工程と、前記車両の走行時間を検出して累積
し、累積走行時間を算出する累積走行時間算出工程と、
を備えたことを特徴としている。
【0027】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明の作用に加えて、累積走行距離算出工程
は、給脂制御工程は、車両の走行距離を検出して累積
し、累積走行距離を算出する。累積走行時間算出工程
は、車両の走行時間を検出して累積し、累積走行時間を
算出する。
【0028】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の発明において、前記累積走行距離算出工程は、前記車
両の走行速度に比例したパルス数を有する車速パルスの
数をカウントすることにより前記車両の走行距離を検出
する走行距離検出工程を備えたことを特徴としている。
請求項13記載の発明によれば、請求項12記載の発明
の作用に加えて、累積走行距離算出工程の走行距離検出
工程は、車両の走行速度に比例したパルス数を有する車
速パルスの数をカウントすることにより車両の走行距離
を検出する。
【0029】請求項14記載の発明は、請求項12又は
13記載の発明において、前記累積走行時間算出工程
は、前記車両の走行速度に比例したパルス数を有する車
速パルスが入力されている時間を計測することにより前
記車両の走行時間を検出する走行時間検出工程を備えた
ことを特徴としている。請求項14記載の発明によれ
ば、請求項12又は13記載の発明の作用に加えて、累
積走行時間算出工程の走行時間検出工程は、車両の走行
速度に比例したパルス数を有する車速パルスが入力され
ている時間を計測することにより車両の走行時間を検出
する。
【0030】請求項15記載の発明は、請求項11、1
2、13又は14記載の発明において、当該車両におけ
る前記グリス残量を検出するグリス残量検出工程と、前
記検出したグリス残量が予め定めた基準グリス残量未満
となったか否かを判別するグリス残量判別工程と、前記
グリス残量が前記基準グリス残量未満となった場合にそ
の旨をユーザに告知するグリス不足告知工程と、を備え
たことを特徴としている。
【0031】請求項15記載の発明によれば、請求項1
1、12、13又は14記載の発明の作用に加えて、グ
リス残量検出工程は、当該車両におけるグリス残量を検
出する。グリス残量判別工程は、検出したグリス残量が
予め定めた基準グリス残量未満となったか否かを判別す
る。グリス不足告知工程は、グリス残量が基準グリス残
量未満となった場合にその旨をユーザに告知する。
【0032】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、前記グリス不足告知工程は、前記グリ
ス残量が前記基準グリス残量未満となった場合の告知態
様とは異なる告知態様で給脂中である旨をユーザに告知
することを特徴としている。請求項16記載の発明によ
れば、請求項15記載の発明の作用に加えて、グリス不
足告知工程は、グリス残量が基準グリス残量未満となっ
た場合の告知態様とは異なる告知態様で給脂中である旨
をユーザに告知する。
【0033】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態について説明する。
【0034】[1] 第1実施形態 [1.1] 給脂システムの構成 図2に第1実施形態の給脂システムの概要構成ブロック
図を示す。給脂システム10は、大別すると、ユーザが
給脂を指示するとともに、給脂時に後述の給脂装置が作
動していることを示す作動ランプ11を備えたグリスタ
スイッチ部12と、後述のグリス供給ポンプを有しグリ
スを車両のミッションや車軸などに給脂するための給脂
装置13と、グリス量が不足していることをユーザに通
知すべく、車両のメータパネルに設けられたメータウォ
ーニングランプ14と、車軸の回転を検出して車速に対
応するパルス数を有する車速パルスSP を出力する車速
パルス生成ユニット15と、車速パルスSP に基づいて
算出した車両の累積走行距離が予め定めた所定の基準走
行距離に達し、あるいは、車速パルスSP に基づいて算
出した車両の累積走行時間が予め定めた所定の基準走行
時間に達した場合に給脂装置13により給脂を行うとと
もに、累積走行距離及び累積走行時間の値をリセットす
る制御ユニット16と、を備えて構成されている。
【0035】[1.2] 給脂装置の構成 図3に給脂装置の斜視図を示す。給脂装置13は、給脂
すべきグリスが充填されたグリスリザーバ21と、グリ
スリザーバ21内のグリスを車両のミッションや車軸な
どの給脂先に供給するためのグリス供給ポンプ(エアポ
ンプ)22と、グリス供給ポンプ22に駆動力を与える
ための圧縮空気を蓄えるエアタンク23と、グリス供給
ポンプ22とエアタンク23との間の圧縮空気の流路を
開閉するためのマグネットバルブ24と、グリス供給ポ
ンプ22により送り込まれたグリスを給脂先に導くため
のディストリビュータ25と、ディストリビュータ25
内のグリスの圧力が所定の基準圧力(=給脂完了時の圧
力に相当)を越えるとオン状態となる圧力スイッチ26
と、グリスリザーバ21内のグリスが所定量未満となる
とグリス不足信号SG を出力するグリス残量検出センサ
27と、を備えて構成されている。
【0036】[1.3] 制御ユニットの構成 [1.3.1] 制御ユニットの機能構成 図4に制御ユニットの概要機能構成ブロック図を示す。
制御ユニット16は、車速パルスSP に基づいて車両の
走行距離を検出して累積し、累積走行距離を算出する累
積走行距離算出部31と、車速パルスSP に基づいて車
両の走行時間を検出して累積し、累積走行時間を算出す
る累積走行時間算出部32と、グリス残量検出センサ2
7の出力信号に基づいてグリスリザーバ21内のグリス
が所定量未満(グリス不足状態)となった場合にメータ
ウォーニングランプ14を制御してユーザに通知するグ
リス不足告知部33と、を備えて構成されている。
【0037】[1.3.2] 制御ユニットの具体的構
成 図5に制御ユニットの具体的な構成ブロック図を示す。
制御ユニット16は、制御ユニット16全体を制御する
マイクロプロセッサユニット41と、マイクロプロセッ
サユニット41を動作させるための各種制御プログラム
及び各種データが格納されたROM42と、各種データ
を一時的に格納するためのRAM43と、を備えて構成
されている。この場合において、マイクロプロセッサユ
ニット41は、圧力スイッチ26のオン/オフ状態に基
づいて給脂完了を判別するとともに、グリス残量検出セ
ンサ27のグリス不足信号SG に基づいてメータウォー
ニングランプ14の点灯/消灯を制御する。
【0038】また、マイクロプロセッサユニット41及
びRAM43は、ROM42に格納された制御プログラ
ムに基づいて累積走行距離算出部31として機能し、車
速パルス生成ユニット15から出力された車速パルスS
P のパルス数をカウントすることにより車両の走行距離
を検出して累積し、累積走行距離を算出する。さらにマ
イクロプロセッサユニット41及びRAM43は、RO
M42に格納された制御プログラムに基づいて累積走行
時間算出部32として機能し、車速パルス生成ユニット
15から出力された車速パルスSP の出力期間を車両の
走行時間とみなすことにより車両の走行時間を検出して
累積し、累積走行時間を算出する。
【0039】[1.4] 給脂システムの動作 次に第1実施形態の給脂システムの動作について説明す
る。図6に第1実施形態の動作フローチャートを示す。
給脂システム10の車速パルス生成ユニット15は、車
軸の回転を検出して車速に対応するパルス数を有する車
速パルスSP を制御ユニット16の累積走行距離算出部
31及び累積走行時間算出部32として機能するマイク
ロプロセッサユニット41に出力する(ステップS
1)。累積走行距離算出部31として機能するマイクロ
プロセッサユニット41は、入力された車速パルスSP
のパルス数をカウントすることにより車両の走行距離を
検出して累積し、累積走行距離を算出する(ステップS
2)。
【0040】一方、累積走行時間算出部32として機能
するマイクロプロセッサ41は、車速パルスSP に基づ
いて車両の走行時間を検出して累積し、累積走行時間を
算出する(ステップS3)。これらにより制御ユニット
16のマイクロプロセッサ41は、累積走行距離算出部
31として算出した車両の累積走行距離が予め定めた所
定の基準走行距離に達したか否かを判別する(ステップ
S4)。
【0041】ステップS4の判別において、車両の累積
走行距離が予め定めた所定の基準走行距離に達していな
い場合には(ステップS4;No)、マイクロプロセッ
サ41は、未だ給脂時期に至っていないとして累積走行
時間算出部32として算出した車両の累積走行時間が予
め定めた所定の基準走行時間に達したか否かを判別する
(ステップS5)。
【0042】ステップS5の判別において、車両の累積
走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に達していな
い場合には(ステップS5;No)、マイクロプロセッ
サ41は、未だ給脂時期に至っていないとして処理をス
テップS6に移行する。これらにより制御ユニット16
のマイクロプロセッサ41は、累積走行距離算出部31
として算出した車両の累積走行距離が予め定めた所定の
基準走行距離に達した場合(ステップS4;Yes)、
あるいは、累積走行時間算出部32として算出した車両
の累積走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に達し
た場合(ステップS5;Yes)に、給脂装置13によ
り給脂を行わせる(ステップS8)。
【0043】ここで、給脂動作について詳細に説明す
る。給脂装置13のグリスリザーバ21には、予め給脂
すべきグリスが充填されており、グリス供給ポンプ22
に接続されている。
【0044】この場合において、制御ユニット16のマ
イクロプロセッサ41から作動信号SD が出力される
と、給脂装置13のマグネットバルブ24は、グリス供
給ポンプ22とエアタンク23との間の圧縮空気の流路
を開状態とする。これによりエアタンク23内に蓄えら
れていた圧縮空気がグリス供給ポンプ22を駆動し、グ
リスをディストリビュータ25に導くこととなる。
【0045】この結果、ディストリビュータ25は、グ
リス供給ポンプ22により送り込まれたグリスを給脂先
に導くこととなり、給脂が行われることとなる。そし
て、ディストリビュータ25内のグリスの圧力が所定の
基準圧力(=給脂完了時の圧力に相当)を越えると圧力
スイッチ26がオン状態となり、制御ユニット16は、
圧力スイッチ26がオン状態となったことを検出して、
作動信号SD の出力を中止する。
【0046】これによりマグネットバルブ24は、グリ
ス供給ポンプ22とエアタンク23との間の圧縮空気の
流路を閉状態として、給脂を停止する。そして、制御ユ
ニット16のマイクロプロセッサ41は、累積走行距離
算出部31として算出した累積走行距離を零にリセット
し、累積走行時間算出部32として算出した累積走行時
間を零にリセットして(ステップS9)、次の給脂タイ
ミングを決定するための累積動作を継続させることとな
る。
【0047】次にマイクロプロセッサ41は、グリス残
量検出センサ27からグリス不足信号SG が出力されて
いるか否か、すなわち、グリスリザーバ21内のグリス
量が不足状態になったか否かを判別する(ステップS
6)。ステップS6の判別において、グリス残量検出セ
ンサ27からグリス不足信号SG が出力されていない場
合には(ステップS6;No)、処理を再びステップS
1に移行し、上述した処理を繰り返す。
【0048】ステップS6の判別において、グリス残量
検出センサ27からグリス不足信号SG が出力されてい
る場合には(ステップS6;Yes)、マイクロプロセ
ッサ41は、グリス量が不足していることをユーザに通
知すべく、車両のメータパネルに設けられたメータウォ
ーニングランプ14が点灯して知らせることとなる。な
お、車両の状態をユーザが観察などすることにより、必
要に応じて、ユーザがグリスタスイッチ部12を操作し
てマニュアルで給脂を行うことも可能である。
【0049】[1.5] 第1実施形態の効果 以上の説明のように、本第1実施形態によれば、前回の
給脂タイミングから累積走行距離算出部31により算出
した車両の累積走行距離が予め定めた所定の基準走行距
離に達した場合、あるいは、累積走行時間算出部32に
より算出した車両の累積走行時間が予め定めた所定の基
準走行時間に達した場合には自動的に給脂が行われるの
で、ユーザの手間を軽減しつつ給脂を確実に行うことが
でき、車両の安全維持を図ることができる。さらに給脂
後の給脂先におけるグリスの消費量は、車両の走行距離
あるいは車両の走行時間にほぼ比例するので、累積走行
時間あるいは累積走行時間のいずれかが予め定めた値と
なった時点で給脂を行うことにより、グリスの過剰供給
あるいはグリスの不足を招くことなく確実な給脂を行う
ことができる。
【0050】[1.6] 第1実施形態の変形例 上記第1実施形態においては、作動ランプ11とメータ
ウォーニングランプ14とを別体として構成していた
が、例えば、給脂装置の作動時には、作動ランプ11
(あるいはメータウォーニングランプ14)を点灯(あ
るいは点滅)させ、グリスの不足時には、作動ランプ1
1(あるいはメータウォーニングランプ14)を点滅
(あるいは点灯)させるようにすれば、作動ランプ11
とメータウォーニングランプ14とを兼用させることも
可能である。また、点灯と点滅を切り替えるばかりでな
く、多色発光型LEDを用い、発光色を給脂装置の作動
時とグリスの不足時とを明確に分けてユーザに告知する
ことが可能である。
【0051】[2] 第2実施形態 上記第1実施形態においては、給脂システムは、一体の
ものとして構成していたが、本第2実施形態は、給脂装
置と、制御ユニットと、グリスタスイッチ部と、をノー
ド(インターフェース部)を介して1本の制御線で接続
し、多重通信を行うことにより給脂システムとして機能
する場合の実施形態である。
【0052】[2.1] 給脂システムの構成 図7に第2実施形態の給脂システムの概要構成ブロック
図を示す。給脂システム50は、大別すると、ユーザが
給脂を指示するとともに、給脂時に後述の給脂装置が作
動していることを示す作動ランプ51を備えたグリスタ
スイッチ52と、グリスタスイッチ52を制御線53に
接続する際のインターフェース動作を行うノード54
と、図示しないグリス供給ポンプを有しグリスを車両の
ミッションや車軸などに給脂するための給脂装置55
と、給脂装置55を制御線53に接続する際のインター
フェース動作を行うノード56と、グリス量が不足して
いることをユーザに通知すべく、車両のメータパネルに
設けられたメータウォーニングランプ57と、を備えて
構成されている。
【0053】さらに給脂システム50は、メータウォー
ニングランプ57を制御線53に接続する際のインター
フェース動作を行うノード58と、車軸の回転を検出し
て車速に対応するパルス数を有する車速パルスSP を出
力する車速パルス生成ユニット59と、車速パルスSP
に基づいて算出した車両の累積走行距離が予め定めた所
定の基準走行距離に達し、あるいは、車速パルスSP に
基づいて算出した車両の累積走行時間が予め定めた所定
の基準走行時間に達した場合に給脂装置55により給脂
を行うとともに、累積走行距離及び累積走行時間の値を
リセットする制御ユニット60と、制御ユニット60を
制御線53に接続する際のインターフェース動作を行う
ノード61と、備えて構成されている。これにより、グ
リスタスイッチ52と、給脂装置55と、メータウォー
ニングランプ57と、制御ユニット60と、は対応する
ノード54,56,58,61及び制御線53を介して
データのやりとりを行うことができ、第1実施形態と同
様の動作を行うこととなる。
【0054】[2.2] 第2実施形態の効果 このように1本の制御線53を介してグリスタスイッチ
52と、給脂装置55と、メータウォーニングランプ5
7と、制御ユニット60と、を互いに電気的に接続する
ことができるので、各装置の配置の自由度が増し、簡単
にシステム構築を行うことができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、給脂制御
手段は、算出した車両の累積走行距離が予め定めた所定
の基準走行距離に達し、あるいは、算出した車両の累積
走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に達した場合
に給脂手段により車両の所定箇所に給脂を行うととも
に、累積走行距離及び累積走行時間の値をリセットする
ので、車両が所定の累積走行距離を走行し、あるいは、
車両が所定の累積走行時間走行した場合には、確実に給
脂が行われることとなるので、ユーザの手間を軽減し、
給脂忘れを防ぎ車両の安全維持を図ることができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、給脂制御手段の累積走行距離
算出手段は、車両の走行距離を検出して累積し、累積走
行距離を算出し、累積走行時間算出手段は、車両の走行
時間を検出して累積し、累積走行時間を算出するので、
給脂時期を確実に求めることができ、給脂過剰や給脂不
足を容易に防止することができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて、累積走行距離算出手段の走行
距離検出手段は、車両の走行速度に比例したパルス数を
有する車速パルスが入力され、車速パルスの数をカウン
トすることにより車両の走行距離を検出するので、確実
に累積走行距離を算出することができ、正確な給脂制御
が行える。
【0058】請求項4記載の発明によれば、請求項2又
は3記載の発明の効果に加えて、累積走行時間算出手段
の走行時間検出手段は、車両の走行速度に比例したパル
ス数を有する車速パルスが入力され、車速パルスが入力
されている時間を計測することにより車両の走行時間を
検出するので、確実に累積走行時間を算出することがで
き、正確な給脂制御が行える。
【0059】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、3又は4記載の発明の効果に加えて、グリス残量検
出手段は、当該車両におけるグリス残量を検出し、グリ
ス残量判別手段は、検出したグリス残量が予め定めた基
準グリス残量未満となったか否かを判別し、グリス不足
告知手段は、グリス残量が基準グリス残量未満となった
場合にその旨をユーザに告知するので、グリスの供給時
期を容易に把握することができる。
【0060】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の効果に加えて、グリス不足告知手段は、グリ
ス残量が基準グリス残量未満となった場合の告知態様と
は異なる告知態様で給脂手段が動作中である旨をユーザ
に告知するので、グリス残量が不足している旨の告知と
給脂手段が動作中である旨の告知を同一の装置で行うこ
とができ、システム構築を容易化することができる。
【0061】請求項7記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の効果に加えて、グリス不足告知手段は、制御
線を介して通知されたグリス残量判別手段の判別結果に
基づいてグリス不足告知を行うので、グリス残量判別手
段とグリス不足告知手段の配置の自由度が増し、システ
ム構築を容易とすることができる。
【0062】請求項8記載の発明によれば、請求項1、
2、3、4、5、6又は7記載の発明の効果に加えて、
ユーザは給脂指示手段を介して給脂手段を手動で動作さ
せることができ、累積走行距離あるいは累積走行時間が
予め定めた値に至らない場合でも、給脂を行うことがで
き、より車両の安全を図ることができる。
【0063】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の発明の効果に加えて、給脂手段は制御線を介して入
力された給脂指示手段からの指示に基づいて給脂を行う
ので、給脂指示手段と給脂手段の配置の自由度が増し、
システム構築を容易とすることができる。
【0064】請求項10記載の発明によれば、請求項
1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の発明の効
果に加えて、給脂制御手段は制御線を介して給脂手段を
制御するので、給脂制御手段と給脂手段の配置の自由度
が増し、システム構築を容易とすることができる。
【0065】請求項11記載の発明によれば、給脂制御
工程は、算出した車両の累積走行距離が予め定めた所定
の基準走行距離に達し、あるいは、算出した車両の累積
走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に達した場合
に車両の所定箇所に給脂を行うとともに、累積走行距離
及び累積走行時間の値をリセットするので、車両が所定
の累積走行距離を走行し、あるいは、車両が所定の累積
走行時間走行した場合には、確実に給脂が行われること
となるので、ユーザの手間を軽減し、給脂忘れを防ぎ車
両の安全維持を図ることができる。
【0066】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明の効果に加えて、累積走行距離算出工程
は、給脂制御工程は、車両の走行距離を検出して累積
し、累積走行距離を算出し、累積走行時間算出工程は、
車両の走行時間を検出して累積し、累積走行時間を算出
するので、給脂時期を確実に求めることができ、給脂過
剰や給脂不足を容易に防止することができる。
【0067】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の発明の効果に加えて、累積走行距離算出工程の
走行距離検出工程は、車両の走行速度に比例したパルス
数を有する車速パルスの数をカウントすることにより車
両の走行距離を検出するので、確実に累積走行距離を算
出することができ、正確な給脂制御が行える。
【0068】請求項14記載の発明によれば、請求項1
2又は13記載の発明の効果に加えて、累積走行時間算
出工程の走行時間検出工程は、車両の走行速度に比例し
たパルス数を有する車速パルスが入力されている時間を
計測することにより車両の走行時間を検出するので、確
実に累積走行時間を算出することができ、正確な給脂制
御が行える。
【0069】請求項15記載の発明によれば、請求項1
1、12、13又は14記載の発明の効果に加えて、グ
リス残量検出工程は、当該車両におけるグリス残量を検
出し、グリス残量判別工程は、検出したグリス残量が予
め定めた基準グリス残量未満となったか否かを判別し、
グリス不足告知工程は、グリス残量が基準グリス残量未
満となった場合にその旨をユーザに告知するので、グリ
スの供給時期を容易に把握することができる。
【0070】請求項16記載の発明によれば、請求項1
5記載の発明の効果に加えて、グリス不足告知工程は、
グリス残量が基準グリス残量未満となった場合の告知態
様とは異なる告知態様で給脂中である旨をユーザに告知
するので、両者を明確に区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】第1実施形態の給脂システムの概要構成ブロッ
ク図である。
【図3】給脂装置の外観斜視図である。
【図4】制御ユニットの概要機能構成ブロック図であ
る。
【図5】制御ユニットの具体的構成を示すブロック図で
ある。
【図6】第1実施形態の動作フローチャートである。
【図7】第2実施形態の給脂システムの概要構成ブロッ
ク図である。
【図8】第1従来例の給脂システムの概要構成ブロック
図である。
【符号の説明】
101 給脂手段 102 給脂制御手段 103 累積走行距離算出手段 104 累積走行時間算出手段 105 走行距離検出手段 106 走行時間検出手段 107 グリス残量検出手段 108 グリス残量判別手段 109 グリス不足告知手段 110 給脂指示手段 10、50 給脂システム 11、51 作動ランプ 12、52 グリスタスイッチ部 13、55 給脂装置 14、57 メータウォーニングランプ 15 車速パルス生成ユニット 16、60 制御ユニット 21 グリスリザーバ 22 グリス供給ポンプ(エアポンプ) 23 エアタンク 24 マグネットバルブ 25 ディストリビュータ 26 圧力スイッチ 31 累積走行距離算出部 32 累積走行時間算出部 41 マイクロプロセッサユニット 42 ROM 43 RAM 50 給脂システム 53 制御線 54、56、58、61 ノード(インターフェース
部) SG グリス不足信号 SP 車速パルス

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の予め定めた所定箇所にグリスを供
    給する給脂システムにおいて、 前記所定箇所に対してグリスを供給する給脂動作を行う
    給脂手段と、 算出した前記車両の累積走行距離が予め定めた所定の基
    準走行距離に達し、あるいは、算出した前記車両の累積
    走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に達した場合
    に前記給脂手段に前記給脂動作を行わせるとともに、前
    記累積走行距離及び前記累積走行時間の値をリセットす
    る給脂制御手段と、 を備えたことを特徴とする給脂システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給脂システムにおいて、 前記給脂制御手段は、前記車両の走行距離を検出して累
    積し、累積走行距離を算出する累積走行距離算出手段
    と、 前記車両の走行時間を検出して累積し、累積走行時間を
    算出する累積走行時間算出手段と、 を備えたことを特徴とする給脂システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の給脂システムにおいて、 前記累積走行距離算出手段は、前記車両の走行速度に比
    例したパルス数を有する車速パルスが入力され、前記車
    速パルスの数をカウントすることにより前記車両の走行
    距離を検出する走行距離検出手段を備えたことを特徴と
    する給脂システム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の給脂システムにお
    いて、 前記累積走行時間算出手段は、前記車両の走行速度に比
    例したパルス数を有する車速パルスが入力され、前記車
    速パルスが入力されている時間を計測することにより前
    記車両の走行時間を検出する走行時間検出手段を備えた
    ことを特徴とする給脂システム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の給脂シス
    テムにおいて、 当該車両における前記グリス残量を検出するグリス残量
    検出手段と、 前記検出したグリス残量が予め定めた基準グリス残量未
    満となったか否かを判別するグリス残量判別手段と、 前記グリス残量が前記基準グリス残量未満となった場合
    にその旨をユーザに告知するためのグリス不足告知手段
    と、 を備えたことを特徴とする給脂システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の給脂システムにおいて、 前記グリス不足告知手段は、前記グリス残量が前記基準
    グリス残量未満となった場合の告知態様とは異なる告知
    態様で前記給脂手段が動作中である旨をユーザに告知す
    ることを特徴とする給脂システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の給脂システムにおいて、 前記グリス不足告知手段は、グリス残量判別手と制御線
    を介して接続されていることを特徴とする給脂システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7記
    載の給脂システムにおいて、 前記給脂手段をユーザが手動で動作させるための給脂指
    示手段を備えたことを特徴とする給脂システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の給脂システムにおいて、 前記給脂手段101は前記給脂指示手段と制御線を介し
    て接続されていることを特徴とする給脂システム。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9記載の給脂システムにおいて、 前記給脂制御手段と前記給脂手段とは、制御線を介して
    接続され、 前記給脂制御手段は前記制御線を介して前記給脂手段を
    制御することを特徴とする給脂システム。
  11. 【請求項11】 車両の予め定めた所定箇所にグリスを
    供給する給脂システムの制御方法において、 算出した前記車両の累積走行距離が予め定めた所定の基
    準走行距離に達し、あるいは、算出した前記車両の累積
    走行時間が予め定めた所定の基準走行時間に達した場合
    に前記所定箇所に給脂を行うとともに、前記累積走行距
    離及び前記累積走行時間の値をリセットする給脂制御工
    程を備えたことを特徴とする給脂システムの制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の給脂システムの制御
    方法において、 前記給脂制御工程は、前記車両の走行距離を検出して累
    積し、累積走行距離を算出する累積走行距離算出工程
    と、 前記車両の走行時間を検出して累積し、累積走行時間を
    算出する累積走行時間算出工程と、 を備えたことを特徴とする給脂システムの制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の給脂システムの制御
    方法において、 前記累積走行距離算出工程は、前記車両の走行速度に比
    例したパルス数を有する車速パルスの数をカウントする
    ことにより前記車両の走行距離を検出する走行距離検出
    工程を備えたことを特徴とする給脂システムの制御方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13記載の給脂システ
    ムの制御方法において、 前記累積走行時間算出工程は、前記車両の走行速度に比
    例したパルス数を有する車速パルスが入力されている時
    間を計測することにより前記車両の走行時間を検出する
    走行時間検出工程を備えたことを特徴とする給脂システ
    ムの制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項11、12、13又は14記載
    の給脂システムの制御方法において、 当該車両における前記グリス残量を検出するグリス残量
    検出工程と、 前記検出したグリス残量が予め定めた基準グリス残量未
    満となったか否かを判別するグリス残量判別工程と、 前記グリス残量が前記基準グリス残量未満となった場合
    にその旨をユーザに告知するグリス不足告知工程と、 を備えたことを特徴とする給脂システムの制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の給脂システムの制御
    方法において、 前記グリス不足告知工程は、前記グリス残量が前記基準
    グリス残量未満となった場合の告知態様とは異なる告知
    態様で給脂中である旨をユーザに告知することを特徴と
    する給脂システムの制御方法。
JP11010036A 1999-01-19 1999-01-19 給脂システム及び給脂システムの制御方法 Withdrawn JP2000205490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11010036A JP2000205490A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 給脂システム及び給脂システムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11010036A JP2000205490A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 給脂システム及び給脂システムの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000205490A true JP2000205490A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11739176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11010036A Withdrawn JP2000205490A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 給脂システム及び給脂システムの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000205490A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108799805A (zh) * 2018-05-29 2018-11-13 蛇口集装箱码头有限公司 一种微油量润滑方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108799805A (zh) * 2018-05-29 2018-11-13 蛇口集装箱码头有限公司 一种微油量润滑方法及装置
CN108799805B (zh) * 2018-05-29 2024-06-25 蛇口集装箱码头有限公司 一种微油量润滑方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0895002B1 (en) Device for effective lubrication of vehicle power transmission system upon starting of vehicle
US8506021B2 (en) Electronic parking brake system and control method thereof
CA2699582C (en) Device and method for controlling supply of lubricant at a work vehicle
JP2004519627A (ja) 装置の定期的流体メンテナンス用のシステム
JP2008525711A (ja) エンジン作動中のパルス化した燃料添加濃縮物の適量供給システムおよびコントローラー
EP2447204A1 (en) Industrial vehicle
CN108678834A (zh) 一种发动机电控自动补机油系统及补机油方法
EP0515326A1 (en) A device for automatically topping up the lubricating oil in internal combustion engines
KR19980063641A (ko) 현수식 급유장치
JP2000205490A (ja) 給脂システム及び給脂システムの制御方法
KR101153233B1 (ko) 야전 디지털 주유기
ES2606701T3 (es) Procedimiento de diagnóstico para la detección de un deslizamiento de la correa de accesorios de un grupo motopropulsor
CN106523686A (zh) 车辆换挡提醒方法、车辆换挡提醒系统和车辆
WO2014186373A1 (en) Lube car for locomotive
EP1780107A2 (en) Chain lubricating system
JP2008121471A (ja) 燃料消費節約モニタ
EP1356192B1 (en) Apparatus for controlling a lubrication fluid level
ITTO20010175A1 (it) Sistema per l'indicazione del livello del carburante contenuto nel serbatoio di un autoveicolo.
CN208544263U (zh) 自走式底盘行走自动防打滑系统
JPH09124265A (ja) チェーンオイル補給装置
CN214499804U (zh) 一种基于起重机行走车轮润滑系统的轴承油量监测结构
KR20040086752A (ko) 잠수함의 잔여운행시간을 결정하기 위한 방법 및 장치
JPH05288031A (ja) エンジンオイルの自動調整装置
JPH02308916A (ja) エンジンオイルの自動補給装置
KR100928067B1 (ko) 주유기 공회전 감지 알고리즘 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060404