JP2000204040A - 精神神経症状の治療剤又は予防剤 - Google Patents

精神神経症状の治療剤又は予防剤

Info

Publication number
JP2000204040A
JP2000204040A JP11007416A JP741699A JP2000204040A JP 2000204040 A JP2000204040 A JP 2000204040A JP 11007416 A JP11007416 A JP 11007416A JP 741699 A JP741699 A JP 741699A JP 2000204040 A JP2000204040 A JP 2000204040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
hhh
pyrr
phenyl
meo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11007416A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Naruto
俊二 成戸
Toshiyuki Tonohiro
利之 殿広
Masahiko Sugimoto
雅彦 杉本
Nobuyoshi Iwata
宜芳 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP11007416A priority Critical patent/JP2000204040A/ja
Publication of JP2000204040A publication Critical patent/JP2000204040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、優れた5−HT2受容体拮抗作用及
び5−HT1A受容体作動作用を有する精神神経症状の治
療剤又は予防剤を提供する。 【解決手段】該精神神経症状の治療剤又は予防剤の含有
成分は、一般式 【化1】 (R1:置換可アリール基、置換可飽和複素環基、置換
可芳香族複素環基;R2a及びR2b:H、アルキル基;R
3:H、アルキル基;R4:置換可アリール基、置換可飽
和複素環基、置換可芳香族複素環基;R5:H、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アルコキシ基又はアルコキシカル
ボニル基;m:1−3;n:1−6;X:炭素原子又は
窒素原子を示す。)を有するピペラジン誘導体又はその
薬理上許容される塩である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れたセロトニン
1A受容体(以下、5−HT1A受容体と略す)作動作用
並びにセロトニン2受容体(以下、5−HT2受容体と
略す)拮抗作用を併せ持つ、精神神経症状(例えば、痴
呆症周辺症状、不安若しくは鬱症状、又は乗り物酔い)
の治療剤又は予防剤に関する。
【0002】
【従来の技術】老齢人口の増加に伴い、老人に特有な疾
患とその治療方法が社会的な問題となっている。その中
で、痴呆やアルツハイマー病のような知能に関する疾患
は年齢が高くなるに比例して増加しており、患者の介護
が大きな問題となっている。通常これらの患者は睡眠時
間が不安定になるのと、自分のいる場所や状況が分から
なくなり、徘徊、攻撃性、幻覚、妄想等が多くなり、介
護をする人の負担になっている。
【0003】これら痴呆症周辺症状の中で譫妄は多くの
患者に見られている。譫妄とは意識障害の一つで、外界
印象の了解は障害されていながら、内的興奮によって活
発な意識過程が行われ、客観的な運動性不安が見られる
状態をいう。この状態では夢においてと同様に多くの表
象の出現が容易で、それらは不規則無意味に融合し、ま
た断ち切れる。感情に苦悶性のことが多いが、ときには
爽快で諧虐的である。思考、言語は支離滅裂、断片的
で、妄覚とくに視覚性の錯覚が多い。運動性不安として
は、寝ている布団をつかむとか、恐怖からのがれようと
する動きとか、ある程度まとまった動きを示すこともあ
る。一般にその発現は徐々であるが、時に急激にくるこ
ともあり、数日から1〜2週間続くことが多い。発病は
夜間のみに見られ、あるいは夜間に特に増悪することが
しばしばであり、介護をする人の大きな負担となってい
る。
【0004】譫妄治療剤としては、現在、ドパミン2受
容体拮抗作用を有する、塩酸チアプリド(tiapride hyd
rochloride)が臨床で用いられている。又、ハロペリド
ール(haloperidol)もドパミン2受容体拮抗作用を有
することが知られている。
【0005】
【化2】 また、痴呆症周辺症状には、「鬱症状」、「不安神経
症」等の症状もあるが、同時にこれらの症状は痴呆症を
伴わない場合も起こり得る。これらの諸症状に対する治
療剤として、不安神経症にはベンゾジアゼピン系抗不安
剤並びに5−HT 1Aアゴニスト類が、また、抗鬱剤とし
てはモノアミン取り込み阻害剤並びに可逆的選択的モノ
アミン酸化酵素阻害剤が既にあるが、精神症状は複雑で
あるために必ずしも薬剤が充分であるとは言えない。
【0006】さらに、痴呆症周辺症状には、幻覚、妄想
等もあるが、これらに対する有効な治療剤は未だない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、新たな精
神神経症状治療剤又は予防剤の開発を目指し、種々のピ
ペラジン誘導体の合成とその薬理活性について、長年に
亘り鋭意研究を行った結果、特異な構造を有するピペラ
ジン誘導体が、5−HT2受容体拮抗作用(幻覚、錯
覚、妄想、徘徊又は睡眠の覚醒リズム等の改善作用)及
び5−HT1A受容体作動作用(不安、恐怖又は鬱症状等
の改善作用)を併せ持ち、痴呆症周辺症状の治療効果又
は予防効果[譫妄治療効果若しくは予防効果(特に治療
効果)、譫妄の周辺症状(例えば徘徊等)に対する治療
効果若しくは予防効果(特に治療効果)又は幻覚若しく
は妄想に対する治療効果若しくは予防効果(特に治療効
果)]、不安若しくは鬱症状等に対する向精神作動薬効
果或は乗り物酔いの予防効果等の、精神神経症状の治療
効果又は予防効果を有することを見いだし本発明を完成
した。
【0008】本発明は、優れた5−HT2受容体拮抗作
用及び5−HT1A受容体作動作用を併せ持つピペラジン
誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神
経症状の治療剤又は予防剤を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の精神神経症状の
治療剤又は予防剤の含有成分は、一般式(I)を有する
ピペラジン誘導体である。
【0010】
【化3】 上記式中、R1は、C6−C14アリール基、同一又は異な
って下記置換基群αより選択される置換基を1乃至3個
有するC6−C14アリール基、5員乃至6員環の飽和複
素環基(当該複素環は1又は2個の酸素原子、窒素原子
若しくは硫黄原子を含む)、同一又は異なって下記置換
基群αより選択される置換基を1乃至3個有する5員乃
至6員環の飽和複素環基(当該複素環は1又は2個の酸
素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)、5員乃至
6員環の芳香族複素環基(当該複素環は、同一又は異な
って、1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原
子を含む)、或は同一又は異なって下記置換基群αより
選択される置換基を1乃至3個有する5員乃至6員環の
芳香族複素環基(当該複素環は、同一又は異なって、1
又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含
む)を示し、R2a及びR2bは、同一又は異なって、水素
原子又はC1−C6アルキル基を示し、R3は、水素原子
又はC1−C6アルキル基を示し、R4は、C6−C14アリ
ール基、同一又は異なって下記置換基群βより選択され
る置換基を1乃至3個有するC6−C14アリール基、5
員乃至6員環の飽和複素環基(当該複素環は1又は2個
の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)、同一
又は異なって下記置換基群βより選択される置換基を1
乃至3個有する5員乃至6員環の飽和複素環基(当該複
素環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原
子を含む)、5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複
素環は、同一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒
素原子若しくは硫黄原子を含む)或は同一又は異なって
下記置換基群βより選択される置換基を1乃至3個有す
る5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複素環は、同
一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒素原子若し
くは硫黄原子を含む)を示し、R5は、水素原子、ハロ
ゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基
又はC2−C7アルコキシカルボニル基を示し、mは、1
乃至3の整数を示し、nは、1乃至6の整数を示し、X
は、炭素原子又は窒素原子を示し、置換基群αは、ハロ
ゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ
基、水酸基又は保護された水酸基を示し、置換基群β
は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基又はC1−C6
ルコキシ基を示す。
【0011】又、本発明の医薬の有効成分は、上記一般
式(I)を有するピペラジン誘導体である。
【0012】上記一般式(I)に於て、R5、置換基群
α及び置換基群βの定義に於ける「ハロゲン原子」は、
例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子で
あり得、好適には弗素原子又は塩素原子である。
【0013】上記に於て、R2a、R2b、R3、R5、置換
基群α及び置換基群βの定義に於ける「C1−C6アルキ
ル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−
メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル
基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペ
ンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル
基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブ
チル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチル
ブチル基又は2−エチルブチル基のような炭素数1乃至
6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり得、好適にはC
1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエ
チル基である。
【0014】上記に於て、R5、置換基群α及び置換基
群βの定義に於ける「C1−C6アルコキシ基」は、例え
ば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロ
ポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ
基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチル
オキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキシ
基、1−エチルプロポキシ基、ヘキシルオキシ基、4−
メチルペンチルオキシ基、3−メチルペンチルオキシ
基、2−メチルペンチルオキシ基、1−メチルペンチル
オキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメ
チルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2
−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、
2,3−ジメチルブトキシ基又は2−エチルブトキシ基
のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ
基であり得、好適にはC1−C4アルコキシ基であり、更
に好適にはメトキシ基又はエトキシ基である。
【0015】上記に於て、R5の定義に於ける「C2−C
7アルコキシカルボニル基」は、前記「C1−C6アルコ
キシ基」がカルボニル基に結合した基を示し、例えば、
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポ
キシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブト
キシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s−ブ
トキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ペン
チルオキシカルボニル基、イソペンチルオキシカルボニ
ル基、2−メチルブトキシカルボニル基、ネオペンチル
オキシカルボニル基、1−エチルプロポキシカルボニル
基、ヘキシルオキシカルボニル基、4−メチルペンチル
オキシカルボニル基、3−メチルペンチルオキシカルボ
ニル基、2−メチルペンチルオキシカルボニル基、1−
メチルペンチルオキシカルボニル基、3,3−ジメチル
ブトキシカルボニル基、2,2−ジメチルブトキシカル
ボニル基、1,1−ジメチルブトキシカルボニル基、
1,2−ジメチルブトキシカルボニル基、1,3−ジメ
チルブトキシカルボニル基、2,3−ジメチルブトキシ
カルボニル基又は2−エチルブトキシカルボニル基であ
り得、好適にはC2−C5アルコキシカルボニル基であ
り、更に好適にはメトキシカルボニル基又はエトキシカ
ルボニル基である。
【0016】上記に於て、置換基群αの定義における
「保護された水酸基」の保護基は、加水素分解、加水分
解、電気分解若しくは光分解のような化学的方法により
開裂し得る「反応における保護基」又は「生体内で加水
分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」を
示す。
【0017】斯かる「反応における保護基」は、例え
ば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イ
ソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イ
ソバレリル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、
3−メチルノナノイル、8−メチルノナノイル、3−エ
チルオクタノイル、3,7−ジメチルオクタノイル、ウ
ンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラ
デカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、1
−メチルペンタデカノイル、14−メチルペンタデカノ
イル、13,13−ジメチルテトラデカノイル、ヘプタ
デカノイル、15−メチルヘキサデカノイル、オクタデ
カノイル、1−メチルヘプタデカノイル、ノナデカノイ
ル、アイコサノイル若しくはヘナイコサノイルのような
アルカノイル基、スクシノイル、グルタロイル若しくは
アジポイルのようなカルボキシ化アルカノイル基、クロ
ロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル若
しくはトリフルオロアセチルのようなハロゲノ低級アル
カノイル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシ
低級アルカノイル基又は(E)−2−メチル−2−ブテ
ノイルのような不飽和アルカノイル基等の「脂肪族アシ
ル基」;ベンゾイル、α−ナフトイル若しくはβ−ナフ
トイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベン
ゾイル若しくは4−クロロベンゾイルのようなハロゲノ
アリールカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾ
イル若しくは4−トルオイルのような低級アルキル化ア
リールカルボニル基、4−アニソイルのような低級アル
コキシ化アリールカルボニル基、2−カルボキシベンゾ
イル、3−カルボキシベンゾイル若しくは4−カルボキ
シベンゾイルのようなカルボキシ化アリールカルボニル
基、4−ニトロベンゾイル若しくは2−ニトロベンゾイ
ルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メト
キシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカ
ルボニル化アリールカルボニル基又は4−フェニルベン
ゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の
「芳香族アシル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、
3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキ
シテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピ
ラン−2−イル若しくは4−メトキシテトラヒドロチオ
ピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル又は
テトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン−
2−イル若しくはテトラヒドロチオフラン−2−イルの
ような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフ
ラニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イ
ソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリ
ル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチ
ルシリル若しくはトリイソプロピルシリルのようなトリ
低級アルキルシリル基又はジフェニルメチルシリル、ジ
フェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル
若しくはフェニルジイソプロピルシリルのような1又は
2個のアリール基で置換されたトリ低級アルキルシリル
基等の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチ
ル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシ
メチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル若しく
はt−ブトキシメチルのような低級アルコキシメチル
基、2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキ
シ化低級アルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロ
エトキシメチル若しくはビス(2−クロロエトキシ)メ
チルのようなハロゲノ低級アルコキシメチル等の「アル
コキシメチル基」;1−エトキシエチル若しくは1−
(イソプロポキシ)エチルのような低級アルコキシ化エ
チル基又は2,2,2−トリクロロエチルのようなハロ
ゲン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジル、α−
ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチ
ル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチ
ル若しくは9−アンスリルメチルのような1乃至3個の
アリール基で置換された低級アルキル基又は4−メチル
ベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,
5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−
メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブ
ロモベンジル若しくは4−シアノベンジルのような低級
アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン若しくはシアノ基
でアリール環が置換された1乃至3個のアリール基で置
換された低級アルキル基等の「アラルキル基」;メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカル
ボニル若しくはイソブトキシカルボニルのような低級ア
ルコキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキ
シカルボニル又は2−トリメチルシリルエトキシカルボ
ニルのようなハロゲン若しくはトリ低級アルキルシリル
基で置換された低級アルコキシカルボニル基等の「アル
コキシカルボニル基」;ビニルオキシカルボニル若しく
はアリルオキシカルボニルのような「アルケニルオキシ
カルボニル基」;或は、ベンジルオキシカルボニル、4
−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメト
キシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオ
キシカルボニル若しくは4−ニトロベンジルオキシカル
ボニルのような、1又は2個の低級アルコキシ若しくは
ニトロ基でアリール環が置換されていてもよい「アラル
キルオキシカルボニル基」であり得、一方、「生体内で
加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護
基」は、例えば、プロピオニルオキシメチル、ピバロイ
ルオキシメチル、ジメチルアミノアセトキシメチル、1
−アセトキシエチルのようなアシルオキシアルキル基;
1−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エト
キシカルボニルオキシ)エチル、エトキシカルボニルオ
キシメチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル若しく
は1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチ
ルのような1−(アルコキシカルボニルオキシ)アルキ
ル基;フタリジル基;4−メチル−オキソジオキソレニ
ルメチル、4−フェニル−オキソジオキソレニルメチル
若しくはオキソジオキソレニルメチルのようなオキソジ
オキソレニルメチル基等の「カルボニルオキシアルキル
基」;上記「脂肪族アシル基」;上記「芳香族アシル
基」;「コハク酸のハーフエステル塩残基」;「燐酸エ
ステル塩残基」;「アミノ酸等のエステル形成残基」;
カルバモイル基;1又は2個の低級アルキル基で置換さ
れたカルバモイル基;であり得、好適には、アルカノイ
ル基又は芳香族アシル基であり、特に好適にはアルカノ
イル基(特にピバロイル、バレリル、イソバレリル、オ
クタノイル、ノナノイル若しくはデカノイル基)であ
る。
【0018】尚、「生体内で加水分解のような生物学的
方法により開裂し得る保護基」であるか否かは、ラット
やマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、そ
の後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬理
学的に許容される塩を検出できることにより決定するこ
とができる。
【0019】上記に於て、R1及びR4の定義に於ける
「C6−C14アリール基」は、例えば、フェニル基、イ
ンデニル基、ナフチル基、フェナンスレニル基又はアン
トラセニル基のような炭素数6乃至14個の芳香族炭化
水素基であり得、好適にはフェニル基又はナフチル基で
あり、更に好適にはフェニル基である。
【0020】上記に於て、R1の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群αより選択される置換基を1乃
至3個有するC6−C14アリール基」は、例えば、2−
フルオロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−ブロ
モフェニル基、5−ヨードフェニル基、2,4−ジフル
オロフェニル基、3−クロロ−5−フルオロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジブロモフ
ェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基、2,
6−ジクロロ−4−フルオロフェニル基、2,3,4−
トリクロロフェニル基、2−トリル基、3−クメニル
基、2,3−キシリル基、2,4,6−メシチル基、2
−エチルフェニル基、4−プロピルフェニル基、2−メ
トキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メト
キシフェニル基、3−エトキシフェニル基、4−エトキ
シフェニル基、4−ヘキシルオキシフェニル基、2,4
−ジメトキシフェニル基、3−ヒドロキシフェニル基、
4−ヒドロキシフェニル基、4−オクタノイルオキシフ
ェニル基、3−フルオロ−1−インデニル基、3−クロ
ロ−1−インデニル基、4−ブロモ−1−インデニル
基、5−ヨード−1−インデニル基、5,6−ジフルオ
ロ−1−インデニル基、5−クロロ−6−フルオロ−1
−インデニル基、5,6−ジクロロ−1−インデニル
基、5,6−ジブロモ−1−インデニル基、7−メチル
−1−インデニル基、4−エチル−1−インデニル基、
3−プロピル−1−インデニル基、5,6−ジメチル−
1−インデニル基、3,5,6−トリメチル−1−イン
デニル基、7−メトキシ−1−インデニル基、5−エト
キシ−1−インデニル基、6−ヘキシルオキシ−1−イ
ンデニル基、4,7−ジメトキシ−1−インデニル基、
6−ヒドロキシ−1−インデニル基、6−バレリルオキ
シ−1−インデニル基、5−フルオロ−1−ナフチル
基、6−クロロ−1−ナフチル基、7−ブロモ−2−ナ
フチル基、8−ヨード−2−ナフチル基、6,7−ジフ
ルオロ−1−ナフチル基、5−クロロ−6−フルオロ−
2−ナフチル基、6,7−ジクロロ−2−ナフチル基、
6,7−ジブロモ−1−ナフチル基、4,6,7−トリ
フルオロ−2−ナフチル基、6,7−ジクロロ−4−フ
ルオロ−1−ナフチル基、4,6,7−トリクロロ−2
−ナフチル基、7−メチル−2−ナフチル基、8−エチ
ル−2−ナフチル基、6−プロピル−2−ナフチル基、
6,7−ジメチル−1−ナフチル基、6,7,8−トリ
メチル−2−ナフチル基、5−メトキシ−2−ナフチル
基、6−エトキシ−1−ナフチル基、7−ヘキシルオキ
シ−2−ナフチル基、6,7−ジメトキシ−1−ナフチ
ル基、7−ヒドロキシ−1−ナフチル基、7−ベンゾイ
ルオキシ−1−ナフチル基、3−ヘキシル−1−フェナ
ンスレニル基又は9−ヘキシルオキシ−1−アントラセ
ニル基のような、置換基群αより同一又は異なって選択
される1乃至3個の置換基を有する炭素数6乃至14個
の芳香族炭化水素基であり得、好適には、弗素、塩素、
1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水酸基及びア
ルカノイルオキシからなる群より同一又は異なって選択
される1又は2個の置換基を有する、フェニル基又はナ
フチル基であり、更に好適には、弗素、塩素、C1−C4
アルキル、C1−C4アルコキシ及び水酸基からなる群よ
り同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有
するフェニル基であり、特に好適には、弗素、塩素、メ
チル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より選
択される一つの置換基を有するフェニル基であり、最も
好適には、3−フルオロフェニル基、4−メチルフェニ
ル基、3−メトキシフェニル基又は4−メトキシフェニ
ル基である。
【0021】上記に於て、R4の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群βより選択される置換基を1乃
至3個有するC6−C14アリール基」は、例えば、2−
フルオロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−ブロ
モフェニル基、5−ヨードフェニル基、2,4−ジフル
オロフェニル基、3−クロロ−5−フルオロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジブロモフ
ェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基、2,
6−ジクロロ−4−フルオロフェニル基、2,3,4−
トリクロロフェニル基、2−トリル基、3−クメニル
基、2,3−キシリル基、2,4,6−メシチル基、2
−エチルフェニル基、4−プロピルフェニル基、2−メ
トキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メト
キシフェニル基、3−エトキシフェニル基、4−エトキ
シフェニル基、4−ヘキシルオキシフェニル基、2,4
−ジメトキシフェニル基、3−フルオロ−1−インデニ
ル基、3−クロロ−1−インデニル基、4−ブロモ−1
−インデニル基、5−ヨード−1−インデニル基、5,
6−ジフルオロ−1−インデニル基、5−クロロ−6−
フルオロ−1−インデニル基、5,6−ジクロロ−1−
インデニル基、5,6−ジブロモ−1−インデニル基、
7−メチル−1−インデニル基、4−エチル−1−イン
デニル基、3−プロピル−1−インデニル基、5,6−
ジメチル−1−インデニル基、3,5,6−トリメチル
−1−インデニル基、7−メトキシ−1−インデニル
基、5−エトキシ−1−インデニル基、6−ヘキシルオ
キシ−1−インデニル基、4,7−ジメトキシ−1−イ
ンデニル基、5−フルオロ−1−ナフチル基、6−クロ
ロ−1−ナフチル基、7−ブロモ−2−ナフチル基、8
−ヨード−2−ナフチル基、6,7−ジフルオロ−1−
ナフチル基、5−クロロ−6−フルオロ−2−ナフチル
基、6,7−ジクロロ−2−ナフチル基、6,7−ジブ
ロモ−1−ナフチル基、4,6,7−トリフルオロ−2
−ナフチル基、6,7−ジクロロ−4−フルオロ−1−
ナフチル基、4,6,7−トリクロロ−2−ナフチル
基、7−メチル−2−ナフチル基、8−エチル−2−ナ
フチル基、6−プロピル−2−ナフチル基、6,7−ジ
メチル−1−ナフチル基、6,7,8−トリメチル−2
−ナフチル基、5−メトキシ−2−ナフチル基、6−エ
トキシ−1−ナフチル基、7−ヘキシルオキシ−2−ナ
フチル基、6,7−ジメトキシ−1−ナフチル基、3−
ヘキシル−1−フェナンスレニル基又は9−ヘキシルオ
キシ−1−アントラセニル基のような、置換基群βより
同一又は異なって選択される1乃至3個の置換基を有す
る炭素数6乃至14個の芳香族炭化水素基であり得、好
適には、弗素、塩素、C1−C4アルキル及びC1−C4
ルコキシからなる群より同一又は異なって選択される1
又は2個の置換基を有する、フェニル基又はナフチル基
であり、更に好適には、弗素、塩素、C1−C4アルキル
及びC1−C4アルコキシからなる群より同一又は異なっ
て選択される1又は2個の置換基を有するフェニル基で
あり、特に好適には、弗素、塩素、メチル、エチル、メ
トキシ及びエトキシからなる群より選択される一つの置
換基を有するフェニル基である。
【0022】上記において、R1及びR4の定義に於ける
「5員乃至6員環の飽和複素環基(当該複素環は1又は
2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)」
は、例えば、2−ピロリジニル基、3−ピロリジニル
基、2−イミダゾリジニル基、4−イミダゾリジニル
基、3−ピラゾリジニル基、2−ピペリジル基、3−ピ
ペリジル基、2−ピペラジニル基、3−モルホリニル基
又は3−チオモルホニル基であり得、好適には、ピロリ
ジニル基又はピペリジル基であり、特に好適には、2−
ピロリジニル基又は2−ピペリジル基である。
【0023】上記に於て、R1の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群αより選択される置換基を1乃
至3個有する5員乃至6員環の飽和複素環基(当該複素
環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子
を含む。)」は、例えば、4−クロロ−2−ピロリジニ
ル基、4−メチル−2−ピロリジニル基、2−メトキシ
−3−ピロリジニル基、4−ヒドロキシ−2−ピロリジ
ニル基、4−ピバロイルオキシ−2−ピロリジニル基、
4−フルオロ−2−イミダゾリジニル基、5−クロロ−
2−イミダゾリジニル基、4−メチル−2−イミダゾリ
ジニル基、4−メトキシ−2−イミダゾリジニル基、5
−ヒドロキシ−2−イミダゾリジニル基、4−オクタノ
イルオキシ−2−イミダゾリジニル基、4−フルオロ−
2−ピラゾリジニル基、3−クロロ−2−ピラゾリジニ
ル基、4−メチル−2−ピラゾリジニル基、4−エチル
−2−ピラゾリジニル基、4−メトキシ−2−ピラゾリ
ジニル基、5−ヒドロキシ−2−ピラゾリジニル基、5
−ノナノイルオキシ−2−ピラゾリジニル基、4−フル
オロ−2−ピペリジル基、3,4−ジクロロ−2−ピペ
リジル基、4−ブロモ−2−ピペリジル基、4−メチル
−2−ピペリジル基、4−プロポキシ−2−ピペリジル
基、5−ヒドロキシ−2−ピペリジル基、5−デカノイ
ルオキシ−2−ピペリジル基、5−フルオロ−2−ピペ
ラジニル基、5−フルオロ−1−メチル−2−ピペラジ
ニル基、1,5−ジメチル−2−ピペラジニル基、5−
ヒドロキシ−1−メチル−2−ピペラジニル基、5−ピ
バロイルオキシ−1−メチル−2−ピペラジニル基、5
−フルオロ−2−ピペラジニル基、5−フルオロ−2−
ピペラジニル基、5−フルオロ−2−ピペラジニル基、
4−メチル−3−モルホリニル基又は4−ヘキシル−2
−チオモルホニル基のような、置換基群αより同一又は
異なって選択される1乃至3個の置換基を有する5員乃
至6員環の飽和複素環基であり得、好適には、弗素、塩
素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水酸基及
びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異なって
選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリジニル
基又はピペリジル基であり、更に好適には、弗素、塩
素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ及び水酸基
からなる群より選択される一つの置換基を有する、ピロ
リジニル基又はピペリジル基であり、特に好適には、弗
素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから
なる群より選択される一つの置換基を有する2−ピロリ
ジニル基又は2−ピペリジル基である。
【0024】上記に於て、R4の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群βより選択される置換基を1乃
至3個有する5員乃至6員環の飽和複素環基(当該複素
環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子
を含む。)」は、例えば、4−クロロ−2−ピロリジニ
ル基、4−メチル−2−ピロリジニル基、2−メトキシ
−3−ピロリジニル基、4−フルオロ−2−イミダゾリ
ジニル基、5−クロロ−2−イミダゾリジニル基、4−
メチル−2−イミダゾリジニル基、4−メトキシ−2−
イミダゾリジニル基、4−フルオロ−2−ピラゾリジニ
ル基、3−クロロ−2−ピラゾリジニル基、4−メチル
−2−ピラゾリジニル基、4−エチル−2−ピラゾリジ
ニル基、4−メトキシ−2−ピラゾリジニル基、4−フ
ルオロ−2−ピペリジル基、3,4−ジクロロ−2−ピ
ペリジル基、4−ブロモ−2−ピペリジル基、4−メチ
ル−2−ピペリジル基、4−プロポキシ−2−ピペリジ
ル基、5−フルオロ−2−ピペラジニル基、5−フルオ
ロ−1−メチル−2−ピペラジニル基、1,5−ジメチ
ル−2−ピペラジニル基、5−フルオロ−2−ピペラジ
ニル基、5−フルオロ−2−ピペラジニル基、5−フル
オロ−2−ピペラジニル基、4−メチル−3−モルホリ
ニル基又は4−ヘキシル−2−チオモルホニル基のよう
な、置換基群βより同一又は異なって選択される1乃至
3個の置換基を有する5員乃至6員環の飽和複素環基で
あり得、好適には、弗素、塩素、C1−C4アルキル及び
1−C4アルコキシからなる群より同一又は異なって選
択される1又は2個の置換基を有する、ピロリジニル基
又はピペリジル基であり、更に好適には、弗素、塩素、
1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシからなる群よ
り選択される一つの置換基を有する、ピロリジニル基又
はピペリジル基であり、特に好適には、弗素、塩素、メ
チル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より選
択される一つの置換基を有する2−ピロリジニル基又は
2−ピペリジル基である。
【0025】上記に於て、R1及びR4の定義に於ける
「5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複素環は、同
一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒素原子若し
くは硫黄原子を含む)」は、例えば、2−ピロリル基、
3−ピロリル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チ
エニル基、3−チエニル基、2−イミダゾリル基、3−
ピラゾリル基、2−チアゾリル基、3−イソチアゾリル
基、2−オキサゾリル基、3−イソキサゾリル基、2−
ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−ピ
ラジニル基、2−ピリミジニル基又は3−ピリダジニル
基であり得、R1は好適には、ピロリル基、フリル基、
チエニル基又はピリジル基であり、特に好適には、2−
フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基である。他
方、R4は好適には、ピロリル基、チエニル基、イソキ
サゾリル基又はピリジル基であり、特に好適には、2−
ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピ
リジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基である。
【0026】上記に於て、R1の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群αより選択される置換基を1乃
至3個有する5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複
素環は、同一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒
素原子若しくは硫黄原子を含む)」は、例えば、3−フ
ルオロ−2−ピロリル基、4−クロロ−2−ピロリル
基、5−ブロモ−2−ピロリル基、1−メチル−2−ピ
ロリル基、3−メチル−2−ピロリル基、1−エチル−
2−ピロリル基、3,5−ジメチル−2−ピロリル基、
4−メトキシ−2−ピロリル基、4−ヒドロキシ−2−
ピロリル基、4−ヒドロキシ−1−メチル−2−ピロリ
ル基、4−オクタノイルオキシ−2−ピロリル基、4−
デカノイルオキシ−1−メチル−2−ピロリル基、2−
フルオロ−3−ピロリル基、4−クロロ−3−ピロリル
基、1−メチル−3−ピロリル基、1−エチル−3−ピ
ロリル基、1,4−ジメチル−3−ピロリル基、4−メ
トキシ−3−ピロリル基、4−ヒドロキシ−3−ピロリ
ル基、4−ヒドロキシ−1−メチル−3−ピロリル基、
4−ベンゾイルオキシ−3−ピロリル基、4−(4−ア
ニソイルオキシ)−1−メチル−3−ピロリル基、3−
フルオロ−2−フリル基、4−クロロ−2−フリル基、
5−ブロモ−2−フリル基、3−メチル−2−フリル
基、4−メチル−2−フリル基、5−メチル−2−フリ
ル基、3−メトキシ−2−フリル基、4−ヒドロキシ−
2−フリル基、4−オクタノイルオキシ−2−フリル
基、2−フルオロ−3−フリル基、4−クロロ−3−フ
リル基、5−ブロモ−3−フリル基、2−メチル−3−
フリル基、2,4−ジメチル−3−フリル基、5−メト
キシ−3−フリル基、4−ヒドロキシ−3−フリル基、
4−ピバロイルオキシ−3−フリル基、3−フルオロ−
2−チエニル基、4−クロロ−2−チエニル基、5−メ
チル−2−チエニル基、3,5−ジメチル−2−チエニ
ル基、3−メトキシ−2−チエニル基、4−ヒドロキシ
−2−チエニル基、4−バレリルオキシ−2−チエニル
基、2−フルオロ−3−チエニル基、2,5−ジフルオ
ロ−3−チエニル基、2−メチル−3−チエニル基、2
−ヘキシルオキシ−3−チエニル基、4−ヒドロキシ−
3−チエニル基、4−デカノイルオキシ−3−チエニル
基、1−メチル−2−イミダゾリル基、1−エチル−2
−イミダゾリル基、4−クロロ−1−メチル−2−イミ
ダゾリル基、1,4−ジメチル−2−イミダゾリル基、
4−メトキシ−1−メチル−2−イミダゾリル基、4−
ヒドロキシ−1−メチル−2−イミダゾリル基、4−ノ
ナノイルオキシ−1−メチル−2−イミダゾリル基、1
−メチル−3−ピラゾリル基、1−エチル−3−ピラゾ
リル基、1−メチル−4−フルオロ−3−ピラゾリル
基、1,4−ジメチル−3−ピラゾリル基、5−メトキ
シ−3−ピラゾリル基、4−エトキシ−3−ピラゾリル
基、4−ヒドロキシ−3−ピラゾリル基、4−デカノイ
ルオキシ−3−ピラゾリル基、4−メチル−2−チアゾ
リル基、5−メトキシ−2−チアゾリル基、5−ヒドロ
キシ−2−チアゾリル基、5−トリフルオロアセチルオ
キシ−2−チアゾリル基、4−フルオロ−3−イソチア
ゾリル基、4−メチル−3−イソチアゾリル基、4−ヒ
ドロキシ−3−イソチアゾリル基、4−ターシャリーブ
トキシカルボニルオキシ−3−イソチアゾリル基、4−
クロロ−2−オキサゾリル基、5,6−ジメチル−2−
オキサゾリル基、4−ヒドロキシ−2−オキサゾリル
基、4−ピバロイルオキシ−2−オキサゾリル基、4−
ブロモ−3−イソキサゾリル基、5−ブトキシ−3−イ
ソキサゾリル基、4−ヒドロキシ−3−イソキサゾリル
基、4−ピバロイルオキシメチルオキシ−3−イソキサ
ゾリル基、3−フルオロ−2−ピリジル基、4−クロロ
−2−ピリジル基、3,4−ジクロロ−2−ピリジル
基、5−メチル−2−ピリジル基、5−メトキシ−2−
ピリジル基、5−ヒドロキシ−2−ピリジル基、5−ア
セトキシ−2−ピリジル基、2−フルオロ−3−ピリジ
ル基、4−クロロ−3−ピリジル基、5−ヨード−3−
ピリジル基、2−メチル−3−ピリジル基、5−メチル
−3−ピリジル基、5−ブトキシ−3−ピリジル基、5
−ヒドロキシ−3−ピリジル基、5−デカノイルオキシ
−3−ピリジル基、2−フルオロ−4−ピリジル基、3
−メチル−4−ピリジル基、3,5−ジメチル−4−ピ
リジル基、2−ペンチルオキシ−4−ピリジル基、2−
ヒドロキシ−4−ピリジル基、2−(4−トルイルオキ
シ)−4−ピリジル基、5−メチル−2−ピラジニル
基、5−ヘキシル−2−ピリミジニル基又は6−ヘキシ
ルオキシ−3−ピリダジニル基であり得、好適には、弗
素、塩素、C 1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水
酸基及びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異
なって選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリ
ル基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基で
あり、更に好適には、弗素、塩素、メチル、エチル、メ
トキシ及びエトキシからなる群より選択される一つの置
換基を有する、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−
チエニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、
3−ピリジル基又は4−ピリジル基であり、特に好適に
は、3−メトキシ−2−チエニル基である。
【0027】上記に於て、R4の定義に於ける「同一又
は異なって下記置換基群βより選択される置換基を1乃
至3個有する5員乃至6員環の芳香族複素環基(当該複
素環は、同一又は異なって、1又は2個の酸素原子、窒
素原子若しくは硫黄原子を含む)」は、例えば、3−フ
ルオロ−2−ピロリル基、4−クロロ−2−ピロリル
基、5−ブロモ−2−ピロリル基、1−メチル−2−ピ
ロリル基、3−メチル−2−ピロリル基、1−エチル−
2−ピロリル基、3,5−ジメチル−2−ピロリル基、
4−メトキシ−2−ピロリル基、2−フルオロ−3−ピ
ロリル基、4−クロロ−3−ピロリル基、1−メチル−
3−ピロリル基、1−エチル−3−ピロリル基、1,4
−ジメチル−3−ピロリル基、4−メトキシ−3−ピロ
リル基、3−フルオロ−2−フリル基、4−クロロ−2
−フリル基、5−ブロモ−2−フリル基、3−メチル−
2−フリル基、4−メチル−2−フリル基、5−メチル
−2−フリル基、3−メトキシ−2−フリル基、2−フ
ルオロ−3−フリル基、4−クロロ−3−フリル基、5
−ブロモ−3−フリル基、2−メチル−3−フリル基、
2,4−ジメチル−3−フリル基、5−メトキシ−3−
フリル基、3−フルオロ−2−チエニル基、4−クロロ
−2−チエニル基、5−メチル−2−チエニル基、3,
5−ジメチル−2−チエニル基、3−メトキシ−2−チ
エニル基、2−フルオロ−3−チエニル基、2,5−ジ
フルオロ−3−チエニル基、2−メチル−3−チエニル
基、2−ヘキシルオキシ−3−チエニル基、1−メチル
−2−イミダゾリル基、1−エチル−2−イミダゾリル
基、4−クロロ−1−メチル−2−イミダゾリル基、
1,4−ジメチル−2−イミダゾリル基、4−メトキシ
−1−メチル−2−イミダゾリル基、1−メチル−3−
ピラゾリル基、1−エチル−3−ピラゾリル基、1−メ
チル−4−フルオロ−3−ピラゾリル基、1,4−ジメ
チル−3−ピラゾリル基、5−メトキシ−3−ピラゾリ
ル基、4−エトキシ−3−ピラゾリル基、4−メチル−
2−チアゾリル基、5−メトキシ−2−チアゾリル基、
4−フルオロ−3−イソチアゾリル基、4−メチル−3
−イソチアゾリル基、4−クロロ−2−オキサゾリル
基、5,6−ジメチル−2−オキサゾリル基、4−ブロ
モ−3−イソキサゾリル基、5−ブトキシ−3−イソキ
サゾリル基、3−フルオロ−2−ピリジル基、4−クロ
ロ−2−ピリジル基、3,4−ジクロロ−2−ピリジル
基、5−メチル−2−ピリジル基、5−メトキシ−2−
ピリジル基、2−フルオロ−3−ピリジル基、4−クロ
ロ−3−ピリジル基、5−ヨード−3−ピリジル基、2
−メチル−3−ピリジル基、5−メチル−3−ピリジル
基、5−ブトキシ−3−ピリジル基、2−フルオロ−4
−ピリジル基、3−メチル−4−ピリジル基、3,5−
ジメチル−4−ピリジル基、2−ペンチルオキシ−4−
ピリジル基、5−メチル−2−ピラジニル基、5−ヘキ
シル−2−ピリミジニル基又は6−ヘキシルオキシ−3
−ピリダジニル基であり得、好適には、弗素、塩素、C
1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシからなる群より
同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有す
る、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピ
リジル基であり、更に好適には、弗素、塩素、メチル、
エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より同一又は
異なって選択される1又は2個の置換基を有する、2−
ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4−イ
ソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は
4−ピリジル基であり、特に好適には、1−メチル−2
−ピロリル基又は3,5−ジメチル−4−イソキサゾリ
ル基であり、最も好適には、1−メチル−2−ピロリル
基である。
【0028】上記に於て、R5の置換位置は、好適に
は、ピペラジン環が結合している炭素原子に対してメタ
位であり、且つ、置換基R1−(CH2m−O−が結合
している炭素原子に対してパラ位である。
【0029】上記に於て、mは好適には1である。
【0030】上記に於て、nは好適には2乃至4の整数
であり、更に好適には4である。
【0031】上記に於て、Xは好適には炭素原子であ
る。
【0032】本発明の精神神経症状の治療剤又は予防剤
の含有成分である化合物(I)は、常法に従って塩にす
ることができる。例えば、化合物(I)を溶媒中(例え
ばエーテル類、エステル類又はアルコール類であり得、
好適にはエーテル類)、相当する酸と室温で5分乃至3
0分間処理し、析出した結晶を濾取するか又は減圧下で
溶媒を留去することにより得ることができる。そのよう
な塩としては弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃
化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩又は燐酸塩等
の鉱酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンス
ルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩又はp−トルエンスルホン酸塩等のスルホン酸塩;フ
マ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸
塩又はマレイン酸塩等のカルボン酸塩;又はグルタミン
酸塩若しくはアスパラギン酸塩等のアミノ酸塩を挙げる
ことができる。
【0033】本発明の精神神経症状の治療剤又は予防剤
の含有成分である化合物(I)又はその塩は、分子内に
不斉炭素原子を有する場合があり、R配位、S配位であ
る立体異性体が存在する場合があるが、その各々、或は
それらの任意の割合の化合物のいずれも本発明に包含さ
れる。そのような立体異性体は、光学分割された原料化
合物を用いて化合物(I)を合成するか又は合成した化
合物(I)を所望により通常の光学分割又は分離法を用
いて光学分割することができる。
【0034】本発明の精神神経症状の治療剤又は予防剤
の含有成分である化合物(I)又はその塩は、シス体、
トランス体である幾何異性体が存在する場合があるが、
その各々、或はそれらの任意の割合の化合物のいずれも
本発明に包含される。
【0035】また、本発明の精神神経症状の治療剤又は
予防剤の含有成分である化合物(I)又はその塩は、大
気中に放置したり、又は再結晶することにより、水分を
吸収し、吸着水がついたり、水和物になる場合があり、
そのような水を含む化合物塩も本発明に包含される。
【0036】本発明に於て、好適には、前記一般式
(I)を有する化合物に於て (1) R1が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩
素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水酸基及
びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異なって
選択される1又は2個の置換基を有する、フェニル基又
はナフチル基;2−ピロリジニル基又は2−ピペリジル
基;弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキ
シからなる群より選択される一つの置換基を有する2−
ピロリジニル基又は2−ピペリジル基;ピロリル基、フ
リル基、チエニル基又はピリジル基;或は、弗素、塩
素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水酸基及
びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異なって
選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリル基、
チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基であるピ
ペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有す
る、精神神経症状の治療剤又は予防剤、(2) R
1が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩素、C1−C
4アルキル、C1−C4アルコキシ及び水酸基からなる群
より同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を
有するフェニル基;ピロリル基、フリル基、チエニル基
又はピリジル基;或は、弗素、塩素、メチル、エチル、
メトキシ及びエトキシからなる群より選択される一つの
置換基を有する、2−ピロリル基、2−チエニル基、3
−チエニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル
基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基であるピペラジ
ン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神
神経症状の治療剤又は予防剤、(3) R1が、フェニ
ル基;弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエト
キシからなる群より選択される一つの置換基を有するフ
ェニル基;2−フリル基、2−チエニル基、3−チエニ
ル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジ
ル基;或は、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及
びエトキシからなる群より選択される一つの置換基を有
する、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル
基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリ
ジル基又は4−ピリジル基であるピペラジン誘導体又は
その薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治
療剤又は予防剤、(4) R1が、フェニル基;3−フ
ルオロフェニル基、4−メチルフェニル基、3−メトキ
シフェニル基又は4−メトキシフェニル基;2−フリル
基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジル
基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基;或は、3−メ
トキシ−2−チエニル基であるピペラジン誘導体又はそ
の薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療
剤又は予防剤、(5) R2a及びR2bが、同一又は異な
って、水素原子又はC1−C4アルキル基であるピペラジ
ン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神
神経症状の治療剤又は予防剤、(6) R2a及びR
2bが、同一又は異なって、水素原子、メチル基又はエチ
ル基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容される
塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤、
(7) R2a及びR2bが、水素原子であるピペラジン誘
導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経
症状の治療剤又は予防剤、(8) R3が、水素原子又
はC1−C4アルキル基であるピペラジン誘導体又はその
薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤
又は予防剤、(9) R3が、水素原子、メチル基又は
エチル基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容さ
れる塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤、
(10) R3が、水素原子であるピペラジン誘導体又
はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の
治療剤又は予防剤、(11) R4が、フェニル基又は
ナフチル基;弗素、塩素、C1−C4アルキル及びC1
4アルコキシからなる群より同一又は異なって選択さ
れる1又は2個の置換基を有する、フェニル基又はナフ
チル基;2−ピラゾリジニル基又は2−ピペリジル基;
弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシか
らなる群より選択される一つの置換基を有する2−ピラ
ゾリジニル基又は2−ピペリジル基;ピロリル基、チエ
ニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基;或は、弗
素、塩素、C1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシか
らなる群より同一又は異なって選択される1又は2個の
置換基を有する、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾ
リル基又はピリジル基であるピペラジン誘導体又はその
薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤
又は予防剤、(12) R4が、フェニル基又はナフチ
ル基;弗素、塩素、C1−C4アルキル及びC1−C4アル
コキシからなる群より同一又は異なって選択される1又
は2個の置換基を有するフェニル基;ピロリル基、チエ
ニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基;或は、弗
素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから
なる群より同一又は異なって選択される1又は2個の置
換基を有する、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−
チエニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、
3−ピリジル基又は4−ピリジル基であるピペラジン誘
導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経
症状の治療剤又は予防剤、(13) R4が、フェニル
基;弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキ
シからなる群より選択される一つの置換基を有するフェ
ニル基;ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又
はピリジル基;1−メチル−2−ピロリル基又は3,5
−ジメチル−4−イソキサゾリル基であるピペラジン誘
導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経
症状の治療剤又は予防剤、(14) R4が、フェニル
基;2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル
基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル
基;或は1−メチル−2−ピロリル基であるピペラジン
誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神
経症状の治療剤又は予防剤、(15) R5が、水素原
子、弗素原子、塩素原子、C1−C4アルキル基、C1
4アルコキシ基又はC2−C5アルコキシカルボニル基
である化合物、(16) R5が、水素原子、弗素原
子、塩素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エト
キシ基、メトキシカルボニル基又はエトキシカルボニル
基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩
を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤、(1
7) R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はメト
キシ基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容され
る塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤、
(18) R5が水素原子であるピペラジン誘導体又は
その薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治
療剤又は予防剤、(19) mが、1であるピペラジン
誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神
経症状の治療剤又は予防剤、(20) nが、2乃至4
の整数であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容され
る塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤、
(21) nが、4であるピペラジン誘導体又はその薬
理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又
は予防剤、(22) Xが炭素原子であるピペラジン誘
導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経
症状の治療剤又は予防剤が挙げられ、上記に於て、R1
に関しては、(1)から(4)の順で好適な順位が上
り、R2a及びR2bに関しては、(5)から(7)の順で
好適な順位が上り、R3に関しては、(8)から(1
0)の順で好適な順位が上り、R4に関しては、(1
1)から(14)の順で好適な順位が上り、R5に関し
ては、(15)から(18)の順で好適な順位が上り、
nに関しては、(20)から(21)の順で好適な順位
が上がる。
【0037】また、前記一般式(I)を有するピペラジ
ン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神
神経症状の治療剤又は予防剤としては、(1)−
(4)、(5)−(7)、(8)−(10)、(11)
−(14)、(15)−(18)、(19)、(20)
−(21)及び(22)からなる群から2乃至8を選択
し、それらを任意に組み合わせたものを挙げることがで
き、その組み合わせにおける好適なものとしては、例え
ば、(23) R1が、フェニル基又はナフチル基;弗
素、塩素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水
酸基及びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異
なって選択される1又は2個の置換基を有する、フェニ
ル基又はナフチル基;2−ピロリジニル基又は2−ピペ
リジル基;弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及び
エトキシからなる群より選択される一つの置換基を有す
る2−ピロリジニル基又は2−ピペリジル基;ピロリル
基、フリル基、チエニル基又はピリジル基;或は、弗
素、塩素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水
酸基及びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異
なって選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリ
ル基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基で
あり、R2a及びR2bが、同一又は異なって、水素原子又
はC1−C4アルキル基であり、R3が、水素原子又はC1
−C4アルキル基であり、R4が、フェニル基又はナフチ
ル基;弗素、塩素、C1−C4アルキル及びC1−C4アル
コキシからなる群より同一又は異なって選択される1又
は2個の置換基を有する、フェニル基又はナフチル基;
2−ピラゾリジニル基又は2−ピペリジル基;弗素、塩
素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群
より選択される一つの置換基を有する2−ピラゾリジニ
ル基又は2−ピペリジル基;ピロリル基、チエニル基、
イソキサゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、
1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシからなる群よ
り同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有
する、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又は
ピリジル基であり、R5が、水素原子、弗素原子、塩素
原子、C1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基又は
2−C5アルコキシカルボニル基であり、nが、2乃至
4の整数であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容さ
れる塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤、
(24) R1が、フェニル基又はナフチル基;弗素、
塩素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水酸基
及びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異なっ
て選択される1又は2個の置換基を有する、フェニル基
又はナフチル基;2−ピロリジニル基又は2−ピペリジ
ル基;弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエト
キシからなる群より選択される一つの置換基を有する2
−ピロリジニル基又は2−ピペリジル基;ピロリル基、
フリル基、チエニル基又はピリジル基;或は、弗素、塩
素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、水酸基及
びアルカノイルオキシからなる群より同一又は異なって
選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリル基、
チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基であり、
2a及びR2bが、水素原子であり、R3が、水素原子で
あり、R4が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩
素、C1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシからなる
群より同一又は異なって選択される1又は2個の置換基
を有する、フェニル基又はナフチル基;2−ピラゾリジ
ニル基又は2−ピペリジル基;弗素、塩素、メチル、エ
チル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択される
一つの置換基を有する2−ピラゾリジニル基又は2−ピ
ペリジル基;ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル
基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、C 1−C4アルキ
ル及びC1−C4アルコキシからなる群より同一又は異な
って選択される1又は2個の置換基を有する、ピロリル
基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基であ
り、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル
基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、メトキシカル
ボニル基又はエトキシカルボニル基であり、nが、2乃
至4の整数であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容
される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防
剤、(25) R1が、フェニル基又はナフチル基;弗
素、塩素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ及び
水酸基からなる群より同一又は異なって選択される1又
は2個の置換基を有するフェニル基;ピロリル基、フリ
ル基、チエニル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、
メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より
選択される一つの置換基を有する、2−ピロリル基、2
−チエニル基、3−チエニル基、4−イソキサゾリル
基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル
基であり、R2a及びR2bが、同一又は異なって、水素原
子、メチル基又はエチル基であり、R3が、水素原子、
メチル基又はエチル基であり、R4が、フェニル基又は
ナフチル基;弗素、塩素、C1−C4アルキル及びC1
4アルコキシからなる群より同一又は異なって選択さ
れる1又は2個の置換基を有するフェニル基;ピロリル
基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基;或
は、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキ
シからなる群より同一又は異なって選択される1又は2
個の置換基を有する、2−ピロリル基、2−チエニル
基、3−チエニル基、4−イソキサゾリル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基であり、R
5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、エチ
ル基、メトキシ基、エトキシ基、メトキシカルボニル基
又はエトキシカルボニル基であり、nが、2乃至4の整
数であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩
を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤、(2
6) R1が、フェニル基又はナフチル基;弗素、塩
素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ及び水酸基
からなる群より同一又は異なって選択される1又は2個
の置換基を有するフェニル基;ピロリル基、フリル基、
チエニル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、メチ
ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択
される一つの置換基を有する、2−ピロリル基、2−チ
エニル基、3−チエニル基、4−イソキサゾリル基、2
−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基であ
り、R2a及びR2bが、水素原子であり、R3が、水素原
子であり、R4が、フェニル基又はナフチル基;弗素、
塩素、C1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシからな
る群より同一又は異なって選択される1又は2個の置換
基を有するフェニル基;ピロリル基、チエニル基、イソ
キサゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、メチ
ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より同一
又は異なって選択される1又は2個の置換基を有する、
2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4
−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基
又は4−ピリジル基であり、R5が水素原子であり、n
が、2乃至4の整数であるピペラジン誘導体又はその薬
理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又
は予防剤、(27) R1が、フェニル基;弗素、塩
素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群
より選択される一つの置換基を有するフェニル基;2−
フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基;或は、弗
素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから
なる群より選択される一つの置換基を有する、2−ピロ
リル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4−イソキ
サゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−
ピリジル基であり、R2a及びR2bが、水素原子であり、
3が、水素原子であり、R4が、フェニル基;弗素、塩
素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群
より選択される一つの置換基を有するフェニル基;ピロ
リル基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル
基;1−メチル−2−ピロリル基又は3,5−ジメチル
−4−イソキサゾリル基であり、R5が水素原子であ
り、mが、1であり、nが、2乃至4の整数であるピペ
ラジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、
精神神経症状の治療剤又は予防剤、(28) R1が、
フェニル基;3−フルオロフェニル基、4−メチルフェ
ニル基、3−メトキシフェニル基又は4−メトキシフェ
ニル基;2−フリル基、2−チエニル基、3−チエニル
基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル
基;或は、3−メトキシ−2−チエニル基であり、R2a
及びR2bが、水素原子であり、R3が、水素原子であ
り、R4が、フェニル基;2−ピロリル基、2−チエニ
ル基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル
基又は4−ピリジル基;或は1−メチル−2−ピロリル
基であり、R5が水素原子であり、mが、1であり、n
が、2乃至4の整数であり、Xが炭素原子であるピペラ
ジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精
神神経症状の治療剤又は予防剤を挙げることができ、上
記に関しては、(23)から(28)の順で好適な順位
が上がる。
【0038】本発明の、一般式(I)を有するピペラジ
ン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神
神経症状の治療剤又は予防剤の含有成分としては、例え
ば、以下の表に記載する化合物を挙げることができる
が、本発明はこれらの含有成分に限定されるものではな
い。
【0039】表中の略号は以下の通りである。 Ac : アセチル基 Bu : ブチル基 Et : エチル基 Fur(2) : 2−フリル基 Hx : ヘキシル基 Isox(4) : 4−イソキサゾリル基 Me : メチル基 Np(1) : 1−ナフチル基 Np(2) : 2−ナフチル基 Octo : オクタノイル基 Ph : フェニル基 Pip(2) : 2−ピペリジニル基 Piv : ピバロイル基 Pn : ペンチル基 Pr : プロピル基 Pyr(2) : 2−ピリジル基 Pyr(3) : 3−ピリジル基 Pyr(4) : 4−ピリジル基 Pyrd(2) : 2−ピロリジニル基 Pyrr(2) : 2−ピロリル基 Pyrr(3) : 3−ピロリル基 Thi(2) : 2−チエニル基 Thi(3) : 3−チエニル基 [表1]
【0040】
【化4】 Compd. R1 R2a R2b R3 R4 R5 m n X No. 1 Ph H H H Ph H 1 2 C 2 Ph Me H H Ph H 1 2 C 3 Ph Me Me H Ph H 1 2 C 4 Ph H H Me Ph H 1 2 C 5 Ph H H H Ph 5-MeO 1 2 C 6 Ph H H H Ph H 1 3 C 7 Ph H H H Ph H 1 4 C 8 Ph Me H H Ph H 1 4 C 9 Ph Me Me H Ph H 1 4 C 10 Ph H H Me Ph H 1 4 C 11 Ph H H H Ph 5-Me 1 4 C 12 Ph H H H Ph H 2 2 C 13 Ph H H H Ph H 2 4 C 14 Ph H H H Ph H 1 2 N 15 Ph Me H H Ph H 1 2 N 16 Ph Et Et H Ph H 1 2 N 17 Ph H H Me Ph H 1 2 N 18 Ph H H H Ph H 1 3 N 19 Ph H H H Ph H 1 4 N 20 Ph Me H H Ph H 1 4 N 21 Ph Me Me H Ph H 1 4 N 22 Ph H H Et Ph H 1 4 N 23 Ph H H H 3-F-Ph H 1 2 C 24 Ph H H H 3-F-Ph H 1 4 C 25 Ph H H H 3-F-Ph H 1 2 N 26 Ph H H H 3-F-Ph H 1 4 N 27 Ph H H H 4-F-Ph H 1 2 C 28 Ph H H H 4-F-Ph H 1 4 C 29 Ph H H H 4-F-Ph H 1 2 N 30 Ph H H H 4-F-Ph H 1 4 N 31 Ph H H H 2-Cl-Ph H 1 2 C 32 Ph H H H 2-Cl-Ph H 1 4 C 33 Ph H H H 2-Cl-Ph H 1 2 N 34 Ph H H H 2-Cl-Ph H 1 4 N 35 Ph H H H 2-Br-Ph H 1 2 C 36 Ph H H H 2-Br-Ph H 1 4 C 37 Ph H H H 2-I-Ph H 1 2 C 38 Ph H H H 2-I-Ph H 1 4 C 39 Ph H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 40 Ph H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 41 Ph H H H 2-Me-Ph H 1 2 N 42 Ph H H H 2-Me-Ph H 1 4 N 43 Ph H H H 3-Me-Ph H 1 2 C 44 Ph H H H 3-Me-Ph H 1 4 C 45 Ph H H H 3-Me-Ph H 1 2 N 46 Ph H H H 3-Me-Ph H 1 4 N 47 Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 48 Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 49 Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 N 50 Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 N 51 Ph H H H 2-Et-Ph H 1 2 C 52 Ph H H H 2-Et-Ph H 1 4 C 53 Ph H H H 3-Et-Ph H 1 2 C 54 Ph H H H 3-Et-Ph H 1 4 C 55 Ph H H H 4-Et-Ph H 1 2 C 56 Ph H H H 4-Et-Ph H 1 4 C 57 Ph H H H 4-Pr-Ph H 1 2 C 58 Ph H H H 4-Pr-Ph H 1 4 C 59 Ph H H H 4-Bu-Ph H 1 2 C 60 Ph H H H 4-Bu-Ph H 1 4 C 61 Ph H H H 2-MeO-Ph H 1 2 C 62 Ph H H H 2-MeO-Ph H 1 4 C 63 Ph H H H 2-MeO-Ph H 1 2 N 64 Ph H H H 2-MeO-Ph H 1 4 N 65 Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 2 C 66 Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 4 C 67 Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 2 N 68 Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 4 N 69 Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 70 Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 71 Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 N 72 Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 N 73 Ph H H H 2-EtO-Ph H 1 2 C 74 Ph H H H 2-EtO-Ph H 1 4 C 75 Ph H H H 3-EtO-Ph H 1 2 C 76 Ph H H H 3-EtO-Ph H 1 4 C 77 Ph H H H 4-EtO-Ph H 1 2 C 78 Ph H H H 4-EtO-Ph H 1 4 C 79 Ph H H H 2-PnO-Ph H 1 2 C 80 Ph H H H 2-PnO-Ph H 1 4 C 81 Ph H H H 3-HxO-Ph H 1 2 C 82 Ph H H H 3-HxO-Ph H 1 4 C 83 Ph H H H 3-Cl-4-F-Ph H 1 2 C 84 Ph H H H 3-Cl-4-F-Ph H 1 4 C 85 Ph H H H 3,4-diCl-Ph H 1 2 C 86 Ph H H H 3,4-diCl-Ph H 1 4 C 87 Ph H H H 2,4-diMeO-Ph H 1 2 C 88 Ph H H H 2,4-diMeO-Ph H 1 4 C 89 Ph H H H 3,4,5-triMe-Ph H 1 2 C 90 Ph H H H 3,4,5-triMe-Ph H 1 4 C 91 Ph H H H Np(1) H 1 2 C 92 Ph H H H Np(1) H 1 4 C 93 Ph H H H Np(1) H 1 2 N 94 Ph H H H Np(1) H 1 4 N 95 Ph H H H Np(2) H 1 2 C 96 Ph H H H Np(2) H 1 4 C 97 Ph H H H Np(2) H 1 2 N 98 Ph H H H Np(2) H 1 4 N 99 Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 100 Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 101 Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 N 102 Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 N 103 Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 104 Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 105 Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 N 106 Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 N 107 Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 108 Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 109 Ph H H H Pip(2) H 1 2 N 110 Ph H H H Pip(2) H 1 4 N 111 Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 112 Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 113 Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 N 114 Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 N 115 Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 116 Ph Me H H Pyrr(2) H 1 2 C 117 Ph H Me H Pyrr(2) H 1 2 C 118 Ph H H Et Pyrr(2) H 1 2 C 119 Ph H H H Pyrr(2) 4-F 1 2 C 120 Ph H H H Pyrr(2) 4-Cl 1 2 C 121 Ph H H H Pyrr(2) 5-Me 1 2 C 122 Ph H H H Pyrr(2) 5-MeO 1 2 C 123 Ph H H H Pyrr(2) H 1 3 C 124 Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 125 Ph Me H H Pyrr(2) H 1 4 C 126 Ph H Me H Pyrr(2) H 1 4 C 127 Ph H H Pr Pyrr(2) H 1 4 C 128 Ph H H H Pyrr(2) 5-MeOCO 1 4 C 129 Ph H H H Pyrr(2) 5-EtOCO 1 4 C 130 Ph H H H Pyrr(2) 5-BuOCO 1 4 C 131 Ph H H H Pyrr(2) 5-HxOCO 1 4 C 132 Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 N 133 Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 N 134 Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 135 Ph H H H 3-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 136 Ph H H H 4-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 137 Ph H H H 4-Cl-1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 138 Ph H H H 1,4-diMe-Pyrr(2) H 1 2 C 139 Ph H H H 1,5-diMe-Pyrr(2) H 1 2 C 140 Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 141 Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 142 Ph H H H 3-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 143 Ph H H H 4-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 144 Ph H H H 4-Cl-1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 145 Ph H H H 1,4-diMe-Pyrr(2) H 1 4 C 146 Ph H H H 1,5-diMe-Pyrr(2) H 1 4 C 147 Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 N 148 Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 N 149 Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 N 150 Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 151 Ph H H H Pyrr(3) H 1 3 C 152 Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 153 Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 N 154 Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 N 155 Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 156 Ph H H H 4-F-1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 157 Ph H H H 4-Cl-1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 158 Ph H H H 1,4-diMe-Pyrr(3) H 1 2 C 159 Ph H H H 1,5-diMe-Pyrr(3) H 1 2 C 160 Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 C 161 Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 162 Ph H H H 4-F-1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 163 Ph H H H 4-Cl-1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 164 Ph H H H 1,4-diMe-Pyrr(3) H 1 4 C 165 Ph H H H 1,5-diMe-Pyrr(3) H 1 4 C 166 Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 N 167 Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 N 168 Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 N 169 Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 170 Ph Me Me H Thi(2) H 1 4 C 171 Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 172 Ph H H H Thi(2) H 1 2 N 173 Ph H H H Thi(2) H 1 4 N 174 Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 175 Ph H H H Thi(2) H 1 3 N 176 Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 177 Ph H H H Thi(3) H 1 2 N 178 Ph H H H Thi(3) H 1 4 N 179 Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 180 Ph H H H Pyr(2) H 1 3 C 181 Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 182 Ph H H H Pyr(2) H 1 2 N 183 Ph H H H Pyr(2) H 1 4 N 184 Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 185 Ph H H H Pyr(3) H 1 3 C 186 Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 187 Ph H H H Pyr(3) H 1 2 N 188 Ph H H H Pyr(3) H 1 4 N 189 Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 190 Ph H H H Pyr(4) H 1 3 C 191 Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 192 Ph H H H Pyr(4) H 1 2 N 193 Ph H H H Pyr(4) H 1 4 N 194 2-F-Ph H H H Ph H 1 2 C 195 2-F-Ph H H H Ph H 1 4 C 196 2-F-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 197 2-F-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 198 2-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 199 2-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 200 2-F-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 201 2-F-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 202 2-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 203 2-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 204 3-F-Ph H H H Ph H 1 2 C 205 3-F-Ph Me H H Ph H 1 2 C 206 3-F-Ph H H H Ph H 1 4 C 207 3-F-Ph H H Me Ph H 1 4 C 208 3-F-Ph H H H Ph 4-MeO 1 4 C 209 3-F-Ph H H H Ph H 1 2 N 210 3-F-Ph H H H Ph H 1 4 N 211 3-F-Ph H H H 4-F-Ph H 1 2 C 212 3-F-Ph H H H 4-F-Ph H 1 4 C 213 3-F-Ph H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 214 3-F-Ph H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 215 3-F-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 216 3-F-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 217 3-F-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 218 3-F-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 219 3-F-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 220 3-F-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 221 3-F-Ph H H H Np(1) H 1 2 N 222 3-F-Ph H H H Np(1) H 1 4 N 223 3-F-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 224 3-F-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 225 3-F-Ph H H H Np(2) H 1 2 N 226 3-F-Ph H H H Np(2) H 1 4 N 227 3-F-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 228 3-F-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 229 3-F-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 N 230 3-F-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 N 231 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 232 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 233 3-F-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 234 3-F-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 235 3-F-Ph H H H Pip(2) H 1 2 N 236 3-F-Ph H H H Pip(2) H 1 4 N 237 3-F-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 238 3-F-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 239 3-F-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 240 3-F-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 241 3-F-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 N 242 3-F-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 N 243 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 244 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 245 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 N 246 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 N 247 3-F-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 248 3-F-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 249 3-F-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 N 250 3-F-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 N 251 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 252 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 253 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 N 254 3-F-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 N 255 3-F-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 256 3-F-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 257 3-F-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 258 3-F-Ph H H H Thi(2) H 1 2 N 259 3-F-Ph H H H Thi(2) H 1 4 N 260 3-F-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 261 3-F-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 262 3-F-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 263 3-F-Ph H H H Thi(3) H 1 2 N 264 3-F-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 265 3-F-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 3 C 266 3-F-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 267 3-F-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 N 268 3-F-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 N 269 3-F-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 270 3-F-Ph H H H Pyr(2) H 1 3 C 271 3-F-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 272 3-F-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 N 273 3-F-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 N 274 3-F-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 275 3-F-Ph H H H Pyr(3) H 1 3 C 276 3-F-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 277 3-F-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 N 278 3-F-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 N 279 3-F-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 280 3-F-Ph H H H Pyr(4) H 1 3 C 281 3-F-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 282 3-F-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 N 283 3-F-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 N 284 4-Cl-Ph H H H Ph H 1 2 C 285 4-Cl-Ph H H H Ph H 1 4 C 286 4-Cl-Ph H H H 4-F-Ph H 1 2 C 287 4-Cl-Ph H H H 4-F-Ph H 1 4 C 288 4-Cl-Ph H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 289 4-Cl-Ph H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 290 4-Cl-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 291 4-Cl-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 292 4-Cl-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 293 4-Cl-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 294 4-Cl-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 295 4-Cl-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 296 4-Cl-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 297 4-Cl-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 298 4-Cl-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 299 4-Cl-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 300 4-Cl-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 301 4-Cl-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 302 4-Cl-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 303 4-Cl-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 304 4-Cl-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 305 4-Cl-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 306 4-Cl-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 307 4-Cl-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 308 4-Cl-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 309 4-Cl-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 310 4-Cl-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 311 4-Cl-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 312 4-Cl-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 313 4-Cl-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 314 4-Cl-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 315 4-Cl-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 316 4-Cl-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 317 4-Cl-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 318 4-Cl-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 319 4-Cl-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 320 4-Cl-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 321 4-Cl-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 322 2,4-diCl-Ph H H H Ph H 1 2 C 323 2,4-diCl-Ph H H H Ph H 1 4 C 324 2,4-diCl-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 325 2,4-diCl-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 326 2,4-diCl-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 327 2,4-diCl-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 328 2,4-diCl-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 329 2,4-diCl-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 330 2,4-diCl-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 331 2,4-diCl-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 332 2,4,6-triF-Ph H H H Ph H 1 2 C 333 2,4,6-triF-Ph H H H Ph H 1 4 C 334 2,4,6-triF-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 335 2,4,6-triF-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 336 2,4,6-triF-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 337 2,4,6-triF-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 338 2,4,6-triF-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 339 2,4,6-triF-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 340 2,4,6-triF-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 341 2,4,6-triF-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 342 3-Me-Ph H H H Ph H 1 2 C 343 3-Me-Ph H H H Ph H 1 4 C 344 3-Me-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 345 3-Me-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 346 3-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 347 3-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 348 3-Me-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 349 3-Me-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 350 3-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 351 3-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 352 4-Me-Ph H H H Ph H 1 2 C 353 4-Me-Ph Me H H Ph H 1 2 C 354 4-Me-Ph H H H Ph H 1 4 C 355 4-Me-Ph H H Me Ph H 1 4 C 356 4-Me-Ph H H H Ph 4-MeO 1 4 C 357 4-Me-Ph H H H Ph H 1 2 N 358 4-Me-Ph H H H Ph H 1 4 N 359 4-Me-Ph H H H 4-F-Ph H 1 2 C 360 4-Me-Ph H H H 4-F-Ph H 1 4 C 361 4-Me-Ph H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 362 4-Me-Ph H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 363 4-Me-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 364 4-Me-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 365 4-Me-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 366 4-Me-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 367 4-Me-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 368 4-Me-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 369 4-Me-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 370 4-Me-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 371 4-Me-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 372 4-Me-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 373 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 374 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 375 4-Me-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 376 4-Me-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 377 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 378 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 379 4-Me-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 380 4-Me-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 381 4-Me-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 N 382 4-Me-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 N 383 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 384 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 385 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 N 386 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 N 387 4-Me-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 388 4-Me-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 389 4-Me-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 N 390 4-Me-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 N 391 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 392 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 393 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 N 394 4-Me-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 N 395 4-Me-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 396 4-Me-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 397 4-Me-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 398 4-Me-Ph H H H Thi(2) H 1 2 N 399 4-Me-Ph H H H Thi(2) H 1 4 N 400 4-Me-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 401 4-Me-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 402 4-Me-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 403 4-Me-Ph H H H Thi(3) H 1 2 N 404 4-Me-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 405 4-Me-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 3 C 406 4-Me-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 407 4-Me-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 N 408 4-Me-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 N 409 4-Me-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 410 4-Me-Ph H H H Pyr(2) H 1 3 C 411 4-Me-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 412 4-Me-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 N 413 4-Me-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 N 414 4-Me-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 415 4-Me-Ph H H H Pyr(3) H 1 3 C 416 4-Me-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 417 4-Me-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 N 418 4-Me-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 N 419 4-Me-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 420 4-Me-Ph H H H Pyr(4) H 1 3 C 421 4-Me-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 422 4-Me-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 N 423 4-Me-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 N 424 3,4-diMe-Ph H H H Ph H 1 2 C 425 3,4-diMe-Ph H H H Ph H 1 4 C 426 3,4-diMe-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 427 3,4-diMe-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 428 3,4-diMe-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 429 3,4-diMe-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 430 3,4-diMe-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 431 3,4-diMe-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 432 3,4-diMe-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 433 3,4-diMe-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 434 2-MeO-Ph H H H Ph H 1 2 C 435 2-MeO-Ph H H H Ph H 1 4 C 436 2-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 437 2-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 438 2-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 439 2-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 440 2-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 441 2-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 442 2-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 443 2-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 444 3-MeO-Ph H H H Ph H 1 2 C 445 3-MeO-Ph H H H Ph H 1 3 C 446 3-MeO-Ph H H H Ph H 1 4 C 447 3-MeO-Ph H H H Ph H 1 2 N 448 3-MeO-Ph H H H Ph H 1 4 N 449 3-MeO-Ph H H H Ph H 2 2 C 450 3-MeO-Ph H H H Ph H 2 4 C 451 3-MeO-Ph H H H 2-F-Ph H 1 2 C 452 3-MeO-Ph H H H 2-F-Ph H 1 4 C 453 3-MeO-Ph H H H 3-F-Ph H 1 2 C 454 3-MeO-Ph H H H 3-F-Ph H 1 4 C 455 3-MeO-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 456 3-MeO-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 457 3-MeO-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 458 3-MeO-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 459 3-MeO-Ph H H H 2,4-diMe-Ph H 1 2 C 460 3-MeO-Ph H H H 2,4-diMe-Ph H 1 4 C 461 3-MeO-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 462 3-MeO-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 463 3-MeO-Ph H H H 3,5-diMeO-Ph H 1 2 C 464 3-MeO-Ph H H H 3,5-diMeO-Ph H 1 4 C 465 3-MeO-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 466 3-MeO-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 467 3-MeO-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 468 3-MeO-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 469 3-MeO-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 470 3-MeO-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 471 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 472 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 473 3-MeO-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 474 3-MeO-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 475 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 476 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 477 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 478 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 3 C 479 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 480 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 N 481 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 N 482 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 483 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 484 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 485 3-MeO-Ph H H H 1,4-diMe-Pyrr(2) H 1 2 C 486 3-MeO-Ph H H H 1,4-diMe-Pyrr(2) H 1 4 C 487 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 488 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 3 C 489 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 490 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 N 491 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 N 492 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 493 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 C 494 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 495 3-MeO-Ph H H H 1,4-diMe-Pyrr(3) H 1 2 C 496 3-MeO-Ph H H H 1,4-diMe-Pyrr(3) H 1 4 C 497 3-MeO-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 498 3-MeO-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 499 3-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 500 3-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 501 3-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 502 3-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 2 N 503 3-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 4 N 504 3-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 505 3-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 506 3-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 507 3-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 2 N 508 3-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 4 N 509 3-MeO-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 510 3-MeO-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 511 3-MeO-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 512 3-MeO-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 513 3-MeO-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 514 3-MeO-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 515 4-MeO-Ph H H H Ph H 1 2 C 516 4-MeO-Ph H H H Ph H 1 3 C 517 4-MeO-Ph H H H Ph H 1 4 C 518 4-MeO-Ph H H H Ph H 1 2 N 519 4-MeO-Ph H H H Ph H 1 4 N 520 4-MeO-Ph H H H 2-F-Ph H 1 2 C 521 4-MeO-Ph H H H 2-F-Ph H 1 4 C 522 4-MeO-Ph H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 523 4-MeO-Ph H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 524 4-MeO-Ph H H H 2,4-diCl-Ph H 1 2 C 525 4-MeO-Ph H H H 2,4-diCl-Ph H 1 4 C 526 4-MeO-Ph H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 527 4-MeO-Ph H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 528 4-MeO-Ph H H H 2,4,6-triMe-Ph H 1 2 C 529 4-MeO-Ph H H H 2,4,6-triMe-Ph H 1 4 C 530 4-MeO-Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 2 C 531 4-MeO-Ph H H H 3-MeO-Ph H 1 4 C 532 4-MeO-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 533 4-MeO-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 534 4-MeO-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 535 4-MeO-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 536 4-MeO-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 537 4-MeO-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 538 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 539 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 540 4-MeO-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 541 4-MeO-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 542 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 543 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 544 4-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 545 4-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 546 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 547 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 548 4-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 549 4-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 550 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 551 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 552 4-MeO-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 553 4-MeO-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 554 4-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 555 4-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 556 4-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 2 N 557 4-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 4 N 558 4-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 559 4-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 560 4-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 2 N 561 4-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 4 N 562 4-MeO-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 563 4-MeO-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 564 4-MeO-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 565 4-MeO-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 566 4-MeO-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 567 4-MeO-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 568 2,4-diMeO-Ph H H H Ph H 1 2 C 569 2,4-diMeO-Ph H H H Ph H 1 4 C 570 2,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 571 2,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 572 2,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 573 2,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 574 2,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 575 2,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 576 2,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 577 2,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 578 2-HO-Ph H H H Ph H 1 2 C 579 2-HO-Ph H H H Ph H 1 4 C 580 2-HO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 581 2-HO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 582 2-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 583 2-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 584 2-HO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 585 2-HO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 586 2-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 587 2-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 588 3-HO-Ph H H H Ph H 1 2 C 589 3-HO-Ph H H H Ph H 1 4 C 590 3-HO-Ph H H H Ph H 1 2 N 591 3-HO-Ph H H H Ph H 1 4 N 592 3-HO-Ph H H H 2-F-Ph H 1 2 C 593 3-HO-Ph H H H 2-F-Ph H 1 4 C 594 3-HO-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 595 3-HO-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 596 3-HO-Ph H H H 2,4-diCl-Ph H 1 2 C 597 3-HO-Ph H H H 2,4-diCl-Ph H 1 4 C 598 3-HO-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 599 3-HO-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 600 3-HO-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 601 3-HO-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 602 3-HO-Ph H H H 4-PrO-Ph H 1 2 C 603 3-HO-Ph H H H 4-PrO-Ph H 1 4 C 604 3-HO-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 605 3-HO-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 606 3-HO-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 607 3-HO-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 608 3-HO-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 609 3-HO-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 610 3-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 611 3-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 612 3-HO-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 613 3-HO-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 614 3-HO-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 615 3-HO-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 616 3-HO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 617 3-HO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 618 3-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 619 3-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 620 3-HO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 621 3-HO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 622 3-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 623 3-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 624 3-HO-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 625 3-HO-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 626 3-HO-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 627 3-HO-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 628 3-HO-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 629 3-HO-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 630 3-HO-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 631 3-HO-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 632 3-HO-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 633 3-HO-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 634 3-HO-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 635 3-HO-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 636 4-HO-Ph H H H Ph H 1 2 C 637 4-HO-Ph H H H Ph H 1 4 C 638 4-HO-Ph H H H Ph H 1 2 N 639 4-HO-Ph H H H Ph H 1 4 N 640 4-HO-Ph H H H 3-F-Ph H 1 2 C 641 4-HO-Ph H H H 3-F-Ph H 1 4 C 642 4-HO-Ph H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 643 4-HO-Ph H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 644 4-HO-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 645 4-HO-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 646 4-HO-Ph H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 647 4-HO-Ph H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 648 4-HO-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 649 4-HO-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 650 4-HO-Ph H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 651 4-HO-Ph H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 652 4-HO-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 653 4-HO-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 654 4-HO-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 655 4-HO-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 656 4-HO-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 657 4-HO-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 658 4-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 659 4-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 660 4-HO-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 661 4-HO-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 662 4-HO-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 663 4-HO-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 664 4-HO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 665 4-HO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 666 4-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 667 4-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 668 4-HO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 669 4-HO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 670 4-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 671 4-HO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 672 4-HO-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 673 4-HO-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 674 4-HO-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 675 4-HO-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 676 4-HO-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 677 4-HO-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 678 4-HO-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 679 4-HO-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 680 4-HO-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 681 4-HO-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 682 4-HO-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 683 4-HO-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 684 2-Ac-O-Ph H H H Ph H 1 2 C 685 2-Ac-O-Ph H H H Ph H 1 4 C 686 2-Ac-O-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 687 2-Ac-O-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 688 2-Ac-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 689 2-Ac-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 690 2-Ac-O-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 691 2-Ac-O-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 692 2-Ac-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 693 2-Ac-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 694 3-Piv-O-Ph H H H Ph H 1 2 C 695 3-Piv-O-Ph H H H Ph H 1 4 C 696 3-Piv-O-Ph H H H Ph H 1 2 N 697 3-Piv-O-Ph H H H Ph H 1 4 N 698 3-Piv-O-Ph H H H 2-F-Ph H 1 2 C 699 3-Piv-O-Ph H H H 2-F-Ph H 1 4 C 700 3-Piv-O-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 701 3-Piv-O-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 702 3-Piv-O-Ph H H H 2,4-diCl-Ph H 1 2 C 703 3-Piv-O-Ph H H H 2,4-diCl-Ph H 1 4 C 704 3-Piv-O-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 705 3-Piv-O-Ph H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 706 3-Piv-O-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 707 3-Piv-O-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 708 3-Piv-O-Ph H H H 4-PrO-Ph H 1 2 C 709 3-Piv-O-Ph H H H 4-PrO-Ph H 1 4 C 710 3-Piv-O-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 711 3-Piv-O-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 712 3-Piv-O-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 713 3-Piv-O-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 714 3-Piv-O-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 715 3-Piv-O-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 716 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 717 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 718 3-Piv-O-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 719 3-Piv-O-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 720 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 721 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 722 3-Piv-O-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 723 3-Piv-O-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 724 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 725 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 726 3-Piv-O-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 727 3-Piv-O-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 728 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 729 3-Piv-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 730 3-Piv-O-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 731 3-Piv-O-Ph H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 732 3-Piv-O-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 733 3-Piv-O-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 734 3-Piv-O-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 735 3-Piv-O-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 736 3-Piv-O-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 737 3-Piv-O-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 738 3-Piv-O-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 739 3-Piv-O-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 740 3-Piv-O-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 741 3-Piv-O-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 742 4-Octo-O-Ph H H H Ph H 1 2 C 743 4-Octo-O-Ph H H H Ph H 1 4 C 744 4-Octo-O-Ph H H H Ph H 1 2 N 745 4-Octo-O-Ph H H H Ph H 1 4 N 746 4-Octo-O-Ph H H H 3-F-Ph H 1 2 C 747 4-Octo-O-Ph H H H 3-F-Ph H 1 4 C 748 4-Octo-O-Ph H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 749 4-Octo-O-Ph H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 750 4-Octo-O-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 751 4-Octo-O-Ph H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 752 4-Octo-O-Ph H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 753 4-Octo-O-Ph H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 754 4-Octo-O-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 755 4-Octo-O-Ph H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 756 4-Octo-O-Ph H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 757 4-Octo-O-Ph H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 758 4-Octo-O-Ph H H H Np(1) H 1 2 C 759 4-Octo-O-Ph H H H Np(1) H 1 4 C 760 4-Octo-O-Ph H H H Np(2) H 1 2 C 761 4-Octo-O-Ph H H H Np(2) H 1 4 C 762 4-Octo-O-Ph H H H Pyrd(2) H 1 2 C 763 4-Octo-O-Ph H H H Pyrd(2) H 1 4 C 764 4-Octo-O-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 765 4-Octo-O-Ph H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 766 4-Octo-O-Ph H H H Pip(2) H 1 2 C 767 4-Octo-O-Ph H H H Pip(2) H 1 4 C 768 4-Octo-O-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 769 4-Octo-O-Ph H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 770 4-Octo-O-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 771 4-Octo-O-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 772 4-Octo-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 773 4-Octo-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 774 4-Octo-O-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 775 4-Octo-O-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 776 4-Octo-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 777 4-Octo-O-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 778 4-Octo-O-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 779 4-Octo-O-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 780 4-Octo-O-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 781 4-Octo-O-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C 782 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(2) H 1 2 C 783 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(2) H 1 4 C 784 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(3) H 1 2 C 785 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(3) H 1 4 C 786 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(4) H 1 2 C 787 4-Octo-O-Ph H H H Pyr(4) H 1 4 C 788 Pyrd(2) H H H Ph H 1 2 C 789 Pyrd(2) H H H Ph H 1 4 C 790 Pyrd(2) H H H Ph H 1 2 N 791 Pyrd(2) H H H Ph H 1 4 N 792 Pyrd(2) H H H 3-F-Ph H 1 2 C 793 Pyrd(2) H H H 3-F-Ph H 1 4 C 794 Pyrd(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 795 Pyrd(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 796 Pyrd(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 797 Pyrd(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 798 Pyrd(2) H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 799 Pyrd(2) H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 800 Pyrd(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 801 Pyrd(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 802 Pyrd(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 803 Pyrd(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 804 Pyrd(2) H H H Np(1) H 1 2 C 805 Pyrd(2) H H H Np(1) H 1 4 C 806 Pyrd(2) H H H Np(2) H 1 2 C 807 Pyrd(2) H H H Np(2) H 1 4 C 808 Pyrd(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 809 Pyrd(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 810 Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 811 Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 812 Pyrd(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 813 Pyrd(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 814 Pyrd(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 815 Pyrd(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 816 Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 817 Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 818 Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 819 Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 820 Pyrd(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 821 Pyrd(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 822 Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 823 Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 824 Pyrd(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 825 Pyrd(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 826 Pyrd(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 827 Pyrd(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 828 Pyrd(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 829 Pyrd(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 830 Pyrd(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 831 Pyrd(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 832 Pyrd(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 833 Pyrd(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 834 1-Me-Pyrd(2) H H H Ph H 1 2 C 835 1-Me-Pyrd(2) H H H Ph H 1 4 C 836 1-Me-Pyrd(2) H H H Ph H 1 2 N 837 1-Me-Pyrd(2) H H H Ph H 1 4 N 838 1-Me-Pyrd(2) H H H 3-F-Ph H 1 2 C 839 1-Me-Pyrd(2) H H H 3-F-Ph H 1 4 C 840 1-Me-Pyrd(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 841 1-Me-Pyrd(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 842 1-Me-Pyrd(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 843 1-Me-Pyrd(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 844 1-Me-Pyrd(2) H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 845 1-Me-Pyrd(2) H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 846 1-Me-Pyrd(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 847 1-Me-Pyrd(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 848 1-Me-Pyrd(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 849 1-Me-Pyrd(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 850 1-Me-Pyrd(2) H H H Np(1) H 1 2 C 851 1-Me-Pyrd(2) H H H Np(1) H 1 4 C 852 1-Me-Pyrd(2) H H H Np(2) H 1 2 C 853 1-Me-Pyrd(2) H H H Np(2) H 1 4 C 854 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 855 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 856 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 857 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 858 1-Me-Pyrd(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 859 1-Me-Pyrd(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 860 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 861 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 862 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 863 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 864 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 865 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 866 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 867 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 868 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 869 1-Me-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 870 1-Me-Pyrd(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 871 1-Me-Pyrd(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 872 1-Me-Pyrd(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 873 1-Me-Pyrd(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 874 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 875 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 876 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 877 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 878 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 879 1-Me-Pyrd(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 880 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H Ph H 1 2 C 881 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H Ph H 1 4 C 882 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 883 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 884 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 885 1,4-diMe-Pyrd(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 886 Pip(2) H H H Ph H 1 2 C 887 Pip(2) H H H Ph H 1 4 C 888 Pip(2) H H H Ph H 1 2 N 889 Pip(2) H H H Ph H 1 4 N 890 Pip(2) H H H 3-F-Ph H 1 2 C 891 Pip(2) H H H 3-F-Ph H 1 4 C 892 Pip(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 893 Pip(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 894 Pip(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 895 Pip(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 896 Pip(2) H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 897 Pip(2) H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 898 Pip(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 899 Pip(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 900 Pip(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 901 Pip(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 902 Pip(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 903 Pip(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 904 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 905 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 906 Pip(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 907 Pip(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 908 Pip(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 909 Pip(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 910 Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 911 Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 912 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 913 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 914 Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 915 Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 916 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 917 Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 918 Pip(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 919 Pip(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 920 Pip(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 921 Pip(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 922 Pip(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 923 Pip(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 924 Pip(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 925 Pip(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 926 Pip(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 927 Pip(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 928 1-Me-Pip(2) H H H Ph H 1 2 C 929 1-Me-Pip(2) H H H Ph H 1 4 C 930 1-Me-Pip(2) H H H Ph H 1 2 N 931 1-Me-Pip(2) H H H Ph H 1 4 N 932 1-Me-Pip(2) H H H 3-F-Ph H 1 2 C 933 1-Me-Pip(2) H H H 3-F-Ph H 1 4 C 934 1-Me-Pip(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 2 C 935 1-Me-Pip(2) H H H 2,4-diF-Ph H 1 4 C 936 1-Me-Pip(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 2 C 937 1-Me-Pip(2) H H H 4-Cl-Ph H 1 4 C 938 1-Me-Pip(2) H H H 2-Me-Ph H 1 2 C 939 1-Me-Pip(2) H H H 2-Me-Ph H 1 4 C 940 1-Me-Pip(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 941 1-Me-Pip(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 942 1-Me-Pip(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 943 1-Me-Pip(2) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 944 1-Me-Pip(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 945 1-Me-Pip(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 946 1-Me-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 947 1-Me-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 948 1-Me-Pip(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 949 1-Me-Pip(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 950 1-Me-Pip(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 951 1-Me-Pip(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 952 1-Me-Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 953 1-Me-Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 954 1-Me-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 955 1-Me-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 956 1-Me-Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 957 1-Me-Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 958 1-Me-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 959 1-Me-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 960 1-Me-Pip(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 961 1-Me-Pip(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 962 1-Me-Pip(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 963 1-Me-Pip(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 964 1-Me-Pip(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 965 1-Me-Pip(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 966 1-Me-Pip(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 967 1-Me-Pip(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 968 1-Me-Pip(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 969 1-Me-Pip(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 970 1,4-diMe-Pip(2) H H H Ph H 1 2 C 971 1,4-diMe-Pip(2) H H H Ph H 1 4 C 972 1,4-diMe-Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 973 1,4-diMe-Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 974 1,4-diMe-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 975 1,4-diMe-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 976 1,4-diMe-Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 977 1,4-diMe-Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 978 1,4-diMe-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 979 1,4-diMe-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 980 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H Ph H 1 2 C 981 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H Ph H 1 4 C 982 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 983 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 984 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 985 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 986 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 987 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 988 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 989 1-Me-4-OH-Pip(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 990 Fur(2) H H H Ph H 1 2 C 991 Fur(2) H H H Ph H 1 3 C 992 Fur(2) H H H Ph H 1 4 C 993 Fur(2) H H H Ph H 1 2 N 994 Fur(2) H H H Ph H 1 4 N 995 Fur(2) H H H 2-F-Ph H 1 2 C 996 Fur(2) H H H 2-F-Ph H 1 4 C 997 Fur(2) H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 998 Fur(2) H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 999 Fur(2) H H H 2-I-Ph H 1 2 C 1000 Fur(2) H H H 2-I-Ph H 1 4 C 1001 Fur(2) H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 1002 Fur(2) H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 1003 Fur(2) H H H 3-Hx-Ph H 1 2 C 1004 Fur(2) H H H 3-Hx-Ph H 1 4 C 1005 Fur(2) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 2 C 1006 Fur(2) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 4 C 1007 Fur(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 1008 Fur(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 1009 Fur(2) H H H Np(1) H 1 2 C 1010 Fur(2) H H H Np(1) H 1 4 C 1011 Fur(2) H H H Np(2) H 1 2 C 1012 Fur(2) H H H Np(2) H 1 4 C 1013 Fur(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1014 Fur(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1015 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1016 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1017 Fur(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 1018 Fur(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 1019 Fur(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1020 Fur(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1021 Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1022 Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1023 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1024 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1025 Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1026 Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1027 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1028 Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1029 Fur(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1030 Fur(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1031 Fur(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 1032 Fur(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 1033 Fur(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 1034 Fur(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 1035 Fur(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1036 Fur(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1037 Fur(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1038 Fur(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1039 Fur(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1040 Fur(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1041 4-Cl-Fur(2) H H H Ph H 1 2 C 1042 4-Cl-Fur(2) H H H Ph H 1 4 C 1043 4-Cl-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1044 4-Cl-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1045 4-Cl-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1046 4-Cl-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1047 4-Cl-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1048 4-Cl-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1049 4-Cl-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1050 4-Cl-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1051 3-Me-Fur(2) H H H Ph H 1 2 C 1052 3-Me-Fur(2) H H H Ph H 1 4 C 1053 3-Me-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1054 3-Me-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1055 3-Me-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1056 3-Me-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1057 3-Me-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1058 3-Me-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1059 3-Me-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1060 3-Me-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1061 3-MeO-Fur(2) H H H Ph H 1 2 C 1062 3-MeO-Fur(2) H H H Ph H 1 4 C 1063 3-MeO-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1064 3-MeO-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1065 3-MeO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1066 3-MeO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1067 3-MeO-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1068 3-MeO-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1069 3-MeO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1070 3-MeO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1071 5-HO-Fur(2) H H H Ph H 1 2 C 1072 5-HO-Fur(2) H H H Ph H 1 4 C 1073 5-HO-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1074 5-HO-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1075 5-HO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1076 5-HO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1077 5-HO-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1078 5-HO-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1079 5-HO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1080 5-HO-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1081 5-Piv-O-Fur(2) H H H Ph H 1 2 C 1082 5-Piv-O-Fur(2) H H H Ph H 1 4 C 1083 5-Piv-O-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1084 5-Piv-O-Fur(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1085 5-Piv-O-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1086 5-Piv-O-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1087 5-Piv-O-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1088 5-Piv-O-Fur(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1089 5-Piv-O-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1090 5-Piv-O-Fur(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1091 Fur(3) H H H Ph H 1 2 C 1092 Fur(3) H H H Ph H 1 4 C 1093 Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1094 Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1095 Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1096 Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1097 Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1098 Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1099 Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1100 Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1101 Fur(3) H H H Thi(2) H 1 2 C 1102 Fur(3) H H H Thi(2) H 1 4 C 1103 Fur(3) H H H Thi(3) H 1 2 C 1104 Fur(3) H H H Thi(3) H 1 4 C 1105 Fur(3) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1106 Fur(3) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1107 Fur(3) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1108 Fur(3) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1109 Fur(3) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1110 Fur(3) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1111 4-Cl-Fur(3) H H H Ph H 1 2 C 1112 4-Cl-Fur(3) H H H Ph H 1 4 C 1113 4-Cl-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1114 4-Cl-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1115 4-Cl-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1116 4-Cl-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1117 4-Cl-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1118 4-Cl-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1119 4-Cl-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1120 4-Cl-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1121 5-Me-Fur(3) H H H Ph H 1 2 C 1122 5-Me-Fur(3) H H H Ph H 1 4 C 1123 5-Me-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1124 5-Me-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1125 5-Me-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1126 5-Me-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1127 5-Me-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1128 5-Me-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1129 5-Me-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1130 5-Me-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1131 5-MeO-Fur(3) H H H Ph H 1 2 C 1132 5-MeO-Fur(3) H H H Ph H 1 4 C 1133 5-MeO-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1134 5-MeO-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1135 5-MeO-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1136 5-MeO-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1137 5-MeO-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1138 5-MeO-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1139 5-MeO-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1140 5-MeO-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1141 2-HO-Fur(3) H H H Ph H 1 2 C 1142 2-HO-Fur(3) H H H Ph H 1 4 C 1143 2-HO-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1144 2-HO-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1145 2-HO-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1146 2-HO-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1147 2-HO-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1148 2-HO-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1149 2-HO-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1150 2-HO-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1151 2-Piv-O-Fur(3) H H H Ph H 1 2 C 1152 2-Piv-O-Fur(3) H H H Ph H 1 4 C 1153 2-Piv-O-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1154 2-Piv-O-Fur(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1155 2-Piv-O-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1156 2-Piv-O-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1157 2-Piv-O-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1158 2-Piv-O-Fur(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1159 2-Piv-O-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1160 2-Piv-O-Fur(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1161 Pyrr(2) H H H Ph H 1 2 C 1162 Pyrr(2) H H H Ph H 1 4 C 1163 Pyrr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1164 Pyrr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1165 Pyrr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1166 Pyrr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1167 Pyrr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1168 Pyrr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1169 Pyrr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1170 Pyrr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1171 Pyrr(3) H H H Ph H 1 2 C 1172 Pyrr(3) H H H Ph H 1 4 C 1173 Pyrr(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1174 Pyrr(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1175 Pyrr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1176 Pyrr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1177 Pyrr(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1178 Pyrr(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1179 Pyrr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1180 Pyrr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1181 Thi(2) H H H Ph H 1 2 C 1182 Thi(2) H H H Ph H 1 4 C 1183 Thi(2) H H H 4-F-Ph H 1 2 C 1184 Thi(2) H H H 4-F-Ph H 1 4 C 1185 Thi(2) H H H 2-Cl-Ph H 1 2 C 1186 Thi(2) H H H 2-Cl-Ph H 1 4 C 1187 Thi(2) H H H 3-Me-Ph H 1 2 C 1188 Thi(2) H H H 3-Me-Ph H 1 4 C 1189 Thi(2) H H H 3-MeO-Ph H 1 2 C 1190 Thi(2) H H H 3-MeO-Ph H 1 4 C 1191 Thi(2) H H H Np(1) H 1 2 C 1192 Thi(2) H H H Np(1) H 1 4 C 1193 Thi(2) H H H Np(2) H 1 2 C 1194 Thi(2) H H H Np(2) H 1 4 C 1195 Thi(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1196 Thi(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1197 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1198 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1199 Thi(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 1200 Thi(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 1201 Thi(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1202 Thi(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1203 Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1204 Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1205 Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1206 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1207 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 1208 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1209 Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1210 Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1211 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1212 Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1213 Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1214 Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1215 Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 N 1216 Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 N 1217 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 1218 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 3 C 1219 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 1220 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 2 N 1221 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 3 N 1222 Thi(2) H H H Thi(2) H 1 4 N 1223 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 1224 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 3 C 1225 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 1226 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 2 N 1227 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 3 N 1228 Thi(2) H H H Thi(3) H 1 4 N 1229 Thi(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1230 Thi(2) H H H Pyr(2) H 1 3 C 1231 Thi(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1232 Thi(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1233 Thi(2) H H H Pyr(3) H 1 3 C 1234 Thi(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1235 Thi(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1236 Thi(2) H H H Pyr(4) H 1 3 C 1237 Thi(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1238 4-Me-Thi(2) H H H Ph H 1 2 C 1239 4-Me-Thi(2) H H H Ph H 1 4 C 1240 4-Me-Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1241 4-Me-Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1242 4-Me-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1243 4-Me-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1244 4-Me-Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1245 4-Me-Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1246 4-Me-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1247 4-Me-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1248 3-MeO-Thi(2) H H H Ph H 1 2 C 1249 3-MeO-Thi(2) H H H Ph H 1 4 C 1250 3-MeO-Thi(2) H H H 4-F-Ph H 1 2 C 1251 3-MeO-Thi(2) H H H 4-F-Ph H 1 4 C 1252 3-MeO-Thi(2) H H H 2-Cl-Ph H 1 2 C 1253 3-MeO-Thi(2) H H H 2-Cl-Ph H 1 4 C 1254 3-MeO-Thi(2) H H H 3-Me-Ph H 1 2 C 1255 3-MeO-Thi(2) H H H 3-Me-Ph H 1 4 C 1256 3-MeO-Thi(2) H H H 3-MeO-Ph H 1 2 C 1257 3-MeO-Thi(2) H H H 3-MeO-Ph H 1 4 C 1258 3-MeO-Thi(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1259 3-MeO-Thi(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1260 3-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1261 3-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1262 3-MeO-Thi(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 1263 3-MeO-Thi(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 1264 3-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1265 3-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1266 3-MeO-Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1267 3-MeO-Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1268 3-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1269 3-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1270 3-MeO-Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1271 3-MeO-Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1272 3-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1273 3-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1274 3-MeO-Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1275 3-MeO-Thi(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1276 3-MeO-Thi(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 1277 3-MeO-Thi(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 1278 3-MeO-Thi(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 1279 3-MeO-Thi(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 1280 3-MeO-Thi(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1281 3-MeO-Thi(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1282 3-MeO-Thi(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1283 3-MeO-Thi(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1284 3-MeO-Thi(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1285 3-MeO-Thi(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1286 4-MeO-Thi(2) H H H Ph H 1 2 C 1287 4-MeO-Thi(2) H H H Ph H 1 4 C 1288 4-MeO-Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1289 4-MeO-Thi(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1290 4-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1291 4-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1292 4-MeO-Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1293 4-MeO-Thi(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1294 4-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1295 4-MeO-Thi(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1296 Thi(3) H H H Ph H 1 2 C 1297 Thi(3) H H H Ph H 1 4 C 1298 Thi(3) H H H Ph H 1 2 N 1299 Thi(3) H H H Ph H 1 4 N 1300 Thi(3) H H H 4-F-Ph H 1 2 C 1301 Thi(3) H H H 4-F-Ph H 1 4 C 1302 Thi(3) H H H 2,4-diCl-Ph H 1 2 C 1303 Thi(3) H H H 2,4-diCl-Ph H 1 4 C 1304 Thi(3) H H H 3-Me-Ph H 1 2 C 1305 Thi(3) H H H 3-Me-Ph H 1 4 C 1306 Thi(3) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 1307 Thi(3) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 1308 Thi(3) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1309 Thi(3) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1310 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1311 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1312 Thi(3) H H H Pip(2) H 1 2 C 1313 Thi(3) H H H Pip(2) H 1 4 C 1314 Thi(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1315 Thi(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1316 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1317 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1318 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1319 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 N 1320 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 3 N 1321 Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 N 1322 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1323 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1324 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 N 1325 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 N 1326 Thi(3) H H H 4-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1327 Thi(3) H H H 4-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1328 Thi(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1329 Thi(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1330 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1331 Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1332 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 2 C 1333 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 3 C 1334 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 4 C 1335 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 2 N 1336 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 3 N 1337 Thi(3) H H H Thi(2) H 1 4 N 1338 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 2 C 1339 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 3 C 1340 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 4 C 1341 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 2 N 1342 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 3 N 1343 Thi(3) H H H Thi(3) H 1 4 N 1344 4-MeO-Thi(3) H H H Ph H 1 2 C 1345 4-MeO-Thi(3) H H H Ph H 1 4 C 1346 4-MeO-Thi(3) H H H 4-F-Ph H 1 2 C 1347 4-MeO-Thi(3) H H H 4-F-Ph H 1 4 C 1348 4-MeO-Thi(3) H H H 2,4-diCl-Ph H 1 2 C 1349 4-MeO-Thi(3) H H H 2,4-diCl-Ph H 1 4 C 1350 4-MeO-Thi(3) H H H 3-Me-Ph H 1 2 C 1351 4-MeO-Thi(3) H H H 3-Me-Ph H 1 4 C 1352 4-MeO-Thi(3) H H H 3-PrO-Ph H 1 2 C 1353 4-MeO-Thi(3) H H H 3-PrO-Ph H 1 4 C 1354 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1355 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1356 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1357 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1358 4-MeO-Thi(3) H H H Pip(2) H 1 2 C 1359 4-MeO-Thi(3) H H H Pip(2) H 1 4 C 1360 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1361 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1362 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1363 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1364 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1365 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1366 4-MeO-Thi(3) H H H 4-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1367 4-MeO-Thi(3) H H H 4-F-1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1368 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1369 4-MeO-Thi(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1370 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1371 4-MeO-Thi(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1372 4-MeO-Thi(3) H H H Thi(2) H 1 2 C 1373 4-MeO-Thi(3) H H H Thi(2) H 1 4 C 1374 4-MeO-Thi(3) H H H Thi(3) H 1 2 C 1375 4-MeO-Thi(3) H H H Thi(3) H 1 4 C 1376 Pyr(2) H H H Ph H 1 2 C 1377 Pyr(2) H H H Ph H 1 4 C 1378 Pyr(2) H H H 2-F-Ph H 1 2 C 1379 Pyr(2) H H H 2-F-Ph H 1 4 C 1380 Pyr(2) H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 1381 Pyr(2) H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 1382 Pyr(2) H H H 2-I-Ph H 1 2 C 1383 Pyr(2) H H H 2-I-Ph H 1 4 C 1384 Pyr(2) H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 1385 Pyr(2) H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 1386 Pyr(2) H H H 3-Hx-Ph H 1 2 C 1387 Pyr(2) H H H 3-Hx-Ph H 1 4 C 1388 Pyr(2) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 2 C 1389 Pyr(2) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 4 C 1390 Pyr(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 1391 Pyr(2) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 1392 Pyr(2) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1393 Pyr(2) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1394 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1395 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1396 Pyr(2) H H H Pip(2) H 1 2 C 1397 Pyr(2) H H H Pip(2) H 1 4 C 1398 Pyr(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1399 Pyr(2) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1400 Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1401 Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1402 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1403 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1404 Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1405 Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1406 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1407 Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1408 Pyr(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1409 Pyr(2) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1410 Pyr(2) H H H Thi(2) H 1 2 C 1411 Pyr(2) H H H Thi(2) H 1 4 C 1412 Pyr(2) H H H Thi(3) H 1 2 C 1413 Pyr(2) H H H Thi(3) H 1 4 C 1414 Pyr(2) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1415 Pyr(2) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1416 Pyr(2) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1417 Pyr(2) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1418 Pyr(2) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1419 Pyr(2) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1420 3-F-Pyr(2) H H H Ph H 1 2 C 1421 3-F-Pyr(2) H H H Ph H 1 4 C 1422 3-F-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1423 3-F-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1424 3-F-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1425 3-F-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1426 3-F-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1427 3-F-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1428 3-F-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1429 3-F-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1430 4-Me-Pyr(2) H H H Ph H 1 2 C 1431 4-Me-Pyr(2) H H H Ph H 1 4 C 1432 4-Me-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1433 4-Me-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1434 4-Me-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1435 4-Me-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1436 5-MeO-Pyr(2) H H H Ph H 1 2 C 1437 5-MeO-Pyr(2) H H H Ph H 1 4 C 1438 5-MeO-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1439 5-MeO-Pyr(2) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1440 5-MeO-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1441 5-MeO-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1442 5-MeO-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1443 5-MeO-Pyr(2) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1444 5-MeO-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1445 5-MeO-Pyr(2) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1446 Pyr(3) H H H Ph H 1 2 C 1447 Pyr(3) H H H Ph H 1 4 C 1448 Pyr(3) H H H 2-F-Ph H 1 2 C 1449 Pyr(3) H H H 2-F-Ph H 1 4 C 1450 Pyr(3) H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 1451 Pyr(3) H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 1452 Pyr(3) H H H 2-I-Ph H 1 2 C 1453 Pyr(3) H H H 2-I-Ph H 1 4 C 1454 Pyr(3) H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 1455 Pyr(3) H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 1456 Pyr(3) H H H 3-Hx-Ph H 1 2 C 1457 Pyr(3) H H H 3-Hx-Ph H 1 4 C 1458 Pyr(3) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 2 C 1459 Pyr(3) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 4 C 1460 Pyr(3) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 1461 Pyr(3) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 1462 Pyr(3) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1463 Pyr(3) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1464 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1465 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1466 Pyr(3) H H H Pip(2) H 1 2 C 1467 Pyr(3) H H H Pip(2) H 1 4 C 1468 Pyr(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1469 Pyr(3) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1470 Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1471 Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1472 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1473 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1474 Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1475 Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1476 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1477 Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1478 Pyr(3) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1479 Pyr(3) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1480 Pyr(3) H H H Thi(2) H 1 2 C 1481 Pyr(3) H H H Thi(2) H 1 4 C 1482 Pyr(3) H H H Thi(3) H 1 2 C 1483 Pyr(3) H H H Thi(3) H 1 4 C 1484 Pyr(3) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1485 Pyr(3) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1486 Pyr(3) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1487 Pyr(3) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1488 Pyr(3) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1489 Pyr(3) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1490 4-Br-Pyr(3) H H H Ph H 1 2 C 1491 4-Br-Pyr(3) H H H Ph H 1 4 C 1492 4-Br-Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1493 4-Br-Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1494 4-Br-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1495 4-Br-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1496 4-Br-Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1497 4-Br-Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1498 4-Br-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1499 4-Br-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1500 4-Me-Pyr(3) H H H Ph H 1 2 C 1501 4-Me-Pyr(3) H H H Ph H 1 4 C 1502 4-Me-Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1503 4-Me-Pyr(3) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1504 4-Me-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1505 4-Me-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1506 4-Me-Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1507 4-Me-Pyr(3) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1508 4-Me-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1509 4-Me-Pyr(3) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1510 Pyr(4) H H H Ph H 1 2 C 1511 Pyr(4) H H H Ph H 1 4 C 1512 Pyr(4) H H H 2-F-Ph H 1 2 C 1513 Pyr(4) H H H 2-F-Ph H 1 4 C 1514 Pyr(4) H H H 3-Cl-Ph H 1 2 C 1515 Pyr(4) H H H 3-Cl-Ph H 1 4 C 1516 Pyr(4) H H H 2-I-Ph H 1 2 C 1517 Pyr(4) H H H 2-I-Ph H 1 4 C 1518 Pyr(4) H H H 4-Me-Ph H 1 2 C 1519 Pyr(4) H H H 4-Me-Ph H 1 4 C 1520 Pyr(4) H H H 3-Hx-Ph H 1 2 C 1521 Pyr(4) H H H 3-Hx-Ph H 1 4 C 1522 Pyr(4) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 2 C 1523 Pyr(4) H H H 2,4-diMe-Ph H 1 4 C 1524 Pyr(4) H H H 4-MeO-Ph H 1 2 C 1525 Pyr(4) H H H 4-MeO-Ph H 1 4 C 1526 Pyr(4) H H H Pyrd(2) H 1 2 C 1527 Pyr(4) H H H Pyrd(2) H 1 4 C 1528 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 2 C 1529 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrd(2) H 1 4 C 1530 Pyr(4) H H H Pip(2) H 1 2 C 1531 Pyr(4) H H H Pip(2) H 1 4 C 1532 Pyr(4) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 2 C 1533 Pyr(4) H H H 1-Me-Pip(2) H 1 4 C 1534 Pyr(4) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1535 Pyr(4) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1536 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1537 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1538 Pyr(4) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1539 Pyr(4) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1540 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1541 Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1542 Pyr(4) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 2 C 1543 Pyr(4) H H H 3,5-diMe-Isox(4) H 1 4 C 1544 Pyr(4) H H H Thi(2) H 1 2 C 1545 Pyr(4) H H H Thi(2) H 1 4 C 1546 Pyr(4) H H H Thi(3) H 1 2 C 1547 Pyr(4) H H H Thi(3) H 1 4 C 1548 Pyr(4) H H H Pyr(2) H 1 2 C 1549 Pyr(4) H H H Pyr(2) H 1 4 C 1550 Pyr(4) H H H Pyr(3) H 1 2 C 1551 Pyr(4) H H H Pyr(3) H 1 4 C 1552 Pyr(4) H H H Pyr(4) H 1 2 C 1553 Pyr(4) H H H Pyr(4) H 1 4 C 1554 2-Cl-Pyr(4) H H H Ph H 1 2 C 1555 2-Cl-Pyr(4) H H H Ph H 1 4 C 1556 2-Cl-Pyr(4) H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1557 2-Cl-Pyr(4) H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1558 2-Cl-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1559 2-Cl-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1560 2-Cl-Pyr(4) H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1561 2-Cl-Pyr(4) H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1562 2-Cl-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1563 2-Cl-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1564 2-Me-Pyr(4) H H H Ph H 1 2 C 1565 2-Hx-Pyr(4) Me H H Ph H 1 4 C 1566 2-PrO-Pyr(4) H Hx H Pyrr(2) H 1 2 C 1567 2-PnO-Pyr(4) H H H Pyrr(2) Bu 1 4 C 1568 2-HO-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(2) Hx 1 2 C 1569 2-Octo-O-Pyr(4) Bu Bu H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1570 2-PrO-Pyr(4) H Hx H Pyrr(3) H 1 2 C 1571 2-PnO-Pyr(4) H H H Pyrr(3) Bu 1 4 C 1572 2-HO-Pyr(4) H H H 1-Me-Pyrr(3) Hx 1 2 C 1573 2-Octo-O-Pyr(4) Bu Bu H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1574 2-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1575 2-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 1576 2-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 3 C 1577 2-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 C 1578 2-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 1579 2-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 1580 3-MeO-Ph H H H Ph 5-Cl 1 2 C 1581 3-MeO-Ph H H H Ph 5-Cl 1 4 C 1582 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-Cl 1 2 C 1583 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-Cl 1 4 C 1584 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-Cl 1 2 C 1585 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-Cl 1 4 C 1586 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-Cl 1 2 C 1587 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-Cl 1 4 C 1588 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-Cl 1 2 C 1589 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-Cl 1 4 C 1590 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-Cl 1 2 C 1591 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-Cl 1 4 C 1592 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-Cl 1 2 C 1593 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-Cl 1 4 C 1594 3-MeO-Ph H H H Ph 5-Me 1 2 C 1595 3-MeO-Ph H H H Ph 5-Me 1 4 C 1596 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-Me 1 2 C 1597 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-Me 1 4 C 1598 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-Me 1 2 C 1599 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-Me 1 4 C 1600 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-Me 1 2 C 1601 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-Me 1 4 C 1602 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-Me 1 2 C 1603 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-Me 1 4 C 1604 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-Me 1 2 C 1605 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-Me 1 4 C 1606 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-Me 1 2 C 1607 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-Me 1 4 C 1608 3-MeO-Ph H H H Ph 5-MeO 1 2 C 1609 3-MeO-Ph H H H Ph 5-MeO 1 4 C 1610 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-MeO 1 2 C 1611 3-MeO-Ph H H H Pyrr(2) 5-MeO 1 4 C 1612 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-MeO 1 2 C 1613 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) 5-MeO 1 4 C 1614 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-MeO 1 2 C 1615 3-MeO-Ph H H H Pyrr(3) 5-MeO 1 4 C 1616 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-MeO 1 2 C 1617 3-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) 5-MeO 1 4 C 1618 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-MeO 1 2 C 1619 3-MeO-Ph H H H Thi(2) 5-MeO 1 4 C 1620 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-MeO 1 2 C 1621 3-MeO-Ph H H H Thi(3) 5-MeO 1 4 C 1622 4-MeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1623 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 1624 4-MeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 3 C 1625 4-MeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 C 1626 4-MeO-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 1627 4-MeO-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 1628 3,4-diMeO-Ph H H H Ph H 1 2 C 1629 3,4-diMeO-Ph H H H Ph H 1 3 C 1630 3,4-diMeO-Ph H H H Ph H 1 4 C 1631 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 2 C 1632 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 3 C 1633 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(2) H 1 4 C 1634 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 2 C 1635 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 3 C 1636 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(2) H 1 4 C 1637 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 2 C 1638 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 3 C 1639 3,4-diMeO-Ph H H H Pyrr(3) H 1 4 C 1640 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 2 C 1641 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 3 C 1642 3,4-diMeO-Ph H H H 1-Me-Pyrr(3) H 1 4 C 1643 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(2) H 1 2 C 1644 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(2) H 1 3 C 1645 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(2) H 1 4 C 1646 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(3) H 1 2 C 1647 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(3) H 1 3 C 1648 3,4-diMeO-Ph H H H Thi(3) H 1 4 C
【0041】本発明の、一般式(I)を有するピペラジ
ン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神
神経症状の治療剤又は予防剤に於て、好適な含有成分と
しては、例示化合物番号1、4、5、6、7、12、2
4、32、62、66、99、100、103、10
4、111、119、124、134、140、14
1、155、160、161、169、170、17
1、181、186、196、198、208、24
3、244、251、252、260、292、30
4、383、444、445、446、449、45
1、479、482、483、484、492、49
3、494、499、501、506、515、53
0、546、588、688、698、699、86
8、869、958、995、1023、1028、1
031、1066、1182、1205、1206、1
207、1208、1217、1218、1219、1
234、1249、1268、1269、1276、1
296、1297、1306、1316、1322、1
332、1334、1338、1340、1345、1
365、1511、1575、1577、1584、1
585、1589、1598、1612、1617、1
634、1636又は1641を挙げることができる。
【0042】更に好適な含有成分としては、例示化合物
番号1、5、6、7、103、104、124、13
4、140、141、155、160、161、19
8、251、252、444、445、446、44
9、451、482、483、484、492、49
3、494、499、698、699、1023、10
28、1182、1205、1206、1207、12
08、1217、1219、1268、1269、12
76、1297、1306、1322、1334、13
40、1365、1598、1617又は1634を挙
げることができる。
【0043】特に好適な含有成分としては、 例示化合物番号1 : N−(2−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベン
ズアミド、 例示化合物番号7 : N−(4−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミド、 例示化合物番号124 : 1H−ピロール−2−カル
ボン酸 4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチルアミド、 例示化合物番号141: 1−メチル−1H−ピロール
−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロキシフェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 例示化合物番号444 : N−(2−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチル)ベンズアミド、 例示化合物番号445 : N−(3−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)プロピル)ベンズアミド、 例示化合物番号446 : N−(4−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチル)ベンズアミド、 例示化合物番号482 : 1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸2−(4−(2−(3−メトキシベ
ンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル
アミド、 例示化合物番号484 : 1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸4−(4−(2−(3−メトキシベ
ンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル
アミド、 例示化合物番号1206 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸2−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
エチルアミド、 例示化合物番号1207 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸3−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
プロピルアミド、 例示化合物番号1208 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸4−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
ブチルアミド、 例示化合物番号1219 : チオフェン−2−カルボ
ン酸 4−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 例示化合物番号1322 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸2−(4−(2−(チオフェン−
3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
エチルアミド、 例示化合物番号1334 : チオフェン−2−カルボ
ン酸 4−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 例示化合物番号1340 : チオフェン−3−カルボ
ン酸 4−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、
又は 例示化合物番号1365 : 1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸4−(4−(2−(4−メトキシ
チオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン
−1−イル)ブチルアミドを挙げることができる。
【0044】
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の精神神経症状の治療剤又
は予防剤の含有成分である、一般式(I)を有するピペ
ラジン誘導体の製造方法を以下に示す。
【0046】
【化5】
【0047】
【化6】 上記式中、R1、R2a、R2b、R3、R4、R5、m、n及
びXは、前述したものと同意義を示し、R1aは、C6
14アリール基或は同一又は異なって置換基群αより選
択される置換基を1乃至3個有するC6−C14アリール
基を示し(上記「C6−C14アリール基」、「同一又は
異なって置換基群αより選択される置換基を1乃至3個
有するC6−C14アリール基」及び「置換基群α」は前
述したものと同意義を示す。)、R3aはC1−C6アルキ
ル基(前述したものと同意義を示す。)を示し、Yはハ
ロゲン原子を示し、Zは脱離基を示す。
【0048】Yの「ハロゲン原子」は、例えば、弗素原
子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり得、好適に
は弗素原子又は塩素原子である。
【0049】Zの「脱離基」は、通常、求核性残基とし
て脱離する基であれば特に限定はないが、例えば、塩素
原子、臭素原子又は沃素原子のようなハロゲン原子;メ
タンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基、
プロパンスルホニルオキシ基又はブタンスルホニルオキ
シ基のようなC1−C4アルカンスルホニルオキシ基;ト
リフルオロメタンスルホニルオキシ基、2,2,2−ト
リクロロエタンスルホニルオキシ基、3,3,3−トリ
ブロモプロパンスルホニルオキシ基又は、4,4,4−
トリフルオロブタンスルホニルオキシ基のような、ハロ
ゲノC1−C4アルカンスルホニルオキシ基;或はベンゼ
ンスルホニルオキシ基、α−ナフチルスルホニルオキシ
基、β−ナフチルスルホニルオキシ基、p−トルエンス
ルホニルオキシ基、4−t−ブチルベンゼンスルホニル
オキシ基、メシチレンスルホニルオキシ基又は6−エチ
ル−α−ナフチルスルホニルオキシ基のような、C1
4アルキルを1乃至3個有してもよいC6−C10アリ−
ルスルホニルオキシ基であり得、好適には、ハロゲン原
子;メタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキ
シ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、2,
2,2−トリクロロエタンスルホニルオキシ基;ベンゼ
ンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基又
はメシチレンスルホニルオキシ基であり、更に好適に
は、塩素原子、臭素原子、沃素原子、メタンスルホニル
オキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、ベ
ンゼンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオ
キシ基又はメシチレンスルホニルオキシ基であり、特に
好適には、塩素原子、臭素原子又は沃素原子である。
【0050】A法は一般式(Ia)を有する化合物及び
一般式(Ib)を有する化合物を製造する方法である。
【0051】第A1工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、一般式(III)を有する化
合物又はその反応性誘導体[酸ハライド類(IV)、混
合酸無水物類又は活性エステル類]と一般式(II)を
有する化合物又はその酸付加塩(例えば、塩酸塩、硝酸
塩又は硫酸塩のような鉱酸塩)を反応させ、化合物(I
a)を製造する工程であり、ペプチド合成法における常
法、例えば、酸ハライド法、活性エステル法、混合酸無
水物法又は縮合法(好適には混合酸無水物法)によって
行われる。
【0052】酸ハライド法は、不活性溶媒中、化合物
(III)をハロゲン化剤(例えば、チオニルクロリ
ド、シュウ酸クロリド又は五塩化リン等)と反応させ、
酸ハライドを製造するか或は公知の酸ハライド(IV)
を、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には
塩基存在下)、化合物(II)又はその酸付加塩と反応
させることにより達成される。
【0053】使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
或は、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジ
ン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N
−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,
5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DA
BCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であ
り得、好適には有機アミン類(特にトリエチルアミン)
である。
【0054】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのような
ケトン類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのよ
うなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド
(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリアミド
(HMPT)のようなアミド類;或はジメチルスルホキ
シド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、
好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)であ
る。
【0055】反応温度は原料化合物、試薬等によって異
なるが、ハロゲン化剤と化合物(III)との反応及び
酸ハライドと化合物(II)との反応共、通常−20℃
乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
【0056】反応時間は原料化合物、試薬、反応温度に
よって異なるが、両反応とも、通常10分間乃至10時
間であり、好適には30分間乃至5時間である。
【0057】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水層
をアルカリ性にして析出物を濾取するか、或は反応終了
後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベ
ンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物
を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグ
ラフィーにより更に精製できる。
【0058】活性エステル法は、不活性溶媒中、化合物
(III)を活性エステル化剤と反応させ、活性エステ
ルを製造した後、不活性溶媒中、化合物(II)と反応
させることによって行われる。
【0059】両反応に於て使用される溶媒は、反応を阻
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はないが、例えば、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又は
ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレン
グリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ホル
ムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又はヘキサ
メチルホスホラストリアミド(HMPT)のようなアミ
ド類;或はアセトニトリルのようなニトリル類であり
得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)又
はアミド類(特にジメチルホルムアミド)である。
【0060】使用される活性エステル化剤は、例えば、
N−ヒドロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール又はN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化
合物或はジピリジルジスルフィドのようなジスルフィド
化合物であり得、活性エステル化反応は、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又はト
リフェニルホスフィンのような縮合剤の存在下に好適に
行われる。
【0061】反応温度は、原料化合物、試薬等によって
変化するが、通常、活性エステル化反応では、−70℃
乃至150℃(好適には−10℃乃至100℃)であ
り、活性エステル化合物と化合物(II)の反応では−
20℃乃至100℃(好適には0℃乃至50℃)であ
る。
【0062】反応に要する時間は原料化合物、試薬、反
応温度によって変化するが、両反応ともに、通常、30
分間乃至80時間(好適には1時間乃至48時間)であ
る。
【0063】反応終了後、本工程の目的化合物は、酸ハ
ライド法の場合と同様に、常法に従って反応混合物から
採取される。
【0064】混合酸無水物法は、不活性溶媒中、塩基存
在下、化合物(III)と混合酸無水物化剤を反応さ
せ、混合酸無水物を製造した後、不活性溶媒中、混合酸
無水物と化合物(II)を反応させることにより行われ
る。
【0065】混合酸無水物を製造する反応に於て使用さ
れる溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解
する物であれば特に限定はないが、例えば、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;或はホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド
(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリアミド
(HMPT)のようなアミド類であり得、好適にはエー
テル類(特にテトラヒドロフラン)である。
【0066】混合酸無水物化剤は、例えば、クロル炭酸
エチル又はクロル炭酸イソブチルのような炭酸C1−C4
アルキルハライド、ピバロイルクロリドのようなC1
5アルカノイルハライド或はジエチルシアノリン酸又
はジフェニルシアノリン酸のようなC1−C4アルキル若
しくはジC6−C14アリールシアノリン酸であり得、好
適には、炭酸C1−C4アルキルハライド(特にクロル炭
酸イソブチル)である。
【0067】使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;或はトリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5
−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタ
ン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機ア
ミン類であり得、好適には有機アミン類(特にトリエチ
ルアミン)である。
【0068】混合酸無水物を製造する反応に於ける反応
温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常
−50℃乃至100℃(好適には−10℃乃至50℃)
である。
【0069】混合酸無水物を製造する反応に於ける反応
時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化する
が、通常5分間乃至20時間(好適には10分間乃至1
0時間)である。
【0070】混合酸無水物と化合物(II)の反応に於
て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある
程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチ
レングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類或
はホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又は
ヘキサメチルホスホラストリアミド(HMPT)のよう
なアミド類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラ
ヒドロフラン)である。
【0071】混合酸無水物と化合物(II)の反応に於
ける反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化する
が、通常−30℃乃至100℃(好適には0℃乃至80
℃)である。
【0072】混合酸無水物と化合物(II)の反応に於
ける反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって
変化するが、通常5分間乃至24時間(好適には10分
間乃至5時間)である。
【0073】反応終了後、本工程の目的化合物は、酸ハ
ライド法の場合と同様に、常法に従って反応混合物から
採取される。
【0074】縮合法は、不活性溶媒中、縮合剤存在下、
化合物(II)と化合物(III)を反応させることに
よって行われる。
【0075】使用される縮合剤は、例えば、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又は
1−メチル−2−クロロ−ピリジニウムヨージド−トリ
エチルアミンを挙であり得、好適にはジシクロヘキシル
カルボジイミドである。
【0076】本反応は、前記の活性エステルを製造する
反応と同様の条件下で行うことができる。
【0077】反応終了後、本工程の目的化合物は、酸ハ
ライド法の場合と同様に、常法に従って反応混合物から
採取される。
【0078】第A2工程 (アルキル化) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(Ia)
を一般式(V)を有する化合物と反応させ、化合物(I
b)を製造する工程である。
【0079】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルの
ようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド
(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリアミド
(HMPT)のようなアミド類;或はジメチルスルホキ
シド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、
好適には、アミド類(特にジメチルホルムアミド)であ
る。
【0080】使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウム
のようなアルカリ金属水素化物類;ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又
はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシ
ド類;メチルリチウム、エチルリチウム又はブチルリチ
ウムのようなアルキルリチウム類;リチウムジイソプロ
ピルアミド又はリチウムジシクロヘキシルアミドのよう
なリチウムアルキルアミド類を挙げることができ、好適
には、アルキルリチウム類(特にブチルリチウム)であ
る。
【0081】反応温度は原料化合物、試薬等によって異
なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0
℃乃至50℃である。
【0082】反応時間は原料化合物、試薬、反応温度に
よって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好
適には30分間乃至5時間である。
【0083】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水層
をアルカリ性にして析出物を濾取するか、或は反応終了
後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベ
ンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物
を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去すること
によって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグ
ラフィーにより更に精製できる。
【0084】B法は化合物(I)を別途に製造する方法
である。
【0085】第B1工程 (脱保護) 本工程は、一般式(Ic)を有する化合物の水酸基の保
護基でもあり得る、ベンジル基或は、同一又は異なって
置換基群αより選択される置換基を1乃至3個有するベ
ンジル基を除去し、一般式(VI)を有する化合物を製
造する工程である。
【0086】ベンジル基等の除去については、プロテク
ティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシ
ス,第2版,T.W.グリーン・アンド・P.G.M.
ワッツ,ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク
[Protective Groups in OrganicSynthesis, 2nd editi
on, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,In
c.]に記載される方法に従い行うことができるが、例え
ば、不活性溶媒中、還元剤と反応させることにより行わ
れる。
【0087】還元剤との反応に使用される溶媒は、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアル
コール類或はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン又はジメトキシエタンのようなエーテル類で
あり得、好適にはアルコール類(特にエタノール)であ
る。
【0088】使用される還元剤は、例えば水素(Pd等
を触媒として用いる)であり得、好適にはPd触媒存在
下の水素である。
【0089】反応温度は、溶媒、原料、試薬等により異
なるが、通常、0℃乃至80℃であり、好適には10℃
乃至50℃である。
【0090】反応時間は、溶媒、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分間乃至10時間であ
り、好適には2時間乃至5時間である。
【0091】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、触媒を濾去し、溶媒を留去することにより、目的化
合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常
法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等に
よって更に精製できる。
【0092】第B2工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(VI)
を一般式(VII)を有する化合物と反応させ、化合物
(I)を製造する工程である。
【0093】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、第A2工程と同様のものであり得、好適に
はアミド類(特にジメチルホルムアミド)である。
【0094】使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウム
のようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金
属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−
ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機アミン類;メチルリチウム、エ
チルリチウム又はブチルリチウムのようなアルキルリチ
ウム類;リチウムジイソプロピルアミド又はリチウムジ
シクロヘキシルアミドのようなリチウムアルキルアミド
類を挙げることができ、好適には、アルカリ金属炭酸塩
類(特に炭酸カリウム)である。
【0095】反応温度は原料化合物、試薬等によって異
なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0
℃乃至50℃である。
【0096】反応時間は原料化合物、試薬、反応温度に
よって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好
適には30分間乃至5時間である。
【0097】反応終了後、本工程の目的化合物は、第A
2工程と同様に、常法に従って反応混合物から採取され
る。
【0098】原料化合物(II)、(III)、(I
V)、(VI)及び(VII)は、公知か、公知の方法
又はそれに類似した方法に従って容易に製造される。
【0099】また、原料化合物(II)は、以下の方法
によっても製造される。
【0100】
【化7】
【0101】
【化8】
【0102】
【化9】 上記に於て、R1、R2a、R2b、R5、m、n、X、Y及
びZは前述したものと同意義を示し、R6はアミノ基の
保護基を示す。
【0103】R6の「アミノ基の保護基」は、有機合成
化学の分野でよく知られたものなら、特に限定されない
が、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル
基、ブチリル基、イソブチリル基、ペンタノイル基、ピ
バロイル基、バレリル基、イソバレリル基又はヘキサノ
イル基のようなC1−C6アルカノイル基;クロロアセチ
ル基、ジクロロアセチル基、トリクロロアセチル基、ト
リフルオロアセチル基、3−フルオロプロピオニル基、
4,4−ジクロロブチリル基、メトキシアセチル基、ブ
トキシアセチル基、エトキシプロピオニル基又はプロポ
キシブチリル基のような、ハロゲン若しくはC1−C4
ルコキシで置換されたC1−C4アルカノイル基;アクリ
ロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイル基、クロ
トノイル基又はイソクロトノイル基のような不飽和C1
−C4アルカノイル基;ベンゾイル基、α−ナフトイル
基、β−ナフトイル基、2−フルオロベンゾイル基、2
−ブロモベンゾイル基、2,4−ジクロロベンゾイル
基、6−クロロ−α−ナフトイル基、4−トルオイル
基、4−プロピルベンゾイル基、4−t−ブチルベンゾ
イル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル基、6−エ
チル−α−ナフトイル基、4−アニソイル基、4−プロ
ポキシベンゾイル基、4−t−ブトキシベンゾイル基、
6−エトキシ−α−ナフトイル基、2−エトキシカルボ
ニルベンゾイル基、4−t−ブトキシカルボニルベンゾ
イル基、6−メトキシカルボニル−α−ナフトイル基、
4−フェニルベンゾイル基、4−フェニル−α−ナフト
イル基、6−α−ナフチルベンゾイル基、4−ニトロベ
ンゾイル基、2−ニトロベンゾイル基又は6−ニトロ−
α−ナフトイル基のような、ハロゲン、C1−C4アルキ
ル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルコキシカルボニ
ル、C6−C10アリ−ル又はニトロで置換されてもよい
6−C10アリ−ルカルボニル基;メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、
イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、
イソブトキシカルボニル基、s−ブトキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基、クロロメトキシカルボ
ニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル
基、2−フルオロプロポキシカルボニル基、2−ブロモ
−t−ブトキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−
ブトキシカルボニル基、トリエチルシリルメトキシカル
ボニル基、2−トリメチルシリルエトキシカルボニル
基、4−トリプロピルシリルブトキシカルボニル基又は
t−ブチルジメチルシリルプロポキシカルボニル基のよ
うな、ハロゲン又はトリC1−C4アルキルシリルで置換
されてもよいC1−C4アルコキシカルボニル基;ビニル
オキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、1,
3−ブタジエニルオキシカルボニル基又は2−ペンテニ
ルオキシカルボニル基のようなC2−C5アルケニルオキ
シカルボニル基;フタロイル基のようなアリールジカル
ボニル基;ベンジル基、α−ナフチルメチル基、β−ナ
フチルメチル基、ジフェニルメチル基、トリフェニルメ
チル基、α−ナフチルジフェニルメチル基又は9−アン
スリルメチル基のようなアラルキル基;或はベンジルオ
キシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカ
ルボニル基、α−ナフチルメチルオキシカルボニル基、
β−ナフチルメチルオキシカルボニル基、9−アンスリ
ルメチルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオ
キシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボ
ニル基のような、メトキシ又はニトロで置換されてもよ
いC7−C15アラルキルオキシカルボニル基であり得、
好適には、C1−C4アルカノイル基;トリフルオロアセ
チル基;メトキシアセチル基;ベンゾイル基;α−ナフ
トイル基;β−ナフトイル基;アニソイル基;ニトロベ
ンゾイル基;C1−C4アルコキシカルボニル基;メトキ
シカルボニル基;エトキシカルボニル基;t−ブトキシ
カルボニル基;2,2,2−トリクロロエトキシカルボ
ニル基;トリエチルシリルメトキシカルボニル基;2−
トリメチルシリルエトキシカルボニル基;ビニルオキシ
カルボニル基;アリルオキシカルボニル基;フタロイル
基;ベンジル基;ベンジルオキシカルボニル基;又はニ
トロベンジルオキシカルボニル基であり、更に好適に
は、C1−C4アルカノイル基又はC1−C4アルコキシカ
ルボニル基であり、特に好適にはホルミル基、アセチル
基又はプロピオニル基である。
【0104】C法は化合物(II)を製造する方法であ
る。
【0105】第C1工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、一般式(VII
I)を有する化合物を、化合物(VII)と反応させ、
一般式(IX)を有する化合物を製造する工程であり、
第B2工程と同様の条件下で行うことができる。
【0106】第C2工程 (アミノ基の脱保護) 本工程は、不活性溶媒中、化合物(IX)のアミノ基の
保護基(R6)を除去し、一般式(X)を有する化合物
を製造する工程である。
【0107】アミノ基の保護基の除去はその種類によっ
て異なるが、一般に有機合成化学の技術において周知の
方法によって以下の様に実施される。
【0108】アミノ基の保護基が、ホルミル基、アセチ
ル基、ベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシ
カルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、2−トリメ
チルシリルエトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブ
トキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシ
カルボニル基、ビニルオキシカルボニル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカ
ルボニル基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル
基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又はp−
ニトロベンジルオキシカルボニル基である場合には、不
活性溶媒中又は水性溶媒中で酸で処理することにより除
去することができる。尚、その際に、目的化合物を塩と
して得ることもできる。
【0109】使用される酸は、例えば、塩酸、硫酸、リ
ン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸のような酸であ
り得、好適には塩酸である。
【0110】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステ
ル類;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホル
ムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又はヘキサ
メチルホスホラストリアミド(HMPT)のようなアミ
ド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなス
ルホキシド類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或は水
又は水と上記溶媒との混合溶媒であり得、好適には、ハ
ロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類、脂肪
酸類又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、更に好適に
はエーテル類(特にテトラヒドロフラン又はジオキサ
ン)、アルコール類(特にエタノール)、脂肪酸類(特
に酢酸)或は水又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
【0111】反応温度は原料化合物、溶媒又は使用され
る酸によって変化するが、通常−10℃乃至150℃で
あり、好適には30℃乃至100℃である。
【0112】反応時間は原料化合物、溶媒又は使用され
る酸によって変化するが、通常5分間乃至20時間であ
り、好適には10分間乃至5時間である。
【0113】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、反応液中に
析出した目的化合物を濾取するか、又は反応液を適宜中
和し、溶媒を留去した後、反応液に水を注ぎ、水と混和
しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル
等)を加え抽出した後、目的化合物を含む有機層を水洗
し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶
媒を留去することによって目的化合物が得られる。得ら
れる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製でき
る。
【0114】アミノ基の保護基がアルカノイル類、アリ
ールカルボニル類、アルコキシカルボニル類、アルケニ
ルオキシカルボニル類、アリールジカルボニル類、アラ
ルキル類又はアラルキルオキシカルボニル類である場合
には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で塩基で処理するこ
とにより除去することができる。
【0115】使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウム
のようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金
属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシ
ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカ
プタンナトリウム又はエチルメルカプタンナトリウムの
ようなメルカプタンアルカリ金属類;ヒドラジン;メチ
ルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−
ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン
(DBU)のような有機アミン類であり得、好適には、
アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カ
リウム)、アルカリ金属水酸化物類(特に水酸化ナトリ
ウム又は水酸化カリウム)、アルカリ金属アルコキシド
類(特にナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド
又はカリウム−t−ブトキシド)或は有機アミン類(特
にヒドラジン又はメチルアミン)である。
【0116】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール又はブタノールのようなアルコール
類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又
はヘキサメチルホスホラストリアミド(HMPT)のよ
うなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランの
ようなスルホキシド類;又は水と上記溶媒との混合溶媒
であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル
類、アルコール類、又は水と上記溶媒との混合溶媒であ
り、さらに好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラ
ン又はジオキサン)、アルコール類(特にメタノール、
エタノール)、又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
【0117】反応温度は原料化合物、溶媒又は使用され
る塩基によって変化するが、通常−10℃乃至150℃
であり、好適には0℃乃至50℃である。
【0118】反応時間は原料化合物、溶媒又は使用され
る塩基によって変化するが、通常30分間乃至20時間
であり、好適には1時間乃至5時間である。
【0119】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、反応液中に
析出した目的化合物を濾取するか、又は溶媒を留去し、
反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物を濾
取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、
エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、目的化合
物を含む有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用
いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化
合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常
法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等に
よって更に精製できる。
【0120】尚、アミノ基の保護基がターシャリーブト
キシカルボニル基の場合には、特に不活性溶媒中で、シ
リル化合物(好適にはトリメチルシリルクロリド、トリ
メチルシリルイオダイド又はトリメチルシリルトリフル
オロメタンスルホネート)又はルイス酸(好適には塩化
アルミニウム)と処理することによっても除去すること
ができる。
【0121】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化
炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエーテ
ル類;アセトニトリルのようなニトリル類であり得、好
適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン、
クロロホルム)又はニトリル類(特にアセトニトリル)
である。
【0122】反応温度は原料化合物、試薬又は溶媒等に
よって変化するが、通常−20℃乃至100℃であり、
好適には0℃乃至50℃である。
【0123】反応時間は原料化合物、試薬、溶媒又は反
応温度等によって変化するが、通常10分間乃至10時
間であり、好適には30分間乃至3時間である。
【0124】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、溶媒を留去
し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物
を濾取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合
物を含む有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等
を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化
合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常
法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等に
よって更に精製できる。
【0125】尚、アミノ基の保護基がアリルオキシカル
ボニル基の場合は、特に、後述のアラルキル基等の場合
の接触還元反応による除去方法と同様に除去することが
できる。即ちパラジウム、及びトリフェニルホスフィン
又はニッケルテトラカルボニルを使用して除去する方法
が簡便で、副反応が少なく実施することができる。
【0126】アミノ基の保護基が、アラルキル基又はC
7−C11アラルキルオキシカルボニル基である場合に
は、通常、不活性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、
触媒存在下に接触還元)させることにより除去する方法
又は酸化剤を用いて除去する方法が好適である。
【0127】接触還元による保護基の除去反応の場合に
おいて、使用される溶媒は、本反応に関与しないもので
あれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン又はシクロ
ヘキサンのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ
ーテル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステ
ル類;メタノール、エタノール又はイソプロパノールの
ようなアルコール類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;
又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適
には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エーテル
類、エステル類、アルコール類、脂肪酸類、又はこれら
の有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、ア
ルコール類(特にメタノール又はエタノール)、脂肪酸
類(特に蟻酸又は酢酸)、又はこれらの有機溶媒と水と
の混合溶媒である。
【0128】使用される触媒は、通常の接触還元反応に
使用されるものであれば、特に限定はないが、例えば、
パラジウム−炭素、ラネーニッケル、ロジウム−酸化ア
ルミニウム又はパラジウム−硫酸バリウムであり得、好
適には、パラジウム−炭素又はラネーニッケルである。
【0129】圧力は、特に限定はないが、通常1気圧乃
至10気圧で行なわれ、好適には1気圧である。
【0130】反応温度は原料化合物、溶媒又は使用され
る還元剤等によって変化するが、通常0℃乃至100℃
であり、好適には10℃乃至50℃である。
【0131】反応時間は原料化合物、溶媒、使用される
還元剤又は反応温度等によって変化するが、通常15分
間乃至10時間であり、好適には30分間乃至3時間で
ある。
【0132】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、触媒を濾去
した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカ
リ性にして析出物を濾取するか、又は水と混和しない溶
媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え
抽出した後、目的化合物を含む有機層を水洗し、無水硫
酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去す
ることによって目的化合物が得られる。得られる目的化
合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はク
ロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0133】酸化による除去において使用される溶媒
は、本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化
炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエーテ
ル類;アセトンのようなケトン類;アセトニトリルのよ
うなニトリル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又は
ヘキサメチルホスホラストリアミド(HMPT)のよう
なアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシ
ド類;又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり
得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメ
タン)、ケトン類(特にアセトン)又はアミド類(特に
ヘキサメチルホスホロトリアミド)或はこれらの有機溶
媒と水との混合溶媒である。
【0134】使用される酸化剤は、例えば、過硫酸カリ
ウム、過硫酸ナトリウム、アンモニウムセリウムナイト
レイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシ
アノ−p−ベンゾキノン(DDQ)であり得、好適に
は、アンモニウムセリウムナイトレイト(CAN)又は
2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノ
ン(DDQ)である。
【0135】反応温度は原料化合物、溶媒又は使用され
る酸化剤等によって変化するが、通常0℃乃至150℃
であり、好適には10℃乃至50℃である。
【0136】反応時間は化合物、溶媒又は使用される酸
化剤等によって変化するが、通常15分間乃至24時間
であり、好適には30分間乃至5時間である。
【0137】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、酸化剤を濾
去した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアル
カリ性にして析出物を濾取するか、又は水と混和しない
溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加
え抽出した後、目的化合物を含む有機層を水洗し、無水
硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去
することによって目的化合物が得られる。得られる目的
化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又は
クロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0138】第C3工程 (環化) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(X)を
一般式(XI)を有する化合物と反応させ、一般式(X
II)を有する化合物を製造する工程である。
【0139】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;ア
セトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル
類;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール、イソブタノール又はターシャリ
ーブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメ
チルホスホラミド(HMPA)又はヘキサメチルホスホ
ラストリアミド(HMPT)のようなアミド類;或はジ
メチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシ
ド類であり得、好適には、アルコール類(特にターシャ
リーブタノール)である。
【0140】使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金
属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又
は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;
酢酸ナトリウムのようなアルカリ金属酢酸塩類;水素化
リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのよう
なアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸
化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドの
ようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタ
ンナトリウム又はエチルメルカプタンナトリウムのよう
なメルカプタンアルカリ金属類;トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メ
チルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−
ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.
0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.
2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)の
ような有機アミン類;メチルリチウム、エチルリチウム
又はブチルリチウムのようなアルキルリチウム類;リチ
ウムジイソプロピルアミド又はリチウムジシクロヘキシ
ルアミドのようなリチウムアルキルアミド類であり得、
好適にはアルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又
は炭酸カリウム)である。
【0141】反応温度は原料化合物、試薬等によって異
なるが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には5
0℃乃至100℃である。
【0142】反応時間は原料化合物、試薬、反応温度に
よって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好
適には30分間乃至12時間である。
【0143】反応終了後、本工程の目的化合物は、第A
2工程と同様に、常法に従って反応混合物から採取され
る。尚、化合物(XII)のピペラジン環を構成する2
級アミンに保護基(好適にはアセチル基)をかけた後、
単離精製し、次いで該保護基を脱保護することにより、
本工程の目的化合物を精製することもできる。
【0144】第C4工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(XI
I)を一般式(XIII)を有する化合物と反応させ、
一般式(XIV)を有する化合物を製造する工程であ
り、第B2工程と同様の条件下で行うことができる。
【0145】第C5工程 (フタル基の除去) 本工程は、不活性溶媒中、化合物(XIV)を塩基と反
応させ、化合物(II)を製造する工程である。
【0146】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油
エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化
炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エーテル類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルの
ようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、ブタノール又はイソブタノー
ルのようなアルコール類;ホルムアミド、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホ
ラミド(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリア
ミド(HMPT)のようなアミド類;或はジメチルスル
ホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類、水或
は上記有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適にはア
ルコール類(特にエタノール)である。
【0147】使用される塩基は、通常、ガブリエール合
成(Gabriel synthesis)に於けるフタルイミド基の加
水分解に用いられるものであれば、特に限定はなく用い
ることができるが、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸
化物類或はヒドラジン又は含水ヒドラジンのようなヒド
ラジン類であり得、好適にはヒドラジン一水和物であ
る。
【0148】反応温度は原料化合物、試薬等によって異
なるが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には3
0℃乃至100℃である。
【0149】反応時間は原料化合物、試薬、反応温度に
よって異なるが、通常10分間乃至12時間であり、好
適には30分間乃至5時間である。
【0150】反応終了後、本工程の目的化合物は、第A
2工程と同様に、常法に従って反応混合物から採取され
る。
【0151】D法は、C法の中間体化合物である化合物
(XII)を別途に製造する方法である。
【0152】第D1工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、塩基存在下、一般式(XV)
を有する化合物を化合物(VII)と反応させ、一般式
(XVI)を有する化合物を製造する工程であり、第B
2工程と同様の条件下で行うことができる。
【0153】第D2工程 (縮合) 本工程は、不活性溶媒中、化合物(XVI)を一般式
(XVII)を有する化合物と反応させ、一般式(XV
III)を有する化合物を製造する工程である。
【0154】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、第A2工程と同様のものであり得、好適に
はエーテル類(特にジエチレングリコールジメチルエー
テル)である。
【0155】反応温度は原料化合物、試薬等によって異
なるが、通常0℃乃至200℃であり、好適には100
℃乃至170℃である。
【0156】反応時間は原料化合物、試薬、反応温度に
よって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好
適には1時間乃至12時間である。
【0157】反応終了後、本工程の目的化合物は、第A
2工程と同様に、常法に従って反応混合物から採取され
る。
【0158】第D3工程 (アミノ基の脱保護) 本工程は、不活性溶媒中、化合物(XVIII)のアミ
ノ基の保護基(R6 )を除去し、化合物(XII)を製
造する工程であり、第C2工程と同様の条件下で行うこ
とができる。
【0159】E法は、C法に於ける中間体化合物であ
る、一般式(XIIa)を有する化合物を別途に製造す
る方法である。
【0160】第E1工程 (縮合) 本工程は、化合物(XVI)をピペラジンと反応させ、
化合物(XIIa)を製造する工程である。
【0161】反応温度は原料化合物、試薬等によって異
なるが、通常30℃乃至200℃であり、好適には10
0℃乃至150℃である。
【0162】反応時間は原料化合物、試薬、反応温度に
よって異なるが、通常5分間乃至12時間であり、好適
には10分間乃至3時間である。
【0163】反応終了後、本工程の目的化合物は、第A
2工程と同様に、常法に従って反応混合物から採取され
る。
【0164】原料化合物(VIII)、(XI)、(X
III)、(XV)及び(XVII)は、公知か、公知
の方法又はそれに類似した方法に従って容易に製造され
る。
【0165】本発明の精神神経症状の治療剤又は予防剤
の含有成分である、一般式(I)を有するピペラジン誘
導体は、優れた5−HT2受容体拮抗作用及び5−HT
1A受容体作動作用を併せ持ち、且つ、毒性も弱い。
【0166】本発明の、一般式(I)を有するピペラジ
ン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する精神神
経症状の治療剤又は予防剤は、それ自体あるいは適宜の
薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、錠
剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等に
よる経口的又は注射剤等による非経口的に投与すること
ができる。
【0167】これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、
白糖、ブドウ糖、マンニトール、ソルビトールのような
糖誘導体;トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α
−デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプン
のようなデンプン誘導体;結晶セルロース、低置換度ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメ
チルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;
アラビアゴム;デキストラン;プルラン;軽質無水珪
酸、合成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネ
シウムのような珪酸塩類;リン酸カルシウムのようなリ
ン酸塩類;炭酸カルシウムのような炭酸塩類;硫酸カル
シウムのような硫酸塩類等)、結合剤(例えば、前記の
賦形剤;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;マクロゴー
ル等)、崩壊剤(例えば、前記の賦形剤;クロスカルメ
ロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウ
ム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾され
た、デンプン、セルロース誘導体等)、滑沢剤(例え
ば、タルク;ステアリン酸;ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属
塩;コロイドシリカ;ビーズワックス、ゲイロウのよう
なワックス類;硼酸;グリココール;フマル酸、アジピ
ン酸のようなカルボン酸類;安息香酸ナトリウムのよう
なカルボン酸ナトリウム塩類;硫酸ナトリウムのような
硫酸塩類;ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩類;無水珪
酸、珪酸水和物のような珪酸類;前記の賦形剤における
デンプン誘導体等)、安定剤(例えば、メチルパラベ
ン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エス
テル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェ
ニルエチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベン
ザルコニウム;フェノール、クレゾールのようなフェノ
ール類;チメロサール;無水酢酸;ソルビン酸等)、矯
味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、
香料等)、希釈剤、注射剤用溶剤(例えば、水、エタノ
ール、グリセリン等)等の添加剤を用いて周知の方法で
製造される。
【0168】その使用量は症状、年齢等により異なる
が、経口投与の場合には、1回当り下限1mg(好適に
は、10mg)、上限2000mg(好適には、400
mg)を、静脈内投与の場合には、1回当り下限0.1
mg(好適には、1mg)、上限500mg(好適に
は、300mg)を成人に対して、1日当り1乃至6回
症状に応じて投与することが望ましい。
【0169】以下に、実施例、試験例及び製剤例を示
し、本発明を更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこ
れらに限定されるものではない。
【0170】
【実施例】実施例1 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド (例示化合物
番号:7) (a) N−(2−ベンジロキシフェニル)アセトアミ
ド 2−ヒドロキシアセトアニリド8.0g(53mmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド(80mL)溶液
を、窒素気流下炭酸カリウム22.0g(159mmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド(120mL)懸
濁液に氷冷下滴下した。次いでブロモメチルベンゼン
7.6mL(64mmol)を滴下し、室温に昇温した
後2時間反応させた。反応溶液を氷冷水に注ぎ、水層を
酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄した後無水硫酸
ナトリウムを用いて乾燥させ、減圧下溶媒を溜去した。
これを酢酸エチル及びヘキサンによって再結晶しN−
(2−ベンジロキシフェニル)アセトアミド11.8g
(92%)を得た。
【0171】(b) 2−ベンジロキシフェニルアミン 実施例1(a)で得られたN−(2−ベンジロキシフェ
ニル)アセトアミド11.8g(49mmol)をエタ
ノール200mLに溶解させ、6規定塩酸水溶液を10
0mL加え、2時間加熱還流した。反応溶液を室温に冷
却し炭酸水素ナトリウムを加え中和した後、減圧下溶媒
を溜去した。次いで、水層を酢酸エチルで抽出し、有機
層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、減圧下溶媒
を溜去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し2−ベンジロキシフェニルアミ
ン9.3g(95%)を得た。
【0172】(c) 1−(4−(2−ベンジロキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン 実施例1(b)で得られた2−ベンジロキシフェニルア
ミン11.6g(58mmol)をt−ブタノール11
0mLに溶解させ、ビス−(2−クロロエチル)アミン
塩酸塩15.5g(87mmol)を加え、8時間加熱
還流させた。反応溶液を室温まで冷却した後、炭酸ナト
リウム25.5g(232mmol)を加え、24時間
加熱還流させた。反応溶液をセライトを用いてろ過した
後、ろ液を減圧下留去した。得られた残渣をピリジン2
8g(347mmol)に溶解させ、氷冷下無水酢酸1
7.7g(173mmol)を滴下し、室温に昇温した
後1時間反応させた。反応溶液を減圧下留去し、得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、1−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エタノン13.8g(76%)を得
た。
【0173】(d) 1−(2−ベンジロキシフェニ
ル)ピペラジン 実施例1(c)で得られた1−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン1.6g
(5.2mmol)に6規定塩酸水溶液100mLを加
え、1時間加熱還流させた。氷冷後7規定水酸化ナトリ
ウム水溶液を用いて中和し、水層をジクロロメタンで抽
出した後、有機層を水で洗浄し無水硫酸ナトリウムを用
いて乾燥させ、減圧下溶媒を溜去し、1−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン1.4g(100%)を得
た。これは精製することなく次の反応に用いた。
【0174】(e) 2−(4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)イソイ
ンドール−1,3−ジオン 実施例1(d)で得られた1−(2−ベンジロキシフェ
ニル)ピペラジン1.02g(3.8mmol)を、窒
素気流下N,N−ジメチルホルムアミド10mLに溶解
させ、炭酸カリウム0.62g(4.5mmol)及び
2−(4−ブロモブチル)イソインドール−1,3−ジ
オン1.27g(4.5mmol)を順次加え、100
℃で2時間反応させた。反応溶液を減圧下濃縮し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−により
精製し、2−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチル)イソインド−ル−
1,3−ジオン1.40g(78%)を得た。
【0175】(f) 4−(4−(2−ベンジロキシフ
ェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン 実施例1(e)で得られた2−(4−(4−(2−ベン
ジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)イ
ソインドール−1,3−ジオン1.31g(2.8mm
ol)をエタノール20mLに溶解させ、ヒドラジン1
水和物(80%)0.36mL(6.0mmol)を加
え、2時間加熱還流させた。反応溶液に飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加えた後、減圧下溶媒を溜去した。次
いで、水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥さ
せ、減圧下溶媒を溜去し、4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン0.
89g(94%)を得た。これは精製することなく次の
反応に用いた。
【0176】(g) N−(4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン11
2mg(0.33mmol)をテトラヒドロフラン1m
Lに溶解させ、トリエチルアミン43mg(0.36m
mol)を加え、氷冷後ベンゾイルクロリド50mg
(0.36mmol)を滴下し、室温に昇温し10分間
反応させた。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
を加え、水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ
た。減圧下溶媒を溜去し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し、N−(4−(4
−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチル)ベンズアミド117mg(80%)を結晶
として得た。 融点 : 114-116℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.58-1.78(m,
4H), 2.45(t,J=6.8Hz,2H), 2.50-2.70(m,4H), 3.00-3.2
0(m,4H), 3.49(q,J=6.1Hz,2H), 5.12(s,2H), 6.63-6.75
(m,1H), 6.88-7.04(m,4H), 7.28-7.52(m,8H), 7.73-7.8
2(m,2H)。
【0177】実施例2 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
(例示化合物番号:171) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
チオフェン−2−カルボニルクロリドを、実施例1
(g)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 93−94℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.60-1.73
(m,4H), 2.46(t,J=6.6Hz,2H), 2.55-2.70(m,4H), 3.10-
3.20(m,4H), 3.41-3.51(m,2H), 5.13(s,2H), 6.33-6.43
(m,1H), 6.86-7.00(m,4H), 7.04-7.09(m,1H), 7.27-7.5
0(m,7H)。
【0178】実施例3 N−(2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エチル)ベンズアミド (例示化合物
番号:1) (a) 2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペ
ラジン−1−イル)エチルアミン 実施例1(d)で得られた4−(2−ベンジロキシフェ
ニル)ピペラジン及び2−(2−ブロモエチル)イソイ
ンド−ル−1,3−ジオンを、実施例1(e)、次いで
実施例1(f)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を得た。
【0179】(b) N−(2−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズ
アミド 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
ベンゾイルクロリドを、実施例1(g)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を結晶として得
た。 融点 : 126−128℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.62-2.71(m,
6H), 3.13-3.22(m,4H),3.59(q,J=5.5Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.83-6.91(m,1H), 6.92-7.01(m,4H), 7.30-7.54(m,
8H), 7.76-7.82(m,2H)。
【0180】実施例4 チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
(例示化合物番号:176) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン16
6mg(0.49mmol)をテトラヒドロフラン3m
Lに溶解させ、チオフェン−3−カルボン酸68mg
(0.53mmol)、トリエチルアミン0.14mL
(0.97mmol)及びジフェニルりん酸アジド0.
11mL(0.53mmol)を順次加え、室温で3時
間反応させた。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液を加え、水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗
浄した後無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧
下溶媒を溜去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー及び再結晶により精製し、チオフェン−
3−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド180mg
(82%)を得た。 融点 : 114−115℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.60-1.72(m,
4H), 2.45-2.55(m,2H),2.61-2.71(m,4H), 3.11-3.22(m,
4H), 3.42-3.51(m,2H), 5.13(s,2H), 6.40-6.49(m,1H),
6.91-7.01(m,4H), 7.27-7.48(m,8H), 7.82-7.88(m,1
H)。
【0181】実施例5 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド
(例示化合物番号:169) 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
チオフェン−2−カルボニルクロリドを、実施例1
(g)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 148-151℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.57-2.72(m,
6H), 3.08-3.21(m,4H),3.56(q,J=5.5Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.73-6.83(m,1H), 6.91-7.01(m,4H), 7.06-7.11(m,
1H), 7.27-7.52(m,7H)。
【0182】実施例6 N−(4−(4−(2−(ピリジン−4−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:1511) (a) N−(4−(4−(2−ヒドロキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド 実施例1(g)で得られたN−(4−(4−(2−ベン
ジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベ
ンズアミド500mg(1.1mmol)をメタノ−ル
10mLに溶解させ、10%パラジウム−活性炭50m
gを加え、水素気流下室温で8時間反応させた。触媒を
ろ去し、ろ液を減圧下濃縮し、N−(4−(4−(2−
ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)
ベンズアミド394mg(97%)を得た。これは精製
することなく次の反応に用いた。
【0183】(b) N−(4−(4−(2−(ピリジ
ン−4−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチル)ベンズアミド 実施例6(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒド
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミド118mg(0.33mmol)及び4−クロ
ロメチルピリジン塩酸塩60mg(0.37mmol)
を2−ブタノン2mLに溶解させ、次いで炭酸カリウム
115mg(0.83mmol)を加え、1週間加熱還
流させた。反応溶液を室温に冷却し、水を加え、水層を
酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄した後無水硫酸
ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を溜去し、
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、N−(4−(4−(2−(ピリジン−4−
イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチ
ル)ベンズアミド125mg(85%)を結晶として得
た。 融点 : 128-131℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.65-1.78(m,
4H), 2.49(t,J=6.8Hz,2H), 2.60-2.71(m,4H), 3.07-3.1
9(m,4H), 3.51(q,J=6.1Hz,2H), 5.14(s,2H), 6.67(br.
s,1H), 6.86-7.00(m,4H), 7.37-7.52(m,5H), 7.76(d,J=
6.3Hz,2H), 8.63(d,J=6.3Hz,2H)。
【0184】実施例7 N−(4−(4−(2−(ピリジン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:1377) 実施例6(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒド
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミド及び2−クロロメチルピリジンを、実施例6
(b)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 118-121℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.59-1.71(m,
4H), 2.51(t,J=6.6Hz,2H), 2.64-2.73(m,4H), 3.13-3.2
2(m,4H), 3.51(q,J=5.9Hz,2H), 5.25(s,2H), 6.70(s,1
H), 6.91-7.01(m,4H), 7.21-7.82(m,8H), 8.59(d,J=4.3
Hz,1H)。
【0185】実施例8 N−(4−(4−(2−(ピリジン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:1447) 実施例6(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒド
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミド及び3−クロロメチルピリジンを、実施例6
(b)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を結晶として得た。 融点 :98-100℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.60-1.72(m,
4H), 2.46(t,J=6.7Hz,2H), 2.55-2.66(m,4H), 3.04-3.1
6(m,4H), 3.49(q,J=6.1Hz,2H), 5.13(s,2H), 6.68(br.
s,1H), 6.91-7.01(m,4H), 7.31-7.52(m,4H), 7.75-7.80
(m,3H), 8.57-8.59(m,1H), 8.72(d,J=2.0Hz,1H)。
【0186】実施例9 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチル)ニコチンアミド (例示化合
物番号:186) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
ニコチン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 91-92℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.60-1.80(m,
4H), 2.47(t,J=6.6Hz,2H), 2.52-2.68(m,4H), 3.00-3.1
9(m,4H), 3.51(q,J=6.0Hz,2H), 5.12(s,2H), 6.87-7.10
(m,5H), 7.25-7.48(m,6H), 8.11(dt,J=7.9Hz,J=1.8Hz,1
H), 8.71(dd,J=4.8Hz,J=1.8Hz,1H), 8.97(d,J=1.8Hz,1
H)。
【0187】実施例10 N−(2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エチル)ニコチンアミド (例示化合
物番号:184) 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
ニコチン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 116-118℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.62-2.72(m,
6H), 3.09-3.21(m,4H),3.60(q,J=5.8Hz,2H), 5.13(s,2
H), 6.91-7.09(m,5H), 7.27-7.49(m,6H), 8.14(dt,J=8.
0Hz,J=2.0Hz,1H), 8.73(dd,J=4.7Hz,J=2.0Hz,1H), 8.98
-9.01(m,1H)。
【0188】実施例11 ピリジン−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
3塩酸塩 (例示化合物番号:181) (a) ピリジン−2−カルボン酸 4−(4−(2−
ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル
アミド 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
ピリジン−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0189】(b) ピリジン−2−カルボン酸 4−
(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミド 3塩酸塩 氷冷攪拌下、4規定塩酸−酢酸エチル溶液0.39ml
(1.57mmol)を、実施例11(a)で得られた
ピリジン−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド2
00mg(0.45mmol)のジクロロメタン(2m
l)溶液に滴下し、30分間撹拌させた。減圧下溶媒を
溜去し、目的化合物249mg(100%)をアモルフ
ァスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.40-2.20(m,
4H), 3.09-3.22(m,2H),3.43-3.68(m,8H), 4.05-4.37(m,
2H), 5.27(s,2H), 6.93-7.05(m,2H), 7.11-7.22(m,1H),
7.27-7.60(m,9H), 7.90-8.00(m,1H), 8.20-8.32(m,1
H), 8.42-8.65(m,2H)。
【0190】実施例12 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチル)イソニコチンアミド (例示
化合物番号:191) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
イソニコチン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 115-118℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.50-1.80(m,
4H), 2.48(t,J=8.2Hz,2H), 2.55-2.70(m,4H), 3.03-3.2
0(m,6H), 3.50(q,J=6.0Hz,2H), 5.12(s,2H), 6.86-7.00
(m,4H), 7.02-7.19(m,1H), 7.31-7.47(m,6H), 7.61(dd,
J=3.8Hz,J=1.7Hz,2H), 8.72(dd,J=3.8Hz,J=1.7Hz,2H)。
【0191】実施例13 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(3−ベンジ
ロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ブ
チルアミド (例示化合物番号:173) (a)3−ベンジロキシ−2−ブロモピリジン 2−ブロモ−3−ヒドロキシピリジン及びベンジルブロ
ミドを、実施例1(a)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を得た。
【0192】(b) 1−(3−ベンジロキシピリジン
−2−イル)ピペラジン 実施例13(a)で得られた3−ベンジロキシ−2−ブ
ロモピリジン1g(3.8mmol)をピペラジン32
gと混合させ、30分間加熱還流させた。過剰のピペラ
ジンを再結晶により除き、ろ液に水及び酢酸エチルを加
え、有機層を水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムを用い
て乾燥させた。減圧下溶媒を溜去し、1−(3−ベンジ
ロキシピリジン−2−イル)ピペラジン0.95g(9
5%)を得た。これは精製することなく次の反応に用い
た。
【0193】(c) 4−(4−(3−ベンジロキシピ
リジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ン 実施例13(b)で得られた1−(3−ベンジロキシピ
リジン−2−イル)ピペラジン及び2−(4−ブロモブ
チル)イソインド−ル−1,3−ジオンを、実施例1
(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、後処
理することにより、目的化合物を結晶として得た。
【0194】(d) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−イル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチルアミド 実施例13(c)で得られた4−(4−(3−ベンジロ
キシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)ブチ
ルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロリドを、
実施例1(g)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を油状物質として得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.67-1.70(m,
4H), 2.49(t,J=6.9Hz,2H), 2.62-2.68(m,4H), 3.44-3.5
4(m,6H), 5.09(s,2H), 6.47(br.s,1H), 6.80(dd,J=7.9H
z,J=4.7Hz,1H), 7.04-7.11(m,2H), 7.31-7.45(m,6H),
7.48-7.54(m,1H),7.89(dd,J=4.7Hz,J=1.3Hz,1H)。
【0195】実施例14 N−(2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エチル)イソニコチンアミド (例示
化合物番号:189) 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
イソニコチン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 122-123℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.64-2.75(m,
6H), 3.13-3.22(m,4H),3.59(q,J=5.5Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.95-7.09(m,5H), 7.27-7.50(m,5H), 7.60-7.65(m,
2H), 8.74-8.78(m,2H)。
【0196】実施例15 ピリジン−2−カルボン酸 2−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド
3塩酸塩 (例示化合物番号:179) 実施例3(a)で得られた2−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン及び
ピリジン−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、ピリジン−2−カルボン酸
2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン
−1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩とする
ことにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 135-139℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.32-3.43(m,
2H), 3.44-3.80(m,8H),4.00-4.13(m,2H), 5.24(s,2H),
6.92-7.02(m,2H), 7.12-7.20(m,1H), 7.27-7.60(m,8H),
7.92-8.02(m,1H), 8.19-8.28(m,1H), 8.60-8.70(m,1
H), 9.10-9.20(m,1H)。
【0197】実施例16 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−ベンジ
ロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)エ
チルアミド (例示化合物番号:172) (a) 2−(4−(2−(2−ピリジン−4−イルエ
チル)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン 実施例13(b)で得られた1−(4−(3−ベンジロ
キシピリジン−2−イル)ピペラジン及び2−(2−ブ
ロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0198】(b) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−イル)ピペ
ラジン−1−イル)エチルアミド 実施例16(a)で得られた2−(4−(2−(2−ピ
リジン−4−イルエチル)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 133-134℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.65-2.72(m,
6H), 3.36-3.44(m,4H),3.86(t,J=6.7Hz,2H), 5.08(s,2
H), 6.76(dd,J=7.8Hz,J=5.0Hz,1H), 7.06(dd,J=7.8Hz,J
=5.0Hz,1H), 7.33-7.41(m,5H), 7.69-7.74(m,2H), 7.81
-7.88(m,3H) 。 実施例17 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−(3−
フルオロベンジロキシ)ピリジン−2−イル)ピペラジ
ン−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:25
8) (a) チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3
−ヒドロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 実施例16(b)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−イ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミドを、実施例6
(a)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を得た。
【0199】(b) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(3−(3−フルオロベンジロキシ)ピリジン
−2−イル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 実施例17(a)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド及び1−ブロモメ
チル−3−フルオロベンゼンを、実施例6(b)と同様
に反応させ、後処理することにより、目的化合物を油状
物質として得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.64-2.69(m,
6H), 3.48-3.49(m,4H),3.54(q,J=5.6Hz,2H), 5.10(s,2
H), 6.80-6.85(m,2H), 7.00-7.20(m,5H), 7.33-7.41(m,
1H), 7.46(d,J=4.2Hz,1H), 7.50(d,J=6.7Hz,1H), 7.92
(dd,J=4.9Hz,J=1.5Hz,1H)。
【0200】実施例18 チオフェン−2−カルボン酸 3−(4−(3−ベンジ
ロキシピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)プ
ロピルアミド(例示化合物化合物:175) (a) 3−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−
イル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例13(b)で得られた1−(4−(3−ベンジロ
キシピリジン−2−イル)ピペラジン及び2−(3−ブ
ロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0201】(b) チオフェン−2−カルボン酸 3
−(4−(3−ベンジロキシピリジン−2−イル)ピペ
ラジン−1−イル)プロピルアミド 実施例18(a)で得られた3−(4−(3−ヒドロキ
シピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)エチル
アミン及びチオフェン−2−カルボニルクロリドを、実
施例1(g)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 128-129℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.76-1.85(m,
2H), 2.58-2.67(m,6H),3.52-3.60(m,6H), 5.10(s,2H),
6.79-7.43(m,9H), 7.55(d,J=3.9Hz,1H), 7.91(d,J=4.7H
z,1H), 8.04(br.s,1H)。
【0202】実施例19 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−(4−
メトキシベンジロキシ)ピリジン−2−イル)ピペラジ
ン−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:55
6) 実施例17(a)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド及び1−クロロメ
チル−4−メトキシベンゼンを、実施例6(b)と同様
に反応させ、後処理することにより、目的化合物を油状
物質として得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.63-2.67(m,
6H), 3.44-3.52(m,4H),3.55(q,J=5.6Hz,2H), 3.83(s,3
H), 5.02(s,2H), 6.78-7.50(m,10H), 7.90(d,J=4.6Hz,1
H)。
【0203】実施例20 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(3−(4−
メチルベンジロキシ)ピリジン−2−イル)ピペラジン
−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:398) 実施例17(a)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド及び1−クロロメ
チル−4−メチルベンゼンを、実施例6(b)と同様に
反応させ、後処理することにより、目的化合物を結晶と
して得た。 融点 : 125-126℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.37(s,3H),
2.61-2.67(m,6H), 3.47-3.58(m,6H), 5.05(s,2H), 6.79
-7.50(m,10H), 7.90(d,J=5.0Hz,1H)。
【0204】実施例21 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジ
ロキシフェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−
イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:17
0) (a) 1−(2−ベンジロキシフェニル)−2,6−
ジメチルピペラジン 実施例1(b)で得られた2−ベンジロキシフェニルア
ミン及びビス−(2−クロロプロピル)アミンを、実施
例1(c)、次いで実施例1(d)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0205】(b) 4−(4−(2−ベンジロキシフ
ェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)ブ
チルアミン 実施例21(a)で得られた1−(2−ベンジロキシフ
ェニル)−2,6−ジメチルピペラジン及び2−(4−
ブロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0206】(c) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(2−ベンジロキシフェニル)−3,5−ジメ
チルピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩 実施例21(b)で得られた4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロ
リドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−
(2−ベンジロキシフェニル)−3,5−ジメチルピペ
ラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩
とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 90-100℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.27(d,J=7.3
Hz,3H), 1.48(d,J=5.6Hz,3H), 1.58-1.89(m,2H), 1.98-
2.11(m,1H), 2.68-2.78(m,1H), 3.35-3.72(m,10H), 5.1
0(s,2H), 6.96-7.46(m,12H), 7.84(d,J=4.3Hz,1H), 11.
52(br.s,2H)。
【0207】実施例22 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)−3,
5−ジメチルピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズア
ミド 2塩酸塩(例示化合物番号:9) 実施例21(b)で得られた4−(4−(2−ベンジロ
キシフェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミンを、実施例1(g)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、N−(4−(4−(2−ベ
ンジロキシフェニル)−3,5−ジメチルピペラジン−
1−イル)ブチル)ベンズアミドを得た。これを塩酸塩
とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 :90-100℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.20(d,J=6.7
Hz,3H), 1.45(d,J=5.6Hz,3H), 1.71-1.93(m,2H), 2.13-
2.20(m,1H), 2.63-2.71(m,1H), 3.31-3.74(m,10H), 5.0
5(s,2H), 6.95-7.47(m,12H), 7.81(br.s,1H), 8.01(d,J
=7.9Hz,1H), 8.02(d,J=7.4Hz,1H)。
【0208】実施例23 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:1
219) (a) 1−(4−(2−ヒドロキシフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エタノン 実施例1(c)で得られた1−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノンを、実施
例6(a)と同様に反応させ、後処理することにより、
目的化合物を得た。
【0209】(b) 1−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
エタノン 実施例23(a) で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び2−
クロロメチルチオフェンを、実施例6(b)と同様に反
応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0210】(c) 1−(2−(チオフェン−2−イ
ルメトキシ)フェニル)ピペラジン 実施例23(b)で得られた1−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エタノン820mg(2.6mmol)をエタノ
−ル20mLに溶解させ、10規定水酸化カリウム水溶
液を加え、4時間加熱還流させた。反応溶液に水を加
え、水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ
た。減圧下溶媒を溜去し、1−(2−(チオフェン−2
−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン700mg(9
8%)を得た。これは精製することなく次の反応に用い
た。
【0211】(d) 4−(4−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
ブチルアミン 実施例23(c)で得られた1−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(4
−ブロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、
実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0212】(e) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4
−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩
酸塩とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 168-169℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.70-1.80(m,
2H), 2.03-2.15(m,2H),3.07-3.16(m,4H), 3.55-3.65(m,
8H), 5.26(s,2H), 6.94-7.18(m,7H), 7.35(d,J=7.1Hz,1
H), 7.45(d,J=7.1Hz,1H), 7.51(br.s,1H), 7.92(br.s,1
H), 12.15(br.s,2H)。
【0213】実施例24 N−(4−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド(例示化合物番号:1182) 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 108-109℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.63-1.74(m,
4H), 2.45(t,J=6.8Hz,2H), 2.56-2.68(m,4H), 3.05-3.1
5(m,4H), 3.50(q,J=6.1Hz,2H), 5.27(s,2H), 6.70(br.
s,1H), 6.89-7.77(m,12H)。
【0214】実施例25 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:1
334) (a) 1−(4−(2−(チオフェン−3−イルメト
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及びオー
ガニック・シンセシス・コレクティブボリュームIV,
第921頁(1963年)[Organic Syntheses Collect
ive Volume IV,921,(1963).]に記載の方法に従い合成し
た3−ブロモメチルチオフェンを、実施例6(b)と同
様に反応させ、後処理することにより、目的化合物を得
た。
【0215】(b) 1−(2−(チオフェン−3−イ
ルメトキシ)フェニル)ピペラジン 実施例25(a)で得られた1−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エタノンを、実施例23(c)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0216】(c) 4−(4−(2−(チオフェン−
3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)
ブチルアミン 実施例25(b)で得られた1−(2−(チオフェン−
3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(4
−ブロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、
実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0217】(d) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩 実施例25(c)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4
−(2−(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩
酸塩とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 196-202℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.75-1.89(m,
2H), 2.00-2.17(m,2H),2.90-3.13(m,4H), 3.50-3.65(m,
8H), 5.15(s,2H), 6.98-7.05(m,3H), 7.05-7.18(m,3H),
7.30-7.35(m,1H), 7.35-7.43(m,1H), 7.45-7.52(m,1
H), 7.93-8.00(m,1H)。
【0218】実施例26 N−(4−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:1297) 実施例25(c)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びベンゾイルクロリドを、実施例
1(g)と同様に反応させ、後処理することにより、目
的化合物を結晶として得た。 融点 : 122-126℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.64-1.75(m,
4H), 2.45-2.55(m,2H),2.61-2.71(m,4H), 3.10-3.20(m,
4H), 3.43-3.55(m,2H), 5.12(s,2H), 6.65-6.80(m,1H),
6.85-7.03(m,4H), 7.11-7.18(m,1H), 7.27-7.50(m,5
H), 7.75-7.81(m,2H)。
【0219】実施例27 チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:1
340) 実施例25(c)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−
(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とす
ることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 193-200℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.70-1.83(m,
2H), 2.00-2.10(m,2H),2.86-3.10(m,4H), 3.40-3.60(m,
8H), 5.11(s,2H), 6.93-7.02(m,3H), 7.03-7.13(m,2H),
7.28-7.33(m,2H), 7.34-7.40(m,1H), 7.64-7.77(m,2
H), 8.19-8.23(m,1H)。
【0220】実施例28 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベ
ンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
ミド(例示化合物番号:124) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
1H−ピロール−2−カルボン酸を、実施例4と同様に
反応させ、後処理することにより、目的化合物を結晶と
して得た。 融点 : 112-113℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.55-1.72(m,
4H), 2.44(t,J=6.8Hz,2H), 2.59-2.67(m,4H), 3.11-3.2
1(m,4H), 3.45(q,J=6.1Hz,2H), 5.13(s,2H), 6.14(br.
s,1H), 6.16-6.23(m,1H), 6.52-6.53(m,1H), 6.88-6.89
(m,1H), 6.95-7.50(m,9H), 9.45(br.s,1H)。
【0221】実施例29 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−
(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミド(例示化合物番号:120
5) 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン
酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 116-117℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.59-1.72(m,
4H), 2.40-2.53(m,2H),2.60-2.69(m,4H), 3.12-3.21(m,
4H), 3.45(q,J=6.2Hz,2H), 5.28(s,2H), 6.14-7.33(m,1
1H), 9.42(br.s,2H)。
【0222】実施例30 N−(4−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ニコチ
ンアミド(例示化合物番号:1234) 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及びニコチン酸を、実施例4と同様
に反応させ、後処理することにより、目的化合物を結晶
として得た。 融点 : 100-110℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.83-1.89(m,
2H), 2.12-2.19(m,2H),3.31-4.65(m,12H), 5.55(s,2H),
6.96-8.03(m,8H), 9.13-9.34(m,3H), 10.08(s,1H) 。
【0223】実施例31 N−(2−(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズ
アミド(例示化合物番号:1296) (a) 2−(4−(2−(チオフェン−3−イルメト
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン 実施例25(b)で得られた1−(2−(チオフェン−
3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2
−ブロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、
実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0224】(b) N−(2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチル)ベンズアミド 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びベンゾイルクロリドを、実施例
1(g)と同様に反応させ、後処理することにより、目
的化合物を結晶として得た。 融点 : 155-158℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.62-2.73(m,
6H), 3.10-3.22(m,4H),3.59(q,J=5.6Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.83-6.91(m,1H), 6.92-7.03(m,4H), 7.15(dd,J=4.
7Hz,J=1.3Hz,1H), 7.28-7.38(m,2H), 7.41-7.52(m,3H),
7.77-7.83(m,2H)。
【0225】実施例32 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(チオ
フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1332) 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 162-165℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.6-2.7(m,6
H), 3.1-3.2(m,4H), 3.57(q,J=5.6Hz,2H), 5.14(s,2H),
6.78(br.s,1H), 6.9-7.0(m,4H), 7.08(dd,J=4.9Hz,J=
3.8Hz,1H), 7.15(d,J=5.2Hz,1H), 7.30-7.36(m,2H), 7.
46(d,J=5.7Hz,1H),7.51(d,J=3.9Hz,1H)。
【0226】実施例33 チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(チオ
フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1338) 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 161-163℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.6-2.7(m,6
H), 3.1-3.2(m,4H), 3.56(q,J=5.6Hz,2H), 5.14(s,2H),
6.70(br.s,1H), 6.9-7.0(m,4H), 7.15(dd,J=4.7Hz,J=
1.2Hz,1H), 7.31-7.37(m,3H), 7.39(dd,J=5.2Hz,J=1.2H
z,1H), 7.86-7.88(m,1H)。
【0227】実施例34 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1217) (a) 2−(4−(2−(チオフェン−2−イルメト
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミン 実施例23(c)で得られた1−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2
−ブロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、
実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0228】(b) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルク
ロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 129-132℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.64-2.71(m,
6H), 3.12-3.20(m,4H),3.56(q,J=5.6Hz,2H), 5.28(s,2
H), 6.76(br.s,1H), 6.93-7.09(m,7H), 7.32(dd,J=5.4H
z,J=1.2Hz,1H), 7.46(d,J=5.8Hz,2H), 7.51(dd,J=4.4H
z,J=1.2Hz,1H)。
【0229】実施例35 チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1223) 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 117-119℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.63-2.71(m,
6H), 3.12-3.20(m,4H),3.55(q,J=5.6Hz,2H), 5.28(s,2
H), 6.71(br.s,1H), 6.97-7.40(m,9H), 7.87(dd,J=2.6H
z,J=1.2Hz,1H)。
【0230】実施例36チオフェン−2−カルボン酸
2−(4−(3−(チオフェン−2−イルメト キシ)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)エ
チルアミド 3塩酸塩(例示化合物番号:1220) 実施例23(b)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド及びチオフェン−
2−イルメタノールを、実施例6(b)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、チオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(3−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)エチ
ルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化
合物を結晶として得た。 融点 : 94-96℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.44-4.48(m,
12H), 5.31(s,2H), 7.00-8.81(m,9H), 8.83(br.s,1H)。
【0231】実施例37 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:1208) 実施例23(d)で得られた4−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、1−メチル−1H−ピロ−ル−2−カ
ルボン酸 4−(4−(2−(チオフェン−2−イルメ
トキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 102-110℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.70-1.76(m,
2H), 2.03-2.05(m,2H),3.01-6.67(m,12H), 3.93(s,3H),
5.30(s,2H), 6.01(s,1H), 6.70(s,1H), 6.88-7.34(m,9
H)。
【0232】実施例38 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(フラ
ン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド(例示化合物番号:1031) (a) 1−(4−(2−(フラン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及びジャ
ーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイアテ
ィー,第72巻,第2195頁(1950年)[J.Am.Ch
em.Soc.,72,2195,(1950).]に記載の方法に従い合成した
2−クロロメチルフランを、実施例6(b)と同様に反
応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0233】(b) 1−(2−(フラン−2−イルメ
トキシ)フェニル)ピペラジン 実施例38(a)で得られた1−(4−(2−(フラン
−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エタノンを、実施例23(c)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0234】(c) 2−(4−(2−(フラン−2−
イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチ
ルアミン 実施例38(b)で得られた1−(2−(フラン−2−
イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2−ブ
ロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0235】(d) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(2−(フラン−2−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 実施例38(c)で得られた2−(4−(2−(フラン
−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロ
リドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 115-118℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.66-2.70(m,
6H), 3.10-3.21(m,4H),3.56(q,J=5.6Hz,2H), 5.06(s,2
H), 6.36-6.40(m,2H), 6.78(br.s,1H), 6.92-7.00(m,4
H), 7.08(dd,J=4.9Hz,J=3.7Hz,1H), 7.43-7.51(m,3H)。
【0236】実施例39 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(フラン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:1021) 実施例38(c)で得られた2−(4−(2−(フラン
−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を用い、実施例4と同様に反応を行い目的化合物を結晶
として得た。 融点 : 100-101℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.61-2.74(m,
6H), 3.09-3.21(m,4H),3.54(q,J=5.7Hz,2H), 5.06(s,2
H), 6.24(dd,J=6.5Hz,J=2.6Hz,1H), 6.36-6.40(m,2H),
6.55-6.60(m,2H), 6.92-6.93(m,1H), 6.94-7.01(m,4H),
7.44(d,J=1.8Hz,1H), 9.37(br.s,1H)。
【0237】実施例40 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:131
6) 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン
酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 185-187℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.60-2.75(m,
6H), 3.10-3.20(m,4H),3.54(q,J=5.6Hz,2H), 5.14(s,2
H), 6.24(dd,J=6.0Hz,J=2.8Hz,1H), 6.52-6.63(m,2H),
6.90-6.95(m,1H), 6.95-7.01(m,4H), 7.15(dd,J=4.0Hz,
J=2.8Hz,1H), 7.30-7.38(m,2H), 9.34(br.s,1H)。
【0238】実施例41 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
(4−(2−(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド2塩酸塩
(例示化合物番号:1322) 実施例31(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、1−メチル−1H−ピロール−2−カ
ルボン酸 2−(4−(2−(チオフェン−3−イルメ
トキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミ
ドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 74-79℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.00(br.s,1
H), 3.19-3.28(m,2H), 3.47-3.70(m,6H), 3.82-3.91(m,
2H), 3.94(s,3H), 5.10(s,2H), 6.11(dd,J=4.0Hz,J=2.5
Hz,1H), 6.70-6.73(m,1H), 6.95(s,1H), 6.96-6.98(m,2
H), 7.05(t,J=4.3Hz,1H), 7.09-7.12(m,2H), 7.16-7.21
(m,1H), 7.28-7.31(m,1H), 7.37(dd,J=4.9Hz,J=2.9Hz,1
H), 8.18(br.s,1H)。
【0239】実施例42 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)エチルアミド(例示化合物番号:120
3) 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン
酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 145-147℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.62-3.58(m,
12H), 5.28(s,2H), 6.21-7.33(m,11H), 9.67(br.s,1
H)。
【0240】実施例43 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド2塩酸塩
(例示化合物番号:1206) 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理
することにより、1−メチル−1H−ピロール−2−カ
ルボン酸 2−(4−(2−(チオフェン−2−イルメ
トキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミ
ドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 111-112℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.87-3.91(m,
8H), 3.94(s,3H), 4.35-4.47(m,2H), 5.07(br.s,2H),
5.66(s,2H), 6.10-8.13(m,11H)。
【0241】実施例44 3,5−ジメチルイソキサゾール−4−カルボン酸 2
−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド(例示化合
物番号:1213) 実施例34(a)で得られた2−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)エチルアミン及び3,5−ジメチルイソキサゾー
ル−4−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後
処理することにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 123-124℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.46(s,3H),
2.64(s,3H), 2.65-3.54(m,12H), 5.28(s,2H), 6.54(br.
s,1H), 6.96-7.34(m,7H)。
【0242】実施例45 1H−ピロール−2−カルボン酸 3−(4−(2−
(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)プロピルアミド(例示化合物番号:12
04) (a)3−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例23(c)で得られた1−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3
−ブロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオン
を、実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反
応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0243】(b) 1H−ピロール−2−カルボン酸
3−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)
フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 実施例45(a)で得られた3−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピルアミン及び1H−ピロール−2−カルボ
ン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理することに
より、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 132-134℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.79(sep,J=
5.9Hz,2H), 2.58(t,J=5.9Hz,2H), 2.61-2.75(m,4H), 3.
10-3.28(m,4H), 3.55(q,J=5.9Hz,2H), 5.27(s,2H), 6.9
1-7.04(m,5H), 7.07(d,J=3.1Hz,1H), 7.31(dd,J=4.2Hz,
J=1.1Hz,1H), 7.70(br.s,1H), 10.16(br.s,1H)。
【0244】実施例46 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド2塩酸塩
(例示化合物番号:1207) 実施例45(a)で得られた3−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロール
−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処
理することにより、1−メチル−1H−ピロール−2−
カルボン酸 3−(4−(2−(チオフェン−2−イル
メトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピル
アミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合
物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.22(sep,J=
6.0Hz,2H), 3.15-3.22(m,2H), 3.44-3.65(m,8H), 3.94
(s,3H), 4.08-4.24(m,2H), 5.42(s,2H), 6.07(dd,J=3.9
Hz,J=2.6Hz,1H), 6.07(s,1H), 6.96-7.03(m,3H), 7.07
(d,J=6.0Hz,1H), 7.18(d,J=2.1Hz,1H), 7.33(dd,J=5.2H
z,J=1.2Hz,1H), 7.44(d,J=7.9Hz,1H), 7.63(br.s,1H),
12.53(br.s,1H)。
【0245】実施例47 N−(2−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)
フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミ
ド(例示化合物番号:444) (a) N−(2−(4−(2−ヒドロキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミド 実施例3(b)で得られたN−(2−(4−(2−ベン
ジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミドを、実施例6(a)と同様に反応させ、後処
理することにより、目的化合物を得た。
【0246】(b) N−(2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチル)ベンズアミド 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及び1−クロロメチル−3−メトキシベンゼ
ンを、実施例6(b)と同様に反応させ、後処理するこ
とにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 121-122℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.65-2.74(m,
6H), 3.12-3.22(m,4H),3.55-3.62(m,2H), 3.83(s,3H),
5.11(s,2H), 6.84-6.88(m,1H), 6.94-6.99(m,4H), 7.01
-7.04(m,2H), 7.25-7.33(m,1H), 7.41-7.52(m,4H), 7.7
7-7.82(m,2H)。
【0247】実施例48 N−(2−(4−(2−(3−ヒドロキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:588) (a) 安息香酸 3−(2−(4−(2−ベンゾイル
アミノエチル)ピペラジン−1−イル)フェノキシメチ
ル)フェニルエステル 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及び安息香酸 3−ブロモメチルフェニルエ
ステルを、実施例6(b)と同様に反応させ、後処理す
ることにより、目的化合物を得た。
【0248】(b) N−(2−(4−(2−(3−ヒ
ドロキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチル)ベンズアミド 実施例48(a)で得られた安息香酸 3−(2−(4
−(2−ベンゾイルアミノエチル)ピペラジン−1−イ
ル)フェノキシメチル)フェニルエステル35mg
(0.07mmol)をエタノ−ル2mLに溶解させ、
氷冷下4規定水酸化カリウム水溶液を加え、20分間反
応させた。1規定塩酸水溶液を用いて反応溶液を弱アル
カリ性にした後減圧下溶媒を溜去した。水層を酢酸エチ
ルにより抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて
乾燥させ、減圧下溶媒を溜去した。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー及び再結晶により精製し、N−
(2−(4−(2−(3−ヒドロキシベンジロキシ)フ
ェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミド
17mg(60%)を結晶として得た。 融点 : 152-153℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.66-2.75(m,
6H), 3.12-3.20(m,4H),3.61(q,J=5.5Hz,2H), 5.08(s,2
H), 6.79(dd,J=8.5Hz,J=2.0Hz,1H), 6.82-6.96(m,5H),
6.98-7.01(m,2H), 7.25(t,J=7.8Hz,1H), 7.40-7.51(m,3
H), 7.76-7.80(m,2H)。
【0249】実施例49 チオフェン−2−カルボン酸 3−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)プロピルアミド(例示化合物番号:1218) (a) 3−(4−(2−(チオフェン−2−イルメト
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミ
ン 実施例23(c)で得られた1−(2−(チオフェン−
2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3
−ブロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオン
を、実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反
応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0250】(b) チオフェン−2−カルボン酸 3
−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 実施例49(a)で得られた3−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピルアミン及びチオフェン−2−カルボニル
クロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理
することにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 125-129℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.13-2.24(m,
2H), 3.34-3.41(m,2H),3.50-3.74(m,6H), 3.86-4.29(m,
2H), 4.48-4.65(m,2H), 5.55(s,2H), 6.98-7.10(m,3H),
7.18(d,J=8.1Hz,1H), 7.25(s,1H), 7.29-7.38(m,5H),
7.49(d,J=5.1Hz,1H), 7.73-7.83(m,2H)。
【0251】実施例50 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−
イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:14
1) 実施例1(f)で得られた4−(4−(2−ベンジロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン及び
1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸を、実施
例4と同様に反応させ、後処理することにより、1−メ
チル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−
(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)
ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目
的化合物を結晶として得た。 元素分析: Anal. Calcd for C27H36N4O2Cl2 : C,62.4
2;H,6.99;N,10.79. Found : C,62.21;H,7.26;N,10.50. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.72-1.77(m,
2H), 2.00-2.05(m,2H),3.07-3.24(m,2H), 3.44-3.59(m,
8H), 3.93(s,2H), 4.11(br.s,1H), 5.25(s,2H),6.07-6.
09(m,1H), 6.69-7.47(m,12H)。
【0252】実施例51 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベ
ンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
ミド 2塩酸塩(例示化合物番号:124) 実施例28で得られた1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン
−1−イル)ブチルアミドを塩酸塩とし、目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 205-206℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.76-4.52(m,
16H), 5.35(s,2H), 6.21(br.s,1H), 6.91-7.71(m,13H),
10.00(br.s,1H)。
【0253】実施例52 N−(3−(4−(2−(チオフェン−2−イルメトキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピル)ニコ
チンアミド 3塩酸塩(例示化合物番号:1233) 実施例45(a)で得られた3−(4−(2−(チオフ
ェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−
イル)プロピルアミンを、実施例4と同様に反応させ、
後処理することにより、N−(3−(4−(2−(チオ
フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)プロピル)ニコチンアミドを得た。これを塩酸
塩とすることにより目的化合物をアモルファスとして得
た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.18-2.45(m,
2H), 3.20-3.53(m,4H),3.54-3.80(m,8H), 5.35(s,2H),
6.91-7.10(m,4H), 7.13-7.23(m,3H), 7.35(d,J=5.2Hz,1
H), 8.04-8.10(m,1H), 8.96(d,J=5.3Hz,1H), 9.16(d,J=
7.7Hz,1H), 9.61(s,1H)。
【0254】実施例53 N−(2−(4−(2−(4−ヒドロキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズ
アミド (例示化合物番号:636) 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及び安息香酸 4−ブロモメチルフェニルエ
ステルを、実施例6(b)、次いで実施例48(b)と
同様に反応させ、後処理することにより、目的化合物を
結晶として得た。 融点 : 122-131℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.65-2.72(m,
6H), 3.11-3.20(m,4H),3.60(q,J=5.4Hz,2H), 5.03(s,2
H), 6.85(d,J=8.6Hz,2H), 6.91-7.01(m,5H), 7.31(d,J=
8.6Hz,2H), 7.40-7.54(m,4H), 7.77-7.81(m,2H)。
【0255】実施例54 N−(2−(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)
フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミ
ド (例示化合物番号:515) 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及び1−クロロメチル−4−メトキシベンゼ
ンを、実施例6(b)と同様に反応させ、後処理するこ
とにより、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 98-99℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.64-2.71(m,
6H), 3.10-3.20(m,4H),3.54-3.62(m,2H), 3.83(s,1H),
5.06(s,2H), 6.85-6.98(m,7H), 7.35-7.51(m,5H), 7.77
-7.82(m,2H)。
【0256】実施例55 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:49
9) (a) 1−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び1−
クロロメチル−3−メトキシベンゼンを、実施例6
(b)、次いで実施例1(d)と同様に反応させ、後処
理することにより、目的化合物を得た。
【0257】(b) 2−(4−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチ
ルアミン 実施例55(a)で得られた1−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2−ブ
ロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0258】(c) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 2塩酸塩 実施例55(b)で得られた2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロ
リドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−
(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩と
することにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 153-157℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.37(d,J=3.9
Hz,2H), 3.66(t,J=14Hz,4H), 3.81(s,3H), 3.86-3.93
(m,4H), 4.48-4.57(m,2H), 5.30(s,2H), 6.84-6.88(m,1
H), 6.96-7.10(m,5H), 7.20-7.33(m,2H), 7.49(d,J=4.2
Hz,1H), 7.66(d,J=7.9Hz,1H), 8.03(d,J=2.9Hz,1H), 8.
74-8.78(m,1H), 11.82(br.s,2H)。
【0259】実施例56 チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:50
4) 実施例55(b)で得られた2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸を、
実施例4と同様に反応させ、後処理することにより、チ
オフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩とすることによ
り目的化合物を結晶として得た。 融点 : 88-110℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.34(br.s,2
H), 3.54-3.79(m,6H), 3.81(s,3H), 3.91(br.s,2H), 4.
28-4.38(m,2H), 5.25(s,2H), 6.87(dd,J=7.3Hz,J=2.1H
z,1H), 7.00-7.03(m,4H), 7.21(d,J=7.4Hz,1H), 7.28-
7.33(m,2H), 7.52(d,J=7.9Hz,1H), 7.72(d,J=4.3Hz,1
H), 8.33(d,J=3.3Hz,1H), 8.67(br.s,1H), 12.71(br.s,
2H)。
【0260】実施例57 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:
477) 実施例55(b)で得られた2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2
−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン
−1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩とする
ことにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 136-138℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.33(br.s,2
H), 3.59-3.73(m,6H), 3.81(s,3H), 3.89(br.s,2H), 4.
22-4.30(m,2H), 5.24(s,2H), 6.21-6.25(m,1H), 6.85-
7.33(m,10H), 7.48(d,J=7.4Hz,1H), 8.39(br.s,1H), 9.
96(br.s,1H), 12.42(br.s,1H)。
【0261】実施例58 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:482) 実施例55(b)で得られた2−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理す
ることにより、1−メチル−1H−ピロール−2−カル
ボン酸 2−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミドを
得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物を結晶
として得た。 融点 : 114-125℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.34-3.46(m,
6H), 3.81(s,3H), 3.86(br.s,2H), 3.94(s,3H), 4.30-
4.43(m,2H), 4.97-5.06(m,2H), 5.42(s,2H), 6.09(dd,J
=3.9Hz,J=2.4Hz,1H), 6.72(s,1H), 6.85(dd,J=8.5Hz,J=
2.4Hz,1H), 6.98-7.35(m,8H), 8.01(d,J=8.5Hz,1H), 1
3.21(br.s,2H)。
【0262】実施例59 N−(2−(4−(2−(2−フェニルエトキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミド
(例示化合物番号:12) 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及びメタンスルホン酸 フェネチルエステル
を、実施例6(b)と同様に反応させ、後処理すること
により、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 110-112℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.55-2.71(m,
6H), 2.93-3.03(m,4H),3.16(t,J=6.7Hz,2H), 3.55-3.65
(m,2H), 4.26(t,J=6.7Hz,2H), 6.80-6.99(m,7H), 7.20-
7.31(m,4H), 7.40-7.51(m,2H), 7.75-7.82(m,2H)。
【0263】実施例60 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:50
1) (a) 4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン 実施例55(a)で得られた1−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(4−ブ
ロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0264】(b) チオフェン−2−カルボン酸 4
−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩 実施例60(a)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボニルクロ
リドを、実施例1(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−
(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩と
することにより目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.79-1.83(m,
2H), 2.02-2.07(m,2H),3.10-3.18(m,2H), 3.45-3.63(m,
6H), 3.67-3.80(m,2H), 3.81(s,3H), 4.31-4.35(m,2H),
5.28(s,2H), 6.87(dd,J=9.0Hz,J=2.2Hz,1H), 6.96-7.3
6(m,7H), 7.45(d,J=4.6Hz,1H), 7.54-7.61(m,2H), 7.85
(d,J=3.8Hz,1H), 12.81(br.s,2H)。
【0265】実施例61 チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:50
6) 実施例60(a)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸を、
実施例4と同様に反応させ、後処理することにより、チ
オフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とすることによ
り目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.75(br.s,2
H), 2.00(br.s,2H), 3.19(br.s,2H), 3.48(br.s,2H),
3.61-3.66(m,4H), 3.79(s,3H), 3.92(br.s,2H), 4.48-
4.53(m,2H), 5.31(s,2H), 6.85(dd,J=8.9Hz,J=2.0Hz,1
H), 6.95-7.06(m,4H),7.22-7.32(m,3H), 7.62(d,J=5.1H
z,1H), 7.67-7.82(m,2H), 8.17(d,J=2.3Hz,1H), 12.53
(br.s,2H) 。
【0266】実施例62 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:
479) 実施例60(a)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を、実施例4と同様に反応させ、後処理することによ
り、1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2
−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン
−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とする
ことにより目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.77(br.s,2
H), 2.01(br.s,2H), 3.20(br.s,2H), 3.50(br.s,2H),
3.61-3.68(m,4H), 3.80(s,3H), 4.08-4.23(m,2H),4.72-
4.82(m,2H), 5.38(s,2H), 6.20(br.s,1H), 6.85(dd,J=
8.3Hz,J=2.1Hz,1H),6.94-7.08(m,6H), 7.25-7.33(m,2
H), 7.78(s,1H), 7.91(d,J=7.5Hz,1H), 10.47(br.s,1
H), 12.73(br.s,2H)。
【0267】実施例63 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:484) 実施例60(a)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸を、実施例4と同様に反応させ、後処理す
ることにより、1−メチル−1H−ピロール−2−カル
ボン酸 4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを
得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物をアモ
ルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.73-1.82(m,
2H), 1.97-2.08(m,2H),3.20(br.s,2H), 3.46(t,J=6.2H
z,2H), 3.55-3.65(m,4H), 3.81(s,3H), 3.93(s,3H), 4.
10-4.19(m,2H), 4.76-4.86(m,2H), 5.39(s,2H), 6.06(d
d,J=3.9Hz,J=2.4Hz,1H), 6.70(s,1H), 6.80(dd,J=3.9H
z,J=1.4Hz,1H), 6.86(dd,J=8.4Hz,J=2.4Hz,1H), 6.97-
7.10(m,4H), 7.27-7.32(m,3H), 7.90(d,J=7.9Hz,1H), 1
3.28(br.s,2H)。
【0268】実施例64 N−(2−(4−(2−(2−(3−メトキシフェニ
ル)エトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチ
ル)ベンズアミド(例示化合物番号:449) 実施例47(a)で得られたN−(2−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベ
ンズアミド及びジャーナル・オブ・メディシナル・ケミ
ストリー,第26巻,第42頁(1983年)[J.Med.
Chem.,26,42,(1983).]に記載の方法に従い合成したメタ
ンスルホン酸 3−メトキシフェネチルエステルを、実
施例6(b)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を結晶として得た。 融点 : 72-74℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.58-2.80(m,
6H), 2.96-3.06(m,4H),3.13(t,J=6.5Hz,2H), 3.57-3.68
(m,2H), 3.79(s,3H), 4.26(t,J=6.5Hz,2H), 6.76(dd,J=
8.2Hz,J=2.3Hz,1H), 6.82-7.01(m,7H), 7.22(t,J=8.0H
z,1H), 7.40-7.54(m,3H), 7.78-7.87(m,2H)。
【0269】実施例65 N−(4−(4−(2−(3−メトキシチオフェン−2
−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブ
チル)ベンズアミド(例示化合物番号:1249) (a) N−(4−(4−(2−ヒドロキシフェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド 実施例6(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒド
ロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベン
ズアミドを、実施例6(a)と同様に反応させ、後処理
することにより、目的化合物を得た。
【0270】(b) (3−メトキシチオフェン−2−
イル)メタノ−ル 水素化リチウムアルミニウム4.0g(107mmo
l)を窒素気流下テトラヒドロフラン70mLに懸濁さ
せ、−78℃に冷却した後3−メトキシチオフェン−2
−カルボン酸メチルエステル10.8g(63mmo
l)のテトラヒドロフラン150mL溶液をゆっくり滴
下し、10分間反応させた。反応溶液に水4mLを滴下
し、次いで4規定水酸化ナトリウム水溶液4mLを滴下
し15分間撹袢した後、水12mLを滴下し80分間撹
袢した。反応溶液にテトラヒドロフラン200mLを加
え、反応溶液をセライトを用いてろ過し、ろ液の溶媒を
減圧下溜去した。これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−を用いて精製し、(3−メトキシチオフェン−2
−イル)メタノール7.42g(82%)を得た。
【0271】(c) N−(4−(4−(2−(3−メ
トキシチオフェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド 実施例65(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベ
ンズアミド3.5g(10mmol)、実施例65
(b)で得られた(3−メトキシチオフェン−2−イ
ル)メタノール2.9g(20mmol)及びトリフェ
ニルホスフィン5.2g(20mmol)をテトラヒド
ロフラン200mLに溶解させ、−78℃に冷却した後
アゾジカルボン酸ジエチル3.5g(20mmol)を
ゆっくり滴下し、室温に昇温した後8時間撹袢した。反
応溶液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー及び再結晶により精製し、N−
(4−(4−(2−(3−メトキシチオフェン−2−イ
ルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチ
ル)ベンズアミド2.5g(52%)を結晶として得
た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.57-1.73(m,
4H), 2.46(t,J=6.8Hz,2H), 2.57-2.66(m,4H), 3.08-3.1
6(m,4H), 3.50(q,J=6.0Hz,2H), 3.83(s,3H), 4.99(s,2
H), 6.25(d,J=3.3Hz,1H), 6.70(br.s,1H), 6.88-7.00
(m,4H), 7.24(d,J=3.3Hz,1H), 7.39-7.49(m,3H), 7.74
(s,1H), 7.76(d,J=6.6Hz,1H)。
【0272】実施例66 N−(4−(4−(2−(4−メトキシチオフェン−3
−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブ
チル)ベンズアミド(例示化合物番号:1345) (a) (4−メトキシチオフェン−3−イル)メタノ
ール 4−メトキシチオフェン−3−カルボン酸メチルエステ
ルを、実施例65(b)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物を得た。
【0273】(b) N−(4−(4−(2−(4−メ
トキシチオフェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド 実施例65(a)で得られたN−(4−(4−(2−ヒ
ドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベ
ンズアミド及び実施例66(a)で得られた(4−メト
キシチオフェン−3−イル)メタノールを、実施例65
(c)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を油状物質として得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.62-1.76(m,
4H), 2.46(t,J=6.8Hz,2H), 2.58-2.67(m,4H), 3.06-3.1
4(m,4H), 3.50(q,J=6.0Hz,2H), 3.86(s,3H), 5.18(s,2
H), 6.72(br.s,1H), 6.83(d,J=5.5Hz,1H), 6.86-7.00
(m,4H), 7.20(d,J=5.7Hz,1H), 7.75(d,J=1.8Hz,1H), 7.
77(d,J=4.6Hz,1H)。
【0274】実施例67 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5−メチ
ルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 1
塩酸塩 (例示化合物番号:1599) (a) 酢酸 2−アセチルアミノ−4−メチルフェニ
ルエステル 氷冷攪拌下、無水酢酸46ml(0.49mol)を2
−アミノ−4−メチル−フェノール30g(0.24m
ol)のピリジン(50mL)溶液に滴下し、室温で3
時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残査に水
を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を食塩水で洗
浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥さ
せた。減圧下溶媒を留去し、目的化合物49g(97
%)を油状物質として得た。これは、精製することなく
次の反応に用いた。
【0275】(b) N−(2−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)アセトアミド 氷冷攪拌下、4規定水酸化ナトリウム水溶液200ml
を、実施例67(a)で得られた酢酸2−アセチルアミ
ノ−4−メチルフェニルエステル49gのメタノール
(300ml)溶液に滴下し、30分間撹拌した。反応
終了後、希塩酸を用いて溶液のpHを弱酸性とした後、
エーテルで抽出し、抽出液を食塩水で洗浄した後、有機
層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶
媒を留去し、目的化合物38g(98%)を無色結晶と
して得た。
【0276】(c) N−(2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)−5−メチルフェニル)アセトアミド 実施例67(b)で得られたN−(2−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)−アセトアミド及び1−クロロメチ
ル−3−メトキシベンゼンを、実施例1(a)と同様に
反応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0277】(d) 2−(3−メトキシベンジロキ
シ)−5−メチルフェニルアミン 氷冷攪拌下、4規定水酸化カリウム水溶液150ml
を、実施例67(c)で得られたN−(2−(3−メト
キシベンジロキシ)−5−メチルフェニル)アセトアミ
ド45g(0.158mol)のエタノール(280m
L)溶液に滴下し、8時間加熱還流した。減圧下溶媒を
溜去し、次いで、水層をエーテルで抽出し、有機層を無
水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を溜
去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーを用いて精製することにより、2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)−5−メチルフェニルアミン36g(9
3%)を得た。
【0278】(e) 4−(4−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラジン−1
−イル)ブチルアミン 実施例67(d)で得られた2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)−5−メチルフェニルアミンを、実施例1
(c)、実施例67(d)、実施例1(e)、次いで実
施例1(f)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を得た。
【0279】(f) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 実施例67(e)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピ
ロール−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0280】(g) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 1塩酸塩 −78℃にて攪拌下、4規定塩酸−酢酸エチル溶液0.
84ml(3.4mmol)を、実施例67(f)で得
られた1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5−
メチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
1.4g(2.8mmol)のエーテル(300mL)
溶液に滴下し、30分撹拌させた。減圧下溶媒を溜去
し、目的化合物1.47g(100%)をアモルファス
として得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C29H39N4O3Cl : C,66.08;
H,7.46;N,10.63. Found : C,65.85;H,7.51;N,10.54. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.67-1.77(q,
J=6.6Hz,2H), 1.96-2.06(q,J=7.3Hz,2H), 2.27(s,3H),
2.99-3.05(m,2H), 3.07-3.39(m,2H), 3.42-3.52(m,8H),
3.81(s,3H), 3.93(s,3H), 5.04(s,2H), 6.07-6.09(m,1
H), 6.68-6.70(m,1H), 6.77(s,1H), 6.83(s,1H), 6.84-
6.97(m,7H), 7.27-7.33(m,1H)。
【0281】実施例68 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(3−
メトキシベンジロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合物
番号:1605) 実施例67(e)で得られた4−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)−5−メチルフェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カル
ボニルクロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、
後処理することにより、チオフェン−2−カルボン酸
4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)−5−
メチルフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
を得た。これを塩酸塩とすることによりすることにより
目的化合物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C28H36N3O3SCl : C,63.4
4;H,6.84;N,7.93. Found : C,63.38;H,6.72;N,7.94. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.73-1.88(m,
2H), 2.00-2.13(m,2H),2.31(s,3H), 2.90-3.07(m,4H),
3.42-3.59(m,8H), 3.85(s,3H), 5.07(s,2H), 6.80(s,1
H), 6.87(s,1H), 6.87-6.89(m,2H), 6.91-7.00(m,2H),
7.11(t,J=4.3Hz,1H), 7.30-7.34(m,1H), 7.48(d,J=4.3H
z,1H), 7.80-7.83(br.s,1H), 7.97(d,J=3.4Hz,1H), 11.
99-12.18(br.s,1H)。
【0282】実施例69 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(5−クロロ−2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
1塩酸塩 (例示化合物番号:1585) (a) 4−(4−(5−クロロ−2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチ
ルアミン 2−アミノ−4−クロロフェノ−ルを、実施例67
(a)、実施例67(b)、実施例67(c)、実施例
67(d)、次いで実施例67(e)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0283】(b) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(5−クロロ−2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 1塩酸塩 実施例69(a)で得られた4−(4−(5−クロロ−
2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピ
ロール−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 4−(4−(5−クロロ−2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とするこ
とにより目的化合物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C28H36N4O3Cl2 : C,61.1
4;H,6.63;N,10.23. Found : C,61.01;H,6.55;N,10.18. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.71-1.83(m,
2H), 1.97-2.11(m,2H),2.96-3.31(m,4H), 3.39-3.71(m,
8H), 3.81(s,3H), 3.93(s,3H), 5.07(s,2H), 6.07-6.09
(m,1H), 6.69(s,1H), 6.84-7.07(m,8H), 7.31(t,J=8.2H
z,1H), 12.48-12.52(br.s,1H)。
【0284】実施例70 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(5−クロロ
−2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合物
番号:1591) 実施例69(a)で得られた4−(4−(5−クロロ−
2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジ
ン−1−イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カル
ボニルクロリドを、実施例1(g)と同様に反応させ、
後処理することにより、チオフェン−2−カルボン酸
4−(4−(5−クロロ−2−(3−メトキシベンジロ
キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
を得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物をア
モルファスとして得た。 元素分析 : Anal.Calcd for C27H33N3O3SCl2 : C,58.9
0;H,6.04;N,7.63. Found : C,58.84;H,6.12;N,7.56. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.65-1.82(m,
2H), 1.86-2.15(m,2H),2.84-3.15(m,4H), 3.34-3.71(m,
8H), 3.81(s,3H), 5.04(s,2H), 6.83-6.98(m,6H), 7.01
-7.09(m,1H), 7.20-7.35(m,1H), 7.46(d,J=4.9Hz,1H),
7.82(d,J=3.4Hz,1H), 7.95(s,1H)。
【0285】実施例71 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(5−メトキシ−2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド
1塩酸塩 (例示化合物番号:1613) (a) 5−メトキシ−2−(3−メトキシベンジロキ
シ)ニトロベンゼン2−ニトロ−4−メトキシフェノ−
ル及び1−クロロメチル−3−メトキシベンゼンを、実
施例1(a)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を得た。
【0286】(b) 5−メトキシ−2−(3−メトキ
シベンジロキシ)フェニルアミン 酸化白金500mlを、実施例71(a)で得られた5
−メトキシ−2−(3−メトキシベンジロキシ)ニトロ
ベンゼン8g(0.027mol)のメタノール(30
0ml)溶液に加え、水素気流下、室温で1時間反応さ
せた。触媒をろ別し、得られた溶液の溶媒を減圧下溜去
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーを用いて精製し、5−メトキシ−2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニルアミン2.9g(40%)を得
た。
【0287】(c) 4−(4−(5−メトキシ−2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミン 実施例71(b)で得られた5−メトキシ−2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニルアミンを、実施例1
(c)、実施例67(d)、実施例1(e)、次いで、
実施例1(f)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物を得た。
【0288】(d) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(5−メトキシ−2−(3−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 1塩酸塩 実施例71(c)で得られた4−(4−(5−メトキシ
−2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−
ピロール−2−カルボン酸を、実施例4と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 4−(4−(5−メトキシ−2−
(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とするこ
とにより目的化合物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C29H39N4O4Cl : C,64.13;
H,7.24;N,10.32. Found : C,64.02;H,7.15;N,10.33. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.72-1.81(m,
2H), 1.98-2.09(m,2H),2.80-3.08(m,4H), 3.40-3.55(m,
8H), 3.78(s,3H), 3.84(s,3H), 3.95(s,3H), 5.03(s,2
H), 6.10-6.12(m,1H), 6.54(s,1H), 6.55-6.57(m,1H),
6.72(s,1H), 6.87-6.99(m,6H), 7.29-7.36(m,1H)。
【0289】実施例72 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(5−メトキ
シ−2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペ
ラジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合
物番号:1619) 実施例71(c)で得られた4−(4−(5−メトキシ
−2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラ
ジン−1−イル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カ
ルボニルクロリドを、実施例1(g)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、チオフェン−2−カルボン
酸 4−(4−(5−メトキシ−2−(3−メトキシベ
ンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル
アミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合
物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C28H36N3O4SCl : C,61.5
8;H,6.64;N,7.69. Found : C,61.45;H,6.58;N,7.52. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.80-1.99(m,
2H), 2.04-2.15(m,2H),2.88-3.12(m,4H), 3.46-3.67(m,
8H), 3.78(s,3H), 3.83(s,3H), 5.03(s,2H), 6.56(dd,J
=4.7Hz,J=1.8Hz,2H), 6.87-6.89(m,2H), 6.90-6.98(m,2
H), 7.08(t,J=3.9Hz,1H), 7.29-7.35(m,1H), 7.45(d,J=
4.8Hz,1H), 7.82(s,1H), 7.94(d,2.7Hz,1H), 11.98-12.
09(br.s,1H)。
【0290】実施例73 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示
化合物番号:484) 実施例63で得られた1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ドを、実施例67(g)と同様に反応させ、後処理する
ことにより、目的化合物をアモルファスとして得た。 元素分析 : Anal. Calcd for C28H37N4O3Cl : C,65.55;
H,7.27;N,10.92. Found : C,65.32;H,7.21;N,10.89. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.72(q,J=6.6
Hz,2H), 2.01(q,J=7.4Hz,2H), 3.03-3.22(m,4H), 3.41-
3.79(m,8H), 3.81(s,3H), 3.92(s,3H), 5.11(s,2H), 6.
05-6.08(m,1H), 6.68-6.69(m,1H), 6.85-7.10(m,9H),
7.27-7.35(m,1H),12.20-12.39(br.s,1H)。
【0291】実施例74 チオフェン−2−カルボン酸 2−(4−(2−(4−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:55
4) (a) 1−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び1−
クロロメチル−4−メトキシベンゼンを、実施例1
(a)、次いで実施例67(d)と同様に反応させ、後
処理することにより、目的化合物を得た。
【0292】(b) 2−(4−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチ
ルアミン 実施例74(a)で得られた1−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(2−ブ
ロモエチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0293】(c) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド チオフェン−2−カルボン酸125mg(0.97mm
ol)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液に、カルボ
ニルジイミダゾール143mg(0.88mmol)を
加え、室温で3時間撹拌した。このものを実施例74
(b)で得られた2−(4−(2−(4−メトキシベン
ジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルア
ミン270mg(0.79mmol)のテトラヒドロフ
ラン(2ml)溶液に加え、室温で24時間反応させ
た。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
水層を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で
洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ
た。減圧下溶媒を溜去し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーを用いて精製し、目的化合物
0.27g(76%)を得た。
【0294】(d) チオフェン−2−カルボン酸 2
−(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド 2塩酸塩 実施例74(c)で得られたチオフェン−2−カルボン
酸 2−(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フ
ェニル)ピペラジン−1−イル)エチルアミドを、実施
例67(g)と同様に反応させ、後処理することによ
り、目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.15-3.30(m,
4H), 3.50-3.70(m,4H),3.75-3.81(m,2H), 3.83(s,3H),
3.90-3.97(m,2H), 5.07(s,2H), 6.92(d,J=8.4Hz,2H),
6.99(t,J=8.2Hz,2H), 7.05-7.15(m,3H), 7.34(d,J=8.4H
z,2H), 7.48(d,J=5.0Hz,1H), 8.05(d,J=2.9Hz,1H), 8.8
0(br.s,1H), 12.25(br.s,2H)。
【0295】実施例75 チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−(4−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:55
8) 実施例74(b)で得られた2−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及びチオフェン−3−カルボン酸を、
実施例74(c)と同様に反応させ、後処理することに
より、チオフェン−3−カルボン酸 2−(4−(2−
(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩とするこ
とにより目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.35-3.45(m,
2H), 3.50-3.78(m,6H)3.81(s,3H), 3.85-3.90(m,2H),
4.05-4.30(m,2H), 5.20(s,2H), 6.85-7.08(m,4H),7.15-
7.35(m,2H), 7.40(d,J=8.7Hz,2H), 7.48(d,J=7.6Hz,1
H), 7.68(dd,J=7.6Hz,J=2.4Hz,1H), 8.29(d,J=3.5Hz,1
H)。
【0296】実施例76 1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4−(2−
(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)エチルアミド 2塩酸塩(例示化合物番号:
544) 実施例74(b)で得られた2−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を、実施例74(c)と同様に反応させ、後処理するこ
とにより、1H−ピロール−2−カルボン酸 2−(4
−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペ
ラジン−1−イル)エチルアミドを得た。これを塩酸塩
とすることにより目的化合物をアモルファスとして得
た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.35-3.45(m,
2H), 3.46-3.76(m,6H),3.81(s,3H), 3.84-3.90(m,2H),
4.10-4.35(m,2H), 5.22(s,2H), 6.20-6.25(m,1H), 6.85
-7.10(m,7H), 7.20-7.30(m,1H), 7.35-7.60(m,2H), 10.
22(br.s,2H)。
【0297】実施例77 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)エチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:546) 実施例74(b)で得られた2−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)エチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応させ、
後処理することにより、1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸 2−(4−(2−(4−メトキシベン
ジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エチルア
ミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物
を結晶として得た。 融点 : 118-125℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 3.40-3.50(m,
2H), 3.60-3.77(m,4H),3.80(s,3H), 3.81-3.91(m,2H),
3.94(s,3H), 4.22-4.33(m,2H), 4.80-4.95(m,2H), 5.37
(s,2H), 6.09-6.12(m,1H), 6.73(s,1H), 6.89(d,J=8.6H
z,2H), 7.00(t,J=7.4Hz,1H), 7.10(s,1H), 7.12(d,J=7.
4Hz,1H), 7.28-7.36(m,1H), 7.49(d,J=8.6Hz,2H), 7.95
(d,J=8.2Hz,1H)。
【0298】実施例78 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:483) (a) 3−(4−(2−(3−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例55(a)で得られた1−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3−ブ
ロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0299】(b) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 3−(4−(2−(3−メトキシベンジ
ロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルア
ミド2塩酸塩 実施例78(a)で得られた3−(4−(2−(3−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 3−(4−(2−(3−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロ
ピルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的
化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.15-2.30(m,
2H), 3.25-3.30(m,2H),3.55-3.65(m,6H), 3.82(s,3H),
3.94(s,3H), 4.15-4.25(m,2H), 4.85-5.00(m,2H), 5.42
(s,2H), 6.04-6.07(m,1H), 6.70(s,1H), 6.86(dd,J=8.1
Hz,J=2.4Hz,1H),6.90-7.15(m,5H), 7.25-7.35(m,2H),
7.55(br.s,1H), 7.98(d,J=8.1Hz,1H), 13.05(br.s,2
H)。
【0300】実施例79 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:1623) (a) 3−(4−(2−(4−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミン 実施例74(a)で得られた1−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3−ブ
ロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0301】(b) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 3−(4−(2−(4−メトキシベンジ
ロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルア
ミド2塩酸塩 実施例79(a)で得られた3−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 3−(4−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロ
ピルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 122-129℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.10-2.30(m,
2H), 3.20-3.40(m,2H),3.45-3.71(m,6H), 3.80(s,3H),
3.94(s,3H), 4.25-4.40(m,2H), 4.95-5.10(m,2H), 5.41
(s,2H), 6.04-6.07(m,1H), 6.71(s,1H), 6.85-7.02(m,4
H), 7.12(d,J=8.5Hz,1H), 7.34(t,J=7.4Hz,1H), 7.52
(d,J=8.5Hz,2H), 8.07(d,J=8.0Hz,1H), 13.10(br.s,2
H)。
【0302】実施例80 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(3,4−ジメトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド2塩酸塩
(例示化合物番号:1635) (a) 1−(2−(3,4−ジメトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び4−
クロロメチル−1,2−ジメトキシベンゼンを、実施例
1(a)、次いで実施例67(d)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0303】(b) 3−(4−(2−(3,4−ジメ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミン 実施例80(a)で得られた1−(2−(3,4−ジメ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−
(3−ブロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオ
ンを、実施例1(e)、次いで実施例1(f)と同様に
反応させ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0304】(c) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 3−(4−(2−(3,4−ジメトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロ
ピルアミド 2塩酸塩 実施例80(b)で得られた3−(4−(2−(3,4
−ジメトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1
−イル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応
させ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロ
ール−2−カルボン酸 3−(4−(2−(3,4−ジ
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミドを得た。これを塩酸塩とすることに
より目的化合物をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.10-2.20(m,
2H), 3.10-3.30(m,4H),3.45-3.65(m,6H), 3.75-3.85(m,
2H), 3.88(s,3H), 3.90(s,3H), 3.93(s,3H), 5.11(s,2
H), 6.06-6.08(m,1H), 6.70(s,1H), 6.80-7.25(m,8H),
7.61(br.s,1H), 12.30(br.s,2H)。
【0305】実施例81 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
(4−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)プロピルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:1575) (a) 1−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン 実施例23(a)で得られた1−(4−(2−ヒドロキ
シフェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン及び1−
クロロメチル−2−メトキシベンゼンを、実施例1
(a)、次いで、実施例67(d)と同様に反応させ、
後処理することにより、目的化合物を得た。
【0306】(b) 3−(4−(2−(2−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロ
ピルアミン 実施例81(a)で得られた1−(2−(2−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(3−ブ
ロモプロピル)イソインドール−1,3−ジオンを、実
施例1(e)、次いで、実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0307】(c) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 3−(4−(2−(2−メトキシベンジ
ロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピルア
ミド2塩酸塩 実施例81(b)で得られた3−(4−(2−(2−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)プロピルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸 3−(4−(2−(2−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロ
ピルアミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的
化合物を結晶として得た。 融点 : 125-131℃ ; NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 2.15-2.30(m,
2H), 3.25-3.30(m,2H),3.50-3.70(m,6H), 3.90(s,3H),
3.94(s,3H), 4.25-4.35(m,2H), 4.96(t,J=11.8Hz,2H),
5.49(s,2H), 6.03-6.06(m,1H), 6.70(s,1H), 6.90-7.02
(m,3H), 7.15(d,J=8.5Hz,1H), 7.31(t,J=7.5Hz,2H), 7.
56(dd,J=7.5Hz,J=1.5Hz,1H), 8.02(d,J=7.0Hz,1H), 13.
08(br.s,2H)。
【0308】実施例82 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−
(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合物番号:
545) (a) 4−(4−(2−(4−メトキシベンジロキ
シ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミン 実施例74(a)で得られた1−(2−(4−メトキシ
ベンジロキシ)フェニル)ピペラジン及び2−(4−ブ
ロモブチル)イソインドール−1,3−ジオンを、実施
例1(e)、次いで、実施例1(f)と同様に反応さ
せ、後処理することにより、目的化合物を得た。
【0309】(b) 1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 1塩酸塩 実施例82(a)で得られた4−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及び1H−ピロール−2−カルボン酸
を、実施例74(c)と同様に反応を行い、後処理する
ことにより、1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩
酸塩とすることにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 84-87℃ ; 元素分析 : Anal. Calcd for C27H35N4O3Cl : C,64.98;
H,7.07;N,11.23. Found : C,64.69;H,7.00;N,11.11. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.65-1.81(m,
2H), 1.95-2.09(m,2H),2.97-3.06(m,4H), 3.40-3.59(m,
8H), 3.83(s,3H), 5.01(s,2H), 6.22(dd,J=6.0Hz,J=2.6
Hz,1H), 6.87-7.00(m,7H), 7.03-7.10(m,1H), 7.32(d,J
=8.6Hz,2H), 7.47-7.52(m,1H), 9.86-9.92(m,1H)。
【0310】実施例83 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:547) 実施例82(a)で得られた4−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及び1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸を、実施例74(c)と同様に反応させ、
後処理することにより、1−メチル−1H−ピロール−
2−カルボン酸 4−(4−(2−(4−メトキシベン
ジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
ミドを得た。これを塩酸塩とすることにより目的化合物
をアモルファスとして得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.65-1.80(b
r.s,2H), 1.88-2.09(br.s,2H), 2.97-3.23(br.s,4H),
3.35-3.63(m,6H), 3.64-3.87(br.s,2H), 3.83(s,3H),
3.92(s,3H), 5.08(s,2H), 6.06-6.09(m,1H), 6.68-6.70
(m,1H), 6.85-7.04(m,6H), 7.10(t,J=7.7Hz,2H), 7.33
(d,6.0Hz,2H)。
【0311】実施例84 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(4−
メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミド 1塩酸塩(例示化合物番号:55
5) 実施例82(a)で得られた4−(4−(2−(4−メ
トキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イ
ル)ブチルアミン及びチオフェン−2−カルボン酸を、
実施例74(c)と同様に反応させ、後処理することに
より、チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−
(4−メトキシベンジロキシ)フェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩酸塩とするこ
とにより目的化合物を結晶として得た。 融点 : 190-191℃ ; 元素分析 : Anal. Calcd for C27H34N3O3SCl : C,62.8
4;H,6.64;N,8.14. Found : C,62.81;H,6.51;N,8.08. NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.68-1.86(m,
2H), 1.97-2.10(m,2H),2.99-3.05(m,4H), 3.30-3.56(m,
8H), 3.83(s,3H), 5.02(s,2H), 6.87-6.99(m,5H), 7.02
-7.09(m,2H), 7.32(d,J=8.6Hz,2H), 7.55(d,J=4.1Hz,1
H), 7.74-7.80(m,1H), 7.91-7.93(m,1H)。
【0312】実施例85 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩(例示
化合物番号:439) (a) 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸
4−(4−(2−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−
1−イル)ブチルアミド 実施例50で得られた1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(2−ベンジロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを、実施例6
(a)と同様に反応させ、後処理することにより、目的
化合物を得た。
【0313】(b) 2−メトキシベンジルブロミド 氷冷攪拌下、2−メトキシベンジルアルコール0.67
g(4.9mmol)のアセトニトリル(40ml)溶
液に、トリフェニルフォスフィン2.55g(9.8m
mol)、コリジン0.8mL(6.3mmol)、四
臭化炭素2.09g(6.3mmol)を加え、窒素気
流下、20分間反応させた。減圧下溶媒を留去し、得ら
れた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用い
て精製し、2−メトキシベンジルブロミド0.59g
(61%)を得た。
【0314】(c) 1−メチル−1H−ピロール−2
−カルボン酸 4−(4−(2−(2−メトキシベンジ
ロキシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
ド2塩酸塩 実施例85(a)で得られた1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸4−(4−(2−ヒドロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド及び実施例8
5(b)で得られた2−メトキシベンジルブロミドを、
実施例1(a)と同様に反応させ、後処理することによ
り、1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4
−(4−(2−(2−メトキシベンジロキシ)フェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これ
を塩酸塩とすることにより目的化合物をアモルファスと
して得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.62-1.89(b
r.s,2H), 1.91-2.18(br.s,2H), 2.92-3.17(br.s,2H),
3.17-3.38(br.s,2H), 3.38-3.72(m,6H), 3.72-3.92(m,2
H), 3.87(s,3H), 3.94(s,3H), 5.20(s,2H), 6.09(m,1
H), 6.80-7.22(m,8H),7.25-7.50(m,2H)。
【0315】実施例86 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
(4−(2−(3,4−ジメトキシベンジロキシ)フェ
ニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド 2塩酸塩
(例示化合物番号:1636) 実施例85(a)で得られた1−メチル−1H−ピロー
ル−2−カルボン酸4−(4−(2−ヒドロキシフェニ
ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド及び4−クロ
ロメチル−1,2−ジメトキシベンゼンを、実施例1
(a)と同様に反応させ、後処理することにより、1−
メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−
(2−(3,4−ジメトキシベンジロキシ)フェニル)
ピペラジン−1−イル)ブチルアミドを得た。これを塩
酸塩とすることにより目的化合物をアモルファスとして
得た。 NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm : 1.58-1.82(b
r.s,2H), 1.82-2.18(br.s,2H), 2.94-3.36(m,4H), 3.37
-3.69(m,6H), 3.69-4.00(m,2H), 3.89(s,3H), 3.90(s,3
H), 3.93(s,3H), 5.09(s,2H), 6.06-6.09(m,1H), 6.68-
6.69(m,1H), 6.77-6.92(m,5H), 6.94-7.05(m,2H),7.06-
7.25(m,2H)。
【0316】試験例1 受容体結合試験 (a) 5−HT2受容体結合試験 雄性ウィスター(Wistar)系ラット(体重200-250g)を
断頭した後、脳より前頭葉を取り出し、組織重量の10
倍量の氷冷した0.25Mシュークロース(sucrose)を
加えホモジナイズ(ガラスホモジナイザー、1,200rpm、
4 strokes)した。遠心(1,086×g、10分間、4℃)
した後、上清と沈査に分けた。沈査は0.25Mシュー
クロースを加え再度ホモジナイズおよび遠心(1,086×
g、10分間、4℃)を行ない、ここで得られた上清と
先に得られた上清とを混ぜ、トリス(Tris)塩酸緩衝液
(50mMトリス、pH7.7)を加えた。遠心(35,0
00×g、10分間、4℃)した後、沈降した膜をトリス
塩酸緩衝液に懸濁させ、37℃で10分間インキュベー
トした。遠心(35,000×g、10分間、4℃)を2回繰
り返し洗浄した後、沈降した膜をレセプター標品とし
た。膜は、トリス塩酸緩衝液に懸濁(3-10mg protein/m
l)させ、実験まで−80℃で凍結して保存した。
【0317】選択的5−HT2 受容体アンタゴニストで
ある[3H]−ケタンセリン(ketanserin、0.4n
M)および種々の濃度(10-10−10-7M)の化合物
をトリス塩酸緩衝液に懸濁させたレセプター標品(0.1m
g protein)に加え、37℃で15分間インキュベート
した(反応容量は0.5mlとした)。反応終了後、濾
過法[予め0.1%ポリエチレニミン(polyethylenimi
ne)処理したGF/Bフィルターを使用した。]により
膜を分離し、膜に結合した放射活性を液体シンチレーシ
ョンカウンターにて測定した。20μMケタンセリン存
在下に於ける[3H]−ケタンセリンの膜への結合を非
特異結合とし、特異結合は、[3H]−ケタンセリンの
全結合量からの非特異結合の差として求めた。
【0318】(b) 5−HT1A受容体結合試験 雄性ウィスター系ラット(体重200-250g)を断頭した
後、脳より海馬を取り出し、組織重量の20倍量の氷冷
したトリス塩酸緩衝液(50mMトリス、pH7.7)
を加えホモジナイズ(ポリトロン、セット3、10秒
間)した。ホモジネートを遠心(39,800×g、15分
間、4℃)した後、沈降した膜をトリス塩酸緩衝液で懸
濁し、37℃で10分間インキュベートした。遠心(39,8
00×g、15分間、4℃)を2回繰り返し洗浄した後、
沈降した膜をレセプター標品とした。膜は、トリス緩衝
液に懸濁(3-10mg protein/ml)させ、実験まで−80
℃で凍結して保存した。
【0319】選択的5−HT1A受容体アゴニストである
トリチウムでラベルした8−ヒドロキシ−2−ジプロピ
ルアミノテトラリン(以下[3H]−8−OH−DPA
T]と略す、最終濃度0.6nM)および種々の濃度
(10-10−10-7M)の化合物を、トリス塩酸緩衝液
に懸濁させたレセプター標品(0.1mg protein)に加
え、25℃で40分間インキュベートした(反応容量は
0.5mlとした)。反応終了後、濾過法(予め0.1
%ポリエチレニミン処理したGF/Bフィルターを使
用)により膜を分離し、膜に結合した放射活性を液体シ
ンチレーションカウンターにて測定した。10μM8−
OH−DPAT存在下での[3H]−8−OH−DPA
Tの膜への結合を非特異結合とし、特異結合は、
3H]−8−OH−DPATの全結合量からの非特異
結合の差として求めた。
【0320】上記試験の結果、特に表2に記載の化合物
群に、両受容体に対する高い親和性が見られた。 [表2] 受容体結合試験 被検化合物 5−HT2 受容体 5−HT1A受容体 IC50 (nM) IC50 (nM) 実施例1 13 2.4 実施例2 8.3 0.9 実施例4 6.7 0.9 実施例9 18 3.4 実施例11 12 2.8 実施例12 17 5 実施例21 2 4.7 実施例22 3.5 12 実施例23 18 0.9 実施例25 14 0.7 実施例26 19 2.1 実施例27 15 0.9 実施例28 3.6 2.5 実施例29 10 4.4 実施例37 11 0.7 実施例46 7.4 3.9 実施例47 17 1.1 実施例49 3.5 14 実施例50 5.7 0.5 実施例51 4.6 3.4 実施例55 15 1.5 実施例56 11 1.7 実施例57 14 16 実施例58 14 0.4 実施例60 2.9 0.6 実施例61 3.4 0.7 実施例62 2.0 2.6 実施例63 1.5 0.3 実施例65 18 7.2 実施例67 0.4 11 実施例70 1.8 11 実施例73 1.2 0.3 実施例78 0.4 2.6 実施例79 1.8 4.5 実施例80 6.9 5.7 実施例82 5.5 4.9 実施例83 7.7 0.3 実施例84 9 0.5 実施例85 4.2 1.4 実施例86 13 0.4
【0321】試験例2 抗不安作用 (精神的ストレス負荷時に於ける大脳皮質
脳波の記録) 1群4−6匹のウィスター系雄性成熟ラット(体重250-
390g、日本SLC)を用い、サイコファーマコロジー,
第71巻,第117頁(1980年)[Psychopharmaco
l.,71,117(1980).]に記載のIwataらの方法を一部
改変して実験を行なった。
【0322】ペントバルビタール(pentobarbital)麻酔
(50mg/kg、i.p.)下に動物を脳定位固定装置(SN−
7、成茂)上に固定し、頭皮を切開して頭蓋骨を露出さ
せ、感覚運動野に1対の銀球電極(直径:0.5mm)
を装着し、ネジ釘及びアース電極と共に歯科用セメント
で固定した上、9ピンのソケットにハンダ付けし、歯科
用セメントで固定した。感染を防ぐ目的でペニシリンG
(penicilline G、10,000U)を筋注し、術後少なくとも
1週間を経過して傷口が治癒した後に実験に使用した。
【0323】実験に当たっては、床にグリッド(直径:
5mm、間隔:10mm)を設置した透明なアクリル製
観察箱(200×300×500mm、刺激ケージ)の中に動物を
入れ、45秒間放置した後に15秒間電撃(持続0.3
ミリ秒、100Vの矩形波パルスを10Hzの頻度)を
与え、電撃を断つと同時に動物を飼育ケージに戻した。
この操作を1分毎に約15回繰り返した後に刺激ケージ
に電撃を与えることなく動物を入れ(精神的ストレス負
荷)、10秒間の脳波を記録し、周波数解析してそのパ
ワーをATAC450(日本光電)を用いて解析した。
別に飼育ケージの中でも同じ時間(10秒間)の脳波を
記録解析し、ストレス負荷時に於けるα波(7.5Hz-13H
z)帯域成分が安静時飼育ケージ内の130%以上の動
物のみを選択して薬剤効果を調べる実験に用いた。尚、
被験薬物または溶媒投与後15、30、45及び60分
後に動物をストレス負荷ケージ内に入れ、上記の時間の
脳波を記録、周波数解析した。統計解析はエクセルの対
のt検定(Students pairedt-test, MS excel v.5)を
行ない、P<0.05の時、有意差ありと判定した。結
果を表3に示す。 [表3] 抗不安作用(精神ストレスに対する鎮静作用) 被検化合物 抗不安作用 (mg/kg) (最小有効用量) 実施例37 10 (PO) 実施例46 10 (IP) 実施例47 10 (PO) 実施例50 10 (PO) 実施例55 10 (PO) 実施例58 10 (PO) 実施例63 10 (PO)
【0324】試験例3 1−(2,5−ジメトキシ−4−ヨードフェニル)−2
−アミノプロパン(以下、DOIと略す)誘発head
twitch (DOI拮抗作用) ddy雄性マウス(3週齢で入荷、日本SLC)を入荷
後1週間経過してから、1群5−7匹使用した。DOI
塩酸塩(RBI)は生理食塩水に溶解させたものを用い
た。時に実験前日の夕刻より絶食を課した。被験化合物
の用量は通常公比3により3用量を設定した。被験化合
物を経口投与して一定時間後、DOI塩酸塩(2.5mg/k
g)を腹腔内に投与し、その直後から10分間のhead tw
itch数を測定した。投与容量はいずれも10ml/kg
とした。溶媒投与群の平均head twitch数の半分にhead
twitch数を抑制する用量(ED50)を医薬統計学−医薬
品開発の統計学,第91頁,(1988年)に記載のフ
ィラー(Fieller)の定理による方法により求めた。結果
を表4に示す。 [表4] DOI拮抗作用 被検化合物 ED50 (mg/kg) 実施例28 6.4 実施例37 3.4 実施例46 7.6 実施例47 4.7 実施例50 2.9 実施例51 7.5 実施例55 0.6 実施例58 5.0 実施例63 6.5
【0325】試験例4 薬剤により誘発された徘徊に対する抑制 ddY系雄性成熟マウス(体重26〜32g、日本SL
C)を1群5〜6匹使用した。 (a)スコポラミン(Scopolamine )投与後の運動量:
被験化合物を経口投与し、その直後に動物を1匹ずつ運
動量測定装置(SCANETMV-10 TW ;東洋産業)のケージ
に入れ、15分後に塩酸スコポラミン(0.3mg/kg、s.
c.)を投与した。スコポラミン投与直後から25分間運
動量を測定し、5分間毎に集計した。被験化合物の有効
判定は以下のとおり行なった。薬物×時間経過の2要因
分散分析を行い、算出した薬物効果とくり返し効果の平
方和を用いてダネット(Dunnet)の表に従い、5%有意
水準の臨界値を求めた。各時間毎の被験化合物の平均値
と対照群の平均値の差が臨界値を越えたものを有意点と
し、その有意点が10分以上連続する検体について有効
と判定した。またスコポラミン投与5分後から15分後
までの総運動量を測定し、対照群の総運動量に対する百
分率を抑制値とした。
【0326】(b) ケタミン(Ketamine)投与後の運
動量:被験化合物を経口投与15分後に塩酸ケタミン
(40mg/kg、i.p.)を投与した。ケタミン投与直後から3
5分間運動量を測定し、5分間毎に集計した。有効判定
はスコポラミンの場合と同様に行なった。抑制率はケタ
ミン投与10分後から30分後までの総運動量を測定
し、対照群の総運動量に対する百分率で示した。その他
はスコポラミンの場合と同様に実験を行なった。結果を
表5に示す。 [表5] 薬剤により誘発された徘徊に対する抑制効果 被検化合物 スコポラミン誘発徘徊抑制の ケタミン誘発徘徊抑制の 最小有効用量 最小有効用量 (mg/kg,PO) (mg/kg,PO) 実施例28 3 3 実施例37 3 10 実施例46 10 3 実施例47 10 1 実施例50 3 3 実施例51 10 10 実施例55 10 10 実施例58 10 10 実施例63 3 3
【0327】製剤例1 ハードカプセル剤 50mgの粉末状の実施例50の化合物、128.7mgの
ラクトース、70mgのセルロース及び1.3mgのステア
リン酸マグネシウムを混合し、60メッシュのふるいを
通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセル
に入れ、カプセル剤とする。
【0328】製剤例2 錠剤 50mgの粉末状の実施例50の化合物、124mgのラク
トース、25mgのセルロース及び1mgのステアリン酸マ
グネシウムを混合し、打錠機により打錠して、1錠20
0mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施す
ことができる。
【0329】
【発明の効果】本発明の、精神神経症状の治療剤又は予
防剤の含有成分である一般式(I)を有するピペラジン
誘導体又はその薬理上許容される塩は、優れた5−HT
2受容体拮抗作用及び5−HT1A受容体作動作用を有
し、且つ毒性も弱いので、精神神経症状の治療剤又は予
防剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/20 A61K 31/00 626G 4C069 25/24 626H 4C086 43/00 626L // C07D 207/16 643D 207/34 C07D 207/16 211/22 207/34 261/10 211/22 295/12 261/10 307/42 295/12 A 307/56 307/42 307/58 307/56 333/38 307/58 333/40 333/38 401/12 333/40 403/12 401/12 405/12 403/12 409/12 405/12 409/14 409/12 413/12 409/14 413/14 413/12 413/14 (72)発明者 杉本 雅彦 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 岩田 宜芳 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 Fターム(参考) 4C023 HA02 4C037 HA08 4C054 AA02 BB03 CC02 DD04 DD12 EE01 FF24 4C056 AA01 AB01 AC01 AD01 AE03 FA01 FA03 FB01 FC01 4C063 AA01 AA03 AA05 BB07 CC34 CC51 CC75 CC92 DD04 DD10 DD12 DD34 EE01 4C069 AA16 AC07 BA01 4C086 AA01 AA02 BC47 BC67 GA02 GA04 GA07 GA08 GA09 GA12 MA01 MA04 NA14 ZA05 ZA12 ZA14 ZA18 ZC41 ZC42

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 {式中、R1は、C6−C14アリール基、同一又は異なっ
    て下記置換基群αより選択される置換基を1乃至3個有
    するC6−C14アリール基、5員乃至6員環の飽和複素
    環基(当該複素環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若
    しくは硫黄原子を含む)、同一又は異なって下記置換基
    群αより選択される置換基を1乃至3個有する5員乃至
    6員環の飽和複素環基(当該複素環は1又は2個の酸素
    原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)、5員乃至6
    員環の芳香族複素環基(当該複素環は、同一又は異なっ
    て、1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子
    を含む)、或は同一又は異なって下記置換基群αより選
    択される置換基を1乃至3個有する5員乃至6員環の芳
    香族複素環基(当該複素環は、同一又は異なって、1又
    は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)
    を示し、 R2a及びR2bは、同一又は異なって、水素原子又はC1
    −C6アルキル基を示し、 R3は、水素原子又はC1−C6アルキル基を示し、 R4は、C6−C14アリール基、同一又は異なって下記置
    換基群βより選択される置換基を1乃至3個有するC6
    −C14アリール基、5員乃至6員環の飽和複素環基(当
    該複素環は1又は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫
    黄原子を含む)、同一又は異なって下記置換基群βより
    選択される置換基を1乃至3個有する5員乃至6員環の
    飽和複素環基(当該複素環は1又は2個の酸素原子、窒
    素原子若しくは硫黄原子を含む)、5員乃至6員環の芳
    香族複素環基(当該複素環は、同一又は異なって、1又
    は2個の酸素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)
    或は同一又は異なって下記置換基群βより選択される置
    換基を1乃至3個有する5員乃至6員環の芳香族複素環
    基(当該複素環は、同一又は異なって、1又は2個の酸
    素原子、窒素原子若しくは硫黄原子を含む)を示し、 R5は、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル
    基、C1−C6アルコキシ基又はC2−C7アルコキシカル
    ボニル基を示し、 mは、1乃至3の整数を示し、 nは、1乃至6の整数を示し、 Xは、炭素原子又は窒素原子を示し、 置換基群αは、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C
    1−C6アルコキシ基、水酸基又は保護された水酸基を示
    し、 置換基群βは、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基又は
    1−C6アルコキシ基を示す。}を有するピペラジン誘
    導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経
    症状の治療剤又は予防剤。
  2. 【請求項2】請求項1に於て、R1が、フェニル基又は
    ナフチル基;弗素、塩素、C1−C4アルキル、C1−C4
    アルコキシ、水酸基及びアルカノイルオキシからなる群
    より同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を
    有する、フェニル基又はナフチル基;2−ピロリジニル
    基又は2−ピペリジル基;弗素、塩素、メチル、エチ
    ル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択される一
    つの置換基を有する2−ピロリジニル基又は2−ピペリ
    ジル基;ピロリル基、フリル基、チエニル基又はピリジ
    ル基;或は、弗素、塩素、C1−C4アルキル、C1−C4
    アルコキシ、水酸基及びアルカノイルオキシからなる群
    より同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を
    有する、ピロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又
    はピリジル基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許
    容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防
    剤。
  3. 【請求項3】請求項1に於て、R1が、フェニル基又は
    ナフチル基;弗素、塩素、C1−C4アルキル、C1−C4
    アルコキシ及び水酸基からなる群より同一又は異なって
    選択される1又は2個の置換基を有するフェニル基;ピ
    ロリル基、フリル基、チエニル基又はピリジル基;或
    は、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキ
    シからなる群より選択される一つの置換基を有する、2
    −ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4−
    イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基又
    は4−ピリジル基であるピペラジン誘導体又はその薬理
    上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は
    予防剤。
  4. 【請求項4】請求項1に於て、R1が、フェニル基;弗
    素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエトキシから
    なる群より選択される一つの置換基を有するフェニル
    基;2−フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、
    2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基;
    或は、弗素、塩素、メチル、エチル、メトキシ及びエト
    キシからなる群より選択される一つの置換基を有する、
    2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、4
    −イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基
    又は4−ピリジル基であるピペラジン誘導体又はその薬
    理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又
    は予防剤。
  5. 【請求項5】請求項1に於て、R1が、フェニル基;3
    −フルオロフェニル基、4−メチルフェニル基、3−メ
    トキシフェニル基又は4−メトキシフェニル基;2−フ
    リル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジ
    ル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基;或は、3−
    メトキシ−2−チエニル基であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治
    療剤又は予防剤。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5より選択される一の請求項
    に於て、R2a及びR2bが、同一又は異なって、水素原子
    又はC1−C4アルキル基であるピペラジン誘導体又はそ
    の薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療
    剤又は予防剤。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5より選択される一の請求項
    に於て、R2a及びR2bが、同一又は異なって、水素原
    子、メチル基又はエチル基であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治
    療剤又は予防剤。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5より選択される一の請求項
    に於て、R2a及びR2bが、水素原子であるピペラジン誘
    導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経
    症状の治療剤又は予防剤。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8より選択される一の請求項
    に於て、R3が、水素原子又はC1−C4アルキル基であ
    るピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有
    する、精神神経症状の治療剤又は予防剤。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8より選択される一の請求
    項に於て、R3が、水素原子、メチル基又はエチル基で
    あるピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含
    有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤。
  11. 【請求項11】請求項1乃至8より選択される一の請求
    項に於て、R3が、水素原子であるピペラジン誘導体又
    はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の
    治療剤又は予防剤。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、R4が、フェニル基又はナフチル基;弗
    素、塩素、C1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシか
    らなる群より同一又は異なって選択される1又は2個の
    置換基を有する、フェニル基又はナフチル基;2−ピラ
    ゾリジニル基又は2−ピペリジル基;弗素、塩素、メチ
    ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択
    される一つの置換基を有する2−ピラゾリジニル基又は
    2−ピペリジル基;ピロリル基、チエニル基、イソキサ
    ゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、C1−C4
    アルキル及びC1−C4アルコキシからなる群より同一又
    は異なって選択される1又は2個の置換基を有する、ピ
    ロリル基、チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル
    基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩
    を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防剤。
  13. 【請求項13】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、R4が、フェニル基又はナフチル基;弗
    素、塩素、C1−C4アルキル及びC1−C4アルコキシか
    らなる群より同一又は異なって選択される1又は2個の
    置換基を有するフェニル基;ピロリル基、チエニル基、
    イソキサゾリル基又はピリジル基;或は、弗素、塩素、
    メチル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より
    同一又は異なって選択される1又は2個の置換基を有す
    る、2−ピロリル基、2−チエニル基、3−チエニル
    基、4−イソキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリ
    ジル基又は4−ピリジル基であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治
    療剤又は予防剤。
  14. 【請求項14】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、R4が、フェニル基;弗素、塩素、メチ
    ル、エチル、メトキシ及びエトキシからなる群より選択
    される一つの置換基を有するフェニル基;ピロリル基、
    チエニル基、イソキサゾリル基又はピリジル基;1−メ
    チル−2−ピロリル基又は3,5−ジメチル−4−イソ
    キサゾリル基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許
    容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防
    剤。
  15. 【請求項15】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、R4が、フェニル基;2−ピロリル基、2
    −チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−
    ピリジル基又は4−ピリジル基;或は1−メチル−2−
    ピロリル基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許容
    される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防
    剤。
  16. 【請求項16】請求項1乃至15より選択される一の請
    求項に於て、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、
    1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基又はC2
    5アルコキシカルボニル基であるピペラジン誘導体又
    はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の
    治療剤又は予防剤。
  17. 【請求項17】請求項1乃至15より選択される一の請
    求項に於て、R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、
    メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、メトキ
    シカルボニル基又はエトキシカルボニル基であるピペラ
    ジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精
    神神経症状の治療剤又は予防剤。
  18. 【請求項18】請求項1乃至15より選択される一の請
    求項に於て、R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又
    はメトキシ基であるピペラジン誘導体又はその薬理上許
    容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤又は予防
    剤。
  19. 【請求項19】請求項1乃至15より選択される一の請
    求項に於て、R5が水素原子であるピペラジン誘導体又
    はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の
    治療剤又は予防剤。
  20. 【請求項20】請求項1乃至19より選択される一の請
    求項に於て、mが、1であるピペラジン誘導体又はその
    薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤
    又は予防剤。
  21. 【請求項21】請求項1乃至20より選択される一の請
    求項に於て、nが、2乃至4の整数であるピペラジン誘
    導体又はその薬理上許容される塩を含有する、精神神経
    症状の治療剤又は予防剤。
  22. 【請求項22】請求項1乃至20より選択される一の請
    求項に於て、nが、4であるピペラジン誘導体又はその
    薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治療剤
    又は予防剤。
  23. 【請求項23】請求項1乃至22より選択される一の請
    求項に於て、Xが炭素原子であるピペラジン誘導体又は
    その薬理上許容される塩を含有する、精神神経症状の治
    療剤又は予防剤。
  24. 【請求項24】請求項1に於て、下記群より選択される
    ピペラジン誘導体又はその薬理上許容される塩を含有す
    る、精神神経症状の治療剤又は予防剤: N−(2−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
    ジン−1−イル)エチル)ベンズアミド、 N−(4−(4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラ
    ジン−1−イル)ブチル)ベンズアミド、 1H−ピロール−2−カルボン酸 4−(4−(2−ベ
    ンジロキシフェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルア
    ミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
    (4−(2−ベンジロキシフェニル)ピペラジン−1−
    イル)ブチルアミド、 N−(2−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)
    フェニル)ピペラジン−1−イル)エチル)ベンズアミ
    ド、 N−(3−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)
    フェニル)ピペラジン−1−イル)プロピル)ベンズア
    ミド、 N−(4−(4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)
    フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチル)ベンズアミ
    ド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
    (4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
    ピペラジン−1−イル)エチルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
    (4−(2−(3−メトキシベンジロキシ)フェニル)
    ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
    (4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
    ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 3−
    (4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
    ル)ピペラジン−1−イル)プロピルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
    (4−(2−(チオフェン−2−イルメトキシ)フェニ
    ル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミド、 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
    フェン−2−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
    −イル)ブチルアミド、 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 2−
    (4−(2−(チオフェン−3−イルメトキシ)フェニ
    ル)ピペラジン−1−イル)エチルアミド、 チオフェン−2−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
    フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
    −イル)ブチルアミド、 チオフェン−3−カルボン酸 4−(4−(2−(チオ
    フェン−3−イルメトキシ)フェニル)ピペラジン−1
    −イル)ブチルアミド、及び 1−メチル−1H−ピロール−2−カルボン酸 4−
    (4−(2−(4−メトキシチオフェン−3−イルメト
    キシ)フェニル)ピペラジン−1−イル)ブチルアミ
    ド。
  25. 【請求項25】請求項1乃至24より選択される一の請
    求項に於て、精神神経症状が痴呆症周辺症状である治療
    剤又は予防剤。
  26. 【請求項26】請求項1乃至24より選択される一の請
    求項に於て、精神神経症状が譫妄である治療剤又は予防
    剤。
  27. 【請求項27】請求項1乃至24より選択される一の請
    求項に於て、精神神経症状が譫妄の周辺症状である治療
    剤又は予防剤。
  28. 【請求項28】請求項1乃至24より選択される一の請
    求項に於て、精神神経症状が幻覚若しくは妄想である治
    療剤又は予防剤。
  29. 【請求項29】請求項1乃至24より選択される一の請
    求項に於て、精神神経症状が不安神経症である治療剤又
    は予防剤。
  30. 【請求項30】請求項1乃至24より選択される一の請
    求項に於て、精神神経症状が鬱症状である治療剤又は予
    防剤。
  31. 【請求項31】請求項1乃至24より選択される一の請
    求項に於て、精神神経症状が乗り物酔いである予防剤。
JP11007416A 1999-01-14 1999-01-14 精神神経症状の治療剤又は予防剤 Pending JP2000204040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11007416A JP2000204040A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 精神神経症状の治療剤又は予防剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11007416A JP2000204040A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 精神神経症状の治療剤又は予防剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000204040A true JP2000204040A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11665275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11007416A Pending JP2000204040A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 精神神経症状の治療剤又は予防剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000204040A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516490A (ja) * 2010-01-11 2013-05-13 セラヴァンス, インコーポレーテッド セロトニンおよびノルエピネフリン再取込みインヒビターとしての1−(2−フェノキシメチルフェニル)ピペラジン化合物
CN105461586A (zh) * 2015-12-18 2016-04-06 孝感华越机电科技有限公司 一种2-乙酰氨基-4-甲基苯烷基醚的生产方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516490A (ja) * 2010-01-11 2013-05-13 セラヴァンス, インコーポレーテッド セロトニンおよびノルエピネフリン再取込みインヒビターとしての1−(2−フェノキシメチルフェニル)ピペラジン化合物
CN105461586A (zh) * 2015-12-18 2016-04-06 孝感华越机电科技有限公司 一种2-乙酰氨基-4-甲基苯烷基醚的生产方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070213311A1 (en) Modulators of 11-beta hydroxyl steroid dehydrogenase type 1, pharmaceutical compositions thereof, and methods of using the same
CA2950952C (en) Metabotropic glutamate receptor negative allosteric modulators (nams) and uses thereof
CN105636951A (zh) 酰胺类衍生物及其可药用盐、其制备方法及其在医药上的应用
CA2844525A1 (en) Cyclopropaneamine compound
JP3032840B2 (ja) 置換インダゾール誘導体
WO2007103719A2 (en) MODULATORS OF 11-β HYDROXYL STEROID DEHYDROGENASE TYPE 1, PHARMACEUTICAL COMPOSITIONS THEREOF, AND METHODS OF USING THE SAME
AU2011290126A1 (en) Heterocyclic compound and use thereof
KR20110036044A (ko) 벤즈아제핀 유도체들 및 히스타민 h3 길항제로서 이들의 용도
WO2001053258A1 (fr) Composes azotes cycliques et compositions pharmaceutiques les contenant
SK2242004A3 (en) Quinoline compound
WO2011016559A1 (ja) 複素環化合物およびその用途
KR101386679B1 (ko) 신규한 아릴피페라진-함유 이미다졸 4-카복사마이드 유도체 및 이를 포함하는 약학 조성물
US20070270440A1 (en) N-benzoyl- and N-benzylpyrrolidin-3-ylamines as histamine-3 antagonists
JP7350759B2 (ja) ニューロトロフィンに関連する疾患を治療するためのトリアジン誘導体
JP4601254B2 (ja) Orl−1受容体介在障害の治療に有用な1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン誘導体
WO2004072030A2 (en) Process for preparing pyrrolotriazine kinase inhibitors
KR20220141331A (ko) P2x3 조정제
JP2021522253A (ja) 化合物及びその使用
JP6020459B2 (ja) 二環式ヘテロ環化合物
US20050209274A1 (en) Antagonists of melanin concentrating hormone effects on the melanin concentrating hormone receptor
CN107614498A (zh) 二氮杂‑苯并荧蒽类化合物
KR19990087339A (ko) 이속사졸 유도체
US11827640B2 (en) Substituted pyrazolo[1,5-a]pyrimidines as CFTR modulators
JP2000204040A (ja) 精神神経症状の治療剤又は予防剤
JP2003231633A (ja) 医薬組成物

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050405

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050419

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050422