JP2000205087A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JP2000205087A
JP2000205087A JP11368994A JP36899499A JP2000205087A JP 2000205087 A JP2000205087 A JP 2000205087A JP 11368994 A JP11368994 A JP 11368994A JP 36899499 A JP36899499 A JP 36899499A JP 2000205087 A JP2000205087 A JP 2000205087A
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valve
valve member
piston
fuel injection
valve body
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JP11368994A
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English (en)
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Dieter Herrmann
ヘルマン ディーター
Stephan Haas
ハース シュテファン
Thomas Kuegler
キューグラー トーマス
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M2200/30Fuel-injection apparatus having mechanical parts, the movement of which is damped
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関に与えられた負荷条件下においても
全耐用寿命にわたってコンスタントな機能を十分に保証
することができる燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】 ピストン60が、弁部材に形成された湾
曲された接触面に接触する支持面を備えたピストンエレ
メント61と、弁部材20にピストンエレメント61を
固定するための保持エレメントと、ピストンエレメント
と保持エレメントとの間に配置された弾性的なエレメン
トとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用の燃料
噴射弁であって、弁体の孔内に戻し力に抗して軸方向外
側に向かってシフト可能な弁部材が設けられており、該
弁部材が燃焼室側の端部に、孔から突出していて弁閉鎖
部材を形成する閉鎖ヘッドを有しており、該閉鎖ヘッド
が、弁体に向けられた側に弁シール面を有しており、該
弁シール面によって閉鎖ヘッドが、弁体の燃焼室側の端
面に配置された弁座面と共働するようになっており、さ
らに閉鎖ヘッドに、圧力室から延びる少なくとも1つの
噴射開口が設けられており、該噴射開口の流出開口が弁
部材の閉鎖位置において弁体によって覆われ、外方に向
かって方向付けられた開口行程時に開放されるようにな
っており、さらにまた、弁部材の開放行程距離を制限す
る2段階のハイドロリック式の行程ストッパが設けられ
ており、該行程ストッパが、閉鎖制御可能な放圧導管を
備えたハイドロリック式の緩衝室として形成されてお
り、この場合放圧導管が、弁部材に設けられた少なくと
も2つの切欠きを介して緩衝室と接続可能であり、これ
らの切欠きが、弁部材の開放行程運動中に相前後して閉
鎖制御可能であり、この場合切欠きのうちの少なくとも
1つが、弁を有する放圧通路を介して低圧室と接続可能
であり、緩衝室が、弁体と弁保持体との間に緊縮された
中間円板内に設けられていて、弁体の端面と対向して位
置する軸方向端部において、弁部材に固定されたピスト
ンによって制限されており、該ピストンがその外周部に
おいて、シール作用をもって摺動可能に緩衝室の壁に沿
って案内されている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような弁部材は、ドイツ連邦共和国
特許出願公開第19739905号明細書に開示されて
いる。内燃機関用のこのような燃料噴射弁は、外部に向
かって弁体から進出する弁部材を有しており、この弁部
材には、軸方向で互いに上下に位置する少なくとも2列
の噴射孔が設けられており、これらの噴射孔は、弁部材
の外方に向けられた開放行程時に相前後して開放制御可
能である。公知の燃料噴射弁はこのような弁部材の他
に、弁部材の開放行程角度を制限する2段階式のハイド
ロリック式の行程ストッパを有しており、この行程スト
ッパは、閉鎖制御可能な放圧部を備えたハイドロリック
式の緩衝室として形成されており、この場合放圧は、弁
部材における少なくとも2つの研削部を介して行われ、
これらの研削部は弁部材の開放運動中に相前後して閉鎖
制御可能である。研削部のうちの1つは、弁を内蔵する
放圧通路を介して低圧室と接続可能である。緩衝室は、
弁体と弁保持体との間において緊締された中間円板に設
けられており、かつ弁体の端面と対向して位置する軸方
向端部において、弁部材に固定されたピストンによって
制限されており、このピストンはその外周部において、
シール作用をもって摺動可能に緩衝室の壁に沿って案内
されている。
【0003】このピストンは、緩衝室に向かって開放し
たU字形のシールリングとして形成されていて、弁部材
のシャフトにプレス嵌めされている。プラスチック製の
U字形のシールリングには、ばねが挿入されている。こ
の場合の問題点は、ピストンもしくはU字形のシールリ
ングが極めて大きな摩耗を被ることである。また金属部
材としてシールリングを構成することには、その製造誤
差に対する敏感さに基づいてやはり問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の燃料噴射弁を改良して、内燃機
関に与えられた負荷条件下においても全耐用寿命にわた
ってコンスタントな機能を十分に保証することができる
燃料噴射弁を提供することである。特に、行程が極めて
短くかつ相対速度が大きい場合における大きな摩耗のお
それを排除すること、ガイドが近接して相前後して配置
されている場合に生じる、製造誤差による影響を排除す
ること、並びに、負荷に基づいて生じる脈動する衝撃負
荷つまりピストンの固定部及び弁部材に対する衝撃負荷
を排除することが望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に請求項1の構成では、ピストンが、弁部材に形成され
た湾曲された接触面に接触する支持面を備えたピストン
エレメントと、弁部材にピストンエレメントを固定する
ための保持エレメントと、ピストンエレメントと保持エ
レメントとの間に配置された弾性的なエレメントとを有
しているようにした。
【0006】また請求項2記載の構成では、ピストン
が、弁部材に形成された湾曲された接触面に接触する支
持面を備えたピストンエレメントと、保持エレメントと
を有しており、この保持エレメントが、該保持エレメン
トに形成された支持面で、ピストンエレメントに形成さ
れた別の接触面に接触しているようにした。
【0007】
【発明の効果】ピストンが、弁部材に形成された湾曲さ
れた接触面に接触する支持面を備えたピストンエレメン
トと、弁部材にピストンエレメントを固定するための保
持エレメントとを有する、複数部分から成る構成体とし
て形成されていて、請求項1の構成では、保持エレメン
トがピストンエレメントと保持エレメントとの間に配置
された弾性的なエレメントを介して結合されており、請
求項2の構成では、保持エレメントが、ピストンエレメ
ントの、保持エレメントに向けられた面に、該面に合わ
せられた支持面で接触していることによって、弁部材の
ガイドの軸線を、中間円板と弁保持体との間において両
者相互の十分な相対摺動可能性に基づいてシフトさせる
ことができる。特にガイド相互の方向付け及び平行性に
関するエラーもしくは誤差は、互いに合わせられた面を
有するこのような複数部分から成るピストンによって、
技術的に簡単に実現できる形式で補償することが可能で
ある。
【0008】請求項2記載の燃料噴射弁において、両方
の接触面が同心的なの対称点を備えて球形又は環状に形
成されており、支持面が球形面又は環状面に対する相補
形状をもって又は円錐状に形成されていると、有利であ
る。このように構成されていると、中間円板における弁
部材のガイド及びノズル体のガイドの軸線ずれを、極め
て良好な相対摺動可能性を用いて、特に効果的に補償す
ることができる。
【0009】保持エレメントが弁部材に押し嵌められて
いて、固定リングによって固定されていると、有利であ
る。
【0010】このような構成とは択一的に、保持エレメ
ントが溶接によって、及び/又は形状結合的(formschl
uessig)に、有利にはねじ固定によって、固定されてい
るような構成も、可能である。
【0011】本発明の別の構成では、保持エレメントが
冷間変形又は熱間変形によって、弁部材に形成された溝
にプレス嵌めされている。
【0012】本発明のさらに別の構成では、保持エレメ
ントが有利にはレーザ溶接によって、弁部材に溶接され
ている。
【0013】本発明さらに別の構成では、保持エレメン
トが、弁部材に設けられた溝に挿入されていて、保持エ
レメントを取り囲むリングエレメントによって固定され
ている。
【0014】本発明の別の有利な構成では、弾性的なエ
レメントがエラストマエレメントとして形成されてお
り、該エレメントが、弁部材とピストンエレメントと保
持エレメントとの間に形成された中空室を満たしてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
【0016】図1には、相前後して開放制御可能な2つ
の噴射孔列(Varioregisterduese)を備えた、外方に向
かって開放する構造形式の燃料噴射弁が示されており、
この燃料噴射弁は弁体10を有しており、この弁体10
はその他方の自由端部で、燃料供給される内燃機関の燃
焼室内に突入している。弁体10は軸方向の貫通孔13
を有しており、この貫通孔13内においてピストン状の
弁部材20が軸方向摺動可能に案内されている。弁部材
20は燃焼室側の下端部に、貫通孔13から突出してい
て横断面を拡大された閉鎖ヘッド23を有しており、こ
の閉鎖ヘッド23は弁閉鎖部材を形成している。この閉
鎖ヘッド23は弁体10に向けられたリング端面で、弁
シール面を形成しており、この弁シール面は位置固定の
弁座面と共働し、この弁座面は、弁体10の、貫通孔1
3を取り囲む燃焼室側の端面に形成されている。シール
横断面を生ぜしめる弁シール面と弁座面とはこの場合円
錐形に形成されており、この場合両接触面の円錐角は互
いにわずかに異なっており、その結果規定されたシール
縁が形成される。
【0017】貫通孔13の壁と弁部材20の軸との間に
は、リング状の圧力室30が形成されており、この圧力
室30は燃焼室側においては、閉鎖ヘッドへの弁部材2
0の移行部における、リング肩部23を形成する直径拡
大部によって制限されており、かつ他方の側では弁部材
20の横断面拡大部25によって貫通孔13の寸法に制
限されている。圧力室30は、図3には示されていない
圧力通路19を介して、図示されていない形式で噴射ポ
ンプの噴射導管に接続されている。
【0018】圧力室30を制限するリング肩部からは、
図1及び図3においては見えない噴射通路が延びてお
り、これらの噴射通路は例えば弁部材20の閉鎖ヘッド
における長手方向孔として形成されており、かつこれら
の噴射通路からはシール縁の高さにおいて制御孔が延び
ている。噴射通路の流出開口はこの場合弁シール面の上
において閉鎖ヘッドの周面に配置されていて、これによ
って流出開口が噴射弁の閉鎖方向において、つまり弁座
における弁部材20の接触時に、孔によって覆われてい
て、弁部材20の外方に向かっての開放行程時に初め
て、弁体の孔からの進出によって開放制御されるように
なっている。さらに有利には、弁部材5の軸方向におい
て互いに上下に配置された列(噴射孔列)のうちの2つ
の列は、流出開口を備えており、これらの流出開口は弁
部材開放行程運動中に相前後して開放制御される。択一
的に、長手方向区分が噴射開口として設けられていても
よく、この場合これらの長手方向区分の横断面は、少な
くとも2段階で開放制御される。
【0019】ピストン状の弁部材20は、燃焼室とは反
対側の軸部分で弁体10から、ばね室40を形成してい
て横断面を拡大された、弁保持体42における孔に突入
しており、この弁保持体42は緊締ナット50を用いて
軸方向で弁体10に緊締されている。この場合弁閉鎖ば
ね44はばね室内において緊張させられていて、この場
合弁閉鎖ばね44は燃焼室に近い側の端部で弁体に支持
され、かつ燃焼室とは離れている側の端部で、弁部材に
おける弁受け46に作用し、弁部材20を弁座に対する
押圧接触状態を保つ。
【0020】弁部材20の、外方に向けられた開放行程
運動を制限するために、弁部材20は、弁体10から弁
保持体42に突入していて燃焼室から離れている端部
に、弁部材軸から半径方向に突出するピストン60を有
しており、このピストン60はハイドロリック式の緩衝
室70を制限している。
【0021】この場合この緩衝室70は中間円板72内
に設けられており、この中間円板72は軸方向で見て、
弁体10の燃焼室から離れている端面と、弁保持体42
の燃焼室側の端面との間において緊締されている。中間
円板72は、軸方向の貫通孔の形をした、(見えない)
圧力通路の一部を有している。さらに中間円板72は中
央の貫通開口73を有しており、この貫通開口73を通
って弁部材10の軸は貫通していて、この貫通開口73
は半径方向外側に緩衝室70を制限している。
【0022】弁部材10は2つの研削部17,18を有
しており、両研削部17,18は弁部材の開放行程運動
中に、相前後して閉鎖制御可能である。一方の研削部1
7は、弁80を内蔵する放圧通路82を介して低圧室と
接続可能である。研削部と放圧通路82内に配置された
弁80との機能は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1
9739905号明細書に開示されている。
【0023】特に図2から分かるように、ピストン60
はピストンエレメント61を有しており、このピストン
エレメント61は弁部材10に、締めしろ(Uebermas
s)をもって圧着された保持リング63によって固定さ
れており、この保持リング63はピストンエレメント6
1の下側に対する静的な圧力を摩擦力結合(Reibschlus
s)によって受け止める。動的な負荷を受け止めるため
に、分割されていない固定リング64が設けられてお
り、この固定リング64は大きな締めしろをもってかつ
軸方向のプレロード下で、弁部材20に圧着される。
【0024】保持リング63とピストンエレメント61
との間にはエラストマエレメント80が配置されてお
り、このエラストマエレメント80は、ピストンエレメ
ント61と弁部材20と保持エレメント63との間に形
成された中空室を満たしている。
【0025】ピストンエレメント61は、有利には球形
又は環状に形成された接触面29に載設されている。ピ
ストンエレメント61の、接触面29に向けられた支持
面は、接触面に対する相補形状をもって半球形に又は円
錐形に形成されている。圧力室70内におけるピストン
60のこの配置形式によって、弁体10及び弁保持体4
2並びに中間円板72における弁部材20のガイドの製
作誤差と、負荷圧によって生ぜしめられる脈動する衝撃
負荷、つまりピストン60の固定部ひいては弁部材20
に対する衝撃負荷を、効果的に排除することができる。
この場合同時に極めて高い耐摩耗強度が、ピストンエレ
メント61及び保持エレメント63を金属部品として形
成することによって実現される。まさに、弁部材20に
形成された接触面29と該接触面29に合わせられたピ
ストンエレメント61の支持面とを、環状に形成するこ
とによって、十分な相対・摺動可能性が実現され、この
相対・摺動可能性は、ガイドと弁部材20と中間円板7
2と弁体10との軸線のずれを補償することができる。
ガイドの方向付けにおける誤差、特にガイド相互の傾倒
及び非平行性は、ピストンエレメント61が球面又は環
状面の中心点を中心にした円形軌道に沿って運動できる
ことによって、補償され、この場合エラストマエレメン
ト80によって弁部材20に対する補償が与えられてい
る。
【0026】図示の実施例とは択一的に保持リング63
は、弁部材20への圧着によって弾性的に変形され、弁
部材20に設けられた溝に嵌め込まれる固定リング64
を用いた固定方式の代わりに、溶接された又は形状結合
的(formschluessig)な、例えば止めナットによって固
定された保持リング63によっても、実現することがで
きる。圧力負荷される制御室90のシールは、ピストン
エレメント61の極めて狭いガイドと、弁部材20とピ
ストンエレメント61との間における接触箇所とを介し
て、かつエラストマエレメント80によって行われる。
【0027】図3及び図4に示された別の実施例では、
図1及び図2に示された実施例に相当するエレメントも
しくは部材に対して、同一符号が付けられており、した
がってこれらの部材の記載に関しては、内容的にまった
く前記実施例に対するものと同じである。
【0028】図1及び図2に示された実施例とは異な
り、ピストンエレメント61は保持リング63と、エラ
ストマエレメントを介して結合されているのではなく、
ピストンエレメント61は保持エレメント63に向けら
れた側に、同様に接触面62を有しており、この接触面
62は同様に有利には球形又は環状に形成されている。
この保持エレメント63は接触面62に向けられた側
に、接触面62に対する相補形状をもって半球形に形成
された支持面又は円錐形の支持面を有している。両者は
共に有利には球形に形成された接触面である、弁部材2
0に形成された接触面29と、ピストンエレメント61
に形成された接触面62とは、同一の対称点、つまり同
一の半径中心点を有している。このような構成によっ
て、製作誤差に基づいて生じ得る、上述のような軸線ず
れ及び角度ずれは、補償される。
【0029】図5、図6及び図7に示された実施例にお
いても、図1及び図2に示された実施例に相当するエレ
メントもしくは部材に対して、同一符号が付けられてお
り、したがってこれらの部材の記載に関しては、内容的
にまったく前記実施例に対するものと同じである。
【0030】図5に示された実施例では保持エレメント
63は、冷間プレス又は熱間プレスによって、弁部材2
0に形成された溝200内に押し込まれている。
【0031】図6に示された実施例では、保持エレメン
トはレーザ溶接を用いて弁部材20に固定されている。
図6には、レーザ溶接溝210が略示されている。
【0032】図7に示された実施例では保持エレメント
63は、弁部材20に形成された溝230に挿入されて
いて、リング状に環状のリングエレメント110によっ
て固定されている。
【0033】この実施例では、エラストマエレメント8
0が、ピストンエレメント61と保持エレメント63と
弁部材20との間の中空室において、そのために設けら
れた中空室内に配置されている。このエラストマエレメ
ントは、図1及び図2に示されて図1及び図2に示され
た実施例との関連において記載されたエラストマエレメ
ントに相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料噴射弁の第1実施例を示す図
である。
【図2】図1のIIで示された区分を拡大して示す図で
ある。
【図3】本発明による燃料噴射弁の第2実施例を示す図
である。
【図4】図3のIVで示された区分を拡大して示す図で
ある。
【図5】本発明による燃料噴射弁の第3実施例を示す図
である。
【図6】本発明による燃料噴射弁の第4実施例を示す図
である。
【図7】本発明による燃料噴射弁の第5実施例を示す図
である。
【符号の説明】
10 弁体、 13 貫通孔、 17,18 研削部、
20 弁部材、 23 閉鎖ヘッド、 25 横断面
拡大部、 29 接触面、 30 圧力室、40 ばね
室、 42 弁保持体、 44 弁閉鎖ばね、 46
弁受け、 50 緊締ナット、 60 ピストン、 6
1 ピストンエレメント、 62 接触面、 63 保
持リング、 64 固定リング、 70 緩衝室、 7
2 中間円板、 73 貫通開口、 80 エラストマ
エレメント、 110 リングエレメント、 200
溝、 210 レーザ溶接溝、 230 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン ハース ドイツ連邦共和国 マンメンドルフ アウ グスブルガー シュトラーセ 72 (72)発明者 トーマス キューグラー ドイツ連邦共和国 コルンタール−ミュン ヒンゲン ジーベンモルゲンシュトラーセ 12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁体
    の孔内に戻し力に抗して軸方向外側に向かってシフト可
    能な弁部材(20)が設けられており、該弁部材(2
    0)が燃焼室側の端部に、孔(13)から突出していて
    弁閉鎖部材を形成する閉鎖ヘッドを有しており、該閉鎖
    ヘッドが、弁体(10)に向けられた側に弁シール面を
    有しており、該弁シール面によって閉鎖ヘッドが、弁体
    の燃焼室側の端面に配置された弁座面と共働するように
    なっており、さらに閉鎖ヘッドに、圧力室から延びる少
    なくとも1つの噴射開口が設けられており、該噴射開口
    の流出開口が弁部材の閉鎖位置において弁体によって覆
    われ、外方に向かって方向付けられた開口行程時に開放
    されるようになっており、さらにまた、弁部材の開放行
    程距離を制限する2段階のハイドロリック式の行程スト
    ッパが設けられており、該行程ストッパが、閉鎖制御可
    能な放圧導管を備えたハイドロリック式の緩衝室として
    形成されており、この場合放圧導管が、弁部材に設けら
    れた少なくとも2つの切欠きを介して緩衝室と接続可能
    であり、これらの切欠きが、弁部材の開放行程運動中に
    相前後して閉鎖制御可能であり、この場合切欠きのうち
    の少なくとも1つが、弁を有する放圧通路を介して低圧
    室と接続可能であり、緩衝室が、弁体と弁保持体との間
    に緊締された中間円板(72)内に設けられていて、弁
    体(10)の端面と対向して位置する軸方向端部におい
    て、弁部材に固定されたピストン(60)によって制限
    されており、該ピストン(60)がその外周部におい
    て、シール作用をもって摺動可能に緩衝室の壁に沿って
    案内されている形式のものにおいて、 ピストン(60)が、弁部材に形成された湾曲された接
    触面に接触する支持面を備えたピストンエレメント(6
    1)と、弁部材(20)にピストンエレメント(61)
    を固定するための保持エレメントと、ピストンエレメン
    トと保持エレメントとの間に配置された弾性的なエレメ
    ントとを有していることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁体
    の孔内に戻し力に抗して軸方向外側に向かってシフト可
    能な弁部材(20)が設けられており、該弁部材(2
    0)が燃焼室側の端部に、孔(13)から突出していて
    弁閉鎖部材を形成する閉鎖ヘッドを有しており、該閉鎖
    ヘッドが、弁体(10)に向けられた側に弁シール面を
    有しており、該弁シール面によって閉鎖ヘッドが、弁体
    の燃焼室側の端面に配置された弁座面と共働するように
    なっており、さらに閉鎖ヘッドに、圧力室から延びる少
    なくとも1つの噴射開口が設けられており、該噴射開口
    の流出開口が弁部材の閉鎖位置において弁体によって覆
    われ、外方に向かって方向付けられた開口行程時に開放
    されるようになっており、さらにまた、弁部材の開放行
    程距離を制限する2段階のハイドロリック式の行程スト
    ッパが設けられており、該行程ストッパが、閉鎖制御可
    能な放圧導管を備えたハイドロリック式の緩衝室として
    形成されており、この場合放圧導管が、弁部材に設けら
    れた少なくとも2つの切欠きを介して緩衝室と接続可能
    であり、これらの切欠きが、弁部材の開放行程運動中に
    相前後して閉鎖制御可能であり、この場合切欠きのうち
    の少なくとも1つが、弁を有する放圧通路を介して低圧
    室と接続可能であり、緩衝室が、弁体と弁保持体との間
    に緊縮された中間円板(72)内に設けられていて、弁
    体(10)の端面と対向して位置する軸方向端部におい
    て、弁部材に固定されたピストン(60)によって制限
    されており、該ピストン(60)がその外周部におい
    て、シール作用をもって摺動可能に緩衝室の壁に沿って
    案内されている形式のものにおいて、ピストン(60)
    が、弁部材に形成された湾曲された接触面(29)に接
    触する支持面を備えたピストンエレメントと、保持エレ
    メントとを有しており、この保持エレメントが、該保持
    エレメントに形成された支持面で、ピストンエレメント
    に形成された別の接触面(62)に接触していることを
    特徴とする燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 両方の接触面(29,62)が同一の対
    称点を備えて球形又は環状に形成されており、支持面が
    球形面に対する相補形状をもって又は円錐状に形成され
    ている、請求項2記載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 接触面(29)が球形又は環状に形成さ
    れており、ピストンエレメント(61)の支持面が、接
    触面に対する相補形状をもって半球形に又は円錐形に形
    成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 保持エレメント(63)が押し嵌められ
    ていて、固定リングによって固定されている、請求項1
    から4までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 保持エレメント(63)が溶接によっ
    て、又は形状結合的に、有利にはねじ固定によって、固
    定されている、請求項1から4までのいずれか1項記載
    の燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】 保持エレメント(63)が冷間プレス工
    程又は熱間プレス工程によって、弁部材(20)に形成
    された溝(200)にプレス嵌めされている、請求項1
    から6までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 保持エレメント(63)が有利にはレー
    ザ溶接によって、弁部材(20)に溶接されている、請
    求項1から4までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】 保持エレメント(63)が、弁部材(2
    0)に設けられた溝(230)に挿入されていて、保持
    エレメント(63)を取り囲むリングエレメント(11
    0)によって固定されている、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載の燃料噴射弁。
  10. 【請求項10】 弾性的なエレメントがエラストマエレ
    メントであり、該エレメントが、弁部材(20)とピス
    トンエレメント(61)と保持リング(72)との間に
    配置された中空室を満たしている、請求項1から9まで
    のいずれか1項記載の燃料噴射弁。
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