JP2000203801A - 熱交換可能な触媒装置 - Google Patents

熱交換可能な触媒装置

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JP2000203801A
JP2000203801A JP11282647A JP28264799A JP2000203801A JP 2000203801 A JP2000203801 A JP 2000203801A JP 11282647 A JP11282647 A JP 11282647A JP 28264799 A JP28264799 A JP 28264799A JP 2000203801 A JP2000203801 A JP 2000203801A
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heat
exchangeable
divided
catalyst
oxygen supply
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JP11282647A
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English (en)
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Akihisa Nishimura
晃尚 西村
Masayoshi Taki
正佳 滝
Norio Yamagishi
典生 山岸
Atsushi Ogino
温 荻野
Kenji Kimura
憲治 木村
Naomichi Akimoto
直道 秋元
Keiichi Yoshii
桂一 吉井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Industrial Gases (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな、生産性の高い、熱交換可能な
触媒装置の提供。 【解決手段】 熱交換部11のフィン14部分に触媒を
担持した熱交換可能な触媒装置。仕切板15を有する装
置。各要素をロウ付けしてなる装置。当接部に変形許容
部22が設けられた装置。触媒が酸化触媒である装置。
冷媒が水+メタノールである装置。タンク部分と仕切板
とが別部材である。タンク部分と仕切板とが一体の押出
材である。浄化部5の前段に酸素供給部30を有する。
酸素供給パイプ31を有する。分割浄化部の触媒が互い
に異なる。浄化部5が複数に分割された装置。分割浄化
部の改質燃料流路がフレキシブルパイプ40で接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトな、生
産性の高いシール構造をもつ熱交換可能な触媒装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−43201号は、触媒を封入
した反応部とフィンを有し冷却媒体が流れる予熱部とを
交互に積層した熱交換器からなる熱交換可能な触媒装置
を開示している。反応部および予熱部は、反応部および
予熱部を仕切るプレート間に内部が中空の枠体を配置
し、プレートと枠体間をシールすることにより構成され
ている。積層型熱交換器では、プレートおよび枠体など
の要素間のシールは、従来、アーク溶接によっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の積層型
熱交換器には、つぎの問題がある。 反応部と予熱部とが別々のため反応部の積層数だけ
の容積と予熱部の積層数だけの容積との和の容積が必要
であり、コンパクト化が困難である。また、シールがア
ーク溶接の場合、要素がアーク溶接時に溶け落ちしない
だけの厚み(約1mm以上)を有している必要があり、
薄くするのに限度があり、コンパクト化が困難である。 シールをアーク溶接で行う場合、溶接に時間がかか
るので、生産性がよくない。本発明の目的は、コンパク
ト化が可能な熱交換可能な触媒装置を提供することにあ
る。本発明のもう一つの目的は、コンパクト化が可能
で、かつ生産性の高いシール構造をもつ熱交換可能な触
媒装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、つぎの通りである。 (1) 熱交換部のフィン部分に触媒を担持した、熱交
換可能な触媒装置。 (2) フィン部分とタンク部分とをシールする仕切板
を有する(1)記載の熱交換可能な触媒装置。 (3) 随所にアルミ板にロウ材がコーティングされた
板を使用して各要素をロウ付けして構成される(2)記
載の熱交換可能な触媒装置。 (4) 仕切板とそれが当接される熱交換器部材との当
接部に、変形許容部を有する(2)記載の熱交換可能な
触媒装置。 (5) 触媒は水素リッチガス中の一酸化炭素酸化触媒
である(1)記載の熱交換可能な触媒装置。 (6) 冷媒は水とメタノールの混合液である(1)記
載の熱交換可能な触媒装置。 (7) タンク部分と仕切板とは別部材である(2)ま
たは(3)記載の熱交換可能な触媒装置。 (8) タンク部分と仕切板とが一体に押出材で構成さ
れる(2)または(3)記載の熱交換可能な触媒装置。 (9) 熱交換部のフィン部分に触媒を担持した浄化部
と、浄化部の水素リッチガス流れ方向上流側に配置され
た酸素供給部とを有している(1)記載の熱交換可能な
触媒装置。 (10) 酸素供給部は、枠体と、枠体にロウ付けによ
り固定された酸素供給パイプを有する(9)記載の熱交
換可能な触媒装置。 (11) 酸素供給部は、酸素供給パイプに接続され
た、一対の、マニホルドを有している(10)記載の熱
交換可能な触媒装置。 (12) 浄化部が水素リッチガス流れ方向に複数に分
割されており、酸素供給部も分割されて各分割浄化部の
上流側にそれぞれの分割酸素供給部が設けられ、各分割
浄化部と各分割酸素供給部との組み合わせが水素リッチ
ガス流れ方向に直列に接続されている(9)記載の熱交
換可能な触媒装置。 (13) 浄化部が水素リッチガス流れ方向に複数に分
割されている場合に、少なくとも2つの分割浄化部の触
媒が互いに異なる(12)記載の熱交換可能な触媒装
置。 (14) 浄化部が水素リッチガス流れ方向に複数に分
割されている場合に、分割浄化部間の冷媒通路がフレキ
シブルパイプにより接続されている(12)記載の熱交
換可能な触媒装置。
【0005】上記(1)の熱交換可能な触媒装置では、
熱交換部のフィン部分に触媒を担持したので、触媒部と
熱交換部とが部分的にスペースが共通となり、別々に設
ける場合に比べてコンパクト化が可能である。上記
(2)の熱交換可能な触媒装置では、フィン部分とタン
ク部分とをシールする仕切板を設けたので、フィン部分
を流れる流体をタンク部分を流れる流体および外部から
仕切板により仕切ることができる。上記(3)の熱交換
可能な触媒装置では、随所にアルミ板にロウ材がコーテ
ィングされた板を使用して各要素をロウ付けして触媒装
置を構成したので、シール部にアーク溶接を用いること
なくロウ付けによりシールできる。その結果、各要素の
厚さをアーク溶接で溶け落ちないだけの厚さにする必要
がなく、各要素の厚さを任意の厚さに薄くすることがで
き、コンパクト化が可能になる。また、各要素を積層し
た状態で一方向に押したアッセンブリを、炉に入れロウ
が溶融する温度に上げるだけで、多数のシール部が一挙
にシールできるので、生産性を高めることができる。ま
た、アッセンブリを複数、炉に入れることにより、複数
のアッセンブリを同時に処理可能であり、さらに生産性
を高めることができる。上記(4)の熱交換可能な触媒
装置では、仕切板とそれが当接される熱交換器部材との
当接部に、変形許容部を設けたので(変形許容部は仕切
板に設けられても仕切板が当接する熱交換器部材側に設
けられてもよい)、各要素の間に製造上または組付け時
に寸法誤差があっても、その誤差を変形許容部の変形で
吸収することができ、シール部のシールを容易に行うこ
とができる。上記(5)の熱交換可能な触媒装置では、
触媒が水素リッチガス中の一酸化炭素酸化触媒からなる
ので、該触媒装置を、車両搭載の燃料電池に供給される
水素含有改質ガス中の一酸化炭素を浄化する改質器の浄
化部に適用できる。上記(6)の熱交換可能な触媒装置
では、冷媒が水とメタノールの混合液からなるので、該
触媒装置を、車両搭載の燃料電池に供給される水素を製
造するための、水とアルコール混合液からなる改質燃料
の予熱兼CO浄化部として用いることができる。上記
(7)の熱交換可能な触媒装置では、タンク部分と仕切
板とは別部材であり、仕切板両面のロウ材が溶けてドロ
ンカッププレートとの間にフィレットを形成し、シール
構造が得られる。上記(8)の熱交換可能な触媒装置で
は、タンク部分と仕切板とが一体に押出材で構成される
ので、冷媒流路構成プレス品を押出材からなるカップに
はめ込み一方向から加圧してロウ付けできるので、シー
ル面を一方向からの加圧で矯正でき、隙間ができにくく
シール構造が得やすい。上記(9)の熱交換可能な触媒
装置では、浄化部の上流側に酸素供給部が設けられるの
で、酸素供給部から供給された酸素により、浄化部で効
率よくCOを浄化できる。上記(10)の熱交換可能な
触媒装置では、酸素供給パイプがロウ付けにより固定さ
れているので、製造容易である。上記(11)の熱交換
可能な触媒装置では、酸素供給パイプには一対のマニホ
ルドが接続されているので、酸素の均一供給が可能であ
る。上記(12)の熱交換可能な触媒装置では、浄化部
と酸素供給部が複数に分割されているので、各分割酸素
供給部から適量の酸素を供給するとともに各分割浄化部
に適量の改質燃料(冷媒)を供給することができ、必要
最小量の酸素で、かつ制御された触媒活性温度領域で、
最適かまたは最適に近いCO浄化を行うことができる。
上記(13)の熱交換可能な触媒装置では、各浄化部の
触媒を選定することにより、効果的なCO低減が可能で
ある。上記(14)の熱交換可能な触媒装置では、複数
の分割浄化部がフレキシブルパイプで接続されるので、
分割浄化部の間に製造誤差があってもそれをフレキシブ
ルパイプで吸収することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図9は本発明の熱交換可能
な触媒装置のうち浄化部の第1実施例の構造を示し、図
10〜図12は本発明の熱交換可能な触媒装置のうち浄
化部の第2実施例の構造を示し、図13〜図16は本発
明の熱交換可能な触媒装置のうち酸素供給部を示し、図
17〜図20は本発明の熱交換可能な触媒装置のうち浄
化部と酸素供給部の組み合わせが複数直列配置された場
合を示し、図21は本発明の熱交換可能な触媒装置が適
用された車両用燃料電池の改質器の改質燃料(原料)と
改質ガスの流れ系統を示している。本発明の全ての実施
例に共通するまたは類似する部分には、本発明の全ての
実施例にわたって同じ符合を付してある。
【0007】まず、本発明の全ての実施例に共通するま
たは類似する部分を、図1〜図9、図13〜16、図1
7〜図20、および図21を参照して説明する。図21
に示すように、車両用燃料電池1は固体高分子型燃料電
池であり、燃料電池1へは水素と酸素が供給される。水
素は、水と炭化水素化合物(たとえば、メタノール)の
混合液からなる改質燃料を、改質器2で改質して製造さ
れ、酸素はエアが利用される。
【0008】改質器2は、蒸発部3と改質部4と浄化部
5とからなる。また、浄化部5に相当する部位には熱交
換可能な触媒装置10が配置される。熱交換可能な触媒
装置10は、浄化部5と、浄化部5の改質ガス流れ方向
上流側に配置した酸素供給部30を有する。酸素供給部
30は改質部4より改質ガス流れ方向下流側に位置す
る。改質燃料6は、蒸発部3で250〜300°Cにさ
れて気体とされ、改質部4で、 CH3 OH+H2 O→3H2 +CO2 (1) の反応で水素を生成し、改質ガス7とする。この反応で
は、約0.5%のCO(一酸化炭素)が生成し、それを
そのまま燃料電池に供給すると燃料電池の電極(Ptで
できている)がCOで被毒しセル電圧が低下するので、
浄化部5で、Pt(白金)、Ru(ルテニウム)などを
触媒として、 CO+1/2・O2 →CO2 +279.5KJ/mol (2) の反応で、COをCO2 にして浄化し、COを5ppm
以下にする。(2)式の反応は発熱反応であり、そこで
発生した熱を、改質燃料(たとえば、水+メタノール)
を蒸発部3に供給する前に浄化部5に通して、改質燃料
の予熱(たとえば、常温から約100°Cにする)に用
いる。また、浄化部5の上流側で、酸素供給部30に
て、改質ガスに、(2)式の反応で必要な酸素としてエ
アを供給する。したがって、改質ガスは、(2)式の反
応で生じたH2 、CO2 、CO(ただし、浄化部5でC
2 にされて浄化され、5ppm以下となる)、エア中
のN2、(1)式の反応の余剰のH2 Oを含む。
【0009】上記のシステムでは、熱交換可能な触媒装
置10の浄化部5では、改質燃料6と改質ガス7との2
種類の流体がプレート18で隔てられて流れ、各々の流
路は外部からシールされる。熱交換可能な触媒装置10
は、改質ガス7中のCOを浄化する触媒装置であるとと
もに、COの浄化で発生した改質ガス7の熱を改質燃料
6の予熱に熱交換する熱交換器でもある。この熱交換で
は改質燃料6が冷媒である。上記では、燃料電池1を固
体高分子型燃料電池としたが、他のタイプの燃料電池で
あってもよい。
【0010】熱交換可能な触媒装置10(の浄化部5)
は、たとえば図1〜図9に示すように、熱交換部のフィ
ン14部分に触媒(たとえば、Pt、Ru)を担持した
触媒装置からなる。触媒は、たとえばCOをCO2 に酸
化する酸化触媒からなる。熱交換可能な触媒装置10
(の浄化部5)は、第1の流体6(たとえば、改質燃料
6、たとえば水とメタノールとの混合液)と第2の流体
7(たとえば、改質ガス7、たとえばH2 、CO2 、C
O、H2 O、N2 )間の熱交換を行う熱交換部11と、
第1の流体6の流れ方向に熱交換部の入口側、出口側に
それぞれ設けられた、内部を第1の流体6が流れる入口
側タンク12、出口側タンク13と、熱交換部11内の
第2の流体7の流路に配置された触媒担持フィン14
と、からなる。触媒担持フィン14は平板14aと波板
14bとを交互に重ねて接合したハニカム状担体の表面
に触媒(たとえば、Pt、Ru)を担持したものからな
る。波板14bと平板14aとは接触部で接合されてい
るので、対流のみならず熱伝導によっても伝熱される。
【0011】熱交換可能な触媒装置10(の浄化部5)
は、フィン14部分とタンク部分(入口側タンク12、
出口側タンク13)とを仕切るとともに仕切部をシール
する仕切板15を有する。熱交換部11は、第1の流体
6の流路16と第2の流体7の流路17とを隔てる、第
1の流体6の流れ方向P(入口側タンク12から出口側
タンク13に向かう方向)と直交する方向の端部が互い
に気密に重ねられた複数のプレート18を有している。
複数のプレート18は第1の流体6の流れ方向に熱交換
部11から入口側タンク12、出口側タンク13側に延
びており、入口側タンク12および出口側タンク13の
少なくとも一部を形成している。各プレート18は、隣
接されるプレート18と合わされて接合される縁部18
aと、熱交換部11内に位置し縁部18に対して板厚方
向に少量変位された熱交換部対応部18bと、熱交換部
11から入口側タンク12から出口側タンク13に延設
され縁部18に対して板厚方向に大きく変位されたタン
ク対応部18cと、からなる。タンク対応部18cには
穴18dが開いていて、隣接するタンク対応部18c内
空間を連通し、タンク12、13が構成される。
【0012】熱交換部11は、熱交換部11の第1の流
体6の流れ方向の端部(入口側端部および出口側端部の
それぞれ)に、かつ隣接するプレート18間に、熱交換
部11内の第2の流体7の流路17を熱交換部外部から
気密に仕切る仕切板15を有している。仕切板15は、
第2の流体7の流れ方向と平行な長手方向と隣接するプ
レート18間方向の幅方向とを有する。仕切板15は幅
方向の各端でプレート18に当接され、気密に接合され
ている。触媒担持フィン14を構成する平板14aと波
板14bのうちプレート18と接触する板はプレート1
8に接合されており、フィン14からプレート18に熱
が対流のみならず熱伝導によっても伝熱するようになっ
ている。触媒担持フィン14と仕切板15との間には、
第2の流体7が吹き抜けないように、隙間が設けられな
いかまたはあっても極小とされる。
【0013】熱交換可能な触媒装置10(の浄化部5)
は、アルミ板(材質は、たとえば、A3003)にロウ
材(材質は、たとえばアルミ・シリコン系で、たとえば
A4004)がコーティングされた板とロウ材がコーテ
ィングされていないアルミ板(材質は、たとえば、A3
003)で各要素を構成して、それを上手に組み合わせ
てロウ付けして構成される。複数のプレート18および
仕切板15は、アルミ板Aの両面にロウ材Bがコーティ
ングされたブレージング材C(図4)からなり、複数の
プレート18同士の接触部19、および複数のプレート
18と仕切板15の接触部20がロウ材により気密とさ
れている。したがって、各要素の接合およびシールに
は、アーク溶接は用いられておらず、ロウ材による。プ
レート18と仕切板15の接触部20には、フィレット
21(図4)が形成され、気密が保持される。触媒担持
フィン14を構成する平板14aはロウ材のないアルミ
板からなり、波板14bはアルミ板の両面にロウ材がコ
ーティングされたブレージング材からなり、平板14a
と波板14bの接合、および平板14aと波板14bの
うちプレート18と接触する板とプレート18との接合
は、ロウ付けによる接合である。
【0014】仕切板15とそれが当接される熱交換器部
材(プレート18)との当接部には、変形許容部22が
設けられていてもよい。すなわち、複数のプレート18
と仕切板15との接触部には、仕切板15とプレート1
8のいずれか一方に、押されると変形可能な変形許容部
22が設けられていてもよい。図5、図6は、変形許容
部22が仕切板15に設けられたリップ22a(舌状の
突出部)からなる場合(図5は変形許容部が仕切板15
の幅方向各端に1つ設けられた場合、図6は変形許容部
が仕切板15の幅方向各端に2つ設けられた場合)を、
図7は変形許容部22がプレート18に設けられた屈曲
部からなる場合を示している。
【0015】熱交換可能な触媒装置10には、浄化部5
で効率よくCOを浄化できるように、浄化部5の改質ガ
ス流れ方向上流側に酸素供給部30が設けられている。
酸素供給部30は、図13〜図16に示すように、ロウ
付けにより固定された酸素供給パイプ31を有する。酸
素供給パイプ31は改質ガスの流路内に複数本、望まし
くは互いに平行に、配置されている。各酸素供給パイプ
31には酸素(酸素を含有するガス、たとえばエア、で
ある場合を含む)を流出する小径(0.3〜1.0m
m)の孔32が複数あけられている。孔32は改質ガス
流れ方向に対向する方向に向かってあけられている。こ
れは酸素と改質ガスとの混合をよくするためである。ま
た、酸素供給パイプ31の間隔、孔32の間隔は、改質
ガスにできる限り均一に酸素を供給できるように定めら
れている。
【0016】酸素供給パイプ31には、酸素供給パイプ
31に酸素を供給するマニホルド33が、一対、接続さ
れている。一対のマニホルド33のうち一方のマニホル
ドは酸素供給パイプ31の一端に接続され、他方のマニ
ホルドは酸素供給パイプ31の他端に接続されている。
酸素供給パイプ31には、一対のマニホルド33の両方
のマニホルド33から酸素が供給されてもよいし、ある
いは一対のマニホルド33のうち一方のマニホルド33
のみから酸素が供給されてもよい。一対のマニホルド3
3のうち一方のマニホルド33のみから酸素が供給され
場合であっても、酸素を供給しない側にもマニホルド3
3を設けておくことによって、酸素を供給する側のマニ
ホルド33から酸素供給パイプ31への酸素の流れ込み
がよくなり、改質ガスに酸素を均一に供給するのに役立
つ。
【0017】熱交換可能な触媒装置10の酸素供給部3
0は、対向する互いに平行な一対のプレート34a、3
4bとプレート34a、34bに直交する方向に延びて
プレート34a、34bを連結する一対のプレート34
c、34dとを組み合わせた矩形状の枠34を有する。
一対のマニホルド33はプレート34a、34bに取り
付けられ、複数の酸素供給パイプ31は一対のプレート
34a、34b間にわたって一対のプレート34a、3
4bに直交方向に延びる。プレート34a、34bに
は、マニホルド33内と酸素供給パイプ31内とを連通
する複数の孔が設けられている。
【0018】一対のプレート34a、34bは両面にロ
ウ材の層が形成されたクラッド材からなり、たとえば、
アルミ板(材質は、たとえば、A3003)にロウ材
(材質は、たとえばアルミ・シリコン系で、たとえばA
4004)がコーティングされた材料からなる。そし
て、互いに別々に形成した、プレート34a、34b、
プレート34c、34d、酸素供給パイプ31、マニホ
ルド33を図13の形状に組み合わせ、その組み合わせ
たものを、加熱炉に入れてロウ材が溶ける温度(約58
0℃)以上の温度(たとえば、600℃)に加熱するこ
とにより、酸素供給部30をロウ付けだけで全ての接合
部を一度に接合して組み立てることができる。溶接を用
いない組立てのため、高生産性で、変形レスの組立てを
行うことができる。また、図16に示すように、プレー
ト34a、34bと酸素供給パイプ31との間にフィレ
ットが形成されるためロウ付け部のシール性が信頼性の
高いものとなる。
【0019】図17〜図20に示すように、熱交換可能
な触媒装置10は、浄化部5が水素リッチガス(改質ガ
ス)流れ方向に複数(図示例では3つ)に分割されてい
てもよい。浄化部5が複数に分割される場合は、酸素供
給部30も、水素リッチガス(改質ガス)流れ方向に複
数(図示例では3つ)に分割され、各分割酸素供給部は
各分割浄化部の上流側に、それぞれ、設けられる。分割
浄化部5−1、5−2、5−3と分割酸素供給部30−
1、30−2、30−3との組み合わせ(5−1と30
−1、5−2と30−2、5−3と30−3は、水素リ
ッチガス(改質ガス)流れ方向に、直列に、接続され
る。
【0020】分割浄化部5−1、5−2、5−3と分割
酸素供給部30−1、30−2、30−3との組み合わ
せが水素リッチガス(改質ガス)流れ方向に複数配置さ
れる場合に、少なくとも2つの分割浄化部5−2、5−
3の触媒は互いに異なる。改質ガス流れ方向上流側から
分割浄化部を、順に、第1浄化部5−1、第2浄化部5
−2、第3浄化部5−3と呼ぶと、第1浄化部5−1と
第2浄化部5−2のCO浄化触媒はPt(白金)であ
り、第3浄化部5−3の触媒はRu(ルテニウム)であ
る。そうする理由は、RuがPtに比べてCO含有率が
小さい領域で高いCO浄化性能をもっているので、第1
浄化部5−1と第2浄化部5−2で浄化されCO含有率
が小となっている改質ガスを第3浄化部5−3で効率よ
く浄化するためである。
【0021】分割浄化部5−1、5−2、5−3でのC
O浄化量が異なるので、分割浄化部5−1、5−2、5
−3での発熱量、必要酸素量が、異なる。したがって、
分割酸素供給部30−1、30−2、30−3からの必
要供給酸素量も互いに異なり、分割浄化部5−1、5−
2、5−3への必要改質燃料(冷媒)量も互いに異な
る。改質燃料(冷媒)量は、分割浄化部5−1、5−
2、5−3への改質燃料入口に流量分配をするための絞
りを設けることによって行われ、酸素量は供給エア量を
調整することによって行われる。これによって、丁度必
要な量の酸素が分割浄化部5−1、5−2、5−3に供
給されて、低酸素量でCOを浄化でき、かつ改質燃料
(冷媒)量の分配をコントロールすることで分割浄化部
5−1、5−2、5−3の温度を触媒反応が効率的に起
こる温度にコントロールすることができ、CO浄化率を
高めることができる。
【0022】また、分割浄化部5−1、5−2、5−3
での温度コントロールにより、第1分割浄化部5−1で
の冷媒沸騰によって第2分割浄化部5−2、第2分割浄
化部5−3にある改質燃料が蒸発部3に押し出され蒸発
部3での温度コントロールが不能になる現象の発生をな
くすことができる。また、浄化部5は、高モル→低モル
に変化した時オーバヒートする可能性があるが、その際
浄化部5にある改質燃料が浄化部5から押し出されよう
とするが、絞りがあるため、改質燃料液の外部への押し
出しを防ぐことができる。
【0023】図18〜図20に示すように、浄化部5が
水素リッチガス流れ方向に複数に分割されている場合
に、分割浄化部5−1、5−2、5−3間の冷媒(改質
燃料)通路はフレキシブルパイプ40により接続されて
いる。分割浄化部5−1、5−2、5−3と、分割酸素
供給部30−1、30−2、30−3との接合は、両部
の改質ガスの流路を形成する壁(浄化部5は仕切板1
5、酸素供給部30は枠体34)の突き合わせ溶接(符
号41は溶接部を示す)によっており、両部にフランジ
を形成してボルト・ナットによる締結することによる接
合構造はとらない。この溶接接合は、自動化、生産性向
上、小型軽量化、重量軽減等を達成するために、ロボッ
トによって行われる。浄化部5と酸素供給部30はロウ
付けによる組立てであるため、浄化部5と酸素供給部3
0の製造誤差などにより、各分割浄化部5−1、5−
2、5−3の位置ずれすると、改質燃料のパイプの接続
が困難となるので、位置ずれを吸収するために、分割浄
化部5−1、5−2、5−3間の改質燃料流路には、フ
レキシブルパイプ40が用いられている。図20におい
て、3は蒸発部を示し、4は改質部を示し、5は直列に
接続された分割型の浄化部を示す。
【0024】つぎに、本発明の全ての実施例にわたって
共通または類似する部分の作用を説明する。触媒が水素
リッチガス中の一酸化炭素酸化触媒からなる場合、熱交
換可能な触媒装置10を、車両搭載の燃料電池1に供給
される水素含有改質ガス中の一酸化炭素を浄化する改質
器2の浄化部5に適用できる。また、第1の流体(冷
媒)が水とメタノールの混合液からなる場合、触媒装置
10を、車両搭載の燃料電池1に供給される水素を製造
するための、水とアルコール混合液からなる改質燃料の
予熱兼CO浄化部5として使用することができる。
【0025】熱交換可能な触媒装置10では、熱交換部
11のフィン14部分に触媒を担持したので、触媒部
(反応部)と熱交換部11とが部分的にスペースが共通
となり、別々に設けて積層する場合に比べて装置がコン
パクトになる。また、フィン14部分とタンク部分(入
口側タンク12、出口側タンク13)とをシールする仕
切板15を設けたので、フィン14部分を流れる第2の
流体7をタンク部分(入口側タンク12、出口側タンク
13)を流れる第1の流体6および外部から仕切板15
により仕切り、シールすることができる。
【0026】また、随所にアルミ板にロウ材がコーティ
ングされた板を使用して各要素をロウ付けして触媒装置
10を構成したので、シール部(接触部19、20と同
じ)にアーク溶接を用いることなくロウ付けによりシー
ルできる。その結果、各要素(プレート18、仕切板1
5)の厚さをアーク溶接で溶け落ちないだけの厚さにす
る必要がなく、各要素の厚さを任意の厚さに薄くするこ
とができ、コンパクト化が可能になる。また、各要素を
積層した状態で一方向に押したアッセンブリを、炉に入
れロウ材が溶融する温度に上げれるだけで、多数のシー
ル部が一挙にシールできるので、アーク溶接に比べて生
産性が高い。また、各要素を積層したアッセンブリを複
数、炉に入れることにより、複数のアッセンブリのロウ
付けを同時に処理可能であり、さらに生産性を高めるこ
とができる。
【0027】また、仕切板15とそれが当接される熱交
換器部材(たとえば、プレート18)との当接部に、変
形許容部22が設けられた場合、各要素の間に製造上ま
たは組付け時に寸法誤差があっても、その誤差を変形許
容部の変形で吸収することができ、シール部(接触部1
9、20と同じ)のシールを容易に行うことができる。
【0028】浄化部5の上流側に酸素供給部が設けられ
るので、酸素供給部30から供給された酸素により、浄
化部5で効率よくCOを浄化できる。酸素供給部30で
は、酸素供給パイプ31、枠体34がロウ付けにより組
立てられ固定されているので、一度に製造でき、製造が
容易で生産性が高い。酸素供給パイプ31には一対のマ
ニホルド33が接続されているので、酸素が改質ガスに
均一供給される。
【0029】熱交換可能な触媒装置10が、浄化部5と
酸素供給部30が複数に分割されている場合、各分割酸
素供給部30−1、30−2、30−3から適量の酸素
を供給するとともに各分割浄化部5−1、5−2、5−
3に適量の改質燃料(冷媒)を供給することができ、必
要最小量の酸素で、かつ制御された触媒活性温度領域
で、最適かまたは最適に近いCO浄化を行うことができ
る。また、各分割浄化部5−1、5−2、5−3の触媒
を選定することにより、効果的なCO低減が可能であ
る。また、複数の分割浄化部5−1、5−2、5−3が
フレキシブルパイプ40で接続されるので、分割浄化部
5−1、5−2、5−3の間に製造誤差があってもそれ
をフレキシブルパイプ40で吸収することができる。
【0030】つぎに、本発明実施例の各実施例に特有な
部分を説明する。本発明の第1実施例においては、図1
〜図9に示すように、タンク部分(入口側タンク12、
出口側タンク13)と仕切板15とは別部材である。入
口側タンク12の全部分が複数のプレート18の入口側
タンク12側への延設部(タンク対応部)18cにより
構成されており、入口側タンク12と仕切板15とは別
部材からなる。同様に、出口側タンク13の全部分が複
数のプレート18の出口側タンク13側への延設部(タ
ンク対応部)18cにより構成されており、出口側タン
ク13と仕切板15とは別部材からなる。このようなタ
ンク対応部18cが形成されたプレート18はドロンカ
ッププレートと呼ばれる。本発明の第1実施例では、第
2の流体7の流路17は、タンク側を仕切板15によっ
て閉塞され、仕切板15とプレート18間は、仕切板両
面のロウ材が溶けてドロンカッププレートとの間に形成
されたフィレットによりシールされる。この場合、一方
向加圧でプレート18と仕切板15との接触部は接触さ
れるので、加圧したまま炉に入れてロウ材が溶ける温度
(ただし、板材が溶けない温度)である約600°Cに
加熱することにより、容易にロウ付けを行うことがで
き、フィレットを形成することができる。
【0031】本発明の第2実施例においては、図10〜
図12に示すように、タンク部分(入口側タンク12、
出口側タンク13)の一部と仕切板15とが一体に押出
材で構成される。入口側タンク12の一部のみが複数の
プレート18の入口側タンク12側への延設部18cに
より構成されており、入口側タンク12の残りの部分と
仕切板15とが一体に成形されており、その一体成形部
分が押出材を所定長さに切断した部材23から構成され
ている。同様に、出口側タンク13の一部のみが複数の
プレート18の出口側タンク13側への延設部18cに
より構成されており、出口側タンク13の残りの部分と
仕切板15とが一体に成形されており、その一体成形部
分が押出材を所定長さに切断した部材23から構成され
ている。本発明の第2実施例では、タンク部分(入口側
タンク12、出口側タンク13)の一部と仕切板15と
が一体に押出材で構成されるので、冷媒流路構成プレス
品(プレート18)を押出材からなるカップ(押出材を
所定長さに切断した部材23)にはめ込み一方向から加
圧してロウ付けできるので、シール面を一方向からの加
圧で矯正でき、隙間ができにくく、信頼性の高いシール
構造を容易に得ることができる。また、第2実施例では
押出材からなるカップの長さを自由に設定できるので、
熱交換器の応答性に影響を与える冷媒容積の最適設計が
可能となる。(プレート18を用いる第1実施例の場
合、プレス品に絞り深さが深くなる程成形が困難となる
し、プレス成形工程に手間がかかる。)
【0032】
【発明の効果】請求項1の熱交換可能な触媒装置によれ
ば、熱交換部のフィン部分に触媒を担持したので、触媒
部と熱交換部とが部分的にスペースが共通となり、別々
に設ける場合に比べて装置をコンパクトにすることがで
きる。請求項2の熱交換可能な触媒装置によれば、フィ
ン部分とタンク部分とをシールする仕切板を設けたの
で、フィン部分を流れる流体をタンク部分を流れる流体
および外部から仕切ることができる。請求項3の熱交換
可能な触媒装置によれば、随所にアルミ板にロウ材がコ
ーティングされた板を使用して各要素をロウ付けして触
媒装置を構成したので、シール部にアーク溶接を用いる
ことなくロウ付けによりシールできる。その結果、各要
素の厚さを任意の厚さに薄くすることができ、コンパク
ト化が可能になる。また、各要素を積層した状態で一方
向に押したアッセンブリを、炉に入れロウが溶融する温
度に上げれるだけで、多数のシール部が一挙にシールで
きるので、生産性を高めることができる。請求項4の熱
交換可能な触媒装置によれば、仕切板とそれが当接され
る熱交換器部材との当接部に、変形許容部を設けたの
で、各要素の間に製造上または組付け時に寸法誤差があ
っても、その誤差を変形許容部の変形で吸収することが
でき、シール部のシールを容易に行うことができる。請
求項5の熱交換可能な触媒装置によれば、触媒が水素リ
ッチガス中の一酸化炭素酸化触媒からなるので、該触媒
装置を、車両搭載の燃料電池に供給される水素含有改質
ガス中の一酸化炭素を浄化する改質器の浄化部に適用で
きる。請求項6の熱交換可能な触媒装置によれば、冷媒
が水とメタノールの混合液からなるので、該触媒装置
を、車両搭載の燃料電池に供給される水素を製造するた
めの、水とアルコール混合液からなる改質燃料の予熱兼
CO浄化部として用いることができる。請求項7の熱交
換可能な触媒装置によれば、タンク部分と仕切板とは別
部材であるので、仕切板両面のロウ材が溶けてドロンカ
ッププレートとの間にフィレットが形成され、シール構
造を得ることができる。請求項8の熱交換可能な触媒装
置によれば、タンク部分と仕切板とが一体に押出材で構
成されるので、冷媒流路構成プレス品を押出材からなる
カップにはめ込み一方向から加圧してロウ付けでき
る、、シール面を一方向からの加圧で矯正でき、信頼性
の高いシール構造を容易に得ることがでる。請求項9の
熱交換可能な触媒装置によれば、浄化部の上流側に酸素
供給部が設けられるので、酸素供給部から供給された酸
素により、浄化部で効率よくCOを浄化できる。請求項
10の熱交換可能な触媒装置によれば、酸素供給パイプ
がロウ付けにより固定されているので、製造容易であ
る。請求項11の熱交換可能な触媒装置によれば、酸素
供給パイプには一対のマニホルドが接続されているの
で、酸素の均一供給が可能である。請求項12の熱交換
可能な触媒装置によれば、浄化部と酸素供給部が複数に
分割されているので、各分割酸素供給部から適量の酸素
を供給するとともに各分割浄化部に適量の改質燃料(冷
媒)を供給することができ、必要最小量の酸素で、かつ
制御された触媒活性温度領域で、最適かまたは最適に近
いCO浄化を行うことができる。請求項13の熱交換可
能な触媒装置によれば、各浄化部の触媒を選定すること
により、効果的なCO低減が可能である。請求項14の
熱交換可能な触媒装置によれば、複数の分割浄化部がフ
レキシブルパイプで接続されるので、分割浄化部の間に
製造誤差があってもそれをフレキシブルパイプで吸収す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の熱交換可能な触媒装置の
浄化部の断面図である。
【図2】図1の浄化部の平面図である。
【図3】図1の浄化部の斜視図である。
【図4】図1の浄化部の一部断面図である。
【図5】図1の浄化部において変形吸収部を設けた場合
の一部断面図である。
【図6】図1の浄化部において(図5とは異なる)変形
吸収部を設けた場合の一部断面図である。
【図7】図1の浄化部において(図5、図6とは異な
る)変形吸収部を設けた場合の一部断面図である。
【図8】図1の浄化部の、プレートの斜視図である。
【図9】図1の浄化部の、仕切板の斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例の熱交換可能な触媒装置
の浄化部のタンク部分とその近傍の一部斜視図である。
【図11】図10の部分の断面図である。
【図12】図10の部分のロウ付け時加圧方向を示す断
面図である。
【図13】本発明の実施例の熱交換可能な触媒装置の酸
素供給部の斜視図である。
【図14】図14の酸素供給部の正面図である。
【図15】図14の酸素供給部の側面図である。
【図16】図14の酸素供給部の酸素供給パイプと枠体
との溶接部の一部側面図である。
【図17】本発明実施例の浄化部が分割されて直列に配
置された熱交換可能な触媒装置の斜視図である。
【図18】本発明実施例の浄化部が分割されて直列に配
置された熱交換可能な触媒装置の側面図である。
【図19】本発明実施例の熱交換可能な触媒装置を含む
改質器の側面図である。
【図20】図19の改質器の平面図である。
【図21】本発明実施例の熱交換可能な触媒装置を含む
改質器を備えた燃料電池への改質ガス供給系の系統図で
ある。
【符号の説明】
1 燃料電池 2 改質器 3 蒸発部 4 改質部 5 浄化部 5−1、5−2、5−3 分割浄化部 6 改質燃料 7 改質ガス 10 熱交換可能な触媒装置 11 熱交換部 12 入口側タンク 13 出口側タンク13 14 触媒担持フィン 15 仕切板 16 第1の流体6の流路 17 第2の流体7の流路 18 プレート 18a 縁部 18b 熱交換部対応部 18c タンク対応部 18d 穴 19 プレート18同士の接触部 20 プレート18と仕切板15の接触部 21 フィレット 22 変形許容部 23 押出材の切断部材 30 酸素供給部 30−1、30−2、30−3 分割酸素供給部 31 酸素供給パイプ 32 孔 33 マニホルド 34 枠体 34a、34b、34c、34d プレート 40 フレキシブルパイプ 41 溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 典生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 荻野 温 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 木村 憲治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 秋元 直道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 吉井 桂一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換部のフィン部分に触媒を担持し
    た、熱交換可能な触媒装置。
  2. 【請求項2】 フィン部分とタンク部分とをシールする
    仕切板を有する請求項1記載の熱交換可能な触媒装置。
  3. 【請求項3】 随所にアルミ板にロウ材がコーティング
    された板を使用して各要素をロウ付けして構成される請
    求項2記載の熱交換可能な触媒装置。
  4. 【請求項4】 仕切板とそれが当接される熱交換器部材
    との当接部に、変形許容部を有する請求項2記載の熱交
    換可能な触媒装置。
  5. 【請求項5】 触媒は水素リッチガス中の一酸化炭素酸
    化触媒である請求項1記載の熱交換可能な触媒装置。
  6. 【請求項6】 冷媒は水とメタノールの混合液である請
    求項1記載の熱交換可能な触媒装置。
  7. 【請求項7】 タンク部分と仕切板とは別部材である請
    求項2または請求項3記載の熱交換可能な触媒装置。
  8. 【請求項8】 タンク部分と仕切板とが一体に押出材で
    構成される請求項2または請求項3記載の熱交換可能な
    触媒装置。
  9. 【請求項9】 熱交換部のフィン部分に触媒を担持した
    浄化部と、浄化部の水素リッチガス流れ方向上流側に配
    置された酸素供給部とを有している請求項1記載の熱交
    換可能な触媒装置。
  10. 【請求項10】 酸素供給部は、枠体と、枠体にロウ付
    けにより固定された酸素供給パイプを有する請求項9記
    載の熱交換可能な触媒装置。
  11. 【請求項11】 酸素供給部は、酸素供給パイプに接続
    された、一対の、マニホルドを有している請求項10記
    載の熱交換可能な触媒装置。
  12. 【請求項12】 浄化部が水素リッチガス流れ方向に複
    数に分割されており、酸素供給部も分割されて各分割浄
    化部の上流側にそれぞれの分割酸素供給部が設けられ、
    各分割浄化部と各分割酸素供給部との組み合わせが水素
    リッチガス流れ方向に直列に接続されている請求項9記
    載の熱交換可能な触媒装置。
  13. 【請求項13】 浄化部が水素リッチガス流れ方向に複
    数に分割されている場合に、少なくとも2つの分割浄化
    部の触媒が互いに異なる請求項12記載の熱交換可能な
    触媒装置。
  14. 【請求項14】 浄化部が水素リッチガス流れ方向に複
    数に分割されている場合に、分割浄化部間の冷媒通路が
    フレキシブルパイプにより接続されている請求項12記
    載の熱交換可能な触媒装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002128503A (ja) * 2000-10-19 2002-05-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 触媒反応器
EP1349226A1 (en) 2002-03-27 2003-10-01 Nissan Motor Co., Ltd. Device for the oxidation of carbon monoxide

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002128503A (ja) * 2000-10-19 2002-05-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 触媒反応器
EP1349226A1 (en) 2002-03-27 2003-10-01 Nissan Motor Co., Ltd. Device for the oxidation of carbon monoxide
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